JPH11147320A - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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JPH11147320A
JPH11147320A JP33126797A JP33126797A JPH11147320A JP H11147320 A JPH11147320 A JP H11147320A JP 33126797 A JP33126797 A JP 33126797A JP 33126797 A JP33126797 A JP 33126797A JP H11147320 A JPH11147320 A JP H11147320A
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JP
Japan
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ink cartridge
paper
sheet
ink
image forming
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JP33126797A
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Yuji Koga
雄二 古閑
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用の小型自動給紙装置に携帯性を損なわ
ない予備のインクカートリッジの収納スペースを提供す
ること。 【解決手段】 自動給紙装置1は、携帯用の画像形成装
置Pに対して着脱可能に構成されている。本体フレーム
8は、正面視略矩形に形成され、用紙載置部2と下方に
配置された紙送りローラ部3と、その一端に配置された
ローラ軸駆動部4と、その上方に連設された前記インク
カートリッジ収納部5とを備えて、予備のインクカート
リッジ51を収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、例えばプリン
タ、複写機等の画像形成装置に用紙を供給するための自
動給紙装置に関するものであり、詳しくは、携帯性を損
なうことなく予備の印刷用インクカートリッジの格納場
所を備える自動給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 携帯用の小型の画像形成装置には、印
刷方式として、インクカートリッジを用いたインクジェ
ット方式や熱転写方式のものなどが小型化に適している
ため用いられるが、画像形成装置の小型化に伴い印字用
のカートリッジも小型化しており、そこに内蔵されるイ
ンクの容量もまた少なくなってきている。インクの容量
が少ないために、印刷できる枚数が少なくなり、画像形
成装置の使用中のインク切れが多くなる。この結果、外
出先でインク切れに備えて、使用中の印刷用のインクカ
ートリッジに加え、予備のインクカートリッジを準備し
ておき、ケースに入れて画像形成装置本体と別に携帯す
ればよいが、これでは携帯するのに煩わしい。
【0003】そこで、例えば特開平6−135097号
公報や特開平7−186400号公報、特開平8−30
0675号公報に示されるように、画像形成装置の本体
部分に、所定のインクカートリッジの収納場所を設け
て、プリンタに予備のカートリッジを収納するものが提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、携帯
性を重視する小型の画像形成装置においては手差し印刷
が小型化に有利であるが、この場合は一般に印刷枚数も
少ないことからインクの消費量も少なく、予備のインク
カートリッジが必ずしも必要とはいえない。また、画像
形成装置自体に予備のカートリッジを収納するスペース
を設けた場合、インクの収納スペースの分だけ画像形成
装置が大きくなることから、画像形成装置の小型化に反
し携帯性を損なうする結果となってしまう。
【0005】一方、携帯用の小型画像形成装置であって
も、自動給紙装置(オートカットシートフィーダ)を組
み付けて多数枚の印刷をしたい場合がある。この場合は
画像形成装置本体のみで手差し印刷を行う場合に比べ、
前提として大量の印刷を行うために用いられるものであ
るため、容量の小さいインクカートリッジでは手差し印
刷に比べて印刷途中にインク切れを起こすことが多くな
る。従って、大量の印刷を前提とした自動給紙装置を使
用する場合は予備のインクカートリッジの必要性が大き
いといえる。ところがこの場合に、予備のインクカート
リッジを自動給紙装置本体と別々に運搬するのでは煩雑
であり、携帯性を損なうことになってしまうという問題
がある。
【0006】この発明は上記課題を解決するものであ
り、画像形成装置には携帯性を重視して予備のインクカ
ートリッジ収納部を設けず、その一方で一般に大量に印
刷することを前提とする自動給紙装置を装着した場合に
のみに用いるため、自動給紙装置本体内に予備のインク
カートリッジの収納スペースを提供することを目的とす
る。また、自動給紙装置の構造上のデッドスペースとな
る場所を利用して予備インクカートリッジ収納部を設
け、携帯性を損なうことない自動給紙装置を提供するこ
とも目的とし、さらにインク漏れやインク乾きを起こす
ことなく確実に収納できる前述の予備インクカートリッ
ジ収納部を備えた自動給紙装置を提供することも目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに、請求項1に記載の自動給紙装置では、携帯用の画
像形成装置に対して着脱可能に構成され、当該画像形成
装置に単票用紙を連続的に供給するための自動給紙装置
において、当該自動給紙装置の本体フレームに、予備の
インクカートリッジを収納する収納部を備える。
【0008】この構成に係る自動給紙装置では、画像形
成装置本体のみを、携帯する場合には予備のインクカー
トリッジを収納することなく携帯性を高め、その一方で
一般に大量の印刷がなされる自動給紙装置を用いる場合
のみ予備のインクカートリッジを自動給紙装置自体に収
納する。
【0009】また、請求項2に記載の自動給紙装置で
は、請求項1に記載の自動給紙装置の構成に加え、印刷
用の用紙を載置する用紙載置部と、該用紙載置部に用紙
を挿入するために開閉可能に形成された用紙載置部蓋と
を備え、前記インクカートリッジの収納部蓋が、前記用
紙載置部蓋と一体に形成されている。
【0010】この構成に係る自動給紙装置では、インク
カートリッジ収納部蓋が、用紙載置部蓋と一体に形成さ
れており、部品点数が減り構造が簡素化され、用紙載置
用の蓋を開けるだけで予備のインクカートリッジを取り
出すことができ取り扱いも簡単になる構成である。
【0011】請求項3に記載の自動給紙装置では、請求
項1ないし請求項2記載の自動給紙装置の構成に加え、
前記本体フレームが、正面視略矩形に形成され、前記本
体フレームには、前記用紙載置部の下方に配置され、か
つローラ軸に軸支された給紙ローラ部と、前記ローラ軸
の一端に配置されたローラ軸駆動部と、該ローラ軸駆動
部の上方に連設された前記インクカートリッジ収納部と
を備えて構成される。
【0012】この構成に係る自動給紙装置では、構造上
デッドスペースとなる場所を利用して予備のインクカー
トリッジを収納するものである。この場所であれば、自
動給紙装置の用紙幅方向の長さは変えないでインクカー
トリッジ収納部を設けることが可能となり、予備のイン
クカートリッジ収納部を設けることでは、携帯性も損な
われない構成である。
【0013】請求項4に記載の自動給紙装置では、請求
項1ないし請求項3に記載の自動給紙装置の構成に加
え、前記画像形成装置はインクジェットヘッドを備え、
かつ前記予備のインクカートリッジは、液体インクを内
蔵し、前記インクカートリッジ収納部は、前記インクカ
ートリッジ下方に配設される底部と、前記インクカート
リッジ側面を囲んで前記底部に間隙なく連設された周壁
と、前記インクカートリッジ収納部の蓋と、前記インク
カートリッジ収納部の蓋の内側に配設された密閉部材
と、を備え、前記インクカートリッジ収納部は、前記イ
ンクカートリッジを密閉状態に収納可能に構成される。
【0014】この構成に係る自動給紙装置では、画像形
成装置に液体インクを用いるインクジェット方式の印刷
方式を採用した場合に、自動給紙装置を携帯中に万一イ
ンクカートリッジに内蔵された液体インクが漏出した場
合でも、インクカートリッジ収納部は密閉状態とされて
いるから外部へはインクが漏出することがない。したが
って、自動給紙装置の機械部分などを汚染することがな
いような構成となっている。
【0015】また、開封して使用中のインクカートリッ
ジを収納した場合も、インクの乾燥を防ぎ、インク乾燥
によるヘッド詰まりを防止して再使用を可能にするもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の一の実施形態に
ついて、添付図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態である自動給
紙装置1(オートカットシートフィーダ)の外観を示す
正面側斜視図である。
【0018】図1で示すように、自動給紙装置1は、画
像形成装置である携帯可能な小型のインクジェット方式
のプリンタPの給紙側に着脱自在に構成されている。本
体フレーム8は、本体ケースを兼ね備えた部材で、プラ
スチック素材により構成され、用紙搬送方向の上流側に
水平角約55度斜め上方に装着される、正面視略矩形の
箱状に形成され、かつその下部が前方にやや膨らんだ形
態を有する。
【0019】まず、本発明に係るインクカートリッジ収
納部5について説明する。本体フレーム8の内部上方に
は、印刷用の単票用紙を複数枚載置する用紙載置部2が
配置され、その下部には、給紙ローラ部3が配置され
る。給紙ローラ部3の正面視右側には、ローラ軸駆動部
4が設けられる。また、用紙載置部2の正面視右方であ
ってローラ軸駆動部4の上方に、本発明に係る予備のイ
ンクカートリッジ51を収納するインクカートリッジ収
納部5が配置される。
【0020】図2から判るように、用紙載置部2と給紙
ローラ部3とは、印刷用紙Sにより必要な幅が略決定さ
れるとともに、ローラ軸駆動部4の位置が、給紙ローラ
部3の用紙幅方向の横位置に決定されてしまうため、イ
ンクカートリッジ収納部5が配置される場所は、自動給
紙装置1の全体を矩形にした場合に、構造上不必要な空
間を生じる場所となる。従って、インクカートリッジ収
納部5が配置される場所は、いわゆるデッドスペースで
あり、ここに収納部を設けても自動給紙装置全体の用紙
幅方向の長さは変わることがない。
【0021】図4及び図5に示されるようにインクカー
トリッジ収納部5は、予備のインクカートリッジ51
が、2段に積層されて収納される。図2に示すように予
備のインクカートリッジ51の下方に配設されるインク
カートリッジ収納部5の底部52は、インクカートリッ
ジ51が収納された場合の底面と略同寸の平面からな
る。底部52は、本体フレーム8の一部であり、インク
カートリッジ51を下方から支持する板状の部分であ
る。また、収納されたインクカートリッジ51の側面を
囲んで底部52と間隙なく連設された周壁53は、底部
52と一体に成形された本体フレーム8の一部をなすも
のである。底部52と周壁53は一体となり間隙のない
直方体の凹部を形成する。また、図4及び図5に示すよ
うに、用紙載置部蓋81の一部であってインクカートリ
ッジ収納部5に対応する場所には、インクカートリッジ
収納部5の凹部に嵌合するようなインクカートリッジ蓋
54が凸設されている。また蓋54の周囲にはゴム製の
密閉部材55であるOリングが環装されている。
【0022】なお、本実施形態の画像形成装置Pに使用
するインクカートリッジ51は、液体インクを使用する
インクジェット方式のもので、箱状のプラスチック製の
外部ケースの中の、袋状のカートリッジ内に液体インク
を内蔵したものである。
【0023】次に、本実施形態に係る自動給紙機1につ
いて説明する。図1に示すように自動給紙装置1の底部
には、細長状の若干の弾性を有した合成樹脂製の板状の
脚部7が軸支部72を脚係止ネジ87により本体フレー
ム8に軸止され、本体フレーム8の底面に水平に回動す
るように軸支されている。脚部7は、図6に示すように
脚部7の長手方向を自動給紙装置1の長手方向(用紙幅
方向)と略垂直に交差するように回動させ展開される
と、支え部71が自動給紙装置の重心点の鉛直下よりも
背面方向に延設されて、自動給紙装置1の重量を支え、
自動給紙装置1を自立させるものである。図2、図3及
び図6に示すように、支え部71の先端には、脚部7を
展開した状態で対向する方向から約45度上方に向け
て、矩形の板状の突起部分であるストッパ74が備えら
れている。脚部7の正面側端部は、先端上面に、爪状の
突起物である係止フック73を備える。脚部7は、長手
方向を自動給紙装置1の長手方向と同一方向に回動させ
れば、脚部が本体底部の下に収納されるため、携帯時に
は邪魔な突起部分が生じない。収納する場合に、前記の
ストッパ74があるため、ちょうど収納された角度で脚
部の回動が規制される。なお、脚部7を引き出したい場
合に、ストッパ74に、指をかけて引き起こすこともで
きる。
【0024】図1に示すように、本体フレーム8の給紙
ローラ部3及びローラ軸駆動部4の両端部分に、2つの
係止フック85を有する。係止フック85は、下方に凹
部を有し、先端鉤状の鉄製薄板からなり、後述のローラ
軸34の軸受け板49の一部に突起部分を設け、本体フ
レーム8を貫通させて形成されたものである。
【0025】自動給紙装置1は、画像形成装置Pに対し
て以下のように装着される。脚部7を、本体底部の長手
方向と交差する向きに回動させた状態で、画像形成装置
1に図1のように近接させる。そして、図6に示すよう
に、係止フック85を、画像形成装置Pに設けられた係
止部P6に挿入し、係止フック85の先端の鉤状の部分
を係止部P6に掛止して固定する。さらに、脚部7の先
端の係止フック74を、脚部の弾性を利用して下方に撓
ませ係止フック73の突起部分を画像形成装置Pの係止
部P7の凹部に嵌入させて係止させる。以上のように自
動給紙装置1を画像形成装置Pに装着すれば、自動給紙
装置1の用紙排出口84が画像形成装置Pの用紙挿入口
P8と連通し、また、画像形成装置Pの搬送ローラギア
P11が、自動給紙装置1の動力伝達ギアAと噛み合っ
て固定される。
【0026】用紙載置部2には、図1及び6に示すよう
に用紙載置部蓋81が係止軸811により開閉自在に軸
支されている。また、用紙載置部蓋81を開放した場合
に、その開度を規制するための突起状のストッパ813
が係止軸811に近接する位置において前記用紙載置部
蓋81の内側に凸設され、圧板側壁212に当接するこ
とにより用紙載置部蓋81の開度を規制している。用紙
載置部2の天頂部には、用紙載置部蓋81を閉めたと
き、印刷用用紙を挿入するための開口部となるように用
紙挿入口83が形成されている。
【0027】用紙載置部2の内部は、図1及び6に示す
ように、本実施形態での使用最大用紙幅であるJISの
A4サイズより若干幅の広い米国レターサイズと同幅
で、かつ用紙挿入口83近傍から給紙ローラ31近傍に
至る長さで、矩形の板状の部材からなる圧板21が配置
される。圧板21は、用紙を裏面から支持する底板21
1と、底板両側に配置された壁状の用紙を両側端部から
案内する側板212からなり、圧板支持軸213により
用紙挿入口83両端部近傍で本体フレーム8に軸支さ
れ、給紙ローラ31近傍の圧板裏面に配置された2つの
コイルバネからなる圧板バネ214により給紙ローラ3
1方向に付勢されている。
【0028】圧板21上の正面視左方には、図1、2及
び6に示すように、用紙幅に応じた案内をするため水平
方向に摺動可能なサイドガイド23が配設される。その
サイドガイド23の主要部をなす底板231は、圧板2
1の約5分の1の幅で、長さが圧板21の約3分の2で
ある矩形薄板状部材からなり、圧板21の表面に当接さ
れて配置され、その底板231の左端部に壁状に設けら
れた側壁232は、用紙S側端部を案内する。圧板21
の底板211に、連結口236が、幅方向に水平な開口
部を形成し、連結口236を介しサイドガイド底板23
1がスライダ234に連結される。圧板底板211裏面
には、用紙幅方向に水平に対向して設けられたラチェッ
トレール235が配設される。スライダ234は、ラチ
ェット爪237を上下方向にそれぞれ有し、ラチェット
レール235に案内されて水平方向に摺動可能に配設さ
れ、サイドガイド23は、圧板21の表面上をスライダ
234により案内されて水平方向に摺動する。スライダ
234は、ラチェット爪237がラチェットレール23
6の歯に噛み合い、サイドガイド23は任意の位置で固
定される。
【0029】延長ガイド6は、図1、2及び6に示すよ
うに、左右一対の延長ガイド6R、6Lがそれぞれ隅部
を軸支されて配設される。以下延長ガイド6を、図5に
正面視右方に配設される延長ガイド6Rを例に挙げて説
明をする。底部61は、図2のように延長ガイド6Rを
使用する状態に展開した場合に、左側上の隅部が切り欠
かれた全体が五角形の形状に形成されており、用紙Sを
裏面から支持する。また、底部61は、右上隅部近傍、
即ち用紙搬送方向上流側で、かつ用紙端部側の一部が正
方形状の用紙面と平行に形成され平面部が形成され、他
の底部に比較して一段高い凸部611となっている。凸
部611からその周囲に連続するように斜面部612形
成され、底部61の下方および左方は、最も低く用紙面
と平行なL字形の平面である底面部613が形成されて
いる。
【0030】底部61の用紙端部側の辺全体に、用紙S
を側方から案内するため、壁状の側部ガイド壁62が凸
部611より更に高く形成されている。側部ガイド壁6
2の裏面側には、内部中空のレーストラック状の環状の
突起部である補強部64が設けられて、延長ガイド6を
展開した場合の支持部材として機能する。側部ガイド壁
62と底部61と補強部64は、それらの外側端部にお
いて同一平面上に連設され側壁60を構成している。
【0031】軸支部63は、補強部64の下端部におい
て裏面側に向かって2段の円筒状に凸設されている。軸
支部63は、用紙挿入口83周縁の本体側831の両端
部近傍で、図6に示すように外側裏面から係止ネジ63
1により軸止されている。なお、正面視左方の延長ガイ
ド6Lは、前述延長ガイド6Rと対称に形成されている
こと以外は同様に形成されている。
【0032】延長ガイド6は、自動給紙装置1の使用時
には、図2に示すように、用紙Sの搬送方向の上流側
に、圧板21と略同一平面上に延長するように展開され
る。用紙Sを載置した場合に、用紙Sの両側端部が左右
の凸部611に裏面から支持され、用紙Sの用紙幅方向
の中央部側の部分は、底面部613に支持され、また用
紙中央部は、左右の延長ガイドの間隙上の空間に位置す
る。そのため延長ガイド6は、用紙Sの上流側部分を下
方に凸となるように湾曲した状態で支持することにな
る。
【0033】延長ガイド6は、携帯時には図3に示すよ
うに、軸支部63を軸に回動して用紙載置部内2に収納
される。この場合延長ガイド底部61は、上述した如く
角が切り欠かれた五角形形状とされているため、収納す
るために回動しても、互いに干渉することなく収納でき
る。収納された底板61は、圧板21と積層され、側壁
60は用紙挿入口83に収納される。この場合、前述の
ように側部ガイド壁62、底部61、補強部64の端部
は同一平面上に揃えられ、これらが一体となって側壁6
0を構成し、用紙挿入口の蓋体として機能する。収納さ
れた延長ガイド6は、側部ガイド壁62端部が蓋側周縁
832に、補強部64端部が本体側周縁831に、それ
ぞれ密着して、外部からの異物の侵入を防止するように
形成される。また、収納された延長ガイド6は、本体側
周縁にかまぼこ形に凸設されたストッパ813により係
止されるため不所望な展開が防止され、携帯時に延長ガ
イド6が飛び出してしまうことを防いでいる。
【0034】なお、収納された延長ガイド6を再び展開
するには、用紙載置部蓋81を開放すれば容易に展開で
きる。
【0035】給紙ローラ31は、図2、3及び6に示さ
れるように、用紙の側端部から用紙幅方向の約3分の1
中央よりの、圧板21の用紙搬送方向の下流側端部近傍
に2個所配置され、ローラ軸34と一体的に回転するよ
う設けられている。また、前述の圧板21に対して給紙
ローラ31は、用紙搬送方向下流側の表面端部に接触可
能に設けられている。給紙ローラ31は、用紙Sに高摩
擦係数でもって接触可能な円周面状の接触面312と、
用紙Sと接触しない2つの平面からなる非接触面31
3、314を備え、側断面略D字状に形成されている。
図2に示すように、左右の給紙ローラ31の両側面に
は、円盤状で用紙Sの屈曲を防止するするための、用紙
Sに対して低摩擦係数のカラー33がローラ軸34に遊
嵌されている。カラー33の外半径は、給紙ローラ31
の接触面312における外半径より若干小さく、非接触
面313のと回転中心との距離よりは若干大きく形成さ
れている。なお圧板21には、給紙ローラ31及びカラ
ー33が圧板21と接触する部分には中程度の摩擦係数
のコルク材の薄板からなる圧板パッド216が設けられ
ている。
【0036】給紙ローラ31と圧板21が当接する下流
側直下には、分離パッド32を設けたホルダ231が配
設されている。このホルダ231は、給紙ローラ31に
対して分離パッド32が昇降自在に揺動可能に支持軸3
22により枢着されており、かつバネ323により給紙
ローラ側に付勢されている。分離パッド32は、ゴム等
の摩擦係数の大きい材料からなり、用紙Sの二重送りを
防止するものである。なお、ホルダ231の分離パッド
32の用紙幅方向の長さは、図2に示すように左右の給
紙ローラ32およびカラー33に対面するように長く形
成されている。
【0037】圧板カム35は、図2及び6に示すように
先端にV字形の凹部を有する棒状の突起形状で、ローラ
軸34に環装されている。また、圧板21の左右の側壁
232の下流側端部には、三角形の突起状の圧板カムフ
ォロワー215が設けられており、圧板カムフォロワー
215は、圧板カム35に圧接されるように配設されて
る。圧板カム35の突起部は、給紙ローラ31の非接触
面313が圧板パッド216と、また給紙ローラ31の
非接触面314が分離パッド32とそれぞれ対峙する位
置になった場合に、圧板カムフォロワー215を押圧
し、先端の凹部に圧板カムフォロワーが嵌入されるよう
に形成されている。圧板カムフォロワー215が押圧さ
れて圧板21は、下方に揺動し、給紙ローラ31及びカ
ラー33は、圧板パッド216に対して間隙を生じる。
また、分離パッド32は、給紙ローラ31の非接触面3
14に対峙しているが、前述のようにカラー33の外周
の方が外側に位置しているため、分離パッド35は、カ
ラー33と接触した状態となっている。
【0038】なお、以下の説明では、圧板カム35と圧
板カムフォロワー215が嵌合された状態を、初期位相
と呼び、圧板カム35が、圧板カムフォロワー215と
嵌合を外れた状態を回転位相と呼ぶ。
【0039】なお回転位相の場合は、前述のように給紙
ローラ31の接触面312の外周の方がカラー33の外
周よりも半径が大きいため、接触面312が用紙に接触
し、カラー33は用紙面に接触しない。
【0040】ローラ軸34は、本体フレーム8にネジ止
めされた鉄製薄板からなる軸受け板49により回転可能
に軸支されている。正面視右方の軸受け板49に軸支さ
れたローラ軸34の端部には、給紙ローラギア48が設
けられ、画像形成装置Pに備えられた駆動モータ及び伝
動ギア機構(図示しない)により、与えられた駆動力が本
自動給紙装置1の動力伝達ギア41に伝えられ、その駆
動力はローラ軸駆動部4を介して給紙ローラギア48に
伝達されてローラ軸34を駆動する。
【0041】ローラ軸駆動部4について、詳述する。図
1に示すように本体フレーム8に開口された穴からギア
保護板86により保護されて動力伝達ギアであるギアA
41が、外部に突設されている。図5に示すように画像
形成装置Pの搬送ローラギアP11は図示しない駆動モ
ータ、伝動ギア機構により駆動力が付与されている。本
自動給紙装置1は、後述の脚部係止フック73、本体係
止フック85により画像形成装置Pに装着され、動力伝
達ギアであるギアA41と、搬送ローラギアP11とが
噛み合わされて、搬送ローラP1に付与された駆動力が
ギアAに伝達され、ギアA41は、順回転F又は逆回転
Rの方向に回転する。ギアA41からは、図3、図5に
示されるように、順次ギアB大42a、ギアB小42
b、ギアC大43a、ギアC小43bと駆動力が伝達さ
れるとともに減速され、ギヤD外44aに伝達される。
ギアD外44aと同軸に、同径・同歯数のギアD内44
bが連設され、さらにギアD外44aには遊星歯車であ
る振り子ギアE45が配置され、ギヤD内44bには遊
星歯車である振り子ギアG47が配置される。
【0042】ここで、画像形成装置Pの搬送ローラP1
により用紙を搬送方向に送る向きを順方向とする。もし
逆方向に搬送ローラギアP11が回転すれば、ギアA4
1は、右側面断面である図5において、R方向の回転と
なる。そうすればギヤD外及び内44a/bは、左回転
となり、振り子ギアE45は、45aの位置に回転移動
して、ギアF46との噛み合う。一方、振り子ギアG4
7は、47bの位置に回転移動して給紙ローラギア48
との噛み合いが外れる位置にとなる。
【0043】逆に、画像形成装置Pの搬送ローラP1が
用紙を搬送方向に送る順方向に回転すれば、ギアA41
は、右側面断面である図5において、F方向の回転とな
る。そうすればギヤD外及び内44a/bは、右回転と
なり、振り子ギアE45は、45bの位置に回転移動し
て、ギアF46との噛み合いが外れる。一方、振り子ギ
アG47は、47aの位置に回転移動して給紙ローラギ
ア48と噛み合う位置にとなる。給紙ローラギア48
は、図2に示されるように、ギアF46とは、常時噛み
合うように全周に歯が設けられているが、振り子ギアG
47と噛み合う面は図6に示すような位置に歯のない歯
欠部481を有する。
【0044】そのため、逆方向に回転するときは、駆動
力は振り子ギアE45aから、ギアF46を介して給紙
ローラギア48に常時噛み合っているため、常に6図の
図上で右回転、即ち給紙ローラを用紙搬送方向に回転さ
せるように駆動力が伝達される。ところが、順方向に回
転する場合、振り子ギアGから駆動力が給紙ローラギア
48に伝達されていても、給紙ローラギア48が回転し
て、噛み合い部分が歯欠部481にくれば、以後は振り
子ギアGがいくら回転しても給紙ローラギア48の回転
が停止する。この回転が停止する位置は、前述の初期位
相の状態である。即ち、順回転の場合は、給紙ローラ3
1は、圧板カム35と圧板カムフォロワー215が嵌合
された状態となり、圧板カムフォロワー215によって
圧板21は押圧されて下方に揺動し、給紙ローラ31の
回転が、非接触面313と圧板パッド216が対峙する
位置に停止し、給紙ローラ31及びカラー33は、圧板
パッド216に対して間隙を生じる。また、分離パッド
32は、給紙ローラ31の非接触面314に対峙し、分
離パッド35は、カラー33と接触した状態となる。
【0045】本実施形態の画像形成装置Pに使用するイ
ンクカートリッジ51は、液体インクを使用するインク
ジェット方式のもので、カートリッジ内に液体インクを
内蔵したものである。カートリッジ51は、袋状のイン
ク袋をプラスチックケースに入れたもので、インクカー
トリッジ収納部5は、該ケースを嵌入できる大きさに形
成されており、本実施形態では、このカートリッジ51
を2個収納できる。
【0046】以下本実施形態に係る自動給紙装置1が画
像形成装置Pに装着された場合の動作について説明す
る。まず、用紙載置部蓋81を開放して延長ガイド6を
展開し、所定枚数の印刷用紙Sの正面視右方の側端部を
圧板21の側壁212に当接させ、印刷用紙Sの用紙幅
に合わせてサイドガイド23を摺動させて、サイドガイ
ド23の側壁232をもう一方の用紙側端部と当接させ
る。用紙先端部を圧板21の底板211に沿って用紙載
置部2に挿入する。この時用紙先端部は、分離パッドホ
ルダの上端に当接してセットさせる。
【0047】画像形成装置Pに所定の画像情報が入力さ
れると、画像形成装置Pのコントローラ(図示せず)から
の指令により駆動モータ(図示せず)が回転する。本実施
形態の場合、駆動モータは、最初に用紙搬送方向と逆方
向に回転する。駆動モータの回転は、動力伝達機構(図
示せず)を介して搬送ローラギアP11を、逆方向に回
転させ、ギアA41は、右側面断面である図5におい
て、時計廻りである右向きの回転となる。そうしてギヤ
D外及び内44a/bは、左回転となり、振り子ギアE
は、45aの位置に回転移動して、ギアFと噛み合う。
振り子ギアG47は、47bの位置に回転移動して給紙
ローラギア48との噛み合いが外れる位置にとなる。そ
のため、駆動力は振り子ギアE45aから、ギアF46
を介して給紙ローラギア48に常に6図の図上で右回
転、即ち給紙ローラを用紙搬送方向に回転させるように
駆動力が伝達される。
【0048】給紙ローラ31は、当初初期位相の状態に
あり、給紙ローラ31は、圧板カム35と圧板カムフォ
ロワー215が嵌合された状態で、圧板カムフォロワー
215によって圧板21は押圧されて下方に位置してお
り、給紙ローラ31は、非接触面313と圧板パッド2
16が対峙する位置にある。給紙ローラ31及びカラー
33は、圧板パッド216に対して間隙を有しておりこ
こに印刷用紙Sが積層されている。また、分離パッド3
2は、給紙ローラ31の非接触面314に対峙し、分離
パッド35は、カラー33と接触した状態である。給紙
ローラ31の回転に伴って、給紙ローラ31は回転位相
になる。即ち、給紙ローラ31の接触面312が用紙に
接触し、カラー33は用紙面に接触しない。接触面に接
している積層された多数枚の一番上の用紙Sは給紙ロー
ラ31の接触面312により搬送されるが、2枚目以下
は、分離パッド32の摩擦により搬送を阻止されて、そ
のまま用紙載置部2に残留する。搬送された一枚の用紙
Sは、自動給紙装置1の用紙排出口84から、画像形成
装置Pの用紙挿入口P8から画像形成装置内搬入され
る。搬送された用紙の先端が画像形成装置Pの搬送ロー
ラP1に達すると搬送ローラP1は搬送方向と逆向きに
回転しているため、搬送ローラP1と従動ローラP2の
間に用紙先端部は侵入しようとするが、侵入できず用紙
が撓んで用紙先端が搬送ローラに一様に押し付けられ用
紙の斜行が補正される。
【0049】この斜行補正が終了すると、用紙センサ
(図示せず)により、駆動モータ(図示せず)が反転し逆
方向から順方向に回転方向を変える。順方向に回転する
場合、振り子ギアG47から駆動力が給紙ローラギア4
8に伝達され、振り子ギアG47と噛み合った給紙ロー
ラギア48は、逆回転の時と同じように用紙を搬送方向
に回転し、給紙ローラ31は用紙を引き続き搬送する。
用紙は、順方向に回転している画像形成装置Pの搬送ロ
ーラP1、従動ローラP2の間に噛み込まれ、搬送され
る。給紙ローラギア48が回転して、噛み合い部分が歯
欠部481に来た時、振り子ギアGは給紙ローラギア4
8との噛み合いが解除され、振り子ギアG47が回転し
ても、給紙ローラギア48の回転は停止する。この給紙
ローラギア48の回転が停止するのは、前述初期位相の
状態になった時で、給紙ローラ31は用紙Sとの接触を
離れ、回転を停止させるが、用紙Sは引き続き画像形成
装置Pの給紙ローラP1により搬送される。さらに用紙
Sは、所定の印刷位置に来たところで第2の用紙センサ
(図示せず)により位置が検出され、コントローラ(図示
せず)からの指令により印字ヘッドP51を備えたキャ
リアP5がガイドロッドP52、ガイドレールP53に
案内されて移動しながら用紙に印刷を開始する。用紙
は、所定の印刷を終えると、コントローラ(図示せず)か
らの指令により用紙Sを用紙排出口P9より排出するま
で搬送する。
【0050】本実施形態は、以上のような構成を有する
ため以下のような効果を生じるものである。
【0051】携帯用の画像形成装置Pに対して着脱可能
に構成され、画像形成装置Pに単票用紙Sを連続的に供
給するための自動給紙装置1において、自動給紙装置1
の本体フレーム8に、予備のインクカートリッジ51を
収納する収納部5を備えるため、画像形成装置P本体の
みを、携帯する場合には予備のインクカートリッジ51
を収納することなく携帯性を高め、一般に大量の印刷が
なされる自動給紙装置1を用いる場合のみ予備のインク
カートリッジ51を自動給紙装置1自体に収納できると
いう効果がある。
【0052】また、印刷用の用紙Sを載置する用紙載置
部2と、用紙載置部2に用紙を挿入するために開閉可能
に形成された用紙載置部蓋81とを備え、インクカート
リッジの収納部蓋54が、用紙載置部蓋81と一体に形
成されているため、部品点数が減り構造が簡素化され、
用紙載置部蓋81を開けるだけで予備のインクカートリ
ッジ51を取り出すことができ取り扱いも簡単になると
いう効果がある。
【0053】さらに、本体フレーム8が、正面視略矩形
に形成され、本体フレーム8には、用紙載置部2の下方
に配置され、かつローラ軸に軸支された給紙ローラ部3
と、ローラ軸34の一端に配置されたローラ軸駆動部4
と、ローラ軸駆動部4の上方に連設されたインクカート
リッジ収納部5とを備えて構成されるため、構造上デッ
ドスペースとなる場所を利用して予備のインクカートリ
ッジ51を収納するものである。この場所であれば、自
動給紙装置の用紙幅方向の長さは変えないでインクカー
トリッジ収納部を設けることが可能となり、携帯性も予
備のインクカートリッジ収納部を設けることでは損なわ
れないという効果がある。
【0054】画像形成装置PがインクジェットヘッドP
51を備え、予備のインクカートリッジ51は、液体イ
ンクを内蔵し、前記インクカートリッジ収納部5は、イ
ンクカートリッジ51下方に配設される底部52と、イ
ンクカートリッジ側面を囲んで前記底部に間隙なく連設
された周壁53と、インクカートリッジ収納部の蓋54
と、インクカートリッジ収納部の蓋54の内側に配設さ
れた密閉部材55とを備え、インクカートリッジ収納部
5は、インクカートリッジ51を密閉状態に収納可能に
構成されるため、画像形成装置Pに液体インクを用いる
インクジェット方式の印刷方式を採用した場合に、自動
給紙装置1を携帯中に万一インクカートリッジ51に内
蔵された液体インクが漏出した場合でも、インクカート
リッジ収納部5は密閉状態とされているから外部へはイ
ンクが漏出することがない。したがって、自動給紙装置
の機械部分などを汚染することがないという効果があ
る。
【0055】また、開封して使用中のインクカートリッ
ジ51を収納した場合も、インクの乾燥を防ぎ、インク
乾燥によるヘッド詰まりを防止して再使用を可能にする
という効果がある。
【0056】以上、一実施形態に基づき本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良
変更が可能であることは容易に推察できるものである。
【0057】例えば、画像形成装置Pは、インクジェッ
トプリンタに限らず、サーマルプリンタでもインクカー
トリッジを使用するものである限り請求項1ないし請求
項3の発明を構成する。
【0058】また、インクカートリッジ51も、液体を
袋体に密閉したものばかりでなく、多孔質の素材に液体
インクを吸収させて保持するものや、固形のインクや、
インクリボンを用いたもの等、すべて含まれるものであ
る。
【0059】
【発明の効果】 請求項1記載の自動給紙装置によれ
ば、携帯用の画像形成装置に対して着脱可能に構成さ
れ、当該画像形成装置に単票用紙を連続的に供給するた
めの自動給紙装置において、当該自動給紙装置の本体フ
レームに、予備のインクカートリッジを収納する収納部
を備えるため、画像形成装置本体のみを、携帯する場合
には予備のインクカートリッジを収納することなく携帯
性を高め、一般に大量の印刷がなされる自動給紙装置を
用いる場合のみ予備のインクカートリッジを自動給紙装
置自体に収納することができるという効果がある。
【0060】また、請求項2に記載の自動給紙装置によ
れば、請求項1に記載の自動給紙装置の効果に加え、印
刷用の用紙を載置する用紙載置部と、該用紙載置部に用
紙を挿入するために開閉可能に形成された用紙載置部蓋
とを備え、前記インクカートリッジの収納部蓋が、前記
用紙載置部蓋と一体に形成されているため、インクカー
トリッジ収納部の蓋が、用紙載置部の蓋と一体に形成さ
れており、部品点数が減り構造が簡素化され、用紙載置
用の蓋を開けるだけで予備のインクカートリッジを取り
出すことができ取り扱いも簡単になるという効果を生じ
る。
【0061】請求項3に記載の自動給紙装置によれば、
請求項1ないし請求項2記載の自動給紙装置の効果に加
え、前記本体フレームが、正面視略矩形に形成され、前
記本体フレームには、前記用紙載置部の下方に配置さ
れ、かつローラ軸に軸支された給紙ローラ部と、前記ロ
ーラ軸の一端に配置されたローラ軸駆動部と、該ローラ
軸駆動部の上方に連設された前記インクカートリッジ収
納部とを備えて構成されるため、構造上デッドスペース
となる場所を利用して予備のインクカートリッジを収納
することができる。この場所であれば、自動給紙装置の
用紙幅方向の長さは変えないでインクカートリッジ収納
部を設けることが可能となり、予備のインクカートリッ
ジ収納部を設けることでは携帯性も損なわれないという
効果がある。
【0062】請求項4に記載の自動給紙装置によれば、
請求項1ないし請求項3に記載の自動給紙装置の効果に
加え、前記画像形成装置はインクジェットヘッドを備
え、かつ前記予備のインクカートリッジは、液体インク
を内蔵し、前記インクカートリッジ収納部は、前記イン
クカートリッジ下方に配設される底部と、前記インクカ
ートリッジ側面を囲んで前記底部に間隙なく連設された
周壁と、前記インクカートリッジ収納部蓋と、前記イン
クカートリッジ収納部の蓋の内側に配設された密閉部材
とを備え、前記インクカートリッジ収納部は、前記イン
クカートリッジを密閉状態に収納可能に構成されるた
め、画像形成装置に液体インクを用いるインクジェット
方式の印刷方式を採用した場合に、自動給紙装置の携帯
中に万一インクカートリッジに内蔵された液体インクが
漏出した場合でも、インクカートリッジ収納部は密閉状
態とされているから外部へはインクが漏出することがな
いという効果がある。したがって、自動給紙装置の機械
部分などを汚染することがない。
【0063】また、開封して使用中のインクカートリッ
ジを収納した場合も、インクの乾燥を防ぎ、インク乾燥
によるヘッド詰まりを防止して長期再使用を可能にする
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動給紙装置1の外観を示す正面側斜視図であ
る。
【図2】用紙載置部蓋81及び本体ケースの上部を省略
した自動給紙装置1の延長ガイド6及び脚7を展開した
図1におけるY方向からの図である。
【図3】用紙載置部蓋81及び本体ケースの上部を省略
した自動給紙装置1に、予備インクカートリッジを収納
し、延長ガイド6及び脚7を収納した図1におけるY方
向からの図である。
【図4】インクカートリッジ51を収納したインクカー
トリッジ収納部を、図1におけるX方向から見た図であ
る。
【図5】インクカートリッジ51を収納した状態、及び
ローラ軸駆動部4と画像図形成装置Pの動作を示す図1
におけるX方向から見た模式図である。
【図6】用紙Sの印刷時の自動給紙装置1及び画像形成
装置Pの動作を示す図1におけるX方向側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動給紙装置 2 用紙載置部 3 給紙ローラ部 4 ローラ軸駆動部 5 インクカートリッジ収納部 51 インクカートリッジ 52 底部 53 周壁 54 蓋 55 密閉部材 6 延長ガイド 7 脚部 8 本体フレーム 81 用紙載置部蓋 P 画像形成装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用の画像形成装置に対して着脱可能
    に構成され、当該画像形成装置に単票用紙を連続的に供
    給するための自動給紙装置において、 当該自動給紙装置の本体フレームに、予備のインクカー
    トリッジを収納する収納部を備えたことを特徴とする自
    動給紙装置。
  2. 【請求項2】 印刷用の用紙を載置する用紙載置部と、 該用紙載置部に用紙を挿入するために開閉可能に形成さ
    れた用紙載置部蓋とを備え、 前記インクカートリッジの収納部蓋が、前記用紙載置部
    蓋と一体に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記本体フレームは、正面視略矩形に形
    成され、 前記本体フレームには、前記用紙載置部の下方に配置さ
    れ、かつローラ軸に軸支された紙送りローラ部と、 前記ローラ軸の一端に配置されたローラ軸駆動部と、 該ローラ軸駆動部の上方に連設された前記インクカート
    リッジ収納部とを備えて構成されたことを特徴とする請
    求項1ないし請求項2記載の自動給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置はインクジェットヘッ
    ドを備え、かつ前記予備のインクカートリッジは、液体
    インクを内蔵し前記インクカートリッジ収納部は、 前記インクカートリッジ下方に配設される底部と、 前記インクカートリッジ側面を囲んで前記底部に間隙な
    く連設された周壁と、 前記インクカートリッジ収納部蓋と、 前記インクカートリッジ収納部蓋の内側に配設された密
    閉部材と、を備え、 前記インクカートリッジ収納部は、前記インクカートリ
    ッジを密閉状態に収納可能に構成されることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3記載の自動給紙装置。
JP33126797A 1997-11-14 1997-11-14 自動給紙装置 Pending JPH11147320A (ja)

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JP33126797A JPH11147320A (ja) 1997-11-14 1997-11-14 自動給紙装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6588742B2 (en) 2000-11-21 2003-07-08 Funai Electric Co., Ltd. Sheet feeder and sheet tray
US7029007B2 (en) 2000-11-21 2006-04-18 Funai Electric Co., Ltd. Rotatable sheet tray
JP2007022744A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Kyocera Mita Corp 給紙装置およびこれを用いた画像形成装置
JP2007290395A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Oce Technologies Bv 相変化インクカートリッジ用容器の使用方法、および相変化インクカートリッジ用容器

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