JP2003182158A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2003182158A
JP2003182158A JP2001380975A JP2001380975A JP2003182158A JP 2003182158 A JP2003182158 A JP 2003182158A JP 2001380975 A JP2001380975 A JP 2001380975A JP 2001380975 A JP2001380975 A JP 2001380975A JP 2003182158 A JP2003182158 A JP 2003182158A
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孝一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字装置において、印字媒体の使用量を最小
限に抑え、健常者及び視覚障害者の双方に対して、印字
媒体の同一印字面から印字内容を案内する。 【解決手段】 印字装置であるレシートプリンタは、熱
エネルギーが加えられることにより点字構成要素である
凸部Tを生成する印字媒体であるロール紙に対して、印
字データに基づいて、駆動制御手段により用紙搬送機
構、インクジェットヘッド及びサーマルヘッドを駆動制
御して、インクジェットヘッドにより記録される文字M
とサーマルヘッドにより生成される凸部Tで構成される
点字とを重ねて印字する印字手段を備え、レシートRを
発行する。これにより、発行されたレシートRは、同一
印字面に文字Mと点字とが重ねて印字されているので、
ロール紙の使用量を最小限に抑え、健常者及び視覚障害
者の双方に対して、レシートRの同一印字面から印字内
容を案内することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字と点字とを印
字する印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、文字を印字する印字装置として
は、様々な装置が開発され実用化されている。例えば、
レシートを発行するレシートプリンタ、ラベルに対して
印字するラベルプリンタ及びチケットを発行するチケッ
トプリンタ等が普及している。
【0003】このような印字装置、例えば、レシートプ
リンタは、通常、商品の販売データを処理する商品販売
データ処理装置であるPOS(Point of Sales:販売時
点管理)端末やECR(Electronic Cash Register:電
子式キャッシュレジスタ)等に内蔵されて使用される。
【0004】ところが、このような印字装置によって印
字された用紙、例えば、レシートやラベル等は、一般的
に、通常の視力能力を有する人間(以下、健常者とす
る)を対象として文字のみを印字しているため、視覚障
害者に対して印字内容を案内することができないという
問題がある。
【0005】そこで、近年においては、視覚障害者に対
して印字内容を案内するために、凸部を用紙の表面に形
成することによって点字を印字する点字印字装置が実用
化されている。
【0006】例えば、熱発泡層を有する転写フィルムに
レーザ光を照射し、被転写用紙に熱発泡層を転写するこ
とによって凸部を用紙の表面に形成して、点字を印字す
るようにした点字形成装置がある。
【0007】また、表面に発泡剤含有膜を有する用紙
に、点字を黒インクによって印字し、赤外線を照射し
て、黒色部分を集中的に加熱して発泡させることによっ
て凸部を用紙の表面に形成して、点字を印字するように
した点字形成装置がある。
【0008】さらに、表面に発泡剤含有膜を有する用紙
に点字原形用紙を重合し、赤外線を含む光線を照射して
発泡剤を発泡させることによって凸部を用紙の表面に形
成して、点字を印字するようにした点字形成装置があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの点字
印字装置では、レーザ光を照射する機構、赤外線を照射
する機構、あるいは、点字原形用紙や赤外線を含む光線
を照射する機構等を必要とするため、装置が複雑になっ
てしまう。
【0010】また、このような点字印字装置によって点
字が印字された用紙は、視覚障害者に対して印字内容を
案内することができるが、逆に、視覚障害者の家族等の
健常者に対して同じ印字内容を案内することができなく
なり問題である。
【0011】そこで、同じ内容を通常及び点字用紙にそ
れぞれ印字することにより視覚障害者及び健常者の双方
に対して同じ印字内容を案内することが考えられるが、
この場合には、使用する用紙量が多くなるという問題が
ある。
【0012】本発明は、装置が複雑になることを防止し
て、印字媒体の使用量を最小限に抑え、健常者及び視覚
障害者の双方に対して、印字媒体の同一印字面から印字
内容を案内することができる印字装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の印字装置は、印
字面を有し、熱エネルギーが加えられることにより点字
構成要素を生成する構造を有する印字媒体に対して、印
字データに基づいて、駆動制御手段により用紙搬送機
構、第一の印字部、例えば、インクジェットヘッド又は
サーマルヘッド、及び、第二の印字部、例えば、サーマ
ルヘッドを駆動制御して、第一の印字部により記録され
る文字と第二の印字部により生成される点字構成要素で
構成される点字とを重ねて印字する印字手段を備える。
【0014】したがって、文字と点字とが印字媒体の同
一印字面に重ねて印字される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態におけ
る印字装置について説明する。本実施の形態において
は、印字装置の一例として、ECRに内蔵されたレシー
トプリンタについて図1ないし図5に基づいて説明す
る。
【0016】図1は、ECR1を概略的に示す外観斜視
図である。図1に示すように、ECR1は、金銭を収納
するドロワ2の上に載置されており、このドロワ2の引
出3の開閉を制御する。このECR1の筐体4には、各
種のキーが集合する入力装置であるキーボード5、鍵
(図示せず)によって業務モードを切り替えるモードキ
ー6、印字されたレシートRを発行するレシート発行口
7が設けられている。また、ECR1の右側上方には、
オペレータ側の表示手段として機能するディスプレイ8
aが配置され、このディスプレイ8aの近傍には例えば
商品の売価や合計金額等のみ表示する補助表示手段とし
て機能する客側ディスプレイ8bが立設されている。こ
のようなECR1に内蔵されているレシートプリンタ1
a(図2参照)は、レシート発行口7からレシートRを
発行する構造になっている。
【0017】図2は、レシートプリンタ1aの内部構造
の概略を示す縦断側面図である。図2に示すように、レ
シートプリンタ1aには、印字媒体であるロール紙9が
搬送される用紙搬送経路10が、ロール紙9を保持する
ロール紙保持部11から、ロール紙9に所定事項を文字
Mで印字する文字印字部12、ロール紙9に所定事項を
点字で印字する点字印字部13、及び、所定事項が印字
されたロール紙9を切断するカッタ機構14を経由し
て、切断されたロール紙9がレシートRとして発行され
るレシート発行口7まで続くように形成されている。
【0018】文字印字部12は、用紙搬送経路10中に
設けられたガイド15と、ガイド15に用紙搬送経路1
0を介して対向する位置に位置付けられ、ガイド15か
ら一定距離だけ離されて配設されたインクジェットヘッ
ド16とにより形成されている。このインクジェット1
6がロール紙9に対して記録動作を行う第一の印字部で
ある。そして、インクジェットヘッド16は、複数のノ
ズル(図示せず)をライン状に備え、これらのノズルが
用紙搬送方向に直交するように配設されている。
【0019】点字印字部13は、用紙搬送経路10中に
設けられたプラテンローラ17と、プラテンローラ17
に用紙搬送経路10を介して接離自在に配設されたサー
マルヘッド18とにより形成されている。このサーマル
ヘッド18が、ロール紙9に対して熱エネルギーを加え
る第二の印字部であり、請求項6記載の第二のサーマル
ヘッドである。
【0020】このサーマルヘッド18は、複数の発熱抵
抗体(図示せず)をライン状に備え、これらの発熱抵抗
体が用紙搬送方向に直交するように位置付けられ、プラ
テンローラ17に所定の加圧力で当接するように付勢さ
れて設けられている。
【0021】ここで、プラテンローラ17は、ローラモ
ータ34(図4参照)を駆動源として回転駆動し、ロー
ル紙9をロール紙保持部11からレシート発行口7へ搬
送する。これが、用紙搬送機構である。
【0022】カッタ機構14は、形状が同じ平板状の固
定刃19と可動刃20とを組み合わせて形成され、固定
刃19に対して可動刃20を摺動させることによって、
用紙搬送機構により搬送されるロール紙9を任意の位置
で切断するものである。
【0023】固定刃19は、用紙搬送経路10に対して
上方に設けられ、可動刃20は、用紙搬送経路10に対
して下方に配設され、非可動時に、両刃が離れた状態で
保持される構造になっている。そして、可動刃20は、
カッタモータ34(図4参照)を駆動源として駆動す
る。
【0024】ここで、ロール紙保持部11に装着される
ロール紙9としては、発泡紙21が使用されている。図
3は、発泡紙21a、21bの概略を示す拡大断面図
で、(a)はベース層22上に熱発泡層23だけを有す
るもので、(b)は熱発泡層23上に文字層24を有す
るものである。
【0025】図3(a)に示すように、発泡紙21a
は、ベースとなるベース層22の上に、発泡剤23aを
含有する熱発泡層23を積層することによって構成され
ている。この発泡剤23aは、所定の熱エネルギーが加
えられることによって発泡する。したがって、熱発泡層
23は、所定の熱エネルギーが加えられ、発泡剤23a
が発泡することによって、ベース層22に対し反対側へ
隆起する。これにより、発泡紙21aの表面には、点字
構成要素である凸部Tが形成される。
【0026】つまり、熱発泡層23は、熱エネルギーが
加えられることにより状態遷移して凸部Tを生成する構
造であり、例えば、必要に応じて拡散された発泡剤23
aを有するバインダー樹脂等により形成されている。ま
た、熱発泡層23は、その表面にインクが定着するよう
に形成されている。
【0027】次に、図3(b)のように、文字Mが印字
される文字層24を有する発泡紙21bは、ベース層2
2の上に熱発泡層23を積層し、この熱発泡層23の上
に文字層24を積層することによって構成されている。
この文字層24は、インクがにじまず定着しやすい膜や
普通紙等で形成されているが、これに限るものではな
く、インクが定着するものであれば良い。
【0028】これらの発泡紙21a、12bは、熱発泡
層23及び文字層24を外周側にして、長さ方向の一端
側からロール状に巻き上げられており、このロール紙9
は、外周面を印字面として、レシートプリンタ1aのロ
ール紙保持部11に装着されて使用される。
【0029】図4は、レシートプリンタ1aに備えられ
た各部の電気的接続を示すブロック図である。図4に示
すように、レシートプリンタ1aには、各種入力及び格
納データを演算処理し各部の動作を制御するCPU(Ce
ntral Processing Unit)25が設けられている。そし
て、このCPU25には、バスライン26を介して、印
字プログラム及び制御プログラム等の固定的データを予
め格納するROM(Read Only Memory)27と、印字デ
ータ等の各種データを書換え自在に格納するRAM(Ra
ndom Access Memory)28とが接続されている。このR
AM28は、必要に応じて複数個設けられ、バッテリに
よってバックアップされているものである。
【0030】RAM28には、図示しないが、印字デー
タを一時的に格納する印字バッファ、印字開始位置や印
字終了位置等を設定する文字印字フォーマット及び点字
印字フォーマット、画像イメージが展開される文字画像
バッファ及び点字画像バッファが設けられている。
【0031】図5は、レシートRの印字フォーマット及
び印字例を示す平面図である。図5に示すように、文字
印字フォーマットは、店名及び日付等の印字開始位置が
それぞれ所定の位置に設定され、商品名等の印字開始位
置がロール紙9の左端に設定されて、単価等の印字終了
位置がロール紙9の右端に設定されている。
【0032】そして、点字印字フォーマットは、全ての
印字内容の印字開始位置がロール紙9の左端に設定さ
れ、商品名やそれに対応する単価を一行毎にロール紙9
の左端から連続的に印字するように設定されている。こ
れにより、一行あたりの点字数を最大にするようにして
いる。
【0033】また、CPU25には、キャラクタジェネ
レータ29がバスライン26を介して接続されており、
このキャラクタジェネレータ29には、印字する文字M
を示す文字キャラクタパターンが文字コードに対応して
記憶され、印字する点字を示す点字キャラクタパターン
が点字コードに対応して記憶されている。これらの文字
及び点字キャラクタパターンは、ドットの集合によって
キャラクタの形態を表現している。そして、点字は、一
文字が縦3点、横2点、合計6点の凸部T(図3及び図
5参照)の組み合わせで構成されている。
【0034】さらに、CPU25には、バスライン26
を介して、インクジェットヘッド制御回路30が接続さ
れ、このインクジェットヘッド制御回路30にインクジ
ェットヘッド16が接続されており、サーマルヘッド制
御回路31が接続され、このサーマルヘッド制御回路3
1にサーマルヘッド18が接続されている。
【0035】また、CPU25には、バスライン26を
介して、モータ制御回路32が接続されており、このモ
ータ制御回路32にローラモータ33とカッタモータ3
4とが接続されており、ECR1から印字データ等の各
種データを受信する通信I/F(インターフェース)3
5が接続されている。ここで、インクジェットヘッド制
御回路30、サーマルヘッド制御回路31及びモータ制
御回路32が駆動制御手段である。
【0036】このような構成において、ROM27に格
納された印字プログラムに基づいてレシートプリンタ1
aが実行するレシート発行処理について説明する。
【0037】レシートプリンタ1aは、ECR1から送
信された印字データを通信I/F35によって受信す
る。受信した印字データは、印字バッファに一時的に格
納する。ここで、印字データは、文字コードによって、
印字内容を指定している。
【0038】そして、レシートプリンタ1aのCPU2
5は、キャラクタジェネレータ29を参照し、印字バッ
ファに格納された印字データの文字コードに対応する文
字キャラクタパターンを検索して、検索した文字キャラ
クタパターンを文字印字フォーマットに基づいて(図5
参照)、画像イメージとしてRAM28内の文字画像バ
ッファにドット展開する。
【0039】次に、CPU25は、印字バッファに格納
された印字データを点字印字データに変換する。ここ
で、点字印字データは、文字キャラクタパターンに対応
する文字コードを点字キャラクタパターンに対応する点
字コードに置き換えたものである。
【0040】CPU25は、キャラクタジェネレータ2
9を参照して、変換した点字印字データの点字コードに
対応する点字キャラクタパターンを検索して、検索した
点字キャラクタパターンを点字印字フォーマットに基づ
いて(図5参照)、画像イメージとしてRAM28内の
点字画像バッファにドット展開する。
【0041】このようにして、印字領域へのドットの割
付が行われ、文字画像バッファ及び点字画像バッファに
は、例えば、1レシート分の印字データ及び点字印字デ
ータがそれぞれドット展開される。
【0042】そして、レシートプリンタ1aは、印字プ
ログラム及び制御プログラムに基づいて、このようにド
ット展開された画像イメージをロール紙9に印字する。
【0043】まず、レシートプリンタ1aのCPU25
は、モータ制御回路32により用紙搬送機構を駆動制御
する。つまり、CPU25は、モータ制御回路32によ
りローラモータ33を駆動制御して、プラテンローラ1
7を回転させて、ロール紙9をロール紙保持部11から
レシート発行口7へ向けて順次搬送させる。
【0044】次に、レシートプリンタ1aは、搬送され
ているロール紙9に対して、文字印字部12によって、
画像イメージを印字する。詳述すると、レシートプリン
タ1aのCPU25は、文字画像バッファに展開された
画像イメージに基づいて、1ライン毎に、インクジェッ
トヘッド制御回路30によりインクジェットヘッド16
を駆動制御して、インクジェットヘッド16のノズルか
らインクを選択的に吐出させることによって、文字Mを
ロール紙9の印字面に印字する。
【0045】そして、レシートプリンタ1aは、搬送さ
れているロール紙9における文字Mが印字された印字行
に対して、点字印字部13によって、画像イメージを印
字する。詳述すると、レシートプリンタ1aのCPU2
5は、点字画像バッファに展開された画像イメージに基
づいて、1ライン毎に、サーマルヘッド制御回路31に
よりサーマルヘッド18を駆動制御して、サーマルヘッ
ド18の多数の発熱抵抗体を選択的に通電させて発熱さ
せ、ロール紙9の熱発泡層23の発泡剤23aを部分的
に発泡させて、ロール紙9の印字面に凸部Tを形成する
ことによって、点字をロール紙9の印字面に印字する。
ここに、印字手段としての機能が実現される。
【0046】ここで、点字により一行で印字内容を印字
できなかった場合には、例えば、改行して印字内容が続
けて印字されるように、点字フォーマットによって設定
されている。これにより、文字Mが印字されていない印
字行にも点字が印字される場合がある。
【0047】そして、文字Mと点字とが印字されたロー
ル紙9は、カッタ機構14によって切断され、レシート
Rとして発行され、レシートプリンタ1aによるレシー
ト発行処理が終了する。
【0048】このように発行されたレシートRは、図5
に示すように、同一印字面に文字Mと点字とが重ねて印
字されている。これにより、健常者及び視覚障害者の双
方それぞれに対してレシートRを発行する場合に比べ、
ロール紙9の使用量を抑えることができ、さらに、健常
者は、文字Mにより印字内容を確認することができ、視
覚障害者は、レシートRの印字面に形成された点字を指
で触ることによって、印字内容を確認することができ
る。
【0049】以上説明したように、印字手段は、少なく
とも一文字以上で構成される文字行と文字行に含まれる
文字に対応する点字構成要素群である凸部群とを重ねて
印字するので、ロール紙9の使用量を最小限に抑え、健
常者及び視覚障害者の双方に対して、レシートRの同一
印字面から印字内容を案内することができる。
【0050】また、第一の印字部は、第二の印字部に対
して用紙搬送経路10の上流側に配設され、印字手段
は、第一の印字部により記録される文字を印字し、その
後、第二の印字部により生成される点字構成要素である
凸部Tで構成される点字を印字するので、健常者が見や
すい文字Mを印字することができる。
【0051】さらに、第一の印字部はインクジェットヘ
ッド16であるので、装置が複雑になることを防止する
ことができ、凸部Tを生成する発泡剤23aを発泡させ
ることなく文字Mを印字することができる。
【0052】また、第二の印字部は第二のサーマルヘッ
ド18であるので、装置が複雑になることを防止するこ
とができる。
【0053】そして、点字構成要素である凸部Tは、第
二の印字部である第二のサーマルヘッド18により熱エ
ネルギーが加えられて発泡する発泡剤23aによって生
成されるので、発泡剤23aを有するロール紙9に対し
て確実に点字を印字することができる。
【0054】本発明の第二の実施の形態における印字装
置について説明する。本実施の形態においては、印字装
置の一例として、ECRに内蔵されるレシートプリンタ
について図6に基づいて説明する。図6は、レシートプ
リンタの内部構造の概略を示す縦断側面図である。な
お、第一の実施の形態において説明した部分と同一部分
は同一符号で示し、説明も省略する。
【0055】本実施の形態の基本的構成は、第一の実施
の形態と略同じであり、第一の実施の形態との相違点
は、文字印字部12に、インクリボン50から印字媒体
であるロール紙9の印字面にインクを熱転写するサーマ
ルヘッド51が設けられている点である。このサーマル
ヘッド51が、第一の印字部であり、請求項5記載の第
一のサーマルヘッドである。
【0056】ここで、ロール紙9としては、第一の実施
の形態と同じものを使用する。ただし、ロール紙9は、
熱発泡層23の発泡剤23aが発泡する熱エネルギー量
より、インクリボン50からロール紙9の印字面にイン
クを熱転写する熱エネルギー量の方が少なくて済むよう
に構成されている。これにより、サーマルヘッド51に
よってインクリボン50からロール紙9にインクを熱転
写する際に、熱発泡層23の発泡剤23aが発泡するこ
とはない。
【0057】図6に示すように、インクリボン50が搬
送されるインクリボン搬送経路52は、インクリボン5
0を保持するインクリボン保持部53から、このインク
リボン50を巻き取るインクリボン巻取りローラ54ま
で続き、ガイドフレーム55、サーマルヘッド51を経
由して形成されている。
【0058】ここで、インクリボン巻取りローラ54
は、ローラモータ33(図4参照)を駆動源として回転
駆動し、インクリボン50をインクリボン搬送経路52
に沿って搬送しながら巻き取る。
【0059】サーマルヘッド51は、用紙搬送経路10
中に設けられたプラテンローラ56に対向して、インク
リボン搬送経路52及び用紙搬送経路10を介して接離
自在に配設されている。このサーマルヘッド51は、複
数の発熱抵抗体(図示せず)をライン状に備え、これら
の発熱抵抗体が用紙搬送方向に直交するように位置付け
られ、プラテンローラ56に所定の加圧力で当接するよ
うに付勢されて設けられている。
【0060】ここで、プラテンローラ56は、ローラモ
ータ33(図4参照)を駆動源として回転駆動し、プラ
テンローラ17と共にロール紙9をロール紙保持部11
からレシート発行口7へ搬送する。これが、用紙搬送機
構である。
【0061】また、本実施の形態のレシートプリンタ1
aに備えられた各部の電気的接続は、第一の実施の形態
と略同じであるが、第一の実施の形態との相違点は、イ
ンクジェットヘッド16を文字印字用のサーマルヘッド
51に変更し、インクジェットヘッド制御回路30をサ
ーマルヘッド制御回路に変更した点である(図4参
照)。
【0062】このような構成において、ROM27に格
納された印字プログラムに基づいてレシートプリンタ1
aが実行するレシート発行処理は、第一の実施の形態と
略同じであり、本実施の形態のレシートプリンタ1a
は、第一の実施の形態と同じようにドット展開された画
像イメージをロール紙9に印字する。
【0063】まず、レシートプリンタ1aのCPU25
は、モータ制御回路32によって、ローラモータ33を
駆動制御して、プラテンローラ17、56及びインクリ
ボン巻取りローラ54を回転させて、ロール紙9及びイ
ンクリボン50を搬送する。そして、レシートプリンタ
1aは、文字印字部12によって、搬送されているロー
ル紙9に対して、画像イメージを印字する。
【0064】詳述すると、レシートプリンタ1aのCP
U25は、文字画像バッファに展開された画像イメージ
に基づいて、1ライン毎に、サーマルヘッド制御回路3
1によりサーマルヘッド18を駆動制御して、サーマル
ヘッド18の多数の発熱抵抗体を選択的に通電させて発
熱させ、インクリボン50からロール紙9の印字面にイ
ンクを熱転写させることによって、文字Mをロール紙9
の印字面に印字する。この時、CPU25は、サーマル
ヘッド制御回路31によって、凸部Tを生成する発泡剤
23aが発泡しない量の熱エネルギーをサーマルヘッド
に生じさせるように制御する。
【0065】そして、レシートプリンタ1aは、ロール
紙9における文字Mが印字された印字行に対して、第一
の実施の形態と同じように点字印字部13によって点字
を印字する。ここに、印字手段としての機能が実現され
ている。その後、文字Mと点字とが印字されたロール紙
9は、カッタ機構14によって切断され、レシートRと
して発行される。
【0066】このように発行されたレシートRは、第一
の実施の形態と同じように(図5参照)、同一印字面に
文字Mと点字とが重ねて印字されている。これにより、
健常者及び視覚障害者の双方それぞれに対してレシート
Rを発行する場合に比べ、ロール紙9の使用量を抑える
ことができ、さらに、健常者は、文字Mにより印字内容
を確認することができ、視覚障害者は、レシートRの印
字面に形成された点字を指で触ることによって、印字内
容を確認することができる。
【0067】以上説明したように、本実施の形態のレシ
ートプリンタ1aは、ロール紙9の使用量を最小限に抑
え、健常者及び視覚障害者の双方に対して、レシートR
の同一印字面から印字内容を案内することができる。
【0068】また、第一の印字部は第一のサーマルヘッ
ド51であり、印字手段は、印字媒体であるロール紙9
に点字構成要素である凸部Tを生成させない量の熱エネ
ルギーを第一のサーマルヘッド51に生じさせるので、
装置が複雑になることを防止することができ、ロール紙
に凸部Tを生成させることなく文字Mを印字することが
できる。
【0069】本発明の第三の実施の形態における印字装
置について説明する。本実施の形態においては、印字装
置の一例として、ラベルプリンタについて説明する。
【0070】ここで、ラベルプリンタによって印字され
るラベルLは、第一の実施の形態に用いた発泡紙であ
り、その裏面には、糊等により接着膜が形成されてい
る。これにより、多数のラベルLがロール状の台紙に剥
離自在に一定間隔で貼付され、このロール状の台紙がラ
ベル用紙として使用されている。
【0071】図7は、ラベルプリンタを示す外観斜視図
である。図7に示すように、ラベルプリンタ60には、
内部に構造物を有する筐体状の本体ケース61が設けら
れ、この本体ケース61には、その前面に開口して、イ
ンクが転写されたラベルLが排出されるラベル排出口6
2が設けられている。
【0072】本体ケース61の前面に向かって左側に
は、表示部63や各種操作キー64等を前面に備える制
御ボックス65が設けられている。この制御ボックス6
5内には、ローラモータ81(図9参照)やギア(図示
せず)等が設けられている。また、本体ケース61に
は、本体ケース61の上面において、制御ボックス65
との境目に備えたヒンジ66を回動中心として上方向へ
開閉自在に取り付けられたカバー67が設けられてい
る。
【0073】図8は、ラベルプリンタ60の内部構造の
概略を示す縦断側面図である。ここで、文字印字部12
及び点字印字部13の構成は、第一の実施の形態のレシ
ートプリンタ1aと同じである(図2参照)。なお、第
一の実施の形態において説明した部分と同一部分は同一
符号で示し、説明も省略する。
【0074】図8に示すように、ラベル用紙68が搬送
される用紙搬送経路10は、ラベル用紙68を保持する
ラベル用紙保持部69から、ラベルLを排出するラベル
排出口62まで続き、文字印字部12、点字印字部13
を経由して形成されている。
【0075】用紙搬送経路10上において、プラテンロ
ーラ17とラベル排出口62との間には、ラベル用紙6
8の台紙68aを急角度に折り曲げてラベルLをラベル
用紙68から剥離させる剥離板70が配設されている。
そして、用紙搬送経路10の下方には、ラベルLが剥離
された台紙68aを巻き取る台紙巻取りローラ71が設
けられており、この台紙巻取りローラ71に台紙68a
を案内する台紙ガイド72が設けられている。
【0076】ここで、台紙巻取りローラ71は、ローラ
モータ81(図9参照)を駆動源として回転駆動し、プ
ラテンローラ17と共にラベル用紙68を用紙搬送経路
10に沿って搬送しながら台紙68aを巻き取る。これ
が、用紙搬送機構である。
【0077】図9は、ラベルプリンタ60に備えられた
各部の電気的接続を示すブロック図である。図9に示す
ように、ラベルプリンタ60には、各種入力及び格納デ
ータを演算処理し各部の動作を制御するCPU73が設
けられており、このCPU73には、バスライン74を
介して、印字プログラム及び制御プログラム等の固定的
データを予め格納するROM75と、印字データ等の各
種データを書換え自在に格納するRAM76とが接続さ
れている。このRAM76は、必要に応じて複数個設け
られ、バッテリによってバックアップされているもので
ある。
【0078】RAM76には、図示しないが、印字デー
タを一時的に記録する印字バッファ、印字開始位置や印
字終了位置等を設定する文字印字フォーマット及び点字
印字フォーマット、画像イメージが展開される文字画像
バッファ及び点字画像バッファが設けられている。
【0079】図10は、ラベルLの印字フォーマット及
び印字例を示す平面図である。図10に示すように、文
字印字フォーマットは、品名、店名、消費期限、加工
日、金額、バーコード等をそれぞれ所定の位置に印字す
るように設定されている。そして、点字印字フォーマッ
トも、必要とする印字内容を所定の位置に印字するよう
に設定されている。ここで、顧客である視覚障害者が必
要としない印字内容であるバーコード等は、点字として
印字されないように設定されている。さらに、点字印字
フォーマットは、例えば、消費期限とその日付とを同一
行に印字するように設定しても良く、視覚障害者が印字
内容を認識しやすいように設定されている。
【0080】また、CPU73には、キャラクタジェネ
レータ77がバスライン74を介して接続されており、
このキャラクタジェネレータ77には、印字する文字M
を示す文字キャラクタパターンが文字コードに対応して
記憶され、印字する点字を示す点字キャラクタパターン
が点字コードに対応して記憶されている。これらの文字
及び点字キャラクタパターンは、ドットの集合によって
キャラクタの形態を表現している。そして、点字は、一
文字が縦3点、横2点、合計6点の凸部T(図3及び図
10参照)の組み合わせで表される。
【0081】さらに、CPU73には、バスライン74
を介して、インクジェットヘッド制御回路78が接続さ
れ、このインクジェットヘッド制御回路78にインクジ
ェットヘッド16が接続されており、サーマルヘッド制
御回路79が接続され、このサーマルヘッド制御回路7
9にサーマルヘッド18が接続されている。
【0082】また、CPU73には、バスライン74を
介して、モータ制御回路80が接続されており、このモ
ータ制御回路80にローラモータ81が接続され、表示
部制御回路82が接続されており、この表示部制御回路
82に表示部63が接続され、ホストコンピュータ83
から印字データ等の各種データを受信する通信I/F
(インターフェース)84が接続されている。ここで、
インクジェットヘッド制御回路78、サーマルヘッド制
御回路79及びモータ制御回路80が駆動制御手段であ
る。
【0083】このような構成において、ROM75に格
納された印字プログラムに基づいてラベルプリンタ60
が実行するラベル発行処理は、第一の実施の形態のレシ
ート発行処理と略同じであり、本実施の形態のラベルプ
リンタ60は、第一の実施の形態と同じようにドット展
開された画像イメージをラベル用紙68に印字する。
【0084】ラベルプリンタ60のCPU73は、モー
タ制御回路80によりローラモータ81を駆動制御し
て、プラテンローラ56及び台紙巻取りローラ71を回
転させて、ラベル用紙68をラベル用紙保持部69から
ラベル排出口62へ向けて順次搬送させる。次に、CP
U73は、搬送されているラベル用紙68に対して、文
字印字部12及び点字印字部13によって、第一の実施
の形態と同じように印字を行う。ここに、印字手段とし
ての機能が実現される。その後、ラベル用紙68の台紙
68aを台紙巻取りローラ71によって巻き取り、文字
Mと点字とが印字されたラベルLをラベル排出口62か
ら排出する。
【0085】このように排出されたラベルLは、図10
に示すように、第一の実施の形態と同じで(図5参
照)、同一印字面に文字Mと点字とが重ねて印字されて
いる。これにより、健常者及び視覚障害者の双方それぞ
れに対してラベルLを発行していた場合に比べ、ラベル
Lの使用量を抑えることができ、さらに、健常者は、文
字Mにより印字内容を確認することができ、視覚障害者
は、ラベルLの印字面に形成された点字を指で触ること
によって、印字内容を確認することができる。
【0086】以上説明したように、本実施の形態のラベ
ルプリンタ60は、ラベルLの使用量を最小限に抑え、
健常者及び視覚障害者の双方に対して、ラベルLの同一
印字面から印字内容を案内することができる。
【0087】なお、本実施の第一ないし第三の実施の形
態においては、凸部Tを形成する層として、発泡剤23
aを有する熱発泡層23を用いているが、これに限るも
のではなく、例えば、所定の熱エネルギーが加えられる
ことによって硬化する熱硬化性樹脂層を用いても良い。
【0088】そして、熱発泡層23に替えて熱硬化性樹
脂層を用いた場合には、サーマルヘッド18により熱が
加えられた部分が熱硬化する。熱硬化した硬化部分は、
熱硬化していない部分と比較して、しこり状になり、点
字構成要素として点字を形成している。つまり、熱硬化
性樹脂層は、熱エネルギーが加えられることにより状態
遷移して熱硬化した硬化部分を生成する構造である。こ
れにより、視覚障害者は、レシートR又はラベルLの印
字面に形成されたしこり状の点字を指で触ることによっ
て、印字内容を確認することができる。
【0089】このように、点字構成要素である硬化部分
は、第二の印字部である第二のサーマルヘッド18によ
り熱エネルギーが加えられて硬化する熱硬化性樹脂によ
って生成されるので、熱硬化性樹脂を有するロール紙9
又はラベル用紙68に対して確実に点字を印字すること
ができる。
【0090】また、本発明の第一ないし第三の実施の形
態においては、文字印字部12に、ロール紙9にインク
を定着させるインクジェットヘッド16(図2及び図8
参照)又はインクリボン50からロール紙9にインクを
熱転写させるサーマルヘッド51(図6参照)を使用し
たが、これに限るものではない。
【0091】さらに、本発明の第一ないし第三の実施の
形態においては、文字印字部12に、インクジェットヘ
ッド16(図2及び図8参照)又はサーマルヘッド51
(図6参照)を一台だけ設けているが、これに限るもの
ではなく、例えば、カラー印字を行う場合には、インク
ジェット16又はサーマルヘッド51を必要台数設けて
も良い。
【0092】また、本発明の第一ないし第三の実施の形
態においては、点字印字部13に、サーマルヘッド18
(図2、図6及び図8参照)を使用したが、これに限る
ものではない。
【0093】また、本発明の第一ないし第三の実施の形
態においては、点字を全てのレシートR又はラベルLに
印字しているが、これに限るものではなく、オペレータ
が押下することにより点字を印字させる点字キーをEC
R1のキーボード5やラベルプリンタ60の操作キー6
4等に設けても良い。
【0094】最後に、本発明の第一ないし第二の実施の
形態においては、取引の全内容を点字によって案内して
いるが、これに限るものではなく、例えば、点字による
レシート印字に際しては、買い物をした日付、合計金
額、預かり金額、釣銭額等の金銭に関する内容のみを案
内するようにしても良い。
【0095】
【発明の効果】本発明の印字装置によれば、装置が複雑
になることを防止して、印字媒体の使用量を最小限に抑
え、健常者及び視覚障害者の双方に対して、印字媒体の
同一印字面から印字内容を案内することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態におけるレシートプ
リンタを内蔵するECRを概略的に示す外観斜視図であ
る。
【図2】レシートプリンタの内部構造の概略を示す縦断
側面図である。
【図3】レシートプリンタに使用される発泡紙の概略を
示す拡大断面図で、(a)はベース層上に熱発泡層だけ
を有するもので、(b)は熱発泡層上に文字層を有する
ものである。
【図4】レシートプリンタに備えられた各部の電気的接
続を示すブロック図である。
【図5】レシートの印字フォーマット及び印字例を示す
平面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態におけるレシートプ
リンタの内部構造の概略を示す縦断側面図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態におけるラベルプリ
ンタを示す外観斜視図である。
【図8】ラベルプリンタの内部構造の概略を示す縦断側
面図である。
【図9】ラベルプリンタに備えられた各部の電気的接続
を示すブロック図である。
【図10】ラベルの印字フォーマット及び印字例を示す
平面図である。
【符号の説明】
10…用紙搬送経路、16…インクジェットヘッド、5
1…第一のサーマルヘッド、18…第二のサーマルヘッ
ド、23a…発泡剤、M…文字
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/26 G07G 1/06 G 3E042 5/40 G09B 21/00 B G07G 1/06 21/02 B41J 3/20 117A G09B 21/00 B41M 5/26 H 21/02 S (72)発明者 古山 浩之 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東芝テ ック株式会社大仁事業所内 Fターム(参考) 2C055 BB00 BB05 BB11 KK00 KK06 2C060 AA09 2C065 AA01 AB01 AD07 AF01 DA08 DA33 DA37 2H086 BA05 BA12 BA15 BA34 2H111 AA26 AA33 AA50 CA03 CA04 CA30 CA33 3E042 BA07 CE01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字面を有し、熱エネルギーが加えられ
    ることにより状態遷移して点字構成要素を生成する構造
    を有する印字媒体を用紙搬送経路に沿って搬送する用紙
    搬送機構と、 前記用紙搬送機構により搬送される前記印字媒体の印字
    面に対し、記録動作を行う第一の印字部と、 前記用紙搬送機構により搬送される前記印字媒体に対
    し、熱エネルギーを加える第二の印字部と、 前記用紙搬送機構、前記第一の印字部及び前記第二の印
    字部を駆動制御する駆動制御手段と、 印字データに基づいて、前記駆動制御手段により前記用
    紙搬送機構、前記第一の印字部及び前記第二の印字部を
    駆動制御して、前記第一の印字部により記録される文字
    と前記第二の印字部により生成される前記点字構成要素
    で構成される点字とを重ねて印字する印字手段と、を備
    える印字装置。
  2. 【請求項2】 前記印字手段は、少なくとも一文字以上
    で構成される文字行と文字行に含まれる文字に対応する
    点字構成要素群とを重ねて印字する請求項1記載の印字
    装置。
  3. 【請求項3】 前記印字手段は、前記第一の印字部によ
    り記録される文字を印字し、その後、前記第二の印字部
    により生成される前記点字構成要素で構成される点字を
    印字する請求項1又は2記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の印字部は、前記第二の印字部
    に対して前記用紙搬送経路の上流側に配設される請求項
    3記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の印字部はインクジェットヘッ
    ドである請求項1、2、3又は4記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の印字部は第一のサーマルヘッ
    ドであり、 前記印字手段は、前記印字媒体に前記点字構成要素を生
    成させない量の熱エネルギーを前記第一のサーマルヘッ
    ドに生じさせる請求項1、2、3又は4記載の印字装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第二の印字部は第二のサーマルヘッ
    ドである請求項1ないし6のいずれか一記載の印字装
    置。
  8. 【請求項8】 前記点字構成要素は、前記第二の印字部
    により熱エネルギーが加えられて発泡する発泡剤によっ
    て生成される請求項1ないし7のいずれか一記載の印字
    装置。
  9. 【請求項9】 前記点字構成要素は、前記第二の印字部
    により熱エネルギーが加えられて硬化する熱硬化性樹脂
    によって生成される請求項1ないし7のいずれか一記載
    の印字装置。
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