JP3416586B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3416586B2
JP3416586B2 JP24638699A JP24638699A JP3416586B2 JP 3416586 B2 JP3416586 B2 JP 3416586B2 JP 24638699 A JP24638699 A JP 24638699A JP 24638699 A JP24638699 A JP 24638699A JP 3416586 B2 JP3416586 B2 JP 3416586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、MFP等の複合機、などの画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置と画像読取装置とを備えた
コピー機やファクシミリ装置等の画像形成装置では、コ
ピー・ファクシミリ・プリンタ等の複数の機能を備えた
多機能タイプのものが近年普及している。
【0003】また、画像形成装置は、従来はシート材の
排出トレイや、原稿の積載、排出トレイなどが筐体の側
面側から横方向に設けられているタイプのものが多かっ
たが、近年では、装置の設置スペースの低減の目的か
ら、これらのシート材排出トレイや原稿積載、排出トレ
イを装置上部に設ける提案がなされている。さらには、
操作性の向上の観点から、原稿やシート材の積載、取り
出しなどの基本的な作業や操作を装置の前面側から行え
るようにして、原稿及びシート材を装置の縦方向(操作
者から見て前後方向)に搬送するものが提案されてい
る。
【0004】このような画像形成装置の一例を、図6に
示すファクシミリ装置100の概略断面図を参照して説
明する。このファクシミリ装置100は、ファクシミリ
を受信して受信画像をシート材Pに形成する画像形成装
置本体側の筐体である本体筐体部101の上に、原稿S
の画像を読み取って当該画像の情報を他機に送信するた
めの原稿読取装置側の筐体部102が形成され一体化さ
れた構成となっている。ファクシミリ装置100では、
図6の矢印A方向が装置手前方向となり、この方向から
原稿のセット、他機への送信についての設定、排出され
たシート材の取り出し等の各種設定及び操作をユーザが
行う。
【0005】ファクシミリ装置100の本体筐体部10
1内には、シート材Pを積載及び給送するシート材給送
部、このシート材給送部により給送されたシート材Pを
本体筐体部101の前後方向に搬送しながら当該シート
材Pに画像を形成する画像形成部、この画像形成部によ
って画像形成されたシート材Pを排出するシート材排出
部などが格納され、画像形成部によって画像形成された
シート材Pは、シート材搬送経路103Rを通って、本
体筐体部101の外面上部に形成されたシート材排出ト
レイ104上に排出、積載される。
【0006】一方、ファクシミリ装置100の原稿読取
装置側の筐体部102内には、略U字状の原稿搬送路1
05Rが設けられ、この原稿搬送路105R上に、不図
示の搬送ローラや画像読取手段としてのイメージスキャ
ナ等が配されている。また、筐体部102に対しては、
原稿搬送路105Rの上端側に接続するように原稿載置
トレイ106が取り付けられ、原稿搬送路105Rの下
端側に接続するように原稿排出トレイ107が取り付け
られる。なお、原稿載置トレイ106には、載置された
原稿Sの幅を規制するためのスライダ106aが原稿S
の幅方向に移動可能に設けられる。
【0007】原稿読取装置において、原稿載置トレイ1
06に載置された原稿Sは、筐体部102の原稿搬送路
105Rに沿って搬送されつつ、その画像がイメージス
キャナで読み取られた後に、原稿排出トレイ107上に
排出される。
【0008】次にユーザの作業について説明する。この
ファクシミリ装置100では矢印A方向が装置手前側と
なることから、ユーザは、装置手前側から原稿Sを原稿
載置トレイ105にB方向にセットし、原稿Sが原稿排
出トレイ106に排出されると、当該原稿SをC方向に
取り出す作業を行う。
【0009】また、ユーザは、画像形成部からシート材
排出トレイ104上に排出、積載されたシート材Sにつ
いては、原稿Sと同様に装置手前側から矢印E方向に取
り出す作業を行う。このように、ファクシミリ装置10
0においては、基本的な作業については装置手前側から
行えるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなファクシミリ装置100では、以下のような
問題点が指摘されていた。
【0011】ファクシミリ装置100においては、原稿
Sの挿入、取り出し、及び、シート材Pの取り出し作業
を行う際に、ユーザは装置の手前方向から本体筐体部1
01の前面側に立って原稿Sをセットした後に、コピー
やファクシミリ送信設定などの操作を行うが、このとき
に原稿Sの手前端部がユーザに干渉しないようにするた
めに、原稿Sを挿入する挿入口や排出口を装置奥側に離
して配置する必要がある。
【0012】また、近年、ファクシミリ装置では、画像
読取部で読み込ませる原稿Sを、通常のシート材のサイ
ズよりも長尺のシート材(以下、長尺原稿という。)と
する場合にも対応できるようにすることが要求されてい
る。よって、ファクシミリ装置における画像読取部は、
ユーザが操作する装置前面から長尺原稿の長さ分だけ離
れた位置に設ける必要があり、これを考慮したファクシ
ミリ装置100では、図6に示すように、画像読取部を
格納した筐体部102の背面の位置102hが、本体筐
体部101の背面の位置101hよりも装置の奥側に突
出することになる。
【0013】ここで、本体筐体部101内の画像形成部
は、通常はさほど装置前後方向の長さがないため、画像
形成部に対して画像読取部を格納した筐体部102を後
ろに張り出させると、その下にデットスペースとなる空
間Xが生じ、装置が大型化するという問題があった。
【0014】本発明の目的は、画像読取部の操作性を良
好にするとともに、デッドスペースの有効利用を図りな
がら装置全体の前後方向のスペースを少なく抑えること
が可能な画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決した本
発明は、本体筐体部と、本体筐体部内に配され、シート
材を積載及び給送するシート材給送部と、本体筐体部内
のシート材給送部の上方に配され、シート材給送部によ
り給送されたシート材を本体筐体部の前後方向に搬送し
ながらシート材に画像を形成する画像形成部と、画像形
成部の上方の本体筐体部に形成され、画像形成部によっ
て画像形成されたシート材を排出する第1のシート材排
出口と、本体筐体部の上方に配され、第1のシート材排
出口から排出されたシート材を積載する第1のシート材
排出トレイと、第1のシート材排出トレイの上方に配さ
れ、本体筐体部の前後方向にシート原稿を搬送しながら
シート原稿の画像を読み取る画像読取手段を備えた画像
読取部を備え、画像読取部は、略U字状のシート原稿搬
送路が形成された筐体部と、筐体部内のシート原稿搬送
路上に配された画像読取手段と、シート原稿を本体筐体
部の前後方向における前側から挿入して画像読取手段に
供給するための原稿挿入口と、画像読取手段により画像
が読み取られたシート原稿を本体筐体部の前後方向にお
ける後側から前側に排出する原稿排出口とを有し、筐体
部の後端部が本体筐体部の後端部よりも突出することに
より、画像読取部の筐体部から下側に空間が形成された
画像形成装置において、シート材給送部の後端部を画像
読取部における筐体部の後端部と略同一位置となるよう
に設けたことを特徴とする。
【0016】本発明の画像形成装置においては、シート
材給送部の後端部を画像読取部における筐体部の後端部
と略同一位置となるように設けることで、画像読取部の
筐体部から下側に形成された空間に対してシート材給送
部の後端側が配置される。
【0017】また、画像形成部によって画像形成された
シート材をシート材給送部と画像読取部の筐体部との間
の空間に排出する第2のシート材排出口を本体筐体部の
背面に設け、第2のシート材排出口には、画像形成部に
よって画像形成されたシート材の搬送路を開放する開放
カバーを開閉可能に設けても良い。
【0018】この場合には、開放カバーを開くことによ
り、シート材給送部と画像読取部の筐体部との間の空間
に対して開放カバーが移動することにより、当該空間の
有効活用が図られる。
【0019】なお、開放カバーは、第2のシート材排出
口から排出されたシート材を積載する第2の排出トレイ
を兼ねた構成とすることが好ましい。
【0020】また、画像形成部によって画像形成された
シート材をシート材給送部と画像読取部の筐体部との間
の空間に排出する第2のシート材排出口を本体筐体部の
背面に設け、第2のシート材排出口には、画像形成部に
よって画像形成されたシート材を反転させるためのシー
ト材反転経路及び反転後のシート材を再度画像形成部に
搬送するためのシート材再給送経路の少なくとも一部を
シート材給送部と画像読取部の筐体部との間の空間に設
けてシート材の両面に画像形成させる構成としても良
い。
【0021】この場合には、シート材反転経路及びシー
ト材再給送経路が形成され、かつ第2のシート材排出口
に取り付けられるケーシング部を設け、ケーシング部
は、後端部が画像読取部における筐体部の後端部と略同
一位置となるように第2のシート材排出口に取り付けら
れる構成とするのが好ましい。
【0022】さらに、本体筐体部内に配され、本体筐体
部の背面の開口部から外方に突出するコネクタ部もしく
はケーブル部の少なくとも一方を備えた電気基板を有
し、電気基板のコネクタ部もしくはケーブル部の少なく
とも一方につき、シート材給送部と画像読取部の筐体部
との間の空間に配される構成としても良い。
【0023】この場合には、例えば本体筐体部の外に張
り出すケーブル等を電気基板のコネクタ部に装着した場
合に、当該ケーブル等がシート材給送部と画像読取部の
筐体部との間の空間に配置される。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1乃至図
4を参照して、本発明の画像形成装置の実施の形態とし
てのファクシミリ装置について説明する。図1は、第1
の実施の形態のファクシミリ装置1の断面図であり、図
2、図3は当該ファクシミリ装置1の斜め前及び斜め後
ろから見た斜視図であり、図4はファクシミリ装置1に
両面記録ユニット50を装着した状態の断面図である。
【0025】このファクシミリ装置1は、ファクシミリ
を受信して受信画像をシート材Pに形成する画像形成装
置本体側の筐体である本体筐体部10の上に、原稿画像
を読み取って当該画像の情報を他機に送信する原稿読取
装置側の筐体部20が形成され一体化された構成となっ
ている。ファクシミリ装置1では、図1の矢印A方向が
装置手前方向となり、この方向から原稿のセット、他機
への送信についての設定、排出されたシート材の取り出
し等の各種設定及び操作をユーザが行えるようになって
いる。
【0026】ファクシミリ装置1では、前記画像形成装
置本体側の本体筐体部10内に、下側から、シート材給
送部2、画像形成部3、シート材排出部4、がそれぞれ
配されている。
【0027】シート材給送部2は、シート材を積載及び
給送するものであり、このファクシミリ装置1ではカセ
ット給送部11とマルチ給送部12とが設けられてい
る。
【0028】シート材給送部2のカセット給送部11
は、本体筐体部10の底部に着脱可能に配され、シート
材を複数枚積載する給送口としての給送カセット11a
と、給送カセット11aの上方に配され、給送カセット
11aに積載されたシート材Pのうちの最上層のものを
給送する給送ローラ11bと、給送ローラ11bで給送
されたシート材Pについて、1枚に分離して搬送する分
離ローラ対11cと、分離ローラ対11cで搬送された
1枚のシート材Pを画像形成部3側に搬送するための搬
送ローラ対11dと、搬送ローラ対11dの下流側に配
され、搬送されたシート材の斜行状態を補正するレジス
トローラ対11eと、当該シート材の先端位置を検知す
るTOPセンサ11fとを備えた構成となっている。カ
セット給送部11では、給送カセット11aを装置手前
方向である図1の矢印A方向に引き出すことによって、
この給送カセット11aを本体筐体部10から取り外す
ことができるようになっている。
【0029】一方、シート材給送部2のマルチ給送部1
2は、本体筐体部10の前面側に配置されている。この
マルチ給送部12は、本体筐体部10の一部として構成
されたマルチカバー12aを図の破線で示す位置(12
a’の位置)に開くことで、このマルチカバー12aの
内面側に形成されたマルチトレイ12b上にシート材P
を積載することが可能となる。また、マルチ給送部12
では、マルチトレイ12b上に積載されたシート材Pの
うちの最上位の1枚を前記レジストローラ対11eに搬
送するためのマルチ分離部12cを有している。
【0030】本体筐体部10内の前記シート材給送部2
の上方には、レーザービームプリンタとしての機能を有
する画像形成部3が配されている。画像形成部3は、シ
ート材給送部2により給送されたシート材Pを本体筐体
部10の前後方向に搬送しながら当該シート材に画像を
形成するものであり、シート材給送部2のレジストロー
ラ対11eから搬送されたシート材に画像を形成する画
像形成手段としてのレーザースキャナ13、プロセスカ
ートリッジ14、転写帯電器15、画像が形成されたシ
ート材についての当該画像を定着させる熱定着器16、
プロセスカートリッジ14から熱定着器16までのシー
ト搬送路上に配された記録シート搬送部17等を備えて
いる。
【0031】レーザースキャナ13は、他機から受信し
た画像情報等についての画像光を生成し、当該画像光を
プロセスカートリッジ14内に射出する。
【0032】プロセスカートリッジ14は、本体筐体部
10内に着脱可能に配置され、レーザースキャナ13か
ら射出された画像光から画像についての静電潜像を形成
する感光体ドラム14a及び帯電手段14b、形成され
た静電潜像をトナー像に変換する現像手段14c、感光
体ドラム14aをクリーニングするためのクリーニング
手段14dを備えている。プロセスカートリッジ14
は、本体筐体部10内にセットされることにより、感光
体ドラム14aと転写帯電器15とが圧接される。
【0033】感光体ドラム14aと転写帯電器15との
シート搬送方向下流側の搬送路には、画像形成がなされ
たシート材を熱定着器16に搬送するための記録シート
搬送部17が配されている。
【0034】画像形成部3の上方には、画像形成部3に
よって画像形成されたシート材を排出するシート材排出
部4が構成されており、シート材排出部4は、画像形成
部3によって画像形成されたシート材について、画像形
成面を下向きにして排出する第1のシート材排出部と、
画像形成面を上向きにして排出する第2のシート材排出
部とが設けられている。
【0035】シート材排出部4の第1のシート材排出部
は、第1のシート材排出トレイとしての上下2つの排出
トレイ21,22、これら排出トレイ21,22にシー
ト材を排出するための排出口23,24、排出ローラ対
25,26、さらには画像形成がなされたシート材につ
いて各排出トレイ21,22のいずれに排出するかを切
り換えるための排出フラッパ27などが設けられてい
る。
【0036】第1のシート材排出部では、本体筐体部1
0の上面外側に下段排出トレイ22が構成されており、
下段排出トレイ22の上方に薄板状の上段排出トレイ2
1が取り付けられている。
【0037】また、シート材排出部4では、画像形成部
3の熱定着器16と前記第1のシート材排出部との間
に、第2のシート材排出部として画像形成面を上向きに
して排出するフェイスアップ排出部(以下、FU排出部
という。)31が本体筐体部10の後面(背面)側に設
けられている。FU排出部31は、外面が本体筐体部1
0の背面の一部をなすとともに、内面側に排出トレイが
形成されたフェイスアップトレイ(FUトレイと呼
ぶ。)32と、シート材の搬送経路を前記第1のシート
材排出部と第2のシート材排出部とのいずれかの経路に
切り換えるためのフラッパ33とを備えている。
【0038】FU排出部31は、FUトレイ32を図1
の破線で示す位置(32’の位置)に回動させて開くこ
とにより、フラッパ33が破線で示す33’の位置に切
り換えられる。これにより、画像形成部3の熱定着器1
6によりトナー像が定着されたシート材Pの搬送路が切
り換えられ、当該シート材Pは、第2のシート材排出部
のFUトレイ31の上に排出、積載される。
【0039】一方、ファクシミリ装置1の原稿読取装置
(以下、画像読取部35と言う。)側の筐体部20内に
は、図1に示すように、略U字状のシート原稿搬送路3
5Rが形成され、シート原稿搬送路35R上には、分離
ローラ対35a、シート材からなる原稿(以下、シート
原稿という。)を搬送する搬送ローラ対35b、シート
原稿の画像を読み取る画像読取手段としての密着型イメ
ージセンサ35c、及びシート原稿を密着型イメージセ
ンサ35cに押し当てるための原稿押圧部35d等が取
り付けられている。
【0040】画像読取部35では、筐体部20に対し
て、シート原稿搬送路35Rの上端側に接続するように
原稿載置トレイ36が取り付けられ、シート原稿搬送路
35Rの下端側に接続するように原稿排出トレイ37が
取り付けられている。また、シート原稿搬送路35Rに
は、原稿載置トレイ36に積載されたシート原稿を分離
するための互いに圧接した分離ローラ対35aが上端側
に、シート原稿を排出するための原稿排出ローラ対35
eが下端側に、それぞれ設けられている。
【0041】原稿載置トレイ36は、積載されたシート
原稿Sの搬送方向と直角方向(原稿Sの幅方向)にスラ
イド可能なスライダ36aが設けられており、このスラ
イダ36aによって積載された原稿Sの両サイドを揃え
ることが出来るようになっている。
【0042】また、原稿載置トレイ36は、積載された
シート原稿Sの搬送方向に開閉操作可能な延長原稿トレ
イ36bが設けられている。原稿載置トレイ36では、
例えばシート原稿Sが長尺原稿の場合には、延長原稿ト
レイ36bを開くことによって原稿載置トレイ36の端
部を延長し、この状態で長尺のシート原稿Sを載置する
ことにより、シート原稿Sの後端部が原稿載置トレイ3
6からはみ出して垂れ下がることを防止することができ
る。なお、延長原稿トレイ36bは、本体筐体部10の
手前側の面(前面)の位置まで開くことができるように
なっている。
【0043】画像読取部35の密着型イメージセンサ3
5cは、光源としてのLEDアレイからシート原稿Sの
画像情報面に光を照射し、画像情報面を反射した反射光
をセルフォックレンズ(商標)でセンサ素子に結像して
画像情報を読取るものである。
【0044】この画像読取部35では、原稿載置トレイ
36上に画像面を上側にして積載されたシート原稿Sが
前記本体筐体部10の前後方向に搬送されながら、密着
型イメージセンサ35cによって当該シート原稿Sの画
像が読み取られて画像データが生成され、当該シート原
稿Sが原稿排出トレイ37上に排出される。これによ
り、画像読取部35においては、シート原稿Sが本体筐
体部10の前後方向における前側から挿入され、画像が
読み取られた後に本体筐体部の10前後方向における後
側から前側に排出される。
【0045】なお、ファクシミリ装置1では、上述した
画像形成装置本体側及び原稿読取装置側の各部を制御す
るための制御部38がシート材給送部2と画像形成部3
との間に配され、さらには、図2に示すように、ユーザ
により各種設定、操作を行うための表示部・入力キー等
により構成される操作入力部39が本体筐体部の10の
上面右側に設けられている。
【0046】このファクシミリ装置1では、操作入力部
39の操作により、画像読取部35で読み取った画像に
ついての情報を画像形成部3に送信して複写を行うため
のコピーモード、ファクシミリ受信した画像を画像形成
部3で記録するファクシミリ受信モード、不図示の外部
インターフェースを通して画像データを受信し、画像形
成部3によってプリントを行うプリンタモード、さらに
は装置の設定情報などの出力(レポート出力モード)等
の目的に応じた各種設定を行うことができるようになっ
ている。
【0047】そして、ファクシミリ装置1では、操作入
力部39の入力キーがユーザによって操作されると、操
作入力部39からの操作入力信号が出力されて、制御部
38の図示しないメモリに記憶される。制御部38は、
メモリに記憶された操作入力信号についてのデータに基
づいて、画像形成装置本体側及び原稿読取装置側の各部
を制御する。
【0048】なお、ファクシミリ装置1では、上述した
コピーモード、ファクシミリ受信モード、プリンタモー
ド、レポート出力モードなどの目的に応じて、下段排出
トレイ22か上段排出トレイ21かをユーザが事前に選
択し、操作入力部39で設定しておくことによって、制
御部38により排出フラッパ27を切り換えることで、
各モードごとに排出トレイに出力されることになってい
る。
【0049】以下に、ファクシミリ装置1における画像
読取部35の制御部38の制御に基づく動作について説
明する。
【0050】画像読取部35では、原稿載置トレイ36
上に積載したシート原稿Sが分離ローラ対35aによっ
て1枚ずつ分離されてシート原稿搬送路35Rに給送さ
れ、互いに圧接した搬送ローラ対35bによって密着型
イメージセンサ35cに搬送される。画像読取部35で
は、当該シート原稿Sが原稿押圧部35dにより密着型
イメージセンサ35cに押圧され密着された状態で、密
着型イメージセンサ35cにより画像情報が読み取られ
た後、互いに圧接した原稿排出ローラ対35eによって
原稿排出トレイ37上に排出される。画像読取部35で
読み取られた画像情報は、図示しない通信回線等を介し
て他機に伝送され、さらには前記コピーモードの場合に
は、画像形成部3に送信されて複写が行われる。
【0051】次に、ファクシミリ装置1における画像形
成装置本体側の制御部38の制御に基づく動作について
説明する。
【0052】画像形成装置本体側では、シート材給送部
2のカセット給送部11の給送カセット11a又はマル
チ給送部12のマルチトレイ12bに積載されたシート
材Pが以下のように搬送される。カセット給送部11か
らシート材Pを給送する場合には、給送カセット11a
に積載されたシート材Pが、給送ローラ11bと分離ロ
ーラ対11cとによって1枚ずつ分離、搬送され、さら
に搬送ローラ対11dによってレジストローラ対11e
に送り込まれる。
【0053】一方、上述のマルチ給送部12からシート
材Pを給送する場合には、マルチカバー12aを図1の
破線で示す位置(12a’の位置)まで開き、マルチト
レイ12b上にシート材Pを積載した後に、マルチトレ
イ12b上に積載されたシート材Pがマルチ分離部12
cにより分離、搬送され、レジストローラ対11eに送
り込まれる。
【0054】そして、カセット給送部11もしくはマル
チ給送部12で分離されたシート材Pは、レジストロー
ラ対11eにより斜行状態が補正された後、TOPセン
サ11fにより先端位置を検知され、感光体ドラム14
aに形成されたトナー像の先端とシート材Pの先端が一
致するようにレジストローラ対11eで給送、画像出力
タイミングを合わされた後、転写帯電器15と感光体ド
ラム14aとの間に搬送される。
【0055】前記コピーモード、ファクシミリ受信モー
ド、或いはプリンタモードにおいて、画像形成装置本体
では、制御部38から出力される制御信号に基づいて、
レーザースキャナ13から画像光が射出され、この画像
光が画像形成部3の感光体ドラム14aに照射されるこ
とにより、感光体ドラム14a表面に静電潜像が形成さ
れる。感光体ドラム14a表面に形成された静電潜像
は、現像手段14cによってトナー像に変換され、カセ
ット給送部11から画像形成部3に給送されたシート材
Pに転写帯電器15によって転写される。
【0056】画像形成部3では、転写帯電器15で感光
体ドラム14a表面に形成されたトナー像がシート材P
に転写された後、記録シート搬送部17によって熱定着
器16に搬送され、熱定着器16によりトナー像が定着
される。
【0057】トナー像が定着されたシート材Pは、熱定
着器16の後段の排出フラッパ27が制御部38により
切り換え制御されることによって、上段排出部120に
向かう紙パスと、下段排出部125に向かう紙パスとに
シート材搬送経路が切り換えられる。すなわち、シート
材Pは、排出フラッパ27の切り換え動作により、上段
排出部120を経由して上段排出トレイ21に排出する
経路か、下段排出部125を経由して上段排出トレイ2
1の下方に配置された下段排出トレイ22に排出される
経路のいずれかに選択的に排出される。以上の動作によ
り、シート材Pは、上段排出トレイ21上もしくは下段
排出トレイ22上に画像面を下にしてフェイスダウン排
出される。
【0058】このように、実施の形態のファクシミリ装
置1によれば、シート原稿の挿入、取り出し、シート材
の取り出し、給送カセット11aの引き出し、マルチ給
送部12へのシート材のセット及び操作入力部39の操
作をすべて装置手前方向(本体筐体部10の前面方向)
から行うことが可能であり、良好な操作性を実現してい
る。
【0059】このファクシミリ装置1においては、図1
に示すように、画像読取部35の筐体部20が本体筐体
部10の後側(背面側)よりも突出するように位置して
おり、これによって画像読取部35の筐体部20の突出
部分から下側に空間Xが形成されている。これは、原稿
読取装置側で使用可能なシート原稿Sの最大長さをSm
axとすると、Smaxの長さの原稿シートを原稿載置
トレイ36に載置した場合の操作性を考慮したことによ
る。すなわち、ファクシミリ装置1では、延長原稿トレ
イ36bを最大限まで開いた状態の原稿載置トレイ36
上にSmaxの長さのシート原稿Sを載置すると、当該
シート原稿Sの手前端が延長原稿トレイ36bの端側、
即ち本体筐体部10の前面側上に位置するように、画像
読取部35の筐体部20の後端35hが画像形成装置本
体側の筐体である本体筐体部10の背面側から突出する
位置に配されている。
【0060】これにより、ファクシミリ装置1では、S
maxの長さのシート原稿Sの読み取り時における操作
性が良好となる反面、画像読取部35の下側に空間Xが
形成され、当該空間Xは、画像形成後のシート材を本体
筐体部10の上側に排出するレイアウトを有するこのフ
ァクシミリ装置においては、いわばデッドスペースにな
る。
【0061】このデッドスペースに対して、ファクシミ
リ装置1では、図1に示すように、カセット給送部11
における給送カセット11aの背面の位置11hが画像
読取部背面35hのほぼ直下になるように構成されてい
る。このような構成とすることで、ファクシミリ装置1
では、デッドスペースである空間X内にシート材給送部
2における給送カセット11aの一部が配置されること
になり、デッドスペースを有効活用しながら装置の小型
化を図ることが可能になる。
【0062】また、本実施の形態では、空間Xにカセッ
ト給送部11の一部を配置することで、カセット給送部
11全体が装置(本体筐体部10)の後ろ方向にずらさ
れ、それに伴って分離ローラ対11cが装置奥側にずら
された状態となっているので、分離ローラ対11cから
給送ローラ対11dへの搬送路の曲率を大きくとること
が可能となり、カセット給送部11におけるシート材の
スムーズな搬送が可能になり、搬送性能が向上する。
【0063】また、シート原稿Smaxと画像読取部3
5の分離部からUターン経路の装置前後方向の長さを足
したものが全体の装置前後方向の長さとなる(これを読
取部長さL1と称す)。一方で、画像形成装置本体で使
用可能なシート材Pの最大長さをPmaxとすると、シ
ート材Pmaxと給紙部の分離部からUターン経路の装
置前後方向の長さを足したものが画像形成部の装置前後
方向の長さとなる(これを画像形成部長さL2と称
す)。
【0064】ここで、装置の仕様上、通常はシート原稿
Smaxとシート材Pmaxは同一サイズである。よっ
て、読取部長さL1と画像形成部長さL2はほぼ同一長
さとなることが一般的である。
【0065】そこで、本発明の実施の形態では、画像読
取部35の背面である35hと給紙部の背面である11
hとを略同一垂線上に配置させることで、装置全体の前
後方向のバランスをとり、さらに占有面積を小さくする
ことができる。
【0066】また、ファクシミリ装置1では、本体筐体
部10の背面側にFU排出部31を設けており、このF
U排出部31のFUトレイ32を回動させて開くことに
より、空間X内をFUトレイ32が回動することにな
り、デッドスペースの有効活用が図られる。
【0067】ここで、FU排出部31の使用目的につい
て説明する。FU排出部31は、画像形成されたシート
材Pについてジャムが発生した場合に、FUトレイ32
を回動させて開くことによってシート搬送路を開放させ
て、当該シート材Pについてシート搬送路から取り除く
ジャム処理を行う場合に使用される。
【0068】また、ファクシミリ装置1では、シート材
Pを上段排出トレイ21もしくは下段排出トレイ22に
搬送するときには、画像形成部3の熱定着器16による
定着後にUターンして搬送されることになる。このとき
に、シート材Pの紙種(ハガキなどの厚紙等)によって
は、Uターン搬送経路でカール癖がついてしまう場合が
ある。このようなシート材Pを使用する場合には、予め
FUトレイ31を開いておくことで、定着後にUターン
搬送経路を経ずにストレートに排出することができ、排
出されるシート材のカールを防止することが可能とな
る。なお、シート材Pの搬送時のカールを防止するため
には、シート材給送部2による給送につきマルチ給送部
12を用いた給送とすることが好ましい。
【0069】ファクシミリ装置1では、FU排出部31
のFUトレイ32を回動させて全開にすると、図1に示
すように、FUトレイ32の先端側が画像読取部背面3
5hの位置及び給送カセット11aの背面の位置11h
よりも外方に突出するが、FUトレイ32を全開にして
使用する場合は、前述のごとく厚紙等の排出などの特殊
な場合であるため、使用頻度としては低いものであり、
実使用上問題はない。
【0070】また、このファクシミリ装置1において
は、図2、図3に示すように、本体筐体部10の内部背
面側近傍に各種の電気基板41,42,43が配されて
おり、本体筐体部10の背面に、これら各種電気基板に
対して各種ケーブルを接続するための開口部が形成され
ている。
【0071】ここで、電気基板41は、電源ユニットで
あり、電源コードと接続するためのインレット41aが
設けられ、このインレット41aが本体筐体部10の背
面の位置から装置外に露出している。ファクシミリ装置
1を使用する場合には、電源ユニット41のインレット
41aに対して電源コード41bを接続する。
【0072】また、電気基板42は、ファクシミリの通
信を行うためのファクシミリ通信ボードであり、電話回
線と接続するためのモジュラコネクタ42aが設けら
れ、このモジュラコネクタ42aが本体筐体部10の背
面の位置から装置外に露出している。ファクシミリ装置
1でファクシミリの通信を行う場合には、電話回線と接
続するためのモジュラーケーブル42bをファクシミリ
通信ボード42のモジュラコネクタ42aに接続して使
用する。
【0073】さらに、電気基板43は、ファクシミリ装
置1にプリンタ機能を拡張する場合に使用されるプリン
タボードであり、外部インターフェース用のセントロコ
ネクタ43aが設けられ、このセントロコネクタ43a
が本体筐体部10の背面の位置から装置外に露出してい
る。ファクシミリ装置1をプリンタとして使用する場合
には、プリンタボード43のセントロコネクタ43aに
対して、外部機器と接続するためのセントロケーブル4
3bを接続して使用する。
【0074】このように、ファクシミリ装置1では、各
電気基板から装置外に張り出したコネクタ、コード類を
空間Xに配置することで、空間Xを有効活用することが
可能となる。
【0075】さらに、このファクシミリ装置1において
は、シート材の両面に画像を形成させる両面記録を行う
ために、以下に説明する両面記録ユニット50を本体筐
体部10の背面側に装着できるようになっている。
【0076】図4は両面記録ユニット50を装着した場
合の断面図であり、両面記録ユニット50は、図4の矢
印K方向に着脱可能に構成され、両面記録ユニット50
内でのジャム処理の際などにユーザが引き出し可能とさ
れている。以下、両面記録の際の動作について説明す
る。
【0077】上述したように、片面についての画像が形
成され熱定着器16で定着されたシート材は、制御部3
8の制御信号に基づいてフラッパ33が33’の位置に
移動することで、このフラッパ33のガイドにより両面
記録ユニット50内の両面搬送経路50cに挿入され、
さらに、両面搬送経路50cに設けられた搬送ローラ対
50dによって反転経路50aに導かれる。
【0078】そして、シート材の後端が搬送ローラ50
d付近に到達したのを検知すると、搬送ローラ50dが
反転することでシート材の後端が再給送経路50bにガ
イドされる。その後、搬送ローラ対50fによりシート
材はさらに搬送され、ファクシミリ装置1の画像形成装
置本体側の搬送ローラ対11dに搬送される。その後、
当該シート材は、再度レジストローラ対11eに送り込
まれ、上述のように、他の片面側に画像が形成されるこ
とで、両面についての記録が行われる。そして、熱定着
器16で画像が定着したシート材は、フラッパ33によ
り排出側に搬送され、上述のように排出フラッパ27に
より上段排出口120もしくは下段排出口125に向か
うパスにシート材搬送路が切り換えられ、上段排出トレ
イ21もしくは下段排出トレイ22に積載されて、一連
の処理が終了する。
【0079】このように、ファクシミリ装置1では、装
置の背面に両面記録ユニット50を装着可能としてお
り、空間Xについて両面記録ユニット50を配置するス
ペースとして使用し、また両面記録ユニット50をユー
ザが操作する空間として使用することで、この空間Xを
有効活用することが可能となる。
【0080】なお、図4に示す実施の形態では、両面記
録ユニット50の背面50hが画像読取部35の背面3
5hよりも装置奥側に位置しているが、反転経路50a
の構成によっては、両面記録ユニットの背面50hを画
像読取部35の背面35hの下までの空間Xに収めるこ
とが可能であり、その場合は両面記録ユニット50を装
着しても設置スペースを広げることはない。
【0081】以上のように、ファクシミリ装置1によれ
ば、ユーザが本体筐体部10の背面側で操作するものに
ついては、ジャム処理、厚紙などの特殊用紙についての
画像形成、ケーブル類の配線など、基本的には操作の頻
度が低い事項についてのものが本体筐体部10の背面側
の空間Xに配置されるため、実使用上問題ない。
【0082】このように、実施の形態のファクシミリ装
置1によれば、画像読取部35から下側に形成された空
間(デッドスペース)に対して、カセット給送部11に
おける給送カセット11aの後側の面を画像読取部35
の後側の面と略同一位置となるように設けることによ
り、画像読取部35の操作性を良好にするとともに、デ
ッドスペースの有効利用を図りながら装置全体の前後方
向のスペースを少なく抑えることが可能となる。
【0083】具体的には、カセット給送部11が装置手
前側に出っ張ることなく省スペース化が図られる。ま
た、画像読取部35へのシート原稿Sの挿入、取り出
し、シート材の取り出し、給送カセット11aの引き出
し、マルチ給送部12へのシート材のセット及び操作入
力部39の操作をすべて装置前面方向から行うことが可
能であり良好な操作性を実現した上で、画像読取部35
のシート原稿Sがユーザに干渉しないように画像読取部
35を装置後ろ方向に下げながら、画像形成部3を含ん
だ装置全体の前後方向のスペースを少なく抑えることが
可能となる。
【0084】また、画像読取部35の下に部品を配置し
たり、使用頻度の低い部分の操作エリアとすることで、
装置の前後方向の設置スペースを少なく抑えることが可
能になる。すなわち、シート材搬送路の一部を開くカバ
ー及びシート材の排出トレイとしてのFUトレイ32
や、両面記録用の反転経路としての両面記録ユニット5
0を設けても、装置の前後方向の設置スペースを少なく
抑えることが可能になる。また、装置の外に張り出すコ
ード類を装着した状態でも、装置の前後方向のスペース
を少なく抑えることが可能になる。
【0085】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
はシート材の排出方向が装置(本体筐体部10)の奥側
から手前側に排出するレイアウトのファクシミリ装置に
ついて説明したが、図5に示すように、装置の手間側か
ら奥側方向にシート材を排出するタイプのファクシミリ
装置1Aについても同様の効果が得られる。
【0086】以下に、第2の実施の形態のファクシミリ
装置1Aの構成について、図5を参照して説明する。な
お、上述した第1の実施の形態のファクシミリ装置1と
同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図5において、60は本体筐体部であり、矢印A方
向が装置手前方向となる。このファクシミリ装置1Aで
は、第1の実施の形態と同様に、原稿載置トレイ36上
に載置されたシート原稿Sを画像読取部35で読み取
り、読み取り後のシート原稿Sが原稿排出トレイ37に
排出、積載されるようになっている。
【0087】一方、カセット給送部11では、給送カセ
ット11aに積載されたシート材Pが分離ローラ対11
cにより分離、搬送され画像形成部の感光体ドラム14
a及び帯電手段14bで画像がシート材P上に転写され
たのち熱定着器16で定着されたのち、シート材排出ロ
ーラ対26からシート材排出トレイ62上に排出、積載
される。
【0088】このファクシミリ装置1Aでは、画像読取
部35の背面35hの下の空間Xがデッドスペースとな
るが、給送カセット11aの背面11hを画像読取部3
5の背面35hと同一位置とすることで、空間Xを有効
活用することが可能になる。
【0089】また、ファクシミリ装置1Aでは、第1の
実施の形態と同様に、電源コード41b、プリンタケー
ブル41b、モジュラケーブル42bを前述の空間Xに
配置することで、空間Xを有効活用することが可能にな
る。
【0090】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、シート材給送部の後端部を画像読取部における筐
体部の後端部と略同一位置となるように設けることで、
画像読取部の筐体部から下側に形成された空間に対して
シート材給送部の後端側が配置されるので、画像読取部
の操作性を良好にするとともに、デッドスペースの有効
利用を図りながら装置全体の前後方向のスペースを少な
く抑えることが可能となる。
【0091】また、シート材給送部と画像読取部の筐体
部との間の空間に対して、開放カバーを開閉可能に設け
ること、シート材反転経路及び反転後のシート材を再度
画像形成部に搬送するためのシート材再給送経路を設け
ること、電気基板のコネクタ部もしくはケーブル部を設
けること等により、デッドスペースのさらなる有効利用
を図りながら装置全体の前後方向のスペースを少なく抑
えることが可能となる。
【0092】従って、本発明によれば、画像読取部の操
作性を良好にするとともに、デッドスペースの有効利用
を図りながら装置全体の前後方向のスペースを少なく抑
えることが可能な画像形成装置を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としてのファクシミ
リ装置の構成を示す断面図である。
【図2】前記ファクシミリ装置の外観斜視図である。
【図3】前記ファクシミリ装置を背面側から見たときの
外観斜視図である。
【図4】前記ファクシミリ装置に両面記録ユニットを装
着した状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態としてのファクシミ
リ装置の概略構成を示す断面図である。
【図6】従来の画像形成装置の構成を説明するための概
略断面図である。
【符号の説明】
1,1A ファクシミリ装置 10,60 本体筐体部 20 筐体部 P シート材 S シート原稿 2 シート材給送部 3 画像形成部 4 シート材排出部 11 カセット給送部 11a 給送カセット 11b 給送ローラ 11c 分離ローラ対 11d 搬送ローラ対 11e レジストローラ対 11f TOPセンサ 12 マルチ給送部 13 レーザースキャナ 14 プロセスカートリッジ 15 転写帯電器 16 熱定着器 17 記録シート搬送部 21 上段排出トレイ 22 下段排出トレイ 23 上段排出口 24 下段排出口 25 上段排出ローラ対 26 下段排出ローラ対 27 排出フラッパ 31 FU排出部 32 FUトレイ 33 フラッパ 35 画像読取部 35R シート原稿搬送路 35a 分離ローラ対 35b 搬送ローラ対 35c 密着型イメージセンサ 35d 原稿押圧部 35e 原稿排出ローラ対 36 原稿載置トレイ 36a スライダ 36b 延長原稿トレイ 37 原稿排出トレイ 38 制御部 39 操作入力部 41 電源ユニット 41a インレット 41b 電源コード 42 ファクシミリ通信ボード 42a モジュラコネクタ 42b モジュラケーブル 43 プリンタボード 43a セントロコネクタ 43b セントロケーブル 50 両面記録ユニット 50a 反転経路 50b 再給送経路 50c 両面搬送経路 50d 搬送ローラ対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体筐体部と、前記本体筐体部内に配さ
    れ、シート材を積載及び給送するシート材給送部と、前
    記本体筐体部内の前記シート材給送部の上方に配され、
    前記シート材給送部により給送されたシート材を前記本
    体筐体部の前後方向に搬送しながら当該シート材に画像
    を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方の前記
    本体筐体部に形成され、前記画像形成部によって画像形
    成されたシート材を排出する第1のシート材排出口と、
    前記本体筐体部の上方に配され、前記第1のシート材排
    出口から排出されたシート材を積載する第1のシート材
    排出トレイと、前記第1のシート材排出トレイの上方に
    配され、前記本体筐体部の前後方向にシート原稿を搬送
    しながら該シート原稿の画像を読み取る画像読取手段を
    備えた画像読取部を備え、前記画像読取部は、略U字状
    のシート原稿搬送路が形成された筐体部と、前記筐体部
    内の前記シート原稿搬送路上に配された前記画像読取手
    段と、前記シート原稿を前記本体筐体部の前後方向にお
    ける前側から挿入して前記画像読取手段に供給するため
    の原稿挿入口と、前記画像読取手段により画像が読み取
    られたシート原稿を前記本体筐体部の前後方向における
    後側から前側に排出する原稿排出口とを有し、前記筐体
    部の後端部が前記本体筐体部の後端部よりも突出するこ
    とにより、前記画像読取部の前記筐体部から下側に空間
    が形成された画像形成装置において、 前記シート材給送部の後端部を前記画像読取部における
    前記筐体部の後端部と略同一位置となるように設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成部によって画像形成された
    シート材を前記シート材給送部と前記画像読取部の前記
    筐体部との間の空間に排出する第2のシート材排出口が
    前記本体筐体部の背面に設けられ、 前記第2のシート材排出口には、前記画像形成部によっ
    て画像形成されたシート材の搬送路を開放する開放カバ
    ーが開閉可能に設けられたことを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記開放カバーは、前記第2のシート材
    排出口から排出されたシート材を積載する第2の排出ト
    レイを兼ねていることを特徴をする請求項2記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成部によって画像形成された
    シート材を前記シート材給送部と前記画像読取部の前記
    筐体部との間の空間に排出する第2のシート材排出口が
    前記本体筐体部の背面に設けられ、 前記第2のシート材排出口には、前記画像形成部によっ
    て画像形成されたシート材を反転させるためのシート材
    反転経路及び反転後のシート材を再度前記画像形成部に
    搬送するためのシート材再給送経路の少なくとも一部を
    前記シート材給送部と前記画像読取部の前記筐体部との
    間の空間に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記シート材反転経路及び前記シート材
    再給送経路が形成され、かつ前記第2のシート材排出口
    に取り付けられるケーシング部を有し、前記ケーシング
    部は、後端部が前記画像読取部における前記筐体部の後
    端部と略同一位置となるように前記第2のシート材排出
    口に取り付けられることを特徴とする請求項4記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記本体筐体部内に配され、前記本体筐
    体部の背面の開口部から外方に突出するコネクタ部もし
    くはケーブル部の少なくとも一方を備えた電気基板を有
    し、前記電気基板のコネクタ部もしくはケーブル部の少
    なくとも一方は、前記シート材給送部と前記画像読取部
    の前記筐体部との間の空間に配されることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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