JP2004315196A - シート材給送装置および記録装置 - Google Patents

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Yuji Shikame
鹿目  祐治
Junichi Yoshikawa
淳一 吉川
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Abstract

【課題】装置を小型かつ低コストに維持し、異なる種類のシート材を容易に最適条件で記録可能にする。
【解決手段】インクジェットプリンタの給送トレイ3の上方に、フォトトレイ200を有するフォトデッキ100が装着されている。フォトトレイ200には、給送トレイ3上のシート材1とは異なる写真調記録用シート材が積層されている。フォトトレイ200の退避位置では、シート種判別センサ4が給送トレイ3上のシート材1の種類を判別し、分離給送手段がそれを1枚ずつ分離して記録部2に給送する。回転ノブが回されてフォトトレイ200が給送可能位置へ移動すると、シート種判別センサ4および分離給送手段と、シート材1との間に、フォトトレイ200上の写真調記録用シート材が挿入され、シート種判別センサ4がその種類を判別し、分離給送手段がそれを1枚ずつ分離して記録部2に給送する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録用シート材の種類を自動で識別するセンサを有するシート材給送装置と、その装置を搭載した記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラーインクジェット記録装置の記録画質に、銀塩写真並の美しさや品位が求められてきており、その要求が達成されつつある。それに伴って、家庭で、はがきサイズやL判サイズ等の写真をインクジェット記録装置によって気軽にプリントしたいという要求が高まっている。また、記録媒体の工夫もなされており、銀塩写真調を表現するために、表面状態が光沢調や半光沢調やマット調(つや消し)等の記録用シート材が開発され、ユーザーの好みに合うものが選択できるようになってきている。
【0003】
一般的には、異なる記録用シート材においては、表面に塗布された材質によって発色状態やインク吸収状態が異なることが多く、そのため、色画像処理やインク打ち込み量を、記録用シート材の種類ごとに変えて最適なものにする必要がある。これらの最適化は、記録装置に接続されているホストコンピュータ(以下、「PC」と称する)に格納してあるソフトウェアであるプリンタドライバにおいて行われる。しかし、その時点で使おうとしている記録用シート材の種類の指定はユーザーが行うようになっており、ユーザーは、印刷を行う前に、PCのプリンタドライバの画面上で、記録しようとする記録用シート材の種類を選択する等の操作を行う必要がある。この操作は煩わしく、不慣れなユーザーによる誤操作が起こりやすい。そこで、近年では、記録用シート材を自動的に判別する検知手段(シート種判別センサ)を搭載した記録装置が開発されてきている。代表的な検知手段としては、光学式センサがある(例えば、特許文献1参照)。この検知手段を搭載した記録装置では、検知手段によって判定された記録用シート材に適した条件が自動的に設定されて記録が行われるため、操作ミスが生じない。
【0004】
また、一般的には記録装置のシート材積載部は1箇所であり、ユーザーが、記録前に、記録しようとする記録用シート材をこのシート材積載部に入れておく必要があるが、通常の使用状況として、普通紙と写真調記録用紙など異なる記録用シート材を適宜使い分けることが想定される。その場合、記録用シート材の入れ替え作業、すなわち、例えば写真調記録用紙をセットして記録を行った後、シート材積載部に残った未記録の写真調記録用紙を取り出して普通紙に差し替える作業、またはこの逆の作業を頻繁に行う必要がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−138805号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように記録用シート材を入れ替える際には、取り外した記録用シート材を保管する必要がある。特に、写真調記録用紙の場合には、露出させた状態で保存しておくと埃や外光の影響を受けてしまい好ましくないので、その都度収納袋等に戻して保管する必要があり、大変面倒である。
【0007】
そこで、2つの給送口、例えばA4サイズの普通紙とL版サイズおよびはがきサイズの写真調記録用紙とにそれぞれ対応する2つの給送口を設け、それぞれに独立した分離給送手段と検知手段とを設けた構成にすることによって、前記した不都合を解消することができる。しかし、この構成では、製造コストが高くなるとともに装置の大型化を招く。
【0008】
このように、現状では、ユーザーにとって決して使いやすい記録装置を提供できているとはいえない面があった。
【0009】
そこで本発明の目的は、前記した問題点を解決し、装置全体をあまり大型化することなく、かつ製造コストもあまり高くすることなく、複数種類の記録用シート材を容易に最適な条件で記録可能にするシート材給送装置および記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、積載されているシート材を1枚ずつ送り出すシート材給送装置において、第1のシート材積載部と、第1のシート材積載部と略平行に配置された第2のシート材積載部とを有し、第2のシート材積載部は、給送可能位置と退避位置との間を移動可能であり、退避位置では、給送可能位置よりも、第1のシート材積載部との間のシート材積載方向の間隔が大きいことを特徴とする。この構成によると、2つのシート材積載部に異なる種類のシート材を保持させておき、第2のシート材積載部の給送可能位置と退避位置とを切り替えることによって、いずれか一方のシート材を選択的に給送することができる。
【0011】
第2のシート材積載部は、少なくともシート材給送方向に重力の分力を受けていることが好ましい。
【0012】
給送可能位置では、第2のシート材積載部に積載されているシート材が、第1のシート材積載部のシート材積載領域内に位置することが好ましい。さらに、給送可能位置では、シート材給送方向に関して、第2のシート材積載部に積載されているシート材の先端部が、第1のシート材積載部に積載されているシート材の先端部と実質的に同じ位置にあり、退避位置では、シート材給送方向に関して、第2のシート材積載部に積載されているシート材の先端部が、第1のシート材積載部に積載されているシート材の先端部よりも後退した位置にあることが好ましい。このような構成によると、第1のシート材積載部に積載されているシート材と、第2のシート材積載部に積載されているシート材のいずれか一方を選択的に給送する機構が容易に構成できる。
【0013】
第1のシート積載部と第2のシート積載部のいずれからもシート材を1枚ずつ分離して送り出すことができる分離給送手段を有することが好ましい。分離給送手段は、第2のシート積載部が退避位置にあるときに第1のシート積載部からシート材を1枚ずつ分離して送り出すことができ、第2のシート積載部が給送可能位置にあるときに第2のシート積載部からシート材を1枚ずつ分離して送り出すことができるものである。これによると、複数の分離給送手段を設ける必要がないので、低コスト化および小型化に寄与する。
【0014】
本発明の記録装置は、前記したいずれかの構成のシート材給送装置と、シート材に記録を行う記録手段とを有することを特徴とする。記録手段は、ノズルからシート材にインクを吐出して記録を行うインクジェット方式の記録手段であってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0016】
本発明を適用した記録装置であるインクジェットプリンタの全体斜視図が、図1に示されている。このインクジェットプリンタは、記録用のシート材1を積載する給送トレイ3と給送トレイ3上のシート材1を1枚ずつ分離して矢印6の方向に(記録部2の方へ)給送可能な分離給送手段とを含む給送装置部5と、給送装置部5に着脱可能に装着されている、サブ給送トレイ200(以下、「フォトトレイ」と称する)を保持しているサブ給送ユニット100(以下、「フォトデッキ」と称する)と、シート材の表面に適正圧力で接触可能なシート種判別センサ4と、給送されたシート材に記録を行う記録部2とを有している。
【0017】
シート種判別センサ4は、給送トレイ3またはフォトトレイ200から記録部2に送り出される前のシート材の表面状態を光学的に検出して識別し、その結果に基づいて最適な記録が行われるように制御されている。
【0018】
給送トレイ3は、主にA4サイズやB5サイズ等の比較的大きな普通紙(書類作成用などに使用される用紙)を積載することが想定されているが、それに限らず、大きな写真調記録用シート材を積載することも可能である。なお、給送トレイ3は、上方に位置しているフォトデッキ100との間に、シート材積載方向に適正な隙間をもって配置されているので、例えば一般的なシート材1を100枚程度積載可能である。
【0019】
フォトデッキ100のフォトトレイ200は、L判サイズやはがきサイズ等の比較的小さい写真調記録用シート材209を複数枚積載可能である。フォトトレイ200には、内部に収納された写真調記録用シート材209に対して埃や外光を遮断するためのトレイ蓋203(以下、「カバー」と称する)が設けられている。ユーザーは、このカバー203を開けて写真調記録用シート材209をフォトトレイ200に装填できる。なお、フォトトレイ200は、写真調記録用シート材209に限らず、普通紙等のシート材1を積載することもできる。ただし、便宜上、以下の説明では、給送トレイ3には普通紙等の記録用シート材1が、フォトトレイ200には写真調記録用シート材209がそれぞれ積載されている例について説明する。
【0020】
フォトデッキ100は、先に述べたように給送装置部5に着脱可能に構成されており、取り外された状態が図2に示されている。このフォトデッキ100は、シート材、例えば写真調記録用シート材209を収納したまま着脱可能であり、フォトデッキ100の左右には、右ロックレバー112と左ロックレバー116が配置され、これらに連動する係合部が給送装置部5に係合することによってフォトデッキ100は固定されている。そして、フォトデッキ100は、右ロックレバー112と左ロックレバー116を操作して係合を解除することによって取り外される構成になっている。
【0021】
次に、図3〜6を参照して、フォトトレイ200の動作について説明する。フォトデッキ100の正面部に、リリースポジション(指標7により表示されている)とスタンバイポジション(指標8により表示されている)の間を回転可能な回転ノブ105(セットレバー)が設けられている。具体的には、回転ノブ105は、後述する機構と連動してフォトトレイ200を矢印6方向およびその逆方向に往復移動させる構成になっていて、リリースポジションにある時にはフォトトレイ200を退避状態(図1に示す状態)にし、スタンバイポジションにある時にはフォトトレイ200を給送可能状態(図3に示す状態)にするものである。
【0022】
図4と図5は、フォトデッキ100とシート種判別センサ4等を抜き出して図示した斜視図で、図6は給送装置部5を抜き出して図示した斜視図である。図6に示すように、給送装置部5は、給送トレイ3に積載されたシート材1の先端付近に位置する給送ローラ52を有しており、この給送ローラ52とそれに関連する機構によって、積載されたシート材1のうちの最上位のシート材1を1枚ずつ分離して送り出すことができる構成である。このようにシート材1を1枚ずつ分離し送り出す分離給送手段は従来から公知であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
【0023】
図4〜6に示すように、シート種判別センサ4は、センサレバー31に軸部34で揺動可能に支持されており、センサレバー31は給送装置部5の軸32に支持されている。そして、センサレバー31にはバネ33が掛けられており、図6の反時計回り方向に付勢されている。この構成によって、シート種判別センサ4は、積載されたシート材の数量が変化してもそれに追従して、積載されたシート材のうちの最上位のシート材の表面に適正圧力で当接する。
【0024】
また、給送装置部5には、フォトトレイ200がスタンバイポジションにあることを検知するトレイ位置検知センサ114(ポジションセンサ)が配備されている。具体的には、フォトトレイ200の動作に連動して動作する公知のリンク機構によって、フォトデッキ100がスタンバイポジションにある時にのみ凸部101fの下面からレバー部材111(図15参照、以下「ポジションセンスリンクレバー」と称する)が突出し、この突出したポジションセンスリンクレバー111をポジションセンサ114が検知することによって、フォトトレイ200の位置が検出できる。なお、ポジションセンサ114は光学式のインタラプタでも、メカ接点式のものでもよい。
【0025】
このように、フォトデッキ100は、給送装置部5に対して着脱可能であり、内部の状態を検知できるが、電気的接点や電気部品を有していないので電気信号を伝達させる配線等を内蔵する必要がない。
【0026】
図4は、フォトトレイ200がリリースポジションにある状態を示している。この状態では、フォトトレイ200は後方に退避しているので、給送ローラ52は、給送トレイ3に積載されたシート材1のうちの最上位のシート材1に当接し、このシート材1の給送が行われる。この時、シート種判別センサ4も、給送トレイ3に積載されたシート材1のうちの最上位のシート材1の表面に当接して、そのシート材1の種類を判別する。
【0027】
一方、図5は、フォトトレイ200がスタンバイポジションにある状態を示している。この状態では、フォトトレイ200は給送可能位置に移動しているので、フォトトレイ200に積載された写真調記録用シート材209は、給送トレイ3に積載されたシート材1の上方に進入し、フォトトレイ200に積載された写真調記録用シート材209の先端は、給送トレイ3に積載されたシート材1の先端にほぼ一致するところに位置している。そして、給送ローラ52は、フォトトレイ200に積載された写真調記録用シート材209に当接し、この写真調記録用シート材209を1枚ずつ分離して給送する。この時、シート種判別センサ4も写真調記録用シート材209に当接し、その種類を判別する。すなわち、フォトトレイ200がスタンバイポジションに移動すると、給送トレイ3に積載されたシート材1と、給送ローラ52およびシート種判別センサ4との間に、フォトトレイ200に積載された写真調記録用シート材209が挿入されることになり、給送ローラ52等による分離および給送処理と、シート種判別センサ4による判別処理は、フォトトレイ200に積載されている写真調記録用シート材209に対して行われる。フォトトレイ200がリリースポジションにある時には、給送ローラ52等による分離および給送処理と、シート種判別センサ4による判別処理は、給送トレイ3に積載されているシート材1に対して行われる。
【0028】
また、前記したポジションセンサ114がポジションセンスリンクレバー111を検知することによって、フォトトレイ200がスタンバイポジションにあること、すなわちフォトトレイ200に積載された写真調記録用シート材209を対象に給送およびシート種判別が行われることが認識できる。一方、ポジションセンサ114がポジションセンスリンクレバー111を検知しないときには、フォトトレイ200がリリースポジションにあること、すなわち給送トレイ3に積載されたシート材1を対象に給送およびシート種判別が行われることが認識できる。
【0029】
フォトトレイ200がリリースポジションからスタンバイポジションへ移動する時には、写真調記録用シート材209の先端がシート種判別センサ4の斜面部4a(図5参照)に当接しながら、前記したバネ33によるバネ力に抗して進行し、シート種判別センサ4は写真調記録用シート材209の挿入された量だけ移動する。この動作は、フォトトレイ200がリリースポジションに位置する状態で給送トレイ3にシート材1を補充する場合にも同様に行われ、補充されたシート材1の先端部がシート種判別センサ4の斜面4aに当接して、シート種判別センサ4は補充されたシート材1の厚さ分だけ持ち上がる。
【0030】
これらの構成によって、単一の分離給送手段および単一のシート種判別センサ4を用いて、給送トレイ3のシート材1と、フォトトレイ200の写真調記録用シート材209の両方の、分離および給送とシート種判別が可能である。
【0031】
次に、サブ給送ユニット(フォトデッキ)100の構成について、図7〜13を参照してさらに詳しく説明する。
【0032】
前記した通り、本実施形態においては、フォトデッキ100は記録装置本体に着脱可能に設けられている。フォトデッキ100は、記録装置本体への装着時には、給送装置部5に対して位置決めされ、給送装置部5の圧板51および圧板51に積載されているシート材1と略平行に積載方向上方に位置する。フォトデッキ100は、フォトデッキ100に積載された写真調記録用シート材209を給送し記録部2によって写真調記録用シート材209に記録するためのスタンバイポジションと、記録装置本体の給送装置部5に積載されたシート材1を給送し(つまりフォトデッキ100に積載された写真調記録用シート材209は給送されない)、記録部2によってそのシート材1に記録するリリースポジションとの2つの位置を、簡単な操作で選択可能であり、簡易2bin給送装置のように使用可能な構成である。また、フォトデッキ100は駆動源をもたず記録装置本体の給送装置部5の駆動力および分離機構を利用する構成である。これにより、簡単な構成で、小型化および低コスト化と利便性とを両立させることができる。
【0033】
本実施形態において、フォトデッキ100は、L版サイズ、パノラマ写真サイズ、官製はがきサイズ、4×6インチサイズなどのサイズのシート材を積載可能であり、積載されるシート材の種類は特に問わないが、便宜上、以下の説明では、写真調記録用シート材209が積載されているものとして説明する。
【0034】
以下、フォトデッキ100の構成について説明する。図7はフォトデッキ100の全体を示す斜視図、図8(a),(b)はフォトトレイ200を外した状態のフォトデッキ100の斜視図、図9(a),(b)はリリースポジションでのフォトトレイ200および回転ノブ105等を示す表側と裏側の斜視図、図10はフォトトレイ200の下側を示す斜視図、図11はフォトトレイ200を示す斜視図、図12はスタンバイポジションでのフォトトレイ200および回転ノブ105を示す斜視図、図13(a),(b)はリリースポジションとスタンバイポジションで記録装置本体の給送装置部5とフォトデッキ200を抜き出して示す斜視図である。
【0035】
フォトデッキベース101は、フォトデッキ100の筐体をなし、記録装置本体の給送装置部5に対して位置決めされて装着される。また、フォトデッキベース101には、後述するフォトトレイ200の一方の側面に突出するボス202aと係合する溝101aが、フォトデッキベース101と一体的に設けられた左側壁102には、後述するフォトトレイ200の他方の側面に突出するボス202a,202bと係合する溝102a,102bがそれぞれ形成されている。そして、フォトトレイ200は、ボス202a,202bが前記各溝101a,102a,102b内に挿入されて、記録装置本体に、溝101a,102a,102bに沿って進退可能に支持されている。一対の溝101a,102aは対称形状であり、フォトトレイ200の左右に設けられた一対の揺動中心ボス202aが摺動する溝である。他の溝102bはフォトトレイ200の揺動を規制するボス202bが摺動する溝である。フォトトレイ200の揺動を規制するための溝102bは、シート材給送方向の下流側で大きく広がっている。後述するが、これは、リリースポジションにある時およびリリースポジションとスタンバイポジションとの間を移動している時にフォトトレイ200の姿勢を規制し、スタンバイポジションにある時にフォトトレイ200の姿勢の規制を解除するためである。
【0036】
下ケース201がフォトトレイ200の下側半分を構成し、上ケース202がフォトトレイ200の上側半分を構成する。下ケース201の両側に設けられたボス201aと上ケース202の両側に設けられた穴202cとがモールドのばね力によって嵌合して、下ケース201と上ケース202は一体化されて上下を覆う箱体が形成されている。上ケース202の右側板(基準側)の外側には1つのボス202aが形成されており、また左側板(非基準側)の外側には右側板のボス202aと対称位置にボス202aが、それよりもシート材給送方向下流側にボス202bがそれぞれ設けられている。ボス202a,202bは、前記した通りフォトデッキベース101の溝101aおよび左側壁102の溝102a,102bに嵌合して摺動可能である。
【0037】
カバー203は、下ケース201に、一対の軸201bを中心として揺動可能に取り付けられている。カバー203は、閉じたときに上ケース202とともに写真調記録用シート材209の積載方向上側を覆うように構成されており、フォトトレイ200内にセットされた写真調記録用シート材209の表面に埃やゴミが堆積するのを防止する機能を担っている。
【0038】
トップカバー204は、下ケース201の左右の一対の穴201cを中心として揺動可能に取り付けられ、トップカバーバネ205により常に開く方向に付勢されている。トップカバー204の先端部はカバー203に当接し、カバー203が、トップカバー204が開くのを抑えるストッパとなっている。このような構成により、カバー203を開くとトップカバー204も連動して開き、カバー203を閉じるとトップカバー204も連動して閉じる構成になっている。
【0039】
フォトデッキサイドプレート206は、フォトトレイ200の基準側の壁を構成し、フォトデッキ100に積載される写真調記録用シート材209の幅方向の基準位置を定めている。フォトデッキサイドプレート206は、板厚0.5mmのステンレス板金からなり、位置決め部201d,201eによって下ケース201に位置決めされ、上ケース202によって回転止めおよび抜け止めされて取り付けられている。
【0040】
フォトデッキサイドガイド207は、下ケース201に、シート材幅方向にスライド可能に取り付けられている。具体的には、フォトデッキサイドガイド207の突起部207aが、下ケース201の凹部201fに係合してスライド可能な構成になっている。フォトデッキサイドガイド207の一部には鋸歯状の凹凸部(不図示)が設けられており、これが、フォトデッキサイドガイド207自身のモールドのバネ力によって付勢されて、下ケース201に形成された鋸歯状の凹凸形状201gと係合して、スライドのストッパとなっている。フォトデッキサイドガイド207は、下ケース201上に積載された写真調記録用シート材209を、フォトデッキサイドプレート206とともに幅方向にガイドして、フォトデッキ100内での写真調記録用シート材209の幅方向のガタつきを押さえることができる。
【0041】
白基準208が、下ケース201上で、後述するシート種判別センサ4と対向する位置に設けられている。この白基準208は、シート種判別センサ4の白色の基準にするために使用されるとともに、フォトトレイ200に積載された写真調記録用シート材209の表面との反射率の差を利用して、フォトトレイ200上に写真調記録用シート材209が無くなったことを検出するために使用される。
【0042】
下ケース201上に積載されている写真調記録用シート材209は、本実施形態ではL版サイズの写真用光沢紙である。写真調記録用シート材209の給送方向下流側は、後述するレバー210のシート材積載部210aに当接している。シート材積載部210aのシート材厚み方向の上部および下部には、積載された写真調記録用シート材209の脱落を防止するために、シート材積載部210aよりも一段高い凸部210b,210cが設けられている。
【0043】
レバー210は、下ケース201の穴201hに揺動可能に、かつレバーバネ(不図示)により上ケース202側に付勢されて下ケース201のストッパ部201iに一部210dが当接するように取り付けられている。レバー210は、フォトトレイ200から給送しないリリースポジションでは、フォトトレイ200内にセットされた写真調記録用シート材209の通路を遮るように、写真調記録用シート材209の給送方向下流側端部に当接して、フォトトレイ200からの脱落を防止している。一方、後述するように、スタンバイポジションでは、レバー210は写真調記録用シート材209から離れ、給送時にはフォトトレイ200から給送される写真調記録用シート材209の通路を開くように構成されている。
【0044】
フロントカバー103は、フォトデッキベース101の穴101bに揺動可能に取り付けられており、フロントカバーバネ104によってフォトデッキベース101側に揺動するように付勢されている。後述するように、フォトトレイ200がリリースポジションにある場合には、フロントカバー103はフォトトレイ200のL字状の開口部200aを覆って、フォトトレイ200内にセットされた写真調記録用シート材209の表面に埃やゴミが堆積するのを防止している。
【0045】
回転ノブ105は、フォトデッキベース101を挟んで、セットアーム106と、回転角度がずれないように互いの凹凸部が組み合わされるとともに、スナップフィットでスラスト方向に抜け止めされた状態で結合されている。回転ノブバネ(不図示)が、セットアーム106とフォトデッキベース101の間に設けられており、回転ノブ105とセットアーム106を常にフォトトレイ200側に付勢してがたつきをなくしている。回転ノブ105は、中心線に対して左右に各々62度ずつ、合計124度の範囲で回転可能に構成されている。124度の回転角度範囲は、人間工学的にも好ましい操作性を実現する角度範囲である。
【0046】
回転ノブ105がスタンバイポジションまで左方向に最大に回されたとき、図3および図13(b)に示すように、フォトトレイ200は記録装置本体の給送装置部5のシート材積載空間内に位置し、フォトトレイ200に搭載された写真調記録用シート材209を給送可能なスタンバイポジションとなる。一方、回転ノブ105がリリースポジションの位置まで右方向に最大に回されたとき、図1および図13(a)に示すように、フォトトレイ200は記録装置本体の給送装置部5のシート材積載空間の後部に位置し、給送装置部5に積載されたシート材1を給送可能なリリースポジションとなる。
【0047】
セットアーム106には、円筒状の1つのカムフォロワー106aと、2つのカム部106b,106cが形成されている。セットアーム106のカムフォロワー106aは、上ケース202に形成されているカム溝202dに係合している。ユーザーが回転ノブ105を回すことによって、カムフォロワー106aがカム溝202dに係合しながら移動して、フォトトレイ200を移動させることができる。
【0048】
また、2つのカム部106b,106cは、それぞれ回転ノブ105の回転角度に応じて、フロントカバー103およびフォトトレイ200の姿勢を制御する。
【0049】
また、回転ノブバネは、フォトデッキベース101と回転ノブ105およびセットアーム106との間に摩擦力を発生して、フォトトレイ200の移動の際のブレーキとして機能する。これは、フォトトレイ200をリリースポジションからスタンバイポジションへ移動させる際に、ユーザーが誤って回転ノブ105から手を離してしまった際等に、フォトトレイ200が自重でスタンバイポジションまで落下してしまうことを防ぎ、それによって、フォトデッキ100内にセットされた写真調記録用シート材209の先端のダメージの防止や、フォトトレイ200自体のダメージの防止や、衝撃音の防止の効果がある。
【0050】
回転ノブ105の外周部には、ユーザーが操作する際のすべり防止のための複数のリブと1つの凸部105aが形成されている。凸部105aは、回転ノブ105の回転位置に応じて、フォトデッキベース101上に刻印された指標7,8を指し示すように構成されており、ユーザーが間違いなくフォトデッキ100を操作できるようにしている。
【0051】
次に回転ノブ105のロック機構について説明する。図14(a)はそのロック状態、図14(b)はそのロック解除状態を示す説明図である。
【0052】
ロックシャフト107は、フォトデッキベース101の軸受け部101i(図8(a),(b)参照)と右サイドカバー115の軸受け部(不図示)を中心として揺動可能に取り付けられている。図15(a),(b)に示すように、ロックシャフト107は、ロックシャフトバネ108によって図面の時計回り方向に付勢されている。フォトデッキ100を記録装置本体の給送装置部5に装着すると、給送装置部5の構成部材によってロックシャフト107の先端部107aが押されて、ロックシャフト107が図15(a),(b)の反時計方向に揺動して、ロック解除状態になる。一方、フォトデッキ100を記録装置本体の給送装置部5から外すと、ロックシャフト107の先端部107aが開放され、ロックシャフトバネ108の付勢力で図15(a),(b)の時計方向に揺動して、ロック可能状態になる。ロック可能状態で、ロックシャフト107がセットアーム106に係合すると、回転ノブ105が回転不能にロックされる。
【0053】
次にフォトトレイ200の位置を検出する機構について説明する。図15(a)はそのリリースポジション、図15(b)はそのスタンバイポジションを示す説明図である。
【0054】
ポジションセンスレバー109は、フォトトレイ200の位置を検出するためのレバーである。ポジションセンスレバー109は、フォトデッキベース101の軸101cに揺動可能に取り付けられ、ポジションセンスレバーバネ110によって図15(a)の反時計方向に付勢され、かつフォトデッキベース101の溝部101a内を摺動するフォトトレイ200のボス202aによって時計方向に揺動可能な構成になっている。
【0055】
ポジションセンスリンクレバー111は、ポジションセンスレバー109の溝部109aに揺動可能かつ摺動可能に嵌合している。ポジションセンスリンクレバー111は、ポジションセンスレバー109の揺動を平行移動に変換し、先端部111aで、記録装置本体の給送装置部105に設けられたスイッチ114をオン/オフできる構成である。具体的には、図15(a)に示すように、リリースポジションではポジションセンサ114はオフ状態である。フォトトレイ200がリリースポジションからスタンバイポジションに移動すると、図15(b)に示すように、フォトトレイ200のボス202aがポジションセンスレバー109の一部を押し上げることによって、ポジションセンスレバー109が、ポジションセンスレバーバネ110の付勢力に抗して軸101cを中心として揺動し、ポジションセンスリンクレバー111を突き出すため、その先端部111aがポジションセンサ114をオン状態にする。
【0056】
次にフォトデッキ100の記録装置本体への装着ロック機構について説明する。図16は右側(基準側)のロック機構、図17は左側(非基準側)のロック機構を示す説明図である。図18はスタンバイポジションにあるときの右側のロック機構を示す説明図である。それぞれの図面は、右サイドカバー115と左サイドカバー117を外した状態を示している。
【0057】
右ロックレバー112は、先端の爪状部112aがフォトデッキベース101の外縁から外に突出するように、フォトデッキベース101のボス101dに揺動可能に取り付けられている。また、右ロックレバー112は、一端がフォトデッキベース101に取り付けられた右ロックレバーバネ113によって、図16の反時計方向に揺動するように付勢されている。右ロックレバー112の先端の爪状部112aが記録装置本体の給送装置部5の側壁に形成された受け部5aに係合することによって、フォトデッキベース101は記録装置本体に装着される。
【0058】
左ロックレバー116は、フォトデッキベース101のボス101eに揺動可能に取り付けられている。左ロックレバー116には薄板状部116aが形成されており、左ロックレバー116は、薄板状部116aの弾性によって、図17の時計方向に付勢されている。左ロックレバー116は、記録装置本体の給送装置部5に形成された取付板部5bに係合することによって記録装置本体に装着される。
【0059】
図8(a)に示す右サイドカバー115は、フォトデッキベース101にスナップフィットで取り付けられ、ポジションセンスレバー109やポジションセンスリンクレバー111や右ロックレバー112等の機構部品が納められた空間を覆っている。右サイドカバー115には複数の突起部が設けられており、これらが、ユーザーがフォトデッキ100を記録装置本体に着脱操作する際のすべり防止の指掛かりになる。
【0060】
図8(b)に示す左サイドカバー117は、フォトデッキベース101にスナップフィットで取り付けられ、左ロックレバー116が納められた空間を覆っている。左サイドカバー117には複数の突起部が設けられており、これらも、ユーザーがフォトデッキ100を記録装置本体に着脱操作する際のすべり防止の指掛かりになる。
【0061】
図18に示すように、フォトデッキ100が記録装置本体の給送装置部5に装着された状態で、フォトトレイ200をリリースポジションからスタンバイポジションへ移動させると、前記したように、ポジションセンスリンクレバー111が押し出され、その先端111aがポジションセンサ114をオン状態にする。このとき、ポジションセンスリンクレバー111のT字状部111bが右ロックレバー112の揺動範囲内に入り込んでくることによって、右ロックレバー112の揺動が規制される。従って、フォトトレイ200がスタンバイポジションにある時には、右ロックレバー112を動作することができないため、フォトデッキ100を本体から取り外すことができない。
【0062】
仮に、スタンバイポジションでフォトデッキ100が記録装置本体から取り外されると、フォトトレイ200の姿勢が定まらないため、またフォトトレイ200がフォトデッキベース101から大きくはみ出しているため、ユーザーの取り扱い時の不注意等で写真調記録用シート材209やフォトトレイ200にダメージを与えてしまう大きな危険性があるが、前記したロック機構は、このような危険性を回避するために大きく役立つ。
【0063】
次に、フォトデッキ100の使用方法について図1〜3を参照して説明する。図1は記録装置にフォトデッキ100を装着しリリースポジションにある状態を示し、図2は記録装置本体からフォトデッキ100が外れている状態を示し、図3は記録装置本体にフォトデッキ100を装着しスタンバイポジションにある状態を示す説明図である。
【0064】
図2に示すようにフォトデッキ100が記録装置本体から外れている状態から、フォトデッキ100を記録装置本体の給送装置部5の圧板51(図21,22参照)と略平行に移動させ、図1に示すように、フォトデッキ100を記録装置本体の給送装置部5に装着する。フォトデッキ100の右側の凸部101f(図8(a),(b)参照)は、記録本体外装の穴2aを貫通して給送装置部5のフォトデッキ取付板部5b(図16参照)に差し込まれる。この差し込み方向は、給送装置部5の凸状先端部(不図示)がフォトデッキ100の溝部の天井面(不図示)に当接することによって決まる。また、給送装置部5のリブ5c,5d(図16参照)の間にフォトデッキ100の凸部101fを嵌合させることによって、フォトデッキ100の凸部101fを中心として揺動するガタつきを抑えることができる。さらに、フォトデッキ100の凸部101fとリブ101g(図8(b)参照)が給送装置部5の側壁を挟みこむことによって、フォトデッキ100は幅方向(シート材の幅方向)に位置決めされている。
【0065】
フォトデッキ100の左側は、位置決めリブ101hが、給送装置部5の上部に設けられたマウント5eの嵌合溝に嵌合されることによって位置決めされている(図17参照)。この時、右ロックレバー112は、給送装置部5の側壁に形成された受け部5aに係合して、フォトデッキ100が装着方向と反対方向に抜けてしまうのを防止する。左ロックレバー116は、フォトデッキベース101とともに給送装置部5のマウント5eを挟みこむようにして、右ロックレバー112と同様に、フォトデッキ100が装着方向と反対方向に抜けてしまうのを防止する。
【0066】
また、フォトデッキ100を給送装置部5に装着すると、凸部101fとリブ101gの間に突出しているロックシャフト107の先端部107aが、給送装置部5の側壁によって押し込まれる。これによって、ロックシャフト107が反時計方向に揺動して、ロックシャフト107のセットアーム106に対するロックが解除される。
【0067】
次にフォトトレイ200に写真調記録用シート材209をセットする。図19は、フォトトレイ200のみを示して写真調記録用シート材209のセットを説明する図である。
【0068】
フォトトレイ200がリリースポジションにある状態で、ユーザーがカバー203の半球状凸部に指を掛けてカバーを開く。カバー203を開くのと同時に、下ケース201の穴201cを中心として揺動可能でありトップカバーバネ205によってカバー203に当接するように付勢されているトップカバー204も開く。これによって、カバー203が開いた時に写真調記録用シート材209のセット口が大きく開き、写真調記録用シート材209のセットが容易に行える。そこで、写真調記録用シート材209(本実施形態ではL版サイズの写真用光沢紙)を、矢印9の方向にフォトトレイ200内にセットする。上ケース202に設けられた半円形の切り欠き部により、本実施形態のL版サイズのように小さいサイズの写真調記録用シート材209でも、セット完了まで指で摘んだ状態のまま写真調記録用シート材209を容易にセットできる。また、この切り欠き部は、写真調記録用シート材209をフォトトレイ200から取り出すときにも、摘み易くする効果がある。
【0069】
リリースポジションにおいては、フロントカバー103が、上ケース202の、シート種判別センサ4のためのL字形状の開口部200aを覆っている。この状態では、図20に示すように、フロントカバー103の給送方向下流側が、下ケース201側に突出してセットされる写真調記録用シート材209の先端の、厚み方向上側を、レバー210の厚み方向寸法以内に押さえ込んでいる。
【0070】
一方、写真調記録用シート材209の先端の厚み方向下側は、下ケース201のシート材積載面により規制されている。レバー210のシート材厚み方向下側の位置は、下ケース201のシート材積載面よりも厚み方向下側になるように構成されている。さらに、下ケース201のレバー210の近傍には、シート材給送方向でオーバーラップするように、一部凸状部201lが設けられている(図9(b)参照)。リリースポジションにある時の下ケース201とレバー210とフロントカバー103の位置関係を、前記したように構成することによって、写真調記録用シート材209をセットする際にその先端がレバー210から脱落してしまうことを防止できる。従って、セット時の失敗が無く簡単にセットできる。特に、カールした写真調記録用シート材209をセットする場合に大きな効果がある。こうして、写真調記録用シート材209を、フォトトレイ200内に、先端がレバー210のシート材積載面に当接するまで挿入する。
【0071】
それからカバー203を閉じる。カバー203を開くときと逆に、カバー203を閉じるのに従って、トップカバー204も、その一端がカバー203上を摺動しながら同時に閉じていく。カバー203が閉じた状態では、トップカバー204は、外側へ開く方向への揺動はカバー203によって規制され、内側へ倒れる方向への揺動は、下ケース201の一部201jにトップカバー204の一部204aが当接することによって規制されるため、内外どちらの方向へも揺動できない(図19参照)。これによって、カバー203が閉じられた状態では、トップカバー204が内側へ倒れて開口ができて写真調記録用シート材209が脱落することや、写真調記録用シート材209を挿入する際の写真調記録用シート材209の表面の損傷等の弊害を防止できる。
【0072】
カバー203を閉じると、カバー203の側壁に形成された穴部203aが、下ケース201に形成された球状凸部201kに係合することによって、クリック感が発生し、良好な操作感を得ることができる。
【0073】
次いで、フォトトレイ200を、リリースポジションからスタンバイポジションへ移動する。回転ノブ105を摘んで反時計方向に回す。この時回転ノブ105とセットアーム106は固定されているので一緒に回転する。
【0074】
セットアーム106が回ると、セットアームに形成されたカム106bがフロントカバー103のカムフォロワーから離れる。そして、フロントカバー13のカムフォロワーがカム106bから離れると、フロントカバー103は、フロントカバーバネ104の付勢力によって、給送方向下流側がフォトデッキベース101と当接するまで揺動し、フォトトレイ200の移動領域から退避する。このとき、カムフォロワーであるボス106a(図12参照)が上ケース202のカム溝202d(図9(a)参照)に係合した状態で摺動することによって、セットアーム106の揺動運動は、フォトトレイ200のシート材給送方向(上下方向)の移動に変換される。このように、セットアーム106の揺動に伴い、フォトトレイ200は、フォトトレイ200の両側板に設けられた3つのボス202a,202bがフォトデッキベース101の溝101aおよび左側壁102の溝102a,102bに嵌合しているため、ボス202a,202bを中心とする揺動が規制された状態で移動する。
【0075】
セットアーム106のボス106aは、リリースポジションでは回転の上死点を僅かに越えた位置にあるので、まずシート材給送方向の上流側に少し移動した後、下流側に移動する。また、フォトトレイ200は、シート材給送方向の下流側に移動するとともに、フォトデッキベース101と左側壁102の溝101a,102a,102bに沿って積載方向下側へも同時に移動する構成になっている。これにより、フォトトレイ200は、スタンバイポジションでは、給送装置部5の圧板51の近くに位置し、リリースポジションでは圧板51から離れた位置に存在することができる。フォトトレイ200がリリースポジションでは圧板51から離れた位置にあることによって、記録装置本体の給送装置部5へのシート材1のセットが容易になる。また、フォトトレイ200がスタンバイポジションでは圧板51に近い位置にあることによって、シート材209の分離性能を確保できる。以上のように、本実施形態によると、記録装置本体の給送装置部5へのシート材1のセットの容易さと、フォトトレイ200のシート材209の良好な分離性能とを両立できる。
【0076】
図12に示すように、フォトトレイ200の移動の中盤までは、ボス106aがカム溝202dを移動することによってフォトトレイ200の移動が行われるが、その後はセットアーム106の凸部106dが上ケース202の当接部202eと係合して、フォトトレイ200がスタンバイポジションに移動させられていく。フォトトレイ200の移動に対する抵抗があり自重のみでの移動が困難な場合であっても、カムによってフォトトレイ200を押し下げる構成であるので、確実にスタンバイポジションに移動することが可能である。
【0077】
上ケース202の、セットアーム106との当接部202eは、フォトトレイ200の揺動中心とほぼ同一線上に設けられている。それによって、後述するように、フォトデッキ100からの給送のためにフォトトレイ200が揺動するときの、揺動に対する抵抗を増大させない効果がある。揺動に対する抵抗が大きいと、給送装置部5の圧板51によるフォトトレイ200の給送ローラ52への押し付け力が小さくなるため給送不良の原因になるが、本実施形態では、前記した構成によってこれを防止できる。
【0078】
図21に示すように、スタンバイポジションでは、フォトデッキ100に積載されている写真調記録用シート材209の先端が当接するレバー210が、記録装置本体の給送装置部5のシート材積載部5fよりも深く沈みこむため、フォトトレイ200に積載された写真調記録用シート材209は、記録装置本体の給送装置部5に積載されているシート材1と同様に、記録装置本体の給送装置部5のシート材積載部5fに積載される。
【0079】
また、スタンバイポジションでは、セットアーム106のカムフォロワーであるボス106aが、上ケース202のカム溝202dから十分離れた位置に存在するように構成されている。これは、フォトデッキ100からの給送のためにフォトトレイ200がボス202aを中心として揺動する際に、セットアーム106のボス106aと上ケース202のカム溝202dが干渉するのを防止するためである。
【0080】
次にフォトデッキ100からの給送について説明する。図22は、フォトトレイ200内に1枚の写真調記録用シート材209がセットされ、スタンバイポジションにある状態、図23はフォトデッキ100から給送が行われているところを示す断面説明図である。
【0081】
図22に示すように、フォトデッキ100がスタンバイポジションにある状態で、ホストコンピュータから印刷実行のための給送指令がくると、ASF(オートシートフィード)モータ(不図示)が駆動されてギア列(不図示)を介して圧板カム(不図示)が揺動し、圧板51が揺動軸(不図示)を中心として時計回り方向に揺動する。図23に示すように、圧板51は積載されているシート材1とともにフォトトレイ200の下ケース201を押し上げるため、フォトトレイ200はボス202a(図9(a)参照)を中心として、圧板51と同様に時計回りに揺動し、フォトトレイ200に積載されている写真調記録用シート材209の最上面が、給送装置部5の給送ローラ52に当接する。この時、レバー210の先端のフック210dが記録装置本体の給送装置部5の凸部53に移動を規制されるため、レバー210が、下ケース201の揺動軸201hを中心としてフォトトレイ200に対して相対的に反時計方向に揺動することによって、フォトトレイ200から写真調記録用シート材209を給送するための通路が開かれる。この状態から、記録装置本体の給送装置部5の分離給送手段によって、フォトトレイ200に積載されている写真調記録用シート材209が1枚ずつ分離されて給送されるとともに、残った写真調記録用シート材209は、フォトトレイ200と圧板51と圧板51上に積載されたシート材1と一緒に、給送装置部5の戻し爪によって初期位置に引き戻される。このような構成によると、フォトデッキ100自体には駆動機構を必要としないため、構成を簡単にすることができるとともに、安価に構成することができる。
【0082】
次に、スタンバイポジションからリリースポジションへの移動について説明する。スタンバイポジションにおいて回転ノブ105を時計回り方向へ回すと、回転ノブ105と一体的に設けられたセットアーム106も一緒に回転する。セットアーム106のカムフォロワーであるボス106aが上ケース202のカム溝202dに当接するまでの間に、セットアーム106に形成されたカム106cが、上ケース202のカムフォロワー202fと当接し、まずフォトトレイ200が、フォトデッキベース101および左側壁102に形成された溝101a,102a,102bとほぼ平行となるように揺動させられる。これによって、レバー210のフォトトレイ200に対する相対位置が正規の位置に確保できるので、レバー210の端縁部がフォトトレイ200の裏側に突出することがない。従って、フォトトレイ200をリリースポジションへ移動する際に、給送装置部5の圧板51上に積載されているシート材1を引っ掛けて引き上げてしまう不具合が防止される。
【0083】
次に、カムフォロワーであるボス106aが上ケースのカム溝202dに当接し、フォトトレイ200が、フォトデッキベース101および左側壁102のガイド溝101a,102a,102bに沿って、シート材給送方向の上流側に移動させられる。フォトトレイ200は、ガイド溝101a,202a,202bの形状に沿って、途中からはシート材の積載厚み方向の上側へも移動する構成になっている。これによって、前記した通り、リリースポジションでは記録装置本体の給送装置部5の圧板51上に十分な隙間が確保でき、記録装置本体の給送装置部5へのシート材1のセットの操作性が良好に保たれる。
【0084】
次に、パノラマ写真サイズのシート材を使用する場合について説明する。図24は、パノラマ写真サイズの写真調記録用シート材209を使用する場合を説明する図である。
【0085】
リリースポジションでカバー203を開き、パノラマ写真サイズの写真調記録用シート材209をフォトトレイ200内にセットする作業は、前記したL版サイズの写真調記録用シート材209をセットする作業と同じである。パノラマ写真サイズの写真調記録用シート材209をセットする時には、写真調記録用シート材209がフォトトレイ200から給送方向の上流側に大きくはみ出すので、カバー203を開いたままフォトトレイ200をスタンバイポジションに移動させて使用する。このように構成することによって、フォトデッキ100本体のサイズを必要以上に大きくすることなく、パノラマ写真サイズの写真調記録用シート材209にも対応可能である。同様に、幅が狭く長尺の封筒サイズのシート材等も使用することができる。従って、本実施形態によると、シート材の様々なサイズに対応でき、記録装置を比較的低コストに抑えることができ、かつあまり大型化させることがない。
【0086】
以上の説明では、便宜上、フォトトレイ200上に積載されるシート材を写真調記録用シート材209としているが、これに限るものでなく、シート材全般に適用可能である事は言うまでもない。
【0087】
次に、このインクジェットプリンタの制御機構の構成について、図25のブロック図を参照して説明する。このインクジェットプリンタは、ホストコンピュータ400と接続して用いることができ、ホストコンピュータ400から指令信号や、記録すべき文字や画像などのデータ(以下、「画像データ」と総称する)を受信して、この画像データに応じた画像の記録を行うことができる。また、インクジェットプリンタからは、正しくデータが転送されているか否かを確認するデータや、インクジェットプリンタの動作状態を知らせるデータなどがホストコンピュータ400に返される。
【0088】
ホストコンピュータ400から受信した記録データは、インクジェットプリンタの受信バッファ401に入力される。インクジェットプリンタは、この受信バッファ401に入力されたデータに基づいて記録動作を統括制御する、CPU402aを含む制御部402を有している。制御部402は、受信バッファ401に入力された画像データの処理を行い、圧縮された画像データを解凍し、各色間の境界や空白を検知して、記録のためのデータを生成する画像処理部402bを含んでいる。この制御部402には、受信した画像データなどを一時的に記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)から構成されるメモリ部403や、各コントロール部が接続されている。
【0089】
次に、各コントロール部について説明する。メカコントロール部404は、キャリアモータやLF(ラインフィード)モータなどのメカ部405を駆動制御する。センサ/SW(スイッチ)コントロール部406は、シート種判別センサ4やポジションセンサ114等の各種センサおよびスイッチを含むセンサ/SW部407からの信号を処理する。表示素子コントロール部408は、表示パネル群のLED(発光素子)や液晶表示素子などを含む表示素子部409を制御する。記録ヘッドコントロール部410は記録ヘッド411を制御する。これらの各コントロール部は、制御部402からの指令に基づいて動作し、必要に応じて制御部402にフィードバック信号などを送る。例えば、記録ヘッドコントロール部410は、記録ヘッド411の状態を示す温度情報などを制御部402に送る。
【0090】
次に、図26を参照して、シート種判別センサ4の構成の説明を行う。シート種判別センサ4は、シート材1または209の表面にLED57から斜めに投光し、その反射光60を受光素子58と受光素子59が受光し、それぞれの光量によってシート種判別を行う構成になっている。シート材1,209としては、普通紙やコート紙やはがきやインクジェット用はがきやOHPフィルムなどがあり、さらにその表面処理によって光沢調や半光沢調やマット調(つや消し)などに分かれ、これらの様々な種類に応じて受光量が変化するので、シート種判別センサ4はこのような特性を利用してシート種の判別を行うものである。もちろん、シート材検出手段は、このような方式に限るものではなく、他のあらゆる方法を採用することが可能である。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、通常の第1のシート材積層部に加えて第2のシート材積載部が設けられており、第2のシート材積層部が退避位置と給送可能位置との間を移動可能である。従って、両シート材積層部に異なるシート材、例えば普通紙と写真調記録用紙をそれぞれ積層し、第2のシート材積層部の退避位置と給送可能位置とを適宜に切り替えることによって、2つのシート材を容易に使い分けることができる。
【0092】
しかも、両シート材積層部に積層されたシート材をいずれも分離および給送可能な単一の分離給送手段を設けると、装置の小型化や低コスト化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるインクジェットプリンタの、フォトトレイの退避状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタの、フォトデッキを取り外した状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示すインクジェットプリンタの、フォトトレイの給送可能状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示すインクジェットプリンタのフォトデッキの、フォトトレイの退避状態を示す要部斜視図である。
【図5】図4に示すフォトデッキの、フォトトレイの給送可能状態を示す要部斜視図である。
【図6】図1に示すインクジェットプリンタの給送装置部を示す要部斜視図である。
【図7】図1に示すインクジェットプリンタのフォトデッキを示す斜視図である。
【図8】(a)は図7に示すフォトデッキの、フォトトレイを外した状態の斜視図、(b)はその異なる角度から見た斜視図である。
【図9】(a)は図1に示すインクジェットプリンタの、退避状態のフォトトレイおよび回転ノブの表面側を示す斜視図、(b)はその裏面側を示す斜視図である。
【図10】図9に示すフォトトレイの内部を示す斜視図である。
【図11】図9に示すフォトトレイの斜視図である。
【図12】図1に示すインクジェットプリンタの、給送可能状態のフォトトレイおよび回転ノブを示す斜視図である。
【図13】(a)は図1に示すインクジェットプリンタの、給送装置部とフォトデッキの退避状態を示す斜視図、(b)はその給送可能状態を示す斜視図である。
【図14】(a)は図1に示すインクジェットプリンタの、回転ノブのロック機構のロック状態を示す斜視図、(b)はそのロック解除状態を示す斜視図である。
【図15】(a)は図1に示すインクジェットプリンタの、退避位置のフォトトレイが検出された状態を示す要部側面図、(b)は給送可能位置のフォトトレイが検出された状態を示す要部側面図である。
【図16】図1に示すインクジェットプリンタの、フォトデッキの装着ロック機構の右側(基準側)を示す要部側面図である。
【図17】図16に示す装着ロック機構の左側(非基準側)を示す要部側面図である。
【図18】図16に示す装着ロック機構の、フォトトレイが給送可能位置にある状態を示す右側(基準側)の要部側面図である。
【図19】図1に示すインクジェットプリンタのフォトトレイのシート材セット状態を示す斜視図である。
【図20】図1に示すインクジェットプリンタのフォトデッキの、フォトトレイが退避位置にある状態を示す要部側面図である。
【図21】図1に示すインクジェットプリンタのフォトデッキと給送装置部の、フォトトレイが給送可能位置にある状態を示す要部側面図である。
【図22】図1に示すインクジェットプリンタのフォトデッキと給送装置部の、フォトトレイが給送可能位置にある状態を示す要部側面図である。
【図23】図1に示すインクジェットプリンタのフォトデッキと給送装置部の、フォトトレイからの給送状態を示す要部側面図である。
【図24】図1に示すインクジェットプリンタのフォトデッキにパノラマ写真サイズのシート材を積層した状態を示す斜視図である。
【図25】図1に示すインクジェットプリンタのブロック図である。
【図26】図1に示すインクジェットプリンタのシート種判別センサの構成を概略的に示す模式図である。
【符号の説明】
1 記録用シート材
2 記録部
3 給送トレイ
4 シート種判別センサ
5 給送装置部
7 リリースポジション(退避位置)を示す指標
8 スタンバイポジション(給送可能位置)を示す指標
31 センサレバー
32 軸
33 バネ
34 軸部
35 凸部
51 圧板
52 給送ローラ
53 凸部
57 LED
58,59 受光素子
100 フォトデッキ(サブ給送ユニット)
101 フォトデッキベース
102 左側壁
103 フロントカバー
104 フロントカバーバネ
105 回転ノブ(セットレバー)
106 セットアーム
107 ロックシャフト
108 ロックシャフトバネ
109 ポジションセンスレバー
110 ポジションセンスレバーバネ
111 ポジションセンスリンクレバー
112 右ロックレバー
113 右ロックレバーバネ
114 ポジションセンサ(トレイ位置検知センサ)
115 右サイドカバー
116 左ロックレバー
117 左サイドカバー
200 フォトトレイ(サブ給送トレイ)
201 下ケース
202 上ケース
203 カバー
204 トップカバー
205 トップカバーバネ
206 フォトデッキサイドプレート
207 フォトデッキサイドガイド
208 白基準
209 写真調記録用シート材
210 レバー

Claims (8)

  1. 積載されているシート材を1枚ずつ送り出すシート材給送装置において、
    第1のシート材積載部と、前記第1のシート材積載部と略平行に配置された第2のシート材積載部とを有し、
    前記第2のシート材積載部は、給送可能位置と退避位置との間を移動可能であり、前記退避位置では、前記給送可能位置よりも、前記第1のシート材積載部との間のシート材積載方向の間隔が大きいことを特徴とするシート材給送装置。
  2. 前記第2のシート材積載部は、少なくともシート材給送方向に重力の分力を受けている請求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 前記給送可能位置では、前記第2のシート材積載部に積載されているシート材が、前記第1のシート材積載部のシート材積載領域内に位置する請求項1または2に記載のシート材給送装置。
  4. 前記給送可能位置では、シート材給送方向に関して、前記第2のシート材積載部に積載されているシート材の先端部が、前記第1のシート材積載部に積載されているシート材の先端部と実質的に同じ位置にあり、
    前記退避位置では、シート材給送方向に関して、前記第2のシート材積載部に積載されているシート材の先端部が、前記第1のシート材積載部に積載されているシート材の先端部よりも後退した位置にある請求項3に記載のシート材給送装置。
  5. 前記第1のシート積載部と前記第2のシート積載部のいずれからもシート材を1枚ずつ分離して送り出すことができる分離給送手段を有する請求項1から4のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  6. 前記分離給送手段は、前記第2のシート積載部が退避位置にあるときに前記第1のシート積載部からシート材を1枚ずつ分離して送り出すことができ、前記第2のシート積載部が給送可能位置にあるときに前記第2のシート積載部からシート材を1枚ずつ分離して送り出すことができる請求項5に記載のシート材給送装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のシート材給送装置と、シート材に記録を行う記録手段とを有する記録装置。
  8. 前記記録手段は、ノズルからシート材にインクを吐出して記録を行うインクジェット方式の記録手段である請求項7に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106241437A (zh) * 2016-07-30 2016-12-21 安徽天斯努信息技术股份有限公司 一种打印机加纸器
US10882706B2 (en) 2015-10-30 2021-01-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Photo cassette for a mobile printer

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