JP4569415B2 - 小型印字装置及び手差用給紙部材 - Google Patents

小型印字装置及び手差用給紙部材 Download PDF

Info

Publication number
JP4569415B2
JP4569415B2 JP2005237771A JP2005237771A JP4569415B2 JP 4569415 B2 JP4569415 B2 JP 4569415B2 JP 2005237771 A JP2005237771 A JP 2005237771A JP 2005237771 A JP2005237771 A JP 2005237771A JP 4569415 B2 JP4569415 B2 JP 4569415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manual
printing
paper
storage unit
printing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005237771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007050981A (ja
Inventor
朗 佐郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005237771A priority Critical patent/JP4569415B2/ja
Publication of JP2007050981A publication Critical patent/JP2007050981A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4569415B2 publication Critical patent/JP4569415B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、本体ケースの一面側に開口する収納部に積層状態で収納される被印字媒体と、前記収納部に配置されて前記被印字媒体をピックアップするピックアップローラと、前記収納部を覆い、開閉可能に設けられた蓋体と、前記ピックアップローラによって搬送された被印字媒体に印字する印字手段と、を備えた小型印字装置に関し、特に、外部からの手差による供給方式に簡単に対応可能な小型印字装置及び、手差用給紙部材に関するものである。
従来から小型の印字装置では、該印字装置の本体ケース内に、被印字媒体を積層状態で収納できるように用紙大の凹型形状をなす収納部を設け、該収納部に被印字媒体を積層状態に束ねた用紙パッケージを収納するように構成された印字装置が種々提案されている。
この点、情報端末の小型化が進み、情報端末(例えば、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant))を屋外や外出先で使用する機会も増大しているため、情報端末による情報処理結果を屋外や外出先で印字したいという要望が大きくなっており、印字装置の小型化が望まれているという現状がある。
一方、印字装置においては、被印字媒体の供給方式として様々なものが存在する。例えば、被印字媒体が収納される収納部から搬送機構により、印字機構に被印字媒体を供給する方式や、ユーザが自らの手で被印字媒体を印字機構に供給する手差し方式などがある。
そして、現在では、これらの被印字媒体の供給方式は、ある供給方式に限定されたものよりも、ユーザの判断により被印字媒体の供給方式を選択することができるものが望まれている。
ここで、特許文献1には、給紙装置から給紙される給紙方式と、ユーザの手による給紙が行われる給紙方式のどちらにも対応可能なプリンタが記載されている。
この特許文献1記載のプリンタは、給紙装置が収納される給紙装置収納部を有しており、この給紙装置収納部から被印字媒体が供給される。そして、給紙装置収納部の上部には、手差し給紙口が形成されている。従って、特許文献1に記載のプリンタにおいては、給紙装置から印字機構に給紙する方式と、手差給紙口から印字機構に給紙する方式の2つの給紙方式を選択的に行うことができる。
特開平10−95148号公報
しかしながら、特許文献1記載のプリンタにおいては、給紙装置からの給紙を行うための搬送路と、手差し給紙口からの給紙を行うための搬送路が夫々独立して形成されている。ここで、プリンタの給紙は、何れか一方の搬送路から行われれば良いのであり、両方の搬送路が同時に使用されることはない。従って、一方の搬送路で給紙されている場合には、他方の搬送路は無駄なスペースとなってしまう。
このように、特許文献1記載のプリンタでは、2つの給紙方式を選択的に実現するために、各給紙方式の各々に対応する二つの搬送路を形成しているため、各搬送路にそれぞれスペースが必要となる。この結果、一方の搬送路の分だけプリンタが大型化してしまうという問題点があった。
また、特許文献1記載のプリンタにおいては、前記各搬送路ごとに給紙するための駆動部品が必要となる。この結果、プリンタを構成する部品点数が増加してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点を鑑みてなされたものであり、本体ケースの一面側に開口する収納部に積層状態で収納される被印字媒体と、前記収納部に配置されて前記被印字媒体をピックアップするピックアップローラと、前記収納部を覆い、開閉可能に設けられた蓋体と、前記ピックアップローラによって搬送された被印字媒体に印字する印字手段と、を備えた小型印字装置に関し、特に、収納部からの供給方式に係る構成を利用し、外部からの手差による供給を可能とすると共に、手差による供給方式に簡単に対応可能とする小型印字装置及び、手差用給紙部材を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、本体ケースの一面側に開口する収納部に積層状態で収納される被印字媒体と、前記収納部に配置されて前記被印字媒体をピックアップするピックアップローラと、前記収納部を覆い、開閉可能に設けられた蓋体と、前記ピックアップローラによって搬送された被印字媒体に印字する印字手段と、を備え、前記被印字媒体を積層する方向の厚みを小型化した小型印字装置において、前記蓋体に開口され、前記小型印字装置の外部と前記収納部とを連通する蓋体側挿入口と、前記収納部に着脱自在に取り付けられる手差用給紙部材と、を備え、前記手差用給紙部材は、前記収納部底面と同形状の底面を有すると共に、前記収納部の深さ寸法と同じ高さを有し、前記蓋体を閉止状態とした場合に、当該蓋体に形成された前記蓋体側挿入口に対応する位置に形成された手差挿入口と、前記蓋体側挿入口及び前記手差挿入口から挿入された被印字媒体を前記ピックアップローラへと案内する案内部と、を有することを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の小型印字装置において、前記手差用給紙部材は、前記蓋体側挿入口及び前記手差挿入口から挿入された被印字媒体を前記ピックアップローラへと案内する複数の案内リブを有することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記請求項1又は2に記載の小型印字装置において、前記手差用給紙部材は、ピックアップローラ側の端部に、前記ピックアップローラと協働して、被印字媒体を印字手段へ搬送するローラ部材を有することを特徴とする。
そして、請求項4に係る発明は、前記請求項1乃至3に記載の小型印字装置において、前記手差用給紙部材は、前記案内部の上方において被印字媒体の搬送方向に対する上下移動を規制する案内壁を有することを特徴とする。
そして、請求項5に係る発明は、本体ケースの一面側に開口する収納部に積層状態で収納される被印字媒体と、前記収納部に配置されて前記被印字媒体をピックアップするピックアップローラと、前記収納部を覆い、開閉可能に配設される蓋体と、前記ピックアップローラによって搬送された被印字媒体に印字する印字手段と、を備え、被印字媒体を積層する方向の厚みを小型化した小型印字装置に対し、前記収納部に着脱可能な手差用給紙部材において、前記蓋体には、前記小型印字装置の外部と前記収納部とを連通する蓋体側挿入口が開口されており、前記手差用給紙部材は、前記収納部底面と同形状の底面を有すると共に、前記収納部の深さ寸法と同じ高さを有し、前記蓋体を閉止状態とした場合に、当該蓋体に形成された前記蓋体側挿入口に対応する位置に形成された手差挿入口と、前記蓋体側挿入口及び前記手差挿入口から挿入された被印字媒体を前記ピックアップローラへと案内する案内部と、を有することを特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明の小型印字装置は、収納部に積層状態で収納される被印字媒体をピックアップローラで搬送して、印字手段により所望の印字を行うことができる。
ここで、当該小型印字装置では、蓋体に小型印字装置の外部と前記収納部とを連通する媒体挿入口が開口されており、収納部には案内部を備えた手差用給紙部材を着脱自在である。即ち、収納部に手差用給紙部材を装着し、媒体挿入口を介して、小型印字装置の外部から収納部へと被印字媒体を挿入した場合に、媒体挿入口から挿入された被印字媒体は、手差用給紙部材に形成された案内部により、ピックアップローラへ案内され、印字手段により所望の印字がなされる。
これにより、被印字媒体が搬送される径路は、収納部に積層された被印字媒体に印字する場合と、媒体挿入口から被印字媒体を挿入して印字を行う場合とで、収納部から、ピックアップローラを経由して、印字手段まで到達するという同一径路となるので、小型印字装置をより小型化することができる。
更に、同一径路を使用することにより、共通の部品を使用することができるので、部品点数を削減することができる。
そして、収納部に積層された被印字媒体に印字する場合と、媒体挿入口から被印字媒体を挿入して印字を行う場合の内、どちらか一方に変更する際には、収納部に対する手差用給紙部材の取り付け又は取り外しという簡単な操作で行うことができるので、利用者に負担をかけることなく、被印字媒体の供給方式を所望の態様に設定することができる。
そして、請求項2に係る小型印字装置は、前記請求項1に記載の小型印字装置において、前記手差用給紙部材は、前記媒体挿入口から挿入された被印字媒体を前記ピックアップローラへと案内する複数の案内リブを有する。即ち、媒体挿入口より挿入された被印字媒体と、複数の案内リブとの接触面が小さくなるので、被印字媒体と案内リブとの間の摩擦の影響を小さくすることができ、被印字媒体を円滑にピックアップローラに案内することができる。
また、請求項3に係る小型印字装置は、前記請求項1又は2に記載の小型印字装置において、前記手差用給紙部材は、ピックアップローラ側の端部に、前記ピックアップローラと協働して、被印字媒体を印字手段へ搬送するローラ部材を有する。これにより、媒体挿入口から挿入された被印字媒体は、ピックアップローラと、ローラ部材が協働することで、確実に印字手段へと搬送されるので、小型印字装置における供給ミスの発生を低減することができる。
そして、請求項4に係る小型印字装置は、前記請求項1乃至3に記載の小型印字装置において、前記手差用給紙部材は、前記案内部の上方において被印字媒体の搬送方向に対する上下移動を規制する案内壁を有する。即ち、被印字媒体が挿入された際に、被印字媒体が上下移動する場合であっても、案内壁により許容範囲での上下移動に制限される。この結果、被印字媒体は、ピックアップローラでピックアップ可能な位置に案内されるので、媒体挿入口から被印字媒体を挿入した場合であっても、確実にピックアップローラでピックアップされる。
そして、請求項5に係る手差用給紙部材は、本体ケースの一面側に開口する収納部に積層状態で収納される被印字媒体と、前記収納部に配置されて前記被印字媒体をピックアップするピックアップローラと、前記収納部を覆い、開閉可能に配設される蓋体と、前記ピックアップローラによって搬送された被印字媒体に印字する印字手段と、を備え、被印字媒体を積層する方向の厚みを小型化した小型印字装置に対して、収納部に装着することできる。ここで、蓋体には、媒体挿入口が開口されており、前記印字装置の外部と前記収納部とを連通している。そして、手差用給紙部材を収納部に装着した場合には、案内部により、前記媒体挿入口から挿入された被印字媒体を前記ピックアップローラへと案内することができるので、被印字媒体を媒体挿入口から挿入するという被印字媒体の供給方式であっても、印字手段で印字を行うことができる。
又、収納部に積層された被印字媒体に印字する場合と、媒体挿入口から被印字媒体を挿入して印字を行う場合の内、どちらか一方に変更する際には、収納部に対する手差用給紙部材の取り付け又は取り外しという簡単な操作で行うことができるので、利用者に負担をかけることなく、被印字媒体の供給方式を所望の態様に設定することができる。
以下、本発明に係る小型印字装置を具体化した一実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る印字装置の概略構成について図1又は図2に基づき説明する。図1に示すように、印字装置1の本体ケース2は、平面視、略矩形の形状を有し、長手方向の長さが約16cm、短手方向の長さが約10cmと略A6サイズの大きさで、厚みが約2cmの、上面が解放された直方体形状をしている。本体ケース2の上面には、本体ケース2の長手方向の一端寄りには、本体上面の1/4を占める大きさで、略矩形の固定カバー3が配設されており、それを除く部分には、印字装置1における被印字媒体である感熱用紙7が収納される収納部5が形成されている。
そして、固定カバー3とは逆側の端部には、ケースカバー4が一端を軸として回動可能に設けられている。ケースカバー4を回動し、閉止状態とした場合には、ケースカバー4により、収納部5上部が覆われる。
また、固定カバー3に覆われた本体ケース2の内部には、後述する印字機構部12が設けられており、収納部5から搬送された感熱用紙7に対して、印字データの印字が行われる。
図1、図2に示すように、ケースカバー4は、固定カバー3を除く、本体ケース2上面の3/4の大きさで略矩形の形状に形成されており、ケースカバー4の長手方向の一端部に形成された開閉軸4bを介して、本体ケース2に対して回動可能に取り付けられている。
ここで、図2に示すように、ケースカバー4は、本体ケース2の長手方向の両外側面の一端部(図中左手方向)に形成されたスライド溝2aに開閉軸4bを挿入することで取り付けられている。従って、ケースカバー4を開く場合(例えば、収納部5内に感熱用紙7が積層された用紙パッケージ6を収納する場合)には、ケースカバー4を固定カバー3から離間する方向へスライド溝2aの長さ分だけ摺動させ、その後、開閉軸4bを回転軸として開閉する操作をおこなう。
そして、図1、図2に示すように、ケースカバー4には、収納部5に収納される感熱用紙7の搬送方向幅寸法に基づいて、カバー開口部4aが形成されている。このカバー開口部4aは、ケースカバー4を閉止した状態において、収納部5内と、印字装置1の外部とを連通する。
又、ケースカバー4の収納部5と対向する内側面には、印字機構部12近傍に、用紙押さえ9が配設されている(図2参照)。
この用紙押さえ9は、感熱用紙7の搬送方向上流側でケースカバー4に一端を固定され、下流側は自由端として配設された押さえ板9aと、押さえ板9aの自由端側において、ケースカバー4と押さえ板9aとの間に配設されるバネ9bとで形成される。
この用紙押さえ9は、ケースカバー4を閉止した場合に、押さえ板9aの自由端側の端部が収納部5内部に位置し、収納部5内の感熱用紙7を適度な押圧力で下方に押圧するの
で、感熱用紙7の搬送を円滑に行うことができる。尚、この用紙押さえ9については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。
そして、ケースカバー4には、固定カバー3側の端部にロック片4cが形成されており、該ロック片4cが、本体ケース2の固定カバー3側端部に形成された不図示のロック機構と係合することで、閉止状態のケースカバー4が容易に開くのを防止している。
一方、本体ケース2には、印字装置1における被印字媒体である感熱用紙7が収納される収納部5が形成されている。本実施例に係る印字装置1の収納部5は、底面が略A7サイズの長方形である直方体の空間として形成され、収納部5の上部が開放されているので、A7サイズの感熱用紙7が積層された用紙パッケージ6や、後述する手差給紙アタッチメント50を上方より挿入して、その内部に収納することができる。又、収納部5は固定カバー3側の側面も開放され、印字機構部12と連通されているので、収納部5内を通過した感熱用紙7の印字機構部12への搬送が可能となる。
また、収納部5の側縁には、収納部5の底面方向へ向かって傾斜する斜面部を有する切欠部11が形成されており、用紙パッケージ6及び手差給紙アタッチメント50の脱着時において、利用者が指等を挿入し、用紙パッケージ6及び手差給紙アタッチメント50を取り出し易くなるように設けられている。
更に、収納部5の両側縁部には、用紙パッケージ6の側面を押圧するガイド部材10が設けられている。ガイド部材10の側面には、用紙パッケージ6の側面と直交する方向に2筋の突起部10aが形成されており、用紙パッケージ6の側面部に対し線で接して押圧力を加えると共に、搬送される感熱用紙7を案内して、給紙時の斜行を防ぐようになっている。
そして、上述したように、固定カバー3の下方には、本体ケース2の内部に感熱用紙7に印字を行う印字機構部12が形成されている。
印字機構部12は、感熱用紙7の給紙を行うピックアップローラ20、分離部21、ガイド板27と、感熱用紙7をサーマルヘッド25方向に案内するペーパーガイド23と、感熱用紙7をサーマルヘッド25へ搬送するプラテンローラ22と、プラテンローラ22方向に押圧され、そのプラテンローラ22上で感熱用紙7に加熱印刷を行うサーマルヘッド25で、構成されている。
ここで、印字機構部12による印字と、各構成の機能については、後に詳細に説明することとし、ここでの説明は省略する。
次に、印字装置1における印字媒体である感熱用紙7及び用紙パッケージ6について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図3は、用紙パッケージ6の外観斜視図である。
本実施例に係る感熱用紙7は、A7サイズの自己発色性を有する感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)であり、感熱用紙7の一面は、サーマルヘッド25に列設される発熱素子の発熱により、印字される印字面となる。
そして、本実施例に係る用紙パッケージ6は、印字面を下方として複数枚、積層されたA7サイズの感熱用紙7と、側面視略コの字状に折り曲げられ、当該積層状態にある感熱用紙7の最上面と最下面とを挟持する保護シート8と、で構成されている(図3参照)。
ここで、保護シート8の厚さ寸法は、感熱用紙7の厚さ寸法よりも少し厚く形成され、折れ曲がりにくくなっている。また、用紙パッケージ6を収納部5に収納した際に、保護シート8の上側になる表面には、感熱用紙7の大きさを示す「サイズ A7」の情報表示8dが印刷されている。
尚、この情報表示8dは、用紙パッケージ6を収納部5に収納した際に、ケースカバー4に形成されたカバー開口部4aの位置と対応するように印刷されている。即ち、用紙パ
ッケージ6を収納部5に収納し、ケースカバー4を閉止状態とした場合に、カバー開口部4aを介して、情報表示8dが視認可能な位置に印刷されている。従って、用紙パッケージ6を使用して印字作業を行っている場合において、利用者は、カバー開口部4aを介して、印字媒体として使用している感熱用紙7の情報(例えば、感熱用紙7のサイズや材質等)確認することができる。
また、図3に示すように、保護シート8は、ほぼ一定の幅寸法の略長方形に形成され、積層された感熱用紙7の最上面に重ねられて、感熱用紙7を外圧から保護する略A7サイズの押圧部8aと、この押圧部8aの搬送方向下流側端縁部(図3中、下側端縁部)から該感熱用紙7の積層可能な高さ寸法だけ延出された延出部8bと、該延出部8bの搬送方向下流側端縁部(図3中、下側端縁部)から押圧部8aの搬送方向長さ寸法よりも所定寸法だけ短くなるように延出された印刷面保護部8cと、から形成されている。
即ち、保護シート8の延出部8bを押圧部8aに対して略直角内側に折り曲げ、更に、印刷面保護部8cを延出部8bに対して略直角内側に折り曲げて、該保護シート8を側面視略コの字形にして、積層された感熱用紙7を挟持して収納部5に装着した場合には、印刷面保護部8cの搬送方向上流側端縁部と、ピックアップローラ20とは、所定隙間を形成する(図5(b)参照)。
ここで、保護シート8の幅寸法は、感熱用紙7の幅寸法よりも所定寸法(例えば、約0.3mm)大きくなるように形成されている。
そして、保護シート8の印刷面保護部8cには、用紙パッケージ6を収納部5に収納した場合に該印刷面保護部8cのガイド部材10に対向する側面部分に、所定幅寸法切り欠かれた逃げ部13が形成されている。これにより、用紙パッケージ6を収納部5に収納して、ケースカバー4を閉じた場合には、ガイド部材10の各突起部10aは、押圧部8aの側面部には当接して、該押圧部8aの他側の側面部をガイド部材10の各突起部10aに押圧するが、印刷面保護部8cの側面部には当接せず、該印刷面保護部8cの他側の側面部はガイド部材10の各突起部10aに接触しても、各突起部10aに押圧されないように構成されている。
また、保護シート8の印刷面保護部8cの逃げ部13に対して反対側の側端縁部の表面側には、用紙パッケージ6内に挟持されている被印字媒体である感熱用紙7の種類を表示する4個の略正方形の各種別マーク14a〜14dが搬送方向に沿って印刷されている。
この点。収納部5の底面には、各種別マーク14a〜14dに対向する各位置に4個の反射型光センサ15が設けられており(図5参照)、該反射型光センサ15を介して各種別マーク14a〜14dが黒色か白色かを検知して、用紙パッケージ6内に挟持されている感熱用紙7等の被印字媒体の種類判別が可能となるように構成されている。
例えば、保護シート8の各種別マーク14a〜14cが黒色の正方形で、種別マーク14dが白抜きの正方形の場合(図4(b)参照)には、用紙パッケージ6内にサーマルペーパーのみで構成された感熱用紙7が挟持されていることを示している。
次に、図5を参照して、印字装置1の印刷機構と、用紙パッケージ6を収納した場合における感熱用紙7の搬送について説明する。
先ず、図5(a)に示すように、印字装置1で用紙パッケージ6を用いた印字を行う際には、ケースカバー4をスライド溝2aに沿って移動させた後、ケースカバー4を回動し、収納部5に用紙パッケージ6を収納する。そして、ケースカバー4を閉止状態にすることにより、ケースカバー4内側面に配設されているバネ9bの付勢力は、用紙押さえ9及び保護シート8を介して積層された感熱用紙7に作用する(図5(b)参照)。
これにより、用紙パッケージ6の最下層に位置する感熱用紙7は、ピックアップローラ20方向に押圧され、ピックアップローラ20に密着する。そして、ピックアップローラ20が回転することにより、最下層の感熱用紙7が用紙パッケージ6より引き出され、印
字機構部12内部へと搬送される。
ここで、感熱用紙7は、感熱用紙7相互の摩擦力の影響で複数枚が重送される場合がある。そこで、複数枚が重送されたまま搬送されることを防止するため、分離部21のピックアップローラ20に対向する側の面には下方向への傾斜面が形成されている。これにより、重送された感熱用紙7がこの傾斜面に触突すると、感熱用紙7の搬送方向先端面と、この傾斜面との摩擦力により、重送された感熱用紙7が単葉に分離される。従って、本実施例に係る印字装置1においては、感熱用紙7が重送されることはなく、1枚の感熱用紙7のみが印字機構部12内部に搬送される。
次に、分離された感熱用紙7が傾斜面に案内されてガイド板27に触突すると、ガイド板27の面方向に従って水平方向に搬送され、ペーパーガイド23へと案内される。ペーパーガイド23は劣弧状の断面形状を成しており、搬送された感熱用紙7の搬送方向はペーパーガイド23の凹面部に沿う方向に矯正される。プラテンローラ22の外周面はペーパーガイド23の内弧面と略密着状態にあり、感熱用紙7はペーパーガイド23によってプラテンローラ22に密着するように押圧され、プラテンローラ22との間に発生する摩擦力によってその外周面上を搬送される。
プラテンローラ22の上部には、サーマルヘッド25がプラテンローラ22に対峙し、プラテンローラに対して線接するように押圧されている。従って、搬送された感熱用紙7は、サーマルヘッド25とプラテンローラ22との間隙にはさまれ、サーマルヘッド25の加熱によって感熱用紙7のライン印字が行われる。その後、サーマルヘッド25によって、印字データが印字された感熱用紙7は、プラテンローラ22により搬送され、分離部21の上側の傾斜面を介して、印字装置1から排出される。
このようにして、用紙パッケージ6に挟持された感熱用紙7は、1枚ずつ所望の印字がなされる。
そして、感熱用紙7への印字を繰り返すことにより、保護シート8に挟持されている感熱用紙7の枚数が減少し、感熱用紙7の枚数が少なくなった場合であっても、用紙押さえ9により保護シート8の押圧部8aが押圧され、間接的に最下層の感熱用紙7がピックアップローラ20に押圧される(図5(c)参照)。従って、最後の1枚の感熱用紙7であっても、ピックアップローラ20の駆動に伴い、感熱用紙7は搬送され、サーマルヘッド25による印字が行われる。
このように、本実施例に係る印字装置1においては、略A7サイズに切断された感熱用紙7が積層された用紙パッケージ6を収納部5に収納することができ、収納部5に収納された用紙パッケージ6より、感熱用紙7を1枚ごとに印字することができる。また、収納部5に収納された感熱用紙7を最後の一枚まで確実に印字することができる。
ここで、本実施例に係る印字装置1においては、手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着することにより、利用者の手により外部から感熱用紙7を供給して印字を行う手差印字が可能である。
次に、印字装置1において手差印字を行う際に使用する手差給紙アタッチメント50について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
手差給紙アタッチメント50は、収納部5に装着されるアタッチメントであり、収納部5に装着した場合に手差給紙アタッチメント50が収納部5内で移動することのないよう、収納部5内部と同形状の箱体として形成されている。
そして、手差給紙アタッチメント50の上面には、収納部5に手差給紙アタッチメント50を装着し、ケースカバー4を閉止状態とした場合におけるカバー開口部4aの位置に対応して、手差挿入口51が形成されている(図6、図7参照)。従って、収納部5に手差給紙アタッチメント50を装着し、ケースカバー4を閉止状態とした場合には、カバー開口部4aから感熱用紙7を挿入することで、感熱用紙7は、手差挿入口51に挿入され、印字機構部12側(図7中右側)に形成された搬送路53を介して、印字機構部12へと案内される。
そして、図6(a)、図6(c)に示すように、手差挿入口51の開閉軸4b側開口縁には、手差給紙アタッチメント50の底面に対して垂直に壁面が形成されており、この壁面から感熱用紙7の搬送方向上流側(図6中左側)の手差給紙アタッチメント50の一部は、中空の箱体56として形成されている。従って、手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着することにより、この箱体56がカバー開口部4aより搬送方向上流側の収納部5を占めることとなる。これにより、手差挿入口51から挿入された感熱用紙7は、箱体56が存在する搬送方向上流側に移動することはなく、確実に搬送路53へ移動することになる。
ここで、手差給紙アタッチメント50において、印字機構部12側に形成される搬送路53について、詳細に説明する。図6(c)に示すように、手差給紙アタッチメント50には、手差給紙アタッチメント50上面の手差挿入口51と、手差給紙アタッチメント50の印字機構部12側の側面に、感熱用紙7の幅に対応して開口された搬出口58とを連通する搬送路53が形成されている。
そして、搬送路53の内部には、手差挿入口51と搬出口58とを結ぶ側面視劣弧状のガイドリブ52が、搬送方向に対して幅方向に複数(本実施例においては6箇所)列設されている。従って、手差挿入口51から挿入された感熱用紙7はガイドリブ52に当接するが、その接触面が小さくなるので、感熱用紙7とガイドリブ52との間の摩擦の影響は小さくなる。これにより、感熱用紙7は搬出口58へと円滑に案内されるので、利用者は、搬送路53内で給紙詰りを起こすことなく、手差印字を行うことができる。
また、ガイドリブ52の上方には、搬送路53内を搬送される感熱用紙7の上下移動を規制する上部ガイド壁59が形成されている。この上部ガイド壁59は、手差挿入口51の印字機構部12側の開口縁から搬出口58までの長さで形成され、搬送路53の天井面を構成している。ここで、上部ガイド壁59は、搬出口58へ向かって傾斜して形成されており、搬送路53の高さ寸法は徐々に小さくなっている。従って、この上部ガイド壁59により、搬送路53内における感熱用紙7の上下移動が規制され、より下方に搬送されるので、確実にピックアップローラ20へと導かれる。
そして、搬出口58の上縁を構成する上部ガイド壁59の印字機構部12側端部には、ローラ部材55が配設されている。ローラ部材55は、手差給紙アタッチメント50を装着させた際にピックアップローラ20と当接するローラ55aと、ローラ55aの上部を保護するローラカバー55bとで構成されている。
このローラ部材55は、上部ガイド壁59の印字機構部12側端部において、ローラ55aの回転軸を上下方向に若干量の余裕を持たせて遊嵌して配設されており、ローラ部材55全体が当該配設位置において、若干量の上下移動が可能である。
ここで、収納部5に手差給紙アタッチメント50を装着して、ケースカバー4を閉止状態とすると、上部ガイド壁59により用紙押さえ9はケースカバー4側に押し上げられるが、用紙押さえ9の自由端はローラカバー55bに当接する。用紙押さえ9がローラカバー55bに当接することにより、ローラ部材55は下方に若干量移動し、ピックアップローラ20に対して密着する。この結果、搬出口58へ搬送された感熱用紙7の端部は、ピックアップローラ20と、ローラ部材55との間に導かれることとなるので、ピックアップローラ20で確実に搬送することができ、手差印字の場合においても、感熱用紙7の給紙ミスの発生を低減することができる。
又、図6(b)に示すように、手差給紙アタッチメント50の底面には、上述した用紙パッケージ6と同様に、手差給紙アタッチメント50であることを示す4個の略正方形の各種別マーク14a〜14dが搬送方向に沿って印刷されている。
そして、上述したように、収納部5底面に配設された反射型光センサ15により、各種別マーク14a〜14dが黒色か白色かを検知されるので、収納部5に手差給紙アタッチメント50が収納されていることを判別することができる。従って、反射型光センサ15の検知結果に基づいて、印字制御を変更することができ、例えば、通常の用紙パッケージ6を用いた印字とは異なる感熱用紙7の搬送態様を行う等の手差印字独自の印字制御を行うことができる。
ここで、本実施例においては、手差給紙アタッチメント50の底面に形成された種別マーク14a〜14dの全てが黒色の正方形である場合は、手差給紙アタッチメント50であることを示している。
次に、上述した手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着し、印字装置1による手差印字に係る操作について、図7を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例に係る印字装置1で手差印字を行うためには、先ず、収納部5に上述した手差給紙アタッチメント50を装着する操作が必要となる。即ち、用紙パッケージ6を収納部5に装着する操作と同様に、ケースカバー4をスライド溝2aに沿ってスライドさせた後、ケースカバー4を回動し、収納部5に手差給紙アタッチメント50を装着する。この時、手差給紙アタッチメント50は、収納部5と同じ大きさで形成されているので、収納部5内の所定位置に手差給紙アタッチメント50を装着させることができる。
手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着し、ケースカバー4を閉止状態した後、ケースカバー4に開口されたカバー開口部4aに感熱用紙7を挿入する。上述したように、収納部5に手差給紙アタッチメント50を装着することで、手差挿入口51は、カバー開口部4aと同じ位置に位置するので、感熱用紙7をカバー開口部4aに挿入することで、感熱用紙7は、搬送路53内に挿入されていくこととなる。
ここで、手差印字の際の感熱用紙7の取り付けについて詳細に説明する。感熱用紙7をカバー開口部4aに挿入すると、感熱用紙7は、手差給紙アタッチメント50に形成された搬送路53内に移動していく。この時、感熱用紙7の先端部分は、搬送路53内に列設されたガイドリブ52に当接する。ここで、ガイドリブ52は、手差挿入口51から搬出口58を結ぶ劣弧状に形成されているので、挿入された感熱用紙7とガイドリブ52との接触面積が小さくなり、感熱用紙7とガイドリブ52との間の摩擦の影響を小さくすることができ、感熱用紙7を円滑に搬出口58へと案内することができる。
尚、このような手差印字を行う場合に、利用者の感熱用紙7の挿入操作が少々乱暴な場合には、感熱用紙7の先端部分が上下に移動し、感熱用紙7の変形等が発生することがあり、上記変形等により紙詰まりが発生することがある。この点、本実施例に係る印字装置1で手差印字を行う場合には、少々乱暴に感熱用紙7を挿入した場合であっても、上部ガイド壁59により端部の移動が規制されるので、感熱用紙7に大きな変形が生じることはなく、確実に搬出口58に感熱用紙7を案内することができる。
ここで、ケースカバー4を閉止状態にすると、ケースカバー4内面に配設された用紙押さえ9により、ローラ部材55は下方に押圧され、ローラ55aは、ピックアップローラ20と密着する。従って、ピックアップローラ20が感熱用紙7を印字機構部12側に搬送するように回転すると、ピックアップローラ20の回転に協働して、ローラ部材55のローラ55aも回転する。即ち、ピックアップローラ20及びローラ部材55の回転により、手差挿入口51から挿入された感熱用紙7の先端部は、ピックアップローラ20及びローラ部材55の間へと案内され、印字機構部12内部へと確実に搬送される。
そして、ピックアップローラ20の回転駆動により、印字機構部12の内部に搬送された感熱用紙7は、傾斜面に案内されて、ガイド板27に触突する。そして、ガイド板27の面方向に従って、感熱用紙7は水平方向に搬送され、ペーパーガイド23に案内される。
ペーパーガイド23に到達すると、感熱用紙7は、ペーパーガイド23によってプラテンローラ22に密着するように押圧されつつ、プラテンローラ22との間に発生する摩擦力によってその外周面上を搬送される。
そして、プラテンローラ22上部に配設されたサーマルヘッド25に押圧され、サーマルヘッド25の加熱によって感熱用紙7のライン印字が行われる。印字データが印字された感熱用紙7は、プラテンローラ22により搬送され、分離部21の上側の傾斜面を介して、印字装置1から排出される。
このように、本実施例に係る印字装置1においては、用紙パッケージ6を用いた印字であっても、手差給紙アタッチメント50を用いた手差印字であっても、収納部5以後における感熱用紙7の搬送径路は同じである。従って、用紙パッケージ6による印字と、手差印字とで、同一の搬送径路を利用することができるので、印字装置1を小型化することが可能となる。
そして、用紙パッケージ6からの感熱用紙7の供給方式と、手差による感熱用紙7の供給方式とを変更する際には、手差給紙アタッチメント50のみを収納部5に着脱するだけでよい。即ち、上記2つの感熱用紙7の供給方式を切り換えるために要する部品点数を、手差給紙アタッチメント50のみにすることができる。
また、利用者が上記2つの供給方式の内、一の供給方式を選択する際には、収納部5への手差給紙アタッチメント50の装着又は取り外しという簡単な操作で行うことができるので、これらの感熱用紙7の供給方式の選択が、利用者の負担になることもない。
続いて、上記第1実施例とは異なる実施例を第2実施例とし、図8、図9を参照しつつ詳細に説明する。ここで、第2実施例においては、印字装置1の構成については、上述した第1実施例と同一の構成である。従って、上記第1実施例と同一の構成については、同じ符号を用いて説明する。
そして、第2実施例においては、印字装置1で手差印字を行う際に収納部5に装着される手差給紙アタッチメントの構成が相違する。従って、当該手差給紙アタッチメントの構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図8に示すように、第2実施例に係る手差給紙アタッチメント50は、収納部5の底面と同一の形状を有する底面材61と、底面材61の略中央部分に鉛直に立設された移動防止壁63と、前記移動防止壁63の上端と底面材61の一端を結ぶ側面視劣孤状のガイドリブ52と、前記ガイドリブ52と平行であって、ガイドリブ52配設側の底面材61の両端部に立設されるガイド壁64で構成されている。
手差給紙アタッチメント50を構成する底面材61は、第1実施例に係る手差給紙アタッチメント50と同様に、収納部5の底面と同形状に形成されている。これにより、手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着した後、収納部5内で手差給紙アタッチメント50が移動することはなく、常に収納部5内の所定の位置に手差給紙アタッチメント50が位置する。
そして、移動防止壁63は、感熱用紙7の搬送方向に対し、収納部5の深さ寸法と等しい高さで、底面材61の幅方向にわたって立設されている。そして、移動防止壁63は、ケースカバー4を閉止状態とした際のカバー開口部4aの開閉軸4b側の開口縁の直下において、底面材61に鉛直に立設されている。即ち、移動防止壁63は、カバー開口部4aに対して開閉軸4b側に位置する収納部5を閉塞する。
これにより、カバー開口部4aから感熱用紙7を挿入した際に、感熱用紙7が印字機構部12とは逆方向に移動することを防止することができ、常に印字機構部12方向へ移動するように規制することができる。
ガイドリブ52は、前述した第1実施例と同様に、移動防止壁63の上端と、底面材61の印字機構部12側端部とを結ぶ側面視劣孤状に形成され、感熱用紙7の搬送方向に対して幅方向に複数(本実施例においては6箇所)列設されている。従って、カバー開口部4aから挿入された感熱用紙7はガイドリブ52に当接することで、第1実施例と同様に印字機構部12へと円滑に案内される。
また、底面材61の幅方向の両端には、ガイドリブ52と平行にガイド壁64が列設されている。このガイド壁64の内側面は、カバー開口部4aから挿入された感熱用紙7の両端部と当接することで、感熱用紙7の幅方向への位置変動を規制する。
そして、底面材61の両端に立設されたガイド壁64の間であって、ガイドリブ52の上方部分は、前記第1実施例とは異なり、上方向に開放され、押さえ移動部65が形成されている。従って、ケースカバー4を閉止状態とした場合には、ケースカバー4の内面に配設された用紙押さえ9は押さえ移動部65に位置し、押さえ板9aが、第1実施例における上部ガイド壁59と同様の機能を果たす。
又、図6(b)に示すように、手差給紙アタッチメント50の底面においても、第1実施例と同様に、手差給紙アタッチメント50であることを示す4個の略正方形の各種別マーク14a〜14dが搬送方向に沿って印刷されている。
そして、上述したように、収納部5底面に配設された反射型光センサ15により、各種別マーク14a〜14dが黒色か白色かを検知されるので、収納部5に収納されているものが、手差給紙アタッチメント50であることを判別することができる。従って、反射型光センサ15の検知結果に基づいて、印字制御を変更することができ、例えば、通常の用紙パッケージ6を用いた印字とは異なる感熱用紙7の搬送態様を行う等の手差印字独自の印字制御を行うことができる。
この点、図8(b)においては、点線で印刷位置のみを示すが、裏面側において、黒色又は白色で各種別マーク14a〜14dが印刷されている。また、第2実施例においても、種別マーク14a〜14dの全てが黒色の正方形である場合は、手差給紙アタッチメント50であることを示しているものとする。
次に、第2実施例に係る手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着し、印字装置1による手差印字に係る操作について、図9を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例に係る印字装置1で手差印字を行うためには、先ず、収納部5に上述した手差給紙アタッチメント50を装着する操作が必要となる。この点、上述した第1実施例における手差給紙アタッチメント50の装着、用紙パッケージ6の装着と同様であるので、再度の説明は省略する。
手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着した後、利用者は、ケースカバー4を閉止状態とする。この時、ケースカバー4を閉止状態とすることにより、ケースカバー4の内側面に配設された用紙押さえ9は両ガイド壁64の間に位置し、各ガイドリブ52上方において、印字機構部12側に傾斜した傾斜面を構成する(図9参照)。
ここで、手差印字の際の感熱用紙7の取り付けについて詳細に説明する。感熱用紙7をカバー開口部4aに挿入すると、感熱用紙7の先端部は、手差給紙アタッチメント50に形成されたガイドリブ52に当接する。ここで、ガイドリブ52は、移動防止壁63の上端から底面材61の印字機構部12側端部を結ぶ劣孤状に形成されているので、第1実施例と同様に、感熱用紙7を円滑に印字機構部12方向に案内することができる。
尚、このような手差印字を行う場合に、利用者の感熱用紙7の挿入操作が少々乱暴な場合には、感熱用紙7の先端部分が上下に移動し、感熱用紙7の変形等が発生することがあり、上記変形等により紙詰まりが発生することがある。この点、第1実施例においては、上部ガイド壁59により、感熱用紙7の上下移動を規制していたが、第2実施例においては、用紙押さえ9を構成する押さえ板9aが、感熱用紙7の上下移動を規制する役割を果たす。
具体的には、ケースカバー4を閉止状態とすることにより、押さえ板9aは、カバー開口部4aの開口縁付近に固定端として固定され、自由端はピックアップローラ20に当接するので、カバー開口部4a開口縁と、ピックアップローラ20上面とを結び、印字機構部12方向に傾斜した傾斜面となる。従って、上述した上部ガイド壁59と同様に、少々乱暴に感熱用紙7を挿入した場合であっても、押さえ板9aにより感熱用紙7端部の移動が規制されるので、感熱用紙7に大きな変形が生じることはなく、確実に搬出口58に感熱用紙7を案内することができる。
そして、ケースカバー4を閉止状態とすることにより、ケースカバー4内面に配設された用紙押さえ9の押さえ板9aは、ピックアップローラ20と当接する。従って、押さえ板9a及びガイドリブ52に沿って移動する感熱用紙7は、確実にピックアップローラ20に当接し、ピックアップローラ20の回転に伴って、印字機構部12側に搬送される。
そして、ピックアップローラ20の回転により、印字機構部12内に搬送された感熱用紙7は、第1実施例で説明したように、プラテンローラ22、サーマルヘッド25により印字され、印字装置1の外部へと排出される。尚、印字機構部12の内部における感熱用紙7の移動及び感熱用紙7への印字については、先に詳細に説明しているので、ここでの説明は省略する。
このように、第2実施例に係る印字装置1においても、用紙パッケージ6を用いた印字と、手差給紙アタッチメント50を用いた手差印字のどちらであっても、収納部5以後における感熱用紙7の搬送径路は同じである。従って、用紙パッケージ6による印字と手差印字とで同一の搬送径路を利用することができるので、印字装置1を小型化することが可能となる。
そして、用紙パッケージ6と用いた感熱用紙7の供給方式と、手差による感熱用紙7の供給方式とを変更する際には、手差給紙アタッチメント50のみを収納部5に着脱するだけでよい。即ち、上記2つの感熱用紙7の供給方式を切り換えるために要する部品点数を、手差給紙アタッチメント50のみにすることができる。また、利用者が上記2つの供給方式の内、一の供給方式を選択する際には、収納部5への手差給紙アタッチメント50の装着又は取り外しという簡単な操作で行うことができるので、これらの感熱用紙7の供給方式の選択が、利用者の負担になることもない。
更に、第2実施例に係る手差給紙アタッチメント50においては、前述の手差給紙アタッチメント50よりも簡単な構成であるので、当該手差給紙アタッチメント50を簡単に製造することができる。
続いて、上記第1実施例及び第2実施例とは異なる実施例を第3実施例とし、図10、図11を参照しつつ詳細に説明する。ここで、第3実施例においても、印字装置1の構成については、上述した第1実施例、第2実施例と同一の構成である。従って、上記各実施例と同一の構成については、同じ符号を用いて説明する。
そして、第3実施例においては、印字装置1で手差印字を行う際に収納部5に装着される手差給紙アタッチメントの構成が相違する。従って、当該手差給紙アタッチメントの構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図10に示すように、第3実施例に係る手差給紙アタッチメント50は、第1実施例と同様に、手差挿入口51が形成されている。この点、手差挿入口51は、ケースカバー4の閉止状態におけるカバー開口部4aに対応する位置において、感熱用紙7の紙幅よりもやや大きく開口されている。従って、収納部5に手差給紙アタッチメント50を装着し、ケースカバー4を閉止状態とした場合には、カバー開口部4aから感熱用紙7を挿入する
ことで、感熱用紙7は、手差挿入口51に挿入され、印字機構部12側(図11中右側)に形成された搬送路53を介して、印字機構部12へと案内される。
そして、図10(c)に示すように、手差挿入口51の開閉軸4b側開口縁には、手差給紙アタッチメント50の底面に対して垂直に壁面が形成されており、この壁面から感熱用紙7の搬送方向上流側(図11中左側)の手差給紙アタッチメント50の一部は、底面が開放された中空部分を有する移動防止部76として形成されている。
この移動防止部76の高さ寸法は、収納部5の深さ寸法と同じであるので、手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着することにより、この移動防止部76がカバー開口部4aより搬送方向上流側の収納部5を占める。この結果、移動防止部76の存在により、手差挿入口51から挿入された感熱用紙7を搬送方向上流側に逆行することなく、確実に搬送路53へ移動させることができる。
又、図10に示すように、移動防止部76の角部には、収納部5底面と当接する識別部77が形成されている。この識別部77には、収納部5底面との当接面に、上述した各実施例と同様に、手差給紙アタッチメント50であることを示す4個の略正方形の各種別マーク14a〜14dが搬送方向に沿って印刷されている。
そして、手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着した場合には、識別部77と、収納部5底面に配設された反射型光センサ15とが対向する。この時、反射型光センサ15により各種別マーク14a〜14dが黒色か白色かを検知され、反射型光センサ15による検知結果に基づいて、印字装置1において、手差給紙アタッチメント50が収納部5に収納されていることが判別される。
上述したように、本実施例に係る印字装置1においては、用紙パッケージ6装着時と、手差給紙アタッチメント50到着時とを判別することができるので、両態様における印字制御を夫々変更することができる。例えば、通常の用紙パッケージ6を用いた印字とは異なる感熱用紙7の搬送態様(例えば、ピックアップローラ20の回転速度制御)等の手差印字独自の印字制御を行うことができる。
この点、第3実施例においても、種別マーク14a〜14dの全てが黒色の正方形である場合は、手差給紙アタッチメント50であることを示しているものとする。又、図10(a)においては、点線で種別マーク14a〜14dの印刷位置のみを示している。
ここで、手差給紙アタッチメント50において、印字機構部12側に形成される搬送路53について、詳細に説明する。図10(b)に示すように、手差給紙アタッチメント50には、手差給紙アタッチメント50上面の手差挿入口51と、手差給紙アタッチメント50の印字機構部12側の側面を感熱用紙7の幅に対応して開口された搬出口58とを連通する搬送路53が形成されている。
そして、搬送路53の内部には、手差挿入口51と搬出口58とを結ぶ側面視劣孤状のガイドリブ52が、搬送方向に対する幅方向に複数(本実施例においては6箇所)列設されている。従って、手差挿入口51から挿入された感熱用紙7はガイドリブ52に当接することで、第1実施例と同様に搬出口58へと円滑に案内されるので、利用者は、搬送路53内で給紙詰りを起こすことなく、手差印字を行うことができる。
また、ガイドリブ52の上方には、搬送路53内を搬送される感熱用紙7の上下移動を規制する上部ガイド壁59が形成されている。この上部ガイド壁59は、手差挿入口51の印字機構部12側の開口縁から搬出口58までの長さで形成され、搬送路53の天井面を構成している。ここで、上部ガイド壁59は、搬出口58へ向かって傾斜して形成されており、搬送路53の高さ寸法は徐々に小さくなっている。従って、この上部ガイド壁59により、搬送路53内における感熱用紙7の上下移動が規制され、搬出口58に向かって、搬送路53の高さ寸法が小さく形成されているので、感熱用紙7により搬送路53が詰まることはなく、感熱用紙7を円滑に搬出口58に搬送することができる。
次に、上述した手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着し、印字装置1による手差印字に係る操作について、図11を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例に係る印字装置1で手差印字を行うためには、先ず、収納部5に上述した手差給紙アタッチメント50を装着する操作が必要となる。この点、上述した第1実施例、第2実施例における手差給紙アタッチメントの装着、用紙パッケージ6の装着と同様であるので、再度の説明は省略する。
手差給紙アタッチメント50を収納部5に装着した後、利用者は、ケースカバー4を閉止状態とする。この時、ケースカバー4を閉止状態とすることにより、ケースカバー4の内側面に配設された用紙押さえ9は、上部ガイド壁59の上面により上方に押し上げられた状態となる。
ここで、手差印字の際の感熱用紙7の取り付けについて詳細に説明する。感熱用紙7をカバー開口部4aに挿入すると、感熱用紙7の先端部は、手差挿入口51を通過し、ガイドリブ52に当接する。ここで、ガイドリブ52は、手差挿入口51から搬出口58を結ぶ側面視劣孤状に形成されているので、第1実施例と同様に感熱用紙7を円滑に搬出口58方向に案内することができる。
このような手差印字を行う場合に、利用者の感熱用紙7の挿入操作が少々乱暴な場合には、感熱用紙7の先端部分が上下に移動し、感熱用紙7の変形等が発生することがあり、上記変形等により紙詰まりが発生することがある。この点、第3実施例においては、上部ガイド壁59により、感熱用紙7の上下移動を規制しているので、感熱用紙7に大きな変形が生じることはなく、確実に搬出口58に感熱用紙7を案内することができる。
そして、第3実施例に係る印字装置1において、手差給紙アタッチメント50を用いて手差印字を行う場合には、感熱用紙7の先端がプラテンローラ22の下面に当接するまで、感熱用紙7をカバー開口部4aから挿入する。感熱用紙7をその先端がプラテンローラ22の下面に当接するまで挿入することにより、感熱用紙7は、印字機構部12内部へ搬送され、プラテンローラ22、サーマルヘッド25により所望の印字データの印字がなされる。尚、印字機構部12の内部における感熱用紙7の移動及び感熱用紙7への印字については、先に詳細に説明しているので、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、第3実施例に係る印字装置1においても、用紙パッケージ6を用いた印字と、手差給紙アタッチメント50を用いた手差印字のどちらであっても、収納部5以後における感熱用紙7の搬送径路は同じである。従って、用紙パッケージ6による印字と手差印字とで同一の搬送径路を利用することができるので、印字装置1を小型化することが可能となる。
そして、用紙パッケージ6と用いた感熱用紙7の供給方式と、手差による感熱用紙7の供給方式とを変更する際には、手差給紙アタッチメント50のみを収納部5に着脱するだけでよい。即ち、上記2つの感熱用紙7の供給方式を切り換えるために要する部品点数を、手差給紙アタッチメント50のみにすることができる。また、利用者が上記2つの供給方式の内、一の供給方式を選択する際には、収納部5への手差給紙アタッチメント50の装着又は取り外しという簡単な操作で行うことができるので、これらの供給方式の選択が、利用者の負担になることもない。
以上、説明したように、本発明にかかる印字装置1においては、感熱用紙7が積層した状態で保持する用紙パッケージ6を収納部5に収納し、当該用紙パッケージ6より感熱用紙7を引き出して印字する方式と、ケースカバー4に開口されたカバー開口部4aから感熱用紙7を手差しして供給し、感熱用紙7に印字する方式の2つの方式で印字を行うことができる。
そして、用紙パッケージ6を用いた印字と、手差給紙アタッチメント50を用いた手差印字のどちらであっても、収納部5以後における感熱用紙7の搬送径路は同じであるので、用紙パッケージ6による印字と手差印字とで同一の搬送径路を利用することができる。
従って、それぞれの供給方式に応じた感熱用紙7の搬送径路を形成する必要はなく、単一の搬送径路により、用紙パッケージ6を用いた印字と、手差印字を行うことができるので、印字装置1を小型化することが可能となる。
また、用紙パッケージ6と用いた印字と、手差印字のいずれかに感熱用紙7の供給方式を変更する際には、手差給紙アタッチメントを収納部5に装着又は取り外しを行うだけでよい。即ち、感熱用紙7の供給方式に対応するために必要な部品は、手差給紙アタッチメントのみであるので、上記2つの供給方式を切り換えるために要する部品点数を低減させることができる。
そして、利用者が用紙パッケージ6と用いた印字と、手差印字の2つの感熱用紙7の供給方式の内、一の感熱用紙7の供給方式を選択する際には、収納部5への手差給紙アタッチメントの装着又は取り外しという簡単な操作で行うことができるので、これらの感熱用紙7の供給方式の選択が、利用者の負担になることもない。
尚、本発明は上記実施形態の記載に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、本実施例に係る印字装置1においては、使用される被印字媒体として、自己発色性を有する感熱シートを採用しているが、これに限定するものではなく、サーマルヘッド25の加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層した感熱穿孔タイプのものを使用する構成であっても良い。
また、感熱用紙7の印字面の裏面側に粘着層を有し、当該粘着層を介して剥離紙が貼着されたラベル用印字媒体を使用することも可能である。
そして、本発明に係る各実施例においては、手差印字に使用される感熱用紙7は、既にA7サイズに切断されたものであったが、これに限定するものではない。例えば、長尺状に形成された感熱シートが巻回されたロールシートを被印字媒体として手差印字に使用することも可能である。この場合、印字機構部12を通過し、印字装置1外部へと排出される排出口の開口縁には、長尺状の感熱シートを所望の位置で切断可能な切断手段(例えば、カッター等)が配設されていることが望ましい。
本発明に係る印字装置の外観斜視図である。 本発明に係る印字装置のケースカバーを開いた状態で示す斜視図である。 本発明に係る印字装置に用いられる用紙パッケージの斜視図である。 用紙パッケージを構成する保護シートを示す図である。 印字装置に対する用紙パッケージの装着に関する説明図である。 第1実施例に係る手差給紙アタッチメントの説明図である。(a)は上面図、(b)は底面図、(c)は側断面図を示す。 第1実施例に係る手差給紙アタッチメントを装着した状態の印字装置の側断面図である。 第2実施例に係る手差給紙アタッチメントの説明図である。(a)は上面図、(b)は側断面図を示す。 第2実施例に係る手差給紙アタッチメントを装着した状態の印字装置の側断面図である。 第3実施例に係る手差給紙アタッチメントの説明図である。(a)は上面図、(b)は側断面図、(c)は識別部の底面を示す。 第3実施例に係る手差給紙アタッチメントを装着した状態の印字装置の側断面図である。
1 印字装置
4 ケースカバー
4a カバー開口部
7 感熱用紙
9 用紙押さえ
20 ピックアップローラ
25 サーマルヘッド
50 手差給紙アタッチメント
52 ガイドリブ
55 ローラ部材
59 上部ガイド壁
65 押さえ移動部

Claims (5)

  1. 本体ケースの一面側に開口する収納部に積層状態で収納される被印字媒体と、前記収納部に配置されて前記被印字媒体をピックアップするピックアップローラと、前記収納部を覆い、開閉可能に設けられた蓋体と、前記ピックアップローラによって搬送された被印字媒体に印字する印字手段と、を備え、前記被印字媒体を積層する方向の厚みを小型化した小型印字装置において、
    前記蓋体に開口され、前記小型印字装置の外部と前記収納部とを連通する蓋体側挿入口と、
    前記収納部に着脱自在に取り付けられる手差用給紙部材と、を備え、
    前記手差用給紙部材は、
    前記収納部底面と同形状の底面を有すると共に、前記収納部の深さ寸法と同じ高さを有し、
    前記蓋体を閉止状態とした場合に、当該蓋体に形成された前記蓋体側挿入口に対応する位置に形成された手差挿入口と、
    前記蓋体側挿入口及び前記手差挿入口から挿入された被印字媒体を前記ピックアップローラへと案内する案内部と、を有することを特徴とする小型印字装置。
  2. 前記請求項1に記載の小型印字装置において、
    前記手差用給紙部材は、前記蓋体側挿入口及び前記手差挿入口から挿入された被印字媒体を前記ピックアップローラへと案内する複数の案内リブを有することを特徴とする小型印字装置
  3. 前記請求項1又は2に記載の小型印字装置において、
    前記手差用給紙部材は、ピックアップローラ側の端部に、前記ピックアップローラと協働して、被印字媒体を印字手段へ搬送するローラ部材を有することを特徴とする小型印字装置
  4. 前記請求項1乃至3に記載の小型印字装置において、
    前記手差用給紙部材は、前記案内部の上方において被印字媒体の搬送方向に対する上下移動を規制する案内壁を有することを特徴とする小型印字装置
  5. 本体ケースの一面側に開口する収納部に積層状態で収納される被印字媒体と、前記収納部に配置されて前記被印字媒体をピックアップするピックアップローラと、前記収納部を覆い、開閉可能に配設される蓋体と、前記ピックアップローラによって搬送された被印字媒体に印字する印字手段と、を備え、被印字媒体を積層する方向の厚みを小型化した小型印字装置に対し、前記収納部に着脱可能な手差用給紙部材において、
    前記蓋体には、前記小型印字装置の外部と前記収納部とを連通する蓋体側挿入口が開口されており、
    前記手差用給紙部材は、
    前記収納部底面と同形状の底面を有すると共に、前記収納部の深さ寸法と同じ高さを有し、
    前記蓋体を閉止状態とした場合に、当該蓋体に形成された前記蓋体側挿入口に対応する位置に形成された手差挿入口と、
    前記蓋体側挿入口及び前記手差挿入口から挿入された被印字媒体を前記ピックアップローラへと案内する案内部と、を有することを特徴とする手差用給紙部材。
JP2005237771A 2005-08-18 2005-08-18 小型印字装置及び手差用給紙部材 Expired - Fee Related JP4569415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005237771A JP4569415B2 (ja) 2005-08-18 2005-08-18 小型印字装置及び手差用給紙部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005237771A JP4569415B2 (ja) 2005-08-18 2005-08-18 小型印字装置及び手差用給紙部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007050981A JP2007050981A (ja) 2007-03-01
JP4569415B2 true JP4569415B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=37915701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005237771A Expired - Fee Related JP4569415B2 (ja) 2005-08-18 2005-08-18 小型印字装置及び手差用給紙部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4569415B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5464448B2 (ja) * 2011-03-17 2014-04-09 ブラザー工業株式会社 印字装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147453U (ja) * 1989-05-19 1990-12-14
JP2004196527A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Brother Ind Ltd 記録紙パッケージ
JP2004217387A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Fuji Xerox Co Ltd 給紙ユニット及び画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62105960U (ja) * 1985-12-24 1987-07-06
JPH03182450A (ja) * 1989-12-08 1991-08-08 Canon Inc 画像形成装置
JP3112526B2 (ja) * 1991-11-12 2000-11-27 株式会社リコー 給紙装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147453U (ja) * 1989-05-19 1990-12-14
JP2004196527A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Brother Ind Ltd 記録紙パッケージ
JP2004217387A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Fuji Xerox Co Ltd 給紙ユニット及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007050981A (ja) 2007-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6246466B1 (en) Sheet pack and recording apparatus
JP4274191B2 (ja) 画像記録装置
JP4483774B2 (ja) パッケージ材
JP4678480B2 (ja) 画像記録装置及びそれに適用する給紙トレイ
US7900910B2 (en) Sheet package
JP2008156101A (ja) 画像記録装置
EP1932675B1 (en) Sheet package
US7597315B2 (en) Sheet package including side parts for a printer
JP4569415B2 (ja) 小型印字装置及び手差用給紙部材
JP4858498B2 (ja) シート保持装置及び画像記録装置
EP2075207B1 (en) Sheet package, package member and printer
EP1950158A1 (en) Image recording device
JP5304482B2 (ja) 用紙パッケージ
JP4324003B2 (ja) シート材供給装置および記録装置
JP4572337B2 (ja) 給紙装置及びこれを用いた情報処理装置
JP4278974B2 (ja) 用紙パッケージ、パッケージ材及びプリンタ
JP5464448B2 (ja) 印字装置
JP4735624B2 (ja) 用紙パッケージ
JP4735623B2 (ja) 用紙パッケージ
JPH10279110A (ja) 給紙カセット
JPH08198463A (ja) カセット式給紙器
JP2004315196A (ja) シート材給送装置および記録装置
JP4930174B2 (ja) 媒体カセット
JP2007302455A (ja) 用紙パッケージと用紙カセット
JP2009007136A (ja) シート搬送装置、及びこのシート搬送装置を備えた画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100726

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees