JP2008265981A - 給紙カセット及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

給紙カセット及びこれを搭載した画像形成装置 Download PDF

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泰則 河村
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Abstract

【課題】簡単な構成によって、従来より一層確実に、輸送時には、リフト板の揺動をロックすると共に駆動伝達を解除し、画像形成装置に装着時にはリフト板のロックを解除にすると共に駆動伝達可能な給紙カセット及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】給紙カセット1のカセットフレーム10には、上面に用紙Pが積載されるリフト板20と、リフト板用係合部材24と、リフト板押し上げ板22、モータ継手部23及び取手部材25が設けられたリフト板揺動用シャフト21と、取手部材25が移動し固定される、突起部26aが設けられた案内溝26と、が備えられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、機器に供給する用紙を予め多数ストックしておくために用いられる給紙カセットに関する。また、この給紙カセットを搭載した画像形成装置に関する。
給紙カセットは、複写機やプリンタに代表される画像形成装置において、カットペーパー等の給紙用として用いられる。画像形成装置における給紙装置には、給紙カセットに印刷前の用紙を予め多数ストックしておき、カセット内に積み上げられた用紙の最上層から1枚ずつ用紙を分離供給するものが多い。
給紙カセットには、上面に用紙が載置されるリフト板が備えられたものがある。リフト板は、カセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心とし、下流端が自由端として揺動可能である。リフト板の下流端は、画像形成装置に設けられたリフトモータ等の駆動手段やばねによって上方に付勢されている。これにより、リフト板上に載置された用紙の下流端を、適正な給紙位置に移動させることができ、安定した給紙を行うことが可能となる。
リフト板は、上記のように、用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心とし、下流端が自由端として揺動可能である。従って、給紙カセット単体やこの給紙カセットが収納された画像形成装置を輸送する時に、リフト板が振動してしまうことがある。これにより、リフト板がその周辺の部材と衝突し、リフト板自体や周辺部材が破損するという問題が生じる。
この対策として、係止爪等が設けられた固定部材を用い、当該固定部材でリフト板とカセットフレームとを挟み込み、これらを係止爪等で固定させてリフト板の揺動をロックすることが行われていた。しかし、このように固定部材を別途作成して用いると、着脱が面倒であり、固定部材を紛失するおそれもあり、また、輸送時以外に使い途がない。更に、固定部材を装着したまま電源を投入すると、リフトモータやリフト板が破損するおそれもある。
そこで、部品点数を増加させることなく、簡単な構成によってリフト板の揺動をロックすることができる給紙カセットが提案されている。例えば、特許文献1には、リフト板に係合突起を用紙位置決めカーソルに係合穴を設け、これらを係合させることによってリフト板の揺動をロックし、当該ロック状態をカーソル位置によって検知する技術が提案されている。
特開平2005−170575号公報
しかし、特許文献1の技術では、給紙カセットを画像形成装置に装着すると、リフト板と駆動手段とが連結されるため、不測の誤作動等によりカーソル位置の誤検知等が生じる場合があると、リフト板がロック状態であっても駆動が入力され、リフト板や駆動手段が破損するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、用紙を多数ストックする給紙カセットにおいて、簡単な構成によって、従来より一層確実に、輸送時には、リフト板の揺動をロックすると共に駆動伝達を解除して、リフト板の振動及び当該振動によるリフト板や周辺部材の破損を防止し、画像形成装置への装着時にはリフト板のロックを解除すると共に駆動伝達を可能にして、リフト板や駆動手段等の破損を防止することができる給紙カセットを提供することを目的とする。また、かかる給紙カセットを搭載した使用性に優れた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、給紙装置に着脱され、用紙を積載して収容するカセットフレームと、当該カセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心として揺動可能であって、その上面に用紙が載置されるリフト板と、を備えた給紙カセットにおいて、前記リフト板を下側から持ち上げて揺動させるリフト板押し上げ板と、一端に前記リフト板押し上げ板が、他端に前記給紙装置に配設された駆動伝達手段と連結する結合手段が設けられるリフト板揺動用シャフトと、を備え、前記リフト板揺動用シャフトは、前記リフト板押し上げ板と前記リフト板の裏面に設けられた係合部とが係合すると共に、前記結合手段と前記駆動伝達手段との連結を解除する第1の位置と、前記リフト板押し上げ板と前記係合部との係合を解除すると共に、前記結合手段と前記駆動伝達手段とを連結する第2の位置とに選択配置されることを特徴とする。
また、本発明は、前記カセットフレームに、前記リフト板揺動用シャフトを固定するための固定手段が設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、前記リフト板揺動用シャフトに、当該シャフトを移動させるための取手部が設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、前記取手部は、前記カセットフレームに設けられた突起部と係合することにより、前記リフト板揺動用シャフトを固定することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記給紙カセットが搭載されたことを特徴とする。
本発明の第1の構成によれば、リフト板の裏面に係合部を設け、一端にリフト板押し上げ板を、他端に画像形成装置に配設された駆動伝達手段との結合手段を有するリフト板揺動用シャフトを軸方向に移動することによって、上記リフト板押し上げ板と上記係合部とを係合してリフト板をロック状態にすると、上記結合手段と上記駆動伝達手段との連結が解除され、一方、上記リフト板押し上げ板が上記係合部との係合を解かれてリフト板のロック状態を解除すると、上記結合手段が上記駆動伝達手段と連結することができる。
このため、従来より一層確実に、簡単な構成で、リフト板のロックと駆動伝達解除とを同時に行い、且つ、リフト板のロック解除と駆動伝達とを同時に行うことが可能となり、輸送時のリフト板の振動及び当該振動によるリフト板や周辺部材の破損、及び画像形成装置に装着時のリフト板及び駆動手段等の破損を防止することが可能となる。
本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の給紙カセットにおいて、上記リフト板揺動用シャフトを固定するための固定手段を設けたため、リフト板揺動用シャフトを上記リフト板のロック状態及び駆動伝達解除、若しくはリフト板ロック解除及び駆動伝達するための移動位置で固定することができる。従って、より確実に、リフト板や周辺部材、及び駆動手段等の破損を防止することが可能となる。
本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の給紙カセットにおいて、リフト板揺動用シャフトに取手部を設けたため、より簡易に、リフト板揺動用シャフトを、上記リフト板のロック状態及び駆動伝達解除、若しくはリフト板ロックを解除及び駆動伝達するための位置へ移動することができる。従って、より簡易に、リフト板や周辺部材、及び駆動手段等の破損を防止することが可能となる。
本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の給紙カセットにおいて、上記取手部を上記カセットフレームに設けられた突起部に係合させることによって、上記リフト板揺動用シャフトを固定することができる。従って、部材を追加することなく、簡単な構成で、より確実に、リフト板や周辺部材、及び駆動手段等の破損を防止することが可能となる。
また、本発明では、上記第1〜第4のいずれかの構成の給紙カセットを画像形成装置に搭載することとしたので、従来より一層確実に、簡単な構成よって、リフト板の揺動ロックと駆動伝達解除、及びリフト板揺動ロック解除と駆動伝達を行うことが可能な、使用性に優れた画像形成装置を得ることができる。
以下、図1〜図9を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
最初に、本発明の給紙カセットを搭載した画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る給紙カセットを搭載した画像形成装置を示す模型的垂直断面正面図である。なお、図中の実線矢印は用紙の搬送経路、及び搬送方向を示す。
図1において、画像形成装置100の下部には、カセット式給紙部101が配置されている。カセット式給紙部101には、給紙カセット1が備えられている。この給紙カセット1の内部に、印刷前のカットペーパー等の用紙Pが積載して収容され、ここから1枚ずつ分離して用紙Pが送り出される。
手差し給紙部102は、画像形成装置100の右側面上部の外部に備えられている。手差し給紙部102には、カセット式給紙部101に入っていないサイズの用紙Pや、OHPシートのように1枚ずつ送り込まれるものが載置される。
画像形成装置100は、その内部に用紙搬送部103を備えている。用紙搬送部103は、カセット式給紙部101に対し、その給紙方向である右方に位置し、手差し給紙部102に対し、その左方に位置する。カセット式給紙部101から送り出された用紙Pは、用紙搬送部103により画像形成装置100本体の側面に沿って垂直上方に、手差し給紙部102から送り出された用紙Pは水平に搬送され、後述する転写部107に至る。
画像形成装置100の上面には原稿送り部104が、その下方には光学部105が備えられている。使用者が原稿の複写を行う場合には、原稿送り部104に、文字や図形、模様等の画像が描かれた原稿を積載する。原稿送り部104では1枚ずつ分離して原稿が送り出され、光学部105によってその画像データが読み取られる。
用紙搬送部103の用紙搬送方向下流側であって、光学部105の下方には、画像形成部106、及び転写部107が備えられている。画像形成部106では、光学部105によって読み取られた画像データに基づいて、原稿画像の静電潜像が作られる。この静電潜像からトナー像が形成され、トナー像は、前記用紙搬送部103によって同期をとって送られてきた印刷前の用紙Pに、転写部107にて転写される。
転写部107の下流側には、定着部108が備えられている。転写部107にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部108へと送られ、熱ローラによりトナー像が定着される。
定着部108の下流側であって、画像形成装置100の左側面の近傍には、排出・分岐部109が備えられている。定着部108から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合には、排出・分岐部109から機外の用紙受けトレイに排出される。
画像形成部106から排出・分岐部109にかけての部分の下方であって、カセット式給紙部101の上方には、両面印刷用ユニット110が備えられている。両面印刷を行う場合には、定着部108から排出された用紙Pが、排出・分岐部109を介して両面印刷用ユニット110へと送られる。両面印刷用ユニット110へ送られた用紙Pは、続いて送り方向が切り替えられ、再度用紙搬送部103を通って転写部107へと送られる。
次に、本発明の給紙カセットの詳細な構成について、図1に加えて、図2〜図4を用いて説明する。図2は本発明の実施形態に係る給紙カセットの斜視図にして、背面上方から見た図であり、図3は給紙カセットの模型的上面図、図4は給紙カセットの模型的垂直断面背面図である。
図2において、給紙カセット1は、図1に示す画像形成装置100のカセット式給紙部101に収容されるものである。給紙カセット1は、その側面に設けられた水平突条2を画像形成装置100内部の図示しないレールに係合させ、図2に示す矢印Aの方向に水平にスライドして挿入される。給紙カセット1の本体部は、カセットフレーム10で構成されている。
カセットフレーム10は、上面が開口した平らな箱で構成され、その上面方向から用紙Pを積載して収容する。画像形成装置100内部において、給紙カセット1の上方には、図示しない給紙装置が備えられ、用紙Pは図2に示す矢印Bの方向に供給される。カセットフレーム10の前面部にはパネル3が一体成形され、このパネル3が画像形成装置100の前面下部のハウジングの一部を構成する役割を担う。
カセットフレーム10の内側底面には、リフト板20が備えられている。用紙Pは、このリフト板20上に積載される。尚、リフト板20については、後述する。
カセットフレーム10の内部の用紙供給方向下流部には、幅方向カーソル30が備えられている。幅方向カーソル30は、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向の両側から用紙束の側面に当接し、用紙が画像形成装置100の給紙装置による給紙位置に位置するように、用紙Pの幅方向の位置決めを行う。幅方向カーソル30は、カセットフレーム10上に用紙幅方向に設けられた移動用溝11に沿って移動させることが可能である。
幅方向カーソル30は、図4に示すように、その底面に設けられた溝係合部31が移動用溝11に引っ掛かっているので、上方に外れてしまうことはない。なお、用紙幅方向の両側から用紙束の側面に当接する2個の幅方向カーソル30は、それらの下方に設けられた図示しない連動機構により、一方を移動させると、それに連動して他方も移動するようになっている。この時、2個の幅方向カーソル30は、用紙Pの幅方向中心線に対して、左右対称の動きをする。
カセットフレーム10の内部の用紙供給方向上流部には、長さ方向カーソル50が備えられている。長さ方向カーソル50は、用紙供給方向上流側から用紙束の側面に当接し、用紙の下流端が、画像形成装置100の給紙装置による給紙位置に位置するように、用紙供給方向の位置決めを行う。長さ方向カーソル50は、カセットフレーム10上に用紙供給方向に設けられた移動用レール12に沿って移動させることが可能である。長さ方向カーソル50は、その底面に設けられた図示しない係合部が移動用レール12に係合しているので、上方に外れてしまうことはない。
リフト板20は、その用紙供給方向上流端がカセットフレーム10の内側底面に支持され、この支点を中心とし、下流端を自由端として揺動可能である。リフト板20は板状の部材であり、幅方向カーソル30、及び長さ方向カーソル50の移動領域に切り欠きが設けられている。
リフト板20の裏面には、リフト板20を後述するリフト板押し上げ板22と係合させるためのリフト板用係合部材24が設けられている。リフト板用係合部材24は、図4、及び後述する図6及び図7に示すように、リフト板押し上げ板22に向かって開放した断面L字形状の部材であり、リフト板揺動用シャフト21が、最も前面パネル3側に移動したとき(第1の位置)に後述するリフト板押し上げ板22と係合し、一方、最も上記給紙装置側へ移動したとき(第2の位置)にリフト板押し上げ板22との係合が解除される位置に配設されている。
リフト板20の下流側端部の下方には、リフト板揺動用シャフト21が配置されている。リフト板揺動用シャフト21は、シャフト移動用溝33に沿って軸方向に移動可能である。リフト板揺動用シャフト21の前面パネル3側には、図4に示すように、シャフトから放射方向に突出するリフト板押し上げ板22が固定されている。このリフト板押し上げ板22は、リフト板揺動用シャフト21の先端部であって、リフト板20の用紙幅方向中央部分に位置する。
このリフト板押し上げ板22は、リフト板揺動用シャフト21が、軸方向に対し、最もカセットフレーム側、すなわち前面パネル3側に移動したときには、リフト板用係合部材24と係合し、一方、最も上記給紙装置側へ移動したときには、リフト板用係合部材24との係合が解除される位置に配設されている。
リフト板揺動用シャフト21の他端には、モータ継手部23が設けられている。このモータ継手部23は、リフト板揺動用シャフト21が、最も上記給紙装置側へ移動したときにカセットフレーム1の背面側に突出し(図3参照)、画像形成装置100に備えられた図示しないリフトモータと連係する駆動伝達部材34と連結し(図6参照)、一方、最も前面パネル3側に移動したときには、カセットフレーム10から突出せず、上記駆動伝達部材34との連結が解除される(図9参照)よう、リフト板揺動用シャフト21の長さが設定されている。
リフトモータが動作すると、リフト板揺動用シャフト21が揺動し、リフト板押し上げ板22がリフト板20の底面と係合しながら、図4において時計方向に揺動することにより、リフト板20の下流端が持ち上げられるようにしてリフト板20が揺動する。これにより、リフト板20上に積載された用紙Pの最上層が、画像形成装置100に備えられた図示しない給紙装置に当接し、用紙Pが1枚ずつ分離して給紙カセット1の外部へと送り出される。なお、図2、及び図4に示すリフト板20は、その下流端が持ち上げられた状態を記載しているが、リフト板揺動用シャフト21がリフトモータの軸と連結していない状態では、リフト板20は最下方に倒伏する。
また、図2及び図3に示すように、リフト板揺動用シャフト21の、図2におけるA方向側のリフト板20の切り欠き位置には、取手部材25が設けられ、リフト板揺動用シャフト21と共に用紙幅方向に移動する。図5は、取手部材25の概略平面図である。取手部材25は、図5に示すように、リフト板揺動用シャフト21に固定される支持体25aと、支持体25a内部に設けられ、支持体25aから用紙搬送方向下流側に向かって出没可能な摺動部材25bと、支持体25a及び摺動部材25bを支持体25a内部で連結するコイルバネ25cとから構成されている。
また、摺動部材25bは、コイルバネ25cにより、支持体25aから下流側に向かって付勢されている。これにより、リフト板揺動用シャフト21の方向(矢印方向)に摺動部材25bを押し込むと、摺動部材25bは支持体25aに挿入され(白抜き矢印)、押し込みを離すと元の状態に戻る。
そして、カセットフレーム10の、上記切り欠き位置には、突出部26aが設けられた案内溝26が配設されている。突出部26aとシャフト移動用溝33との隙間は、取手部材25の摺動部材25bを支持体25aに押し込まないと通過できないよう構成されている。取手部材25は、案内溝26に沿って用紙幅方向に移動することができるが、突出部26aを通過する際には、摺動部材25bを支持体25aに押し込み、突出部26aとシャフト移動用溝33との隙間を通り抜ける必要がある。
従って、図3に示すように、リフト板移動用シャフト21が、突出部26aとシャフト移動用溝33との隙間を通過して最も給紙装置側に移動したときには、取手部材25は突出部26aの上記装置側側面と係合して固定される。一方、リフト板移動用シャフト21が、最も前面パネル3側に移動したときには、取手部材25は突出部26aの前面パネル3側側面と係合して固定される。
次に、リフト板揺動用シャフト21の動作とリフト板のロック及び駆動伝達解除、並びにリフト板のロック解除及び駆動伝達について、図2〜図5に加えて、図6〜図9を用いて説明する。図6は、リフト板揺動用シャフト21を駆動伝達可能な位置に移動した状態を示す模型的正面図(図6(a))及びモータ継手部周辺の拡大平面図(図6(b))である。
図2〜図5に示す給紙カセット1を搭載した画像形成装置100の通常の使用においては、給紙カセット1を画像形成装置100から引き出した状態で、図3、図6(a)及び図6(b)に示すように、取手部材25を案内溝26aにスライドさせて、リフト板揺動用シャフト21を最も上記給紙装置側へ移動させる。
この際、取手部材25を、図5に示すように、摺動部材25bを押し込みながら突起部26aを通って、スライドさせる。リフト板揺動用シャフト21は取手部材25と共に移動する(矢印方向)。移動後、摺動部材25bの押し込みを解除すると、取手部材25は、突起部26aの上記給紙装置側側面と係合し、固定され、モータ継手部23は駆動伝達部材34と連結することができる。
そして、給紙カセット1のリフト板20上に用紙Pを積載する。そして、幅方向カーソル30を用紙幅方向から、長さ方向カーソルを用紙供給方向上流側から用紙束の側面に当接させ、用紙Pを適正な給紙位置に位置決めする。なお、前述のように、給紙カセット1を画像形成装置100から引き出した状態では、リフト板20は倒伏状態にある。
給紙カセット1を画像形成装置100に収納すると、モータ継手部23が駆動伝達部材34と連結し、画像形成装置100に設けられた図示しない制御部がこれを検知し、リフトモータを作動させる。これにより、リフト板20の下流端が持ち上げられるようにリフト板20が揺動し、リフト板20上に積載された用紙Pの最上層が、画像形成装置100の給紙装置に当接し、自動的に給紙準備が整う。このようなリフトモータの動作による給紙準備は、電源投入時にも同様に自動的に実施される。
この結果、リフト押し上げ板22とリフト板用係合部材24との係合が解除されると共に、モータ継手部23が駆動伝達部材34と連結する。よって、リフト板20が、リフト押し上げ板22と係合したまま揺動することはなく、リフト板20自体や周辺部材の破損を防止することが可能である。また、駆動伝達部材34や上記リフトモータに過大な負荷が掛かって故障することも防止することが可能である。
更に、取手部材25が固定されるため、駆動伝達中にリフト板揺動用シャフト21が移動することはなく、モータ継手部23と駆動伝達部材34との連結が外れたり、リフト押し上げ板22がリフト板用係合部材24に接触、或いは係合して破損等することをより確実に防止することができる。
ここで、給紙カセット1を単体で、または画像形成装置100に収納した状態で輸送することとする。図7は、給紙カセットの模型的上面図にして、取手部材によりリフト板揺動用シャフトをスライドさせてリフト板ロック位置に移動した状態を示す図であり、図8はリフト板用係合部材とリフト板押し上げ板との係合部を示す模型的部分拡大右側面図である。また、図9は、取手部材によりリフト板揺動用シャフトをスライドさせてリフト板ロック位置に移動した状態を示す模型的正面図(図9(a))及びモータ継手部周辺の拡大平面図(図9(b))である。
この時、まず給紙カセット1を画像形成装置100から引き出す。給紙カセット1を引き出すと、リフト板20は倒伏状態にある。そして、取手部材25を、上述と同様に、摺動部材25bを押し込みながら突起部26aを通って、図7、図8、図9(a)及び図9(b)に示すように、最も前面パネル3側にスライドさせると(矢印方向)、取手部材25は、突起部26aの前面パネル3側側面と係合し、固定される。
これにより、リフト板用係合部材24に、リフト板押し上げ板22が挿入され、リフト板押し上げ板22はリフト板20と係合する。従って、この状態においては、リフト板20は、その下流端が上方に揺動することはなく、ロック状態となる。その結果、リフト板20が、輸送中に振動することはなく、その周辺の部材と衝突することもないので、リフト板20自体や周辺部材の破損を防止することが可能である。
この際、モータ継手部23は、給紙カセット1方向に引っ込んでいる。この結果、リフト板20をロックした状態で、給紙カセット1を画像形成装置100に収納し、電源投入しても、モータ継手部23は、駆動伝達部材34と連結することができないため、リフト板20を揺動させるリフトモータの駆動が伝達されることはない。
更に、取手部材25が固定されているため、輸送中にリフト板揺動用シャフト21が誤って移動することがない。従って、リフト板20の振動や、誤動作により駆動伝達が可能となってしまうことをより確実に防ぐことができる。
一方、上記輸送状態から、給紙カセット1を画像形成装置100に収納し、取手部材25を用いてリフト板揺動用シャフト21を上記給紙装置側にスライドし、固定させる動作は、前述した通りである。
このようにして、リフト板20にリフト板用係合部材24を設け、リフト板揺動用シャフト21を軸方向に移動させることによって、リフト板用係合部材24と上記シャフトの一端のリフト板押し上げ板22とが係合するときには、上記シャフトの他端のモータ継手部23と駆動伝達部材34との連結を解除し、一方、リフト板押し上げ板22と上記係合部材24との係合が解除されたときには、モータ継手部23と駆動伝達部材34との連結を可能としたため、幅方向にリフト板揺動用シャフト21を移動させるだけで、リフト板20のロック及び駆動伝達解除を同時に行うことができ、且つ、リフト板20のロック解除及び駆動伝達を同時に行うことができる。
従って、簡単な構成によって、上記リフト板20のロック及び駆動伝達解除、並びにリフト板のロック解除及び駆動伝達を行うことが可能である。
また、リフト板揺動用シャフト21に取手部材25を設け、取手部材25を固定することによりリフト板揺動用シャフト21を固定することができる突起部26aを案内溝26に設けたため、上記シャフトの移動をより簡易に行い、上記ロック及び解除をより確実に行うことが可能となる。
さらに本実施形態では、上記給紙カセット1を画像形成装置100に搭載したので、簡単な構成によって、リフト板20のロック及び駆動伝達の解除を同時に行うことができ、且つ、リフト板20のロック解除及び駆動伝達を同時に行うことが可能な使用性に優れた画像形成装置100を得ることができる。
なお、リフト板用係合部材24は、他の形状であってもよく、2つ以上設けてもよい。また、取手部材25及び案内溝26も他の形状や機構のものであってもよく、他の構成を用いることも可能である。
上記のように本発明の実施形態を示したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。例えば、上記実施形態では、取手部材25をリフト板揺動用シャフト21の固定手段として用いたが、固定手段を別途設けてもよい。
本発明は、給紙装置に着脱され、用紙を積載して収容するカセットフレームと、当該カセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心として揺動可能であって、その上面に用紙が載置されるリフト板と、を備えた給紙カセットにおいて、前記リフト板を下側から持ち上げて揺動させるリフト板押し上げ板と、一端に前記リフト板押し上げ板が、他端に前記給紙装置に配設された駆動伝達手段と連結する結合手段が設けられるリフト板揺動用シャフトと、を備え、前記リフト板揺動用シャフトは、前記リフト板押し上げ板と前記リフト板の裏面に設けられた係合部とが係合すると共に、前記結合手段と前記駆動伝達手段との連結を解除する第1の位置と、前記リフト板押し上げ板と前記係合部との係合を解除すると共に、前記結合手段と前記駆動伝達手段とを連結する第2の位置と、に選択配置されるものである。
リフト板揺動用シャフトを軸方向に移動することによって、リフト板用係合部がリフト板押し上げ板と係合してリフト板がロック状態になると、上記結合手段と上記駆動伝達手段との連結が解除され、一方、上記リフト板のロック状態を解除すると、上記結合手段が上記駆動伝達手段と連結することができる。従って、従来より一層確実に、簡単な構成で、リフト板のロックと駆動伝達解除、及びリフト板のロック解除と駆動伝達を行うことが可能となり、輸送時のリフト板の振動及び当該振動によるリフト板や周辺部材の破損、及び画像形成装置への装着時にリフト板及び駆動手段等の破損を防止することが可能となる。
また、リフト板揺動用シャフトに取手部を設けることによって、より簡易に上記シャフトを移動することが可能となる。また、上記取手部を用いて上記シャフトを固定することによって、部材を追加することなく、より簡単な構成で確実に、上記シャフトを、リフト板のロック及び駆動伝達解除する位置、及びリフト板のロック解除及び駆動伝達可能な位置に移動し、固定することが可能となる。更に、上記給紙カセットを画像形成装置に搭載することによって、上記リフト板及び駆動手段等の破損を、従来より一層防止できる画像形成装置を得ることが可能となる。
は、本発明の実施形態に係る給紙カセットを搭載した画像形成装置を示す模型的垂直断面正面図である。 は、本発明の実施形態に係る給紙カセットの斜視図にして、背面上方から見たものである。 は、図2に示す給紙カセットの模型的上面図である。 は、図2に示す給紙カセットの模型的垂直断面背面図である。 は、本発明の実施形態に係る取手部材の概略平面図である。 は、取手部材によりリフト板揺動用シャフト21をスライドさせて駆動伝達可能な位置に移動した状態を示す模型的正面図(図6(a))及びモータ継手部周辺の部分拡大平面図(図6(b))である。 は、給紙カセットの模型的上面図にして、取手部材によりリフト板揺動用シャフトをスライドさせてリフト板ロック位置に移動した状態を示す図である。 は、リフト板の係合部材とリフト押し上げ板との係合部を示す模型的部分拡大右側面図である。 は、取手部材によりリフト板揺動用シャフト21をスライドさせてリフト板ロック位置に移動した状態を示す模型的正面図(図9(a))及びモータ継手部周辺の部分拡大平面図(図9(b))である。
符号の説明
1 給紙カセット
10 カセットフレーム
20 リフト板
21 リフト板揺動用シャフト
22 リフト板押し上げ板
23 モータ継手部(結合手段)
24 リフト板用係合部材
25 取手部材(固定手段)
26 案内溝
26a 突起部(固定手段)
30 幅方向カーソル
34 駆動伝達部材(駆動伝達手段)
50 長さ方向カーソル
100 画像形成装置
101 カセット式給紙部

Claims (5)

  1. 給紙装置に着脱され、用紙を積載して収容するカセットフレームと、当該カセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心として揺動可能であって、その上面に用紙が載置されるリフト板と、を備えた給紙カセットにおいて、
    前記リフト板を下側から持ち上げて揺動させるリフト板押し上げ板と、
    一端に前記リフト板押し上げ板が、他端に前記給紙装置に配設された駆動伝達手段と連結する結合手段が設けられるリフト板揺動用シャフトと、を備え、
    前記リフト板揺動用シャフトは、前記リフト板押し上げ板と前記リフト板の裏面に設けられた係合部とが係合すると共に、前記結合手段と前記駆動伝達手段との連結を解除する第1の位置と、
    前記リフト板押し上げ板と前記係合部との係合を解除すると共に、前記結合手段と前記駆動伝達手段とを連結する第2の位置と、に選択配置されることを特徴とする給紙カセット。
  2. 前記カセットフレームに、前記リフト板揺動用シャフトを固定するための固定手段が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  3. 前記リフト板揺動用シャフトに、当該シャフトを移動させるための取手部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の給紙カセット。
  4. 前記取手部は、前記カセットフレームに設けられた突起部と係合することにより、前記リフト板揺動用シャフトを固定することを特徴とする請求項3に記載の給紙カセット。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の給紙カセットが搭載されたことを特徴とする画像形成装置。
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