JPH10235939A - 点字・点図混在文書作成装置 - Google Patents

点字・点図混在文書作成装置

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JPH10235939A
JPH10235939A JP9046779A JP4677997A JPH10235939A JP H10235939 A JPH10235939 A JP H10235939A JP 9046779 A JP9046779 A JP 9046779A JP 4677997 A JP4677997 A JP 4677997A JP H10235939 A JPH10235939 A JP H10235939A
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JP9046779A
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Kenji Sasaki
健治 佐々木
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高度な内容の点字と点図が混在した混在文書
を容易に作成できるようにする。 【解決手段】 入力装置1によって文書の分割領域数
と、その各分割領域の点図又は点字のフォーマットと、
各分割領域に挿入する点図画像又は点字文字列を認識す
るデータとを入力して設定する。また、CPU6により
各分割領域の幅と長さおよび始点のXY座標と終点のX
Y座標を算出し、これらの情報を情報記憶装置3に記憶
させる。そして、各分割領域に対して設定されているフ
ォーマットと点図画像又は点字文字列を認識するデータ
とによって、各分割領域に挿入する点図画像又は点字文
字列を選出して点図・点字混在文書を作成し、登録す
る。その点図・点字混在文書を表示装置4に表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、盲人用の点字及
び点図による文書を作成/編集するための、点字・点図
混在文書作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】盲人が本を読むための手段として点字と
点図がある。例えば、点字文書を扱う点字作成装置とし
て、特開昭57−70678号公報に見られるようなも
のがある。これは、点字データの生成,編集,校正,蓄
積,保存,複製等の機能を有し、点字文書の作成をスピ
ーディに行なえるようにしたものである。しかし、この
装置では点図の作成機能は有していない。
【0003】また、従来の出力装置として点字プロッタ
を使用した点字出力システムの機能として、点図画像作
成ツールで点図画像を作成する点図作成機能と、点字文
字列作成ツールで点字文字列を作成する点字文字列作成
機能とがある。出力装置である点字プロッタは、どちら
の機能に対しても、出力を得ることができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の点字作成装置では、点図画像と点字文字列
は、それぞれを表記するフォーマットが異なるため、点
図作成機能では点字文字列を取り込むことができず、点
字文字列作成機能では点図画像を取り込むことができな
かった。
【0005】これに対して、点図画像と点字文字列をそ
れぞれ出力装置(点字プロッタ)から同じ用紙に出力
し、1つにまとめることができる装置もあるが、点図画
像と点字文字列の混在文書(以下単に「混在文書」と称
する)が意図通りできているか否かは、出力してみない
と分からなかった。また、最低2回出力しなければなら
ないため手間がかかる上、点字画像と点字文字列のデー
タを一つのツールに一括して記録することはできないた
め、管理が煩わしいという問題もあった。
【0006】さらに、点図作成装置には、独自で点字文
字列を作成する機能を持つものもあるが、点字文書作成
機能とはデータの互換性がない上、文字列の長さを判別
して改行する機能を持たなかった。従って、点図作成機
能で作成された点字文字列は比較的短くならざるを得
ず、点図画像の簡単な説明にとどまることが多かった。
【0007】上記のような理由で、従来の点字作成装置
では点字と点図の混在文書の作成は困難であった。この
発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、高度な
内容の点字と点図が混在した混在文書を容易に作成でき
るようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による点字・点
図混在文書作成装置は、上記の目的を達成するため、文
書の分割領域数と、その各分割領域の点図又は点字のフ
ォーマットと、各分割領域に挿入する点図画像又は点字
文字列を認識するデータとを入力して設定する入力設定
手段を備えている。
【0009】さらに、各分割領域の幅と長さおよび始点
のXY座標と終点のXY座標を算出する計算手段と、上
記入力設定手段によって入力して設定された情報及び上
記計算手段によって算出された値を記憶する記憶手段
と、各分割領域に対して設定されている上記フォーマッ
トと上記点図画像又は点字文字列を認識するデータとに
よって、各分割領域に挿入する点図画像又は点字文字列
を選出して点図・点字混在文書を作成する混在文書作成
手段と、該手段によって作成された点図・点字混在文書
を登録する登録手段と、その点図・点字混在文書を表示
する手段とを備えている。
【0010】また、上記点字・点図文書作成手段におい
て、設定された各分割領域の大きさを、挿入する点図画
像の大きさ又は点字文字列の長さに対応して変更するた
めの分割領域変更手段を設けるとよい。
【0011】その分割領域変更手段は、各分割領域に挿
入する点図画像のサイズおよび点字文字列を構成するた
めの縦横の点間隔,点字間隔,行間各,及び点字マス数
の各要素を入力する入力手段と、点字文字列を収納する
のに必要な領域のサイズを算出する手段と、点図画像の
サイズとそれを挿入すべき分割領域のサイズとを比較し
てその差分を算出し、前記点字文字列を収納するのに必
要な領域のサイズとそれを挿入すべき分割領域のサイズ
とを比較してその差分を算出する計算手段と、該手段に
よって算出された各差分に応じて各分割領域のサイズを
増減する手段とから構成することができる。
【0012】あるいはまた、点図画像データを作成する
点図画像作成手段と、点字文字列データを作成する点字
文字列作成手段と、上記各分割領域のサイズに応じて、
その各分割領域に挿入する点図画像又は点字文字列の作
成量又は作成範囲を設定する手段とを設けると便利であ
る。
【0013】これらの点字・点図混在文書作成装置にお
いて、混在文書作成手段によって作成された点図・点字
混在文書を用紙に打点して出力する点字プロッターのよ
うな出力手段を備えるとよい。しかし、この発明による
点字・点図混在文書作成装置自体にはこのような出力手
段を備えず、別途設けた出力装置と接続してシステム構
成するようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を用いて具体的に説明する。図1は、この発明による
点字・点図混在文書作成装置のハード構成を示すブロッ
ク図である。
【0015】この点字・点図混在文書作成装置は、入力
装置1,表示バッファ2,情報記憶装置3,表示装置
4,出力装置(点字プロッタ)5,CPU6,点図画像
作成ツール12,点字文字列作成ツール13,印刷デー
タファイル作成ツール17、およびこれらを結ぶシステ
ムバス11から構成されている。なお、各インタフェー
スは図示を省略している。
【0016】入力装置1は、キーボードやマウスなどに
よる各種データ及び指示等の入力手段、情報記憶装置3
は、ハードディスク装置(HDD),フロッピディスク
装置(FDD),光磁気ディスク装置(MOD)などの
各種情報を記憶する記憶手段、表示装置4は、CRTや
点字ディスプレイを含む混在文書の内容を表示可能な表
示手段である。表示バッファ2は、その表示装置4に表
示させる表示データを格納するメモリである。出力装置
5は、点字プロッター等の混在文書を用紙に打点出力し
得る出力手段である。
【0017】点図画像作成ツール12は、点図画像を作
成するためのソフトウエア(プログラム)、点字文字列
作成ツール13は、点字文字列を作成するためのソフト
ウエア(プログラム)、印刷データファイル作成ツール
17は、出力装置5に打点出力(印刷)させる印刷デー
タファイルを作成するためのソフトウエア(プログラ
ム)であり、それぞれ格納されている記憶媒体から読み
出され、CPU6によって各機能を実行するための所要
の処理がなされる。CPU6はこの装置全体を統括制御
するマイクロコンピュータである。
【0018】図2,図9,図13は、この図1に示した
点字・点図混在文書作成装置のそれぞれ異なる機能を示
すブロック図である。これらの各図は、この発明による
各機能と、ハードウェアと、ソフトウェア(ツール)及
びそのデータとデータファイルの各要素を並べ、矢印付
きの実線によるデータの流れで各要素の関係を示してい
る。
【0019】次に、図2乃至図8を用いてこの発明の第
1の実施形態について説明する。この第1の実施形態
は、請求項1の発明を実現するものである。まず、図2
によって混在文書の作成手順を説明する。最初に入力装
置1によってデータの初期化および混在文書の作成に必
要な値の設定を行なう。
【0020】その設定データは、文書の分割領域数、各
分割領域のフォーマット、各分割領域に挿入する点図画
像を認識するデータとしてのファイル名、および各分割
領域に挿入する点字文字列を認識するデータとしての点
字文書のファイル名である。フォーマットとは、各分割
領域に点図画像又は点字文書のどれかを割り当てるため
のものであり、挿入するファイルは当然フォーマットに
沿ったものでなければいけない。また、ファイル名の拡
張子でフォーマットを判別する手段もある。次に、表示
装置4で入力の確認を行ない、入力確定の際には入力値
を情報記憶装置3に登録する。
【0021】ここまでの内容を表示装置4で表示する
と、図3又は図5に示すようになる。図3は文書を2分
割に設定した場合の設定表示の例であり、分割領域数を
示す文書数に「2」と入力され、上,下の各分割領域の
フォーマット(この例では上領域が点図で下領域が点
字)、およびその各領域に挿入するファイル名が入力さ
れている。
【0022】図5は文書を4分割に設定した場合の設定
表示の例であり、分割領域数を示す文書数に「4」と入
力され、左上,右上,左下,右下の各分割領域のフォー
マット(この例では左上と右下の領域が点図で右上と左
下の領域が点字)、およびその各領域に挿入するファイ
ル名が入力されている。
【0023】また、図4は図3の設定により出来上がっ
た混在文書の例、図6は図5の設定により出来上がった
混在文書の例である。図4に示す混在文書9は、上領域
10Aに点図画像7が入り、下領域10Bに点字文字列
8が入っている。図6に示す混在文書9は、左上領域1
0aと右下領域10dに点図画像7が入り、右上領域1
0bと左下領域10cに点字文字列8が入っている。
【0024】次に、図2に戻って、各分割領域のデータ
の算出を行なう。まず各分割領域のサイズすなわち幅と
長さを算出する。情報記憶装置3には混在文書9の全体
の幅及び長さのデータが入っているので、その値を分割
領域数で割ればよい。さらに、各分割領域毎に縦横の始
点のXY座標と終点座標も算出する。そして、それらの
算出した値を情報記憶装置3に登録する。
【0025】図4に示した例の場合は、混在文書9全体
の長さの値の半分が、各分割領域10A,10Bの長さ
の値になる。図6に示した例の場合は、長さは図4の場
合と同様だが、幅も混在文書9全体の幅の値の半分が各
分割領域10a〜10dの幅の値となる。ただし、どの
ように分割するかは各アプリケーションの使用にゆだね
られるので、上述した算出方法とは違った方法で算出し
てもよい。
【0026】次に、既存の点図画像7および点字文書の
点字文字列8を指定された分割領域に配置するための、
各分割領域内への取り込み、取り込みチェック、及び混
在文書用データ作成の手順を述べる。一般に、点図画像
作成ツール12は、画像サイズが小さくなったとき、画
像領域に入りきらない点図データを取り扱わない仕組み
になっている。また、点字文字列作成ツール13は、画
像サイズが小さくなって点字文字列8全体が1行に入り
きらないときは改行し、1ページに入りきらないときは
次ページを用意して改行する仕組みになっている。この
発明でも、これらの仕様を利用する。
【0027】以下の説明では混在文書9を4分割にし、
図5及び図6に示したように設定したと見なして説明す
る。この場合、左上の分割領域10aには、点図画像7
として「apple.plt」が入る。そして、点図画像作成ツ
ール12には左上の分割領域10aの縦横の始点座標と
終点座標が渡され、「apple.plt」から左上の分割領域
10aの範囲内に該当する点図データからなる左上の分
割領域10a用の点図データ14が作成される。その点
図データ14に従って表示バッファ2内の指定された分
割領域10aに点図データ14が点表示の形で配置され
る。
【0028】右上の分割領域10bには、点字文書「ap
ple.txt」の点字文字列8が入る。そして、点字文字列
作成ツール13には右上の分割領域10bの幅と長さの
値が渡され、1行あたりの点字マス数と行数の最大値が
算出される。「apple.txt」から右上の分割領域10b
に挿入する点字文字列データ15が作成される。その点
文字列データ15に従って表示バッファ2内の指定され
た分割領域10bに点字文字列8が配置される。この過
程で点間隔,点字間隔,及び行間隔を考慮し、入りきら
ない点字文字列8は切り捨てられる。また、右上の分割
領域10bの横(X)方向の始点座標を考慮する必要が
ある。
【0029】左下の分割領域10cの部分には、点字文
書「banana.txt」の点字文字列8が入る。ここで、分割
領域10bと同様の措置で点字文字列の配置を行なう
が、ここでは左下の分割領域10cの縦(Y)方向の始
点座標を考慮する必要がある。また、右下の分割領域1
0dの部分には点図画像7として「banana.plt」が入
る。ここでは分割領域10aと同様の措置で点図画像の
配置を行なうが、ここでは右下の分割領域10dの縦横
の始点座標を考慮する必要がある。
【0030】すべての分割領域10用のデータを表示バ
ッファ2に入れた時点で、表示バッファ2の内容が表示
装置4に表示されて、画像の形で視認される。次に作成
内容の確定を行うと、混在文書9用のデータファイル1
6が作られ、情報記憶装置3に登録される。最後に、出
力装置5に出力するときは印刷データファイル18が必
要であるが、混在文書9用のデータファイル16を基
に、専用の印刷データファイル作成ツール17によって
印刷データファイル18が作成される。
【0031】図7は、この第1の実施形態による混在文
書の作成および表示の手順を示したフローチャートであ
る。このフローチャートにしたがって上述の手順の流れ
を説明する。まず、初期データとして、分割領域数、各
分割領域に割り当てるフォーマット、各分割領域に割り
当てる点図画像又は点字文書のファイル名を設定する。
【0032】次に、各分割領域のデータ、すなわち各分
割領域の始点のXY座標及び終点のXY座標と、各分割
領域の幅及び長さを算出する。そして、全ての分割領域
のデータを算出したら、分割領域のフォーマットを判別
して、点図のフォーマットであれば、点図画像作成ツー
ル12に必要なデータを渡す。その必要なデータには、
分割領域に割り当てる点図画像のファイル名、分割領域
の始点のXY座標と終点のXY座標、サイズを示す幅及
び長さのデータを含む。それによって、点図画像作成ツ
ール12により分割領域用の点図データを作成する。
【0033】分割領域のフォーマットが点字のフォーマ
ットであれば、点字文字列作成ツール13に必要なデー
タを渡す。その必要なデータには、分割領域に割り当て
る点字文書のファイル名、分割領域の始点のXY座標と
終点のXY座標、サイズを示す幅及び長さのデータを含
む。それによって、点字文字列作成ツール13により分
割領域用の点字文字列データを作成する。
【0034】そして、全ての分割領域に対して、点図デ
ータ又は点字文字列データ作り終えると、混在文書デー
タファイルを作成する。その混在文書データファイルに
は、各分割領域の始点のXY座標と終点のXY座標、サ
イズを示す幅及び長さ、各分割領域に割り当てる点図画
像又は点字文書のデータを含む。
【0035】混在文書データファイルを作成すると、そ
の混在文書を表示装置4に表示し、その混在文書の内容
を登録する場合には、混在文書のファイル名も作成し
て、その混在文書データを情報記憶装置3に登録する。
【0036】図8は、第1の実施形態により作成した混
在文書を出力する手順を示したフローチャートである。
上述のようにして作成した混在文書を出力する手順をこ
のフローチャートによって説明する。まず、印刷データ
ファイル作成ツール17に、混在文書のファイル名を含
む必要なデータを渡す。それによって、印刷データファ
イル作成ツール17が印刷データファイル18を作成す
る。そして、その印刷データを出力装置5に点打させ
て、混在文書を出力する。
【0037】次に、図9乃至図12を用いてこの発明の
第2の実施形態を説明する。この第2の実施形態は請求
項2および3を実現する。前述した第1の実施形態で
は、例えば図6の左上の分割領域10aに点図画像7を
割り当てる際、点図画像7のサイズが左上の分割領域1
0aよりも大きいときには、左上の分割領域10aより
はみだした部分の点図データを切り捨てていた。
【0038】第2の実施形態ではそのような場合、分割
領域の分割サイズの変更を行なって、点図画像7が全て
収まるようにする。その変更方法としては、大まかに装
置が自動変更する方法と、オペレータが手動的に変更す
る方法とがあるが、変更対象となる分割領域のサイズの
設定順序が異なるだけで、その他は同じである。
【0039】そこでまず、オペレータが手動的に分割領
域のサイズを設定する手順について説明する。図9に示
す入力装置1からの入力によって、図10に示すように
分割領域20a〜20dの枠19a〜19cを移動させ
たり、数値入力によって分割領域20a〜20dの幅,
長さ,始点のXY座標、終点のXY座標を変更すること
ができる。そして、それらの値を情報記憶装置3に仮登
録しておく。
【0040】次に、この点字・点図文書作成装置が自動
的に分割領域のサイズを設定するときは、点図画像7の
サイズをそのまま分割領域とするか、又は点図データの
縦横の最大座標を分割領域のサイズとし、それらの値を
情報記憶装置3に仮登録しておく。
【0041】どちらの手順によっても、例えば図10に
示すように分割する際、左上の分割領域20aのサイズ
を右方向へ拡大した場合、拡大した分だけ右上の分割領
域20bの幅が減少する。それは、そのまま左上の分割
領域20aの終点のX座標と、右上の分割領域20bの
始点のX座標を変更することを意味する。そして、左上
の分割領域20aのオリジナルサイズと、仮登録した更
新サイズの値の差分を算出し、その差分の値により新た
な右上の分割領域20bのサイズの値を算出し、情報記
憶装置3に仮登録しておく。
【0042】次に、図10の例では拡大した左上の分割
領域20aの部分に、図11に示すように点図画像7が
入る。このように分割領域の1つに点図画像が入るとき
には、第1の実施形態での点図画像の配置と同様の措置
がとられる。また、図10の例では縮小した右上の分割
領域20bの部分には、図11に示すように点字文字列
8が入る。このように分割領域の1つに点字文字列が入
るときには、第1の実施形態での点字文字列の配置と同
様の措置がとられる。
【0043】さらに、図10の左下の分割領域20cと
右下の分割領域20dにおいても同様にそれぞれ対応す
る処理が行なわれ、最終的に図11に示すような混在文
書9が作成される。最後に、第1の実施形態の場合と同
様に、オペレータが作成された混在文書9の内容を容認
してから、その混在文書9のデータファイル16が作成
され、情報記憶装置3に登録される。
【0044】図12は、この第2の実施形態において、
分割領域のサイズの変更から混在文書9を作成して表示
するまでの手順を示したフローチャートである。このフ
ローチャートにしたがって、上述の手順の流れを説明す
る。まず、変更値の設定を行ない、その設定値の正当性
をチェックする。その変更値とは、変更対象の分割領域
の始点と終点のXY座標、サイズを示す幅及び長さのデ
ータを含む。
【0045】チェック結果が正当でない場合は、変更値
の設定をやりなおす(NG1)か、この処理を終了する
(NG2)。チェック結果がOKであれば、変更対象の
分割領域の残りのデータの更新値の算出を行なう。すな
わち、座標値の変更のみが既知の場合には、その分割領
域のサイズすなわち幅と長さを算出する。分割領域の幅
と長さの変更のみが既知の場合にはXY座標値を算出す
る。
【0046】そして、データ変更が発生する分割領域の
全てに対してそれを算出すると、混在文書データファイ
ルを作成する。その混在文書データファイルには、各分
割領域の始点と終点のXY座標、サイズを示す幅と長
さ、各分割領域に割り当てる点図画像又は点字文書のデ
ータを含む。それ以降の手順は、図7のフローチャート
に示した第1の実施形態の場合と同じである。
【0047】次に、図13乃至図15を用いてこの発明
の第3の実施形態を説明する。この第3の実施形態は請
求項4の要求を実現する。この第3の実施形態は、混在
文書に組み込むことを前提に、新規に点図画像や点字文
字列を作成するときの処理に関する部分に特徴がある。
【0048】点図画像を作成するとき、割り当てる分割
領域に挿入するファイル名の欄(図3,図4参照)に、
新規のファイル名又は新規を示す固定のファイル名を入
力しておく。新規の点図画像のサイズには分割領域のサ
イズの値(幅、長さ)がそのまま割り当てられる。その
値により設定可能な点の数を定めてもよい。それらの値
は情報記憶装置3に記録される。
【0049】次に、このように記述されている各データ
を点図画像作成ツール12に渡すと、点図画像作成ツー
ル12は分割領域のサイズに合わせた点図画像を作成す
る。そして、点図画像作成ツール内において、分割領域
のサイズの範囲内で点図画像の作成が行われ、分割領域
内の点図画像データ14として情報記憶装置3に登録す
る。また、作成にあたっては入力した点の数のチェック
も行われる。
【0050】新規の点字文書の際も、割り当てる分割領
域に挿入するファイル名の欄に、新規のファイル名又は
新規を示す固定のファイル名を入力しておく。点字の各
パラメータ(縦横の点間隔,点字間隔,行間隔)によ
り、各分割領域に設定可能な文字データ(点字マス数)
を算出する。それらの値は情報記憶装置3に登録され
る。
【0051】次に、このように記述されている各データ
を点字文字列作成ツール13に渡し、点字文字列の作成
にあたっては点字マス数のチェックを行う。そして分割
領域のサイズの範囲内で点字文字列の作成が行なわれ、
分割領域内の点字文字列データ15として情報記憶装置
3に登録する。
【0052】図14はこの第3の実施形態において、混
在文書作成用の点図画像又は点字文書の点字文字列のサ
イズを設定し、それぞれ専用の作成ツール12,13に
渡すまでの手順を示したフローチャートである。このフ
ローチャート内にしたがって、上述の手順の流れを説明
する。
【0053】最初に初期データの設定を行なう。その初
期データには、分割領域数、各分割領域に割り当てるフ
ォーマット、各分割領域に割り当てる点図画像又は点字
文書のファイル名(新規のファイル名かあるいは新規を
示す固定のファイル名)を含む。次いで、分割領域の各
データを算出する。すなわち、各分割領域の始点及び終
点のXY座標、サイズを示す幅と長さのデータを含む。
【0054】全ての分割領域の各データを算出し終わる
と、分割領域のイメージを表示し、分割領域のサイズを
変更する場合には、分割領域のサイズ変更を行なう。そ
の詳細は後述する。そして、サイズ変更で強制終了が発
生した場合には処理を終了するが、それが発生しない場
合および分割領域のサイズを変更しない場合は、次に分
割領域のフォーマットをチェックする。
【0055】そして、そのフォーマットが点図であれ
ば、点図画像作成ツール12に必要なデータを渡す。そ
のデータは、当該分割領域に割り当てる点図画像のファ
イル名、当該分割領域の始点と終点のXY座標および幅
と長さのデータを含む。それによって、点図画像作成ツ
ール12により分割領域用の点図データ14を作成す
る。
【0056】また、そのフォーマットが点字であれば点
字文字列作成ツール13に必要なデータを渡す。そのデ
ータは、当該分割領域に割り当てる点字文書のファイル
名、当該分割領域の始点と終点のXY座標および幅と長
さのデータを含む。それによって、点字文字列作成ツー
ル13により分割領域用の点字文字列データ15を作成
する。このような分割領域のイメージ表示から後の各処
理を、すべての分割領域に対して順次実行するが、図示
の都合上図14にフローチャートではを省略している。
【0057】図15は、図14のフローチャート内の分
割領域のサイズの変更のサブルーチンの内容を示すフロ
ーチャートである。このフローチャートは、図12に示
したフローチャートにおける分割領域のサイズの変更に
係る部分と略同じあり、設定値の正当性のチェックで、
そのチェック結果が正当でなく、変更値を設定し直さな
い(NG2)場合に、強制終了の措置をとる点が異なる
だけである。
【0058】上述したすべての実施形態において、この
点字・点図混在文書作成装置のCPU6は、それ自体の
ROMに格納したプログラム、及び各専用の作成ツール
12,13,17のプログラムから出される命令に従
い、各種データの算出や点図データ及び点字文字列デー
タの作成、情報記憶装置3に対する各データの読み書
き、表示装置4に対する(表示バッファ2を通じての)
混在文書の内容の表示、出力装置5に対する混在文書の
内容の出力の制御などを行なう。
【0059】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明により、点図と点字の混在文書の作成を容易に行うこ
とができる。また、それに伴ない混在文書の内容の高度
化が図れる。そして、点図画像と点字文字列の領域を分
けることによって、触読による判別がしやすくなり、出
力された混在文書を早く読めるようになる。さらに、既
存の点図画像と点字文字列を扱えるので、これらの活用
範囲も広がる。
【0060】また、請求項2,3の発明によれば、上記
混在文書のスペース使用の効率が向上する。また、サイ
ズによる点図画像と点字文字列の使用制限を軽減でき
る。あるいは、請求項4の発明によれば、新規の点図画
像や点字文字列の作成において、作成量や作成範囲が分
かるので、その作成作業を効率よく行なうことができ
る。また、使用するメモリも最小限の作業領域だけ確保
すればよいので、メモリ使用量を節約できる。そして、
請求項5の発明によれば、作成した点字・点図混在文書
を直ちに用紙に打点出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による点字・点図混在文書作成装置の
ハード構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した点字・点図混在文書作成装置によ
るこの発明の第1の実施形態の機能ブロック図である。
【図3】同じくその表示装置に表示される分割数が2の
場合の設定表示の例を示す図である。
【図4】図3の設定により出来上がる混在文書の例を示
す図である。
【図5】同じくその表示装置に表示される分割数が4の
場合の設定表示の例を示す図である。
【図6】図5の設定により出来上がる混在文書の例を示
す図である。
【図7】この発明の第1の実施形態における混在文書の
作成および表示の手順を示したフローチャートである。
【図8】同じくその作成した混在文書を出力する手順を
示したフローチャートである。
【図9】図1に示した点字・点図混在文書作成装置によ
るこの発明の第2の実施形態の機能ブロック図である。
【図10】同じくその表示装置に表示される分割数が4
の場合の分割領域の枠を移動させるときの表示例であ
る。
【図11】図10に示すように各分割領域が設定された
場合に出来上がる混在文書の例を示す図である。
【図12】この発明の第2の実施形態における分割領域
のサイズの変更から混在文書の作成・表示までの手順を
示したフローチャートである。
【図13】図1に示した点字・点図混在文書作成装置に
よるこの発明の第3の実施形態の機能ブロック図であ
る。
【図14】同じくそれによる混在文書の作成手順を示し
たフローチャートである。
【図15】図14のフローチャートにおける分割領域の
サイズ変更のサブルーチンの内容を示したフローチャー
トである。
【符号の説明】
1:入力装置 2:表示バッファ 3:情報記憶装置 4:表示装置 5:出力装置 6:CPU 7:点図画像 8:点字文字列 9:混在文書 10A,10B:分割領域 10a〜10d:分割領域 11:システムバス 12:点図画像作成ツール 13:点字文字列作成ツール 14:分割領域内の点図画像データ 15:分割領域内の点字文字列 16:混在文書用データファイル 17:印刷データファイル作成ツール 18:印刷データファイル 19a〜19c:分割領域の枠 20a〜20d:変更後の分割領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書の分割領域数と、その各分割領域の
    点図又は点字のフォーマットと、各分割領域に挿入する
    点図画像又は点字文字列を認識するデータとを入力して
    設定する入力設定手段と、 各分割領域の幅と長さおよび始点のXY座標と終点のX
    Y座標を算出する計算手段と、 前記入力設定手段によって入力して設定された情報及び
    前記計算手段によって算出された値を記憶する記憶手段
    と、 各分割領域に対して設定されている前記フォーマットと
    前記点図画像又は点字文字列を認識するデータとによっ
    て、各分割領域に挿入する点図画像又は点字文字列を選
    出して点図・点字混在文書を作成する混在文書作成手段
    と、 該手段によって作成された点図・点字混在文書を登録す
    る登録手段と、 その点図・点字混在文書を表示する手段とを備えたこと
    を特徴とする点字・点図混在文書作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の点字・点図文書作成手
    段において、 前記設定された各分割領域の大きさを、挿入する点図画
    像の大きさ又は点字文字列の長さに対応して変更するた
    めの分割領域変更手段を設けたことを特徴とする点字・
    点図混在文書作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の点字・点図混在文書作成
    装置において、 前記分割領域変更手段が、各分割領域に挿入する点図画
    像のサイズおよび点字文字列を構成するための縦横の点
    間隔,点字間隔,行間各,及び点字マス数の各要素を入
    力する入力手段と、点字文字列を収納するのに必要な領
    域のサイズを算出する手段と、点図画像のサイズとそれ
    を挿入すべき分割領域のサイズとを比較してその差分を
    算出し、前記点字文字列を収納するのに必要な領域のサ
    イズとそれを挿入すべき分割領域のサイズとを比較して
    その差分を算出する計算手段と、該手段によって算出さ
    れた各差分に応じて各分割領域のサイズを増減する手段
    とからなることを特徴とする点字・点図混在文書作成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の点字・点図混在文書作成装
    置において、 点図画像データを作成する点図画像作成手段と、点字文
    字列データを作成する点字文字列作成手段と、前記各分
    割領域のサイズに応じて、その各分割領域に挿入する点
    図画像又は点字文字列の作成量又は作成範囲を設定する
    手段とを設けたことを特徴とする点字・点図混在文書作
    成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    点字・点図混在文書作成装置において、前記混在文書作
    成手段によって作成された点図・点字混在文書を用紙に
    打点して出力する出力手段を備えたことを特徴とする点
    字・点図混在文書作成装置。
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