JP2003205686A - 感熱転写用シートセット及びフルカラープリント方法 - Google Patents

感熱転写用シートセット及びフルカラープリント方法

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JP2003205686A JP2002271845A JP2002271845A JP2003205686A JP 2003205686 A JP2003205686 A JP 2003205686A JP 2002271845 A JP2002271845 A JP 2002271845A JP 2002271845 A JP2002271845 A JP 2002271845A JP 2003205686 A JP2003205686 A JP 2003205686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱転写記録用色素に要求されるすべての特
性において総合的に優れた性能を有し、特に、低エネル
ギーで高い濃度の鮮明な黄色及び黒色の記録物を得るこ
とができ、しかも得られる記録物の耐光性が良好な感熱
転写用シートセット及びこれを用いたフルカラープリン
ト方法を提供する。 【解決手段】 支持体上に少なくともイエロー、マゼン
タ、及びシアンの色材層が設けられ、該各色材層が熱移
行性色素と結着剤とを含有する感熱転写用シート。該熱
移行性色素として、イエローの色材層が、特定のピラゾ
ロンメチン系色素を含むと共に、マゼンタの色材層、シ
アンの色材層に各々特定の色素を含む。この感熱転写用
シートセットを用いるフルカラープリント方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱転写記録、特に
色素転写型感熱転写記録用に使用される感熱転写用シー
トセット及びそれを用いたフルカラープリント方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】色素転写型感熱転写記録は、ベースフィ
ルム上に熱移行性の色素を含む色材層を有する感熱転写
シートと、色素受容層を表面に有する受像シートとを重
ね合わせ、感熱転写シートを加熱することにより感熱転
写シート中の色素を受像シートに転写することにより記
録を行う記録方法である。本記録方法は、加熱エネルギ
ーの大きさにより色素の転写量を制御して、階調表現を
行うことができるため、ビデオプリンターなどのフルカ
ラー画像記録用に応用されている。
【0003】このような色素転写型感熱転写記録におい
ては、転写シート及び転写シート用のインキ組成物に用
いられる色素が、転写記録のスピード、記録物の画質、
保存安定性などに大きな影響を与えることから、この色
素の特性が非常に重要であり、このような色素として
は、以下のような条件を満たすことが必要である。 熱記録ヘッドの作動条件で容易に昇華及び/又は熱
拡散すること。 熱記録ヘッドの作動条件で熱分解しないこと。 色再現上、好ましい色相を有すること。 分子吸光係数が大きいこと。 熱、光、湿気、薬品などに対して安定であること。 合成が容易であること。 インク化適性が優れていること。 安全性上問題のないこと。
【0004】感熱転写用シートとしては、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの少なくとも3色の色材層を、1つの支
持体上に面順次に設けた感熱転写シート、或いは、別々
の支持体上に設けられた感熱転写用各色シートが組み合
わせられて、フルカラープリントが行われる。
【0005】特開平7−257053号公報及び特開平
5−262056号公報には、イエロー、マゼンタ、シ
アンの色材層を面順次に設けた感熱転写用シートが記載
されており、本発明で使用されるマゼンタ色素及びシア
ン色素と一部重複するものが記載されている。
【0006】しかしながら、後述する比較例にも示すよ
うに、未だ十分な性能を有するものは提供されておら
ず、最近の極めて高いフルカラープリントの画質要求に
応えるには、イエロー、ブラック、レッド、グリーン等
の幅広い色で耐光性が高く、記録物の保存性が得られる
こと、そして、特に、従来得られにくかった、イエロー
及びブラックの記録画像において、高濃度で、かつ高耐
光性が得られる、総合的に優れた感熱転写用シートセッ
トの開発が望まれていた。
【0007】また、イエロー色素としては、本発明で使
用される一般式(I)で表されるピラゾロンメチン系色
素が、昇華方式の感熱転写記録用の色素として用いられ
ることが、特開平2−3450号公報、特開平4−26
5792号公報、特開平4−275184号公報に記載
されている。また、特開平4−265792号公報に
は、本発明で使用される一般式(I)のピラゾロンメチ
ン系色素と一般式(XV)のジシアノメチン系イエロー色
素との併用系が、また、特開平4−275184号公報
には、本発明で使用される一般式(I)のピラゾロンメ
チン系色素と一般式(XVI)のピリドンアゾ系イエロー
色素との併用系が記載されている。
【0008】しかしながら、これらのイエロー色素をど
のようなマゼンタ色素及びシアン色素と組み合わせて用
いるのが良いか検討はなされておらず、フルカラープリ
ントにおける上述のような要求を満たすものではない。
【0009】
【特許文献1】特開平7−257053号公報
【特許文献2】特開平5−262056号公報
【特許文献3】特開平2−3450号公報
【特許文献4】特開平4−265792号公報
【特許文献5】特開平4−275184号公報
【特許文献6】特開平4−265792号公報
【特許文献7】特開平4−275184号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感熱転写記
録用色素に要求される前記の〜のすべての特性にお
いて総合的に優れた性能を有し、特に、低エネルギーで
高い濃度の鮮明な黄色及び黒色の記録物を得ることがで
き、しかも得られる記録物の耐光性が良好な感熱転写用
シートセット及びこれを用いたフルカラープリント方法
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の感熱転写用シー
トセットは、支持体上に少なくともイエロー、マゼン
タ、及びシアンの色材層が設けられ、該各色材層が熱移
行性色素と結着剤とを含有する感熱転写用シートにおい
て、該熱移行性色素として、イエローの色材層が、下記
一般式(I)で表されるピラゾロンメチン系色素を少な
くとも一種含み、マゼンタの色材層が、下記一般式(I
I)〜(VII)で表される色素から選ばれる少なくとも一
種の色素を含み、シアンの色材層が、下記一般式(VII
I)〜(XII)で表される色素から選ばれる少なくとも一
種の色素を含むことを特徴とする。
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】
【化7】
【0015】(式中、環A−1、環B−1〜B−6及び
環D−1は、それぞれ、任意の置換基を有していても良
いベンゼン環を表し、環Cは、置換基を有していても良
い、ベンゼン環又はピリジン環を表し、R1A〜R1J,R
2A〜R2Jは、それぞれ独立に、水素原子、置換されてい
ても良いアルキル基、アリル基、置換されていても良い
アリール基、又は、置換されていても良いシクロアルキ
ル基を表し、R3Aは、水素原子、置換されてもよいアル
キル基、NR5E6E基、置換されていても良いアルコキ
シ基、置換されていても良いアルコキシカルボニル基、
置換されていても良いアリール基、又は、C(O)NR
5F6F基を表し、R4A,R4Bは、それぞれ独立に、置換
されていても良いアルキル基、又は、置換されていても
良いアリール基を表し、R5A〜R5F,R6A〜R6Fは、そ
れぞれ独立に、水素原子、置換されていても良いアルキ
ル基、又は、置換されていても良いアリール基を表し、
7は、水素原子、置換されていても良いアルキル基、
アリル基、又は、置換されていても良いアリール基を表
し、R8,R9は、それぞれ独立に、アミノ基、又は、ヒ
ドロキシ基を表し、R10,R11は、それぞれ独立に、水
素原子、又は、置換されていても良いアリールオキシ基
を表し、R12,R13は、それぞれ独立に、シアノ基、ニ
トロ基、置換されていても良いアルキル基、ハロゲン原
子、又は、水素原子を表し、R14は、水素原子、ニトロ
基、又は、置換されていても良いアルキル基を表し、R
15A〜R15Dは、水素原子、又は、置換されていても良い
アルキル基を表し、R16は、置換されていても良いアル
キル基、置換されていても良いシクロアルキル基、又
は、NR1718基を表し(R17、R18は、それぞれ独立
に、置換されていても良いアルキルカルボニル基、又
は、置換されていても良いアリールカルボニル基を表
す。)、R19は、置換されていても良いアルキル基、置
換されていても良いアルコキシ基、置換されていても良
いアリール基、又は、置換されていても良いアリールオ
キシ基を表し、R20は、置換されていても良いアルキル
基、置換されていても良いアリール基、又は、ヒドロキ
シ基を表し、R21は、シアノ基、COOR5G基、又は、
CONR5H6H基を表し(R5G,R 5H,R6Hは、それぞ
れ独立に、水素原子、置換されていても良いアルキル
基、又は、置換されていても良いアリール基を表
す。)、XはSR4C基、S(O)R4D基又はSO24E
基を表し(R4C〜R4Eは、置換されていても良いアルキ
ル基、又は、置換されていても良いアリール基を表
す。)、Yは、CH基又はNを表し、Zは、水素原子、
又は、ハロゲン原子を表す。)
【0016】本発明は、好ましくは、イエロー色材層
が、更に、下記一般式(XIII)〜(XVI)で表される色
素のうちの1種又は2種以上を含有することを特徴とす
る。
【0017】
【化8】
【0018】(式中、環A−2、環D−2、D−3、環
E、環Fは、それぞれ任意の置換基を有していても良い
ベンゼン環を表し、R1K,R2Kは、それぞれ独立に、水
素原子、置換されていても良いアルキル基、アリル基、
置換されていても良いアリール基、又は、置換されてい
ても良いシクロアルキル基を表し、R3Bは、水素原子、
置換されてもよいアルキル基、NR5J6J基、置換され
ていても良いアルコキシ基、置換されていても良いアル
コキシカルボニル基、置換されていても良いアリール
基、又は、C(O)NR5K6K基を表し、R4J,R
4Kは、それぞれ独立に、置換されていても良いアルキル
基、又は、置換されていても良いアリール基を表し、R
22は、シアノ基、又は、COOR6Lを表し、R5I
5K,R6I〜R6Lは、それぞれ独立に、水素原子、置換
されていても良いアルキル基、又は、置換されていても
良いアリール基を表し、R15Eは、水素原子、又は、置
換されていても良いアルキル基を表し、Z'は、水素原
子、又は、ハロゲン原子を表す。)
【0019】本発明のフルカラープリント方法は、この
ような本発明の感熱転写用シートセットを用いて支持体
上にカラー感熱転写記録を行うことを特徴とする。
【0020】即ち、本発明者らは、ピラゾロンメチン系
色素を中心としたイエロー色素及び色素混合物について
更に詳しく検討を行った結果、特定のイエロー、マゼン
タ、シアンの色素を組み合わせて用いた感熱転写用シー
トセットとすることにより、従来品より、有機溶剤に対
する溶解性が高く、イエロー及びブラックの記録濃度が
高く、記録物の保存性が高く、従来品に比べて総合的に
優れた特性を有するものが得られること、また、用いら
れる色素も製造し易く工業的に有利に感熱転写シートを
製造できることを見出し、本発明を完成させた。
【0021】なお、本発明において、感熱転写用シート
セットとは、イエロー、マゼンタ、シアンの少なくとも
3色の色材層を、1つの支持体上に面順次に設けた感熱
転写シート、或いは、別々の支持体上に設けられた感熱
転写用各色シートが組み合わせられて、フルカラープリ
ントされる形態の双方を包含するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0023】まず、本発明で用いる前記一般式(I)〜
(XVI)で示される色素について具体的に説明する。
【0024】なお、以下において、例示した基の好適な
炭素数は、当該基が置換基を有する場合は、その置換基
の炭素数も含めた合計の炭素数を示す。
【0025】イエローの色材層に含有される下記一般式
(I)で表されるピラゾロンメチン系色素において(な
お、下記一般式(I)において、〜は置換基の置換
位置を示す。)、環A−1は、任意の置換基を有してい
ても良いベンゼン環を表し、R1A,R2Aは、それぞれ独
立に、水素原子、置換されていても良いアルキル基、ア
リル基、置換されていても良いアリール基、又は、置換
されていても良いシクロアルキル基を表し、R3Aは、水
素原子、置換されてもよいアルキル基、NR5E6E基、
置換されていても良いアルコキシ基、置換されていても
良いアルコキシカルボニル基、置換されていても良いア
リール基、又は、C(O)NR5F6F基を表し(R5E
5F,R6E,R6Fは、それぞれ独立に、水素原子、置換
されていても良いアルキル基、又は、置換されていても
良いアリール基を表す。)、R4Aは、置換されていても
良いアルキル基、又は、置換されていても良いアリール
基を表す。
【0026】
【化9】
【0027】好ましくは、環A−1は、他に置換基を有
していないか、或いは、置換基として、炭素数1〜10
の、置換されていても良いアルキル基、炭素数1〜10
の、置換されていても良いアルコキシ基、又は、ハロゲ
ン原子を有するベンゼン環を表し、R1A,R2Aは、それ
ぞれ独立に、炭素数2〜12の、置換されていても良い
アルキル基、アリル基、炭素数5〜10の、置換されて
いても良いアリール基、又は、炭素数5〜7の、置換さ
れていても良いシクロアルキル基を表し、R3Aは、水素
原子、炭素数2〜10の、置換されてもよいアルキル
基、炭素数1〜8の、NR5E6E基、炭素数1〜8の、
置換されていても良いアルコキシ基、炭素数2〜9の、
置換されていても良いアルコキシカルボニル基、炭素数
5〜10の、置換されていても良いアリール基、又は、
炭素数3〜9のC(O)NR5F6F基を表し(R5E,R
5F,R6E,R6Fは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数
1〜10の、置換されていても良いアルキル基、又は、
炭素数5〜19の、置換されていても良いアリール基を
表す。)、R4Aは、炭素数1〜12の、置換されていて
も良いアルキル基、又は、炭素数6〜10の置換されて
いても良いアリール基を表す。
【0028】特に好ましくは、環A−1は、置換基のな
いベンゼン環、又は置換基としてメチル基、メトキシ
基、又はハロゲン原子を有するベンゼン環である。
【0029】なお、環A−1が置換基を有する場合、置
換位置は1位〜4位(〜の位置)のいずれでも良い
が、好ましくは3位(の位置)である。
【0030】また、R1A,R2Aとしては、好ましくは、
炭素数1〜10の、直鎖状もしくは分岐鎖状の置換され
ていても良いアルキル基、炭素数3〜8の、置換されて
いても良いアルコキシアルキル基、炭素数8〜14の、
置換されていても良いアリールオキシアルキル基が挙げ
られ、R3Aとしては、好ましくは、炭素数1〜8の、直
鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、炭素数1〜8の、
アルコキシ基、炭素数2〜9の、アルコキシカルボニル
基、炭素数2〜8の、NR5E6E基が挙げられ、R4A
しては、好ましくは、非置換のフェニル基又は置換基と
してメチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、塩
素原子、フッ素原子、トリフルオロメチル基を有してい
るフェニル基、炭素数1〜8の、置換されていても良い
アルキル基が挙げられ、R5E、R6Eとしては、それぞれ
独立に、水素原子、炭素数1〜4の置換されていても良
いアルキル基が挙げられる。
【0031】一般式(I)で表されるピラゾロンメチン
系色素は、イエローの色材層中に1種を単独で含まれて
いても良く、2種以上が混合して含まれていても良い。
【0032】マゼンタの色材層に含有される下記一般式
(II)〜(VII)で表される色素において(なお、下記
一般式(II)〜(VII)において、〜は置換基の置
換位置を示す。)、環B−1〜B−3は、それぞれ、任
意の置換基を有していても良いベンゼン環を表し、環C
は、置換基を有していても良い、ベンゼン環又はピリジ
ン環を表し、R1B〜R1F,R2B〜R2Fは、それぞれ独立
に、水素原子、置換されていても良いアルキル基、アリ
ル基、置換されていても良いアリール基、又は、置換さ
れていても良いシクロアルキル基を表し、R4Bは、置換
されていても良いアルキル基、又は、置換されていても
良いアリール基を表し、R6A,R6Bは、水素原子、置換
されていても良いアルキル基、又は、置換されていても
良いアリール基を表し、R7は、水素原子、置換されて
いても良いアルキル基、アリル基、又は、置換されてい
ても良いアリール基を表し、R8,R9は、それぞれ独立
に、アミノ基、又は、ヒドロキシ基を表し、R10,R11
は、それぞれ独立に、水素原子、又は、置換されていて
も良いアリールオキシ基を表し、R12,R13は、それぞ
れ独立に、シアノ基、ニトロ基、置換されていても良い
アルキル基、ハロゲン原子、又は、水素原子を表し、R
14は、水素原子、ニトロ基、又は、置換されていても良
いアルキル基を表し、R15Aは、水素原子、又は、置換
されていても良いアルキル基を表し、R16は、置換され
ていても良いアルキル基、置換されていても良いシクロ
アルキル基、又は、NR1718基を表し(R17、R
18は、それぞれ独立に、置換されていても良いアルキル
カルボニル基、又は、置換されていても良いアリールカ
ルボニル基を表す。)、XはSR4C基、S(O)R4D
又はSO24E基を表し(R4C〜R4Eは、それぞれ独立
に、置換されていても良いアルキル基、又は、置換され
ていても良いアリール基を表す。)、Yは、CH基又は
Nを表す。
【0033】
【化10】
【0034】好ましくは、環B−1〜B−3が、他に置
換基を有していないか、或いは、置換基として、炭素数
1〜10の、置換されていても良いアルキル基、炭素数
1〜10の、置換されていても良いアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、NHCOR4F基、又は、NHSO4G基を
有するベンゼン環を表し、環Cは、他に置換基を有して
いないか、或いは、置換基として、炭素数1〜10の、
置換されていても良いアルキル基、炭素数1〜10の、
置換されていても良いアルコキシ基、ハロゲン原子、N
HCOR4H基、或いは、NHSO4I基を有する、ベ
ンゼン環又はピリジン環を表し、R1B〜R1F,R2B〜R
2Fは、それぞれ独立に、炭素数1〜12の、置換されて
いても良いアルキル基、アリル基、炭素数5〜10の、
置換されていても良いアリール基、又は、炭素数5〜7
の、置換されていても良いシクロアルキル基を表し、R
4B〜R4Iは、それぞれ独立に、炭素数1〜12の、置換
されていても良いアルキル基、又は、炭素数6〜10の
置換されていても良いアリール基を表し、R6A,R
6Bは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜10の、
置換されていても良いアルキル基、又は、炭素数5〜1
9の、置換されていても良いアリール基を表し、R
7は、水素原子、炭素数1〜10の、置換されていても
良いアルキル基、アリル基、又は、炭素数5〜19の、
置換されていても良いアリール基を表し、R8,R9は、
それぞれ独立に、アミノ基又はヒドロキシ基を表し、R
10,R11は、それぞれ独立に、水素原子、又は、炭素数
5〜10の、置換されていても良いアリールオキシ基を
表し、R12,R13は、それぞれ独立に、シアノ基、ニト
ロ基、炭素数1〜4の、置換されていても良いアルキル
基、ハロゲン原子、又は、水素原子を表し、R14は、水
素原子、ニトロ基、又は、炭素数1〜8の、置換されて
いても良いアルキル基を表し、R15Aは、水素原子、又
は、炭素数1〜10の、置換されていても良いアルキル
基を表し、R16は、炭素数1〜10の、置換されていて
も良いアルキル基、炭素数5〜10の、置換されていて
も良いシクロアルキル基、又は、NR1718基を表し
(R17,R18は、それぞれ独立に、炭素数2〜9の、置
換されていても良いアルキルカルボニル基、又は、炭素
数6〜10の、置換されていても良いアリールカルボニ
ル基を表す。)、Xは、炭素数1〜8のSR4C基、S
(O)R4D基、又は、SO24E基を表し、Yは、CH
基、又は、Nを表す。
【0035】特に好ましくは、環B−1〜B−3は、置
換基を有していないベンゼン環、又は、置換基として炭
素数1〜4の、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、
炭素数1〜4の、直鎖状もしくは分岐鎖上のアルコキシ
基、ハロゲン原子、炭素数2〜5のNHCOR4F基、炭
素数1〜4のNHSO24G基を有しているベンゼン環
であり、環Cは、他に置換基を有していないか、置換基
として炭素数1〜4の、直鎖状もしくは分岐鎖状のアル
キル基を有するベンゼン環又はピリジン環である。
【0036】なお、環B−1〜B−3が置換基を有する
場合、置換位置は1位〜4位(〜の位置)のいずれ
でも良いが、好ましくは2位又は4位(又はの位
置)である。
【0037】また、環Cが置換基を有する場合、置換位
置は1位〜3位(〜の位置)のいずれでも良いが、
好ましくは2位(の位置)である。
【0038】また、R1B〜R1F,R2B〜R2Fとしては、
好ましくは炭素数1〜10の、直鎖状もしくは分岐鎖状
の置換されていても良いアルキル基、炭素数3〜8の、
置換されていても良いアルコキシアルキル基、炭素数8
〜14の、置換されていても良いアリールオキシアルキ
ル基が挙げられ、R4B〜R4Iとしては、好ましくは非置
換のフェニル基又は置換基としてメチル基、エチル基、
メトキシ基、エトキシ基、塩素原子、フッ素原子、トリ
フルオロメチル基を有しているフェニル基、炭素数1〜
8の、置換されていても良いアルキル基が挙げられ、R
6A,R6Bとしては、好ましくは水素原子、炭素数1〜4
の、置換されていても良いアルキル基が挙げられ、R7
としては、好ましくは炭素数1〜8の直鎖状もしくは分
岐鎖状のアルキル基、アリル基が挙げられ、R8,R9
しては、それぞれ独立に、好ましくはアミノ基又はヒド
ロキシ基が挙げられ、R10,R11としては、それぞれ独
立に、好ましくは水素原子又はフェノキシ基が挙げら
れ、R12,R13としては、それぞれ独立に、好ましくは
水素原子、シアノ基、ニトロ基、又はメチル基が挙げら
れ、R14としては、好ましくは水素原子、ハロゲン原
子、又はメチル基が挙げられ、R15Aとしては、好まし
くは炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル
基、水素原子、又はトリフルオロメチル基が挙げられ、
16としては、好ましくは炭素数1〜8の直鎖状もしく
は分岐鎖状のアルキル基、炭素数4〜14のNR1718
基が挙げられ、R17、R18としては、好ましくは炭素数
2〜9のアルキルカルボニル基、炭素数7〜10の置換
基を有していても良いフェニルカルボニル基が挙げられ
る。
【0039】また、Xとしては、好ましくは炭素数1〜
8のS(O)24D基が挙げられ、Yとしては、好まし
くはCH基又はNが挙げられる。
【0040】一般式(II)〜(VII)で表される色素
は、マゼンダの色材層中に1種を単独で含まれていても
良く、同一の一般式或いは異なる一般式で表される色素
が2種以上混合されて含まれていても良い。
【0041】シアンの色材層に含有される下記一般式
(VIII)〜(XII)で表される色素において(なお、下
記一般式(VIII)〜(XII)において、〜は置換基
の置換位置を示す。)、環B−4〜B−6及び環D−1
は、それぞれ、任意の置換基を有していても良いベンゼ
ン環を表し、R1G〜R1J,R2G〜R2Jは、それぞれ独立
に、水素原子、置換されていても良いアルキル基、アリ
ル基、置換されていても良いアリール基、又は、置換さ
れていても良いシクロアルキル基を表し、R5C,R6C
6Dは、それぞれ独立に、水素原子、置換されていても
良いアルキル基、又は、置換されていても良いアリール
基を表し、R15B〜R15Dは、水素原子、又は、置換され
ていても良いアルキル基を表し、R19は、置換されてい
ても良いアルキル基、置換されていても良いアルコキシ
基、置換されていても良いアリール基、又は、置換され
ていても良いアリールオキシ基を表し、R20は、置換さ
れていても良いアルキル基、置換されていても良いアリ
ール基、又は、ヒドロキシ基を表し、R21は、シアノ
基、COOR5G基、又は、CONR5H6H基を表し(R
5G,R5H,R6Hは、それぞれ独立に、水素原子、置換さ
れていても良いアルキル基、又は、置換されていても良
いアリール基を表す。)、Zは、水素原子、又は、ハロ
ゲン原子を表す。
【0042】
【化11】
【0043】好ましくは、環B−4〜B−6は、他に置
換基を有していないか、或いは、置換基として、炭素数
1〜10の、置換されていても良いアルキル基、炭素数
1〜10の、置換されていても良いアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、NHCOR4F基、又は、NHSO4G基を
有するベンゼン環を表し、環D−1は、置換基を有して
いないか、或いは、置換基として、炭素数1〜10の、
置換されていても良いアルキル基、炭素数1〜10の、
置換されていても良いアルコキシ基、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、又は、炭素数2〜11のCOOR5B
基を有するベンゼン環を表し、R1G〜R1J,R2G〜R2J
は、それぞれ独立に、炭素数1〜12の、置換されてい
ても良いアルキル基、アリル基、炭素数5〜10の、置
換されていても良いアリール基、又は、炭素数5〜7
の、置換されていても良いシクロアルキル基を表し、R
4F,R4Gは、炭素数1〜12の、置換されていても良い
アルキル基、又は、炭素数6〜10の置換されていても
良いアリール基を表し、R5B,R5C,R5D,R5H
6C,R6D,R6Hは、それぞれ独立に、水素原子、炭素
数1〜10の、置換されていても良いアルキル基、又
は、炭素数5〜19の、置換されていても良いアリール
基を表し、R15B〜R15Dは、水素原子、又は、炭素数1
〜10の、置換されていても良いアルキル基を表し、R
19は、炭素数1〜10の、置換されていても良いアルキ
ル基、炭素数1〜10の、置換されていても良いアルコ
キシ基、炭素数5〜10の、置換されていても良いアリ
ール基、又は、炭素数5〜10の、置換されていても良
いアリールオキシ基を表し、R20は、炭素数1〜10
の、置換されていても良いアルキル基、炭素数5〜10
の、置換されていても良いアリール基、又は、ヒドロキ
シ基を表し、R21は、シアノ基、炭素数1〜9のCOO
5G基、又は、炭素数2〜19のNHR5H6H基を表
し、Zは、水素原子、又は、ハロゲン原子を表す。
【0044】特に好ましくは、環B−4〜B−6は、置
換基を有していないベンゼン環、又は、置換基として炭
素数1〜4の、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、
炭素数1〜4の、直鎖状もしくは分岐鎖上のアルコキシ
基、ハロゲン原子、炭素数2〜5のNHCOR4F基、炭
素数1〜4のNHSO24G基を有しているベンゼン環
であり、環D−1は、置換基として炭素数1〜4の直鎖
状もしくは分岐鎖状のアルキル基、ハロゲン原子、トリ
フルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基、又は炭素数2
〜13のアルコキシカルボニル基を有するベンゼン環で
ある。
【0045】なお、環B−4〜B−6が置換基を有する
場合、置換位置は1位〜4位(〜の位置)のいずれ
でも良いが、好ましくは2位又は4位(又はの位
置)である。
【0046】また、環D−1が置換基を有する場合、置
換位置は1位〜5位(〜の位置)のいずれでも良い
が、好ましくは1位(の位置)又は3位(の位置)
である。
【0047】また、R1G〜R1J,R2G〜R2Jとしては、
好ましくは炭素数1〜10の、直鎖状もしくは分岐鎖状
の置換されていても良いアルキル基、炭素数3〜8の、
置換されていても良いアルコキシアルキル基、炭素数8
〜14の、置換されていても良いアリールオキシアルキ
ル基が挙げられ、R5C,R6C,R6Dとしては、好ましく
はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜4の置換され
ていても良いアルキル基が挙げられ、R15B,R15Dとし
ては好ましくは炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐鎖状
のアルキル基、水素原子、又はトリフルオロメチル基が
挙げられ、R19としては、好ましくは炭素数1〜8の直
鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、炭素数1〜8の直
鎖状もしくは分岐鎖状のアルコキシ基、置換基を有して
いても良いフェニル基又は置換基を有していても良いフ
ェニルオキシ基が挙げられ、R20としては、好ましくは
炭素数1〜8の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基が
挙げられ、R21としては、好ましくはシアノ基、又は炭
素数2〜9のアルコキシカルボニル基が挙げられ、Zと
しては、好ましくは水素原子、塩素原子又は臭素原子が
挙げられる。
【0048】一般式(VIII)〜(XII)で表される色素
はシアンの色材層中に1種を単独で含まれていても良
く、同一の一般式或いは異なる一般式で表される色素が
2種以上混合されて含まれていても良い。
【0049】本発明においては、イエロー色材層に、更
に、下記一般式(XIII)〜(XVI)で表される色素のう
ちの1種又は2種以上を含有することが好ましく、一般
式(I)で表されるイエロー色素と一般式(XIII)〜
(XVI)で表されるイエロー色素とを組み合わせたイエ
ロー色材層とすることにより、一般式(I)で表される
ピラゾロンメチン骨格を有するイエロー色素の赤みを帯
びた色調を、一般式(XIII)〜(XVI)で表されるイエ
ロー色素と組み合わせることで、感度、耐光性等を高い
レベルに保って、色調をも改善させることができる点で
有利である(なお、下記(XIII)〜(XVI)において、
〜は置換基の置換位置を示す。)。
【0050】
【化12】
【0051】上記一般式(XIII)〜(XVI)において、
環A−2、環D−2、D−3、環E、環Fは、それぞれ
任意の置換基を有していても良いベンゼン環を表し、R
1K,R2Kは、それぞれ独立に、水素原子、置換されてい
ても良いアルキル基、アリル基、置換されていても良い
アリール基、又は、置換されていても良いシクロアルキ
ル基を表し、R3Bは、水素原子、置換されてもよいアル
キル基、NR5J6J基、置換されていても良いアルコキ
シ基、置換されていても良いアルコキシカルボニル基、
置換されていても良いアリール基、又は、C(O)NR
5K6K基を表し、R4J,R4Kは、それぞれ独立に、置換
されていても良いアルキル基、又は、置換されていても
良いアリール基を表し、R22は、シアノ基、又は、CO
OR6Lを表し、R5I〜R5K,R6I〜R6Lは、それぞれ独
立に、水素原子、置換されていても良いアルキル基、又
は、置換されていても良いアリール基を表し、R
15Eは、水素原子、又は、置換されていても良いアルキ
ル基を表し、Z'は、水素原子、又は、ハロゲン原子を
表す。
【0052】なお、前記一般式(XIII)で表わされる色
素は、電子の非局在化により、一般式(XIII)のほかに、
一般式(XIII’)と一般式(XIII’’)の形態をとりう
る。
【0053】
【化13】
【0054】本発明においては、一般式(XIII)で表わ
される色素はこれら3つの形態をいずれも包含するもの
である。
【0055】また、前記一般式(XVI)で表わされる色
素は、電子の非局在化により、一般式(IVX)のほかに
一般式(XVI’)の形態をとりうる。
【0056】
【化14】
【0057】本発明においては、一般式(XVI)で表わ
される色素は、これら2つの形態をいずれも包含するも
のである。
【0058】好ましくは、環A−2は、他に置換基を有
していないか、或いは、置換基として、炭素数1〜10
の、置換基を有していても良いアルキル基、炭素数1〜
10の、置換基を有していても良いアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子を有するベンゼン環を表し、環D−
2,D−3が、置換基を有していないか、或いは、置換
基として、炭素数1〜10の、置換基を有していても良
いアルキル基、炭素数1〜10の、置換基を有していて
も良いアルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、又は、炭素数2〜11のCOOR5M基を有するベン
ゼン環を表し、環Eが、他に置換基を有していないか、
或いは、置換基として、炭素数1〜8の、置換されてい
ても良いアルキル基を有するベンゼン環を表し、環F
が、置換基として、炭素数1〜10の、置換されていて
も良いアルキル基、炭素数1〜12の、置換基を有して
いても良いアルコキシ基、炭素数5〜10の、置換され
ていても良いアリール基、炭素数5〜10の、置換され
ていても良いアリールオキシ基、炭素数2〜11の、置
換されていても良いCOOR6N基、炭素数3〜9のC
(O)NR5O6O基、又は、炭素数2〜11の、OC
(O)R6Pを有するベンゼン環を表し、R1K,R2Kは、
それぞれ独立に、炭素数1〜12の、置換されていても
良いアルキル基、アリル基、炭素数5〜10の、置換さ
れていても良いアリール基、又は、炭素数5〜7の、置
換されていても良いシクロアルキル基を表し、R 3Bは、
水素原子、炭素数1〜10の、置換されてもよいアルキ
ル基、炭素数1〜8の、NR5Q6Q基、炭素数1〜8
の、置換されていても良いアルコキシ基、炭素数2〜9
の、置換されていても良いアルコキシカルボニル基、炭
素数5〜10の、置換されていても良いアリール基、又
は、炭素数3〜9のC(O)NR5R 6R基を表し、
4J,R4Kは、それぞれ独立に、炭素数1〜12の、置
換されていても良いアルキル基、又は、炭素数6〜10
の置換基を有していても良いアリールを表し、R
15Eは、水素原子、又は、炭素数1〜10の、置換され
ていても良いアルキル基を表し、Z'は、水素原子、又
は、ハロゲン原子を表し、R22が、シアノ基、又は、炭
素数2〜9のC(O)OR6L基を表し、R5I〜R5R,R
6I〜R6O,R6Q,R6Rは、それぞれ独立に、水素原子、
炭素数1〜10の、置換されていても良いアルキル基、
又は、炭素数5〜10の、置換されていても良いアリー
ル基を表し、R6Pは、水素原子、炭素数1〜10の、置
換されていても良いアルキル基、炭素数5〜10の、置
換されていても良いアリール基、炭素数1〜10の、置
換されていても良いアルコキシ基、炭素数5〜10の、
置換されていても良いアリールオキシ基、又は炭素数1
〜16のNR6Pa6Pb基を表す。R6Pa,R6Pbは、それ
ぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜10の置換されてい
ても良いアルキル基、又は炭素数5〜10の置換されて
いても良いアリール基を表す。
【0059】特に好ましくは、環A−2としては、置換
基のないベンゼン環、或いは、置換基としてメチル基、
メトキシ基、又はハロゲン原子を有していても良いベン
ゼン環、環D−2,D−3としては、置換基として炭素
数1〜4の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、ハロ
ゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ
基、又は炭素数2〜13のアルコキシカルボニル基を有
するベンゼン環、環Eとしては、置換基を有していない
か、置換基として炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐鎖
状のアルキル基、炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐鎖
状のアルコキシ基又はハロゲン原子を有しているベンゼ
ン環、環Fとしては、置換基としてCOOR6N基、C
(O)NR5O6O基又はOC(O)R6P基を有するベン
ゼン環が挙げられる。
【0060】なお、環A−2が置換基を有する場合、置
換位置は1位〜4位(〜の位置)のいずれでも良い
が、好ましくは2位又は4位(又はの位置)であ
る。
【0061】また、環D−2,D−3が置換基を有する
場合、置換位置は1位〜5位(〜の位置)のいずれ
でも良いが、好ましくは1位(の位置)又は3位(
の位置)である。
【0062】また、環Eが置換基を有する場合、置換位
置は1位〜4位(〜の位置)のいずれでも良いが、
好ましくは1位(の位置)又は2位(の位置)であ
る。
【0063】また、環Fが置換基を有する場合、置換位
置は1位〜4位(〜の位置)のいずれでも良いが、
好ましくは1位(の位置)又は2位(の位置)であ
る。
【0064】また、R1K,R2Kとしては、好ましくは炭
素数1〜10の、直鎖状もしくは分岐鎖状の置換されて
いても良いアルキル基、炭素数4〜8の、置換されてい
ても良いアルコキシアルキル基、炭素数8〜14の、置
換されていても良いアリールオキシアルキル基が挙げら
れ、R3Bとしては、好ましくは炭素数1〜8の直鎖状も
しくは分岐鎖状のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキ
シ基、炭素数2〜9のアルコキシカルボニル基、炭素数
2〜8のNR56基が挙げられ、R4J,R4Kとしては、
好ましくは非置換のフェニル基または置換基としてメチ
ル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、塩素原子、
フッ素原子、トリフルオロメチル基を有しているフェニ
ル基、炭素数1〜8の置換されていても良いアルキル基
が挙げられ、R5I〜R5R,R6I〜R6O,R6Q,R6Rとし
ては、好ましくはそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1
〜4の置換されていても良いアルキル基が挙げられ、R
6Pとしては、好ましくは炭素数4〜8の、置換されてい
ても良いアルキル基、炭素数4〜8の置換されていても
良いアルコキシ基が挙げられ、R6Pa、R6Pbとしては、
好ましくはそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜4の
置換されていても良いアルキル基が挙げられ、R15E
しては、好ましくは炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐
鎖状のアルキル基、水素原子、又はトリフルオロメチル
基が挙げられ、R22としては、シアノ基又は炭素数2〜
9のアルコキシカルボニル基が挙げられ、Z'として
は、水素原子、塩素原子又は臭素原子が挙げられる。
【0065】なお、一般式(I)〜(XVI)で表される
色素における各置換基の具体例としては、次のようなも
のが例示される。
【0066】アルキル基としては、炭素数1〜12、好
ましくは炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐鎖状のア
ルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
i−ブチル基、t−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オ
クチル基、2−エチルヘキシル基等が挙げられる。
【0067】アルキル基が置換されている場合、置換基
としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリール基、
シアノ基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基等が挙げられる。
【0068】置換されたアルキル基としては、次のよう
なものが挙げられる。
【0069】2−エトキシエチル基、2−n−プロポキ
シエチル基、2−n−ブトキシエチル基、4−i−プロ
ポキシブチル基、3−i−ブトキシプロピル基等のアル
コキシ基置換アルキル基;2−クロロエチル基、4−ク
ロロブチル基、トリフルオロメチル基等のハロゲン原子
置換アルキル基;シアノエチル基等のシアノ基置換アル
キル基;ベンジル基、2−フェニルエチル基、p−クロ
ロベンジル基等のアリール基置換アルキル基;フェノキ
シメチル基、2−フェノキシエチル基、4−フェノキシ
ブチル基等のアリールオキシ基置換アルキル基;2−メ
トキシカルボニルエチル基、3−n−ブトキシカルボニ
ルプロピル基、2−アリルオキシカルボニルエチル基等
のアルコキシカルボニル基置換もしくはアリールオキシ
カルボニル基置換アルキル基;2−フェノキシカルボニ
ルエチル基、4−p−クロロフェノキシカルボニルブチ
ル基等のアリールオキシカルボニル基置換アルキル基;
2−ベンジルオキシエチル基、4−ベンジルオキシブチ
ル基等のアラルキルオキシ基置換アルキル基;2−アセ
トキシエチル基、2−ベンゾイルオキシエチル基、4−
アセトキシブチル基等のアシルオキシ基置換アルキル
基。
【0070】アリール基としては、炭素数1〜8、好ま
しくは炭素数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキ
ル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原
子、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜8
の直鎖状又は分岐鎖状のアルコキシ基等の置換基を有し
ていても良いフェニル基が挙げられる。
【0071】シクロアルキル基としては、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基等の炭素数5〜7のシクロアル
キル基が挙げられる。
【0072】アルコキシ基としては、メトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、i−プロピルオキシ基、n
−ブチルオキシ基、i−ブチルオキシ基、s−ブチルオ
キシ基、t−ブチルオキシ基、n−へキシルオキシ基、
n−オクチルオキシ基、s−オクチルオキシ基、2−エ
チルヘキシルオキシ基、2−エトキシエトキシ基、3−
メトキシブチルオキシ基、2−n−ブトキシエトキシ基
等の炭素数1〜12、好ましくは炭素数1〜8のアルコ
キシ基が挙げられる。
【0073】アルコキシ基が置換されている場合、置換
基としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリール
基、シアノ基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基等が挙げられ、これ
らの置換基を有する炭素数1〜12、好ましくは炭素数
1〜8の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルコキシ基が挙げ
られる。
【0074】アルコキシカルボニル基としては、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキ
シカルボニル基、i−プロピルオキシカルボニル基、n
−ブチルオキシカルボニル基、i−ブチルオキシカルボ
ニル基、t−ブチルオキシカルボニル基、n−ヘキシル
オキシカルボニル基、n−オクチルオキシカルボニル
基、2−エチルヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数
2〜12、好ましくは炭素数2〜10のアルコキシカル
ボニル基が挙げられる。
【0075】アルコキシカルボニル基が置換されている
場合、置換基としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、
アリール基、シアノ基、アリールオキシ基、アルコキシ
カルボニル基、アリールオキシカルボニル基等が挙げら
れ、これらの置換基を有する炭素数2〜12、好ましく
は炭素数2〜10の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルコキ
シカルボニル基が挙げられる。
【0076】ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子等が挙げられる。
【0077】アリールオキシ基としては、置換基とし
て、炭素数1〜8の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル
基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原
子、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜8
の直鎖状又は分岐鎖状のアルコキシ基等を有していても
良いフェニルオキシ基が挙げられる。
【0078】アルキルカルボニル基としては、メチルカ
ルボニル基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボ
ニル基、i−プロピルカルボニル基、n−ブチルカルボ
ニル基、i−ブチルカルボニル基、t−ブチルカルボニ
ル基、n−ヘキシルカルボニル基、n−オクチルカルボ
ニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基等の炭素数2
〜12、好ましくは2〜9のアルキルカルボニル基が挙
げられる。
【0079】アルキルカルボニル基が置換されている場
合、置換基としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、ア
リール基、シアノ基、アリールオキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基等が挙げら
れ、これらの置換基を有する炭素数2〜15、好ましく
は炭素数2〜9の、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルコキ
ルカルボニル基が挙げられる。
【0080】アリールカルボニル基としては、置換基と
して、炭素数1〜8の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキ
ル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原
子、炭素数1〜4のフルオロアルキル基、炭素数1〜8
の直鎖状又は分岐鎖状のアルコキシ基等を有していても
良いフェニルカルボニル基が挙げられる。
【0081】前記一般式(I)〜(XVI)で示される各
色素の分子量は、通常、1000以下、中でも900以
下、好ましくは、800以下程度である。
【0082】また、イエロー色材層中の(I)、(XII
I)〜(XVI)のイエロー色素の最大吸収波長λmaxは
350〜480nmが好適である。
【0083】本発明における、一般式(I)〜(XVI)
で示される色素は、従来公知の方法に従って製造するこ
とができる。
【0084】前記一般式(I)〜(XVI)で表される色
素化合物の具体例を、下記表1〜17に例示するが、何
らこれらに限定されるものではない。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】
【表3】
【0088】
【表4】
【0089】
【表5】
【0090】
【表6】
【0091】
【表7】
【0092】
【表8】
【0093】
【表9】
【0094】
【表10】
【0095】
【表11】
【0096】
【表12】
【0097】
【表13】
【0098】
【表14】
【0099】
【表15】
【0100】
【表16】
【0101】
【表17】
【0102】
【表18】
【0103】本発明の感熱転写用シートセットは、イエ
ロー色材層に前記一般式(I)で表される色素を少なく
とも1種、中でも1〜3種含有し、マゼンタ、シアンの
各色材層に、それぞれ、一般式(II)〜(VII)、一般
式(VIII)〜(XII)で示される色素を、少なくとも1
種、中でも1〜3種含有するものであり、イエロー色材
層には、好ましくは、更に、一般式(XIII)〜(XVI)
で表される色素から選ばれる色素を少なくとも1種、中
でも1〜3種を組み合わせて含有させるものである。
【0104】本発明の感熱転写用シートセットの性能を
損なわない限り、イエロー色材層に前記一般式(I)で
示される色素を他の構造のイエロー色素と併用しても良
いし、同様に、マゼンタ、シアンの各色材層にも、各々
その他の構造のマゼンタ、シアン色素を併用しても良
い。
【0105】上記の色素を用いて色材層を形成する方法
は特に限定されないが、通常、色素を結着剤と共に媒体
中に溶解或いは微粒子状に分散させることによりインク
を調製し、該インクを、基材としてのベースフィルム上
に塗布、乾燥する方法が採用される。
【0106】ここで使用される結着剤としては、セルロ
ース系、アクリル酸系、澱粉系、エポキシ系などの水溶
性樹脂や、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレ
ン、ポリカーボオネート、ポリエーテルスルホン、ポリ
ビニルブチラール、エチルセルロース、アセチルセルロ
ース、ポリエステル、AS樹脂、フェノキシ樹脂などの
有機溶剤に可溶性の樹脂を挙げることができ、色材層形
成用の感熱転写インク中の結着剤と色素との比率は、通
常、結着剤:色素=1:2〜2:1(重量比)の範囲が
適当である。なお、結着剤についても1種を単独で用い
ても良く、2種以上を混合して用いても良い。
【0107】また、媒体としては、水、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、イソ
ブチルアルコールなどのアルコール類、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブなどのセロソルブ類、トルエン、
キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ンなどのケトン類、塩化メチレン、クロロホルム、トリ
クロロエチレンなどの塩素系溶剤、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル類、N,Nージメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドンなどの有機溶剤を挙
げることができ、これらは1種を単独で用いても、2種
以上を混合して用いても良い。
【0108】本発明で用いるインク中には、上記色素、
結着剤及び媒体の他に、必要に応じて有機、無機の非昇
華性微粒子、分散剤、帯電防止剤、消泡剤、酸化防止
剤、粘度調製剤などの添加剤を添加することができる。
【0109】インク中の、色素の濃度(2種以上の色素
を用いる場合はその合計濃度)は、イエロー、マゼン
ダ、シアン共に、それぞれインク100重量部中におい
て、0.5〜20重量部、特に1〜15重量部、とりわ
け2〜10重量部とするのが好ましい。また、色素以外
の上記のような添加剤の割合は、インク100重量部中
において5重量部以下、特に3重量部以下であり、これ
らの添加剤を添加する場合の下限値としては0.01重
量部以上、特に0.5重量部以上であることが好まし
い。
【0110】なお、イエローの色材層中に、一般式
(I)で表される色素と、一般式(XIII)〜(XVI)で
表される色素とを併用する場合、その比率は任意である
が、一般式(I)で表される色素:一般式(XIII)〜
(XVI)で表される色素=1:9〜9:1(重量比)、
特に2:8〜8:2、とりわけ3:7〜7:3とするの
が好ましい。一般式(XIII)〜(XVI)で表される色素
の中で2種以上のものを用いる場合、その併用比率は任
意である。
【0111】SWOP(Specifications Web Offset pu
blications)色目の要求基準を満たすためには、上記範
囲において適宜比率を選定すれば良いが、例えば、一般
式(I)で表される色素:一般式(XIII)〜(XVI)で
表される色素=3:7〜5:5(重量比)とするのが好
ましい。
【0112】転写シート作成のためのインクを塗布する
基材となるベースフィルムとしては、コンデンサー紙、
グラシン紙のような薄葉紙、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアラミドのよう
な耐熱性の良好なプラスチックのフィルムが好適であ
り、その厚さとしては、通常3〜50μmの範囲が適当
である。
【0113】上記のベースフィルムのなかでは、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムが機械的強度、耐溶剤
性、経済性などを考慮すると特に有利である。しかし、
場合によってはポリエチレンテレフタレートフィルムは
必ずしも耐熱性が十分でなく、サーマルヘッドの走行性
が不十分であるので、色材層を形成した面とは反対側の
面に潤滑剤、滑性の高い耐熱性微粒子、界面活性剤及び
結着剤などを含む耐熱性樹脂層を設けることにより、サ
ーマルヘッドの走行性を改良したものを用いることがで
きる。この場合、潤滑剤としては、例えばアミノ変性シ
リコーン化合物、カルボキシ変性シリコーン化合物等の
変性シリコーン化合物が挙げられ、耐熱性微粒子として
は、シリカ等の微粒子、結着剤としてはアクリル系樹脂
等が挙げられる。この耐熱性樹脂層の厚みは、通常0.
1〜50μmの範囲が好適である。
【0114】ベースフィルムへのインクの塗布は、グラ
ビアコーター、リバースロールコーター、ロッドコータ
ー、エアドクタコーター等を使用して実施することがで
き、インクは、色材層の乾燥後の厚さが0.1〜5μm
の範囲となるように塗布するのが好ましい。
【0115】本発明の感熱転写シートは加熱手段として
サーマルヘッドのみならず赤外線、レーザー光なども利
用することができる。また、ベースフィルムそのものに
電気を流すことによって発熱する通電発熱フィルムを用
いて、通電型染料転写シートとして用いることもでき
る。
【0116】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0117】実施例1 下記配合組成の混合物を超音波洗浄機で30分間処理し
て各々のインクを調製した。
【0118】 <イエローインク配合> No.I−1の色素 2.4重量部 No.XIII−1の色素 3.6重量部 フェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド社製「PKHJ」) 10重量部 テトラヒドロフラン 90重量部 <マゼンタインク配合> No.VI−1の色素 3.0重量部 No.IV−1の色素 2.0重量部 No.IV−2の色素 1.0重量部 フェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド社製「PKHJ」) 10重量部 テトラヒドロフラン 90重量部 <シアンインク配合> No.IX−1の色素 0.9重量部 No.VIII−1の色素 2.6重量部 No.XI−1の色素 2.5重量部 フェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド社製「PKHJ」) 10重量部 テトラヒドロフラン 90重量部
【0119】得られたインクをワイヤバーを用いてポリ
エチレンテレフタレートフィルム(6μm厚)上に塗
布、乾燥(乾燥膜厚約1μm)して色材層を形成した
後、このポリエチレンテレフタレートフィルムの背面に
アクリル樹脂(商品名:BR−80;三菱レイヨン
(株)製)10重量部、アミノ変性シリコーンオイル
(商品名:KF393;信越化学工業(株)製)1重量
部、及びトルエン89重量部からなる液を塗布、乾燥
(乾燥膜厚約1μm)することにより耐熱性樹脂層を形
成して感熱転写シートを得た。
【0120】上記のインクをワイヤバーを用いてポリエ
チレンテレフタレートフィルム(6μm厚)上に塗布、
乾燥(乾燥膜厚約1μm)した後、ポリエチレンテレフ
タレートフィルム背面にアクリル樹脂(商品名:BR−
80;三菱レイヨン株式会社製品)10重量部、アミノ
変性シリコーンオイル(商品名:KF393;信越化学
工業株式会社製品)1重量部、トルエン89重量部から
なる液を塗布、乾燥(乾燥膜厚約1μm)することによ
り感熱転写シートを得た。
【0121】上記の感熱転写シートを松下電器産業
(株)製プリンタ「NV−MPX5」のVM−MPA5
0のインクリボンとつなぎ合わせ、VM−MPA50記
録紙にプリンタ「NV−MPX5」でイエロー、マゼン
タ、シアン、レッド、グリーン、ブルー、ブラックの階
調画像の記録を行なった。
【0122】得られたイエロー画像の記録物の色濃度を
測定し、結果を表19に示した。なお、色濃度は分光測
色計(商品名:SPM-50グレタグ社製)を用いて測定し
た。
【0123】また、得られた7色の記録物(イエロー画
像記録濃度約1.0の階調部分のもの)の耐光性試験を
キセノンランプフェードメーター(スガ試験器株式会社
製品)を用いて実施し(ブラックパネル温度:63±2
℃)、80時間照射後の記録物の変退色の程度(△E
(L***))を求め、結果を表19に示した。
【0124】実施例2〜11、比較例1,2 実施例1において、色素として、表19,20に示すも
のを用いたこと以外は同様にして、インクの調製、感熱
転写シートの作成、転写記録及び評価を行い、結果を表
19,20に示した。
【0125】
【表19】
【0126】
【表20】
【0127】実施例12 実施例1で用いたインクのかわりに下記方法で調製した
インクを用いて、実施例1と同様の方法により転写シー
トを作製、転写記録及び評価を行った結果、均一な色濃
度の記録を得ることができ、また得られた記録物の耐光
性は良好であることが確認された。
【0128】 <イエローインク配合> No.I−1の色素 2.4重量部 No.XIII−1の色素 3.6重量部 AS樹脂(製品名:デンカAS−S;電気化学工業(株)製品)10重量部 トルエン 70重量部 シクロヘキサノン 10重量部 <マゼンタインク配合> No.VI−1の色素 3.0重量部 No.IV−1の色素 2.0重量部 No.IV−2の色素 1.0重量部 AS樹脂(製品名:デンカAS−S;電気化学工業(株)製品)10重量部 トルエン 70重量部 シクロヘキサノン 10重量部 <シアンインク配合> No.IX−1の色素 0.9重量部 No.VIII−1の色素 2.6重量部 No.XI−1の色素 2.5重量部 AS樹脂(製品名:デンカAS−S;電気化学工業(株)製品)10重量部 トルエン 70重量部 シクロヘキサノン 10重量部
【0129】上記の実施例と比較例の対比から明らかな
ように、本発明に従って、特定のイエロー色材層、マゼ
ンタ色材層、シアン色材層を組み合わせて感熱転写記録
を行った画像は、イエロー、マゼンタ、シアン、レッ
ド、グリーン、ブルー、ブラックの階調画像の記録が良
好に行われ、特に低エネルギーで高い濃度の鮮明なイエ
ロー及びのブラックの記録物を得ることができ、また、
これまで高耐光性を得ることが難しかったイエロー画
像、ブラック画像においても良好な結果が得られ、記録
物の保存性が極めて高い、総合的に優れた性能を有する
ことが明らかである。
【0130】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、感
熱転写記録用色素に要求されるすべての特性において総
合的に優れた性能を有し、特に、低エネルギーで高い濃
度の鮮明な黄色及び黒色の記録物を得ることができ、し
かも得られる記録物の耐光性が良好な感熱転写用シート
セット及びこれを用いたフルカラープリント方法が提供
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 23/00 C09B 29/08 F 29/08 29/09 B 29/09 C 31/043 31/043 55/00 A 55/00 B41M 5/26 101K Fターム(参考) 2H111 AA05 AA08 AA27 BA39 BA41 BA44 BA47 BA48 BA49 4H056 AA01 AB03 AC02 AC03 AD09B AD09C AD11C AD13C AD24B AD26B AD28B CA01 CA02 CA05 CB06 CC02 CC08 CD08 CE02 CE03 DD04 DD19 DD29 FA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくともイエロー、マゼン
    タ、及びシアンの色材層が設けられ、該各色材層が熱移
    行性色素と結着剤とを含有する感熱転写用シートにおい
    て、 該熱移行性色素として、 イエローの色材層が、下記一般式(I)で表されるピラ
    ゾロンメチン系色素を少なくとも一種含み、 マゼンタの色材層が、下記一般式(II)〜(VII)で表
    される色素から選ばれる少なくとも一種の色素を含み、 シアンの色材層が、下記一般式(VIII)〜(XII)で表
    される色素から選ばれる少なくとも一種の色素を含むこ
    とを特徴とする感熱転写用シートセット。 【化1】 【化2】 【化3】 (式中、環A−1、環B−1〜B−6及び環D−1は、
    それぞれ、任意の置換基を有していても良いベンゼン環
    を表し、 環Cは、置換基を有していても良い、ベンゼン環又はピ
    リジン環を表し、 R1A〜R1J,R2A〜R2Jは、それぞれ独立に、水素原
    子、置換されていても良いアルキル基、アリル基、置換
    されていても良いアリール基、又は、置換されていても
    良いシクロアルキル基を表し、 R3Aは、水素原子、置換されてもよいアルキル基、NR
    5E6E基、置換されていても良いアルコキシ基、置換さ
    れていても良いアルコキシカルボニル基、置換されてい
    ても良いアリール基、又は、C(O)NR5F6F基を表
    し、 R4A,R4Bは、それぞれ独立に、置換されていても良い
    アルキル基、又は、置換されていても良いアリール基を
    表し、 R5A〜R5F,R6A〜R6Fは、それぞれ独立に、水素原
    子、置換されていても良いアルキル基、又は、置換され
    ていても良いアリール基を表し、 R7は、水素原子、置換されていても良いアルキル基、
    アリル基、又は、置換されていても良いアリール基を表
    し、 R8,R9は、それぞれ独立に、アミノ基、又は、ヒドロ
    キシ基を表し、 R10,R11は、それぞれ独立に、水素原子、又は、置換
    されていても良いアリールオキシ基を表し、 R12,R13は、それぞれ独立に、シアノ基、ニトロ基、
    置換されていても良いアルキル基、ハロゲン原子、又
    は、水素原子を表し、 R14は、水素原子、ニトロ基、又は、置換されていても
    良いアルキル基を表し、 R15A〜R15Dは、水素原子、又は、置換されていても良
    いアルキル基を表し、 R16は、置換されていても良いアルキル基、置換されて
    いても良いシクロアルキル基、又は、NR1718基を表
    し(R17、R18は、それぞれ独立に、置換されていても
    良いアルキルカルボニル基、又は、置換されていても良
    いアリールカルボニル基を表す。)、 R19は、置換されていても良いアルキル基、置換されて
    いても良いアルコキシ基、置換されていても良いアリー
    ル基、又は、置換されていても良いアリールオキシ基を
    表し、 R20は、置換されていても良いアルキル基、置換されて
    いても良いアリール基、又は、ヒドロキシ基を表し、 R21は、シアノ基、COOR5G基、又は、CONR5H
    6H基を表し(R5G,R 5H,R6Hは、それぞれ独立に、水
    素原子、置換されていても良いアルキル基、又は、置換
    されていても良いアリール基を表す。)、 XはSR4C基、S(O)R4D基又はSO24E基を表し
    (R4C〜R4Eは、置換されていても良いアルキル基、又
    は、置換されていても良いアリール基を表す。)、 Yは、CH基又はNを表し、 Zは、水素原子、又は、ハロゲン原子を表す。)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の感熱転写用シートセッ
    トにおいて、一般式(I)〜(XII)で示される色素
    の、 環A−1が、他に置換基を有していないか、或いは、置
    換基として、炭素数1〜10の、置換されていても良い
    アルキル基、炭素数1〜10の、置換されていても良い
    アルコキシ基、又は、ハロゲン原子を有するベンゼン環
    を表し、 環B−1〜B−6が、他に置換基を有していないか、或
    いは、置換基として、炭素数1〜10の、置換されてい
    ても良いアルキル基、炭素数1〜10の、置換されてい
    ても良いアルコキシ基、ハロゲン原子、NHCOR
    4F基、又は、NHSO4G基を有するベンゼン環を表
    し、 環Cは、他に置換基を有していないか、或いは、置換基
    として、炭素数1〜10の、置換されていても良いアル
    キル基、炭素数1〜10の、置換されていても良いアル
    コキシ基、ハロゲン原子、NHCOR4H基、或いは、N
    HSO4I基を有する、ベンゼン環又はピリジン環を
    表し、 環D−1は、置換基を有していないか、或いは、置換基
    として、炭素数1〜10の、置換されていても良いアル
    キル基、炭素数1〜10の、置換されていても良いアル
    コキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、又は、
    炭素数2〜11のCOOR5B基を有するベンゼン環を表
    し、 R1A〜R1J,R2A〜R2Jは、それぞれ独立に、炭素数1
    〜12の、置換されていても良いアルキル基、アリル
    基、炭素数5〜10の、置換されていても良いアリール
    基、又は、炭素数5〜7の、置換されていても良いシク
    ロアルキル基を表し、 R3Aは、水素原子、炭素数1〜10の、置換されてもよ
    いアルキル基、炭素数1〜8の、NR5E6E基、炭素数
    1〜8の、置換されていても良いアルコキシ基、炭素数
    2〜9の、置換されていても良いアルコキシカルボニル
    基、炭素数5〜10の、置換されていても良いアリール
    基、又は、炭素数3〜9のC(O)NR 5F6F基を表
    し、 R4A〜R4Iは、それぞれ独立に、炭素数1〜12の、置
    換されていても良いアルキル基、又は、炭素数6〜10
    の置換されていても良いアリール基を表し、 R5A〜R5H,R6A〜R6Hは、それぞれ独立に、水素原
    子、炭素数1〜10の、置換されていても良いアルキル
    基、又は、炭素数5〜19の、置換されていても良いア
    リール基を表し、 R7は、水素原子、炭素数1〜10の、置換されていて
    も良いアルキル基、アリル基、又は、炭素数5〜19
    の、置換されていても良いアリール基を表し、 R8,R9は、それぞれ独立に、アミノ基又はヒドロキシ
    基を表し、 R10,R11は、それぞれ独立に、水素原子、又は、炭素
    数5〜10の、置換されていても良いアリールオキシ基
    を表し、 R12,R13は、それぞれ独立に、シアノ基、ニトロ基、
    炭素数1〜4の、置換されていても良いアルキル基、ハ
    ロゲン原子、又は、水素原子を表し、 R14は、水素原子、ニトロ基、又は、炭素数1〜8の、
    置換されていても良いアルキル基を表し、 R15A〜R15Dは、それぞれ独立に、水素原子、又は、炭
    素数1〜10の、置換されていても良いアルキル基を表
    し、 R16は、炭素数1〜10の、置換されていても良いアル
    キル基、炭素数5〜10の、置換されていても良いシク
    ロアルキル基、又は、NR1718基を表し(R 17,R18
    は、それぞれ独立に、炭素数2〜9の、置換されていて
    も良いアルキルカルボニル基、又は、炭素数6〜10
    の、置換されていても良いアリールカルボニル基を表
    す。)、 R19は、炭素数1〜10の、置換されていても良いアル
    キル基、炭素数1〜10の、置換されていても良いアル
    コキシ基、炭素数5〜10の、置換されていても良いア
    リール基、又は、炭素数5〜10の、置換されていても
    良いアリールオキシ基を表し、 R20は、炭素数1〜10の、置換されていても良いアル
    キル基、炭素数5〜10の、置換されていても良いアリ
    ール基、又は、ヒドロキシ基を表し、 R21は、シアノ基、炭素数1〜9のCOOR5G基、又
    は、炭素数2〜19のNHR5H6H基を表し、 Xは、炭素数1〜8のSR4C基、S(O)R4D基、又
    は、SO24E基を表し、 Yは、CH基、又は、Nを表し、 Zは、水素原子、又は、ハロゲン原子を表すことを特徴
    とする感熱転写用シートセット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の感熱転写用シー
    トセットにおいて、イエロー色材層が、更に、下記一般
    式(XIII)〜(XVI)で表される色素のうちの1種又は
    2種以上を含有することを特徴とする感熱転写用シート
    セット。 【化4】 (式中、環A−2、環D−2、D−3、環E、環Fは、
    それぞれ任意の置換基を有していても良いベンゼン環を
    表し、 R1K,R2Kは、それぞれ独立に、水素原子、置換されて
    いても良いアルキル基、アリル基、置換されていても良
    いアリール基、又は、置換されていても良いシクロアル
    キル基を表し、 R3Bは、水素原子、置換されてもよいアルキル基、NR
    5J6J基、置換されていても良いアルコキシ基、置換さ
    れていても良いアルコキシカルボニル基、置換されてい
    ても良いアリール基、又は、C(O)NR5K6K基を表
    し、 R4J,R4Kは、それぞれ独立に、置換されていても良い
    アルキル基、又は、置換されていても良いアリール基を
    表し、 R22は、シアノ基、又は、COOR6Lを表し、 R5I〜R5K,R6I〜R6Lは、それぞれ独立に、水素原
    子、置換されていても良いアルキル基、又は、置換され
    ていても良いアリール基を表し、 R15Eは、水素原子、又は、置換されていても良いアル
    キル基を表し、 Z'は、水素原子、又は、ハロゲン原子を表す。)
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の感熱転写シートセット
    において、一般式(XIII)〜(XVI)で示される色素
    の、 環A−2が、他に置換基を有していないか、或いは、置
    換基として、炭素数1〜10の、置換基を有していても
    良いアルキル基、炭素数1〜10の、置換基を有してい
    ても良いアルコキシ基、又は、ハロゲン原子を有するベ
    ンゼン環を表し、 環D−2,D−3が、置換基を有していないか、或い
    は、置換基として、炭素数1〜10の、置換基を有して
    いても良いアルキル基、炭素数1〜10の、置換基を有
    していても良いアルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、又は、炭素数2〜11のCOOR5M基を
    有するベンゼン環を表し、 環Eが、他に置換基を有していないか、或いは、置換基
    として、炭素数1〜8の、置換されていても良いアルキ
    ル基を有するベンゼン環を表し、 環Fが、置換基として、炭素数1〜10の、置換されて
    いても良いアルキル基、炭素数1〜12の、置換基を有
    していても良いアルコキシ基、炭素数5〜10の、置換
    されていても良いアリール基、炭素数5〜10の、置換
    されていても良いアリールオキシ基、炭素数2〜11
    の、置換されていても良いCOOR6N基、炭素数3〜9
    のC(O)NR5O6O基、又は、炭素数2〜11の、O
    C(O)R 6Pを有するベンゼン環を表し、 R1K,R2Kは、それぞれ独立に、炭素数1〜12の、置
    換されていても良いアルキル基、アリル基、炭素数5〜
    10の、置換されていても良いアリール基、又は、炭素
    数5〜7の、置換されていても良いシクロアルキル基を
    表し、 R3Bは、水素原子、炭素数1〜10の、置換されてもよ
    いアルキル基、炭素数1〜8の、NR5Q6Q基、炭素数
    1〜8の、置換されていても良いアルコキシ基、炭素数
    2〜9の、置換されていても良いアルコキシカルボニル
    基、炭素数5〜10の、置換されていても良いアリール
    基、又は、炭素数3〜9のC(O)NR 5R6R基を表
    し、 R4J,R4Kは、それぞれ独立に、炭素数1〜12の、置
    換されていても良いアルキル基、又は、炭素数6〜10
    の置換基を有していても良いアリールを表し、 R15Eは、水素原子、又は、炭素数1〜10の、置換さ
    れていても良いアルキル基を表し、 Z'は、水素原子、又は、ハロゲン原子を表し、 R22が、シアノ基、又は、炭素数2〜9のC(O)OR
    6L基を表し、 R5I〜R5R,R6I〜R6O,R6Q,R6Rは、それぞれ独立
    に、水素原子、置換されていても良いアルキル基、又は
    置換されていても良いアリール基を表し、R6Pは、水素
    原子、置換されていても良いアルキル基、置換されてい
    ても良いアリール基、置換されていても良いアルコキシ
    基、置換されていても良いアリールオキシ基、又はNR
    6Pa6Pb基を表す(R6Pa,R6Pbはそれぞれ独立に水素
    原子、置換されていても良いアルキル基、又は置換され
    ていても良いアリール基を表す。))ことを特徴とする
    感熱転写用シートセット。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の感
    熱転写用シートセットにおいて、イエロー、マゼンタ、
    シアンの少なくとも3色の色材層が、1つの支持体上に
    面順次に設けられてなることを特徴とする感熱転写用シ
    ートセット。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の感
    熱転写用シートセットにおいて、イエロー、マゼンタ、
    シアンの少なくとも3色の色材層が、各々別々の支持体
    上に設けられ、これらが組み合わせられてなることを特
    徴とする感熱転写用シートセット。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の感
    熱転写用シートセットを用いて支持体上にフルカラー感
    熱転写記録を行うことを特徴とするフルカラープリント
    方法。
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