JPH06145543A - ピラゾールアゾ色素及び感熱転写シート - Google Patents

ピラゾールアゾ色素及び感熱転写シート

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JPH06145543A
JPH06145543A JP4298968A JP29896892A JPH06145543A JP H06145543 A JPH06145543 A JP H06145543A JP 4298968 A JP4298968 A JP 4298968A JP 29896892 A JP29896892 A JP 29896892A JP H06145543 A JPH06145543 A JP H06145543A
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/0025Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from diazotized amino heterocyclic compounds
    • C09B29/0029Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from diazotized amino heterocyclic compounds the heterocyclic ring containing only nitrogen as heteroatom
    • C09B29/0037Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from diazotized amino heterocyclic compounds the heterocyclic ring containing only nitrogen as heteroatom containing a five-membered heterocyclic ring with two nitrogen atoms

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱転写に好適な色素及びこの色素を用いた
感熱転写シートを提供する。 【構成】 下記一般式で表わされるピラゾールアゾ色素
及びこの色素を含む色材層を有する感熱転写シート 【化1】 〔式中、Xは水素原子、メチル基又はアシルアミノ基、
Yは水素原子又は低級アルコキシ基を表わす。R1 〜R
3 は水素原子、置換されていてもよいアルキル基、シク
ロアルキル基又はアリル基を示す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なピラゾールアゾ色
素及びこの色素を用いた感熱転写記録、特に色素転写型
感熱転写記録に使用される感熱転写記録用シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】色素転写型感熱転写記録は、ベースフィ
ルム上に熱移行性の色素を含む色材層を有する感熱転写
シートと、色素受容層を表面に有する受像シートを重ね
合わせ、感熱転写シートを加熱して感熱転写シート中の
色素を受像シートに転写することにより記録を行う記録
方法である。本記録方法は、加熱エネルギーの大きさに
より色素の転写量を制御し階調表現ができるため、ビデ
オプリンターなどフルカラー画像記録用に応用されてい
る。
【0003】色素転写型感熱転写記録においては、転写
シートのインキ組成物に用いられる色素は、転写記録の
スピード、記録物の画質、保存安定性などに大きな影響
を与えるので非常に重要であり、以下の様な条件を満た
すことが必要である。 熱記録ヘッドの作動条件で容易に昇華及び/または熱
拡散する。 熱記録ヘッドの作動条件で熱分解しない。 分子吸光係数が大きい。 熱、光、湿気、薬品などに対して安定である。 合成が容易である。 インク化適性が優れている。 安全衛生上の問題が無い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明者らはピラゾール
アゾ系色素について、感熱転写用色素として優れた性能
を有するものを見出すべく検討を行なった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記請求
項1に記載された一般式(I)で示されるピラゾールア
ゾ色素が感熱転写用色素として優れていることを見出し
た。以下、本発明を詳細に説明する。本発明に係る前記
一般式(I)で示されるピラゾールアゾ色素は、3−メ
チル−5−アミノピラゾールを通常の方法に従ってジア
ゾ化し、下記一般式(II)
【0006】
【化2】
【0007】(式中、X,Y,R2 ,R3 は前記一般式
(I)と同じ意味を表わす)で示されるアニリン類にカ
ップリングして、下記一般式(III )
【0008】
【化3】
【0009】(式中、X,Y,R2 ,R3 は前記一般式
(I)と同じ意味を表わす)で示されるアゾ化合物を
得、更にこのものを所望によりアルキル化剤で処理する
事により得ることが出来る。アルキル化剤としては下記
一般式(IV) R1 −Z (IV) (式中、R1 は前記一般式(I)と同じ意味を表わし、
Zはハロゲン原子を表わす)で示されるハロゲン化アル
キルが有利である。ハロゲン化アルキルを用いるアルキ
ル化は水または有機溶媒中、脱酸剤の存在下に(III )
式の化合物と(IV)式の化合物を加熱することにより行
なわれる。有機溶媒としてはN,N−ジメチルホルムア
ミド、N−メチルピロリドンなどが特に有利である。脱
酸剤としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウムなどが挙げられる。反応温度は通常50〜
100℃が適当である。
【0010】本発明に係る前記一般式(I)で示される
色素について具体的に説明する。一般式(I)におい
て、R1 ,R2 ,R3 で表わされるアルキル基として
は、C1 〜C12の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基が
挙げられる。R1 ,R2 ,R3 で表わされる置換アルキ
ル基としては、アルコキシ基、アルコキシアルコキシ
基、アリールオキシ基、アリルオキシ基、アラルキルオ
キシ基、アリール基、シアノ基、ヒドロキシ基、ハロゲ
ン原子、フリル基、テトラヒドロフリル基、アルコキシ
カルボニル基、アリルオキシカルボニル基、アシルオキ
シ基などで置換されたC1 〜C8 の直鎖状または分岐鎖
状のアルキル基が挙げられる。このような置換アルキル
基の具体例としては、次のようなものがあげられる。
【0011】アルコキシ基で置換されたアルキル基とし
ては、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、
2−(n)プロポキシエチル基、2−(iso)プロポ
キシエチル基、2−(n)ブトキシエチル基、2−(i
so)ブトキシエチル基、2−(sec)ブトキシエチ
ル基、2−(n)ペンチルオキシエチル基、2−(n)
ヘキシルオキシエチル基、2−(n)オクチルオキシエ
チル基、2−(2′−エチルヘキシルオキシ)エチル
基、1−メチル−2−メトキシエチル基、1−メチル−
2−エトキシエチル基、1−メチル−2−(n)プロポ
キシエチル基、1−メチル−2−(iso)プロポキシ
エチル基、1−メチル−2−(n)ブトキシエチル基、
1−メチル−2−(iso)ブトキシエチル基、1−メ
チル−2−(n)ヘキシルオキシエチル基、1−メチル
−2−(2′−エチルヘキシルオキシ)エチル基、3−
メトキシブチル基、3−エトキシブチル基、1−エチル
−2−メトキシエチル基、1−エチル−2−エトキシエ
チル基などが挙げられるが、特にC3 〜C8 の2−アル
コキシエチル基が好ましい。
【0012】アラルキルオキシ基で置換されたアルキル
基としては、2−ベンジルオキシエチル基、1−メチル
−2−ベンジルオキシエチル基、1−エチル−2−ベン
ジルオキシエチル基、2−(2′−フェニルエチルオキ
シ)エチル基などが挙げられる。アリルオキシ基で置換
されたアルキル基としては、2−アリルオキシエチル
基、1−メチル−2−アリルオキシエチル基、1−エチ
ル−2−アリルオキシエチル基などが挙げられる。
【0013】アリールオキシ基で置換されたアルキル基
としては、2−フェノキシエチル基、1−メチル−2−
フェノキシエチル基、1−エチル−2−フェノキシエチ
ル基などが挙げられる。アルコキシアルコキシ基で置換
されたアルキル基としては、2−(2′−メトキシエト
キシ)エチル基、2−(2′−エトキシエトキシ)エチ
ル基、2−{2′−(n)ブトキシエトキシ}エチル
基、2−{2′−(n)ヘキシルオキシエトキシ}エチ
ル基、2−{2′−(n)オクチルオキシエトキシ}エ
チル基、2−{2′−(iso)ブトキシエトキシ}エ
チル基、1−メチル−2−(2′−メトキシエトキシ)
エチル基、1−メチル−2−{2′−(n)ブトキシエ
トキシ}エチル基、3−(2′−メトキシエトキシ)ブ
チル基などが挙げられるが特に、C5 〜C10の2−
(2′−アルコキシエトキシ)エチル基が好ましい。
【0014】シアノ基で置換されたアルキル基としては
2−シアノエチル基、シアノメチル基などが、ヒドロキ
シ基で置換されたアルキル基としては2−ヒドロキシエ
チル基、3−ヒドロキシ(n)プロピル基、4−ヒドロ
キシ(n)ブチル基、1−メチル−2−ヒドロキシエチ
ル基、1−エチル−2−ヒドロキシエチル基などが挙げ
られる。ハロゲン原子で置換されたアルキル基としては
2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2,2,2
−トリフルオロエチル基などが、フリル基で置換された
アルキル基としてはフルフリル基などが挙げられる。テ
トラヒドロフリル基で置換されたアルキル基としてはテ
トラヒドロフルフリル基が、アリール基で置換されたア
ルキル基としてはベンジル基、p−クロロベンジル基、
2−フェニルエチル基などが挙げられる。
【0015】アルコキシカルボニル基、アリルオキシカ
ルボニル基で置換されたアルキル基としては、2−メト
キシカルボニルエチル基、2−エトキシカルボニルエチ
ル基、2−(iso)ブトキシカルボニルエチル基、2
−(n)ヘキシルオキシカルボニルエチル基、1−メチ
ル−2−メトキシカルボニルエチル基、1−メチル−2
−(n)ブトキシカルボニルエチル基、2−アリルオキ
シカルボニルエチル基、1−メチル−2−アリルオキシ
カルボニルエチル基、メトキシカルボニルメチル基、エ
トキシカルボニルメチル基、(iso)ブトキシカルボ
ニルメチル基、(n)ヘキシルオキシカルボニルメチル
基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル基など
が挙げられる。
【0016】アシルオキシ基で置換されたアルキル基と
しては、2−アセトキシエチル基、2−プロピオニルオ
キシエチル基、2−ベンゾイルオキシエチル基、3−ア
セトキシ(n)プロピル基、4−アセトキシ(n)ブチ
ル基、1−メチル−2−アセトキシエチル基、1−エチ
ル−2−アセトキシエチル基などが挙げられる。R1
2 ,R3 で表わされるシクロアルキル基としては、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
【0017】Xで表わされるアシルアミノ基としてはC
1 〜C4 のアルキルカルボニルアミノ基、ベンゾイルア
ミノ基などが挙げられる。一般式(I)の置換基のう
ち、R1 ,R2 ,R3 で表わされるもののなかで特に好
ましいのはC1 〜C8 のアルキル基またはアルコキシア
ルキル基であり、Xとして特に好ましいのは水素原子、
メチル基またはアセチルアミノ基であり、Yとして特に
好ましいのは水素原子、メトキシ基またはエトキシ基で
ある。
【0018】前記一般式(I)で表わされる色素の具体
例のいくつかを第1表に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】本発明に係る上記の色素を用いて感熱転写
シートの色材層を形成するのは常法により行なうことが
できる。通常、色素を結着剤とともに媒体中に溶解ある
いは微粒子状に分散させてインクを調製し、該インクを
ベースフィルムに塗布、乾燥する事により色材層を形成
できる。
【0025】インクの調製のための結着剤としては、セ
ルロース系、アクリル酸系、澱粉系、エポキシ系などの
水溶性樹脂、及びアクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエー
テルスルホン、ポリビニルブチラール、エチルセルロー
ス、アセチルセルロース、ポリエステル、AS樹脂、フ
ェノキシ樹脂などの有機溶剤に可溶性の樹脂を用いる事
ができる。
【0026】インク調製のための媒体としては、水の他
に、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、イソブチルアルコールなどのアルコール
類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソ
ルブ類、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳
香族類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノンなどのケトン類、塩化メチレン、
クロロホルム、トリクロロエチレンなどの塩素系溶剤、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、
N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン
などの含窒素有機溶剤などを用いる事ができる。
【0027】上記のインク中には、上記の成分の他に必
要に応じて有機、無機の非昇華性微粒子、分散剤、帯電
防止剤、消泡剤、酸化防止剤、粘度調整剤などを添加す
る事ができる。転写シート作製のためのインクを塗布す
るベースフィルムとしては、コンデンサー紙、グラシン
紙のような薄葉紙、ポリエステル、ポリカーボネート、
ポリアミド、ポリイミド、ポリアラミドのような耐熱性
の良好なプラスチックのフィルムが適している。ベース
フィルムの厚さは通常3〜50μmである。
【0028】上記のベースフィルムのうち、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムが機械的強度、耐溶剤性、経
済性などを考慮すると特に有利である。しかし、場合に
よっては、ポリエチレンテレフタレートフィルムが必ず
しも耐熱性が充分でなく、サーマルヘッドの走行性が不
十分となることがある。かかる場合には、色材層の反対
面に潤滑剤、滑性の高い耐熱性粒子などを含む耐熱性樹
脂の層を設ける事により、サーマルヘッドの走行性を改
良したものを用いるのが好ましい。
【0029】インクをベースフィルムに塗布するには、
グラビアコーター、リバースロールコーター、ロッドコ
ーター、エアドクタコーターなど常用の塗布装置を使用
して実施する事ができる。インクの塗布層の厚さは、乾
燥後0.1〜5μmの範囲となるように塗布すれば良
い。本発明の感熱転写シートは、加熱手段としてサーマ
ルヘッドのみならず赤外線、レーザー光なども利用する
事ができる。又、ベースフィルムそのものに電気を流す
ことによって発熱する通電発熱フィルムを用いて、通電
型染料転写シートとして用いる事ができる。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例1 a)色素の合成 3−メチル−5−アミノピラゾール9.7g(0.1モ
ル)を酢酸100ml中に仕込み、0〜5℃で95%硫
酸30gと亜硝酸ソーダ7.2g(0.105モル)か
ら調製したニトロシル硫酸を滴下し、同温度で1時間撹
拌してジアゾ化を行った。次にN,N−ジエチル−m−
トルイジン16.3g(0.1モル)を水100ml、
メタノール100mlの混合液に溶解し、この中に上で
得たジアゾ液を0〜5℃で滴下し、酢酸ソーダでpHを
4〜5に調整しながら同温度で2時間撹拌し、カップリ
ング反応を行った。反応終了後析出した結晶を濾過、水
洗、乾燥して橙色結晶26.9gを得た。
【0031】この結晶をN,N−ジメチルホルムアミド
200ml中に仕込み、炭酸カリ9.3g(0.068
モル)と(n)プロピルブロマイド16.6g(0.1
35モル)を加え、70〜80℃で3時間撹拌した。室
温まで冷却し、水200mlを加え、析出した結晶を濾
過、水洗、乾燥した。これをクロロホルムに溶解し、シ
リカゲルのカラムを通して精製を行い、橙色の結晶を
6.2g得た。
【0032】このもののマススペクトルは親イオンピー
クが313で第1表No.1の構造式の分子量と一致し
た。また、アセトン中の吸収極大波長は455nmであ
った。融点は90〜91℃であった。
【0033】
【表6】 b)インクの調整 色素 6重量部 酢酸セルロース 10重量部 (製品名:L−30;ダイセル化学株式会社製品) メチルエチルケトン 80重量部 ────────────────────────────────── 合 計 96重量部 上記組成の混合物をペイントコンディショナーで10分
間処理し、インクの調製を行った。
【0034】c)感熱転写シートの作製 上記のインクをワイヤバーを用いて背面が耐熱滑性処理
されたポリエチレンテレフタレートフィルム(6μm
厚)上に塗布、乾燥し(乾燥膜厚約1μm)、感熱転写
シートを得た。なお、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの耐熱滑性処理は、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムに下記式
【0035】
【化4】
【0036】で表わされる繰返し構造単位を有するポリ
カーボネート樹脂8重量部、リン酸エステル系界面活性
剤(製品名:プライサーフA−208B;第一工業製薬
株式会社製品)1重量部、トルエン91重量部からなる
液を塗布、乾燥(乾燥膜厚約1μm)する事により行っ
た。
【0037】d)受像体の作製 塩酢ビ樹脂(製品名:VYHD;ユニオンカーバイド製
品)10重量部、アミノ変性シリコーン(製品名:KF
−393;信越化学工業株式会社製品)0.5重量部、
メチルエチルケトン15重量部、キシレン15重量部か
らなる液を合成紙(製品名:ユポFPG150;王子油
化株式会社製品)にワイヤーバーで塗布、乾燥し(乾燥
膜厚約5μm)、更にオーブン中で80℃で30分間処
理する事により作製した。
【0038】e)転写記録 上記の感熱転写シートのインク塗布面を受像体と重ね、
サーマルヘッドを用いて下記条件で記録し、第2表に示
す色調の色濃度の優れた記録物を得た。 記録条件 主走査、副走査の記録密度 : 6ドット/mm 記録電力 : 0.21W/ドット 通電時間 : 10ミリ秒 f)耐光性試験 得られた記録物(色濃度約1.0のもの)の耐光性試験
をキセノンランプフェードメーター(スガ試験機株式会
社製造)を用いて実施し(ブラックパネル温度:63±
2℃)、40時間照射したが変退色は小さかった。
【0039】
【表7】
【0040】実施例2〜9 実施例1で用いた色素の代りに第2表に示す色素につい
て、実施例1と同様の方法により色素の合成、インクの
調製、転写シートの作製、受像体の作製及び転写記録、
耐光性試験を行ない、第2表に示す色調の色濃度の優れ
た記録物を得た。
【0041】
【発明の効果】本発明の色素は感熱転写シートに用いた
場合、低エネルギーで高い濃度の鮮明な色調の記録物を
得る事ができ、更に得られた記録物の耐光性が良好であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、Xは水素原子、メチル基またはアシルアミノ基
    を表わし、Yは水素原子または低級アルコキシ基を表わ
    し、R1 ,R2 およびR3 はそれぞれ異なっていてもよ
    く、水素原子、置換もしくは非置換のアルキル基、シク
    ロアルキル基またはアリル基を表わす)で示されるピラ
    ゾールアゾ色素。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の一般式(I)で示され
    るピラゾールアゾ色素を含む色材層を有する事を特徴と
    する感熱転写シート。
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