JP2003209173A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003209173A
JP2003209173A JP2002007712A JP2002007712A JP2003209173A JP 2003209173 A JP2003209173 A JP 2003209173A JP 2002007712 A JP2002007712 A JP 2002007712A JP 2002007712 A JP2002007712 A JP 2002007712A JP 2003209173 A JP2003209173 A JP 2003209173A
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    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性の高いヒューズを有する半導体装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の半導体装置は、半導体基板10
の上方に形成された第1層間絶縁層36と、前記第1層
間絶縁層36の上方に形成された、レーザ光により溶断
可能なヒューズ20を含む配線層70と、前記ヒューズ
20を構成する配線層70の上方に形成された第1保護
層40と、前記第1保護層40の上方に形成された第2
層間絶縁層38と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒューズを含む半
導体装置に関する。
【0002】
【背景技術】現在、半導体装置においては、製造工程で
発生する欠陥によって不良となった回路を代替するため
に、代用回路があらかじめ組み込まれている。例えば、
半導体記憶装置においては、製造工程で発生する不良の
多くがメモリセル部で発生するため、一般に、ワード線
またはビット線を単位とした冗長メモリセルが複数個設
置される。この冗長メモリセルを制御する回路を冗長回
路という。この冗長回路は、半導体装置を構成する1チ
ップ内に不良素子が発生した場合、この不良素子に対応
するアドレスを有するヒューズにレーザ光を照射して、
このヒューズを溶断することで、不良素子を正常な素子
に切り替える機能を有する。
【0003】ヒューズを溶断するためには、パッシベー
ション層を開口しなければならない。その場合、水分や
その他の汚染物質がパッシベーション層の開口部から層
間絶縁層内に侵入し、ヒューズや回路配線を腐食した
り、半導体素子の特性を変化させたりする危険性があ
る。とくに、近年、微細化・高集積化に伴い層間絶縁層
に低誘電率膜が用いられることがある。このような膜
は、透湿性、吸湿性が高く、前記のような不具合が発生
しやすい。そこで、ヒューズについては、少々の腐食が
起きても断線や短絡しないように、配線を太くし、また
隣接する配線との間隔を広くする必要がある。さらに、
こうしたパッシベーション層の開口部の周囲には、金属
配線層を用いたガードリングを形成して、半導体素子や
回路配線の形成されている領域への水分や汚染物質等の
侵入を防止する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置の微細化・高集積化とともにヒューズの数が増加
し、こうしたヒューズ領域がチップ面積中にしめる割合
が大きくなっている。このことは、チップ面積の縮小を
妨げ、レイアウト設計の自由度を減らす要因となる。
【0005】本発明の目的は、微細化・高集積化に適し
た信頼性の高いヒューズを備えた半導体装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板の上方に形成された第1層間絶縁層と、前記
第1層間絶縁層の上方に形成された、レーザ光により溶
断可能なヒューズを含む配線層と、前記ヒューズを構成
する配線層の上方に形成された第1保護層と、前記第1
保護層の上方に形成された第2層間絶縁層と、を備え
る。
【0007】本発明によれば、ヒューズを構成する配線
層上に、第1保護層を形成することにより、水分や不純
物などの汚染物質がヒューズを構成する配線層に侵入す
ることを防ぎ、腐食を防止できる。レーザーで溶断する
ヒューズを形成する場合、その上方にあるパッシベーシ
ョン層は、開口部を有しており、ヒューズを溶断する際
の衝撃により、ヒューズの上の層間絶縁層が破壊される
ことから、水分や不純物などの汚染物質は、主にヒュー
ズの上方から侵入する場合が多い。すなわち、ヒューズ
の、とくに、上方に第1保護層を形成することで、汚染
物質の侵入防止の効果を高めることができる。また、通
常のプロセスによりヒューズの上に第1保護層を形成す
ると、同時にヒューズの側面も第1保護層に覆われるた
め、さらに、汚染物質の侵入防止の効果を高めることが
できる。
【0008】本発明は、下記の態様をとることができ
る。
【0009】(A)本発明の半導体装置は、さらに、前
記第1層間絶縁層と前記ヒューズを含む配線層との間に
形成された第2保護層を備えることができる。
【0010】この態様によれば、ヒューズを構成する配
線層の下方に第2保護層を形成することにより、この第
2保護層より下方に形成されている配線層や半導体素子
に、水分や不純物などの汚染物質が侵入することを防ぐ
ことができる。そして、ガードリング等が必ずしも必要
ではない。また、ヒューズが第1保護層および第2保護
層に覆われることによりヒューズを保護する効果も高く
なる。
【0011】(B)本発明の半導体装置において、前記
第1保護層または前記第2保護層は、前記第2層間絶縁
層に比して水分または不純物の拡散速度が低い層である
ことができる。
【0012】この態様によれば、水分または不純物の拡
散を抑えることができ、ヒューズを保護する効果を高め
ることができる。
【0013】(C)本発明の半導体装置において、前記
第1保護層または前記第2保護層は、窒化シリコン膜で
あることができる。
【0014】(D)本発明の半導体装置において、前記
第2保護層は、ヒューズを溶断する際に破壊されない厚
さを有することができる。
【0015】(E)本発明の半導体装置は、さらに、多
層配線構造を有する回路部を備え、前記ヒューズは、前
記多層配線のうち1つの配線層と同一の層に形成される
ことができる。
【0016】(F)前記ヒューズを回路部の配線層の1
つと同じ層に形成する場合、前記ヒューズは、前記多層
配線のうちの最上の配線層と同一層に形成されることが
できる。
【0017】(G)このような半導体装置において、さ
らに、前記第2層間絶縁層の上方に形成されたパッシベ
ーション層と、前記ヒューズが形成された領域上の前記
パッシベーション層に形成された開口部と、を備え、前
記開口部の鉛直下方であって前記ヒューズよりも下層
に、前記回路部を構成する少なくとも1層の配線層が形
成されることができる。
【0018】この態様によれば、前記ヒューズの形成さ
れる領域の下層を回路部を構成する領域として用いるこ
とができる。このため、本発明による半導体装置は、微
細化を図りやすく、またレイアウト設計の自由度を高め
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実
施形態にかかる半導体装置を模式的に示す断面図であ
る。
【0020】本実施の形態にかかる半導体装置は、図1
に示すように、多層配線構造を有する回路部120と、
レーザ光の照射により溶断されるヒューズ20を複数個
含むヒューズ部110とを含む。
【0021】回路部120およびヒューズ部110はと
もに、シリコン基板10上に形成されている。なお、基
板はシリコン基板に限らず半導体領域を含む基板であれ
ば良く、例えば、GaAs基板、SiGe基板、絶縁体
上に薄膜のシリコン層を有するSOI基板などが挙げら
れる。
【0022】シリコン基板10の上には、シリコン基板
10側から順に第1層目〜第4層目の層間絶縁層32,
34,36,38が形成されている。第3層目の層間絶
縁層(第1層間絶縁層)36と第4層目の層間絶縁層
(第2層間絶縁層)38との間には、第1保護層40お
よび第2保護層42が形成されている。第1層目〜第4
層目の層間絶縁層32,34,36,38は、酸化シリ
コン、FSG(フッ素ドープされた酸化シリコン;fluo
rine doped silicate glass)、またはこれらを積層し
たものから形成されるのが好ましい。なお、本実施の形
態では、第1保護層40および第2保護層42が第3層
目の層間絶縁層36と第4層目の層間絶縁層38との間
に形成したが、これに限定されず、第1保護層40と第
2保護層42との間に、ヒューズ20が位置するように
形成されればよい。
【0023】第1層目〜第4層目の層間絶縁層32,3
4,36,38にはそれぞれ、所定の位置にスルーホー
ル(図示せず)が形成されている。このスルーホール内
には導電性材料が埋め込まれてコンタクト部(図示せ
ず)が形成されている。このコンタクト部によって、各
層間絶縁層の上下に形成された配線層同士が電気的に接
続されている。さらに、第4層目の層間絶縁層38の上
には、たとえば窒化シリコン膜からなるパッシベーショ
ン層80が形成されている。
【0024】まず、回路部120について説明する。回
路部120は、トランジスタ等の素子を含む回路を含
む。かかる回路としては、記憶回路、液晶駆動回路、ま
たはキャパシタや抵抗素子が形成されたアナログ回路等
が挙げられる。また、前記記憶回路としては、たとえ
ば、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ等が挙げら
れる。
【0025】回路部120には、回路部120に含まれ
るメモリ等を構成するトランジスタや他の素子(図示せ
ず)と電気的に接続する複数の配線層(図1では配線層
60,70のみを示す)が形成されている。図1に示す
半導体装置においては、配線層60は第2層目の層間絶
縁層34上に形成されており、配線層70は第2保護層
42の上に形成されている。
【0026】次にヒューズ部110について説明する。
ヒューズ部110は、図1に示すように、シリコン基板
10上に形成された、開口部16を含む領域である。開
口部16は、半導体装置の所定の領域を、層間絶縁層3
8の途中までエッチングすることにより形成される。ヒ
ューズ20は、第2保護層42の上方に形成されてい
る。そして、ヒューズ20の上方には第1保護層40が
形成されている。すなわち、ヒューズ20は、第1保護
層40と第2保護層42との間に位置する構造になって
おり、その底面は第2保護層42に覆われ、上面および
側面は第1保護層40に覆われている。
【0027】本実施の形態にかかる半導体装置によれ
ば、ヒューズ20が構成される配線層の上には、第1保
護層40が形成されている。そのため、水分や不純物な
どの汚染物質がヒューズ20を構成する配線層に侵入す
ることを防ぎ、腐食を防止できる。
【0028】また、レーザーで溶断するヒューズ20を
形成する場合、その上方にあるパッシベーション層80
は、開口部を有する。そして、ヒューズ20を溶断する
際の衝撃により、ヒューズ20の上の層間絶縁層38が
破壊される。そのため、水分や不純物などの汚染物質
は、主にヒューズ20の上方から侵入する場合が多い
が、本実施の形態によれば、ヒューズ20の上方に第1
保護層40が形成されているため、汚染物質の侵入を防
止することができる。また、第2保護層42が、ヒュー
ズ20が構成されている配線層の下方に形成されている
ことにより、下方に形成されている配線層や半導体素子
に、水分や不純物などの汚染物質が侵入することを防ぐ
ことができる。
【0029】第1保護層40および第2保護層42の材
質としては、前記第4層目の層間絶縁層38に比して水
分または不純物の拡散速度が低い層で形成されているこ
とが好ましく、たとえば、窒化シリコン膜を用いること
ができる。第1保護層40は、ヒューズ20を溶断する
際に破壊されない程度の膜厚を有しており、また、ヒュ
ーズ20を溶断後においても、保護層として水分や不純
物などの汚染物質の侵入を防ぐために十分な膜厚を有し
ている。第1保護層40の膜厚は、具体的には、100
nm〜200nmである。第2保護層42の膜厚は、ヒ
ューズ20の溶断が困難にならない程度の膜厚を有し、
具体的には、20nm〜50nmである。
【0030】第1保護層40の上方には、第4層目の層
間絶縁層38が形成されている。第1保護層40および
第2保護層42に覆われたヒューズ20は、第4層目の
層間絶縁層38によって埋め込まれており、隣接するヒ
ューズ20同士は第4層目の層間絶縁層38によって絶
縁されている。
【0031】図1に示す半導体装置においては、ヒュー
ズ20は、回路部120に形成された配線層70と同じ
レベルの層に形成されている。配線層70およびヒュー
ズ20は同一のパターニング工程により形成することが
できる。したがって、配線層70およびヒューズ20は
ともに第2保護層42上に形成され、ほぼ等しい膜厚を
有し、かつ、同一の材料によって形成される。たとえ
ば、配線層70およびヒューズ20はアルミニウム、
銅、ポリシリコン、タングステン、またはチタンから形
成することができる。
【0032】本実施の形態では、ヒューズ20の下方
に、回路部120を構成する配線層の一つが形成されて
いる。このような場合、第1保護層40および第2保護
層42があるため、水分や汚染物質などの侵入を防ぐこ
とができる。
【0033】また、図1に示す半導体装置においては、
ヒューズ20の上面および底面にはそれぞれ、高融点金
属の窒化物層(図示せず)が形成されている。同様に、
回路部120を構成する配線層60、70の上面および
底面にもそれぞれ高融点金属の窒化物層(図示せず)が
形成されている。
【0034】配線層60、70の上面および底面に形成
される高融点金属の窒化物層は、配線層60、70の信
頼性(ストレスマイグレーション耐性およびエレクトロ
マイグレーション耐性など)を向上させるために形成さ
れる。さらに、上面に形成された窒化物層は、配線層6
0、70を加工する際のフォトリソグラフィ工程におい
て反射防止膜として使用される。
【0035】次に、図1に示す本実施の形態の半導体装
置の製造方法の一例について説明する。
【0036】まず、シリコン基板10に素子分離領域1
2を形成した後、所定のパターンのレジスト(図示せ
ず)を基板上に形成してから、イオン注入により所定の
位置にウエル(図示せず)を形成する。続いて、シリコ
ン基板10上の回路部120において、トランジスタ
(図示せず)を形成した後、公知のサリサイド技術によ
って、チタンまたはコバルト等の高融点金属を含むシリ
サイド層(図示せず)を形成する。つづいて、窒化シリ
コン膜を主成分とするストッパ層(図示せず)をプラズ
マCVD法等により形成する。
【0037】次いで、ヒューズ部110において配線層
50およびヒューズ20を形成し、回路部120におい
て配線層60,70を含む配線層(配線層60,70の
み図示する)をそれぞれ形成する。それぞれの工程に合
わせて第1層目〜第3層目の層間絶縁層32、34、3
6、窒化シリコン膜からなる第2保護層42、第1保護
層40、および第4層目の層間絶縁層38を形成する。
第1層目〜第4層目の層間絶縁層32,34,36,3
8は、HDP法、オゾンTEOS(tetraethylorthosili
cate)法、プラズマCVD法、またはスピンコート法な
どの塗布方法(SOGを利用した方法)等によって形成
し、必要に応じてCMP法で平坦化する。第1保護層4
0は、プラズマCVD法、熱CVD法などにより形成さ
れ、窒化シリコン膜以外にオキシナイトライド膜または
窒化シリコン膜を含む積層膜などを用いることができ
る。
【0038】ヒューズ20は、配線層70と同一の工程
にて同一レベルの層に形成する。すなわち、ヒューズ2
0および配線層70はともに、第2保護層42上に形成
され、同一の材料にて形成される。
【0039】以下、ヒューズ20の形成工程について説
明する。
【0040】まず、第1層目から第3層目の層間絶縁層
32、34、36を形成した後、第3層目の層間絶縁層
36上に、第2保護層42となる窒化シリコン膜の層を
形成する。第2保護層42の上に窒化チタン等の高融点
金属の窒化物層、アルミニウムからなる金属層、および
チタン等の高融点金属層と窒化チタン等の高融点金属の
窒化物層との積層(いずれも図示せず)をスパッタリン
グにより形成し、ついで、これらの層を所定の形状にパ
ターニングする。この工程により、アルミニウムからな
る金属層からヒューズ20および配線層70が形成され
る。また、ヒューズ20および配線層70の底面には、
高融点金属の窒化物層が形成され、上面には、高融点金
属の窒化物層と高融点金属層との積層からなる高融点金
属の窒化物層が形成される。次に、ヒューズ20および
配線層70の上方に第1保護層40となる窒化シリコン
膜の層が形成される。形成方法や材質については、第2
保護層42と同様である。
【0041】また、各層間絶縁層には、配線層同士を電
気的に接続するためにコンタクト部(図示せず)を形成
する。コンタクト部は、各層間絶縁層を貫通するコンタ
クトホール(図示せず)を設け、このコンタクトホール
に、たとえばスパッタリング等により導電性材料を埋め
込むことにより形成される。さらに、第4層目の層間絶
縁層38を形成した後、第4層目の層間絶縁層38の上
に、パッシベーション層80を形成する。パッシベーシ
ョン層80は、窒化シリコン膜などで構成される。
【0042】次に、半導体装置の所定の領域を、パッシ
ベーション層80側から第4層目の層間絶縁層38の途
中までエッチングすることにより、図1に示すように、
開口部16を形成する。この工程において、ヒューズ2
0が開口部16の底部16aの下方にくるように、開口
部16が形成される。また、図1に示すようにヒューズ
20上部が第4層目の層間絶縁層38で覆われるよう
に、第4層目の層間絶縁層38をエッチングする。すな
わち、少なくともヒューズ20が露出しないように、第
4層目の層間絶縁層38をエッチングする。
【0043】以上説明したように、本発明の半導体装置
によれば、ヒューズ20の外周が窒化シリコン膜などの
耐湿性に優れた第1保護層40、42に覆われているた
め水分の侵入などによる配線の腐食を防ぐことができ
る。また、第4層間絶縁層38をSOG膜で構成した場
合、SOG膜は吸湿性が強くヒューズの信頼性に問題を
起こすことがあるが、そのような問題を防ぐことができ
る。
【0044】ヒューズ部110の下方に、たとえば、配
線層50のような回路部を構成する配線層を設ける場合
においては、第1保護層40が水分や汚染物質の侵入を
防ぎ、配線層の信頼性を高めることができる。
【0045】なお、本発明は、本実施の形態に限定され
ない。たとえば、ヒューズの開口部16を取り囲むよう
にガードリングを設けることができる。また、回路部1
20を構成する配線層のうち、最上の配線層と同じレベ
ルの層にヒューズ20が形成されているについて説明し
たが、ヒューズ20を形成する位置はこの層に限定され
るわけではなく、他の配線層と同じレベルの層に形成す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の断面を模式的に示した図
である。
【符号の説明】
10 半導体装置 12 素子分離領域 16 開口部 16a 開口部の底部 20 ヒューズ 32、34、36、38 層間絶縁層 40 第1保護層 42 第2保護層 50、60、70 配線層 80 パッシベーション層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 GG01 GG02 HH04 HH08 HH11 HH18 HH19 HH33 PP15 QQ04 QQ09 QQ10 QQ48 RR04 RR06 RR08 RR09 RR11 SS04 SS15 SS22 TT02 VV11 XX00 XX05 XX06 XX18 5F064 BB13 BB14 BB35 CC01 CC22 CC23 DD48 EE23 EE33 EE34 EE36 FF02 FF27 FF30 FF32 FF42

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上方に形成された第1層間
    絶縁層と、 前記第1層間絶縁層の上方に形成された、レーザ光によ
    り溶断可能なヒューズを含む配線層と、 前記ヒューズを構成する配線層の上方に形成された第1
    保護層と、 前記第1保護層の上方に形成された第2層間絶縁層と、
    を備える半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において 前記第1保護層は、前記第2層間絶縁層に比して水分ま
    たは不純物の拡散速度が低い層である、半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記第1保護層は、窒化シリコン膜である、半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 さらに、前記第1層間絶縁層と前記ヒューズを含む配線
    層との間に形成された第2保護層を備える、半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において 前記第2保護層は、前記第2層間絶縁層に比して水分ま
    たは不純物の拡散速度が低い層である、半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、 前記第2保護層は、窒化シリコン膜である、半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかにおいて、 前記第2保護層は、ヒューズの溶断する際に破壊されな
    い厚さを有する、半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 さらに、多層配線構造を有する回路部を備え、前記ヒュ
    ーズは、前記多層配線のうち1つの配線層と同一の層に
    形成されている、半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記ヒューズは、前記多層配線のうちの最上の配線層と
    同一の層に形成されている、半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 さらに、前記第2層間絶縁層の上方に形成されたパッシ
    ベーション層と、 前記ヒューズが形成された領域上の前記パッシベーショ
    ン層に形成された開口部と、を備え、 前記開口部の鉛直下方であって前記ヒューズよりも下層
    に、前記回路部を構成する少なくとも1層の配線層が形
    成されている、半導体装置。
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