JPH0761611A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
- Publication number
- JPH0761611A JPH0761611A JP23093893A JP23093893A JPH0761611A JP H0761611 A JPH0761611 A JP H0761611A JP 23093893 A JP23093893 A JP 23093893A JP 23093893 A JP23093893 A JP 23093893A JP H0761611 A JPH0761611 A JP H0761611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- sheet
- feeding device
- storage
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 収納庫を装置本体にセットしてから給紙待機
状態になるまでの時間を短縮させた給紙装置を提供す
る。 【構成】 制御手段1が、積載検知センサS1により収
納庫101内の用紙の積載量が基準積載量より少ないと
認識した場合に、切り換え駆動系により用紙上昇速度を
高速側に切り換え、基準積載量より多いと認識した場合
には低速側に切り換えるように構成する。この構成によ
り、用紙補給後に給紙待機状態となるまでの待ち時間を
短くすることができるとともに、中板103の駆動系統
に過剰な負荷を与えることなく用紙を上昇させることが
できるようになる。
状態になるまでの時間を短縮させた給紙装置を提供す
る。 【構成】 制御手段1が、積載検知センサS1により収
納庫101内の用紙の積載量が基準積載量より少ないと
認識した場合に、切り換え駆動系により用紙上昇速度を
高速側に切り換え、基準積載量より多いと認識した場合
には低速側に切り換えるように構成する。この構成によ
り、用紙補給後に給紙待機状態となるまでの待ち時間を
短くすることができるとともに、中板103の駆動系統
に過剰な負荷を与えることなく用紙を上昇させることが
できるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,ファクシミリ
等の画像形成装置に配設され、収納庫内の用紙を一枚ず
つ分離してその画像形成装置へ搬送する給紙装置に関す
る。
等の画像形成装置に配設され、収納庫内の用紙を一枚ず
つ分離してその画像形成装置へ搬送する給紙装置に関す
る。
【0002】
〈従来例1〉従来、画像形成装置に配設された給紙装置
としては、図13(a)の概略構成図に示すようなカセ
ット給紙装置と、図13(b)の概略構成図に示すよう
なペーパーデッキ給紙装置とがある。カセット給紙装置
は、カセットC1 〜C4 の1つに収納される用紙は50
0枚程度であり、複数のカセットに分かれているため、
多種の用紙サイズを使用する場合に有効である。
としては、図13(a)の概略構成図に示すようなカセ
ット給紙装置と、図13(b)の概略構成図に示すよう
なペーパーデッキ給紙装置とがある。カセット給紙装置
は、カセットC1 〜C4 の1つに収納される用紙は50
0枚程度であり、複数のカセットに分かれているため、
多種の用紙サイズを使用する場合に有効である。
【0003】またペーパーデッキ給紙装置は、1つの収
納庫101に1500枚〜2000枚程度の用紙を収納
することができるため、同一サイズの用紙を大量に使用
する場合に有効な給紙装置である。
納庫101に1500枚〜2000枚程度の用紙を収納
することができるため、同一サイズの用紙を大量に使用
する場合に有効な給紙装置である。
【0004】このペーパーデッキ給紙装置では、収納庫
101を給紙装置本体102から、手前側に引き出し、
中板103の上に用紙をセットする。そして、収納庫1
を本体2にセットすることにより、図14の斜視図に示
す入力ギア104は、給紙装置本体102より駆動を受
け、シャフト105およびプーリ106が回転し、ワイ
ヤー107が巻き取られ、ワイヤー端部に取り付けられ
た中板103が引き上げられる。この中板103は、そ
の上面に積載された用紙最上面が所定の給紙位置まで上
昇すると、入力ギア104への駆動が断たれて停止す
る。
101を給紙装置本体102から、手前側に引き出し、
中板103の上に用紙をセットする。そして、収納庫1
を本体2にセットすることにより、図14の斜視図に示
す入力ギア104は、給紙装置本体102より駆動を受
け、シャフト105およびプーリ106が回転し、ワイ
ヤー107が巻き取られ、ワイヤー端部に取り付けられ
た中板103が引き上げられる。この中板103は、そ
の上面に積載された用紙最上面が所定の給紙位置まで上
昇すると、入力ギア104への駆動が断たれて停止す
る。
【0005】この状態になり初めて給紙待機状態とな
り、スタートボタンを押すことにより、給紙ローラ10
8で給紙を開始して分離ローラ109、搬送ローラ対1
10を経て画像形成装置111に用紙が送り込まれる。
また、連続給紙中に、用紙最上面が所定の給紙位置より
下がると、再び入力ギア104へ駆動が入力され、中板
103が所定の給紙位置まで上昇する。
り、スタートボタンを押すことにより、給紙ローラ10
8で給紙を開始して分離ローラ109、搬送ローラ対1
10を経て画像形成装置111に用紙が送り込まれる。
また、連続給紙中に、用紙最上面が所定の給紙位置より
下がると、再び入力ギア104へ駆動が入力され、中板
103が所定の給紙位置まで上昇する。
【0006】これら用紙上面高さの制御は、図15の部
分拡大図に示すような、用紙上面を検知するセンサS2
により行われる。
分拡大図に示すような、用紙上面を検知するセンサS2
により行われる。
【0007】また、収納庫101に用紙が無くなって用
紙を補給する場合や、給紙ローラ108、分離ローラ1
09部での紙づまりが発生した場合には、収納庫101
を手前側に引き出し、その処理を行う。このとき、入力
ギア104は、給紙装置本体側の駆動ギアとの係合が解
除され、シャフト105、プーリ106とともにフリー
な状態となるため、中板103は自重により入力ギア1
04とプーリ106とを上昇時とは逆方向に回転させな
がら降りて行く。
紙を補給する場合や、給紙ローラ108、分離ローラ1
09部での紙づまりが発生した場合には、収納庫101
を手前側に引き出し、その処理を行う。このとき、入力
ギア104は、給紙装置本体側の駆動ギアとの係合が解
除され、シャフト105、プーリ106とともにフリー
な状態となるため、中板103は自重により入力ギア1
04とプーリ106とを上昇時とは逆方向に回転させな
がら降りて行く。
【0008】上記中板103の停止位置、つまり給紙待
機位置は、図15に示すように、中板103が上昇して
給紙ローラ108を押し上げ、その給紙ローラ108の
アーム112が用紙上面検知センサS2をOFFするこ
とにより、駆動が断たれて設定される。そして給紙動作
が進んで用紙上面が下がり、再び上面検知センサSがO
Nすると中板駆動シャフト105に駆動が入り、中板1
03は再び上昇停止する。
機位置は、図15に示すように、中板103が上昇して
給紙ローラ108を押し上げ、その給紙ローラ108の
アーム112が用紙上面検知センサS2をOFFするこ
とにより、駆動が断たれて設定される。そして給紙動作
が進んで用紙上面が下がり、再び上面検知センサSがO
Nすると中板駆動シャフト105に駆動が入り、中板1
03は再び上昇停止する。
【0009】給紙中は常時この動作が繰り返され、給紙
位置が保たれている。ただし、この中板3の停止が用紙
上面検知センサSのOFF直後であると、給紙ローラ1
08のバウンドや、中板103つまり用紙上面のガタつ
きによりセンサS2のON、OFFが繰り返され、駆動
のON,OFFも頻繁に行われることになり、センサS
2や駆動伝達クラッチの使用条件が厳しくなる。
位置が保たれている。ただし、この中板3の停止が用紙
上面検知センサSのOFF直後であると、給紙ローラ1
08のバウンドや、中板103つまり用紙上面のガタつ
きによりセンサS2のON、OFFが繰り返され、駆動
のON,OFFも頻繁に行われることになり、センサS
2や駆動伝達クラッチの使用条件が厳しくなる。
【0010】そこで従来の給紙装置では、中板103が
上昇し、用紙上面検知センサSをOFFした後、所定時
間後に駆動を断ち、給紙位置を設定している。すなわ
ち、給紙位置(高さ)としては、ある程度の幅を持つこ
とになり、その幅は中板103の上昇速度により異なる
ことになる。 〈従来例2〉図16は、画像形成装置に配設された従来
例2におけるペーパーデッキタイプの給紙装置の概略構
成図である。この従来例の給紙装置本体102には、左
右二つの収納庫101a,101bが備えられている。
これらの収納庫101a,101bを備えることによ
り、約3000〜4000枚の大容量給紙が可能となっ
ている。
上昇し、用紙上面検知センサSをOFFした後、所定時
間後に駆動を断ち、給紙位置を設定している。すなわ
ち、給紙位置(高さ)としては、ある程度の幅を持つこ
とになり、その幅は中板103の上昇速度により異なる
ことになる。 〈従来例2〉図16は、画像形成装置に配設された従来
例2におけるペーパーデッキタイプの給紙装置の概略構
成図である。この従来例の給紙装置本体102には、左
右二つの収納庫101a,101bが備えられている。
これらの収納庫101a,101bを備えることによ
り、約3000〜4000枚の大容量給紙が可能となっ
ている。
【0011】図17は、この従来のペーパーデッキ給紙
装置の詳細を示す構成図で、左右の収納庫101a,1
01bの中板103上に用紙を積載し、その中板103
を給紙位置まで上昇させて給紙待機状態となる。
装置の詳細を示す構成図で、左右の収納庫101a,1
01bの中板103上に用紙を積載し、その中板103
を給紙位置まで上昇させて給紙待機状態となる。
【0012】右側の収納庫101aからの給紙時には、
中板103上の用紙は給紙ローラ108により給紙さ
れ、分離ローラ対109によって一枚ずつ分離され、さ
らに搬送ローラ対110により上方の画像形成装置11
1(図16)へ送られる。
中板103上の用紙は給紙ローラ108により給紙さ
れ、分離ローラ対109によって一枚ずつ分離され、さ
らに搬送ローラ対110により上方の画像形成装置11
1(図16)へ送られる。
【0013】また、左側の収納庫101bからの給紙時
には、中板103上の用紙は給紙ローラ112により給
紙されて、分離ローラ対113により一枚ずつ分離さ
れ、さらに搬送ローラ対115により搬送ローラ対11
0まで搬送されて、画像形成装置本体111(図16)
へ送られる。
には、中板103上の用紙は給紙ローラ112により給
紙されて、分離ローラ対113により一枚ずつ分離さ
れ、さらに搬送ローラ対115により搬送ローラ対11
0まで搬送されて、画像形成装置本体111(図16)
へ送られる。
【0014】左右の収納庫101a,101bに用紙を
補給する際には、ユーザーは各収納庫101a,101
bを、それぞれの両側に取り付けられたローラ115に
より装置前側に引き出すことになる。また、用紙が紙づ
まり等を起こし、給紙装置の用紙搬送路内に用紙を残し
たまま装置が停止した場合には、右扉116を、ヒンジ
117を中心に回動させて開放し、そこから見えるジャ
ム紙を取り除き、さらに、左側の給紙ローラ112、分
離ローラ対113および搬送ローラ対115を一体にし
て成る搬送ユニット120を、装置枠体のレール部材1
21に沿って、装置手前側に引き出し、ジャム処理を行
っていた。
補給する際には、ユーザーは各収納庫101a,101
bを、それぞれの両側に取り付けられたローラ115に
より装置前側に引き出すことになる。また、用紙が紙づ
まり等を起こし、給紙装置の用紙搬送路内に用紙を残し
たまま装置が停止した場合には、右扉116を、ヒンジ
117を中心に回動させて開放し、そこから見えるジャ
ム紙を取り除き、さらに、左側の給紙ローラ112、分
離ローラ対113および搬送ローラ対115を一体にし
て成る搬送ユニット120を、装置枠体のレール部材1
21に沿って、装置手前側に引き出し、ジャム処理を行
っていた。
【0015】
〈従来例1の課題〉上記従来例1のペーパーデッキタイ
プの給紙装置では、収納庫101を用紙補給のために引
き出し、用紙を少量しか補給せずに再び装置本体102
にセットした場合、あるいは、用紙が少量しか収納され
ていないときに、紙づまりを起こしてその処理のために
収納庫101を引き出し、処理後に収納庫101をその
ままセットした場合、中板103はその少量の用紙を給
紙待機位置まで上昇させるために用紙約1500枚〜2
000枚分の距離、すなわち、150mm〜200mm
の高さをワイヤー107によって引き上げられなければ
ならず、収納庫101をセットしてから、給紙待機状態
になるまでに時間がかかりすぎるという問題があった。
プの給紙装置では、収納庫101を用紙補給のために引
き出し、用紙を少量しか補給せずに再び装置本体102
にセットした場合、あるいは、用紙が少量しか収納され
ていないときに、紙づまりを起こしてその処理のために
収納庫101を引き出し、処理後に収納庫101をその
ままセットした場合、中板103はその少量の用紙を給
紙待機位置まで上昇させるために用紙約1500枚〜2
000枚分の距離、すなわち、150mm〜200mm
の高さをワイヤー107によって引き上げられなければ
ならず、収納庫101をセットしてから、給紙待機状態
になるまでに時間がかかりすぎるという問題があった。
【0016】この中板上昇時間を短くするために、入力
ギア104に入力される駆動の回転数を上げて中板の上
昇速度を上げようとしても、用紙満載時には多大なトル
クを必要とするため限界がある。
ギア104に入力される駆動の回転数を上げて中板の上
昇速度を上げようとしても、用紙満載時には多大なトル
クを必要とするため限界がある。
【0017】実際には、A4版用紙1500枚の重さは
約8kg程度であり、用紙が空の状態と満載状態での必
要トルクの差がかなりあり、この差は積載限界量が増え
るほど、すなわち、給紙の大容量化が進むほど大きくな
ってしまう。
約8kg程度であり、用紙が空の状態と満載状態での必
要トルクの差がかなりあり、この差は積載限界量が増え
るほど、すなわち、給紙の大容量化が進むほど大きくな
ってしまう。
【0018】また、給紙位置、つまり中板103の停止
位置は用紙上面検知センサSの応答時間、および中板駆
動伝達クラッチの停止時間のばらつきにより、その上限
高さがばらついている。ここで、中板103の上昇速度
を上げると、このばらつきはさらに増幅され、給紙位置
のズレによる給紙不良等の不具合が発生する。 〈従来例2の課題〉上記従来例2の給紙装置では、用紙
が搬送中に紙づまり等でジャムを起こし、装置が停止し
た場合、その装置本体102内に残された用紙を取り除
き、次の給紙に備えることになるが、そのジャム処理の
際に、下記のような問題があった。
位置は用紙上面検知センサSの応答時間、および中板駆
動伝達クラッチの停止時間のばらつきにより、その上限
高さがばらついている。ここで、中板103の上昇速度
を上げると、このばらつきはさらに増幅され、給紙位置
のズレによる給紙不良等の不具合が発生する。 〈従来例2の課題〉上記従来例2の給紙装置では、用紙
が搬送中に紙づまり等でジャムを起こし、装置が停止し
た場合、その装置本体102内に残された用紙を取り除
き、次の給紙に備えることになるが、そのジャム処理の
際に、下記のような問題があった。
【0019】まず、右側の収納庫101aからの給紙中
に、用紙が、搬送ローラ対110と、分離ローラ対10
9と収納庫101aに掛かった状態で停止した場合、誤
って初めに収納庫101aを引き出してしまうと、用紙
先端部が搬送ローラ対110により固定されているた
め、用紙後端部が収納庫後側板部131により引き裂か
れ、ジャム紙が取れなくなったり、ちぎれたジャム紙が
搬送路内に残ってしまう等の問題がある。しかし、この
ような右扉116付近でのジャム処理の場合には、初め
に右扉116を開放し、そこから見えるジャム紙を完全
に取り除くことにより、ジャム処理は完了するので、こ
れまでは画像形成装置111の操作部上の表示や、ジャ
ム処理法を示したラベル等により、オペレータにその指
示を与え、トラブルを防いできた。
に、用紙が、搬送ローラ対110と、分離ローラ対10
9と収納庫101aに掛かった状態で停止した場合、誤
って初めに収納庫101aを引き出してしまうと、用紙
先端部が搬送ローラ対110により固定されているた
め、用紙後端部が収納庫後側板部131により引き裂か
れ、ジャム紙が取れなくなったり、ちぎれたジャム紙が
搬送路内に残ってしまう等の問題がある。しかし、この
ような右扉116付近でのジャム処理の場合には、初め
に右扉116を開放し、そこから見えるジャム紙を完全
に取り除くことにより、ジャム処理は完了するので、こ
れまでは画像形成装置111の操作部上の表示や、ジャ
ム処理法を示したラベル等により、オペレータにその指
示を与え、トラブルを防いできた。
【0020】また、左側の収納庫101bからの給紙中
に紙づまりが起こった場合にも、右扉116を開けて用
紙を取り除くが、搬送ユニット120内に用紙が残って
いるときには、オペレータは搬送ユニット120をレー
ル121に沿って手前側に引き出し、その中の用紙を取
り除くことになる。しかし、このときにも、用紙が搬送
ローラ115と分離ローラ113および左側の収納庫1
01bに掛かった状態で停止している場合、搬送ユニッ
ト6を手前側に引き出すと、その搬送ローラ対7に挟ま
れた用紙も手前に引き出され、その用紙の後端部が収納
庫101bの前側板部(図示せず)に引っ掛かってちぎ
れたり、搬送ユニット6と収納庫101bの間に用紙が
つまって取り出し不可能な状態になってしまうという問
題があった。
に紙づまりが起こった場合にも、右扉116を開けて用
紙を取り除くが、搬送ユニット120内に用紙が残って
いるときには、オペレータは搬送ユニット120をレー
ル121に沿って手前側に引き出し、その中の用紙を取
り除くことになる。しかし、このときにも、用紙が搬送
ローラ115と分離ローラ113および左側の収納庫1
01bに掛かった状態で停止している場合、搬送ユニッ
ト6を手前側に引き出すと、その搬送ローラ対7に挟ま
れた用紙も手前に引き出され、その用紙の後端部が収納
庫101bの前側板部(図示せず)に引っ掛かってちぎ
れたり、搬送ユニット6と収納庫101bの間に用紙が
つまって取り出し不可能な状態になってしまうという問
題があった。
【0021】さらに、用紙が搬送ローラ対115と分離
ローラ対113と左側の収納庫101bの間に掛かった
状態で停止し、その左側の収納庫101bだけを手前に
引き出すと、搬送ユニット120に残った用紙P1 の後
端が、収納庫101bの後側板131に引っ掛かって引
き裂かれる。
ローラ対113と左側の収納庫101bの間に掛かった
状態で停止し、その左側の収納庫101bだけを手前に
引き出すと、搬送ユニット120に残った用紙P1 の後
端が、収納庫101bの後側板131に引っ掛かって引
き裂かれる。
【0022】したがって、搬送ユニット120と左側の
収納庫101bの両側に掛かった状態で停止した用紙を
取り除くには、両者を同時に手前側に引き出すことが必
要となる。ところが左側の収納庫101bは、ジャム処
理のときのみならず用紙補給の際にも手前に引き出すこ
とが必要であるがその用紙補給の際には搬送ユニット1
20が同時に手前に引き出されることは不必要であり、
かえって用紙を中板103上に積載しにくくなるという
不都合が生じる。
収納庫101bの両側に掛かった状態で停止した用紙を
取り除くには、両者を同時に手前側に引き出すことが必
要となる。ところが左側の収納庫101bは、ジャム処
理のときのみならず用紙補給の際にも手前に引き出すこ
とが必要であるがその用紙補給の際には搬送ユニット1
20が同時に手前に引き出されることは不必要であり、
かえって用紙を中板103上に積載しにくくなるという
不都合が生じる。
【0023】第1の発明は、上記従来例1における問題
を解決するためになされたもので、収納庫をセットして
から給紙待機状態になるまでの時間を短縮させた給紙装
置を提供することを目的とする。
を解決するためになされたもので、収納庫をセットして
から給紙待機状態になるまでの時間を短縮させた給紙装
置を提供することを目的とする。
【0024】また第2の発明は、上記従来例2における
問題を解決するためになされたもので、ジャム処理の際
には、収納庫を搬送部とP一体に装置本体から引き出す
ことのできる給紙装置を提供することを目的とする。
問題を解決するためになされたもので、ジャム処理の際
には、収納庫を搬送部とP一体に装置本体から引き出す
ことのできる給紙装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る給紙装
置は、収納庫(101)内の用紙の積載量が所定の基準
積載量より多いか少ないかを検知する用紙積載量検知手
段(S1)と、駆動手段による用紙上昇速度を高速側か
低速側かに切り換える用紙上昇速度切り換え手段(1
0)と、用紙積載量検知手段(S1)により収納庫(1
01)内の用紙の積載量が上記基準積載量より少ないと
認識した場合に、上記用紙上昇速度切り換え手段(1
0)により用紙上昇速度を高速側に切り換え、上記基準
積載量より多いと認識した場合には低速側に切り換える
制御手段(1)と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
置は、収納庫(101)内の用紙の積載量が所定の基準
積載量より多いか少ないかを検知する用紙積載量検知手
段(S1)と、駆動手段による用紙上昇速度を高速側か
低速側かに切り換える用紙上昇速度切り換え手段(1
0)と、用紙積載量検知手段(S1)により収納庫(1
01)内の用紙の積載量が上記基準積載量より少ないと
認識した場合に、上記用紙上昇速度切り換え手段(1
0)により用紙上昇速度を高速側に切り換え、上記基準
積載量より多いと認識した場合には低速側に切り換える
制御手段(1)と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0026】また、第2の発明に係る給紙装置は、搬送
部(120)を装置本体(102)から引き出す際に、
その搬送部(120)と一体に収納庫(101b)を装
置本体(102)から引き出す引き出し機構(60,6
1,62)を備えたことを特徴とするものである。
部(120)を装置本体(102)から引き出す際に、
その搬送部(120)と一体に収納庫(101b)を装
置本体(102)から引き出す引き出し機構(60,6
1,62)を備えたことを特徴とするものである。
【0027】
【作用】上記第1の発明に係る給紙装置では、制御手段
(1)が、用紙積載量検知手段(S1)により収納庫
(101)内の用紙の積載量が基準積載量より少ないと
認識した場合に、用紙上昇速度切り換え手段(10)に
より用紙上昇速度を高速側に切り換え、基準積載量より
多いと認識した場合には低速側に切り換えるため、用紙
補給後に給紙待機状態となるまでの待ち時間を短くする
ことができる。
(1)が、用紙積載量検知手段(S1)により収納庫
(101)内の用紙の積載量が基準積載量より少ないと
認識した場合に、用紙上昇速度切り換え手段(10)に
より用紙上昇速度を高速側に切り換え、基準積載量より
多いと認識した場合には低速側に切り換えるため、用紙
補給後に給紙待機状態となるまでの待ち時間を短くする
ことができる。
【0028】また、第2の発明に係る給紙装置では、搬
送部(120)を装置本体(102)から引き出す際
に、引き出し機構(60,61,62)によって、搬送
部(120)と一体に収納庫(101b)を装置本体
(102)から引き出すことができる。このため、用紙
が搬送部(120)と収納庫(101b)にまたがった
状態でつまってしまい、その用紙を取り除かなければな
らない場合にも、用紙が引き裂かれて給紙装置本体(1
02)内に残ってしまったり、取り出し不能になってし
まうことがなくなるとともに、用紙補給の際には収納庫
(101b)だけを手前に引き出して容易に用紙を補給
することが可能となる。
送部(120)を装置本体(102)から引き出す際
に、引き出し機構(60,61,62)によって、搬送
部(120)と一体に収納庫(101b)を装置本体
(102)から引き出すことができる。このため、用紙
が搬送部(120)と収納庫(101b)にまたがった
状態でつまってしまい、その用紙を取り除かなければな
らない場合にも、用紙が引き裂かれて給紙装置本体(1
02)内に残ってしまったり、取り出し不能になってし
まうことがなくなるとともに、用紙補給の際には収納庫
(101b)だけを手前に引き出して容易に用紙を補給
することが可能となる。
【0029】なお、上記括弧内の符号は、図面と対照す
るためのものであり、何等本発明の構成を限定するもの
ではない。
るためのものであり、何等本発明の構成を限定するもの
ではない。
【0030】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。 〈第1の発明の実施例1〉図1は、第1の発明の実施例
1における給紙装置の収納庫の斜視図、図2はその収納
庫の要部断面図、図3はこの給紙装置の動作を説明する
フローチャートである。なお、この実施例1および後述
の実施例2の説明において、従来例1と同様の構成部分
については、図13〜図15と同一の符号を用いるとと
もに、それらの図を参照することとする。
する。 〈第1の発明の実施例1〉図1は、第1の発明の実施例
1における給紙装置の収納庫の斜視図、図2はその収納
庫の要部断面図、図3はこの給紙装置の動作を説明する
フローチャートである。なお、この実施例1および後述
の実施例2の説明において、従来例1と同様の構成部分
については、図13〜図15と同一の符号を用いるとと
もに、それらの図を参照することとする。
【0031】ユーザーは用紙補給の指示にしたがい、給
紙装置本体102から収納庫101を引き出して中板1
03上に用紙を補給し、装置本体102にセットする
(ST1,2)。
紙装置本体102から収納庫101を引き出して中板1
03上に用紙を補給し、装置本体102にセットする
(ST1,2)。
【0032】このとき、装置本体102内に設けられた
制御装置1は、図1,図2に示される、収納庫101内
の用紙Pの積載量が所定の基準積載量より多いか少ない
かを検知する積載検知センサS1(用紙積載量検知手
段)のON,OFFを読み取り、その積載センサS1が
ONの場合には用紙の量を少量と認識して、Highス
ピードモードで、中板103の上昇動作を開始する(S
T3,4)。
制御装置1は、図1,図2に示される、収納庫101内
の用紙Pの積載量が所定の基準積載量より多いか少ない
かを検知する積載検知センサS1(用紙積載量検知手
段)のON,OFFを読み取り、その積載センサS1が
ONの場合には用紙の量を少量と認識して、Highス
ピードモードで、中板103の上昇動作を開始する(S
T3,4)。
【0033】図2において、2は上記積載検知センサS
1とともに用紙積載量検知手段を構成する積載量検知セ
ンサレバーであり、支点3を中心に回転し、通常は自重
により図2中の実線の状態にあってセンサS1がONと
なる。そして、Highスピードモードで中板103が
上昇すると、レバー2が図2中の二点鎖線のように、用
紙Pまたは中板103により押し出されてセンサS1を
OFFにする。これにより制御装置1は、用紙Pの上面
が所定の高さまできたことを認識し、Lowスピードモ
ードに切り換え、中板103の上昇動作を続ける(ST
3,5)。
1とともに用紙積載量検知手段を構成する積載量検知セ
ンサレバーであり、支点3を中心に回転し、通常は自重
により図2中の実線の状態にあってセンサS1がONと
なる。そして、Highスピードモードで中板103が
上昇すると、レバー2が図2中の二点鎖線のように、用
紙Pまたは中板103により押し出されてセンサS1を
OFFにする。これにより制御装置1は、用紙Pの上面
が所定の高さまできたことを認識し、Lowスピードモ
ードに切り換え、中板103の上昇動作を続ける(ST
3,5)。
【0034】また、収納庫101をセットした状態で積
載センサS1がOFFであれば、用紙Pが多量に補給さ
れたと認識し、はじめからLowスピードモードで中板
103を上昇させる。したがって中板103は、いずれ
の場合も、用紙Pの上面が給紙位置に近づくとLowス
ピードモードになり、用紙上面検知センサS2(図1
5)を切ってから所定時間後、すなわち所定量上昇した
後、停止する(ST6,7)。そして給紙動作を開始す
ることになる(ST8)。
載センサS1がOFFであれば、用紙Pが多量に補給さ
れたと認識し、はじめからLowスピードモードで中板
103を上昇させる。したがって中板103は、いずれ
の場合も、用紙Pの上面が給紙位置に近づくとLowス
ピードモードになり、用紙上面検知センサS2(図1
5)を切ってから所定時間後、すなわち所定量上昇した
後、停止する(ST6,7)。そして給紙動作を開始す
ることになる(ST8)。
【0035】給紙動作にしたがって用紙上面が下がり、
用紙上面検知センサS2がONになると、制御装置1は
中板103を再びLowスピードモードで上昇させ、所
定量上昇させた後、停止させる。給紙中はこの動作を繰
り返し、常に同じ位置から給紙を行う。
用紙上面検知センサS2がONになると、制御装置1は
中板103を再びLowスピードモードで上昇させ、所
定量上昇させた後、停止させる。給紙中はこの動作を繰
り返し、常に同じ位置から給紙を行う。
【0036】図4は、上述した中板103の上昇のHi
ghスピードモードと、Lowスピードモードの切り換
えを行う切り換え駆動系(用紙上昇速度切り換え手段)
10を示す図で、(a)はHighスピードモードを示
す断面図、(b)はLowスピードモードを示す断面
図、(c)はその切り換え駆動系10の側面図である。
駆動伝達は、図4(a)のHighスピードモードで
は、ギヤ11→ギヤ12→クラッチ13→ギヤ15とな
り、クラッチ13によりON,OFFが切り換えられ
る。また図4(b)のLowスピードモードでは、ギヤ
11→ギヤ16→クラッチ17となり、クラッチ17に
よりON,OFFが切り換えられる。ギア11からギア
15に、いずれかの径路により伝達された駆動は、逆転
防止、すなわち中板103の落下防止用のワンウェイク
ラッチ19を介して、リフター駆動入力ギア104に入
り、シャフト105を回転させる。Lowスピードモー
ドでは、クラッチ13がOFF、クラッチ17がONで
上昇し、HighスピードモードからLowスピードモ
ードに切り換わるときには、クラッチ13がON→OF
Fとなり、その後クラッチ17がONとなる。 〈第1の発明の実施例2〉図5は、第1の発明の実施例
2における給紙装置の部分拡大図、図6はその給紙装置
の動作を説明するフローチャートである。
ghスピードモードと、Lowスピードモードの切り換
えを行う切り換え駆動系(用紙上昇速度切り換え手段)
10を示す図で、(a)はHighスピードモードを示
す断面図、(b)はLowスピードモードを示す断面
図、(c)はその切り換え駆動系10の側面図である。
駆動伝達は、図4(a)のHighスピードモードで
は、ギヤ11→ギヤ12→クラッチ13→ギヤ15とな
り、クラッチ13によりON,OFFが切り換えられ
る。また図4(b)のLowスピードモードでは、ギヤ
11→ギヤ16→クラッチ17となり、クラッチ17に
よりON,OFFが切り換えられる。ギア11からギア
15に、いずれかの径路により伝達された駆動は、逆転
防止、すなわち中板103の落下防止用のワンウェイク
ラッチ19を介して、リフター駆動入力ギア104に入
り、シャフト105を回転させる。Lowスピードモー
ドでは、クラッチ13がOFF、クラッチ17がONで
上昇し、HighスピードモードからLowスピードモ
ードに切り換わるときには、クラッチ13がON→OF
Fとなり、その後クラッチ17がONとなる。 〈第1の発明の実施例2〉図5は、第1の発明の実施例
2における給紙装置の部分拡大図、図6はその給紙装置
の動作を説明するフローチャートである。
【0037】図のようにこの実施例2では、用紙積載量
検知手段として、用紙の積載高さではなく、用紙の重さ
を検知する積載検知センサS3が設けられている。この
積載検知センサS3は、収納庫101の底部に取り付け
られ、その上には、中板103がバネ等の弾性部材21
を介して配置されている。
検知手段として、用紙の積載高さではなく、用紙の重さ
を検知する積載検知センサS3が設けられている。この
積載検知センサS3は、収納庫101の底部に取り付け
られ、その上には、中板103がバネ等の弾性部材21
を介して配置されている。
【0038】用紙が無い状態、または用紙積載量が所定
の基準積載量より少ない場合には、その重量が弾性部材
21とつり合い、図5のような状態となる。このとき、
中板103から切り起こされたセンサレバー部22は、
積載検知センサS3を切らない状態であり、制御装置1
には積載量が少ないという信号が送られ、図6のフロー
にしたがって、Highスピードモードで中板103が
上昇する。
の基準積載量より少ない場合には、その重量が弾性部材
21とつり合い、図5のような状態となる。このとき、
中板103から切り起こされたセンサレバー部22は、
積載検知センサS3を切らない状態であり、制御装置1
には積載量が少ないという信号が送られ、図6のフロー
にしたがって、Highスピードモードで中板103が
上昇する。
【0039】すなわち制御装置1は、積載検知センサS
3のON信号を受けると、タイマー等により、所定時間
だけHighスピードモードで中板103の上昇動作を
行い、その後、Lowスピードモードに切り換えて上昇
させる(ST30,40)。このHighスピードモー
ドで上昇させる時間の設定、つまりHigh→Lowの
切り換えのタイミングは、用紙上面が給紙待機位置に到
達する直前が望ましく、実際には弾性部材21の弾性係
数を適切に設定することにより、用紙の積載量が少ない
ときの用紙上面の高さはほぼ一定に保たれ、Highス
ピードモードでの上昇時間も一定値に設定すればよい。
3のON信号を受けると、タイマー等により、所定時間
だけHighスピードモードで中板103の上昇動作を
行い、その後、Lowスピードモードに切り換えて上昇
させる(ST30,40)。このHighスピードモー
ドで上昇させる時間の設定、つまりHigh→Lowの
切り換えのタイミングは、用紙上面が給紙待機位置に到
達する直前が望ましく、実際には弾性部材21の弾性係
数を適切に設定することにより、用紙の積載量が少ない
ときの用紙上面の高さはほぼ一定に保たれ、Highス
ピードモードでの上昇時間も一定値に設定すればよい。
【0040】また、用紙の積載量が多いときには、中板
103およびセンサレバー22が降下し、積載検知セン
サS3をOFFにする。したがってこの場合には、制御
装置1はLowスピードモード,低トルクで上昇動作を
行う(ST50)。だだしこの場合、中板103でセン
サS3を破損することがないように、中板103には、
曲げ部103aを設け、収納庫101の底面との間のス
トッパにする。 〈第2の発明の実施例1〉図7は、第2の発明の実施例
1における給紙装置の要部斜視図である。なお、この実
施例1および後述の実施例2の説明において、従来例2
と同様の構成部分については、図16,図17と同一の
符号を用いるとともに、それらの図を参照することとす
る。
103およびセンサレバー22が降下し、積載検知セン
サS3をOFFにする。したがってこの場合には、制御
装置1はLowスピードモード,低トルクで上昇動作を
行う(ST50)。だだしこの場合、中板103でセン
サS3を破損することがないように、中板103には、
曲げ部103aを設け、収納庫101の底面との間のス
トッパにする。 〈第2の発明の実施例1〉図7は、第2の発明の実施例
1における給紙装置の要部斜視図である。なお、この実
施例1および後述の実施例2の説明において、従来例2
と同様の構成部分については、図16,図17と同一の
符号を用いるとともに、それらの図を参照することとす
る。
【0041】図のように、左側の収納庫101bは、そ
の側面に取り付けられたコロ115が給紙装置本体10
2のレール51上をころがることにより装置本体102
から引き出し可能となっている。
の側面に取り付けられたコロ115が給紙装置本体10
2のレール51上をころがることにより装置本体102
から引き出し可能となっている。
【0042】また、収納庫101bの前側に支軸52を
中心に回動可能に取り付けられた、収納庫引き出し用の
把手53は、それをにぎって手前上方へ回動させること
により、そのフック部55が給紙装置本体102のフッ
ク板56からはずれる。この状態で収納庫101bは、
給紙装置本体102から引き出し可能となる。
中心に回動可能に取り付けられた、収納庫引き出し用の
把手53は、それをにぎって手前上方へ回動させること
により、そのフック部55が給紙装置本体102のフッ
ク板56からはずれる。この状態で収納庫101bは、
給紙装置本体102から引き出し可能となる。
【0043】搬送ユニット120は、その把手部57を
手前に引くことにより、給紙装置本体102のレール部
121上をすべり手前に引き出すことができる。
手前に引くことにより、給紙装置本体102のレール部
121上をすべり手前に引き出すことができる。
【0044】また、搬送部前側板59に取り付けられた
部材60は、収納庫101bの把手ストッパ部61と、
ロック板62の間に係合し、収納庫101bと搬送ユニ
ット120を一体化する引っ掛け部材である。
部材60は、収納庫101bの把手ストッパ部61と、
ロック板62の間に係合し、収納庫101bと搬送ユニ
ット120を一体化する引っ掛け部材である。
【0045】上記収納庫101bの把手ストッパ部61
とロック板62、および搬送ユニット120の引っ掛け
部材60は、搬送ユニット120と一体に収納庫101
bを装置本体102から引き出す引き出し機構を構成し
ている。
とロック板62、および搬送ユニット120の引っ掛け
部材60は、搬送ユニット120と一体に収納庫101
bを装置本体102から引き出す引き出し機構を構成し
ている。
【0046】図8〜図11は、上記引き出し機構の動作
状況を説明する図で、図8は給紙装置の平面図、図9〜
11は正面図である。
状況を説明する図で、図8は給紙装置の平面図、図9〜
11は正面図である。
【0047】用紙を左側の収納庫101bから給紙し、
画像形成装置111(図16)に送り込んでいるとき
に、画像形成装置111あるいは給紙装置本体102内
で紙づまりを起こすと、双方の装置が停止し、オペレー
タは紙づまりの用紙を取り除かなければならない。図8
〜図10は、そのときの収納庫101bの状態を示した
もので、まず、オペレータが搬送ユニット120の把手
57を握り手前に引き出すと、搬送ユニット120の引
っ掛け部60は、収納庫101bの把手ストッパ部61
を手前に押す。すると把手53は支軸52を中心に回動
し、フック部55が給紙装置本体102のフック板56
からはずれ、収納庫101bは手前に引き出し可能とな
る。
画像形成装置111(図16)に送り込んでいるとき
に、画像形成装置111あるいは給紙装置本体102内
で紙づまりを起こすと、双方の装置が停止し、オペレー
タは紙づまりの用紙を取り除かなければならない。図8
〜図10は、そのときの収納庫101bの状態を示した
もので、まず、オペレータが搬送ユニット120の把手
57を握り手前に引き出すと、搬送ユニット120の引
っ掛け部60は、収納庫101bの把手ストッパ部61
を手前に押す。すると把手53は支軸52を中心に回動
し、フック部55が給紙装置本体102のフック板56
からはずれ、収納庫101bは手前に引き出し可能とな
る。
【0048】そして、さらに搬送ユニット120の把手
57を手前に引くと、引っ掛け部60と把手ストッパ6
1が係合したまま、搬送ユニット120と収納庫101
bは一体となって装置本体102から引き出される。
57を手前に引くと、引っ掛け部60と把手ストッパ6
1が係合したまま、搬送ユニット120と収納庫101
bは一体となって装置本体102から引き出される。
【0049】また、図10は、紙づまり時の収納庫ロッ
ク板62の動きを示しており、ロック板62は支軸71
を中心に回動可能で、紙づまり時にはソレノイド72が
ONし、図8,図10のように搬送ユニット120の引
っ掛け部60と係合する位置まで移動する。そこで、紙
づまりの処理を行うときにオペレータが搬送ユニット1
20の把手57ではなく、収納庫101bの把手53を
持って手前に引こうとすると、収納庫101bのフック
部55は、装置本体102のフック板からはずれて引き
出し可能となり、それとともに収納庫101bのロック
板62が搬送ユニット120の引っ掛け部60と係合す
るため、搬送ユニット120も一体となって手前に引き
出されることになる。
ク板62の動きを示しており、ロック板62は支軸71
を中心に回動可能で、紙づまり時にはソレノイド72が
ONし、図8,図10のように搬送ユニット120の引
っ掛け部60と係合する位置まで移動する。そこで、紙
づまりの処理を行うときにオペレータが搬送ユニット1
20の把手57ではなく、収納庫101bの把手53を
持って手前に引こうとすると、収納庫101bのフック
部55は、装置本体102のフック板からはずれて引き
出し可能となり、それとともに収納庫101bのロック
板62が搬送ユニット120の引っ掛け部60と係合す
るため、搬送ユニット120も一体となって手前に引き
出されることになる。
【0050】また図11は、紙づまり時以外の通常のロ
ック板62の位置を示しており、ソレノイド72はOF
F状態で、ロック板62はバネ73に引かれ、その先端
部が搬送ユニット120の引っ掛け部60から離れた位
置まで引っ込んでいる。この状態で収納庫101bの把
手53を握って手前に引くと、搬送ユニット120は動
かずに、収納庫101bのみが引き出し可能となる。
ック板62の位置を示しており、ソレノイド72はOF
F状態で、ロック板62はバネ73に引かれ、その先端
部が搬送ユニット120の引っ掛け部60から離れた位
置まで引っ込んでいる。この状態で収納庫101bの把
手53を握って手前に引くと、搬送ユニット120は動
かずに、収納庫101bのみが引き出し可能となる。
【0051】したがって、このような引き出し機構を設
けることにより、紙づまり時には、左側の収納庫101
bと搬送ユニット120とのどちらを手前に引いても両
者を一体に引き出すことができる。 〈第2の発明の実施例2〉図12は、第2の発明の実施
例2を示すもので、左側の収納庫101bの斜視図であ
る。
けることにより、紙づまり時には、左側の収納庫101
bと搬送ユニット120とのどちらを手前に引いても両
者を一体に引き出すことができる。 〈第2の発明の実施例2〉図12は、第2の発明の実施
例2を示すもので、左側の収納庫101bの斜視図であ
る。
【0052】図のようにこの実施例2では、上記実施例
1における収納庫101bの把手ストッパ部61の代わ
りに、収納庫側板81からの切り起こしによるストッパ
82を設けている。
1における収納庫101bの把手ストッパ部61の代わ
りに、収納庫側板81からの切り起こしによるストッパ
82を設けている。
【0053】この実施例2におけるロック板62の動き
等は、上記図10,11に示した実施例1の場合と同じ
であるが、搬送ユニット6を把手57により手前に引き
出そうとしたときには、引っ掛け部60が収納庫101
bのストッパ82に当たって抜けなくなる。すなわち、
搬送ユニット6は単体では手前に引き出すことはできな
いが、ジャム時には、左側の収納庫101bを引き出す
ことによって一体に引き出すことができる。
等は、上記図10,11に示した実施例1の場合と同じ
であるが、搬送ユニット6を把手57により手前に引き
出そうとしたときには、引っ掛け部60が収納庫101
bのストッパ82に当たって抜けなくなる。すなわち、
搬送ユニット6は単体では手前に引き出すことはできな
いが、ジャム時には、左側の収納庫101bを引き出す
ことによって一体に引き出すことができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、第一の発明に係る
給紙装置では、収納庫内の用紙の積載量が所定の基準積
載量より多い場合には用紙上昇速度を遅くし、少ない場
合には速くすることにより、用紙補給後に給紙待機状態
となるまでの待ち時間を短くすることができるととも
に、駆動系統に過剰な負荷を与えることなく用紙を上昇
させることができるようになる。さらに、実施例のよう
に給紙中の中板上昇速度も常に低速で行うことにより、
中板停止位置を常にほぼ一定として、安定した給紙動作
を可能とする。
給紙装置では、収納庫内の用紙の積載量が所定の基準積
載量より多い場合には用紙上昇速度を遅くし、少ない場
合には速くすることにより、用紙補給後に給紙待機状態
となるまでの待ち時間を短くすることができるととも
に、駆動系統に過剰な負荷を与えることなく用紙を上昇
させることができるようになる。さらに、実施例のよう
に給紙中の中板上昇速度も常に低速で行うことにより、
中板停止位置を常にほぼ一定として、安定した給紙動作
を可能とする。
【0055】また、第二の発明に係る給紙装置では、引
き出し機構により、ジャム処理時には搬送部と一体に収
納庫を装置本体から引き出すことができるので、両者に
またがった状態でつまってしまった用紙もちぎることな
く、スムーズにジャム処理を行うことができるようにな
る。しかもジャム処理以外の時には、収納庫のみを引き
出すこともできるので、用紙補給の際にも搬送部がじゃ
まになって補給しにくくなることもない。
き出し機構により、ジャム処理時には搬送部と一体に収
納庫を装置本体から引き出すことができるので、両者に
またがった状態でつまってしまった用紙もちぎることな
く、スムーズにジャム処理を行うことができるようにな
る。しかもジャム処理以外の時には、収納庫のみを引き
出すこともできるので、用紙補給の際にも搬送部がじゃ
まになって補給しにくくなることもない。
【図1】第1の発明の実施例1における給紙装置の収納
庫の斜視図である。
庫の斜視図である。
【図2】同じ収納庫の要部断面図である。
【図3】同じ給紙装置の動作を説明するフローチャート
である。
である。
【図4】第1の発明の実施例1における切り換え駆動系
(用紙上昇速度切り換え手段)を示す図で、(a)はH
ighスピードモードを示す断面図、(b)はLowス
ピードモードを示す断面図、(c)はその切り換え駆動
系10の側面図である。
(用紙上昇速度切り換え手段)を示す図で、(a)はH
ighスピードモードを示す断面図、(b)はLowス
ピードモードを示す断面図、(c)はその切り換え駆動
系10の側面図である。
【図5】第1の発明の実施例2における給紙装置の部分
拡大図である。
拡大図である。
【図6】同じ給紙装置の動作を説明するフローチャート
である。
である。
【図7】第2の発明の実施例1における給紙装置の要部
斜視図である。
斜視図である。
【図8】第2の発明の実施例1における引き出し機構の
動作状況を説明する給紙装置の平面図である。
動作状況を説明する給紙装置の平面図である。
【図9】同じく給紙装置の正面図である。
【図10】同じく給紙装置の他の正面図である。
【図11】同じく給紙装置の他の正面図である。
【図12】第2の発明の実施例2における左側の収納庫
の斜視図である。
の斜視図である。
【図13】(a)は従来例1におけるカセット給紙装置
の概略構成図、(b)は従来例1におけるペーパーデッ
キ給紙装置の概略構成図である。
の概略構成図、(b)は従来例1におけるペーパーデッ
キ給紙装置の概略構成図である。
【図14】従来例1におけるペーパーデッキ給紙装置の
収納庫の斜視図である。
収納庫の斜視図である。
【図15】従来例1におけるペーパーデッキ給紙装置の
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図16】従来例2におけるペーパーデッキ給紙装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図17】従来例2におけるペーパーデッキ給紙装置の
詳細を示す構成図である。
詳細を示す構成図である。
1 制御装置 10 切り換え駆動系(用紙上昇速度切り換え手段) 60 引っ掛け部材(引き出し機構) 61 把手ストッパ部(同) 62 ロック板(同) 101,101a,101b 収納庫 120 搬送ユニット(搬送部) S1,S3 積載検知センサ(用紙積載量検知手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 用紙を収納する収納庫と、該収納庫内の
用紙を給紙待機位置まで上昇させる駆動手段とを備え、
上記給紙待機位置の用紙を一枚ずつ分離して画像形成装
置へ搬送する給紙装置において、 上記収納庫内の用紙の積載量が所定の基準積載量より多
いか少ないかを検知する用紙積載量検知手段と、 上記駆動手段による用紙上昇速度を高速側か低速側かに
切り換える用紙上昇速度切り換え手段と、 上記用紙積載量検知手段により上記収納庫内の用紙の積
載量が上記基準積載量より少ないと認識した場合に、上
記用紙上昇速度切り換え手段により用紙上昇速度を高速
側に切り換え、上記基準積載量より多いと認識した場合
には低速側に切り換える制御手段と、 を備えたことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の給紙装置において、 上記高速側の速度で上昇する収納庫内の用紙が、上記給
紙待機位置に一定距離以内に近づいた場合に、上記用紙
上昇速度切り換え手段により用紙上昇速度を低速側に切
り換える制御手段を備えたことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項3】 装置本体に挿脱可能に装着されて用紙を
収納する収納庫と、上記装置本体に挿脱可能に配設され
て上記収納庫内の用紙を一枚ずつ分離して画像形成装置
へ搬送する搬送部とを備えた給紙装置において、 上記搬送部を上記装置本体から引き出す際に、該搬送部
と一体に上記収納庫を上記装置本体から引き出す引き出
し機構を備えたことを特徴とする給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23093893A JPH0761611A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23093893A JPH0761611A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761611A true JPH0761611A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16915659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23093893A Pending JPH0761611A (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761611A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009029567A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿搬送装置 |
JP2015131699A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | キヤノン株式会社 | シート給送装置及び画像形成装置 |
JP2016185869A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP23093893A patent/JPH0761611A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009029567A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿搬送装置 |
JP2015131699A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | キヤノン株式会社 | シート給送装置及び画像形成装置 |
JP2016185869A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
US9811039B2 (en) | 2015-03-27 | 2017-11-07 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus using pressing plate and computer-readable medium storing instructions to control movement of pressing plate |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5085421A (en) | Dual bin paper feed tray for an image reproduction machine such as a printer or copier | |
JP3362435B2 (ja) | キャッチ式記録紙トレイおよびそれを用いる印字出力装置 | |
US5746426A (en) | Feeding device having a feed roller with a low coefficient portion | |
JPH05124737A (ja) | 給紙装置 | |
JPH0761611A (ja) | 給紙装置 | |
JPH10212049A (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP3217148B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH03227837A (ja) | 給紙装置 | |
JP3075282B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2849433B2 (ja) | 多段給紙装置 | |
JPH03195638A (ja) | カセット給紙装置 | |
JPH02231324A (ja) | 画像形成装置および画像形成装置の給紙ユニット | |
JP3075283B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3924893B2 (ja) | 自動給紙装置 | |
JPH0455226A (ja) | 給紙装置 | |
JPH02163227A (ja) | 手差し給紙可能な給紙装置 | |
JP2868967B2 (ja) | 印字装置 | |
JPS6158375B2 (ja) | ||
JPH0430197Y2 (ja) | ||
JP3246504B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP2007022787A (ja) | 給紙装置およびそれを備える画像形成装置 | |
JP2000191163A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10293819A (ja) | カード払出し装置 | |
JPH09226948A (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JPS61127542A (ja) | 紙葉類自動取扱い装置 |