JP2005332991A - カーボンナノチューブ発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低電圧で駆動可能な光デバイスを実現する。
【解決手段】 CNT発光素子21は、p−Si基板23と、その表面上に形成された厚さ100nmのSiO酸化膜25と、その上にある距離だけ離間して形成されたCo/Pt触媒27a、27bと、Co/Pt触媒27a及び27bとの間に形成されたCNT37と、CNT37のそれぞれの端部と接するように形成されたPd金属31とCa金属33と、Pd金属31、Ca金属33のそれぞれの上に形成されたAl電極35a、35bと、を有する正孔注入電極(31/35a)及び電子注入電極(33/35b)と、p型Si基板23の裏面に形成されたTi/Auからなるバックゲート電極39と、を有している。正孔注入電極と電子注入電極との間には、開口38が形成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、高効率なカーボンナノチューブ発光素子に関する。
カーボンナノチューブは、カイラリティにより半導体的特性をもつこと、ほぼ1次元伝導とみなせるような非常に細い線路を形成できることなどから、量子デバイス用途に適した特性を有していると言える。これまでにカーボンナノチューブを用いた発光素子としては、カーボンナノチューブの両端にTi電極(ソース電極、ドレイン電極)を設け、カーボンナノチューブに各Ti電極からそれぞれ電子と正孔とを同時に注入することにより、再結合発光させる素子が報告されている(例えば、非特許文献1参照)。また、量子ドットを利用した発光ダイオードとしては、GaAsのp-i-n接合発光ダイオードの中にInAs量子ドットを埋め込んだ構造が作成されている。この素子にわずかな電流を流し、InAs量子ドットに、p−GaAsからホールをn−GaAsから電子を注入することにより単一電子放出が起こる(非特許文献2参照)。
J.A.Misewich et al.,"Electrically Induced Optical Emission from a Carbon Nanotube FET", Science, p.783-786 Vol 300, 2 May 2003. Zhiliang Yuan et al., "Electrically Driven Single-Photon Source", Science, p.102-105 Vol 295, 4 January 2002.
ところで、上記非特許文献1の発光素子では、発光に必要な印加電圧が非常に高い(印加電圧として、4〜6V程度)という問題がある。この点に関して図9を参照しつつ、金属とカーボンナノチューブ(CNT)との接合と関連付けて説明を行う。図9は、上記Ti電極とカーボンナノチューブ(CNT)との接合の様子を示す図である。図9において、上図は真空の準位EVACを基準にしたTi電極とカーボンナノチューブCNTとのそれぞれのエネルギーバンド図であり、中図は、Ti電極とカーボンナノチューブCNTとを実際に接合した際のエネルギーバンド図であり、下図は、Ti電極に正の電圧を印加した際のエネルギーバンド図である。図9に示すように、Ti電極の仕事関数φは4.33eV程度であり、カーボンナノチューブCNTの仕事関数φCNT(4eV程度)とほぼ同等である。
従って、図9の中図に示すように、Ti電極とカーボンナノチューブCNTとを接合させると、Ti電極とカーボンナノチューブCNTとの仕事関数を素直に反映したバンド状態となり、カーボンナノチューブCNT側の価電子帯と伝導帯とに大きなバンド不連続(ΔE、ΔE)が形成される。バンド不連続値としては、約1eV程度の大きな値となる(価電子帯におけるバンド不連続値(ΔE)はきわめて小さい)。従って、下図のようにカーボンナノチューブCNTの両端に形成されたTi電極間に電圧を印加すると、図9に示すようにショットキー障壁が形成され、Ti電極の価電子帯近傍の正孔がカーボンナノチューブCNT内に輸送される際の障壁となり、一方、図示しない方のTi電極の伝導帯近傍の電子がカーボンナノチューブCNT内に輸送される際の障壁となり、電子と正孔とをカーボンナノチューブCNT内にその延在方向の反対方向から注入するためには、極めて高い電圧が必要となる。
また、上記非特許文献2の発光素子では、低い印加電圧で単一光子放出を実現しているものの、極低温でしか動作できないという問題がある。
本発明は、カーボンナノチューブ発光素子おいて、低い電圧でも発光するようにし、電極からカーボンナノチューブへの注入効率を向上させ、発光素子における発光効率を高めることを目的とする。本発明の他の1つの目的は室温で単一光子放出を実現することであり、他の別の目的は受光素子を提供することである。
本発明の一観点によれば、カーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブの延在方向の第1の位置に設けられた正孔注入電極と、前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられた電子注入電極とを有する発光素子が提供される。また、カーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブの延在方向の第1の位置に設けられ該カーボンナノチューブよりも仕事関数の大きい材料からなる正孔注入電極と、前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられ前記カーボンナノチューブよりも仕事関数の小さい材料からなる電子注入電極とを有する発光素子が提供される。さらに、基板と、該基板に形成されたカーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブの延在方向の第1の位置に設けられた正孔注入電極と、前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられた電子注入電極と、前記カーボンナノチューブに対して電圧を印加する制御電極とを有する発光素子が提供される。制御電極は、例えば、前記カーボンナノチューブの前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置に設けられるのが好ましい。また、金属のフェルミエネルギーとカーボンナノチューブの伝導帯底とのエネルギー不連続が小さくなる電極を用いることにより電子注入電極を構成することができる。
本発明の他の観点によれば、導電性基板と、該導電性基板の表面側に形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に形成されたカーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブの延在方向の第1の位置に設けられた正孔注入電極と、前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられた電子注入電極と、前記導電性基板の裏面側に設けられた制御電極とを有する発光素子が提供される。上記発光素子は、より具体的な構造として提供されるものである。
尚、前記カーボンナノチューブに代えて、カーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブに内包されたフラーレン又は金属内包フラーレンと、を有するピーポッド構造であって、同じ種類又は異なる種類の前記フラーレン又は金属内包フラーレンが、前記カーボンナノチューブの延在する方向にある順番で配置されていることを特徴とするピーポッド構造にすることも可能である。前記同じ種類又は異なる種類のフラーレン又は金属内包フラーレンは、前記カーボンナノチューブとの間にそれぞれ異なる混成軌道を形成し、カーボンナノチューブのエネルギーバンド構造を設計することができる。例えば、前記フラーレン又は異なる種類の金属内包フラーレンは、前記フラーレン又は異なる種類の金属内包フラーレンを配置した位置において量子井戸を形成する方向に前記カーボンナノチューブのエネルギーバンド構造を変調させることができる。前記同じ種類又は異なる種類のフラーレン又は金属内包フラーレンは、前記カーボンナノチューブを変形させる程度の径を有しているのが好ましい。カーボンナノチューブを変形させることにより、エネルギーバンド構造を変調させることが可能である。
尚、前記カーボンナノチューブを覆う誘電体膜を備えることにより、レーザーダイオードを形成することも可能である。
本発明の他の観点によれば、カーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブを露出する開口部に設けられた受光面と、該カーボンナノチューブの第1の位置に設けられた第1導電型の第1電極と、前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられ前記第1導電型とは第2導電型の第2電極とを有する受光素子が提供される。前記カーボンナノチューブの径又は前記カーボンナノチューブに内包させるフラーレン又は金属内包フラーレンにより、前記受光面から受光した光の検出波長領域を調整することができる。
本発明によれば、カーボンナノチューブに対して、正孔注入電極と電子注入電極とのそれぞれの接合を形成することができ、両電極間に電圧を印加することにより低い印加電圧でも正孔注入電極から注入された正孔と電子注入電極から注入された電子とをカーボンナノチューブ内において再結合させることができる。さらに、カーボンナノチューブ又はそれを用いたピーポッド構造による微細な構造を用いることにより、量子力学的効果を発現させることができ、一層効率の良い発光素子を実現することができる。
本発明に係るカーボンナノチューブ(以下「CNT」と略記する。)発光素子は、CNTに仕事関数の小さい材料を用いた電子注入電極と仕事関数の大きい材料を用いた正孔注入電極とを有することを特徴としている。ここで、仕事関数とは、真空中の表面から1個の電子を無限遠まで取り出すのに必要な最小エネルギーのことであり、材料表面の電子状態に固有の値となる。仕事関数は、通常、ケルビン法(振動容量法)、熱電子放出や光電子放出実験などで測定することができる。尚、ここで言及している金属の仕事関数とは、CNTと接する金属の仕事関数のことであり、例えば電極が多層構造の場合には、CNTと接する金属の仕事関数を指す。以下、本発明に係るCNT発光素子の原理について図面を参照しつつ説明を行う。本発明の実施の形態について説明する前に、まず、発明者の考察について図面を参照しつつ説明を行う。発明者は、CNTに設置する電極を構成する材料の選択によって、CNTに対して注入されるキャリアの種類つまり電子か正孔かを選択する方法を考えついた。
一般的な半導体(Siなど)と金属との接合においては、Si表面に形成されているダングリングボンド(非結合鎖)の影響のため、仕事関数と異種接合時のエネルギーバンド障壁との関連性が薄い。すなわち、一般的な半導体(Siなど)と金属との接合においては、Si表面に形成されているダングリングボンド(非結合鎖)の影響のため表面準位によるバンドピニングが生じ、それぞれの仕事関数を反映したバンド構造となりにくい。
一方、CNTの場合には、結晶構造が閉じた系となっているため、表面準位によるバンドピニングの影響を受けにくく、金属をCNTに接合させると、素直に金属とCNTとの仕事関数を反映したエネルギーバンドを形成するものと考えられる。
より詳細には、CNTとコンタクト電極との間に流れる電流が、コンタクト電極と半導体的CNTの界面に形成されるショットキー障壁で制御されることに着目し、電子を注入する側の電極、すなわち電子注入電極としてはCNTよりも仕事関数の小さい材料、例えばCaをコンタクト電極に用い、正孔を注入する側の電極、すなわち正孔注入電極としてはCNTよりも仕事関数の大きい材料を用いることを考えた。
図1及び図2を参照しつつ、金属とCNTとの接合についてより詳細に参照しつつ説明する。図1及び図2は、実際には1つのCNTの延在方向の異なる位置におけるエネルギーバンド図を示すものである。
図1は、AuやPdなどCNTよりも仕事関数の大きい(例えば5eV程度)金属とCNTとの接合の様子を示す図である。図1において、上図は真空の準位EVACを基準にしたAuやPdなどの金属とCNTとのそれぞれのエネルギーバンド図であり、中図は、AuやPdなどの金属とCNTとを実際に接合した際のエネルギーバンド図であり、下図は、AuやPdなどの金属に正の電圧を印加した際のエネルギーバンド図である。
上述のように、AuやPdなどの金属においては、仕事関数φが5eV程度である。一方、CNTの仕事関数φCNTは4eV程度である。従って、図1の中図に示すように、金属とCNTとを接合させると、金属とCNTとの仕事関数の差を素直に反映したエネルギーバンド構造となり、CNT側の価電子帯におけるバンド不連続(ΔE)をきわめて小さくすることができる。従って、下図のように金属にCNTに対して正の電圧を印加すると、金属の価電子帯近傍の正孔は容易にCNTに輸送可能であり、正孔電流がきわめて容易に(低電圧で)流れるようになる。尚、仕事関数がCNTよりも大きい金属としては、例えば、Au、Pd、Ni、Ptなどが挙げられる。
一方、図2に示すように、電極材料である金属として仕事関数φの小さい材料、例えばCaを選択すると(具体的には、φがφCNT/2程度)、図2の中図に示すように、Caなどの金属とCNTとの接合界面における伝導帯の不連続値であるΔEを極めて小さくすることができる。従って、図2の下図に示すように、Caなどの金属に対してCNTに正の電圧を印加すると、印加電圧をそれほど高くしなくても金属における伝導帯の電子がCNTの伝導帯に注入されやすく、電子電流が低電圧でも流れるようになる。尚、仕事関数がCNTよりも小さい金属としては、例えば、アルカリ金属であるCs、K、Liなど、アルカリ土類金属であるCa、Mgなどが挙げられる。
図1に示すように仕事関数の大きい材料(例えばPd)を正孔に対するCNT/電極界面のショットキーポテンシャル障壁を低下させた電極を正孔注入電極として用い、図2に示すように仕事関数の小さい材料(例えばCa)を電子に対するCNT/電極界面のショットキーポテンシャル障壁を低下させた電子注入電極として用い、正孔注入電極と電子注入電極とをCNTの延在方向に離間した位置に配置することにより、例えば、CNT発光ダイオード(LED)を構成することができる。
図3(A)は、本発明の第1の実施の形態による素子であり、上記のCNT発光ダイオード(以下、「CN−LED」と称する。)の概略構成を示す断面図である。図3(B)は、図3(A)に対応するCN−LEDのエネルギーバンド構造を示す図である。図3(A)に示すCN−LED1は、例えばBなどのp型不純物を高濃度にドーピングしたp−Si基板3と、その表面に形成され基板3を保護するとともに基板上に形成される電極間の絶縁性を確保するためのSiO絶縁膜5と、その上に形成されたCNT15と、CNT15のそれぞれの端部において接するように配置されたPd電極(正孔注入電極)7及びCa電極(電子注入電極)11と、を有している。基板は、その上に形成される素子を支持する機能を有するが、導電性を有する場合には、例えば基板裏面に電極を形成する場合に、基板上の素子(CNT)に対するゲート電極の一部としての機能を併せ持つ。尚、図3(A)では、導電性を有するSi基板3を用いたバックゲート電極構造を例示したが、一般的な基板又はSOI(Silicon on Insulator)基板などを用い、その上に設けたCNTに対して直接又は絶縁膜を介してゲート電極を形成することも可能である。
図3(B)に示すように、Pd電極7(正孔注入電極)とCa電極(電子注入電極)11との間に、Pd電極7に対してCa電極11に負の電圧を印加すると、Pd電極7側から正孔(ホール)が、Ca電極11側から電子(エレクトロン)がCNT15内に注入され、CNT15の延在する方向において互いに近づくように移動する。注入された正孔と電子とがCNT内において再結合すると、再結合に伴う光hνが発生する。
以下、図4を参照しつつ、CNT発光素子の詳細な構造と製造方法の一例について説明する。発光素子としては、発光ダイオード(LED)、レーザーダイオード(LD)などが含まれる。図4に示すように、本実施の形態によるCNT発光素子21は、p−Si基板23と、その表面上に形成された厚さ100nmのSiO酸化膜25と、その上にある距離だけ離間して形成されたCo/Pt触媒27a、27bと、Co/Pt触媒27a及び27bとの間に形成されたCNT37と、CNT37のそれぞれの端部と接するように形成されたPd金属31とCa金属33と、Pd金属31、Ca金属33のそれぞれの上に形成されたAl電極35a、35bと、を有する正孔注入電極(31/35a)及び電子注入電極(33/35b)と、p型Si基板23の裏面に形成されたTi/Auからなるバックゲート電極39と、を有している。正孔注入電極と電子注入電極との間には、開口38が形成される。尚、本実施の形態では、Ca/Alのそれぞれの厚みは、3nm/250nmとした。また、p型Si基板はCNTの発光帯ではほぼ透明である。
次に、図4を参照して、CNT発光素子の製造工程について説明する。まず、p型Si/基板23を準備し、表面にSiO酸化膜25を形成し、裏面にバックゲート電極39を形成する。次いで、表面にCo/Pt触媒層を形成し、パターニングによりCo/Pt触媒27a、27bを形成する。さらに、アルコールCCVD(alcohol CCVD;Catalytic Chemical Vapor Deposition)法によりCo/Pt触媒27a、27b間に位置制御されたSWNT(単層カーボンナノチューブ)37を成長する。成長条件は、例えば、成長温度が900℃、ガス流量がAr/COH(100/50cm/min)、ガス圧が200Pa、成長時間が1時間である。次いで、SWNT37と接するようにPd/Alからなる正孔注入電極31/35aとCa/Alからなる電子注入電極33/35bとを例えば公知のリソフラフィ、真空蒸着、リフトオフ法により形成する。正孔注入電極31/35aと電子注入電極33/35bとの間には、CNTの表面を露出する開口38が形成されている。尚、SWNTなどのCNTを、基板23上で成長せずに、既に成長済みのCNTを基板23上に配置する方法を用いても良い。
CNTは、理想的な一次元量子細線構造を有しており、キャリアひとつ毎の伝導を制御できることから、1パルス当たり1光子という状況を作り出すことも可能であり、いわゆる、単一光子放出素子を実現することができる。単一光子は観測されることにより不確定性原理に起因して光子の状態が大きく変化することから、光子を他者に観測されたことを検知することが可能である。従って、単一光子放出素子は、例えば、いわゆる秘匿性の高い量子暗号通信にも利用可能である。さらに、CNTの発光波長は光ファイバの透過率の最も大きい1.55μmに合わせることが可能であり、光による通信関連技術の重要な要素技術である。加えて、CNT内では後から注入された電子及び正孔は、先に注入された電子又は正孔を追い抜くことができないため、例えば通信技術において問題となる誤り率(BER:Bit Error Rate)を小さくできるという利点がある。
尚、上記LEDの構造により、発光に必要なドレイン電圧が低下するとともに、電子やホールの注入効率が向上し、発光効率も向上する。発光波長λ(μm)は、CNTの直径d(nm)によって決まり、より詳細には以下の式で表される。
λ=1.48×d
すなわち、CNTの径によりLEDの発光波長を調整することができる。
図4に示す量子構造は、量子計算や量子通信に応用可能である。本実施の形態によるCN−LED構造では、低いドレイン電圧で発光動作が可能なため、ゲート電極39を設け、ゲート電圧の制御により単一電子注入および単一正孔注入動作をさせることにより、単一光子放出動作が可能となる。尚、従来報告されていた極低温で動作する単一光子放出素子は、例えばGaAsなどの化合物半導体により微細加工技術を駆使することで作製されたものがあるが(前述の非特許文献2参照)、この構造に比べて、本実施の形態による素子は、CNTを自己組織的に得ることができるため、素子作製方法が簡便であり、かつ、CNTのサイズを非常に微細にできるため、室温での単一光子放出動作が可能であるという利点がある。また、動作電圧も0.5〜1V程度と低くなるため、動作時における低消費電力化が可能になる。
以上、本実施の形態によるCNT発光素子では、低い電圧でも電子と正孔とをCNTに注入することができ、効率の良いCNT発光素子を提供することができるとともに、量子力学的な効果を利用した単一光子放出素子構造により、量子計算や量子通信などに応用可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態によるCNT発光素子について図面を参照しつつ説明を行う。本明細書において、異種フラーレンとは、例えば、SWNTなどのCNT内に配置された場合に、CNTとの間に形成する軌道が異なるフラーレン或いはCNTのエネルギーバンドの変調量が異なるフラーレンを含む。この場合に、イオン価数に従ってCNTに電子を供与することにより混成軌道を形成すること、CNTの変形により、バンドギャップが変調されることなどによりCNTのエネルギーバンド構造に変調を施すことができるものと考えられる。フラーレンピーポッドにおける内包フラーレンとしては、C60、C78、C90を、金属内包フラーレンピーポッドの内包フラーレンとしては、Gd@C82、Dy@C82、Ti@C80、Ce@C80、Gd@C92を用いることができる。図5は、これらのフラーレンピーポッドを用いてFETを作成した場合のオフ領域の電圧幅(バンドギャップと対応する値)と、内包金属の電荷移動数(内包金属のイオン価数)との関係を求めたグラフである。図5に示すように、フラーレンの大きさ及び電荷移動数とはCNTのバンドギャップと高い関連性を示しており、内包するフラーレンの種類を選択することにより、バンドギャップを調整できることがわかる。さらに、フラーレンの大きさと電荷移動数との異なる内包フラーレンをCNT内に配置することにより、CNTの延在方向におけるバンド変調を行うことができる可能性を示唆している。すなわち、図5の結果を踏まえると、同じ種類の内包フラーレン又は異なる種類を含む内包フラーレンを、直径数nm程度のCNTの延在方向に配置したピーポッド構造又は異種ピーポッド接合構造を用いるとCNTの延在方向に関するバンドエンジニアリング(エネルギーバンド構造を所望の構造に設計する技術)が可能であることがわかる。例えば、内包させるフラーレンの種類により、CNTの径が変化すること、あるいはCNTとフラーレンとの間で混成軌道を形成することにより、エネルギーバンド構造を変調させることができる。尚、フラーレン内包ピーポッドは前述のCCVD法により形成可能である。
図6(A)は、本実施の形態によるCNTの構造断面図であり、図6(B)は、図6(A)に示すCNTのエネルギーバンド構造を示す図である。図6(A)に示すように、C60とCe@C82とを順番にCNT内に内包させると、CNTの延在方向にC60とCe@C82とを位置制御して配置することができる。図6(A)においては、図の右側から順番に3つのC60と2つのCe@C82と3つのC60とが順番に配置されている。
図6(A)の構造に対応するエネルギーバンド構造(図6(B))に示すように、C60が配置されている位置におけるCNTのエネルギーバンド構造と、Ce@C82が配置されている位置におけるCNTのエネルギーバンド構造と、は異なる。各構成要素の符号は、図3(A)に示すものと同じ符号を付している。より具体的には、図6(B)に示すように、Ce@C82が配置されている位置におけるCNTのバンドギャップは、C60が配置されている位置におけるCNTのバンドギャップと比べて小さく、その位置にはいわゆる量子井戸が形成されている。この量子井戸内においてはキャリアの閉じ込めにより電子及び正孔のエネルギー準位が離散的になっており、伝導帯側には電子の、価電子帯側には正孔のそれぞれのエネルギー準位が形成されている。
尚、CNTの延在方向に同種のフラーレンを内包させたピーポッド構造の場合でも、CNTに内包するフラーレンの種類によりCNTのエネルギーバンド構造を変えることができる。すなわち、図6(A)の構造に代えて、例えば、CNTに内包するフラーレンとしてC60のみを用いた場合とC78のみを用いた場合とでは、CNTのバンド構造が異なるため、発光波長を予め調整しておくことができる。
図7(A)、(B)は、それぞれ、図6(A)、(B)に示すピーポッド構造15’を図3に示すCNT15の代わりに用いたLEDの構造と対応するエネルギーバンド構造とを示す図であり。その他の構造は同様である。
図7(A)、(B)に示す構造において、正孔注入電極(Pd)7と電子注入電極(Ca)11との間に、正孔注入電極(Pd)7に対して正の電圧を印加すると、正孔注入電極(Pd)7から正孔が、電子注入電極(Ca)11から電子がCNT内に注入され、量子井戸内において電子と正孔とが再結合しエネルギー準位間のエネルギー差に対応する波長を有する光が発生する。電子と正孔との再結合によって発生する光は量子井戸において蓄積され増倍されるため、高効率な発光が得られる。また、ピーポッドにおいては内包するフラーレンの種類により、CNTのバンドギャップを調整することができるため、内包するフラーレンの種類により所望の発光波長を得ることができる。換言すれば、一般的な量子井戸構造の発光素子では、量子井戸構造を形成する材料を決めれば、量子井戸のサイズ(積層構造のうち量子井戸に対応する層の厚さ)に依存して波長が決まる。これに対して、本実施の形態によるCNTピーポッドでは、内包するフラーレンの種類と分子の個数によって発光波長を調整することができる。内包するフラーレンの種類に関しては選択の自由度が高く、一般的な発光素子に比べて発光波長の調整が原理的に容易であるという利点がある。
次に、本発明の第3の実施の形態によるCNTを用いた発光素子について図面を参照しつつ説明を行う。本実施の形態による発光素子は、上記各実施の形態によるCN−LEDに、光共振器構造を設けた構造を有しており、これによりレーザーダイオード(LD)を作製することができる。図8は、本実施の形態によるカーボンナノチューブLDの構造例を示す断面図である。図8に示すように、本実施の形態によるカーボンナノチューブLD51は、図3(A)に示すカーボンナノチューブLEDにおいて、例えば、SiO55を表面に形成したpSi基板53上に形成した正孔注入電極(Pd)57と、電子注入電極(Ca)61との間に形成されたCNT63の周囲を誘電体膜、例えば誘電体多層膜ミラー65で覆うことにより光共振器を形成する。光共振器としては、高反射率のミラーで構成される必要があり、例えば、CNT63の周囲を上記誘電体多層膜ミラー65で覆う構造により実現することができる。誘電体多層膜ミラーは、通常、2種類の酸化膜(TiO,Ti,Ta,ZrO,SiO,SiOなど)を交互に積層することで形成可能である。尚、CNTとしては、第1の実施の形態によるCNTを用いても良く、或いは、第2の実施の形態によるピーポッド構造を用いることができる。
本実施の形態によるカーボンナノチューブLDによれば、量子力学的な効果が発現する微細なレーザー素子を形成することができる。また、ピーポッド構造を用いると、レーザーの発光効率がさらに向上する上に、異種フラーレンを配置する位置に応じて発光位置を微細に調整することができるという利点もある。
次に、本発明の第4の実施の形態による素子について簡単に説明する。本実施の形態による素子は、例えば図4に示す構造において、CNTを露出させる開口部を設け、この開口部に入射した光に基づいて発生する電位差に基づく電流を検出する受光素子を形成することも可能である。この構造では、バイアスを印加しない状態において特定の波長の光がCNT(ピーポッド構造を含む)に照射されると、CNTの延在方向の異なる位置に設けられた第1電極と第2電極との間に光起電力が生じる。また、この受光素子構造の場合には、電極からCNT内に注入されるキャリアを抑制するために、PINフォトダイオードのように発光素子の場合とは逆のバイアス電圧を印加し、高速応答可能な受光素子として働かせることができる。この際には、例えばCa電極は正孔に対して、Pd電極は電子に対して、大きなショットキー障壁を形成するため、暗電流を抑制することができ、高速かつS/N比の良好なフォトダイオードが実現できる。尚、CNTの径又はピーポッドにおける内包するフラーレンの種類に応じてCNTのバンドギャップを変調させることができ、これに応じて検出可能な光の波長が変化するため、異なる波長帯の光を検知する種々の光検出器を製造することも可能である。
本発明は、CNTを用いた各種光デバイスに応用できる。さらに、光量子デバイスへの応用も可能である。
電極材料として仕事関数の比較的大きな金属を用い、この金属とCNTとに関するエネルギーバンド構造を示す図であり、上図は真空の準位EVACを基準にした金属とCNTとのそれぞれのエネルギーバンド図であり、中図は、金属とCNTとを実際に接合した際のエネルギーバンド図であり、下図は、金属に正の電圧を印加した際のエネルギーバンド図である。 電極材料として仕事関数の比較的小さい材料を選択した場合の図であり、図1に対応する図である。 本発明の第1の実施の形態によるCN−LEDの構造断面図(図3(A))と、そのエネルギーバンド構造(図3(B))を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるCN−LEDのより具体的な構造を示す断面図である。 フラーレンピーポッドを用いて作成したFETのオフ領域の電圧幅であって、バンドギャップと対応する値と、内包金属の電荷移動数(内包金属のイオン価数)との関係を求めたグラフである。 本発明の第2の実施の形態による発光素子の原理を示す図であり、図6(A)は金属内包ピーポッドの構造例を示す図であり、図6(B)は対応するエネルギーバンド構造を示す図である。 図7(A)及び図7(B)は、図6(A)及び図6(B)に示す構造を用いてLEDを構成した発光素子の構造断面図とエネルギーバンド図である。 本発明の第3の実施の形態によるCNTを用いた発光素子であって、上記各実施の形態によるCN−LEDに、光共振器構造を設けた構造を有するレーザーダイオードの構造を示す断面図である。 Ti電極(Metal)とCNTとの接合の様子を示す図である。図9において、上図は真空の準位EVACを基準にしたTi電極とCNTとのそれぞれのエネルギーバンド図であり、中図は、Ti電極とCNTとを実際に接合した際のエネルギーバンド図であり、下図は、Ti電極に正の電圧を印加した際のエネルギーバンド図である。
符号の説明
1…CN−LED、3…p−Si基板、5…SiO絶縁膜、7…Pd電極(正孔注入電極)、11…Ca電極(電子注入電極)、15…カーボンナノチューブ(CNT)、21…CNT発光素子、23…p−Si基板、25…SiO酸化膜、27a、27b…Co/Pt触媒、31…Pd金属、33…Ca金属、35a、35b…Al電極、37…CNT、39…バックゲート電極。

Claims (14)

  1. カーボンナノチューブと、
    該カーボンナノチューブの延在方向の第1の位置に設けられた正孔注入電極と、
    前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられた電子注入電極と
    を有する発光素子。
  2. カーボンナノチューブと、
    該カーボンナノチューブの延在方向の第1の位置に設けられ該カーボンナノチューブよりも仕事関数の大きい材料からなる正孔注入電極と、
    前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられ前記カーボンナノチューブよりも仕事関数の小さい材料からなる電子注入電極と
    を有する発光素子。
  3. 基板と、
    該基板に形成されたカーボンナノチューブと、
    該カーボンナノチューブの延在方向の第1の位置に設けられた正孔注入電極と、
    前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられた電子注入電極と、
    前記カーボンナノチューブに対して電圧を印加する制御電極と
    を有する発光素子。
  4. 導電性基板と、
    該導電性基板の表面側に形成された絶縁膜と、
    該絶縁膜上に形成されたカーボンナノチューブと、
    該カーボンナノチューブの延在方向の第1の位置に設けられた正孔注入電極と、
    前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられた電子注入電極と、
    前記導電性基板の裏面側に設けられた制御電極と
    を有する発光素子。
  5. 前記カーボンナノチューブに代えて、
    カーボンナノチューブと、該カーボンナノチューブに内包されたフラーレン又は金属内包フラーレンと、を有するピーポッド構造であって、同じ種類又は異なる種類の前記フラーレン又は金属内包フラーレンが、前記カーボンナノチューブの延在する方向にある順番で配置されているピーポッド構造を備えたことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の発光素子。
  6. 前記異なる種類のフラーレン又は金属内包フラーレンは、前記カーボンナノチューブとの間にそれぞれ異なる混成軌道を形成することを特徴とする請求項5に記載の発光素子。
  7. 前記同じ種類又は異なる種類のフラーレン又は金属内包フラーレンは、前記カーボンナノチューブを変形させる程度の径を有していることを特徴とする請求項5又は6に記載の発光素子。
  8. 前記異なる種類の金属内包フラーレンは、電荷移動数の異なる金属内包フラーレンであることを特徴とする請求項5又は6に記載の発光素子。
  9. 前記同じ種類又は異なる種類の金属内包フラーレンは、内包金属イオンによる前記カーボンナノチューブのエネルギーバンド構造を変調させることを特徴とする請求項5又は6に記載の発光素子。
  10. 前記フラーレン又は異なる種類の金属内包フラーレンは、前記フラーレン又は異なる種類の金属内包フラーレンを配置した位置において量子井戸を形成する方向に前記カーボンナノチューブのエネルギーバンド構造を変調させることを特徴とする請求項5又は6に記載の発光素子。
  11. 前記カーボンナノチューブは、SWNTであることを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の発光素子。
  12. さらに、前記カーボンナノチューブを覆う誘電体膜を備えることを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の発光素子。
  13. カーボンナノチューブと、
    該カーボンナノチューブを露出する開口部に設けられた受光面と、
    該カーボンナノチューブの第1の位置に設けられた第1導電型の第1電極と、
    前記カーボンナノチューブの延在方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に設けられた第2導電型の第2電極と
    を有する受光素子。
  14. 前記カーボンナノチューブの径又は前記カーボンナノチューブに内包させるフラーレン又は金属内包フラーレンにより、前記受光面から受光した光の検出波長領域を調整することを特徴とする請求項13に記載の受光素子。

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