JP2021169213A - 立体造形システム、立体造形方法および立体造形プログラム - Google Patents

立体造形システム、立体造形方法および立体造形プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多種の立体画像を形成できる立体造形システムを提供する。【解決手段】データを生成する生成装置と、所定箇所から取り出した前記データに基づいて、熱発泡性シートに所定の濃淡画像を印刷し、前記熱発泡性シートに光照射して凸部を形成する2.5次元プリンタと、を備え、前記生成装置は、点字データを第1のファイルにまとめ、前記点字データ以外のデータを第2のファイルにまとめる。前記所定箇所は、前記2.5次元プリンタの共有フォルダであり、ユーザは、前記共有フォルダに、前記第1のファイル及び前記第2のファイルをコピーする。【選択図】図1

Description

本発明は、立体造形システムおよび立体造形方法に関する。
従来、吸収した熱量に応じて膨張する膨張層を一方の面上に有する媒体(例えば、熱発泡性シート)上に、電磁波を熱に変換する電磁波熱変換層を印刷により形成し、膨張層のうち媒体に電磁波熱変換層が形成された部位を電磁波の照射によって膨張させて盛り上げることにより、立体画像を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。以下、このような立体画像を印刷するプリンタを、2.5次元プリンタと呼ぶ。
特許文献1,2では、熱発泡性シートの裏面に電磁波を熱に変換する濃淡画像(電磁波熱変換層)を形成して、この熱発泡性シートの裏面から光を照射していた。しかし、熱発泡性シートの基材を介して膨張層を加熱する際、この基材を介して熱が拡散するため、細かいパターンを形成することができなかった。
よって、細かいパターンを熱発泡性シートの表面に、粗いパターンを裏面に形成したのち、熱発泡性シートの表面と裏面にそれぞれ光を照射する方法が発明された。基材を介さずに膨張層を直接に加熱するので、熱は拡散しない。これにより、細かなパターンを有する立体画像を形成することができる。
特開昭64−28660号公報 特開2001−150812号公報
しかしながら、従来の立体造形システムは、ユーザPC(パーソナルコンピュータ)で生成されたデータに基づいて、熱発泡性シートに立体画像を形成することができなかったため、印刷できる立体画像が限られてしまうという問題があった。
本発明は、多種の立体画像を形成できる立体造形システムを提供することを課題とする。
本発明は、上記目的を達成するため、
一方の面から発泡層を発泡させるための発泡用画像データを生成する生成装置と、
前記生成装置により生成された発泡用画像データに基づいて所定の画像を印刷する印刷装置と、
を備え、
前記生成装置は、前記発泡用画像データを前記印刷装置に転送する際に、少なくとも前記発泡用画像データを点字用データからなる第1のファイルと前記発泡用画像データから少なくとも前記点字用データが除かれたデータからなる第2のファイルとに前記発泡用画像データをファイル分割して転送することを特徴とする立体造形システムである。
本発明によれば、多種の立体画像を形成できる立体造形システムを提供することが可能となる。
本実施形態における立体造形システムの概略を示す構成図である。 本実施形態におけるコンテンツ選択画面を示す図である。 本実施形態における生成装置の動作を説明するための図である。 本実施形態における生成装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態における2.5次元プリンタの動作を説明するための図である。 本実施形態における2.5次元プリンタの動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるガイダンス画面を示す図である。 本実施形態における立体造形システムを用いて形成した立体画像の一例を示す図である。 本実施形態における立体造形システムを用いて形成した立体画像の一例を示す図である。 本実施形態における2.5次元プリンタの処理を示すフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
≪立体造形システムの全体構成≫
図1は、本実施形態における立体造形システム1の概略を示す構成図である。
立体造形システム1は、生成装置10と、2.5次元プリンタ(印刷装置)20と、を備える。立体造形システム1は、熱発泡性シートの表面に凹凸を有する立体画像を形成するシステムである。生成装置10は、画像ソフト11、画像編集アプリケーション12、エディタ13、プラグイン14、ビュアー19、等を備える。2.5次元プリンタ20は、コンピュータ21、タッチパネルディスプレイ22、インクジェットプリンタ23、発泡装置24、等を備える。
生成装置10は、2.5次元プリンタ20が熱発泡性シートに印刷して、凹凸を形成させるためのデータを生成する装置であり、例えば、CPUとROM,RAMを備えたユーザPC(パーソナルコンピュータ)である。ユーザは、画像ソフト11、画像編集アプリケーション12、エディタ13、プラグイン14、等を使用して、例えば、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、点字データ、著作権表示データ、等を含むコンテンツを作成する。なお、生成装置10の個数は、特に限定されるものではなく、複数台であっても構わない。
2.5次元プリンタ20は、インクジェットプリンタ23により熱発泡性シートに濃淡画像としてカーボンブラックを印刷したのち、発泡装置24によりこの熱発泡性シートに向けて近赤外光や可視光を照射することにより、この熱発泡性シートのカーボンブラックが印刷された領域を膨張させて、立体造形物を形成させるものである。ユーザが、2.5次元プリンタ20の所定箇所(後述の共有フォルダ)にコンテンツをコピーすると、2.5次元プリンタ20は、該所定箇所から取り出したデータに基づいて、印刷を行う。なお、本実施形態において熱発泡性シートは、用紙または媒体に含まれる概念である。
画像ソフト11は、例えば、イラスト、パーツ等を作成する線画作成ソフトウェア、写真等のパーツを加工する画像処理ソフトウェア、紙面上における各パーツの配置を調整するレイアウトソフトウェア、等であり、例えば、Illustrator(登録商標)、Photoshop(登録商標)、等のソフトウェアである。画像編集アプリケーション12は、イラスト、写真等の画像データを編集するアプリケーションである。
プラグイン14は、画像ソフト11に組み込まれ、データ生成作業を支援する支援ソフトウェアである。具体的には、プラグイン14は、凹凸のパターンを、画像データから抽出・作成するものであり、どこをどのくらい盛り上げるかを作る際の支援ソフトウェアである。また、プラグイン14は、ユーザが作成したコンテンツのファイル出力を支援し、エディタ13が出力したファイルの読み込みを支援するソフトウェアである。
エディタ13は、ユーザが作成したコンテンツを読み込み、データの最適化を行う。例えば、エディタ13は、ユーザが作成したコンテンツを、ファイル出力する前にフィルタリングする。エディタ13は、立体造形システム1及び熱発泡性シートの特性などをユーザが意識しなくてもよいようにフィルタリングする。具体的にいうと、エディタ13は、原コンテンツが入力されたとき、異常発泡の警告データを生成し、最適データに置き換え、更に熱発泡性シートの特性に応じたフィルタリングを行う。
また、エディタ13は、ユーザが作成したコンテンツを読み込み、該コンテンツに基づいて、凹凸のシミュレーションを行い、ビュアー19に、シミュレーション結果を立体表示させる。ビュアー19は、立体画像の凹凸の盛り上がり部分を表示するものである。ビュアー19は、エディタ13が出力したコンテンツをレンダリングし、このコンテンツによって形成される立体画像の外観を、3次元描画エンジンを用いて表示する。ビュアー19は更に、異常発泡か予測される領域を警告する。このビュアー19は、エディタ13がファイル出力する前のチェックに用いられる。
また、エディタ13は、最適データを編集し、2.5次元プリンタ20で利用できる形式に変換し、ZIPファイル(圧縮されたアーカイブファイル)にまとめる。例えば、点字データを含むコンテンツを第1のZIPファイルにまとめる。また、例えば、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、著作権表示データ、タイトルデータを含むコンテンツを第2のZIPファイルにまとめる。ユーザが、これらのZIPファイルを所定箇所(後述の共有フォルダ)にコピーすることで、2.5次元プリンタ20は、該所定箇所からデータを取り出して、印刷を行うことが可能になる。
コンピュータ21は、メインアプリケーション211、コンテンツインポート(制御部)212、プリンタ連携部213、発泡装置連携部214、共有フォルダ(第1のフォルダ)215、コンテンツフォルダ(第2のフォルダ)216、等を備える。
メインアプリケーション211は、2.5次元プリンタ20の主要な制御に利用されるアプリケーションである。例えば、メインアプリケーション211は、コンテンツインポート212から通知されるコンテンツを読み込み、タッチパネルディスプレイ22に、印刷するコンテンツの一覧を表示させる。コンテンツインポート212から通知されるコンテンツとは、上述のエディタ13が生成したコンテンツである。これを、後記する図2のコンテンツ選択画面で示す。
図2は、コンテンツ選択画面6の一例である。コンテンツ選択画面6は、2.5次元プリンタ20のタッチパネルディスプレイ22に表示される。図2に示すコンテンツ選択画面6は、コンテンツの名称欄61、コンテンツの作成年月日欄62、用紙サイズ欄63、印刷ボタン64、削除ボタン65を含んでいる。
コンテンツの名称欄61の下には、コンテンツ(例えば、コンテンツ6a〜6f)の名称の一覧が表示され、コンテンツの作成年月日欄62の下には、各コンテンツを生成装置10が作成した年月日の一覧が表示され、用紙サイズ欄63の下には、各コンテンツの用紙サイズの一覧が表示される。コンテンツ選択画面6の右端には、印刷ボタン64が表示され、印刷ボタン64の下には、削除ボタン65が表示される。
例えば、「60percent」は、コンテンツ6aの名称であり、「1004」は、コンテンツ6bの名称であり、「50percent」は、コンテンツ6cの名称であり、「40percent」は、コンテンツ6dの名称であり、「30percent」は、コンテンツ6eの名称であり、「20percent」は、コンテンツ6fの名称である。
例えば、コンテンツ6aは、2016/10/5,09:04:16に、生成装置10によって作成され、コンテンツ6aを印刷する用紙サイズは、A4である。また、例えば、コンテンツ6bは、2016/10/4,17:09:24に、生成装置10によって作成され、コンテンツ6bを印刷する用紙サイズは、A4である。また、例えば、コンテンツ6cは、2016/10/3,18:38:36に、生成装置10によって作成され、コンテンツ6cを印刷する用紙サイズは、A4である。また、例えば、コンテンツ6dは、2016/10/3,18:38:14に、生成装置10によって作成され、コンテンツ6dを印刷する用紙サイズは、A4である。また、例えば、コンテンツ6eは、2016/10/3,18:37:10に、生成装置10によって作成され、コンテンツ6eを印刷する用紙サイズは、A4である。また、例えば、コンテンツ6fは、2016/10/3,18:36:46に、生成装置10によって作成され、コンテンツ6fを印刷する用紙サイズは、A4である。
例えば、コンテンツ6aは、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータを含んでいる。また、例えば、コンテンツ6bは、点字データを含んでいる。また、例えば、コンテンツ6cは、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、タイトルデータ、著作権表示データ、点字データを含んでいる。また、例えば、コンテンツ6dは、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、点字データを含んでいる。また、例えば、コンテンツ6eは、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、著作権表示データを含んでいる。また、例えば、コンテンツ6fは、表発泡データ、カラーデータ、タイトルデータ、著作権表示データ、点字データを含んでいる。
ユーザが、コンテンツ選択画面6からコンテンツ6a〜6eのいずれかのコンテンツを選択し、印刷ボタン64を押すことで、2.5次元プリンタ20は、選択されたコンテンツの印刷指示を受け付ける。また、ユーザが、コンテンツ選択画面6からコンテンツ6a〜6eのいずれかのコンテンツを選択し、削除ボタン65を押すことで、選択されたコンテンツは、コンテンツ選択画面6から削除される。
ユーザが、例えば、コンテンツ6c、コンテンツ6d、コンテンツ6fを選択すると、これらのコンテンツには、点字データが含まれるため、熱発泡性シートには、点字を含む立体画像が印刷される。ユーザが、例えば、コンテンツ6bを選択すると、これらのコンテンツには、点字データのみが含まれるため、熱発泡性シートには、点字が印刷される。ユーザが、例えば、コンテンツ6a、コンテンツ6eを選択すると、これらのコンテンツには、点字データが含まれないため、熱発泡性シートには、点字を含まない立体画像が印刷される。
なお、メインアプリケーション211は、2.5次元プリンタ20が印刷を行っている間は、コンテンツ選択画面6をタッチパネルディスプレイ22に表示させない。また、メインアプリケーション211は、2.5次元プリンタ20が印刷を行っている間は、コンテンツインポート212から通知されるコンテンツが、次から次へと追加されても、コンテンツ選択画面6をタッチパネルディスプレイ22に表示させない。これにより、ユーザは、自ら選択したコンテンツの印刷に集中することができる。
共有フォルダ215は、ユーザが、生成装置10を使用して作成したZIPファイル(例えば、第1のZIPファイル、第2のZIPファイル)を、コピー(格納)するためのフォルダである。ユーザは、外部デバイス(例えば、USBメモリ等)を介して、共有フォルダ215にZIPファイルをコピーしても良いし、直接共有フォルダ215にZIPファイルをコピーしても良い。なお、ユーザが共有フォルダ215にアクセスする際には、ユーザ情報を認証するユーザ認証処理や、暗号化処理を行うことも可能である。これにより、ファイル情報の流出を防ぐことができる。
コンテンツインポート212は、共有フォルダ215を常時監視し、共有フォルダ215に、新たなファイル(例えば、第1のZIPファイル、第2のZIPファイル、等)がコピーされると、該ファイルを展開し、メインアプリケーション211へと通知する。ユーザは、自ら作成したコンテンツを、共有フォルダ215にコピーするのみで、コンテンツ選択画面6から、印刷したいコンテンツを選択することができる。
なお、コンテンツインポート212は、共有フォルダ215に最後に格納された圧縮ファイルを展開しても良いし、共有フォルダ215に格納される複数の圧縮ファイルを選択的に展開しても良い。
また、コンテンツインポート212は、展開したファイルを、コンテンツフォルダ216にコピーし、共有フォルダ215から圧縮ファイルを削除する。コンテンツインポート212が、必要なファイル(展開したファイル)を、コンテンツフォルダ216に格納し、不必要なファイル(圧縮ファイル)を、共有フォルダ215から削除することで、複数の重複したファイルが2.5次元プリンタ20に保存されることを防ぐことができる。
プリンタ連携部213は、インクジェットプリンタ23と連携して動作し、ユーザからの指示に基づいて、インクジェットプリンタ23に、各種処理の実行を要求する。また、発泡装置連携部214は、発泡装置24と連携して動作し、ユーザからの指示に基づいて、発泡装置24に、各種処理の実行を要求する。
タッチパネルディスプレイ22は、タッチパネルに液晶表示パネルが張り合わされて構成され、この立体造形システム1の操作に用いられる。これらコンピュータ21とタッチパネルディスプレイ22は、インクジェットプリンタ23または発泡装置24の操作手順を案内表示させる表示ユニットとして機能する。
インクジェットプリンタ23は、インクジェット方式の印刷装置であり、媒体である熱発泡性シートの表面または/および裏面に、カーボンブラック(所定の印刷材)のインクによる濃淡画像を印刷する。なお、インクジェットプリンタ23は、インクジェット方式の印刷装置に限定されず、レーザ方式の印刷装置でもよく、所定の印刷材はトナーと現像剤の組合せであってもよい。
発泡装置24は、熱発泡性シートを搬送しながら、この熱発泡性シートに可視光および近赤外光を照射し、カーボンブラックによる濃淡画像(電磁波熱変換層)が形成されている部分に熱を発生させるものである。この発泡装置24は、例えば不図示のハロゲンヒータと搬送部を備え、熱発泡性シートの片面に光エネルギを照射する。
本実施形態に係る立体造形システム1によれば、ユーザがユーザPC(生成装置10)を使用して自ら作成したデータに基づいて、2.5次元プリンタ20が熱発泡性シートに立体画像を印刷する。これにより、多種の立体画像を形成できる立体造形システムを提供することができる。また、本実施形態に係る立体造形システム1によれば、点字データを含むコンテンツと、点字データ以外のデータを含むコンテンツとを、別のファイルに分離する。これにより、例えば、点字を含む立体画像と、点字を含まない立体画像とを、選択的に形成できる立体造形システムを提供することができる。
《生成装置の動作》
次に、図3及び図4を参照して、本発明の実施形態に係る生成装置10の動作について説明する。
ステップS301において、画像ソフト11、画像編集アプリケーション12、エディタ13、プラグイン14、等は、データ(例えば、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、著作権表示データ、タイトルデータ、点字データ)を生成する。生成されたデータは、フォルダに格納される。なお、タイトルデータには、コンテンツの名称、用紙サイズ(例えば、A3サイズ、A4サイズ、等)、用紙の置き方(例えば、縦置き、横置き)、用紙種類、編集者名、表面発泡スピード、裏面発泡スピード、冷却スピード、等の情報が含まれる。
例えば、コンテンツの名称を「へび革」とすると、「へび革」フォルダには、表発泡データとして、「へび革_ftd.png」、裏発泡データとして、「へび革_btd.png」、カラーデータとして、「へび革_col.png」、点字データとして、「へび革_stg.png」、著作権表示データとして、「へび革_xfcol.png」、タイトルデータとして、「へび革_inf.xml」が格納される。
ステップS302において、エディタ13は、データを読み込む。例えば、エディタ13は、「へび革」フォルダに格納される「へび革_ftd.png」、「へび革_btd.png」、「へび革_col.png」、「へび革_stg.png」、「へび革_xfcol.png」、「へび革_inf.xml」を読み込む。
ステップS303において、エディタ13は、データを最適化する。即ち、エディタ13は、熱発泡性シートの特性に合わせた濃度フィルタリング、交点や集中領域の濃度を低下させるためのデータ補正、等を行う。例えば、エディタ13は、「へび革」フォルダに格納される「へび革_ftd.png」、「へび革_btd.png」、「へび革_col.png」、「へび革_stg.png」、「へび革_xfcol.png」、「へび革_inf.xml」を最適化する。
ステップS304において、エディタ13は、最適化されたデータに基づいて、ビュアー19に立体画像をプレビュー表示させる。例えば、エディタ13は、最適化された「へび革_ftd.png」、最適化された「へび革_btd.png」、最適化された「へび革_col.png」、最適化された「へび革_stg.png」、最適化された「へび革_xfcol.png」、最適化された「へび革_inf.xml」に基づいて、ビュアー19に立体画像をプレビュー表示させる。
ステップS305において、エディタ13は、最適化されたデータを編集する。また、エディタ13は、点字入力ダイアログを表示し、点字入力を受け付ける。最適化されたデータは、ユーザが手作業で編集可能である。例えば、エディタ13は、最適化された「へび革_ftd.png」、最適化された「へび革_btd.png」、最適化された「へび革_col.png」、最適化された「へび革_stg.png」、最適化された「へび革_xfcol.png」、最適化された「へび革_inf.xml」を編集する。なお、本ステップは、必要があればユーザが手作業で行うステップであって、必須のステップではない。
ステップS306において、エディタ13は、編集されたデータを、ファイル出力する。例えば、エディタ13は、編集された「へび革_ftd.png」、編集された「へび革_btd.png」、編集された「へび革_col.png」、編集された「へび革_stg.png」、編集された「へび革_xfcol.png」、編集された「へび革_inf.xml」を1つのファイルにまとめて出力する(アーカイブする)。
ステップS307において、画像ソフト11、画像編集アプリケーション12、エディタ13、プラグイン14、等は、エディタ13が出力したファイルを読み込む。例えば、画像ソフト11、画像編集アプリケーション12、エディタ13、プラグイン14、等は、編集された「へび革_ftd.png」、編集された「へび革_btd.png」、編集された「へび革_col.png」、編集された「へび革_stg.png」、編集された「へび革_xfcol.png」、編集された「へび革_inf.xml」がまとめられたファイルを読み込む。
ステップS308において、エディタ13は、点字データの有無を判定する。点字データが有ると判定する場合(ステップS308におけるYes)、エディタ13は、ステップS309の処理へと進む。点字データが無い判定する場合(ステップS308におけるNo)、エディタ13は、ステップS311の処理へと進む。
ステップS309において、エディタ13は、編集されたコンテンツを、第1のZIPファイル16及び第2のZIPファイル17にまとめる。
即ち、エディタ13は、点字データを含むコンテンツ(例えば、編集された「へび革_stg.png」)を第1のZIPファイル16にまとめる。また、エディタ13は、点字データ以外のデータを含むコンテンツ(例えば、編集された「へび革_ftd.png」、編集された「へび革_btd.png」、編集された「へび革_col.png」、編集された「へび革_xfcol.png」、編集された「へび革_inf.xml」)を第2のZIPファイル17にまとめる。
例えば、第1のZIPファイル16の名称をGUID+「(点字)-cnt.mof」とすると、GUID+「(点字)-cnt.mof」ファイルには、点字データとして、編集された「へび革_stg.png」が格納される。
また、例えば、第2のZIPファイル17の名称をGUID+「-cnt.mof」とすると、GUID+「-cnt.mof」ファイルには、表発泡データとして、編集された「へび革_ftd.png」、裏発泡データとして、編集された「へび革_btd.png」、カラーデータとして、編集された「へび革_col.png」、著作権表示データとして、編集された「へび革_xfcol.png」、タイトルデータとして、編集された「へび革_inf.xml」が格納される。
ここで、GUIDとは、Globally Unique Identifierの略であり、ソフトウェア上で、オブジェクトを一意に示す識別子のことである。GUIDは、例えば、「8E97F451-5AAB-4FDF-BFAA-DB21B48A3C62」等のような文字列である。これにより、コンテンツごとのファイル名の重複を抑止することができる。更に、第1のZIPファイル16と第2のZIPファイル17との関連性を明示することができる。
ステップS310において、ユーザは、第1のZIPファイル16及び第2のZIPファイル17を、共有フォルダ215にコピーする。ユーザは、外部デバイス30(例えば、USBメモリ等)を介して、第1のZIPファイル16及び第2のZIPファイル17を、共有フォルダ215にコピーしても良いし、直接、第1のZIPファイル16及び第2のZIPファイル17を、共有フォルダ215にコピーしても良い。
ステップS311において、エディタ13は、編集されたコンテンツを、第2のZIPファイル17にまとめる。
即ち、エディタ13は、点字データ以外のデータを含むコンテンツ(例えば、編集された「へび革_ftd.png」、編集された「へび革_btd.png」、編集された「へび革_col.png」、編集された「へび革_xfcol.png」、編集された「へび革_inf.xml」)を第2のZIPファイル17にまとめる。
例えば、第2のZIPファイル17の名称を「GUID-cnt.mof」とすると、「GUID-cnt.mof」ファイルには、表発泡データとして、編集された「へび革_ftd.png」、裏発泡データとして、編集された「へび革_btd.png」、カラーデータとして、編集された「へび革_col.png」、著作権表示データとして、編集された「へび革_xfcol.png」、タイトルデータとして、編集された「へび革_inf.xml」が格納される。
ステップS312において、ユーザは、第2のZIPファイル17を、共有フォルダ215にコピーする。ユーザは、外部デバイス30(例えば、USBメモリ等)を介して、第2のZIPファイル17を、共有フォルダ215にコピーしても良いし、直接、第2のZIPファイル17を、共有フォルダ215にコピーしても良い。
上述のように、エディタ13が、点字データを含むコンテンツと、点字データ以外のデータを含むコンテンツとを、別のファイルに分離することで、ユーザは、選択的に点字印刷を行うことができる。例えば、点字を熱発泡性シートに印刷する場合、ユーザは、第1のZIPファイル16及び第2のZIPファイル17を共有フォルダ215にコピーすれば良いし、例えば、点字を熱発泡性シートに印刷しない場合、ユーザは、第2のZIPファイル17を共有フォルダ215にコピーすれば良い。
《2.5次元プリンタの動作》
次に、図5及び図6を参照して、本発明の実施形態に係る2.5次元プリンタ20の動作について説明する。
ステップS401において、ユーザは、例えば、Windows(登録商標)標準のファイル選択ダイアログ217を開き、外部デバイス30(例えば、USBメモリ等)に格納される第1のZIPファイル16及び第2のZIPファイル17を、共有フォルダ215にコピーする。又は、ユーザは、自分のPC(生成装置10)から、手作業で、第1のZIPファイル16及び第2のZIPファイル17を、共有フォルダ215にコピーする。
ステップS402において、コンテンツインポート212は、共有フォルダ215を常時監視し、共有フォルダ215に、新たなファイル(例えば、第1のZIPファイル16、第2のZIPファイル17)がコピーされると、メインアプリケーション211へと通知する。
ステップS403において、コンテンツインポート212は、共有フォルダ215に、コピーされた圧縮ファイルを展開する。
例えば、コンテンツインポート212は、共有フォルダ215にコピーされた第1のZIPファイル16(例えば、GUID+「(点字)-cnt.mof」ファイル)及び第2のZIPファイル17(例えば、GUID+「-cnt.mof」ファイル)を展開する。第1のZIPファイル16には、例えば、点字データとして、編集された「へび革_stg.png」が格納される。また、第2のZIPファイル17には、例えば、表発泡データとして、編集された「へび革_ftd.png」、裏発泡データとして、編集された「へび革_btd.png」、カラーデータとして、編集された「へび革_col.png」、著作権表示データとして、編集された「へび革_xfcol.png」、タイトルデータとして、編集された「へび革_inf.xml」が格納される。
また、例えば、コンテンツインポート212は、共有フォルダ215にコピーされた第2のZIPファイル17(例えば、GUID+「-cnt.mof」ファイル)を展開する。第2のZIPファイル17には、例えば、表発泡データとして、編集された「へび革_ftd.png」、裏発泡データとして、編集された「へび革_btd.png」、カラーデータとして、編集された「へび革_col.png」、著作権表示データとして、編集された「へび革_xfcol.png」、タイトルデータとして、編集された「へび革_inf.xml」が格納される。
ステップS404において、コンテンツインポート212は、展開されたファイルを、コンテンツフォルダ216にコピーする。
例えば、展開された圧縮ファイルが、第1のZIPファイル16(例えば、GUID+「(点字)-cnt.mof」ファイル)及び第2のZIPファイル17(例えば、GUID+「-cnt.mof」ファイル)である場合、コンテンツフォルダ216には、点字データとして、「GUID_btd2.png」、表発泡データとして、「GUID_td1.png」、裏発泡データとして、「GUID_btd1.png」、カラーデータとして、「GUID_col.png」、著作権表示データとして、「GUID_xfcol.png」、タイトルデータとして、「GUID_inf.xml」がコピーされる。
また、例えば、展開された圧縮ファイルが、第2のZIPファイル17(例えば、GUID+「-cnt.mof」ファイル)である場合、コンテンツフォルダ216には、表発泡データとして、「GUID_td1.png」、裏発泡データとして、「GUID_btd1.png」、カラーデータとして、「GUID_col.png」、著作権表示データとして、「GUID_xfcol.png」、タイトルデータとして、「GUID_inf.xml」がコピーされる。これにより、点字データの形成が不要なときには、容易に点字部分を除くことができる。
ステップS405において、コンテンツインポート212は、共有フォルダ215から圧縮ファイルを削除する。例えば、コンテンツインポート212は、共有フォルダ215から第1のZIPファイル16(例えば、GUID+「(点字)-cnt.mof」ファイル)及び第2のZIPファイル17(例えば、GUID+「-cnt.mof」ファイル)を削除する。また、例えば、コンテンツインポート212は、共有フォルダ215から第2のZIPファイル17(例えば、GUID+「-cnt.mof」ファイル)を削除する。これにより、共有フォルダ215及びコンテンツフォルダ216に重複するデータが保存されることを防ぐことができる。
ステップS406において、メインアプリケーション211は、コンテンツ選択画面6におけるコンテンツ選択ダイアログに、追加されたコンテンツを表示させる。これにより、ユーザは、コンテンツ選択画面6から追加されたコンテンツを選択し、熱発泡性シートに所望の立体画像を形成することが可能になる。
上述のように、コンテンツインポート212が共有フォルダ215を監視し、共有フォルダ215にコピーされる圧縮ファイルを展開することで、2.5次元プリンタ20は、生成装置10が生成したデータに基づいて、熱発泡性シートに立体画像を印刷することができる。
≪ガイド画面≫
図7は、ガイダンス画面を示す図である。
図2に示すコンテンツ選択画面6において、ユーザが、例えば、両面発泡コンテンツであるコンテンツ6aを選択し、その印刷を指示すると、メインアプリケーション211は、タッチパネルディスプレイ22に、図7に示すガイダンス画面7を表示させる。
図7に示すガイダンス画面7は、タイトルバー71、ガイダンス画像ペイン72、ガイダンス説明ペイン73、タイトル欄741、サイズ欄742、確認ボタン761、中止ボタン762、スキップボタン763、インク残量ボタン764、ノズルボタン765、チェックボックス(選択手段)766を含んでいる。
タイトルバー71には、「印刷」が表示されている。
ガイダンス画像ペイン72には、この立体造形システム1の外観を示す画像721が表示されている。
ガイダンス説明ペイン73には、ユーザが行うべき操作の説明文が表示されており。図7において「表面バンプ用の印刷を行います。A4の用紙を右側のプリンタにセットします。用紙を横にして切り欠きが左上に来るようにセットしてください。用紙の表側は、印刷のない白い色をしています。セットできましたら、確認ボタンを押してください。」と記載されている。タイトル欄741には、選択したコンテンツ6aのタイトル「60percent」が表示され、サイズ欄742には、選択したコンテンツを印刷する用紙サイズ「A4」が表示されている。
確認ボタン761は、ユーザが当該工程に係る事前操作の終了を確認し、当該工程を立体造形システム1に実行させるためのボタンである。この工程における事前操作とは、用紙ガイドを開き、2つの排紙トレイを引き出す操作である。中止ボタン762は、ユーザが、このコンテンツ6aの印刷を中止させるためのボタンである。スキップボタン763は、ユーザが当該工程を立体造形システム1にスキップさせて、次の工程に進むためのボタンである。
インク残量ボタン764は、インクジェットプリンタ23のインク残量を確認するためのボタンである。ノズルボタン765は、インクジェットプリンタ23にノズルチェックを行わせるためのボタンである。
チェックボックス766は、2.5次元プリンタ20に点字印刷を行わせるためのボックスである。第1のZIPファイル16があれば有効表示される。第1のZIPファイル16がなければ無効表示され、操作できない。なお、チェックボックス766が有効表示される場合、ユーザは、チェックボックス766のチェックを入れたり外したりすることが可能である。従って、第1のZIPファイル16があっても必ず2.5次元プリンタ20に点字印刷を行わせる必要はなく、2.5次元プリンタ20に点字印刷を行わせるか否かは、ユーザが任意に選択することが可能である。
点字データのコピー後であっても、2.5次元プリンタ20に点字印刷を行わせる場合、ユーザは、チェックボックス766にチェックを入れ、2.5次元プリンタ20に点字印刷を行わせない場合、ユーザは、チェックボックス766のチェックを外す。
ガイダンス画面7は更に、サイズ欄742の下側に、「予熱工程/おもて面・バンプデータ印刷」実行中工程751、「おもて面・バンプ」実行前工程752、「カラー印刷」実行前工程753、「うら面からの乾燥」実行前工程754、「うら面・バンプデータ印刷」実行前工程755、「うら面・バンプ」実行前工程756を表示している。このように、ガイダンス画面7には、選択したコンテンツ6aに応じた工程が予め表示される。これによりユーザは、工程の進捗を把握することができる。なお、予熱工程を、おもて面・バンプデータ印刷と同時に行うことで、印刷時間を短縮することができる。
「予熱工程/おもて面・バンプデータ印刷」実行中工程751は、暖色系の色であり、例えばオレンジ色である。「おもて面・バンプ」実行前工程752、「カラー印刷」実行前工程753、「うら面からの乾燥」実行前工程754、「うら面・バンプデータ印刷」実行前工程755、「うら面・バンプ」実行前工程756は、寒色系の色であり、例えば紺色である。これにより、実行中の工程を目立たせることができる。
ここで、図8及び図9に、本発明の実施形態に係る立体造形システム1を用いて形成した立体画像の一例を示す。図8は、チェックボックス766のチェックを入れた場合における、点字を含む立体画像を示す図である。図9は、チェックボックス766のチェックを外した場合における、点字を含まない立体画像を示す図である。
ユーザが、チェックボックス766にチェックを入れると、図8に示すように、例えば、「タイ焼き」の立体画像と、「タイ焼き」の点字が、2.5次元プリンタ20によって、熱発泡性シートの表面に印刷される。ユーザが、チェックボックス766のチェックを外すと、図9に示すように、例えば、「タイ焼き」の立体画像のみが、2.5次元プリンタ20によって、熱発泡性シートの表面に印刷される。
このように、ユーザがチェックボックス766にチェックを入れるか否かを任意に選択することで、点字を含む立体画像又は点字を含まない立体画像を形成することが可能になる。
≪各工程における媒体の変化≫
図10は、2.5次元プリンタ20の処理を示すフローチャートである。
ユーザが、2.5次元プリンタ20に対して、例えば、コンテンツ6aの印刷を指示すると、図10の処理が開始する。
ステップS501において、コンピュータ21のCPUは、コンテンツ6aに表発泡データが有るか否かを判定する。CPUは、表発泡データが有るならば(ステップS501→Yes)、ステップS502の処理に進む。CPUは、表発泡データが無いならば(ステップS501→No)、ステップS506の処理に進む。
ステップS502において、CPUは、点字データの指定が有るか否かを判定する。即ち、CPUは、図7に示すチェックボックス766にチェックが入っているか否かを判定する。CPUは、点字データの指定が有るならば(ステップS502→Yes)、ステップS503の処理に進む。CPUは、点字データの指定が無いならば(ステップS502→No)、ステップS504の処理に進む。
ステップS503において、CPUは、表発泡データ及び点字データを熱発泡性シートの表面に印刷する。
ステップS504において、CPUは、表発泡データを熱発泡性シートの表面に印刷する。
ステップS505において、CPUは、熱発泡性シートの表面を加熱する。
ステップS506において、CPUは、コンテンツ9にカラーデータが有るか否かを判定する。CPUは、カラーデータが有るならば(ステップS506→Yes)、ステップS507の処理に進む。CPUは、カラーデータが無いならば(ステップS506→No)、ステップS509の処理に進む。
ステップS507において、CPUは、カラーデータを熱発泡性シートの表面に印刷する。
ステップS508において、CPUは、この熱発泡性シートの裏面を加熱する。これにより、熱発泡性シートを乾燥させ、裏発泡データによる加熱発泡により、所望の発泡高さを得ることができる。
ステップS509において、CPUは、コンテンツ9に裏発泡データが有るか否かを判定する。CPUは、裏発泡データが有るならば(ステップS509→Yes)、ステップS510の処理に進む。CPUは、裏発泡データが無いならば(ステップS509→No)、図10の処理を終了する。
ステップS510において、CPUは、裏発泡データを熱発泡性シートの裏面に印刷する。
ステップS511において、CPUは、この熱発泡性シートの裏面を加熱し、図10の処理を終了する。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 生成装置10が2.5次元プリンタ20に引き渡すデータの形式は、ZIP形式に限定されず、RAR形式、7ZIP形式など、任意のアーカイブ形式であってもよい。
(b) 生成装置10が2.5次元プリンタ20に引き渡すデータのは、点字データをアーカイブした第1のファイルと、点字データ以外をアーカイブした第2のファイルに限定されない。例えば、点字データを格納した第1のフォルダと、点字データ以外を格納した第2のフォルダであってもよい。
(c) 生成装置10が2.5次元プリンタ20に引き渡す第1のファイルと第2のファイルは、暗号化されていてもよい。これにより、生成装置10の内部処理をユーザに隠蔽することができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
《請求項1》
一方の面から発泡層を発泡させるための発泡用画像データを生成する生成装置と、
前記生成装置により生成された発泡用画像データに基づいて所定の画像を印刷する印刷装置と、
を備え、
前記生成装置は、前記発泡用画像データを前記印刷装置に転送する際に、少なくとも前記発泡用画像データを点字用データからなる第1のファイルと前記発泡用画像データから少なくとも前記点字用データが除かれたデータからなる第2のファイルとに前記発泡用画像データをファイル分割して転送することを特徴とする立体造形システム。
《請求項2》
前記発泡用画像データを前記印刷装置に転送する際に、前記第1のファイルと前記第2のファイルは同時に転送されることを特徴とする請求項1に記載の立体造形システム。
《請求項3》
前記印刷装置に転送された前記第1のファイルと前記第2のファイルが前記印刷装置内の第1のフォルダに格納された場合、当該第1のファイルと当該第2のファイルを第2のフォルダにコピーする制御部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の立体造形システム。
《請求項4》
前記制御部は、前記第1のファイルと前記第2のファイルを前記第2のフォルダにコピーした後に、前記第1のフォルダ内の前記第1のファイルと前記第2のファイルを削除することを特徴とする請求項3に記載の立体造形システム。
《請求項5》
前記発泡用画像データは、
前記点字データ、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、著作権表示データを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の立体造形システム。
《請求項6》
前記第1のファイルが前記印刷装置に転送された場合に、前記点字用データを印刷させるか否かを選択させる選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の立体造形システム。
《請求項7》
一方の面から発泡層を発泡させるための発泡用画像データを生成する生成ステップと、
前記発泡用画像データを印刷装置に転送する転送ステップと、
前記転送ステップにより転送された発泡用画像データに基づいて所定の画像を印刷する印刷ステップと、を備え、
前記転送ステップは、少なくとも前記発泡用画像データを点字用データからなる第1のファイルと前記発泡用画像データから少なくとも前記点字用データが除かれたデータからなる第2のファイルとに前記発泡用画像データをファイル分割して転送することを特徴とする立体造形方法。
《請求項8》
前記転送ステップは、前記第1のファイルと前記第2のファイルを同時に転送することを特徴とする請求項7に記載の立体造形方法。
《請求項9》
前記転送ステップにより転送された前記第1のファイルと前記第2のファイルが前記印刷装置内の第1のフォルダに格納された場合、当該第1のファイルと当該第2のファイルを第2のフォルダにコピーするステップと、を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の立体造形方法。
《請求項10》
前記第1のファイルと前記第2のファイルを前記第2のフォルダにコピーした後に、前記第1のフォルダ内の前記第1のファイルと前記第2のファイルを削除する削除ステップと、を備えることを特徴とする請求項9に記載の立体造形方法。
《請求項11》
前記発泡用画像データは、
前記点字データ、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、著作権表示データを含むことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の立体造形方法。
《請求項12》
前記第1のファイルが前記印刷装置に転送された場合に、前記点字用データを印刷させるか否かを選択させる選択ステップと、を備えることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の立体造形方法。
1 立体造形システム
10 生成装置
16 第1のファイル
17 第2のファイル
20 2.5次元プリンタ
215 共有フォルダ
本発明は、立体造形システム立体造形方法および立体造形プログラムに関する。
本発明は、多種の立体画像を形成できる立体造形システム、立体造形方法および立体造形プログラムを提供することを課題とする。
本発明は、上記目的を達成するため、
熱発泡性シートの少なくとも一方の面に立体画像を形成するための立体画像形成用データを含む複数のファイルを生成する生成装置と、
前記生成装置により生成された前記立体画像形成用データを含む前記複数のファイルに基づいて前記熱発泡性シートの前記少なくとも一方の面に画像を印刷する印刷装置と、
を備え、
前記生成装置は、
前記複数のファイルが点字形成用のファイルを含む場合、前記複数のファイルのうち前記点字形成用のファイルを含む第1のファイルと、前記複数のファイルのうち前記点字形成用のファイル以外のファイルを含む第2のファイルとを生成して、生成した前記第1のファイルと前記第2のファイルとを、前記印刷装置へ転送し、
前記複数のファイルが点字形成用のファイルを含まない場合、前記複数のファイルのうち点字形成用のファイル以外のファイルを含む前記第2のファイルを生成して、生成した前記第2のファイルを、前記印刷装置へ転送する、立体造形システムである。
本発明によれば、多種の立体画像を形成できる立体造形システム、立体造形方法および立体造形プログラムを提供することが可能となる。

Claims (12)

  1. 一方の面から発泡層を発泡させるための発泡用画像データを生成する生成装置と、
    前記生成装置により生成された発泡用画像データに基づいて所定の画像を印刷する印刷装置と、
    を備え、
    前記生成装置は、前記発泡用画像データを前記印刷装置に転送する際に、少なくとも前記発泡用画像データを点字用データからなる第1のファイルと前記発泡用画像データから少なくとも前記点字用データが除かれたデータからなる第2のファイルとに前記発泡用画像データをファイル分割して転送することを特徴とする立体造形システム。
  2. 前記発泡用画像データを前記印刷装置に転送する際に、前記第1のファイルと前記第2のファイルは同時に転送されることを特徴とする請求項1に記載の立体造形システム。
  3. 前記印刷装置に転送された前記第1のファイルと前記第2のファイルが前記印刷装置内の第1のフォルダに格納された場合、当該第1のファイルと当該第2のファイルを第2のフォルダにコピーする制御部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の立体造形システム。
  4. 前記制御部は、前記第1のファイルと前記第2のファイルを前記第2のフォルダにコピーした後に、前記第1のフォルダ内の前記第1のファイルと前記第2のファイルを削除することを特徴とする請求項3に記載の立体造形システム。
  5. 前記発泡用画像データは、
    前記点字データ、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、著作権表示データを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の立体造形システム。
  6. 前記第1のファイルが前記印刷装置に転送された場合に、前記点字用データを印刷させるか否かを選択させる選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の立体造形システム。
  7. 一方の面から発泡層を発泡させるための発泡用画像データを生成する生成ステップと、
    前記発泡用画像データを印刷装置に転送する転送ステップと、
    前記転送ステップにより転送された発泡用画像データに基づいて所定の画像を印刷する印刷ステップと、を備え、
    前記転送ステップは、少なくとも前記発泡用画像データを点字用データからなる第1のファイルと前記発泡用画像データから少なくとも前記点字用データが除かれたデータからなる第2のファイルとに前記発泡用画像データをファイル分割して転送することを特徴とする立体造形方法。
  8. 前記転送ステップは、前記第1のファイルと前記第2のファイルを同時に転送することを特徴とする請求項7に記載の立体造形方法。
  9. 前記転送ステップにより転送された前記第1のファイルと前記第2のファイルが前記印刷装置内の第1のフォルダに格納された場合、当該第1のファイルと当該第2のファイルを第2のフォルダにコピーするステップと、を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の立体造形方法。
  10. 前記第1のファイルと前記第2のファイルを前記第2のフォルダにコピーした後に、前記第1のフォルダ内の前記第1のファイルと前記第2のファイルを削除する削除ステップと、を備えることを特徴とする請求項9に記載の立体造形方法。
  11. 前記発泡用画像データは、
    前記点字データ、表発泡データ、裏発泡データ、カラーデータ、著作権表示データを含むことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の立体造形方法。
  12. 前記第1のファイルが前記印刷装置に転送された場合に、前記点字用データを印刷させるか否かを選択させる選択ステップと、を備えることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の立体造形方法。
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