JP2006135736A - 画像読取記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置時および使用時に必要な空間が狭くてすむ画像読取記録装置を提供する。
【解決手段】 原稿を押圧する開閉可能な圧板2を上部に有する読取部1と、前記圧板の上方に配置され記録紙に画像を記録する記録部3とを備え、前記記録部は一方の側から記録紙を給紙し、他方の側から排紙するほぼ水平の通紙パスを有し、該通紙パスの方向が前記読取部の長手方向と直交する方向になるように当該記録部を配置した画像読取記録装置。
【選択図】 図1a

Description

本発明は、画像読取記録装置に関し、特にそのレイアウトに関するものである。
画像の読取・印刷機能を備えたファクシミリやプリンタ・スキャナ複合機になどおいて、近年フラットベッド型の画像読取スキャナを装備したもの(特許文献1)が増加している。
フラットベッド型読取記録装置は、コピーなどの用途を重視しているため、読取装置、及び記録装置を本体にレイアウトするにあたっては、奥行きや幅を小さくしたい場合には従来は読取装置をユーザーに近くなるように、また圧板を容易に開閉できるように記録装置の上に配置することが多い。また、高さを抑えたい場合には読取部及び記録部を互いに横に並べた形に配置することもある。
特開2003−285964号公報
しかし、読取部を記録部の上に配置した場合、記録部における通紙不良ジャムの処理や記録用インクなどの消耗品の交換などといったメンテナンス作業を行う際、作業性をよくするために記録部の上にある読取部を大きく上に移動させられるように構成しなければならない。このために、通常の使用で頻繁には発生しないような、“読取部を上に移動させた状態”での高さが使用に必要な高さとなり、非常に空間利用効率が悪い。
また、原稿の読み取りを行っているときに読取部を移動させると、その際の振動が読み取った画像に影響したり、原稿がずれてしまったりすることがあるため、読取部を移動させているときには読み取りを行うことはできない。仮に読取動作を行うことができるように設定しても、思わぬ画像の乱れが生じ、満足な画像が得られない可能性が大きい。このため、この構成では読取動作中には記録部にアクセスできない。
また、小型機を謳った読取記録装置においては、小型化された記録部を配置することが考えられるが、紙の大きさに大きく左右される読取部の大きさは一度に読み取れる紙の大きさのスペックダウンを行わない限り小さくすることは困難なため、設置面積としては読取部の大きさに左右される。また、下部に配置された記録部よりも、上部に配置された読取部が大きくなることとなり、装置としての安定性に欠ける。安定させるために足などを設けると記録部を小型化した効果が希薄になってしまう。
また、厚み以外の2方向が原稿の大きさに左右されるフラットベッド型スキャナを上部に持ち上げて記録部にアクセスするために、蝶番型の連結機構で記録部と読取部を連結すると回転モーメントが大きくなり、開閉スピードを抑制するためのダンパ機構を構成すると、ダンパ機構自体が大きくなり、また、ダンパとその周辺の強度をアップするため、コストも高くなる可能性が高い。
また、前述のとおり、記録部と読取部を横に並べた構成にすれば高さを抑えることは可能であるが、設置面積が非常に大きくなるため、卓上で使う、などの設置場所の選択肢が少なくなり、高さを抑えた効果を生かせる使用条件は限られてしまう。
また、記録部は記録紙の少なくとも短手方向の長さに、フラットベッド型読取部は原稿の面積にそれぞれ大きさが左右されてしまうため、記録部を読取部の圧板の上に構成しようとすると、最小限まで小さくすると原稿の大きさ+枠体の大きさ程度である圧板の上に、少なくとも記録紙の幅+駆動系の幅や記録機構などの幅が必要になる記録部を配置しなければならず、ファクシミリなどハンドセットや多数の操作ボタンがユーザーから操作しやすい部分に配置しなければならない要素の多い機器では全体的な構成が非常に困難であった。
さらに、本体と圧板を単純に蝶番などで連結し、記録部と圧板を一体に構成した場合、圧板を開けた状態では記録部が傾くことになり、記録部に印字させている時に圧板を開閉すると、記録紙の搬送方向と重力の方向の関係が変化し、画像に悪影響を及ぼしやすい。また、記録部がインクジェット方式などで、液体の廃インクなどを貯蔵する機構を有している場合、記録部の傾斜時にも液漏れなどを起こさないような機構を設ける必要があり、コストアップにつながる。またこの上に操作部やハンドセットを配置すると、圧板の開閉時にはこれらの要素にアクセスしにくくなってしまう。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、設置時および使用時に必要な空間が狭くてすむ画像読取記録装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、画像読取記録装置を次の(1)のとおりに構成する。
(1)原稿を押圧する開閉可能な圧板を上部に有する読取部と、前記圧板の上方に配置され記録紙に画像を記録する記録部とを備え、前記記録部は一方の側から記録紙を給紙し、他方の側から排紙するほぼ水平の通紙パスを有し、該通紙パスの方向が前記読取部の長手方向と直交する方向になるように当該記録部を配置した画像読取記録装置。
本発明によれば、設置時および使用時に必要な空間が狭くてすむ画像読取記録装置を提供することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
なお、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1aは、実施例1である“読取記録装置を有するファクシミリ装置”の斜視図である。
読取部の本体1と蝶番状のヒンジで連結された圧板2の上に記録部3があり、記録部3と読取部本体1がリンク機構4で連結されている。このリンク機構4により、図1bに示すように記録部3は読取部本体1と常に平行な状態で移動することが可能になっている。記録中に記録部3を上下動させたとき、重力に対する記録紙のセット角度、搬送角度などは変化しないため、これらの角度の変化に起因する画像の劣化は防ぐことができる。
表示部5とボタン群6を含めた操作部7はユーザーからアクセスしやすい装置上部表面にあたる記録部3の上に配置されている。操作部7をその上部に構成されている記録部3が、前記リンク機構4によって読取部本体1と常に平行な状態で連結されているため、操作部7も常に同じ角度を保たれている。このため、操作部7の初期角度を操作しやすい角度に設定して構成すれば常に操作しやすい角度を保つことができる。
ハンドセット8は可動部である圧板2の上ではなく、読取部本体1側にセットされるよう構成されている。圧板2は図1bのように開くことができる。圧板2を開いたときにハンドセット8は可動部の上にないので開閉時の傾斜や振動などで意図しないときに本体から外れたりしにくい構造になっている。
図2は従来例及び実施例を右側面から見た図で、2a、2dはそれぞれ従来例と実施例1の圧板を閉じた状態、2b、2eは開いた状態である。2d、2eのように、記録部3は読取部1の上部からの投影面の範囲内で移動する。また、圧板2を最大限開いた状態で、記録部3は圧板2の高さよりも下にあるので、設置場所として、圧板2の最大回動高さと、鉛直からの投影面積さえ確保してあれば、記録部3の可動範囲はその中に収まっているため、圧板2の開閉動作が可能になる。これにより従来、圧板の開閉には記録部+読取部+圧板開閉高さが必要であった設置高さに比べて、同じ設置面積を保ちながら読取部+圧板開閉高さのみの設置高さしか必要としなくなるため、設置高さの抑制が可能になる。
また、図2において、2c、2fはそれぞれ従来例、実施例1においてインクなどの消耗品の交換、記録紙のジャム処理のために記録部を開放した状態である。従来例である2cのように読取部が記録部の上にある場合には読取部を上に移動させる必要があるので、読取部を開放するためには、記録部+読取部+読取部の移動高さが必要になる。これに比べて本実施例1である2fのように記録部が読取部の上にある場合の記録部の開閉に必要な高さは、読取部+記録部+記録部の蓋の開閉高さとなるので、読取部自体よりも記録部の蓋を小さく構成できる場合には設置高さを抑えることができる。
また、図1aにおいて、記録紙は圧板2の上方かつ記録部3の後方にあるASF(自動給紙)部に収納され、記録部3で印字された記録紙は本体前方の圧板2の上に排紙される。記録紙は記録部挿入口・排紙口ともにユーザーに近い圧板上にあるため、ユーザーは記録紙のセット、取り出しが容易になっている。圧板2上にはトレイ形状が形成されており、圧板2が排紙トレイを兼ねる構造となっている。これによって部品点数が削減され、組み立て性が向上しているため、部品コスト、組み立てコストなどを抑えることができる。
また、図1bのように圧板2を開閉するにあたっては、圧板2と読取部1には図1cのように転がり接触している部分があり、記録部3は圧板2の開閉に応じて上方向に移動するように構成されているので、ユーザーは圧板2を開くときに予め記録部3を上に移動させておくなどの動作をする必要はない。
この機構に関しては、例えばバネ等の適宜の手段を用いて記録部3を上方向に付勢しておき、圧板が閉まっている場合はロックなどで付勢力を相殺し、圧板2がある程度まで持ち上げられたときにはロックが外れ、記録部が付勢力で上方向に持ち上げられるように構成しておけば、圧板を開いたときには記録部は圧板の動きに干渉しない位置まで移動し、圧板の操作に影響しないような仕様にすることも可能である。
また、これらの機能を開閉センサとモータを用いて、開閉センサが圧板2の開閉を検知すると電気制御部からモータに指令が出されて、モータの力で記録部が上に移動するよう構成してもよい。
さて、本実施例の読取記録装置は、電気的に動作させるための電気基板のうち、少なくとも電源部や電話のモジュラージャックを含んだ基板、及びハンドセット8からの音声信号を入力する基板が読取部1の非可動部である本体側にレイアウトされている。
図1d(比較例1)に示すような、可動部に装置外部と接続する電源のケーブルや電話のモジュラーケーブル等のケーブル類42、ハンドセットのカールコード43などを接続した場合と比べると、図1bのようにケーブル類9、カールコード10などが圧板2の開閉や記録部3の移動に影響を及ぼすことが無く、逆に圧板2の開閉、記録部3の移動などによってこれらのケーブルが本体や接続先から引き抜かれてしまうこともない。また、動作の衝撃による基板上の部品に対するダメージも抑えることができる。
本実施例における読取記録装置の記録部3はインクジェット方式のプリンタとなっている。記録部の説明を以下に示す。
図3aにおいて、矢印Sは記録紙の搬送方向をあらわす。11はASF部12にセットされた記録紙の後端が垂れ下がらないように支持するために、記録部本体に着脱可能に設けられ記録部本体に収納可能な記録紙積載トレイである。44は記録紙を装置本体に挿入・積載するための開口部(記録紙挿入口)である。給紙板14はその支点aを中心に上下回動可能に構成されており、その上面において複数枚の記録紙が積載載置されるようにしている。押圧バネ15は、この給紙板14を上方へ加圧・回動させるためのものであり、この給紙板14は初期状態においては押圧バネ15の押圧力に抗して下方で保持されている。図1aに示した記録紙幅スライダーは、記録紙幅方向にスライドすることが可能で、記録紙の幅方向の動きを規制するように設けられている。また、前記のように複数部がセットされる記録紙を一枚ごとに搬送するために記録紙のピックアップローラ17と記録紙を1枚ずつ分離する分離シート25と、1枚ずつ分離給送された記録紙の先端を検知するセンサ(不図示)が設けられている。
記録紙にインクを吐出し画像を記録する記録部本体に対して着脱可能なインクカートリッジ18は、記録紙13の幅方向に往復動作する際にガイドシャフト19によりガイドされる。不図示の駆動源で回転駆動される給送ローラ20には、不図示のバネによりこの給送ローラ20に圧接して給送ローラ20に従動するピンチコロ21が設けられており、さらに拍車22と、この拍車22に圧接する排紙ローラ23とが図示のように夫々設けられている。
記録動作は以下のように行われる。
以上の構成において、記録を開始する信号が送られると、不図示の記録紙搬送モータが回転され、給紙板14の保持状態を解除してASF12に積載されている記録紙先端を上方へ持ち上げると共に、ピックアップローラ17を時計方向に回転させる。この結果、給紙板14に積載された記録紙の上層部はピックアップローラ17に接して矢印Sの方向に搬送され、分離シート25により下層の記録紙が堰きとめられたまま最上部の記録紙が1枚ずつ分離されて、印字位置へと搬送される。1枚に分離された記録紙先端はセンサにより検知された後、所定ステップ数モータが回転され、記録紙13が給送ローラ20とピンチコロ21のニップ部で挟持されインクカートリッジ18の下の印字位置まで記録紙先端が搬送されて一旦停止する。そして、このとき給紙板14は初期状態で保持される待機状態となる。
次に、インクカートリッジ18を不図示のモータで駆動し記録紙13の幅方向に一回往復させて、印字位置まで搬送された記録紙13にインクを吐出させて画像を記録する。インクカートリッジ18には記録紙搬送方向に数ライン分のインク吐出ノズル27が設けられており、インクカートリッジ18の1回分の往復で数ライン分の画像を記録する。インクカートリッジ18が1往復分動作終了すると、記録紙搬送モータを回転させて記録紙13をインクカートリッジ18の1往復で記録したライン数分搬送して、次の画像データを新たに記録する。以下、インクカートリッジ18の往復動作と記録紙13の搬送動作を順次繰り返して記録紙13に画像を記録する。このようにして、1ページ分の画像データの印字が終了するか、またはセンサが記録紙13の後端を検知して所定ステップ数記録紙を搬送したところで、記録紙後端が印字位置にくると記録紙1ページ分の記録動作を終了し、記録部の前面の下方に設けられた排出口から排出し一連の動作を終了する。次ページの画像データがあれば、前記の一連の動作を繰り返し、記録を行う。
インクジェット方式の記録ヘッドには極めて微細なノズルが多数存在し、このノズルからインクを吐出させて記録を行う方式のため、乾燥して固化したインクなどがノズル内で目詰まりを起こすことがある。目詰まりが発生した場合、ノズル内の不要物を除去するために、記録ヘッドの回復動作を行わなければならない。
回復動作を図3bにより説明する。
まず、記録ヘッドを搭載したインクカートリッジ18を記録紙幅の外の回復機構系まで移動させた後、キャップ部材26を記録ヘッドの吐出ノズル27に当接、密着させる。次に、図示しないポンプ機構によってキャップ部材26と吐出ノズル27の間に負圧を発生させ、インクを吸引して析出物や固形物等をインクとともに吐出ノズル27から排出し、不図示の廃液タンクやインク吸収体内に収める。次にキャップ部材を離間させ、ゴムワイパ45を当接させてヘッド表面をワイピングして回復動作を終了する。
図8に示すように、インクジェット方式のプリンタには、記録紙を搬送するための駆動系28の幅と、記録紙幅29と、インク吐出ヘッドを清掃する回復系の幅30が必要になるため、記録紙幅29よりもプリンタの幅が大きくなってしまう。インクジェット方式に限らず、一方から記録紙を挿入し、記録紙挿入口のほぼ反対側から排紙する通紙パスを持つプリンタは、少なくとも通紙幅以上のプリンタ幅が必要になり、通紙方向、記録紙法線方向のサイズはある程度まで小さくすることができても、記録紙短手方向の長さ+機構部の幅は残ってしまう。
次に読取部の説明をする。読取部はフラットベッド型のスキャナとなっている。図4は、原稿をセットする読取部の斜視図で、原稿を裏向きにセットするガラス31に、突き当て白基準32がガラス31の上面から貼り付けてある。突き当て白基準32は、原稿の端部の突き当て部となると同時にガラスを31通して裏側からの読み取りの絶対白基準となる役割がある。ガラス31はカバー33により上から押えられている。原稿の浮きを押える圧板2と、スポンジと白色シートで構成されている圧板白シート24がヒンジ46を介して取り付けられている。図5は図4からガラス31、カバー33を外した状態で、読取部の内部構造がわかるようにしたものである。これらの内部部品はすべてスキャナフレーム34に取り付けられている。画像を読み取るコンタクトセンサー(以下、CIS)35を保持しているCISホルダー36が、軸37の上をガイドされて動くようになっている。また、CISホルダー36はモータ38を動力として、駆動ギア部39で減速され、タイミングベルト40を介して駆動されている。タイミングベルト40は駆動ギア部39の対向部のプーリー41に掛けられている。これらの動作について説明すると、コピーやFAX送信動作の時に、CIS35とCISホルダー36が、矢印Aの方向に駆動され、ガラス31を介して原稿を読み取る。
フラットベッド型の画像読取装置は、CISなどのセンサから光を当てて、原稿が反射した光を読み取る機構になっているため、光を透過することが可能で原稿サイズよりも大きな板状の部材と、この部材を固定する枠体が必要になる。このため、読取部の大きさは、原稿の法線方向の大きさはある程度まで小さくすることは可能であるが、(原稿の長手方向の長さ+機構部)×(原稿の短手方向長さ+機構部)のサイズは残ってしまう。
すなわち、各々最小限までサイズを小さくした場合、記録部は記録紙短手幅+機構部、読取部は原稿長手幅+機構部の長さが必要となる。
本実施例では図9aのように記録紙の長手方向と原稿の長手方向が直交する形で配置されている。すなわち小型化した記録部、読取部において、各々最も長くなる部分を重ね合わせた形である。前記構成にすることによって、図9b(比較例2)のように最も長くなる部分を重ね合わせずに直交させた場合に比べて、装置全体としての大きさを抑えることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、操作性が高く、記録画像の劣化が少なく、かつサイズダウン・コストダウン及び、設置時・使用時に必要な空間が狭くてすむ画像読取記録装置を提供することができる。
図6aは、実施例2である“読取記録装置を有するファクシミリ装置”の斜視図である。
読取部50の上にインクジェット方式の記録部52があり、読取部50の圧板53は、読取部本体51とリンク機構54で連結されている。また読取部50の圧板53と記録部52が一体的に固定されている。これによって、圧板53を閉じたときにはその下に挟んだ原稿を記録部52の重さで原稿台のガラスに押し付け、ユーザーが原稿を抑えるのに必要な力を軽減している。
また、図6b、図7aに示すように、圧板53は前記リンク機構54によって、読取部本体51と常に平行な状態で開閉することが可能になっている。記録部52は圧板53と一体的に移動するように圧板に固定され、また、実施例1と同様、操作部55は記録部52の上に位置しているため、操作部55は初期状態を操作しやすい角度に設定してやれば、常にこの角度を保つことができる。また、ケーブルやコード類を接続する電気基板は可動部ではない読取部本体51内部に配置され、ハンドセット57は非可動部上にセットできるよう構成されている。
また、実施例1と同様、記録紙は圧板53上方かつ記録部52後方に収納され、記録部52で印字された記録紙は本体前方の圧板53の上に排紙され、圧板53上にはトレイ形状62が形成されており、圧板53が排紙トレイを兼ねる構造となっている。さらに、記録紙と原稿の長手方向が直交するようにセットされる構成となっているのも実施例1と同様である。
実施例2のリンク機構54は、図7aのように本体手前側のリンク部材58にあけられた穴59は丸穴ではなく長穴形状である。圧板53がリンク部材58で支えられた状態では、リンク機構54の圧板側の軸60がリンク部材58の長穴59の下限部に位置し読取部本体51と圧板53の角度は平行をなしているが、前記軸60と前記長穴59は上方向に若干の遊びがあるため圧板53をさらに上に持ち上げることができ、リンク機構によって開閉できる限界よりもさらに厚い原稿を原稿台に載置することができる。
図2において、2a、2gはそれぞれ従来例と実施例2の圧板を閉じた状態、2b、2hは開いた状態である。2g、2hに示すように、記録部52は読取部50の上部から上方向に平行移動する。これにより十分な圧板開き高さを確保しながら、設置高さの抑制が可能になる。
また、2c、2iはそれぞれ従来例、実施例2においてインクなどの消耗品の交換、記録紙のジャム処理のために記録部を開放した状態である。従来例では2cのように読取部が記録部の上にある場合には読取部を上に移動させる必要があるので、読取部を開放するためには、記録部+読取部+読取部の移動高さが必要になる。これに比べて本実施例2である2iのように記録部が読取部の上にある場合の記録部の開閉に必要な高さは、読取部+記録部+記録部の蓋の開閉高さとなるので、読取部自体よりも蓋を小さく構成できる場合には設置高さを従来例より抑えることができる。
読取部50および記録部52の詳細構成は、実施例1と同様なので、実施例1の説明を援用する。
以上説明したように、本実施例によっても実施例1と同様に、操作性が高く、記録画像の劣化が少なく、かつサイズダウン・コストダウン及び、設置時・使用時に必要な空間が狭くてすむ画像読取記録装置を提供することができる。
実施例1である“読取記録装置を有するファクシミリ装置”の斜視図(圧板閉時) 実施例1である“読取記録装置を有するファクシミリ装置”の斜視図(圧板開時) 図1bの一部を拡大して示す図 比較例1の斜視図 従来例、実施例1及び実施例2における、カートリッジ交換、圧板開閉時の側面図 記録部の構成を示す断面図 記録部の構成を示す断面図 読取部の外観を示す斜視図 読取部の内部構造を示す図 実施例2である“読取記録装置を有するファクシミリ装置”の斜視図(圧板閉時) 実施例2である“読取記録装置を有するファクシミリ装置”の斜視図(圧板開時) リンク部材の説明図 リンク部材の説明図(図7aの状態からさらに圧板を開いた状態) 実施例1、実施例2の記録部の説明図 実施例1、実施例2の上面図 比較例2の上面図
符号の説明
1 読取部本体
2 圧板
3 記録部

Claims (17)

  1. 原稿を押圧する開閉可能な圧板を上部に有する読取部と、前記圧板の上方に配置され記録紙に画像を記録する記録部とを備え、前記記録部は一方の側から記録紙を給紙し、他方の側から排紙するほぼ水平の通紙パスを有し、該通紙パスの方向が前記読取部の長手方向と直交する方向になるように当該記録部を配置したことを特徴とする画像読取記録装置。
  2. 原稿を押圧する開閉可能な圧板を上部に有する読取部と、前記圧板の上方に配置され記録紙に画像を記録する記録部とを備え、前記記録部は一方の側から記録紙を給紙し、他方の側から排紙するほぼ水平の通紙パスを有し、該通紙パスの方向が前記読取部の長手方向と直交する方向になるように当該記録部を配置した画像読取記録装置であって、
    前記記録部を前記読取部の平面への投影面積の範囲内で上下方向に平行移動可能に支持したことを特徴とする画像読取記録装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取記録装置において、
    前記読取部と前記記録部がアーム部材からなるリンク機構で連結されていることを特徴とする画像読取記録装置。
  4. 請求項2に記載の画像読取記録装置において、
    前記圧板の開閉動作に連動して前記記録部が移動することを特徴とする画像読取記録装置。
  5. 請求項2に記載の画像読取記録装置において、
    適宜の手段で前記記録部を上方向に付勢しておき、前記圧板が閉まっている場合は該付勢をロックし、圧板がある程度まで持ち上げられたときには該ロックが外れ、該記録部が上方向に持ち上げられるように構成したことを特徴とする画像読取記録装置。
  6. 請求項2に記載の画像読取記録装置において、
    前記記録部は、前記圧板に転がり接触する部分を有し、前記圧板の開閉動作に連動して当該記録部が移動することを特徴とする画像読取記録装置。
  7. 請求項2に記載の画像読取記録装置において、
    前記圧板の開閉を検知する検知手段と、前記検知手段が圧板の回動を検知したとき前記記録部を前記圧板と干渉しない位置に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする画像読取記録装置。
  8. 請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の画像読取記録装置において、
    前記記録部の高さ方向の移動領域は、圧板の回動高さの範囲内であることを特徴とする画像読取記録装置。
  9. 原稿を押圧する開閉可能な圧板を上部に有する読取部と、前記圧板の上方に配置され記録紙に画像を記録する記録部とを備え、前記記録部は一方の側から記録紙を給紙し、他方の側から排紙するほぼ水平の通紙パスを有し、該通紙パスの方向が前記読取部の長手方向と直交する方向になるように当該記録部を配置した画像読取記録装置であって、
    前記圧板は、当該圧板が閉じられていたときと平行の状態を保ったまま開閉するよう構成されていることを特徴とする画像読取記録装置。
  10. 請求項9に記載の画像読取記録装置において、
    前記読取部と前記圧板がアーム部材からなるリンク機構で連結されていることを特徴とする画像読取記録装置。
  11. 請求項10に記載の画像読取記録装置において、
    前記リンク機構は左右それぞれ少なくとも2本の部材により構成されており、手前側の部材に若干の遊びを設けることにより前記圧板の手前側の開閉を大きくできることを特徴とする画像読取記録装置。
  12. 請求項9に記載の画像読取記録装置において、
    前記記録部が前記圧板に固定され、圧板が閉じたときに記録部の重さにより圧板を押圧することを特徴とした画像読取記録装置。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像読取記録装置において、
    前記圧板を前記記録部の排紙トレイに兼用したことを特徴とする画像読取記録装置。
  14. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像読取記録装置において、
    操作部を前記記録部の上面に配置したことを特徴とする画像読取記録装置。
  15. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像読取記録装置において、
    ハンドセットを前記読取部上部の非可動部に配置したことを特徴とする画像読取記録装置。
  16. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像読取記録装置において、
    電気基板を前記読取部の非可動部内部に装着したことを特徴とする画像読取記録装置。
  17. 請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の画像読取記録装置において、
    前記記録部にインクジェット方式の記録部を用いたことを特徴とする画像読取記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011090303A (ja) * 2010-10-18 2011-05-06 Seiko Epson Corp 画像読取り装置における原稿カバーの開閉装置および画像読取り装置
JP2015063083A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
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