JP2006086698A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スキャナーの使い勝手を犠牲にすることなく、装置全体がコンパクトにまとめられた、スキャナー、記録、コピー動作を行える画像処理装置を提供する。
【解決手段】 原稿ガラス22、原稿の画像を所定方向に走査しながら読み取るコンタクトイメージセンサ23、該原稿載置台に載置された原稿を押圧する圧板21から構成されるスキャナー部2と、圧板21の上方に配置され、シートに画像を形成する画像記録部1と、シートを搬送する搬送手段と、シート収納手段とを有し、前記搬送手段が、前記スキャナー部2の前記コンタクトイメージセンサ23が走査する所定方向とほぼ平行な方向に前記シートを搬送するように構成したことを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録装置と読取装置とを一体構成してなる複写機、ファクシミリ等の画像処理装置に関するものである。
従来、記録装置(以下、プリンタと呼ぶ)と読取装置(以下、スキャナーと呼ぶ)とを一体構成してなる画像処理装置、特にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)等の外部機器と接続してプリンタ又はスキャナーとして使用可能な画像処理装置として、例えば下記特許文献1、特許文献2等の提案がされている。
この種の画像処理装置の一例を図8及び図9を用いて説明する。
図8は従来の画像処理装置の外観斜視図、図9は前記装置の要部断面図である。
図8及び図9に示すように、従来の画像処理装置はプリンタ104とスキャナー107とが一体構成され、スキャナー107がプリンタ104の上方において2層構造となるように配置されている。尚、ホストコンピュータ側となるパソコンに接続されるバイセントロ規格のインターフェイスケーブル(以下、バイセントロケーブルと呼ぶ)103は、筐体100の後方から外部に出ている。
筐体100の後方には、画像処理や制御回路部等を実装した基板118が図9に示すように起立して配設される一方、バイセントロケーブル103のコネクタ部103aの隣には電源114が配設されており、各構成部分に対して所定の電力を供給可能にしている。
前記プリンタ104は、ガイドシャフト143、144上を往復移動可能なキャリッジ145を不図示のモータにより駆動する所謂シリアルプリンタであって、このキャリッジ145上に黒色インク入りのカートリッジ146と、シアン色インク入りのカートリッジ147と、マゼンタ色インク入りのカートリッジ148と、イエロー色インク入りのカートリッジ149を交換自在に装着して、インクジェットヘッド133への各色のインク供給を可能にしている。
筐体100には操作パネル105を一体的に設けた蓋部101が一対のヒンジ部101aにより図8中矢印F方向に開くように構成されており、スキャナー107の横(側方)の待機位置に移動しているキャリッジ145上にセットされている各インクカートリッジ146〜149を任意に交換できるように構成されている。
また、スキャナー107の上には手カケ部171kを設けた圧板171が図8中矢印C方向に開くように、ヒンジ部171aにおいて回動可能に固定されている。
また、プリンタ104における記録シートパスは、図9において破線で示すように記録シートPを前方から装填して前方に排出するUターンパスになっている。
そして、記録シートPの縁部の幅方向を調整するために、紙面の表裏方向(記録シートの搬送方向と直角の方向)に無段階で移動される調整板121と、端部を調整するために図9に示す実線位置と破線位置との間において無段階で移動される調整板122を備えたシート供給部に対して、1枚以上の記録シートPが規制部材124と押し板123の間において過剰積載を防止するようにして先端部分が挿入されて、この押し板123が不図示の駆動機構により図9に示す破線位置から実線位置に回動されることで、最初の1枚の記録シートPが分離ローラ126とプラテンローラ125の間に送り込まれる。
前記記録シートPは更に、ガイドローラ127とガイドプレート128とガイド押圧ローラ129とによりキャリッジ145のインクジェットヘッド133の下方に案内される。そして、キャリッジ145がガイドシャフト143,144上を記録シートパスに対して直交方向に往復移動しながらインクジェットヘッド133によって記録を行う。そして、所定の記録動作が実施された後に、記録シートPは排出ローラ130とインク面に影響を与えないようにした拍車ローラ131とにより排出トレイ132上に排出される。
特開平8−183223号公報 特開平8−183224号公報
しかしながら、上述の構成では、Uターンパスになっている記録シートパスの上にプリンタ104をレイアウトしているため、装置全体の高さが高くなってしまい、従ってプリンタ104の上方に配設されたスキャナー107の位置も当然高くなり、原稿のセットがやりにくくなるという問題があった。
特に、机の上に置かれた装置に対して操作者が椅子に座った状態で原稿のセットを行う場合、該原稿のセット位置が高いと見えにくく不便であった。
また、ユーザによっては、読取装置ももちろん使用するが主に使用する装置は記録装置であるという場合も多々ある。このようなユーザにとっては従来の形態は、読取装置自体の使用感は良い一方、記録装置が読取装置の下にレイアウトされているために使いにくいばかりではなく、読取装置の占めるボリュームが大きく、場合によってはスペースの関係で設置が困難な場合もある。
一方、装置の小型化を進めていくと使用しない時は収納しておき、必要な場合には取り出して使用するという使用方法も想定される。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とする処は、スキャナーの使い勝手を犠牲にすることなく、装置全体がコンパクトにまとめられた、スキャナー、記録、コピー動作を行える画像処理装置を提供することにある。
本発明は、下記の技術的構成により前記目的を達成できたものである。
原稿を載置する原稿載置台、該原稿載置台に載置された原稿の画像を所定の方向に走査しながら読み取る読取体、該原稿載置台に載置された原稿を押圧する開閉可能な圧板から構成される原稿読取手段と、該圧板の上方に配置され、シートに画像を形成する画像記録手段と、該シートを搬送する搬送手段と、を有し、前記搬送手段が、前記原稿読取手段の前記読取体が走査する前記所定方向とほぼ平行な方向に前記シートを搬送するように構成したことを特徴とする画像処理装置。
本発明によれば、スキャナーの使い勝手を犠牲にすることなく、装置全体がコンパクトにまとめられた、スキャナー、記録、コピー動作を行える画像処理装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明を適用した画像処理装置の実施の形態について具体的に説明する。
先ず、実施例1に係る画像処理装置について図1〜図3を用いて詳しく説明する。
図1は実施例1に係る画像処理装置の外観斜視図、図2は図1の画像処理装置において読取動作を行うために圧板を開いた状態における外観斜視図、図3は図1に示す装置を側面から見た要部断面図である。
図1において、本画像処理装置は、記録シートに画像を記録するための記録装置としての画像記録部1と、原稿の画像を読取るための読取装置としてのスキャナー部2、各種の設定を行うための種々のスイッチ、装置の状況を表示するための表示部を含む操作部3から構成される。
画像記録部1はスキャナー部2の圧板21の上面に一体的に配設されている。また、操作部3は画像記録部1上面に一体的に構成されている。また、記録シートが斜めに搬送されることがなく、まっすぐ印字部まで入るようにするために記録部上流側に備えられている記録シートトレイ26には記録シート幅スライダー32が取り付けられていている。そのさらに上流には、着脱可能な記録シート補助トレイ27が取り付けられている。
本実施例では、記録シートを記録シートトレイ26、記録シート補助トレイ27上にセットしても記録シート後端はスキャナー部2の床投影領域からはみ出さないように構成されている。
このように画像処理装置をレイアウトすることにより、装置を設置する際の占有面積をスキャナー単体を設置した場合と同じにすることが出来る。
また、スキャナー部2のヒンジ部11と逆側の圧板が印字済記録シートの排紙トレイとして機能する。このように記録シートの搬送経路を左上方向から右横方向(図3)に搬送させるようにすることで限られたスペースの中で記録シートの搬送経路を極力まっすぐにすることが出来、厚紙などさまざまな紙種の搬送が可能になる。
前記スキャナー部2は、書籍等のブックタイプの原稿の画像読み取りが可能なフラットベッドタイプのスキャナーであり、原稿をセットする場合は圧板21を図1中矢印A方向に開いて、スキャナー部2上部の原稿載置部である原稿ガラス22上に載置する(図2)。
画像記録部1はスキャナー部2の圧板ヒンジ部11近くにレイアウトされ、圧板21の開閉が容易になるように構成されている。また、圧板21を開いても記録シートトレイ26、記録シート補助トレイ27にセットされた記録シート25がトレイから外れ難いようにトレイは記録シートより圧板の回転方向側に配置され、圧板ヒンジ部11側から記録紙をセットするような構成になっている(図2、図3)。また、電装部4は圧板21の操作に影響しないようにスキャナー部2の領域外に配置すると共に装置のミニマム化を考慮し、圧板ヒンジ部11に対してCIS23の可動領域の外側に配置している。
前記画像記録部1は、記録ヘッドからインクを下方に吐出して記録シートにインク像を記録するインクジェット記録方式のシリアルプリンタであり、図3に示されるインクカートリッジ36は紙面の表裏方向(図1での矢印B方向、図3でのシートの搬送方向と直角方向)に往復運動しながら印字動作を行う。
記録シート25は、記録シートトレイ26、記録シート補助トレイ27の上にセットされる。前述したように前記記録シート幅スライダー32は記録シートの幅方向(搬送方向と直交する方向)のサイズに対応するようにスライド可能な構成であり、記録シートの搬送方向に対する斜行を防ぐために記録シートの幅方向端部を規制する。
前記記録シートトレイ26上にセットされた記録シート25は、画像記録部1内に給紙され、記録部を経て排紙口43より排紙される。
また、操作部3は、装置の動作状態を示すための表示部3aや各種の設定を行う種々のスイッチ3b等が備えられており、本画像処理装置をスタンドアローンの複写機として使用するための機能を備えている。前記操作部3は前述したように、図1に示すように画像記録部1の上部に備えられているため、表示部3aは視認性が良く、各種スイッチ3bの操作がし易いように配置されている。
次に主に図3を用いて記録動作の説明をする。矢印Sは記録シート25の搬送方向をあらわす。27は記録シートトレイ26にセットされた記録シート25の後端が垂れ下がらないように支持するために、装置本体に着脱可能に設けられた記録シート補助トレイである。29は記録シート25を記録装置本体に挿入・積載するための開口部(記録シート挿入口)である。中板30はその支点を中心に上下回動可能に構成されており、その上面において複数枚の記録シートが積載載置されるようにしている。押圧バネ31は、この中板30を上方へ加圧・回動させるためのものであり、この中板30は初期状態においては押圧バネ31の押圧力に抗して下方で保持されている。
記録シート幅スライダー32は、記録シートの幅方向に調節され、記録シートの幅方向の動きを規制するように設けられている。また、上記のように複数部がセットされる記録シートを一枚ごとに搬送するために、記録シートのピックアップローラ33と記録シートを1枚ずつ分離する分離シート34と、1枚ずつ分離給送された記録シートの先端を検知するセンサ35が設けられている。
記録シート25にインクを吐出し画像を記録する装置本体に対して着脱可能なインクカートリッジ36は、インクカートリッジ36が記録シートの幅方向に往復動作する際のガイドとなるガイドシャフト38により往復駆動される。不図示の駆動源で回転駆動される給送ローラ39には、不図示のバネによりこの給送ローラ39に圧接して給送ローラに従動するピンチコロ40が設けられており、さらに拍車41と、この拍車41に圧接する排出ローラ42とが図示のように夫々設けられている。
以上の構成において、記録を開始する信号が送られると、不図示の記録シート搬送モータが回転され、中板30の保持状態を解除して開口部29に積載されている記録シート先端を上方へ持ち上げると共に、ピックアップローラ33を反時計方向に回転させる。この結果、中板30に積載された記録シートの上層部はピックアップローラ33に接して矢印Sの方向に搬送され、分離シート34により下層の記録シートが堰きとめられて最上部の記録シートが1枚ずつ分離されて、画像記録部1へと搬送される。1枚に分離された記録シート先端はセンサ35により検知された後、所定ステップ数モータが回転され、記録シートが給送ローラ39とピンチコロ40のニップ部で挟持され、インクカートリッジ36の下の記録位置まで記録シート先端が搬送されて一旦停止する。そして、このとき中板30は初期状態で保持される待機状態となる。
次に、インクカートリッジ36を不図示のモータで駆動し記録シートの幅方向に一回往復させて、記録位置まで搬送された記録シートにインクを吐出させて画像を記録する。インクカートリッジ36には記録シート搬送方向に数ライン分のインク吐出ノズルが設けられており、インクカートリッジ36の1回分の往復で数ライン分の画像を記録する。
インクカートリッジ36が1往復分の動作を終了すると、記録シート搬送モータを回転させて記録シート25をインクカートリッジ36の1往復で記録したライン数分搬送して、次の画像データを新たに記録する。以下、インクカートリッジ36の往復動作と記録シートの搬送動作を順次繰り返して記録シートに画像を記録する。
このようにして、1ページ分の画像データが終了するか、またはセンサ35が記録シートの後端を検知して所定ステップ数記録シートを搬送したところで、記録シート後端が記録位置にくると記録シート1ページ分の記録動作を終了し、装置本体の前面の下方に設けられた開口部43に排出し一連の動作を終了する。次ページの画像データがあれば、上記の一連の動作を繰り返し記録を行う。
このように、画像記録部1における記録シートの搬送方向をスキャナー部2におけるコンタクトイメージセンサ23の移動方向とほぼ平行にすることにより、画像処理装置全体の高さを抑え、コンパクトにすることができる。
インクカートリッジ36の交換は、操作部3の表示部3aの奥側にあるカートリッジ交換カバー28を開閉して行う。そのため、操作部や圧板を開閉することなく容易にインクカートリッジ36の交換が可能な構成になっている。
次に、スキャナー部2における画像の読み取りについて説明する。ユーザは、図2のように圧板21を開き、読み取られる原稿の読み取られる面を原稿ガラス22側に向けて原稿ガラス22上にセットする。原稿をセットした後、圧板21を閉じ、操作部3のスイッチ3bを操作することでコピーモード、スキャナーモードの読取動作が開始される。
まず、原稿面の読取りに先出ちコンタクトイメージセンサ23(CIS)は白基準板(図示せず)を読み取り、それを基本にしてCISの信号出力レベルの補正を行う。その後、CIS23は、ガイドシャフト24上を図3中矢印N方向へ移動しながら1ラインずつ読み取りを行う。この動作を所定の位置までCIS23を動かしながら繰り返す。こうすることで、セットされた原稿1面の読み取りを完了する。
所定の位置まで移動したCIS23は、デフォルトの位置までN’方向に移動し次の原稿読取動作に備える。読取性能向上のためにはCIS23を精度良く移動させることが必須である。
また、本実施例では、操作部3、画像記録部1がスキャナー部2の圧板21と一体的に構成されているため、圧板21を閉じた時に操作部3、画像記録部1の重量が圧板21を通して原稿を押さえる力として働き、原稿自体に生じているカール等により生じる原稿の浮きを抑え、読取精度を高めるように働く。
次に画像記録部1とスキャナー部2の向きについて説明する。
画像記録部1は、記録シート幅全域に印字するには、少なくともインクカートリッジ36のヘッドを記録シートの幅以上の範囲で移動させる必要がある。また、斑なく綺麗な印字を行うためには、インクカートリッジ36が等速度で移動している間にインクを記録シートに吐出する必要がある。そのためには、インクカートリッジ36を記録シートの幅の外側で十分に加速する必要があり、その加速に要するスペースが必要である。さらに、印字を行っていない状態のインクカートリッジ36のヘッドが乾かないようにするための装置やインクカートリッジ36のヘッドをクリーニングする装置を通紙範囲外にレイアウトする必要がある。
本実施例のインクカートリッジ36は縦方向に128ノズルのヘッドを有している。各ノズルのピッチが360dpiである本実施例の場合、インクカートリッジ36が一度に書くことが出来る記録シート搬送方向のサイズは9.03mmである。
インクカートリッジ36が一度に書くことが出来るシート搬送方向のサイズ以上のシート搬送方向寸法を有する画像を印字するためには、前述したようにインクカートリッジ36で9.03mm分の印字を行い、記録シート25を印字分搬送させ、再びインクカートリッジ36で印字を行う、というようにインクカートリッジの往復運動と記録シートの間欠の搬送とを絡めながら印字動作を行う必要がある。
印字速度を高めるためにはインクカートリッジ36の移動速度を速くする必要があり、インクカートリッジの往復運動に伴う慣性力は、CIS23を精度良く動かしているスキャナー部2にも影響を及ぼし読取性能にも関係する。
そこで、図1に示すように、画像記録部1とスキャナー部2を、インクカートリッジ36の往復運動方向とCIS23のラインセンサーの方向を合わせる、つまり、インクカートリッジ36の往復運動方向(B方向)とCIS23の可動方向(C方向)を直角にするように配置した。これによりインクカートリッジ36の往復運動に伴う慣性力のCIS23の動きへの影響を最小限にさせることが可能になり、精度の良い読取が可能になる。
本実施例の記録シートパスは、図3に示されるように挿入口29から排紙口43まで局率が大きなJパス形状で構成されている。そのため、インクジェット記録専用の特殊シート、はがき等紙厚が厚い紙であっても搬送可能であり記録装置の利用範囲が広がる。
上記構成では、インクカートリジの交換のためのユーザメンテナンススペース、印字前記録紙のセットスペース、印字済記録紙の積載スペースなどを考慮する必要がないので装置全体の高さを低く抑えながらも、記録シートの搬送性及び記録シートのセット時の操作性を損なうことはない。
また、圧板21を開くときの操作や原稿ガラス22上に原稿をセットするときの操作はスキャナー2が低い位置にレイアウトされているために、例えばユーザが席に座ったままでも容易に操作が行うことが出来、操作性が良い。
一方、スキャナー部2は、前述したように、透明な原稿ガラス22に載置された原稿をCIS23がガイドシャフト24に案内されて図1中矢印C方向(原稿の長手方向)に、不図示のモータに駆動されて往復移動しながら原稿の読み取りを行うようになっている。
このように、スキャナー部2の長手方向となる矢印C方向とプリンタ1のキャリッジ36の往復運動方向(B方向)とを直角方向になるように配設することにより、スキャナー部2の操作性を損なうことはなく、さらに、スペースを効率的に活用しながら記録動作が読取動作へ及ぼす影響を排除している。
また、画像記録部1へ搬送される記録シート後端が圧板内に収まるようにレイアウトすることによりスキャナーを単体で設置するのに要する占有面積で本装置を設置することが可能である。
以上の構成により、本実施形態に係る画像処理装置は、スタンドアローンのスキャナーとして使用することができるだけでなく、例えばパソコンの周辺機器としてのスキャナー/プリンタとして、あるいは、複写機としても使用可能である。
前述した実施例1では、圧板の上に画像記録部を一体的に配置した。そのため圧板を開閉する際には記録部が斜めに傾斜する。特にインクジェット記録方式の画像記録装置においては、圧板の開閉に伴ってカートリッジそのものが斜めに振られてしまうため、シートへの記録の信頼性が低下する恐れがある。また、記録装置が斜めになるため、印字性能を保つために記録装置内にある吸収体に吐出されたインクが流れ出してしまう恐れがある。したがって、記録装置は床面に対して平行移動したほうがコスト面、性能面で良い場合もある。
このような形態における実施例を図4、5に示す。
図4は圧板が閉じた状態における装置全体の斜視図、図5は圧板を開いた状態の装置全体の斜視図である。実施例1と同一の構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
図4に示すように装置本体のベース部にあたるスキャナー部51とアーム形状をしたリンク機構56により締結されたインクジェット記録方式による画像記録部52が圧板55の上に配置されている。このリンク機構56はX字形状で構成されている。スキャナー部に締結されているジョイントS1、画像記録部52に締結されているジョイントP1は回動可能である。
また、スキャナー部51に締結されているジョイントS2はスキャナー側面に構成された溝に沿って、記録部に締結されているジョイントP2は記録部側面に構成された溝に沿ってそれぞれ移動可能であり、これらの構成により画像記録部52は床面に対して平行に、かつ真上に移動可能である。
圧板55のヒンジ部近傍には図示しないセンサが配置されていて、圧板55の開閉状態を検知している。また、リンク機構56のジョイントS1部にはスキャナー内部に配置された図示されていないモータにギア連結されたシャフトが備えられていて、前述した圧板55の開閉をセンサにより検知するとスキャナー内部に配置されたモータが回転、ギア連結されたシャフトが回り、リンク機構56がジョイントS1を中心にしてE方向に回転する。すると前述したように画像記録部52はリンク機構56により床面に平行な状態を保ちつつ設定された位置まで上昇する。この状態では圧板55と画像記録部52は離れているために圧板55は自由に開閉が出来る(図5)。
図4、図5で明らかなように設置面への投影面積では、スキャナー単体と本実施例で差が無い。また、圧板55を開いた状態を図示した図5では、記録シート補助トレイ58の先端位置は開いた状態における圧板の高さより高い位置になるが、この記録シート補助トレイ58は記録シートトレイ57に差し込まれているだけなので容易に着脱可能であり、記録シートトレイ57先端位置は圧板の高さ(開状態)より高さが低い。つまり、記録シートトレイ57を含む画像記録部52の高さ方向の移動領域は圧板55の高さ方向の可動領域内に収まっている。
よって本実施形態の装置はスキャナーが設置可能なスペース、空間があれば画像記録部52が付加されているにもかかわらず同じ空間で設置が可能である。
スキャナー部51と画像記録部52とを、スキャナー部51のCISの移動方向と画像記録部52のインクカートリッジの移動方向とが直角方向になるように配置することにより、インクカートリッジの移動が読取動作に影響しないようにすることは前述した実施例1と同じである。
前述した実施例2の形態で記録部の移動手法を簡略化した実施例を図6、図7に示す。
図6は圧板が閉じた状態、図7は圧板を開いた状態を示している。実施例1、2と同一の構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
画像記録部61の下面にはコロ65が回転可能に、圧板62に接した状態で取り付けられている。圧板62を閉じた状態では画像記録部61は圧板62上に接している。読取を行うために圧板62を開くと圧板62はコロ65を通して画像記録部61を押し上げる。コロ65が記録部61に回転自在に取り付けられているため、記録部61は滑らかに上方に移動する。圧板62は図示していないクリック部材により、一定の位置で保持される(フリーストップ状態)(図7)。
ユーザは原稿を原稿ガラス66にセットした後、圧板62を閉じると記録部61は自重により下方に移動し、圧板62を完全に閉じた状態では図6の状態になる。
(その他)
前述した実施例では、記録手段としてインクジェット記録方式を用いた例を示したが記録装置としてコンパクトな形態であれば特にインクジェット記録方式に制約されない。例えば、熱転写記録方式、感熱記録方式、あるいは小型電子写真方式であっても支障はない。
また、前述した実施例では電話機能としてのハンドセットが無い形態のものを示したがスキャナー操作に支障がない場所に配置する、すなわち圧板以外のスキャナー部に配置することにより、さらに読取、記録の操作性に影響を与えることなく電話機能も付加することが出来る。
実施例1の画像処理装置の全体構成を示す外観斜視図 実施例1の画像処理装置の圧板を開いた状態における外観斜視図 実施例1の画像処理装置の要部断面図 実施例2の画像処理装置の全体構成を示す外観斜視図 実施例2の画像処理装置の圧板を開いた状態における外観斜視図 実施例3の画像処理装置の全体構成を示す外観斜視図 実施例3の画像処理装置の圧板を開いた状態における外観斜視図 従来の画像処理装置の外観斜視図 従来の画像処理装置の要部断面図
符号の説明
1 画像記録部(画像記録手段に対応)
2 スキャナー部(原稿読取手段に対応)
3 操作部
4 電装部
11 ヒンジ部
21,55,62 圧板
22 原稿ガラス(原稿載置台に対応)
23 コンタクトイメージセンサ(読取体に対応)
24 ガイドシャフト
25 記録シート(シートに対応)
26 記録シートトレイ
27 記録シート補助トレイ
28 カートリッジ交換カバー
29 開口部
30 中板
31 押圧ばね
32 記録シート幅スライダー
33 ピックアップローラ
34 分離シート
35 センサ
36 インクカートリッジ
38 ガイドシャフト
39 給送ローラ
40 ピンチコロ
41 拍車
42 排出ローラ
43 開口部
51 スキャナー部
52,61 画像記録部
56 リンク機構
65 コロ
66 原稿ガラス

Claims (14)

  1. 原稿を載置する原稿載置台、該原稿載置台に載置された原稿の画像を所定の方向に走査しながら読み取る読取体、該原稿載置台に載置された原稿を押圧する開閉可能な圧板から構成される原稿読取手段と、
    該圧板の上方に配置され、シートに画像を形成する画像記録手段と、
    該シートを搬送する搬送手段と、
    該シートを収納するシート収納手段と、を有し、
    前記搬送手段が、前記原稿読取手段の前記読取体が走査する前記所定方向とほぼ平行な方向に前記シートを搬送するように構成したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記シート収納手段が、シートを傾斜した状態で収納し、かつ前記圧板の上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記搬送手段が、画像記録手段で画像を記録されるシートを前記画像記録手段に対して一方向から給紙し、前記一方向の対向方向へ排出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 各種の操作を行う操作部が、前記画像記録手段の上部にあることを特徴とする特許請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像記録手段と前記圧板が一体的に構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像記録手段により画像が形成されたシートが、前記搬送手段により前記原稿を押圧する開閉可能な圧板の上に排出されることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像記録手段を前記圧板のヒンジ部近傍に配置したことを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. 前記開閉可能な圧板と、前記画像記録手段とは、連結手段により連結され、前記開閉可能な圧板の開閉動作に連動して前記画像記録手段が移動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 前記連結手段が、アーム部材で構成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像記録手段が、前記原稿読取手段の平面への投影面積範囲内で移動可能なように構成されたことを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像記録手段の高さ方向の移動領域が、前記開閉可能な圧板の回動高さの範囲内であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  12. 前記画像記録手段が、ほぼ水平状態で移動することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  13. 前記開閉可能な圧板の開閉を検知する検知手段と、
    該検知手段が前記圧板の回動を検知すると前記画像記録手段を前記圧板と干渉しない位置に移動させる移動手段と、を有することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  14. 前記画像記録手段の下面に回転自在に取り付けられ、前記圧板を開いたときに前記画像記録手段の移動を滑らかに行わせる回転部材を有することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1つに記載の画像処理装置。
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JP2010217541A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Ricoh Co Ltd ヒンジ装置、開閉装置及び画像形成装置
US10850935B2 (en) 2018-03-19 2020-12-01 Ricoh Company, Ltd. Document feeder assisting device and image forming apparatus incorporating automatic document feeder including the document feeder assisting device

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