JP2003072985A - シート材給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材トレイ上のシート材の有無を検知す
るためのシート材有無検知フラグの破損等を防止する。 【解決手段】 シート材積載トレイ７を引き出す動作に
連動して、シート材積載トレイ７が挿抜時のどの位置に
あってもシート材有無検知フラグ１がシート材積載トレ
イ７に接触しない位置となるように、シート材有無検知
フラグ１を退避させるための解除レバー１１を設けるこ
とにより、シート材有無検知フラグ１の破損等を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置のシート材給送装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、複写機やプリンタ等の画像形成
装置においては、転写シート材、感光シート材等のシー
ト材を画像形成部に供給するためのシート材給送装置が
設けられている。このシート材供給装置は、トレイ等の
シート材収納手段にシート材を多数枚積載収納して、ピ
ックアップローラ等により収納されているシート材束か
らシート材を一枚ずつ画像形成部に向けて送り出す構成
となっている。

【０００３】図６は従来のシート材給送装置の一例の断
面図を示している。Ｓは画像を印字するためのシート
材、７はシート材Ｓを複数枚収納可能なシート材トレ
イ、９はシート材トレイ７内に軸９ａを支点として揺動
可能に支持された、シート材を積載するための中板、８
は中板９を押し上げてシート材Ｓを上昇させるためのリ
フタである。

【０００４】また、３は中板９に積載されたシート材の
上面に当接して回転することによりシート材トレイ７上
から送り出すためのピックアップローラ、４はピックア
ップローラ３によって送られてきたシート材を給送する
ためのフィードローラ、５はフィードローラ４に所定の
圧で当接しシート材を一枚ずつ分離するための正逆回転
可能なリタードローラ、６はローラ対４、５から分離さ
れたシート材を引き抜いて画像形成部へ向けて送り出す
ための搬送ローラである。

【０００５】シート材トレイ７は画像形成装置本体に対
して図６における紙面に垂直方向に挿抜可能であり、引
き出した状態でシート材を中板９上に積載することがで
きる。シート材を収納したシート材トレイ７を画像形成
装置本体に挿入すると、リフタ８を軸８ａを中心に図６
の時計回り方向へ回転駆動して、軸９ａを中心リフタ８
を図の反時計回り方向へ揺動させる。それによって、中
板９に積載されたシート材の搬送方向側がピックアップ
ローラ３に向けて上昇する。シート材束の最上シート材
が所定の高さ（給紙位置）になったときにリフタ８の回
転駆動を停止し給紙可能状態となる。

【０００６】ピックアップローラ３はシート材トレイ７
の挿抜時や非給送時には上昇位置にあって所定高さのシ
ート材束の最上面から離間している。給送動作開始時に
は所定の圧でシート材束の最上面に当接するようにピッ
クアップローラ３を下降して保持され、この下降位置で
ピックアップローラ３を図の反時計回り方向へ回転させ
ることにより、シート材は図の右方向へと送り出され
て、フィードローラ４とリタードローラ５のニップへと
向かう。ピックアップローラ３による給送時にはシート
材が複数枚送られていることがあるが、複数枚のシート
材が送られた場合にはフィードローラ４とリタードロー
ラ５のニップ部で分離して一枚だけのシート材が搬送ロ
ーラ６へと送られ、画像形成部へと搬送される。

【０００７】次にシート材トレイ７の中板９上にシート
材が積載されているか否かを検知するためのシート材有
無検知について説明する。２１は自重により揺動可能に
支持されたシート材有無検知フラグで、図６の上段側の
シート材トレイ７では中板９の上にシート材が積載され
ているため、シート材有無検知フラグ２１の当接部２１
ｃが積載されたシート材の上面に当接している。また、
図６の下段側のシート材トレイ７´では中板９'の上に
シート材が無く、シート材有無検知フラグ２１'は自重
によって図の反時計回り方向へ揺動して当接部２１ｃ'
が中板９'に設けられた穴９ｂ'に落ち込んだ位置になっ
ている。

【０００８】図７はシート材有無検知フラグ２１の構成
を詳細に示す斜視図である。シート材有無検知フラグ２
１は画像形成装置本体に設けた支持部３１及び支持部３
２によって揺動可能に支持され、一端にシート材の上面
に当接するための当接部２１ｃが設けられており、他端
にフォトインタラプタ２２を遮光するための遮光部２１
ａが設けられている。２３は画像形成装置本体に設けら
れた揺動規制部で、シート材トレイ７を引き出した時や
中板９の上にシート材が積載されていない状態で、シー
ト材有無検知フラグ２１が自重で反時計回り方向へ揺動
した時に端部２１ｂが当接してシート材有無検知フラグ
２１の揺動範囲を規制する。

【０００９】シート材トレイ７が画像形成装置本体のシ
ート材可能な位置に装着されて、中板９の上にシート材
が積載されていない時には、シート材有無検知フラグ２
１の当接部２１ｃが中板９に設けられた穴９ｂに落ち込
んで端部２１ｂが揺動規制部２３に当接する位置まで揺
動する。この状態ではフォトインタラプタ２２の光路を
遮光部２１ａが遮光してシート材が無いことを検知す
る。

【００１０】図６の上段側のシート材トレイ７で示すよ
うに、中板９にシート材が積載された状態では、シート
材有無検知フラグ２１は当接部２１ｃがシート材に当接
して時計回り方向へと揺動し、遮光部２１ａがフォトイ
ンタラプタ２２の光路を遮光しない位置になり、この状
態をシート材有りと検知する。

【００１１】シート材トレイ７を画像形成装置本体に対
して引き抜く（図７の矢印Ａ方向）際には、シート材ト
レイ７の側面７ａがシート材有無検知フラグ２１の当接
部２１ｃに当接する。このとき、当接部２１ｃには斜面
２１ｄが形成されているため、シート材有無検知フラグ
２１は側面７ａに当接すると揺動してシート材トレイ７
の側面７ａを乗り越える。同様に、シート材トレイ７を
引き出した状態から装着する（図７の矢印Ｂ方向）時に
は、側面７ａがシート材有無検知フラグ２１の当接部２
１ｃに形成されている斜面２１ｅに当接することでシー
ト材有無検知フラグ２１は揺動してシート材トレイ７の
側面７ａを乗り越える。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシート材給送装置では、シート材トレイ７を画像形
成装置本体から挿抜する時のシート材有無検知フラグ２
１の退避はシート材トレイ７の側面７ａがシート材有無
検知フラグ２１に当接することで行っているため、シー
ト材トレイ７の挿抜を繰り返すとシート材有無検知フラ
グ２１にキズがつくという課題があった。

【００１３】また、給送動作中に画像形成装置本体が異
常停止して給送途中のシート材がある時にシート材トレ
イ７を引き抜こうとすると、図８に示すようにこの残っ
ているシート材Ｓ'がシート材有無検知フラグ２１とシ
ート材トレイ７の側面７ａとの間に挟まって、シート材
有無検知フラグ２１が退避できないことがある。この状
態で無理にシート材トレイ７を引き抜こうとすると、シ
ート材有無検知フラグ２１が破損するという問題があっ
た。

【００１４】さらには、シート材トレイ７が複数段ある
装着される画像形成装置では、小型化のためにシート材
トレイ間のスペースを狭くすることが望まれる。このた
め、シート材トレイ間のスペースに収める必要があるシ
ート材有無検知フラグ２１は、その支持部の強度を十分
に保つことが困難で、強度が不足している場合に変形等
によって位置精度が狂いやすいという問題や、この問題
解決のために支持部の強度アップをするとピックアップ
ローラ等の交換作業時に邪魔になるという課題があっ
た。

【００１５】本発明は上述したようなシート材有無検知
フラグの破損や支持部材の強度不足による位置精度の狂
いがなく、シート材トレイの挿抜時には確実にシート材
有無検知フラグが退避できるようにすることを目的とす
る。

【００１６】

【課題を解決するための手段】本発明は、シート材を複
数枚積載可能なシート材積載トレイと、前記シート材積
載トレイに積載されたシート材を給送するためのピック
アップローラと、前記ピックアップローラを回転自在に
支持するためのピックアップローラ支持部材と、前記シ
ート材積載トレイにシート材が有るか無いかを検知する
ためにシート材に当接可能に設けられたシート材有無検
知フラグを備えたシート材有無検知手段と、を有し、前
記シート材有無検知フラグを前記ピックアップローラ支
持部材に揺動可能に支持したことを特徴とする。

【００１７】本発明は、前記シート材有無検知フラグ
を、前記ピックアップローラを回転自在に支持するため
に前記ピックアップローラ支持部材に設けた軸と同一軸
上で揺動可能に支持したことを特徴とする。

【００１８】本発明は、前記シート材積載トレイは装置
本体に対して挿抜可能に設けられており、前記シート材
積載トレイが前記装置本体に給送可能な位置に装着され
ている状態から前記シート材積載トレイを引き出す動作
に連動して、前記シート材積載トレイが挿抜時のどの位
置にあっても前記シート材有無検知フラグが前記シート
材積載トレイに接触しない位置となるように、前記シー
ト材有無検知フラグを退避させる退避手段を有すること
を特徴とする。

【００１９】本発明は、前記退避手段が、前記シート材
積載トレイが装置本体に給送可能な位置に装着されてい
る時には第１の位置に位置し、前記シート材積載トレイ
を引き出す動作に連動して第２の位置となるように揺動
可能に支持された退避用部材を備え、前記退避用部材が
第１の位置にある時は前記シート材有無検知フラグが前
記シート材積載トレイにシート材が有るか無いかを検知
可能で、前記退避用部材が第２の位置にある時には前記
シート材積載トレイ挿抜時のどの位置においても前記シ
ート材有無検知フラグが前記シート材積載トレイに触れ
ない位置へ退避させることを特徴とする。

【００２０】本発明は、前記シート材積載トレイに積載
されたシート材を給送する時には前記ピックアップロー
ラがシート材に所定の圧で当接し、給送しない待機時に
は前記ピックアップローラがシート材と離間するように
前記ピックアップローラ支持部材が揺動可能に支持さ
れ、前記シート材積載カセットが引き出されて前記退避
用部材が第２の位置にある時、前記ピックアップローラ
がシート材面と離間する位置になるように前記退避用部
材が前記ピックアップローラ支持部材を保持するように
構成したことを特徴とする。

【００２１】本発明は、前記ピックアップローラから送
り出されたシート材を一枚ずつ分離するためにシート材
の送り方向に回転するフィードローラと、該フィードロ
ーラに圧接可能に設けられ、シート材の送り方向及び送
り方向とは反対方向に回転可能なリタードローラとから
なる分離手段を有し、前記退避用部材が前記シート材有
無検知フラグを前記シート材積載トレイに触れない位置
へ退避させる動作に伴って前記退避用部材が前記リター
ドローラを前記フィードローラから離間させることを特
徴とする。

【００２２】本発明は、前記退避用部材が、前記シート
材トレイの側面に当接したときに前記第１の位置に位置
するように回動し、前記シート材トレイの側面と離間し
たときに前記第２の位置に位置するように前記シート材
トレイの側面と当接可能に設けられていることを特徴と
する。

【００２３】

【発明の実施の形態】図１は本発明の特徴を最もよく表
す図で、シート材有無検知手段の構成を示す斜視図であ
り、図２はシート材給送装置を示す断面図である。ま
ず、図２を用いてシート材給送装置の説明をする。図２
は従来の技術に示す図８と同様に、シート材給送装置の
断面を示し、従来例のシート材給送装置と同一の部材に
は同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。

【００２４】シート材トレイ７に揺動可能に支持された
中板９にシート材Ｓを積載して、シート材トレイ７を画
像形成装置本体に装着し、リフタ８を図の時計回り方向
へ回転させることで中板９が反時計回り方向へ揺動して
シート材Ｓの搬送方向先端側がピックアップローラ３に
向けて上昇する。シート材束の最上シート材面高さが所
定の高さになったところで図示しない紙面センサが検知
してリフタ８の回転駆動を停止して給送可能な状態とな
る。この給送待機の状態ではピックアップローラ３がシ
ート材束の最上シート材から離間している位置に保持さ
れている。給送時には、図示しない昇降手段によってピ
ックアップローラ３がシート材上面に当接するように下
降する。なお、シート材トレイ７は図８の紙面と垂直方
向に挿抜可能に設けられている。

【００２５】次に本発明によるシート材有無検知手段の
構成を図１を用いて説明する。３はピックアップロー
ラ、４はフィードローラ、１４はシート材給送装置の枠
体に回転可能に支持されフィードローラを支持する軸、
２はピックアップローラ３を支持するためのピックアッ
プローラ支持部材で、ピックアップローラ支持部材２は
ピックアップローラ３を回転可能に支持する軸１３を有
している。また、ピックアップローラ支持部材２はフィ
ードローラ４を支持する軸１４に揺動可能に支持されて
いる。

【００２６】フィードローラ４には、図示しない駆動源
からの回転が伝達されて回転するように構成されてお
り、フィードローラ４の回転はギア列Ｇを介してピック
アップローラ３に伝達されてピックアップローラ３が回
転する。フィードローラ４には、図示しないバネにより
リタードローラ５が圧接されており、リタードローラ５
は図示しないトルクリミッタを介してシート材を戻す方
向の回転が伝達されている。これにより、ピックアップ
ローラ３により複数枚のシート材が送り出されてしまっ
たときには、リタードローラ５により一枚ずつに分離さ
れて送り出される。

【００２７】シート材有無検知フラグ１は、軸１３に揺
動可能に支持されている。シート材有無検知フラグ１
は、従来と同様に、一端に中板９の上に積載されたシー
ト材上面に当接する当接部１ｃと他端にフォトインタラ
プタ１０を遮光するための遮光部１ａを有する。

【００２８】このように、ピックアップローラ３を回転
自在に支持するための強度を有する軸１３にシート材有
無検知フラグ１を支持させるので、シート材有無検知フ
ラグ１の位置精度が狂うことがなく、検知不良等を起こ
すことがない。

【００２９】図２の上段側のシート材トレイ７に示すよ
うに、中板９上にシート材Ｓが積載されている場合には
当接部１ｃがシート材上面に当接してシート材有無検知
フラグ１は時計回り方向へ揺動するためフォトインタラ
プタ１０を遮光しない。また、図２の下段側のシート材
トレイ７´に示すように、中板９´上にシート材Ｓが積
載されていないときには当接部１ｃ´が中板の穴部９ｂ
´に落ち込んでフォトインタラプタ１０を遮光する位置
関係になっている。

【００３０】次に図３〜図５を用いてシート材トレイ７
を画像形成装置本体に対して挿抜する際のピックアップ
ローラ３及びシート材有無検知フラグ１の退避手段につ
いて説明する。

【００３１】図３はシート材トレイ７の挿抜方向に対し
て直角方向から見た図で、３がピックアップローラ、１
がシート材有無検知フラグで、シート材トレイ７は画像
形成装置本体に装着されているときの位置を実線で示
し、画像形成装置本体から図の矢印方向へ少し引き出さ
れた位置を破線で示している（矢印方向がシート材トレ
イ７の挿抜方向）。

【００３２】１１はシート材給送装置の枠体に揺動可能
に支持された退避用部材である解除レバーである。解除
レバー１１はシート材トレイ７を画像形成装置本体に装
着した位置（実線で示す位置）ではシート材トレイ７と
当接し、少し引き出した位置（破線で示す位置）では当
接しない位置に配置されている。

【００３３】図４及び図５は、図３を右側面から見たと
きの位置関係を示す図で、図４はシート材トレイ７が画
像形成装置本体から引き出されているときの解除レバー
１１の状態を示し、図５はシート材トレイ７が画像形成
装置本体に装着されているときの解除レバー１１の状態
を示している。

【００３４】解除レバー１１は軸１１ａを中心に揺動可
能で、一端のフック部１１ｂに係止されたコイルバネ１
２によって図中時計回り方向へ付勢されている。図４の
ようにシート材トレイ７が引き出されているときには、
解除レバー１１はバネ１２によって時計回り方向へ付勢
され、ピックアップローラ３を支持する軸１３を押し上
げ、軸１３に支持されているシート材有無検知フラグ１
の当接部１ｄにも当接し、シート材有無検知フラグ１は
時計回り方向へ揺動してシート材トレイ７に対して上方
へと退避する。また、リタードローラ５を支持している
軸１５も解除レバー１１によって押し下げられ、リター
ドローラ５がフィードローラ４と離間する。なお、リタ
ードローラ５をフィードローラ４に圧接させるための図
示しないバネの弾性力よりもバネ１２の弾性力のほうが
強く設定されている。

【００３５】図５に示すように、シート材トレイ７を装
着するために、図の手前から奥方向へとシート材トレイ
７を装着する際に、シート材トレイ７の角部が解除レバ
ー１１に設けられた斜面１１ｃに当接して押し込まれる
ので、解除レバー１１はバネ１２の付勢力に抗して反時
計回り方向へと揺動し、シート材トレイ７の前側の側面
７ｂによってその位置が保持される。解除レバー１１が
図５に示す位置にあるときには、ピックアップローラ３
を支持する軸１３、シート材有無検知フラグ１の当接部
１ｄ、及びリタードローラ５を支持する軸１５には当接
しない位置となる。よって、ピックアップローラ支持部
材２は前述の昇降手段によって揺動角が決まり、シート
材有無検知フラグ１はシート材トレイ７内のシートの有
無で揺動角が決まり、リタードローラ５はフィードロー
ラ４に当接することで位置が決まる。

【００３６】このように、シート材トレイ７を画像形成
装置本体から引き抜く動作により、解除レバー１１によ
って、ピックアップローラ３の退避、フィードローラ４
とリタードローラ５のニップの解除、及びシート材有無
検知フラグ１の退避が可能であり、シート材トレイ７を
装着する動作によりピックアップローラ３のシート上面
への当接、フィードローラ４とリタードローラ５の圧
接、シート材有無検知フラグ１によるシート材の有無検
知が可能となる。

【００３７】このように構成することによって、シート
材トレイ７の装置本体への挿抜時にシート材有無検知フ
ラグ１がシート材トレイ７に接触することがなくなる。

【００３８】本実施の形態によれば、シート材トレイ７
の画像形成装置本体への挿抜時にシート材有無検知フラ
グ１がシート材トレイ７に接触することが無いので、シ
ート材有無検知フラグ１にキズがつくことはなくなる。
また、シート材を給送途中に装置が異常停止してシート
材トレイ７を引き出しても、シート材有無検知フラグ１
が上方へ自動的に退避するため、シート材がシート材有
無検知フラグ１に引っ掛かることが無く、シート材有無
検知フラグ1が破損されることもない。

【００３９】

【発明の効果】本発明によれば、シート材有無検知フラ
グをピックアップローラ支持部材に支持するので、従来
のように給送装置の枠体等を延長して支持部を設ける必
要が無く、支持部を設けていたスペースが不要になるの
で装置の小型化が可能になる。

【００４０】また、本発明は、シート材積載トレイを引
き出す動作に連動して、シート材積載トレイが挿抜時の
どの位置にあってもシート材有無検知フラグがシート材
積載トレイに接触しない位置となるように、シート材有
無検知フラグを退避させる退避手段を設けることによ
り、シート材有無検知フラグの破損等を防止することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシート材有無検知手段の一例の構成を
示す斜視図

【図２】図１のシート材有無検知手段を備えたシート材
給送装置の断面図

【図３】図２の側方から見た図

【図４】図１に示したシート材有無検知フラグを退避さ
せるための退避手段により退避した状態を説明する図

【図５】図１に示したシート材有無検知フラグを退避さ
せるための退避手段が退避を解除した状態を説明する図

【図６】従来のシート材給送装置の一例を示す断面図

【図７】従来のシート材有無検知フラグ退避手段を説明
する斜視図

【図８】従来のシート材給送装置の問題が生じた状態を
示す図

【符号の説明】

１ シート材有無検知フラグ ２ ピックアップローラ支持部材 ３ ピックアップローラ ４ フィードローラ ５ リタードローラ ７ シート材トレイ ９ 中板 １０ フォトインタラプタ １１ 解除レバー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｈ 7/14 Ｂ６５Ｈ 7/14 Ｆターム(参考） 3F048 AA05 AB01 BA02 CA08 CB04 CB12 DA01 DC13 3F343 FA01 FB02 FB04 GA01 GB01 GC01 GD01 HA33 HB03 HC04 HC11 HC30 JA14 JD04 JD09 JD33 JD34 KB03 KB04 KB05 LA04 LA15 LB08 LC11 LC12 LD10 MA09 MA32 MB02 MB14

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シート材を複数枚積載可能なシート材積
   載トレイと、 前記シート材積載トレイに積載されたシート材を給送す
   るためのピックアップローラと、 前記ピックアップローラを回転自在に支持するためのピ
   ックアップローラ支持部材と、 前記シート材積載トレイにシート材が有るか無いかを検
   知するためにシート材に当接可能に設けられたシート材
   有無検知フラグを備えたシート材有無検知手段と、を有
   し、前記シート材有無検知フラグを前記ピックアップロ
   ーラ支持部材に揺動可能に支持したことを特徴とするシ
   ート材給送装置。
2. 【請求項２】 前記シート材有無検知フラグを、前記ピ
   ックアップローラを回転自在に支持するために前記ピッ
   クアップローラ支持部材に設けた軸と同一軸上で揺動可
   能に支持したことを特徴とする請求項１に記載のシート
   材給送装置。
3. 【請求項３】 前記シート材積載トレイは装置本体に対
   して挿抜可能に設けられており、前記シート材積載トレ
   イが前記装置本体に給送可能な位置に装着されている状
   態から前記シート材積載トレイを引き出す動作に連動し
   て、前記シート材積載トレイが挿抜時のどの位置にあっ
   ても前記シート材有無検知フラグが前記シート材積載ト
   レイに接触しない位置となるように、前記シート材有無
   検知フラグを退避させる退避手段を有することを特徴と
   する請求項１または請求項２に記載のシート材給送装
   置。
4. 【請求項４】 前記退避手段は、前記シート材積載トレ
   イが装置本体に給送可能な位置に装着されている時には
   第１の位置に位置し、前記シート材積載トレイを引き出
   す動作に連動して第２の位置となるように揺動可能に支
   持された退避用部材を備え、前記退避用部材が第１の位
   置にある時は前記シート材有無検知フラグが前記シート
   材積載トレイにシート材が有るか無いかを検知可能で、
   前記退避用部材が第２の位置にある時には前記シート材
   積載トレイ挿抜時のどの位置においても前記シート材有
   無検知フラグが前記シート材積載トレイに触れない位置
   へ退避させることを特徴とする請求項３に記載のシート
   材給送装置。
5. 【請求項５】 前記シート材積載トレイに積載されたシ
   ート材を給送する時には前記ピックアップローラがシー
   ト材に所定の圧で当接し、給送しない待機時には前記ピ
   ックアップローラがシート材と離間するように前記ピッ
   クアップローラ支持部材が揺動可能に支持され、前記シ
   ート材積載カセットが引き出されて前記退避用部材が第
   ２の位置にある時、前記ピックアップローラがシート材
   面と離間する位置になるように前記退避用部材が前記ピ
   ックアップローラ支持部材を保持するように構成したこ
   とを特徴とする請求項４に記載のシート材給送装置。
6. 【請求項６】 前記ピックアップローラから送り出され
   たシート材を一枚ずつ分離するためにシート材の送り方
   向に回転するフィードローラと、該フィードローラに圧
   接可能に設けられ、シート材の送り方向及び送り方向と
   は反対方向に回転可能なリタードローラとからなる分離
   手段を有し、前記退避用部材が前記シート材有無検知フ
   ラグを前記シート材積載トレイに触れない位置へ退避さ
   せる動作に伴って前記退避用部材が前記リタードローラ
   を前記フィードローラから離間させることを特徴とする
   請求項４又は請求項５に記載のシート材給送装置。
7. 【請求項７】 前記退避用部材は、前記シート材トレイ
   の側面に当接したときに前記第１の位置に位置するよう
   に回動し、前記シート材トレイの側面と離間したときに
   前記第２の位置に位置するように前記シート材トレイの
   側面と当接可能に設けられていることを特徴とする請求
   項４乃至請求項６のいずれか１項に記載のシート材給送
   装置。
8. 【請求項８】 前記請求項１乃至７のいずれか１項に記
   載のシート材給送装置と、該シート材給送装置から送り
   出されたシート材に画像を形成する画像形成手段と、を
   備えたことを特徴とする画像形成装置。