JP3080177B2 - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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JP3080177B2
JP3080177B2 JP02417132A JP41713290A JP3080177B2 JP 3080177 B2 JP3080177 B2 JP 3080177B2 JP 02417132 A JP02417132 A JP 02417132A JP 41713290 A JP41713290 A JP 41713290A JP 3080177 B2 JP3080177 B2 JP 3080177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置と着脱可能に
結合される自動給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピューターやワードプロセッサ等と
併用されたり、あるいは単独に使用されるプリンタ、複
写機、ファクシミリ等の記録装置は、用紙やプラスチッ
ク薄板等のシート状の被記録材を給紙搬送するととも
に、画像情報に基づいて該被記録材に画像を記録してい
くように構成されている。前記記録装置は、記録方式に
より、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル
式、レーザービーム式等に分けることができる。
【0003】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出させて記録を行なうものであり、高精
細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の
処理を必要とせずに記録することができ、ノンインパク
ト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のインク
を使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの
利点を有している。中でも、紙幅方向に多数の吐出口を
配列したラインタイプの記録手段を使用するライン型の
装置は、記録の一層の高速化が可能である。
【0004】特に、インク吐出エネルギーとして熱を利
用するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができる。
【0005】上記記録装置において、被記録材(記録媒
体)として使用される記録シートには、普通紙の他に、
ハガキや封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の特殊シー
トなどがある。記録シートの供給は、記録装置に対して
直接1枚づつ手差しで挿入する他、自動給紙装置によっ
て自動かつ連続的に送り込むことが行なわれている。
【0006】自動給紙装置は、一般に、給送ローラを回
転させて記録シートを送り出すための給紙駆動ユニット
と、記録シートを積載するための給紙カセットユニット
と、排出された記録シートをスタックするための排紙ト
レイユニットとを備えており、記録装置のシート搬送系
の駆動力を利用して前記給紙駆動ユニットを駆動するこ
とにより、記録シートを1枚づつ分離給紙するように構
成されている。また、自動給紙装置には、記録装置内に
組み込まれる内蔵型の他、着脱可能に結合される外装型
のものがある。また、前記給紙カセットユニットは、一
般に、バネ付勢された圧板(中板)によって積載シート
を給送ローラ方向に付勢するとともに分離爪の内側に押
し付けておき、給紙時に1枚づつ分離して送り出すよう
に構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような自動給紙装
置においては、記録シートの装填が容易で正確であると
ともに、給送ローラなどの給紙駆動部と積載シートおよ
び分離爪とが協働することから、給紙の信頼性を確保す
るためには給紙カセットユニットと給紙駆動ユニットと
を正確に位置決めすることが要請される。しかし、従来
の自動給紙装置では、コンパクトで簡単な構造でこのよ
うな要請に応じるのは困難であった。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、本発明の目的は、簡単かつコンパクトな構
造で給紙カセットユニットと給紙駆動ユニットとを容易
にかつ正確に位置決めすることができ、給紙の信頼性お
よび装置の取り扱い性を向上させ得る自動給紙装置を提
供することである。
【0009】
【課題解決のための手段】本発明は、上記目的を達成す
るため、記録装置と着脱可能に結合される自動給紙装置
において、給送ローラが組み込まれたシャーシを有する
給紙駆動ユニットと、シートが送り出される側に分離爪
が組み込まれたカセットケースを有する給紙カセットユ
ニットと、前記給紙駆動ユニットおよび前記給紙カセッ
トユニットを支持するためのフレームと、を備え、前記
給紙カセットユニットは前記フレームに形成されたカセ
ットケース受け部にシートが送り出される側を下側にし
て傾斜した状態で支持され、前記給紙駆動ユニットのシ
ャーシおよび前記受け部に支持された前記給紙カセット
ユニットのカセットケースの下側に形成された凹凸係合
部を回動可能に衝当させることにより、該シャーシに組
み込まれた給送ローラと該カセットケースに組み込まれ
た分離爪の間隔が規制され、前記凹凸係合部は給紙駆動
ユニットのシャーシおよび給紙カセットユニットのカセ
ットケースのそれぞれに一体に形成されていることを特
徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を説明する。図1は、記録装置10と自動給紙装置30
を結合した状態を示す背面斜視図であり、図2は図1の
記録装置10と自動給紙装置30を分離した状態を示す
前面斜視図である。図1の結合状態において、自動給紙
装置30の両側から突出した操作部133を操作する
と、後述するフック部材がバネ力に抗して移動し、該フ
ック部材に形成されたフックフック73、74(図2)
と記録装置10との係合が釈放され、図2に示すように
両者を簡単に分離することができる。
【0011】図3は記録装置10を示し、図4は記録装
置10のみで記録シート(用紙やプラスチック薄板など
の被記録材)16に記録する場合を示し、図5は記録装
置10を自動給紙装置結合面(背面)から見た図(図4
中の矢印Xから見た図)である。図2〜図5において、
11は下ケース、12は上カバー、13はインプットド
アを示す。このインプットドア13は、非使用時には閉
じているが、使用時には、図4に示すようにノブ14を
引くことにより回動して開き、該ノブ14の端縁15を
記録シート16のサイド位置決めとして利用し、該記録
シート16を記録装置内へ(矢印A方向)押し込み記録
可能にすることができる。記録された記録シート16
は、その上に設けられたローラ17、18から成る排紙
ローラを通して矢印B方向へ排出される。19は操作キ
ー、20はリリースレバーである。このリリースレバー
20は、記録シート16が記録装置10内で紙詰まり等
を起こした場合にシート搬送機構を解除して処置するた
めのものである。
【0012】図5に示すように、下ケース11には、回
路基板を収納するための凸部21が設けられている。こ
の凸部21は、下ケース11と一体の底面83の上に回
路基板を装着し、その上からカバー79を取り付けた構
造を有している。前記凸部21を設けることにより、記
録装置10は全体としてL字型となり、単独でも安定し
た姿勢で置くことができる。
【0013】前記記録装置としては、例えば、インクジ
ェット記録装置が使用され、前記上カバー12を開ける
ことにより、記録ヘッドやインクカートリッジ等の設置
や交換を行なうことができる。図5において、孔22お
よびU溝23は、自動給紙装置30と結合する際に両者
を位置決めするためのものである。24は、自動給紙装
置30から記録装置10へ記録シート16を給紙する時
の給紙口である。また、25は、駆動源を持たない自動
給紙装置30へ動力を伝達するための駆動ギアであり、
結合状態では自動給紙装置30の伝達ギア62と噛み合
っている。なお、前記インクジェット記録装置の記録手
段(記録ヘッド)としては、熱エネルギーを利用してイ
ンクを吐出する記録ヘッドであって、熱エネルギーを発
生するための電気熱変換体を備えたものが使用される。
また、前記記録手段は、前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成
長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よ
りインクを吐出させ、記録を行なうものである。
【0014】図6は、記録装置10と自動給紙装置30
を結合した状態での要部構成を示す縦断面図である。自
動給紙装置30への駆動力は、例えば、記録装置10の
紙送り(搬送)機構から取り出される。ここで、記録装
置10の搬送ローラ(不図示)は剛性の高いシャーシ
(不図示)に軸支されており、前記位置決め用のU溝2
3はこのシャーシに形成されている。また、前記位置決
め用の孔22も該シャーシに形成された同軸の孔と一体
となって位置決め機能を果たすものである。さらに、該
孔22の内部には前記シャーシに形成された位置決め当
接用のダボ81が形成されている。また、前記駆動ギア
25も、このシャーシまたは搬送ローラ軸(不図示)に
軸支されている。こうして、記録装置10は、図1およ
び図6に示すように自動給紙装置30と結合することに
より、記録に応じて自動給紙を行なうことが可能とな
る。
【0015】図7は自動給紙装置30の正面斜視図であ
り、図8は自動給紙装置30をその主要構成ユニットご
とに分解した斜視図である。図7および図8において、
自動給紙装置30を大きく分けると、給紙カセットユニ
ット31、給紙駆動ユニット32、フレーム33、支持
台34の4つに分けることができる。なお、前記支持台
34の内部には排紙トレイユニット35が引き出し可能
に内蔵されており、該支持台34は排紙トレイユニット
としての機能も備えている。フレーム33は2個のビス
36によって支持台33の上面に固定されており、給紙
カセットユニット31および給紙駆動ユニット32はそ
れぞれフレーム33にスナップ止めにより結合されてい
る。なお、フレーム33には給紙カセットユニット31
を所定の傾斜角度で支持するための給紙カセット受け部
80が形成されている。
【0016】図9は給紙カセットユニット31の分解斜
視図である。図9において、給紙カセットユニット31
は、記録シート(カットシート)16を積載収納するた
めのものであり、ベースとなるカセットケース38に各
構成部品が組み込まれている。圧板40は圧板バネ41
により常に給送ローラ42(図6、図10)側へ押圧さ
れ、この圧板40と給送ローラ42との間に積載された
記録シート16が介在し、記録シート16は給送ローラ
42が回転することにより1枚づつ給紙される。カセッ
トケース38内には、積載された記録シート(積載シー
ト)16の片側端縁(サイド)を案内するためのスライ
ダ43が紙幅方向に摺動可能に装着されている。
【0017】このスライダ43には、積載シート16の
端縁に当接可能なサイドガイド部44が形成されてい
る。また、スライダ43には、摺動を滑らかにするため
のスライドコロ45が取り付けられている。このスライ
ドコロ45は、縦横方向に所定間隔をおいて合計4箇所
に取り付けられており、それぞれ、カセットケース38
の対応位置に形成されたスライドガイド部46に沿って
転動可能に係合している。こうして、スライダ43は積
載シート16の紙幅サイズに合わせて左右に移動可能に
取り付けられている。その場合、縦方向片側のスライド
コロ45は、コロ押しバネ47によってスライドガイド
部46に押圧され、スライダ43の縦方向のガタ取りを
するとともに、紙幅にセットした後に軽い外力ではスラ
イダ43を移動させない位置決め機能を有している。
【0018】また、前記スライダ43には分離爪49を
有する分離爪部材48が固定されており、この分離爪4
9はスライダ43とともに紙幅に応じて移動可能になっ
ている。移動可能な前記サイドガイド部44と対をなす
反対側の前記サイドガイド部59はカセットケース38
に形成されており、したがって、図示の例では、片側の
サイドガイド部のみを移動させて積載シート16の両端
縁を案内するように構成されている。また、カセットケ
ース38には、もう一つの分離爪51を有する分離爪部
材50が固定されている。前記圧板40と給送ローラ4
2との間に介在する積載シート16は、給送ローラ42
の回転により給紙される際、これら2つの分離爪49、
51により1枚づつ分離され、1枚づつ給紙される。
【0019】記録シート16が無い状態では、前記圧板
40は、圧板バネ41に押されてその両端部52、53
が分離爪49、51の裏側に当接する。一方、積載され
る記録シート16は、分離爪49、51の裏側と圧板4
0との間に収納する必要があり、そのためには、圧板4
0は、圧板バネ41に打ち勝って容易に押し下げること
が可能になっている。圧板40を押し下げると、該圧板
の裏側に設けられたフック部(不図示)が圧板解除レバ
ー54のフック部55によってロックされ、該圧板40
は押し込まれた状態(下がった状態)に保持される。
【0020】記録シート16をセット(積載)した後に
圧板40を給紙状態(給送ローラ42側に押圧する状
態)にするためには、圧板解除ボタン56を矢印C方向
に押す。圧板解除ボタン56が押し下げられると圧板解
除レバー54のフック部55が矢印D方向に回動し、圧
板40のロックが解除される。なお、給紙カセットユニ
ット31の上端部には、図1、図2、図7および図8に
示すように、積載シート16が自重で倒れるのを防止す
るために紙支持フォーム37が取り付けられている。
【0021】図10は、給紙駆動ユニット32を、構成
部品がよく見えるように、図8中の矢印E方向から(裏
側から)見た分解斜視図である。給紙駆動ユニット32
は、記録シート16を給紙するためのローラ類、記録装
置10と結合するためのフック類、記録装置10の駆動
力を自動給紙装置30に伝達するためのギア類などが内
蔵されたユニットであり、ベースとなるシャーシ57に
各構成部品が組み込まれた構造を有している。
【0022】図10において、58は給送ローラ軸であ
り、該軸には複数個の給送ローラ42が設けられてい
る。これらの給送ローラ42は、装填された記録シート
16に給送力を付与し、分離爪49、51と協働して記
録シート16を1枚づつ分離し、記録装置10内へ1枚
づつ記録シート16を送り込む機能を有している。この
給送ローラ軸58は、記録装置10の駆動ギア25(図
5)の駆動力を利用して駆動される。
【0023】図10において、60は摺接ローラ軸であ
り、該摺接ローラ軸60には複数個の摺接ローラ61が
設けられている。前記摺接ローラ軸60は前記給送ロー
ラ軸58の給送方向下流側にこれと平行に配設されてい
る。この摺接ローラ61は、給送ローラ42によって送
り出される記録シート16を記録装置10内へ案内する
機能を有している。また、この摺接ローラ61も、記録
装置10の駆動ギア25の駆動力を利用して連動駆動さ
れる。
【0024】記録装置10の駆動ギア25(図5)の駆
動力は、まず、自動給紙装置30の伝達ギア62(図
2、図7、図8、図10)に伝達される。図10におい
て、伝達ギア62に伝達された駆動力は、中間ギア63
を介して、摺接ローラ軸60の摺接ローラギア64へ伝
えられ、さらに、中間ギア65を介して、給送ローラ軸
58と同軸に装着された給送ローラギア66に伝えられ
る。ここで、給送ローラギア66は、給送ローラ軸58
と同軸に装着されているが、該給送ローラ軸58とはワ
ンウエイクラッチ(例えば、バネクラッチ)67を介し
て結合されている。
【0025】このワンウエイクラッチ67は、逆転方向
には常に遮断(オフ)であるが、正転方向でもオンオフ
を制御されるバネクラッチで構成されている。前記ワン
ウエイクラッチ67としては、例えば、次のように動作
するものが使用される。まず、給紙信号に基づいて記録
装置10の図示しない搬送ローラ(プラテンローラ)が
少量逆転(搬送方向と逆の方向の回転)すると、前記ワ
ンウエイクラッチ67は給送ローラギア66の逆転(ク
ラッチトリガー)によってオンに切り換えられる。この
オンの状態では、搬送ローラの正転によって、給送ロー
ラ42が正転可能な状態になる。この時、D形(または
半月形)の不等辺ローラから成る給送ローラ42は、積
載シート16から離れた基準位置(または初期位置)に
ある。
【0026】次いで、搬送ローラを所定量正転させる
と、これに連動して給送ローラ42が回転し、一枚の記
録シート16が搬送ローラの引き込み部を越えた位置ま
で給紙される。記録シート16が前記引き込み部に達し
たことはセンサによって検知され、該センサの検知信号
によって、この時の搬送ローラの停止位置が制御され
る。次いで、搬送ローラを所定量回転させ、記録シート
16の先端をシート引き込み部から抜け出た位置まで退
避させる。この時の搬送ローラの逆転により、記録シー
ト16の先端部にループを形成し、レジ取り(記録シー
トの先端を平行にする動作)が行なわれる。
【0027】前記ワンウエイクラッチ(例えば、バネク
ラッチ)67は、前記クラッチトリガーによって、まだ
オンの状態にあり、正転方向には回転伝達可能な状態に
ある。そこで、搬送ローラを所定量正転させ、該搬送ロ
ーラおよび給送ローラ42の正転により、記録シート1
6を記録開始位置(頭出し位置)まで搬送する。この正
転の途中で、D形の給送ローラ42が記録シート16か
ら離れた時、すなわち、給送ローラ42が略一回転して
前記基準位置(初期位置)へ戻った時に、前記ワンウエ
イクラッチ67がオフに切り換えられ、給送ローラ42
は該基準位置に停止する。
【0028】こうして、給送ローラ42の1回転の間
に、記録シート16が1枚だけ記録装置10内へ給紙さ
れ、頭出し状態にセットされる。その後、画像情報に基
づいて,記録シート16に対する記録が行なわれる。こ
の記録の間は、前記ワンウエイクラッチ67はオフのま
まであり、搬送ローラの正転(紙送り)にも係わらず、
給送ローラ42は前記基準位置に停止したままである。
【0029】図10において、前記ギア群62、63、
64、65、66および前記ローラ軸58、60は、軸
受板68によって抜け出さないように位置決め保持され
ている。この軸受板68はシャーシ57にスナップ止め
され、さらにビス69により固定されている。
【0030】記録装置10と結合するためのフック7
3、74はフック部材71、72の先端部に形成されて
おり、各フック部材71、72は、シャーシ57の両側
に略対称関係に配設され、揺動可能に、かつ、前後方向
に所定量移動可能に取り付けられている。各フック部材
71、72は、引っ張りバネ75、75により内方へ付
勢され、記録装置10に結合された状態で所定の圧接力
を発揮するように取り付けられている。また、各フック
部材71、72の他端部には外部へ突出する操作部13
3、133が設けられており、該操作部133を操作す
ることにより、記録装置10と自動給紙装置30を結合
させ、かつ離脱させることができる。
【0031】図8において、支持台34の下側空洞部に
は、排紙トレイユニット35が引き出し可能に内蔵され
ており、自動給紙装置30を使用する時には、この排紙
トレイユニット35を手前側へ引き出すことにより、記
録済みの記録シート16をストックさせることができ
る。また、支持台34の上面にはビス36でフレーム3
3が固定されており、該フレーム33には、給紙カセッ
トユニット31および給紙駆動ユニット32がスナップ
止めで位置決め装着されている。こうして、自動給紙装
置30は、台盤状の支持台34とフレーム33に各ユニ
ットを装着する構造をしており、それ自体で安定的に自
立するように構成されている。
【0032】次に、図2、図5、図7を参照して記録装
置10と自動給紙装置30とを結合するための構造およ
び方法について説明する。前記フック73、74は前記
フック部材71、72と一体になっており、フック7
3、74を記録装置の角孔76、77(図5)に挿入さ
せて内部部材と係合させ、フック部材71、72を手前
に引くことによりフック73、74がロックされ、記録
装置10と自動給紙装置30が結合される。この時のロ
ック力は前記引っ張りバネ75、75によって得られ
る。
【0033】結合時の位置決めは、自動給紙装置30側
のシャーシ57のダボ78を記録装置10側の孔22に
嵌合するとともにダボ81に突き当て、かつ該シャーシ
57のU字状突起82を記録装置10側のU溝23に突
き当て嵌合させることにより行なわれる。なお、図示の
例では、前記シャーシ57の両側下部に補助突起96、
97が設けられており、結合面に傾斜が生じるとこれら
の補助突起96、97が記録装置10の下ケース11に
当接してその傾斜を阻止するようになっている。上記位
置決め状態では、自動給紙装置30の各フック73、7
4は記録装置10の下ケース11の角孔76、77(図
5)内に入り込む。
【0034】結合時に両者が位置決めされるまでには、
両者を位置決め状態へ案内するためのガイド(ラフガイ
ド)が必要であり、その機能は次のような構成によって
得られる。記録装置10の裏面(接合面)には凸部21
が設けられている。この凸部21は、下ケース11の下
面と一体(延長部)の底面83の上にカバー79を装着
して形成され、全体としては図5に示すような角形をし
ている。この凸部21は、両側の側面84、84と両側
の上面91、91を有している。なお、この凸部21の
内部には、底面83上に装着された回路基板(不図示)
が収納されている。
【0035】一方、自動給紙装置30側には、記録装置
10の前記凸部21を案内し、収納するための凹部(開
口)85が形成されている。この開口85は、支持台3
4の上面86と給紙駆動ユニット32およびフレーム3
3の下面凹部によって形成され、前記凸部21の断面形
状と対応する形状を有している。前記開口85は、支持
台34の上面86から成る案内面と、両側側面87、8
7と、天井面88と、両側の上側案内面90、90を有
している。
【0036】さらに、支持台34の上面(案内面)86
には、挿入方向に延びる複数本の案内用のリブ(ビー
ド)92が形成されており、一方、凸部21の底面83
には、前記リブ92と摺動可能に案内係合する溝(不図
示)が形成されている。一般に、記録装置10の底面を
形成する下ケース11および凸部21の底面には、ゴム
足(不図示)が設けられている。そこで、装置を結合時
にこのゴム足が支持台34の上面86に接触すると、摺
動抵抗が大幅に増大して作業性が悪化することを考慮し
て、該上面86に形成された前記リブ92の高さは前記
ゴム足の高さより高く設定されており、したがって、前
記凸部21は案内面86から若干浮いた状態で挿入され
ることになる。
【0037】記録装置10と自動給紙装置30との結合
時の案内をさらに容易かつ確実にするために、次のよう
な構成が採られている。すなわち、自動給紙装置30の
前記フック73、74の上面が斜面になっており、該フ
ック73、74と記録装置10の角孔76、77が嵌合
状態に入ると、該フック73、74の上面と角孔76、
77の上端面が摺動し、記録装置10と自動給紙装置3
0は徐々に位置決め状態の相対位置に近づく。
【0038】また、両者の位置決め手段、すなわち、記
録装置10の孔22とU溝23および自動給紙装置30
のダボ78には面取りが施されており、該自動給紙装置
30のU字状突起82は先端U字形状をしているので、
最終的には、案内手段は、フック73、74と角孔7
6、77の摺動案内からこれらの位置決め手段22、2
3、78、82へ切り換わり、両装置の位置決め手段の
みで結合されることになる。この時、記録装置10の底
面の前記ゴム足は支持台34の上面(案内面)からさら
に浮くように構成されている。このゴム足の浮き上がり
量は例えば2ミリ程度に選定される。なお、本実施例で
は、両装置とも、側面は、設置面に対し垂直ではなく、
約5度ほど傾斜している。
【0039】上記結合時の位置決めは、両装置の記録シ
ート16の受け渡し部、すなわち、記録装置10の下ケ
ース11の給紙口24(図5)および自動給紙装置30
側のシャーシ57のスリット95の近傍で行なわれるの
で、信頼度の高い給紙性を得ることができる。また、上
記位置決め手段は両装置の駆動ギア25(図5)および
伝達ギア62の近傍に設けられているので、ギアのバッ
クラッシュの管理も容易であり、給紙精度の向上を図る
こともできる。
【0040】以上説明した記録装置10および自動給紙
装置30によれば、結合および離脱が容易であり、記録
シート16の紙送り精度を含めた給紙性の信頼度を高め
ることができ、さらに、記録装置10の回路基板収納用
の凸部21を自動給紙装置30の凹部85に挿入収納で
きるので、結合時のコンパクト化および省スペースを図
ることが可能となり、しかも、記録装置10および自動
給紙装置30の両方とも、分離した時の安定性を大幅に
高めることができ、個々に収納する場合の必要スペース
を減少させることも可能となった。
【0041】前記自動給紙装置30は、図7および図8
に示すように、台盤状の支持台34上に、フレーム33
を介して、給紙カセットユニット31および給紙駆動ユ
ニット32を取り付け、一体化した構造をしており、全
体として側面形状が略L字形または逆T字形をしてお
り、単独で載置する場合でも極めて安定性の高いもので
ある。また、前記支持台34内には排紙トレイユニット
35が引き出し可能に内蔵されており、省スペース性に
も優れたものである。図7は排紙トレイユニット35が
収納された状態を示し、図12は排紙トレイユニット3
5を途中まで引き出した状態を示し、図13は排紙トレ
イユニット35を使用状態まで引き出した状態を示し、
図14は記録装置10に装着(結合)した状態で排紙ト
レイユニット35を引き出した使用状態を示す。
【0042】図11は、排紙トレイユニット35の詳細
構成を示す分解斜視図である。図11において、排紙ト
レイユニット35は、ベースとなる排紙トレイ103に
はトレイ構成部品を折りたたみ可能に取り付けた構造を
している。この排紙トレイ103の後端両側には、収納
状態で、支持台紙装置30の後面から突出する突起10
1、102が設けられている(図1、図6、図8、
図)。使用状態へ引き出す場合は、先ず、2個の突起1
01、102のうちどちらか一方でも押すことにより、
排紙トレイ103をその分前方へ押し出す。そして、先
端が飛び出した排紙トレイ103の凹部104に指を掛
け、クリック感があり、ストッパーがかかるところまで
引き出す。この状態が図12に示されている。
【0043】図11において、支持台34の下面の左右
両側には、座部141、142が設けられている。これ
らの座部141、142はそれぞれトレイガイド14
3、144で構成されており、これらのトレイガイドは
ビス145、145により支持台34の下面に固定され
ている。また、各トレイガイド143、144の下面に
は、自動給紙装置30を載置した時の防振およびすべり
止めのためのゴム足146、146が貼付けられてい
る。前記トレイガイド143、144は、排紙トレイ1
03を出し入れのためにスライドさせる時の下面のガイ
ド部材であり、また、スライドさせる時の抜け止め機能
を有するものである。
【0044】図11〜図14において、排紙トレイ10
3の前端部には、排紙方向に回動可能に折りたたみ式に
なった針金部材の排紙サポート105が取り付けられて
いる。さらに、この排紙サポート105には、排紙方向
にスライドして伸び出し可能な2段スライド式の紙スト
ッパー106、107が取り付けられている。先端側の
紙ストッパー107の先端部には、排紙された記録シー
ト16の先端位置を規制するための当接部110が形成
されている。
【0045】また、排紙トレイ103には、折りたたみ
位置と立ち位置との間で回動可能に、左右2個のサブプ
レート108、109が取り付けられている。これらの
サブプレート108、109は、その前後端の軸部で排
紙トレイ103に軸支されているとともに、該排紙トレ
イ103に装着されたバネ119、119によって立ち
位置方向へ付勢されている。
【0046】そこで、図12に示す位置まで排紙トレイ
103を引き出したところで、排紙サポート105を上
方へ回動させると、バネ119、119のバネ力で左右
のサブプレート108、109が自動的に図13に示す
立ち位置へ回動する(開く)。なお、これらのサブプレ
ート108、109が立ち姿勢(略垂直)に開くこと
で、排紙トレイ103が支持台34内へ引っ込まないた
めのストッパーにもなっている。
【0047】排紙サポート105の方は、排紙トレイ1
03とほぼ平行になる開き位置(図13)まで約180
度回動させる。次いで、排紙サポート105から2段式
のスライド機構を有する前記紙ストッパー106、10
7を引き出し、図13および図14に示す使用状態にす
る。
【0048】この場合、1段目の紙ストッパー106は
ストップ機構がかかるまで引き出すが、2段目の紙スト
ッパー107の方は、記録シート16のサイズに合わせ
て位置ズレ防止用のクリック機構が設けられており、所
定の長さ位置まで引き出すようになっている。記録シー
トサイズには、例えば、レターサイズ、A4、B5、リ
ーガルサイズなどがあり、これらのサイズの位置にクリ
ック機構が設けられており、また、それぞれのサイズの
引き出し位置を示す表示が設けられている。
【0049】図14の記録装置10に結合して使用する
状態において、記録装置10から矢印B方向に排出され
る記録シート16は、その裏面をサブプレート108、
109の上端121、122に接触させながら着地して
排出される。この時、記録シート16の着地高さはサブ
プレート108、109の高さによって規制されてい
る。
【0050】なお、各サブプレート108、109を排
紙トレイ103に対して紙幅方向に位置調節可能に取り
付けておけば、記録シート16の種類によって着地高さ
規制が不必要な場合に、サブプレート108、109を
紙幅に合わせた位置へ移動させることにより、排出され
た記録シート16の紙幅方向の位置ズレを防止するため
のサイドガイド部材として使用することもできる。記録
シート16が記録装置10から完全に排出された時、記
録シート16の先端123は紙ストッパー107の当接
部110に突き当たり、ここで記録シート16の排出方
向の位置規制が行なわれる。
【0051】以上説明したように、サブプレート10
8、109および紙ストッパー106、107を設ける
ことにより、記録シート16の接地高さ、紙幅方向およ
び排紙方向(紙進行方向)を該記録シートの種類に応じ
て適宜調節(または規制)することができ、記録シート
16の整列性および排紙性を向上させることができた。
【0052】排紙トレイユニット35を図13および図
14の使用状態(引き出し状態)から収納する場合は、
先ず、紙ストッパー106、107をスライドさせて排
紙サポート105の奥まで押し込む。次いで、排紙サポ
ート105を排紙トレイ103の上へ折りたたむ方向に
回動させる。各サブプレート108、109には、排紙
サポート105と係合可能な突起112、113(図1
1、図13)が設けられている。
【0053】したがって、排紙サポート105を排紙ト
レイ103上へ回動させると、該排紙サポート105が
前記突起112、113に当接し、当接した状態でさら
に180度近くまで回動させることにより、排紙サポー
ト105と各サブプレート108、109は同時に排紙
トレイ103の凹部111内へ折りたたまれる(落とし
込まれる)。この時の状態は図12の状態と同じであ
り、これと同時に、排紙トレイ103の引っ込み方向の
ストッパーが解除され、排紙トレイ103は、支持台3
4内へスライド可能となる。そこで、これを押し込むこ
とにより、排紙トレイユニット35が支持台34内に収
納され、図7および図8等に示す内蔵状態に戻される。
【0054】図6において、前記支持台34の裏面(排
紙トレイユニット35が収納される側)の左右両側(紙
幅方向の両側2箇所)には、排紙トレイユニット35の
スライド方向(引き出し方向)に延びるラックギア11
4、115が設けられている。このラックギア114、
115は別部材を固定して設けることもでき、支持台3
4と一体成形で設けることもできる。一方、排紙トレイ
ユニット35側には、図6および図11に示すように、
紙幅方向に延びるシャフト118が回転自在に軸支さ
れ、該シャフト118の両端には前記ラックギア11
4、115と噛み合うギア116、117が固定されて
いる。
【0055】このこめ、排紙トレイユニット35を支持
台34に対して出し入れする時、ギア116、117を
ラックギア114、115に沿って噛み合い回転させな
がらスライドさせることになる。このようなギア噛み合
い状態でスライドさせる機構により、排紙トレイユニッ
ト35をスライド(出し入れ)する時の左右のバランス
を向上させることができ、したがって、排紙トレイユニ
ット35を出し入れする時のカジリ等の不円滑な動作が
無くなり、スムーズにかつ容易に排紙トレイユニット3
5を引き出し−収納することが可能となり、操作性の向
上を図ることができた。
【0056】前記自動給紙装置30において、給紙カセ
ットユニット31は記録シート(積載シート)16が装
填される部分であり、給紙駆動ユニット32はこの記録
シート16を1枚づつ送り出して記録装置10へ給紙す
る部分である。この自動給紙装置30には、給紙カセッ
トユニット31からの給紙経路の他に手差しによる給紙
経路が設けられている。図1および図6において、この
手差しのための給紙口124は給紙カセットユニット3
1の下側に設けられている。この手差し給紙口124か
らの給紙経路は、図6に示すように湾曲せずに略直線状
に構成されているので、ハガキや封筒などの厚い記録シ
ートあるいはプラスチックなどの腰の強い特殊な記録シ
ートでも容易に給紙できるという利点を有している。
【0057】次に、図6、図7および図8を参照して、
給紙カセットユニット31および給紙駆動ユニット32
の装着状態について説明する。これらの図において、給
紙カセットユニット31は、支持台34に固定されたフ
レーム33に対して所定の傾斜角度をもって装着されて
いる。一方、給紙カセットユニット31の下側には、記
録装置10へ通じる給紙経路としての略直線状の紙パス
面125(図6、図10)が設けられている。この紙パ
ス面125は給紙カセットユニット31からの給紙経路
と前記手差し給紙口124の給紙経路の両方を兼ねてい
る。そこで、前記給紙カセットユニット31のフレーム
33への装着傾斜角度は、該給紙カセットユニットから
前記紙パス面125への突入角度を円滑給紙に適した値
に規制するためのものである。
【0058】給紙駆動ユニット32のシャーシ57の左
右両側には当接リブ126、127(図6、図10)が
設けられており、一方、給紙カセットユニット31のカ
セットケース38の下部の左右両側には当接面128、
129(図6、図9)が設けられている。前記当接リブ
126、127と前記当接面128、129は、図6に
示すように互いに当接することにより、給紙カセットユ
ニット31と給紙駆動ユニット32の装着時の位置関係
を正確に規制するためのものである。すなわち、給紙駆
動ユニット32の給紙カセットユニット31と対面する
位置には、記録シート16を給紙するための半月形の給
送ローラ42が装着されており、該給送ローラ42と給
紙カセットユニット31の分離爪49、51等の構成部
品との位置関係を正確に位置決めするためのものであ
る。
【0059】図示の例では、当接リブ126、127は
先端が丸みを帯びた形状を有し、当接面128、129
の方は略V字状の凹面で形成されており、角度的には融
通性を有するが、シャーシ57に軸支された給送ローラ
42とカセットケース38に装着された分離爪49、5
1などとの高さ方向の間隔および平行度に関しては、こ
れを正確に規制する構造になっている。
【0060】なお、給紙カセットユニット31のフレー
ム33に対する装着傾斜角度は、該フレーム33の形成
されたカセットケース受け部80(図8)によって規制
されている。以上のような給紙カセットユニット31と
給紙駆動ユニット32の位置決め手段により、給送ロー
ラ42と分離爪49、51等の給紙カセットユニット構
成部品との位置関係が容易にかつ正確に定まり、給紙の
安定性を向上させることができた。
【0061】図6および図9において、給紙カセットユ
ニット31には、圧板バネ41によって給送ローラ42
へ向けてバネ付勢される圧板40が装着されている。記
録シート16を装填する時には、圧板バネ41に抗して
圧板40を押し下げ、給送ローラ42および分離爪4
9、51から離隔させた状態で記録シート(積載シー
ト)16を挿入する。そこで、この圧板40の紙幅方向
の両側には、記録シート16の装填枚数(積載シートの
高さ)を規制するためのコの字形の紙ガイド131、1
32が設けられている。
【0062】前記紙ガイド131、132のガイド面の
高さは、圧板40が押し下げ状態にセットされた時(記
録シートの装填時)には、分離爪49、51より低くな
り、圧板40が押し上げられた時(解除時)には、分離
爪49、51より高くなるように設定されている。この
ような紙ガイド131、132の構成によれば、記録シ
ートの装填時には分離爪49、51より低くなるので、
確実に各分離爪49、51の内側に記録シートを案内す
ることができ、確実に容易に装填することができる。
【0063】一方、圧板40を分離爪49、51側(給
送ローラ42側)へバネ付勢し給送ローラ42による記
録シート16の給紙を行なう時には、前記紙ガイド13
1、132のガイド面が分離爪49、51より高くなる
ので、積載シート(記録シート)16は、分離爪49、
51によって高さを規制されるだけであり、紙ガイド1
31、132で圧接されることはない。このため、給紙
時の記録シート16の送り負荷を低減させることができ
る。したがって、以上のような圧板40の紙ガイド13
1、132とカセットケース38上の分離爪49、51
との高さ関係により、記録シート16の分離性能および
給紙性能の向上と安定化を図ることができた。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、記録装置と着脱可能に結合される自動給紙装
置において、給送ローラが組み込まれたシャーシを有す
る給紙駆動ユニットと、シートが送り出される側に分離
爪が組み込まれたカセットケースを有する給紙カセット
ユニットと、前記給紙駆動ユニットおよび前記給紙カセ
ットユニットを支持するためのフレームと、を備え、前
記給紙カセットユニットは前記フレームに形成されたカ
セットケース受け部にシートが送り出される側を下側に
して傾斜した状態で支持され、前記給紙駆動ユニットの
シャーシおよび前記受け部に支持された前記給紙カセッ
トユニットのカセットケースの下側に形成された凹凸係
合部を回動可能に衝当させることにより、該シャーシに
組み込まれた給送ローラと該カセットケースに組み込ま
れた分離爪の間隔が規制され、前記凹凸係合部は給紙駆
動ユニットのシャーシおよび給紙カセットユニットのカ
セットケースのそれぞれに一体に形成されている構成と
したので、給紙駆動ユニットおよび給紙カセットユニッ
トの凹凸係合部を回動可能に衝当させるとともに、給紙
カセットユニットをカセットケース受け部で支持するこ
とから、簡単かつコンパクトな構成で、簡単かつコンパ
クトな構造で給紙カセットユニットと給紙駆動ユニット
とを容易にかつ正確に位置決めすることができ、給紙駆
動ユニットに組み込まれた給送ローラと給紙カセットケ
ースに組み込まれた分離爪の間隔を容易に正確に規制す
ることができ、給紙の信頼性および装置の取り扱い性を
向上させることができる自動給紙装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動給紙装置を記録装置に結合し
た状態を示す背面斜視図である。
【図2】図1の自動給紙装置を記録装置から分離した状
態を示す斜視図である。
【図3】図1中の記録装置の斜視図である。
【図4】図3の記録装置の手差し給紙口から給紙してい
る状態を示す斜視図である。
【図5】図1中の記録装置の背面斜視図である。
【図6】本発明による自動給紙装置を記録装置に結合し
た状態での縦断面図である。
【図7】本発明による自動給紙装置の斜視図である。
【図8】図7の自動給紙装置をユニットごとに分解した
斜視図である。
【図9】図8中の給紙カセットユニットの分解斜視図で
ある。
【図10】図8中の給紙駆動ユニットの分解斜視図であ
る。
【図11】図8中の支持台および排紙トレイユニットの
分解斜視図である。
【図12】本発明による自動給紙装置において排紙トレ
イユニットを途中まで引き出した状態を示す斜視図であ
る。
【図13】図12の自動給紙装置において排紙トレイユ
ニットを引き出した状態を示す斜視図である。
【図14】本発明による自動給紙装置を記録装置に結合
して排紙トレイユニットを引き出した使用状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 記録装置 11 下ケース(記録装置) 16 記録シート 17 排紙ローラ 21 凸部(記録装置) 22 位置決め用の孔 23 位置決め用のU溝 24 給紙口 25 駆動ギア 30 自動給紙装置 31 給紙カセットユニット 32 給紙駆動ユニット 33 フレーム 34 支持台 35 排紙トレイユニット 38 カセットケース 40 圧板 42 給送ローラ 43 スライダ 49 分離爪 51 分離爪 57 シャーシ 58 給送ローラ軸 61 摺接ローラ 62 伝達ギア 71 フック部材 72 フック部材 78 位置決め用のダボ 80 カセットケース受け部(給紙カセットユニッ
ト装着面) 82 U字状突起 85 凹部(開口) 86 案内面 92 リブ 95 スリット 101 突起 102 突起 103 排紙トレイ 105 排紙サポート 106 紙ストッパー 107 紙ストッパー 108 サブプレート 109 サブプレート 114 ラックギア 115 ラックギア 116 ギア 117 ギア 121 上端(サブプレート) 122 上端(サブプレート) 124 手差し用の給紙口 125 紙パス面 126 当接リブ 127 当接リブ 128 当接面 129 当接面 131 ガイド(圧板の紙ガイド) 132 ガイド(圧板の紙ガイド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿志村 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宇野沢 保弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 萩原 裕之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 新田 哲弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−138720(JP,A) 実開 昭61−176127(JP,U) 実開 昭59−133542(JP,U) 実開 昭57−13527(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置と着脱可能に結合される自動
    給紙装置において、給送ローラが組み込まれたシャーシ
    を有する給紙駆動ユニットと、シートが送り出される側
    に分離爪が組み込まれたカセットケースを有する給紙カ
    セットユニットと、前記給紙駆動ユニットおよび前記給
    紙カセットユニットを支持するためのフレームと、を備
    え、前記給紙カセットユニットは前記フレームに形成さ
    れたカセットケース受け部にシートが送り出される側を
    下側にして傾斜した状態で支持され、前記給紙駆動ユニ
    ットのシャーシおよび前記受け部に支持された前記給紙
    カセットユニットのカセットケースの下側に形成された
    凹凸係合部を回動可能に衝当させることにより、該シャ
    ーシに組み込まれた給送ローラと該カセットケースに組
    み込まれた分離爪の間隔が規制され、前記凹凸係合部は
    給紙駆動ユニットのシャーシおよび給紙カセットユニッ
    トのカセットケースのそれぞれに一体に形成されている
    ことを特徴とする自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置の記録手段が、熱エネル
    ギーを利用してインクを吐出する記録手段であって、熱
    エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えている
    インクジェット記録手段であることを特徴とする請求項
    1に記載の自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段が、前記電気熱変換体に
    よって印加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰によ
    る気泡の成長によって生じる状態変化を利用して、吐出
    口よりインクを吐出させることを特徴とする請求項2に
    記載の自動給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102380407B1 (ko) * 2020-08-07 2022-03-29 남현목 부탄가스장착용 로스터의 가스공급틀

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KR102380407B1 (ko) * 2020-08-07 2022-03-29 남현목 부탄가스장착용 로스터의 가스공급틀

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