JP2005170575A - 給紙カセット及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

給紙カセット及びこれを搭載した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 給紙カセット輸送時の振動防止のために、部品点数を増加させることなく、簡単な構成によってリフト板の回転をロックする。
【解決手段】 給紙カセット1のカセットフレーム10には、上面に用紙Pが積載されるリフト板20と、用紙Pの幅方向の位置決めを行う幅方向カーソル30とが備えられる。リフト板20のカーソル係合突起24は、リフト板20の用紙幅方向中央線の左右に1箇所ずつ計2個設けられ、各々が幅方向カーソル30に向かって突出する。幅方向カーソル30には、リフト板係合孔32が設けられる。リフト板20を倒伏させた状態で、幅方向カーソル30をリフト板20に接近させると、カーソル係合突起24がリフト板係合孔32に挿入されて係合し、リフト板20がロック状態となる。カーソル位置検知手段40は、幅方向カーソル30がリフト板ロック位置に存在することを検知可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、機器に供給する用紙を予め多数ストックしておくために用いられる給紙カセットに関する。また、この給紙カセットを搭載した画像形成装置に関する。
給紙カセットは、複写機やプリンタに代表される画像形成装置において、カットペーパー等の給紙用として用いられる。画像形成装置における給紙装置には、給紙カセットに印刷前の用紙を予め多数ストックしておき、カセット内に積み上げられた用紙の最上層から1枚ずつ用紙を分離供給するものが多い。
給紙カセットには、上面に用紙が載置されるリフト板が備えられたものがある。リフト板は、カセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心とし、下流端が自由端として回転可能である。リフト板の下流端は、リフトモータやばねによって上方に付勢されている。これにより、リフト板上に載置された用紙の下流端を、適正な給紙位置に移動させることができ、安定した給紙を行うことが可能となる。
リフト板は、上記のように、用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心とし、下流端が自由端として回転可能である。したがって、給紙カセット単体やこの給紙カセットが収納された画像形成装置を輸送する時に、リフト板が振動してしまうことがある。これにより、リフト板がその周辺の部材と衝突し、リフト板自体や周辺部材が破損するという問題が生じる。
この対策としては、テープを貼付してリフト板をカセットフレームに固定したり、段ボールや発泡スチロール等の緩衝部材をリフト板上に取り付けたりする方法が簡便である。しかしながら、テープを貼付する方法は、時間の経過とともにテープが剥れてきたり、テープを取り除いた後に、リフト板やカセットフレームに粘着物が残ったりすることがある。緩衝部材を用いる方法は、リフト板やカセットフレームの形状に合った緩衝部材を作成するために、大幅な作成時間やコストが必要となってしまう。
このような問題を解決すべく、構成が簡素な固定部材を用いることによって、リフト板の回転をロックすることが可能な給紙カセットが提案されている。その給紙カセットの例を、特許文献1〜4に見ることができる。特許文献1〜4に記載の給紙カセットは、その各々のリフト板固定部材の下端に係止爪等が設けられ、この係止爪等の部分を、リフト板上面側からリフト板を通してカセットフレームに係合させ、リフト板固定部材とカセットフレームとの間にリフト板を挟み込むようにして、リフト板の回転をロックするものである。
特開平6−255804号公報(第3頁、図1) 特開平10−175742号公報(第2−3頁、図1) 特開平10−291655号公報(第3−5頁、図1) 特開平11−227958号公報(第3−4頁、図2)
しかしながら、特許文献1〜4で提案されているリフト板固定部材は、カセットフレームやリフト板、用紙位置決め用のカーソル等とは別部品であるので、別途金型を製作する必要がある。したがって、コストアップの問題が生じる。さらに、これらのリフト板固定部材は、カセットフレームに対して、係止爪等を係合させて取り付けたり、係合を解除して取り外したり、着脱がたいへん面倒である。
また、特許文献1、2、及び4で提案されているリフト板固定部材は、リフト板をロックする以外に使い道がない。したがって、給紙カセットを輸送する時にのみ必要な部材のために金型を製作する必要があり、大幅にコストが上昇する。また、給紙カセットを通常の給紙動作をさせて使用する時には、リフト板固定部材は使用せず、保管する必要があり、その保管場所を設けなければならない。そして、リフト板固定部材を紛失してしまった場合には、次に給紙カセットを輸送する時に、リフト板をロックすることができない。
また、リフト板を移動させるためのリフトモータが備えられ、電源投入と同時に、リフト板を自動的に給紙位置に向かって回転させる画像形成装置において、特許文献1〜4に記載の給紙カセットを用いた場合、リフト板がロック状態にあることを自動的に認識する手段がないので、リフト板固定部材を外す前に電源投入してしまった時には、リフトモータやリフト板が破損する恐れがある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、用紙を多数ストックする給紙カセットにおいて、部品点数を増加させることなく、簡単な構成によってリフト板の回転をロックすることができる給紙カセットを提供することを目的とする。また、リフト板がロック状態にあることを自動的に認識することが可能な給紙カセットを提供することを目的とする。そして、このような給紙カセットを搭載した高性能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、用紙を積載して収容するカセットフレームと、このカセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心として回転可能であって、その上面に用紙が載置されるリフト板と、前記カセットフレームに備えられ、用紙の位置決めを行うカーソルとを備えた給紙カセットにおいて、前記カーソルと前記リフト板との間には、カーソルが、リフト板に接近した時に、リフト板に係合してリフト板の回転をロックする係合部を設けることとした。
また、前記カーソルが、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向の用紙の位置決めを行う幅方向カーソルであることとした。
また、前記カーソルが、用紙供給方向の用紙の位置決めを行う長さ方向カーソルであることとした。
また、前記カセットフレームに、前記カーソルの位置検知手段を備え、このカーソル位置検知手段が、カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知可能であることとした。
また本発明では、前記給紙カセットを画像形成装置に搭載することとした。
また、給紙カセットにカーソル位置検知手段が備えられた画像形成装置において、前記リフト板を回転せしめるリフトモータと、このリフトモータを制御する制御部とを備え、前記カーソル位置検知手段が、前記カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、制御部が、リフトモータを作動させないこととした。
また、給紙カセットにカーソル位置検知手段が備えられた画像形成装置において、装置の設定入力と動作状態の表示が可能な操作パネルを備え、前記カーソル位置検知手段が、前記カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、操作パネルにリフト板がロックされていることを表示することとした。
本発明の構成によれば、カーソルとリフト板との間に、カーソルが、リフト板に接近した時に、リフト板に係合してリフト板の回転をロックする係合部を設けることとしたので、カーソルをリフト板に接近させるだけで、リフト板の回転をロックすることができる。したがって、別途部材を製作する必要がなく、簡単な構成によってリフト板の回転をロックすることが可能である。また、リフト板のロックはカーソルを移動させるだけで良いので、操作がたいへん便利である。
また、前記カーソルが、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向の用紙の位置決めを行う幅方向カーソルであることとしたので、幅方向カーソルによってリフト板をロックすることができる。幅方向カーソルは、2個のカーソルによって、用紙束の幅方向両側から挟むように用紙の位置決めするものが多いので、2個の幅方向カーソルでしっかりとリフト板をロックすることが可能となる。
また、前記カーソルが、用紙供給方向の用紙の位置決めを行う長さ方向カーソルであることとしたので、長さ方向カーソルによってリフト板をロックすることができる。通常、長さ方向カーソルは、カセットフレームの用紙幅方向中心に1個備えられているので、1個のカーソルを移動することによって簡単にリフト板をロックすることが可能である。
また、カセットフレームに、カーソルの位置検知手段を備え、このカーソル位置検知手段が、カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知可能であることとしたので、給紙カセットに積載された用紙のサイズを識別するためのカーソル位置検知手段を用いて、リフト板がロック状態にあることを認識することができる。したがって、別途センサを付加することなく、低コストで、自動的にリフト板がロック状態にあることを認識することが可能となる。
また本発明では、前記給紙カセットを画像形成装置に搭載することとしたので、部品点数を増加させることなく、簡単な構成によってリフト板の回転をロックすることが可能な高性能な画像形成装置を得ることができる。
さらに本発明では、上記カーソル位置検知手段を備えた給紙カセットを画像形成装置に搭載することとしたので、リフト板がロック状態にあることを自動的に認識することが可能なより高性能な画像形成装置を得ることができる。
また、給紙カセットにカーソル位置検知手段が備えられた画像形成装置において、リフト板を回転せしめるリフトモータと、このリフトモータを制御する制御部とを備え、カーソル位置検知手段が、カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、制御部が、リフトモータを作動させないこととしたので、画像形成装置が、電源投入と同時に、リフト板を自動的に給紙位置に向かって回転させるタイプのものであり、リフト板のロックを解除し忘れて電源投入したとしても、リフトモータやリフト板の破損を防止することが可能である。したがって、不注意による余計な出費を抑制することができる。
また、給紙カセットにカーソル位置検知手段が備えられた画像形成装置において、装置の設定入力と動作状態の表示が可能な操作パネルを備え、カーソル位置検知手段が、カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、操作パネルにリフト板がロックされていることを表示することとしたので、給紙カセットが画像形成装置に収納され、給紙カセットの内部が見えない状態であっても、この表示によってリフト板がロック状態にあることを認識することができる。これにより、原因不明のまま、画像形成装置を正常に動作させることができない状態で、長い時間が経過するのを回避することが可能である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づき説明する。
最初に、本発明の給紙カセットを搭載した画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る給紙カセットを搭載した画像形成装置を示す模型的垂直断面正面図である。なお、図中の実線矢印は用紙の搬送経路、及び搬送方向を示す。
図1において、画像形成装置100の下部には、カセット式給紙部101が配置されている。カセット式給紙部101には、給紙カセット1が備えられている。この給紙カセット1の内部に、印刷前のカットペーパー等の用紙Pが積載して収容され、ここから1枚ずつ分離して用紙Pが送り出される。
手差し給紙部102は、画像形成装置100の右側面上部の外部に備えられている。手差し給紙部102には、カセット式給紙部101に入っていないサイズの用紙Pや、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものが載置される。
画像形成装置100は、その内部に用紙搬送部103を備えている。用紙搬送部103は、カセット式給紙部101に関して言えば、その給紙方向である右方に位置し、手差し給紙部102に関して言えば、その左方に位置する。カセット式給紙部101から送り出された用紙Pは、用紙搬送部103により画像形成装置100本体の側面に沿って垂直上方に、手差し給紙部102から送り出された用紙Pは水平に搬送され、後述する転写部107に至る。
画像形成装置100の上面には原稿送り部104が、その下方には光学部105が備えられている。使用者が原稿の複写を行う場合には、原稿送り部104に、文字や図形、模様等の画像が描かれた原稿を積載する。原稿送り部104では1枚ずつ分離して原稿が送り出され、光学部105によってその画像データが読み取られる。
用紙搬送部103の用紙搬送方向下流側であって、光学部105の下方には、画像形成部106、及び転写部107が備えられている。画像形成部106では、光学部105によって読み取られた画像データに基づいて、原稿画像の静電潜像が作られる。この静電潜像からトナー像が形成され、トナー像は、前記用紙搬送部103によって同期をとって送られてきた印刷前の用紙Pに、転写部107にて転写される。
転写部107の下流側には、定着部108が備えられている。転写部107にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部108へと送られ、熱ローラによりトナー像が定着される。
定着部108の下流側であって、画像形成装置100の左側面の近傍には、排出・分岐部109が備えられている。定着部108から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合には、排出・分岐部109から機外の用紙受けトレイに排出される。
画像形成部106から排出・分岐部109にかけての部分の下方であって、カセット式給紙部101の上方には、両面印刷用ユニット110が備えられている。両面印刷を行う場合には、定着部108から排出された用紙Pが、排出・分岐部109を介して両面印刷用ユニット110へと送られる。両面印刷用ユニット110へ送られた用紙Pは、続いて送り方向が切り替えられ、再度用紙搬送部103を通って転写部107へと送られる。
続いて、本発明の給紙カセットの詳細な構成について、図1に加えて、図2〜図4を用いて説明する。図2は本発明の実施形態に係る給紙カセットの斜視図にして、背面上方から見たもの、図3は給紙カセットの模型的上面図、図4は給紙カセットの模型的垂直断面背面図である。
図2において、給紙カセット1は、図1に示す画像形成装置100のカセット式給紙部101に収容されるものである。給紙カセット1は、その側面に設けられた水平突条2を画像形成装置100内部の図示しないレールに係合させ、図2に示す矢印Aの方向に水平にスライドして挿入される。給紙カセット1の本体部は、カセットフレーム10で構成されている。カセットフレーム10は、上面が開口した平たい箱で構成され、その上面方向から用紙Pを積載して収容する。画像形成装置100内部において、給紙カセット1の上方には、図示しない給紙手段が備えられ、用紙Pは図2に示す矢印Bの方向に供給される。カセットフレーム10の前面部にはパネル3が一体成形され、このパネル3が画像形成装置100の前面下部のハウジングの一部を構成する役割を担う。
カセットフレーム10の内側底面には、リフト板20が備えられている。用紙Pは、このリフト板20上に積載される。リフト板20は、その用紙供給方向上流端がカセットフレーム10の内側底面に支持され、この支点を中心とし、下流端を自由端として回転可能である。リフト板20は板状の部材であり、後述する幅方向カーソル30、及び長さ方向カーソル50の移動領域に切り欠きが設けられている。
リフト板20の下流部下方には、リフト板回転用シャフト21が配置されている。リフト板回転用シャフト21には、図4に示すように、シャフトから放射方向に突出するリフト板押し上げ板22が固定されている。このリフト板押し上げ板22は、リフト板回転用シャフト21の先端部であって、リフト板20の用紙幅方向中央部分に位置する。リフト板回転用シャフト21の他端にはモータ継手部23が設けられ、このモータ継手部23は、図2、及び図3に示すように、カセットフレーム10の背面側に突出している。給紙カセット1を画像形成装置100に収納した時には、モータ継手部23が、画像形成装置100に備えられた図示しないリフトモータの軸と連結する。
リフトモータが動作した時には、リフト板回転用シャフト21が回転せしめられ、リフト板押し上げ板22がリフト板20の底面と係合しながら図4において時計方向に回転することにより、リフト板20の下流端が持ち上げられるようにしてリフト板20が回転する。これにより、リフト板20上に積載された用紙Pの最上層が、画像形成装置100に備えられた図示しない給紙装置に当接し、用紙Pが1枚ずつ分離して給紙カセット1の外部へと送り出される。なお、図2、及び図4に示すリフト板20は、その下流端が持ち上げられた状態を記載しているが、リフト板回転用シャフト21がリフトモータの軸と連結していない状態では、リフト板20は最下方に倒伏する。
図2、及び図3において、リフト板20の用紙供給方向中央付近には、カーソル係合突起24が設けられている。カーソル係合突起24は、リフト板20の用紙幅方向中央線の左右に1箇所ずつ計2個設けられ、各々が幅方向カーソル30に向かって突出している。
カセットフレーム10の内部の用紙供給方向下流部には、幅方向カーソル30が備えられている。幅方向カーソル30は、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向の両側から用紙束の側面に当接し、用紙が画像形成装置100の給紙装置による給紙位置に位置するように、用紙Pの幅方向の位置決めを行う。幅方向カーソル30は、カセットフレーム10上に用紙幅方向に設けられた移動用溝11に沿って移動させることが可能である。幅方向カーソル30は、図4に示すように、その底面に設けられた溝係合部31が移動用溝11に引っ掛かっているので、上方に外れてしまうことはない。なお、用紙幅方向の両側から用紙束の側面に当接する2個の幅方向カーソル30は、それらの下方に設けられた図示しない連動機構により、一方を移動させると、それに連動して他方も移動するようになっている。この時、2個の幅方向カーソル30は、用紙Pの幅方向中心線に対して、左右対称の動きをする。
図2、及び図4において、幅方向カーソル30の上流部下部には、リフト板係合孔32が設けられている。リフト板係合孔32は、2個の幅方向カーソル30の各々に1個ずつ設けられている。
図4に示すように、幅方向カーソル30の下方であって、カセットフレーム10の底部には、カーソル位置検知手段40が備えられている。カーソル位置検知手段40は、基板41とブラシ42とで構成されている。
基板41は、カセットフレーム10に固定されている。基板41の上面には、用紙幅方向に伸びる帯状の電極41aが、長さを変えて複数本、用紙供給方向に並べて配置されている。複数の電極41aの各々の長さは、給紙カセット1に積載される用紙サイズの種類に合わせて設定されている。ブラシ42は、幅方向カーソル30の底面に、その下端が基板41の上面に接触するように固定されている。これにより、幅方向カーソル30を移動すると、ブラシ42が基板41の上面を擦るように移動することになる。前述の通り、基板41上には、複数の電極41aが用紙サイズに合わせて長さを変えて並べられているので、そのいずれの電極41aにブラシ42が接触するかによって幅方向カーソル30の位置を検知することができる。カーソル位置検知手段40は、幅方向カーソル30の用紙サイズに合った位置だけではなく、幅方向カーソル30が最も用紙幅方向中央寄りに、リフト板20に接近して存在する場合も、その位置を検知可能である。
給紙カセット1を画像形成装置100に収納した時には、カーソル位置検知手段40によって得られた情報が、カセットフレーム10の背面側に設けられたコネクタ43を通して、画像形成装置100に設けられた図示しない制御部に伝達される。
カセットフレーム10の内部の用紙供給方向上流部には、長さ方向カーソル50が備えられている。長さ方向カーソル50は、用紙供給方向上流側から用紙束の側面に当接し、用紙の下流端が、画像形成装置100の給紙装置による給紙位置に位置するように、用紙供給方向の位置決めを行う。長さ方向カーソル50は、カセットフレーム10上に用紙供給方向に設けられた移動用レール12に沿って移動させることが可能である。長さ方向カーソル50は、その底面に設けられた図示しない係合部が移動用レール12に係合しているので、上方に外れてしまうことはない。
次に、リフト板20と幅方向カーソル30の動作について、図2〜図4に加えて、図5、及び図6を用いて説明する。図5は給紙カセットの模型的上面図にして、幅方向カーソルをリフト板ロック位置に移動した状態を示すもの、図6はリフト板と幅方向カーソルとの係合部を示す模型的部分拡大右側面図である。
図2〜図4に示す給紙カセット1を搭載した画像形成装置100の通常の使用においては、給紙カセット1を画像形成装置100から引き出した状態で、給紙カセット1のリフト板20上に用紙Pを積載する。そして、幅方向カーソル30を用紙幅方向から、長さ方向カーソルを用紙供給方向上流側から用紙束の側面に当接させ、用紙Pを適正な給紙位置に位置決めする。なお、前述のように、給紙カセット1を画像形成装置100から引き出した状態では、リフト板20は倒伏状態にある。
給紙カセット1を画像形成装置100に収納すると、画像形成装置100に設けられた図示しない制御部がこれを検知し、リフトモータを作動させる。これにより、リフト板20の下流端が持ち上げられるようにリフト板20が回転せしめられ、リフト板20上に積載された用紙Pの最上層が、画像形成装置100の給紙装置に当接し、自動的に給紙準備が整う。このようなリフトモータの動作による給紙準備は、電源投入時にも同様に自動的に実施される。
ここで、給紙カセット1を単体で、または画像形成装置100に収納した状態で輸送することとする。この時、まず給紙カセット1を画像形成装置100から引き出す。給紙カセット1を引き出すと、リフト板20は倒伏状態にある。そして、幅方向カーソル30を、図5に示すように、最も用紙幅方向中央寄りに、リフト板20に接近させて移動する。これにより、図5、及び図6に示すように、幅方向カーソル30のリフト板係合孔32に、リフト板20のカーソル係合突起24が挿入され、幅方向カーソル30とリフト板20とが係合する。リフト板20の用紙幅方向中央に対して左右2個の幅方向カーソル30が、リフト板20を挟むようにして係合する。したがって、この状態においては、リフト板20は、その下流端が上方に回転することはなく、ロック状態となる。その結果、リフト板20が、輸送中に振動することはなく、その周辺の部材と衝突することもないので、リフト板20自体や周辺部材の破損を防止することが可能である。
リフト板20をロックした状態で、給紙カセット1を画像形成装置100に収納し、電源投入した時には、カーソル位置検知手段40によって、幅方向カーソル30が上記のようなリフト板ロック位置に存在することが検知される。この情報を画像形成装置100の制御部が受け取り、通常は給紙準備のためにリフト板20を回転させるリフトモータを、この時は作動させない。
また、カーソル位置検知手段40が、幅方向カーソル30がリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、画像形成装置100の上面に設けられた図示しない操作パネルにリフト板20がロックされていることが表示される。
このようにして、幅方向カーソル30とリフト板20との間に、幅方向カーソル30が、リフト板20に接近した時に、リフト板20に係合してリフト板20の回転をロックする係合部を設けたので、幅方向カーソル30をリフト板20に接近させるだけで、リフト板20の回転をロックすることができる。したがって、別途ロック部材を製作する必要がなく、簡単な構成によってリフト板20の回転をロックすることが可能である。また、リフト板20のロックは幅方向カーソル30を移動させるだけで良いので、操作がたいへん便利である。
そして、幅方向カーソル30は、2個のカーソルによって、用紙束の幅方向両側から挟むように用紙Pの位置決めするので、2個の幅方向カーソル30でしっかりとリフト板20をロックすることが可能となる。
また、カセットフレーム10に、幅方向カーソル30の位置検知手段を備え、このカーソル位置検知手段40が、幅方向カーソル30がリフト板ロック位置に存在することを検知可能であるので、給紙カセット1に積載された用紙Pのサイズを識別するためのカーソル位置検知手段40を用いて、リフト板20がロック状態にあることを認識することができる。したがって、別途センサを付加することなく、低コストで、自動的にリフト板20がロック状態にあることを認識することが可能となる。
さらに本実施形態では、上記給紙カセット1を画像形成装置100に搭載したので、部品点数を増加させることなく、簡単な構成によってリフト板20の回転をロックすることができるとともに、リフト板20がロック状態にあることを自動的に認識することが可能な高性能な画像形成装置100を得ることができる。
また、画像形成装置100において、リフト板20を回転せしめるリフトモータと、このリフトモータを制御する制御部とを備え、カーソル位置検知手段40が、幅方向カーソル30がリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、制御部が、リフトモータを作動させないので、画像形成装置100が、電源投入と同時に、リフト板20を自動的に給紙位置に向かって回転させるタイプのものであり、リフト板20のロックを解除し忘れて電源投入したとしても、リフトモータやリフト板20の破損を防止することが可能である。したがって、不注意による余計な出費を抑制することができる。
また、画像形成装置100において、装置の設定入力と動作状態の表示が可能な操作パネルを備え、カーソル位置検知手段40が、幅方向カーソル30がリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、操作パネルにリフト板20がロックされていることを表示するので、給紙カセット1が画像形成装置100に収納され、給紙カセット1の内部が見えない状態であっても、この操作パネルの表示によってリフト板20がロック状態にあることを認識することができる。これにより、原因不明のまま、画像形成装置100を正常に動作させることができない状態で、長い時間が経過するのを回避することが可能である。
なお、リフト板20と係合し、その回転をロックするカーソルは、長さ方向カーソル50であっても構わない。この場合、通常、長さ方向カーソル50は、カセットフレーム10の用紙幅方向中心に1個備えられているので、1個のカーソルを移動することによって簡単にリフト板20をロックすることが可能である。
また、本実施形態では、リフト板20を回転させるためにリフトモータを使用しているが、リフトモータを使用せず、弾性部材の付勢力によってリフト板20を給紙位置へと押し上げるタイプの給紙カセット1であっても、上記と同様の作用、効果を得ることができる。
カーソル位置検知手段40は、電極41とブラシ42とを用いたものであるが、他の構成であっても構わない。例えば、カセットフレーム10に用紙サイズに合わせて複数の透過型光センサを配置し、この光センサの光路に出没する干渉板をカーソル底面に設けてカーソルの位置検知を行うものであっても構わない。
上記のように本発明の実施形態を示したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、用紙位置決め用のカーソルと、カーソルを移動させることによってカーソルと接触するリフト板とを用いた給紙カセットにおいて利用可能である。
は、本発明の実施形態に係る給紙カセットを搭載した画像形成装置を示す模型的垂直断面正面図である。 は、本発明の実施形態に係る給紙カセットの斜視図にして、背面上方から見たものである。 は、図2に示す給紙カセットの模型的上面図である。 は、図2に示す給紙カセットの模型的垂直断面背面図である。 は、図2に示す給紙カセットの模型的上面図にして、幅方向カーソルをリフト板ロック位置に移動した状態を示すものである。 は、リフト板と幅方向カーソルとの係合部を示す模型的部分拡大右側面図である。
符号の説明
1 給紙カセット
10 カセットフレーム
20 リフト板
21 リフト板回転用シャフト
22 リフト板押し上げ板
23 モータ継手部
24 カーソル係合突起
30 幅方向カーソル
32 リフト板係合孔
40 カーソル位置検知手段
50 長さ方向カーソル
100 画像形成装置
101 カセット式給紙部

Claims (8)

  1. 用紙を積載して収容するカセットフレームと、このカセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心として回転可能であって、その上面に用紙が載置されるリフト板と、前記カセットフレームに備えられ、用紙の位置決めを行うカーソルとを備えた給紙カセットにおいて、
    前記カーソルと前記リフト板との間には、カーソルが、リフト板に接近した時に、リフト板に係合してリフト板の回転をロックする係合部を設けたことを特徴とする給紙カセット。
  2. 前記カーソルが、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向の用紙の位置決めを行う幅方向カーソルであることを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  3. 前記カーソルが、用紙供給方向の用紙の位置決めを行う長さ方向カーソルであることを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  4. 前記カセットフレームに、前記カーソルの位置検知手段を備え、このカーソル位置検知手段が、カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知可能であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の給紙カセット。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の給紙カセットを搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4に記載の給紙カセットを搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記リフト板を回転せしめるリフトモータと、このリフトモータを制御する制御部とを備え、前記カーソル位置検知手段が、前記カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、制御部が、リフトモータを作動させないことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 装置の設定入力と動作状態の表示が可能な操作パネルを備え、前記カーソル位置検知手段が、前記カーソルがリフト板ロック位置に存在することを検知した時には、操作パネルにリフト板がロックされていることを表示することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
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