JP2003195475A - ホログラムマスク作製用の露光方法及び装置、並びにホログラムマスクを用いた記録方法 - Google Patents

ホログラムマスク作製用の露光方法及び装置、並びにホログラムマスクを用いた記録方法

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JP2003195475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラムマスクの作製において、位相シフ
トマスクの情報をホログラム材に記録することを容易に
させること。 【解決手段】 第1の露光に続く第2の露光において、
第2の原版マスクを経てホログラム材に照射される第2
の物体光と、第2の原版マスクを経ずにホログラム材に
照射される第2の参照光とを用いて、光源からホログラ
ム材に至る光路のいずれかの位置において、第1の物体
光と第1の参照光との間の第1の位相差と、第2の物体
光と第2の参照光との間の第2の位相差とが異なるよう
に、第2の位相差を変えて、第2の原版マスクの光透過
遮蔽パターンをホログラム材に露光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路や
液晶表示装置等の製造においてフォトリソグラフィ工程
で用いる露光用ホログラムマスクを作製するための露光
方法及び装置、並びにホログラムマスクを用いた記録方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】露光用マスクの露光パターンをプロキシ
ミティ露光やレンズ投影露光あるいはミラー投影露光等
により直接に被露光物に結像させる記録方法において、
露光光の波長と同程度の線幅を有する露光パターンの解
像は光の回折現象に起因して困難である(いわゆる回折
限界)という不都合を解消するために、位相シフタと呼
ばれる位相変調層を有する位相シフトマスクを用いる記
録方法がある。
【0003】このような位相シフトマスクを用いる記録
方法においては、例えば位相シフトマスクに形成された
2つの接近する光透過部の一方に位相シフタを形成し
て、両光透過部を透過した光の位相が互いに逆になるよ
うにすれば、逆位相で干渉し合う回折光が互いに打ち消
されるので、回折限界が緩和され、被露光物への結像の
解像度が向上する。
【0004】しかし、位相シフトマスクを用いる記録方
法では、結像光学系としてレンズ光学系を用いているた
め、該レンズ光学系の収差及び開口数が結像の解像度に
影響を与える結果となり、最終的に得られる結像の解像
度が制限されていた。
【0005】このような結像用レンズ光学系の収差及び
開口数に起因して結像の解像度が制限されるという不都
合を解消するために、位相シフトマスクの露光パターン
の情報を含む干渉縞が形成されたホログラムマスクを用
いて、ホログラムマスクにレーザ光を照射し、ホログラ
ムマスクの干渉縞を経た光を被露光物に結像させること
により、位相シフトマスクの露光パターンの情報を有す
るパターンを被露光物に形成する方法がある。
【0006】このようなホログラムマスクを用いる記録
方法においては、ホログラムマスクと被露光物との間に
レンズ等の光学系を設ける場合及び設けない場合のいず
れにおいても、原理的に収差のない結像が得られると共
に、高い開口数(NA)を得やすいことから高解像度の
結像が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホログラムマ
スクの作製は原版となる位相シフトマスクの情報をホロ
グラム材に記録することによって行われるものであり、
該位相シフトマスクの作製が困難であるという問題を有
していた。
【0008】本発明の目的は、ホログラムマスクの作製
において、位相シフトマスクの情報をホログラム材に記
録することを容易にさせることである。
【0009】
【課題を解決する解決手段、作用及び効果】本発明に係
るホログラムマスク作製用の露光方法は、複数の原版マ
スクを用いて、各原版マスクに形成された光変調層の光
透過遮蔽パターンを同じホログラム材に露光して、光透
過率及び位相に関する変調情報を含む干渉縞を有するホ
ログラムマスクを作製するための露光方法であって、第
1の前記原版マスクを経て前記ホログラム材に照射され
る第1の物体光と前記第1の原版マスクを経ずに前記ホ
ログラム材に照射される第1の参照光とを用いて、前記
第1の原版マスクの前記光透過遮蔽パターンを前記ホロ
グラム材に露光する第1の露光ステップと、前記第1の
露光ステップに続く第2の露光ステップであって、第2
の前記原版マスクを経て前記ホログラム材に照射される
第2の物体光と前記第2の原版マスクを経ずに前記ホロ
グラム材に照射される第2の参照光とを用いて、光源か
ら前記ホログラム材に至る光路のいずれかの位置におい
て、前記第1の物体光と前記第1の参照光との間の第1
の位相差と、前記第2の物体光と前記第2の参照光との
間の第2の位相差とが異なるように前記第2の位相差を
変えて、前記第2の原版マスクの前記光透過遮蔽パター
ンを前記ホログラム材に露光する第2の露光ステップと
を含む。
【0010】そのようなホログラムマスク作製用の露光
方法によれば、第1の露光ステップでホログラム材に記
録される情報は第1の原版マスクの光透過遮蔽パターン
の情報を含み、第2の露光ステップでホログラム材に記
録される情報は第2の原版マスクの光透過遮蔽パターン
の情報と位相に関する変調情報とを含む。
【0011】例えば位相シフトマスクの露光パターンの
光透過遮蔽に関するパターンが第1の原版マスクと第2
の原版マスクとに適宜に割り振られ、第2の露光ステッ
プにおいて位相シフトマスクの位相シフタの位相変調情
報に対応するように第2の位相差が変えられれば、第1
の露光ステップでホログラム材に記録される情報と、第
2の露光ステップでホログラム材に記録され、位相に関
する変調情報を含む情報とが2回の露光によってホログ
ラム材に記録される。
【0012】位相シフトマスクの位相差を含むパターン
が第1の原版マスクと第2の原版マスクに光透過遮蔽パ
ターンとして割り振られるので、位相シフトマスクを原
版として用いる場合と比較して必要な原版マスクの枚数
は増すが、位相シフトマスクを作製する必要がない。
【0013】前記位相差を変えるステップは、好ましく
は、前記光源から前記第2の原版マスクを経て前記ホロ
グラム材に至る光路及び前記光源から前記第2の原版マ
スクを経ずに前記ホログラム材に至る光路の少なくとも
一方の光路長を変えるステップを備えることができる。
そのような位相差を変えるステップにおいて光路長が変
えられた光の位相が変調され、第2の位相差が変更され
る。
【0014】前記光透過遮蔽パターンを、所定の幅寸法
を有する帯状の光透過部であって縞模様状に配置された
複数の光透過部と、該複数の光透過部間に配置された帯
状の複数の光遮蔽部とを含むパターンとし、前記第1の
原版マスクの前記光透過部を、前記第2の原版マスクの
前記光遮蔽部で遮蔽される領域の少なくとも一部に対応
するようにし、前記第1の位相差と前記第2の位相差と
の間の相違を略πになるようにしてもよい。これによ
り、交互に縞模様状に配置された帯状の複数の光透過部
と光遮蔽部とにより低減された空間周波数を有するパタ
ーンの情報と、2つの波が互いに逆位相になった情報と
がホログラム材に記録される。このような位相シフトマ
スクは一般に「渋谷レベンソン型」と呼ばれる。
【0015】さらに、前記第1の露光ステップで前記ホ
ログラム材に形成される第1の干渉縞による回折効率と
前記第2の露光ステップで前記ホログラム材に形成され
る第2の干渉縞による回折効率との間に差を生じさせる
回折効率変更ステップを含んでもよい。このような回折
効率変更ステップを含む露光方法により、位相シフトマ
スクの光半透過性の位相シフタが有する機能と同様の機
能を備えたホログラムマスクを作製することができる。
このような位相シフトマスクは一般に「ハーフトーン
型」と呼ばれる。
【0016】前記回折効率変更ステップは、参照光に対
する物体光の光強度比を前記回折効率を最大とするため
に必要な光強度比より小さくなるように前記原版マスク
より前記光源側において減少させる光強度減少ステッ
プ、又は前記ホログラム材に与える露光量を前記回折効
率を最大とするために必要な露光量より小さくなるよう
に調整する露光量調整ステップを備えてもよい。このよ
うな光強度減少ステップ又は露光量調整ステップを備え
る回折効率変更ステップを含む露光方法により位相シフ
トマスクの種々の光透過率を有する位相シフタが有する
機能と同様の機能を備えたホログラムマスクを作製する
ことができる。
【0017】前記ホログラム材に最終的に形成される干
渉縞は、所定の幅寸法を有する帯状の光透過性の部分と
光半透過性の部分とが交互に並ぶ縞模様状の干渉縞を含
むようにし、前記第1の原版マスク及び前記第2の原版
マスクは、前記ホログラム材の前記縞模様状の干渉縞の
前記光半透過性の部分又は前記光透過性の部分に対応す
る前記光遮蔽部を有し、前記第1の原版マスクの前記光
透過部は、前記第2の原版マスクの前記光遮蔽部で遮蔽
される領域の少なくとも一部に対応するようにし、前記
第1の位相差と前記第2の位相差との相違を略πになる
ようにし、前記ホログラム材の回折効率を前記光半透過
性の部分で小さくなるように変更させる回折効率変更ス
テップを備えるようにしてもよい。これにより、位相シ
フトマスクの種々の光透過率を有する位相シフタが有す
る機能と同様の機能を備えたホログラムマスクを作製す
ることができる。
【0018】前記ホログラム材は、前記第1の露光ステ
ップ及び前記第2の露光ステップの両方に用いられる同
一の感光膜又は感光層が形成されていてもよいし、前記
第1の露光ステップ及び前記第2の露光ステップのそれ
ぞれに用いられる異なる感光膜又は感光層が形成されて
いてもよい。
【0019】本発明に係るホログラムマスクを作製する
ための露光装置は、複数の原版マスクを用いて、各原版
マスクに形成された光変調層の光透過遮蔽パターンを同
じホログラム材に露光して、光透過率及び位相に関する
変調情報を含む干渉縞を有するホログラムマスクを作製
するための露光装置であって、連続する少なくとも2つ
の露光において、先に行われる第1の露光における前記
第1の原版マスクを経て前記ホログラム材に照射される
第1の物体光と前記第1の原版マスクを経ずに前記ホロ
グラム材に照射される第1の参照光との間の第1の位相
差と、次に行われる第2の露光における前記第2の原版
マスクを経て前記ホログラム材に照射される第2の物体
光と前記第2の原版マスクを経ずに前記ホログラム材に
照射される第2の参照光との間の第2の位相差とが異な
るように、光源から前記ホログラム材に至る光路のいず
れかの位置で前記第2の位相差を変える位相変調手段を
含む。
【0020】そのようなホログラムマスク作製用の露光
装置によれば、第1の露光でホログラム材に記録される
情報は第1の原版マスクの光透過遮蔽パターンの情報を
含み、第2の露光でホログラム材に記録される情報は第
2の原版マスクの光透過遮蔽パターンの情報と位相に関
する変調情報とを含む。
【0021】本発明に係るホログラムマスクを用いた記
録方法は、複数の原版マスクを用いて、各原版マスクに
形成された光変調層の光透過遮蔽パターンを同じホログ
ラム材に露光して、光透過率及び位相に関する変調情報
を含む干渉縞を有するホログラムマスクを作製する予備
露光ステップと、前記ホログラムマスクへの光照射によ
り前記光透過率及び位相に関する変調情報を前記被露光
物に記録する本露光ステップとを含む、ホログラムマス
クを用いた記録方法であって、前記予備露光ステップ
は、少なくとも第1の原版マスクと第2の原版マスクと
を用意するマスク用意ステップと、前記第1の原版マス
クを経て前記ホログラム材に照射される第1の物体光と
前記第1の原版マスクを経ずに前記ホログラム材に照射
される第1の参照光とを用いて、前記第1の原版マスク
の前記光透過遮蔽パターンを前記ホログラム材に露光す
る第1の副露光ステップと、前記第1の露光ステップに
続く第2の露光ステップであって、前記第2の原版マス
クを経て前記ホログラム材に照射される第2の物体光と
前記第2の原版マスクを経ずに前記ホログラム材に照射
される第2の参照光とを用いて、光源から前記ホログラ
ム材に至る光路のいずれかの位置において、前記第1の
物体光と前記第1の参照光との間の第1の位相差と、前
記第2の物体光と前記第2の参照光との間の第2の位相
差とが異なるように前記第2の位相差を変えて、前記第
2の原版マスクの前記光透過遮蔽パターンを前記ホログ
ラム材に露光する第2の副露光ステップとを含む。
【0022】そのようなホログラムマスクを用いた記録
方法によれば、第1の副露光ステップでホログラム材に
記録される情報は第1の原版マスクの光透過遮蔽パター
ンの情報を含み、第2の副露光ステップでホログラム材
に記録される情報は第2の原版マスクの光透過遮蔽パタ
ーンの情報と位相に関する変調情報とを含む。
【0023】このようなホログラムマスクを用いて該ホ
ログラムマスクへの光照射により光透過率及び位相に関
する変調情報を被露光物に記録すれば、位相シフトマス
クの有する効果により、結像されるパターンの解像度が
向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明に係るホ
ログラムマスク作製用の露光装置を説明する。図1に示
す露光装置は、ホログラムマスク作製用の露光装置の一
実施例であり、他の露光装置を用いてもよい。
【0025】図1において、露光装置10は、光源12
と、光源12から導かれ原版マスク14を経た光16を
ホログラムマスク18の感光材料20に物体光22とし
て集束させる集光光学系24と、光源12からの光26
を原版マスク14を経ずに感光材料20に参照光28と
して導く参照光形成光学系30とを含む。
【0026】光源12として、コヒーレントを有するレ
ーザ、例えばArレーザやKrレーザ、YAGレーザの
ような各種のレーザを用ることができる。
【0027】原版マスク14は、光透過性のマスク基板
と、該マスク基板に形成された光透過部及び光遮蔽部を
有する光変調層とを含む。マスク基板は、石英ガラス等
の光透過性に優れたガラス材料を用いて作られている。
光遮蔽部は、薄膜技術により金属薄膜で形成されてい
る。図1の実施例では、金属薄膜の材料としてクロムが
用いられている。
【0028】感光材料20として、ホログラム情報とし
て記録することが可能な材料を用いることができ、例え
ば銀塩感光材料、ダイクロメートゼラチンや、米国イー
・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニ
ー(E. I. Dupont de Nemours
& Company)社のホログラム用フォトポリマ
ー(例えば、商品名Omnidex)を用いることがで
きる。
【0029】さらに、露光装置10は、光源12から原
版マスク14を経てホログラムマスク18の感光材料2
0に至る光路に配置された位相変調装置32を含む。位
相変調装置32は、光源12からの光26がビームスプ
リッタ34により分割された光36、38の一方の光3
8の光路長を変える。これにより、結果として、物体光
22と参照光28との間の位相差が変更される。
【0030】図2に示す位相変調装置は代表的な2例で
あり、他の位相変調装置を用いてもよい。図2(a)に
示す位相変調装置32は、第1の反射ミラー54と、コ
ーナーキューブ56と、第2の反射ミラー58とを含
む。
【0031】コーナーキューブ56は、互いに垂直な3
つの反射面60、62、64を有し、コーナーキューブ
56に入射する光66とコーナーキューブ56から出る
光68とが平行になるように形成されている。コーナー
キューブ56は、図示しない駆動装置によって矢印70
の方向に移動されて、位置を調整される。
【0032】光源12(図1を参照。)から導かれた光
38は、位相変調装置32に入射し、第1の反射ミラー
54で反射され、光66としてコーナーキューブ56に
入射する。コーナーキューブ56に入射した光は、反射
面60、62、64で順に反射され、コーナーキューブ
56から光68として出る。光68は、コーナーキュー
ブ56に入射した光68と平行に反対方向に進み、第2
の反射ミラー58で反射され、光72として位相変調装
置32から出る。
【0033】コーナーキューブ56を矢印70の方向に
移動させることにより、光38が位相変調装置32内を
通る光路長を任意に調整することができる。
【0034】図2(b)に示す位相変調装置32は、1
より大きい屈折率Nを有する光透過部材74を含む。
光透過部材74は、光軸方向における厚さ寸法を階段状
に変化させる面76、78、80、82、84を有す
る。光透過部材74は、図示しない駆動装置によって矢
印86、88の向きに移動され、位置を調整することが
できる。
【0035】光源12(図1を参照。)から導かれた光
38は、位相変調装置32に入射し、光透過部材74に
入射する。光透過部材74に入射した光は、光透過部材
74中を進んで、光透過部材74を面76から出て、光
90として位相変調装置32から出る。光透過部材74
は1より大きい屈折率Nを有するので、光38が通過
する光透過部材74の箇所の厚さ寸法と{屈折率N
1.0(空気の屈折率)}との積に応じて光38の光路
長が変更される。
【0036】光透過部材74を矢印86の方向に移動さ
せて、光38が光透過部材74から出る面を面78、8
0、82、84のいずれかに設定することができる。こ
れにより、光38が通過する光透過部材74の箇所の厚
さ寸法を変更することができ、光38の光路長を調整す
ることができる。
【0037】このような位相差を変更することができる
位相変調装置32により、物体光と参照光との間の位相
差を変えることができる。
【0038】本発明に係るホログラムマスク作製用の露
光方法を、図1を参照して説明する。光源12からの光
26は、ビームスプリッタ34により光36、38に分
割される。光36は、レンズ40、42を含む参照光形
成光学系30を経て、参照光28としてホログラムマス
ク18の感光材料20に入射する。
【0039】光38は、位相変調装置32、ミラー4
4、46及びレンズ48、50を経て、原版マスク14
に入射する。原版マスク14を透過した光16は、集光
光学系24により物体光22として集光され、ホログラ
ムマスク18の感光材料20上又はその近傍に結像され
る。
【0040】このように、2つの光すなわち原版マスク
16及び集光光学系24を経た物体光22と原版マスク
16を経ない参照光28とが感光材料20又はその近傍
で干渉して、原版マスク16の光透過遮蔽パターンがホ
ログラムマスク18の感光材料20に干渉縞の情報とし
て記録される。
【0041】露光においては、複数の原版マスク14を
用いて、各原版マスク14に形成された光変調層の光透
過遮蔽パターンを同じホログラムマスク18の感光材料
20に露光することにより、光透過率及び位相に関する
変調情報を含む干渉縞が形成されたホログラムマスク1
8が作製される。
【0042】第1の露光において、第1の原版マスク1
4を経て感光材料20に照射される第1の物体光22と
第1の原版マスク14を経ずに感光材料20に照射され
る第1の参照光28とを用いて、第1の原版マスク14
の光透過遮蔽パターンを感光材料20に露光する。
【0043】第1の露光においては位相変調装置32は
ある状態にあるが、これが第1の露光の物体光と参照光
との間の位相差を決定する。
【0044】第1の露光において、感光材料20は、露
光により光が照射された領域が光化学反応により潜像を
生じている。
【0045】第1の露光に続く第2の露光において、第
2の原版マスク14を経て感光材料20に照射される第
2の物体光22と第2の原版マスク14を経ずに感光材
料20に照射される第2の参照光28とを用いて、第2
の原版マスク14の光透過遮蔽パターンを感光材料20
に露光する。
【0046】第2の露光の前に、位相変調装置32を作
動させて、第1の物体光22と第1の参照光28との間
の第1の位相差と第2の物体光22と第2の参照光28
との間の第2の位相差とが異なるように第2の位相差を
変化させるべく、光源12からビームスプリッタ34を
経た光38の光路長を変える。
【0047】したがって、第2の露光においては、光路
長を変更された光が第2の原版マスク14に入射し、第
2の物体光となり、感光材料20に入射する。すなわ
ち、第2の物体光22と第2の参照光28との間の位相
差は、光源12から第2の原版マスク14を経て感光材
料20に至る光路において生じた光路長の変更量に応じ
て、第1の物体光22と第1の参照光28との間の位相
差と異なる。
【0048】第1の露光で感光材料20に記録される情
報は第1の原版マスク14の光透過遮蔽パターンの情報
を含み、第2の露光で感光材料20に記録される情報は
第2の原版マスク14の光透過遮蔽パターンの情報と位
相に関する変調情報とを含む。第1の露光で感光材料2
0に記録される情報と、第2の露光で感光材料20に記
録され、位相に関する変調情報を含む情報とが2回の露
光によって感光材料20材に記録される。
【0049】上記のように、複数の原版マスクを用いれ
ば、作製が困難な位相シフトマスクを作製することなく
位相シフトマスクの情報と同じ情報をホログラム材すな
わち感光材料20に記録することができる。
【0050】位相差を変更する位相変調装置32は、上
記の説明においては、光源12から原版マスク14を経
てホログラムマスク18の感光材料20に至る光路に配
置されているが、光源12から原版マスク14を経ずに
ホログラムマスク18の感光材料20に至る光路の例え
ば図1に番号52を付した位置に配置されるようにして
もよい。
【0051】また、位相変調装置32を、光源12から
原版マスク14を経て感光材料20に至る光路及び光源
12から第2の原版マスク14を経ずに感光材料20に
至る光路のいずれにも配置するようにしてもよい。
【0052】さらに、第1の露光で感光材料20に形成
される干渉縞による回折効率と、第2の露光で感光材料
20に形成される干渉縞による回折効率とが異なるよう
に、参照光28に対する物体光22の光強度比が第1の
露光と第2の露光とで異なるように原版マスク14より
光源12側において減少させる光強度減少装置を設けて
もよい。
【0053】光強度減少装置は、感光材料20に与えら
れる露光量が、感光材料20に形成される干渉縞による
回折効率を最大とするために必要な露光量より小さくな
るように、感光材料20に与える露光量を調整する露光
量調整装置を備えてもよい。
【0054】感光材料20は、第1の露光及び第2の露
光のいずれにも用いられる同一の感光膜又は感光層が形
成されていてよい。また、感光材料20は、第1の露光
及び第2の露光のそれぞれに用いられる異なる層の感光
膜又は感光層が形成されていてもよい。
【0055】ホログラムマスク12の作製において、前
記した装置以外にも種々の装置を採用することができ
る。例えば、辻内順平著、物理学選書22「ホログラフ
ィー」(1997年)、裳華房社、第354頁〜第35
8頁に記載の原理に基づく作製装置、米国特許第4,8
57,425号や米国特許第4,966,428号等の
明細書に記載の方法に基づく作製装置等がある。後者の
作製装置においては、ホログラム材と原版マスクとの間
にレンズ系を設ける必要がない。
【0056】また、前記米国特許の出願人である、英国
ロンドン市のホルトロニック・テクノロジーズ社(Ho
ltronic Technologies Limi
ted)製の露光装置「HMAシリーズ」を用いてホロ
グラムマスクを作製することもできる。
【0057】具体的に、渋谷レベンソン型の位相シフト
マスクと同様の機能を有するホログラムマスクを作製す
る場合について説明する。
【0058】渋谷レベンソン型の位相シフトマスク92
は、図3(a)に示すように、マスク基板94と、光透
過部96と、光遮蔽部98と、位相シフタ100とを含
む。一部の光透過部96に位相シフタ100が形成され
ている。位相シフタ100を有しない光透過部96を経
た光の位相を基準にすれば(位相0)、位相シフタ10
0を有する光透過部96を経た光は位相がπだけ変化し
ている(位相π)。
【0059】このような渋谷レベンソン型の位相シフト
マスク92と同様の機能を有するホログラムマスクを、
2つの原版マスクを用いて2重露光法により作製するた
めに、図2(b)に示す第1の原版マスク102と、図
2(c)に示す第2の原版マスク104とを用いる。
【0060】第1の原版マスク102は、マスク基板1
06と、光透過部108と、光遮蔽部110とを含む。
第2の原版マスク104は、マスク基板106と、光透
過部112と、光遮蔽部114とを含む。第1の原版マ
スク102の光透過部108は、第2の原版マスク10
4の光遮蔽部114で遮蔽される領域の少なくとも一部
に対応している。
【0061】図3に示す実施例においては、光透過部1
08、112は所定の幅寸法を有する帯状に形成されて
縞模様状に配置されており、1以上の光遮蔽部110、
114は帯状に形成されて複数の光透過部108、11
2間に配置されている。
【0062】第1の原版マスク102を用いる第1の露
光において、位相シフトマスク92の光透過部96に対
応する透過及び位相0の領域となる光透過部108を含
む第1の原版マスク102の光透過遮蔽パターンをホロ
グラムマスク18の感光材料20に露光する。
【0063】続いて、第2の原版マスク104を用いる
第2の露光において、位相シフトマスク92の位相シフ
タ100を有する光透過部96に対応する透過及び位相
πの領域となる光透過部112を含む第2の原版マスク
104の光透過遮蔽パターンをホログラムマスク18の
感光材料20に露光する。第2の露光においては、光透
過部112に入射する光の位相が第1の露光と比べてπ
ずれるように、位相変調装置32によって光路長が変更
されている。
【0064】位相変調装置32によって第2の露光にお
いて物体光と参照光との間の位相差が変わり、第2の露
光において感光材料20に記録される情報は位相変調情
報を含む。
【0065】別の具体例として、ホログラムマスクとし
てハーフトーン型の位相シフトマスクと同様の機能を有
するホログラムマスクを作製する場合について説明す
る。このようなホログラムマスクを作製するために用い
る露光装置においては、後述するように、光強度比を減
少させる光強度減少装置(図示しない)が原版マスクよ
り光源側に配置されている。
【0066】ハーフトーン型の位相シフトマスク116
は、図4(a)に示すように、マスク基板94と、光透
過部118と、位相シフタ120とを含む。位相シフタ
120は、所定の透過率を有する光半透過性の材料を用
いて形成されている。光透過部118を経た光の位相を
基準にすれば(位相0)、位相シフタ120を経た光は
位相がπだけ変化している(位相π)。
【0067】このようなハーフトーン型の位相シフトマ
スク116と同様の機能を有するホログラムマスクを、
2つの原版マスクを用いて2重露光法により作製するた
めに、図4(b)に示す第1の原版マスク122と、図
4(c)に示す第2の原版マスク124とを用いる。
【0068】第1の原版マスク122は、マスク基板1
06と、光透過部126、光遮蔽部128とを含む。第
2の原版マスク124は、マスク基板106と、光透過
部130と、光遮蔽部132とを含む。第1の原版マス
ク122の光透過部126は、第2の原版マスク124
の光遮蔽部132で遮蔽される領域の少なくとも一部に
対応している。
【0069】図4に示す実施例においては、ホログラム
マスク18の感光材料20に最終的に形成される干渉縞
は、所定の幅寸法を有する帯状の光透過性の部分と光半
透過性の部分とが交互に並ぶ縞模様状の干渉縞を含む。
第1の原版マスク122の光遮蔽部128は感光材料2
0の縞模様状の干渉縞の光半透過性の部分に対応し、第
2の原版マスク124の光遮蔽部132は感光材料20
の縞模様状の干渉縞の光透過性の部分に対応している。
【0070】第1の原版マスク122の光透過部126
は、第2の原版マスク124の光遮蔽部132で遮蔽さ
れる領域の少なくとも一部に対応している。
【0071】第1の原版マスク122を用いる第1の露
光において、位相シフトマスク116の光透過部118
に対応する透過及び位相0の領域となる光透過部126
を含む第1の原版マスク122の光透過遮蔽パターンを
ホログラムマスク18の感光材料20に露光する。
【0072】続いて、第2の原版マスク124を用いる
第2の露光において、位相シフトマスク116の光半透
過性の位相シフタ120に対応する光半透過及び位相π
の領域となる光透過部130を含む第2の原版マスク1
24の光透過遮蔽パターンをホログラムマスク18の感
光材料20に露光する。第2の露光においては、光透過
部130に入射する光の位相が第1の露光と比べてπず
れるように、位相変調装置32によって光路長が変更さ
れている。
【0073】また、第2の露光においては、位相シフト
マスク116の光半透過性の位相シフタ120が有する
透過率に対応するように、露光装置内の第2の原版マス
ク124より光源12側に配置された光強度減少装置
(図示しない)によって光強度比を減少させる。
【0074】光強度減少装置として、例えば、光吸収フ
ィルタ装置を用いることができる。このような光吸収フ
ィルタ装置は、一例として複数の光吸収フィルタを備え
ておき、光吸収フィルタのいずれか少なくとも1つを適
宜に光路に移動させることにより、通過する光の強度を
減少させるようなものでもよい。
【0075】このような光強度減少装置によって、第1
の露光で感光材料20に形成される干渉縞による回折効
率と、第2の露光で感光材料20に形成される干渉縞に
よる回折効率とが異なるように、第2の参照光に対する
第2の物体光の光強度比が減少される。
【0076】光強度比の減少は、ホログラムマスク18
の感光材料20に与えられる露光量が、回折効率を最大
にするために必要な露光量より小さくなるように、感光
材料20に与える露光量を調整することによって行うこ
ともできる。感光材料20に与える露光量の調整は、露
光時間や光源からの光の強度を調整することにより行
う。
【0077】前記したようなホログラムマスクを用いて
該ホログラムマスクへの光照射により光透過率及び位相
に関する変調情報を被露光物に記録する方法について説
明する。
【0078】図5に示す記録装置134は、本発明に係
るホログラムマスクを用いた記録方法に用いる記録装置
の一実施例であり、他の記録装置を用いてもよい。記録
装置134は、図1に示した露光装置10に用いられる
光学系と同様の光学系を用いる。
【0079】記録装置134は、光源136と、照射光
学系138と、集光光学系140とを含む。
【0080】照射光学系138は、レンズ142、14
4を含み、光源136らの光146を、平行光148に
変換してホログラムマスク18の感光材料20に導く。
平行光148がホログラムマスクの記録時の参照光28
とちょうど逆向きとなるように、照射光学系138は記
録装置134に配置されている。
【0081】集光光学系140は、ホログラムマスク1
8を経た光150を、光152に変換して被露光物15
4に集光させ、被露光物154に結像させる。集光光学
系140は、ホログラムマスクの記録時の光学系24と
同一のものを用いる。
【0082】「被露光物」は、「レジスト層が形成され
た半導体基板」を含む。ここで、「半導体基板」は、
「積層領域が形成された基材」の意味で用い、したがっ
て、基材がガラス等である場合を含む。また、少なくと
も「基材」は、「半導体又はガラス等からなる、円形、
矩形等の基材」の意味で用い、「積層領域」は、基材に
形成された層状の材料の領域の意味で用い、例えば、配
線や電極等の導電層、電気絶縁材料や光選択材料等の
層、半導体層等を含む。
【0083】さらに、「被露光物」は、特殊な照明やイ
ルミネーション効果を出すために特定の波長を選択する
光選択材料を積層したような基板でもよく、その趣旨を
逸脱しない限り、種々変更することができる。
【0084】ホログラムマスク18の感光材料20に記
録された情報を被露光物に記録するときには、光源13
6からの光146は、レンズ142、144を含む照射
光学系138を経てホログラムマスク18の感光材料2
0に入射し、ホログラムマスク18を経た光150が集
光光学系140により被露光物154上に結像される。
【0085】このとき、位相シフトマスクの情報と同じ
情報がホログラム材すなわち感光材料20に記録されて
いることから、該位相シフトマスクが有する効果と同様
に、結像されるパターンの解像度が向上する。
【0086】前記したような2重露光方法における光学
特性について以下に説明する。また、このような2重露
光方法と、位相シフトマスクを用いた1回のみの露光方
法との比較についても説明する。
【0087】1回目の露光に用いる第1の原版マスクを
経て形成された物体光Aの振幅分布をPとしたとき、
ホログラム材すなわち感光材料に入射する直前の光の複
素振幅分布Gは、以下に示す式(1)により求められ
る。
【0088】
【数1】G=P×exp[iα] ・・・(1)
【0089】ここで、αは、物体光Aの位相を表す。
【0090】1回目の露光に用いる参照光R1の振幅分
布をPR1としたとき、ホログラム材に入射する直前の
光の複素振幅分布GR1は、以下に示す式(2)により
求められる。γは、参照光R1の位相を表す。
【0091】
【数2】 GR1=PR1×exp[iγ] ・・・(2)
【0092】2回目の露光に用いる第2の原版マスクを
経て形成された物体光Bの振幅分布をPとしたとき、
感光材料に入射する直前の光の複素振幅分布Gは、以
下に示す式(3)により求められる。βは、物体光Bの
位相を表す。
【数3】G=P×exp[iβ] ・・・(3)
【0093】2回目の露光に用いる参照光R2の振幅分
布をPR2としたとき、ホログラム材に入射する直前の
光の複素振幅分布GR2は、以下に示す式(4)により
求められる。γは、参照光R2の位相を表す。
【0094】
【数4】 GR2=PR2×exp[iγ] ・・・(4)
【0095】したがって、1回目の露光及び2回目の露
光によって感光材料に与えられる光強度I2ABは、以
下の示す式(5)により求められる。
【0096】
【数5】 I2AB=|G+GR1+|G+GR2 =|G+|GR1+G×GR1 +G ×GR1 +|G+|GR2+G×GR2 +G ×GR2。 ・ ・・(5)
【0097】ここで、G 、G 、GR1 、G
R2 は、それぞれG、G、G 、GR2の共役
複素数を表す。
【0098】1回目の露光に用いる参照光R1及び2回
目の露光に用いる参照光R2として同じ参照光Rを用い
れば、GR1=GR2=Gになり、式(5)を以下の
式(6)に書き換えることができる。
【0099】
【数6】 I2AB=|G+G+|G+G =|G+|G+2×|G +G×G +G ×G+G×G +G ×G ・ ・・(6)
【0100】ここで、参照光Rの振幅分布をPとした
とき、感光材料に入射する直前の光の複素振幅分布G
は、以下に示す式(7)により求められる。γは、参照
光Rの位相を表す。
【0101】
【数7】G=P×exp[iγ] ・・・(7)
【0102】2回の露光の後に、ホログラムマスクの感
光材料を現像処理する。感光材料として例えば銀塩感光
材料のような強度分布が透過率分布として記録される材
料を用いた場合、感光材料に記録された振幅透過率分布
2ABは、以下の式(8)により求められる。
【0103】
【数8】 T2AB=T+t×I2AB ・・・(8)
【0104】ここで、T、tは、用いる感光材料の
種類や感光材料への記録方法によって決まる定数であ
る。
【0105】現像処理後、感光材料に記録された情報を
被露光物に記録する。光源から導かれ感光材料に入射さ
れる光すなわち照明光Rとして、前記した参照光Rを
用いた場合、被露光物に照射される光すなわち再生光S
は、式(6)、式(7)、式(8)を用いて、以下の式
(9)により求められる。
【0106】
【数9】 S=G×T2AB=G×(T+t×I2AB) =G×T+G×t×{|G+|G+2×|G} +t×(G×|G+G ×G ) +t×(G×|G+G ×G ) ・・・(9)
【0107】式(9)において、以下の式(10−
1)、式(10−2)、式(10−3)に示すように理
解することができる。
【0108】
【数10】 (0次光)=G×T+G×t×{|G+|G+2×|G } ・・・(10−1) (物体光Aの±1次光)=t×(G×|G+G ×G ) ・ ・・(10−2) (物体光Bの±1次光)=t×(G×|G+G ×G ) ・ ・・(10−3)
【0109】また、式(9)において、項t×(G
×|G)は物体光Aの再生を表し、項t×(G
×|G)は物体光Bの再生を表している。
【0110】以上のように、2重露光方法においては、
再生光Sを表す式において、いわゆるノイズ項が生ずる
ことがない。これは、不要なノイズが発生しないことを
意味する。
【0111】上記した2重露光方法との比較のために、
位相シフトマスクを用いた1回のみの露光方法について
説明する。位相シフトマスクを用いた1回のみの露光に
おいては、2重露光方法における1回目の露光の物体光
Aと2回目の露光の物体光Bと参照光Rとが、1回の露
光で感光材料に照射される。したがって、位相シフトマ
スクを用いた1回のみの露光によって感光材料に与えら
れる光強度I1ABは、以下の示す式(11)により求
められる。
【0112】
【数11】 I1AB=|G+G+G =|G+|G+|G +G×G +G ×G +G×G +G ×G +G×G +G ×G ・・・(11)
【0113】1回の露光で感光材料に記録された振幅透
過率分布T1ABは、以下の式(12)により求められ
る。
【0114】
【数12】 T1AB=T+t×I1AB ・・・(12)
【0115】被露光物に照射される光すなわち再生光S
は、式(7)、式(11)、式(12)を用いて、以
下の式(13)により求められる。
【0116】
【数13】 S=G×T1AB=G×(T+t×I1AB) =G×T+G×t×{|G+|G+|G} +G×t×(G×G +G ×G) +t×(G×|G+G ×G ) +t×(G×|G+G ×G ) ・・・(13)
【0117】式(13)において、以下の式(14−
1)、式(14−2)、式(14−3)、式(14−
4)に示すように理解することができる。
【0118】
【数14】 (0次光)=G×T+G×t×{|G+|G+|G } ・・・(14−1) (ノイズ)=G×t×(G×G +G ×G) ・・・(14− 2) (物体光Aの±1次光)=t×(G×|G+G ×G ) ・ ・・(14−3) (物体光Bの±1次光)=t×(G×|G+G ×G ) ・ ・・(14−4)
【0119】また、式(14)において、項t×(G
×|G)は物体光Aの再生を表し、項t×
(G×|G)は物体光Bの再生を表している。
【0120】以上のように、位相シフトマスクを用いた
1回のみの露光においては、再生光Sを表す式におい
て、いわゆるノイズ項が生ずる。これは、不要なノイズ
が発生することを意味する。この点からも本発明の方法
は従来の方法と比較して利点を有することを理解するこ
とができる。
【0121】本発明は、上記実施例に限定されず、その
趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホログラムマスク作製用の露光装
置の実施例を示す図。
【図2】本発明に係るホログラムマスク作製用の露光装
置に用いられる位相変更装置のの実施例を示す図。
(a)は、コーナーキューブを用いた位相変更装置を示
す図、(b)は、光透過部材を用いた位相変更装置を示
す図。
【図3】本発明に係るホログラムマスク作製用の露光方
法の実施例を説明するための図。(a)は位相シフトマ
スクを示す図、(b)は第1の原版マスク及びホログラ
ムマスクを示す図、(c)は第2の原版マスク及びホロ
グラムマスクを示す図。
【図4】本発明に係るホログラムマスク作製用の露光方
法の他の実施例を説明するための図。(a)は位相シフ
トマスクを示す図、(b)は第1の原版マスク及びホロ
グラムマスクを示す図、(c)は第2の原版マスク及び
ホログラムマスクを示す図。
【図5】本発明に係るホログラムマスクを用いた記録方
法の実施例に用いる記録装置の1例を示す図。
【符号の説明】
10 露光装置 12、136 光源 14 原版マスク 18 ホログラムマスク 20 感光材料 22 物体光 24、140 集光光学系 28 参照光 30 参照光形成光学系 32 位相変調装置 34 ビームスプリッタ 54 第1の反射ミラー 56 コーナーキューブ 58 第2の反射ミラー 74 光透過部材 102、122 第1の原版マスク 104、124 第2の原版マスク 106 マスク基板 108、112、126、130 光透過部 110、114、128、132 光遮蔽部 134 記録装置 138 照射光学系 154 被露光物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 502P 515D Fターム(参考) 2H049 CA01 CA05 CA08 CA11 CA23 CA28 2H095 BB01 2K008 AA08 BB01 BB06 DD13 HH19 HH24 HH25 5F046 AA25 BA09 CB17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原版マスクを用いて、各原版マス
    クに形成された光変調層の光透過遮蔽パターンを同じホ
    ログラム材に露光して、光透過率及び位相に関する変調
    情報を含む干渉縞を有するホログラムマスクを作製する
    ための露光方法であって、 第1の前記原版マスクを経て前記ホログラム材に照射さ
    れる第1の物体光と前記第1の原版マスクを経ずに前記
    ホログラム材に照射される第1の参照光とを用いて、前
    記第1の原版マスクの前記光透過遮蔽パターンを前記ホ
    ログラム材に露光する第1の露光ステップと、 前記第1の露光ステップに続く第2の露光ステップであ
    って、第2の前記原版マスクを経て前記ホログラム材に
    照射される第2の物体光と前記第2の原版マスクを経ず
    に前記ホログラム材に照射される第2の参照光とを用い
    て、光源から前記ホログラム材に至る光路のいずれかの
    位置において、前記第1の物体光と前記第1の参照光と
    の間の第1の位相差と、前記第2の物体光と前記第2の
    参照光との間の第2の位相差とが異なるように前記第2
    の位相差を変えて、前記第2の原版マスクの前記光透過
    遮蔽パターンを前記ホログラム材に露光する第2の露光
    ステップとを含む、ホログラムマスク作製用の露光方
    法。
  2. 【請求項2】 前記位相差を変えるステップは、前記光
    源から前記第2の原版マスクを経て前記ホログラム材に
    至る光路及び前記光源から前記第2の原版マスクを経ず
    に前記ホログラム材に至る光路の少なくとも一方の光路
    長を変えるステップを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記光透過遮蔽パターンは、所定の幅寸
    法を有する帯状の光透過部であって縞模様状に配置され
    た複数の光透過部と、該複数の光透過部間に配置された
    帯状の複数の光遮蔽部とを含み、 前記第1の原版マスクの前記光透過部は、前記第2の原
    版マスクの前記光遮蔽部で遮蔽される領域の少なくとも
    一部に対応しており、 前記第1の位相差と前記第2の位相差との間の相違は略
    πである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1の露光ステップで前記
    ホログラム材に形成される第1の干渉縞による回折効率
    と前記第2の露光ステップで前記ホログラム材に形成さ
    れる第2の干渉縞による回折効率との間に差を生じさせ
    る回折効率変更ステップを含む、請求項1又は2に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記回折効率変更ステップは、参照光に
    対する物体光の光強度比を前記回折効率を最大とするた
    めに必要な光強度比より小さくなるように前記原版マス
    クより前記光源側において減少させる光強度減少ステッ
    プ、又は前記ホログラム材に与える露光量を前記回折効
    率を最大とするために必要な露光量より小さくなるよう
    に調整する露光量調整ステップを備える、請求項4に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ホログラム材に最終的に形成される
    干渉縞は、所定の幅寸法を有する帯状の光透過性の部分
    と光半透過性の部分とが交互に並ぶ縞模様状の干渉縞を
    含み、 前記第1の原版マスク及び前記第2の原版マスクは、前
    記ホログラム材の前記縞模様状の干渉縞の前記光半透過
    性の部分又は前記光透過性の部分に対応する前記光遮蔽
    部を有し、前記第1の原版マスクの前記光透過部は、前
    記第2の原版マスクの前記光遮蔽部で遮蔽される領域の
    少なくとも一部に対応しており、 前記第1の位相差と前記第2の位相差との相違は略πで
    あり、 前記ホログラム材の回折効率を前記光半透過性の部分で
    小さくなるように変更させる回折効率変更ステップを備
    える、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ホログラム材は、前記第1の露光ス
    テップ及び前記第2の露光ステップの両方に用いられる
    同一の感光膜又は感光層が形成されている、請求項1又
    は2に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ホログラム材は、前記第1の露光ス
    テップ及び前記第2の露光ステップのそれぞれに用いら
    れる異なる感光膜又は感光層が形成されている、請求項
    1又は2に記載の方法。
  9. 【請求項9】 複数の原版マスクを用いて、各原版マス
    クに形成された光変調層の光透過遮蔽パターンを同じホ
    ログラム材に露光して、光透過率及び位相に関する変調
    情報を含む干渉縞を有するホログラムマスクを作製する
    ための露光装置であって、 連続する少なくとも2つの露光において、先に行われる
    第1の露光における前記第1の原版マスクを経て前記ホ
    ログラム材に照射される第1の物体光と前記第1の原版
    マスクを経ずに前記ホログラム材に照射される第1の参
    照光との間の第1の位相差と、次に行われる第2の露光
    における前記第2の原版マスクを経て前記ホログラム材
    に照射される第2の物体光と前記第2の原版マスクを経
    ずに前記ホログラム材に照射される第2の参照光との間
    の第2の位相差とが異なるように、光源から前記ホログ
    ラム材に至る光路のいずれかの位置で前記第2の位相差
    を変える位相変調手段を含む、ホログラムマスク作製用
    の露光装置。
  10. 【請求項10】 複数の原版マスクを用いて、各原版マ
    スクに形成された光変調層の光透過遮蔽パターンを同じ
    ホログラム材に露光して、光透過率及び位相に関する変
    調情報を含む干渉縞を有するホログラムマスクを作製す
    る予備露光ステップと、前記ホログラムマスクへの光照
    射により前記光透過率及び位相に関する変調情報を前記
    被露光物に記録する本露光ステップとを含む、ホログラ
    ムマスクを用いた記録方法であって、 前記予備露光ステップは、 少なくとも第1の原版マスクと第2の原版マスクとを用
    意するマスク用意ステップと、 前記第1の原版マスクを経て前記ホログラム材に照射さ
    れる第1の物体光と前記第1の原版マスクを経ずに前記
    ホログラム材に照射される第1の参照光とを用いて、前
    記第1の原版マスクの前記光透過遮蔽パターンを前記ホ
    ログラム材に露光する第1の副露光ステップと、 前記第1の露光ステップに続く第2の露光ステップであ
    って、前記第2の原版マスクを経て前記ホログラム材に
    照射される第2の物体光と前記第2の原版マスクを経ず
    に前記ホログラム材に照射される第2の参照光とを用い
    て、光源から前記ホログラム材に至る光路のいずれかの
    位置において、前記第1の物体光と前記第1の参照光と
    の間の第1の位相差と、前記第2の物体光と前記第2の
    参照光との間の第2の位相差とが異なるように前記第2
    の位相差を変えて、前記第2の原版マスクの前記光透過
    遮蔽パターンを前記ホログラム材に露光する第2の副露
    光ステップとを含む、ホログラムマスクを用いた記録方
    法。
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