JP2000168294A - 電子黒板システム - Google Patents

電子黒板システム

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JP2000168294A
JP2000168294A JP10352524A JP35252498A JP2000168294A JP 2000168294 A JP2000168294 A JP 2000168294A JP 10352524 A JP10352524 A JP 10352524A JP 35252498 A JP35252498 A JP 35252498A JP 2000168294 A JP2000168294 A JP 2000168294A
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Yasushi Kashimada
靖 鹿島田
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Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒板面上に自由なレイアウトで書き込んだ会
議や打ち合わせ等の記録を読み取り、読み取った会議や
打ち合わせの記録を予め定めたフォーマットを有した文
書中の所定の位置に挿入して議事録等を人手を介さずに
生成可能にすること。 【解決手段】 黒板面上の書込情報を読み取った黒板画
像を電子黒板装置101から入力し、黒板面上に予め書
き込まれた枠中の領域を黒板画像から抽出する領域抽出
部303と、領域抽出部303で抽出した領域中の書込
情報に含まれる文字列について文字認識処理を実行する
OCR部304と、枠と共に黒板面上に予め書き込まれ
た記号に基づいて、領域抽出部303で抽出した領域中
の書込情報(文字認識結果を含む)を文書テンプレート
207の該当する位置に挿入する挿入処理部305と、
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子黒板システム
に関し、より詳細には、黒板面上に書き込まれた文字列
や図形を読み取り、読み取った文字列や図形を予め用意
された文書中の所定の位置に挿入することにより、黒板
面上に書き込まれた情報を利用して新たな文書を生成可
能にした電子黒板システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボードやシート等の書き込み
面となる黒板面に筆記具を用いて書き込んだ手書きの情
報を専用のスキャナで読み取り、専用のプリンタで記録
紙に出力する電子黒板装置が知られている。このよう
に、会議や打ち合わせの内容が記録された黒板面の内容
そのものを記録紙上に出力することができるため、上記
機能を有した電子黒板装置は非常に重宝なものとして広
く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子黒板装置は、記録紙上に会議や打ち合わせの内容を
記録して残すことが可能であるものの、記録紙に記録さ
れた情報は手書きによるものであるため、電子黒板装置
から出力された記録紙はそのまま議事録として保存され
ることはなく、例えばワードプロセッサを用いて清書す
ることによって正式な議事録を作成する作業が行われて
いることが現状である。つまり、会議の主催者は、会議
のための前準備として会議の資料を作成したり、会議の
運営方法を検討する等の作業に相当の時間を費やす必要
がある上に、会議後に議事録を作成するという作業も必
要となるため、年間を通してみると会議のために膨大な
コストがかかることなる。
【0004】したがって、従来の電子黒板装置は、記録
紙上に会議や打ち合わせの内容を記録して残すことが可
能であるとはいえ、このような機能を有しない単なるホ
ワイトボードと同様に、会議や打ち合わせ後の労力軽減
という目的には何ら寄与し得ないという問題点があっ
た。
【0005】一方、電子黒板装置において、黒板面上に
書き込まれた情報を読み取ってOCR処理することによ
り、議事録等を作成するための労力の軽減を図ることも
可能であると考えられるが、黒板面には自由なレイアウ
トで文字や図形の書き込みが行われることが普通である
ため、OCR処理した結果は黒板面上のレイアウトその
ものの内容となり、例えばOCR処理の結果を所定のフ
ォーマットの文書にコピーまたは移動する等、OCR処
理の結果を利用して最終的な議事録を作成する作業が必
要となるという問題点がある。
【0006】この際、作成する議事録のフォーマットに
合わせて黒板面のフォーマットを予め定めておき、OC
R処理の結果がそのまま議事録となるようにすることも
考えられるが、会議や打ち合わせの際に予め定めたフォ
ーマット通りに黒板面に文字や図形を書き込む必要があ
るため、黒板面に対する書き込みの自由度が失われるこ
とになってしまい、黒板としての利点が活かせないとい
う問題点がある。
【0007】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、黒板面上に自由なレイアウトで書き込んだ会議や打
ち合わせ等の記録を読み取り、読み取った会議や打ち合
わせの記録を予め定めたフォーマットを有した文書中の
所定の位置に挿入して議事録等を人手を介さずに生成す
ることを可能にして、作業効率の向上を図ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の電子黒板システムは、黒板面上に書き込
まれた文字列や図形を含む書込情報を読み取って、前記
黒板面に対応する黒板画像を生成する画像生成手段を備
えた電子黒板システムにおいて、前記黒板面上に前記書
込情報を含む任意の範囲の領域を少なくとも一つ設定す
るための領域設定手段と、前記領域設定手段で設定され
た前記黒板面上の領域毎に、予め定義された異なる種類
の属性情報をそれぞれ付与するための属性付与手段と、
前記画像生成手段で生成した黒板画像から前記領域設定
手段で設定された領域に含まれる書込情報を抽出する抽
出手段と、前記属性付与手段で付与された属性情報に基
づいて、前記抽出手段で抽出した書込情報を予め用意さ
れた文書中の所定の位置に挿入し、前記黒板面に書き込
まれた書込情報を含む文書を生成する文書生成手段と、
を備えたものである。
【0009】また、請求項2の電子黒板システムは、請
求項1に記載の電子黒板システムにおいて、さらに、前
記文書生成手段で前記文書中の所定の位置に挿入される
書込情報中の文字列について文字認識処理を実行する文
字認識手段を備えたものである。
【0010】また、請求項3の電子黒板システムは、請
求項1または2に記載の電子黒板システムにおいて、前
記領域設定手段が、前記書込情報である前記文字列およ
び/または図形を囲む枠を前記黒板面上に書き込むこと
により、前記黒板面上に前記書込情報を含む任意の範囲
の領域を少なくとも一つ設定するための筆記具であり、
前記属性付与手段が、前記領域設定手段である筆記具を
用いて前記黒板面上に書き込まれた枠中に、前記属性情
報として予め定義された複数種類の記号の中から選択さ
れた記号を書き込むことにより、設定された前記黒板面
上の領域毎に前記属性情報をそれぞれ付与するための筆
記具であるものである。
【0011】さらに、請求項4の電子黒板システムは、
請求項3に記載の電子黒板システムにおいて、前記文書
が、前記予め定義された複数種類の記号に対応して、前
記書込情報を挿入する位置を定めた位置情報を有したも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子黒板シス
テムの一実施の形態について、添付の図面を参照しつつ
詳細に説明する。
【0013】図1は、本実施の形態に係る電子黒板シス
テムを示す構成図である。図1に示す電子黒板システム
は、黒板面102に筆記具を用いて書き込まれた文字や
図形等の書込情報を読み取って黒板面102に対応する
黒板画像を生成し、生成した黒板画像に基づいて黒板面
102に書き込まれた書込情報を記録紙に記録して排出
トレイ103にする出力する機能を有した電子黒板装置
101と、電子黒板101から黒板画像を入力し、入力
した黒板画像に基づいて、黒板面102に書き込まれた
書込情報を予め用意された文書中に配置して議事録等を
生成するためのコンピュータ111と、を備えている。
また、コンピュータ111には、図1に示すように、原
稿から画像情報を読み取り、読み取った画像情報をコン
ピュータ111に入力するスキャナ121や、図示しな
いプリンタ等を接続することができる。
【0014】図1に示す電子黒板装置101は、巻き取
り式のシートを黒板面102として利用するタイプの装
置であって、シートを巻き取りつつ、シート上に書き込
まれた書込情報を読み取るスキャナ(図示せず)を内蔵
したものである。また、ホワイトボードを書込面102
とし、スキャナを移動させてホワイトボード上の書込情
報を読み取るタイプの電子黒板装置であっても同様に本
実施の形態に係る電子黒板システムに用いることが可能
である。つまり、本実施の形態の電子黒板システムにお
いては、黒板面102に書き込まれた書込情報を読み取
り、読み取った書込情報(黒板面102に対応する黒板
画像)をコンピュータ111に入力することが可能であ
れば、電子黒板装置の種類は問わない。
【0015】図2は、図1に示したコンピュータ111
の概略構成を示すブロック構成図である。コンピュータ
111は、図2に示すように、全体を制御するCPU2
01と、ブートプログラム等を記憶したROM202
と、CPU101のワークエリアとして使用されるRA
M203と、文字,数値,各種命令等の入力を行うため
のキーボード204およびマウス205と、CPU20
1による処理の結果を表示するためのCRT,液晶ディ
スプレイ等のモニタ206と、黒板面102に書き込ま
れた書込情報を予め用意された文書テンプレート207
に配置して議事録等を生成する処理を実行する文書生成
ソフト208,その他のアプリケーションプログラムを
記憶したハードディスク209と、電子黒板装置101
およびスキャナ121をコンピュータ111に接続する
ためのI/F(インターフェイス)210と、コンピュ
ータ111をネットワーク211に接続するためのネッ
トワークカード212と、上記各部を接続するバス21
3と、を備えている。
【0016】図3は、コンピュータ111に用意された
文書作成ソフト208の処理を示すブロック図である。
文書生成ソフト208は、電子黒板装置101の黒板面
102に書き込まれた書込情報の読み取り処理を制御す
ることが可能なものであって、電子黒板装置101から
黒板画像を入力し、入力した黒板画像から孤立点ノイズ
を除去するノイズ除去部301と、入力した黒板画像が
傾いているような場合に画像の傾きを補正するスキュー
補正部302と、黒板画像から書込情報を含む領域を抽
出する領域抽出部(抽出手段)303と、領域抽出部3
03で抽出した領域中の書込情報に含まれる文字列につ
いて文字認識処理を実行するOCR部(文字認識手段)
304と、OCR部304で文字認識処理を実行した結
果と共に、領域抽出部303で抽出した領域中の書込情
報を文書テンプレート207の所定の位置に挿入し、黒
板面102に書き込まれた書込情報を有した文書を生成
する挿入処理部(文書生成手段)305と、を有してい
る。
【0017】さらに、図4は、コンピュータ111に用
意された文書テンプレート207の一例を示す説明図で
ある。図4は、文書テンプレート207の例として会議
報告書を示しており、コンピュータ111には、このよ
うな文書テンプレート207が少なくとも一つ用意され
ているものとする。
【0018】ユーザは、用意した文書テンプレート20
7中の任意の項目に、図4に示すような予め定義された
異なる種類の記号401(401a〜401f)を設定
しておく。この記号401は、電子黒板装置101の黒
板面102に書き込まれた書込情報を挿入する位置を示
す位置情報となる。すなわち、ユーザは、後述するよう
に、文書テンプレート207中に設定した記号401と
同一の記号を黒板面102に筆記具を用いて書き込み、
対応する書込情報を挿入する文書テンプレート207中
の位置を黒板面102において指定する。
【0019】つぎに、電子黒板装置101の黒板面10
2に書き込まれた文字・図形等の書込情報を読み取り、
読み取った書込情報を文書テンプレート207中に挿入
して議事録等の文書を生成する処理について、(1)前
処理,(2)読取・文書生成処理の順で詳細に説明す
る。
【0020】(1)前処理 まず、黒板面102に書き込まれた書込情報を読み取る
前に行う必要がある前処理について説明する。以下に説
明するように、この前処理として、ユーザは黒板面10
2上において、文書テンプレート207に挿入すべき書
込情報の範囲を指定し、指定した範囲の書込情報を文書
テンプレート207中のどの位置に挿入するかを指定す
る。
【0021】図5は、電子黒板装置101の黒板面10
2に書き込まれた書込情報の一例を示し、前処理を説明
するための説明図である。ユーザは、文字や図形の書き
込みと同様に、筆記具(領域設定手段:図示せず)を用
いて文書テンプレート207に挿入したい書込情報(文
字列や図形)を囲む枠501(501a〜501f)を
黒板面102上に書き込むことにより、黒板面102上
に書込情報を含む任意の範囲の領域を少なくとも一つ設
定する。そして、ユーザは、黒板面102上に書き込ま
れた枠501中に、図4に示した文書テンプレート20
7中に設定した記号401と同一の記号(属性情報)を
筆記具(属性付与手段:図示せず)を用いてそれぞれ書
き込むことにより、枠501中の書込情報を文書テンプ
レート207中のいずれの位置に挿入するかを指定す
る。ここで、文書テンプレート207中に挿入する必要
がない書込情報については枠501で囲まないようにす
る。
【0022】なお、枠501および記号401は、黒板
面102上の書込情報を読み取る際に図5に示すように
黒板面102上に書き込まれていれば良い。したがっ
て、ユーザは、枠501および記号401を黒板面10
2に予め書き込んでおいて会議を始めることにしても良
いし、会議の記録を取りつつ枠501および記号401
を黒板面102上に書き込んで行っても良いし、黒板面
102上の書込情報を読み取る直前に枠501および記
号401を黒板面102上に書き込むことにしても良
い。
【0023】また、図5に示す枠501および記号40
1はあくまでも一例を示すものであって、文書テンプレ
ート207に挿入したい書込情報の範囲および挿入する
位置を黒板面102上で指定することが可能であれば、
どのような指定方法を用いても良い。
【0024】(2)読取・文書生成処理 続いて、黒板面102上に書き込まれた書込情報を読み
取り、図4に文書テンプレート207として示した会議
報告書を完成することを例にとって、読取・文書生成処
理について説明する。
【0025】ユーザは、図5に示したように、黒板面1
02上に枠501および記号401を書き込んで、書込
情報について範囲指定および挿入位置指定を行った後、
コンピュータ111の文書生成ソフト208を操作し
て、使用する文書テンプレート207(ここでは図4に
示した会議報告書)を選択すると共に、電子黒板装置1
01に黒板面102上に書き込まれた書込情報の読取処
理を実行させる。
【0026】電子黒板装置101は、コンピュータ11
1からの指示に応じて、図示しないスキャナで黒板面1
02上の書込情報を読み取って黒板面102に対応する
黒板画像を生成し、生成した黒板画像をコンピュータ1
11に入力する。
【0027】図3に示したノイズ除去部301は、電子
黒板装置101から入力した黒板画像から孤立点ノイズ
を除去し、スキュー補正部302は、入力した黒板画像
が傾いているような場合に黒板画像の傾きを補正する処
理を実行する。
【0028】続いて、領域抽出部303は、黒板画像に
基づいて、黒板面102上に書き込まれた枠501を認
識し、枠501で囲まれた黒板画像の領域を抽出する処
理を実行する。そして、OCR部304は、領域抽出部
303で抽出した領域中に含まれる文字列について文字
認識処理を実行する。
【0029】その後、挿入処理部305は、領域抽出部
303で抽出した領域中に含まれる記号401の種類を
特定し、対応する記号401が設定された文書テンプレ
ート207中の位置に領域抽出部303で抽出した領域
中の書込情報を挿入する処理を実行する。
【0030】挿入処理部305は、記号401の種類を
特定する処理を実行する際、OCR部304で文字認識
された結果(文字コード)を用いて記号401の種類を
特定することにしても良いし、画像データを用いたパタ
ーンマッチングにより記号401の種類を特定すること
にしても良い。そして、挿入処理部305は、書込情報
である文字列(文字認識結果)および/または図形を文
書テンプレート207中の該当する位置に挿入し、会議
報告書を完成させる。
【0031】ユーザは、モニタ306上に表示された会
議報告書を参照し、必要に応じて加筆・訂正処理を行
い、最終的な会議報告書を完成させる。そして、ユーザ
は、会議の場において、完成した会議報告書をネットワ
ーク211を介して必要な者に送信したり、図示しない
プリンタで印刷して会議出席者に配布することができ
る。
【0032】このように、本実施の形態に係る電子黒板
システムによれば、黒板面102上の書込情報を挿入す
る位置を定めるために予め定義された複数種類の記号4
01が設定された文書テンプレート207を用意してお
くと共に、黒板面102上に必要な書込情報を囲う枠5
01を筆記具で書き込み、かつ、枠501中に文書テン
プレート207に設定した記号と同一の記号401を筆
記具で書き込んでおくことにより、文書生成ソフト20
8が、黒板面102上の書込情報を読み取って生成した
黒板画像から黒板面102上に書き込まれた枠501中
の領域を抽出し、抽出した領域中の文字列について文字
認識処理を実行し、抽出した領域中の記号401に基づ
いて、抽出した領域中の書込情報を文書テンプレート2
07中の該当する位置に挿入し、黒板面102に書き込
まれた書込情報を含む文書を生成するため、議事録等を
人手を介さずに生成することが可能となり、作業効率の
向上を図ることができる。その結果、会議直後に議事録
の作成が完了することから、その場で議事録を手渡し
で、またはネットワークを介して配布したりすることが
可能となるため、会議や打ち合わせ後の作業量を軽減す
ることができ、会議業務の生産性の向上を図ることがで
きる。
【0033】また、黒板面102上に必要な書込情報を
囲う枠501を筆記具で書き込むことにより、文書テン
プレート207中に挿入する書込情報を指定すると共
に、枠501中に文書テンプレート207に設定した記
号と同一の記号401を筆記具で書き込むことにより、
文書テンプレート207中に挿入する位置を指定するた
め、黒板面102上に自由なレイアウトで書き込まれた
会議や打ち合わせの記録を予め用意されたフォーマット
の文書に簡単に挿入することが可能となる。換言すれ
ば、黒板面102上に書き込んだ会議や打ち合わせ等の
書込情報のうち、必要な書込情報を枠501で囲み、か
つ、記号401を枠501中に書き込むことによって枠
501中の書込情報を挿入する文書テンプレート207
中の位置を指定できるため、自由なレイアウトで文字や
図形を書き込むことができるという黒板面102の自由
度を損なうことがない。
【0034】また、ユーザは、電子黒板装置101を操
作して、図5に示した黒板面102上の書込情報を記録
紙上に印刷して出力することも可能である。そして、ユ
ーザは、この記録紙上の画像情報をスキャナ121で読
み取ることによっても前述した黒板面102から書込情
報を読み取って文書を生成する処理と同様な処理を実行
することができる。これは、黒板面102から直接書込
情報を読み取る場合や、一旦記録紙に書込情報を印刷
し、記録紙上の書込情報を読み取る場合であっても、コ
ンピュータ111の文書生成ソフト208に入力される
情報はサイズが異なるとはいえ同一のものであるからで
ある。
【0035】したがって、紙面上に図5に示したような
枠501および記号401を書き込んでおけば、前述し
た黒板面102上の書込情報を読み取って文書を生成す
る処理と同様の処理を実行することが可能である。よっ
て、枠501および記号401が書き込まれた原稿を用
意すれば、コンピュータ111およびスキャナ121の
みで前述した処理と同様の処理を実行することができ
る。
【0036】また、本実施の形態においては、書込情報
を文書テンプレート207中に挿入する位置を示す情報
として記号を用いることにしたが、挿入位置を識別する
ことが可能であれば図5に示す記号を用いる方法以外の
方法を用いることができる。例えば、電子黒板装置10
1のスキャナがカラースキャナである場合、文書テンプ
レート207中に書込情報の挿入位置を色に基づいて設
定しておき、異なる色の筆記具を用いて枠501a〜5
01fを書き込み、枠501a〜501fの色に基づい
て文書テンプレート207中の挿入位置を決定すること
ができる。
【0037】以上説明したように、本実施の形態に係る
電子黒板システムは、文書生成ソフト208のようなプ
ログラムを用いることによって実現される。このプログ
ラムは、ハードディスク,フロッピーディスク,CD−
ROM,MO,DVD等のコンピュータで読み取り可能
な記録媒体に記録され、コンピュータ111によって記
録媒体から読み出されることによって実行される。ま
た、このプログラムは、上記記録媒体を介して、または
ネットワークを介して配布することができる。
【0038】また、図1に示したように、本実施の形態
に係る電子黒板システムは、主に電子黒板装置101お
よびコンピュータ111という2つの装置で構成される
ものとしたが、電子黒板装置101およびコンピュータ
111を一体的に構成することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子黒板
システム(請求項1)によれば、黒板面上に書込情報を
含む任意の範囲の領域を少なくとも一つ設定し、設定し
た黒板面上の領域毎に予め定義された異なる種類の属性
情報をそれぞれ付与し、生成した黒板画像から黒板面上
に設定された領域に含まれる書込情報を抽出し、付与さ
れた属性情報に基づいて、抽出した書込情報を予め用意
された文書中の所定の位置に挿入し、黒板面に書き込ま
れた書込情報を含む文書を生成することにより、議事録
等を人手を介さずに生成することが可能となるため、作
業効率の向上を図ることができる。すなわち、会議直後
に議事録の作成が完了することから、その場で議事録を
手渡しで、またはネットワークを介して配布したりする
ことが可能となるため、会議や打ち合わせ後の作業量を
軽減することができ、会議業務の生産性の向上を図るこ
とができる。
【0040】また、本発明の電子黒板システム(請求項
2)によれば、文書中の所定の位置に挿入される書込情
報中の文字列について文字認識処理を実行するため、会
議直後にほぼ完成した議事録を例えばコンピュータ上で
直ちに編集することが可能となる。したがって、会議や
打ち合わせ後の作業量を軽減することができ、会議業務
の生産性の向上を図ることができる。
【0041】また、本発明の電子黒板システム(請求項
3)によれば、筆記具を用いて書込情報である文字列お
よび/または図形を囲む枠を黒板面上に書き込むことに
より、黒板面上に書込情報を含む任意の範囲の領域を少
なくとも一つ設定すると共に、黒板面上に書き込まれた
枠中に、属性情報として予め定義された複数種類の記号
の中から選択された記号を書き込むことにより、設定さ
れた黒板面上の領域毎に属性情報をそれぞれ付与するこ
とから、黒板面上に自由なレイアウトで書き込んだ会議
や打ち合わせ等の記録に対して必要な情報か否かを枠で
囲むことによって簡単に選択することが可能となると共
に、予め用意された文書に挿入する位置を枠中に記号を
記入することによって指定することが可能となるため、
自由なレイアウトで書き込んだ情報を予め定めたフォー
マットを有した文書中の所定の位置に容易に挿入するこ
とができ、人手を介さずに議事録等を生成することが可
能となる。
【0042】さらに、本発明の電子黒板システム(請求
項4)によれば、予め定義された複数種類の記号に対応
して書込情報を挿入する位置を定めた位置情報を有した
文書を用いるため、文書に挿入する範囲を示す枠と挿入
する位置を示す記号が記入された黒板面上の書込情報を
容易に文書中に挿入することが可能となり、人手を介さ
ずに議事録等を生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子黒板システムを
示す構成図である。
【図2】図1に示すコンピュータの概略構成を示すブロ
ック構成図である。
【図3】図1および図2に示すコンピュータに用意され
た文書作成ソフトの処理を示すブロック図である。
【図4】図1および図2に示すコンピュータに用意され
た文書テンプレートの一例を示す説明図である。
【図5】図1に示す電子黒板装置の黒板面に書き込まれ
た書込情報の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 電子黒板装置 102 黒板面 103 排出トレイ 111 コンピュータ 121 スキャナ 207 文書テンプレート 208 文書生成ソフト 303 領域抽出部 304 OCR部 305 挿入処理部 401a〜401f 記号 501a〜501f 枠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒板面上に書き込まれた文字列や図形を
    含む書込情報を読み取って、前記黒板面に対応する黒板
    画像を生成する画像生成手段を備えた電子黒板システム
    において、 前記黒板面上に前記書込情報を含む任意の範囲の領域を
    少なくとも一つ設定するための領域設定手段と、 前記領域設定手段で設定された前記黒板面上の領域毎
    に、予め定義された異なる種類の属性情報をそれぞれ付
    与するための属性付与手段と、 前記画像生成手段で生成した黒板画像から前記領域設定
    手段で設定された領域に含まれる書込情報を抽出する抽
    出手段と、 前記属性付与手段で付与された属性情報に基づいて、前
    記抽出手段で抽出した書込情報を予め用意された文書中
    の所定の位置に挿入し、前記黒板面に書き込まれた書込
    情報を含む文書を生成する文書生成手段と、 を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記文書生成手段で前記文書中
    の所定の位置に挿入される書込情報中の文字列について
    文字認識処理を実行する文字認識手段を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の電子黒板システム。
  3. 【請求項3】 前記領域設定手段は、前記書込情報であ
    る前記文字列および/または図形を囲む枠を前記黒板面
    上に書き込むことにより、前記黒板面上に前記書込情報
    を含む任意の範囲の領域を少なくとも一つ設定するため
    の筆記具であり、 前記属性付与手段は、前記領域設定手段である筆記具を
    用いて前記黒板面上に書き込まれた枠中に、前記属性情
    報として予め定義された複数種類の記号の中から選択さ
    れた記号を書き込むことにより、設定された前記黒板面
    上の領域毎に前記属性情報をそれぞれ付与するための筆
    記具であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    電子黒板システム。
  4. 【請求項4】 前記文書は、前記予め定義された複数種
    類の記号に対応して、前記書込情報を挿入する位置を定
    めた位置情報を有していることを特徴とする請求項3に
    記載の電子黒板システム。
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