JPH11174757A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11174757A
JPH11174757A JP9341058A JP34105897A JPH11174757A JP H11174757 A JPH11174757 A JP H11174757A JP 9341058 A JP9341058 A JP 9341058A JP 34105897 A JP34105897 A JP 34105897A JP H11174757 A JPH11174757 A JP H11174757A
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paper
image
sheet
image transfer
roller
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JP9341058A
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Takashi Abe
隆 阿部
Hiroaki Fujikura
寛明 藤倉
Shinji Hoizumi
真司 保泉
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555—Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • G03G15/6558—Feeding path after the copy sheet preparation and up to the transfer point, e.g. registering; Deskewing; Correct timing of sheet feeding to the transfer point
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    • G03G15/6564—Feeding path after the copy sheet preparation and up to the transfer point, e.g. registering; Deskewing; Correct timing of sheet feeding to the transfer point for sheet registration with correct timing of sheet feeding
    • G—PHYSICS
    • G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/00362—Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジローラの偏心の影響を受けることなく、
用紙の先端を所望のタイミングで画像の転写位置に到達
させることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写ロール８による画像の転写位置Ｐａ
と用紙検知センサ２１による用紙の検知位置Ｐｂとの間
の用紙搬送路長を、レジローラ９の周長Ｄπの２倍に設
定することにより、用紙検知センサ２１が用紙２０の先
端を検知してから、レジローラ９がちょうど２回転した
時点で、用紙２の先端が画像の転写位置Ｐａに到達する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用した画像形成装置に係り、特に、画像の転写位置に向
けて用紙を搬送する給紙ローラを備えた画像形成装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、電子写真方式を利用した画像形
成装置においては、画像信号に対応した静電潜像を感光
体上に形成し、これを現像して得られたトナー像を用紙
に転写したのち、用紙上のトナー像を定着している。ま
た、この種の画像形成装置の中には、感光体または中間
転写体との画像の転写位置に対して、その手前（用紙搬
送の上流側）に設けられたレジローラで用紙を送り込む
搬送形態を採用したものが知られている。
【０００３】上記搬送形態を採用した画像形成装置で
は、用紙搬送の上流側から搬送されてきた用紙を、レジ
ローラとこれに圧接するピンチローラとの間にくわえ込
み、この状態で、レジローラを支持するドライブ軸と一
体にレジローラを回転させることで、用紙を画像の転写
位置に送り込むようにしている。また、画像の転写位置
への用紙の送り込みに際しては、レジローラの回転速度
を制御したり、レジローラの配設位置またはその手前で
用紙を一時停止させたのち、その停止状態を解除するタ
イミング（用紙の再搬送タイミング）を制御することに
より、画像の転写位置に対してタイミング良く用紙の先
端を到達させるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来にお
いては、画像の転写位置にレジローラで用紙を送り込む
場合、レジローラの偏心、即ちレジローラの回転中心と
ドライブ軸の回転中心との位置ずれにより、画像の転写
位置に用紙の先端を到達させる際に、レジローラの所要
回転数がその時々で変化してしまう。そうすると、上述
のようにレジローラの回転速度を制御したり、用紙の再
搬送タイミングを制御しても、実際に用紙の先端が画像
の転写位置に到達するタイミングに狂いが生じ、高精度
な用紙の位置合わせが行われなくなる。
【０００５】また、レジローラの偏心は、ローラ自体の
加工精度や、これを支持するドライブ軸の加工精度、さ
らにはレジローラをドライブ軸に嵌め込む際の組立精度
に依存するが、これらの精度を高めるにも自ずと限界が
ある。そのため、レジローラの偏心に起因した、画像の
転写位置への用紙先端の到達タイミングの狂いは避けら
れない状況となっている。
【０００６】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、レジローラの偏心の影響を受
けることなく、用紙の先端を所望のタイミングで画像の
転写位置に到達させることができる画像形成装置を提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
画像形成装置は、用紙搬送路の途中に設けられた画像転
写手段と、この画像転写手段による画像の転写位置に向
けて用紙を搬送する給紙ローラと、この給紙ローラによ
って搬送される用紙を検知する用紙検知手段と、この用
紙検知手段の検知結果に基づいて給紙ローラの回転動作
を制御する制御手段とを備え、画像転写手段による画像
の転写位置と用紙検知手段による用紙の検知位置との間
の用紙搬送路長を、給紙ローラの周長の整数倍に設定し
た構成を採用している。
【０００８】この構成においては、画像転写手段による
画像の転写位置と用紙検知手段による用紙の検知位置と
の間の用紙搬送路長を、給紙ローラの周長の整数倍に設
定したことで、たとえ給紙ローラが偏心していたとして
も、用紙の先端が用紙検知手段で検知されてから画像の
転写位置に到達するまでの、給紙ローラの所要回転数が
常に一定となる。
【０００９】本発明の請求項２に係る画像形成装置は、
用紙搬送路の途中に設けられた画像転写手段と、この画
像転写手段による画像の転写位置に向けて用紙を搬送す
る給紙ローラと、この給紙ローラの配設位置または用紙
搬送路における前記配設位置の上流側で用紙を一時停止
させる停止手段とを備え、画像転写手段による画像の転
写位置と給紙ローラの配設位置との間の用紙搬送路長
を、給紙ローラの周長の整数倍に設定した構成を採用し
ている。
【００１０】この構成においては、画像転写手段による
画像の転写位置と給紙ローラの配設位置との間の用紙搬
送路長を、給紙ローラの周長の整数倍に設定したこと
で、たとえ給紙ローラが偏心していたとしても、給紙ロ
ーラの配設位置またはその上流側で一時停止させた用紙
の先端が画像の転写位置に到達するまでの、給紙ローラ
の所要回転数が常に一定となる。
【００１１】本発明の請求項３に係る画像形成装置は、
用紙搬送路の途中に設けられた画像転写手段と、この画
像転写手段による画像の転写位置に向けて用紙を搬送す
る給紙ローラと、この給紙ローラの回転を停止させた状
態で用紙を一時停止させる停止手段と、給紙ローラを一
定の回転角度で停止可能な手段とを具備した構成を採用
している。
【００１２】この構成においては、給紙ローラを一定の
回転角度で停止可能な手段を具備したことで、用紙を一
時停止させる際の給紙ローラの回転停止角度を一定にで
きるため、たとえ給紙ローラが偏心していたとしても、
給紙ローラで一時停止させた用紙の先端が画像の転写位
置に到達するまでの、給紙ローラの所要回転数が常に一
定となる
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図１は本発明が適
用される画像形成装置の構成例を示す概略図であり、こ
こでは複写機能とプリンタ機能を備えたデジタル複合機
の構成を一例として示している。図示したデジタル複合
機１は、主として、画像読取部２、給紙部３、画像形成
部４および用紙排出・反転部５から構成されている。
【００１４】画像読取部２は、原稿台に置かれた原稿の
画像を光学的に読み取るもので、例えば光源、反射ミラ
ー、結像レンズ、ＣＣＤセンサ等から構成される。給紙
部３は、用紙のサイズや向き（タテ、ヨコ）に対応した
複数の給紙トレイ３ａと、各々の給紙トレイ３ａから繰
り出された用紙を搬送する用紙搬送系とによって構成さ
れている。
【００１５】画像形成部４は、給紙部３から給紙された
用紙に画像形成を行うもので、レーザー書込み、感光体
ドラムおよびその周辺機器（帯電器、現像器、転写器、
クリーナー等）から成る画像出力部４ａ〜４ｄを、各色
ごとに配置してなる４連ドラム式の画像出力ユニット４
０を有している。さらに画像形成部４は、画像出力ユニ
ット４０のドラム配置に沿って架け渡された中間転写ベ
ルト６と、この中間転写ベルト６を支持するベルト支持
ローラ７に圧接する転写ローラ８と、この転写ローラ８
による画像の転写位置（支持ローラ７との圧接部分）に
向けて用紙を搬送するレジローラ９と、このレジローラ
９の手前（上流側）で用紙の側端を基準位置に合わせる
用紙整合部１０と、転写ローラ８によって用紙に転写さ
れたトナー像を定着させる定着器１１とを備えている。
【００１６】用紙排出・反転部５は、画像形成済の用紙
をスタックトレイ１２に向けて排出する排出ローラ１３
と、片面に画像形成された用紙を表裏反転するための反
転部１４とを有している。
【００１７】上記構成からなるデジタル複合機１におい
ては、画像読取部２で読み取られた画像信号、またはネ
ットワーク等を介して受信した画像信号を基に、画像出
力ユニット４０の各々の画像出力部４ａ，４ｂ，４ｃ，
４ｄでトナー像が形成され、それらのトナー像が中間転
写ベルト６上に重ね転写されることで、一つのカラー画
像が形成される。このとき、レーザー書込みによる感光
体ドラムへの画像書込み動作は、中間転写ベルト６の側
端一箇所に貼付されたマークを、マークセンサ１５で検
知したタイミングに基づいて制御される。
【００１８】一方、画像の転写対象となる用紙は、手動
あるいは自動で選択された給紙トレイ３ａから繰り出さ
れたのち、用紙搬送系によって画像形成部４へと送り込
まれる。画像形成部４に送り込まれた用紙は、その側端
が用紙整合部１０で基準位置に合わせ込まれたのち、レ
ジローラ９とこれに圧接するピンチローラ１６の間に取
り込まれる。そして、レジローラ９の回転によって画像
の転写位置、即ちベルト支持ローラ７と転写ローラ８と
の圧接部分に送り込まれ、そこで中間転写ベルト６上の
トナー像（カラー画像）が用紙に転写される。
【００１９】こうしてトナー像を転写された用紙は、ベ
ルト搬送部１７によって定着器１１に送られ、そこでト
ナー像の定着がなされる。ここで、片面プリントの場合
は、定着器１１から送出された用紙が排出ローラ１３に
受け渡され、その排出ローラ１３の回転によってスタッ
クトレイ１２に排出される。これに対して、両面プリン
トの場合は、定着器１１から送出された用紙が反転部１
４で表裏反転されたのち、水平搬送部１８を通って用紙
待機部１９に送られる。用紙待機部１９に到達した用紙
は、そこで一時停止したのち、所定のタイミングで再搬
送されて両面プリントされる。
【００２０】図２は本発明に係る画像形成装置の第１実
施形態を説明する図である。この第１実施形態において
は、レジローラ９とピンチローラ１６による用紙２０の
排出側（下流側）に、用紙検知手段としての用紙検知セ
ンサ２１が配設されている。用紙検知センサ２１として
は、発光素子と受光素子の組み合わせからなる光学セン
サなどが用いられる。
【００２１】一方 ベルト支持ローラ７と転写ローラ８
との間には中間転写ベルト６が通されている。そして、
ベルト支持ローラ７と転写ローラ８との圧接部分Ｐａに
おいて、中間転写ベルト６から用紙２０に画像（トナー
像）の転写が行われるようになっている。
【００２２】この第１実施形態の動作では、上流側から
順に送られてきた用紙２０の先端がレジローラ９とピン
チローラ１６の間に取り込まれ、この状態でレジローラ
９の回転により用紙２０が画像の転写位置Ｐに向けて搬
送される。その後、用紙検知センサ２１による用紙の検
知位置Ｐｂを用紙２０の先端が通過すると、用紙検知セ
ンサ２１の出力信号（オン／オフ）が切り替わり、この
切り替わりタイミングを基にレジローラ９の回転動作
（加減速、停止後再搬送）を制御することで、画像の転
写位置Ｐａに対する用紙２０の到達タイミングが調整さ
れる。
【００２３】その際、レジローラ９が偏心していると、
上述のようにレジローラ９の回転動作を制御しても、レ
ジローラ９の偏心の影響を受けて、画像の転写位置Ｐａ
に対する用紙先端の到達タイミングに狂いが生じる。そ
こで本第１実施形態においては、転写ローラ８による画
像の転写位置Ｐａと用紙検知センサ２１による用紙の検
知位置Ｐｂとの間の用紙搬送路長を、レジローラ９の周
長の整数倍に設定することとした。具体的には、図示の
ようにレジローラ９の直径をＤ（ｍｍ）、ローラ周長を
Ｄπ（ｍｍ）として、上記転写位置Ｐａと検知位置Ｐｂ
との間の用紙搬送路長を、その２倍（Ｄπ＋Ｄπ）に設
定してある。
【００２４】このような条件で画像の転写位置Ｐａと用
紙の検知位置Ｐｂとの間の用紙搬送路長を設定すること
により、用紙２０の先端が用紙検知センサ２１で検知さ
れた後は、たとえレジローラ９が偏心していたとして
も、レジローラ９がちょうど２回転した時点で用紙２０
の先端が画像の転写位置Ｐａに到達するようになる。つ
まり、用紙２０の先端が用紙の検知位置Ｐｂを通過して
から画像の転写位置Ｐａに到達するまでの、レジローラ
９の所要回転数が常に一定となる。これにより、レジロ
ーラ９の偏心の影響を受けることなく、用紙２０の先端
を所望のタイミングで画像の転写位置Ｐａに到達させる
ことが可能となる。
【００２５】ちなみに、図２においては、レジローラ９
から転写ローラ８に至る用紙搬送路の途中に１個の用紙
検知センサ２１を設けた構成を示したが、その応用例と
して図３に示すような構成を採用することもできる。
【００２６】図３においては、レジローラ９から転写ロ
ーラ８に至る用紙搬送路の途中に２個の用紙検知センサ
２１ａ，２１ｂを設けた構成を採用している。このう
ち、一方の用紙検知センサ２１ａは、図のＰｂ位置で用
紙検知を行い、他方の用紙検知センサ２１ｂは、それよ
りも下流側のＰｃ位置で用紙検知を行うものである。そ
してこの応用例では、転写ローラ８による画像の転写位
置Ｐａと一方の用紙検知センサ２１ａによる用紙の検知
位置Ｐｂとの間の用紙搬送路長を、レジローラ９の周長
の２倍（Ｄπ＋Ｄπ）に設定し、転写ローラ８による画
像の転写位置Ｐａと他方の用紙検知センサ２１ｂによる
用紙の検知位置Ｐｃとの間の用紙搬送路長を、レジロー
ラ９の周長と同一、つまり周長の１倍（Ｄπ）に設定し
ている。
【００２７】この構成においては、レジローラ９の回転
によって搬送された用紙２０の先端が上流側の用紙検知
センサ２１ａの検知位置Ｐｂを通過すると、用紙検知セ
ンサ２１ａの出力信号が切り替わり、さらに用紙２０の
先端が下流側の用紙検知センサ２１ｂの検知位置Ｐｃを
通過すると、用紙検知センサ２１ｂの出力信号が切り替
わる。
【００２８】その際、用紙２０の先端が用紙検知センサ
２１ａで検知された後は、たとえレジローラ９が偏心し
ている場合であっても、レジローラ９が１回転した時点
で用紙２０の先端が用紙検知センサ１３ａの検知位置Ｐ
ｃに到達し、さらにそこからレジローラ９が１回転した
時点で用紙２０の先端が画像の転写位置Ｐａに到達する
ようになる。また、画像の転写位置Ｐａに対する用紙先
端の到達タイミングは、上流側の用紙検知センサ２１ａ
の出力信号の切り替わりタイミングを基にレジローラ９
の回転動作を制御することで粗調整され、さらに下流側
の用紙検知センサ２１ｂの出力信号の切り替わりタイミ
ングを基にレジローラ９の回転動作を制御することで微
調整される。これにより、レジローラ９の偏心の影響を
回避したうえで、画像の転写位置Ｐａに対する用紙先端
の到達タイミングをより高精度に調整することが可能と
なる。
【００２９】図４は本発明に係る画像形成装置の第２実
施形態を説明する図である。なお、本第２実施形態にお
いては、上記第１実施形態と同様の構成部分に同じ符号
を付し、重複する説明は省略する。
【００３０】この第２実施形態においては、レジローラ
９とピンチローラ１６による用紙２０の用紙取込側（上
流側）に、停止手段としてのゲート部材２２が配設され
ている。ゲート部材２２は、支軸２３によって図中矢印
方向に揺動可能に支持され、その支軸２３の回転動作に
従って用紙搬送路に進出した位置（図中実線で示す）と
用紙搬送路から退避した位置（図中破線で示す）との間
で動作するようになっている。
【００３１】この第２実施形態の動作では、上流側から
順に送られてきた用紙２０に対して、ゲート部材２２が
用紙搬送路に進出した状態で待機しており、このゲート
部材２２に用紙２０の先端が突き当たって所定のループ
を発生させた時点で、上流側での用紙２０の搬送が一時
停止される。このとき、レジローラ９は所定の速度で回
転し、これに従動してピンチローラ１６も回転してい
る。次いで、中間転写ベルト６に担持されたトナー像が
画像の転写位置Ｐａに到達するタイミングに合わせてゲ
ート部材２２が用紙搬送路から退避する。すると、用紙
２０の先端はそのループによる押出力でレジローラ９と
ピンチローラ１６との間に取り込まれ、その後はレジロ
ーラ９の回転によって画像の転写位置Ｐａへと搬送され
る。
【００３２】その際、レジローラ９が偏心していると、
上述のように用紙２０の再搬送タイミングを制御して
も、レジローラ９の偏心の影響を受けて、画像の転写位
置Ｐａに対する用紙先端の到達タイミングに狂いが生じ
る。そこで本第２実施形態においては、転写ローラ８に
よる画像の転写位置Ｐａとレジローラ９の配設位置（ロ
ーラ圧接部分）Ｐｄとの間の用紙搬送路長を、レジロー
ラ９の周長の整数倍に設定することとした。具体的に
は、図示のようにレジローラ９の直径をＤ（ｍｍ）、ロ
ーラ周長をＤπ（ｍｍ）として、上記転写位置Ｐａとロ
ーラ配設位置Ｐｄとの間の用紙搬送路長を、その２倍
（Ｄπ＋Ｄπ）に設定してある。
【００３３】このような条件で画像の転写位置Ｐａとレ
ジローラ９の配設位置Ｐｄとの間の用紙搬送路長を設定
することにより、用紙２０の先端がレジローラ９とピン
チローラ１６との間に取り込まれた後は、たとえレジロ
ーラ９が偏心していたとしても、レジローラ９がちょう
ど２回転した時点で用紙２０の先端が画像の転写位置Ｐ
ａに到達するようになる。つまり、用紙２０の先端がレ
ジローラ９の配設位置Ｐｄを通過してから画像の転写位
置Ｐａに到達するまでの、レジローラ９の所要回転数が
常に一定となる。これにより、上記第１実施形態と同様
にレジローラ９の偏心の影響を受けることなく、用紙２
０の先端を所望のタイミングで画像の転写位置Ｐａに到
達させることが可能となる。
【００３４】なお、図４においては、レジローラ９の上
流側にゲート部材２２を配設し、このゲート部材２２に
よりレジローラ９の手前で用紙２０を一時停止させる構
成を採用しているが、これ以外にも、例えば図５に示す
ように、上流側より順に搬送されてくる用紙２０に対し
て、レジローラ９を停止状態で待機させることにより、
レジローラ９の配設位置Ｐｄで用紙２０を一時停止させ
る構成を採用した場合でも、上記同様に画像の転写位置
Ｐａとレジローラ９の配設位置Ｐｄとの間の用紙搬送路
長を、レジローラ９の周長の整数倍（図例では２倍）に
設定することにより、同様の効果を得ることができる。
【００３５】ちなみに、上記第１，第２実施形態におい
て、ピンチローラ１６は、レジローラ９の回転で搬送さ
れる用紙２０の移動にしたがって回転するものであるた
め、ピンチローラ１６の周長については任意に設定して
もかまわない。
【００３６】図６は本発明に係る画像形成装置の第３実
施形態を説明する図であり、図中（ａ）はその概略図、
（ｂ）はその要部斜視図である。なお、本第３実施形態
においても、上記第１，第２実施形態と同様の構成部分
に同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
【００３７】この第３実施形態においては、レジローラ
９を嵌合してなるドライブ軸２４が軸受２５によって回
転自在に支持されている。ドライブ軸２４は、図示せぬ
ドライブモータによって回転駆動されるもので、その一
端側には、薄板状の円盤２６と回転検出センサ２７とが
互いに近接して配置されている。
【００３８】円盤２６は、レジローラ９と同じドライブ
軸２４上に取り付けられており、このドライブ軸２４と
一体にレジローラ９および円盤２６が回転するようにな
っている。また、円盤２６の外周部には切り欠き２６ａ
が形成されている。一方、回転検出センサ２７は、例え
ば発光素子２７ａと受光素子２７ｂとを所定の距離を隔
てて対向配置した光学センサで、それらの発光素子２７
ａと受光素子２７ｂの間に円盤２６の外周部が割り込ん
で配置されている。
【００３９】この第３実施形態の動作では、上流側から
順に送られてきた用紙２０に対して、レジローラ９が所
定の回転角度（後述）で停止しており、この回転停止し
たレジローラ９の配設位置Ｐｄ（レジローラ９とピンチ
ローラ１６の圧接部分）に用紙２０の先端が突き当たっ
て所定のループを発生させた時点で、上流側での用紙２
０の搬送が一時停止される。次いで、中間転写ベルト６
に担持されたトナー像が画像の転写位置Ｐａに到達する
タイミングに合わせてレジローラ９の回転が開始され、
このレジローラ９の回転により用紙２０が画像の転写位
置Ｐａへと搬送される。
【００４０】その後、上流側から搬送されてくる後続の
用紙に備えてレジローラ９を回転停止させることになる
が、この場合には、回転検出センサ２７の出力信号の切
り替わりタイミングを基にレジローラ９の回転が停止さ
れる。さらに詳述すると、回転検出センサ２７の出力信
号は、レジローラ９と一体に回転している円盤２６の切
り欠き２６ａが回転検出センサ２７の光軸を通過した瞬
間に切り替わる。そこで、この出力信号の切り替わりタ
イミングと同時または一定時間後にドライブモータ（不
図示）の駆動を停止させる。
【００４１】これにより、レジローラ９は常に一定の回
転角度で停止し、この停止状態で用紙２０の到達を待つ
ようになる。そのため、たとえレジローラ９が偏心して
いる場合であっても、用紙２０の先端がレジローラ９の
配設位置Ｐｄに到達してから、レジローラ９の回転によ
って用紙２０の先端が画像の転写位置Ｐａに到達するま
でのローラ所要回転数は常に一定となる。したがって、
上記第１，２実施形態と同様にレジローラ９の偏心の影
響を受けることなく、用紙２０の先端を所望のタイミン
グで画像の転写位置Ｐａに到達させることが可能とな
る。
【００４２】なお、上記第３実施形態においては、レジ
ローラ９を一定の回転角度で停止させる手段として、レ
ジローラ９と同軸（ドライブ軸２４）上に円盤２６を取
り付けて、この円盤２６の切り欠き２６ａの通過を回転
検出センサ２７で検出する機構を利用したが、この検出
機構については、例えばレジローラ９と一緒に回転する
ピンチローラ１６の回転軸に対して取り付けたり、或い
はドライブ軸２４を回転駆動するドライブモータのモー
タ軸や、その回転力をドライブ軸２４へと伝達する駆動
伝達系（ギア列等）などに組み込むようにしてもかまわ
ない。
【００４３】また、上記第１〜第３実施形態において
は、中間転写ベルト６上に担持されたトナー像を、転写
ローラ８による画像の転写位置Ｐａにて用紙２０に転写
する画像形成装置への適用例について説明したが、本発
明はこれに限らず、例えば感光体ドラム上に形成された
トナー像を、転写器による画像の転写位置にて用紙の転
写する画像形成装置や、感光体ベルト上に形成されたト
ナー像を、転写ローラによる画像の転写位置にて用紙に
転写する画像形成装置等にも同様の適用することができ
る。
【００４４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
に係る画像形成装置によれば、画像転写手段による画像
の転写位置と用紙検知手段による用紙の検知位置との間
の用紙搬送路長を、給紙ローラの周長の整数倍に設定す
ることにより、用紙の先端が用紙検知手段で検知されて
から画像の転写位置に到達するまでの、給紙ローラの所
要回転数が常に一定となるため、給紙ローラの偏心の影
響を受けることなく、用紙の先端を画像の転写位置に所
望のタイミングで到達させることが可能となり、これに
よって高精度な用紙の位置合わせが実現される。
【００４５】また、本発明の請求項２に係る画像形成装
置によれば、画像転写手段による画像の転写位置と給紙
ローラの配設位置との間の用紙搬送路長を、給紙ローラ
の周長の整数倍に設定することにより、給紙ローラの配
設位置またはその上流側で一時停止させた用紙の先端が
画像の転写位置に到達するまでの、給紙ローラの所要回
転数が常に一定となるため、上記同様に給紙ローラの偏
心の影響を受けることなく、用紙の先端を画像の転写位
置に所望のタイミングで到達させることが可能となり、
これによって高精度な用紙の位置合わせが実現される。
【００４６】さらに、本発明の請求項３に係る画像形成
装置によれば、給紙ローラを一定の回転角度を停止させ
ることにより、給紙ローラで一時停止させた用紙の先端
が画像の転写位置に到達するまでの、給紙ローラの所要
回転数が常に一定となるため、上記同様に給紙ローラの
偏心の影響を受けることなく、用紙の先端を画像の転写
位置に所望のタイミングで到達させることが可能とな
り、これによって高精度な用紙の位置合わせが実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明が適用される画像形成装置の構成例を
示す概略図である。
【図２】 本発明に係る画像形成装置の第１実施形態を
説明する図である。
【図３】 第１実施形態の応用例を説明する図である。
【図４】 本発明に係る画像形成装置の第２実施形態を
説明する図である。
【図５】 第２実施形態の変形例を説明する図である。
【図６】 本発明に係る画像形成装置の第３実施形態を
説明する図である。
【符号の説明】
６…中間転写ベルト、８…転写ローラ、９…レジロー
ラ、２０…用紙、２１，２１ａ，２１ｂ…用紙検知セン
サ、２２…ゲート部材、２６…円盤、２７…回転検出セ
ンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 用紙搬送路の途中に設けられた画像転写
    手段と、 前記画像転写手段による画像の転写位置に向けて用紙を
    搬送する給紙ローラと、 前記給紙ローラによって搬送される用紙を検知する用紙
    検知手段と、この用紙検知手段の検知結果に基づいて前
    記給紙ローラの回転動作を制御する制御手段とを備え、 前記画像転写手段による画像の転写位置と前記用紙検知
    手段による用紙の検知位置との間の用紙搬送路長を、前
    記給紙ローラの周長の整数倍に設定してなることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項２】 用紙搬送路の途中に設けられた画像転写
    手段と、 前記画像転写手段による画像の転写位置に向けて用紙を
    搬送する給紙ローラと、 前記給紙ローラの配設位置または前記用紙搬送路におけ
    る前記配設位置の上流側で用紙を一時停止させる停止手
    段とを備え、 前記画像転写手段による画像の転写位置と前記給紙ロー
    ラの配設位置との間の用紙搬送路長を、前記給紙ローラ
    の周長の整数倍に設定してなることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項３】 用紙搬送路の途中に設けられた画像転写
    手段と、 前記画像転写手段による画像の転写位置に向けて用紙を
    搬送する給紙ローラと、 前記給紙ローラの回転を停止させた状態で用紙を一時停
    止させる停止手段と、 前記給紙ローラを一定の回転角度で停止可能な手段とを
    具備してなることを特徴とする画像形成装置。
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