JPH09100059A - 読取手段及び記録手段を備える複合装置 - Google Patents

読取手段及び記録手段を備える複合装置

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JPH09100059A
JPH09100059A JP7255426A JP25542695A JPH09100059A JP H09100059 A JPH09100059 A JP H09100059A JP 7255426 A JP7255426 A JP 7255426A JP 25542695 A JP25542695 A JP 25542695A JP H09100059 A JPH09100059 A JP H09100059A
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JP7255426A
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Hiroshi Ogushi
大櫛  博
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿と画像形成した記録済紙の混在を回避で
き、かつ、記録紙の装填および記録済紙の取り出しの
際、原稿を排出する回動自在のトレーを上方に解放する
ことにより、開口部ができるため、当該トレーが邪魔に
ならない作業性のよい読取手段及び記録手段を備える複
合装置を提供すること。 【解決手段】 画像を読み取る読取手段Aと、該読取手
段と同じ排出方向の排出口24aであって該読取手段の
下方に位置する排出口24aを有する記録手段Bと、を
備えた複合装置1において、前記読取手段Aの排出部に
水平より下向きで上方向には端部を中心に回転方向に可
動な第1のトレー51を設けるとともに、前記第1のト
レー51より排出方向側にあり下流側端部が上向きにテ
ーパ52aになっている第2のトレー52を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取手段及び
記録手段を備えたファクシミリ装置、複写機及びプリン
タ等の複合装置に係り、詳しくは、画像読取手段から排
出する原稿と記録手段から排出する記録紙を混在させず
に集積する複合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、情報処理システムの発達に伴い、
種々の情報処理機器が開発されている。これら機器のう
ち、記録機能や画像読取機能を有するファクシミリ装置
等の情報処理機器は、オフィスのみならず、一般家庭に
おいても広く使用されるようになっている。
【0003】これら情報処理機器は、記録手段として従
来より低価格であった感熱(サーマル)記録に並び、最
近では普通紙記録を低価格で提供できるインクジェット
記録が主流となりつつある。普通紙記録ということで、
プリンタ機能とファクシミリ機能の2種類を持つ製品も
数多くなってきている。
【0004】従来の複合ファクシミリ装置1’の一例を
図5に正面断面図にて示す。基本構成として、電気基板
(制御基板201、主電源202)、記録部203、読
取部204、オペレーション部205の順に構成されて
いる。記録部203は、複数枚の記録紙を一枚ずつ順次
記録部へ送り出す記録紙搬送部206とインクジェット
方式による記録装置207から構成されている。読取部
204は、原稿をセットし積載するための原稿トレー2
08、原稿搬送路をガイドする図示しない上原稿ガイ
ド、下原稿ガイド209、複数枚の原稿を一枚ずつ分離
し順次送り出す原稿分離部210、コンタクトセンサ2
11並びに該コンタクトセンサ211に対し付勢されて
取り付けられることにより原稿を該コンタクトセンサ2
11に密着させ、かつ該原稿を排紙口に搬送するための
読取ローラ212により構成されている。記録紙の流れ
としては、矢印A方向に記録紙装填部213より記録紙
搬送部206を介して記録装置207へと搬送され、記
録された後記録紙排出トレー215に積載される。読取
原稿は、原稿分離部210により一枚ずつ順次コンタク
トセンサ211へと搬送され、原稿排出トレー214に
排出され積載される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
場合、原稿を確実に積載させるためには、原稿排出トレ
ー214は原稿の長さ分必要であるので、排出方向に突
出するため、記録紙の装填および記録済紙の取り出しの
際邪魔になっていた。邪魔であるためにトレー214を
取り外すと、排出された原稿が散乱するだけでなく、記
録済紙と原稿が混在してしまう。従って、原稿と記録済
紙を仕分けることが必要となるのみならず、インクジェ
ット記録の記録紙のインクが乾ききっていない場合、記
録済紙および原稿を汚してしまうことがあった。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、原稿と画
像形成した記録済紙の混在を回避できる読取手段及び記
録手段を備える複合装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、記録紙の装
填および記録済紙の取り出しの際、トレーが邪魔になら
ず作業性を向上することができる読取手段及び記録手段
を備える複合装置を提供することにある。
【0008】更に、本発明の第3の目的は、原稿が長い
場合でも、原稿の先端が屈曲することを回避できる読取
手段及び記録手段を備える複合装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、画像を読み取る読取手段
と、該読取手段と同じ排出方向の排出口であって該読取
手段の下方に位置する排出口を有する記録手段と、を備
えた複合装置において、前記読取手段の排出部に第1の
トレーを設けるとともに、前記第1のトレーより排出方
向側に第2のトレーを設けたこと、を特徴とする複合装
置にある。
【0010】また、前記複合装置は、前記読取手段の下
部に開口部を設け、前記開口部を前記記録手段より搬送
される記録媒体の搬送経路とすると好ましい。
【0011】また、前記第2のトレーは、可動であり前
記複合装置に収納できると更に好ましい。
【0012】更に、前記第2のトレーは、可動であり前
記複合装置の記録媒体の搬送経路に収納できるようにし
てもよい。
【0013】そして、画像を読み取る読取手段と、該読
取手段と同じ排出方向の排出口であって該読取手段の下
方に位置する排出口を有する記録手段と、を備えた複合
装置において、前記読取手段の排出部に水平より下向き
の第1のトレーを設けるとともに、前記第1のトレーよ
り排出方向側に第2のトレーを設けたこと、を特徴とす
る複合装置であってもよい。
【0014】また、前記複合装置は、前記読取手段の下
部に開口部を設け、前記開口部を前記記録手段より搬送
される記録媒体の搬送経路とすると好ましい。
【0015】また、前記第2のトレーは、可動であり前
記複合装置に収納できると更に好ましい。
【0016】更に、前記第2のトレーは、可動であり前
記複合装置の記録媒体の搬送経路に収納できるようにし
てもよい。
【0017】そして、画像を読み取る読取手段と、該読
取手段と同じ排出方向の排出口であって該読取手段の下
方に位置する排出口を有する記録手段と、を備えた複合
装置において、前記読取手段の排出部に水平より下向き
で上方向には端部を中心に回転方向に可動な第1のトレ
ーを設けるとともに、前記第1のトレーより排出方向側
に第2のトレーを設けたこと、を特徴とする複合装置で
あってもよい。
【0018】また、前記複合装置は、前記読取手段の下
部に開口部を設け、前記開口部を前記記録手段より搬送
される記録媒体の搬送経路とすると好ましい。
【0019】また、前記第2のトレーは、可動であり前
記複合装置に収納できると更に好ましい。
【0020】更に、前記第2のトレーは、可動であり前
記複合装置の記録媒体の搬送経路に収納できるようにし
てもよい。
【0021】そして、画像を読み取る読取手段と、該読
取手段と同じ排出方向の排出口であって該読取手段の下
方に位置する排出口を有する記録手段と、を備えた複合
装置において、前記読取手段の排出部に水平より下向き
で上方向には端部を中心に回転方向に可動な第1のトレ
ーを設けるとともに、前記第1のトレーより排出方向側
にあり下流側端部が上向きにテーパになっている第2の
トレーを設けたこと、を特徴とする複合装置であっても
よい。
【0022】また、前記複合装置は、前記読取手段の下
部に開口部を設け、前記開口部を前記記録手段より搬送
される記録媒体の搬送経路とすると好ましい。
【0023】また、前記第2のトレーは、可動であり前
記複合装置に収納できと更に好ましい。
【0024】そして、前記第2のトレーは、可動であり
前記複合装置の記録媒体の搬送経路に収納できるように
してもよい。
【0025】〔作用〕以上構成に基づき、画像を読み取
る読取手段と、該読取手段と同じ排出方向の排出口であ
って該読取手段の下方に位置する排出口を有する記録手
段と、を備えた複合装置において、読取手段で画像を読
み取られた原稿は、該読取手段の排出部に設けた第1の
トレーの上面を摺動しながら前進する。そして、前記第
1のトレーより排出方向側に設けた第2のトレーの上面
にまたがって載置されて集積する。一方、前記記録手段
により画像を記録された記録済紙は、該記録手段が前記
読取手段の下方に位置するところに有する排出口に排出
される。従って、前記原稿と前記記録済紙との混在を回
避できる。
【0026】また、上記複合装置において、回動自在に
設けた前記第1のトレーを上方に回動して開口部ができ
るため、記録紙の装填および記録済紙の取り出しの際、
前記開口部を利用することにより、当該第1のトレーが
邪魔にならずに作業性ができる。
【0027】更に、原稿が長い場合、前記第2のトレー
の先端に設けた上向きのテーパ面を原稿の先端が摺動し
て該第2のトレーの先端から脱出するため、該原稿の先
端が該第2のトレー内に滞留することにより屈曲してし
まうことを回避できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明によ
る実施の形態について説明する。
【0029】[第1の実施の形態]図1は、本発明を適
用した第1の実施の形態におけるファクシミリである複
合装置1(以下「ファクシミリ装置」と称す)の全体構
造を示す正面断面図である。図2は、前記ファクシミリ
装置1の外観を示す斜視図である。図3は、第2のトレ
ー52を動かしたときの図である。図1、図2および図
3を用いて本発明の第1の実施の形態におけるファクシ
ミリ装置1の説明をする。
【0030】図1に於いて、このファクシミリ装置1の
本体シャーシ1aと、装置の制御を行う制御基板2a
と、装置の操作を行う操作パネル3と、操作パネル3の
制御基板4と、図示しない原稿を積載するための第1の
トレーである原稿トレー5と、排紙した原稿を積載する
原稿排紙トレー51と、第2のトレーである原稿排紙第
2トレー52と、排出トレーである記録紙排紙トレー5
3が配置されている。前記記録紙排紙トレー53は、記
録された記録済紙を搬送する搬送経路となり、かつ、該
記録済紙を集積するためのトレーの役割もする。
【0031】先ず最初に、読取手段である読取系Aにつ
いて説明する。
【0032】前記読取系Aは、図示しない原稿に光を照
射してその反射光を電気信号に変換し、この信号を操作
モードに応じて他機に伝送し、又は自己の記録手段であ
る記録系Cに伝送するものである。
【0033】詳細に説明をすると、原稿搬送ガイド5
a,5bは、分離ローラ6から後述する給送ローラ9ま
で図示しない原稿のガイドをする。そして分離ローラ6
が図示しない駆動モータにより図1において反時計方向
に回転し、予備搬送板バネ7が原稿を分離ローラ6側に
付勢することにより、摩擦片8と分離ローラ6とにより
形成されるくさび形状の場所まで該原稿が搬送される。
そして、摩擦片8により複数枚ある図示しない前記原稿
は1枚ずつ捌かれ、給送ローラ9が図示しない駆動モー
タにより図1において時計方向に回転する。前記ローラ
9の対向する位置にある光電変換センサ(今回はCSを
使用)である読取部(以下「CS」と称す)10は、給
送ローラ9に付勢してあり、その付勢力を得て前記原稿
が搬送される。本装置において、給送ローラ9は、CS
l0の読取り白地をかねている為、白色のローラとして
構成している。また原稿11は、本発明の特徴とする原
稿排紙トレー51と、原稿排紙第2トレーに排紙積載す
るよう構成してある。
【0034】次に、操作部3について説明する。
【0035】操作部3は、前記モード切り換え操作、コ
ピー操作、送信操作、スキャナー操作等の操作を行うた
めのものである。前記操作部3は、各種操作に応じたキ
ーが設けられた操作パネルと操作パネル制御基板により
構成されている。この操作部3は、読取系Aに於ける原
稿搬送機構の上部に設けられており、本ファクシミリ装
置に対して図3に示す矢印a方向に回動可能に構成され
ている。尚、操作部3の一方端側には送信・受信を行う
図示しない電話機のハンドセットが装備されている。
【0036】次いで図1に基づき、給紙系Bについて説
明する。
【0037】記録媒体である記録シート12としては、
普通紙やプラスチックシート等及びその他の材質であっ
て、インクを転写し得るものを用いることが可能であ
る。本実施の形態では、B4サイズ又はA4サイズにカ
ットされた普通紙を記録シート12として用いる。そし
て記録シート12(以下「記録紙」と称す)は、記録紙
高さ規制板13により、本体シャーシ1aの底部に形成
されたシート収納部1dに限られた枚数が収納積載され
る。また図3に於いて、前記シート収納部1dの蓋とし
ても作用する後述する記録紙排紙トレー53が矢印b方
向に、本体シャーシ1aの縦壁1a’に対して取り外し
可能に構成されてあり、記録紙12を収納する際にはこ
の取り外し動作を行う。
【0038】前記記録紙12の底部に構成している圧板
14は、図示しない駆動系により1回転制御され、記録
紙12を搬送するローラ15(以下「LFローラ」と称
す)へ接し搬送するようばね性を持って構成してある。
前記LFローラ15が図1において反時計方向に回転駆
動することにより搬送された記録紙12は、図示しない
トルクリミッターを有する摩擦分離ローラ16により捌
かれ、1枚ずつLFローラ15と対向している補助コロ
17а,17bの付勢力を得て、記録部Cへと搬送され
る。記録紙後端ガイド18は、図3に示す矢印c方向に
移動可能に本体シャーシ1aに支持してあり、記録紙1
2の長さにより後端を支持し給紙系Bに記録紙12の先
端部分が定位置に来るよう構成している。また図示しな
い記録紙サイドガイドが記録紙12の幅方向の規制をし
ている。
【0039】次に、記録系Cについて説明をする。
【0040】本ファクシミリ装置の記録系としては、一
般にインクジェット記録装置と称されるものを採用して
いる。
【0041】記録系Cは他機から伝送された画信号、或
いは後述する読取系Aから伝送された画信号に応じて、
給紙系Bより供給された記録紙12に画像を記録するも
のである。
【0042】前記記録系Cについて詳細に説明をする
と、記録紙押え板30は、LFローラ15側に押圧され
ていて、給紙系Bより搬送された記録紙12の上ガイド
を兼ねながら、ピンチローラ19をLFローラ15に対
向させている。そして記録カートリッジ20とプラテン
板21との問を記録紙12が搬送され、記録カートリッ
ジ20により記録動作を行う。本実施の形態に於いて
は、図示しないモータ及び駆動系により記録カートリッ
ジ20は、記録紙12の幅方向に対して移動しながらシ
リアル印字するよう構成している。
【0043】また、図3において、原稿積載台を兼ねて
いる記録カバー29が本体に図示しない回転中心により
矢印d方向に回転可能に支持してある。そして、記録カ
ートリッジ20を矢印e方向に着脱可能にしている。排
紙ローラ22と対向する拍車ローラ23により印字面を
汚さないように記録紙12を搬送する。また、搬送方向
下流側に設けた排紙ローラ24と、駆動伝達ローラ25
より駆動力を得た拍車ローラ26により記録紙12を搬
送する。そして、前記排紙ローラ24と拍車ローラ26
により構成される排出口24aを貫通し、更に、記録紙
排紙トレー53と読取系Aにより形成される開口部24
bを通過して、搬送経路である前記記録紙排紙トレー5
3の上面を摺動しながら該記録紙排紙トレー53の上面
に集積される。
【0044】次に電装系の配置及び配線について説明す
る。
【0045】制御部2の制御基板2aは、本体の電気グ
ランド(フレームグランド)として設けたグランド板2
bに取り付けられており、かつネジ止めにて直接アース
を取っている。また制御基板2aには、図示しない外部
コンピュータとを接続するためのセントロインターフェ
ース2gそして本装置に電源供給する電源2cが、本体
シャーシ1aの底部でかつ、断面を示す図1において給
紙系Bと記録系Cより左側、本装置としては後方底部に
構成している。また、電源2cの有する電源フレーム2
dがグランド板2bに取り付けられており、かつネジ止
めにて直にアースを取っている。更に電源2cには、図
示しない電源コードをつなぐ為のインレット2eが構成
されている。そして本ファクシミリ装置1の電話機能及
び通信機能をコントロールする通信基板2fが本装置最
後方に構成している。この通信基板2fもグランド板2
bに取り付けられており、かつネジ止めにて直にアース
を取っている。
【0046】上述の構成により、電気基板の1つずつに
対してシールド板を設ける必要がなく、部品点数も増え
ることなく本ファクシミリ装置1のコストを軽減するも
のである。
【0047】更に、後ろカバー28は、本ファクシミリ
装置1に工具を用いて着脱可能に支持してあり、この後
ろカバー28を外すだけで、電装系のメンテナンス及び
交換が今まで以上簡単に行えるものとしている。
【0048】次に本発明の特徴とするところの原稿排紙
積載について説明する。
【0049】読取りが終わり排出された原稿11は、原
稿排紙トレー51にガイドされて原稿排紙第2トレー5
2に到達する。その後、本体より排出された原稿は、自
重で落下しようとするが原稿排紙第2トレー52の先端
部52aが排出方向に向かって上向きにテーパになって
おり、ここで支えられるので床に落下するのを防止す
る。ここで先端部52aが垂直な壁でなくテーパである
のは、壁であると後で説明するように、前記原稿排紙第
2トレー52が前記記録紙排紙トレー53に収納されて
いる場合に、紙の先端が引っ掛かってしまい紙詰まりを
起こしてしまうからである。前記原稿排紙第2トレー5
2の先端がテーパであると、紙の方が長い場合、必ず紙
の先端が上方に逃げるため、紙が屈曲することもなく、
また、紙詰まりを起こすこともない。
【0050】次に、前記原稿排紙第2トレー52及び記
録紙排紙トレー53の周辺でのペーパーハンドリングに
ついて説明する。原稿排紙トレー51は、回転中心31
を中心に上側に回転可能なように支持されており、記録
紙排紙トレー53に記録済の記録紙がある場合、または
記録紙排紙トレー53を矢印b(図3)の方向に開け
て、記録紙を装填する場合に矢印fの方向に原稿排紙ト
レー51は逃げるので、難なく取り出し、あるいは装填
をおこなうことができる。
【0051】次いで、原稿排紙第2トレー52の収納に
ついて説明する。原稿排紙第2トレー52は、記録紙排
紙トレー53に形成された案内ガイド53aに対して摺
動しながら嵌挿して収納することができ、及び引き出し
自在に設けてあり(図3)、矢印gの方向に動かすこと
ができる。図1、2、3は、最も外側に引き出した状態
である。図4は、収納した状態である。これにより、原
稿を読み取らせる以外の場合には、前記原稿排紙第2ト
レー52を収納することができるので、スペースをとら
ず、邪魔にもならない。また、取り外し式ではないの
で、紛失することもなくなる。
【0052】次いで、上記装置の動作について図1及び
図4に沿って説明する。
【0053】まず、読取系Aを使用する場合は、原稿排
紙第2トレー52を図4の状態から図1の状態に引き出
す。前記読取系Aで画像を読み取られた原稿は、該読取
系Aの排出部に設けた第1のトレーである原稿排紙トレ
ー51の上面を摺動しながら前進する。そして、前記記
録系Cより下方であって、かつ前記原稿排紙トレー51
より排出方向側に設けた第2のトレーである原稿排紙第
2トレー52の上面に載置されて集積する。一方、前記
記録系Cにより画像を記録された記録済紙は、該記録手
段が前記読取系Aの下方に位置するところに有する排出
口24aを介して記録紙排紙トレー53に排出される。
従って、前記原稿と前記記録済紙との混在を回避でき
る。
【0054】次に、図3の状態において、上記複合装置
において記録紙の装填および記録済紙の取り出しをする
際は、回動自在に設けた前記原稿排紙トレー51を上方
に回動することにより開口部24bを形成する。そし
て、前記開口部を利用して圧板14に記録紙を装填し、
又は記録紙排紙トレー53に載置集積した記録済紙を取
り出す。従って、当該記録紙の装填および記録済紙の取
り出しを、前記原稿排紙トレー51に邪魔されずに行う
ことができる。
【0055】また、原稿排紙第2トレー52を越える程
度に原稿が長い場合でも、前記原稿排紙第2トレー52
を図1に示すように記録紙排紙トレー53から引き出し
た状態において、該原稿排紙第2トレー52の先端に設
けた上向きのテーパ面を原稿の先端が摺動して該原稿排
紙第2トレー52の先端から脱出するため、該原稿の先
端が該原稿排紙第2トレー52内に滞留することにより
屈曲してしまうことを回避できる。
【0056】そして、読取系Aを使用しないために原稿
排紙第2トレー52を収納した状態(図4)において、
記録系Cを作動させた場合、記録済紙が記録紙排紙トレ
ー53よりも長い場合でも、該原稿排紙第2トレー52
の先端に設けた上向きのテーパ面を記録済紙の先端が摺
動して該原稿排紙第2トレー52の先端から脱出するた
め、該記録済紙の先端が該原稿排紙第2トレー52に滞
留することにより屈曲してしまうことを回避できるとと
もに、該原稿排紙第2トレー52が突出していないた
め、作業性がよくなる。 [第2の実施の形態]次に、前述したファクシミリ装置
に於ける各部の他の実施の形態について説明する。
【0057】前述した実施の形態では、インクジェット
記録方式を記録手段として構成したが、トナーを使用す
る電子写真記録方式(レーザービームプリンター)、若
しくはインクシートとサーマルヘッドを使用する熱転写
記録方式等で構成してもよいことは当然である。前記構
成においても、前述の第1の実施の形態の構成における
場合と同様に作用し、同様の効果を得ることができる。
【0058】なお、前述の第1及び第2の実施の形態に
おいて、前記複合装置1をファクシミリ装置を例にして
説明したが、当該ファクシミリ装置に限定することはな
く、プリンタ又は複写機等においても本発明を実施する
ことができ、同様の効果を奏する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に基づく複
合装置によっては、原稿排出部に第1のトレーを設ける
とともに、記録紙排出部の下流側であって、かつ前記第
1のトレーより排出方向下流側に位置する原稿排出部の
延長部に、原稿を受ける別の第2のトレーを設けること
により、原稿と画像形成した記録済紙の混在を回避でき
る。従って、原稿と記録済紙の仕分け作業が不要にな
る。インクプリンタの場合は、記録済紙の乾燥前のイン
クが原稿に付着することを防止できるため、作業の合理
化及び品質の向上を図ることができる。
【0060】また、前記第1のトレーを回動自在に設け
ることにより、記録紙の装填および記録済紙の取り出し
の際、該第1のトレーを上方に回動して開口部ができる
ため、当該第1のトレーが邪魔にならず当該作業を容易
にすることができ、作業性が改善されるとともに作業効
率を向上することができる。
【0061】更に、前記第2のトレーの先端に上向きの
テーパ面を設けることにより、原稿が長い場合でも、原
稿の先端が該上向きのテーパ面を摺動して該第2のトレ
ーの先端から脱出し該原稿の先端が屈曲することを回避
できる。
【0062】そして、前記第2のトレーを引出式にする
ことにより、必要なとき以外は該第2のトレーを収納す
ることができるため、作業中に該第2のトレーに引っ掛
かかったり邪魔になったりすることが回避でき、安全を
確保できるとともに作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を最も良く示す第1実施の形態における
ファクシミリ装置の全体構造を示す正面断面図。
【図2】ファクシミリ装置の外観を示す斜視図。
【図3】ファクシミリ装置の各部の開口可能状態を示す
正面断面図。
【図4】ファクシミリ装置の排出原稿を受けるための第
2のトレーを記録紙後端ガイド部に収納した状態を示す
正面断面図。
【図5】従来例によるファクシミリ装置の全体構造を説
明する正面断面図。
【符号の説明】
A 読取手段(読取系) B 給紙系 C 記録手段(記録系) 1 複合装置(ファクシミリ装置) 1a 本体シャーシ 1a’縦壁 1d シート収納部 2 制御部 2a 制御基板 2b グランド板 2c 電源 2d 電源フレーム 2e インレット 2f 通信基板 2g セントロインターフェース 3 操作部(操作パネル) 4 操作パネル制御基板 5 原稿トレー 6 分離ローラ 7 予備搬送板バネ 8 摩擦片 9 給送ローラ 10 読取部(CS) ll 原稿 12 記録媒体(記録紙) 13 記録紙高さ規制板 14 圧板 15 LFローラ 16 摩擦分離ローラ 17a 補助コロ 17b 補助コロ 18 記録紙後端ガイド(記録紙押え板) 19 ピンチローラ 20 記録カートリッジ 21 プラテン板 22 排紙ローラ 23 拍車ローラ 24 排紙ローラ 24a 排出口 24b 開口部 25 駆動伝達ローラ 26 拍車ローラ 27 記録紙排紙トレー 28 後ろカバー 29 記録カバー 30 記録紙押え板 51 第1のトレー(原稿排紙トレー) 52 第2のトレー(原稿排紙第2トレー) 52a 先端部(先端テーパ部) 53 排出トレー(記録紙排紙トレー)(搬送経路) 53a 案内ガイド 201 制御基板 202 主電源 203 記録部 204 読取部 205 オペレーション部 206 記録紙搬送部 207 記録装置 208 原稿トレー 209 下原稿ガイド 210 原稿分離部 211 コンタクトセンサ 212 読取ローラ 214 原稿排出トレー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取る読取手段と、該読取手段
    と同じ排出方向の排出口であって該読取手段の下方に位
    置する排出口及び排出トレーを有する記録手段と、を備
    えた複合装置において、 前記読取手段の排出部に第1のトレーを設けるととも
    に、 前記第1のトレー及び排出トレーより排出方向下流側に
    第2のトレーを設け、 前記第1及び第2のトレーにより原稿を受け取ること、 を特徴とする複合装置。
  2. 【請求項2】 前記複合装置は、前記読取手段の下部に
    開口部を設け、前記開口部を前記記録手段より搬送され
    る記録媒体の搬送経路としたこと、を特徴とする、 請求項1記載の複合装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のトレーは、可動であり前記複
    合装置に収納できること、を特徴とする、 請求項1記載の複合装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のトレーは、可動であり前記複
    合装置の記録媒体の搬送経路に収納できること、を特徴
    とする、 請求項2記載の複合装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のトレーは、排出方向下流側が
    下がるように傾斜していること、を特徴とする、 請求項1記載の複合装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のトレーは、上方向には端部を
    中心に回転方向に可動なこと、を特徴とする、 請求項5記載の複合装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のトレーは、下流側端部が上向
    きにテーパになっていること、を特徴とする、 請求項1記載の複合装置。
  8. 【請求項8】 前記排出トレーの下部は記録紙収納部で
    あって、該排出トレーは該記録紙収納部の蓋を兼用して
    いること、を特徴とする、 請求項6記載の複合装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のトレーは、前記排出トレーに
    引き出し自在であること、を特徴とする、 請求項8記載の複合装置。
JP7255426A 1995-10-02 1995-10-02 読取手段及び記録手段を備える複合装置 Pending JPH09100059A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265887A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Canon Electronics Inc 画像読取装置
JP2021013109A (ja) * 2019-07-08 2021-02-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取機能付き画像形成装置

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