JP2003187973A - 電磁石を用いた有機電界発光素子製作用蒸着装置及びこれを用いた蒸着方法 - Google Patents

電磁石を用いた有機電界発光素子製作用蒸着装置及びこれを用いた蒸着方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、有機電界発光表示素子(OEL
D)を製造するのに使われる蒸着装置及びこれを用いた
真空蒸着方法を提供する。 【解決手段】 電磁石と永久磁石を同時に備えるシャド
ーマスク安着テーブルを利用することによって、整列時
にもガラス基板とシャドーマスクが平行に配置出来るよ
うにし、シャドーマスク安着テーブルに3軸位置移動手
段を適用することによって、正確な整列が可能で、整列
後には永久磁石を含むシャドーマスクホルダーユニット
を利用してガラス基板とマスクを密着させた後、シャド
ーマスク安着テーブルを作業位置の外に移動させた後、
同じチャンバー内で蒸着工程を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機電界発光素子
(Organic Electro-Luminescent Display;OELD)
を製造するのに使用する蒸着装置を及びこれを用いた蒸
着方法、より詳しくは、電磁石と永久磁石を利用するこ
とによって、ガラス基板上にパターン形成用をシャドー
マスクを精密に整列・密着させた後、真空蒸着工程を遂
行することができる装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機電界発光表示装置(○ELD)はZ
nS、Cas等の半導体材料である電界発光素子(以下
“EL素子”という)に電界を加えた場合に起きる発光
を用いたディスプレー装置であり、’74年日本シャー
プ(SHARP)社の高輝度の長寿名薄膜EL素子を発表し
て以来、多くの研究によってELディスプレーの実用化
が急進展されており、コダック(Kodak)社のTang
(C.W.Tang)が有機色素を利用して薄膜EL素子を製
作し、高輝度の緑色発光が可能なことを報告した後、駆
動電圧が低く工程が有利な有機ELに関する研究が活性
化された。
【0003】高駆動電圧や青色発光での低い効率性等多
くの短所を持っている無機物電界発光素子(GaN,Z
nS,SiC)を代替するために開発された有機電界発
光素子は、有機薄膜として発光層とキャリア輸送層を製
作した注入型素子であり、単分子有機EL素子として
は、アンドレアゼン、Alq3(アルミノキノリノール
錯体)及びシクロペンタジエン誘導体が主流をなし、こ
のような単分子素子らは低駆動電圧と100nmに近い
薄い薄膜素材としての長所を持っているが、高熱に対す
る安全性と、電圧供給時のライン熱発生による分子再配
列等の短所を有している。
【0004】一方、高分子有機EL素子としては、PP
P(poly<p−phenylene>)、PPV
(poly<−phenylene vinylene
>)などが使われ、このような素子は熱安全性及び低駆
動電圧の長所を有するが、短い寿命と効率面で短所を有
している。
【0005】有機EL素子(OELD)の積層構造は、
大きく単層型と多層型とに分けられるが、まず、単層型
は、電極/発光層/電極の構造からなり、電子注入電極
である陰極は、小さな仕事関数を有する金属のCa,M
g,Alなどが使われる。このように仕事関数が低い金
属を電子注入電極に使用する理由は、電極と電界発光有
機物の間に形成される障壁を低くすることによって、電
子注入において高電流密度を得ることができるためであ
る。
【0006】一方、陽極は、ホール注入のための電極で
あり、仕事関数が高く発光された光が素子の外に出られ
るように透明金属酸化物を使用し、ITO(indium tin
oxide)が最も広く使われて、約30nm程度の厚さを
有する。ITOの場合、光学的に透明であるという長所
を有する反面、制御が容易ではないという短所を有す
る。陽極物質に高仕事関数を有する金属を使用すること
は、陽極での非発光再結合を通じた効率減少を防止する
ことができるからである。
【0007】次に、基板材料には大部分ガラスを使用
し、発光層(EML)材料にはAlq3、アンスラセン
(Anthracene)等の単分子有機ELとPPV(poly(p-
phenylenevinylene))、PT(polythionphene)など
とこれらの誘導体である高分子有機EL物質が使われ、
低駆動電圧での電荷放出のためにEML層の薄い薄膜化
(100nm)が必要である。
【0008】一方、多層型は、単層型の積層構造にET
L(Electron transporting Layer)という電子輸送層
とHTL(Hole Transporting Layer)というホール輸
送層とが追加されている。ETLはオキサジアゾール
(oxadiazole)誘導体などを使用し、HTLはジアミン
誘導体のTPDと光伝導性高分子であるpoly(9−
vinylacrbazole)を用いることになる。
【0009】このような輸送層の組合を通じて量子効率
(photons out par charge injected)を高め、キャリ
アが直接注入されず、輸送層通過の2段階注入過程を通
じて駆動電圧を低くすることができ、発光層に注入され
た電子とホールが発光層を経由して反対側電極に移動
時、反対側輸送層に妨げられることによって再結合調節
が可能である。これを通じて発光効率を向上させること
が出来るという長所がある。
【0010】また、発光効率を改善して所望の色相を得
るために、普通発光層に数パーセントの有機物質をドー
ピングして、高い電気伝導度、低い仕事関数と腐食によ
く耐えるために電極は金属合金で構成され、普通2種類
の異なる金属を同時蒸着させて形成する。
【0011】従って、ガラス基板上に電極と有機発光層
を一定パターンによって蒸着するべきであり、このため
の遮蔽手段として使われるものがシャドーマスクであ
る。すなわち、基板上に所望のパターン状のシャドーマ
スクを接触させた後、蒸着を遂行すると、所望のパター
ンの電極または発光層を形成することができることであ
る。本発明では、既に陽極パターンが形成された基板を
使用し、その上にパターンを有する有機物層を蒸着する
ためにシャドーマスクを使用する。
【0012】この時、あらかじめ設計されたパターンと
一致させるためにシャドーマスクとガラス基板の整列が
なされるべきであり、このためにCCDカメラで観察し
ながらガラス基板及びシャドーマスクに形成されたマー
クが一致するようにシャドーマスクを移動させた後、シ
ャドーマスクをガラス基板上に密着する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造設備では、
整列された状態でシャドーマスクを有機基板面に密着さ
せるために、シャドーマスクを上下昇降させる着脱装置
を利用するが、この場合、シャドーマスク中央部全体面
が回路パターン形成のためにガラス基板に密着されなけ
ればならないので、前述したシャドーマスク着脱装置は
シャドーマスクの縁部のみを支持する状態でガラス基板
底面に密着させる。従って、薄い金属板よりなるシャド
ーマスクの中央部が重力によって垂れる現象が発生す
る。特に、シャドーマスクの面積が広くなるほど(すな
わち、製造されるOELDの大きさが大きくなるほ
ど)、中央部の垂れる現象はさらに激しくなってガラス
基板表面とシャドーマスクとが離隔されることによって
正確な回路パターン形成が不可能であるという短所があ
った。
【0014】このような短所を克服するために、ガラス
基板上部に永久磁石を配置し、ガラス基板とシャドーマ
スクを整列した状態で永久磁石を下向させ整列された金
属性シャドーマスクを引き付けることによって、基板に
密着させる装置が開発された。しかし、このような装置
でも基板とシャドーマスクの整列時(すなわち、永久磁
石がマスクを引っ張る前)シャドーマスクが垂れる現象
が依然として残っており、このために正確な整列がむず
かしいという短所は克服できなかった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者らは、こ
のような短所を克服するために電磁石と永久磁石を備え
たシャドーマスク安着テーブルを使用するシャドーマス
ク着脱装置を開示したことがある。この装置を利用すれ
ば正確な整列という目的が達成できるが、安着テーブル
が基板の下に固定されているので、蒸着を遂行すること
ができなかった。従って、前述した着脱装置を備える整
列チャンバーで基板がシャドーマスクを整列して基板と
マスクを密着させた後、再び蒸着チャンバーに移動して
蒸着を遂行した。従って、蒸着に所要されるチャンバー
や時間が増加されるため、全体的な生産効率が落ちるだ
けでなく、製造コストも上昇する問題があった。
【0016】本発明は、このような短所を克服するため
に着眼されたものであり、電磁石と永久磁石を同時に備
えるシャドーマスク安着テーブルを利用することによっ
て、整列時にもガラス基板とシャドーマスクが平行に配
置されるようにし、シャドーマスク安着テーブルに3軸
位置移動手段を適用することによって、正確な整列が可
能で、整列後には永久磁石を含むシャドーマスクホルダ
ーユニットを利用してガラス基板とマスクを密着させた
後、シャドーマスク安着テーブルを作業位置の外へ移動
させた後、同じチャンバー内で蒸着工程が遂行できるよ
うにする。従って、正確な整列及び優れた蒸着効率が同
時に達成できる。
【0017】本発明の目的は、永久磁石と電磁石を用い
たシャドーマスク着脱装置を備えた有機電界発光素子製
作用蒸着装置を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、ガラス基板とシャド
ーマスクの正確な整列及び整列・密着・蒸着時のシャド
ーマスク位置制御が容易に行える蒸着装置及び方法を提
供することである。
【0019】本発明の他の目的は、シャドーマスクの大
きさと関係がなく、全体面積にわたってガラス基板との
優れた密着を可能にし、整列時にもガラス基板とマスク
を平行に維持することによって、優れた基板−マスク整
列を可能にする蒸着装置を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、シャドーマスクとガ
ラス基板との整列・密着以後に、使われたシャドーマス
ク安着テーブルを作業位置の外へ移動させた後、同じチ
ャンバー内で蒸着工程を遂行することができる装置及び
方法を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、上記のような装置を
利用してマスクの位置制御を遂行することによって、有
機電界発光素子の蒸着品質及び蒸着効率を向上させるこ
とが出来る蒸着方法を提供することである。
【0022】前述したような目的を達成するために、本
発明による有機電界発光素子蒸着装置は次のような構成
よりなる。
【0023】真空チャンバー;と、真空チャンバー上部
に配置されガラス基板を支持し、整列されたシャドーマ
スクをガラス基板上に密着させるための永久磁石を備え
るシャドーマスクホルダーユニット;と、シャドーマス
クを搭載するためにシャドーマスクホルダーユニット下
部に配置され、上部にあるガラス基板と搭載されたガラ
ス基板とを整列するために外部に連結された制御部によ
って制御される3軸位置移動手段と、一つ以上の永久磁
石及び電磁石を含むシャドーマスク安着テーブル;と、
上記ガラス基板とシャドーマスクの整列状態を確認する
ための光学整列確認手段;と、真空チャンバー内で上記
シャドーマスク安着テーブルを左右に移動させるための
線形ガイド手段;と、真空チャンバー外部に配置され上
記3軸位置移動手段の位置、線形ガイド手段及び電磁石
に印加される電流の極性と大きさを制御するための制御
部とを含む。
【0024】上記シャドーマスクホルダーユニットの永
久磁石は、ホルダーユニット全体にわたって所定間隔で
配置される一つ以上の永久磁石よりなり、シャドーマス
ク安着テーブルには全体にわたって配置される一つ以上
の電磁石・永久磁石アセンブリーが備えられて、電磁石
に印加される電流の大きさ及び/または極性を変化させ
ることによって、安着テーブルの磁力を調節することが
できる。
【0025】本発明の第1の実施の形態によれば、シャ
ドーマスクホルダーユニットは、大きく永久磁石を含む
磁石ブロックと磁石ブロック上部に固定されて磁石ブロ
ックをチャンバー内で上下移動させる支持棒と、上記磁
石ブロックに対して上下弾性移動できる基板ホルダーと
からなる。
【0026】基板ホルダーは、また磁石ブロックの四隅
に形成された貫通溝内に挿入される4つの弾性スプリン
グと、弾性スプリング内部に挿入されて磁石ブロックに
対して弾性的に上下移動する4つの上下移動棒と、2つ
の上下移動棒に結合されて、ガラス基板の縁部を歩くた
めの係止突起を有する2つの基板支持バーとからなる。
【0027】磁石ブロックは、底面側に所定間隔ごとに
磁石安着溝が形成された上板と、上記上板に対応して所
定間隔をおいて離隔された下板と、上記上板及び下板の
間に水平方向に介在される多数の永久磁石と、上記上板
と下板の間に設けられ、これらの縁部を支持する離隔フ
レームとからなる。
【0028】一方、本発明の第2の実施の形態によれ
ば、上記シャドーマスクホルダーユニットは、中空ブロ
ックと、中空ブロック内部に配置され永久磁石を含む磁
石ブロックと、中空ブロック上部に固定され中空ブロッ
クをチャンバー内で上下移動させる第1の支持棒と、上
記磁石ブロック上部に固定され磁石ブロック内部で上下
に移動させるための第2の支持棒と、上記中空ブロック
に対して上下に弾性移動できる基板ホルダーとからな
り、上記基板ホルダーは、中空ブロックの四隅に形成さ
れた貫通溝内に挿入される4つの弾性スプリングと、弾
性スプリング内部に挿入され磁石ブロックに対して弾性
的に上下移動する4つの上下移動棒と、2つの上下移動
棒に結合されてガラス基板との縁部を係止するための係
止突起を有する2つの基板支持バーとからなる。
【0029】上記シャドーマスク安着テーブルは、一つ
以上の電磁石・永久磁石アセンブリーを備えて3軸位置
移動手段によって移動する電磁石ブロックと、シャドー
マスクを安着するためのマスク安着板とからなる。それ
ぞれの電磁石・永久磁石アセンブリーは電磁石コアと、
電磁石コア下部に配置される永久磁石と、電磁石コア及
び永久磁石を囲むロールと、ロール周囲に巻き取られて
いるコイルとからなる。3軸位置移動手段はx、y、θ
方向へ上記シャドーマスク安着テーブルを移動させるよ
うに動作する。
【0030】また、線形ガイド手段は、安着テーブルが
安着される線形レール、及び上記線形レールに沿って安
着テーブルを移動させるための駆動手段(駆動モータ)
で構成されている。
【0031】前述した装置を用いた蒸着方法を次のよう
に前述した二つの実施の形態によって次のような2種類
方法で具現され得る。
【0032】まず、本発明の第1の実施の形態による装
置を利用する第1の方法は次のような段階で構成され
る。
【0033】上記シャドーマスクを真空用ロボットによ
って安着テーブル上に搭載した後、安着テーブルは線形
ガイド手段によって作業位置の外へ移動すると、シャド
ーマスクホルダーユニット上に真空用ロボットを用いて
ガラス基板を搭載して固定し、安着テーブルを作業位置
に再移動した後、上記電磁石に電流を正方向(安着テー
ブルの永久磁石と同じ極性方向を有するように電磁石の
磁性を惹き起こす方向)に流し、シャドーマスクを安着
テーブルに密着させた後、ガラス基板の下に移動させる
第1段階;と、上記光学整列手段を利用して確認しなが
ら、上記3軸位置移動手段を利用して安着テーブルの位
置を制御することによって、ガラス基板とシャドーマス
クとを整列する第2段階;と、上記電磁石逆方向の電流
を印加して安着テーブルの磁力をホルダーユニットの磁
力より小さくすることによって、シャドーマスクが上下
移動してガラス基板と密着されるようにする第3段階;
と、上記線形ガイド手段を利用して安着テーブルを蒸着
作業空間の外へ移動させる第4段階;及び、真空状態で
蒸着を遂行する第5段階とからなる。
【0034】上記第3段階で、ホルダーユニットの磁力
によってシャドーマスクがガラス基板に密着された後、
基板+マスクが取り付けられたホルダーユニットを蒸着
位置であるチャンバー上部に移動させ、電磁石に印加さ
れていた電流を遮断する第6段階をさらに含むことがで
きる。この場合、既にシャドーマスクがホルダーユニッ
ト近くへ移動してホルダーユニットにある永久磁石の磁
力範囲内にあるので、電磁石に流れる電流を遮断しても
安着テーブル側に引き付けられない。
【0035】第1段階でガラス基板を搭載・固定する方
式は、磁石ブロックを上に移動させて基板ホルダーの上
下移動棒がチャンバー上端のストッパーの弾性スプリン
グによって、下に移動した状態でガラス基板を基板支持
バーの係止突起に係止するように挿入した後、磁石ブロ
ックを下に下げると、ストッパーと上下移動棒の接触が
解除されながら、弾性スプリングによって上下移動棒が
上に移動し、結果的に挿入されたガラス基板が磁石ブロ
ックに密着固定されるようになる。もちろん、ガラス基
板を挿入する時より磁石ブロックがさらに下へ降りてき
たため、下に配置されたシャドーマスクとさらに近くな
る。
【0036】一方、本発明の第2の実施の形態による装
置を利用する第2の方法は次のように構成されている。
【0037】上記磁石ブロックを中空ブロック上部に位
置させた状態で、上記シャドーマスクホルダーユニット
上にガラス基板を搭載して固定し、上記シャドーマスク
を安着テーブル上に搭載する第1段階;と、上記光学整
列確認手段を利用して確認しながら、上記3軸位置移動
手段を利用して安着テーブルの位置を制御することによ
って、ガラス基板のシャドーマスクとを整列する第2段
階;と、上記磁石ブロックを中空ブロック下部に移動さ
せ、上記電磁石に逆方向の電流を印加して安着テーブル
に及ぶ磁力をホルダーユニットの磁力より小さくするこ
とによって、シャドーマスクが上下移動してガラス基板
と密着されるようにする第3段階;と、上記線形ガイド
手段を利用して安着テーブルを蒸着作業空間の外へ移動
させる第4段階;及び、真空状態で上記チャンバー内で
蒸着を遂行する第5段階とからなる。
【0038】一方、第1の方法及び第2の方法の何れ
も、上記第5段階の蒸着過程が完了した後、シャドーマ
スクを基板と分離するために、上記線形ガイド手段を
利用して安着テーブルを蒸着作業空間に復帰させ、シ
ャドーマスクホルダーユニットを下に降下した後、上記
安着テーブルの電磁石に正方向電流を印加することによ
って、安着テーブルの磁力を増加させ、シャドーマスク
をシャドーマスク安着テーブル上に落下させるマスク分
離段階をさらに含むことが出来る。
【0039】また、第2の方法では上のようなマスク分
離段階の外に、上記線形ガイド手段を利用して安着テ
ーブルを蒸着作業空間に復帰させ、シャドーマスクホ
ルダーユニットを下に降下した後、上記磁石ブロックを
中空ブロック上部に移動させてシャドーマスクを基板か
ら分離してシャドーマスク安着テーブル上に落下させる
マスク分離段階をさらに含むことが出来、上記の過程
の途中に、上記電磁石に逆方向電流を印加することがで
きる。これは以下で説明するように、ホルダーユニット
と安着テーブルの磁力が強すぎて薄いマスクが曲がる
か、または変形されることを防止するためである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下では、添付図面を参照して本
発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0041】図1は、従来技術(永久磁石のみを用い
た)による有機電界発光素子の整列及び蒸着装置に対す
る構成図であり、チャンバー10と、チャンバー内部に
配置されて永久磁石を備えるシャドーマスクホルダーユ
ニット20と、ガラス基板ホルダー30と、シャドーマ
スクホール40、CCDカメラ50、及び3次元整列手
段(図示せず)とからなる。
【0042】ガラス基板とシャドーマスクの整列過程を
注意深くみると、まずガラス基板ホルダー30にガラス
基板60を搭載し、マスクホルダーにシャドーマスク7
0を搭載した後、CCDカメラ50で観察しながら3次
元整列手段を稼動してガラス基板の整列マーク(M)と
マスク上の整列マーク(M’)が一致するまでガラス基
板ホルダー30及び/またはシャドーマスクホルダー4
0を移動させる。整列された後にはシャドーマスクホル
ダーユニット20を下に移動させた後、永久磁石の磁力
を利用してマスクを引きつけてガラス基板と密着される
ようにする。その後には真空状態で蒸着を遂行する。
【0043】この場合、整列段階で広いシャドーマスク
が単に周辺部のみがホルダーに支持されるために中央部
が垂れるようになり、これによって、十字マーク部分で
ガラス基板とマスクとが平行した状態ではなくなる。こ
のような問題点を解決するためのシャドーマスクの両端
を引っ張って引張させるテンション維持装置80が備え
られるが、垂れる現象を完全に解決できず、これによっ
て、マスクの中間部位が垂れた状態で永久磁石が降下し
てシャドーマスクをグラスに付着するようになれば、垂
れていた中心部位が上がってくっ付き、整列状態が不良
となり得るので、テンションを維持する過程でもシャド
ーマスクが伸びるか、垂れが発生できるだけでなく、テ
ンション維持装置の重さによって真空ロボットへ移送す
るのに難しさがあった。
【0044】図2は、本発明の第1の実施の形態による
蒸着装置の全体構成を示す断面図であり、大きく真空チ
ャンバー100と、真空チャンバー内部に位置するシャ
ドーマスクホルダーユニット200と、シャドーマスク
安着テーブル300及び線形ガイド手段400と、チャ
ンバー内部または外部に位置して基板とマスクの整列状
態を確認するための光学手段としての4つのCCDカメ
ラとからなる。
【0045】その外に、チャンバー下部には蒸着に使わ
れる蒸着源(sourceまたはEffusionCell)が配置され、
シャドーマスク整列後、安着テーブルを蒸着作業空間の
外へ移動させて蒸着源の加熱によって蒸着源に含まれた
有機物が蒸発して基板に蒸着される。参考までに、この
時、基板とシャドーマスクは整列付着状態で回転させる
ことが望ましい。
【0046】図でチャンバー左側壁には、ガラス基板交
換のための開口部が形成されており、バルブ810によ
って開口部が開閉される。また、外部のロボットによっ
て自動でガラス基板がシャドーマスクユニットホルダー
200にローディング及びアンローディングできる。右
側下端に配置された駆動モータ420は線形レール41
0と共に線形ガイド手段を構成し、シャドーマスク安着
テーブル300を左右に移動させる役割をする。
【0047】安着テーブルに含まれる3軸位置移動手段
340は、その上に載置された電磁石ブロック310を
x、y、θ方向に微細移動させることによって、シャド
ーマスクのガラス基板の整列を遂行する。各構成部分に
対しては以下の図3及び図4を参考してより詳細に説明
する。
【0048】図3は、蒸着装置の主要部分のみを拡大し
て示した断面図であり、真空チャンバー100の一部
と、シャドーマスクホルダーユニット200、シャドー
マスク安着テーブル300及び線形ガイド手段400と
チャンバー内部または外部に位置する4つのCCDカメ
ラ500が示されている。簡単にするためにチャンバー
下部の構成は省略した。
【0049】シャドーマスクホルダーユニット200
は、また永久磁石を含む磁石ブロック210と、磁石ブ
ロックの上部に固定され磁石ブロックをチャンバー内で
上下移動させる支持棒220と、上記磁石ブロックに対
して上下に弾性移動できる基板ホルダー230とで構成
される。
【0050】基板ホルダー230は、磁石ブロックの四
隅に形成された貫通ホールに挿入される4つの弾性スプ
リング231と、弾性スプリング内部に挟まれる4つの
上下移動棒232と、2つの上下移動棒の下部に連結さ
れて磁石ブロックの一辺に沿って長く延びて先端にガラ
ス基板係止突起234を備える2つのガラス基板支持バ
ー233とで構成されている。また、チャンバー上面に
は基板ホルダー230の上下移動棒232に対応される
位置に4つの基板ホルダーストッパー110が突起形態
で形成されている。これらの詳細な構成及び動作状態は
図4a及び図5a乃至図5dを参照して詳細に説明す
る。
【0051】シャドーマスク安着テーブル300は、3
軸位置移動手段340によって位置移動でき、内部に多
数の電磁石・永久磁石アセンブリーを備える電磁石ブロ
ック310と、マスクを安着するシャドーマスク安着板
32とでなり、シャドーマスク600をシャドーマスク
安着板320上に移送するためのマスク移送ハンドル3
30をさらに備えることが出来る。
【0052】シャドーマスク安着テーブル300をシャ
ドーマスクホルダーユニット200下で左右に移動する
ための線形ガイド手段400は、電磁石ブロック310
を左右に移動させるための線形レール410と線形レー
ルに沿って電磁石ブロック(シャドーマスク安着テーブ
ル)を移動させるための駆動手段としての駆動モータ
(図2の420)で構成されている。
【0053】図4aは、シャドーマスクホルダーユニッ
ト200の磁石ブロック210と基板ホルダー230の
細部構成図である。
【0054】磁石ブロック210は、多数の磁石安着溝
211が形成されたニッケル等の金属材質からなる上板
212と、上板212と平行に所定間隔をおいて離隔さ
れている下板213と、上板と下板の間に垂直方向へ挿
入される多数の永久磁石241と、上板と下板の周辺部
に連結されて上板と下板を離隔状態で支持する離隔フレ
ーム215とで構成されている。また、上板、下板及び
支持フレームの四つの角部には基板ホルダー230の弾
性スプリング231と上下移動棒232を挿入するため
に4つの貫通溝216が形成されている。
【0055】シャドーマスクホルダーユニット200に
ある永久磁石214の配置において各永久磁石の極性方
向は制限がなく、製作便宜上全ての永久磁石を同じ極性
方向に配置することが望ましい(図では全ての永久磁石
が下部がN極、上部がS極となるように配置されてい
る)。
【0056】基板ホルダー230は、磁石ブロックの貫
通溝216に挿入される4つの弾性スプリング231
と、弾性スプリング内部に挿入される4つの上下移動棒
232と、2つの上下移動棒の下部に連結されて磁石ブ
ロックの一辺に沿って長く延びている2つのガラス基板
支持バー233とからなり、各ガラス基板支持バー23
3の端部にはガラス基板の一辺が係止できるようにガラ
ス基板係止突起234が形成されている。図ではガラス
基板支持バー233を上下移動棒232に連結するため
に連結ボルト235を利用しており、上下移動棒232
のヘッド部分は弾性スプリングの直径より大きな直径を
有して、上下移動棒が下に移動する場合、上下移動棒の
ヘッド部分と弾性スプリングの干渉によって上へと弾性
力を受けるようになっている。また、上下移動棒のヘッ
ドは、上下移動棒が上板を離脱できないように貫通溝の
上部に位置した止め手段(図示せず)によって支持され
ている。
【0057】図4aではガラス基板700が基板ホルダ
ーによって支持なされて磁石ブロックの下板213に密
着されている状態を示している。
【0058】図4bは、シャドーマスク安着テーブル3
00の内部構成図であり、前述した磁石ブロック210
と類似な構成(上板、下板、離隔フレーム)をしている
電磁石ブロック310と、シャドーマスク安着板320
とが示されている。電磁石ブロック310中には垂直方
向に配置される多数の電磁石・永久磁石アセンブリー3
40が備えられている。
【0059】それぞれの電磁石・永久磁石アセンブリー
340は、上部に位置する電磁石コア341と、電磁石
コア下部に位置する永久磁石342、電磁石コア及び永
久磁石を囲むロール343及びロール周囲に巻き取られ
るコイル344とで構成されている。電磁石コアは電流
によって磁力を生成できる磁性体であり、フェライト系
列の磁性体またはニッケルなどが利用され得る。コイル
に流れる電流の大きさと極性を変化すれば、永久磁石の
磁力を強化または弱化させることができるので、電磁石
ブロックの全体磁力を自在に変化させることができる。
【0060】例えば、図4bのように永久磁石342を
N極が上を向くように配置し、電磁石に正方向電流を印
加して電磁石コアの上側をやはりN極で形成すれば、永
久磁石の磁力と電磁石の磁力が出されて全体的に安着テ
ーブルの磁力が増加するようになる。逆に、逆方向電流
を印加して電磁石コアの上側にS極が形成されるように
すれば永久磁石の磁力を減少させて全体的な磁力が減る
ようになることである。
【0061】シャドーマスクホルダーユニット200の
永久磁石214配置と同様に電磁石・永久磁石アセンブ
リーの配置時永久磁石342極性方向には制限がなく、
同様に全ての永久磁石342を同様な極性方向に配置す
ることが望ましい。ただ、この場合、電磁石に巻き取ら
れるコイルの巻き線方向を皆同一にしておくことによっ
て、一定極性の電流を印加した時、全ての電磁石・永久
磁石アセンブリーが同一な磁力を生成するようにしなけ
ればならない。
【0062】また、電磁石コア341の周囲と底を覆い
かぶせる磁性体遮蔽を設けることによってシャドーマス
ク方向の磁力を極大化することが望ましい。
【0063】図では前述した形態の電磁石・永久磁石ア
センブリーを利用したが、必ずこのような形態に限定さ
れるものではない。一つ以上の永久磁石と永久磁石の磁
力を強化または弱化させるための一つ以上の電磁石から
なっている限り、いかなる形態でもよい。例えば、一つ
の大きな板型永久磁石とその上に配置される一つ以上の
電磁石で構成され得る。
【0064】図5a乃至図5dは、本発明による蒸着装
置を利用して一つのチャンバー内部でマスク-基板整列
及び蒸着を同時に遂行する過程を示す図である。
【0065】図5aは、本発明による蒸着装置のシャド
ーマスク安着テーブル300上にシャドーマスク600
をローディングする過程である。薄いシャドーマスクを
保護するためにマスクをシャドーマスク安着板320上
に載置した後、真空用ロボットを利用してシャドーマス
ク安着テーブル300上部面にローディングする。
【0066】図5bは、ガラス基板ローディング過程を
示すものであり、支持棒220が上下移動することによ
って、磁石ブロック210を上に移動させれば、基板ホ
ルダー230の上下移動棒232の上部がチャンバー1
00上面に配置された基板ホルダーストッパー110と
干渉されて下に移動する。従って、ガラス基板支持バー
233が下に移動して磁石ブロック210とある程度離
隔される。この状態でガラス基板700をガラス基板支
持バー233のガラス基板係止突起234に押し入れる
ことによって、基板がローディングされる。ガラス基板
ローディング後には、磁石ブロック210が再び下に移
動し、図4cと同じように、弾性スプリング231の弾
性復原力によって、ガラス基板支持バー233が上昇す
ることでガラス基板が磁石ブロック210の下面に密着
される。
【0067】図5cと同じように、この場合、シャドー
マスクを搭載したシャドーマスク安着テーブル300
は、既に基板の下部に位置している。また電磁石ブロッ
クの電磁石コア341には、永久磁石342の磁力を強
化する方向である正方向に電流が印加されることによっ
て、下に移動してシャドーマスクと近くなった磁石ブロ
ック210の永久磁石によってシャドーマスク600が
上に引き付けられないようにしなければならい(図4b
のような形態)。
【0068】図5cはシャドーマスクとガラス基板を整
列する過程を示すものである。電磁石に正方向電流を印
加してシャドーマスクをシャドーマスク安着テーブル3
00上に密着させた状態で、CCDカメラ500で確認
しながらシャドーマスクの整列マークとガラス基板の整
列マークとが一致するまでシャドーマスク安着テーブル
300の3軸位置移動手段を駆動してシャドーマスク安
着テーブル300をx、y、θ方向に微細調整する。
【0069】整列が終われば、制御部(図示せず)は電
磁石に逆方向の電流を流し、シャドーマスク安着テーブ
ルの磁力を減少させる。従って、相対的に磁力が大きな
磁石ブロック210によってシャドーマスクが上方へ引
き上げられてガラス基板と密着するようになる。
【0070】基板とシャドーマスクが密着された後に
は、基板と磁石ブロックを蒸着位置に上昇して印加され
た逆方向電流を遮断することが望ましい。電流を遮断し
てもシャドーマスクは既に磁石ブロック210の磁力フ
ィールド支配下にあるので、安着テーブルに引き下がる
ことがなく、むしろ継続して電流を印加する時発生する
熱によって基板−マスクの蒸着特性を変化することを防
止するのにも有用であるからである。
【0071】本実施の形態で磁石ブロック210下に基
板が密着された状態で基板表面の最大磁束は300ガウ
ス程度であり、安着テーブルにある電磁石ブロックの磁
束は電流印加前は約300ガウス、正方向電流印加時に
は約400ガウス、逆方向電流印加時には約200ガウ
ス程度であった。従って、シャドーマスクが基板に密着
された後には電流を遮断しても基板-マスクの密着状態
はそのまま維持されるものである。
【0072】図5dは蒸着段階を示したものであり、ガ
ラス基板700とシャドーマスク600が整列・密着さ
れた状態で、線形ガイド手段400の駆動モータ(図示
せず)が駆動されることによって、安着テーブルが線形
レールに沿って右側に移動することで作業領域(蒸着領
域)の外へ離れる。
【0073】この状態でチャンバー下部にある蒸着源を
加熱すれば、加熱によって蒸着源に含まれた有機物が蒸
発して基板に蒸着される。上記のすべて段階は真空で行
われ、蒸着段階の間、基板とシャドーマスクは整列付着
状態で回転することによって均一の蒸着を達成できるよ
うにする。
【0074】一方、蒸着過程が終了されると、他の基板
上の蒸着を遂行するために基板からマスクを分離しなけ
ればならない。すなわち、マスクを分離して新しい(未
蒸着)基板を再装着して整列及び蒸着を遂行しなければ
ならない。
【0075】このようなマスク分離過程は示されない
が、次のような方式で行われる。
【0076】まず、蒸着過程間作業領域の外にあった
安着テーブルを蒸着空間に復帰させ、シャドーマスク
ホルダーユニットを下に降下した後、上記安着テーブル
の電磁石に正方向電流を印加することによって、安着テ
ーブルの磁力を増強させ、シャドーマスクをシャドーマ
スク安着テーブル上に落下させる。
【0077】図6は、本発明の第2の実施の形態による
蒸着装置の全体構成図である。
【0078】シャドーマスクホルダーユニットを除外し
た他の構成要素は、皆第1の実施の形態による装置と同
様なので重複説明は省略する。
【0079】第2の実施の形態によるシャドーマスクホ
ルダーユニット200は、中の空いた直方体状の中空ブ
ロック250と、中空ブロック内部に配置されて永久磁
石を含む磁石ブロック260と、中空ブロック上部に固
定され中空ブロックをチャンバー内で上下移動させるた
めの第1の支持棒270と、上記第1の支持棒に挿入さ
れ一端が磁石ブロック上部に固定されて磁石ブロックを
中空ブロック内部で上下に移動させるための第2の支持
棒280と、上記中空ブロックに対して上下に弾性移動
できる基板ホルダー230とで構成され、基板ホルダー
230は中空ブロック250の四隅に形成された貫通溝
内に挿入される4つの弾性スプリング231と、弾性ス
プリング内部に挿入され磁石ブロックに対して弾性的に
上下移動する4つの上下移動棒232と、2つの上下移
動棒に結合されて、ガラス基板の縁部を係止するための
係止突起を有する2つのガラス基板支持バー233とか
らなる。
【0080】第2の実施の形態によるシャドーマスクホ
ルダーユニットは磁石ブロック260の外に、中空ブロ
ック250をさらに備えており、ホルダーユニット全体
の上下移動を遂行する第1の支持棒270の外に、中空
ブロック内で磁石ブロックのみを上下に移動させるため
の第2の支持棒280を備えるという点が第1の実施の
形態と相異する。
【0081】図7は第2の実施の形態による装備を利用
して蒸着を遂行する過程を示す。図5a乃至図5dとは
違って、シャドーマスクホルダーユニットが中空ブロッ
ク及び磁石ブロックを含んでおり、各段階で二ブロック
の相対的な位置が変化するのでこれを中心に説明する。
【0082】まず、図7aは使用するシャドーマスクを
ローディングする段階を示すものであり、ロボットとマ
スクキャリアハンドル330を利用してシャドーマスク
を安着テーブル上に装着する。この過程で磁石ブロック
260は中空ブロック250の上部に位置することによ
って、永久磁石の磁力がマスクに及ばないようにする。
【0083】その次に、図5bと類似の過程として、基
板をホルダーユニット上に装着した後、下に移動して図
7bのような整列段階に進入する。
【0084】整列段階では図5a乃至図5dの第1の実
施の形態と同様に、シャドーマスク安着テーブルの電磁
石に正方向電流を印加してシャドーマスクがテーブル上
に密着されるようにする。整列過程が進む間、シャドー
マスクホルダーユニットの磁石ブロック260は中空ブ
ロック250の上部にそのまま維持させることによっ
て、磁力がマスクに及ばないようにする。この状態で、
CCDカメラで観察しながら3軸位置移動手段(図示せ
ず)を駆動して整列を遂行する。
【0085】整列が終われば、シャドーマスクを基板に
密着させるために、図7cのようなシャドーマスクホー
ルディング過程が遂行される。すなわち、電磁石に逆方
向電流を印加すると同時に、磁石ブロック260を中空
ブロック250下へ移動させる。電磁石の磁力に比べて
永久磁石(磁石ブロック)による磁力がさらに強くなる
ので、シャドーマスク600は上に引き上げられてガラ
ス基板700と密着され、密着された後は、マスクホル
ダーユニットを上部の蒸着位置へ移動させる。蒸着位置
では安着テーブルとマスクとの間の距離が遠ざかるので
安着テーブルの磁力はほとんど影響がない。従って、印
加していた逆方向電流を除去してもかまわない。
【0086】図7dは蒸着過程を示すものであり、基板
+マスクを装着したシャドーマスクホルダーユニットが
蒸着位置に上昇した後、線形ガイド手段を利用してシャ
ドーマスク安着テーブル300を(蒸着)作業空間の外
へ移動させ、均一の蒸着のためにシャドーマスクホルダ
ーユニットを回転させながら蒸着を遂行する。
【0087】図8は蒸着過程が完了した後、マスクを基
板から分離するための過程を示すものである。
【0088】図示された過程は前述した基板−マスク分
離方法中第2の実施の形態に関するものである。
【0089】まず、蒸着が完了すれば、シャドーマスク
安着テーブル300を再び作業空間(すなわち、シャド
ーマスクホルダーユニット下部)に復帰させ、シャドー
マスクホルダーユニットを整列段階と同じ高さまで降下
する(図8a)。その次に、中空ブロック250内部の
磁石ブロック260を上部に移動させれば(永久)、磁
石ブロックによる磁力が弱くなってシャドーマスクがガ
ラス基板から分離されて下に落下するようになる(図8
b)。落下されたシャドーマスクは、安着テーブル上に
再び搭載され、新しい基板が装着されて図7b〜図7d
のような過程が繰返し行われる。この時、シャドーマス
ク安着テーブルの磁石(電磁石+永久磁石)とシャドー
マスクホルダーユニットの磁石(磁石ブロック)が互い
対等な強い磁力でマスクを引っ張っているので、マスク
が薄い場合には分離中に曲がるか、または変形できる。
従って、これを防止するために、電磁石に逆方向電流を
印加して磁力を弱化させることができる。
【0090】また、シャドーマスク変形の恐れがない場
合には、磁石ブロックの移動無しに単に電磁石に正方向
電流を印加して磁力を増加させることによってマスクを
分離することができる。
【0091】分離された後には、シャドーマスクホルダ
ーユニットが基板交替のために、またチャンバー上部に
移動するようになり、上部に移動した後にはシャドーマ
スク安着テーブルは、電磁石の影響無きマスクを維持す
ることができるため、印加されていた逆方向または正方
向電流を皆除去してもよい(図8c)。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明では、電磁石と永久
磁石を備えるシャドーマスク安着テーブルを利用するこ
とによって、シャドーマスクとガラス基板を優秀に整列
できるだけでなく、シャドーマスクが基板に整列・密着
された後に安着テーブルを作業領域の外へ移動させる線
形ガイド手段を利用することによって、一つのチャンバ
ー内でマスク−基板整列と蒸着過程を同時に遂行するこ
とができる。
【0093】従って、有機電界発光表示素子の製作に必
要なチャンバーの数を減少させることができるだけでな
く製作時間及び製作コストを画期的に減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による有機電界発光素子の整列及び蒸
着装置に関するものである。
【図2】本発明の第1の実施の形態による蒸着装置の全
体構成を表す断面図である。
【図3】蒸着装置の主要部分だけを拡大して示した断面
図である。
【図4a】シャドーマスクホルダーユニットの磁石ブロ
ックと基板ホルダーの細部構成図である。
【図4b】シャドーマスク安着テーブルの細部構成図で
ある。
【図5a】本発明による蒸着装置を利用して一つのチャ
ンバー内部でマスク-基板整列及び蒸着を同時に行う過
程を示す図である。
【図5b】本発明による蒸着装置を利用して一つのチャ
ンバー内部でマスク-基板整列及び蒸着を同時に行う過
程を示す図である。
【図5c】本発明による蒸着装置を利用して一つのチャ
ンバー内部でマスク-基板整列及び蒸着を同時に行う過
程を示す図である。
【図5d】本発明による蒸着装置を利用して一つのチャ
ンバー内部でマスク-基板整列及び蒸着を同時に行う過
程を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態による蒸着装置の全
体構成図である。
【図7a】第2の実施の形態による装備を利用して蒸着
を遂行する過程を示すものである。
【図7b】第2の実施の形態による装備を利用して蒸着
を遂行する過程を示すものである。
【図7c】第2の実施の形態による装備を利用して蒸着
を遂行する過程を示すものである。
【図7d】第2の実施の形態による装備を利用して蒸着
を遂行する過程を示すものである。
【図8a】蒸着過程が完了した後にマスクを基板と分離
するための過程を示すものである。
【図8b】蒸着過程が完了した後にマスクを基板と分離
するための過程を示すものである。
【図8c】蒸着過程が完了した後にマスクを基板と分離
するための過程を示すものである。
【符号の説明】
10 チャンバー 110 ストッパー 200 シャドーマスクホルダーユニット 210、260 (永久)磁石ブロック 220 支持棒 230 基板ホルダー 250 中球ブロック 270 第1の支持棒 289 第2の支持棒 300 シャドーマスク安着テーブル 310 電磁石ブロック 320 シャドーマスク安着板 400 線形ガイド手段 410 線形レール 500 CCDカメラ 600 シャドーマスク 700 ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 呉 圭 雲 大韓民国 459−818 京畿道 ピョンテッ ク市 セギョ−ドン 555 ブヨンアパー ト 507−1210 (72)発明者 崔 上 和 大韓民国 459−825 京畿道 ピョンテッ ク市 イチュン−ドン 589−3 テ−ジ ンアパート 105−205 Fターム(参考) 3K007 AB18 DB03 FA01 4K029 BA62 BC07 BD00 CA01 DB06 HA04 5F041 AA42 CA45 CA67 CA77 CA98

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバー;と、 真空チャンバー上部に配置され上下に移動してガラス基
    板を支持し、整列されたシャドーマスクをガラス基板上
    に密着させるための永久磁石を備えるシャドーマスクホ
    ルダーユニット;と、 シャドーマスクを搭載するためにシャドーマスクホルダ
    ーユニット下部に配置され、上部にあるガラス基板と搭
    載されたガラス基板とを整列するために外部に連結され
    た制御部によって制御される3軸位置移動手段と、1つ
    以上の永久磁石及び電磁石を含むシャドーマスク安着テ
    ーブル;と、 上記ガラス基板とシャドーマスクの整列状態を確認する
    ための光学整列確認手段;と、 真空チャンバー内で上記シャドーマスク安着テーブルを
    左右に移動させるための線形ガイド手段;と、 真空チャンバー外部に配置され上記3軸位置移動手段、
    線形ガイド手段、及び電磁石に印加される電流の極性と
    大きさを制御するための制御部とを含むことを特徴とす
    る有機電界発光素子製作用蒸着装置。
  2. 【請求項2】 上記シャドーマスクホルダーユニット
    は、永久磁石を含む磁石ブロックと磁石ブロック上部に
    固定されて磁石ブロックをチャンバー内で上下移動させ
    る支持棒と、上記磁石ブロックに対して上下に弾性移動
    できる基板ホルダーとからなり、 上記基板ホルダーは磁石ブロックの四隅に形成された貫
    通溝内に挿入される4つの弾性スプリングと、弾性スプ
    リング内部に挿入されて磁石ブロックに対して弾性的に
    上下移動する4つの上下移動棒と、2つの上下移動棒に
    結合されてガラス基板の縁部を係止するための係止突起
    を有する2つの基板支持バーとからなることを特徴とす
    る請求項1に記載の有機電界発光素子製作用蒸着装置。
  3. 【請求項3】 上記磁石ブロックは、底面側に所定間隔
    ごとに磁石安着溝が形成された上板と、上記上板に対応
    して所定間隔をおいて離隔された下板と、上記上板及び
    下板の間に水平方向に介在される多数の永久磁石と、上
    記上板と下板の間に設けられてこれらの縁部を支持する
    離隔フレームとからなることを特徴とする請求項2に記
    載の有機電界発光素子製作用蒸着装置。
  4. 【請求項4】 上記シャドーマスク安着テーブルは、一
    つ以上の電磁石・永久磁石アセンブリーを備えて3軸位
    置移動手段によって移動する電磁石ブロックと、シャド
    ーマスクを安着するためのマスク安着板とからなり、 上記それぞれの電磁石・永久磁石アセンブリーは電磁石
    コアと、電磁石コア下部に配置される永久磁石と、電磁
    石コア及び永久磁石を囲むロールと、ロール周囲に巻き
    取られているコイルとからなることを特徴とする請求項
    1に記載の有機電界発光素子製作用蒸着装置。
  5. 【請求項5】 上記線形ガイド手段は、シャドーマスク
    安着テーブルが安着される線形レール、及び上記線形レ
    ールに沿ってシャドーマスク安着テーブルを左右に移動
    させるための駆動手段で構成されることを特徴とする請
    求項1に記載の有機電界発光素子製作用蒸着装置。
  6. 【請求項6】 上記シャドーマスクホルダーユニット
    は、中空ブロックと、上記中空ブロック内部に配置され
    て永久磁石を含む磁石ブロックと、中空ブロック上部に
    固定され中空ブロックをチャンバー内で上下移動させる
    第1の支持棒と、上記第1の支持棒に挿入され一端が磁
    石ブロック上部に固定されて磁石ブロックを中空ブロッ
    ク内部で上下に移動させるための第2の支持棒と、上記
    中空ブロックに対して上下に弾性移動できる基板ホルダ
    ーとからなり、 上記基板ホルダーは、中空ブロックの四隅に形成された
    貫通溝内に挿入される4つの弾性スプリングと、弾性ス
    プリング内部に挿入され磁石ブロックに対して弾性的に
    上下移動する4つの上下移動棒と、2つの上下移動棒に
    結合されてガラス基板の縁部を係止するためのガラス基
    板係止突起を有する2つのガラス基板支持バーとからな
    ることを特徴とする請求項1に記載の有機電界発光素子
    製作用蒸着装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかの蒸着装置を用
    いた方法であって、上記シャドーマスクをホルダーユニ
    ット上にガラス基板を搭載して固定し、上記シャドーマ
    スクをシャドーマスク安着テーブルに密着させた後、ガ
    ラス基板の下に移動させる第1段階;と、 上記光学整列手段を利用して確認しながら、上記3軸位
    置移動手段を利用してシャドーマスク安着テーブルの位
    置を制御することによってガラス基板とシャドーマスク
    とを整列する第2段階;と、 上記電磁石に逆方向の電流を印加してシャドーマスク安
    着テーブルの磁力をホルダーユニットの磁力より小さく
    することによって、シャドーマスクが上向移動してガラ
    ス基板と密着されるようにする第3段階;と、 上記線形ガイド手段を利用してシャドーマスク安着テー
    ブルを蒸着作業空間の外へ移動させる第4段階;及び、 真空状態で上記チャンバー内で蒸着を遂行する第5段
    階;とで構成されることを特徴とする有機電界発光素子
    製作用蒸着方法。
  8. 【請求項8】 上記第3段階で、ホルダーユニットの磁
    力によってシャドーマスクがガラス基板に密着された
    後、ガラス基板と磁石ブロックを蒸着位置に上昇させて
    電磁石に印加されていた逆方向電流を遮断する第6段階
    をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の有機電
    界発光素子製作用蒸着方法。
  9. 【請求項9】 上記第1段階で、ガラス基板を搭載・固
    定する段階は、 上記磁石ブロックを上に移動させて基板ホルダーの上下
    移動棒がチャンバー上端に備えられたストッパーと干渉
    され、下に移動した状態でガラス基板をガラス基板支持
    バーのガラス基板係止突起に係止するように挿入する段
    階と;磁石ブロックを下に下げると、基板ホルダースト
    ッパーと上下移動棒との接触が解除されながら弾性スプ
    リングによって上下移動棒が上へ移動し、結果的に挿入
    されたガラス基板が磁石ブロックに密着・固定される段
    階とで構成されることを特徴とする請求項7または8に
    記載の有機電界発光素子製作用蒸着方法。
  10. 【請求項10】 上記第1段階で、ガラス基板を搭載・
    固定する段階の途中には、シャドーマスクがシャドーマ
    スク安着テーブル上に密着・固定するように上記電磁石
    に正方向電流を印加することによって、電磁石ブロック
    の磁力を増加させることを特徴とする請求項9に記載の
    有機電界発光素子製作用蒸着方法。
  11. 【請求項11】 請求項6項による蒸着装置を用いた方
    法であって、 上記磁石ブロックを中空ブロック上部に位置させた状態
    で、上記シャドーマスクホルダーユニット上にガラス基
    板を搭載して固定し、上記シャドーマスクをシャドーマ
    スク安着テーブル上に搭載する第1段階;と、 上記光学整列確認手段を利用して確認しながら、上記3
    軸位置移動手段を利用してシャドーマスク安着テーブル
    の位置を制御することによって、ガラス基板のシャドー
    マスクとを整列する第2段階;と、 上記磁石ブロックを中空ブロック下部に移動させ、上記
    電磁石に逆方向電流を印加してシャドーマスク安着テー
    ブルに及ぶ磁力をシャドーマスクホルダーユニットの磁
    力より小さくすることによって、シャドーマスクが上下
    移動してガラス基板と密着されるようにする第3段階;
    と、 上記線形ガイド手段を利用してシャドーマスク安着テー
    ブルを蒸着作業空間の外へ移動させる第4段階;及び、 真空状態で上記チャンバー内で蒸着を遂行する第5段
    階;とで構成されることを特徴とする有機電界発光素子
    製作用蒸着方法。
  12. 【請求項12】 上記第3段階で、シャドーマスクホル
    ダーユニットの磁力によってシャドーマスクがガラス基
    板に密着された後、シャドーマスクホルダーユニットを
    蒸着位置に上昇させ、電磁石に印加されていた逆方向電
    流を遮断する第5段階をさらに含むことを特徴とする請
    求項11に記載の有機電界発光素子製作用蒸着方法。
  13. 【請求項13】 上記第1段階でガラス基板を搭載・固
    定する段階は、 上記中空ブロックを上に移動させて基板ホルダーの上下
    移動棒がチャンバー上端に備えられた基板ホルダースト
    ッパーと干渉され、下に移動した状態でガラス基板をガ
    ラス基板支持バーのガラス基板係止突起に係止するよう
    に挿入する段階と、 中空ブロックを下に下げると、基板ホルダーストッパー
    と上下移動棒との接触が解除されながら、弾性スプリン
    グによって上下移動棒が上に移動し、結果的に挿入され
    たガラス基板が磁石ブロックに密着・固定される段階と
    で構成されることを特徴とする請求項11または12に
    記載の有機電界発光素子製作用蒸着方法。
  14. 【請求項14】 上記第1段階で、ガラス基板を搭載・
    固定する段階の途中には、シャドーマスクがシャドーマ
    スク安着テーブル上に密着・固定されるように上記電磁
    石に正方向電流を印加することによって、電磁石ブロッ
    クを磁力を増加させることを特徴とする請求項13に記
    載の有機電界発光素子製作用蒸着方法。
  15. 【請求項15】 上記第5段階の蒸着過程が完了した
    後、シャドーマスクを基板から分離するために、 上記線形ガイド手段を利用してシャドーマスク安着テ
    ーブルを蒸着作業空間に復帰させ、 シャドーマスクホルダーユニットを下に降下した後、
    上記磁石ブロックを中空ブロック上部に移動させてシャ
    ドーマスクをガラス基板から分離してシャドーマスク安
    着テーブル上に落下させる第7段階をさらに含むことを
    特徴とする請求項11または12に記載の有機電界発光
    素子製作用蒸着方法。
  16. 【請求項16】 上記の過程の途中に、上記電磁石に
    逆方向電流を印加することを特徴とする請求項15に記
    載の有機電界発光素子製作用蒸着方法。
  17. 【請求項17】 上記第5段階の蒸着過程が完了した
    後、シャドーマスクを基板から分離するために、 上記線形ガイド手段を利用してシャドーマスク安着テ
    ーブルを蒸着作業空間に復帰させ、 シャドーマスクホルダーユニットを下に降下した後、
    上記磁石ブロックを中空ブロック上部に移動させてシャ
    ドーマスク安着テーブルの電磁石に正方向電流を印加す
    ることによって、安着テーブルの磁力を増加させ、シャ
    ドーマスクをシャドーマスク安着テーブル上に落下させ
    る第8段階をさらに含むことを特徴とする請求項11ま
    たは12に記載の有機電界発光素子製作用蒸着方法。
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