JP4483774B2 - パッケージ材 - Google Patents

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Description

本発明は、積層された用紙の外側を保護するパッケージ材に関する。
従来、プリンタに被印刷媒体である用紙を装着する際に、用紙を収納するパッケージ材全体をプリンタ側に装着するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1によると、積層された用紙は、用紙とほぼ同じ大きさと形状を有する上板と、用紙搬送方向に対して若干短い以外は上板とほぼ同じ大きさと形状を有する底板と、積層された用紙の側面を用紙搬送方向の上流側から覆う側板とからなる極めて簡素な構成のパッケージ材に収納されている。底板は、用紙とほぼ同じ大きさと形状を有する上板よりも若干短いために、用紙はパッケージ材の底面で一部露出する。プリンタのピックアップローラは、その露出した部分からパッケージ材に侵入し、そうすることによってパッケージ材に積層された用紙をパッケージ材の底面側から順に1枚ずつ繰り出している。
またパッケージ材を収納するプリンタの用紙収納部はパッケージ材とほぼ同じ形状と大きさの空間となっており、パッケージ材は、これを用紙収納部に収納する際にパッケージ材の上板の用紙搬送方向上流側と下流側の各縁部が、用紙収納部の用紙搬送方向上流側と下流側に存在する各側壁に当接するように構成されている。それにより、パッケージ材はプリンタの用紙収納部において用紙搬送方向に位置決めされる。
特開2004−210433号公報
しかしながら、特許文献1では、用紙が収納されていないパッケージ材がプリンタに装着された状態で紙送りの動作をすると、稀にピックアップローラが用紙を搬送する代わりに上板自体を搬送してしまい、結果として用紙の搬送路にパッケージ材が詰まってしまうことがあった。それによりユーザには用紙の搬送路に引き込まれて詰まったパッケージ材を力任せに引き離す手間が発生すると共に、プラテン駆動部には引き込まれたパッケージ材を取り出す時に必要以上の逆転トルクを与えることになり耐久性に影響を及ぼすことが考えられた。
そこで、本発明は、用紙の収納の有無に関わりなくパッケージ材がプリンタに装着された状態においてプリンタが紙送りの動作を行っても、用紙搬送路に詰まることのないパッケージ材を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るパッケージ材は、プリンタの被印字媒体としての用紙を積層状に収納し、プリンタの用紙収納部に装着されるパッケージ材であって、前記積層された用紙の底面を覆う底板と、前記底板上に載置され、前記積層された用紙の上面を覆う上板と、前記底板と上板の少なくとも一方に連結され、前記積層された用紙の側面のうち用紙搬送方向に沿う一側面を覆う第1側板とを備え、前記第1側板の用紙搬送方向下流側の縁部が前記用紙の搬送時前記プリンタに設けられた規制部材に対し当接されることにより、前記用紙搬送方向において位置決めされ、前記底板は、前記プリンタの給紙ローラを侵入可能とさせる逃げ部が形成されていると共にプリンタに設けられたセンサ部で読み取る識別部を有し、前記識別部は印刷されたマークをニスで被覆した部位であり、前記底板の前記用紙収納部に対向する面において前記給紙ローラの侵入する位置の周辺の用紙搬送方向の上流側の領域はニスで被覆されていないことを特徴とする。
また、請求項に係るパッケージ材は、請求項に記載のパッケージ材において、前記上板はプリンタの用紙収納部の蓋に設けられた窓部に対向する位置に上穿設孔を備えており、前記窓部及び前記上穿設孔を通して積層された用紙を目視できることを特徴とする。
また、請求項に係るパッケージ材は、請求項に記載のパッケージ材において、前記積層された用紙の色または模様がプリンタにおける用紙収納部の底面の色または模様と異なり、前記上板の上穿設孔に対向する前記底板上の位置に下穿設孔を備えていることを特徴とする。
また、請求項に係るパッケージ材は、請求項に記載のパッケージ材において、前記下穿設孔のサイズが前記上穿設孔のサイズより大きく設定されていることを特徴とする。
また、請求項に係るパッケージ材は、請求項1乃至の何れかに記載のパッケージ材において、前記用紙搬送方向の上流側の位置において前記積層された用紙における前記用紙搬送方向と交差する方向の一側面を覆う第2側板を備えていることを特徴とする。
また、請求項に係るパッケージ材は、請求項1乃至の何れかに記載のパッケージ材において、前記上板、第1側板及び底板は一体的に形成されていることを特徴とする。
また、請求項に係るパッケージ材は、請求項に記載のパッケージ材において、前記上板、第1側板、第2側板及び底板は一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係るパッケージ材では、底板と上板の少なくとも一方に連結され、積層された用紙の側面のうち用紙搬送方向に沿う一側面を覆う第1側板を備え、第1側板の用紙搬送方向下流側の縁部が用紙の搬送時プリンタに設けられた規制部材に対し当接されることにより、用紙搬送方向において位置決めされるように構成した。これにより、プリンタが紙送りの動作を行い、パッケージ材自体に搬送方向に移動する力が働いてもパッケージ材は移動することがない。即ち、用紙の収納の有無に関わりなくパッケージ材がプリンタに装着された状態においてプリンタが紙送りの動作を行っても、用紙搬送路に詰まることのないパッケージ材を提供できる。
た、底板にはプリンタの給紙ローラを侵入可能とさせる逃げ部が形成されている。これにより、プリンタに特別な機構を設けたり、パッケージ材に特別な構成を設けたりすることなく、用紙を繰り出すことが可能なパッケージ材を簡易に構成できる。
また、底板の用紙収納部に対向する面において給紙ローラの侵入する位置の周辺の用紙搬送方向の上流側の領域はマークを被覆するためのニスで被覆されないように構成されている。それにより、例えパッケージ材が用紙搬送路に詰まってしまった場合でも、給紙ローラが底板の用紙収納部に対向する面において給紙ローラの侵入する位置の周辺の用紙搬送方向の上流側の領域での給紙ローラの動きにおいても、その領域のニスが給紙ローラに付着することにより給紙ローラの用紙分離性能を低下させるということがない。
また、請求項に係るパッケージ材では、上板はプリンタの用紙収納部の蓋に設けられた窓部に対向する位置に上穿設孔を備えており、窓部及び上穿設孔を通して積層された用紙を目視できるように構成されている。これにより、請求項1の効果に加え、プリンタの蓋を閉じた状態で、プリンタの用紙収納部に装着されたパッケージ材内部の用紙の有無を容易に確認でき、用紙の補給等に迅速に対応できる。
また、請求項に係るパッケージ材では、積層された用紙の色または模様がプリンタにおける用紙収納部の底面の色または模様と異なり、上板の上穿設孔に対向する底板上の位置に下穿設孔を備えるように構成されている。それにより、請求項の効果に加え、ユーザは上穿設孔を通して見た時、用紙収納部の底面或いは、積層された用紙の色または模様のどちらかを確認できるため用紙の有る時と無い時との違いをはっきり識別できる。
また、請求項に係るパッケージ材では、下穿設孔のサイズが上穿設孔のサイズより大きく設定されている。それにより、請求項の効果に加え、パッケージ材が歪み上板と底板の水平方向の相対位置がずれても、上穿設孔を通して下穿設孔を確認できるため、用紙の有る時と無い時との違いを一層はっきり識別できる。
また、請求項に係るパッケージ材では、用紙搬送方向の上流側の位置において積層された用紙における用紙搬送方向と交差する方向の一側面を覆う第2側板を備えるように構成されている。それにより、請求項1乃至の何れかの効果に加え、プリンタの用紙収納部に装着される前のパッケージ材において、用紙が整然と収納されているので、プリンタの用紙収納部に容易、かつ確実に装着できる。
また、請求項に係るパッケージ材では、上板、第1側板及び底板は一体的に形成されている。それにより、請求項1乃至の何れかの効果に加え、上板、第1側板及び底板を別々に形成した後、各々を繋ぎ合わせて構成する場合に比べ、強度を上げることができる。
また、請求項に係るパッケージ材では、上板、第1側板、第2側板及び底板は一体的に形成されている。それにより、請求項の効果に加え、上板、第1側板、第2側板及び底板を別々に形成した後、各々を繋ぎ合わせて構成する場合に比べ、強度を上げることができる。
以下、本発明に係るパッケージ材について、具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
〔プリンタの構成〕
まず、サーマル記録装置であるプリンタ1の概略構造を、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1はプリンタ1の外観斜視図、図2は側面断面図である。図3は蓋体10を一部破断して開いた状態を示す斜視図である。図4は用紙収納部6に用紙7をセットした状態を示した側面断面図である。図5は用紙分離部12および印刷機構部15の詳細を示した断面拡大図である。
プリンタ1は図1に示すように、平面視で長方形状(A6〜A7サイズ程度の用紙を収
納可能な大きさ)とされ、かつ、厚みがほぼ2cmあるいはそれ以下となる、コンパクトな構成とされている。
プリンタ1の本体ケース2は、枠体3の下面を下カバー4で覆うとともに、上面の一部を上カバー5で覆って形成されている。
枠体3の上面側のうち、上カバー5で覆われた箇所を除いた残りの部分には、図2に示すように用紙収納部6が形成される。用紙収納部6は、A6もしくはA7サイズのカットシート状で感熱紙タイプの用紙7が内部に多数枚収納されたパッケージ材8を、図4に示すように装着して、収納可能としている。
用紙収納部6の上方は蓋体10にて覆われ、蓋体10は図2の太線の矢印で示す方向に回動自在とされる。なお、図3には蓋体10が開かれた状態が示される。本体ケース2側には図示しないロック機構が設けられており、前述のように用紙収納部6にパッケージ材8を装着した状態で、図4に示すように蓋体10を閉じてロックできるようになっている。
蓋体10には、図1に示すように透明な樹脂からなる窓部11が形成されており、蓋体10を閉じた状態でも用紙収納部6にパッケージ材8が装着されているか否かが目視により判別できるようになっている。また、後述するように窓部11からは、パッケージ材8上に表示されたパッケージ材の種類を示すための情報や用紙7の有無を目視することで読み取ることができる。
用紙収納部6の一側の端部には、用紙分離部12を構成するピックアップローラ(給紙ローラ)13および分離ブロック14等が配置されている。また、上カバー5の下方には、後に詳述する印刷機構部15を構成するサーマルヘッド16とプラテンローラ17とペーパーガイド18とが配置される。
用紙収納部6は図3に示すように、パッケージ材8を収納し得る長方形状の凹部として構成されている。用紙収納部6は、その周囲の内側面と底面に位置する底壁3dとから形成されている。用紙収納部6の内側面は、ピックアップローラ13によって用紙7が搬送される方向(用紙搬送方向)の上流側に位置する内壁3aと、用紙7が搬送される方向に延びる内壁3b、3cと、下流側に位置し、分離ブロック14の一面を形成する内壁14aとから構成される。
用紙搬送方向に延びる一方の内壁3bには、凹部19が設けられている。凹部19の内部にガイド部材20が配置される。ガイド部材20は、図示しない垂直軸まわりに回動自在とされている基部21と、基部21に一体的に設けられたアーム22とを備えている。アーム22は直方体状に形成されており、アーム22の基部21とは反対方向の端面22a(図16)は矩形の形状をしている。
基部21には図示しないバネが設けられており、アーム22は内壁3bから突出する方向(図3の太線の矢印で示す方向)の付勢力をそのバネにより付与されている。従って、パッケージ材8を用紙収納部6に装着した際には、パッケージ材8内の用紙7のサイド側の縁部にアーム22が当接し、用紙7を用紙収納部6の他方の内壁3cに押し付ける。これによって、用紙7が揃えられて搬送時の斜行が防止される。
反射型センサ(センサ部)23が、図3に示すように、用紙収納部6の内壁3c側の一隅において、底壁3dに設けられている。反射型センサ23は4つのセンサ23a〜23dを用紙搬送方向に縦列配置した構成とされ、それぞれのセンサ23a〜23dから光を
照射してその反射量を測定することで、パッケージ材8の後述する識別マーク(識別部)64を読み取るようになっている。
次に、用紙分離部12について説明する。
図5に示すように、用紙収納部6の内壁14aの近傍には、印刷機構部15が配置されると共に、ピックアップローラ13と分離ブロック14とが設けられている。蓋体10の内面には、押圧板24が回動自在に支持されている。
押圧板24と蓋体10との間には付勢バネ25が介在され、押圧板24を下方へ回動させる向きに付勢力を常時作用させている。
パッケージ材8は、用紙7がその印字される面を下側にして積層された状態で、その用紙7を内部に収納する。この場合、用紙7は、最も下側に位置する用紙7の下面が一部露出するように、用紙収納部6にセットされる。そして、蓋体10を閉じてロックした際には、前述の付勢バネ25により下方へ付勢される押圧板24が後述する上板41を介して、用紙7の用紙搬送方向先頭側の領域を押圧する。この結果、用紙7の露出した部分はピックアップローラ13に接触して、適宜の力で圧接される。尚、このパッケージ材8の底面には、最下層の用紙7の下面を露出させてピックアップローラ13を侵入可能とさせる領域である逃げ部43Aが設けられる。
しかし、パッケージ材8には予め逃げ部43Aが構成されているので用紙7を搬送するに当たり、パッケージ材8に蓋部を設け、プリンタ1にパッケージ材8の蓋部を開閉する開閉機構を設けてパッケージ材8のプリンタ1への装着時にその蓋部を開放するように構成するといった複雑な構成を必要としない(例えば、ビデオカセットには、そのテープ読み取り部を保護するために設けられた蓋部が、ビデオカセットのビデオデッキへの着脱の際に、ビデオデッキの開閉機構により開閉されるように構成されている)。
ピックアップローラ13に近接させて分離ブロック14が設けられている。分離ブロック14は、ピックアップローラ13の用紙送り出し方向に対して傾斜した分離案内面14bを備えている。
ピックアップローラ13に接触する最下層の用紙7は、ピックアップローラ13の回転駆動により、搬送力が加えられる。そして、分離ブロック14の分離案内面14bの分離作用により、最下層に位置する一枚の用紙7のみが分離されて送り出される。
印刷機構部15について説明する。
分離ブロック14に隣接してプラテンローラ17が回転自在に設けられている。ペーパーガイド18が、プラテンローラ17の外周面に近接して配置されている。
図5に示すように、凹湾曲状の摺接面18aがプラテンローラ17の外周面に沿うようにペーパーガイド18に形成されている。ペーパーガイド18と本体ケース2との間には押圧コイルバネ26が設けられており、摺接面18aをプラテンローラ17の外周面に向けて付勢するようになっている。
前述の用紙分離部12で分離された用紙7は、図5中の二点鎖線で示されるように、ピックアップローラ13により搬送されて、分離ブロック14の下端を通過する。そして、用紙7の向きをプラテンローラ17に沿って変化させるために、用紙7はガイド板27によりプラテンローラ17に案内される。
具体的には、用紙7はこのガイド板27により案内され、プラテンローラ17の下面側から、プラテンローラ17とペーパーガイド18との間に送られる。そして、用紙7は、プラテンローラ17の外周面とペーパーガイド18の摺接面18aとの間を摺接しつつ、プラテンローラ17の回転駆動を受けて、搬送方向を180度反転される。このようにして、用紙7は印字される面を上側に向けながらプラテンローラ17の上面側に至る。
プラテンローラ17の上面側に位置するサーマルヘッド16は、発熱体部16aを有している。サーマルヘッド16は回動軸16bにより回動可能に支持され、発熱体部16aはプラテンローラ17の上面に接離可能とされている。
ここで、サーマルヘッド16が回動自在に構成されているのは、プラテンローラ17とペーパーガイド18との間で用紙7が詰まった場合に、ジャム紙除去作業を可能とするためである。
サーマルヘッド16には捩りコイルバネタイプのスプリング28の一端が係止されている。スプリング28は、サーマルヘッド16に設けられた発熱体部16aがプラテンローラ17上面に当接する方向に、サーマルヘッド16を常時付勢している。
用紙7は、印字される面を上側に向けながらプラテンローラ17により搬送され、印字面にサーマルヘッド16の発熱体部16aが接触し、その接触箇所において印字がなされる。
サーマルヘッド16はラインヘッド型とされ、搬送されてくる感熱タイプの用紙7に対し、用紙7の搬送方向と直交する方向に、任意の文字列や画像を印刷することができる。サーマルヘッド16の印刷可能な幅は、用紙7の幅にほぼ等しく設定されている。
本実施形態では、用紙7は、感熱発色性を有するものが使用されている。これは、サーマルヘッド16の加熱により発色する発色層を受像層としてその一側の面に形成したものである。
排紙ガイド面14cが、プラテンローラ17の用紙送り出し方向に対して傾斜して分離ブロック14に形成されている。
用紙7は、サーマルヘッド16の発熱体部16aにより印字がなされた後に、排紙ガイド面14cにより案内される。用紙7は、図1の二点鎖線に示すように、本体ケース2の上カバー5と蓋体10との間の隙間から、蓋体10の上側へ排紙される。
〔パッケージ材の構成〕
次に、本実施形態において、プリンタ1にセットされるパッケージ材8について説明する。
図6はパッケージ材8の斜視図である。図7はパッケージ材8の表面側の展開図である。
パッケージ材8は図6に示すように、カットシート状の用紙7が積層収納された状態でその外部から長尺状の帯状部材40によって束ねられている。
用紙7は、例えばA6〜A7サイズ程度の小サイズのものが用いられ、50枚程度がパッケージ材8に収納される。
帯状部材40は、パッケージ材8を用紙搬送方向に直交する方向に巻いて束ねている。帯状部材40は、例えば、用紙7の用紙搬送方向に沿う寸法に対して、1/5〜1/2の幅を有するものが用いられる。
パッケージ材8は図6及び図7に示すように、用紙7とほぼ同一形状(長方形)を有する上板41と、上板41に連結する側板A42と、側板A42に連結する底板43と、底板43に連結する側板B44とから構成されている。具体的には、上板41の用紙搬送方向(矢印K方向)に直交する縁部45、46のうち、上流側の縁部45に側板A42が連結し、底板43が、側板A42の上板41に連結する縁部45と対向する縁部47に連結している。
また底板43はほぼ矩形状に形成されているが、強調して表現すると大小2つの矩形があり、大きい矩形の上に小さい矩形が乗った凸の字状を呈する。小さい矩形は、底板43の用紙搬送方向(矢印J方向)の下流側にあって、小さい矩形の用紙搬送方向における長さは底板43の用紙搬送方向における全長の約1/4の長さである。一方、大きい矩形は、底板43の用紙搬送方向(矢印J方向)の上流側にあって、大きい矩形の用紙搬送方向における長さは底板43の用紙搬送方向における全長の約3/4の長さである。小さい矩形と大きい矩形の用紙搬送方向に直交する方向の長さは、小さい矩形が大きい矩形より若干狭く形成されている。以後、底板43の用紙搬送方向(矢印J方向)下流側の小さい方の矩形領域を底板幅狭部48、底板43の用紙搬送方向(矢印J方向)上流側の大きい方の矩形領域を底板幅広部49と称することにする。
底板幅広部49の用紙搬送方向に沿う方向の縁部の内、パッケージ材8の用紙搬送方向に向かって左側(図7紙面右側)の縁部50に側板B44が連結している。側板B44の用紙搬送方向(矢印J方向)に直交する縁部の内、下流側の縁部51は用紙搬送時に後述するようにガイド部材20に当接する。パッケージ材8は、上板41、側板A42、底板43、側板B44がそれぞれ一体的に形成されることにより構成されている。
図10はパッケージ材8の裏面側の展開図であり、パッケージ材8を折り曲げる前の状態が示されている。図6に示されるパッケージ材8は、図10に示される平板状の厚紙材を、側板B44を立てるように折り曲げた後、上板41、側板A42、底板43をコの字形状に折り曲げたものである。
パッケージ材8は、幅方向において、用紙7の幅寸法とほぼ同一の寸法D1を有するように構成されている。詳細は後述する。
また、パッケージ材8には、スジ入れ等の折り目加工が施されている。折り目60は、パッケージ材8を構成している上板41と側板A42、側板A42と底板43、底板43と側板B44の各境界にそれぞれ形成されている。
本実施形態におけるパッケージ材8の上板41は、用紙搬送方向の寸法D2が、用紙収納部6の内壁3aと内壁14a間の寸法D3(図4参照)とほぼ同一となるように構成されている。この構成で、パッケージ材8を用紙収納部6に装着した際、上板41の用紙搬送方向の上流側の縁部45と下流側の縁部46とが、図4に示されるように、それぞれ内壁3a、14aに当接する。パッケージ材8は、縁部45と縁部46とが内壁3a、14aに当接することで、用紙搬送方向に対して位置決めされる。詳細は後述する。
一方、パッケージ材8の底板43は、ピックアップローラ13の侵入を可能とするために用紙搬送方向に対して、上板41より短くなるように前記逃げ部43Aが形成されてい
る。底板43は、逃げ部43Aによってピックアップローラ13が侵入するために必要とされる最小限の寸法だけは上板41に対して短く構成される。パッケージ材8が用紙7を保護する機能が、底板43の寸法を必要以上に短くすることによって、損なわれてしまうからである。
底板43は、図6及び図7に示すように、用紙搬送方向上流側の一隅であって、用紙7と接する面とは反対側の面に、識別マーク64を有している。識別マーク64は印刷等の公知の方法で付されている。この識別マーク64は、パッケージ材8を用紙収納部6にセットしたときに、反射型センサ23の読取領域に位置するように構成されている。
識別マーク64は4つの矩形状のビット表示部64a〜64dにより構成されている。本実施形態においては、4つのビット表示部のうち1〜3箇所が黒く着色される一方、残りの箇所は着色されず、パッケージ材8の下地の色(白)が残されている。具体的には、表示部64a・64c・64dが黒く着色され、残りの表示部64bは着色されず白とされている。
上記の白黒のパターンは、パッケージ材8の内部に収納される用紙7の種類に応じて、予め定められている。図7に示すように、パッケージ材8における上板41の表面には、パッケージ材の種類を表すカセット種別表示部65が備わっている。カセット種別表示部65は文字等が印刷されており、ユーザが読んでパッケージ材の種類を判断する。本実施形態においては、“C−11L”との文字が印刷されている。カセット種別表示部65の位置は、前述した通りプリンタ1にパッケージ材8を装着した際に、プリンタ1の蓋体10に設けられた窓部11に対応した領域の中にあり、カセット種別表示部65は窓部11を通して目視により確認ができる。パッケージ材8における上板41上には、同じ窓部11に対応した領域の中に、さらに上穿設孔66が設けられている。
上穿設孔66は、直径6mm程度の円である。これにより、プリンタ1にパッケージ材8を装着した状態で、プリンタ1の蓋体10に設けられた窓部11を通してパッケージ材8の上穿設孔66を覗くことができる。また、この上穿設孔66のある上板41に向かい合う底板43には上穿設孔66に向かい合う位置に下穿設孔67が設けられている。
下穿設孔67は、上穿設孔66と同程度の直径の円である。ユーザが上穿設孔66からパッケージ材8内を覗くと、覗いたユーザは用紙7が収納された状態のパッケージ材8においては用紙7を見ることになるが、用紙7が収納されていない状態のパッケージ材8においては下穿設孔67を見ることになる。プリンタ1に装着されたパッケージ材8に用紙7が収納されていない場合には、下穿設孔67を通してさらにプリンタ1の用紙収納部6の底壁3dまでが視認できる。本実施の形態では、用紙7は白無地であり、用紙収納部6の底壁3d表面は黒無地であるので、ユーザが窓部11から上穿設孔66を通してパッケージ材8の内部を覗いた時も、色により用紙の有無が容易に確認できる。
本実施の形態においては、用紙7と用紙収納部6の底壁3d表面とは色で区別できたが、用紙7と用紙収納部6の底壁3d表面とが同じ色であれば、用紙収納部6の底壁3d表面の下穿設孔67に対応する位置に所定のマークを付したり、底壁3dの表面全体に模様を付けたり、用紙7に罫線や網目模様等を付したりしてもよい。また、下穿設孔67は無くてもよい。その場合は、用紙7とパッケージ材8の裏側とが異なる色であることで用紙の有無が容易に確認できる。但し、この場合もそれに限らず、パッケージ材8の裏側であって上板41の上穿設孔66に対向する底板43上の位置に所定のマークを付したり、底板43の裏側全体に模様を付けたり、用紙7に罫線や網目模様等を付したりしてもよい。
尚、上穿設孔66の直径が6mm程度というのは、窓部11の狭い方の幅と同程度とい
うことである。上穿設孔66及び下穿設孔67の大きさ(サイズ)はこれより大きくとも構わないが、その部分から用紙7が露出することになり、用紙が日に焼けたり、劣化したりするのでそれとのバランスを考慮することが望ましい。
また、上穿設孔66と下穿設孔67は同じ大きさ(サイズ)でなくともよい。図8と図9は、何れも上から用紙7が収納されていない状態(空)のパッケージ材8の上穿設孔66辺りを見た時の模式図であるが、図8では上穿設孔66と下穿設孔67の大きさは等しく、図9では上穿設孔66より下穿設孔67が一回り大きい場合が表現されている。また、何れも上板41と底板43とが水平方向に互いに若干ずれている場合である。そのため、上穿設孔66と下穿設孔67とが重なり合う部分の大きさ、即ち、仮に用紙7が収納されていない状態のパッケージ材8がプリンタ1に装着されている場合に上穿設孔66と下穿設孔67とを通して視認できる用紙収納部6の底壁3dの面積は、図8に示す場合に比べ図9に示す場合の方が大きい。つまり、パッケージ材8内の用紙7の有無を、用紙7の色と底壁3d表面の色の違いで判断する場合には、図9に示す場合の方が有利である。
上穿設孔66と下穿設孔67とは、楕円、六角形、四角等、円でなくともよいし、互いに相似形でなくともよい。
再び図7の説明に戻る。図7に示すように、パッケージ材8上には、識別マーク64やカセット種別表示部65他、各種情報が印刷されている。そして印刷した各種情報が擦れて掠れないように印刷の上からニスを塗って被覆している。特に、識別マーク64は機械(反射型センサ23)で読み込み、機械が正しく読み込めないとプリンタ1が誤動作することになるので、識別マーク64をニスで被覆することは重要である。パッケージ材8の表面には、ユーザが目で見て読み取る情報を含め至る所に印刷が施されているため、工場でパッケージ材8を生産する時は、印刷されている部分が個別に設定されてニスにより被覆されるのではなく、パッケージ材8の表面全体がニスにより被覆されることが多い。本実施の形態のパッケージ材8においてもその方法が取られるが、側板A42の表面と底板43の底板幅狭部48の表面はニスで被覆しない。
この側板A42の表面をニスで被覆しない理由は、パッケージ材8を作成した後でパッケージ材8を管理するためにロット番号を印刷する際に、側板A42の表面がニスで被覆されていると印刷できないからである。
底板43の底板幅狭部48の表面をニスで被覆しない理由は後述するが、概略以下の通りである。前述の従来技術に示すパッケージ材の場合、先ず用紙が収納されていないパッケージがプリンタに装着された状態で紙送りの動作をすると、稀にピックアップローラが底板の底板幅狭部の表面上を空回りすることがあった。そうした場合、底板の底板幅狭部がニスで被覆されていると、ピックアップローラの表面にそのニスが絡み付く。プリンタに装着され用紙を使い切ったために用紙が収納されていない状態(空)のパッケージ材を新品のパッケージ材に交換してプリンタに印刷させても、ピックアップローラの表面に付着したニスのため、用紙分離性能が低下して用紙の分離が正常に行えないと共に用紙の搬送が正常に行えず印字品質が低下する。そのため、本実施形態のパッケージ材8では、予め底板43の底板幅狭部48の表面をニスで被覆しないことにした。
〔パッケージ材の組み立て作業〕
パッケージ材8を組み立てる作業について図10〜図13を参照して説明する。
図10に示す状態のパッケージ材8は、先ず図11に示すように、側板B44が底板43に対して折り目63に沿って垂直に折り曲げられる。次に図12に示すように、側板A42が底板43に対して折り目62に沿って垂直に折り曲げられる。そして、上板41が
側板A42に対して折り目61に沿って垂直に折り曲げられる。その結果、上板41と底板43とが対向するように位置し、コの字の形状が形成される。
次に、積層された状態の用紙7が、パッケージ材8の底板43と上板41との間に挟み込まれて収納される。
用紙7をパッケージ材8に収納する際には、用紙7の印字される面が底板43側を向くように、予めその向きが定められる。これは、後にパッケージ材8をプリンタ1に装着し、用紙7がプリンタ1の印刷機構部15に搬送されるときに、サーマルヘッド16側に用紙7の印字される面が向くようにするためである。
最後に、図13に示すように、帯状部材40が、用紙7を挟み込んだ状態でパッケージ材8の外側を用紙搬送方向と直交する向きに巻いて束ねられる。尚、図13に示すパッケージ材8は、図6に示すパッケージ材8の上下を逆さにした様子を示す斜視図である。
このようにして、パッケージ材8が比較的容易な作業で組み立てられる。
本実施形態においては、上記のパッケージ材8の組み立て(製造)作業はメーカ側で行い、プリンタ1を使用するユーザは、図6に示す状態で販売されているパッケージ材8を購入し、プリンタ1に装着して使用することになる。
〔パッケージ材のプリンタへの装着作業〕
まず、パッケージ材8の外側に巻いて束ねられた帯状部材40が取り外される。
次に、パッケージ材8は、図14に示すように、底板43側を下にして、プリンタ1の用紙収納部6に装着される。
この結果、パッケージ材8内で積層状態で収納されている用紙7のうちで、最下層の用紙7のパッケージ材8から露出されている部分が、ピックアップローラ13の上面に接触する。従って、ピックアップローラ13を回転駆動させることにより、用紙7を繰り出して搬送できることになる。
ここで、プリンタ1の蓋体10は、用紙搬送方向下流側において、開閉するように構成されている。このように構成されるプリンタ1に対してパッケージ材8を装着する際には、通常、図14に示されるように、パッケージ材8は、用紙搬送方向上流側に位置する先頭部分を、下側に傾けて装着される。
本実施形態におけるパッケージ材8においては、パッケージ材8の側板A42が用紙搬送方向上流側に配置されることから、用紙7の収納状態が側板A42により維持される。よって、パッケージ材8が用紙収納部6に装着される際、収納されていた用紙7がユーザの不注意によってパッケージ材8から滑り落ちて散乱してしまうことはない。さらに、パッケージ材8を傾けることによって、用紙7の縁部が側板A42に当接し、積層状態の用紙7をパッケージ材8の所定の位置に揃えることができるため、紙ジャム等を未然に防ぐことができる。
図15には、パッケージ材8を用紙収納部6に完全に収納した状態が示されている。このとき、用紙収納部6に設けたガイド部材20は、図中の太線の矢印方向に回動して、アーム22が用紙7のサイド側の縁部を押動する。
図16には、ガイド部材20のアーム22が用紙7に接触して押動する様子が、拡大し
て示されている。また、図17は、図16におけるXII−XII線に沿う断面図である。
ここで、パッケージ材8の幅方向の寸法D1(図10参照)は、用紙7の幅寸法に対して、ほぼ同一の寸法となるように構成されている。また、上板41の用紙搬送方向下流側の幅方向の寸法はそれよりも若干狭く構成されており、用紙7の幅寸法よりも少し狭い。このため、上板41の用紙搬送方向下流側において用紙7のサイド側の縁部を押動するガイド部材20は、用紙7の外面を覆うパッケージ材8に邪魔されることなく、用紙7の端縁と当接することができ、用紙7を用紙収納部6の他方の内壁3cに揃えることができる。
また、図16に示すように、側板B44の用紙搬送方向下流側の縁部51は、側板B44が用紙搬送方向下流側に移動しようとするとガイド部材20の端面22aに当接する。それにより側板B44に連結している底板43の用紙搬送方向下流側への移動が規制される。尚、パッケージ材8は、プリンタ1に収納される際に、既に側板B44の縁部51がガイド部材20の端面22aに当接するように構成されていてもよい。
パッケージ材8を用紙収納部6内に装着した後に蓋体10を閉じた状態が図4および図5に示されている。このとき、上板41は、用紙7をピックアップローラ13に押し当てるための押圧板24と、用紙7との間に位置する。
用紙7はパッケージ材8内に収納されたままプリンタ1にセットされ、用紙7が一枚ずつ繰り出されて無くなったときは、残ったパッケージ材8はプリンタ1から取り出されて廃棄されることになる。
その後、用紙7は、新しいパッケージ材8に覆われて用紙収納部6に収納されるため、プリンタ1で多くの枚数を印刷したとしても、ピックアップローラ13や分離ブロック14の用紙分離性能が低下しない点で有用である。
ここで、用紙7が押圧板24に上板41を介さず直接接触する構成とした場合を考えてみる。この構成においては、プリンタ1の継続使用により押圧板24が摩耗して用紙7との間の摩擦力が低下し、分離作用が低下して用紙7を複数枚同時に送ってしまう現象(重送)が発生し易くなる。本実施形態の構成では、用紙7が直接接触するのは上板41であり、上板41は用紙7を所定の枚数使い切る毎にパッケージ材8ごと新しいものに交換されることになる。よって、長年の使用により上板41と用紙7との間の摩擦力が低下してしまうことがなく、常に良好な分離作用が維持されて重送などの用紙搬送トラブルが防止されるのである。
〔パッケージ材をプリンタ内で位置決めする方法〕
次に、パッケージ材8に設けられた識別マーク64をプリンタ1側の反射型センサ23で読み取らせるために、パッケージ材8をプリンタ1内で位置決めする方法について説明する。
パッケージ材8の幅方向においては、前述したように、パッケージ材8の幅方向における寸法D1(図10参照)が、用紙7の幅方向の寸法とほぼ同一となるように構成されている。このため、用紙7はプリンタ1の内壁3bに設けられたガイド部材20によって、他方の内壁3cに押動されるとともに、パッケージ材8も押動されて、用紙収納部6内で位置決めされる。
一方、パッケージ材8の長手方向、すなわち用紙搬送方向においては、パッケージ材8
の上板41の用紙搬送方向における寸法D2(図10参照)が、用紙収納部6の内壁3aと内壁14aとの間の寸法D3(図4参照)とほぼ同一となるように構成されている。このため、上板41の用紙搬送方向上流側及び下流側の縁部45、46が共に、用紙収納部6の内壁3a及び14aにそれぞれ当接する(対策Aと称する)。また、底板43は、底板43に連結する側板B44がその用紙搬送方向下流側の縁部51において、用紙搬送時プリンタ1の有するガイド部材20のアーム22の端面22aに当接することで用紙搬送方向下流側への移動が規制される(対策Bと称する)。それらの働きにより、パッケージ材8の用紙収納部6内での位置決めがなされる。
このパッケージ材8の幅方向及び用紙搬送方向の位置決めによって、前述の識別マーク64の4つのビット表示部64a〜64dが、4つの反射型センサ23a〜23dの読取領域に位置することになる。よって、反射型センサ23は、ビット表示部64a〜64dの白黒のパターンを確実に読み取ることで、用紙7の種類を判別することができる。
一方、用紙搬送時に、ピックアップローラ13に接触する最下層の用紙7に搬送力が加えられるときパッケージ材8が、最下層の用紙7と底板43との間に生じる摩擦力によって、用紙搬送方向に力を受けることが問題となる。
本実施形態においては、上板41は、用紙搬送時においても、用紙搬送方向下流側の縁部46が、用紙収納部6の内壁14aに当接することで、ピックアップローラ13による搬送力に抗して、パッケージ材8の移動を規制することができる。このため、図18に示されるように、上板41に連結する側板A42及び底板43が用紙搬送方向に若干ずれることはあっても、プリンタ1のセンサ23によって読み取ることができる範囲内に、パッケージ材8の識別マーク64を位置させることができるのである。
尚、前述の従来技術に示すパッケージ材の場合は、パッケージ材の用紙搬送方向に対する位置決めのために、上板を位置決めする対策(対策A)がなされているのみで、本発明の底板の位置決めをする対策(対策B)がなされていなかった。その場合、用紙がないパッケージ材がプリンタに装着された状態で紙送りの動作をすると、上板が、用紙がなくなったために付勢バネにより付勢された押圧板に押され、さらに、用紙がないため直接ピックアップローラが上板に当接してしまう。
これらの原因により、稀にピックアップローラが摩擦によって用紙を搬送する代わりに上板自体を搬送してしまうことがあった。そして、上板の移動に合わせて底板もピックアップローラに引きつけられ、用紙搬送路、例えば、ピックアップローラと分離ブロックの間、もしくは、もっと奥のプラテンローラとペーパーガイドの間にまで上板と底板が重ね合わさった状態で嵌り込み、ピックアップローラは底板の底板幅狭部の表面上を空回りすることがあった。
その結果、底板の表面に被覆されていたニスがピックアップローラに付着し、ピックアップローラの用紙分離性能を低下させると共に、引き込まれたパッケージ材を取り出す時に必要以上の逆転トルクをプラテン駆動部(図示せず)に与えることになり耐久性に影響を及ぼすことが考えられた。
しかしながら、本実施形態のパッケージ材8では、上板41を位置決めする対策(対策A)に加え、底板43の位置決めをする対策(対策B)を行うことで、仮に上板41がピックアップローラ13により搬送されそうになっても、側板B44がガイド部材20に規制されることで底板43は搬送されず、上述の従来技術のようにパッケージ材がプリンタ1の用紙搬送路に詰まることはない。この場合、側板B44は、底板43に対して折り目を付けて折れ曲げてあることが望ましい。それにより、側板B44の剛性が上がりピック
アップローラ13の搬送力に抗してパッケージ材8の動きを一層規制できる。
尚、パッケージ材8がピックアップローラ13の搬送力に抗し、底板43の識別マーク64が、センサ23上で位置決めされ、読み取りが行われるためには、上板41の用紙搬送方向の寸法D2と、プリンタ1の用紙収納部6の内壁3aと内壁14aとの間の寸法D3との寸法差が1.0mm以内の許容範囲である必要がある。パッケージ材8に識別マーク64を印刷する際の印刷誤差等を考慮に入れた場合、寸法差1.0mmは、センサ23が識別マーク64を読み取り得る限界値である。
本実施形態のパッケージ材8では、底板43に連結され、積層された用紙7の側面のうち用紙搬送方向に沿う一側面を覆う側板B44を備え、側板B44の用紙搬送方向下流側の縁部が用紙7の搬送時プリンタ1に設けられたガイド部材20の端面22aに対し当接されることにより、用紙搬送方向において位置決めされるように構成した。これにより、プリンタ1が紙送りの動作を行い、パッケージ材8自体に搬送方向に移動する力が働いてもパッケージ材8は移動することがない。
即ち、本実施形態のパッケージ材8では、用紙7の収納の有無に関わりなくパッケージ材8がプリンタ1に装着された状態においてプリンタ1が紙送りの動作を行っても、用紙搬送路に詰まることのないパッケージ材8を提供できる。
また、本実施形態のパッケージ材8では、底板43は上板41よりも用紙搬送方向において短く構成されており、底板43には逃げ部43Aが形成されている。これにより、パッケージ材8に特別な構成を設けたり、プリンタ1に特別な機構を設けたりすることなく、用紙7を繰り出すことが可能なパッケージ材8を簡易に構成できる。
また、本実施形態のパッケージ材8では、上板41はプリンタ1の用紙収納部6の蓋体10に設けられた窓部11に対向する位置に上穿設孔66を備えており、窓部11及び上穿設孔66を通して積層された用紙7を目視できるように構成されている。これにより、プリンタ1の蓋体10を閉じた状態で、プリンタ1の用紙収納部6に装着されたパッケージ材8内部の用紙7の有無を容易に確認できる。また、無駄に印刷指示を出すことも減らすことができる。
また、本実施形態のパッケージ材8では、積層された用紙7の色がプリンタ1における用紙収納部6の底壁3dの色と異なり、上板41の上穿設孔66に対向する底板43上の位置に下穿設孔67を備えるように構成されている。それにより、ユーザは上穿設孔66を通して見た時、用紙収納部6の底面或いは、積層された用紙7の色を確認できるため、用紙7の有る時と無い時との違いをはっきり識別できる。
また、本実施形態のパッケージ材8では、下穿設孔67のサイズが上穿設孔66のサイズより大きく設定されている。それにより、パッケージ材8が歪み上板41と底板43の水平方向の相対位置がずれても、上穿設孔66を通して下穿設孔67を確認できるため、用紙7の有る時と無い時との違いを一層はっきり識別できる。
また、万が一、パッケージ材8がプリンタ1に詰まってしまっても被害を最小限に抑えるために、本実施形態では、ピックアップローラ13(給紙ローラ)が底板43の用紙収納部6に対向する面においてピックアップローラ13(給紙ローラ)の侵入する位置の周辺の用紙搬送方向の上流側の領域に相当する底板幅狭部48表面をニスで被覆しないようにすることで、ピックアップローラ13(給紙ローラ)の表面にニスが付着してピックアップローラ13(給紙ローラ)の用紙分離性能が低下しないようになっている。
また、本実施形態のパッケージ材8では、用紙搬送方向の上流側の位置において積層された用紙7における用紙搬送方向と交差する方向の一側面を覆う側板A42を備えるように構成されている。それにより、プリンタ1の用紙収納部6に装着される前のパッケージ材8において、用紙7が整然と収納されているので、プリンタ1の用紙収納部6に容易、かつ確実に装着できる。
また、本実施形態のパッケージ材8では、上板41、側板A42、側板B44及び底板43は一体的に形成されている。それにより、上板41、側板A42、側板B44及び底板43を別々に形成した後、各々を繋ぎ合わせて構成する場合に比べ、強度を上げることができる。
〔変形例〕
以上に、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば、パッケージ材8に帯状部材40を用いたが、組み立てた形状を十分に維持できれば帯状部材40を省くことができ、その分の製造コストを削減することができる。
用紙7の構成は、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層して受像層としたもの(感熱穿孔性を有するもの)を用いるようにしても構わない。また、用紙7は、感熱紙のみならず、熱転写方式やそれ以外の用紙とすることも可能である。
また、パッケージ材8は、上板41、側板A42、側板B44、底板43を別々に形成した後に、それぞれを繋ぎ合わせて一つのものとしてもよい。
パッケージ8の底板43の構成は、ピックアップローラ13の侵入が可能であり、用紙7の搬送が可能な構成であれば、用紙搬送方向において上板41とほぼ同一の寸法であってもよい。例えば、底板43にピックアップローラ13の侵入可能な穿設孔が備えてあればよい。この場合、この穿設孔における用紙搬送方向に直交する方向の長さはピックアップローラ13の軸方向の長さと同じかそれより長いことが必要であるが、この穿設孔における用紙搬送方向の長さは、ピックアップローラ13の用紙搬送方向の長さと同じかそれより短くともよい。
この穿設孔における用紙搬送方向の長さがピックアップローラ13の用紙搬送方向の長さよりも短くともよいのは、ピックアップローラ13の表面が用紙7に圧接できればよいだけなので、必ずしもピックアップローラ13の全体がこの穿設孔を通してパッケージ材8の内部に侵入する必要はないからである。この穿設孔における用紙搬送方向の長さがピックアップローラ13の用紙搬送方向の長さよりも長くてもよいことは勿論である。尚、この穿設孔が逃げ部に相当する。
パッケージ材8の底板43に設けられた識別マーク64の構成は、印刷で付した矩形のビット表示の白黒パターンに限ることはない。識別マーク64の構成は、例えば、パッケージ材8の適宜の個所に孔を形成して、その孔の有無のパターンで情報を表示するような構成であってもよい。また、識別マーク64は、用紙7の種類を表示するだけでなくその他の情報を表示するものであってもよい。即ち何らかの情報が、プリンタ側のセンサによって認識されるように表示してあればよい。
プリンタ1の構成は、サーマルヘッド16による印刷に代えて別の手段を用いてもよい。例えば、プリンタが多少大型となってもよければ、インクジェット等の印刷手段を採用してもよい。
プリンタ1のセンサ部23の構成としても、反射型センサ23に限らず、接触・非接触にかかわらず、適宜の方法が採用され得る。
側板B44は、底板43の底板幅広部49の用紙搬送方向に沿った一方の縁部の全域と境界を共にしていなくともよい。側板B44に関し、用紙搬送方向下流側の縁部51の位置は本実施の形態と共通とし、用紙搬送方向上流側の縁部の位置をより用紙搬送方向下流側としてもよい。例として、図19に示すような本実施の形態における側板B44(図7参照)の用紙搬送方向に対する長さの約1/3を有する側板B70や、図20に示すような本実施の形態における側板B44(図7参照)の用紙搬送方向に対する長さの約1/8〜1/7を有する側板B71でもよい。用紙搬送方向下流側の縁部51の形状は用紙搬送方向に直交する直線であることが望ましいが、側板B44の全体形状は矩形状、扇形等、特に限定されない。プリンタ1のガイド部材20の位置によっては、用紙搬送方向下流側の縁部51と同様に、用紙搬送方向上流側の縁部の位置が変わってもよい。
本実施の形態のプリンタ1ではガイド部材20は用紙搬送方向に向かって左側の内壁3bに穿たれた凹部19に設けられているが、用紙搬送方向に向かって右側の内壁3cに穿たれた凹部に設けられてもよい。その場合は、側板B44は、パッケージ材8の用紙搬送方向に向かって右側に設けられることになる。プリンタ1のガイド部材20が用紙搬送方向に向かって左側の内壁3bに穿たれた凹部19、及び、用紙搬送方向に向かって右側の内壁3cに穿たれた凹部にそれぞれある時は、側板B44も、パッケージ材8の用紙搬送方向に向かって左右両側に設けられてもよいし、どちらか一方だけでもよい。
側板B44は、底板43に連結されているが、上板41に連結していてもよい。側板B44は、上板41と底板43の両方に連結していてもよい。底板43の縁部の内、側板B44の連結している縁部には、側板B44とは別に他の側板が設けられていてもよい。側板B44は、内部に穿設孔が設けられ、その穿設孔にガイド部材20が侵入するように構成されてもよい。
本実施の形態では、底板43の底板幅狭部48の表側全域がニスで被覆されないことになっているが、底板幅狭部48の用紙搬送方向に直交する方向の長さは、ピックアップローラ13の軸方向の長さより長い。そのため、底板43の底板幅狭部48の表側においてピックアップローラ13を用紙搬送方向に平行移動させた時にピックアップローラが通る領域のみがニスで被覆されないようにしてもよい。その場合、プリンタ1にパッケージ材8が装着された時、ピックアップローラ13の軸方向の中心と底板幅狭部48の用紙搬送方向に直交する方向の中心とは一致しているので、底板43の底板幅狭部48の表面には、前述の領域の用紙搬送方向に向かって左右両側にニスで被覆された領域が設けられることになる。
パッケージ材8の構成は、図21に示すように、側板72が、用紙7の縁部のうち用紙搬送方向に延びる一側の縁部を覆う構成であってもよい。この構成における側板72は、前述の実施形態における側板A42と側板B44とを兼ねていると見なすことができる。図22は、パッケージ材8の裏面側から見た展開図である。図21のパッケージ材8は、図22のパッケージ材8の底板43を図中の網掛けを施した矢印方向に折り曲げることによって形成することができる。
側板72が、用紙7の縁部のうち用紙搬送方向に延びる一側の縁部を覆うように構成されることによって、用紙搬送時に生じる上板41と底板43とのズレを効果的に抑制することができる。つまり、上板41と底板43とのズレが少なくなることによって、識別マーク64が反射型センサ23上により確実に位置することとなる。
本実施形態のパッケージ材8では、上板41、側板72及び底板43は一体的に形成されている。それにより、上板41、側板72及び底板43を別々に形成した後、各々を繋ぎ合わせて構成する場合に比べ、強度を上げることができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタ1の外観斜視図である。 図1のプリンタ1の側面断面図である。 図1のプリンタ1において、蓋体10を一部破断して開いた状態を示した斜視図である。 図1に示されるプリンタ1の用紙収納部6に、パッケージ材8を収納した状態を示す側面断面図である。 図1のプリンタ1の用紙分離部12及び印刷機構部15の詳細を示した断面拡大図である。 図1のプリンタ1に装着されるパッケージ材8の斜視図である。 図6のパッケージ材8を表面側から見た展開図である。 用紙7が収納されていない状態のパッケージ材8の上穿設孔66辺りを上から見た時の模式図である 用紙7が収納されていない状態のパッケージ材8の上穿設孔66辺りを上から見た時の模式図である 図6のパッケージ材8を裏面側から見た展開図である。 図6に示されるパッケージ材8を組み立てる様子を示した斜視図である。 図6に示されるパッケージ材8を組み立てる様子を示した斜視図である。 図6に示されるパッケージ材8を、上下逆さにした様子を示す斜視図である。 帯状部材40を取り除いた後のパッケージ材8を、プリンタ1に装着する様子を示した側面断面図である。 図14に示されるパッケージ材8が、プリンタ1に収納された様子を示す斜視図である。 プリンタ1のガイド部材20が、用紙7の縁部を押動する様子を示す要部拡大図である。 図16におけるXII−XII断面図である。 プリンタ1に収納されたパッケージ材8から用紙7が搬送される様子を示す側面断面図である。 側板Bの形状の変形例を示すパッケージ材8の表面側から見た展開図である。 側板Bの形状の変形例を示すパッケージ材8の表面側から見た展開図である。 パッケージ材8の側板を、用紙7の縁部のうち用紙搬送方向に延びる一側の縁部を覆う構成とする変形例のパッケージ材8を示す斜視図である。 図21のパッケージ材8の裏面側から見た展開図である。
1 プリンタ
3a 内壁(用紙収納部6の用紙搬送方向上流側の内側面)
6 用紙収納部
7 用紙
8 パッケージ材
13 ピックアップローラ(給紙ローラ)
14a 内壁(用紙収納部6の用紙搬送方向下流側の内側面)
41 上板
42 側板A
43 底板
43A 逃げ部
44 側板B
20 ガイド部材
45 縁部(上板41の用紙搬送方向上流側の縁部)
46 縁部(上板41の用紙搬送方向下流側の縁部)
47 縁部(側板A42の縁部45と対向する縁部)
48 底板幅狭部
51 縁部
64 識別マーク(識別部)
66 上穿設孔
67 下穿設孔

Claims (7)

  1. プリンタの被印字媒体としての用紙を積層状に収納し、プリンタの用紙収納部に装着されるパッケージ材であって、
    前記積層された用紙の底面を覆う底板と、
    前記底板上に載置され、前記積層された用紙の上面を覆う上板と、
    前記底板と上板の少なくとも一方に連結され、前記積層された用紙の側面のうち用紙搬送方向に沿う一側面を覆う第1側板とを備え、
    前記第1側板の用紙搬送方向下流側の縁部が前記用紙の搬送時前記プリンタに設けられた規制部材に対し当接されることにより、前記用紙搬送方向において位置決めされ
    前記底板は、前記プリンタの給紙ローラを侵入可能とさせる逃げ部が形成されていると共にプリンタに設けられたセンサ部で読み取る識別部を有し、
    前記識別部は印刷されたマークをニスで被覆した部位であり、
    前記底板の前記用紙収納部に対向する面において前記給紙ローラの侵入する位置の周辺の用紙搬送方向の上流側の領域はニスで被覆されていないことを特徴とするパッケージ材。
  2. 前記上板はプリンタの用紙収納部の蓋に設けられた窓部に対向する位置に上穿設孔を備えており、
    前記窓部及び前記上穿設孔を通して積層された用紙を目視できることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ材。
  3. 前記積層された用紙の色または模様がプリンタにおける用紙収納部の底面の色または模様と異なり、
    前記上板の上穿設孔に対向する前記底板上の位置に下穿設孔を備えていることを特徴とする請求項2に記載のパッケージ材。
  4. 前記下穿設孔のサイズが前記上穿設孔のサイズより大きく設定されていることを特徴とする請求項3に記載のパッケージ材。
  5. 前記用紙搬送方向の上流側の位置において前記積層された用紙における前記用紙搬送方向と交差する方向の一側面を覆う第2側板を備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のパッケージ材。
  6. 前記上板、第1側板及び底板は一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のパッケージ材。
  7. 前記上板、第1側板、第2側板及び底板は一体的に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のパッケージ材。
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