JPH0537684A

JPH0537684A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH0537684A
Application number: JP3213195A
Authority: JP
Inventors: Junji Watanabe; 順児渡辺
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1991-07-31
Filing date: 1991-07-31
Publication date: 1993-02-12

Abstract

(57)【要約】【目的】薄型でかつ小型化し、設置場所及び収納場所
の小スペース化を図ることができるようにしたことを最
も主要な特徴とする。【構成】原稿G の挿入口4 及び排紙口5 が同一端面2aに
形成された第１の筐体2からなる原稿画像を読み取る原
稿読取り手段1と、この原稿読取り手段に接続されて原
稿画像を記録媒体P 上に印字し、かつ前記第１の筐体と
少なくとも平面形状が略同一寸法形状で、前記記録媒体
の挿入口及び排紙口23が前記第１の筐体の原稿の挿入口
及び排紙口に対応する同一端面22a に形成された第２の
筐体22からなる印字手段とを、互いの挿入口及び排紙口
を同一方向に面して積載可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクシミリ等
の原稿読取り装置（スキャナ）にインクジェット型プリ
ンタ等の印字装置を接続してなる画像形成装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の原稿読取り装置において
は、図１０に示すように、図示しない原稿読取り部が内
蔵された装置本体を形成する筐体ａの後面部側に、給紙
トレイｂを立上り傾斜させて配置し、この給紙トレイｂ
上に原稿Ｄをセットして、筐体ａの後面部側から原稿Ｇ
を一枚づつ送り込んで前面部側に向け排紙してなる構成
を有するものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の原稿読取り装置では、筐体ａの後面部側に
配置した給紙トレイｂによる垂直方向Ｚの立上り高さ
Ｈ、及び原稿Ｇの排紙長さを含む筐体ａの幅方向Ｘに対
する奥行き方向Ｙの長さＬの寸法（Ｈ×Ｌ）が大きいた
めに、机等の上や引出し等の収納部に収納する場合に、
設置場所や収納場所を広く取る必要がある。

【０００４】また、このような従来のスキャナにプリン
タを接続して、スキャナで読み取られた原稿画像をプリ
ンタにより記録媒体である用紙上にプリントする場合、
スキャナが図１０で示すような異形状を呈していること
から、スキャナ上にプリンタを積載することができず、
机等の上に並列させて置くしかないといった問題があっ
た。

【０００５】本発明は、上記の事情のもとになされたも
ので、その目的とするところは、薄型でかつ小型化し、
設置場所及び収納場所の小スペース化を図ることができ
るようにした画像形成装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、原稿の挿入口及び排紙口が同一端面
に形成された第１の筐体からなる原稿画像を読み取る原
稿読取り手段と、この原稿読取り手段に接続されて原稿
画像を記録媒体上に印字し、かつ前記第１の筐体と少な
くとも平面形状が略同一寸法形状で、前記記録媒体の挿
入口及び排紙口が前記第１の筐体の原稿の挿入口及び排
紙口に対応する同一端面に形成された第２の筐体からな
る印字手段とを具備し、この印字手段と前記原稿読取り
手段とを、互いの挿入口及び排紙口を同一方向に面して
積載可能してなる構成としたものである。

【０００７】

【作用】すなわち、本発明は、原稿画像を読み取る原稿
読取り手段を原稿の挿入口及び排紙口が同一端面に形成
された第１の筐体で構成する一方、この原稿読取り手段
に接続されて原稿画像を記録媒体上に印字する印字手段
を、第１の筐体と少なくとも平面形状が略同一寸法形状
で、かつ記録媒体の挿入口及び排紙口が第１の筐体の原
稿の挿入口及び排紙口に対応する同一端面に形成された
第２の筐体で構成してなるために、原稿読取り手段と印
字手段とが、互いの挿入口及び排紙口を同一方向に面し
て積載可能になる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１から図９に示す
図面を参照しながら説明すると、図１から図４は本発明
に係る画像形成装置の第１実施例を示すものである。

【０００９】図１及び図２に示すように、図中１は原稿
読取り手段としての原稿読取り装置、例えばファクシミ
リ本体である。

【００１０】このファクシミリ本体１は、その幅方向
Ｘ、奥行き方向Ｙ及び厚さ（高さ）方向Ｚ₁の全体形態
が薄型ブック状を呈する平面矩形の第１の筐体２からな
り、この第１の筐体２は、前面部２ａ側の端面が開口
し、中仕切板３を介して上下に区画形成されているとと
もに、その下段開口部側を原稿Ｇの挿入口４とし、その
上段開口部側を排紙口５としている。

【００１１】そして、図中６は前記筐体２内の後面部側
に内蔵されて前記挿入口４から挿入される原稿Ｇの画像
を読み取る原稿読取り部、７は原稿送り部、８は原稿Ｇ
をＵターンさせて前記原稿読取り部６に導く搬送ガイ
ド、９はこの搬送ガイド８にて前記原稿読取り部６に導
かれた画像読取り後の原稿Ｇを前記筐体２の排紙口５側
に向け排紙する排紙ローラ、１０は前記筐体２の前面に
開口させた挿入口４及び排紙口５を施蓋するカバーであ
る。

【００１２】このカバー１０は、引出し部材１１に回動
範囲が規制されて後傾可能に開閉するようになっている
とともに、この引出し部材１１は、前記筐体２の内底部
に差し込み嵌合させることにより、図３及び図４に示す
ように、前方に引出し可能になっている。

【００１３】また、図中２１は印字手段としての印字装
置、例えばインクジェット型プリンタ本体で、その厚さ
（高さ）方向Ｚ₂除いて幅方向Ｘ及び奥行き方向Ｙの平
面形状が前記ファクシミリ本体１を構成する第１の筐体
２と略同一寸法形状をなす第２の筐体２２からなり、こ
の第２の筐体２２の前面部２２ａ側の端面には、用紙Ｐ
の挿入口及び排紙口を兼ねる開口部２３が設けられてい
る。

【００１４】そして、図中２４は前記筐体２２内の前面
部側に内蔵されて前記開口部２３から用紙送りローラ２
５、２６、２７を介して挿入される用紙Ｐ上に所定の画
像を形成しプレントするインクジェットユニット、２８
はキャリッジ、２９は制御回路、３０は電源、３１は前
記筐体２２の前面部の開口部２３を施蓋するカバーであ
る。

【００１５】このカバー３１は、図１、図４に示すよう
に、前記筐体２２の前面部２２ａに回動範囲が規制され
て後傾可能に開閉するようになっている。

【００１６】すなわち、前記ファクシミリ本体１とプリ
ンタ本体２１とは、互いに電気的に接続され、前記ファ
クシミリ本体１で読み取られた原稿Ｇの画像をプリンタ
本体２１によって用紙Ｐ上にプリントしてなるととも
に、これら両者の筐体２、及び２２の平面形状を略同一
寸法形状にすることにより、前記ファクシミリ本体１上
にプリンタ本体２１を互いの挿入口及び排紙口を同一方
向に面するようにして積載可能にしてなるものである。

【００１７】さらに、図５及び図６は本発明に係る第２
実施例を示し、上記第１実施例におけるファクシミリ本
体１とプリンタ本体２１との積載状態を逆にしてなる構
成を有するものである。

【００１８】ところで、図７は本発明に係る画像形成装
置を構成するファンシミリ本体１及びプリンタ本体２１
を、机１００上に他の事務機器Ａとともに設置した状態
を示すもので、このように、ファクシミリ本体１とプリ
ンタ本体２１とを積載可能にすることにより、机１００
上の設置場所を大幅に狭めることができる。

【００１９】また、図８及び図９は本発明に係る第３実
施例を示すもので、上記第１実施例におけるファクシミ
リ本体１とプリンタ本体２１との積載状態において、こ
れらを、図８に示すように、自動給紙装置本体４１上に
積載してなる構成を有する。

【００２０】すなわち、この自動給紙装置本体４１は、
載置台面４１ａの幅方向Ｘ及び奥行き方向Ｙの平面形状
が前記ファクシミリ本体１を構成する第１の筐体２及び
プリンタ本体２１を構成する第２の筐体２２と略同一寸
法形状をなす第３の筐体４２からなっている。

【００２１】また、この筐体４２の前面部４２ａには、
給紙口４３が開口し、図９に示すように、この給紙口４
３から前方に引出し可能な給紙トレイ４４を介して用紙
Ｐをセットして、その後部側に内蔵した給紙機構部４５
で、セットされた用紙Ｐを一枚ずつ前記プリンタ本体２
１の後方側から自動給紙するようになっているととも
に、プリント後の用紙Ｐを、前記プリンタ本体２１の前
方の開口部２３から排紙し得るようになっている。

【００２２】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、原稿画像を読み取る原稿読取り手段を原稿の挿入口
及び排紙口が同一端面に形成された第１の筐体で構成す
る一方、この原稿読取り手段に接続されて原稿画像を記
録媒体上に印字する印字手段を、第１の筐体と少なくと
も平面形状が略同一寸法形状で、かつ記録媒体の挿入口
及び排紙口が第１の筐体の原稿の挿入口及び排紙口に対
応する同一端面に形成された第２の筐体で構成してなる
ために、原稿読取り手段と印字手段とを、互いの挿入口
及び排紙口を同一方向に面して積載することができ、こ
れによって、設置場所及び収納場所の小スペース化を図
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像形成装置の第１実施例を示す
原稿読取り手段と印字手段との積載状態の概略的断面
図。

【図２】同じく斜視図。

【図３】同じく原稿読取り手段のカバー引出し状態を示
す斜視図。

【図４】同じく原稿読取り手段のカバー引出し状態を示
す断面図。

【図５】本発明に係る画像形成装置の第２実施例を示す
原稿読取り手段と印字手段との積載状態の概略的断面
図。

【図６】同じく原稿読取り手段のカバー引出し状態を示
す断面図。

【図７】本発明に係る画像形成装置を机の上に設置した
状態を示す説明図。

【図８】本発明に係る画像形成装置の第３実施例を示す
原稿読取り手段と印字手段及び給紙装置との積載状態の
概略的断面図。

【図９】同じく給紙装置への用紙のセット状態を示す斜
視図。

【図１０】従来の原稿読取り装置の一例を示す説明図。

【符号の説明】

１…原稿読取り手段（ファクシミリ本体）、２…第１の
筐体、２ａ…前面部、４…挿入口、５…排紙口、２１…
印字手段（プリンタ本体）、２２…第２の筐体、２２ａ
…前面部、２３…開口部（挿入口兼排紙口）、Ｇ…原
稿、Ｐ…記録媒体。

Claims

【特許請求の範囲】【請求項１】原稿の挿入口及び排紙口が同一端面に形成
された第１の筐体からなる原稿画像を読み取る原稿読取
り手段と、この原稿読取り手段に接続されて原稿画像を記録媒体上
に印字し、かつ前記第１の筐体と少なくとも平面形状が
略同一寸法形状で、前記記録媒体の挿入口及び排紙口が
前記第１の筐体の原稿の挿入口及び排紙口に対応する同
一端面に形成された第２の筐体からなる印字手段とを具
備し、この印字手段と前記原稿読取り手段とを、互いの挿入口
及び排紙口を同一方向に面して積載可能にしたことを特
徴とする画像形成装置。