JP3365536B2 - ホログラムの複製方法およびその装置 - Google Patents

ホログラムの複製方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドアップディ
スプレイ用のコンバイナー、ハイマウントストップラン
プ、3次元ホログラムなど各種のホログラムの複製方法
とその装置に関する。 【0002】 【従来技術】ホログラムの複製方法としては、マスター
ホログラムに感光材料を密着させて、その全面にレーザ
ー光を照射して複製する方法が従来から知られており、
連続的に複製する方法としては、露光するための回転ド
ラムに、リップマンホログラムの原版(マスターホログ
ラム)を配置し、複製用感光フィルムをマスターホログ
ラムに密着させながら、連続的に前記ドラムに供給し、
各ドラムではドラムの回転軸に平行な方向にスリット状
に広げたレーザー光を照射する方法を示す特開平4−2
63282号、特開平7−84510号などが提案され
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ホログラムを複製する
ときに照射するレーザー光の波面は 物体光か参照光の
波面を再現したものでなければならないから、一枚ずつ
複製するときには、マスターホログラムに物体光か参照
光を照射すれば複製することが可能であるが、同じホロ
グラムを複数個並べたホログラムなどを一時に複製する
場合には、もし参照光と物体光の少なくとも一方が平面
波でなければ、複製のためのレーザー光の波面は非常に
複雑になり、複製は事実上不可能であった。 【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、参照光と物体光の波面がともに平面波でない
ホログラムを簡単な光学系により複製する方法と装置を
提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、平面波以外の
例えば一つあるいは複数の球面波などにより露光する場
合と異なり、容易に参照光と物体光の波面がともに平面
波でないホログラムの複製を行うことができ、特にハイ
マウントストップランプなどのように、同じホログラム
を複数個併設したマスターホログラムの複製を可能にす
るものである。すなわち、本発明は、マスターホログラ
ムと感光材料を密着させてレーザー光を照射してマスタ
ーホログラムを複製する方法において、マスターホログ
ラムが複数個のホログラムを併設したものであって、入
射光の波面が平面波であり回折光の波面が該マスターホ
ログラムの参照光または物体光の波面と同じである別の
ホログラムを前記マスターホログラムあるいは感光材料
に密着させて露光するようにしたことを特徴とするホロ
グラムの複製方法である。 【0006】また、複製する装置としては、透過型ホロ
グラムを複製する場合には、回転ドラムと、感光性フィ
ルムを前記回転ドラムに密着させながら回転ドラムの回
転速度に同期して移動させるローラーと、透過型のマス
ターホログラムを前記感光性フィルムに密着させながら
移動させるローラーと、入射光の波面が平面波であり、
回折光の波面がマスターホログラムの参照光または物体
光の波面と同じである別のホログラムを前記感光性フィ
ルムに密着させて、回転ドラムの回転速度に同期して移
動させるローラーと、感光性フィルムとマスターホログ
ラムの間ならびにマスターホログラムと別のホログラム
の間に感光性フィルムとほぼ同じ屈折率を有する液体を
供給する装置と別のホログラムにレーザー光をスリット
状に照射するレーザー光源を具備するようにしたことを
特徴とするものである。 【0007】反射型のホログラムを複製する場合には、
反射型のマスターホログラムを密着させる回転ドラム
と、感光性フィルムを前記回転ドラム上のマスターホロ
グラムに密着させながら回転ドラムの回転速度に同期し
て移動させるローラーと、入射光の波面が平面波であ
り、回折光の波面がマスターホログラムの参照光または
物体光の波面と同じである別のホログラムを前記感光性
フィルムに密着させて、回転ドラムの回転速度に同期し
て移動させるローラーと、マスターホログラムと感光性
フィルムの間ならびに感光性フィルムと別のホログラム
の間に感光性フィルムとほぼ同じ屈折率を有する液体を
供給する装置と別のホログラムにレーザー光をスリット
状に照射するレーザー光源を具備するようにしたことを
特徴とするものであり、反射型ホログラムの場合にも、
透過型ホログラムの場合にも連続して大量に複製を行う
ことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】透過型ホログラムを作製する場合
には、複製しようとする感光材料、マスターホログラ
ム、入射光の波面が平面波であり回折光の波面がマスタ
ーホログラムの参照光または物体光の波面と同じ別のホ
ログラムの順に密着し、別のホログラム側から平面波を
レーザー光により照射すれば、マスターホログラムと同
じホログラムを感光材料に複製することができる。 【0009】この場合に、マスターホログラムの回折効
率は50%前後にすると、マスターホログラムで回折せ
ず感光材料へ直進する光とマスターホログラムで回折さ
れて感光材料に入射する光がほぼ等しくなるので好まし
い。また、別のホログラムの回折効率は100%近くな
いと別のホログラムの参照光である平面波がマスターホ
ログラムに不要な光が入射するので好ましくない。 【0010】このときの複製装置としては、回転ドラム
に感光性フィルム、マスターホログラム、別のホログラ
ムの順に密着させて、それぞれが回転ドラムの回転速度
に同期して移動するローラーを具備し、レーザー光源か
らレーザー光を別のホログラムに照射すると、回転ドラ
ムが回転しているから、結果的に平行光が別のホログラ
ムの前面に入射されることになり、凹面鏡などの光学装
置が不用となり、簡単な装置で複製することができる。 【0011】さらに、感光性フィルムとマスターホログ
ラムの間ならびにマスターホログラムと別のホログラム
の間に感光性フィルムとほぼ同じ屈折率を有する液体を
供給する装置を具備するので、インデックスマッチング
液が、感光性フィルムとマスターホログラムの間、マス
ターホログラムと別のホログラムの間に充填されて、空
気層が介在しないので、精度よく複製を行うことができ
る。 【0012】反射型ホログラムを作製する場合には、複
製しようとするマスターホログラム、感光材料、入射光
の波面が平面波であり回折光の波面がマスターホログラ
ムの参照光または物体光の波面と同じ別のホログラムの
順に密着し、別のホログラム側から平面波をレーザー光
により照射すれば、マスターホログラムと同じホログラ
ムを感光材料に複製することができる。 【0013】マスターホログラムは1種類のホログラム
の場合でも勿論よいが、従来困難であった、参照光と物
体光の波面がともに平面波でない同じホログラムを複数
個併設したホログラムの複製の場合に特に効果的であ
り、平面波を別のホログラム側から入射すれば簡単に行
うことができる。 【0014】この場合に、マスターホログラムの回折効
率は高くないと回折格子の形成に寄与しない無駄な光と
して裏面側に透過してしまうので、できるだけ高い方が
よい。また、別のホログラムの回折効率は100%近く
ないと別のホログラムの参照光である平面波がマスター
ホログラムに不要な光が入射するので好ましくない。 【0015】このときの複製装置としては、回転ドラム
にマスターホログラム、感光性フィルム、別のホログラ
ムの順に密着させて、それぞれが回転ドラムの回転速度
に同期して移動するローラーを具備し、レーザー光源か
らレーザー光を別のホログラムに照射すると、平行光が
別のホログラムに入射されることになり、凹面鏡などの
光学装置が不用となり、簡単な装置で複製することがで
きる。 【0016】さらに、マスターホログラムと感光性フィ
ルムの間ならびに感光性フィルムと別のホログラムの間
に感光性フィルムとほぼ同じ屈折率を有する液体を供給
する装置を具備するので、インデックスマッチング液
が、マスターホログラムと感光性フィルムの間、感光性
フィルムと別のホログラムの間に充填されて、空気層が
介在しないので、精度よく複製を行うことができる。 【0017】 【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に
説明する。図1は実施例1において、複製しようとする
透過型ホログラムの参照光と物体光を示す要部概略図、
図2は実施例1の透過型ホログラムあるいは実施例2の
反射型ホログラムを複数個併設したマスターホログラム
を示す正面図、図3は実施例1と実施例2における別の
ホログラムを示す要部概略図、図4は実施例1と実施例
2における別のホログラムを複数個併設した集合体を示
す正面図、図5は実施例1の複製時の積層体を示す要部
概略図、図6は実施例2において、複製しようとする反
射型ホログラムの参照光と物体光を示す要部概略図、図
7は実施例2の複製時の積層体を示す要部概略図、図8
は実施例1’における透過型ホログラムを複製する装置
を示す要部概略図、図9は実施例2’における反射型ホ
ログラムを複製する装置を示す要部概略図である。 【0018】実施例1 物体光S1と参照光R1が図1に示すような透過型ホログ
ラム1を複数個併設した図2に示すマスターホログラム
を複製する場合について例示する。 【0019】ポリエチレンテレフタレートなどの基板に
フォトポリマー、フォトレジスト、ハロゲン化銀などの
感光材料を塗布した乾板を図示しない2軸駆動装置など
垂直方向と水平方向に移動自在な装置にセットし、乾板
の位置を水平方向と垂直方向に乾板と同一面内でずらし
ながら、干渉露光装置により2光束の球面波を照射し、
図1に示すような透過型ホログラムが複数個併設された
図2のマスターホログラム2を作製する。 【0020】この場合にホログラムの回折効率は50%
前後になるようにする。一方、2光束のうち一方の物体
光S2の波面は透過型ホログラム1の参照光あるいは物
体光(本実施例では参照光R1)と同じであり、他方の
波面は平面波R2である図3に示すような別のホログラ
ム3を、ポリエチレンテレフタレートなどの基板にフォ
トトポリマー、フォトレジスト、ハロゲン化銀などの感
光材料を塗布した、マスターホログラムと同じサイズの
乾板を図示しない2軸駆動装置など垂直方向と水平方向
に移動自在な装置にセットし、乾板の位置を水平方向と
垂直方向に乾板と同一面内でずらしながら、干渉露光装
置により球面波と平面波を照射し、マスターホログラム
における透過型ホログラムの個数と同じ数の別のホログ
ラム3を併設した、図4に示すような集合体4を作製す
る。 【0021】この別のホログラム3の回折効率は100
%近くになるようにする。以上のようにして得られたマ
スターホログラム2と別のホログラム3の集合体4を図
5に示すように、ポリエチレンテレフタレートなどの基
板に積層したフォトポリマーなどの感光材料5とともに
インデックスマッチング液(図示しない)を介してラミ
ネートする。 【0022】このようにラミネートされた積層体6に、
図示しない光学系によりレーザー光を図5に示すよう
に、平面波R3として照射すると、別のホログラム3は
回折効率がほとんど100%であるのでほぼ全ての光が
回折されてマスターホログラム2に入射するが、回折光
はマスターホログラムの参照光あるいは物体光(本実施
例では参照光)の波面と同じであるので、マスターホロ
グラム2では、このホログラムの回折効率が50%前後
であるのでこの参照光によりほぼ半分の光が所定の方向
に回折して感光材料に入射され(感光材料の物体光)、
ほぼ半分の光が感光材料5に参照光として入射し、マス
ターホログラム2と同じように、図1に示すような2光
束の光が照射されるので、マスターホログラム2と同じ
波面をもったホログラムが感光材料5に記録、複製され
る。 【0023】実施例1’ 実施例1を基本にして本発明の複製装置により透過型ホ
ログラムを複製する場合について例示する。 【0024】図8に示すように、ドラム7に卷かれた感
光性フィルム5を例えば半径が80mmの回転ドラム8
に押圧力を加え密着させながらドラム9に卷き取るよう
にし、実施例1で得られたマスターホログラム2をロー
ラー101、102、103、104、11、105を介し
て感光性フィルム5に押圧力を加えながら密着させ、マ
スターホログラム2の始端と終端を結び、エンドレスと
するとともに、ローラー11はインデックスマッチング
液12としてのキシレン液に一部浸漬させる。 【0025】さらに実施例1で得られた別のホログラム
の集合体4をローラー131、ローラー132、ローラー
133、ローラー134を介して感光性フィルム5に押圧
力を加えながら密着させ、別のホログラムの集合体4の
始端と終端を結び、エンドレスとしておく。 【0026】光源は例えば波長647.1nmの光(赤
色)を発振させるクリプトンレーザーとシリンドリカル
レンズを組み合わせたもので幅方向に広がった線条光と
して別のホログラムにレーザー光が照射される。 【0027】このような装置によって、光源14からレ
ーザー光を発振させながら、図示しない駆動装置によっ
て回転ドラム8を回転させ、この回転に同期してドラム
9、ローラー101、ローラー105、ローラー131
どを図示しない駆動装置によって回転させると、レーザ
ー光は常に一定の角度で、別のホログラムの集合体4に
照射されるので、平行光が入射されるのと等価となり、
別のホログラムの集合体4は回折効率がほぼ100パー
セントであるので、ほぼ全ての光が回折されて、マスタ
ーホログラム2に入射するが、回折光はマスターホログ
ラムの参照光あるいは物体光(本実施例では参照光)の
波面と同じであるので、マスターホログラム2では、こ
のホログラムの回折効率が50%前後であるのでこの参
照光によりほぼ半分の光が所定の方向に回折して感光性
フィルム5に入射され(感光性フィルムの物体光)、ほ
ぼ半分の光が感光性フィルム5に参照光として入射し、
マスターホログラム2と同じように、図1に示すような
2光束の光が照射されるので、マスターホログラム2と
同じ波面をもったホログラムが感光性フィルム5に記
録、複製される。 【0028】回転ドラム8の回転に同期し、感光性フィ
ルム5、マスターホログラム2、別のホログラムの集合
体4を移動させると、感光性フィルム5には順次、マス
ターホログラム2と同じ特性をもつホログラムが形成さ
れて、卷き取りドラム9に卷き取られて、多数枚のホロ
グラムが連続的に露光、複製される。 【0029】実施例2 参照光R1’(本実施例では実施例1の透過型ホログラ
ムの参照光R1と同じ波面とする)と物体光S1’が図6
に示すような反射型ホログラムを図4に示すように複数
個併設したマスターホログラムを複製する場合について
例示する。 【0030】ポリエチレンテレフタレートなどの基板に
フォトポリマー、フォトレジスト、ハロゲン化銀などの
感光材料を塗布した乾板を図示しない2軸駆動装置など
垂直方向と水平方向に移動自在な装置にセットし、乾板
の位置を水平方向と垂直方向に乾板と同一面内でずらし
ながら、干渉露光装置により2光束の球面波を照射し、
図6に示すような反射型ホログラム1’が図2に示すよ
うに複数個併設されたマスターホログラム2’を作製す
る。 【0031】この場合にマスターホログラムの回折効率
は100%近くになるように作製する。一方、2光束の
うち一方の波面は反射型ホログラム1’の参照光あるい
は物体光と同じであり、他方の波面は平面波である別の
ホログラムの集合体を実施例1と同じ方法により作製す
るが、本実施例では参照光R1’を実施例1の透過型ホ
ログラムの参照光R1と同じ波面としたので、図4に示
す実施例1と同じ構成でマスターホログラム2’と同じ
サイズの別のホログラムの集合体4を使用する。 【0032】このようにして得られたマスターホログラ
ム2’と別のホログラムの集合体4を、図7に示すよう
にポリエチレンテレフタレートなどの基板に積層したフ
ォトポリマーなどの感光材料5’とともにインデックス
マッチング液(図示しない)を介してラミネートする。 【0033】このようにラミネートされた積層体6’
に、図示しない光学系によりレーザー光を図7に示すよ
うに平面波R3として照射すると、別のホログラム3は
回折効率がほとんど100%であるのでほぼ全ての光が
回折されて感光材料に5’に入射するが、ほとんどの光
がマスターホログラム2’に入射し、マスターホログラ
ム2’で図6のS1’で示すような方向にほぼ全ての光
が回折、反射され感光材料5’に入射するので、この反
射された光と別のホログラムで回折された光の2光束に
より、マスターホログラム2’と同じ波面をもったホロ
グラムが感光材料5’に記録、複製される。 【0034】実施例2’ 実施例2を基本にして本発明の複製装置により反射型ホ
ログラムを複製する場合について例示する。 【0035】図9に示すように、例えば半径が80mm
の回転ドラム8に実施例2で得られたマスターホログラ
ム2’を密着させ複数枚のマスターホログラムが形成さ
れたフィルムの始端と終端を結び、エンドレスのフィル
ムとする。 【0036】次いで、ドラム7に卷かれた、例えば幅が
300mmの感光性フィルム5’をローラー151、1
6、152を介して回転ドラム8上のマスターホログラ
ム2’に押圧力を加えながら密着させドラム9で卷き取
るようにするとともに、ローラー16はインデックスマ
ッチング液12としてのキシレン液に一部浸漬させる。 【0037】さらに実施例2で得られた別のホログラム
の集合体4をローラー131、ローラー132、ローラー
133、ローラー134を介して感光性フィルム5’に押
圧力を加えながら密着させ、別のホログラムの集合体4
の始端と終端を結び、エンドレスとしておく。 【0038】光源14は例えば波長647.1nmの光
(赤色)を発振させるクリプトンレーザーとシリンドリ
カルレンズを組み合わせたもので幅方向に広がった線条
光として別のホログラムにレーザー光が照射される。 【0039】このような装置によって、光源14からレ
ーザー光を発振させながら、図示しない駆動装置によっ
て回転ドラム8を回転させ、この回転に同期してドラム
9、ローラー152、ローラー131などを図示しない駆
動装置によって回転させると、レーザー光は常に一定の
角度で、別のホログラムの集合体4に照射されるので、
平行光が入射されるのと等価となり、別のホログラムの
集合体4は回折効率がほとんど100%であるのでほぼ
全ての光が回折されて感光性フィルム5’に入射する
が、ほとんどの光がマスターホログラム2’に入射し、
マスターホログラム2’で図6のS1’で示すような方
向にほぼ全ての光が回折、反射され感光性フィルム5’
に入射するので、この反射された光と別のホログラムの
集合体4で回折された光の2光束により、マスターホロ
グラム2’と同じ波面をもったホログラムが感光性フィ
ルム5’に記録、複製される。 【0040】回転ドラム8の回転に同期し、マスターホ
ログラム、感光性フィルム、別のホログラムを移動させ
ると、感光性フィルム5’には順次、マスターホログラ
ム2’と同じ特性をもつホログラムが形成されて、卷き
取りドラム9に卷き取られて、多数枚のホログラムが連
続的に露光、複製される。 【0041】 【発明の効果】本発明によれば、複雑なセッティングを
する必要がなく、参照光と物体光の波面がともに平面波
でないホログラムを簡単な光学系により容易に複製する
ことができ、特にマスターホログラムが同じホログラム
を複数個併設したものである場合に効果がある。 【0042】また、本発明の装置を使用して複製する
と、ホログラムを大量に複製することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例1において、複製しようとする透過型ホ
ログラムの参照光と物体光を示す要部概略図である。 【図2】透過型ホログラムを複数個併設した実施例1の
マスターホログラムあるいは反射型ホログラムを複数個
併設した実施例2のマスターホログラムを示す正面図で
ある。 【図3】実施例1と実施例2における別のホログラムを
示す要部概略図である。 【図4】実施例1と実施例2における別のホログラムを
複数個併設した集合体を示す正面図である。 【図5】実施例1の複製時の積層体を示す要部概略図で
ある。 【図6】実施例2において、複製しようとする反射型ホ
ログラムの参照光と物体光を示す要部概略図である。 【図7】実施例2の複製時の積層体を示す要部概略図で
ある。 【図8】実施例1’における透過型ホログラムを複製す
る装置を示す要部概略図である。 【図9】実施例2’における反射型ホログラムを複製す
る装置を示す要部概略図である。 【符号の説明】 1、1’ 複製しようとするホログラム 2、2’ マスターホログラム 3 別のホログラム 4 別のホログラムの集合体 5、5’ 感光材料 6、6’ 積層体 7 ドラム 8 回転ドラム 9 巻取りドラム 101〜105 、11 ローラー 12 インデックスマッチング液 131〜134 ローラー 14 光源 151、16、152 ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−239416(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 5/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】マスターホログラムと感光材料を密着させ
    てレーザー光を照射してマスターホログラムを複製する
    方法において、マスターホログラムが複数個のホログラ
    ムを併設したものであって、入射光の波面が平面波であ
    り回折光の波面が該マスターホログラムの参照光または
    物体光の波面と同じである別のホログラムを前記マスタ
    ーホログラムあるいは感光材料に密着させて露光するよ
    うにしたことを特徴とするホログラムの複製方法
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