JP3387169B2 - カラーリップマンホログラムの作製方法 - Google Patents

カラーリップマンホログラムの作製方法

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JP3387169B2
JP3387169B2 JP23188093A JP23188093A JP3387169B2 JP 3387169 B2 JP3387169 B2 JP 3387169B2 JP 23188093 A JP23188093 A JP 23188093A JP 23188093 A JP23188093 A JP 23188093A JP 3387169 B2 JP3387169 B2 JP 3387169B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーリップマンホロ
グラムを作製する方法に係り、特に複雑な工程を必要と
せず、1色のレーザー光でカラーリップマンホログラム
を容易に作製でき、また容易にかつ高速に複製露光を行
なえるようにしたカラーリップマンホログラムの作製方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、カラーリップマンホログラム
を作製する方法としては、一つの感光材料に赤、緑、青
の3原色のレーザー光により多重露光を行なう方法、あ
るいは赤、緑、青の3原色に再生するリップマンホログ
ラムをそれぞれ作製して貼り合わせる方法等が採用され
てきている。
【0003】しかしながら、上記のような方法におい
て、カラーリップマンホログラムを作製する場合には、
赤、緑、青の3色のレーザー発振器等の設備や、複雑な
撮影光学系が必要となり、また再生波長を所望の波長に
シフトする工程が赤、緑、青の3色それぞれに必要とな
り、さらに3色のリップマンホログラムを貼り合わせる
作業等の複雑な工程が必要となる。
【0004】一方、カラーリップマンホログラムを複製
する際にも、複雑な工程が必要となり、大量複製の高速
化は望めない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
カラーリップマンホログラムの作製方法においては、カ
ラーリップマンホログラムの作製を容易に行なえないば
かりでなく、大量複製を容易にかつ高速に行なえないと
いう問題があった。
【0006】本発明の目的は、複雑な工程を必要とせ
ず、1色のレーザー光でカラーリップマンホログラムの
作製を容易に行なうことができ、また大量複製を容易に
かつ高速に行なうことが可能なカラーリップマンホログ
ラムの作製方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、カラーリップマンホログラムを作製する方法にお
いて、まず、請求項1に対応する発明では、ホログラム
画像を形成する際に、光重合フォトポリマーを用いた
ログラム用感光材料を微細な領域に3分割し、当該
割領域は、赤用領域、緑用領域、青用領域の3領域から
なり、前記3分割領域に対応したマスク板をそれぞれ用
いて、前記赤用領域には、赤、緑、青の3原色に分解し
前記ホログラム画像のうち、赤に分解したホログラム
画像を単一波長のレーザ光により形成し、前記緑用領域
には、赤、緑、青の3原色に分解した前記ホログラム画
像のうち、緑に分解したホログラム画像を当該単一波長
のレーザ光により形成し、前記青用領域には、赤、緑、
青の3原色に分解した前記ホログラム画像のうち、青に
分解したホログラム画像を当該単一波長のレーザ光によ
り形成し、次に、赤用領域の再生波長は赤となるよう
に、緑用領域の再生波長は緑となるように、青用領域の
再生波長は青となるように、それぞれシフトさせるよう
にし、このシフトをする方法として、拡散剤を塗布した
フィルムを前記光重合フォトポリマーに密着させて波長
シフトを行なうようにし、前記拡散剤を塗布したフィル
ムに対し、微細な領域に分割した前記マスク板を用い
て、所望の再生波長シフト量となるような露光量の紫外
線により密着露光を行なうようにしている。
【0008】また、請求項2に対応する発明では、ホロ
グラム原版を形成する際に、ホログラム原版を微細な領
域に3分割し、当該分割領域は、赤用領域、緑用領
域、青用領域の3領域からなり、前記3分割領域に対応
したマスク板をそれぞれ用いて、前記赤用領域には
赤、緑、青の3原色に分解した前記ホログラム画像のう
ち、赤に分解したホログラム画像を単一波長のレーザ光
により形成し、前記緑用領域には、赤、緑、青の3原色
に分解した前記ホログラム画像のうち、緑に分解したホ
ログラム画像を当該単一波長のレーザ光により形成し、
前記青用領域には、赤、緑、青の3原色に分解した前記
ホログラム画像のうち、青に分解したホログラム画像を
当該単一波長のレーザ光により形成し、次に、このよう
に作成したホログラムを原版として用いて、光重合用フ
ォトポリマーを用いたホログラム用感光材料に密着露光
を行ない、次に、前記ホログラム用感光材料の赤用領域
の再生波長は赤となるように、前記ホログラム用感光材
料の緑用領域の再生波長は緑となるように、前記ホログ
ラム用感光材料の青用領域の再生波長は青となるよう
に、それぞれシフトさせるようにし、このシフトをする
方法として、拡散剤を塗布したフィルムを前記光重合フ
ォトポリマーに密着させて波長シフトを行なうように
し、前記拡散剤を塗布したフィルムに対し、微細な領域
に分割した前記マスク板を用いて、所望の再生波長シフ
ト量となるような露光量の紫外線により密着露光を行な
うようにしている。
【0009】
【0010】
【作用】従って、本発明のカラーリップマンホログラム
の作製方法においては、一色のレーザー光によって記録
することにより、3色のレーザー光や複雑な撮影光学系
が必要なくなる。
【0011】また、ホログラムの貼り合わせ作業も必要
としないため、複雑な工程を必要とせずに容易にカラー
リップマンホログラムを作製することができる。
【0012】さらに、請求項2に対応する発明において
は、複雑な工程を必要としないため、カラーリップマン
ホログラムの大量複製を容易にかつ高速に行なうことが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0014】まず、図1は、本発明によるカラーリップ
マンホログラムの作製方法を実現するための第1ステッ
プであるステレオグラム撮影光学系の構成例を示す概要
図である。
【0015】図1において、1はレーザー、2、3はそ
れぞれ反射ミラー、4はビームスプリッター、5は対物
レンズ、6はコリメーターレンズ、7は反射ミラー、8
は原画投影装置、9は拡散透過スクリーン、10は反射
ミラー、11は対物レンズ、12はコリメーターレン
ズ、13、14は反射ミラー、15は移動乾板ホルダー
およびマスクを示している。
【0016】すなわち、図1に示すように、レーザー1
からのレーザー光は、反射ミラー2により反射され、ま
た反射ミラー3により反射され、さらにビームスプリッ
ター4により、参照光と物体光の2つのレーザービーム
光に分岐される。
【0017】ビームスプリッター4により分岐された物
体光は、対物レンズ5により拡散され、コリメーターレ
ンズ6を介して、反射ミラー7により反射され、また原
画投影装置8、拡散透過スクリーン9を順次介し、移動
乾板ホルダーおよびマスク15に入射される。
【0018】また、ビームスプリッター4により分岐さ
れた参照光は、反射ミラー10により反射され、対物レ
ンズ11により拡散され、コリメーターレンズ12を介
して、反射ミラー13により反射され、さらに反射ミラ
ー14により反射されて、移動乾板ホルダーおよびマス
ク15に入射される。
【0019】一方、図2は、本発明によるカラーリップ
マンホログラムの作製方法を実現するための第2ステッ
プであるリップマンホログラム撮影光学系の構成例を示
す概要図である。
【0020】図2において、16はレーザー、17、1
8は反射ミラー、19はビームスプリッター、20、2
1は反射ミラー、22は対物レンズ、23、25は領域
分割マスク、24はホログラム用感光材料、26は反射
ミラー、27は対物レンズ、28は凹面鏡、29はマス
ターホログラムを示している。
【0021】すなわち、図2に示すように、赤、または
緑,あるいは青色の1色のレーザー16からのレーザー
光は、反射ミラー17により反射され、また反射ミラー
18により反射され、さらにビームスプリッター19に
より、参照光と物体光の2つのレーザービーム光に分岐
される。
【0022】ビームスプリッター19により分岐された
参照光は、反射ミラー20および21により順次反射さ
れ、対物レンズ22により拡散して、領域分割マスク2
3を介して、ホログラム用の感光材料24の一方の面に
入射される。
【0023】また、ビームスプリッター19により分岐
された物体光は、反射ミラー26により反射され、対物
レンズ27により拡散した後に凹面鏡28で反射され、
あらかじめ撮影したマスターホログラム29に入射し、
再生された実像を領域分割マスク25を介して、ホログ
ラム用の感光材料24の他方の面に入射される。
【0024】そして、このホログラム用感光材料24
で、参照光と物体光とを干渉させて、カラーリップマン
ホログラムが得られる。
【0025】次に、以上のような構成の光学系による本
実施例のカラーリップマンホログラムの作製方法につい
て説明する。
【0026】まず、図1に示すようなステレオグラム撮
影光学系により、赤、緑、青の3原色に色分解した原画
を用いて、レーザー再生型のホログラフィックステレオ
グラムを3枚撮影する。
【0027】次に、図2に示すようなリップマンホログ
ラム撮影光学系により、ホログラム用感光材料24に、
リップマンホログラムを撮影する。
【0028】この場合、まず、マスターホログラム29
として、図1で撮影した赤の原画によって作製されたホ
ログラフィックステレオグラムを用い、また領域分割マ
スク23、25として、図3に示した赤用領域分割マス
ク30のような形状のマスクを使用し、赤用領域に第1
露光を行なう。
【0029】次に、マスターホログラム29を、図1で
撮影した緑用ホログラフィックステレオグラムを用い、
領域分割マスク23、25として、図3に示した緑用領
域分割マスク31のような形状のマスクを使用し、緑用
領域に第2露光を行なう。
【0030】さらに、マスターホログラム29を、図1
で撮影した青用ホログラフィックステレオグラムを用
い、領域分割マスク23、25として、図3に示した青
用領域分割マスク32のような形状のマスクを使用し、
青用領域に第3露光を行なう。
【0031】そして、以上のように露光を行なったホロ
グラム用感光材料24に現像処理を行ない、リップマン
ホログラムを作製する。
【0032】このホログラムは、図4の領域分割したホ
ログラムの拡大図に示すように、赤領域33、緑領域3
4、青領域35の3領域に細かく分割されて記録されて
いる。
【0033】その後、このホログラムを複製用原版とし
て密着露光を行ない、光重合フォトポリマーに複製を行
なう。この光重合フォトポリマーの例としては、例えば
“特開平2−3081号”もしくは“特開平2−308
2号”に記載のフォトポリマーを使用することができ
る。
【0034】次に、以上のようにして複製露光を行なっ
たフォトポリマーに対して、所望の再生波長をシフトさ
せるために、例えば“特開平3−46687号”に記載
の拡散剤を塗布したフィルムを使用する。
【0035】ここで、上記拡散剤としては、上記光重合
フォトポリマーに用いられているモノマーと類似した物
質であり、干渉縞を記録したフォトポリマーに密着して
加熱することで、干渉縞の間隔を膨脹させるように拡散
剤が作用し、再生波長のシフトを引き起こす。この時、
所望の波長となった場合に以後の拡散を阻止するため、
紫外線を照射してモノマーを重合することにより、再生
波長のシフトを固定することができる。
【0036】すなわち、フォトポリマーに密着する前
に、ある露光量の紫外線を照射することによって一定量
のモノマーを重合し、再生波長のシフトに関与するモノ
マーの量を制御することで、所望の再生波長のシフトを
得ることが可能となる。
【0037】しかるに、上記拡散剤を塗布したフィルム
の、領域分割した各部に対して、所望の波長シフト量を
得るために、適当量の紫外線を分割露光を行なうように
する。この際に、ホログラム撮影時に使用した、赤用領
域分割マスク30、緑用領域分割マスク31、青用領域
分割マスク32を、拡散剤を塗布したフィルムに密着
し、それぞれの領域の波長シフト量に見合った紫外線露
光量を照射する。
【0038】その後、複製露光を行なった光重合フォト
ポリマーと、紫外線露光を行なった拡散剤を塗布したフ
ィルムとを密着させて、加熱処理を行なうことにより、
領域分割した各部分での再生波長が、赤、緑、青にそれ
ぞれ波長シフトして、カラー画像が合成される。
【0039】上述したように、本実施例では、カラーリ
ップマンホログラムを作製する方法において、ホログラ
ム画像を形成する際に、ホログラム用感光材料を微細な
領域に3分割し、赤、緑、青の3原色に分解したホログ
ラム画像を単一波長のレーザー光により、光重合フォト
ポリマーに露光を行ない、分割領域の再生波長を所望の
再生波長にシフトさせるように、拡散剤を塗布したフィ
ルムに対し、微細な領域に分割したマスク板を用いて、
所望の再生波長シフト量となるような紫外線露光量によ
り密着露光を行ない、光重合フォトポリマーに密着して
加熱処理を行なうか、あるいはホログラム原版を形成す
る際に、ホログラム原版を微細な領域に3分割し、赤、
緑、青の3原色に分解したホログラム画像を単一波長の
レーザー光により形成し、このホログラムを原版として
用いて、光重合フォトポリマーに密着露光を行ない、分
割領域の再生波長を所望の再生波長にシフトさせるよう
に、拡散剤を塗布したフィルムに対し、微細な領域に分
割したマスク板を用いて、所望の再生波長シフト量とな
るような紫外線露光量により密着露光を行ない、光重合
フォトポリマーに密着して加熱処理を行なうようにした
ものである。
【0040】従って、1色のレーザー光によって、カラ
ーリップマンホログラムを記録することが可能となるた
め、従来のように、3色のレーザー光や複雑な撮影光学
系が必要なくなる。また、同様の理由により、3色のリ
ップマンホログラムの貼り合わせ作業も必要としないた
め、複雑な工程を必要とせず、カラーリップマンホログ
ラムの大量複製を容易にかつ高速に行なうことが可能と
なる。
【0041】以上により、工程が多く大量複製の高速化
が望めなかった従来の方法と比較して、極めて容易にか
つ高速にカラーリップマンホログラムの作製を行なうこ
とができる。
【0042】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のような方法によっても同様に実施できる
ものである。
【0043】(a)上記実施例において、領域を分割す
る際に用いるマスクの形状としては円形に限らず、例え
ば図5に示すような矩形状のマスクにより分割を行なっ
たり、あるいは図6に示すようなストライプ状のマスク
によって分割を行なう等、分割の形状は何ら限定される
ものではない。
【0044】(b)上記実施例において、領域を分割し
た各色の配置は自由に配置することが可能である。
【0045】また、分割する各領域の大きさとしては、
画像に対して影響のない程度に小さくする必要がある
が、余り小さ過ぎる場合には、所望の再生波長のホログ
ラム形成が困難となるため、適正な大きさとすることが
好ましい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラーリップマンホログラムを作製する方法において、ホ
ログラム画像を形成する際に、光重合フォトポリマーを
用いたホログラム用感光材料を微細な領域に3分割し、
当該分割領域は、赤用領域、緑用領域、青用領域の3
領域からなり、3分割領域に対応したマスク板をそれぞ
れ用いて、赤用領域には、赤、緑、青の3原色に分解し
ホログラム画像のうち、赤に分解したホログラム画像
を単一波長のレーザ光により形成し、緑用領域には、
赤、緑、青の3原色に分解したホログラム画像のうち、
緑に分解したホログラム画像を当該単一波長のレーザ光
により形成し、青用領域には、赤、緑、青の3原色に分
解したホログラム画像のうち、青に分解したホログラム
画像を当該単一波長のレーザ光により形成し、次に、赤
領域の再生波長は赤となるように、緑用領域の再生波
長は緑となるように、青用領域の再生波長は青となるよ
うに、それぞれシフトさせるようにし、このシフトをす
る方法として、拡散剤を塗布したフィルムを光重合フォ
トポリマーに密着させて波長シフトを行なうようにし、
拡散剤を塗布したフィルムに対し、微細な領域に分割し
たマスク板を用いて、所望の再生波長シフト量となるよ
うな露光量の紫外線により密着露光を行なうか、または
ホログラム原版を形成する際に、ホログラム原版を微細
な領域に3分割し、当該分割領域は、赤用領域、緑用
領域、青用領域の3領域からなり、3分割領域に対応し
たマスク板をそれぞれ用いて、赤用領域には、赤、緑、
青の3原色に分解したホログラム画像のうち、赤に分解
したホログラム画像を単一波長のレーザ光により形成
し、緑用領域には、赤、緑、青の3原色に分解したホロ
グラム画像のうち、緑に分解したホログラム画像を当該
単一波長のレーザ光により形成し、青用領域には、赤、
緑、青の3原色に分解したホログラム画像のうち、青に
分解したホログラム画像を当該単一波長のレーザ光によ
り形成し、次に、このように作成したホログラムを原版
として用いて、光重合用フォトポリマーを用いたホログ
ラム用感光材料に密着露光を行ない、次に、ホログラム
用感光材料の赤用領域に相当する領域の再生波長は赤と
なるように、ホログラム用感光材料の緑用領域に相当す
る領域の再生波長は緑となるように、ホログラム用感光
材料の青用 領域に相当する領域の再生波長は青となるよ
うに、それぞれシフトさせるようにし、このシフトをす
る方法として、拡散剤を塗布したフィルムを光重合フォ
トポリマーに密着させて波長シフトを行なうようにし、
拡散剤を塗布したフィルムに対し、微細な領域に分割し
たマスク板を用いて、所望の再生波長シフト量となるよ
うな露光量の紫外線により密着露光を行なうようにした
ので、複雑な工程を必要とせず、1色のレーザー光でカ
ラーリップマンホログラムの作製を容易に行なうことが
でき、また大量複製を容易にかつ高速に行なうことが可
能な極めて信頼性の高いカラーリップマンホログラムの
作製方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラーリップマンホログラムの作
製方法を実現するためのステレオグラム撮影光学系の一
実施例を示す概要図。
【図2】本発明によるカラーリップマンホログラムの作
製方法を実現するためのリップマンホログラム撮影光学
系の一実施例を示す概要図。
【図3】同実施例におけるカラーリップマンホログラム
の作製方法を実現するための領域分割マスクの一例を示
す構成図。
【図4】同実施例におけるカラーリップマンホログラム
の作製方法を実現するための領域分割の概要を示す拡大
図。
【図5】本発明の他の実施例におけるカラーリップマン
ホログラムの作製方法を実現するための領域分割の概要
を示す拡大図。
【図6】本発明の他の実施例におけるカラーリップマン
ホログラムの作製方法を実現するための領域分割の概要
を示す拡大図。
【符号の説明】
1…レーザー、2…反射ミラー、3…反射ミラー、4…
ビームスプリッター、5…対物レンズ、6…コリメータ
ーレンズ、7…反射ミラー、8…原画投影装置、9…拡
散透過スクリーン、10…反射ミラー、11…対物レン
ズ、12…コリメーターレンズ、13…反射ミラー、1
4…反射ミラー、15…移動乾板ホルダー、16…レー
ザー、17…反射ミラー、18…反射ミラー、19…ビ
ームスプリッター、20…反射ミラー、21…反射ミラ
ー、22…対物レンズ、23…領域分割マスク、24…
ホログラム用感光材料、25…領域分割マスク、26…
反射ミラー、27…対物レンズ、28…凹面鏡、29…
マスターホログラム、30…赤用領域分割マスク、31
…緑用領域分割マスク、32…青用領域分割マスク、3
3…赤領域、34…緑領域、35…青領域、36…赤領
域、37…緑領域、38…青領域、39…赤領域、40
…緑領域、41…青領域。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/04 G03H 1/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーリップマンホログラムを作製する
    方法において、 ホログラム画像を形成する際に、光重合フォトポリマーを用いた ホログラム用感光材料を
    微細な領域に3分割し、 当該分割領域は、赤用領域、緑用領域、青用領域の3
    領域からなり、 前記3分割領域に対応したマスク板をそれぞれ用いて、 前記赤用領域には 、赤、緑、青の3原色に分解した前記
    ホログラム画像のうち、赤に分解したホログラム画像を
    単一波長のレーザ光により形成し、前記緑用領域には、赤、緑、青の3原色に分解した前記
    ホログラム画像のうち、緑に分解したホログラム画像を
    当該単一波長のレーザ光により形成し、 前記青用領域には、赤、緑、青の3原色に分解した前記
    ホログラム画像のうち、青に分解したホログラム画像を
    当該単一波長のレーザ光により形成し、 次に、 赤用 領域の再生波長は赤となるように、緑用領域の再生波長は緑となるように、 青用領域の再生波長は青となるように、 それぞれ シフトさせるようにし このシフトをする方法として、拡散剤を塗布したフィル
    ムを前記光重合フォトポリマーに密着させて波長シフト
    を行なうようにし、前記拡散剤を塗布したフィルムに対
    し、微細な領域に分割した前記マスク板を用いて、所望
    の再生波長シフト量となるような露光量の紫外線により
    密着露光を行なうようにし たことを特徴とするカラーリ
    ップマンホログラムの作製方法。
  2. 【請求項2】 カラーリップマンホログラムを作製する
    方法において、 ホログラム原版を形成する際に、 ホログラム原版を微細な領域に3分割し、 当該分割領域は、赤用領域、緑用領域、青用領域の3
    領域からなり、 前記3分割領域に対応したマスク板をそれぞれ用いて、 前記赤用領域には 、赤、緑、青の3原色に分解したホロ
    グラム画像のうち、赤 に分解したホログラム画像を単一
    波長のレーザ光により形成し、前記緑用領域には、赤、緑、青の3原色に分解した前記
    ホログラム画像のうち、緑に分解したホログラム画像を
    当該単一波長のレーザ光により形成し、 前記青用領域には、赤、緑、青の3原色に分解した前記
    ホログラム画像のうち、青に分解したホログラム画像を
    当該単一波長のレーザ光により形成し、 次に、このように作成した ホログラムを原版として用い
    て、光重合用フォトポリマーを用いたホログラム用感光
    材料に密着露光を行ない、次に、 前記ホログラム用感光材料の赤用 領域に相当する領域
    再生波長は赤となるように、前記ホログラム用感光材料の緑用領域に相当する領域の
    再生波長は緑となるように、 前記ホログラム用感光材料の青用領域に相当する領域の
    再生波長は青となるように、 それぞれ シフトさせるようにし このシフトをする方法として、拡散剤を塗布したフィル
    ムを前記光重合フォトポリマーに密着させて波長シフト
    を行なうようにし、前記拡散剤を塗布したフィルムに対
    し、微細な領域に分割した前記マスク板を用いて、所望
    の再生波長シフト量となるような露光量の紫外線により
    密着露光を行なうようにし たことを特徴とするカラーリ
    ップマンホログラムの作製方法。
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