JP2020168816A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示操作部の操作力や操作感の変化が起きにくい記録装置を提供する。【解決手段】本体部と、本体部に対して、回転軸を中心に回動する操作パネルと、一端部が、操作パネルに回転可能に接続され、表面にカム面を有するストッパーと、本体部に設けられ、第1の案内面と第1の案内面と異なる第2の案内面を備え、ストッパーをその長手方向に摺動可能に案内する案内部材と、ストッパーのカム面と接触しつつ、ストッパーを第1の案内面に向けて押し付ける第1の押圧部材と、ストッパーのカム面とは異なる面に接触し、ストッパーを第2の案内面に押し付ける第2の押圧部材とを備える。【選択図】 図7

Description

本発明は、開閉可能な表示操作部を有する記録装置に関する。
従来より、プリンタなどの記録装置は、ユーザが操作するための表示操作部を備えるのが一般的である。このような表示操作部には、操作をしやすくするため、あるいは表示部を見やすくするために、表示操作部の傾斜角度を変更可能に構成されたものがある。
例えば、特許文献1には、表示部に形成された係止爪が、受け部に形成された複数の凸状の間の凹所にはまり込むことにより、表示部を複数の角度に傾斜できるようにした複合プリンタ装置が開示されている。
特開2006−168173号公報
しかしながら、特許文献1に開示された機構は、係止爪と凸条とが摺動する構造であるため、ユーザーが表示部の傾斜角度の変更を繰り返すと、係止爪と凸条の形状が摩耗により変化する。このような係止部の摩耗が起きると、表示部の傾斜角度を変更するときの操作力が変化したり、操作感が悪化するという問題がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示操作部の操作力や操作感の変化が起きにくい記録装置を提供することである。
本発明に係わる記録装置は、本体部と、前記本体部に対して、回転軸を中心に回動する操作パネルと、一端部が、前記操作パネルに回転可能に接続され、表面にカム面を有するストッパーと、前記本体部に設けられ、第1の案内面と前記第1の案内面と異なる第2の案内面を備え、前記ストッパーを該ストッパーの長手方向に摺動可能に案内する案内部材と、前記ストッパーのカム面と接触しつつ、前記ストッパーを前記第1の案内面に向けて押し付ける第1の押圧部材と、前記ストッパーの前記カム面とは異なる面に接触し、前記ストッパーを前記第2の案内面に押し付ける第2の押圧部材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる記録装置は、本体部と、前記本体部に対して、回転軸を中心に回動する操作パネルと、前記本体部に対してスライド可能に配置され、前記操作パネルを支えるスライド部材と、前記スライド部材を、スライド方向の複数の位置で保持する保持手段と、を備え、前記保持手段は、前記スライド部材に配置されたカム面と、該カム面に付勢される第1の押圧部材とを有し、前記スライド部材に、前記第1の押圧部材の押圧方向とは異なる方向に押圧力をかけて前記スライド部材のスライド方向の動きにブレーキをかける第2の押圧部材をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、表示操作部の操作力や操作感の変化が起きにくい記録装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態における記録装置を示す外観斜視図。 第1の実施形態における表示操作部を開閉する様子を示した記録装置の外観斜視図。 第1の実施形態の記録装置の内部構成を示す概略図。 第1の本実施形態の記録装置の電気的なブロック構成を示す図。 第1の実施形態における表示操作部のチルト機構を示した模式的断面図。 チルト機構におけるストッパーを抜き出して示した図。 第1の実施形態におけるチルト機構を背面から見た概略図。 チルト機構における表示操作部のチルト位置を保持する力関係を示す図。 第1の実施形態における表示操作部を閉じるときのロック機構の概略構成を示す図。 第2の実施形態における表示操作部の閉時における摩擦力解除機構を示す概略図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係わる記録装置(プリント装置)について説明するが、その前提として、記録装置の記録ヘッドを搭載するキャリッジの主走査方向をX方向と定義する。また、記録媒体が搬送される方向をY方向と定義する。主走査方向(X方向)と搬送方向(Y方向)によって作られる平面に対し垂直な方向をZ方向と定義する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるインクジェット方式の記録装置1を示す外観斜視図である。
図1に示すように、記録装置1の筐体5の前部には、筐体5に対して開閉可能(チルト可能)な表示操作部(操作パネル)11が配置されている。表示操作部11には、記録装置1の電源を入れるためのボタンや記録動作の指示を行うためのボタン等の操作部材12と、装置の状態や画像などを表示するための液晶表示装置などからなる表示部13とが配置されている。また、筐体5の前部下方には、記録媒体である記録用紙等のシート材を積載する給紙カセット6が着脱可能に装着されている。また、筐体5の後部にも、これから記録を行うシート材を積載する給紙トレイ7が配置されている。給紙カセット6内や給紙トレイ7内に配置されたシート材Pは、給紙ローラにより最上位の1枚が分離され、シート材Pを搬送するための給送機構53及び搬送路65により、記録ヘッドにより記録を行う記録位置まで搬送される。記録位置に搬送されたシート材には、記録情報に基づいて後述する記録ヘッド60によりインクが吐出され、画像の記録(プリント)が行われる。記録が行われた記録媒体は、排紙トレイ9上に排出される。
図2は、本実施形態における表示操作部11を開閉する様子を示した記録装置1の外観斜視図である。図2(a)は、表示操作部11が閉じて、記録装置1の内部に格納された第1の位置(格納位置)にある状態を示している。図2(b)は、表示操作部11が開いて、シート材Pに記録を行う第2の位置(使用位置)にある状態を示している。
ユーザーの操作によって、表示操作部11がその上端部の回転軸14(図5参照)を中心に回動される(チルトされる)ことにより、図2(a)の状態から図2(b)の状態へ移行する。表示操作部11は、後述する複数の停止位置(チルト位置)を有するチルト機構100(図5参照)を備え、ユーザーは、複数の停止位置から1つの位置を選んで停止させることにより、表示操作部11を自分の好みのチルト角度に調節することが可能である。表示操作部11がユーザーによって回動され、第2の位置である使用位置に移動されることにより、図2(b)に示すように、表示操作部11と排紙トレイ9との間にシート材を排出可能な開口部Qが形成される。本実施形態では、開口部Qが形成されて初めて記録済みのシート材Pの排出が可能であり、図2(b)の状態でのみ記録媒体に記録が可能である。
なお、シート材Pに記録を行うためには、最低でも図2(b)に示した位置まで表示操作部11が開いていることが必要である。そのため、本実施形態では、図2(b)に示した状態が、使用位置のうちで表示操作部11が最も閉じた状態であり、前述したチルト機構100は、表示操作部11を図2(b)の位置よりもさらに開いた複数の角度位置で停止させることができるように構成される。
記録装置1は、表示操作部11のチルト角度を検知する検知機構を備える。これは、例えば、表示操作部11の停止位置に応じて抵抗値が変化する機械式のスイッチを用いることにより実現できる。あるいは、機械式のスイッチではなく、位置センサやフォトインタラプタなどを用いた電気的な構成により実現するようにしてもよい。
図3は、本実施形態の記録装置1の内部構成を示す概略図である。記録装置1内の給紙カセット6に積載されたシート材Pは、給紙ローラ53により一枚ずつ給送され、紙ガイド65により案内されながら、搬送ローラ54とピンチローラ55の間に送り込まれる。その後、シート材Pはプラテン58に下方から支持されながら搬送され、キャリッジ63に保持された記録ヘッド60によりシート材P上にインクが吐出される。記録ヘッド60により記録が行われたシート材Pは、排紙ローラ56と拍車57の間に送り込まれ、さらに搬送されて排紙トレイ9上に排出される。
なお、一般的には、記録ヘッド60は、キャリッジ63に保持されたインクカートリッジからインクが供給され、シート材Pへ記録を行う。しかし、本実施形態では、記録装置1の筐体5に大容量インクタンク62を配置し、チューブ61により大容量インクタンク12から記録ヘッド60へインクを供給する。大容量インクタンク62は、図2に示すように、筐体5の前方の両側部に配置されている。本実施形態のこの構成の場合、大容量インクタンク62を配置するスペースが奥行き方向に必要である。そのため、本実施形態では、左右の大容量インクタンク62の間に表示操作部11を配置し、大容量インクタンク62に必要とされる奥行き方向のスペースを利用して、前述した表示操作部11のチルト機構100を配置する。
図4は、本実施形態の記録装置1の電気的なブロック構成を示す図である。
コントローラ400は、例えば、マイクロコンピュータであるCPU401、プログラムや所要のテーブルやその他の固定データを格納したROM403、画像データを展開する領域や作業領域等を備えるRAM405を有する。
ホスト装置410は記録装置1に接続された画像データの供給源であり、画像データの生成や処理等を行なうパーソナルコンピュータ(PC)、画像読取用のスキャナ装置、デジタルカメラ等である。画像データ、その他のコマンド、ステータス信号等は、インタフェース(I/F)412を介してコントローラ400との間で送受信される。
表示操作部11は、ユーザーによる指示入力を受け付ける操作部材12や表示部13を備える。操作部材12は、例えば、電源スイッチ422、記録ヘッド60のメンテナンス動作を指示するための回復スイッチ426、レジスト調整モードを実行する際にユーザーがコマンドを入力するためのレジスト調整起動スイッチ427等を含む。
記録装置1は、主にシート材Pの位置やエッジの検出などのために、光学式センサ25A、エッジセンサ436、温度センサ434などを備える。
コントローラ400は、記録ヘッド60に配置された記録素子402、サブヒータ442を駆動するためのヘッドドライバ440を制御し、記録ヘッド60のインク吐出動作を制御する。
また、コントローラ400は、キャリッジモータ15を駆動するモータドライバ450を制御して、記録ヘッド60のシート材Pに対する位置を制御するとともに、搬送モータ20を駆動するモータドライバ460を制御して、シート材Pの搬送動作を制御する。
図5は、本実施形態における表示操作部11のチルト機構100を示した模式的断面図である。より詳しくは、表示操作部11をYZ平面で切断した断面図であり、表示操作部11のチルト機構100に対応する部分を示している。また、図5(a)は表示操作部11が開いた状態を示し、図5(b)は表示操作部11が閉じた状態を示している。さらに、図5(c)は、図5(a)の下方の一部を抜き出して示している。
表示操作部11には、操作部材12などが配置されているため、ユーザーが操作面16に配置されたボタン類を押した場合に表示操作部11を閉じる方向に力が加わる。その場合、チルト機構100は、表示操作部11の現在のチルト角度が変わらないように、表示操作部11を保持する必要がある。
そのため、本実施形態においては、筐体5に対して、表示操作部11をその回転中心である第1の軸14だけで支えるのではなく、表示操作部11のほぼ中央(第1の軸14から表示操作部11の先端に向かって所定距離離れた位置)において、ストッパー(スライド部材)18により支えるようにしている。ストッパー18の先端部(一端部)18aは、表示操作部11のほぼ中央に配置された第2の軸17と回転可能に連結されている。ストッパー18の本体部18bの表面にはカム面44が形成されており、この面に向けて(矢印Aで示す方向に)押圧部材19の先端が圧縮コイルバネ20により付勢されている。この付勢力により、押圧部材19の先端がカム面44のスライド方向複数位置に形成された溝部23のそれぞれにはまり込み、それぞれの溝部23の位置(クリック位置)でストッパー18が停止する。これにより、表示操作部11のチルト角度が保持される。ストッパー18と押圧部材19と圧縮コイルバネ20は、筐体5に固定されたカバー部材21(案内部材)により保持されている。ストッパー18は、カバー部材21の案内面27によって案内されることにより、長手方向にスライド可能(摺動可能)に保持される。また、押圧部材19は、カバー部材21の複数の案内面28によって案内されることにより、押圧方向にスライド可能に保持される。
なお、表示操作部11のチルト角度を変える場合は、ユーザーは表示操作部11に所定以上の力を加えるだけでよい。ユーザーが圧縮コイルバネ20の付勢力に抗して表示操作部11に力を加えることにより、押圧部材19の先端がカム面44に沿ってストッパー18の溝部23から抜け出し、チルト角度の保持は解除される。
上記のように表示操作部11を保持することにより、第1の軸14と第2の軸17とカム面44上の溝部23により三角形が構成されることになる。これより、表示操作部11が開いた状態において、キー操作などを行った場合においても三角形という外力に対して安定した構成となることで表示操作部11のチルト角度を保持することが可能となる。
なお、第2の軸17の位置は、表示操作部11の角度保持を優先的に考えれば、第1の軸14から遠い表示操作部11の先端が望ましい。しかしながら、表示操作部11の先端に配置した場合、ストッパー18の長さが長くなり、スペースをとって装置の大型化を招く。そのため、表示操作部11の角度保持と装置の小型化を考慮すると、第2の軸17は表示操作部11のほぼ中央に配置することが望ましい。
図6は、チルト機構100におけるストッパー18を抜き出して示した図である。図6(a)はストッパー18と押圧部材19を示し、図6(b)はストッパー18のみを示している。
図6において、ストッパー18のカム面44上には、ストッパー18のスライド方向に直交する方向である幅方向(短手方向)に分割されたカム面(分割カム面)44a、カム面44bが形成されている(存在する)。押圧部材19のカム面への接触部は、カム面44a,44bの両方にまたがる幅を有している。
表示操作部11の開閉動作をユーザーが繰り返し行った場合、カム面44との間で発生する摩擦により押圧部材19とストッパー18が摩耗し、表示操作部11をチルトさせる操作力が変化してしまう。操作力が変化すると操作感が悪化するため好ましくない。そのため、本実施形態では、押圧部材19と当接するカム面44がカム面44aとカム面44bの二つに分けられており、それぞれ異なる位置に溝部23が配置されている。また、前述したように、押圧部材19は、カム面44a,44bの両方にまたがる幅を有している。
より具体的には、カム面44bには、表示操作部11が最も閉じた位置(図2(b)に示す開口部Qが形成される位置)に対応する溝部23aと、2番目に閉じた位置に対応する溝部23bと、3番目に閉じた位置に対応する溝部23cが形成されている。一方、カム面44aには、表示操作部11が4番目に閉じた位置(最も開いた位置)に対応する溝部23dが形成されている。表示操作部11が最も閉じた位置、2番目に閉じた位置、3番目に閉じた位置においては、押圧部材19の先端はカム面44bには接触するが、カム面44aは押圧部材19の先端から逃げている。
カム面44がこのように形成されていると、以下のような効果が得られる。まず、表示操作部11が最も閉じた位置、2番目に閉じた位置、3番目に閉じた位置においては、押圧部材19の幅のうち19bで示す幅の部分のみがカム面44bと摺動し、19aで示す幅の部分はカム面44aと摺動しない。また、表示部材11が最も開いた位置では、押圧部材19の幅のうち19aで示す幅の部分のみがカム面44aと摺動し、19bで示す幅の部分はカム面44bと摺動しない。つまり、表示操作部材11のチルト位置(開き位置)によって押圧部材19の先端部の摺動部分が使い分けられるため、押圧部材19の摩耗を分散させることができる。
また、カム面44bは、3か所の停止位置に対応する溝部を有し、カム面44aは1か所のみの停止位置に対応する溝部を有するため、カム面44bと摺動する押圧部材19の19bで示す幅の部分の方が摺動が頻繁に行われる。そのため、本実施形態では、カム面44bと押圧部材19の19bで示す部分の幅を、カム面44a及び押圧部材19の19aで示す部分の幅より広くしている。これにより、押圧部材19の先端の摩耗を均等化することができる。
以上のような効果により、本実施形態によれば、製品が長期間にわたって使用される場合に、表示操作部11の開閉操作を繰り返し行ったとしても、操作力が変化することなく、安定した操作力を実現することができる。
さらに、図5(c)に示すように、ストッパー18が装置の水平方向に移動するのではなく、矢印S1で示す方向へ移動することにより、チルト機構100のサイズを矢印S2で示す方向に関して小型化することが可能である。
なお、上記の実施形態では、カム面44bに3か所の溝部を形成し、カム面44aに1か所の溝部を形成するように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カム面44b,44aに配置する溝部の数は任意に設定可能である。また、カム面44bには、3か所の溝部を連続して形成するように説明したが、溝部をカム面44bとカム面44aに交互に配置するようにしてもよい。さらには、カム面44を2つのカム面に分割する場合について説明したが、3つ以上に分割してもよい。
図7は、本実施形態におけるチルト機構100を背面から見た概略図である。本実形態においては、ストッパー18に対して、押圧部材19による付勢力だけでなく、押圧部材19の付勢方向である第1の付勢方向(図5に矢印Aで示す方向)とは異なる方向である第2の付勢方向にも付勢力(押圧力)を与えている。以下、第2の付勢方向について説明する。
押圧部材24は、ストッパー18の押圧部材19の付勢力が作用する面であるカム面44とは異なる面29に接しており、圧縮コイルバネ25により矢印Fcで示す方向に付勢されている。より具体的には、押圧部材24はストッパー18のカム面44の側面29に接触しており、ストッパー18を側面から押圧する。ストッパー18と押圧部材24と圧縮コイルバネ25は、筐体5に固定されたカバー部材21により保持されている。押圧部材24と圧縮コイルバネ25は、カバー部材21によって案内され、矢印Fcで示す方向に移動可能である。
表示操作部11のチルト角度の保持のために、押圧部材19の付勢力に加え、押圧部材24のストッパー18に対する付勢力による摩擦力も用いることにより、その力がストッパー18に対するブレーキの役割を果たす。これにより押圧部材19の付勢力を若干弱めても表示操作部11のチルト角度を保持できるようになり、押圧部材19とストッパー18と押圧部材24の摩耗をさらに減らすことができる。
図8は、チルト機構100における表示操作部11のチルト位置を保持する力関係を示す図である。
本実施形態では、既に説明したように、表示操作部11を第1の軸14だけで支えるのではなく、表示操作部11のほぼ中央(上端部と下端部の距離の約半分の距離の位置)においてストッパー18により支える。さらに、図7に示すように、押圧部材24によりストッパー18に加えられる力Fcにより、ストッパー18とカバー部材21の間にストッパー18の動きにブレーキをかける摩擦力が働く。結果として、ユーザーによるボタン類の操作により表示操作部11に加えられる力Faに対して、押圧部材19と押圧部材24から与えられる力FbとFc(図7参照)の総合力として、表示操作部11を支える力Fzが働く。これにより、表示操作部11のチルト角度を確実に保持することができる。
図9は、本実施形態における表示操作部11を閉じるときのロック機構の概略構成を示す図である。表示操作部11を閉じる位置に移動させた場合、表示操作部11の下部に設けられたロック部26と押圧部材24に設けられたロック爪24bが係合する。これにより、ユーザーは、表示操作部11を閉じる位置(格納位置)に移動させた際に、閉じ位置に確実にロックされたというクリック感を感じることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、図7に示すように、ストッパー18に押圧部材24により側面から力を加え、カバー部材21との間にストッパー18にブレーキをかける摩擦力を発生させる構成について説明した。しかし、この押圧部材24による摩擦力は、表示操作部11を閉じた格納位置にロックしようとした場合に、表示操作部11のロック位置への最後の押し込み時に表示操作部材11を開く方向に付勢する反力となり、ロックが不確実になる場合がある。この反力を防ぐためには、表示操作部11のロック位置への最後の押し込み時に、押圧部材24のストッパー部材18への付勢力を一時的に解除することが望ましい。第2の実施形態では、押圧部材24の付勢力を一時的に解除する構成について説明する。
図10は、第2の実施形態における表示操作部11の閉時における摩擦力解除機構を示す概略図である。図10は、図7の点線Dで示す面(XY平面からなる面)で表示操作部11を切断し、−Z方向に見た断面図である。
図10において、ロック部26の先端部には斜面26aが形成され、押圧部材24のロック爪24bの先端部には斜面24aが形成されている。図10(a)に示す状態から表示操作部11が閉じる時、図10(b)に示すように、斜面24a,26aの作用によって押圧部材24がストッパー18の側面から退避し、ストッパー18への付勢力が解除される。この結果、表示操作部11が閉じる時における押圧部材24の摩擦力によるスプリングバックを回避することが可能となり、表示操作部11の閉じ位置へのロックを確実にすることができる
なお、ここまで、記録装置としてインクジェット方式を利用した画像形成装置を例に説明したが、電子写真方式を利用した画像形成装置においても同様の課題があり、本発明は、インクジェット方式以外の画像形成装置にも適用可能である。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:記録装置、11:表示操作部、18:ストッパー、19,24:押圧部材、44:カム面、44a:カム面、44b:カム面

Claims (6)

  1. 本体部と、
    前記本体部に対して、回転軸を中心に回動する操作パネルと、
    一端部が、前記操作パネルに回転可能に接続され、表面にカム面を有するストッパーと、
    前記本体部に設けられ、第1の案内面と前記第1の案内面と異なる第2の案内面を備え、前記ストッパーを該ストッパーの長手方向に摺動可能に案内する案内部材と、
    前記ストッパーのカム面と接触しつつ、前記ストッパーを前記第1の案内面に向けて押し付ける第1の押圧部材と、
    前記ストッパーの前記カム面とは異なる面に接触し、前記ストッパーを前記第2の案内面に押し付ける第2の押圧部材と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1の押圧部材は、前記ストッパーの第1の面と接触する接触部を有し、
    前記カム面は、前記ストッパーの長手方向に並んだ、前記第1の押圧部材の前記接触部がはまり込む複数の溝を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記回転軸は、前記操作パネルの上端部を回転可能に支持し、前記ストッパーは、前記一端部が前記操作パネルの上端部から下端部の間の所定の位置に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記所定の位置が、前記操作パネルの上端部から下端部の間の距離のほぼ半分の距離の位置であることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記操作パネルが前記本体部に対して閉じられた位置に移動されるときに、前記第2の押圧部材の押圧を解除する解除手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 本体部と、
    前記本体部に対して、回転軸を中心に回動する操作パネルと、
    前記本体部に対してスライド可能に配置され、前記操作パネルを支えるスライド部材と、
    前記スライド部材を、スライド方向の複数の位置で保持する保持手段と、を備え、
    前記保持手段は、前記スライド部材に配置されたカム面と、該カム面に付勢される第1の押圧部材とを有し、
    前記スライド部材に、前記第1の押圧部材の押圧方向とは異なる方向に押圧力をかけて前記スライド部材のスライド方向の動きにブレーキをかける第2の押圧部材をさらに備えることを特徴とする記録装置。
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