JP3288618B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP3288618B2
JP3288618B2 JP32925597A JP32925597A JP3288618B2 JP 3288618 B2 JP3288618 B2 JP 3288618B2 JP 32925597 A JP32925597 A JP 32925597A JP 32925597 A JP32925597 A JP 32925597A JP 3288618 B2 JP3288618 B2 JP 3288618B2
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清孝 新井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙搬送装置、特
に、画像形成装置の内部で用紙を搬送する用紙搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタやファクシミリ装置等
の画像形成装置には、用紙を搬送する用紙搬送装置が内
部に設けられている。この種の用紙搬送装置における紙
詰まり時に用紙を容易に取り出せるようにするために、
用紙搬送装置のフレームが画像形成装置の前方に引き出
し可能なものが知られている。たとえば、用紙の両面に
画像を形成可能な複写機(画像形成装置の一例)には、
画像が形成された用紙を反転させて再度感光体ドラムに
供給するための両面コピー部(用紙搬送装置の一例)が
引き出し可能に設けられている。
【0003】この用紙搬送装置は、複写機の前方に引き
出し可能な本体フレームと、本体フレーム内に設けら
れ、搬送された用紙を反転した状態で蓄える中間トレイ
と、中間トレイの上方に配置された上下の搬送部とを備
えている。各搬送部は、本体フレームに一端が回動自在
に支持された搬送ガイドと、搬送ガイドに回転自在に支
持された搬送コロとを有している。上下の搬送コロは圧
接して対向配置されており、用紙は2つの搬送コロで挟
持されて中間トレイに向けて反転して搬送される。ま
た、上下の搬送ガイドは間隔を隔てて連動して回動する
ようにリンクにより連結されており、本体フレームを引
き出した状態で上搬送ガイドの他端を持って回動させる
と、上搬送ガイドが所定量回動した後は下搬送ガイドも
連動して回動するようになっている。
【0004】このように構成された用紙搬送装置では、
中間トレイ上と、上下の搬送部の間とで紙詰まりが生じ
ることがある。このため、2つの搬送部を本体フレーム
に対して回動自在に装着し2つの搬送部が本体フレーム
に対して開閉するようになっている。すなわち、上下の
搬送部の間で紙詰まりが生じた場合には、本体フレーム
を引き出した後、上搬送ガイドだけを持ち上げて詰まっ
た用紙を取り除く。また、中間トレイ上で紙詰まりが生
じた場合には、上搬送ガイドを大きく持ち上げて下搬送
ガイドをリンクを介して連動させて回動し、中間トレイ
の上方をあけて用紙を取り除く。このように、2つの搬
送ガイドをリンクにより連結することで、2つの部位の
どちらで紙詰まりした場合にも上搬送ガイドを回動させ
るだけで用紙を取り除くことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の用紙搬送装
置では、上搬送ガイドと下搬送ガイドとがリンクにより
連結されているので、上搬送ガイドを回動させるだけで
2つの部位での紙詰まりに対応できる。しかし、上搬送
ガイドと下搬送ガイドとが連動して回動するだけである
ので、上搬送ガイドが重力により下搬送ガイド側に付勢
されている状態では、上搬送ガイドから手を離すと上搬
送ガイドが下搬送ガイドに接近する方向に回動する。し
たがって、上搬送ガイドと下搬送ガイドとの間での紙詰
まりの場合、たとえば、右手で上搬送ガイドを持ったま
ま左手で詰まった用紙を取り除くというように両手での
処理が必要になり、紙詰まりした用紙の除去処理が煩わ
しい。
【0006】本発明の課題は、用紙搬送装置において、
2つの搬送部を連動して回動できかつ搬送中に紙詰まり
した用紙を片手で容易に除去できるようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る用紙搬送装
置は、画像形成装置の内部で用紙を搬送する装置であっ
て、本体フレームと、用紙貯留部と、下搬送部と、上搬
送部と、第1リンク部材とを備えている。本体フレーム
は、用紙搬送方向と交差する外方に引き出し可能に前記
画像形成装置に装着されている。用紙貯留部は、本体フ
レームに設けられている。下搬送部は、用紙貯留部の上
方に配置され、本体フレームに一端が回動自在に支持さ
れた下搬送ガイドと、下搬送ガイドに循環自在に支持さ
れた下搬送部材とを有している。上搬送部は、下搬送部
の上方に配置され本体フレームに一端が回動自在に支持
された上搬送ガイドと、上搬送ガイドに循環自在に支持
され下搬送部材とともに用紙貯留部に向けて用紙を搬送
する上搬送部材とを有している。第1リンク部材は、上
搬送ガイド及び下搬送ガイドのいずれか一方の搬送ガイ
ドに一端が回動自在に装着され、2つの搬送ガイドが所
定の間隔を隔てて連動して回動しかつ所定の間隔でロッ
クするように他端が他方の搬送ガイドに係止される。
【0008】この装置では、上搬送部と下搬送部との間
で紙詰まりが生じた場合には、本体フレームを外方に引
き出した後、上搬送部を片手で持ち上げて回動させる。
そして、上搬送部と下搬送部とが所定の間隔になると第
1リンク部材により2つの搬送部が所定の間隔でロック
される。この状態では、上搬送部から手を離しても上搬
送部は元に戻らない。このため片手で両搬送部の間に詰
まった用紙を容易に取り除ける。そして、さらに上搬送
部を持ち上げて回動させれば、第1リンク部材により2
つの搬送部がロックされた状態で連結されているので、
上搬送部の回動に連動して下搬送部も回動し、用紙貯留
部の上方が開く。このため、用紙貯留部に紙が詰まって
も上搬送部を回動させるだけで詰まった用紙を取り除け
る。
【0009】ここで、他方の搬送ガイドには係止部が設
けられており、第1リンク部材は、板状のリンク本体
と、リンク本体の一端に設けられ一方の搬送ガイドに回
動自在に装着された装着部と、装着部から離れた位置か
ら径方向に沿って形成された第1溝部と第1溝部に連続
して周方向に沿いかつリンク本体が自重で回動して落下
するように形成された第2溝部とを有し他方の搬送ガイ
ドの係止部に係止されるL字溝とを有していてもよい。
【0010】ここでは、たとえば上搬送部に装着部が装
着され、下搬送部に係止部が設けられている場合には、
上搬送部を持ち上げて回動させると、第1溝部が係止部
に係止されて第1リンク部材が回動し、係止部が第1溝
部の一端から他端側に配置される。係止部が第1溝部の
他端に配置されて2つの搬送部が所定の間隔離れると、
周方向に沿って形成された第2溝部に係止部が配置さ
れ、リンク本体が自重により装着部を中心にさらに回動
する。この結果、係止部が第2溝部の終端に配置され径
方向に移動できないので、2つの搬送部はロックされ
る。このため、この状態で手を離しても、上搬送部が回
動することはない。したがって、この状態で上搬送部と
下搬送部との間に詰まった用紙を片手で簡単に取り除く
ことができる。そして、さらに上搬送部を回動させる
と、下搬送部は、周方向に沿って配置された第2溝部が
係止部に係止された状態で上搬送部に連動して回動す
る。この結果、用紙貯留部の上方が開いて、用紙貯留部
で詰まった用紙を取り除くことができる。ここでは、L
字溝を有する自重により回動する第1リンク部材といっ
た簡単な構成で2つの搬送部をロック及び連動させるこ
とができる。
【0011】また、上搬送部材及び下搬送部材は、前記
上搬送ガイド及び下搬送ガイドにそれぞれ回転可能に装
着されかつ対向配置された上搬送コロ及び下搬送コロを
有していてもよい。この場合には、上下の搬送コロによ
り用紙の一部を挟持して搬送できるので、付着したトナ
ー等の異物により用紙を汚しにくい。また、上搬送部及
び下搬送部のいずれか一方は、上搬送コロ及び下搬送コ
ロのいずれか一方を他方に圧接させる圧接部材をさらに
有していてもよい。この場合には、上下の搬送コロに用
紙が確実に挟持されるので、用紙がより確実に搬送され
る。
【0012】また、用紙貯留部は、画像が形成された用
紙を反転して画像形成面と逆側の面に画像を形成するた
めに使用される中間トレイであってもよい。この場合に
は、中間トレイでの紙詰まりに際して上下の搬送部を連
動して回動できる。さらに、下搬送ガイド及び本体フレ
ームのいずれか一方に一端が回動自在に装着され、下搬
送ガイドが本体フレームに対して所定の間隔でロックさ
れるように他端が他方に係止される第2リンク部材をさ
らに備えていてもよい。この場合には、上搬送部を持ち
上げると第1リンク部材により2つの搬送部がロックさ
れる。さらに上搬送部を回動させると、第1リンク部材
により2つの搬送部がロックされているので、下搬送部
も連動して回動する。そして第2リンク部材により本体
フレームと下搬送部とがロックされるとそれ以上回動し
なくなる。ここでは、2つの搬送部と本体フレームとが
いずれもロックされるので、2つの搬送部の間及び用紙
貯留部のいずれの場合の紙詰まりでも片手だけで用紙を
取り除くことができ、より簡単に用紙を除去できる。
【0013】また、本発明に係る用紙搬送装置は、画像
形成装置の内部で用紙を搬送する用紙搬送装置であっ
て、本体フレームと、用紙貯留部と、下搬送部と、上搬
送部と、ロック機構と、支持機構とを備える構成とする
ことができる。本体フレームは、用紙搬送方向と交差す
る外方に引き出し可能に画像形成装置に装着されてい
る。用紙貯留部は、本体フレームに設けられている。下
搬送部は、用紙貯留部の上方に配置され、本体フレーム
に一端が回動自在に支持された下搬送ガイドと、下搬送
ガイドに循環自在に支持された下搬送部材とを有してい
る。上搬送部材は、下搬送部の上方に配置され本体フレ
ームに一端が回動自在に支持された上搬送ガイドと、上
搬送ガイドに循環自在に支持され下搬送部材とともに用
紙貯留部に向けて用紙を搬送する上搬送部材とを有して
いる。ロック機構は、上搬送部材を、用紙貯留部上方に
開放する所定の開放位置にロック可能な第1リンク部材
を含んでいる。支持機構は、ロック機構により上搬送部
材が開放位置にロックされている時、上搬送部材および
用紙貯留部とそれぞれ所定距離だけ離間して貯留部上方
に開放した状態となるように、下搬送部材を支持する第
2リンク部材を含んでいる。
【0014】このようにした用紙搬送装置では、上搬送
部材を上方に回動して開放位置まで移動させると、上搬
送部材が用紙貯留部上方に開放する所定の開放位置でロ
ックされることとなり、このとき同時に、下搬送部材
は、上搬送部材および用紙貯留部の中間においてそれぞ
れ所定距離だけ離間した状態で支持されることとなる。
したがって、上搬送部材と下搬送部材との間に形成され
た用紙搬送路および下搬送部材と用紙貯留部との間のい
ずれに位置に用紙ジャムが発生しても、容易にジャム処
理を行うことが可能となり、片手で上搬送部材を持ち上
げるだけで上搬送部材および下搬送部材のいずれも開放
状態でロックすることができ、ジャム処理を容易に行う
ことが可能となる。
【0015】ここで、ロック機構は、本体フレームに設
けられた係止ピンを含み、第1リンク部材は、係止ピン
と係合するとともに上搬送部材が閉止位置にある時に係
止ピンを位置させる第1保持位置と、上搬送部材が開放
位置にある時に係止ピンを保持する第2保持位置と、第
1保持位置から第2保持位置に係止ピンを案内する第1
案内部と、第2保持位置から第1保持位置に係止ピンを
案内する第2案内部とを有する案内溝を有する構成とす
ることができる。
【0016】この場合には、上搬送部材が閉止位置にあ
って下搬送部材とともに用紙搬送路を形成している時に
は、係止ピンが案内溝の第1保持位置に位置している。
上搬送部材を持ち上げると、案内溝の第1案内部が係止
ピンに係合するように第1リンク部材が移動し、第2保
持位置に係止ピンが位置した状態で、第1リンク部材が
上搬送部材を開放状態にロックする。また、上搬送部材
が開放状態でロックされている場合には、係止ピンが案
内溝の第2保持位置に位置している。上搬送部材を閉止
位置に戻す場合には、案内溝の第2案内部が係止ピンに
係合するように第1リンク部材が移動し、第1保持位置
に係止ピンが位置した状態で、上搬送部材が閉止位置に
保持される。
【0017】ロック機構として、上搬送部材を閉止位置
から開放位置に移動する際に、係止ピンを保持している
第1保持位置から第1案内溝に係止ピンを係合させるよ
うに、第1リンク部材を付勢する付勢手段をさらに設け
ることができる。この場合には、上搬送部材が閉止位置
にある時に、上搬送部材を持ち上げるだけで、案内溝の
第1案内部が係止ピンに係合し、係止ピンが第2保持位
置に係合するように確実に第1リンク部材を案内して、
上搬送部材を開放位置でロックすることが可能となる。
【0018】また、第1リンク部材は、上搬送部材が開
放位置にある時、上搬送部材をさらに上方に回動させる
ことにより、係止ピンが第2保持位置から第2案内溝に
係合するように、自重で回動するように構成できる。こ
の場合には、上搬送部材が開放状態でロックされている
時に、さらに上搬送部材を上方に回動させることによ
り、係止ピンと案内溝の第2保持位置との係合状態が外
れて、第2案内部に係止ピンが係合する。このことによ
り、第2案内部が係止ピンと係合して、第1保持位置に
係止ピンが係合する位置まで、第1リンク部材が案内さ
れて回転移動することとなる。したがって、上搬送部材
のロック解除が確実に行われ、ジャム処理後に上搬送部
材を容易に稼働状態に復帰させることができる。
【0019】さらに、支持機構は、下搬送部材に設けら
れた係合ピンを含み、第2リンク部材は、一端が上搬送
部材に回動自在に軸支され、多端側に係合ピンに係合す
る長孔が設けられた構成とすることができる。この場合
には、上搬送部材を開放状態にロックすれば、同時に上
搬送部材と用紙貯留部との間でそれぞれ所定距離だけ離
間した状態で下搬送部材が開放状態となり得る。この
時、上搬送部材の回動に伴って下搬送部材は自重で上搬
送部材から離間し、第2リンク部材に設けられた長孔の
端縁に係合ピンが係止した状態で開放位置に保持される
こととなる。下搬送部材の開放位置は、第2リンク部材
に設けられた長孔の長さ方向の寸法と第2リンク部材お
よび係合ピンの取り付け位置などにより調整可能であ
る。このような構成とすることにより、複雑な構造を必
要とせずに、下搬送部材を開放位置に保持することが可
能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1において、本発明の一実施形態が
採用された複写機は、複写機本体1を備えている。複写
機本体1の上面には、原稿が載置される原稿載置台2が
配置されている。原稿載置台2の上面には、原稿を原稿
載置台2に自動供給するための原稿自動供給装置3が開
閉自在に設けられている。複写機本体1の底部には、給
紙ユニット4が装着されている。また複写機本体1の図
左側方には、排出されてきた用紙を積載するための排紙
トレイ5が装着されている。さらに右側方には、手差し
給紙用の給紙トレイ6が開閉自在に装着されている。
【0021】複写機本体1の内部には、原稿載置台2上
の原稿の画像情報を読み取るための原稿読取装置10
と、原稿読取装置10の下方に配置された画像形成ユニ
ット11と、画像形成ユニット11の下方に配置された
給紙装置12とが設けられている。画像形成ユニット1
1は用紙にトナー画像を形成するためのものであり、給
紙装置12はその画像形成ユニット11に用紙を供給す
るための装置である。また、画像形成ユニット11の用
紙搬送方向下流側には、用紙排出装置13と、用紙上に
形成されたトナー画像を定着するための定着装置14
と、用紙を排紙トレイ5に排出するための排出ローラ1
5とが順に設けられている。
【0022】画像形成ユニット11と給紙装置12との
間には、両面コピー時に画像が転写された用紙を反転す
るための両面コピー部20が配置されている。また、画
像形成ユニット11の搬送方向上流側には、画像形成ユ
ニット11への用紙の搬送タイミングを定めるレジスト
ローラ9が配置されている。給紙ユニット4は、上下に
配置された給紙カセット4a,4b,4cを有してお
り、各給紙カセット4a,4b,4cは図1手前側に引
き出し可能である。
【0023】画像形成ユニット11は、表面に静電潜像
が形成される感光体ドラム21を含むドラムユニット1
6と、メインチャージャー22を含む主帯電ユニット1
7と、静電潜像を現像する現像ユニット18と、現像さ
れたトナーを用紙に転写する転写チャージャー19とを
備えている。両面コピー部20は、図2及び図3に示す
ように、図2手前側に引き出し可能な本体フレーム30
と、本体フレーム30の内部に設けられた中間トレイ3
1と、中間トレイ31の上方に配置された下搬送部32
と、下搬送部32の上方に配置された上搬送部33と、
下搬送部32と上搬送部33とを連結するリンク部材3
4とを備えている。
【0024】本体フレーム30は、複写機本体1から前
方に伸縮する2本のガイドレール35により支持され、
複写機本体1の前方に引き出し可能である。中間トレイ
31は、片面に画像が形成された複数枚の用紙を収納可
能な原稿収納部40と、収納された用紙をサイズに応じ
て幅寄せする幅寄せ装置41と、収納された用紙を一枚
ずつ送り出す搬出装置42とを備えている。
【0025】下搬送部32は、下搬送ガイド45と、下
搬送ガイド45に回転自在に支持され搬送方向に間隔を
隔てて配置された3つの下搬送コロ46,46aとを備
えている。下搬送ガイド45は、図3右側の下搬送コロ
46aの駆動軸47a周りに回動自在に本体フレーム3
0に支持されている。また、下搬送ガイド45は、位置
決めピン45aにより、本体フレーム30に平面内の2
方向で位置決めされている。
【0026】図3左側の2つの下搬送コロ46は小径で
あり、右側の下搬送コロ46aは大径である。この大径
の下搬送コロ46aはモータ(図示せず)により駆動さ
れ、その回転力はチェーン(図示せず)を介して左側の
2つの下搬送コロ46に伝達されている。これらの搬送
コロ46,46aは、いずれも図4及び図5に示すよう
に、搬送方向と直交する方向に配置された駆動軸47,
47aと、駆動軸47,47aに用紙サイズに基づいて
間隔を隔てて固定された4つのコロ部48とを有してい
る。この駆動軸47の奥側(図5左側)には、ベルト駆
動のためのプーリ49が装着されている。
【0027】上搬送部33は、上搬送ガイド50と、上
搬送ガイド50に回転自在に支持された3つの上搬送コ
ロ51とを有している。上搬送ガイド50は、下搬送ガ
イド45の回動中心の図3右方で本体フレーム30に回
動自在に支持されている。また上搬送ガイド50と下搬
送ガイド45との間の空間で用紙が案内されて下搬送コ
ロ46aで反転し、中間トレイ31に搬送される。上搬
送コロ51は、図5に示すように、下搬送コロ46,4
6aと対向して配置されており、回転軸52と回転軸5
2に間隔を隔てて固定された4つのコロ部53とを有し
ている。コロ部53は、コロ部48に圧接して配置され
ている。回転軸52は、図4に示すように、両端に配置
されたブラケット55に回転自在に支持されている。ブ
ラケット55は、上搬送ガイド50に固定されたL字ブ
ラケット56に板バネ57を介して固定されている。板
バネ57は、上搬送コロ51を下方に付勢し、上搬送コ
ロ51を下搬送コロ46,46aに圧接する。
【0028】また、上搬送ガイド50の他端には、上搬
送部33を持ち上げる際に使用する把手58が嵌め込ま
れている。また、上搬送ガイド50の他端は、下搬送ガ
イド45に設けられた位置決めピン45b(図3)によ
り水平面内の2方向で位置決めされている。把手58
は、図6に示すように、ポリアセタール樹脂やナイロン
樹脂等の合成樹脂製のコ字状の部材であり、上搬送部3
3の奥行き方向の長さとほぼ同一長さを有している。把
手58は、下面に指先を入れるための把持部59を有し
ている。この把手58の上面は両面コピー部20を複写
機本体1内に挿入したときに複写機本体1に設けられた
ステイ1aに接触する。このステイ1aは、本体フレー
ム30が複写機本体1に収納されたとき、上搬送部33
と下搬送部32との上下方向の位置決めを行う。これに
より、板バネ57で上搬送コロ51を付勢しても、上下
の搬送コロ46,51が離反しなくなり、用紙が2つの
搬送コロ46,51に挟まれて確実に搬送される。
【0029】リンク部材34は、図7に示すように、リ
ンク本体60と、リンク本体60の一端に形成された装
着部61と、リンク本体の他端側に形成されたL字溝6
2と、リンク本体60の図7上辺に手前側に向けて折り
曲げられて形成された把手部63とを有している。リン
ク本体60は、扇形の板状部材であり、装着部61によ
り、上搬送部33の上搬送ガイド50の基端側に回動自
在に支持されている。装着部61は、上搬送ガイド50
の手前側の側面に設けられた回動ピン65に回動自在に
支持されている。また、下搬送部32の下搬送ガイド4
5には、支持ピン65よりやや先端側に係止ピン70が
手前側に突出して設けられている。この係止ピン70に
L字溝62が係止される。L字溝62は、リンク本体6
0の径方向に延びる第1溝部71と、第1溝部71の終
端から周方向に延びる第2溝部72とを有している。係
止ピン70は、2つの搬送部32,33が収納状態にお
いて、第1溝部71の始点に位置している。
【0030】次に、このように構成された両面コピー部
20の紙詰まり時の動作について説明する。両面コピー
部20で紙詰まりが生じると、複写機本体1の上面に設
けられた表示部にその旨が表示される。すると、操作者
は、複写機本体1の前面に設けられた両開きの扉1b,
1c(図2)を開ける。そして、両面コピー部20を手
前側に引き出す。なお、両面コピー部20は通常は、図
示しないロック機構により複写機本体1内にロックされ
ている。したがって引き出す前にはロック機構を解除し
なければならない。両面コピー部20が引き出される
と、下搬送部32と上搬送部33との間に用紙が詰まっ
た場合には、図7(b)に示すように、まず把手58を
持って上搬送ガイド50を持ち上げて回動させる。する
と、リンク部材34の第1溝部71が係止ピン70に係
止されているので、リンク部材34は図7反時計回りに
回動する。そして、係止ピン70が図7(b)に示すよ
うに、第1溝部71の終端に到達すると、第2溝部72
が周方向に形成されているため、リンク部材34は、自
重によりさらに反時計回りに回動し、図7(c)に示す
ような位置に配置される。この結果、係止ピン72にリ
ンク部材34は係止され、2つの搬送ガイド45,50
はロックされる。この状態では、上搬送ガイド50は下
方に回動することはないので、片手だけでその間に詰ま
った用紙を容易に取り除くことができる。
【0031】また、中間トレイ31上に用紙が紙詰まり
した場合には、さらに把手58を持って上搬送ガイド5
0を持ち上げる。すると、下搬送ガイド45はリンク部
材34により上搬送ガイド50とロックされた状態で回
動する。この結果中間トレイ31の上方が開き、その上
に詰まった用紙を簡単に取り出すことができる。なおこ
のロックを解除するには、把手58をたとえば左手で持
った状態で、右手でリンク部材34の把手部63を持っ
てリンク部材34を図7の時計回りに回動させ、係止ピ
ン70を図7(b)に示すようにL字溝62の角部に配
置すればよい。
【0032】一方、本体フレーム30を複写機本体1内
に収納すると、ステイ1aに把手58が接触し、上搬送
部33及び下搬送部32の上下方向の位置決めが行われ
る。このため、押圧用の板バネ57により圧接力を高め
ても上搬送部33が浮きにくなる。また、把手58が基
端が支持された上搬送ガイド50の先端に配置されてい
るので、上搬送部33を持ち上げるための力が小さくて
済む。
【0033】また、把手がポリアセタール樹脂等の合成
樹脂製であるので、金属製の把手に比べて角部が滑らか
になり持ちやすくなるとともに、把手58がステイ1a
と接触しても摩擦抵抗が少なくなり、本体フレーム30
をスムーズに移動できる。 〔第1実施形態の変形〕 (a) 前記実施形態では、装着部61を上搬送ガイド
50側に形成したが、図9に示すように、装着部61を
下搬送ガイド45側に配置し、係止ピン70を上搬送ガ
イド50に配置してもよい。この場合には、図9(a)
に示すように、上搬送ガイド50が下搬送ガイド45上
に配置されている場合には、リンク部材60は右上向き
に配置されている。そして、図9(b)に示すように、
把手58を持って上搬送ガイド50を持上げ、係止ピン
70が第1溝部71の終端に到達すると、第2溝部72
が周方向に形成されているので、リンク部材34は図9
の時計回りに回動し、2つの搬送ガイド45,50がロ
ックされる。なおこのロックを解除するには、前記同様
に把手部63を持ってリンク部材34を図9反時計回り
に回動すればよい。
【0034】(b) 図10に示すように、本体フレー
ム30と下搬送ガイド45とをリンク部材34と同様な
構造のリンク部材34aにより連結してもよい。この場
合には、上搬送ガイド50と下搬送ガイド45とがロッ
クされた状態でさらに上搬送ガイド50を持ち上げて下
搬送ガイド45が所定の回動位置に配置されると、下搬
送ガイド45と本体フレーム30とがロックされる。但
し、この場合には、下搬送ガイド45はそれ以上回動す
ることはできないため、中間トレイ31を大きく開けに
くい。このような実施形態では、中間トレイ31に用紙
が詰まったときにも本体フレーム30と下搬送ガイド4
5とがロックされるので、片手で用紙を取り出すことが
できる。 〔第2実施形態〕本発明に係る用紙搬送装置の第2実施
形態を図11以下に基づいて説明する。
【0035】この第2実施形態では、第1実施形態と同
様の複写機に適用され、図2、図3に示したリンク部材
34に代えて、ロック機構80と支持機構81とを備え
るものである。第1実施形態と同一部位については、同
一符号を付してその説明をここでは省略するものとす
る。ロック機構80は、上搬送部33の上搬送ガイド5
0に対して回動自在に取り付けられた第1リンク部材8
2を備えている。第1リンク部材82は、上搬送ガイド
50に突設された支持軸83に支持されて、支持軸83
を中心に回動自在となっている。また、第1リンク部材
82には、概略ハート形状に構成された案内溝84が設
けられており、この案内溝84には本体フレーム30側
に設けられた係止ピン85が係合している。図11に示
すように、下搬送部32および上搬送部33が閉止状態
で用紙搬送路を構成している状態において、第1リンク
部材82の下端部86に当接して第1リンク部材82を
上方に押圧するバネ部材87が本体フレーム30側に設
けられている。
【0036】案内溝84は、図13に示すように、上搬
送ガイド50が閉止状態にある時に係止ピン85を係合
する第1保持部88と、第1保持部88から図13左下
方に延びる第1案内部89と、第1案内部89の下端に
位置する位置規制部90と、位置規制部90から上方に
連設されるロック案内部94と、上搬送ガイド50が開
放状態にあるときに係止ピン85をロック状態で保持す
る第2保持部91と、第2保持部91から図左方に位置
する位置規制部92と、位置規制部92から第1保持部
88まで延びる第2案内部93とから構成されている。
【0037】支持機構81は、上搬送ガイド50に回動
自在に支持された第2リンク部材95を備えている。こ
の第2リンク部材95は、一端が第1リンク部材82と
同一の支持軸83に支持されて、上搬送ガイド50に対
して回動自在に支持されている。また、第2リンク部材
95の多端側には、下搬送ガイド45に突設された係合
ピン97を係合する長孔96が設けられている。
【0038】上搬送ガイド50の自由端側(図11左
方)には、下搬送ガイド45および上搬送ガイド50が
閉止状態であるときの位置決めを行う位置決め機構10
0が設けられている。位置決め機構100は、図12に
示すように、上搬送ガイド50に設けられた支持軸10
5を中心に回動可能に支持された係止部材101と係止
部材101を支持軸105周りに付勢するばね103を
有している。本体フレーム30側には、上搬送ガイド5
0が閉止状態となった時に、係止部材101と係合する
係合ピン106が設けられている。このことにより、上
搬送ガイド50が閉止状態になった際に係止部材101
が係合ピン106と係合して上搬送ガイド50の位置決
めを行う。また、下搬送ガイド45には、位置決め部材
107が設けられており、下搬送ガイド45が閉止状態
となった際に下搬送ガイド45の位置決めを行う。
【0039】このような本発明の第2実施形態における
動作を図13〜図17を用いて説明する。まず、上搬送
ガイド50と下搬送ガイド45とが閉止状態であり、用
紙の搬送路を形成している場合には、図13に示すよう
に、第1リンク部材82の案内溝84のうち第1保持部
88が係止ピン85に係合している。同時に、第2リン
ク部材95は長孔96の上方寄りで係合ピン97と係合
する位置を保持している。また、ばね部材87は、第1
リンク部材82の下端部86に当接して弾性変形して、
第1リンク部材82を上方に付勢した状態となってい
る。
【0040】用紙搬送路に紙詰まりが発生した場合に
は、上搬送ガイド50の端部に設けた把手58を操作し
て、上搬送ガイド50を上方に持ち上げる。上搬送ガイ
ド50を持ち上げることにより、上搬送ガイド50に設
けられた係止部材101が、ばね103の付勢に抗して
回動し、係合ピン106との係合状態が解除される。第
1リンク部材82は、その下端部86がばね部材87に
より上方に付勢されているため、上搬送部材50の上昇
に伴って、図14に示すように、第1案内部89が係止
ピン85に係合するように移動する。
【0041】上搬送ガイド50の上昇に伴って、第2リ
ンク部材95を支持している支持軸83も上昇し、第2
リンク部材95の長孔96の端縁が係合ピン97の位置
に到達すると、下搬送ガイド45が同時に持ち上げられ
ることとなる。この状態で、上搬送ガイド50と下搬送
ガイド45とは、第2リンク部材95によって規定され
る所定距離だけ離間した状態で、一端が持ち上げられる
こととなる。
【0042】上搬送ガイド50の上昇を続けて、図15
に示すように、第1リンク部材82の案内溝84に設け
られた位置規制部90が係止ピン85に到達すると、上
搬送ガイド50の開放方向の移動が規制されてそれ以上
持ち上げることができなくなる。このとき、ばね部材8
7は第1リンク部材82の下端部86から離間して、そ
の付勢力が第1リンク部材82にかからない状態になっ
ている。この状態で、上搬送ガイド50を下に下げる
と、第1リンク部材82は、自重により支持軸83の周
りに図15反時計方向に回動し、案内溝84のロック案
内部94と係止ピン85とが摺動しながら下降すること
となる。
【0043】案内溝84のロック案内部94の当接部9
8が係止ピン85に当接すると、図16に示すように、
第2保持部91が係止ピン85に係合する位置まで、第
1リンク部材82が移動してこの位置で上搬送ガイド5
0を開放状態にロックする。この時、第2リンク部材9
5は長孔96の端縁に係合ピン97を係合して、上搬送
ガイド50と下搬送ガイド45との間隔を所定距離に維
持している。
【0044】紙詰まりの処理が終了すると、上搬送ガイ
ド50の端部に設けられた把手58を上方に持ち上げ
る。この時、第1リンク部材82は、自重により案内溝
84の当接部98が係止ピン85に当接した状態を維持
しつつ、位置規制部92が係止ピン85に係合する位置
まで移動する。図17に示すように、案内溝84の位置
規制部92が係止ピン85に係合する位置に到達する
と、上搬送ガイド50の開放方向の移動が規制され、そ
れ以上持ち上げることができなくなる。この状態で、上
搬送ガイド50を下降すると、案内溝84の第2案内部
93が係止ピン85に係合しながら第1リンク部材82
が移動することとなる。
【0045】下搬送ガイド45が閉止位置に到達する
と、下搬送ガイド45の位置決め部材107が所定位置
に到達するとともに、第2リンク部材95の端縁から係
合ピン97が離脱して、上搬送ガイド50と下搬送ガイ
ド45との間隔が縮小し始める。上搬送ガイド50が閉
止位置に到達すれば、案内溝84の第1保持部88が係
止ピン85に係合する位置に到達することとなる。同時
に、上搬送ガイド50の係止部材101がばね103の
付勢に抗して回動し、係合ピン106に係合する。この
とき、下搬送ガイド45と本体フレーム30および下搬
送ガイド45と上搬送ガイド50のそれぞれの位置決め
が同時に行われることとなる。
【0046】また、上搬送ガイド50,下搬送ガイド4
5および第1リンク部材82などの重量により、第1リ
ンク部材82の下端部86がばね部材87をその付勢に
抗して押圧することとなる。このようにした本発明の第
2実施形態によれば、中間トレイ31に用紙を搬送する
用紙搬送路において紙詰まりが発生した場合に、上搬送
ガイド50の把手58を片手で持ち上げて、上搬送ガイ
ド50および下搬送ガイド45を容易に開放状態にする
ことができる。また、上搬送ガイド50の把手58を一
旦最上位まで引き上げて力を弛めることで、この上搬送
ガイド50を開放状態にロックすることができ、操作が
簡単であるとともに、紙詰まりの処理作業を容易なもの
とする。また、上搬送ガイド50が開放状態にロックさ
れると同時に下搬送ガイド45も開放状態を保持するた
め、上搬送ガイド50と下搬送ガイド45との間の用紙
搬送路のみならず、下搬送ガイド50と中間トレイ31
との間の紙詰まり処理も可能となる。
【0047】また、上搬送ガイド50が開放状態でロッ
クされているときに、把手58を片手で持ち上げて一旦
最上位に位置させ、その後下降させることによって、容
易にロック状態を解除することができ、紙詰まり処理後
の復帰も迅速に行うことができる。このような上搬送ガ
イド50の開閉作業は、片手で操作することができ、作
業を迅速かつ簡単なものとする。 〔第2実施形態の変形〕(a)第1リンク部材82と第
2リンク部材95とは、別の支持軸により上搬 送ガイド50に軸支されるように構成できる。 〔他の実施形態〕 (a) 搬送部材は、搬送コロに限定されるものではな
く、対向配置された搬送ベルトや搬送ローラでも良い。
【0048】(b) 前記実施形態では複写機を例に説
明したが、画像形成装置としては複写機に限定されるも
のではなく、プリンタやファクシミリ等の他の用紙を搬
送する画像形成装置に本発明をすべて適用できる。 (c) 上記実施形態では、用紙搬送装置として両面コ
ピー部を例に説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、用紙を挟持して搬送する構成とその下方に
用紙貯留部を有するすべての用紙搬送装置に適用でき
る。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る用紙搬送装置では、上搬送
部と下搬送部との間で紙詰まりが生じた場合には、リン
ク部材により2つの搬送部が所定の間隔でロックされる
ので、上搬送部から手を放しても上搬送部は元に戻らな
い。このため片手で容易に詰まった用紙を取り除ける。
しかもそれ以上、上搬送部を持ち上げて回動させれば、
第1リンク部材により2つの搬送部が連結されているの
で、上搬送部の回動に連動して下搬送部も回動し用紙貯
留部の上方が開く。このため、用紙貯留部に紙が詰まっ
ても上搬送部を回動させるだけで詰まった用紙を簡単に
取り除ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用した複写機の縦断
面概略図。
【図2】その両面コピー部の引き出し状態を示す斜視
図。
【図3】両面コピー部の縦断面図。
【図4】搬送コロの拡大断面図。
【図5】搬送部の他端の横断面図。
【図6】上搬送部の他端の断面拡大図。
【図7】開閉動作を説明する模式図。
【図8】さらに開閉した状態を示す模式図。
【図9】他の実施形態の図7に相当する図。
【図10】他の実施形態の図7に相当する図。
【図11】本発明の第2実施形態の横断面図。
【図12】搬送ガイドの開放状態を示す横断面図。
【図13】その動作を示す説明図。
【図14】その動作を示す説明図。
【図15】その動作を示す説明図。
【図16】その動作を示す説明図。
【図17】その動作を示す説明図。
【符号の説明】
1 複写機本体 20 両面コピー部 30 本体フレーム 31 中間トレイ 32 下搬送部 33 上搬送部 34,34a リンク部材 45 下搬送ガイド 46,46a 下搬送コロ 50 上搬送ガイド 51 上搬送コロ 57 板バネ 60 リンク本体 61 装着部 62 L字溝 70 係止ピン 71 第1溝部 72 第2溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/36 B65H 83/02 G03G 15/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置の内部で用紙を搬送する用紙
    搬送装置であって、 用紙搬送方向と交差する外方に引き出し可能に前記画像
    形成装置に装着された本体フレームと、 前記本体フレームに設けられた用紙貯留部と、 前記用紙貯留部の上方に配置され、前記本体フレームに
    一端が回動自在に支持された下搬送ガイドと、前記下搬
    送ガイドに循環自在に支持された下搬送部材とを有する
    下搬送部と、 前記下搬送部の上方に閉止可能に配置され前記本体フ
    レームに一端が回動自在に支持された上搬送ガイドと、
    前記上搬送ガイドに循環自在に支持され前記下搬送部材
    とともに前記用紙貯留部に向けて前記用紙を搬送する上
    搬送部材とを有する上搬送部と、 前記上搬送ガイド及び下搬送ガイドのいずれか一方の搬
    送ガイドに一端が回動自在に装着され、前記2つの搬送
    ガイドが所定の間隔を隔てたときに前記2つの搬送ガイ
    ドが連動して回動しかつ前記所定の間隔でロックするよ
    うに他端が他方の搬送ガイドに係止される第1リンク部
    材と、 を備えた用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】前記他方の搬送ガイドには係止部が設けら
    れており、 前記第1リンク部材は、 板状のリンク本体と、 前記リンク本体の一端に設けられ前記一方の搬送ガイド
    に回動自在に装着された装着部と、 前記装着部から離れた位置から径方向に沿って形成され
    た第1溝部と前記第1溝部に連続して周方向に沿いかつ
    前記リンク本体が自重で回動して落下するように形成さ
    れた第2溝部とを有し、前記他方の搬送ガイドの係止部
    に係止されるL字溝と、 を有する、請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】前記上搬送部材及び下搬送部材は、前記上
    搬送ガイド及び下搬送ガイドにそれぞれ回転可能に装着
    されかつ対向配置された上搬送コロ及び下搬送コロを有
    する、請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】前記上搬送部及び下搬送部のいずれか一方
    は、前記上搬送コロ及び下搬送コロのいずれか一方を他
    方に圧接させる圧接部材をさらに有する、請求項3に記
    載の用紙搬送装置。
  5. 【請求項5】前記用紙貯留部は、画像が形成された用紙
    を反転して画像形成面と逆側の面に画像を形成するため
    に使用される中間トレイである、請求項1から4のいず
    れかに記載の用紙搬送装置。
  6. 【請求項6】前記下搬送ガイド及び本体フレームのいず
    れか一方に一端が回動自在に装着され、前記下搬送ガイ
    ドが前記用紙貯留部に対して所定の間隔でロックされる
    ように他端が他方に係止される第2リンク部材をさらに
    備える、請求項1から5のいずれかに記載の用紙搬送装
    置。
  7. 【請求項7】画像形成装置の内部で用紙を搬送する用紙
    搬送装置であって、 用紙搬送方向と交差する外方に引き出し可能に前記画像
    形成装置に装着された本体フレームと、 前記本体フレームに設けられた用紙貯留部と、 前記用紙貯留部の上方に配置され、前記本体フレームに
    一端が回動自在に支持された下搬送ガイドと、前記下搬
    送ガイドに循環自在に支持された下搬送部材とを有する
    下搬送部と、 前記下搬送部の上方に重ねて配置され前記本体フレー
    ムに一端が回動自在に支持された上搬送ガイドと、前記
    上搬送ガイドに循環自在に支持され前記下搬送部材とと
    もに前記用紙貯留部に向けて前記用紙を搬送する上搬送
    部材とを有する上搬送部と、 前記上搬送ガイドを、前記用紙貯留部上方に開放する所
    定の開放位置にロック可能な第1リンク部材を含むロッ
    ク機構と、 前記上搬送ガイドおよび前記用紙貯留部とそれぞれ所定
    距離だけ離間して前記用紙貯留部上方に開放した状態と
    なるように前記下搬送ガイドを支持する第2リンク部材
    を含む支持機構と、 を備え 前記支持機構は、前記下搬送ガイドに設けられた係合ピ
    ンを含み、前記第2リンク部材は、一端が前記上搬送ガ
    イドに回動自在に軸支され、他端側に前記係合ピンに係
    合する長孔が設けられてなる、 用紙搬送装置。
  8. 【請求項8】前記ロック機構は、前記本体フレームに設
    けられた係止ピンを含み、前記第1リンク部材は、前記
    係止ピンを摺動自在に係合するとともに前記上搬送ガイ
    が閉止位置にある時に前記係止ピンを位置させる第1
    保持位置と、前記上搬送ガイドが開放位置にある時に前
    記係止ピンを保持する第2保持位置と、前記第1保持位
    置から第2保持位置に前記係止ピンを案内する第1案内
    部と、前記第2保持位置から第1保持位置に前記係止ピ
    ンを案内する第2案内部とを有する案内溝が形成されて
    いる、請求項7に記載の用紙搬送装置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置の内部で用紙を搬送する用紙
    搬送装置であって、 用紙搬送方向と交差する外方に引き出し可能に前記画像
    形成装置に装着された本体フレームと、 前記本体フレームに設けられた用紙貯留部と、 前記用紙貯留部の上方に配置され、前記本体フレームに
    一端が回動自在に支持された下搬送ガイドと、前記下搬
    送ガイドに循環自在に支持された下搬送部材とを有する
    下搬送部と、 前記下搬送部の上方に重ねて配置され、前記本体フレー
    ムに一端が回動自在に支持された上搬送ガイドと、前記
    上搬送ガイドに循環自在に支持され前記下搬送部材とと
    もに前記用紙貯留部に向けて前記用紙を搬送する上搬送
    部材とを有する 上搬送部と、 前記上搬送ガイドを、前記用紙貯留部上方に開放する所
    定の開放位置にロック可能な第1リンク部材を含むロッ
    ク機構と、 前記上搬送ガイドおよび前記用紙貯留部とそれぞれ所定
    距離だけ離間して前記用紙貯留部上方に開放した状態と
    なるように前記下搬送ガイドを支持する第2リンク部材
    を含む支持機構と、 を備え、 前記ロック機構は、前記本体フレームに設けられた係止
    ピンを含み、前記第1リンク部材は、前記係止ピンを摺
    動自在に係合するとともに前記上搬送ガイドが閉止位置
    にある時に前記係止ピンを位置させる第1保持位置と、
    前記上搬送ガイドが開放位置にある時に前記係止ピンを
    保持する第2保持位置と、前記第1保持位置から第2保
    持位置に前記係止ピンを案内する第1案内部と、前記第
    2保持位置から第1保持位置に前記係止ピンを案内する
    第2案内部とを有する案内溝が形成されている、 用紙搬送装置。
  10. 【請求項10】前記ロック機構は、前記上搬送ガイド
    閉止位置から開放位置に移動する際に、前記係止ピンを
    保持している第1保持位置から前記第1案内溝に係止ピ
    ンを係合させるように、前記第1リンク部材を付勢する
    付勢手段をさらに有している、請求項8または9に記載
    の用紙搬送装置。
  11. 【請求項11】前記第1リンク部材は、前記上搬送ガイ
    が開放位置にある時、前記上搬送ガイドをさらに上方
    に回動させることにより、前記係止ピンが第2保持位置
    から前記第2案内溝に係合するように、自重で回動する
    ことを特徴とする、請求項8から10のいずれかに記載
    の用紙搬送装置。
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