JPH07215484A

JPH07215484A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH07215484A
Application number: JP6008169A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Obana; 克己小花
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1994-01-28
Filing date: 1994-01-28
Publication date: 1995-08-15

Abstract

(57)【要約】【目的】装置の小型化を図り、設置面積が小さくてす
む画像形成装置を提供する。【構成】本体１に記録シートＳを支持する記録紙トレ
ー５及び圧板３２を傾斜させて配置し、さらに、原稿を
支持する補助トレー４ｂも傾斜させて配置すると共に、
補助トレー４ｂに記録シートＳを覆うカバーを兼用させ
る。これにより、装置本体の設置面積を少なくすること
ができ、コストの低減も図れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像形成装置の一例として図５に
示すようなファクシミリ装置１０１がある。このファク
シミリ装置１０１は、受信した画像データを普通紙に記
録するものである。

【０００３】この装置において、記録用の普通紙（以下
記録シートという）Ｓは装置本体に着脱可能なシートカ
セット１０３に収容されており、記録シートＳは必要に
応じて送り出されるようになっている。送り出された記
録シートＳは、受信した画像データに基づいて画像形成
部１０５により画像が形成されて排出トレー１０８上に
排出される。

【０００４】一方、装置本体の上部には送信するための
原稿Ｅの画像を読み取るための原稿読み取り部１１０が
設けられている。この原稿読み取り部１１０は、原稿Ｅ
を載置する原稿台１１３と、載置された原稿Ｅを搬送し
て画像を読み取るための読み取り部１１５と、読み取っ
て排出される原稿Ｅを受ける原稿受けトレイ１１８とか
ら構成されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置では、記録シートＳ及び原稿Ｅは
水平方向から給送するようにしてあるため、装置本体の
設置面積を広く占有するという問題点があった。

【０００６】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、装置の小型化を図り、設置面積が小さくてすむ画
像形成装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体に対
して傾斜して設けられ、記録シートを支持するためのシ
ート支持手段と、前記シート支持手段から記録シートを
送り出すためのシート給送手段と、前記シート支持手段
から前記シート給送手段によって送り出された記録シー
トに画像を形成する画像形成手段と、装置本体に対して
傾斜して設けられ、原稿を支持するための原稿支持手段
と、前記原稿支持手段から送りだされた原稿の画像を読
み取るための画像読み取り手段と、を備え、前記原稿支
持手段は、前記シート支持手段に支持された記録シート
を覆うためのカバーを兼用することを特徴とするもので
ある。

【０００８】

【作用】上記構成によれば、シート支持手段及び原稿支
持手段を傾斜させて設けたため、装置の設置面積を小さ
くすることができる。さらに、原稿支持手段にシート支
持手段に支持されている記録シートを覆うカバーを兼用
させたため、その分装置の構造の簡略化及び小型化が図
れる。

【０００９】

【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明をする。図１は本発明のファクシミリ装置の一
実施例を示した外観斜視図である。本図において、ファ
クシミリ装置の本体１は後述のシリアル記録方式のイン
クジェット記録手段を備えるファクシミリ装置である。

【００１０】このファクシミリ装置は、机上等に縦置き
に載置され、操作性を確保するために図１のように、本
体１の上面１ｂの前方縁部に操作パネル２が設けられる
とともに、原稿Ｅ並びにカット紙としての記録シートＳ
が装置上方より挿入され、装置前面側から排出されるよ
うになっている。操作パネル２にはキー２ａとディスプ
レー２ｂが設けられ、この操作パネル２の下方後方には
補助トレー４ｂを開閉自在にした原稿台４が設けられて
おり、原稿を原稿台４上に複数枚分収容する。そして、
原稿の幅合わせをガイド４ａで行ってから、原稿を１枚
毎に矢印Ａ方向に移動して本体１の前方側面１ａに設け
られた開口部３に原稿を排出させつつ原稿読み取りを行
なう後述の原稿読み取り部が設けられている。

【００１１】この原稿読み取り部の下方にはシリアル記
録方式のインクジェット記録装置が設けられているが、
このインクジェット記録装置に対して、記録シートＳを
供給するシートおき台６は本体１に対して斜め方向に設
けられており、このシートおき台６の上方一端に記録シ
ート載置トレー５が設けられている。このシートおき台
６から１枚毎に矢印Ｂ１方向に送り出された記録シート
Ｓはインクジェット記録装置に送られ、このインクジェ
ット記録装置による記録後に、本体１の前面１ａにおい
て設けられた排出口７から矢印Ｂ２方向に排出される。
また、図中の矢印Ｃ方向に送られるシートへの記録を行
う。

【００１２】次に、図２は図１に示す装置の縦断面図で
あって、内蔵される各構成要素の主な部品を図示してい
る。本図において、図中一点鎖線で示される本体１の上
面１ｂの前方縁部には操作パネル２が設けられており、
基板２ｃ上に実装されたキー２ａとディスプレー２ｂを
操作パネル２に一体形成される穴部から外部に露出して
設けている。

【００１３】一方、この操作パネル２の左上方には一点
鎖線で図示の原稿Ｅを矢印Ａ方向に移動して本体１の前
方の側面１ａに設けられた開口部３に原稿Ｅを排出させ
つつ原稿読み取りを行なう原稿読み取り部が設けられて
いる。

【００１４】この原稿読み取り部の構成は、原稿Ｅの原
稿面に直接密着して読み取りを行う密着センサ８と、密
着センサ８の読み取り部に対して押圧状態で回動される
送りローラ９から構成されている。また、原稿台４上に
複数が載置される原稿を１枚毎に密着センサ８側に送り
出すために、分離片１０と分離送りローラ１１が密着セ
ンサ８のさらに上流に設けられている。

【００１５】一方、シリアル記録方式のインクジェット
記録装置は図示のようにキャリッジ１３が略垂直にされ
て設けられており、インクジェット記録部が下方に向く
ようにしてシートおき台６から１枚毎に矢印Ｂ１方向に
送り出される記録シートＳに対して無理な変形が発生し
ないように構成されている。ここで、シートおき台６に
替えて、シートカートリッジを設ける場合には、図中の
矢印Ｃ方向に挿脱自在に設けることで、シートの搬送時
における変形はさらに低減される。

【００１６】次に、このインクジェット記録装置の構成
は、紙面の表裏方向に不図示の駆動機構により往復駆動
されるために案内軸体１４ａ，１４ｂにより摺動自在に
されるキャリッジ１３と、このキャリッジ１３に対して
交換自在にされるインクカートリッジ１２と、本体１側
に固定されて記録時に記録シートの固定台となるプラテ
ン１５とによりシートの横方向に記録走査する記録走査
部からなる。

【００１７】一方、本体に設けられる不図示の駆動部で
駆動されるゴムローラ１７と、圧接片１６と、シートガ
イド１８と、インクジェット記録後に乾燥が十分でない
記録面に当接しても影響を与えないようにしたローラ２
２と、駆動ローラ２３とで構成されるシート送り部とか
らなり、矢印Ｂ１方向から送られる記録シートＳ上への
記録後に矢印Ｂ２方向に排出を行うものである。

【００１８】ここで、ローラ２２は本体１に対して回動
開閉自在にされた蓋体２６の縁部に回転自在に設けられ
ており、蓋体２６を開いてからインクカートリッジ１２
を容易に交換できるようにするとともに、例えばジャミ
ングした記録シートを容易に除去できるようにしてい
る。

【００１９】また、以上説明のゴムローラ１７の外周面
上には、追動ローラ１９が押圧状態でさらに設けられて
おり、図中の矢印Ｄ方向に送り出される１シート分を開
口部２９から挿入してからシートガイド１８に沿うよう
に案内してプラテン１５に送るようにして、記録を可能
にしている。

【００２０】次に、記録シートＳはシートおき台６内に
複数枚分が重ねて収容されており、シートおき台６内に
は、複数枚の記録シートＳを積載する圧板３２が設けら
れており、圧板３２はバネ３５で押圧され軸３３を中心
にして回転する構造になっている。

【００２１】そして、上記圧板３２上に積載された複数
枚の記録シートＳの最上位の記録シートＳが、記録紙分
離機構内のツメ３４でひっかかり、記録紙搬送の待機状
態となっている。

【００２２】ここで、記録シートＳをシートおき台６内
に収容させるには、記録シートＳをトレイ５の上方に位
置した挿入口３０から挿入させ、シートおき台６内の圧
板３２上へ積載させる。

【００２３】しかし、通常挿入口３０は、図のように補
助トレー４ｂでふさがれた構造になっており、また、シ
ートおき台６内の圧板３２は、矢印Ｆの方向へ付勢され
ているため、記録シートＳを収容できない構造になって
いる。その為、記録シートＳをシートおき台６内に収容
させる時には、図３に示すように、軸３１を中心として
回転可能な補助トレー４ｂの上部を矢印Ｈ方向へ回転さ
せ、記録シートＳの挿入口３０を開状態にさせるととも
に、回転に連動して補助トレー４ｂと連なった先端部分
４ｃが、矢印Ｉ方向へ回転し圧板３２を矢印Ｇ方向へ移
動させ、先端部分４ｃがストッパーピン３６のところで
ロックされて複数枚の記録シートを収容可能な状態にさ
せることができる。

【００２４】また、この時収容させる複数枚の記録シー
トの厚みを規制するために部材４ｄが補助トレー４ｂと
連なって設けられており、記録シートＳのセット枚数が
一定の厚みを越えないように規制している。

【００２５】シートおき台６内に記録シートＳが収容さ
れたら、補助トレー４ｂを閉めることにより、再び通常
状態に戻し、記録シートＳは搬送待機状態となる。

【００２６】次に搬送待機状態である記録シートＳは、
シート分離機構である分離送りローラ２０と圧接ローラ
を設けた送りローラ２１とにより１枚毎に圧接片１６と
ゴムローラ１７間に送り出すように構成されている。

【００２７】この送りローラ２１により、記録シートＳ
は角度θ分の曲げ変形を受けるが、従来のように半周分
の１８０度よりもかなり小さいので記録シートＳへの影
響は少ない。

【００２８】以上説明のファクシミリ装置において、複
数枚の記録シートＳをシートおき台６に収容し、そして
複数枚の原稿Ｅを原稿台４上に収容する。そして、送信
時には矢印Ａ方向に原稿Ｅが送り出されて送信が行われ
る。また、受信時には、分離送りローラ２０他の駆動が
行われて１枚をシートガイド１８のガイド部１８ａと送
りローラ２１間に送り出し、続いてガイド部１８ａと送
りローラ２１の間において挟んでから圧接片１６とゴム
ローラ１７間に送り出す。

【００２９】その後に、上記の矢印Ｂ２方向にステップ
搬送されつつ所定ドット分の１列分の記録が行われて１
シート分の記録終了後に排出口７から外部に排出する。

【００３０】図４は本体に内蔵されるブロック図であ
り、制御基板２４（図２）に実装される機能部分別に示
したものである。本図において、回線３１に接続される
網制御部ＮＣＵには電話機３２が接続されており、ファ
ックス受信モードか、電話受信モードかの自動判別が行
われる。この網制御部ＮＣＵはさらにモデムＭＯＤが接
続されており、主制御部ＣＰＵに所定信号を送受信す
る。主制御部ＣＰＵには、密着センサＣＳ（８）とイン
クジェット記録部ＩＪＰがさらに接続されており、原稿
の読み取り及び記録を行う。この、インクジェット記録
部ＩＪＰは信号線３４を介してパソコン１００の主基板
１０１に直接接続されており、パソコンの出力端末機と
して独立使用可能に構成されている。このパソコンの出
力端末機として用いる場合には、上述のように記録シー
トを１枚毎に挿入できると種々のフォームを任意にセッ
トできるので便利である。

【００３１】一方、図中の破線図示のように、信号線３
５を密着センサＣＳ（８）に直接接続して画像読み取り
用に用いるように構成しても良い。

【００３２】ここで、上述の実施例においては本体１の
底部位に空間部が都合良く形成されるので、図示のよう
に基板２４を底部に沿うように設ける一方、シートガイ
ド１８の平面部１８ａ下方に電源部２７を配置して、低
重心化を図ることができる。

【００３３】なお、本実施例では、ファクシミリ装置の
本発明を適用した例を示したが、複写機に適用しても良
い。なお、複写機に適用する場合には、画像読み取り部
は、原稿が移動しながら画像を読み取る（流し読み）装
置を用いるとより小型化が図れる。また、画像形成部の
画像形成方式としてはインクジェット方式について説明
したが、電子写真方式、熱転写方式等他のどのような方
式を適用しても良い。

【００３４】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
シート支持手段及び原稿支持手段を傾斜させて設け、さ
らに、原稿支持手段にシート支持手段に支持されている
記録シートを覆うカバーを兼用させたため、装置の小型
化及び設置面積を小さくすることができる。また、構造
の簡略化による部品点数も削減できてコストの低減も図
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の画像形成装置の一例であるフ
ァクシミリ装置の外観斜視図である。

【図２】図１に示す装置の縦断面図である。

【図３】記録紙セット時の圧板解除させた状態を示す図
である。

【図４】図１のファクシミリ装置のブロック図である。

【図５】従来のファクシミリ装置の断面図である。

【符号の説明】

１本体（装置本体）２操作パネル３排出口４原稿台４ｂ補助トレー（カバー）４ｄ部材（厚さ規制部材）５記録紙トレー（シート支持手段）６シートおき台７シート排出口８密着センサ９送りローラ１２インクカートリッジ１３キャリッジ１５プラテン１７ゴムローラ１８シートガイド２０分離送りローラ２１送りローラ２４基板２６蓋体３２圧板（シート支持手段）３４分離ツメ３５圧板バネ３６ストッパーピン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０４Ｎ 1/00 １０８Ｃ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】装置本体に対して傾斜して設けられ、記
録シートを支持するためのシート支持手段と、前記シート支持手段から記録シートを送り出すためのシ
ート給送手段と、前記シート支持手段から前記シート給送手段によって送
り出された記録シートに画像を形成する画像形成手段
と、装置本体に対して傾斜して設けられ、原稿を支持するた
めの原稿支持手段と、前記原稿支持手段から送りだされた原稿の画像を読み取
るための画像読み取り手段と、を備え、前記原稿支持手
段は、前記シート支持手段に支持された記録シートを覆
うためのカバーを兼用することを特徴とする画像形成装
置。
【請求項２】前記画像読み取り手段は前記画像形成手
段の上方に配置されてなる請求項１に記載の画像形成装
置。
【請求項３】前記カバーは開閉可能に支持されてお
り、開いたときに前記シート支持手段に記録シートの補
充が行えてなる請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項４】前記シート支持手段は、支持した記録シ
ートを前記シート給送手段方向に付勢するための圧板を
有し、前記カバーを開いたときに前記圧板を付勢力に抗
してシート給送手段から離間させる圧解除手段を有して
なる請求項３に記載の画像形成装置。
【請求項５】前記カバーには、開いたときに前記シー
ト支持手段に補充する記録シート束の厚さを規制するた
めの厚さ規制部材が設けられている請求項３に記載の画
像形成装置。