JP2005289625A - 給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常の搬送媒体と摩擦係数が異なるために搬送路へのフィード(給紙)が困難な被搬送媒体を、的確に給紙できるようにした給紙装置を提供する。
【解決手段】 給紙装置Lは、レバー部材50、押圧部材30、及び両端がそれぞれレバー部材50及び押圧部材30に接続されている弾性部材31を備えている。押圧部材30は回動可能に設けられており、その突出片35に弾性部材31が接続されている。レバー部材50は、図2の通常の位置から右方向にスライドさせることが可能である。レバー部材50の摺動により、弾性部材31は引き伸ばされ、押圧部材30の押圧面はより強く給紙ローラ20の外周面に押圧される。このようにレバー部材50を所定距離だけスライド可能とすることにより、搬送媒体の給紙に適切な押圧力を正確に付与するよう調整することができ、摩擦係数の小さな被搬送媒体でも確実に給紙することが可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、小切手等の被搬送媒体を所定の搬送路に沿って搬送させることにより、搬送路を通過する被搬送媒体を読取り、または通過する被搬送媒体に印刷するデータ読取装置または印刷装置(プリンタ)等において、読取又は印刷す被搬送媒体をを一枚ずつ搬送路内に送り込む(供給する)給紙装置に関する。
従来より、給紙装置として、プリンタ、ファクシミリ、コピー機などに使用される給紙ローラを用いたローラ式の給紙装置が一般的に知られている。
この種のローラ式の給紙装置では、給紙方向の先端部に円筒形の給紙ローラを配置し、用紙の先端近傍を給紙ローラで引き込んで送り出すようにすることが多い。
これは、用紙の先端近傍を保持して送り出した方が、用紙のこし(剛性)に拘わらず、用紙送り動作が安定するからである。また、用紙の先端が摺れるときの摩擦を利用して用紙を一枚ずつ分離する摩擦分離パッドを給紙ローラの下流側に配置する形式の給紙装置の場合、その摩擦分離パッドと給紙ローラを互いに近い関係に配置した方が、複数の用紙の分離性を高める上で有利となるからである。(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−71036号
しかし、給紙ローラを用いるこれらの給紙装置では、一定の押圧力で被搬送媒体を給紙ローラに押圧することにより、被搬送媒体と給紙ローラ間に適度の摩擦力を生じさせて給紙するものである。そのため、被搬送媒体表面の摩擦が小さい場合には、被搬送媒体の表面で給紙ローラが空転し、搬送路に給紙できない場合がある。例えば、紙布等にアルコールを含浸させたクリーニング媒体を搬送して読取ヘッドを通過させることにより、読取ヘッド等のクリーニングを行うことがある。このように布等にアルコールを含浸させると、搬送するクリーニング媒体(被搬送媒体)の表面の摩擦係数が低下し、通常の押圧力では十分な摩擦を生じさせることができず、給紙ローラが空転してしまう場合がある。また、逆に被搬送媒体相互間の摩擦の大きい場合には、被搬送媒体を2枚以上同時に送り出してしまうおそれ(2重送りおそれ)もある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、通常の読取または印刷等の処理の際に搬送する被搬送媒体とは摩擦係数が異なる被搬送媒体を、正常に送り出すことができるようにした給紙装置を提供することを目的とする。
本発明は、被搬送媒体を給紙ローラに押圧する押圧力を被搬送媒体表面の摩擦係数に対応した適度の押圧力となるように、押圧媒体の押圧力を調整可能な手段を設けることにより、上記目的を達成する。
本発明の第1の実施態様にかかる給紙装置は、被搬送媒体を搬送する搬送路に接続されており、被搬送媒体を収容する挿入部と、回転駆動することにより外周面の摩擦により被搬送媒体を搬送路に送りだす給紙ローラと、挿入部の給紙ローラと対向する位置に配置され、被搬送媒体を給紙ローラに押圧する押圧部材と、押圧部材を給紙ローラ方向に付勢する弾性部材と、弾性部材と接続されたレバー部材を備えており、該弾性部材の弾性力をレバー部材の移動量により調整する調整部材とを備えることを特徴とする。
この態様では、調整部材のレバー部材を移動させ、その移動量により弾性部材の弾性力を変化させることにより、押圧部材の押圧力を調整する。レバーの移動量は、操作者が調整可能であるので、被搬送部材に適宜必要な押圧力を与えることが可能となる。
本発明の他の実施態様にかかる給紙装置は、弾性部材の弾性力の調整範囲を一定にするために、調整部材のレバー部材の移動範囲が所定の位置に限定されていることを特徴とする。レバー部材の移動範囲が所定の位置限定される。これにより、レバー部材は、常に所定の位置に移動され、被搬送媒体の種類に応じて一定の押圧力となるよう適切な調整が可能となる。
本発明の他の実施態様にかかる給紙装置は、調整部材が、押圧部材を通常の弾性力で付勢する第1の位置と、押圧部材を第1の位置よりも強い弾性力で付勢する第2の位置に、レバー部材の位置を移動可能であることを特徴とする。この態様では、摩擦係数が小さい所定の被搬送媒体を搬送する場合にのみ、レバー部材を第2の位置に移動させるだけでよい。レバー部材を離すと、レバー部材は第1の位置に自動復帰するような構成とすることが望ましい。
本発明の他の実施態様にかかる給紙装置は、調整部材は、押圧部材を通常の弾性力で付勢する第1の位置と、押圧部材を第1の位置よりも弱い弾性力で付勢する第3の位置に、レバー部材の位置を移動可能であることを特徴とする。この態様では、摩擦係数が大きい所定の被搬送媒体を搬送する場合にのみ、レバー部材を第2の位置に移動させるだけでよい。レバー部材を離すと、レバー部材は第1の位置に自動復帰するような構成とすることが望ましい。
本発明の他の実施態様にかかる給紙装置は、調整部材が、押圧部材を通常の弾性力で付勢する第1の位置と、押圧部材を第1の位置よりも強い弾性力で付勢する第2の位置と、押圧部材を第1の位置よりも弱い弾性力で付勢する第3の位置に、レバー部材の位置を移動可能であることを特徴とする。この態様では、通常の第1位置以外に、強弱2箇所にレバー部材を移動可能である。これにより、摩擦係数が通常より大きい場合、小さい場合の2種類の被搬送媒体の給紙を可能にするレバー部材を離すと、レバー部材は第1の位置に自動復帰するような構成とすることが望ましい。
本発明の他の実施態様にかかる給紙装置は、弾性部材は、コイルバネ部材からなり、コイルバネ部材の一端がレバー部材の一端に固定保持され、コイルバネの他端が押圧部材の一端に保持されており、弾性部材の弾性力により、押圧部材を回動させることにより押圧部材の一部を給紙ローラに押圧することを特徴とする。レバー部材を移動させることにより、コイルバネ部材の引張り力を変化させ、押圧部材に付与する弾性力を変化させるものである。
本発明の他の実施態様にかかる給紙装置は、レバー部材が、コイルバネの一端を保持した状態で所定の範囲を摺動することにより弾性部材の押圧力を調整することを特徴とする。本態様では、レバー部材の直線的な摺動により、コイルバネのような弾性部材を一方向にさらに伸張し、または伸張状態を少し戻す。
本発明の他の実施態様にかかる給紙装置は、レバー部材が、2端間に回動軸を有する回動レバーからなり、該回動レバーの一端にコイルバネを保持しており、該回動レバーの他端を回動させることにより、弾性部材の押圧力を調整することを特徴とする。本態様では、回動レバーの回転運動により、コイルバネのような弾性部材を一方向にさらに伸張し、または伸張状態を少し戻す。
本発明の給紙装置によれば、レバー部材を移動させることにより、押圧部材に付与される弾性力が変化し、押圧部材による給紙ローラへの押圧力を被搬送媒体に応じて変更することが可能となる。これにより、被搬送媒体の摩擦係数に応じた適切な押圧力を付与し、通常押圧力では正確に給紙できない被搬送媒体を、正しく給紙することが可能となる。また、レバー部材の移動位置を固定位置に制限することにより、正確な押圧力を付与することが可能となる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る給紙装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる給紙装置Lを用いたデータ読取装置Mの外観を示す斜視図であり、図2はその搬送路と搬送路に沿って配置された各部のレイアウトを示す平面図である。
図1および図2を参照して説明する。データ読取装置Mは、給紙装置L、データ読取部R、及び印刷装置Pを備えており、これらの各部は搬送路101に沿って配置されている。尚、図2では、説明を簡略化するために、データ読取部(磁気データ読取装置、スキャナ装置等)Rのみを示し、印刷部Pは図示していない。本発明の一実施形態にかかる給紙装置Lは、小切手等の被読取媒体を搬送路101内に一枚ずつ送り出す装置である。
給紙装置Lは、図1に示すように、カバー67により覆われているが、図2では、レバー部材50、弾性部材31、及び突出片35を有する押圧部材30のみを模式的に示している。レバー部材50は、図1の通常ポジションから左方向(図2では右方向)に摺動移動させることが可能である。レバー部材50には、外部から摺動部材50を摺動させるための操作用突起(レバー取手部)51が設けられている。
レバー部材50を図2の右方向に摺動させることにより、弾性部材31は引き伸ばされ、押圧部材30の突出片35は右側方向により強く付勢される。これにより、押圧部材30は図2の時計周り方向に回動するよう付勢され、押圧部材30はより強く給紙ローラ20の外周面に押圧される。給紙ローラ20はローラ軸21を中心に回転可能に支持され
おり、時計方向に回転することにより、小切手等の被搬送媒体を一枚ずつ搬送路101に送り出していく。
図2に示すように、データ読取装置Mには、U字形にレイアウトした第1の搬送経路101の入口部分に本発明の一実施形態の給紙装置Lが配置されており、第1の搬送経路101中に、複数箇所に搬送ローラ102,103,104が配置され、出口部分には排出ローラ105が配置されている。搬送ローラ、排出ローラの数及び配置場所は、例示であり、被搬送媒体の長さ等にあわせて適宜任意の間隔で配置することができる。
さらに、U字形の第1の搬送路101の中間直線部101Aに読取処理部(スキャナ等)110,120等が配置されている。また中間直線部101Aの延長線上には、中間直線部101Aを共用することで直線的な第2の搬送経路112を構成する直線搬送路112Aが接続されている。U字形搬送路101を搬送することができない(折り曲げることができない)クレジットカードや免許証等を、直線搬送路112から挿入することにより、これらのカードから各種データを読取処理部110、120により読取ることも可能である。
例えば、給送装置Lから小切手を送り出すと、立った姿勢のままU字形の搬送経路101に沿って小切手が移動し、途中、読取処理部110,120で小切手上に記録されたデータが読み取られる。また、免許証やIDカード等の剛性の高いカードを読み取る場合は、第2の搬送経路112を使用してカードを移動させることにより、読取処理部110,120でカード上のデータを読み取ることができる。
図3は本発明の一実施形態にかかる給紙装置Lの概略構成を示す平面図であり、図4はその主要部の構成を示す分解斜視図、図5は図3に示した給紙装置Lの側面図、図6乃至図10は図3に示した給紙装置Lの各部の動作を示す説明図である。
本実施形態の給紙装置Lは、図3に示すように、小切手等の被搬送媒体S(以下の説明では「小切手S」と称する)を立姿勢で先端(図中右端)を水平方向(矢印Y1方向)に向けて用紙ホルダ10にセットし、その姿勢のまま水平方向(矢印Y1方向)に送り出すものである。図示略のフレームに取付けられる用紙ホルダ10は、束にした状態の複数枚の小切手Sをセットすることができる挿入部11を形成する一対の側壁12A,12Bと、小切手Sの下端が載る底壁12Cとから構成されている。
この給紙装置Lは、挿入部11にセットされた小切手Sを順次一枚ずつ送り出すための主要構成要素として、給紙ローラ20と、押圧部材30と、摩擦分離パッド40とを備えている。
給紙ローラ20は、用紙ホルダ10の一方の側壁12Aの側に配置され、押圧部材30は、挿入部11を挟んで他方の側壁12Bの側に配置されている。摩擦分離パッド40は、押圧部材30よりも小切手Sの給紙方向(矢印Y1方向)における下流側に配置されている。
給紙ローラ20は、図示略のフレームに回転自在に支持されたローラ軸21に固定され、図示略のモータ(駆動手段)によって矢印Y2方向に回転駆動させられることで、自身の外周面で小切手Sを下流の用紙搬送経路に給紙するものである。ローラ軸21は、給紙ローラ20を給紙方向に回転させるため、給紙方向と垂直な向き(図示例では鉛直方向)に配置されている。
この給紙ローラ20は、外周面が円弧部23及び弦部24を有する扇形状に形成されている。円弧部23の外周面は給紙ローラ20の回転中心軸Oと同心の仮想円筒面(図示略)上に位置する円弧面とされ、弦部24の外周面は仮想円筒面より内側に引っ込んだ緩やかな曲面とされている。
更に、給紙ローラ20の外周面が、ゴム等の高摩擦部材でライニングされている。そして、給紙ローラ20は、図5に示すように、用紙ホルダ10の一方の側壁12Aに形成した開口13を介して、回転する円弧部23が、挿入部11の内側の空間に突き出るように設けられている。
押圧部材(ホッパとも呼ばれる)30は、図3に示すように、挿入部11を挟んで給紙ローラ20の外周面と対向する位置に配置されている。また、押圧部材30は、用紙ホルダ10の他方の側壁12Bに設けた開口部62(図11参照)内に側壁12Bと略平行に配置されており、給紙方向上流側(図中左端側)に位置する基端部32がフレームに固定された支軸33に回動可能に支持されている。これにより、給紙ローラ20の回転中心軸Oと平行な該支軸33を中心に自由端側が揺動できるようになっている。
押圧部材30には突出片35が設けられ、その端部36には、弾性付勢部材31(本実施例では、引張りコイルバネ)の一端が取り付けられている。また、弾性付勢部材31の他端は、レバー部材50の一端に取り付けられている。これにより、押圧部材30は給紙ローラ20の方に付勢され、小切手Sは、押圧部材30により給紙ローラ20の外周面に対して押圧される。一方、レバー部材50は矢印方向に移動可能に構成されている。従って、レバー部材を移動させることにより、その移動量に応じて弾性部材31の弾性力(付勢する力)を調整することが可能である。
押圧部材30の小切手Sに当接する部分は、他の部分よりも給紙ローラ20側に突出しており、そこがコルクシート等の高摩擦材を設けた押圧面34となっている。この押圧面34の上側及び基端部32側は、挿入部11に小切手Sを落とし込む際に支障とならないような傾斜面で構成されている。
摩擦分離パッド40は、給紙ローラ20と押圧部材30に挟まれながら送り出される小切手Sの先端がパッド面41に摺接することで、挿入部11内に重ねた状態でセットされた複数枚の小切手Sを一枚ずつ分離するものである。
この摩擦分離パッド40は、押圧部材30の自由端近傍に配置された支軸42を中心に回動自在に支持されており、ねじりコイルバネ43によって、回動先端が小切手Sの後端方向に弾性付勢されている。
そのため、摩擦分離パッド40は、図3に示すように、途中に干渉物(給紙ローラ20の円弧部23)がない場合には、小切手Sの先端を位置決め可能な位置(例えば、小切手Sの先端に対して略60度の接触角度)まで、回動変位することができる。この摩擦分離パッド40の用紙後端方向への回動変位は、後述するパッド駆動用カム27Aにカムフォロワ48Aが当接することにより規制されている。
また、本実施形態にかかる給紙装置Lは、押圧部材制御機構37、パッド制御機構47A及びパッド回動規制機構47Bとを備えている。押圧部材制御機構37及びパッド制御機構47Aは押圧部材30及び摩擦分離パッド40を給紙ローラ20の回転位置に応じて変位させるための機構であり、パッド回動規制機構47Bは、小切手Sの先端を位置決め可能な位置に変位した摩擦分離パッド40をロックして回動を規制する機構である。
押圧部材制御機構37は、給紙ローラ20のローラ軸(回転軸)21に取り付けられることで、給紙ローラ20と一体に回転する円盤カム25の押圧部材駆動用カム(カム面)26と、この押圧部材駆動用カム26に摺接するように押圧部材30側に設けられたカムフォロワ38とから構成されている。
パッド制御機構47Aは、給紙ローラ20のローラ軸21に取り付けられることで、給紙ローラ20と一体に回転する円盤カム25のパッド駆動用カム(カム面)27Aと、このパッド駆動用カム27Aに摺接するように摩擦分離パッド40側の部材(後述するL型レバー48)に取り付けられたカムフォロワ48Aとから構成されている。
また、パッド回動規制機構47Bは、給紙ローラ20のローラ軸21に取り付けられることで、給紙ローラ20と通常は一体回転するカム部材であるパッドロック用カム27Bと、このパッドロック用カム27Bに当接するように摩擦分離パッド40側の部材(後述するL型レバー48)に取り付けられたカムフォロワ48Bとから構成されている。
カムフォロワ48A及びカムフォロワ48Bが設けられたL型レバー48は、図4に示すように、摩擦分離パッド40と共にフレームに回転自在に支持された支軸42に嵌合固定され、一体に回動するようになっている。
更に、図4及び図5に示すように、給紙ローラ20のローラ軸21の下端には、図示略のモータの回転をローラ軸21を介して給紙ローラ20や円盤カム25に伝える伝動歯車28が取り付けられている。
パッドロック用カム27Bは、外周に第1のカム面27c及び第2のカム面27dを有する概略扇形のカム部材であり、伝導歯車28と円盤カム25との間で、所定角度範囲だけ回動できるようにローラ軸21に装着されている。
即ち、伝導歯車28の上面に形成された所定長の円弧溝28mに、パッドロック用カム27Bの下面に突設された係合ピン27pを嵌挿することにより、該パッドロック用カム27Bは、ローラ軸21を中心に伝導歯車28に対して所定角度範囲だけ回動可能とされている。
また、パッドロック用カム27Bは、両端をパッドロック用カム27Bの掛止部27bと伝導歯車28の掛止部28aに掛止された引張りコイルバネ29によって、伝導歯車28に対して矢印Y2方向に弾性付勢されており、係合ピン27pが円弧溝28mの回転方向前端に当接した状態とされている。
このように、押圧部材30のカムフォロワ38を従動させる押圧部材駆動用カム26と、L型レバー48のカムフォロワ48Aを従動させるパッド駆動用カム27Aとを備えた円盤カム25は、ローラ軸21に取り付けられており、これにより押圧部材30及び摩擦分離パッド40が給紙ローラ20の回転に連動して駆動される。
この場合、押圧部材制御機構37を構成する押圧部材駆動用カム26のカムプロフィールは、給紙ローラ20に対する押圧部材30の位置を引張りコイルバネの付勢力に抗して規制するものであり、図3,図6,図7に示すように、給紙ローラ20の弦部24が挿入部11を挟んで押圧部材30と略平行に対向する待機状態では、該押圧部材30を給紙ローラ20から離れた位置に変位させる。
又、図8に示すように、給紙ローラ20の円弧部23の始端(回動される給紙ローラ20の外周面が、弦部24から円弧部23に切り替わる部分)23Aが押圧部材30に接近し始めた時から円弧部23が押圧部材30に対向する位置にある間は、押圧部材30を給紙ローラ20から離間する位置に変位させる規制が解除されることで、引張りコイルバネ31の付勢力によって押圧部材30を給紙ローラ20の円弧部23に向けて弾性付勢させるように設定されている。
更に、パッド制御機構47Aを構成するパッド駆動用カム27Aのカムプロフィールは、給紙ローラ20における円弧部23の略中間部が摩擦分離パッド40に対向する位置から弦部24が押圧部材30と略平行に対向する位置までの間、該摩擦分離パッド40をねじりコイルバネ43の付勢力に抗して所定の傾斜角度(小切手Sの先端を位置決め可能な角度)に保持させるように設定されている。
また、パッド回動規制機構47Bを構成するパッドロック用カム27Bのカムプロフィールは、図6,図7に示すように、給紙ローラ20の弦部24が挿入部11を挟んで押圧部材30と略平行に対向する待機状態では、第1のカム面27cがカムフォロワ48Bに当接することによって、小切手Sの先端を位置決め可能な位置に変位した摩擦分離パッド40をロックして用紙先端方向への回動変位を規制すると共に、図10に示すように、摩擦分離パッド40の回動先端が給紙中の小切手Sに接触している際には、第2のカム面27dがカムフォロワ48Bに当接することによって、給紙ローラ20の回転駆動方向に対して所定量回転遅れ可能に設けられたパッドロック用カム27Bに回転遅れを生じさせながら摩擦分離パッド40が小切手Sの先端を位置決め可能な位置に回動するのを阻止するように設定されている。
次に、本実施形態に係る給紙装置Lの動作について説明する。
本実施形態の給送装置Lにより複数枚の小切手Sの給紙を行う場合は、図3及び図6に示すように、複数枚の小切手Sを束ねたまま、立姿勢で先端を水平方向(図の右方向)に向けて用紙ホルダ10にセットする。
この段階では、押圧部材駆動用カム26の最大半径カム部26aが、押圧部材30のカムフォロワ38に当接することで、該押圧部材30は引張りコイルバネ31の付勢力に抗して、給紙ローラ20から離れた待機位置に保持されている。また、給紙ローラ20の弦部24は押圧部材30に略平行に対向する位置にあるので、実質的な挿入部11の幅Hが最大に開いた状態に保たれており、複数枚の小切手Sの挿入が容易にできる。
更に、摩擦分離パッド40は、パッド駆動用カム27Aにカムフォロワ48Aが当接することで、小切手Sの先端を位置決め可能な位置(挿入部11より下流の用紙搬送経路を塞いだ状態)に保持されている。
そこで、給紙ローラ20の弦部24が押圧部材30と対向している待機状態において、挿入部11に小切手Sをセットする際には、摩擦分離パッド40が小切手Sの先端を位置決めすることができる。即ち、挿入部11にセットされる小切手Sが、下流の用紙搬送経路に不用意に入ってしまうことがなく、2枚送り等の発生も防止できる。
ここで、摩擦分離パッド40がねじりコイルバネ43のバネ力で位置規制されているだけであると、小切手Sの先端で摩擦分離パッド40が強く押された際には、ねじりコイルバネ43のバネ力が負けて、摩擦分離パッド40が用紙先端方向に回動してしまうおそれがある。
そうなると、小切手Sの先端の位置決めが適正に行われない可能性があるが、本実施形態の給紙装置Lでは、小切手Sの先端を位置決め可能な位置に変位した摩擦分離パッド40をロックして用紙先端方向への回動変位を規制するパッド回動規制機構47Bを設けているので、確実に小切手Sの先端の位置を揃えることができる。
即ち、図7に示すように、給紙ローラ20の弦部24が挿入部11を挟んで押圧部材30と略平行に対向する待機状態では、パッド回動規制機構47Bを構成するパッドロック用カム27Bの第1のカム面27cが、カムフォロワ48Bに当接可能な位置に待機している。
そこで、摩擦分離パッド40が小切手Sに押されて用紙先端方向に回動しようとしても、カムフォロワ48Bがパッドロック用カム27Bの第1のカム面27cに当接することで、摩擦分離パッド40のそれ以上の回動が規制される。
従って、摩擦分離パッド40の用紙先端方向の回動が規制されることで、小切手Sの先端が行き過ぎた位置にセットされることを確実に防止することができる。
この状態で、図示しないモータの回転を伝動歯車28を介して給紙ローラ20に伝えると、給紙ローラ20が矢印Y2方向に回転し、図8に示すように、給紙ローラ20の円弧部23の始端23Aが押圧部材30側に徐々に接近する。
この段階で、押圧部材駆動用カム26の凹部26bに押圧部材30のカムフォロワ38が落ち込むことで、上記した待機位置への規制が解除され、押圧部材30が小切手Sを給紙ローラ20の外周面に向けて弾性付勢する。
この時、給紙ローラ20側は、円弧部23の始端23Aが、給紙ローラ20の回転中心軸Oの給送方向手前側(図8中、左側)において押圧部材30に接近している段階にあるので、小切手Sは給紙ローラ20の円弧部23の始端23Aに、回転中心軸Oの給送方向手前側の位置で先ず接触する。この位置は、給紙ローラ20の回転中心軸Oよりも、給紙ローラ20の半径の1/2程度くらいの寸法Kだけ給送方向手前側であるので、小切手Sの先端が回転中心軸Oよりも手前側に寸法Kだけずれていても、給紙ローラ20の円弧部23で確実に小切手Sの先端を捉えることができる。
この状態から給紙ローラ20の回転が更に進むと、円弧部23の回転により押圧部材30が待機位置側に押し戻されつつ、図9に示すように、円弧部23の周面と押圧部材30に挟まれながら一番上層の小切手Sが給紙方向(矢印Y1方向)へ送り出される。
なお、この前の段階において、図8に示すように、パッド駆動用カム27Aの作用により、摩擦分離パッド40がねじりコイルバネ43の付勢力に抗して徐々に押し戻され、小切手Sの先端に対して所定の接触角度に傾いている。
そこで、所定の傾斜角度で小切手Sが来るのを待ち、次の段階で、摩擦分離パッド40のパッド面41が所定の接触角度で小切手Sの先端を受け、一番上層の小切手Sと下層の小切手Sとの分離を行う。
更に、図9に示すように、給紙ローラ20の円弧部23が小切手Sを介して摩擦分離パッド40に圧接することで、摩擦分離パッド40は小切手Sを円弧部23とで挟持した状態となる。
従って、給紙ローラ20の円弧部23によって挿入部11から送り出された小切手Sは、先端がパッド面41に摺接しながら一枚だけ分離され、円弧部23の回転に伴って給紙装置L外(例えば、下流の用紙搬送経路)へスムーズに送り出されていく。
給紙ローラ20の円弧部23の回転による一枚の小切手Sの送り出し後半では、円弧部23の終端23Bが押圧部材30と対向する位置を通過するタイミングに合わせた押圧部材駆動用カム26の作用により、押圧部材30が待機位置に押し戻される。
そしてこの後、摩擦分離パッド40に対向していた円弧部23が摩擦分離パッド40を通過し、該摩擦分離パッド40が弦部24に対応する位置に達することで、摩擦分離パッド40は揺動範囲に干渉物がなくなり、ねじりコイルバネ43の付勢力により用紙後端方向へ回動する。すると、カムフォロワ48Aがパッド駆動用カム27Aに当接し、摩擦分離パッド40は小切手Sの先端を位置決め可能な位置に保持される。
そこで、挿入部11に待機している小切手Sの先端が該摩擦分離パッド40に当たる位置まで飛び出している場合は、それが摩擦分離パッド40によって押し戻されることで、小切手Sの先端の位置が揃えられる。この時、押圧部材30は給紙ローラ20から離間する位置に変位させられているので、小切手Sは比較的自由に動くことができ、小切手Sの先端が摩擦分離パッド40により無理なく揃えられる。
即ち、給紙ローラ20が1回転し、給紙ローラ20の弦部24が押圧部材30に向かい合う度に、摩擦分離パッド40が小切手Sの先端を位置決め可能な位置に揺動して、小切手Sの先端を揃える作用を有する。
ところで、図10に示すように、給紙ローラ20の円弧部23が通過した後でも、小切手Sの後端がまだ摩擦分離パッド40上に掛かっている。即ち、給紙中の小切手Sに摩擦分離パッド40の回動先端が接触し、回動を阻止された該摩擦分離パッド40は、図6に示した当初の小切手Sの先端を位置決め可能な位置に変位することができない。
そして、カムフォロワ48Bは、伝導歯車28と伴に矢印Y2方向に回転しているパッドロック用カム27Bの第2のカム面27dに当接する。すると、パッドロック用カム27Bは給紙ローラ20の回転駆動方向に対して所定量回転遅れ可能に設けられているので、第2のカム面27dをカムフォロワ48Bに押圧付勢された該パッドロック用カム27Bは引張りコイルバネ29のバネ力に抗して回転遅れを生じることができる。
この状態では、摩擦分離パッド40が小切手Sの先端を位置決め可能な位置に回動変位させられることがなく、カムフォロワ48Bがパッドロック用カム27Bの第1のカム面27cに当接していないので、摩擦分離パッド40は用紙先端方向への回動変位を規制されない。
そして、小切手Sの後端が摩擦分離パッド40を完全に通過すると、摩擦分離パッド40は揺動範囲に干渉物がなくなり、ねじりコイルバネ43の付勢力により用紙後端方向へ回動する。すると、カムフォロワ48Bが第2のカム面27dから外れ、パッドロック用カム27Bは引張りコイルバネ29のバネ力によって、係合ピン27pが円弧溝28mの回転方向前端に当接する初期状態に復帰する。
なお、パッドロック用カム27Bがカムフォロワ48Bに当接する段階で、既に小切手Sの後端が摩擦分離パッド40を通過していれば、摩擦分離パッド40は自由に用紙後端方向へ回動できるため、カムフォロワ48Bは第2のカム面27dに当接することはなく、第1のカム面27cに当接可能な位置に変位することができる。
即ち、本実施形態に係る給紙装置Lは、給紙中の小切手Sに摩擦分離パッド40の回動先端が接触している際には、摩擦分離パッド40による無用な押し付け力が小切手Sに作用しないようにすることができ、最後まで安定した給紙動作が可能になる。
次に、図11及び図12を用いて、本発明の一実施形態にかかるレバー部材50の取り付け機構について説明する。図11は、押圧部材30、弾性部材31、レバー部材50、側壁12Bの関係を示す分解斜視図である。図12は、レバー部材50を側壁12Bに取り付け、カバー67を外した状態を示す分解斜視図である。
押圧部材30の支軸33は、側壁12Bの軸受け部61a、61bに取り付けられる。側壁12Bは図示しない本体フレームに固定されている。押圧部材30は、側壁12Bの開口部62内に挿入され、押圧部材30の突出片35の端部36に弾性付勢部材31の一端31aが取り付けられる。弾性付勢部材31の他端31bは、レバー部材50の係合端部54に取り付けられる。
一方、レバー部材50は、側壁12Bのレバー保持部63に取り付けられる。レバー保持部63は、ガイドレール64、摺動溝65を備えている。レバー部材50は、ガイド溝53を備えており、ガイド溝53にレバー保持部63のガイドレール64が挿入される。また、レバー部材50は、レバー取手部51の反対側に突起片55を備えている。突起片55は、レバー保持部63に設けられた摺動溝65に摺動可能に嵌合される。
従って、レバー部材50は、レバー保持部63のガイドレール64に沿って水平方向に摺動移動することが可能である。レバー部材50は、弾性付勢部材31により右方向に付勢されているので、通常状態では、レバー部材50の突起片55が、レバー保持部材63の摺動溝65の停止端部66に当接した状態で停止している。その位置が、通常の被搬送媒体(小切手等)を給紙する際に、小切手等の被搬送媒体を押圧するために最適の付勢力になるように設定するのが好ましい。
上述したように、本実施形態の給紙装置Lによれば、摩擦係数の小さな被搬送媒体の場合には、レバー部材50をスライド(摺動)させて押圧力を一定量増加させることにより、摩擦の小さな被搬送媒体であっても確実に搬送路に送り出すことが可能となる。例えば、クリーニング用媒体のように特別に摩擦係数が小さい被搬送媒体であっても、確実に送り出し搬送させることができる。また、操作者が特別意識することなく、スライド量(距離)が、被搬送媒体の特性に最適な一定量となるようにスライド可能量を規制するよう構成することにより、増加させる押圧力を常に一定にすることが可能となる。また、多少先端が揃っていない場合であっても、小切手Sを安定給送することが可能になる。
また、レバーを離すと、弾性部材31の弾性力により、レバー部材50は図1に示す元の位置に自動復帰するので、押圧力を元に戻すことを忘れるおそれもない。
さらに、レバー部材50を図1の位置をホームポジションとして逆方向にもスライド可能な構成とすることにより、摩擦の大きい被搬送媒体の場合に、2重送りが発生しないようにすることも可能である。
従って、複数のローラを使用する場合と比べて、機構を簡略化・小型化することができる。また、重力を利用して小切手Sの先端を揃えるものではないから、小切手Sの先端を水平に向けて小切手Sを立置きする場合にも対応することが容易であり、設置姿勢を特に選ばずに、プリンタやデータ読み込み装置等の各種機器に搭載することができる。
尚、本発明の給紙装置におけるレバー部材、弾性部材、挿入部、給紙ローラ、押圧部材、押圧部材制御機構、摩擦分離パッド、パッド制御機構及びパッド回動規制機構等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
例えば、上記実施形態におけるレバー部材50は、横方向にスライド可能な構成としたが、回動軸を支点とする回動可能なレバー部材の一端に弾性部材31を接続し、他端を回動させることにより、弾性部材の弾性力を調整する構成とすることも可能である。
本発明の一実施形態にかかる給紙装置を用いたデータ読取装置の外観を示す斜視図である。 図1のデータ読取装置の搬送路と、その搬送路に沿って配置される各部のレイアウトを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る給紙装置の概略構成を示す平面図である。 図3に示した主要部品を示す分解斜視図である。 図3に示した給紙装置の全体構成を示す側面図である。 図3に示した主要部品の位置関係を取り出して示す説明図である。 図6に示した主要部品の作用を説明する説明図である。 図6に示した主要部品の次の動作段階を説明する説明図である。 図8に示した主要部品の次の動作段階を説明する説明図である。 図9に示した主要部品の次の動作段階における作用を説明する説明図である。 押圧部材、弾性部材、レバー部材、側壁の関係を示す分解斜視図である。 レバー部材を側壁12Bに取り付けた状態を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 用紙ホルダ 11 挿入部
12A,12B 側壁 12C 低壁
20 給紙ローラ 23 円弧部
24 弦部 26 押圧部材駆動用カム(カム面)
27A パッド駆動用カム(カム面) 27B パッドロック用カム(カム部材)
30 押圧部材 31 弾性部材
33 回動支軸 34 押圧面
35 突出片 36 突出片の端部
38,48A,48B カムフォロワ 40 摩擦分離パッド
47A パッド制御機構 47B パッド回動規制機構
50 レバー部材 51 レバー取手部
53 ガイド溝 54 レバー部材の係合端部
55 レバー部材の突出片 61a、61b 軸受け部
62 開口部 63 レバー保持部
64 ガイドレール 65 摺動溝
66 停止端部 67 カバー
L 給紙装置 M データ読取装置
P 印刷装置 R データ読取部
S 被搬送媒体(小切手)

Claims (8)

  1. 被搬送媒体を搬送する搬送路に接続されており、前記被搬送媒体を収容する挿入部と、
    回転駆動することにより外周面の摩擦により前記被搬送媒体を前記搬送路に送りだす給紙ローラと、
    前記挿入部の前記給紙ローラと対向する位置に配置され、前記被搬送媒体を前記給紙ローラに押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を前記給紙ローラ方向に付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材と接続されたレバー部材を備えており、該弾性部材の弾性力を前記レバー部材の移動量により調整する調整部材と、
    を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記調整部材は、前記弾性部材の弾性力の調整範囲を一定にするために、前記レバー部材の移動範囲が所定の位置に限定されていることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記調整部材は、前記押圧部材を通常の弾性力で付勢する第1の位置と、前記押圧部材を前記第1の位置よりも強い弾性力で付勢する第2の位置に、前記レバー部材の位置を移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記調整部材は、前記押圧部材を通常の弾性力で付勢する第1の位置と、前記押圧部材を前記第1の位置よりも弱い弾性力で付勢する第3の位置に、前記レバー部材の位置を移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  5. 前記調整部材は、前記押圧部材を通常の弾性力で付勢する第1の位置と、前記押圧部材を前記第1の位置よりも強い弾性力で付勢する第2の位置と、前記押圧部材を前記第1の位置よりも弱い弾性力で付勢する第3の位置に、前記レバー部材の位置を移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  6. 前記弾性部材は、コイルバネ部材からなり、前記コイルバネ部材の一端が前記レバー部材の一端に固定保持され、前記コイルバネの他端が前記押圧部材の一端に保持されており、前記弾性部材の弾性力により、前記押圧部材を回動させることにより前記押圧部材の一部を前記給紙ローラに押圧することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 前記レバー部材は、前記コイルバネの一端を保持した状態で所定の範囲を直線的に摺動することにより前記弾性部材の押圧力を調整することを特徴とする請求項6に記載の給紙装置。
  8. 前記レバー部材は、2端間に回動軸を有する回動レバーからなり、該回動レバーの一端に前記コイルバネを保持しており、該回動レバーの他端を回動させることにより、前記弾性部材の押圧力を調整することを特徴とする請求項6に記載の給紙装置。
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