JP2003204001A - 半導体装置及びその動作方法 - Google Patents

半導体装置及びその動作方法

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JP2003204001A JP2002027436A JP2002027436A JP2003204001A JP 2003204001 A JP2003204001 A JP 2003204001A JP 2002027436 A JP2002027436 A JP 2002027436A JP 2002027436 A JP2002027436 A JP 2002027436A JP 2003204001 A JP2003204001 A JP 2003204001A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルのしきい値電圧のばらつきを減少
することができ、誤動作を防止することができる不揮発
性記憶回路を備えた半導体装置及びその動作方法を提供
する。 【解決手段】 半導体装置の不揮発性記憶回路は、第1
の方向に配列された第1、第2、第3及び第4のメモリ
セルと、第1のメモリセル上を第2の方向に延在し、第
2のメモリセルに接続された第1のビット線と、第2の
メモリセル上を第2の方向に延在し、第1のメモリセル
に接続された第2のビット線と、第3のメモリセル上を
第2の方向に延在し、第3のメモリセルに接続された第
3のビット線と、第4のメモリセル上を第2の方向に延
在し、第4のメモリセルに接続された第4のビット線と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の動作方法に関し、特に不揮発性記憶回路を備えた半導
体装置及びこの半導体装置の動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的に書込消去が可能な不揮発性記憶
回路を備えた半導体記憶装置として、NAND型EEPROM(Ele
ctrically Erasable Programmable Read Only Memory)
が知られている。図19乃至図23にはNAND型EEPROMの
デバイス構造を、図24にはNAND型EEPROMの回路構成を
示す。
【0003】NAND型EEPROMのメモリセルアレイ100は
行列状に配列された複数のメモリセルユニット101に
より構築されている。メモリセルユニット101は、行
方向(ロウ方向)に複数個例えば8個直列に接続された
メモリセル102により構成されている。一般的に、メ
モリセル102には1ビット(bit)のデータを記憶する
ことができ、メモリセルユニット101には1バイト(b
yte)のデータを記憶することができる。
【0004】NAND型EEPROMは図21乃至図23に示すよ
うに半導体基板110(半導体チップ)の主面に配設さ
れている。半導体基板110にはシリコン単結晶基板が
使用されている。複数個のメモリセル102は、この半
導体基板110の主面、図示しないが、実際には半導体
基板110の主面に配設されたウエル領域に配設されて
いる。メモリセル102の周囲、詳細にはゲート幅を規
定する領域には素子分離絶縁膜111が配設されてい
る。
【0005】このメモリセル102は、チャネル形成領
域(半導体基板110又はウエル領域)と、第1のゲー
ト絶縁膜121と、第1のゲート絶縁膜121上のフロ
ーティングゲート電極(電荷蓄積部)122と、フロー
ティングゲート電極122上の第2のゲート絶縁膜12
3と、第2のゲート絶縁膜123上のコントロールゲー
ト電極124と、ソース領域又はドレイン領域として使
用される一対の半導体領域125とを備えて構成されて
いる。すなわち、メモリセル102は、フローティング
ゲート電極122を有する、nチャネル導電型電界効果
トランジスタにより構成されている。メモリセルユニッ
ト101において、行方向に隣接する一方のメモリセル
102のソース領域又はドレイン領域である半導体領域
125は、他方のメモリセル102のドレイン領域又は
ソース領域である半導体領域125と一体的に形成され
ている。メモリセル102のコントロールゲート電極1
24は、図19及び図22に示すように、列方向(カラ
ム方向)に隣接する他のメモリセルユニット101のメ
モリセル102のコントロールゲート電極124と一体
的に形成され、列方向に延在しかつ行方向に配列された
ワード線124WLを構成するようになっている。
【0006】メモリセルユニット101の一端側(図1
9において上側、図23において左側)のメモリセル1
02にはセル選択用トランジスタ105が配設されてい
る。メモリセルユニット101の他端(図19において
下側、図23において右側)にはセル選択用トランジス
タ106が配設されている。
【0007】セル選択用トランジスタ105、セル選択
用トランジスタ106は、いずれもメモリセル102と
同様にnチャネル導電型電界効果トランジスタにより構
成されている。すなわち、セル選択用トランジスタ10
5は、チャネル形成領域と、チャネル形成領域上のゲー
ト絶縁膜151と、ゲート絶縁膜151上のゲート電極
152と、ソース領域又はドレイン領域として使用され
る一対のn型半導体領域155とを備えて構成されてい
る。ゲート電極152は、列方向に隣接する他のセル選
択用トランジスタ105のゲート電極152と一体的に
形成され、セル選択信号線152Sを構成するようにな
っている。
【0008】同様に、セル選択用トランジスタ106
は、チャネル形成領域と、チャネル形成領域上のゲート
絶縁膜161と、ゲート絶縁膜161上のゲート電極1
62と、ソース領域又はドレイン領域として使用される
一対のn型半導体領域165とを備えて構成されてい
る。ゲート電極162は、列方向に隣接する他のセル選
択用トランジスタ106のゲート電極162と一体的に
形成され、セル選択信号線162Sを構成するようにな
っている。
【0009】ビット線136は、メモリセルユニット1
01上において、ワード線124WLと交差する行方向
に延在しかつ列方向に複数本配列されている。ビット線
136は、その下層のサブビット線133、接続孔配線
131のそれぞれを通してセル選択用トランジスタ10
5の一方の半導体領域155に接続されている。サブビ
ット線133は、層間絶縁膜130上の第1層目の配線
層に形成されている。ビット線136は、サブビット線
133上を覆う層間絶縁膜135上の第2層目の配線層
に形成されている。
【0010】ソース線134は、サブビット線133と
同一の第1層目の配線層に形成されており、列方向に延
在している。ソース線134は、接続孔配線132を通
してセル選択用トランジスタ106の一方の半導体領域
165に接続されている。
【0011】図25乃至図27にはNAND型EEPROMの他の
デバイス構造を示す。なお、ここで説明するNAND型EEPR
OMの回路構成は図24に示す回路構成と基本的に同一で
ある。図25乃至図27に示すNAND型EEPROMは、図19
乃至図23に示すNAND型EEPROMのサブビット線133を
備えていない。すなわち、ビット線136は、層間絶縁
膜130上の第1層目の配線層に形成され、接続孔配線
131を通してセル選択用トランジスタ105の一方の
半導体領域155に接続されている。さらに、NAND型EE
PROMは、第1層目の配線層に形成されるソース線134
は備えてなく、列方向に隣接するセル選択用トランジス
タ106の一方の半導体領域165を一体的に形成した
ソース線165Sを備えている。
【0012】次に、上記図19乃至図23に示すNAND型
EEPROM、図25乃至図27に示すNAND型EEPROMの動作を
図28を用いて説明する。
【0013】(1)まず最初に、NAND型EEPROMのメモリ
セルアレイ100において、データの消去動作が行われ
る。消去動作は、選択されたメモリブロック全体のメモ
リセル102のデータを一括消去するものである。この
消去動作においては、コントロールゲート電極124
(ワード線124WL)に0Vが印加され、半導体基板
(ウエル領域)110に例えば20Vの高電位VPPW
印加される。このような消去動作電圧を印加することに
より、第1のゲート絶縁膜121にFNトンネル電流が
流れ、フローティングゲート電極(電荷蓄積部)122
から半導体基板110に電子が放出される。電子の放出
により、メモリセル102のしきい値電圧が負になる。
【0014】(2)次に、データの書込動作が行われる
(ステップ170S。以下、「ステップ」は省略す
る。)。まず1本のワード線124WLに接続されたメ
モリセル102において、偶数番目のビット線136
(BL2,BL4,…)に接続されたメモリセル102
と、奇数番目のビット線136(BL1,BL3,…)
に接続されたメモリセル102との2つに分けて、書込
動作が行われる。例えば、選択されたワード線124W
Lに接続された偶数番目の複数のメモリセル102に対
して同時に書込動作が行われる。
【0015】メモリセル102に“0”データを書き込
む場合、すなわちメモリセル102のしきい値電圧を正
にシフトさせる場合、ビット線136に0Vが印加され
る。メモリセル102に“1”データを書き込む場合、
すなわちメモリセル102のしきい値電圧をシフトさせ
ない場合、ビット線136には書込電圧VCC、例えば3
Vが印加される。ここで、偶数番目のビット線136に
接続されたメモリセル102に対してデータを書き込む
場合、奇数番目のビット線136には書込電圧VCCが印
加される。そして、セル選択用トランジスタ105に接
続されたセル選択信号線152Sに書込電圧VCC、非選
択のワード線124WLに書込電圧VPA SS例えば10V
が印加される。さらに、選択されたワード線124WL
に高電位の書込電圧VPPW例えば20Vがパルスにより
印加される(171S)。
【0016】“0”データを書き込むメモリセル102
においては、ドレイン領域(半導体領域125)、チャ
ネル形成領域、ソース領域(半導体領域125)に0V
が印加され、チャネル形成領域とコントロールゲート電
極124との間に高電圧が印加されるので、第1のゲー
ト絶縁膜121にFNトンネル電流が流れ、電子がフロ
ーティングゲート電極122に注入される。つまり、メ
モリセル102のしきい値電圧を正にシフトさせること
ができる。
【0017】また、“1”データを書き込むメモリセル
102においては、セル選択用トランジスタ105がカ
ットオフ状態になり、チャネル形成領域の電位は非選択
のコントロールゲート電極124に印加された電位V
PASSとの間の容量カップリングにより上昇し、チャネル
形成領域とコントロールゲート電極124との間に発生
する電界を緩和することができる。つまり、チャネル形
成領域からフローティングゲート電極122への電子の
注入が禁止されるので、メモリセル102のしきい値電
圧はシフトしない。
【0018】さらに、偶数番目のビット線136に接続
されたメモリセル102に対してデータ書込動作を行っ
ている時に、奇数番目のビット線136に接続されたメ
モリセル102のしきい値電圧は変動しない。
【0019】(3)選択されたワード線124WLに高
電位の書込電圧VPPWが印加された後、“0”データが
書き込まれたメモリセル102のしきい値電圧が所定の
値まで到達したかどうかを検査するベリファイ読出動作
を行う(172S)。ベリファイ読出動作においては、
偶数番目のビット線136に読出電圧VCC例えば3Vが
印加され、奇数番目のビット線136に0Vが印加さ
れ、選択されたメモリセル102に接続されたコントロ
ールゲート電極124(ワード線124WL)に0Vが
印加され、他のワード線124WL及びセル選択信号線
152Sに読出電圧VCCが印加される。そして、このよ
うなベリファイ読出動作電圧が印加された状態におい
て、ビット線136からメモリセル102を通して電流
が流れるかどうかの確認が行われる。電流が流れる場合
には、選択されたメモリセル102のしきい値電圧が充
分に高くなっていない、すなわち書込動作が完了してい
ないことになる。このような場合には、再度、データの
書込動作が繰り返し行われる。
【0020】また、電流が流れない場合には書込動作が
完了しているので、ビット線136の電位0Vを電位V
CCに切り替え、以降のデータの書き込みを禁止し、メモ
リセル102のしきい値電圧の変動の防止が行われる。
【0021】以下、同様の手順において、選択されたワ
ード線124WLに接続され、偶数番目のビット線13
6に接続されたすべてのメモリセル102のデータの書
き込みが完了するまで書込動作が繰り返し行われる(1
73S)。
【0022】(4)さらに、偶数番目のビット線136
に接続されたメモリセル102のデータの書込動作と同
様の手順により、奇数番目のビット線136に接続され
たメモリセル102のデータの書込動作が行われる(1
75S及び176S)。ベリファイ読出動作(177
S)を行った後、選択されたワード線124WLに接続
され、奇数番目のビット線136に接続されたすべての
メモリセル102のデータの書き込みが完了するまで書
込動作が繰り返し行われる(178S)。
【0023】(5)そして、データの読出動作が行われ
る。読出動作はベリファイ読出動作と同様に行われる。
すなわち、読出動作においては、ビット線136に読出
電圧V CC例えば3Vが印加され、選択されたメモリセル
102に接続されたコントロールゲート電極124(ワ
ード線124WL)に0Vが印加され、他のワード線1
24WL及びセル選択信号線152Sに読出電圧VCC
印加される。そして、このような読出動作電圧が印加さ
れた状態において、ビット線136からメモリセル10
2を通して電流が流れるかどうかの確認が行われる。読
出動作は、書込動作と同様に、偶数番目のビット線13
6に接続されたメモリセル102の読出動作と、奇数番
目のビット線136に接続されたメモリセル102の読
出動作との2回の動作に分けて行われる。偶数番目のビ
ット線136に接続されたメモリセル102の読出動作
を行う場合、奇数番目のビット線136には0Vが印加
される。逆に、奇数番目のビット線136に接続された
メモリセル102の読出動作を行う場合、偶数番目のビ
ット線136には0Vが印加される。
【0024】このように、偶数番目のビット線136に
接続されたメモリセル102の読出動作と、奇数番目の
ビット線136に接続されたメモリセル102の読出動
作とを分けて行うことにより、以下に説明するように、
列方向の隣接ビット線136間の干渉による、データの
誤読出動作を防止することができる。
【0025】データの読出動作においては、ビット線1
36を充電した後、選択されたコントロールゲート電極
124及び選択されたワード線124WL以外のコント
ロールゲート電極124は活性化され、ビット線136
の充電電位が下降するかどうかによってデータが識別さ
れている。すなわち、ビット線136の充電電位が下降
すれば“0”データ、下降しなければ“1”データとし
て認識されている。
【0026】ここで、ビット線136を偶数番目と奇数
番目とに分けずに、すべてのビット線136を一括して
読み出す場合を最初に考える。図29に示すように、ビ
ット線136(BL1)、ビット線136(BL2)、
ビット線136(BL3)は平行に並んでおり、ビット
線136(BL1)及びビット線136(BL3)に接
続されたメモリセル102には“0”データが格納さ
れ、ビット線136(BL2)に接続されているメモリ
セル102には“1”データが格納されていると仮定す
る。
【0027】読出動作において、理想的にはビット線1
36(BL1)及びビット線136(BL3)の充電電
位は下降し、ビット線136(BL2)の充電電位は下
降しないはずである。隣接するビット線136(BL
1)とビット線136(BL2)との間にはカップリン
グ容量CBL12が存在し、隣接するビット線136(BL
2)とビット線136(BL3)との間にはカップリン
グ容量CBL23が存在する。このため、ビット線136
(BL1)及びビット線136(BL3)の充電電位が
下降すると、カップリングノイズの影響を受け、ビット
線136(BL2)の充電電位は若干下降してしまう。
するとビット線136(BL2)に接続されたメモリセ
ル102に格納されたデータが“1”データであると誤
読出動作が生じる。微細化に伴いビット線136間の間
隔がさらに減少すれば、カップリングノイズはさらに増
大し、誤書込動作がより顕著な問題になる。
【0028】このような問題点を解決可能な技術とし
て、例えば以下の文献に記載されるようなビット線シー
ルド技術が有効である。T.Tanaka et al., A Quick Int
elligent Page-Programming Architecture and a Shiel
ded Bitline Sensing Method for 3V-only NAND Flash
memory (IEEE J.Solid-State Circuits, vol.29, no.1
1, pp.1366-1373, Nov.1994.)。このビット線シールド
技術は、ページ読み出しを行う際に読み出しを行うビッ
ト線を1本おきとし、読み出しを行わないビット線を接
地することにより、カップリングノイズを減少させるこ
とが可能である。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
NAND型EEPROMにおいては、ビット線シールド技術によ
り、隣接するビット線136間に発生するカップリング
ノイズを減少することは可能ではあるが、さらに以下の
点についての配慮がなされていなかった。
【0030】(1)NAND型EEPROMの微細化が進むと、隣
接するメモリセル102のフローティングゲート電極
(電荷蓄積部)122間の距離が縮まり、このフローテ
ィングゲート電極122間に発生するカップリング容量
の影響が強くなる傾向にある。図30に示すように、同
一のメモリセルユニット101内において、行方向に隣
接するメモリセル102のフローティングゲート電極1
22間にはカップリング容量CFGRが発生する。さら
に、図31に示すように、列方向に隣接するメモリセル
ユニット101のそれぞれのメモリセル102のフロー
ティングゲート電極122間にはカップリング容量C
FGCが発生する。
【0031】ここで、ある着目するメモリセル102に
対して隣接するメモリセル102のしきい値電圧が変化
すると、カップリング容量CFGR及びCFGCによる影響を
受け、着目するメモリセル102のしきい値電圧が見か
け上変化する。例えば、隣接するメモリセル102のし
きい値電圧が負から正へシフトすると、着目するメモリ
セル102のしきい値電圧は見かけ上つられて正の方向
へシフトする。すなわち、前述のように、書込動作を偶
数番目のビット線136に接続されたメモリセル102
と奇数番目のビット線136に接続されたメモリセル1
02との2回に分けて行う場合、最初にデータが書き込
まれたメモリセル102のしきい値電圧が、カップリン
グ容量CFGR及びCFGCによる影響を受け、最後にデータ
が書き込まれたメモリセル102のしきい値電圧によ
り、見かけ上、シフトしてしまう。
【0032】例えば、偶数番目のビット線136に接続
されたメモリセル102に最初にデータの書込動作が行
われ、ある着目したメモリセル102に “0”データ
が書き込まれたとする。この時、隣接する、奇数番目の
ビット線136に接続されたメモリセル102のしきい
値電圧は負(消去時のしきい値電圧のまま)である。次
に、着目したメモリセル102の両側に隣接する、奇数
番目のビット線136に接続されたメモリセル102に
“0”データが書き込まれる(しきい値電圧を負から正
にシフトさせる)と、着目したメモリセル102のしき
い値電圧がカップリング容量CFGR及びCFGCによる影響
を受けて正の方向にシフトする。
【0033】このようなメモリセル102のしきい値電
圧の変動は、データの書込動作後のしきい値電圧のばら
つきの原因となり、NAND型EEPROMの誤動作等の原因にな
る。さらに、隣接するメモリセル102のフローティン
グゲート電極122間の容量結合は、微細化が進むにつ
れ、行列方向(縦方向及び横方向)ばかりでなく、斜め
方向においても問題になってきており、NAND型EEPROMの
誤動作は深刻な問題になりつつある。
【0034】(2)NAND型EEPROM、AND型EEPROM等のEEP
ROMにおいては、1つのメモリセル当たりの記憶容量を
増加させるために、多値化メモリセルの開発が進められ
ている。多値化メモリセルは、2つのレベル(2値)に
分けていたしきい値電圧を例えば4つのレベル(4値)
に分け、メモリセル当たりの記憶容量を増やす技術であ
る。因みに、2値を有するメモリセルに対して4値を有
するメモリセルは、記憶容量が2倍に、又集積度が2倍
になる。当然のことながら、多値化メモリセルを実現す
るためには、データ書込動作後のしきい値電圧のばらつ
きを小さくする必要がある。
【0035】しかしなから、前述のように、メモリセル
の微細化に伴い、隣接するメモリセルのフローティング
ゲート電極間の結合容量の影響が強くなる傾向にあり、
データ書込動作後のしきい値電圧のばらつきを充分に減
少することができないので、多値化メモリセルを実現す
ることが難しかった。
【0036】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものである。従って、本発明の目的は、データ書込動
作後のメモリセルのしきい値電圧の変動を減少すること
ができ、しきい値電圧のばらつきを減少することができ
る不揮発性記憶回路を備えた半導体装置の動作方法を提
供することである。
【0037】さらに、本発明の目的は、誤動作を防止す
ることができ、電気的信頼性を向上することができる不
揮発性記憶回路を備えた半導体装置を提供することであ
る。特に、本発明の目的は、メモリセルのしきい値電圧
のばらつきを減少することにより誤動作を防止すること
ができ、電気的信頼性を向上することができる不揮発性
記憶回路を備えた半導体装置を提供することである。さ
らに、本発明の目的は、メモリセルのしきい値電圧のば
らつきを減少しつつ、ビット線に付加される寄生容量を
均一化することにより誤動作を防止することができ、電
気的信頼性を向上することができる不揮発性記憶回路を
備えた半導体装置を提供することである。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、第1の方向に配列された第
1、第2、第3及び第4のメモリセルと、第1のメモリ
セル上を第2の方向に延在し、第2のメモリセルに接続
された第1のビット線と、第2のメモリセル上を第2の
方向に延在し、第1のメモリセルに接続された第2のビ
ット線と、第3のメモリセル上を第2の方向に延在し、
第3のメモリセルに接続された第3のビット線と、第4
のメモリセル上を第2の方向に延在し、第4のメモリセ
ルに接続された第4のビット線とを有する不揮発性記憶
回路を備えた半導体装置としたことである。
【0039】本発明の第2の特徴は、第1の方向に配列
され、それぞれ第2の方向に延在する第1、第2、第3
及び第4のビット線と、第1、第2、第3及び第4のビ
ット線下にそれぞれ配設され、第2の方向に複数配列さ
れた、メモリセルを有するメモリセルユニットとを備
え、第2の方向に向かって4n(nは自然数)番目及び
4n+1番目に配列された、第1のビット線下のメモリ
セルユニットのメモリセルは第2のビット線に接続され
るとともに、同一配列番目の第2のビット線下のメモリ
セルユニットのメモリセルは第1のビット線に接続さ
れ、第2の方向に向かって4n+2番目及び4n+3番
目に配列された、第3のビット線下のメモリセルユニッ
トのメモリセルは第4のビット線に接続されるととも
に、同一配列番目の第4のビット線下のメモリセルユニ
ットのメモリセルは第3のビット線に接続された不揮発
性記憶回路を備えた半導体装置としたことである。
【0040】本発明の第3の特徴は、第1の方向に配列
され、それぞれ第2の方向に延在する第1、第2、第3
及び第4のビット線と、第1、第2、第3及び第4のビ
ット線下にそれぞれ配設され、第2の方向に複数配列さ
れた、メモリセルを有するメモリセルユニットとを備
え、第2の方向に向かって8n(nは自然数)番目及び
8n+1番目に配列された、第1のビット線下のメモリ
セルユニットのメモリセルは第2のビット線に接続され
るとともに、同一配列番目の第2のビット線下のメモリ
セルユニットのメモリセルは第1のビット線に接続さ
れ、第2の方向に向かって8n+2番目及び8n+3番
目に配列された、第2のビット線下のメモリセルユニッ
トのメモリセルは第3のビット線に接続されるととも
に、同一配列番目の第3のビット線下のメモリセルユニ
ットのメモリセルは第2のビット線に接続され、第2の
方向に向かって8n+4番目及び8n+5番目に配列さ
れた、第3のビット線下のメモリセルユニットのメモリ
セルは第4のビット線に接続されるとともに、同一配列
番目の第4のビット線下のメモリセルユニットのメモリ
セルは第3のビット線に接続され、第2の方向に向かっ
て8n+6番目及び8n+7番目に配列された、第4の
ビット線下のメモリセルユニットのメモリセルは第1の
ビット線に接続されるとともに、同一配列番目の第1の
ビット線下のメモリセルユニットのメモリセルは第4の
ビット線に接続された不揮発性記憶回路を備えた半導体
装置としたことである。
【0041】本発明の第4の特徴は、第1の方向に配列
された第1、第2、第3及び第4のメモリセルと、第1
のメモリセル上を第2の方向に延在し、第2のメモリセ
ルに接続された第1のビット線と、第2のメモリセル上
を第2の方向に延在し、第1のメモリセルに接続された
第2のビット線と、第3のメモリセル上を第2の方向に
延在し、第3のメモリセルに接続された第3のビット線
と、第4のメモリセル上を第2の方向に延在し、第4の
メモリセルに接続された第4のビット線とを有する不揮
発性記憶回路を備え、第1乃至第4のメモリセルにデー
タの書の込みを行う工程と、第1及び第3のビット線に
接続された第2及び第3のメモリセル、又は第2及び第
4のビット線に接続された第1及び第4のメモリセルの
少なくともいずれか一方のベリファイ読み出しを行う工
程とを備えた半導体装置の動作方法としたことである。
【0042】本発明の第5の特徴は、3値以上の正数の
M値のデータの書き込みが可能なメモリセルが行列状に
複数配列されたメモリセルアレイと、メモリセルに接続
され、メモリセルアレイ上を第1の方向に延在し、第2
の方向に複数本配列されたワード線と、メモリセルに接
続され、メモリセルアレイ上を第2の方向に延在し、第
1の方向に複数本配列されたビット線と、複数本のビッ
ト線毎にそれぞれ配設された複数のセンスアンプ回路
と、複数のセンスアンプ回路毎にそれぞれ配設されたラ
ッチ回路とを有する不揮発性記憶回路を備えた半導体装
置としたことである。
【0043】本発明の第6の特徴は、ビット線及びワー
ド線に接続され、3値以上の正数のM値のデータの書き
込みが可能なメモリセルが行列状に複数配列された不揮
発性記憶回路を備え、すべてのメモリセルを初期値に設
定する工程と、データの書き込み回数をM値−1回に分
割し、予定値に達する回数において初期値に順次加算す
るように、選択されたメモリセルにデータの書き込みを
行う工程とを備えた半導体装置の動作方法としたことで
ある。
【0044】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明に
係る不揮発性記憶回路を備えた半導体装置及びその動作
方法を、本発明の実施の形態により説明する。以下の図
面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類
似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであ
り、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現
実のものとは異なることに留意すべきである。また、図
面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部
分が含まれていることは勿論である。
【0045】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、不揮発性記憶回路としてNAND型EEPROMを備え
た半導体装置及びその動作方法を説明するものである。
【0046】[NAND型EEPROMを備えた半導体装置のレイ
アウト構成]図6に示すように、本発明の第1の実施の
形態に係る半導体装置1は不揮発性記憶回路としてNAND
型EEPROM2を備えている。NAND型EEPROM2は、メモリセ
ルアレイ3と、メモリセルアレイ3の一端(図6中、下
辺)に沿って配設されたセンスアンプ及び書込データラ
ッチ回路4と、メモリセルアレイ3の他の一端(図6
中、左辺)に沿って配設されたロウデコーダ5と、セン
スアンプ及び書込データラッチ回路4に接続されたカラ
ムデコーダ6と、カラムデコーダ6に接続されたデータ
入出力バッファ7と、ロウデコーダ5に接続されたアド
レスバッファ8とを少なくとも備えて構築されている。
【0047】なお、本発明の第1の実施の形態に係る半
導体装置1はNAND型EEPROM2だけを備えた半導体記憶装
置であるが、本発明は必ずしもこのような構造に限定さ
れない。例えば、本発明は、少なくともNAND型EEPROM2
を備え、このNAND型EEPROM2と、SRAM、DRAM、ROM等の別
の種類の記憶回路、論理回路、中央演算処理ユニット
(CPU)等の回路とを同一半導体チップ上に集積化する
ようにしてもよい。
【0048】[NAND型EEPROMのメモリセルアレイの回路
構成]図5に示すように、NAND型EEPROM2のメモリセル
アレイ3は、複数のメモリセルユニット30を第2の方
向(図中、上下方向。行方向又はロウ方向)及び第2の
方向と交差する第1の方向(図中、横方向。列方向又は
カラム方向)に配列して構築されている。
【0049】本発明の第1の実施の形態において、メモ
リセルユニット(又はメモリセルブロック)30は、第
2の方向に隣接する複数個例えば8個のメモリセルMを
電気的に直列に接続することにより構成されている。具
体的には、メモリセルユニット30(1)は、合計8個
のメモリセルM11〜M18の直列接続により構成されてい
る。同様に、メモリセルユニット30(2)はメモリセ
ルM21〜M28の直列接続により、メモリセルユニット3
0(3)はメモリセルM31〜M38の直列接続により、メ
モリセルユニット30(4)はメモリセルM41〜M48
直列接続によりそれぞれ構成されている。
【0050】メモリセルMは、フローティングゲート電
極(電荷蓄積部)及びコントロールゲート電極を有する
nチャネル導電型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
(IGFET:Insulated Gate Field Effect Transistor)
で構成され、1トランジスタ構造である。ここで、IGFE
Tとは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Eff
ect Transistor)、MISFET(Metal Insulator Semicond
uctor Field Effect Transistor)等を少なくとも含む
意味で使用される。
【0051】そして、本発明の第1の実施の形態に係る
NAND型EEPROM2においては、第1の方向に配列されたメ
モリセルM11(又はM12〜M18)、M21(又はM22〜M
28)、M31(又はM32〜M38)及びM41(又はM42〜M
48)と、メモリセルM11上を第2の方向に延在し、メモ
リセルM21に接続されたビット線BL1と、メモリセル
21上を第2の方向に延在し、メモリセルM11に接続さ
れたビット線BL2と、メモリセルM31上を第2の方向
に延在し、メモリセルM31に接続されたビット線BL3
と、メモリセルM41上を第2の方向に延在し、メモリセ
ルM41に接続されたビット線BL4とを備えて構成され
ている。
【0052】すなわち、メモリセルユニット30(1)
の図中上側の一端はセル選択用トランジスタS11を通し
てビット線BL2に接続され、図中下側の他端はセル選
択用トランジスタS12を通してソース線SLに接続され
ている。メモリセルユニット30(2)の一端はセル選
択用トランジスタS21を通してビット線BL1に接続さ
れ、他端はセル選択用トランジスタS22を通してソース
線SLに接続されている。つまり、ビット線BL1とメ
モリセルユニット30(2)との間、ビット線BL2と
メモリセルユニット30(1)との間がツイスト状に接
続されている。一方、メモリセルユニット30(3)の
一端はセル選択用トランジスタS31を通してビット線B
L3に接続され、他端はセル選択用トランジスタS32
通してソース線SLに接続されている。メモリセルユニ
ット30(4)の一端はセル選択用トランジスタS41
通してビット線BL4に接続され、他端はセル選択用ト
ランジスタS42を通してソース線SLに接続されてい
る。つまり、ビット線BL3とメモリセルユニット30
(3)との間、ビット線BL4とメモリセルユニット3
0(4)との間はストレートに接続されている。
【0053】ビット線BL1は、メモリセルユニット3
0(1)上すなわちメモリセルM11〜M18上に配設さ
れ、第2の方向に延在している。同様に、ビット線BL
2は、メモリセルユニット30(2)上すなわちメモリ
セルM21〜M28上に配設され、第2の方向に延在してい
る。ビット線BL3は、メモリセルユニット30(3)
上すなわちメモリセルM31〜M38上に配設され、第2の
方向に延在している。ビット線BL4は、メモリセルユ
ニット30(4)上すなわちメモリセルM41〜M 48上に
配設され、第2の方向に延在している。
【0054】ワード線WLは、第1の方向に配列された
メモリセルMのコントロールゲート電極に電気的に接続
され、これらのメモリセルM上を第1の方向に延在し、
第2の方向に複数本例えば8本配列されている。具体的
には、ワード線WL1は、メモリセルユニット30
(1)〜30(4)のメモリセルM11〜M41のそれぞれ
に接続され、これらのメモリセルM11〜M41上を延在し
ている。以下、ワード線WL2〜WL7についても同様
の構成になっており、最終段のワード線WL8は、メモ
リセルユニット30(1)〜30(4)のメモリセルM
18〜M48のそれぞれに接続され、これらのメモリセルM
18〜M48上を延在している。
【0055】セル選択用トランジスタS11〜S14のゲー
ト電極にはセル選択信号線SG1が電気的に接続されて
いる。同様に、セル選択用トランジスタS21〜S24のゲ
ート電極にはセル選択信号線SG2が電気的に接続され
ている。セル選択信号線SG1、SG2はいずれもワー
ド線WLと同様に第1の方向に延在している。また、ソ
ース線SLはワード線WLと同様に第1の方向に延在し
ている。
【0056】メモリセルアレイ3においては、このよう
な4個のメモリセルユニット30(1)〜30(4)及
び4本のビット線BL1〜BL4を含むパターンは繰り
返しパターンの基本単位(最小単位)である。このよう
な基本単位のパターンが、第1の方向に繰り返し配列さ
れ、第2の方向においてはビット線BLとセル選択用ト
ランジスタS11〜S14との接続部、ソース線SLとセル
選択用トランジスタS 21〜S24との接続部のそれぞれを
中心として線対称で繰り返し配列されることにより、メ
モリセルアレイ3が構築されている。
【0057】[NAND型EEPROMのデバイス構造]NAND型EE
PROM2を備えた半導体装置1は、図1乃至図4、特に図
3及び図4に示すように、半導体基板40(半導体チッ
プ)の主面に配設されている。半導体基板40には例え
ばn型シリコン単結晶基板が使用されている。複数のメ
モリセルMが配列されたメモリセルアレイ3は、この半
導体基板40の主面部に形成されたp型ウエル領域41
に配設されている。メモリセルMの周囲、詳細にはゲー
ト幅を規定する領域には素子分離絶縁膜42が配設され
ている。素子分離絶縁膜42には例えばシリコン酸化膜
を実用的に使用することができる。
【0058】メモリセルMは、チャネル形成領域として
使用されるウエル領域41と、第1のゲート絶縁膜45
と、第1のゲート絶縁膜45上のフローティングゲート
電極(電荷蓄積部)46と、フローティングゲート電極
46上の第2のゲート絶縁膜47と、第2のゲート絶縁
膜47上のコントロールゲート電極48と、ソース領域
又はドレイン領域として使用される一対のn型半導体領
域49とを備えて構成されている。
【0059】第1のゲート絶縁膜45には、例えばシリ
コン酸化膜、オキシナイトライド膜等の単層膜やそれら
の複合膜を実用的に使用することができる。第2のゲー
ト絶縁膜47には、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒
化膜、シリコン酸化膜を重ねた複合膜を実用的に使用す
ることができる。フローティングゲート電極46には、
例えばシリコン多結晶膜を実用的に使用することができ
る。コントロールゲート電極48には、例えばシリコン
多結晶膜、高融点シリサイド膜、高融点金属膜の単層
膜、又はシリコン多結晶膜上に高融点シリサイド膜若し
くは高融点金属膜を積層した複合膜を実用的に使用する
ことができる。
【0060】メモリセルユニット30において、第2の
方向(図1及び図2中上下方向、図3中横方向)に隣接
する一方のメモリセルMのソース領域又はドレイン領域
である半導体領域49は、他方のメモリセルMのドレイ
ン領域又はソース領域である半導体領域49と一体的に
形成されている。メモリセルMのコントロールゲート電
極48は、図1及び図2に示すように、第1の方向に隣
接する他のメモリセルユニット30のメモリセルMのコ
ントロールゲート電極48と一体的に形成され、列方向
に延在しかつ行方向に配列されたワード線48WLを構
成するようになっている。
【0061】セル選択用トランジスタS11〜S14は、チ
ャネル形成領域として使用されるウエル領域41と、チ
ャネル形成領域上のゲート絶縁膜51と、ゲート絶縁膜
51上のゲート電極52と、ソース領域又はドレイン領
域として使用される一対のn型半導体領域53とを備え
て構成されている。第1の方向に隣接するセル選択用ト
ランジスタS11〜S14のそれぞれのゲート電極52は一
体的に形成され、セル選択信号線52SG1を構成する
ようになっている。
【0062】同様に、セル選択用トランジスタS21〜S
24は、チャネル形成領域として使用されるウエル領域4
1と、チャネル形成領域上のゲート絶縁膜55と、ゲー
ト絶縁膜55上のゲート電極56と、ソース領域又はド
レイン領域として使用される一対のn型半導体領域57
とを備えて構成されている。第1の方向に隣接するセル
選択用トランジスタS21〜S24のそれぞれのゲート電極
56は一体的に形成され、セル選択信号線56SG2を
構成するようになっている。
【0063】ビット線66は、層間絶縁膜64上に第2
層目の配線として形成され、層間絶縁膜60上に第1層
目の配線として形成されたサブビット線63を通してセ
ル選択用トランジスタS1の半導体領域53に接続され
ている。ビット線66とサブビット線63との間は、層
間絶縁膜64に形成された接続孔65を通して接続され
ている。サブビット線63と半導体領域53との間は、
層間絶縁膜60に形成された接続孔61内に埋設された
接続孔配線(プラグ)62を通して接続されている。ビ
ット線66、サブビット線63には、例えばアルミニウ
ム膜、アルミニウム合金(Al-Si、Al-Cu、Al-Cu-Si等)
膜、銅膜等を実用的に使用することができる。
【0064】必ずしもここで説明するような形状に限定
されるものではないが、ビット線66(BL1)とメモ
リセルユニット30(2)との間の接続には、図1及び
図2に示すように、メモリセルユニット30(1)上か
らメモリセルユニット30(2)上に第1の方向に延
び、メモリセルユニット30(2)上において第2の方
向に折れ曲がる、平面逆L字形状のサブビット線63
(1−2)が使用されている。ビット線66(BL2)
とメモリセルユニット30(1)との間の接続には、メ
モリセルユニット30(2)上からメモリセルユニット
30(1)上に第1の方向に延び、メモリセルユニット
30(1)上において第2の方向に折れ曲がる、平面L
字形状のサブビット線63(2−1)が使用されてい
る。一方、ビット線66(BL3)とメモリセルユニッ
ト30(3)との間の接続には、メモリセルユニット3
0(3)上において第2の方向に延びる、平面I形状の
サブビット線63(3)が使用されている。同様に、ビ
ット線66(BL4)とメモリセルユニット30(4)
との間の接続には、メモリセルユニット30(4)上に
おいて第2の方向に延びる、平面I形状のサブビット線
63(4)が使用されている。これらのサブビット線6
3は、ビット線66とセル選択用トランジスタS1の半
導体領域53との間を電気的に接続するとともに、この
接続部のレイアウトルールを緩和し、さらに前述のよう
にツイスト状の接続構造を実現することができる。さら
に、サブビット線63は、ソース線63SLと同一配線
層に配設されているので、特に製造工程を増加すること
なく、配線層のマスクパターンを変更するだけで容易に
形成することができる。
【0065】ソース線63SLは、層間絶縁膜60に形
成された接続孔61内に埋設された接続孔配線62を通
してセル選択用トランジスタS2の半導体領域57に接
続されている。
【0066】ワード線48WL(48WL1〜48WL
8)は、第1の方向に隣接するメモリセルユニット30
(1)〜30(4)のそれぞれのメモリセルMのコント
ロールゲート電極48を一体に形成することにより構成
されている。
【0067】[NAND型EEPROMの動作]次に、NAND型EEPR
OM2の動作を、図1乃至図5及び図7を用いて説明す
る。
【0068】(1)まず最初に、NAND型EEPROM2のメモ
リセルアレイ3において、データの消去動作が行われ
る。消去動作は、選択されたメモリブロック全体のメモ
リセルMのデータを一括消去するものである。この消去
動作においては、コントロールゲート電極48(ワード
線48WL1〜48WL8)に0Vが印加され、ウエル
領域41に例えば20Vの高電位VPPWが印加される。
このような消去動作電圧を印加することにより、第1の
ゲート絶縁膜45にFNトンネル電流が流れ、フローテ
ィングゲート電極(電荷蓄積部)46からウエル領域4
1に電子が放出される。電子の放出により、すべてのメ
モリセルM(M11〜M18、M21〜M28、M31〜M38、M
41〜M48、)のしきい値電圧が負になる。
【0069】(2)次に、データの書込動作が行われる
(70S)。まず1本のワード線48WLに接続された
メモリセルMにおいて、偶数番目のビット線66(BL
2及びBL4)に接続されたメモリセルM(例えば
11、M41)と、奇数番目のビット線66(BL1及び
BL3)に接続されたメモリセルM(例えばM21
31)との2つに分けて、書込動作が行われる。ここ
で、ビット線66を偶数番目と奇数番目とに分けて書込
動作を行う理由は、隣接するビット線66間のカップリ
ングノイズに起因する干渉を減少し、誤読出動作の発生
を防止するためである。
【0070】例えば、選択されたワード線48WLに接
続され、偶数番目のビット線66(BL2及びBL4)
に接続された複数のメモリセルM(例えばM11、M41
に対して同時に書込動作が行われる。
【0071】メモリセルMに“0”データを書き込む場
合、すなわちメモリセルMのしきい値電圧を正にシフト
させる場合、選択されたビット線66に0Vが印加され
る。メモリセルMに“1”データを書き込む場合、すな
わちメモリセルMのしきい値電圧をシフトさせない場
合、選択されたビット線66には書込電圧VCC、例えば
3Vが印加される。ここで、偶数番目のビット線66に
接続されたメモリセルMに対してデータを書き込む場
合、奇数番目のビット線66には書込電圧VCCが印加さ
れる。そして、セル選択用トランジスタS11〜S14に接
続されたセル選択信号線52SG1に書込電圧VCC、非
選択のワード線48WLに書込電圧VPASS例えば10V
が印加される。さらに、選択されたワード線48WLに
高電位の書込電圧VPPW例えば20Vがパルスにより印
加される(71S)。
【0072】“0”データを書き込むメモリセルMにお
いては、ドレイン領域(半導体領域49)、チャネル形
成領域、ソース領域(半導体領域49)に0Vが印加さ
れ、チャネル形成領域とコントロールゲート電極48と
の間に高電圧が印加されるので、第1のゲート絶縁膜4
5にFNトンネル電流が流れ、電子がフローティングゲ
ート電極46に注入される。つまり、メモリセルMのし
きい値電圧を正にシフトさせることができる。
【0073】また、“1”データを書き込むメモリセル
Mにおいては、セル選択用トランジスタS11〜S14がカ
ットオフ状態になり、チャネル形成領域の電位は非選択
のコントロールゲート電極48に印加された電位VPASS
との間の容量カップリングにより上昇し、チャネル形成
領域とコントロールゲート電極48との間に発生する電
界を緩和することができる。つまり、チャネル形成領域
からフローティングゲート電極46への電子の注入が禁
止されるので、メモリセルMのしきい値電圧はシフトし
ない。
【0074】さらに、偶数番目のビット線66(BL
2、BL4)に接続されたメモリセルMに対してデータ
書込動作を行っている時に、奇数番目のビット線66
(BL1、BL3)に接続されたメモリセルMのしきい
値電圧は変動しない。
【0075】(3)選択されたワード線48WLに高電
位の書込電圧VPPWが印加された後、“0”データが書
き込まれたメモリセルMのしきい値電圧が所定の値まで
到達したかどうかを検査するベリファイ読出動作を行う
(72S)。ベリファイ読出動作においては、偶数番目
のビット線66に読出電圧VCC例えば3Vが印加され、
奇数番目のビット線66に0Vが印加され、選択された
メモリセルMに接続されたコントロールゲート電極48
(ワード線48WL)に0Vが印加され、他のワード線
48WL及びセル選択信号線52SG1に読出電圧VCC
が印加される。そして、このようなベリファイ読出動作
電圧が印加された状態において、ビット線66からメモ
リセルMを通して電流が流れるかどうかの確認が行われ
る。電流が流れる場合には、選択されたメモリセルMの
しきい値電圧が充分に高くなっていない、すなわち書込
動作が完了していないことになる。このような場合に
は、再度、データの書込動作が繰り返し行われる。
【0076】また、電流が流れない場合には書込動作が
完了しているので、ビット線66の電位0Vを電位VCC
に切り替え、以降のデータの書き込みを禁止し、メモリ
セルMのしきい値電圧の変動の防止が行われる。
【0077】以下、同様の手順において、選択されたワ
ード線48WLに接続され、偶数番目のビット線66に
接続されたすべてのメモリセルMのデータの書き込みが
完了するまで書込動作が繰り返し行われる(73S)。
【0078】(4)さらに、偶数番目のビット線66に
接続されたメモリセルMのデータの書込動作と同様の手
順により、奇数番目のビット線66に接続されたメモリ
セルMのデータの書込動作が行われる(75S及び76
S)。
【0079】(5)偶数番目のビット線66に接続され
たメモリセルMに書き込まれたデータのベリファイ読出
動作と同様な手順により、奇数番目のビット線66に接
続されたメモリセルMに書き込まれたデータのベリファ
イ読出動作を行う(77S)。ベリファイ読出動作は、
すべてのメモリセルMのデータの書き込みが完了するま
で繰り返し行われる(78S)。
【0080】(6)そして、データの読出動作が行われ
る。読出動作はベリファイ読出動作と同様に行われる。
すなわち、読出動作においては、ビット線66に読出電
圧VCC例えば3Vが印加され、選択されたメモリセルM
に接続されたコントロールゲート電極48(ワード線4
8WL)に0Vが印加され、選択されていないワード線
48WL及びセル選択信号線52SG1に読出電圧VCC
が印加される。そして、このような読出動作電圧が印加
された状態において、ビット線66からメモリセルMを
通して電流が流れるかどうかの確認が行われる。読出動
作は、書込動作と同様に、偶数番目のビット線66(B
L2、BL4)に接続されたメモリセルM(例えば
11、M14)の読出動作と、奇数番目のビット線66
(BL1、BL3)に接続されたメモリセルM(例えば
21、M34)の読出動作との2回の動作に分けて行われ
る。偶数番目のビット線66に接続されたメモリセルM
の読出動作を行う場合、奇数番目のビット線66には0
Vが印加される。逆に、奇数番目のビット線66に接続
されたメモリセルMの読出動作を行う場合、偶数番目の
ビット線66には0Vが印加される。
【0081】このように構成される本発明の第1の実施
の形態に係るNAND型EEPROM2を備えた半導体装置1及び
その動作方法においては、奇数番目のビット線66(B
L1)がメモリセルユニット30(2)のメモリセルM
21〜M28に接続され、奇数番目のビット線66(BL
3)がメモリセルユニット30(3)のメモリセルM31
〜M38に接続されているので、ベリファイ読出動作及び
通常の読出動作がこれらのメモリセルM21〜M28及びM
31〜M38に対して同時に行われる。同様に、偶数番目の
ビット線66(BL2)がメモリセルユニット30
(1)のメモリセルM 11〜M18に接続され、偶数番目の
ビット線66(BL4)がメモリセルユニット30
(4)のメモリセルM41〜M48に接続されているので、
ベリファイ読出動作及び通常の読出動作がこれらのメモ
リセルM11〜M18及びM41〜M48に対して同時に行われ
る。この結果、隣接するメモリセルMのフローティング
ゲート電極(電荷蓄積部)46間のカップリングノイズ
によるしきい値電圧の変動を減少することができる。
【0082】例えば、前述の図24に示すNAND型EEPROM
においては、ベリファイ読出動作又は通常の読出動作に
おいて、着目するメモリセル102に隣接する他のメモ
リセル102のフローティングゲート電極(電荷蓄積
部)122に蓄積された電荷量が異なることによってし
きい値電圧に変動が生じる。つまり、ビット線136の
1本おきの配列に対応するメモリセル102毎に書込動
作を行うために、素子分離領域111を挟んで両側に隣
接するメモリセル102の影響を受ける。具体的には、
図24に示す偶数番目のメモリセル102(M22)に先
にデータを書き込む場合、第2番目のメモリセルユニッ
ト101と第4番目のメモリセルユニット101に対し
て同時に書込動作が行われる。メモリセルM22に着目す
ると、それよりも後から書き込まれるメモリセルM12
よびメモリセルM32の影響を受けてしまう。また斜め方
向に隣接するメモリセルM11、M13、M31、M33の影響
も受ける。
【0083】本発明の第1の実施の形態に係るNAND型EE
PROM2を備えた半導体装置1及びその動作方法において
は、図5に示すように、メモリセルM22)にデータを書
き込む場合には、奇数番目のビット線66(BL1及び
BL3)に接続された第2番目のメモリセルユニット3
0(2)及び第3番目のメモリセルユニット30(3)
に対して同時に書込動作が行われる。つまり、着目する
メモリセルM22とこのメモリセルM22に隣接するメモリ
セルM32にも同時に書込動作が行われる。従って、ベリ
ファイ読出動作時及び通常の読出動作時において、メモ
リセルM22は、第1の方向の一方に隣接するメモリセル
32の影響をほとんど受けなくなり、第1の方向の他方
に隣接するメモリセルM12の影響のみとなる。すなわ
ち、メモリセルM22のカップリングノイズの影響を減少
することができるので、メモリセルM22のしきい値電圧
の見かけ上の変動を抑制することができ、しきい値電圧
のばらつきを減少することができる。さらに、NAND型EE
PROM2の誤読出動作をなくすことができる。
【0084】なお、本発明の第1の実施の形態に係るNA
ND型EEPROM2の動作方法おいて、ベリファイ読出動作
は、偶数番目のビット線66(BL2、BL4)に接続
されたメモリセルMのみ、又は奇数番目のビット線66
(BL1、BL3)に接続されたメモリセルMのみ、行
うようにしてもよい。また、ベリファイ読出動作におい
て、偶数番目のビット線66(BL2、BL4)に接続
されたメモリセルMと、奇数番目のビット線66(BL
1、BL3)に接続されたメモリセルMとの読出順序は
特に規定されるものではなく、前者のメモリセルMのベ
リファイ読出動作を行った後に後者のメモリセルMのベ
リファイ読出動作を行っても、又その逆であってもよ
い。
【0085】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置
1及びその動作方法において、書込動作方式を代えた例
を説明するものである。
【0086】[半導体装置のデバイス構造]本発明の第
2の実施の形態に係るNAND型EEPROM2を備えた半導体装
置1の基本的な構造は、本発明の第1の実施の形態に係
るNAND型EEPROM2を備えた半導体装置1と同一であり、
特に図示しないが、中間電圧Vmの電源発生回路を備え
ている。なお、この電源発生回路は、必ずしも半導体装
置1に内蔵する必要はなく、外部電源発生回路から半導
体装置1に供給するようにしてもよい。
【0087】[NAND型EEPROMの動作]次に、NAND型EEPR
OM2の動作を、前述の図1乃至図5及び図7を用いて説
明する。
【0088】(1)本発明の第1の実施の形態に係るNA
ND型EEPROM2の動作方法と同様に、まず最初に、NAND型
EEPROM2のメモリセルアレイ3において、データの消去
動作が行われる。
【0089】(2)次に、データの書込動作が行われる
(70S)。まず1本のワード線48WLに接続された
メモリセルMにおいて、偶数番目のビット線66(BL
2及びBL4)に接続されたメモリセルM(例えば
11、M41)と、奇数番目のビット線66(BL1及び
BL3)に接続されたメモリセルM(例えばM21
31)との2つに分けて、書込動作が行われる。この理
由は前述と同様である。
【0090】例えば、選択されたワード線48WLに接
続され、偶数番目のビット線66(BL2及びBL4)
に接続された複数のメモリセルM(例えばM11、M41
に対して同時に書込動作が行われる。
【0091】メモリセルMに“0”データを書き込む場
合、すなわちメモリセルMのしきい値電圧を正にシフト
させる場合、選択されたビット線66に0Vが印加され
る。メモリセルMに“1”データを書き込む場合、すな
わちメモリセルMのしきい値電圧をシフトさせない場
合、選択されたビット線66には中間電圧Vm、例えば
8Vが印加される。ここで、中間電圧Vmは、前述のよ
うに半導体装置1に内蔵された電源発生回路又は外部電
源発生回路から供給される。
【0092】偶数番目のビット線66に接続されたメモ
リセルMに対してデータを書き込む場合、奇数番目のビ
ット線66には中間電圧Vmが印加される。そして、セ
ル選択用トランジスタS11〜S14に接続されたセル選択
信号線52SG1に中間電圧Vm、非選択のワード線4
8WLに中間電圧Vmが印加される。さらに、選択され
たワード線48WLに高電位の書込電圧VPPW例えば2
0Vがパルスにより印加される(71S)。
【0093】“0”データを書き込むメモリセルMにお
いては、ドレイン領域(半導体領域49)、チャネル形
成領域、ソース領域(半導体領域49)に0Vが印加さ
れ、チャネル形成領域とコントロールゲート電極48と
の間に高電圧が印加されるので、第1のゲート絶縁膜4
5にFNトンネル電流が流れ、電子がフローティングゲ
ート電極46に注入される。つまり、メモリセルMのし
きい値電圧を正にシフトさせることができる。
【0094】また、“1”データを書き込むメモリセル
Mにおいては、ドレイン領域(半導体領域49)、チャ
ネル形成領域、ソース領域(半導体領域49)に中間電
圧Vmが印加され、チャネル形成領域とコントロールゲ
ート電極48との間の電位差が“0”データを書き込む
メモリセルMに比べて小さくなるので、チャネル形成領
域からフローティングゲート電極46への電子の注入が
禁止され、メモリセルMのしきい値電圧はシフトしな
い。
【0095】さらに、偶数番目のビット線66(BL
2、BL4)に接続されたメモリセルMに対してデータ
書込動作を行っている時に、奇数番目のビット線66
(BL1、BL3)に接続されたメモリセルMのしきい
値電圧は変動しない。
【0096】(3)さらに、偶数番目のビット線66に
接続されたメモリセルMのデータの書込動作と同様の手
順により、奇数番目のビット線66に接続されたメモリ
セルMのデータの書込動作が行われる。
【0097】(4)そして、本発明の第1の実施の形態
に係るNAND型EEPROM2の動作と同様に、ベリファイ読出
動作を行う(72S)。ベリファイ読出動作は、データ
の書込動作が完了するまで繰り返し行われる。
【0098】(5)本発明の第1の実施の形態に係るNA
ND型EEPROM2の動作と同様に、データの読出動作が行わ
れる。
【0099】このように構成される本発明の第2の実施
の形態に係るNAND型EEPROM2を備えた半導体装置1及び
その動作方法においては、書込動作中に中間電位Vmを
使用することが異なるが、基本的には本発明の第1の実
施の形態に係るNAND型EEPROM2を備えた半導体装置1及
びその動作方法により得られる効果と同様の効果を得る
ことができる。
【0100】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、大容量メモリとしてのAND型EEPROMを備えた
半導体装置及びその動作方法を説明するものである。
【0101】[AND型EEPROMのメモリセルアレイの回路
構成]本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置1に
は、図8に示すようなAND型EEPROMを備えている。このA
ND型EEPROMのメモリセルアレイ3は、複数のメモリセル
ユニット31を第1の方向及び第2の方向に配列して構
築されている。
【0102】本発明の第3の実施の形態において、メモ
リセルユニット31は、第2の方向に隣接する複数個例
えば4個のメモリセルMを電気的に並列に接続すること
により構成されている。具体的には、メモリセルユニッ
ト31(1)は、合計4個のメモリセルM11〜M14の並
列接続により構成されている。同様に、メモリセルユニ
ット31(2)はメモリセルM21〜M24の並列接続によ
り、メモリセルユニット31(3)はメモリセルM31
34の並列接続により、メモリセルユニット31(4)
はメモリセルM41〜M44の並列接続によりそれぞれ構成
されている。
【0103】メモリセルMは、本発明の第1の実施の形
態に係るNAND型EEPROM2のメモリセルMと同様に、フロ
ーティングゲート電極(電荷蓄積部)及びコントロール
ゲート電極を有するnチャネル導電型IGFETで構成さ
れ、1トランジスタ構造である。
【0104】そして、本発明の第3の実施の形態に係る
AND型EEPROMにおいては、第1の方向に配列されたメモ
リセルM11(又はM12〜M14)、M21(又はM22
24)、M 31(又はM32〜M34)及びM41(又はM42
44)と、メモリセルM11上を第2の方向に延在し、メ
モリセルM21に接続されたビット線BL1と、メモリセ
ルM 21上を第2の方向に延在し、メモリセルM11に接続
されたビット線BL2と、メモリセルM31上を第2の方
向に延在し、メモリセルM31に接続されたビット線BL
3と、メモリセルM41上を第2の方向に延在し、メモリ
セルM41に接続されたビット線BL4とを備えて構成さ
れている。
【0105】すなわち、メモリセルユニット31(1)
の一端はセル選択用トランジスタS 11を通してビット線
BL2に接続され、他端はセル選択用トランジスタS12
を通してソース線SLに接続されている。メモリセルユ
ニット31(2)の一端はセル選択用トランジスタS21
を通してビット線BL1に接続され、他端はセル選択用
トランジスタS22を通してソース線SLに接続されてい
る。つまり、ビット線BL1とメモリセルユニット31
(2)との間、ビット線BL2とメモリセルユニット3
1(1)との間がツイスト状に接続されている。一方、
メモリセルユニット31(3)の一端はセル選択用トラ
ンジスタS31を通してビット線BL3に接続され、他端
はセル選択用トランジスタS32を通してソース線SLに
接続されている。メモリセルユニット31(4)の一端
はセル選択用トランジスタS41を通してビット線BL4
に接続され、他端はセル選択用トランジスタS42を通し
てソース線SLに接続されている。つまり、ビット線B
L3とメモリセルユニット31(3)との間、ビット線
BL4とメモリセルユニット31(4)との間はストレ
ートに接続されている。
【0106】ビット線BL1は、メモリセルユニット3
1(1)に配設され、第2の方向に延在している。同様
に、ビット線BL2は、メモリセルユニット31(2)
上に配設され、第2の方向に延在している。ビット線B
L3は、メモリセルユニット31(3)上に配設され、
第2の方向に延在している。ビット線BL4は、メモリ
セルユニット31(4)上に配設され、第2の方向に延
在している。
【0107】ワード線WLは、第1の方向に配列された
メモリセルMのコントロールゲート電極に電気的に接続
され、これらのメモリセルM上を第1の方向に延在し、
第2の方向に複数本例えば4本配列されている。
【0108】セル選択用トランジスタS11〜S14のゲー
ト電極にはセル選択信号線SG1が電気的に接続されて
いる。同様に、セル選択用トランジスタS21〜S24のゲ
ート電極にはセル選択信号線SG2が電気的に接続され
ている。セル選択信号線SG1、SG2はいずれもワー
ド線WLと同様に第1の方向に延在している。また、ソ
ース線SLはワード線WLと同様に第1の方向に延在し
ている。
【0109】メモリセルアレイ3においては、このよう
な4個のメモリセルユニット31(1)〜31(4)及
び4本のビット線BL1〜BL4を含むパターンは繰り
返しパターンの基本単位(最小単位)である。このよう
な基本単位のパターンが、第1の方向に繰り返し配列さ
れ、第2の方向においてはビット線BLとセル選択用ト
ランジスタS11〜S14との接続部、ソース線SLとセル
選択用トランジスタS 21〜S24との接続部のそれぞれを
中心として線対称で繰り返し配列されることにより、メ
モリセルアレイ3が構築されている。
【0110】なお、本発明の第3の実施の形態に係るAN
D型EEPROMの動作は、本発明の第1の実施の形態に係るN
AND型EEPROM2の動作と基本的には同一であるので、こ
こでの説明は省略する。
【0111】このように構成される本発明の第3の実施
の形態に係るAND型EEPROMを備えた半導体装置1及びそ
の動作方法においては、本発明の第1の実施の形態に係
るNAND型EEPROM2を備えた半導体装置1及びその動作方
法により得られる効果と同等の効果を得ることができ
る。
【0112】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、バイト単位又はページ単位のデータ書き換
え、データの読出動作速度の高速化等を簡易に実現可能
な、3トランジスタ構造のNAND型EEPROMを備えた半導体
装置及びその動作方法を説明するものである。
【0113】[3TrNAND型EEPROMのメモリセルアレイの
回路構成]本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置
1には、図9に示すような3トランジスタ構造のNAND型
EEPROMを備えている。このNAND型EEPROMのメモリセルア
レイ3は、複数のメモリセルユニット32を第1の方向
及び第2の方向に配列して構築されている。
【0114】このメモリセルユニット32は、1個のメ
モリセルMと、その両側に直列に接続された2個のセル
選択用トランジスタS1及びS2とを備えて構成されてい
る。この構成以外及びNAND型EEPROMの動作は、基本的に
本発明の第1の実施の形態に係るNAND型EEPROM2の構成
及び動作と同一であるので、ここでの説明は省略する。
【0115】このように構成される本発明の第4の実施
の形態に係る3トランジスタ構造のNAND型EEPROMを備え
た半導体装置1及びその動作方法においては、本発明の
第1の実施の形態に係るNAND型EEPROM2を備えた半導体
装置1及びその動作方法により得られる効果と同等の効
果を得ることができる。
【0116】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性記
憶回路としてのNAND型EEPROMにおいて、ビット線に付加
される寄生容量を均一した例を説明するものである。
【0117】[メモリセルアレイのレイアウト構成]本
発明の第5の実施の形態に係る半導体装置1は、本発明
の第1の実施の形態に係る半導体装置1のNAND型EEPROM
2と基本的には同等のNAND型EEPROM2を備えており、図
10(回路図)及び図11(平面図)に示すようにさら
にビット線に付加される寄生容量を均一化するように構
成されている。すなわち、本発明の第5の実施の形態に
係る半導体装置1は、第1の方向(図中、左右方向。)
に配列され、それぞれメモリセルMを有する第1、第
2、第3及び第4のメモリセルユニット30(1)〜3
0(4)と、第1の方向に配列され、それぞれメモリセ
ルMを有する第5、第6、第7及び第8のメモリセルユ
ニット30(5)〜30(8)と、第1のメモリセルユ
ニット30(1)上及び第5のメモリセルユニット30
(5)上を第2の方向(図中、上下方向。)に延在し、
第2のメモリセルユニット30(2)のメモリセルM21
〜M28及び第5のメモリセルユニット30(5)のメモ
リセルM52〜M58に接続された第1のビット線66(B
L1)と、第2のメモリセルユニット30(2)上及び
第6のメモリセルユニット30(6)上を第2の方向に
延在し、第1のメモリセルユニット30(1)のメモリ
セルM 11〜M18及び第6のメモリセルユニット30
(6)のメモリセルM61〜M68に接続された第2のビッ
ト線66(BL2)と、第3のメモリセルユニット30
(3)上及び第7のメモリセルユニット30(7)上を
第2の方向に延在し、第3のメモリセルユニット30
(3)のメモリセルM31〜M38及び第8のメモリセルユ
ニット30(8)のメモリセルM81〜M88に接続された
第3のビット線66(BL3)と、第4のメモリセルユ
ニット30(4)上及び第8のメモリセルユニット30
(8)上を第2の方向に延在し、第4のメモリセルユニ
ット30(4)のメモリセルM41〜M48及び第7のメモ
リセルユニット30(7)のメモリセルM 71〜M78に接
続された第4のビット線66(BL4)とを備えて構築
されている。
【0118】本発明の第5の実施の形態に係る半導体装
置1のNAND型EEPROM2においては、本発明の第1の実施
の形態に係る半導体装置1のNAND型EEPROM2と同様に、
メモリセルユニット30(1)、30(2)、…は、合
計8個のメモリセルMの直列回路により構成されてい
る。この合計8個のメモリセルM、例えばメモリセルユ
ニット30(1)のメモリセルM11〜M18は、ビット線
BL2に一端のドレイン領域が接続されたセル選択用ト
ランジスタS11と、ソース線SLに一端のソース領域が
接続されたセル選択用トランジスタS12との間に配設さ
れている。セル選択用トランジスタS11の他端のソース
領域にはメモリセルM11のドレイン領域が接続されてい
る。セル選択用トランジスタS12の他端のドレイン領域
にはメモリセルM18のソース領域が接続されている。こ
のようなメモリセルユニット30(1)の構成は他のメ
モリセルユニット30(2)、30(3)、…のそれぞ
れについても同様である。
【0119】換言すれば、NAND型EEPROM2は、第2の方
向に向かって4n(nは自然数)番目及び4n+1番目
に配列された、ビット線66(BL1)下のメモリセル
ユニット30(1)のメモリセルM11〜M18はビット線
66(BL2)に接続されるとともに、同一配列番目の
ビット線66(BL2)下のメモリセルユニット30
(2)のメモリセルM21〜M28はビット線66(BL
1)に接続されている。このビット線66(BL1)と
66(BL2)との入れ替えは、図11に示すように、
サブビット線63(1−2)及び63(2−1)により
行われている。さらに、第2の方向に向かって4n+2
番目及び4n+3番目に配列された、ビット線66(B
L3)下のメモリセルユニット30(7)及び30(1
1)のメモリセルM71〜M78及びM111〜M118はビット
線66(BL4)に接続されるとともに、同一配列番目
のビット線66(BL4)下のメモリセルユニット30
(8)及び30(12)のメモリセルM81〜M88及びM
121〜M128はビット線66(BL3)に接続されてい
る。このビット線66(BL3)と66(BL4)との
入れ替えは、図11に示すように、サブビット線63
(3−4)及び63(4−3)により行われている。
【0120】このように構成される本発明の第5の実施
の形態に係る半導体装置1においては、4本のビット線
66(BL1)〜66(BL4)を第1の方向の繰り返
しのパターンの最小基本単位とし、第2の方向には周期
的にサブビット線63(1−2)及び63(2−1)を
配置してビット線66(BL1)と66(BL2)とを
入れ替えるとともに、周期的にサブビット線63(3−
4)及び63(4−3)を配置してビット線66(BL
3)と66(BL4)とを入れ替えるようになってい
る。つまり、第1の方向に隣接するビット線66間の入
れ替えを行うサブビット63の形状変化に伴い、ビット
線66間やビット線66とサブビット線63との間等に
発生する寄生容量(静電容量)に変化を生じ、結果的に
ビット線66に付加される寄生容量に変化を生じるが、
このような寄生容量を4本のビット線66(BL1)〜
66(BL4)のそれぞれにおいて均一化することがで
きる。従って、本発明の第5の実施の形態に係る半導体
装置1においては、ノイズ耐性を向上することができ、
動作速度の高速化を実現することができるので、性能の
向上を図ることができる。
【0121】[メモリセルアレイのレイアウト構成の変
形例]前述の本発明の第5の実施の形態に係る半導体装
置1のNAND型EEPROM2は、4本のビット線66(BL
1)〜66(BL4)を繰り返しのパターンの最小基本
単位とし、それぞれ周期的に、ビット線66(BL1)
と66(BL2)とを入れ替えるとともに、ビット線6
6(BL3)と66(BL4)とを入れ替えるレイアウ
トを採用している。これに対して、本発明の第5の実施
の形態の変形例に係る半導体装置1のNAND型EEPROM2
は、4本のビット線66(BL1)〜66(BL4)を
繰り返しのパターンの最小基本単位とする点は同一であ
るが、それぞれ周期的に、ビット線66(BL1)と6
6(BL2)とを入れ替え、ビット線66(BL2)と
66(BL3)とを入れ替え、ビット線66(BL3)
と66(BL4)とを入れ替え、さらにビット線66
(BL4)と66(BL1)とを入れ替えるレイアウト
を採用している。
【0122】すなわち、本発明の第5の実施の形態に係
る半導体装置1は、図12(回路図)及び図13(平面
図)に示すように、第1の方向(図中、横方向)に配列
され、それぞれメモリセルMを有する第1、第2、第3
及び第4のメモリセルユニット30(1)〜30(4)
と、第1の方向に配列され、それぞれメモリセルMを有
する第5、第6、第7及び第8のメモリセルユニット3
0(9)〜30(12)(又は30(5)〜30
(8))と、第1の方向に配列され、それぞれメモリセ
ルMを有する第9、第10、第11及び第12のメモリ
セルユニット30(17)〜30(20)(又は30
(13)〜30(16))と、第1のメモリセルユニッ
ト30(1)上、第5のメモリセルユニット30(9)
上及び第9のメモリセルユニット30(17)上を第2
の方向(図中、上下方向)に延在し、第2のメモリセル
ユニット30(2)のメモリセルM21〜M28、第5のメ
モリセルユニット30(9)のメモリセルM91〜M98
び第9のメモリセルユニット30(17)のメモリセル
171〜M178に接続された第1のビット線66(BL
1)と、第2のメモリセルユニット30(2)上、第6
のメモリセルユニット30(10)上及び第10のメモ
リセルユニット30(18)上を第2の方向に延在し、
第1のメモリセルユニット30(1)のメモリセルM11
〜M18、第7のメモリセルユニット30(11)のメモ
リセルM111〜M118及び第10のメモリセルユニット3
0(18)のメモリセルM181〜M188に接続された第2
のビット線66(BL2)と、第3のメモリセルユニッ
ト30(3)上、第7のメモリセルユニット30(1
1)上及び第11のメモリセルユニット30(19)上
を第2の方向に延在し、第3のメモリセルユニット30
(3)のメモリセルM31〜M38、第6のメモリセルユニ
ット30(10)のメモリセルM101〜M108及び第12
のメモリセルユニット30(20)のメモリセルM201
〜M208に接続された第3のビット線(BL3)と、第
4のメモリセルユニット30(4)上、第8のメモリセ
ルユニット30(12)上及び第12のメモリセルユニ
ット30(20)上を第2の方向に延在し、第4のメモ
リセルユニット30(4)のメモリセルM41〜M48、第
8のメモリセルユニット30(12)のメモリセルM
121〜M128及び第11のメモリセルユニット30(1
9)のメモリセルM191〜M198に接続された第4のビッ
ト線(BL4)とを備えて構築されている。
【0123】前述と同様に、本発明の第5の実施の形態
の変形例に係る半導体装置1のNAND型EEPROM2において
は、メモリセルユニット30(1)、30(2)、…
は、合計8個のメモリセルMの直列回路により構成され
ている。この合計8個のメモリセルM、例えばメモリセ
ルユニット30(1)のメモリセルM11〜M18は、ビッ
ト線BL2に一端のドレイン領域が接続されたセル選択
用トランジスタS11と、ソース線SLに一端のソース領
域が接続されたセル選択用トランジスタS12との間に配
設されている。セル選択用トランジスタS11の他端のソ
ース領域にはメモリセルM11のドレイン領域が接続され
ている。セル選択用トランジスタS12の他端のドレイン
領域にはメモリセルM18のソース領域が接続されてい
る。このようなメモリセルユニット30(1)の構成は
他のメモリセルユニット30(2)、30(3)、…の
それぞれについても同様である。
【0124】換言すれば、NAND型EEPROM2は、第2の方
向に向かって8n(nは自然数)番目及び8n+1番目
に配列された、第1のビット線66(BL1)下のメモ
リセルユニット30(1)のメモリセルM11〜M18は第
2のビット線66(BL2)に接続されるとともに、同
一配列番目の第2のビット線66(BL2)下のメモリ
セルユニット30(2)のメモリセルM21〜M28は第1
のビット線66(BL1)に接続されている。このビッ
ト線66(BL1)と66(BL2)との入れ替えは、
図13に示すように、サブビット線63(1−2)及び
63(2−1)により行われている。さらに、第2の方
向に向かって8n+2番目及び8n+3番目に配列され
た、第2のビット線66(BL2)下のメモリセルユニ
ット30(6)及び30(10)のメモリセルM61〜M
68及びM101〜M108は第3のビット線66(BL3)に
接続されるとともに、同一配列番目の第3のビット線6
6(BL3)下のメモリセルユニット30(7)及び3
0(11)のメモリセルM 71〜M78及びM111〜M118
第2のビット線66(BL2)に接続されている。この
ビット線66(BL2)と66(BL3)との入れ替え
は、サブビット線63(2−3)及び63(3−2)に
より行われている。第2の方向に向かって8n+4番目
及び8n+5番目に配列された、第3のビット線66
(BL3)下のメモリセルユニット30(15)及び3
0(19)のメモリセルM151〜M158及びM191〜M198
は第4のビット線66(BL4)に接続されるととも
に、同一配列番目の第4のビット線66(BL4)下の
メモリセルユニット30(16)及び30(20)のメ
モリセルM161〜M168及びM201〜M208は第3のビット
線66(BL3)に接続されている。このビット線66
(BL3)と66(BL4)との入れ替えは、サブビッ
ト線63(3−4)及び63(4−3)により行われて
いる。第2の方向に向かって8n+6番目及び8n+7
番目(図省略)に配列された、第4のビット線66(B
L4)下のメモリセルユニット30(24)のメモリセ
ルM241〜M248は第1のビット線66(BL1)に接続
されるとともに、同一配列番目の第1のビット線66
(BL1)下のメモリセルユニット30(1)のメモリ
セルM11〜M18は第4のビット線66(BL4)に接続
されている。このビット線66(BL4)と66(BL
1)との入れ替えは、サブビット線63(4−1)及び
63(1−4)により行われている。
【0125】このように構成される本発明の第5の実施
の形態の変形例に係る半導体装置1においては、4本の
ビット線66(BL1)〜66(BL4)を第1の方向
の繰り返しのパターンの最小基本単位とし、第2の方向
には周期的にサブビット線63(1−2)及び63(2
−1)を配置してビット線66(BL1)と66(BL
2)とを入れ替え、第2の方向には周期的にサブビット
線63(2−3)及び63(3−2)を配置してビット
線66(BL2)と66(BL3)とを入れ替え、第2
の方向には周期的にサブビット線63(3−4)及び6
3(4−3)を配置してビット線66(BL3)と66
(BL4)とを入れ替え、さらに第2の方向には周期的
にサブビット線63(4−1)及び63(1−4)を配
置してビット線66(BL4)と66(BL1)とを入
れ替えるようになっている。つまり、第1の方向に隣接
するビット線66間の入れ替えを行うサブビット63の
形状変化に伴い、ビット線66間やビット線66とサブ
ビット線63との間等に発生する寄生容量に変化を生
じ、結果的にビット線66に付加される寄生容量に変化
を生じるが、このような寄生容量を4本のビット線66
(BL1)〜66(BL4)のそれぞれにおいて均一化
することができる。従って、本発明の第5の実施の形態
の変形例に係る半導体装置1においては、ノイズ耐性を
向上することができ、動作速度の高速化を実現すること
ができるので、性能の向上を図ることができる。
【0126】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態は、3値以上の多値のデータの書き込みが可能な
メモリセルを有するNAND型EEPROMを備えた半導体装置及
びその動作方法を説明するものである。
【0127】[NAND型EEPROMのシステム構成]図14及
び図15に示すように、本発明の第6の実施の形態に係
る半導体装置1は、前述の本発明の第1の実施の形態に
係る半導体装置1のNAND型EEPROM2とほぼ同様な構成の
NAND型EEPROMを備えている。そして、このNAND型EEPROM
は、3値以上の正数のM値のデータの書き込みが可能な
メモリセルMが行列状に複数配列されたメモリセルアレ
イ3と、メモリセルMに接続され、メモリセルアレイ3
上を第1の方向に延在し、第2の方向に複数本配列され
たワード線WLと、メモリセルMに接続され、メモリセ
ルアレイ3上を第2の方向に延在し、第1の方向に複数
本配列されたビット線BLと、複数本のビット線BL毎
にそれぞれ配設された複数のセンスアンプ回路4と、複
数のセンスアンプ回路4毎にそれぞれ配設された書込デ
ータラッチ回路4とを少なくと備えて構築されている。
【0128】ここで、センスアンプ回路及び書込データ
ラッチ回路4の一例の回路構成を図16に示す。本発明
の第5の実施の形態に係るNAND型EEPROMにおいては、各
ビット線BL1、BL2、…、BLnに対してn個(2
n-1⊂M⊆2n)の書込データラッチ回路4が配設されて
いる。データの書込動作時には、データ入出力バッファ
(図6において符号7で示す。)から書き込みデータが
書込データラッチ回路4に転送され、次に書込データラ
ッチ回路4から書き込みデータに応じてビット線BLに
電位が与えられる。
【0129】[NAND型EEPROMの動作]次に、NAND型EEPR
OMの書込動作を、図17及び図18を用いて説明する。
ここでは、メモリセルMに多値データを記憶することが
できるNAND型EEPROMの書込動作を例に説明する。
【0130】(1)ここで、多値データの書込方式を決
定する。図17(D)に示すように、メモリセルMに
は、多値データ例えば4値データを記憶することができ
る。ここでは、初期値の状態すなわち消去状態のしきい
値電圧のデータを “M”、データ書き込み状態のうち
で最も低いしきい値電圧のデータを“M−1”、二番目
に低いしきい値電圧のデータを“M−2”、…とし、最
もしきい値電圧の高いデータを“0”とする。
【0131】(2)まず最初に、メモリセルMに消去動
作が行われる(初期値が設定される。)。
【0132】(3)次に、選択されたメモリセルMにデ
ータの書込動作を行う(80S及び81S)。M値のデ
ータの書き込みはM−1回に分割して行い、しきい値電
圧の低い状態から高い状態に順番にデータの書き込みが
行われる。
【0133】例えば、選択されたメモリセルMに対し
て、消去動作によってしきい値電圧が初期値“M−1”
に決定された後、“M−2”データの書き込みが一番最
初に行われる。その際、最終的に“0”データから“M
−2”データを書き込みたいメモリセルMも同時に“M
−2”データを書いておく。この“M−2”データの書
込の際に、一本のワード線WLに接続されているメモリ
セルMのすべてに同時に書き込みを行う。つまり“0”
データから“M−2”データを書き込むメモリセルMに
接続されているビット線BLに0Vを印加し、“M−
1”データが書き込まれたメモリセルM(消去状態のし
きい値電圧を保持したいメモリセルM)は、ビット線B
Lに、選択ワード線WLに与える正の電圧よりも低いあ
る正の電位を与え、チャネル形成領域からフローティン
グゲート電極(電荷蓄積部)への電子注入を禁止する。
【0134】(3)書き込みが完了したかどうかを検査
するベリファイ読出動作が行われる(82S及び83
S)。ベリファイ読出動作は、一本のワード線WLを偶
奇に分け、偶奇いずれかにおいてベリファイ読み出しを
行い、次に残りのベリファイ読み出しを行う方式を採用
する。次に“M−3”データの書き込みを行う。その
際、最終的に“0”データから“M−3”のデータを書
き込みたいメモリセルMも同時に“M−3”データの書
き込みが行われる。一本のワード線WLに繋がるメモリ
セルMのすべてに同時に書き込みを行う。つまり“0”
データから“M−3”データを書き込むメモリセルMに
接続されたビット線BLに0Vを印加し、“M−1”デ
ータと“M−2”データが書き込まれたメモリセルM
は、ビット線BLに、選択ワード線WLに与える正の電
圧よりも低い、ある正の電位を与る。ベリファイ読み出
しは一本のワード線WLを偶奇に分け、偶奇いずれかを
初めに読み、次に残りを読む方式で行う。以下同様にデ
ータの書き込みを進め、最後に“0”データの書き込み
を行う。
【0135】つまり“0”データの書き込みは、まず一
番低い(消去状態の)しきい値電圧から2番目にしきい
値電圧の高い状態に書き込み、次に3番目にしきい値電
圧の高い状態にと順次しきい値電圧を高い状態に書き上
げていき、M−1回目の書込動作で一番しきい値電圧の
高い状態に書き込んみ、すべてのメモリセルMにデータ
が書き込まれた段階(S83)において複数の選択メモ
リセルMの書込動作を終了する。
【0136】本発明の第6の実施の形態に係るNAND型EE
PROMを備えた半導体装置1及びその動作方法において
は、容量結合による見かけ上のメモリセルMのしきい値
電圧の変動量を低減することができる。すなわち、例え
ば奇数ビット線BLに接続されたメモリセルMにデータ
を書き込んだ後、偶数ビット線BLに接続されたメモリ
セルMにデータの書き込みを行うと、元の奇数ビット線
BLに接続されたメモリセルMのしきい値電圧が見かけ
上変動してしまう。特に多値データを有するメモリセル
Mの場合、後からデータが書き込まれるメモリセルM
(前述の例では偶数ビット線BLに接続されたメモリセ
ルM)が、消去状態から最も高いしきい値電圧の書込状
態へ書き込まれた場合に、既に書き込んであったメモリ
セル(前述の例では奇数ビット線に接続されたメモリセ
ルM)の見かけ上のしきい値電圧の変動が大きくなって
しまう。
【0137】本発明の第6の実施の形態に係るNAND型EE
PROMにおいては、隣接するメモリセルMを同時に書き込
み、さらに多値化した場合にしきい値の低いレベルから
順々に書き上げていくので、あるメモリセルMにデータ
の書き込みが完了した後の、隣接メモリセルMのしきい
値電圧の変動を最小限に抑制することができる。結果と
して、メモリセルMのしきい値電圧のばらつきを減少す
ることができる。
【0138】さらに、本発明の第6の実施の形態に係る
NAND型EEPROMにおいては、以下のような利点がある。1
本のワード線WLに繋がったメモリセルMを何回かに分
けてデータの書き込み(分割書き込み)を行う場合、デ
ータが書き込まれないメモリセルMにはビット線BLに
ある正の電位を与えることによって、チャネル形成領域
と電荷蓄積部との間の電位差を緩和し、チャネル形成領
域(ウエル領域)から電荷蓄積部への電子の注入を禁止
している。しかし分割書き込み回数がある回数以上を超
えるとチャネル形成領域と電荷蓄積部との間の弱い電位
差でも電子が蓄積されていき、誤書き込みがなされる
(書き込みディスターブが生じる)。従って、分割書き
込み回数には制限がある。従来は1回の書き込みを偶奇
の2回に分けて行うので、N回の分割書き込みを行うた
めには、2N−1回の書き込みディスターブが発生す
る。これに対して、本発明の第6の実施の形態に係るNA
ND型EEPROMの動作方法においては、1回の書き込みは偶
奇同時に行うので、N回の分割書き込みを行うために
は、N−1回の書き込みディスターブしか発生しない。
つまり分割書き込みによる誤書き込みを防止することが
できる。
【0139】なお、本発明の第6の実施の形態に係る半
導体装置1においては、不揮発性記憶回路としてNAND型
EEPROMが搭載されているが、本発明は、これに限定され
るものではなく、本発明の第3の実施の形態に係るAND
型EEPROM、又は本発明の第4の実施の形態に係る3トラ
ンジスタ型のNAND型EEPROMを搭載するようにしてもよ
い。
【0140】(その他の実施の形態)本発明は上記複数
の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をな
す論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解
すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実
施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0141】例えば、前述の実施の形態においては、電
気的書込消去が可能なEEPROMに本発明を適用した例を説
明したが、本発明は、紫外線消去可能なEPROMに適用す
ることができる。
【0142】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。した
がって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特
許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められ
るものである。
【0143】
【発明の効果】本発明によれば、隣接するメモリセルの
電荷蓄積部間の容量結合に起因する、メモリセルのしき
い値電圧の見かけ上の変動を減少することができ、しき
い値電圧のばらつきを減少することができる不揮発性記
憶回路を備えた半導体装置及びその動作方法を提供する
ことができる。
【0144】さらに、本発明によれば、サブビット線の
形状変化に伴い、ビット線に付加される寄生容量のばら
つきを減少することができ、誤動作を防止することがで
きる、電気的信頼性に優れた不揮発性記憶回路を備えた
半導体装置及びその動作方法を提供することができる。
【0145】さらに、本発明によれば、メモリセルに分
割書き込みによりデータを書き込む場合、書き込みたい
メモリセルと同じワード線に接続された非選択メモリセ
ルに対する書き込みディスターブを低減し、誤書き込み
を防止することができる半導体装置及びその動作方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置に
おいて不揮発性記憶回路のメモリセルアレイの要部平面
図である。
【図2】図1に示すメモリセルアレイの配線層を示す平
面図である。
【図3】図1及び図2に示すF3−F3切断線で切った
半導体装置の要部断面構造図である。
【図4】図1及び図2に示すF4−F4切断線で切った
半導体装置の要部断面構造図である。
【図5】図1に示す不揮発性記憶回路のメモリセルアレ
イの回路図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性記憶
回路を備えた半導体装置のレイアウト図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性記憶
回路の動作フローチャート図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の
不揮発性記憶回路のメモリセルアレイの回路図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の
不揮発性記憶回路のメモリセルアレイの回路図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置
の不揮発性記憶回路のメモリセルアレイの回路図であ
る。
【図11】図10に示す不揮発性記憶回路のメモリセル
アレイの要部平面図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態の変形例に係る半
導体装置の不揮発性記憶回路のメモリセルアレイの回路
図である。
【図13】図12に示す不揮発性記憶回路のメモリセル
アレイの要部平面図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置
の不揮発性記憶回路のシステムブロック図である。
【図15】図14に示す不揮発性記憶回路のメモリセル
アレイの回路図である。
【図16】図14に示す不揮発性記憶回路の周辺回路の
回路図である。
【図17】(A)乃至(D)は本発明の第6の実施の形
態に係る不揮発性記憶回路においてメモリセルの書込動
作におけるしきい値電圧の遷移を示す図である。
【図18】本発明の第6の実施の形態に係る不揮発性記
憶回路の動作フロー図である。
【図19】本発明の先行技術に係る半導体記憶装置のメ
モリセルアレイの要部平面図である。
【図20】図19に示す半導体記憶装置のメモリセルア
レイにおいて配線形状を示す要部平面図である。
【図21】図19及び図20に示す半導体記憶装置のF
21−F21切断線で切った断面図である。
【図22】図19及び図20に示す半導体記憶装置のF
22−F22切断線で切った断面図である。
【図23】図19及び図20に示す半導体記憶装置のF
23−F23切断線で切った断面図である。
【図24】図19乃至図23に示す半導体記憶装置のメ
モリセルアレイの回路図である。
【図25】本発明の先行技術に係る他の半導体記憶装置
のメモリセルアレイの要部平面図である。
【図26】図25に示す半導体記憶装置のF26−F2
6切断線で切った断面図である。
【図27】図25に示す半導体記憶装置のF27−F2
7切断線で切った断面図である。
【図28】本発明の先行技術に係る半導体記憶装置の動
作手順を説明するフローチャート図である。
【図29】本発明の先行技術に係る半導体記憶装置の課
題を説明するための要部断面図である。
【図30】本発明の先行技術に係る半導体記憶装置の課
題を説明するための要部断面図である。
【図31】本発明の先行技術に係る半導体記憶装置の課
題を説明するための要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 NAND型EEPROM 3 メモリセルアレイ 30、31、32 メモリセルユニット 4 センスアンプ及び書込データラッチ回路 40 半導体基板 41 ウエル領域 45 第1のゲート絶縁膜 46 フローティングゲート電極 47 第2のゲート絶縁膜 48 コントロールゲート電極 48WL、WL ワード線 49、53、57 半導体領域 52、56 ゲート電極 63 サブワード線又はソース線 66、BL ビット線 M メモリセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 G11C 17/00 611A 29/792 H01L 29/78 371 Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD04 AD05 AE08 5F083 EP02 EP23 EP33 EP34 EP49 EP55 EP56 EP76 ER06 ER19 GA11 GA12 JA04 JA05 JA35 JA36 JA37 JA39 JA53 KA06 LA01 LA03 LA12 PR46 ZA21 5F101 BA01 BA29 BA35 BA36 BB05 BD10 BD22 BD34 BD36 BE02 BE05 BE07 BF05 BH21

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向に配列された第1、第2、第
    3及び第4のメモリセルと、 前記第1のメモリセル上を第2の方向に延在し、前記第
    2のメモリセルに接続された第1のビット線と、 前記第2のメモリセル上を前記第2の方向に延在し、前
    記第1のメモリセルに接続された第2のビット線と、 前記第3のメモリセル上を前記第2の方向に延在し、前
    記第3のメモリセルに接続された第3のビット線と、 前記第4のメモリセル上を前記第2の方向に延在し、前
    記第4のメモリセルに接続された第4のビット線とを有
    する不揮発性記憶回路を備えたことを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1乃至第4のメモリセル及び前記
    第1乃至第4のビット線は、前記第1の方向に繰り返し
    配列されていることを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のメモリセルと前記第2のビッ
    ト線とを接続する第2のサブビット線と、 前記第2のメモリセルと前記第1のビット線とを接続す
    る第1のサブビット線と、 前記第3のメモリセルと前記第3のビット線とを接続す
    る第3のサブビット線と、 前記第4のメモリセルと前記第4のビット線とを接続す
    る第4のサブビット線とをさらに備えたことを特徴する
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記不揮発性記憶回路は、ビット線とソ
    ースとの間に複数のメモリセルを電気的に直列に接続し
    たNAND型不揮発性記憶回路、又はビット線とソースとの
    間にメモリセルを電気的に並列に接続したAND型不揮発
    性記憶回路であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 第1の方向に配列され、それぞれ第2の
    方向に延在する第1、第2、第3及び第4のビット線
    と、 前記第1、第2、第3及び第4のビット線下にそれぞれ
    配設され、第2の方向に複数配列された、メモリセルを
    有するメモリセルユニットとを備え、 第2の方向に向かって4n(nは自然数)番目及び4n
    +1番目に配列された、前記第1のビット線下のメモリ
    セルユニットのメモリセルは前記第2のビット線に接続
    されるとともに、同一配列番目の第2のビット線下のメ
    モリセルユニットのメモリセルは前記第1のビット線に
    接続され、 第2の方向に向かって4n+2番目及び4n+3番目に
    配列された、前記第3のビット線下のメモリセルユニッ
    トのメモリセルは前記第4のビット線に接続されるとと
    もに、同一配列番目の第4のビット線下のメモリセルユ
    ニットのメモリセルは前記第3のビット線に接続される
    ことを特徴とする不揮発性記憶回路を備えた半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記メモリセルユニットは、いずれもビ
    ット線に一端が接続された第1のセル選択用トランジス
    タと、ソース線に一端が接続された第2のセル選択用ト
    ランジスタとの間に配設された少なくとも1つ以上のメ
    モリセルを備えていることを特徴とする請求項5に記載
    の半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1の方向に配列され、それぞれ第2の
    方向に延在する第1、第2、第3及び第4のビット線
    と、 前記第1、第2、第3及び第4のビット線下にそれぞれ
    配設され、第2の方向に複数配列された、メモリセルを
    有するメモリセルユニットとを備え、 第2の方向に向かって8n(nは自然数)番目及び8n
    +1番目に配列された、前記第1のビット線下のメモリ
    セルユニットのメモリセルは前記第2のビット線に接続
    されるとともに、同一配列番目の第2のビット線下のメ
    モリセルユニットのメモリセルは前記第1のビット線に
    接続され、 第2の方向に向かって8n+2番目及び8n+3番目に
    配列された、前記第2のビット線下のメモリセルユニッ
    トのメモリセルは前記第3のビット線に接続されるとと
    もに、同一配列番目の第3のビット線下のメモリセルユ
    ニットのメモリセルは前記第2のビット線に接続され、 第2の方向に向かって8n+4番目及び8n+5番目に
    配列された、前記第3のビット線下のメモリセルユニッ
    トのメモリセルは前記第4のビット線に接続されるとと
    もに、同一配列番目の第4のビット線下のメモリセルユ
    ニットのメモリセルは前記第3のビット線に接続され、 第2の方向に向かって8n+6番目及び8n+7番目に
    配列された、前記第4のビット線下のメモリセルユニッ
    トのメモリセルは前記第1のビット線に接続されるとと
    もに、同一配列番目の第1のビット線下のメモリセルユ
    ニットのメモリセルは前記第4のビット線に接続される
    ことを特徴とする不揮発性記憶回路を備えた半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 第1の方向に配列された第1、第2、第
    3及び第4のメモリセルと、 前記第1のメモリセル上を第2の方向に延在し、前記第
    2のメモリセルに接続された第1のビット線と、 前記第2のメモリセル上を前記第2の方向に延在し、前
    記第1のメモリセルに接続された第2のビット線と、 前記第3のメモリセル上を前記第2の方向に延在し、前
    記第3のメモリセルに接続された第3のビット線と、 前記第4のメモリセル上を前記第2の方向に延在し、前
    記第4のメモリセルに接続された第4のビット線とを有
    する不揮発性記憶回路を備え、 前記第1及び第3のビット線に接続された第2及び第3
    のメモリセルにデータの書き込みを行う工程と、 前記第2及び第3のメモリセルに書き込まれたデータの
    ベリファイ読み出しを行う工程と、 前記第2及び第4のビット線に接続された第1及び第4
    のメモリセルにデータの書き込みを行う工程と、 前記第1及び第4のメモリセルに書き込まれたデータの
    ベリファイ読み出しを行う工程とを備えたことを特徴と
    する半導体装置の動作方法。
  9. 【請求項9】 前記ベリファイ読み出しを行う工程の後
    に、前記第1及び第3のビット線に接続された第2及び
    第3のメモリセル、又は第2及び第4のビット線に接続
    された第1及び第4のメモリセルの少なくともいずれか
    一方に書き込まれたデータの通常読み出しを行う工程を
    さらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の半導体
    装置の動作方法。
  10. 【請求項10】 前記通常読み出しを行う工程は、前記
    第1及び第3のビット線に接続された第2及び第3のメ
    モリセルの通常読み出しを行う工程と、この後又はこの
    前に第2及び第4のビット線に接続された第1及び第4
    のメモリセルの通常読み出しを行う工程とを備えたこと
    を特徴とする請求項9に記載の半導体装置の動作方法。
  11. 【請求項11】 3値以上の正数のM値のデータの書き
    込みが可能なメモリセルが行列状に複数配列されたメモ
    リセルアレイと、 前記メモリセルに接続され、前記メモリセルアレイ上を
    第1の方向に延在し、第2の方向に複数本配列されたワ
    ード線と、 前記メモリセルに接続され、前記メモリセルアレイ上を
    第2の方向に延在し、第1の方向に複数本配列されたビ
    ット線と、 前記複数本のビット線毎にそれぞれ配設された複数のセ
    ンスアンプ回路と、 前記複数のセンスアンプ回路毎にそれぞれ配設されたラ
    ッチ回路とを有する不揮発性記憶回路を備えたことを特
    徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記不揮発性記憶回路は、前記ビット
    線とソースとの間に前記複数のメモリセルを電気的に直
    列に接続したNAND型不揮発性記憶回路、又は前記ビット
    線とソースとの間に前記メモリセルを電気的に並列に接
    続したAND型不揮発性記憶回路であることを特徴とする
    請求項11に記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 ビット線及びワード線に接続され、3
    値以上の正数のM値のデータの書き込みが可能なメモリ
    セルが行列状に複数配列された不揮発性記憶回路を備
    え、 すべてのメモリセルを初期値に設定する工程と、 データの書き込み回数をM値−1回に分割し、予定値に
    達する回数において前記初期値に順次加算するように、
    選択されたメモリセルにデータの書き込みを行う工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の動作方法。
  14. 【請求項14】 前記データの書き込みを行う工程の後
    に、奇数番目に配列された前記ビット線に接続された前
    記メモリセル、又は偶数番目に配列されたビット線に接
    続されたメモリセルの少なくともいずれか一方のベリフ
    ァイ読み出しを行う工程をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項13に記載の半導体装置の動作方法。
  15. 【請求項15】 前記ベリファイ読み出しを行う工程
    は、前記奇数番目に配列されたビット線に接続されたメ
    モリセルのベリファイ読み出しを行う工程と、この後又
    はこの前に前記偶数番目に配列されたビット線に接続さ
    れたメモリセルのベリファイ読み出しを行う工程とを備
    えたことを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の
    動作方法。
  16. 【請求項16】 前記ベリファイ読み出しを行う工程の
    後に、前記奇数番目に配列されたビット線に接続された
    メモリセル、又は前記偶数番目に配列されたビット線に
    接続されたメモリセルの少なくともいずれか一方に書き
    込まれたデータの通常読み出しを行う工程をさらに備え
    たことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の
    半導体装置の動作方法。
  17. 【請求項17】 前記通常読み出しを行う工程は、前記
    奇数番目に配列されたビット線に接続されたメモリセル
    の通常読み出しを行う工程と、この後又はこの前に偶数
    番目に配列されたビット線に接続されたメモリセルの通
    常読み出しを行う工程とを備えたことを特徴とする請求
    項16に記載の半導体装置の動作方法。
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