JP2009249142A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でありながら、カールした用紙でも、用紙供給カセットからミスフィードを起こさず、円滑に分離及び繰出しを行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体10と、該装置本体10に形成されたカセット室50と、該カセット室50に抜差し可能に装着される用紙供給カセット6と、該用紙供給カセット6に堆積収容された用紙束7の供給方向前端部上面に弾性的に接触する用紙供給ローラ64を含み、該用紙供給カセット6内の用紙7を1枚ずつ分離し繰出して前記装置本体10内に供給する用紙供給部材65とを備えた画像形成装置1であって、前記カセット室50の天壁部51には、前記用紙供給カセット6内の用紙7を押える用紙押さえ部材8が揺動自在に支持されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写装置、ファクシミリ装置、プリンタ或いはこれらの機能を備えた複合機等であって、用紙を堆積収容する用紙供給カセットを抜差し自在に装着し得る画像形成装置に関する。
上記のような画像形成装置としては、用紙供給部から、用紙搬送路の途中に設置された画像記録部(例えば、電子写真方式の画像記録部)で画像記録を行い、記録済用紙の排出部(排出トレイ)に用紙を排出及び堆積させるよう構成されたものが挙げられる。用紙供給部には、用紙供給カセットが抜差し自在に装着される。用紙供給カセットは、多数枚の用紙を堆積した状態で収容する本体ケースと、該本体ケース内に上向の弾力が付与された状態で揺動可能に支持された用紙押上板を備える。用紙押上板は、本体ケース内の揺動支点によって支持され、圧縮コイルばね等の弾性部材によってその先側に常時上向きの弾力が付与され、該用紙押上板によって、堆積された用紙の前端部が供給ローラに押付けられるよう構成される。そして、供給ローラが回転すると、分離パッドとの協働作用により(分離パッド方式)、或いは分離爪との協働作用により(分離爪方式)、堆積された用紙は最上部より1枚ずつ分離され、繰出されて記録部に供給される。このように堆積された用紙の前端部が常時供給ローラに押付けられ、分離爪方式の場合は更に用紙の前端角部が分離爪に引掛っていなければ、用紙の分離及び繰出しが正常になされない。その為、用紙の後端部にはエンドガイドが取付けられ、堆積された用紙の前端部が、常に供給ローラ、更には分離爪の作用を受ける分離部に位置するようその位置規制がなされている。
近年、省資源化或いは低コスト化の要請から、不要になった記録済用紙を廃棄せず、用紙供給カセットに装填してその裏面に画像記録をして再利用することが多くなされるようになった。ところで、一度画像記録を行った用紙には反り(カール)が発生することがある。特に、前記電子写真方式の画像記録部により画像記録する場合は、定着装置においてヒートローラとプレスローラとによりニップ搬送されながら加熱及び定着されるため、カールがより生じ易い。このようにカールした用紙を用紙供給カセットに装填する際、カセット内で用紙の端部或いは中央部が反り上がる。その為、後端を前記エンドガイドで規制しても、用紙の前端部が、前記供給ローラ、更には分離爪の作用を受け得る位置(分離部)まで達しないことがあり、これが用紙のミスフィードの原因となる。前記分離パッド方式或いは分離爪方式の用紙の場合、常に用紙の前端部が供給ローラに押付けられていること、更には用紙の前端角部が分離爪に引掛っていることが、正常な用紙の分離及び繰出しを行う上で必須である。この点は、分離部とは別に設けられるピックアップローラにより用紙をピックアップして分離部に送り、分離部で用紙を1枚ずつ分離して繰出す用紙供給方式と大きく異なるところである。
特許文献1及び特許文献2には、カセット内に装填される用紙がカールしていても、用紙の正常な供給がなし得るようにした用紙供給カセットが開示されている。
特開平8−324805号公報 特開2006−168839号公報
特許文献1に開示された用紙供給カセットは、カセット内に設置されるエンドガイドに用紙の後端を押える用紙後端押え部材が庇状に設けられ、この押え部材によって用紙の後端を押え、前端部が分離爪から外れないようにしたものである。この場合、カセット内に用紙を装填しようとする際、反り上がった用紙の後端を手で押さえ、庇状の用紙後端押え部材をバネの弾力に抗して持ち上げてその下に潜り込ませるような作業、或いは、用紙後端押え部材を退避位置に退避させる作業が必要とされる。その為、用紙の装填作業に少なからず煩わしさを伴うことが予想されるところであった。
また、特許文献2に開示された用紙供給カセット(シート収容装置)は、カセット筐体の床面の略中央部に凸状部材を、カセット筐体の上面を覆う蓋体の下面に用紙後端側の角部を押える押圧部材を、それぞれ設けたものである。凸状部材と押圧部材とにより、収容される用紙に対して、反カール方向に撓みを付与して用紙姿勢を矯正するものとされている。この場合、凸状部材と押圧部材とにより用紙に対して上下逆むきの矯正力が作用するから、用紙の繰出し時の抵抗が大きくなり、これが原因のフィードミスが生じる懸念がある。また、ピックアップローラ方式で用紙を繰出すものであるから、前記分離パッド方式或いは分離爪方式の用紙の場合のように、前記分離部に常に用紙の前端部が位置していなければならないものではない。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、簡単な構成でありながら、カールした用紙でも、用紙供給カセットからミスフィードを起こさず、円滑に分離及び繰出しを行うことができる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、装置本体と、該装置本体に形成されたカセット室と、該カセット室に抜差し可能に装着される用紙供給カセットと、該用紙供給カセットに堆積収容された用紙束の供給方向前端部上面に弾性的に接触する用紙供給ローラを含み、該用紙供給カセット内の用紙を1枚ずつ分離し繰出して前記装置本体内に供給する用紙供給部材とを備えた画像形成装置であって、前記カセット室の天壁部には、前記用紙供給カセット内の用紙を押える用紙押さえ部材が揺動自在に支持されていることを特徴とする。
本発明において、前記用紙押さえ部材としては、前記カセット室の天壁部に回転自在に支持される軸部と、該軸部に一体的に形成されて該軸部を支点として上下に揺動するアーム部と、該アーム部の先端に形成され前記用紙カセット内の堆積用紙の上面に押し当てられる押し当て部とを備え、該押し当て部には、前記用紙供給カセットの抜差しの際、カセット壁の作用を受けて前記アーム部を上向きに揺動させる一対の傾斜ガイド部が形成されているものが望ましく採用される。
前記用紙押さえ部材の構成において、前記押し当て部の下面を、用紙の供給方向に沿って湾曲する凸曲面としても良い。また、前記押し当て部を、用紙の繰出し動作に追従して回転するよう前記アーム部の先端に回転自在に支持されたローラとしても良い。加えて、前記軸部には、前記アーム部と反対側に、カセット室の天壁部下面に当るストッパー片を形成しても良い。
本発明の画像形成装置によれば、該装置本体に形成されたカセット室に用紙供給カセットが装着されると、該用紙供給カセットに堆積収容された用紙束の供給方向前端部上面が用紙供給ローラに弾性的に接触する。この用紙供給ローラの回転に伴い、該用紙供給ローラを含む用紙供給部材の作用により、用紙供給カセット内の用紙が1枚ずつ分離され繰出されて前記装置本体内に供給される。そして、カセット室の天壁部には、前記用紙供給カセット内の用紙を押える用紙押さえ部材が揺動自在に支持されているから、用紙供給カセットの前記カセット室内での装着状態では、用紙押さえ部材が堆積用紙の上面を押える。従って、用紙供給カセットに装填される用紙がカールしている場合でも、用紙押さえ部材の押さえ作用によりカールが矯正され、用紙の前端部を用紙供給ローラと弾性的に接触するよう位置させることができる。これにより、用紙供給ローラの回転による用紙の分離及び繰出し作用が的確になされ、カールした用紙特有のミスフィードを起こすことなく、用紙の装置本体内への円滑な供給がなされる。加えて、用紙押さえ部材が揺動自在に支持されているから、カセット内の用紙の枚数が変化しても、常に用紙の上面に対する押さえ作用が機能し、前記円滑な供給が維持される。
用紙押さえ部材を、前記軸部、アーム部及び押し当て部を備えたものとした場合、アーム部の上下揺動によって、前記用紙上面に対する押し当て部による押さえ作用が的確になされる。また、該押し当て部には、カセット壁の作用を受けて前記アーム部を上向きに揺動させる一対の傾斜ガイド部が形成されているから、前記用紙供給カセットの抜差しの際、カセット壁の押し当て部に対する突掛りによる抜差し操作の円滑性を欠くような事態も生じない。更に、構造が簡単であるから、既存の画像形成装置にも簡易に取付けることができる。
また、前記押し当て部の下面を、用紙の供給方向に沿って湾曲する凸曲面とした場合、前記供給ローラによる用紙の繰出しの際の抵抗が少なく、円滑な用紙の分離及び繰出しがなされる。前記押し当て部を、前記アーム部の先端に回転自在に支持されたローラからなるものとした場合も、用紙の繰出し動作に追従してローラが回転するから、同様に用紙の繰出しの際の抵抗が少なく、円滑な用紙の分離及び繰出しがなされる。更に、前記軸部に前記ストッパー片を形成した場合は、ストッパー片がカセット室の天壁下面に当ることにより、アーム部及び押し当て部の下向き揺動下死点がこれにより設定される。従って、用紙供給カセットを抜き出した際に、アーム部及び押し当て部がカセット室内で過剰に垂れ下がることがなく、次の用紙供給カセットの差込みの際の障害となることがない。
以下に本発明の最良の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略的斜視図、図2は同画像形成装置の概略的縦断面図、図3は図2におけるX部の拡大図、図4は同画像形成装置に取付けられる用紙押さえ部材の一実施形態を示す斜視図、図5は図3におけるY−Y線矢視断面図、図6は用紙押さえ部材の別の実施形態を示す図5と同様図である。
図1及び図2の画像形成装置1は、電子写真方式の画像記録部を備えた所謂複合機を示している。即ち、複写機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能を兼ね備えたものであるが、複写装置、ファクシミリ装置或いはプリンタ装置として具現化される画像形成装置も除外するものではない。図例の画像形成装置1は、上部より自動原稿送り装置(ADF)2、画像読取部3、画像記録部4及び記録紙(用紙)供給部5が積層状態で構成されている。ADF2において、原稿トレイ20上に置かれた原稿は、ピックアップローラ21及び分離手段(セパレートローラとリタードローラの対)22により1枚ずつ繰出し分離され、各搬送ローラ対23、24、25により湾曲搬送路26を搬送される。途中ADF原稿の読取ポイント27において、静止した読取走査装置(後記する)30によってその画像が読取られ、排出ローラ対28によって原稿排出トレイ29上に順次排出させる。
尚、分離手段22としては、セパレートローラ及び分離パッドからなるものも多く採用されている。
画像読取部3は、ADF読取部31と平板式読取走査部(FBS)32とにより構成され、図2は、上記読取走査装置30がADF読取ポイント27の直下のADF読取部31に静止し、ADF2によって順次自動給送される原稿の画像を読取る状態を示している。FBS32において画像読取を行う場合は、読取走査装置30がFBS32に移動し、プラテンガラス33の下を左右に往復移動しながら、プラテンガラス33の上に下向きに置かれた原稿の画像を読取る。上記ADF2を構成する一連の機構は、プラテンカバー(原稿押圧板)も兼ね、図2の紙面奥側をヒンジ部として上下に開閉可能とされている。前記画像読取部3の読取走査装置30が内装される読取部筐体の前面側には、図1に示すように操作パネル部34が形成され、その表面には不図示の各種操作キー及び表示部等が設けられる。
図例の画像記録部4は、クリーナレスシステムの電子写真方式によるプロセス部と定着部とよりなる。このプロセス部は、感光体ドラム40と、該感光体ドラム40の周りに配された、帯電器41、露光器42、現像器43、転写器44及びメモリー除去部材45により構成され、このプロセス部の下流側には定着器46が設置されている。画像記録部4は、プロセス部においてトナー画像が転写された記録紙を定着器46において加熱・加圧し、トナー画像を永久画像として定着させ、定着器46の下流側の排出ローラ対47より記録済み記録紙を排出トレイ48に排出させるよう構成されている。
記録紙供給部5は、画像形成装置1の装置本体10に形成されたカセット室50に抜差し可能に装着される記録紙(用紙)供給カセット6を備える。記録紙供給カセット6の抜差し方向は、図示のように装置本体10の前面側から奥側に沿った方向の他、装置本体の側部から左右方向に沿った方向とすることも可能である。記録紙供給カセット6の本体ケースは、上部が開口する箱型の筐体60からなり、該筐体60の記録紙供給方向前端側壁部は記録紙ガイド壁部61とされている。該記録紙ガイド壁部61の上面は傾斜面とされ、その中央部に圧縮ばね(不図示)により上向きに弾力が付与された状態でパッド台62が組み込まれ、更に、該パッド台62の上面には摩擦分離パッド63が固着されている。筐体60の前端側には、記録紙(用紙)供給ローラ64が回転駆動軸640を介して回転自在に設置されている。前記分離パッド63は、該記録紙供給ローラ64の周面に弾性的に押付けられ、記録紙供給ローラ64と分離パッド63とにより、記録紙を1枚ずつ分離し繰出して装置本体10内に供給する記録紙(用紙)供給部材65が構成される。記録紙供給ローラ64の回転駆動軸640は、その一端にカップリング部641を備え、カップリング部641は、記録紙供給カセット6が前記カセット室50に装着された状態では、装置本体10内の不図示の駆動伝達系に連結される。
記録紙供給カセット6の筐体60内には、ヒンジピン66を支点として上下揺動可能とされた押上板67及び記録紙7の後端を規制する位置調整可能なエンドガイド68が設けられている。押上板67は圧縮ばね69によりヒンジピン66を支点として上向きに弾力が付与された状態とされる。前記筐体60における装置本体10の前面側には、図示を省略したが、抜差し操作用の取手を備えた前面パネルが一体に設けられている。また、筐体60内には、その他、図示及び説明を割愛するが、記録紙供給カセット6として必要な付帯部材、例えば、記録紙の幅方向を規制するサイドガイド、或いはエンドガイド及びサイドガイドの位置決め部等も装備される。
尚、記録紙供給カセット6の下に、更にオプションカセット(不図示)を配置し、2段以上のマルチカセットシステムを構成することも可能である。
前記装置本体10内には、装着された記録紙供給カセット6の前記記録紙供給部材65に連なる湾曲状の記録紙搬送路11が形成され、該記録紙搬送路11の途中には、搬送ローラ対12及びレジストローラ対13が設置されている。記録紙供給カセット6から記録紙供給部材65によって1枚ずつ分離され繰出された記録紙7は、これらローラ対12,13によって搬送され、前記感光体ドラム40と転写ローラ44とのニップ部に導入されるよう構成されている。前記記録紙ガイド壁部61の背後には下段カセットからの記録紙の搬送路14を隔てて、ジャムアクセスカバー(メンテナンス用開閉カバー)15が取付けられており、このジャムアクセスカバー15は、装置本体10の右側壁部に、ヒンジピン16を支点として開閉可能に取付けられている。ジャムアクセスカバー15の内面は、前記記録紙搬送路11のガイド壁を構成し、該ガイド壁に前記搬送ローラ対12の一方のローラ(プレスローラ)が回転自在に取り付けられている。従って、記録紙搬送路11において記録紙ジャムが発生した時には、該ジャムアクセスカバー15を開けることにより搬送ローラ対12のニップが解除されるから、ジャム記録紙の取り出しが可能とされる。
上記構成の画像形成装置1による記録紙7に対する画像形成プロセスについて略述する。上記画像読取部3で読取られた画情報、或いはファクシミリやパソコン等の外部端末から送信された画情報が、帯電器41によって一様に帯電された感光体ドラム40の表面に、露光器42によって光情報として書き込まれる。これにより、感光体ドラム40の表面には光情報に基づく静電潜像が形成される。この静電潜像は、感光体ドラム40の回転に伴い、現像器43によって現像されてトナー像とされ、転写器44とのニップ部に至る。記録紙供給カセット6からは、記録紙供給部材65により、記録紙7が1枚ずつ分離され、繰出されて、搬送ローラ対12により湾曲搬送路11を搬送されてレジストローラ対13に至る。記録紙7は、レジストローラ対13により前記トナー像に同期するようレジストされて感光体ドラム40と転写ローラ44とのニップ部に導入され、トナー像が記録紙7上に逐次転写される。記録紙7に転写されたトナー像は、定着器46によって永久画像として定着され、永久画像が形成された記録紙7は、排出ローラ対47によって排出トレイ48上に排出・堆積される。転写部を経た感光体ドラム40の表面には、若干のトナーが付着残留しており、この残留トナーは、所定のバイアス電位が印加されたメモリー除去部材45によって掻き乱され、感光体ドラム40の表面上に分散される。この残留トナーは、その後の露光工程での静電潜像の形成に影響を及ぼすことなく現像器43に回収される。
前記カセット室50の天壁部51には、記録紙(用紙)押え部材8が揺動自在に支持されている。該記録紙押え部材8について、図3〜図5も参照して詳細に説明する。該記録紙押え部材8は、前記天壁部51に回転可能に支持される軸部80と、該軸部80に一体的に形成されたアーム部81と、該アーム部81の先端に形成された押し当て部82とを備える。軸部80は、取付部材9に回転可能に支持された状態でビス91によって前記天壁部51の下面に取付けられている。軸部80に一体的に形成されたアーム部81は、軸部80が取付部材9に回転可能に支持されることにより上下揺動可能とされる。該アーム部81の先端に形成された押し当て部82は、カセット室50に記録紙供給カセット6が装着された時には、アーム部81の重量と合わさった自重に伴うアーム部81の下向き揺動により、記録紙供給カセット6内の堆積記録紙7の上面に押し当てられる。記録紙供給カセット6は、異なるサイズの記録紙を装填可能とされており、前記記録紙押え部材8は、記録紙のサイズに応じ、各記録紙の後端部、或いは中央部の上方に位置するよう複数取付けられる。図2では、2個の記録紙押え部材8が天壁部51に取付けられている例を示している。
前記押し当て部82は、前記記録紙供給カセット6の抜差しの際、差し込み方向先側のカセット壁600の作用を受けて前記アーム部81を上向きに揺動させる一対の傾斜ガイド部83,84を備えている。該傾斜ガイド部83,84は、正面視して左右対称で、上向きに略45°の傾斜角度で互いに広がるように形成されている。従って、図5に示すように、記録紙供給カセット6を矢印601に沿ってカセット室50内に差し込むと、前記カセット壁600の上端縁が装置本体10の前面側に位置する傾斜ガイド部83に作用する。カセット壁600の傾斜ガイド部83に対する水平方向の推力は、傾斜ガイド部83に垂直方向の分力として作用し、これにより、前記アーム部81は軸部80を支点として上向き(矢印810)に揺動する。更に、記録紙供給カセット6を差し込んでゆき、押し当て部82がカセット壁600を乗り越えると、アーム部81及び押し当て部82が自重により下向きに揺動し、押し当て部82が記録紙供給カセット6内に堆積された記録紙束7の上面に押し当てられる。また、記録紙供給カセット6を矢印602に沿って抜き出す際には、カセット壁600の上端縁が奥側の傾斜ガイド部84に作用して、前記と同様にアーム部81を上向き(矢印810)に揺動させ、記録紙供給カセット6の抜き出しが可能とされる。
前記押し当て部82の下面は、図3及び図5に示すように記録紙供給カセット6内の記録紙7の供給方向(繰出し方向)及び記録紙供給カセット6の抜差し方向に沿って湾曲する凸曲面とされている。これにより、記録紙供給カセット6内の記録紙7の繰出し抵抗が小さくなり、記録紙供給カセット6からの記録紙7の供給が円滑に成される。また、カセット壁600の押し当て部82に対する突っ掛かりをなくして、記録紙供給カセット6の抜差しを円滑に行うことができる。更に、押し当て部82が記録紙束7上に押し当てられた後の引き続く記録紙供給カセット6の差込み操作の際にも、押し当て部82が記録紙7上を抵抗少なく相対的に滑り動くことになるから、記録紙7に皺等が発生する懸念がない。前記軸部80には、前記アーム部81と反対側に、カセット室50の天壁部51下面に当るストッパー片85が形成されている。これにより、アーム部81及び押し当て部82の揺動下死点が設定され、記録紙供給カセット6を抜き出した際に、アーム部81及び押し当て部82がカセット室50内で過剰に垂れ下がることがなく、次の記録紙供給カセット6の差込み操作に支障を来たすことがない。
軸部80、アーム部81、押し当て部82、傾斜ガイド部83,84及びストッパー片85からなる図示のような記録紙押え部材8は、合成樹脂の一体成型によって得られる。
前記記録紙供給カセット6は、図1に示すようにカセット室50から抜き出され、その筐体60内に多数枚の記録紙7が装填される。この時、記録紙束7を押上板67の上に置き、圧縮ばね69の弾力に抗して記録紙束7を押上板67と共に押下げる。この押下げにより、押上板67は最大押下げ位置で不図示のロック機構によってロックされてこの位置に維持される。記録紙束7は、その前端部が供給ローラ63の下部に位置するよう揃えられ、また、後端部は位置調整されたエンドガイド68により位置規制される。この状態で、図1の1点鎖線矢印のようにカセット室50内に記録紙供給カセット6を差込んでゆく。この差込みに伴い、記録紙押え部材8のアーム部81及び押し当て部82が、前述のようにカセット壁600の作用を受けて上向きに揺動される。押し当て部82がカセット壁600を乗り越えると、自重により下向きに揺動し、押し当て部82が記録紙供給カセット6内の用紙束7の上面に押し当てられる。従って、図3の2点鎖線で示すように記録紙7がカールして端部或いは中央部が反り上がっていても、押し当て部82の押し圧作用によって矯正され、後端部がエンドガイド68に揃えられる。
そして、記録紙供給カセット6を、引き続きカセット室50内に差し込んでゆくと、カセット室50内に設けられた不図示のロック解除機構によって前記ロック機構のロック解除がなされる。このロック解除により、押上板67が圧縮ばね69の弾力よりヒンジピン66を支点として上向きに揺動し、記録紙束7の前端部が記録紙供給ローラ64の周面に確実に押付けられる。従って、記録紙供給ローラ64の回転によって、記録紙7が1枚ずつ分離され繰出されて、ミスフィードを起こすことなく円滑に画像記録部4に向け供給される。記録紙供給ローラ64の回転は、作動指令に基づき、装置本体10内の駆動伝達系からカップリング部641及び駆動軸640を介してなされる。
図6は用紙押さえ部材8の別の実施形態を示す。図例の用紙押さえ部材8は、軸部80にトーションばね86を巻きつけ、アーム部81及び押し当て部82の自重にトーションばね86のばね弾性を加重させて、記録紙7に対する押し当て力を補足した点で、前記の実施形態と異なる。記録紙7の腰の強さによっては、或いは、カールした記録紙7を多数枚装填した場合には、用紙押さえ部材8の押し当て力が不足することもあり、このような使用態様には、トーションばね85の加重作用が有効である。尚、トーションばね86に代え、他のばね部材、或いは錘等を用いることも可能である。
また、図6の用紙押さえ部材8は、前記押し当て部82が、前記アーム部81の先端に回転自在に支持された太鼓形状のローラからなる点でも、前記の実施形態と異なる。このように押し当て部82がローラからなる場合、記録紙供給カセット6内の記録紙7が繰出される際、その繰出し動作に追従して回転するので、記録紙7が抵抗少なく円滑に繰出される。また、ローラが太鼓形状とされているので、記録紙供給カセット6の抜差し操作の際のカセット壁600の突っ掛かりがなく、円滑な抜差し操作がなし得ると共に、記録紙7に接した際の差込み方向の抵抗が小さいことから、前記と同様に記録紙7に皺が発生する懸念もない。
図6は、トーションばね86による加重手段と、ローラからなる押し当て部82とが組み合わさった例を示しているが、これらを個別に図3〜図5の実施形態に適用しても良い。その他の構成は前記の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
尚、実施形態で説明した記録紙供給部材65(分離パッド63及び記録紙供給ローラ64)は、記録紙供給カセット6に設置されているが、装置本体10内に設けられるものであっても良い。そして、該記録紙供給部材65は分離パッド方式としたが、記録紙供給ローラと分離爪とによる分離爪方式であっても良い。図2では、電子写真装置による画像記録部を備えた画像形成装置について述べたが、インクジェット方式、その他の画像記録部を備えた画像形成装置にも本発明を適用することができる。また、画像記録部は、モノクロに限らず、カラーであっても良い。更に、電子写真方式による画像記録部は、クリーナレスシステムに限らず、クリーニングシステムのものでも良く、現像方式も非磁性一成分又は二成分、いずれの方式であっても良い。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略的斜視図である。 同画像形成装置の概略的縦断面図である。 図2におけるX部の拡大図である。 同画像形成装置に取付けられる用紙押さえ部材の一実施形態を示す斜視図である。 図3におけるY−Y線矢視断面図である。 用紙押さえ部材の別の実施形態を示す図5と同様図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 装置本体
50 カセット室
51 天壁部
6 記録紙(用紙)供給カセット
64 記録紙(用紙)供給ローラ
65 記録紙(用紙)供給部材
600 カセット壁
7 記録紙(用紙)、記録紙(用紙)束
8 記録紙(用紙)押え部材
80 軸部
81 アーム部
82 押し当て部
83,84 傾斜ガイド部
85 ストッパー片

Claims (5)

  1. 装置本体と、該装置本体に形成されたカセット室と、該カセット室に抜差し可能に装着される用紙供給カセットと、該用紙供給カセットに堆積収容された用紙束の供給方向前端部上面に弾性的に接触する用紙供給ローラを含み、該用紙供給カセット内の用紙を1枚ずつ分離し繰出して前記装置本体内に供給する用紙供給部材とを備えた画像形成装置であって、
    前記カセット室の天壁部には、前記用紙供給カセット内の用紙を押える用紙押さえ部材が揺動自在に支持されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記用紙押さえ部材は、前記カセット室の天壁部に回転自在に支持される軸部と、該軸部に一体的に形成されて該軸部を支点として上下に揺動するアーム部と、該アーム部の先端に形成され前記用紙供給カセット内の堆積用紙の上面に押し当てられる押し当て部とを備え、該押し当て部には、前記用紙供給カセットの抜差しの際、カセット壁の作用を受けて前記アーム部を上向きに揺動させる一対の傾斜ガイド部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記押し当て部の下面は、用紙の供給方向に沿って湾曲する凸曲面とされていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記押し当て部は、用紙の繰出し動作に追従して回転するよう前記アーム部の先端に回転自在に支持されたローラからなることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記軸部には、前記アーム部と反対側に、カセット室の天壁部下面に当るストッパー片が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
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