JP2005324898A - 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特別な駆動装置を用意したり、用紙戻し部材が用紙を破損したりすることなく、安全、且つ確実に、用紙カセットから突き出した用紙を用紙カセットに戻す。
【解決手段】 用紙供給装置であるカセット式給紙部3は、本体2から引き出し可能な用紙カセット20を備える。用紙カセット20は、上面に用紙Pが積載され、駆動装置40により用紙供給位置に変位するリフト板23を備える。用紙カセット20の下流部上方には、上昇、下降両様の姿勢をとり得る用紙戻し部材60が設けられる。用紙カセット20の本体2からの引き出し過程で、用紙戻し部材60は本体2との係合が解けて下降姿勢に変位し、リフト板23は駆動装置40との連結が解けて用紙カセット20内底面に倒伏する。これにより、用紙戻し部材60が、用紙カセット20から突き出した最上層の用紙Pの下流端を上方から押え、用紙Pを用紙カセット20内に引き戻す。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置に適用可能な、カットペーパー等の用紙の供給装置に関する。また、この用紙供給装置を搭載した画像形成装置に関する。
用紙供給装置は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置において、カットペーパー等の給紙用として用いられる。画像形成装置における用紙供給装置には、用紙カセットに印刷前の用紙を予め多数ストックしておき、カセット内に積み上げられた用紙の最上層から1枚ずつ用紙を分離供給するものが多い。
用紙供給装置からその外部へと用紙を送り出す手法としては、ローラ給紙方式と吸引給紙方式とが存在するが、ローラ給紙方式が一般的に広く用いられている。ローラ給紙方式は、用紙供給方向上流側、及び下流側に備えられた2組のローラで構成され、上流側のローラである前送りローラが用紙の最上層に当接して用紙を下流側のローラである給紙ローラへと引き渡し、この給紙ローラによって用紙を用紙供給装置の外部へと送り出すものである。
給紙ローラによって送られる用紙を1枚ずつ分離するために、分離コロ(ローラ)や分離パッド等の分離部材が用いられる。これらの分離部材は、上記給紙ローラに下方から圧接し、用紙が複数枚送り出されそうになった時に、分離部材側の用紙の送り出しを停止させるものである。
ここで、用紙カセットを用いた多くの用紙供給装置では、用紙の補充を行う場合、カセットを画像形成装置本体から引き出して用紙を積載可能な状態にする。この時、給紙ローラや分離コロは、画像形成装置本体側に残ることになる。したがって、分離コロによる用紙の分離に不具合があって給紙エラーとなり、分離コロとカセットとの間に用紙が跨った状態でカセットを引き出すと、用紙が破損してしまう。そして、破損した用紙片が分離コロ周辺に残ると、次に用紙供給を行う時に、さらに用紙分離の不具合を助長し、ジャムが発生する恐れもある。
このような問題を解決すべく、用紙カセットを機器本体から引き出す前に、用紙カセットから給紙ローラ、及び分離コロに向かって突き出した用紙を、用紙カセットに押し戻す、或いは用紙の飛び出しを阻止する機構を備えた用紙供給装置が提案されている。その用紙供給装置の例を、特許文献1、及び2に見ることができる。
特開平9−175678号公報(第3−4頁、図1) 特開平9−249319号公報(第3−4頁、図1)
特許文献1に記載の給紙装置では、ソレノイドにより用紙戻し部材を変位させ、用紙カセットから突き出した用紙を用紙カセットに戻すものである。しかしながら、この手法では、ソレノイドという電気駆動の機能部品を必要とするので、装置のコストアップの問題が生じる。また、所望のタイミングでソレノイドを駆動させる必要があるので、ソレノイドの制御のための配線やセンサ、ソフトウェア等が必要となり、構造の複雑化を招くとともに、さらにコストアップが増大してしまう。
特許文献2に記載の給紙装置では、用紙カセットの機器本体からの引き出しとともに、用紙カセットと阻止部材とが係合して、この阻止部材が用紙搬送路に突出するように変位せしめられ、用紙の搬送ニップへの進入を阻止するものである。しかしながら、この手法では、給送ローラ(給紙ローラ)に向かって用紙を送り出す半月コロ(前送りローラ)に、用紙の最上層が接触した状態で給紙エラーとなり、用紙の送り出しが停止した場合、その状態で既に搬送ニップに用紙が到達している可能性がある。その状態で用紙カセットを引き出し、阻止部材を変位させても意味がない恐れがある。その上、搬送ニップに進入した用紙に対して強引に阻止部材が変位するので、阻止部材が用紙を突き破る等して、用紙が破損してしまう可能性が高い。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、特別な駆動装置を用意したり、用紙戻し部材が用紙を破損したりすることなく、安全、且つ確実に、用紙カセットから突き出した用紙を用紙カセットに戻すことが可能な用紙供給装置を提供することを目的とする。また、このような用紙供給装置を搭載した信頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、用紙を積載して収容するとともに、機器本体から引き出し可能な用紙カセットと、この用紙カセット内に配置されるとともに、上面に用紙が載置され、前記機器本体に備えられた駆動装置により用紙供給方向下流部が持ち上げられて用紙供給位置に変位するリフト板と、前記用紙カセットから用紙を送り出す給紙ローラと、この給紙ローラに圧接し、重なり合った用紙を分離する分離コロとを備えた用紙供給装置において、前記用紙の最上層の下流端近傍において、上昇、下降両様の姿勢をとり得るとともに、前記用紙カセットを前記機器本体に収納した時には上昇姿勢を保持する用紙戻し部材を備え、用紙カセットの機器本体からの引き出し過程で、用紙戻し部材が、前記上昇姿勢から前記下降姿勢に変位し、これと同時に、前記リフト板が、前記駆動装置との連結が解けて用紙カセット内底面に倒伏することにより、用紙戻し部材が突き出した最上層の用紙の下流端を上方から押えて、用紙を用紙カセット内に引き戻すこととした。
また、前記用紙戻し部材は、用紙供給方向と平行な支軸を中心として垂直面内で回動自在に前記用紙カセットに備えられ、その一方の先端に用紙が当接する用紙当接部を、他方の先端に前記機器本体と係合する係合部を有するとともに、用紙カセットを機器本体に収納した時には、前記係合部が機器本体と係合して、前記上昇姿勢を保持することとした。
また、用紙供給方向と平行な支軸を中心として垂直面内で回動自在に前記機器本体に備えられ、その一方の先端に前記用紙戻し部材が当接する戻し部材当接部を、他方の先端に前記用紙カセットと係合する係合部を有する押え部材を設け、用紙戻し部材は、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向に平行な支軸を中心として垂直面内で回動自在に機器本体に備えられ、その一方の先端に用紙が当接する用紙当接部を有するとともに、付勢手段により前記上昇方向に付勢されるものであって、用紙カセットの機器本体からの引き出し過程で、前記押え部材の係合部が用紙カセットと係合して押え部材が回動し、押え部材の戻し部材当接部が当接することにより前記下降姿勢に変位せしめられることとした。
また、前記用紙戻し部材は、用紙供給方向と平行な方向に回転可能な回転部材を前記用紙当接部に備えることとした。
また、前記回転部材は、前記用紙カセットに用紙を引き戻す方向にのみ回転可能であることとした。
また、前記回転部材は、最上層の用紙に当接し、その用紙を下流側の前記給紙ローラへと引き渡す前送りローラであることとした。
また、前記用紙カセットは、下流部側面に引き出し方向に延びるカム部を備え、前記分離コロは、付勢手段により付勢されて給紙ローラと圧接するものであるとともに、その支持部材は、用紙カセットの引き出し時に、前記カム部と係合して分離コロが給紙ローラから離れる方向に、この支持部材を移動させるカムフォロワを備えることとした。
また、前記分離コロの前記給紙ローラから離れる方向への移動は、前記用紙戻し部材が、前記下降姿勢へと姿勢変更する前になされることとした。
また本発明では、上記用紙供給装置を画像形成装置に搭載することとした。
本発明の構成によれば、用紙の最上層の下流端近傍において、上昇、下降両様の姿勢をとり得るとともに、用紙カセットを機器本体に収納した時には上昇姿勢を保持する用紙戻し部材を備え、用紙カセットの機器本体からの引き出し過程で、用紙戻し部材が、上昇姿勢から下降姿勢に変位し、これと同時に、リフト板が、駆動装置との連結が解けて用紙カセット内底面に倒伏することにより、用紙戻し部材が突き出した最上層の用紙の下流端を上方から押えて、用紙を用紙カセット内に引き戻すこととしたので、特別な駆動装置を用意することなく、用紙戻し部材を変位させることができる。また、用紙戻し部材が用紙を引き戻す時には、リフト板が用紙カセット内底面に倒伏して、用紙の最上層が前送りローラから離れて下方に位置しているので、用紙戻し部材が用紙を破損することがない。このようにして、安全、且つ確実に、用紙カセットから突き出した用紙を用紙カセットに引き戻すことが可能である。
また、用紙戻し部材は、垂直面内で回動自在に用紙カセットに備えられ、その一方の先端に用紙が当接する用紙当接部を、他方の先端に機器本体と係合する係合部を有することとしたので、機器本体との係合が解けて回動変位することにより、用紙当接部にて用紙の下流端を上方から押えるようにすることができる。そして、用紙戻し部材は、用紙カセットを機器本体に収納した時には、係合部が機器本体と係合して、上昇姿勢を保持することとしたので、用紙カセットの機器本体からの引き出し過程で、係合部と機器本体との係合を解くことにより下降姿勢に変位させることができる。このようにして、用紙カセットに備えた用紙戻し部材と用紙カセットの引き出し動作とを利用した簡便な構造により、用紙カセットから突き出した用紙を引き戻すことが可能であるので、用紙戻し部材を変位させるための特別な駆動装置を用意する必要がない。
また、垂直面内で回動自在に機器本体に備えられ、その一方の先端に用紙戻し部材が当接する戻し部材当接部を、他方の先端に用紙カセットと係合する係合部を有する押え部材を設け、用紙戻し部材は、垂直面内で回動自在に機器本体に備えられ、その一方の先端に用紙が当接する用紙当接部を有するとともに、付勢手段により上昇方向に付勢されるものであって、用紙カセットの機器本体からの引き出し過程で、押え部材の係合部が用紙カセットと係合して押え部材が回動し、押え部材の戻し部材当接部が当接することにより下降姿勢に変位せしめられることとした。このようにして、機器本体に備えた用紙戻し部材と用紙カセットの引き出し動作とを利用した簡便な構造により、用紙カセットから突き出した用紙を引き戻すことが可能であるので、用紙戻し部材を変位させるための特別な駆動装置を用意する必要がない。
また、用紙戻し部材は、用紙供給方向と平行な方向に回転可能な回転部材を用紙当接部に備えることとしたので、最上層の用紙の下流端を上方から押える時、その動作をスムーズに行うことが可能となる。また、用紙と用紙戻し部材とが接触し合う部分で著しい磨耗が生じることがない。したがって、用紙の破損を防止できるとともに、用紙戻し部材の交換頻度を少なくすることができ、ランニングコストの低減を図ることが可能である。さらに、用紙の磨耗による粉塵が発生することがないので、用紙カセット、及びその周辺を清潔に管理することができる。
また、回転部材は、用紙カセットに用紙を引き戻す方向にのみ回転可能であることとしたので、用紙戻し部材が下降姿勢に変位して用紙を上方から押える時、回転部材が用紙カセットから用紙を送り出す方向に回転してしまって、用紙カセットに用紙を引き戻す作用が弱められるのを防止することが可能となる。
また、回転部材は、最上層の用紙に当接し、その用紙を下流側の給紙ローラへと引き渡す前送りローラであることとしたので、用紙カセットから突き出した用紙を上方から押える動作をスムーズに行うための回転部材を別途用意する必要がない。したがって、部品点数の削減によるコストダウンや、部品占有スペースの縮小によるコンパクト化を図ることが可能となる。
また、用紙カセットは、下流部側面に引き出し方向に延びるカム部を備え、分離コロは、付勢手段により付勢されて給紙ローラと圧接するものであるとともに、その支持部材は、用紙カセットの引き出し時に、カム部と係合して分離コロが給紙ローラから離れる方向に、この支持部材を移動させるカムフォロワを備えることとしたので、用紙カセットを引き出すことによって分離コロを移動させ、給紙ローラとの圧接を解除することができる。これにより、給紙ローラと分離コロとの間のニップに挟まれた用紙を解放でき、用紙戻し部材によって容易に用紙カセットへと引き戻すことが可能である。
また、分離コロの給紙ローラから離れる方向への移動は、用紙戻し部材が、下降姿勢へと姿勢変更する前になされることとしたので、用紙戻し部材が下降姿勢に変位して用紙を上方から押える時には、用紙が給紙ローラと分離コロとの間のニップから解放されている。したがって、用紙戻し部材は、用紙を破損することなく、用紙カセットへと引き戻すことが可能となる。
また本発明では、上記用紙供給装置を画像形成装置に搭載することとしたので、特別な駆動装置を用意したり、用紙戻し部材が用紙を破損したりすることなく、安全、且つ確実に、用紙カセットから突き出した用紙を用紙カセットに戻すことが可能な信頼性の高い画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図13に基づき説明する。なおここでは、本発明の用紙供給装置が、機器本体である画像形成装置(複写機)の下部に備えられるカセット式給紙部であるとして設計されているものとする。
最初に、本発明の用紙供給装置を搭載した画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る用紙供給装置を搭載した画像形成装置を示す模型的垂直断面正面図である。なお、図中の実線矢印は用紙の搬送経路、及び搬送方向を示す。
図1に示すように、画像形成装置1の本体2の下部には、カセット式給紙部3が配置されている。カセット式給紙部3には、印刷前のカットペーパー等の用紙Pが積載して収容され、ここから1枚ずつ分離して用紙Pが送り出される。カセット式給紙部3には、3段の用紙カセット20が備えられている。
本体2の右側面上部の外部には、手差し給紙部4が備えられている。手差し給紙部4には、カセット式給紙部3に入っていないサイズの用紙Pや、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものが載置される。
画像形成装置1は、その内部に用紙搬送部5を備えている。用紙搬送部5は、カセット式給紙部3に関して言えば、その給紙方向である右方に位置し、手差し給紙部4に関して言えば、その左方に位置する。カセット式給紙部3から送り出された用紙Pは、用紙搬送部5により本体2の側面に沿って垂直上方に、手差し給紙部4から送り出された用紙Pは水平に搬送され、後述する転写部10に至る。
用紙搬送部5の用紙搬送方向下流側であって、転写部10のすぐ上流側には、レジストローラ6が備えられている。レジストローラ6は、用紙Pの斜め送りを矯正しつつ、後述する画像形成部9で形成されるトナー像と同期をとって、転写部10に向けて用紙Pを送り出す。
画像形成装置1の本体2の上面には原稿送り部7が、その下方には光学部8が備えられている。使用者が原稿の複写を行う場合には、原稿送り部7に、文字や図形、模様等の画像が描かれた原稿を積載する。原稿送り部7では1枚ずつ分離して原稿が送り出され、光学部8によってその画像データが読み取られる。
レジストローラ6の用紙搬送方向下流側であって、光学部8の下方には、画像形成部9、及び転写部10が備えられている。画像形成部9では、光学部8によって読み取られた画像データに基づいて、原稿画像の静電潜像が作られる。この静電潜像からトナー像が形成され、トナー像は、前記レジストローラ6によって同期をとって送られてきた印刷前の用紙Pに、転写部10にて転写される。
転写部10の下流側には、定着部11が備えられている。転写部10にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部11へと送られ、熱ローラによりトナー像が定着される。
定着部11の下流側であって、本体2の左側面の近傍には、排出・分岐部12が備えられている。定着部11から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合には、排出・分岐部12から機外の用紙受けトレイに排出される。
画像形成部9から排出・分岐部12にかけての部分の下方であって、カセット式給紙部3の上方には、両面印刷用ユニット13が備えられている。両面印刷を行う場合には、定着部11から排出された用紙Pが、排出・分岐部12を通って両面印刷用ユニット13へと送られる。両面印刷用ユニット13へ送られた用紙Pは、続いて送り方向が切り替えられ、再度用紙搬送部5、レジストローラ6を介して転写部10へと送られる。
次に、本発明の第1の実施形態に係る用紙供給装置であるカセット式給紙部3の詳細な構成について、図1に加えて、図2〜図4を用いて説明する。図2はカセット式給紙部の模型的垂直断面部分正面図、図3は同じく模型的水平断面部分上面図、図4は同じく模型的垂直断面右側面図である。
図2に示すように、カセット式給紙部3には、用紙カセット20が備えられている。用紙カセット20の本体部は、カセットフレーム21で構成されている。カセットフレーム21は、上面が開口した平たい箱で構成され、その上面方向から用紙Pを積載して収容する。用紙カセット20は、その側面に設けられた水平突条22を画像形成装置1の本体2内部の図示しないレールに係合させることにより、本体2に対して水平にスライドできる。
カセットフレーム21の内側には、リフト板23が備えられている。用紙Pは、このリフト板23上に載置される。リフト板23は、その用紙供給方向上流端がカセットフレーム21の内側底面に支持され(図1参照)、この支点を中心とし、下流端を自由端として回転可能である。
図2に示すように、リフト板23の下流部下方には、リフト板回転用シャフト24が配置されている。リフト板回転用シャフト24には、シャフトから放射方向に突出するリフト板押し上げ板25が固定されている。このリフト板押し上げ板25は、図3に示すように、リフト板23の用紙幅方向中央部分に位置し、リフト板回転用シャフト24のカセットフレーム21内側の方の先端部に固定されている。リフト板回転用シャフト24の他端にはカセット側継手部26が設けられ、このカセット側継手部26は、図3、及び図4に示すように、カセットフレーム21の背面側に突出している。
図3、及び図4に示すように、リフト板回転用シャフト24近傍の本体2内には、リフト板23の駆動装置40が備えられている。この駆動装置40は、リフト板回転用シャフト24を回転させて、リフト板23を用紙供給位置に変位させるものである。駆動装置40は、リフトモータ41、駆動ギヤ42、シャフト43、従動ギヤ44、及びモータ側継手部45を備えている。
リフトモータ41の先端には、駆動ギヤ42が取り付けられている。駆動ギヤ42には、シャフト43先端の従動ギヤ44が連結する。シャフト43の他端には、用紙カセット20に接近してモータ側継手部45が取り付けられている。モータ側継手部45は、リフト板回転用シャフト24のカセット側継手部26が係合可能な形状をなしている。用紙カセット20を本体2に収納した時には、カセット側継手部26が、モータ側継手部45と係合して連結する。これにより、リフトモータ41の動力を、リフト板回転用シャフト24に伝達することができる。
上記のようにして、リフトモータ41が動作した時には、リフト板回転用シャフト24が回転せしめられる。そして、リフト板押し上げ板25がリフト板23の底面と係合しながら図2において反時計方向に回転し、リフト板23の下流端が持ち上げられるようにしてリフト板23が回転する。これにより、リフト板23上に積載された用紙Pの最上層が、用紙カセット20の下流部上方に備えられた給紙装置50に当接する。これが、リフト板23の用紙供給位置であり、この状態で用紙Pは1枚ずつ分離され用紙カセット20の外部へと送り出される。なお、図2に示すリフト板23は、その下流端が持ち上げられた状態で描かれているが、用紙カセット20を本体2から引き出して、リフト板回転用シャフト24と駆動装置30のシャフト43との連結を解くと、リフト板23はカセットフレーム21内底面に倒伏する。
図2に示すように、給紙装置50には、前送りローラ51、給紙ローラ52、及び分離コロ53が備えられている。給紙ローラ52は、図示しないモータに連結されている。前送りローラ51と給紙ローラ52とは、各々が有する図示しない従動ギヤ、及び中間ギヤを介して連結されている。これにより、給紙ローラ52がモータによって回転せしめられると、前送りローラ51も給紙ローラ52と同じ方向に回転せしめられる。
前送りローラ51には、その下方から、用紙カセット20に積載された用紙Pの下流部がリフト板23により押し上げられ、用紙Pの最上層の1枚が当接する。そして、用紙Pは、前送りローラ51により給紙ローラ52へと引き渡され、給紙ローラ52により用紙カセット20の外部へと送り出される。
図2に示すように、分離コロ53は、給紙ローラ52の下方に備えられ、給紙ローラ52に圧接している。この分離コロ53と給紙ローラ52とが圧接して形成されるニップに用紙Pが挿通される。分離コロ53には、モータが連結されていない。分離コロ53は、給紙ローラ52に圧接していることにより、給紙ローラ52の回転に従って回転せしめられる。
分離コロ53には、その回転軸に図示しないトルクリミッタが設けられている。分離コロ53と給紙ローラ52とが圧接して形成されるニップに用紙Pが存在しない時や用紙Pが1枚だけ進入した時には、分離コロ53にはトルクリミッタの設定トルク以上のトルクが掛かり、分離コロ53は給紙ローラ52に従って用紙Pを送り出す方向に回転する。しかしながら、前記ニップに用紙Pが重なって複数枚進入した時には、分離コロ53に掛かるトルクはトルクリミッタの設定トルクを超えることがなく、分離コロ53は回転を停止する。これにより、重なった下側の用紙Pが送り出されることがないので、用紙Pが重なって送られてしまう重送という問題が起こるのを防止できる。
図2、及び図4に示すように、分離コロ53の近傍には、支持部材54が備えられている。支持部材54には分離コロ53の回転軸53aが挿通され、支持部材54は分離コロ53を回転自在に支持するものである。また、支持部材54には、カムフォロワ55が取り付けられている。カムフォロワ55は、用紙カセット20の方に向かって突出し、支持部材54との取り付け部分とその先端部との中間部分に、支軸55aを備えている。カムフォロワ55は、この支軸55aを中心として回転可能である。すなわち、カムフォロワ55が回転することにより、支持部材54がこれに従って上下動し、分離コロ53も上下に変位することになる。
用紙カセット20を本体2から引き出す時には、カムフォロワ55は、図4に示す用紙カセット20の下流部外側面に備えられたカム部27と係合する。カム部27は、用紙カセット20の引き出し方向に延び、その両端にスロープが形成されている。図4に示すように、用紙カセット20の収納時において、分離コロ53の支持部材54、及びカムフォロワ55は、カム部27の前方に位置し、カム部27と係合していない。用紙カセット20の引き出し時には、カムフォロワ55の先端がカム部27によって押し上げられて、カムフォロワ55が図2において時計方向に回転せしめられ、分離コロ53が給紙ローラ52から離れる方向、すなわち下方に変位する(図7参照)。
支持部材54の下方には、ばね56が備えられている。このばね56は分離コロ53と給紙ローラ52とを圧接させる付勢手段であり、ばね56が支持部材54を上方に付勢することにより、分離コロ53と給紙ローラ52とが圧接する。カムフォロワ55とカム部27が係合する時には、ばね56の弾発力に抗して、分離コロ53が給紙ローラ52から離れる方向に変位せしめられる。
図2〜図4に示すように、カセットフレーム21の内部には、幅方向カーソル28が備えられている。幅方向カーソル28は2個備えられ、用紙幅方向の両側から用紙束の側面に当接する。2個の幅方向カーソル28には、ラック&ピニオン機構で構成された図示しない連動機構が各々の下方に設けられている。この連動機構により、幅方向カーソル28の一方を変位させると、それに連動して他方も変位するようになっている。この時、2個の幅方向カーソル28は、用紙Pの幅方向中心線に対して、左右対称の動きをする。幅方向カーソル28は、用紙Pが用紙幅方向における適正な供給位置に位置するように、用紙Pの位置決めを行う。
幅方向カーソル28の下流部には、コーナーガイド29が備えられている。リフト板23の下流端とカセットフレーム21との間には、後述する用紙戻し部材60が入り込むことができるように隙間が設けられている。コーナーガイド29は、この隙間に用紙Pが入り込まないように、用紙Pの角部をガイドする役目を果たす。
コーナーガイド29は、リフト板23の用紙幅方向外側に位置する。コーナーガイド29は、上方から見た形状がL字型状をなし、L字の一端に支軸29aを、他端に用紙ガイド部29bを備えている。用紙ガイド部29bは、リフト板23の下流端とカセットフレーム21との隙間に位置し、用紙幅方向内側を向いている。コーナーガイド29は、その支軸29aにて幅方向カーソル28に支持され、支軸29aを中心として垂直面内で回動可能である。また、コーナーガイド29は、正面から見ると中間部分で下方に折れ曲がった形状をなし、図2に示す最も上方に変位した時に、折れ曲がり部から上流側の部分がリフト板23の傾斜角とほぼ同じ傾斜角を有し、下流側の用紙ガイド部29bがリフト板23の下流端と同じ高さでほぼ水平をなす。
コーナーガイド29は、図示しない付勢手段により、図2において反時計方向に付勢されている。なお、コーナーガイド29は、図示しないストッパの作用により、図2に示す位置を超えて反時計方向に変位することはない。コーナーガイド29は、画像形成装置1が正常に動作している場合には、図2に示す最も上方に変位した状態を保持する。そして、コーナーガイド29に備えられた付勢手段は、コーナーガイド29が、用紙Pが接触した時には変位することはなく、且つ用紙戻し部材60が下降した時には変位する程度の弾発力を有する。
カセットフレーム21の下流端内側には、センターガイド30が備えられている。このセンターガイド30も、上記コーナーガイド29同様、リフト板23の下流端とカセットフレーム21との隙間に用紙Pが入り込まないように、用紙Pの用紙幅方向中央部をガイドする役目を果たす。
センターガイド30は、リフト板23の下流端と同じ高さであって、リフト板23の下流端とカセットフレーム21との隙間の用紙幅方向中央部に位置する。センターガイド30は、上方から見た形状が長方形状をなし、カセットフレーム21側の端部に支軸30aを備えている。センターガイド30は、この支軸30aにてカセットフレーム21に支持され、支軸30aを中心として垂直面内で回動可能である。
センターガイド30は、図示しない付勢手段により、図2において時計方向に付勢されている。なお、センターガイド30は、図示しないストッパの作用により、図2に示す位置を超えて時計方向に変位することはない。センターガイド30は、画像形成装置1が正常に動作している場合には、図2に示す最も上方に変位した状態、すなわちほぼ水平な状態を保持する。そして、センターガイド30に備えられた付勢手段は、センターガイド30が、用紙Pが接触した時には変位することはなく、且つ用紙戻し部材60が下降した時には変位する程度の弾発力を有する。
図2〜図4に示すように、用紙カセット20の下流部上方には、用紙戻し部材60が備えられている。用紙戻し部材60は、正面から見て、前送りローラ51と給紙ローラ52との間であって、リフト板23とカセットフレーム21との隙間の上方に位置し(図2参照)、リフト板23の用紙幅方向略中央から用紙カセット20の背面側外部まで、用紙幅方向に延びている(図3、図4参照)。用紙戻し部材60は、用紙供給方向から見ると、片方の腕が長くなったシーソー形状をなしている(図4参照)。
用紙戻し部材60は、用紙供給方向と平行な支軸60aによってカセットフレーム21内側の支持部21aに支持され、この支軸60aを中心として垂直面内で回動可能である。この回転動作により、用紙戻し部材60は上昇、下降両様の姿勢をとり得る。図4において、用紙戻し部材60が時計方向に回転して、用紙戻し部材60の一方の端部に設けられた用紙当接部60bが持ち上げられる時が上昇姿勢、用紙戻し部材60が反時計方向に回転して、用紙当接部60bが下がる時が下降姿勢である。なお、図2、及び図4は、用紙戻し部材60が上昇姿勢にある状態を示すものである。用紙戻し部材60は、用紙当接部60bを備えた方の腕が長く、後述する用紙押えローラ61を備えて重いので、常時下降姿勢に向かって付勢されている。
用紙戻し部材60は、支軸60aに対して背面側に延びる腕の先端が、下方に向かってほぼ90°の角度で折れ曲がっている。この部分は、本体2と係合する本体係合部60cとなる。本体係合部60cは、用紙カセット20の背面からさらに後方に突出している。用紙戻し部材60は、上述のように用紙当接部60bの重みにより下降姿勢に向かって付勢されているが、用紙カセット20を本体2に収納した時には、図4に示すように、本体係合部60cが本体2のフレーム2aと係合して上昇姿勢を保持する。用紙カセット20を本体2の最も奥まで押し込むと、本体係合部60cがフレーム2aにぴったりと密着するので、用紙戻し部材60の角部から前方の用紙当接部60bにかけての部分がほぼ水平状態となる。
用紙戻し部材60の用紙当接部60bは、用紙幅方向において、コーナーガイド29とセンターガイド30との間に位置する(図3参照)。用紙当接部60bには、回転部材である用紙押えローラ61が備えられている。用紙押えローラ61は用紙Pに直接接触するものであって、用紙供給方向と平行な方向に回転可能であるが、図示しないラチェット機構の作用により、用紙カセット20に用紙Pを引き戻す方向にのみ回転可能である。
続いて、用紙供給装置であるカセット式給紙部3における用紙カセット20の引き出し動作について、図2〜図4に加えて、図5〜図7を用いて説明する。図5はカセット式給紙部の模型的垂直断面部分右側面図にして、図4よりさらに上流側の断面を示すもの、図6は図5と同様の模型的垂直断面部分右側面図にして、用紙戻し部材が下降姿勢に変位した状態を示すものである。図7は、図2と同様のカセット式給紙部の模型的垂直断面部分正面図にして、用紙戻し部材が下降姿勢に変位した状態を示すものである。
図2〜図5に示すように、用紙カセット20を搭載した画像形成装置1の通常の使用時においては、用紙カセット20は本体2に収納されている。リフト板23は、駆動装置40によって下流部が持ち上げられ、リフト板23上に積載された用紙Pの最上層が給紙装置50に当接する用紙供給位置にある。分離コロ53の支持部材54に設けられたカムフォロワ55は、用紙カセット20の下流部外側面のカム部27と係合していないので、給紙ローラ52と分離コロ53とが圧接してニップが形成されている。用紙戻し部材60は、本体係合部60cが本体2のフレーム2aと係合しているので、上昇姿勢を保持している。この状態において、リフト板23上の用紙Pは、1枚ずつ分離されて用紙カセット20の外部へと送り出される。
ここで、給紙装置50周辺で給紙エラーが発生した時のことを考える。用紙カセット20を本体2から引き出そうとすると、用紙カセット20の下流部側面において、最初にカムフォロワ55とカム部27とが係合する。これにより、分離コロ53は、下方に変位せしめられ、給紙ローラ52と離れる(図7参照)。給紙ローラ52と分離コロ53とが圧接して形成されるニップに用紙Pが挟まれていた場合、この分離コロ53の変位により、用紙Pの下流端部はその拘束が解かれることになる。そして、用紙戻し部材60においては、本体係合部60cとフレーム2aとの係合が解除され始め、徐々に下降方向に変位する。
さらに用紙カセット20が引き出されると、図6、及び図7に示すように、用紙戻し部材60は、下降方向への変位が進み、リフト板23の下流側において用紙カセット20から突き出した最上層の用紙Pを上方から押える。この時、用紙押えローラ61は、これを用紙送り出し方向に回転させようとする力を用紙Pから受けるが、図示しないラチェット機構の作用により、用紙カセット20に用紙Pを引き戻す方向にのみ回転可能であるので、用紙Pが送り出されることはない。用紙カセット20のコーナーガイド29、及びセンターガイド30は、用紙戻し部材60とこれに上方から押えられた用紙Pにより、下方に押されて変位する。これと同時に、用紙カセット20の背面側においては、カセット側継手部26とモータ側継手部45との連結が解除される。これにより、リフト板23は、その姿勢を用紙供給位置に維持しておくための力を失うことになり、図6、及び図7に示すように、カセットフレーム21内底面に向かって倒伏する。用紙Pは、リフト板23が倒伏して、用紙戻し部材60により下方に向かって押えられることにより、用紙カセット20内に引き戻されることになる。
この状態になれば、用紙カセット20をさらに引いても、用紙Pが画像形成装置1の本体2に引っ掛かることなく用紙カセット20を引き出すことができる。なお、本体係合部60cとフレーム2aとが係合していない時には、用紙戻し部材60は、用紙当接部60bの重みにより下降姿勢を保持することになるが、図示しないストッパの作用により、図6に示す位置を超えて用紙当接部60bが下方に変位することはない。
給紙エラーに対する処理が済み、用紙カセット20を収納する時には、図5に示すように、本体係合部60cが本体2のフレーム2aと係合して、用紙戻し部材60は上昇姿勢を保持する。用紙カセット20を本体2の最も奥まで押し込むと、本体係合部60cがフレーム2aにぴったりと密着するので、用紙戻し部材60の角部から前方の用紙当接部60bにかけての部分がほぼ水平状態となり、用紙供給の邪魔になることはない。
上記のようにして、用紙Pの最上層の下流端近傍において、上昇、下降両様の姿勢をとり得るとともに、用紙カセット20を本体2に収納した時には上昇姿勢を保持する用紙戻し部材を備え、用紙カセット20の本体2からの引き出し過程で、用紙戻し部材60が、上昇姿勢から下降姿勢に変位し、これと同時に、リフト板23が、駆動装置40との連結が解けて用紙カセット20内底面に倒伏することにより、用紙戻し部材60が突き出した最上層の用紙Pの下流端を上方から押えて、用紙Pを用紙カセット20内に引き戻すので、特別な駆動装置を用意することなく、用紙戻し部材60を変位させることができる。また、用紙戻し部材60が用紙Pを引き戻す時には、リフト板23が用紙カセット20内底面に倒伏して、用紙Pの最上層が前送りローラ51から離れて下方に位置しているので、用紙戻し部材60が用紙Pを破損することがない。このようにして、安全、且つ確実に、用紙カセットから突き出した用紙Pを用紙カセット20に引き戻すことが可能である。
また、用紙戻し部材60は、垂直面内で回動自在に用紙カセット20に備えられ、その一方の先端に用紙が当接する用紙当接部60bを、他方の先端に本体2と係合する本体係合部60cを有するので、本体2との係合が解けて回動変位することにより、用紙当接部60bにて用紙Pの下流端を上方から押えるようにすることができる。そして、用紙戻し部材60は、用紙カセット20を本体2に収納した時には、本体係合部60cが本体2のフレーム2aと係合して、上昇姿勢を保持するので、用紙カセット20の本体2からの引き出し過程で、本体係合部60cと本体2との係合を解くことにより下降姿勢に変位させることができる。このようにして、用紙カセット20に備えた用紙戻し部材60と用紙カセット20の引き出し動作とを利用した簡便な構造により、用紙カセット20から突き出した用紙Pを引き戻すことが可能であるので、用紙戻し部材60を変位させるための特別な駆動装置を用意する必要がない。
そして、用紙戻し部材60は、用紙供給方向と平行な方向に回転可能な回転部材である用紙押えローラ61を用紙当接部60bに備えるので、最上層の用紙Pの下流端を上方から押える時、その動作をスムーズに行うことが可能となる。また、用紙Pと用紙戻し部材60とが接触し合う部分で著しい磨耗が生じることがない。したがって、用紙Pの破損を防止できるとともに、用紙戻し部材60の交換頻度を少なくすることができ、ランニングコストの低減を図ることが可能である。さらに、用紙Pの磨耗による粉塵が発生することがないので、用紙カセット20、及びその周辺を清潔に管理することができる。
また、回転部材である用紙押えローラ61は、用紙カセット20に用紙Pを引き戻す方向にのみ回転可能であるので、用紙戻し部材60が下降姿勢に変位して用紙Pを上方から押える時、用紙押えローラ61が用紙カセット20から用紙Pを送り出す方向に回転してしまって、用紙カセット20に用紙Pを引き戻す作用が弱められるのを防止することが可能となる。
また、用紙カセット20は、下流部側面に引き出し方向に延びるカム部27を備え、分離コロ53は、付勢手段であるばね56により付勢されて給紙ローラ52と圧接するものであるとともに、その支持部材54は、用紙カセット20の引き出し時に、カム部27と係合して分離コロ53が給紙ローラ52から離れる方向に、この支持部材54を移動させるカムフォロワ55を備えるので、用紙カセット20を引き出すことによって分離コロ53を移動させ、給紙ローラ52との圧接を解除することができる。これにより、給紙ローラ52と分離コロ53との間のニップに挟まれた用紙Pを解放でき、用紙戻し部材60によって容易に用紙カセット20へと引き戻すことが可能である。
また、分離コロ53の給紙ローラ52から離れる方向への移動は、用紙戻し部材60が、下降姿勢へと姿勢変更する前になされるので、用紙戻し部材60が下降姿勢に変位して用紙Pを上方から押える時には、用紙Pが給紙ローラ52と分離コロ53との間のニップから解放されている。したがって、用紙戻し部材60は、用紙Pを破損することなく、用紙カセット20へと引き戻すことが可能となる。
さらに本実施形態では、用紙供給装置である上記カセット式給紙部3を画像形成装置1に搭載したので、特別な駆動装置を用意したり、用紙戻し部材60が用紙Pを破損したりすることなく、安全、且つ確実に、用紙カセット20から突き出した用紙Pを用紙カセット20に戻すことが可能な信頼性の高い画像形成装置1を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る用紙供給装置であるカセット式給紙部3の詳細な構成について、図8〜図10を用いて説明する。図8はカセット式給紙部の模型的垂直断面部分正面図、図9は同じく模型的水平断面部分上面図、図10は同じく模型的垂直断面右側面図である。なお、この実施形態の基本的構成は、前記図2〜図4に示す第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
図8〜図10に示すように、用紙カセット20の下流部上方には、用紙戻し部材70が備えられている。用紙戻し部材70は、その下流側端部の用紙幅方向に平行な支軸70aにて本体2に支持され、この支軸70aを中心として垂直面内で回動可能である。この回転動作により、用紙戻し部材70は上昇、下降両様の姿勢をとり得る。図8において、用紙戻し部材70は、時計方向に回転する時に上昇姿勢となり、反時計方向に回転する時に下降姿勢となる。なお、図8、及び図10は、用紙戻し部材70が上昇姿勢にある状態を示すものである。
また、用紙戻し部材70は、上流側端部に、用紙が当接する用紙当接部70bを備えている。一方、図8に示すように、給紙装置50には、前送りローラ51、給紙ローラ52、及び分離コロ53が備えられている。この前送りローラ51は、上記用紙戻し部材70の用紙当接部70bに備えられており、その下方から、用紙カセット20に積載された用紙Pの下流部がリフト板23により押し上げられ、用紙Pの最上層の1枚が前送りローラ51に当接する。
用紙戻し部材70の用紙供給方向略中央部上面には、付勢手段であるばね71が取り付けられている。このばね71は、図8において、用紙戻し部材70が上昇方向である時計方向に回転するよう付勢している。しかしながら、図示しないストッパの作用により、図8に示す位置を超えて、用紙戻し部材70が時計方向に回転することはない。また、ばね71は、後述する押え部材80との係合により用紙戻し部材70が反時計方向に回転することを邪魔しない程度の弾発力を有する。
用紙戻し部材70の上流側には、押え部材80が備えられている。押え部材80は、リフト板23の用紙幅方向中央からカセットフレーム21の背面側壁21bのすぐ内側まで、用紙幅方向に延びている(図9、図10参照)。押え部材80は、その用紙幅方向中間部分の上方に設けられた、用紙供給方向に平行な支軸80aにて本体2のフレーム2aに支持され、この支軸80aを中心として垂直面内で回動可能である。この回転動作により、押え部材80も用紙戻し部材70と同様に上昇、下降両様の姿勢をとり得る。図10において、押え部材80は、時計方向に回転する時に上昇姿勢となり、反時計方向に回転する時に下降姿勢となる。なお、図8、及び図10は、押え部材80が上昇姿勢にある状態を示すものである。
また、押え部材80は、前面側の先端に用紙戻し部材70が当接する戻し部材当接部80bを、背面側の先端に用紙カセット20のカセットフレーム21と係合するカセット係合部80cを備えている。戻し部材当接部80b、カセット係合部80cともに、下方に向かってほぼ90°の角度で折れ曲がっている。戻し部材当接部80bは、用紙戻し部材70のすぐ上方に位置している。カセット係合部80cには、用紙カセット20を本体2に出し入れする過程で、カセットフレーム21の背面側壁21bに接触するローラ81が備えられている。用紙カセット20を本体2に完全に収納した時、ローラ81の下端は背面側壁21bの上面より下方に位置している(図10参照)。ローラ81は、背面側壁21bとの係合をスムーズに行うために設けられている。押え部材80の軸部80aの前方には、戻し部材当接部80bを上方に付勢するばね82が、そのさらに前方にはストッパ83が備えられている。
続いて、用紙供給装置であるカセット式給紙部3における用紙カセット20の引き出し動作について、図8〜図10に加えて、図11〜図13を用いて説明する。図11はカセット式給紙部の模型的垂直断面部分右側面図にして、図10よりさらに上流側の断面を示すもの、図12は図11と同様の模型的垂直断面部分右側面図にして、用紙戻し部材が下降姿勢に変位した状態を示すものである。図13は、図8と同様のカセット式給紙部の模型的垂直断面部分正面図にして、用紙戻し部材が下降姿勢に変位した状態を示すものである。
図8〜図11に示すように、用紙カセット20を搭載した画像形成装置1の通常の使用時においては、用紙カセット20は本体2に収納されている。押え部材80は、カセット係合部80cがカセットフレーム21と係合していないので、上昇姿勢を保持して、戻し部材当接部80bが用紙戻し部材70を押し下げることはなく、用紙戻し部材70も上昇姿勢を保持している。この状態において、リフト板23上の用紙Pは、1枚ずつ分離されて用紙カセット20の外部へと送り出される。
ここで、給紙装置50周辺で給紙エラーが発生した時のことを考える。用紙カセット20を本体2から引き出そうとすると、最初にカムフォロワ55とカム部27とが係合して分離コロ53が変位し、用紙Pの下流端部の拘束が解かれる。そして、押え部材80においては、カセット係合部80cとカセットフレーム21の背面側壁21bとの係合が始まり、徐々に下降方向に変位する。これに伴って、用紙戻し部材70も、その用紙当接部70bが押え部材80の戻し部材当接部80bにより下方に押され、下降方向に変位する。
さらに用紙カセット20が引き出されると、図12、及び図13に示すように、押え部材80、及び用紙戻し部材70は、下降方向への変位が進み、リフト板23の下流側において用紙カセット20から突き出した最上層の用紙Pを上方から押える。そして、用紙カセット20の背面側において、カセット側継手部26とモータ側継手部45との連結が解除されることにより、リフト板23が倒伏する。用紙Pは、リフト板23が倒伏して、用紙戻し部材70により下方に向かって押えられることにより、用紙カセット20内に引き戻されることになる。
この状態になれば、用紙カセット20をさらに引いても、用紙Pが画像形成装置1の本体2に引っ掛かることなく用紙カセット20を引き出すことができる。なお、押え部材80のカセット係合部80cがカセットフレーム21の背面側壁21bを乗り越えると、押え部材80はばね82の作用により自動的に上昇姿勢に姿勢変更する。
給紙エラーに対する処理が済み、用紙カセット20を収納する時には、その過程において、図12に示すように、押え部材80のカセット係合部80cがカセットフレーム21の背面側壁21bに乗り上げる。さらに、用紙カセット20を本体2の最も奥まで押し込むと、カセット係合部80cと背面側壁21bとの係合が解けて、図11に示すように、押え部材80はばね82の作用により自動的に上昇姿勢に姿勢変更する。
上記のようにして、垂直面内で回動自在に本体2に備えられ、その一方の先端に用紙戻し部材70が当接する戻し部材当接部80bを、他方の先端に用紙カセット20と係合するカセット係合部80cを有する押え部材80を設け、用紙戻し部材70は、垂直面内で回動自在に本体2に備えられ、その一方の先端に用紙Pが当接する用紙当接部70bを有するとともに、付勢手段であるばね71により上昇方向に付勢されるものであって、用紙カセット20の本体2からの引き出し過程で、押え部材80のカセット係合部80が用紙カセット20と係合して押え部材80が回動し、押え部材80の戻し部材当接部80bが当接することにより下降姿勢に変位せしめられる。これにより、本体2に備えた用紙戻し部材70と用紙カセット20の引き出し動作とを利用した簡便な構造により、用紙カセット20から突き出した用紙Pを引き戻すことが可能であるので、用紙戻し部材70を変位させるための特別な駆動装置を用意する必要がない。
また、用紙戻し部材70の用紙当接部70bに備えた回転部材が、最上層の用紙Pに当接し、その用紙Pを下流側の給紙ローラ52へと引き渡す前送りローラ51であるので、用紙カセット20から突き出した用紙Pを上方から押える動作をスムーズに行うための回転部材を別途用意する必要がない。したがって、部品点数の削減によるコストダウンや、部品占有スペースの縮小によるコンパクト化を図ることが可能となる。
上記のように本発明の実施形態を示したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、用紙カセットを用いた用紙供給装置において利用可能である。
本発明の実施形態に係る用紙供給装置であるカセット式給紙部を搭載した画像形成装置を示す模型的垂直断面正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る用紙供給装置であるカセット式給紙部の模型的垂直断面部分正面図である。 図2に示すカセット式給紙部の模型的水平断面部分上面図である。 図2に示すカセット式給紙部の模型的垂直断面右側面図である。 カセット式給紙部の模型的垂直断面部分右側面図にして、図4よりさらに上流側の断面を示すものである。 図5と同様の模型的垂直断面部分右側面図にして、用紙戻し部材が下降姿勢に変位した状態を示すものである。 図2と同様の模型的垂直断面部分正面図にして、用紙戻し部材が下降姿勢に変位した状態を示すものである。 本発明の第2の実施形態に係る用紙供給装置であるカセット式給紙部の模型的垂直断面部分正面図である。 図8に示すカセット式給紙部の模型的水平断面部分上面図である。 図8に示すカセット式給紙部の模型的垂直断面右側面図である。 カセット式給紙部の模型的垂直断面部分右側面図にして、図10よりさらに上流側の断面を示すものである。 図11と同様の模型的垂直断面部分右側面図にして、用紙戻し部材が下降姿勢に変位した状態を示すものである。 図8と同様の模型的垂直断面部分正面図にして、用紙戻し部材が下降姿勢に変位した状態を示すものである。
符号の説明
1 画像形成装置
3 カセット式給紙部(用紙供給装置)
20 用紙カセット
21 カセットフレーム
21b 背面側壁
23 リフト板
24 リフト板回転用シャフト
25 リフト板押し上げ板
26 カセット側継手部
27 カム部
29 コーナーガイド
30 センターガイド
40 駆動装置
41 リフトモータ
45 モータ側継手部
50 給紙装置
52 給紙ローラ
53 分離コロ
54 支持部材
55 カムフォロワ
56 ばね(付勢手段)
60、70 用紙戻し部材
60b、70b 用紙当接部
60c 本体係合部
61 用紙押えローラ
71 ばね(付勢手段)
80 押え部材
80b 戻し部材当接部
80c カセット係合部
82 ばね

Claims (9)

  1. 用紙を積載して収容するとともに、機器本体から引き出し可能な用紙カセットと、この用紙カセット内に配置されるとともに、上面に用紙が載置され、前記機器本体に備えられた駆動装置により用紙供給方向下流部が持ち上げられて用紙供給位置に変位するリフト板と、前記用紙カセットから用紙を送り出す給紙ローラと、この給紙ローラに圧接し、重なり合った用紙を分離する分離コロとを備えた用紙供給装置において、
    前記用紙の最上層の下流端近傍において、上昇、下降両様の姿勢をとり得るとともに、前記用紙カセットを前記機器本体に収納した時には上昇姿勢を保持する用紙戻し部材を備え、用紙カセットの機器本体からの引き出し過程で、用紙戻し部材が、前記上昇姿勢から前記下降姿勢に変位し、これと同時に、前記リフト板が、前記駆動装置との連結が解けて用紙カセット内底面に倒伏することにより、用紙戻し部材が突き出した最上層の用紙の下流端を上方から押えて、用紙を用紙カセット内に引き戻すことを特徴とする用紙供給装置。
  2. 前記用紙戻し部材は、用紙供給方向と平行な支軸を中心として垂直面内で回動自在に前記用紙カセットに備えられ、その一方の先端に用紙が当接する用紙当接部を、他方の先端に前記機器本体と係合する係合部を有するとともに、用紙カセットを機器本体に収納した時には、前記係合部が機器本体と係合して、前記上昇姿勢を保持することを特徴とする請求項1に記載の用紙供給装置。
  3. 用紙供給方向と平行な支軸を中心として垂直面内で回動自在に前記機器本体に備えられ、その一方の先端に前記用紙戻し部材が当接する戻し部材当接部を、他方の先端に前記用紙カセットと係合する係合部を有する押え部材を設け、用紙戻し部材は、用紙供給方向と直角をなす用紙幅方向に平行な支軸を中心として垂直面内で回動自在に機器本体に備えられ、その一方の先端に用紙が当接する用紙当接部を有するとともに、付勢手段により前記上昇方向に付勢されるものであって、用紙カセットの機器本体からの引き出し過程で、前記押え部材の係合部が用紙カセットと係合して押え部材が回動し、押え部材の戻し部材当接部が当接することにより前記下降姿勢に変位せしめられることを特徴とする請求項1に記載の用紙供給装置。
  4. 前記用紙戻し部材は、用紙供給方向と平行な方向に回転可能な回転部材を前記用紙当接部に備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の用紙供給装置。
  5. 前記回転部材は、前記用紙カセットに用紙を引き戻す方向にのみ回転可能であることを特徴とする請求項4に記載の用紙供給装置。
  6. 前記回転部材は、最上層の用紙に当接し、その用紙を下流側の前記給紙ローラへと引き渡す前送りローラであることを特徴とする請求項4に記載の用紙供給装置。
  7. 前記用紙カセットは、下流部側面に引き出し方向に延びるカム部を備え、前記分離コロは、付勢手段により付勢されて給紙ローラと圧接するものであるとともに、その支持部材は、用紙カセットの引き出し時に、前記カム部と係合して分離コロが給紙ローラから離れる方向に、この支持部材を移動させるカムフォロワを備えることを特徴とする請求項1〜請求項6に記載の用紙供給装置。
  8. 前記分離コロの前記給紙ローラから離れる方向への移動は、前記用紙戻し部材が、前記下降姿勢へと姿勢変更する前になされることを特徴とする請求項7に記載の用紙供給装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の用紙供給装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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