JP2005263451A - シート供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置の本体部の構成を従来のものから変更することなく、給紙カセット内に収納された定型サイズよりも小さい特殊サイズのシートの有無を検出する。
【解決手段】 給紙機構では、第1拘束部材132がボトムプレート84上に紙束が載置されていると、この紙束Bの下面部に当接すると共に、検出レバー118にも当接して検出レバー118を非検出位置に拘束し、またボトムプレート84上から全ての記録紙Pが搬出されると、検出レバー118の非検出位置から検出位置への移動を許容する。これにより、ボトムプレート84上に紙束Bが載置されている場合には、エンプティセンサ128により全ての記録紙Pが給紙カセット82内から搬出されたことが検出されず、またボトムプレート84上に紙束Bが載置されていない場合には、検出レバー118がその自重により非検出位置から検出位置へ揺動して、エンプティセンサ128により全ての記録紙Pが給紙カセット82内から搬出されたことが検出される。
【選択図】 図7
【解決手段】 給紙機構では、第1拘束部材132がボトムプレート84上に紙束が載置されていると、この紙束Bの下面部に当接すると共に、検出レバー118にも当接して検出レバー118を非検出位置に拘束し、またボトムプレート84上から全ての記録紙Pが搬出されると、検出レバー118の非検出位置から検出位置への移動を許容する。これにより、ボトムプレート84上に紙束Bが載置されている場合には、エンプティセンサ128により全ての記録紙Pが給紙カセット82内から搬出されたことが検出されず、またボトムプレート84上に紙束Bが載置されていない場合には、検出レバー118がその自重により非検出位置から検出位置へ揺動して、エンプティセンサ128により全ての記録紙Pが給紙カセット82内から搬出されたことが検出される。
【選択図】 図7
Description
本発明は、給紙カセット内に収納されたシート束から1枚のシートを分離し、この1枚のシートを給紙カセット内から搬出するシート供給装置に係り、例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に適用され、この画像形成装置の作像部へシートを供給するためのシート供給装置に関する。
一般に、プリンタや複写機、ファクシミリ等の画像形成装置には、その作像部に記録紙、OHPシート等の記録媒体であるシートを自動供給するために、シート供給装置が装置本体の一部として設けられ、又はシート供給装置がオプションユニット(シート供給ユニット)として増設可能とされている。このようなシート供給装置としては、例えば、複数枚のシートが積層されたシート束を収納可能とされ、装置の本体部へ着脱可能に装着される給紙カセットと、この給紙ユニット内に収納されたシート束から1枚のシートを分離し、給紙カセット内から搬出する分離・給紙機構とを備えたものがある。このシート供給装置では、画像形成装置の作像部による画像形成の開始に同期して分離・給紙機構が給紙カセット内から1枚のシートを分離し、この1枚のシートを給紙カセット内からシート搬送経路へ搬出することにより、このシート搬送経路を通して作像部へシートを自動的に給紙し、このシートに画像を形成することが可能になっている。
上記のようなシート供給装置に用いられる給紙カセットには、例えば、シート束が載置可能とされると共に所定の昇降方向に沿って移動可能とされたボトムプレートと、このボトムプレートを上方へ付勢するコイルスプリング等の付勢部材と、ボトムプレート上に載置されたシート束を所定の基準位置へ位置決めするための位置決め機構とが設けられている。
ここで、位置決め機構には、分離・給紙機構によるシートの搬出方向に沿って移動可能に支持されたエンドプレートと、給紙カセット内に収納されるシートの幅方向(シート幅方向)に沿ってそれぞれ移動可能に支持された一対のサイドプレートとを備えたものがあり、これらのエンドプレート及び一対のサイドプレートを給紙カセット内に収納されるシートサイズに応じて予め位置調整しておくことにより、ボトムプレート上に載置されるシート束を基準位置に位置決めできる。またボトムプレートは、位置決め機構により基準位置に位置決めされたたシート束を上方へ持ち上げ、このシート束からのシートの分離給紙時に分離・給紙機構におけるフィードロール、フィードベルト等のシート供給部材に圧接させる。
また、上記のようなシート供給装置には、通常、装置の本体部に装着された給紙ユニット内におけるシートの有無を検出するためのシート検出機構が設けられており、シート検出機構により給紙カセット内から全てのシートが搬出されたこと(シート無し)が検出されると、画像形成装置では、その給紙カセットから作像部へのシート供給を停止すると共に、操作パネル等を介してユーザに対して給紙カセット内へのシート補充を促すための制御を実行する。
上記のようなシート供給装置に用いられるシート検出機構としては、例えば、装置の本体部によりボトムプレートに対して接離する方向へ揺動可能に支持されたシート検出レバーと、このシート検出レバーの一部がボトムプレートに形成された切欠部内へ挿入される検出位置に移動すると作動してシート無しを検出するシート検出センサとを備えたものがある。このシート検出機構では、ボトムプレート上に載置されたシートにより切欠部が塞がれているときには、このシートによりシート検出レバーの検出位置への移動が阻止され、また給紙カセット内から全てのシートが搬出されて切欠部が開放されると、シート検出レバーが非検出位置から検出位置へ移動する。これにより、シート検出センサが作動し、給紙カセット内から全てのシートが搬出されたこと(シート無し)を検出する。
また、上記シート検出機構では、分離・給紙機構がシート供給部材としてフィードロールを用いている場合、通常、シート検出レバーをフィードロールへ干渉するなく移動可能となるように、シート検出レバーがシート幅方向に沿ってフィードロールの外側にオフセットされて配置されている。
ところで、オフィスユース等の一般的な用途に用いられる画像形成装置では、記録媒体として要求されるシートサイズが殆ど場合、B5サイズからA3サイズの範囲であり、給紙カセットに収納可能なシートもB5サイズからA3サイズの範囲であることが通例である。しかし、ユーザにより特殊な用途、例えば、部品収納用のカーゴ等に添付され、部品の発注情報等を表示する伝票に印字する画像形成装置では、その用途などから要求される特殊サイズの伝票等のシートもシート供給装置により作像部へ自動的に供給したいという強い要望がある。従って、特殊サイズのシートの幅が分離・給紙機構のフィードロールのロール幅よりも狭い場合、上記のような要望を実現するためには、例えば、シート供給装置に対して、給紙カセットに設けられた位置決め機構を特殊サイズに適合するように改良すると共に、そのシート検出機構については、シート検出レバー及びシート検出センサをそれぞれフィードロールの内側に移設する改良を行う必要がある。
しかし、シート検出機構のシート検出レバー及びシート検出センサをそれぞれフィードロールの内側に移設するためには、装置の本体部に対する大規模の改造が必要となり、多大な開発コストが必要となり、また、このような改造を行えば、シート供給装置により特殊サイズのシートを画像形成装置に作像部へ自動供給することが可能になるが、このシート供給装置は、特殊サイズ専用のものとなってしまい、B5、A3等の一般的な定型サイズのシートの自動供給には適さないものになってしまう。
また特許文献1には、規格サイズの原稿が装填可能された原稿載置台上に着脱可能に装着され、定型サイズよりも小サイズの原稿が装填可能とされた小型原稿カセットと、小型原稿カセットに設けられ、この小型原稿カセットに装填された小サイズの原稿の有無に応じて動作し、装置本体側に設けられたエンプティセンサのセンサレバーへ小サイズ原稿の有無を伝達するセンサ係合部材とを備えた小型シートカセットが開示されている。しかしながら、このような小型シートカセットを、シートの残量に応じて上下動するボトムプレートを備えた給紙カセットに適用することは困難である。
実登録2583877号公報
本発明の目的は、上記事実を考慮して、装置の本体部の構成を従来のものから変更することなく、給紙カセット内に収納された定型サイズよりも小さい特殊サイズのシートの有無を検出できるシート供給装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係るシート供給装置は、装置の本体部に着脱可能に装着され、1枚以上のシートからなるシート束が収納可能とされた給紙カセットと、装置の本体部に設けられ、前記給紙カセット内に収納されたシート束から最上部の1枚のシートを分離して前記給紙カセット内から搬出する分離供給手段と、前記分離供給手段に対して接離する接離方向に沿って移動可能となるように前記給紙カセットに設けられ、該給紙カセット内に収納されたシート束が載置されるボトムプレートと、前記ボトムプレートを前記接離方向に沿って前記分離供給手段側へ付勢し、該ボトムプレート上のシート束の上面部を前記分離供給手段へ圧接させる付勢手段と、前記ボトムプレート上に載置されたシート束の幅方向外側に位置するように装置の本体部に設けられたシート検出用の可動部材と、装置の本体部に設けられ、前記可動部材の動作に応じて前記給紙カセット内から前記分離供給手段により全てのシートが搬出されたことを検出するシート検出センサと、前記ボトムプレートに設けられ、前記ボトムプレート上にシート束が載置されていると、該シート束の下面部に当接すると共に前記可動部材に当接して該可動部材を拘束し、前記ボトムプレート上から全てのシートが搬出されると、前記可動部材の移動を許容する第1の拘束部材と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に係るシート供給装置では、装置の本体部に設けられた第1の拘束部材が、ボトムプレート上にシート束が載置されていると、このシート束の下面部に当接すると共に可動部材に当接して可動部材を拘束し、ボトムプレート上から全てのシートが搬出されると、可動部材のの移動を許容することより、ボトムプレート上にシート束が載置されている、すなわち給紙カセット内にシートが残っている場合には、可動部材が拘束され、シート検出センサにより全てのシートが給紙カセット内から搬出されたことが検出されないので、シート検出センサからの信号状態により給紙カセット内にシートが残っていること(シート有り)を判断でき、またボトムプレート上にシート束が載置されていない、すなわち給紙カセット内にシートが残っていない場合には、可動部材が移動して、シート検出センサにより全てのシートが給紙カセット内から搬出されたことが検出されるのでので、シート検出センサからの信号状態により給紙カセット内にシートが残っていないこと(シート無し)を判断できる。
ここで、可動部材は、従来のシート供給装置のシート検出レバー等と同様に、ボトムプレート上に載置されたシート束の幅方向外側に位置するように装置の本体部に配設されているが、ボトムプレート上にシート束が載置されている場合には、給紙カセットに設けられた第1の拘束部材により移動が拘束され、ボトムプレート上にシート束が載置されていない場合には、第1の拘束部材により移動が許容されるので、ボトムプレート上におけるシート束の有無にそれぞれ対応する位置へ保持又は移動する。
従って、請求項1に係るシート供給装置によれば、可動部材及びこの可動部材の位置に応じてシートの有無を検出するシート検出センサについては、装置の本体部における従来の配置を変更することなく、給紙カセット内のボトムプレートに第1の拘束部材を追加して設けるだけで、給紙カセット内に収納された定型サイズよりも小さい特殊サイズのシートの有無を検出できる。
また本発明の請求項2に係るシート供給装置は、請求項1記載のシート供給装置において、前記給紙カセットに設けられると共に、前記ボトムプレート及び前記可動部材にそれぞれ係合し、前記ボトムプレートの前記接離方向に沿った移動に従って前記可動部材を拘束する拘束位置と前記可動部材を前記拘束位置から解放する許容位置との間で移動する第2の拘束部材を有し、前記第2の拘束部材は、前記ボトムプレート上に前記給紙カセット内に収容可能な最大枚数のシートが載置されている満載状態から、前記ボトムプレート上に残っているシートが所定のしきい枚数になるまでのミドルレンジ状態では、前記ボトムプレートにより前記拘束位置に保持され、前記ボトムプレート上に残っているシートが前記しきい枚数未満であるロウレンジ状態では、前記ボトムプレートにより前記許容位置に保持されることを特徴とする。
上記請求項2に係るシート供給装置では、ボトムプレート及び可動部材にそれぞれ係合した第2の拘束部材が、ボトムプレート上に給紙カセット内に収容可能な最大枚数のシートが載置されている満載状態から、ボトムプレート上に残っているシートが所定のしきい枚数になるまでのミドルレンジ状態では、ボトムプレートにより拘束位置に保持されて可動部材を拘束し、またボトムプレート上に残っているシートがしきい枚数未満であるロウレンジ状態では、ボトムプレートにより許容位置に保持されて可動部材を解放することにより、ボトムプレート上のシート束がミドルレンジ状態の場合には、拘束位置にある第2の拘束部材により可動部材が拘束されるので、シート検出センサからの信号状態により給紙カセット内にシートが残っていること(シート有り)を判断でき、またボトムプレート上のシート束がロウレンジ状態の場合には、第2の拘束部材が許容位置に移動して可動部材の移動を許容されるが、このロウレンジ状態であってもボトムプレート上からシートが無くなるまでは、第1の拘束部材により可動部材が拘束され続けるので、シート検出センサにより全てのシートが給紙カセット内から搬出されたことが検出されない。
ここで、上記のようにボトムプレート上のシート束がロウレンジ状態になるまでは、第2の拘束部材により可動部材を拘束することにより、例えば、可動部材のその移動方向に沿った寸法を十分に長くできず、可動部材が満載状態からミドルレンジ状態のシート束が載置されたボトムプレートに届かない場合でも、満載状態からミドルレンジ状態のシート束がボトムプレート上に載置されている間は、第2の拘束部材により可動部材を拘束できる。
従って、請求項2に係るシート供給装置によれば、可動部材として小型のものを用いた場合でも、給紙カセットに第2の拘束部材を追加して設けるだけで、給紙カセット内に収納された定型サイズよりも小さい特殊サイズのシートの有無を確実に検出できる。
以上説明したように本発明に係るシート供給装置によれば、装置の本体部の構成を従来のものから変更することなく、給紙カセット内に収納された規格サイズよりも小さい特殊サイズのシートの有無を検出できる。
以下、本発明の実施形態に係る給紙機構について図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る給紙機構が適用されたレーザープリンタが示されている。このレーザープリンタ21は、記録媒体である記録紙P上に画像を形成する装置本体22と及びハイキャパシティースタッカ(HCS)71とを備えている。この装置本体22にはプロセスカートリッジ25が設けられており、プロセスカートリッジ25は、トナーを含む現像剤を収容すると共に、静電潜像を形成する像担持体としての感光体ドラム26、静電方式を用いてトナーを感光体ドラム26に付着させるマグロール27の他、図示しない帯電装置やクリーナー等の作像部を備え、装置本体22に装脱着可能に構成されている。また、装置本体22には、プロセスカートリッジ25に隣接してレーザ走査装置などの画像書込装置(ROS)29が設けられており、本実施形態では、プロセスカートリッジ25に設けられた露光経路28を経て帯電された感光体ドラム26をレーザビームにより露光するように構成されている。このROS29は、図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等のホスト装置から入力された画像出力指示に従って、図示しない画像処理部(IPS)からのデジタル画像信号に基づいて感光体ドラム26上に静電潜像を形成するように構成される。
また、装置本体22には、感光体ドラム26に対向して転写ロール30が配設されており、この転写ロール30は、感光体ドラム26上に形成されたトナー像を搬送される記録紙Pに転写する。この記録紙Pは定着装置31に搬送され、定着装置31は、記録紙P上に形成された未定着トナー像を、例えば加熱圧着等により定着させる機能を有する。また、装置本体22は、図示しない制御部を備えており、この制御部により画像形成時における各種制御の他、後述する記録紙Pの供給、搬送や、オプション装置の制御等を実施している。
また、装置本体22において、符号33はマルチシートインサータであり、任意のサイズからなる記録紙Pを積載した状態にて装脱着自在に構成されており、シート搬送方向に対して長いサイズの記録紙Pに対しては、ペーパートレイ34を開いて記録紙Pの搬送を補助するように構成されている。このマルチシートインサータ33に積載された記録紙Pは、半月形状からなるフィードロール35の回転により感光体ドラム26等からなる作像部へと搬送される。
更に、装置本体22の下部側には、作像部へ記録紙Pを自動的に供給するための給紙機構36が設けられている。この給紙機構36には、装置本体22の一部として構成された本体側給紙部80が設けられると共に、この本体側給紙部80に着脱可能に装着される給紙カセット82が設けられている。この給紙カセット82内には、給紙カセット82の両側の側板部にそれぞれ設けられた支軸88を回動中心として揺動可能に支持され、コイルスプリング92により記録紙Pを上昇させるボトムプレート84が設けられている。このボトムプレート84上に載置された記録紙Pの束(以下、これを「記録紙P」と特に区別する必要がある場合には、「紙束B」という。)は、半月形状からなるフィードロール37に押し当てられ、フィードロール37の回転によって供給される。フィードロール37に対向する位置にリタードロール38が配置されており、このリタードロール38は、図示しないトルクリミッタをその回転軸に備え、ある一定以下のトルク状態では回転しないことにより、記録紙Pを1枚毎に捌いて供給できるように構成されている。この給紙機構36から供給された記録紙Pは、搬送ロール39により作像部へ向けて搬送される。
マルチシートインサータ33から供給された記録紙Pや、給紙機構36から供給され搬送ロール39を経由した記録紙Pは、レジストロール40により作像部とのタイミングが取られ、感光体ドラム26と転写ロール30とのニップ部へと搬送される。その後、定着装置31にて第1のシート面に画像が定着された記録紙Pは、ゲート43を経由して、排紙ロール41により装置本体22の上面に形成された排紙トレイ42上に、片面印字の場合は画像形成された一方の面を下向きにした状態にて排出される。一方、両面印字の場合には、一旦、排紙トレイ42側に送られた記録紙Pは、後端部近傍が排紙ロール41に保持される位置に達すると排紙ロール41の逆転により反転させられ、今まで後端であった端部を先端部として自動両面搬送路44に送られる。この自動両面搬送路44において、記録紙Pは搬送ロール45により搬送され、再度、レジストロール40を経て他方の面に対して印字がなされる。
本実施形態のレーザープリンタ21では、オプション装置としてハイキャパシティースタッカ(HCS)71が装置本体22に接続されている。このHCS71は、搬送ロール73を有する搬送路72を形成すると共に、排出ロール74により排出トレイ75に記録紙Pを排出できるように構成されている。この排出ロール74は一定部数毎に左右にずらすことが可能であり、例えばホスト装置からのジョブ情報により記録紙Pを複数部ずらせて排出トレイ75に積載させ、オフセット出力が可能となるように構成されている。また、排出トレイ75は、大量約500枚の記録紙Pを積載できるように設計されている。ここで、装置本体22は、HCS71の搬送路72に記録紙Pを送り込むに際し、制御部による制御信号に基づいてゲート43を切り換えて搬送路72の方向に搬送路を形成すると共に、搬送ロール49を回転させる。画像が形成された記録紙Pは、このゲート43を経由して搬送ロール49によって下流へと搬送され、排出ロール74によりオフセット制御された状態にて排出トレイ75に積載される。
図2及び図3には、装置本体22における給紙機構36に着脱可能に装着される給紙カセット82が示されている。この給紙カセット82は、A系列、B系列等の定型サイズの記録紙とは長辺方向及び短辺方向の寸法比が異なると共に、通常使用される小サイズ(例えば、B5サイズ)の記録紙よりも幅が狭い記録紙P(図3参照)を収納可能とされている。
図2に示されるように、給紙カセット82は、高さ方向に沿って扁平であって、上面側が開口した筐体状に形成されている。給紙カセット82内には、その底面部上に紙束Bが載置されるボトムプレート84が配置されている。ボトムプレート84には、その幅方向に沿った両側の側端部にそれぞれ上方へ屈曲された連結部86が一体的に形成されており、この連結部86には、給紙カセット82の両側の側板部にそれぞれ設けられた支軸88が挿入される長穴状の連結穴90が穿設されている。ここで、一対の支軸88は、一対の連結穴90内にそれぞれ相対的に摺動及び回動可能に挿入されており、これにより、ボトムプレート84は、支軸88を略中心として所定の昇降方向に沿って揺動可能に支持される。
給紙カセット82内には、図6に示されるように、底面部とボトムプレート84の先端側との間にコイルスプリング92が介装されており、このコイルスプリング92は、ボトムプレート84を昇降方向に沿って上方へ付勢している。これにより、給紙カセット82では、図6の二点鎖線で示されるように、ボトムプレート84上に載置された紙束Bの上面部がフィードロール37側へ付勢される。
図2及び図3に示されるように、給紙カセット82内には、ボトムプレート84上に載置された紙束Bの幅方向外側に位置するように一対のサイドガイド94,96が設けられている。これら一対のサイドガイド94,96は、それぞれ幅方向に沿ってスライド可能に支持されており、ボトムプレート84上に載置される紙束Bの側端部に当接し、又は十分に近接するように位置調整される。ここで、一対のサイドガイド94,96は、ボトムプレート84の下面側に配設されたラック、ピニオン等からなる連動機構(図示省略)により互いに連結されており、この連結機構は、一方のサイドガイド94,96の移動に連動し、他方のサイドガイド94,96がボトムプレート84の幅方向中心に対して対称的な位置に移動させる。これにより、一対のサイドガイド94,96は、常にボトムプレート84の幅方向中心に対して互いに対称的な位置に拘束され、ボトムプレート84上の紙束Bの幅方向中心をボトムプレート84の幅方向中心と一致するように位置決めする。
図4に示されるように、サイドガイド94,96には、幅方向に沿って略ロ字状の断面を有する筒状に形成された延長ガイド部材98が設けられており、この延長ガイド部材98の内側の平面部分が紙束Bの幅方向に沿った移動を制限すると共に、紙束Bから分離された記録紙Pを給紙方向へ案内するガイド面100とされている。またサイドガイド94,96には、延長ガイド部材98の外側にプレート状のベース部材102が立設されており、このベース部材102には延長ガイド部材98が連結固定されている。ここで、ベース部材102は、本来的には、A系列、B系列等の定型サイズの記録紙を幅方向に沿って位置決めするためにサイドガイドとして設けられたものであって、本実施形態では、ベース部材102の内側に延長ガイド部材98を連結固定し、ベース部材102から延長ガイド部材98を内側へ向って突出させることにより、非定型で幅の狭い記録紙Pをサイドガイド94,96により位置決め可能としている。
一対の延長ガイド部材98には、そのガイド面100における先端上部側のコーナー部から内側へ延出する係止部104が形成されている。この係止部104は、ボトムプレート84上に載置されて上方へ付勢された紙束Bの上面部における先端側の両コーナーをそれぞれ係止し、この紙束Bの上面部を高さ方向に沿って所定の給紙位置に位置決めする。なお、この係止部104はベース部材102にも形成されているが、このベース部材102の係止部104は本実施形態では使用されない。
図2及び図3に示されるように、給紙カセット82内には、ボトムプレート84上に載置された紙束Bの給紙方向後側に位置するようにエンドガイド106が設けられている。このエンドガイド106は、給紙方向に沿って前方及び後方へスライド可能に支持されており、ボトムプレート84上に載置される紙束Bの後端部に当接又は十分に近接するように位置調整される。
図2に示されるように、給紙カセット82の先端側の前板部108には、その上端中央部に凹状に切り欠かれた逃げ部110が形成されており、この逃げ部110により前板部108がフィードロール37及びリタードロール38へ干渉することが防止されている。給紙カセット82の前板部108には、その内側の面に逃げ部110を閉止するようにストッパプレート112が固着されている。このストッパプレート112は、給紙カセット82の先端面に対して前板部108の厚み分だけ後方へ逃げるように配置されており、これにより、ストッパプレート112がフィードロール37及びリタードロール38へ干渉することが防止されている。
ここで、この逃げ部110の幅は、フィードロール37及びリタードロール38のロール面の幅より若干広く形成されている。一方、本実施形態により給紙される記録紙Pの幅は、フィードロール37又はリタードロール38のロール面の幅よりも狭くなっている。このため、定型サイズの記録紙を収納する給紙カセッでは、ボトムプレート84上に載置された紙束の先端部を前板部に突き当てることにより、給紙方向に沿って紙束を所定の位置へ位置決めしているが、本実施形態の給紙カセットでは、紙束Bをストッパプレート112の内側の面へ突き当てることにより、給紙方向に沿って紙束を所定の位置へ位置決めしている。
図2に示されるように、ストッパプレート112の上端部には、ボトムプレート84の幅方向中心に対して略対称的な配置となるように一対のガイド突起114が形成されている。このガイド突起114は、図6に示されるように上方へ屈曲されている。このガイド突起114は、その上面部によりフィードロール37により紙束Bから分離された記録紙Pをリタードロール38のロール面上へ案内する。
また給紙カセット82には、両側の側板部における先端側にそれぞれラッチレバー116が設けられており、これら一対のラッチレバー116は、給紙カセット82の本体側給紙部80からの抜脱動作に連動し、本体側給紙部80に設けられた係合部(図示省略)に係合すると共に、コイルスプリング92に抗してボトムプレート84を昇降方向に沿った下限位置へ揺動させ、この下限位置へ拘束する。また一対のラッチレバー116は、給紙カセット82の本体側給紙部80からの装着動作に連動し、本体側給紙部80に設けられた係合部(図示省略)に係合すると共に、下限位置にあるボトムプレート84を解放する。これにより、ボトムプレート84は、コイルスプリング92の付勢力により昇降方向に沿って上昇し、紙束Bの上面部が一対の係止部104へ圧接する位置へ保持される。
図6に示されるように、本体側給紙部80には、この本体側給紙部80に装着されている給紙カセット82のボトムプレート84の上方に位置するようにL字状の検出レバー118が配設されている。検出レバー118には、その基端部に連結軸120が設けられており、この連結軸120は、フィードロール37を軸支したロールフレーム119に回動可能に連結されている。これにより、検出レバー118は、所定の非検出位置(図6参照)と検出位置(図8参照)との間で揺動可能となるように支持される。このとき、検出レバー118は、その自重により常に検出位置側へ付勢されている。また検出レバー118には、その基端側が連結軸120から給紙方向に沿って前方へ延出すると共に、先端側が上方へ向って延出するように長手方向に沿った中間部で屈曲されている。
ここで、検出レバー118は、給紙カセット82内に収納された記録紙Pの有無を検出するためのものであり、図2に示されるように、幅方向に沿ってボトムプレート84上に載置された紙束Bの外側であって、一方のサイドガイド96の上方となる位置に配置されている。検出レバー118は、その長手方向中間部の屈曲部分が後述する第1拘束部材132(図9(B)参照)に対応する当接部122とされている。また検出レバー118の先端部には、後述するエンプティセンサ128(図6)に対応するストライカ部124とされている。
なお、検出レバー118及びエンプティセンサ128は、定型サイズの記録紙を収納する給紙カセットが本体側給紙部80に装着された場合にも、この給紙カセット内の記録紙の有無を検出するために用いられる。この場合には、検出レバー118は、当接部122をボトムプレート84上に載置された記録紙に直接当接させることにより、エンプティセンサ128を作動させない非検出位置に保持され、ボトムプレート84上から全ての記録紙が搬出され、当接部122付近がボトムプレート84に形成された切欠部(図示省略)内へ落ち込むことにより、エンプティセンサ128を作動させる検出位置へ揺動する。
図6に示されるように、ロールフレーム119には、検出レバー118に対応する部位にエンプティセンサ128が配設されている。このエンプティセンサ128には、発光素子及び受光素子を有する検出部130が設けられており、検出レバー118のストライカ部124が検出部130における発光素子及び受光素子を遮る検出位置(図8参照)へ移動すると、オン状態からオフ状態となってエンプティ信号をレーザープリンタ21の制御部(図示省略)へ出力する。このエンプティ信号を受けた制御部は、ボトムプレート84上から全ての記録紙Pが搬出されたこと、すなわち給紙カセット82内が空であることを判断し、ユーザに対するエンプティ表示の表示制御や、作像動作の一時中止制御等の必要な制御を行う。なお、エンプティセンサ128としては、本実施形態のように光学的センサに限定されず、磁気的又は機械的にストライカ部124を検出するセンサを用いても良い。
図5及び図9に示されるように、ボトムプレート84には、その先端部にプレート状の第1拘束部材132が配置されている。この第1拘束部材132には、幅方向中央部付近に回動軸134が設けられており、この回動軸134は、ボトムプレート84の下面に設けられた支軸部136により回動可能に支持されている。この回動軸134の軸心は、ボトムプレート84上に載置された記録紙Pの給紙方向と略一致するように延在している。一方、ボトムプレート84には、回動軸134に対して内側の部分に給紙方向へ延在するスリット状の挿通部138が穿設されると共に、回動軸134に対して外側の部分に矩形状の開口部140が穿設されている。また第1拘束部材132には、回動軸134の内側の部分に挿通部138を通ってボトムプレート84上へ延出するスタック部142が形成されると共に、回動軸134の外側の部分にボトムプレート84に形成された開口部140内に支持されるレバー支持部144が形成されている。
第1拘束部材132は、回動軸134を中心として図9(A)及び(B)に示される拘束位置と、図9(C)に示される許容位置との間で回動可能とされている。ここで、第1拘束部材132は、拘束位置にあるときには、図9(A)に示されるように、スタック部142をボトムプレート84の上面部におけるサイドガイド94に対して内側の領域に当接させると共に、レバー支持部144を開口部140内へ挿入してレバー支持部144の上面部をボトムプレート84の上面部と略一致させる。また第1拘束部材132は、許容位置に回動すると、図9(C)に示されるように、スタック部142をボトムプレート84の上方へ離間させると共に、レバー支持部144を下方へ移動させて開口部140を開放する。
ここで、図9(A)及び(B)に示されるように、第1拘束部材132は、ボトムプレート84上に紙束Bが載置されている状態では、スタック部142がボトムプレート84の上面部と紙束Bの下面部との間に挟持され、拘束位置に保持される。このとき、紙束Bは、その先端部付近がサイドガイド94,96の係止部104により係止されているので、記録紙Pの枚数(自重)が少なくても、第1拘束部材132を確実に拘束位置に保持する。また第1拘束部材132は、自重により生じる回動軸134に対して外側部分のモーメントが内側部分のモーメントよりも僅かに大きくなるように構成されており、これにより、図9(C)に示されるように、ボトムプレート84上に紙束Bが無くなると、それに連動して拘束位置から許容位置へ回動する。
上記のように構成された第1拘束部材132は、ボトムプレート84上の紙束Bにより拘束位置に保持されている場合であって、ボトムプレート84上に残っている記録紙Pの枚数が所定のしきい枚数未満であるロウレンジ状態では、図9(B)に示されるように、レバー支持部144を検出レバー118の当接部122へ当接して検出レバー118の下方への揺動を制限することにより、検出レバー118を非検出位置に拘束、すなわち非検出位置から検出位置への揺動を阻止する。また第1拘束部材132は、ボトムプレート84上から全ての記録紙Pが搬出完了したエンプティ状態では、図9(C)に示されるように、レバー支持部144を開口部140内から下方へ離脱させることにより、検出レバー118の非検出位置から検出位置への揺動を許容する。これにより、検出レバー118は、エンプティ状態では、その自重により非検出位置から検出位置への揺動し、ストライカ部124によりエンプティセンサ128をオン状態からオフ状態に変化させる。
図4に示されるように、サイドガイド96のガイド部材には、その頂板部の先端部分に検出レバー118に対応して切欠部146が形成されており、この延長ガイド部材98内には、切欠部146に面して第2拘束部材150が配設されている。第2拘束部材150は、図6に示されるように、幅方向外側から見てクランク状に屈曲されており、その一端部が検出レバー118の基端部の下側に位置するレバー支持部152とされている。
またクランク状の第2拘束部材150には2つの屈曲部が形成されており、レバー支持部152から遠い側の屈曲部は、ボトムプレート84の上面部に常に当接するボトム当接部154とされている。また第2拘束部材150のレバー支持部152から近い側の屈曲部は、第2拘束部材150の回動中心となる支点部156とされている。一方、ボトムプレート84には、サイドガイド94内に上方へ延出する支持プレート158が設けられている。第2拘束部材150は、その支点部156が支持プレート158の上部側に切り欠かれた連結部160に嵌め込まれることにより、支点部156を中心として支持プレート158に揺動可能に連結されている。
ここで、第2拘束部材150は、図6〜図8に示されるように、ボトム当接部154をボトムプレート84の上面部に常に当接させると共に、レバー支持部152を検出レバー118の基端部に対して接離させる。また第2拘束部材150は、自重により支点部156に対してボトム当接部154側の部分によって生じるモーメントが、支点部156に対してレバー支持部152側の部分によって生じるモーメントよりも十分に大きくなるように構成されている。これにより、第2拘束部材150は、ボトムプレート84の昇降方向に沿った揺動動作に連動し、支点部156を中心として所定の拘束位置(図6参照)と解放位置(図7及び図8参照)との間で揺動する。
具体的には、第2拘束部材150は、ボトムプレート84上に給紙カセット82内に収容可能な最大枚数の記録紙Pが載置されている満載状態から、ボトムプレート84上に残っている記録紙Pが所定のしきい枚数になるまでのミドルレンジ状態では、ボトム当接部154がボトムプレート84に当接した状態に維持されると共に、レバー支持部152が検出レバー118を下方から支持することにより、検出レバー118を拘束位置に保持する。このとき、検出レバー118は、図6に示されるように、その当接部122が第1拘束部材132の上方に位置する非検出位置に保持され、第1拘束部材132を下方へ押圧しない。
また第2拘束部材150は、ミドルレンジ状態からボトムプレート84上に残っている記録紙Pが前記しきい枚数未満であるロウレンジ状態へ変化する際には、ボトムプレート84の上昇に従ってレバー支持部144を下方へ移動させるように揺動し、図8に示されるように、ロウレンジ状態になると同時にレバー支持部152を検出レバー118の下方へ離間する解放位置へ達する。これにより、検出レバー118は、その当接部122を拘束位置にある第1拘束部材132のレバー支持部144へ当接し、このレバー支持部144により非検出位置に拘束される。この後、ボトムプレート84上から全ての記録紙Pが搬出されたエンプティ状態になると、前述したように第1拘束部材132が許容位置へ移動し、これに連動して検出レバー118が非検出位置から検出位置へ揺動する。このとき、検出レバー118は、図8に示されるように、その基端部を第2拘束部材150のレバー支持部152へ再び当接させる。なお、本実施形態では、ボトムプレート84上に載置された記録紙Pのしきい枚数を紙束Bの厚さが略5mmとなるときの記録紙Pの枚数に設定している。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る給紙機構36による作用を説明する。
本発明の実施形態に係る給紙機構36では、ボトムプレート84及び検出レバー118にそれぞれ当接した第2拘束部材150が、ボトムプレート84上に給紙カセット82内に収容可能な最大枚数の記録紙Pが載置されている満載状態から、ボトムプレート84上に残っている記録紙Pがしきい枚数になるまでのミドルレンジ状態では、ボトムプレート84により拘束位置に保持されて検出レバー118を非検出位置に拘束し、またボトムプレート84上に残っている記録紙Pがしきい枚数未満であるロウレンジ状態では、ボトムプレート84により解放位置に保持されて検出レバー118を非検出位置から解放することにより、ボトムプレート84上の紙束Bがミドルレンジ状態の場合には、拘束位置にある第2拘束部材150により検出レバー118が非検出位置に拘束されるので、エンプティセンサ128からの信号状態によりレーザープリンタ21の制御部が給紙カセット82内に記録紙Pが残っていること(記録紙有り)を判断でき、またボトムプレート84上の紙束Bがロウレンジ状態の場合には、第2拘束部材150が解放位置に移動して検出レバー118の非検出位置から検出位置への移動を許容されるが、このロウレンジ状態であってもボトムプレート84上から記録紙Pが全て無くなるまでは、第1拘束部材132により検出レバー118が非検出位置に拘束され続けるので、エンプティセンサ128により全ての記録紙Pが給紙カセット82内から搬出されたことが検出されない。
ここで、上記のようにボトムプレート84上の紙束Bがロウレンジ状態なるまでは、第2拘束部材150により検出レバー118を非検出位置に拘束することにより、本実施形態のように検出レバー118のその揺動方向に沿った寸法を十分に長くできず、検出レバー118の当接部122が満載状態からミドルレンジ状態の紙束Bが載置されたボトムプレート84に届かないような場合でも、満載状態からミドルレンジ状態の紙束Bがボトムプレート84上に載置されている間は、第2拘束部材150により検出レバー118を非検出位置に拘束できる。従って、本実施形態に係る給紙機構36によれば、本実施形態のように検出レバー118が小型のものであっても、給紙カセット82に第2拘束部材150を設けるだけで、給紙カセット82内に収納された定型サイズよりも小さい特殊サイズの記録紙Pの有無を検出できる。
また本実施形態に係る給紙機構36では、ボトムプレート84に設けられた第1拘束部材132が、ボトムプレート84上に紙束Bが載置されていると、この紙束Bの下面部に当接すると共に、検出レバー118の当接部122にも当接して検出レバー118を非検出位置に拘束し、ボトムプレート84上から全ての記録紙Pが搬出されると、検出レバー118の非検出位置から検出位置への移動を許容することより、ボトムプレート84上に紙束Bが載置されている、すなわち給紙カセット82内に記録紙Pが残っている場合には、検出レバーが非検出位置に拘束され、エンプティセンサ128により全ての記録紙Pが給紙カセット82内から搬出されたことが検出されないので、エンプティセンサ128からの信号状態により給紙カセット82内に記録紙Pが残っていること(記録紙有り)を制御部が判断でき、またボトムプレート84上に紙束Bが載置されていない、すなわち給紙カセット82内に記録紙Pが残っていない場合には、検出レバー118がその自重により非検出位置から検出位置へ揺動して、エンプティセンサ128により全ての記録紙Pが給紙カセット82内から搬出されたことが検出されるのでので、エンプティセンサ128からの信号状態により給紙カセット82内に記録紙Pが残っていないこと(シート無し)を確実に判断できる。
この結果、本実施形態に係る給紙機構36によれば、検出レバー118及びこの検出レバー118の位置に応じて記録紙Pの有無を検出するエンプティセンサ128については、本体側給紙部80における配置を変更することなく、給紙カセット82に第1拘束部材132及び第2拘束部材150を追加して設けるだけで、給紙カセット82内に収納された定型サイズよりも小さい特殊サイズの記録紙Pの有無を検出できる。
21 レーザープリンタ
22 装置本体
36 給紙機構(シート供給装置)
37 フィードロール(分離供給手段)
38 リタードロール(分離供給手段)
80 本体側給紙部(本体部)
82 給紙カセット
84 ボトムプレート
92 コイルスプリング(付勢手段)
118 検出レバー(可動部材)
128 エンプティセンサ(シート検出センサ)
132 第1拘束部材
150 第2拘束部材
B 紙束
P 記録紙
22 装置本体
36 給紙機構(シート供給装置)
37 フィードロール(分離供給手段)
38 リタードロール(分離供給手段)
80 本体側給紙部(本体部)
82 給紙カセット
84 ボトムプレート
92 コイルスプリング(付勢手段)
118 検出レバー(可動部材)
128 エンプティセンサ(シート検出センサ)
132 第1拘束部材
150 第2拘束部材
B 紙束
P 記録紙
Claims (2)
- 装置の本体部に着脱可能に装着され、1枚以上のシートからなるシート束が収納可能とされた給紙カセットと、
装置の本体部に設けられ、前記給紙カセット内に収納されたシート束から最上部の1枚のシートを分離して前記給紙カセット内から搬出する分離供給手段と、
前記分離供給手段に対して接離する接離方向に沿って移動可能となるように前記給紙カセットに設けられ、該給紙カセット内に収納されたシート束が載置されるボトムプレートと、
前記ボトムプレートを前記接離方向に沿って前記分離供給手段側へ付勢し、該ボトムプレート上のシート束の上面部を前記分離供給手段へ圧接させる付勢手段と、
前記ボトムプレート上に載置されたシート束の幅方向外側に位置するように装置の本体部に設けられたシート検出用の可動部材と、
装置の本体部に設けられ、前記可動部材の動作に応じて前記給紙カセット内から前記分離供給手段により全てのシートが搬出されたことを検出するシート検出センサと、
前記ボトムプレートに設けられ、前記ボトムプレート上にシート束が載置されていると、該シート束の下面部に当接すると共に前記可動部材に当接して該可動部材を拘束し、前記ボトムプレート上から全てのシートが搬出されると、前記可動部材の移動を許容する第1の拘束部材と、
を有することを特徴とするシート供給装置。 - 前記給紙カセットに設けられると共に、前記ボトムプレート及び前記可動部材にそれぞれ係合し、前記ボトムプレートの前記接離方向に沿った移動に従って前記可動部材を拘束する拘束位置と前記可動部材を前記拘束位置から解放する許容位置との間で移動する第2の拘束部材を有し、
前記第2の拘束部材は、前記ボトムプレート上に前記給紙カセット内に収容可能な最大枚数のシートが載置されている満載状態から、前記ボトムプレート上に残っているシートが所定のしきい枚数になるまでのミドルレンジ状態では、前記ボトムプレートにより前記拘束位置に保持され、
前記ボトムプレート上に残っているシートが前記しきい枚数未満であるロウレンジ状態では、前記ボトムプレートにより前記許容位置に保持されることを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004080827A JP2005263451A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | シート供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004080827A JP2005263451A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | シート供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005263451A true JP2005263451A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35088398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004080827A Pending JP2005263451A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | シート供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005263451A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016108091A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 株式会社東芝 | 画像形成装置 |
-
2004
- 2004-03-19 JP JP2004080827A patent/JP2005263451A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016108091A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 株式会社東芝 | 画像形成装置 |
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