JP3470083B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP3470083B2
JP3470083B2 JP2000135301A JP2000135301A JP3470083B2 JP 3470083 B2 JP3470083 B2 JP 3470083B2 JP 2000135301 A JP2000135301 A JP 2000135301A JP 2000135301 A JP2000135301 A JP 2000135301A JP 3470083 B2 JP3470083 B2 JP 3470083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に関し、特に電気的にイレーズ可能かつプログラ
ム可能なメモリ、すなわちEEPROM(Electrically
Erasable and Programmable Read Only Memory)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各々制御ゲートと、フローティン
グゲートと、ドレインと、ソースとを持つ複数個の不揮
発性メモリセルを備え、かつ記憶データを所定のブロッ
ク毎に一括してイレーズし得るフラッシュEEPROM
(フラッシュメモリ)が知られている。
【0003】図4は、従来のフラッシュメモリにおける
メモリセルのしきい値電圧Vthの分布を示している。イ
レーズサイクルでは、各メモリセルのフローティングゲ
ートに蓄えられた電子が除去される結果、個々のメモリ
セルが低いしきい値電圧を有することとなる。このよう
にしてデータ“0”を記憶したメモリセルの状態を、こ
こではイレーズ状態又は0状態と呼ぶ。プログラムサイ
クルでは、選択されたメモリセルのみのフローティング
ゲートに、ホットエレクトロン注入の機構により電子が
蓄えられる。フローティングゲートに電子を蓄えたメモ
リセルは、高いしきい値電圧を有する。このようにして
データ“1”を記憶したメモリセルの状態を、ここでは
プログラム状態又は1状態と呼ぶ。リード(読み出し)
サイクルでは、リード対象のメモリセルのドレインに正
の低電位を、そのソースに接地電位をそれぞれ与えなが
ら、その制御ゲートとソースとの間に所定のリード電圧
Vgsを印加する。このリード電圧の最大値すなわち最大
リード電圧をVgsmaxとするとき、従来は、0状態から
1状態へ遷移すべき全てのメモリセルがVgsmaxより高
いしきい値電圧を有することとなるまで、十分な時間を
かけてプログラムが行われていた。
【0004】さて、高速リード性能を有する差動センス
方式のフラッシュメモリが知られている。このフラッシ
ュメモリでは、図4に従って状態設定がなされる1個の
メモリセルの記憶データをリードするために、該メモリ
セルと同様の構造を有しかつ常に0状態に設定される1
個のダミーセルと、1個の差動センスアンプとが設けら
れる。メモリセルのドレインは第1のビット線を介し
て、ダミーセルのドレインは第2のビット線を介してそ
れぞれ当該差動センスアンプに接続される。これら第1
及び第2のビット線は、リードサイクルの初期段階にお
いて、所定のプリチャージ電位VPCに設定される。メ
モリセルが0状態にある場合、当該メモリセルは、リー
ド電圧Vgsがその制御ゲートとソースとの間に印加され
たときに、第1のビット線からドレイン電流を引き込む
ことにより、該第1のビット線の電位を引き下げる。こ
のメモリセルが1状態にある場合、同じリード電圧Vgs
がその制御ゲートとソースとの間に印加されても、当該
メモリセルが第1のビット線からドレイン電流を引き込
むことはなく、該第1のビット線の電位はVPCを維持
する。一方、ダミーセルは、同じリード電圧Vgsがその
制御ゲートとソースとの間に印加されたときに、第2の
ビット線からドレイン電流を引き込むことにより、該第
2のビット線の電位を引き下げる。ただし、ダミーセル
のチャンネル幅及び/又はチャンネル長は、当該ダミー
セルのドレイン電流が0状態のメモリセルのドレイン電
流の半分になるように調整されている。したがって、ダ
ミーセルが第2のビット線上に生成するリファレンス電
位Vrefは、メモリセルが0状態にある場合の第1のビ
ット線の電位より高く、かつ当該メモリセルが1状態に
ある場合の第1のビット線の電位VPCより低い。差動
センスアンプは、これら第1及び第2のビット線の電位
を比較することにより、当該メモリセルの状態を正しく
センスすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフラッシュ
メモリでは、メモリセルの記憶データ“1”を正しくリ
ードできるように、0状態から1状態へ遷移すべき全メ
モリセルが最大リード電圧Vgsmaxより高いしきい値電
圧を有することとなるまでプログラム動作を終了しない
こととしていたため、プログラムに長い時間を要すると
いう課題があった(図4参照)。
【0006】また、図5は従来の差動センス方式のフラ
ッシュメモリのリードサイクルにおける課題を示してい
る。すなわち、電源電圧の上昇によりリード電圧Vgsが
予想外に高くなってしまうと、メモリセルの記憶データ
“1”を正しくリードできないという課題である。図5
中の破線は、リード電圧より高いしきい値電圧を有する
1状態のメモリセルに接続されたビット線の電位が、リ
ードサイクルにおいてVPCを維持することを表してい
る。ところが、1状態のメモリセルのしきい値電圧Vth
よりリード電圧Vgsの方が高くなると、つまりVgs>V
thであると、当該1状態のメモリセルは、ビット線から
ドレイン電流を引き込むことにより該ビット線の電位を
引き下げる。一方、0状態のダミーセルが生成するリフ
ァレンス電位Vrefは、リード電圧Vgsに依存しない。
したがって、図5に示すように、Vgs>Vthの場合に1
状態のメモリセルにより引き下げられたビット線電位が
リファレンス電位Vrefより低くなることがあり、この
場合にリード誤動作が発生するのである。同様のリード
誤動作は、上記プログラム時間の課題を解決するために
1状態のメモリセルのしきい値電圧を最大リード電圧V
gsmaxより低く設定した場合にも発生する。
【0007】本発明の目的は、プログラムの時間短縮と
正確なリードとを両立し得る不揮発性半導体記憶装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、プログラム状態(1状態)のメモリセル
のしきい値電圧を低減するとともに、イレーズ状態(0
状態)のダミーセルに接続されたビット線とプログラム
状態(1状態)のダミーセルに接続されたビット線とを
連結することによりリードサイクルにおけるリファレン
ス電位を生成することとしたものである。
【0009】具体的に説明すると、本発明に係る不揮発
性半導体記憶装置は、各々制御ゲートと、フローティン
グゲートと、ドレインと、ソースとを持ち、かつ、各々
低いしきい値電圧を有するイレーズ状態と、該イレーズ
状態におけるしきい値電圧より高いしきい値電圧を有す
るように前記イレーズ状態より多くの電子を前記フロー
ティングゲートに蓄えたプログラム状態とのうちのいず
れかの状態を取り得て、前記プログラム状態におけるし
きい値電圧は前記制御ゲートと前記ソースとの間の最大
リード電圧より低く設定される第1、第2及び第3のメ
モリセルと、前記第1のメモリセルのドレインに接続さ
れた第1のビット線と、前記第2のメモリセルのドレイ
ンに接続された第2のビット線と、前記第3のメモリセ
ルのドレインに接続された第3のビット線と、前記第2
及び第3のメモリセルのうちの一方は前記イレーズ状態
を、他方は前記プログラム状態をそれぞれ有するよう
に、前記第2及び第3のメモリセルの各々の状態を設定
するための手段と、あるリードサイクルにおいて前記第
2のビット線と前記第3のビット線とを連結するための
手段と、前記リードサイクルの初期段階において前記第
1、第2及び第3のビット線の各々を所定のプリチャー
ジ電位に設定するための手段と、前記リードサイクルに
おいて、前記第1のメモリセルが前記第1のビット線か
らドレイン電流を引き込むことにより前記プリチャージ
電位から下げられた前記第1のビット線の電位と、前記
第2及び第3のメモリセルが前記連結された第2及び第
3のビット線からそれぞれドレイン電流を引き込むこと
により前記プリチャージ電位から下げられた前記第2及
び第3のビット線の電位とを比較することにより、前記
第1のメモリセルの状態をセンスするためのセンス手段
とを備えた構成を採用したものである。
【0010】さて、フラッシュメモリでは、メモリセル
のイレーズ/プログラムを繰り返すとゲート酸化膜の界
面特性の劣化が顕著になることが知られている。したが
って、上記第1、第2及び第3のメモリセルの劣化の程
度を均一化するためには、これらのメモリセルのイレー
ズ/プログラムの回数をできるだけ揃えるようにすれば
よい。これにより、最適なリファレンス電位が常に得ら
れることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るフラッシュ
メモリの構成例を示している。図1のフラッシュメモリ
は、トップアレイ10と、ボトムアレイ11と、4本の
主ビット線MBL0〜3と、8本の副ビット線SBL0
〜7と、8個のビット線選択スイッチTS0〜3,BS
0〜3とを備えている。
【0012】トップアレイ10は、メモリセルM0〜3
と、ダミーセルD0〜3と、不図示の他のメモリセルと
を備えている。これらのセルは、各々制御ゲートと、フ
ローティングゲートと、ドレインと、ソースとを持つ不
揮発性メモリセルである。M0〜3の各々の制御ゲート
はワード線TWLに、その各々のソースはソース線TS
Lにそれぞれ接続されている。D0〜3の各々の制御ゲ
ートはダミーワード線TDWLに、その各々のソースは
ダミーソース線TDSLにそれぞれ接続されている。M
0及びD0の各々のドレインはSBL0に接続されてお
り、該SBL0はTS0を介してMBL0に接続されて
いる。M1及びD1の各々のドレインはSBL1に接続
されており、該SBL1はTS1を介してMBL1に接
続されている。M2及びD2の各々のドレインはSBL
2に接続されており、該SBL2はTS2を介してMB
L2に接続されている。M3及びD3の各々のドレイン
はSBL3に接続されており、該SBL3はTS3を介
してMBL3に接続されている。TS0及びTS2の各
々を構成するトランジスタのゲートには信号TG0が、
TS1及びTS3の各々を構成するトランジスタのゲー
トには信号TG1がそれぞれ与えられるようになってい
る。
【0013】ボトムアレイ11は、メモリセルM4〜7
と、ダミーセルD4〜7と、不図示の他のメモリセルと
を備えている。これらのセルは、各々制御ゲートと、フ
ローティングゲートと、ドレインと、ソースとを持つ不
揮発性メモリセルである。M4〜7の各々の制御ゲート
はワード線BWLに、その各々のソースはソース線BS
Lにそれぞれ接続されている。D4〜7の各々の制御ゲ
ートはダミーワード線BDWLに、その各々のソースは
ダミーソース線BDSLにそれぞれ接続されている。M
4及びD4の各々のドレインはSBL4に接続されてお
り、該SBL4はBS0を介してMBL0に接続されて
いる。M5及びD5の各々のドレインはSBL5に接続
されており、該SBL5はBS1を介してMBL1に接
続されている。M6及びD6の各々のドレインはSBL
6に接続されており、該SBL6はBS2を介してMB
L2に接続されている。M7及びD7の各々のドレイン
はSBL7に接続されており、該SBL7はBS3を介
してMBL3に接続されている。BS0及びBS2の各
々を構成するトランジスタのゲートには信号BG0が、
BS1及びBS3の各々を構成するトランジスタのゲー
トには信号BG1がそれぞれ与えられるようになってい
る。
【0014】MBL0〜3の各々の上には、それぞれ対
応するカラムゲートYS0〜3が介在している。YS0
及びYS2の各々を構成するトランジスタのゲートには
信号YG0が、YS1及びYS3の各々を構成するトラ
ンジスタのゲートには信号YG1がそれぞれ与えられる
ようになっている。MBL0及びMBL1の各々の内側
部分(図中のYS0及びYS1より下の部分)と、MB
L2及びMBL3の各々の内側部分(図中のYS2及び
YS3より下の部分)とをそれぞれ所定のプリチャージ
電位VPCに設定するために、プリチャージ回路12,
13が設けられている。また、MBL0及びMBL1の
各々の外側部分(図中のYS0及びYS1より上の部
分)と、MBL2及びMBL3の各々の外側部分(図中
のYS2及びYS3より上の部分)との電位をそれぞれ
VPCに設定するために、プリチャージ回路14,15
が設けられている。MBL1及びMBL3の各々の外側
部分の間には、これらの主ビット線をリードサイクルに
おいて連結するためのイコライズスイッチEQSAが介
在している。MBL0及びMBL2の各々の外側部分の
間には、これらの主ビット線をリードサイクルにおいて
連結するためのイコライズスイッチEQSBが介在して
いる。EQSAを構成するトランジスタのゲートには信
号EQAが、EQSBを構成するトランジスタのゲート
には信号EQBがそれぞれ与えられるようになってい
る。16はMBL0及びMBL1の各々の外側部分に接
続された差動センスアンプを、17はMBL2及びMB
L3の各々の外側部分に接続された差動センスアンプを
それぞれ表している。なお、M0〜7とD0〜7とは、
実質的にそれぞれ同一の製造工程により、同一サイズ、
かつ同一ピッチで形成されている。
【0015】図2は、図1のフラッシュメモリにおける
メモリセル(M0〜7及びD0〜7を含む。)のしきい
値電圧Vthの分布を示している。トップアレイ10のイ
レーズサイクルでは、TWL,TDWL,TSL及びT
DSLの各々に所要の電位が与えられることにより、M
0〜3及びD0〜3の各々のフローティングゲートに蓄
えられた電子が除去される結果、個々のメモリセルが低
いしきい値電圧を有する0状態となる。ボトムアレイ1
1のイレーズサイクルでは、BWL,BDWL,BSL
及びBDSLの各々に所要の電位が与えられることによ
り、M4〜7及びD4〜7の各々が低いしきい値電圧を
有する0状態となる。ここで、例えばM0にデータ
“1”をプログラムしたい場合には、TWL及びTSL
の各々に所要の電位を与え、かつTS0及びYS0を閉
じて、MBL0に接続された不図示の書き込み回路がM
BL0及びSBL0に所要の電位を与えることによりプ
ログラム動作が行われる。この結果、ホットエレクトロ
ン注入の機構によりM0のフローティングゲートに電子
が蓄えられて、M0は0状態から、該0状態より高いし
きい値電圧を有する1状態へと遷移する。ただし、この
1状態におけるしきい値電圧は、図2に示すように、リ
ードサイクルにおいて制御ゲートとソースとの間に印加
されるリード電圧の最大値、すなわち最大リード電圧V
gsmaxより低い値に設定される。他のメモリセル(ダミ
ーセルを含む。)にデータ“1”をプログラムする場合
も同様である。つまり、図1のフラッシュメモリでは、
図2中に粗い破線で示す従来例に比べて、1状態のメモ
リセルのしきい値電圧が大きく低減される。したがっ
て、従来に比べてプログラム時間が大幅に短縮される。
なお、イレーズ及びプログラムの各サイクルでは、EQ
SA及びEQSBを開いておく。
【0016】次に、図1のフラッシュメモリのリードサ
イクルについて説明する。プリチャージ回路12〜15
は、各リードサイクルの初期段階においてMBL0〜3
の各々の電位をVPCに充電する。十分な充電がなされ
た後、これらのプリチャージ回路12〜15を構成する
スイッチが開かれる。このプリチャージ期間では、例え
ば、TS0〜3,BS0〜3,YS0〜3,EQSA及
びEQSBを全て閉じておけばよい。
【0017】図1の構成によれば、D0及びD2のうち
の一方は0状態に、他方は1状態にそれぞれ予め設定さ
れる。これらD0及びD2は、M5及びM7のリードサ
イクルにおいてリファレンス電位の生成に用いられる。
この際、TS0,BS1,TS2,BS3,YS0〜3
及びEQSBがそれぞれ閉じられる。BS0,TS1,
BS2,TS3及びEQSAは、それぞれ開かれてい
る。その後、選択されたメモリセルM5及びM7の制御
ゲートには所定のリード電圧Vgsが印加される。また同
様に、リファレンス電位を生成するためのダミーセルD
0及びD2の制御ゲートにもリード電圧Vgsが印加され
る。差動センスアンプ16は、MBL1からM5がドレ
イン電流を引き込むことによりVPCから下げられたM
BL1の電位と、連結されたMBL0及びMBL2から
D0及びD2がそれぞれドレイン電流を引き込むことに
よりVPCから下げられたMBL0及びMBL2の電位
との差を検知できるまで待った後、増幅動作を行うこと
によりM5の状態をセンスする。差動センスアンプ17
は、MBL3からM7がドレイン電流を引き込むことに
よりVPCから下げられたMBL3の電位と、連結され
たMBL0及びMBL2からD0及びD2がそれぞれド
レイン電流を引き込むことによりVPCから下げられた
MBL0及びMBL2の電位との差を検知できるまで待
った後、増幅動作を行うことによりM7の状態をセンス
する。これらの増幅動作中には、YS0〜YS3及びE
QSBがそれぞれ開かれる。これにより、両差動センス
アンプ16,17によるMBL0とMBL2との間の電
位差生成が許容される。
【0018】また、D1及びD3のうちの一方は0状態
に、他方は1状態にそれぞれ予め設定される。これらD
1及びD3は、M4及びM6のリードサイクルにおいて
リファレンス電位の生成に用いられる。この際、BS
0,TS1,BS2,TS3,YS0〜3及びEQSA
がそれぞれ閉じられる。TS0,BS1,TS2,BS
3及びEQSBは、それぞれ開かれている。その後、選
択されたメモリセルM4及びM6の制御ゲートには所定
のリード電圧Vgsが印加される。また同様に、リファレ
ンス電位を生成するためのダミーセルD1及びD3の制
御ゲートにもリード電圧Vgsが印加される。差動センス
アンプ16は、MBL0からM4がドレイン電流を引き
込むことによりVPCから下げられたMBL0の電位
と、連結されたMBL1及びMBL3からD1及びD3
がそれぞれドレイン電流を引き込むことによりVPCか
ら下げられたMBL1及びMBL3の電位との差を検知
できるまで待った後、増幅動作を行うことによりM4の
状態をセンスする。差動センスアンプ17は、MBL2
からM6がドレイン電流を引き込むことによりVPCか
ら下げられたMBL2の電位と、連結されたMBL1及
びMBL3からD1及びD3がそれぞれドレイン電流を
引き込むことによりVPCから下げられたMBL1及び
MBL3の電位との差を検知できるまで待った後、増幅
動作を行うことによりM6の状態をセンスする。これら
の増幅動作中には、YS0〜YS3及びEQSAがそれ
ぞれ開かれる。これにより、両差動センスアンプ16,
17によるMBL1とMBL3との間の電位差生成が許
容される。
【0019】D4及びD6のうちの一方は0状態に、他
方は1状態にそれぞれ予め設定される。これらD4及び
D6は、M1及びM3のリードサイクルにおいてリファ
レンス電位の生成に用いられる。この際、BS0,TS
1,BS2,TS3,YS0〜3及びEQSBがそれぞ
れ閉じられる。TS0,BS1,TS2,BS3及びE
QSAは、それぞれ開かれている。その後、選択された
メモリセルM1及びM3の制御ゲートには所定のリード
電圧Vgsが印加される。また同様に、リファレンス電位
を生成するためのダミーセルD4及びD6の制御ゲート
にもリード電圧Vgsが印加される。差動センスアンプ1
6は、MBL1からM1がドレイン電流を引き込むこと
によりVPCから下げられたMBL1の電位と、連結さ
れたMBL0及びMBL2からD4及びD6がそれぞれ
ドレイン電流を引き込むことによりVPCから下げられ
たMBL0及びMBL2の電位との差を検知できるまで
待った後、増幅動作を行うことによりM1の状態をセン
スする。差動センスアンプ17は、MBL3からM3が
ドレイン電流を引き込むことによりVPCから下げられ
たMBL3の電位と、連結されたMBL0及びMBL2
からD4及びD6がそれぞれドレイン電流を引き込むこ
とによりVPCから下げられたMBL0及びMBL2の
電位との差を検知できるまで待った後、増幅動作を行う
ことによりM3の状態をセンスする。これらの増幅動作
中には、YS0〜YS3及びEQSBがそれぞれ開かれ
る。これにより、両差動センスアンプ16,17による
MBL0とMBL2との間の電位差生成が許容される。
【0020】D5及びD7のうちの一方は0状態に、他
方は1状態にそれぞれ予め設定される。これらD5及び
D7は、M0及びM2のリードサイクルにおいてリファ
レンス電位の生成に用いられる。この際、TS0,BS
1,TS2,BS3,YS0〜3及びEQSAがそれぞ
れ閉じられる。BS0,TS1,BS2,TS3及びE
QSBは、それぞれ開かれている。その後、選択された
メモリセルM0及びM2の制御ゲートには所定のリード
電圧Vgsが印加される。また同様に、リファレンス電位
を生成するためのダミーセルD5及びD7の制御ゲート
にもリード電圧Vgsが印加される。差動センスアンプ1
6は、MBL0からM0がドレイン電流を引き込むこと
によりVPCから下げられたMBL0の電位と、連結さ
れたMBL1及びMBL3からD5及びD7がそれぞれ
ドレイン電流を引き込むことによりVPCから下げられ
たMBL1及びMBL3の電位との差を検知できるまで
待った後、増幅動作を行うことによりM0の状態をセン
スする。差動センスアンプ17は、MBL2からM2が
ドレイン電流を引き込むことによりVPCから下げられ
たMBL2の電位と、連結されたMBL1及びMBL3
からD5及びD7がそれぞれドレイン電流を引き込むこ
とによりVPCから下げられたMBL1及びMBL3の
電位との差を検知できるまで待った後、増幅動作を行う
ことによりM2の状態をセンスする。これらの増幅動作
中には、YS0〜YS3及びEQSAがそれぞれ開かれ
る。これにより、両差動センスアンプ16,17による
MBL1とMBL3との間の電位差生成が許容される。
【0021】図3は、図1のフラッシュメモリのリード
サイクルにおけるビット線電位の変化を示している。こ
こでは、リード対象のメモリセルが、例えばM4である
ものとして説明を進める。M4のリードサイクルでは、
BS0及びYS0を閉じて、BWL,BSL,MBL0
及びSBL4の各々に所要の電位を与える。これによ
り、M4の制御ゲートとソースとの間に所定のリード電
圧Vgsが印加される。前述のとおり、M4のリードのた
めのリファレンス電位Vrefは、TS1,TS3,YS
1,YS3及びEQSAが閉じた状態で、D1及びD3
により生成される。そのために、TDWL及びTDSL
の各々に所要の電位が与えられる。これにより、D1及
びD3の各々の制御ゲートとソースとの間に、M4の場
合と同じリード電圧Vgsが印加される。
【0022】さて、M4は、0状態又は1状態にある。
M4が0状態にある場合、当該M4は、リード電圧Vgs
がその制御ゲートとソースとの間に印加されたときに、
SBL4を介してMBL0から大きいドレイン電流を引
き込むことにより、MBL0の電位を大きく引き下げ
る。M4が1状態にある場合でも、MBL0の電位は、
図3中に粗い破線で示されるようにVPCを維持するの
ではなく、少し引き下げられる。なぜなら、1状態のメ
モリセルのしきい値電圧Vthより高いリード電圧Vgsが
印加されるので(Vgs>Vth:図2参照)、1状態のM
4がMBL0から小さいドレイン電流を引き込むからで
ある。
【0023】一方、D1及びD3は、リード電圧Vgsが
その各々の制御ゲートとソースとの間に印加されたとき
に、MBL1及びMBL3からそれぞれドレイン電流を
引き込む。ここでは、D1が0状態にあり、D3が1状
態にあるものとする。この場合には、D1がMBL1か
ら引き込む電流は、M4が0状態にある場合に当該M4
がMBL0から引き込む電流に相当する。また、D3が
MBL3から引き込む電流は、M4が1状態にある場合
に当該M4がMBL0から引き込む電流に相当する。こ
こで、MBL1とMBL3とがEQSAにより互いに連
結されていることを思い起こせば、これらMBL1及び
MBL3の電位、すなわちリファレンス電位Vrefは、
図3中に細かい破線で示されるようにM4が1状態にあ
る場合のMBL0の電位より高く推移するのではなく、
M4が0状態にある場合のMBL0の電位とM4が1状
態にある場合のMBL0の電位とのちょうど中間のレベ
ルで推移することが判る。したがって、差動センスアン
プ16は、M4の状態を正しくセンスすることができ
る。なお、MBL0〜3の各々が同じ負荷容量を有し、
かつSBL0〜7の各々が同じ負荷容量を有することが
好ましい。これにより、例えば差動センスアンプ16か
らD1及びD3に至るビット線経路(MBL1+SBL
1+MBL3+SBL3)の負荷容量は、差動センスア
ンプ16からM4に至るビット線経路(MBL0+SB
L4)の負荷容量のちょうど2倍となって好都合であ
る。
【0024】以上のとおり、図1のフラッシュメモリに
よれば、プログラムの時間短縮と正確なリードとを両立
し得る。しかも、正確なリードは、電源電圧の上昇によ
りリード電圧Vgsが予想外に高くなってしまった場合で
も保証される。
【0025】なお、D1及びD3は、M4の状態が更新
される際に、それぞれ一旦イレーズされた後に、例えば
前の状態と同じ状態に設定される。これにより、M4,
D1及びD3の劣化の程度が均一化される。ゲート酸化
膜がイレーズの際に受けるダメージとプログラムの際に
受けるダメージとの間に差がある点に鑑みれば、D1及
びD3は、M4の状態が更新される際に、それぞれ一旦
イレーズされた後に前の状態と逆の状態に設定されるの
がよい。これにより、D1とD3との劣化の程度が均一
化される。メモリセルとダミーセルとの他の組み合わせ
についても同様である。図1のようにトップアレイ10
とボトムアレイ11との各々がダミーセルを有するフラ
ッシュメモリの構成は、セルの劣化の程度を均一化する
のに役立つ。図1中のメモリセルとダミーセルとの各々
の役割を随時交換することも可能である。
【0026】なお、上記の例においてプログラム状態の
メモリセルのしきい値電圧Vthが制御ゲートとソースと
の間の最大リード電圧Vgsmaxより高く設定される場合
でも、正確なリファレンス電位Vrefを生成できる効果
が得られる。その結果、プロセス条件に起因してメモリ
セルのしきい値電圧にばらつきが生じても、またメモリ
セルへの印加電圧に変動が生じても、その記憶データを
正確にリードすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、本発明によれ
ば、1状態のメモリセルのしきい値電圧を低減するとと
もに、0状態のダミーセルに接続されたビット線と1状
態のダミーセルに接続されたビット線とを連結すること
によりリードサイクルにおけるリファレンス電位を生成
することとしたので、プログラムの時間短縮と正確なリ
ードとを両立し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラッシュメモリの構成例を示す
ブロック図である。
【図2】図1のフラッシュメモリにおけるメモリセルの
しきい値電圧の分布を示す図である。
【図3】図1のフラッシュメモリのリードサイクルにお
けるビット線電位の変化を示す図である。
【図4】従来のフラッシュメモリにおけるメモリセルの
しきい値電圧の分布を示す図である。
【図5】従来のフラッシュメモリのリードサイクルにお
けるビット線電位の変化を示す図である。
【符号の説明】
10 トップアレイ 11 ボトムアレイ 12〜15 プリチャージ回路 16,17 差動センスアンプ BDSL ダミーソース線 BDWL ダミーワード線 BS0〜3 ビット線選択スイッチ BSL ソース線 BWL ワード線 D0〜7 ダミーセル EQSA,EQSB イコライズスイッチ M0〜7 メモリセル MBL0〜3 主ビット線 SBL0〜7 副ビット線 TDSL ダミーソース線 TDWL ダミーワード線 TS0〜3 ビット線選択スイッチ TSL ソース線 TWL ワード線 Vgs リード電圧 Vgsmax 最大リード電圧 Vref リファレンス電位 Vth メモリセルのしきい値電圧 VPC プリチャージ電位 YS0〜3 カラムゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−203291(JP,A) 特開 平7−78489(JP,A) 特開 平11−16384(JP,A) 特開 平2−78099(JP,A) 特開 昭59−186197(JP,A) 特開 平6−76590(JP,A) 特開 平7−201194(JP,A) 特開2001−6377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にイレーズ可能かつプログラム可
    能な不揮発性半導体記憶装置であって、 各々制御ゲートと、フローティングゲートと、ドレイン
    と、ソースとを持ち、かつ、各々低いしきい値電圧を有
    するイレーズ状態と、該イレーズ状態におけるしきい値
    電圧より高いしきい値電圧を有するように前記イレーズ
    状態より多くの電子を前記フローティングゲートに蓄え
    たプログラム状態とのうちのいずれかの状態を取り得
    て、前記プログラム状態におけるしきい値電圧は前記制
    御ゲートと前記ソースとの間の最大リード電圧より低く
    設定される第1、第2及び第3のメモリセルと、 前記第1のメモリセルのドレインに接続された第1のビ
    ット線と、 前記第2のメモリセルのドレインに接続された第2のビ
    ット線と、 前記第3のメモリセルのドレインに接続された第3のビ
    ット線と、 前記第2及び第3のメモリセルのうちの一方は前記イレ
    ーズ状態を、他方は前記プログラム状態をそれぞれ有す
    るように、前記第2及び第3のメモリセルの各々の状態
    を設定するための手段と、 あるリードサイクルにおいて前記第2のビット線と前記
    第3のビット線とを連結するための手段と、 前記リードサイクルの初期段階において前記第1、第2
    及び第3のビット線の各々を所定のプリチャージ電位に
    設定するための手段と、 前記リードサイクルにおいて、前記第1のメモリセルが
    前記第1のビット線からドレイン電流を引き込むことに
    より前記プリチャージ電位から下げられた前記第1のビ
    ット線の電位と、前記第2及び第3のメモリセルが前記
    連結された第2及び第3のビット線からそれぞれドレイ
    ン電流を引き込むことにより前記プリチャージ電位から
    下げられた前記第2及び第3のビット線の電位とを比較
    することにより、前記第1のメモリセルの状態をセンス
    するためのセンス手段とを備えたことを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記連結された第2及び第3のビット線の負荷容量は、
    前記第1のビット線の負荷容量の2倍であることを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記第1、第2及び第3のメモリセルの各々のドレイン
    と前記第1、第2及び第3のビット線との接続を遮断す
    るための手段を更に備えたことを特徴とする不揮発性半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記第2及び第3のメモリセルは、前記第1のメモリセ
    ルの状態が更新される際に、それぞれ一旦イレーズされ
    た後に前の状態と同じ状態に設定されることを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記第2及び第3のメモリセルは、前記第1のメモリセ
    ルの状態が更新される際に、それぞれ一旦イレーズされ
    た後に前の状態と逆の状態に設定されることを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 制御ゲートと、フローティングゲートと、ドレインと、
    ソースとを持ち、かつ、低いしきい値電圧を有するイレ
    ーズ状態と、該イレーズ状態におけるしきい値電圧より
    高いしきい値電圧を有するように前記イレーズ状態より
    多くの電子を前記フローティングゲートに蓄えたプログ
    ラム状態とのうちのいずれかの状態を取り得て、前記プ
    ログラム状態におけるしきい値電圧は前記制御ゲートと
    前記ソースとの間の最大リード電圧より低く設定される
    第4のメモリセルと、 前記第4のメモリセルのドレインに接続され、かつ前記
    リードサイクルの初期段階において前記プリチャージ電
    位に設定される第4のビット線と、 前記リードサイクルにおいて、前記第4のメモリセルが
    前記第4のビット線からドレイン電流を引き込むことに
    より前記プリチャージ電位から下げられた前記第4のビ
    ット線の電位と、前記第2及び第3のメモリセルが前記
    連結された第2及び第3のビット線からそれぞれドレイ
    ン電流を引き込むことにより前記プリチャージ電位から
    下げられた前記第2及び第3のビット線の電位とを比較
    することにより、前記第4のメモリセルの状態をセンス
    するための手段とを更に備えたことを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記連結された第2及び第3のビット線の負荷容量は、
    前記第4のビット線の負荷容量の2倍であることを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記リードサイクルにおいて、前記第1及び第4のメモ
    リセルの状態のセンスが開始した時点で前記第2のビッ
    ト線と前記第3のビット線との連結を絶つための手段を
    更に備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記不揮発性半導体記憶装置は第1及び第2のアレイを
    備え、 前記第1及び第4のメモリセルは前記第1のアレイに、
    前記第2及び第3のメモリセルは前記第2のアレイにそ
    れぞれ属し、 前記第1のアレイは、前記第1及び第4のメモリセルの
    状態のセンスに用いられるリファレンス電位を前記第2
    及び第3のメモリセルが生成したのと同様に前記第2の
    アレイ中の他の複数のメモリセルの状態のセンスに用い
    られるリファレンス電位を生成するための他の複数のメ
    モリセルを有することを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 前記第1及び第4のメモリセルのうちの一方は前記イレ
    ーズ状態を、他方は前記プログラム状態をそれぞれ有す
    るように、前記第1及び第4のメモリセルの各々の状態
    を設定するための手段と、 他のリードサイクルにおいて前記第1のビット線と前記
    第4のビット線とを連結するための手段と、 前記他のリードサイクルの初期段階において前記第1、
    第2、第3及び第4のビット線の各々を前記プリチャー
    ジ電位に設定するための手段と、 前記他のリードサイクルにおいて、前記第2のメモリセ
    ルが前記第2のビット線からドレイン電流を引き込むこ
    とにより前記プリチャージ電位から下げられた前記第2
    のビット線の電位と、前記第1及び第4のメモリセルが
    前記連結された第1及び第4のビット線からそれぞれド
    レイン電流を引き込むことにより前記プリチャージ電位
    から下げられた前記第1及び第4のビット線の電位とを
    比較することにより、前記第2のメモリセルの状態をセ
    ンスするための手段と、 前記他のリードサイクルにおいて、前記第3のメモリセ
    ルが前記第3のビット線からドレイン電流を引き込むこ
    とにより前記プリチャージ電位から下げられた前記第3
    のビット線の電位と、前記第1及び第4のメモリセルが
    前記連結された第1及び第4のビット線からそれぞれド
    レイン電流を引き込むことにより前記プリチャージ電位
    から下げられた前記第1及び第4のビット線の電位とを
    比較することにより、前記第3のメモリセルの状態をセ
    ンスするための手段とを更に備えたことを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記連結された第1及び第4のビット線の負荷容量は、
    前記第2のビット線の負荷容量及び前記第3のビット線
    の負荷容量の各々の2倍であることを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 電気的にイレーズ可能かつプログラム
    可能な不揮発性半導体記憶装置であって、 各々制御ゲートと、フローティングゲートと、ドレイン
    と、ソースとを持ち、かつ、各々低いしきい値電圧を有
    するイレーズ状態と、該イレーズ状態におけるしきい値
    電圧より高いしきい値電圧を有するように前記イレーズ
    状態より多くの電子を前記フローティングゲートに蓄え
    たプログラム状態とのうちのいずれかの状態を取り得る
    第1、第2及び第3のメモリセルと、 前記第1のメモリセルのドレインに接続された第1のビ
    ット線と、 前記第2のメモリセルのドレインに接続された第2のビ
    ット線と、 前記第3のメモリセルのドレインに接続された第3のビ
    ット線と、 前記第2及び第3のメモリセルのうちの一方は前記イレ
    ーズ状態を、他方は前記プログラム状態をそれぞれ有す
    るように、前記第2及び第3のメモリセルの各々の状態
    を設定するための手段と、 あるリードサイクルにおいて前記第2のビット線と前記
    第3のビット線とを連結するための手段と、 前記リードサイクルの初期段階において前記第1、第2
    及び第3のビット線の各々を所定のプリチャージ電位に
    設定するための手段と、 前記リードサイクルにおいて、前記第2及び第3のメモ
    リセルのうちの少なくとも一方が前記連結された第2及
    び第3のビット線からドレイン電流を引き込むことによ
    り前記プリチャージ電位から下げられた前記第2及び第
    3のビット線の電位を用いて前記第1のメモリセルの状
    態をセンスするための手段とを備えたことを特徴とする
    不揮発性半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記連結された第2及び第3のビット線の負荷容量は、
    前記第1のビット線の負荷容量の2倍であることを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 制御ゲートと、フローティングゲートと、ドレインと、
    ソースとを持ち、かつ、低いしきい値電圧を有するイレ
    ーズ状態と、該イレーズ状態におけるしきい値電圧より
    高いしきい値電圧を有するように前記イレーズ状態より
    多くの電子を前記フローティングゲートに蓄えたプログ
    ラム状態とのうちのいずれかの状態を取り得る第4のメ
    モリセルと、 前記第4のメモリセルのドレインに接続され、かつ前記
    リードサイクルの初期段階において前記プリチャージ電
    位に設定される第4のビット線と、 前記リードサイクルにおいて、前記第2及び第3のメモ
    リセルのうちの少なくとも一方が前記連結された第2及
    び第3のビット線からドレイン電流を引き込むことによ
    り前記プリチャージ電位から下げられた前記第2及び第
    3のビット線の電位を用いて前記第4のメモリセルの状
    態をセンスするための手段とを更に備えたことを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記連結された第2及び第3のビット線の負荷容量は、
    前記第4のビット線の負荷容量の2倍であることを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 各々制御ゲートと、フローティングゲ
    ートと、ドレインと、ソースとを持ち、かつ、各々低い
    しきい値電圧を有するイレーズ状態と、該イレーズ状態
    におけるしきい値電圧より高いしきい値電圧を有するよ
    うに前記イレーズ状態より多くの電子を前記フローティ
    ングゲートに蓄えたプログラム状態とのうちのいずれか
    の状態を取り得る第1、第2及び第3のメモリセルと、 前記第1のメモリセルのドレインに接続された第1のビ
    ット線と、 前記第2のメモリセルのドレインに接続された第2のビ
    ット線と、 前記第3のメモリセルのドレインに接続された第3のビ
    ット線とを備えた不揮発性半導体記憶装置におけるリフ
    ァレンス電位生成方法であって、 前記第2及び第3のメモリセルのうちの一方は前記イレ
    ーズ状態を、他方は前記プログラム状態をそれぞれ有す
    るように、前記第2及び第3のメモリセルの各々の状態
    を設定するステップと、 あるリードサイクルにおいて前記第2のビット線と前記
    第3のビット線とを連結するステップと、 前記リードサイクルの初期段階において前記第1、第2
    及び第3のビット線の各々を所定のプリチャージ電位に
    設定するステップとを備え、 前記リードサイクルにおいて、前記第2及び第3のメモ
    リセルのうちの少なくとも一方が前記連結された第2及
    び第3のビット線からドレイン電流を引き込むことによ
    り前記プリチャージ電位から下げられた前記第2及び第
    3のビット線の電位は、前記第1のメモリセルの状態を
    センスする際にリファレンス電位として用いられること
    を特徴とするリファレンス電位生成方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のリファレンス電位生
    成方法において、 前記連結された第2及び第3のビット線の負荷容量が前
    記第1のビット線の負荷容量の2倍になるように前記第
    1〜第3のビット線の各々の負荷容量を設定するステッ
    プを更に備えたことを特徴とするリファレンス電位生成
    方法。
  18. 【請求項18】 各々制御ゲートと、フローティングゲ
    ートと、ドレインと、ソースとを持ち、かつ、各々低い
    しきい値電圧を有するイレーズ状態と、該イレーズ状態
    におけるしきい値電圧より高いしきい値電圧を有するよ
    うに前記イレーズ状態より多くの電子を前記フローティ
    ングゲートに蓄えたプログラム状態とのうちのいずれか
    の状態を取り得る第1、第2及び第3のメモリセルと、 前記第1のメモリセルのドレインに接続された第1のビ
    ット線と、 前記第2のメモリセルのドレインに接続された第2のビ
    ット線と、 前記第3のメモリセルのドレインに接続された第3のビ
    ット線とを備えた不揮発性半導体記憶装置におけるリフ
    ァレンス電位生成回路であって、 前記第2及び第3のメモリセルのうちの一方は前記イレ
    ーズ状態を、他方は前記プログラム状態をそれぞれ有す
    るように、前記第2及び第3のメモリセルの各々の状態
    を設定するための手段と、 あるリードサイクルにおいて前記第2のビット線と前記
    第3のビット線とを連結するための手段と、 前記リードサイクルの初期段階において前記第1、第2
    及び第3のビット線の各々を所定のプリチャージ電位に
    設定するための手段とを備え、 前記リードサイクルにおいて、前記第2及び第3のメモ
    リセルのうちの少なくとも一方が前記連結された第2及
    び第3のビット線からドレイン電流を引き込むことによ
    り前記プリチャージ電位から下げられた前記第2及び第
    3のビット線の電位は、前記第1のメモリセルの状態を
    センスする際にリファレンス電位として用いられること
    を特徴とするリファレンス電位生成回路。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のリファレンス電位生
    成回路において、 前記連結された第2及び第3のビット線の負荷容量は、
    前記第1のビット線の負荷容量の2倍であることを特徴
    とするリファレンス電位生成回路。
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