JP2001301265A

JP2001301265A - 印刷書式設定方法及び印刷書式設定装置

Info

Publication number: JP2001301265A
Application number: JP2000120119A
Authority: JP
Inventors: Toshitaka Nakajima; 利貴中島
Original assignee: NEC Solution Innovators Ltd
Current assignee: NEC Solution Innovators Ltd
Priority date: 2000-04-20
Filing date: 2000-04-20
Publication date: 2001-10-30

Abstract

(57)【要約】【課題】どのようなフォーマット用紙に対しても、印
刷するデータ位置を容易に設定することができる印刷書
式設定方法及び印刷書式設定装置を提供する。【解決手段】印刷用用紙の形状、サイズ情報を検出す
るイメージリーダ２、表示手段４、入力手段１、印刷手
段６、イメージリーダ２と接続された用紙イメージ情報
分析手段３１、用紙イメージ情報分析手段３１の分析結
果を記憶する用紙情報記憶手段５１、印刷すべき情報の
印刷位置及び印刷領域を演算するデータ位置設定手段３
２、データ位置設定手段３２の演算結果を格納するデー
タ位置情報記憶手段５２、印刷すべき情報の編集を実行
するデータ編集手段３３、データ編集手段３３に接続さ
れたデータサイズ記憶手段５３、用紙イメージ情報分析
手段３１とから構成されている印刷書式設定装置１０
０。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、印刷書式設定方
法、印刷書式設定システム及び印刷書式設定装置に関す
るものであり、特に詳しくは、任意の印刷用紙に対して
任意の文字情報或いは画像情報を印刷する事が可能な、
印刷書式設定方法、或いは印刷書式設定システム若しく
は印刷書式設定装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、所定の文書、画像等を任意の
用紙に印刷する事は古くから知られており、多くの特許
も公開されている。

【０００３】然しながら、従来に於ける印刷書式設定方
法に於いては、主として、印刷されるべき文字情報を個
別に所定の用紙の所定の位置に配置する様に構成されて
いるので、従来技術には、次のような問題点があった。

【０００４】即ち、第１の問題点は、あるフォーマット
の用紙に対してデータを印刷する場合、データを印刷す
る位置を測定し、データの文字間隔、行間隔、文字サイ
ズも詳細に個別に設定した書式情報を作成する必要があ
り、容易に設定できないことである。

【０００５】その理由は、データの印刷位置を、用紙イ
メージ上に視覚的に設定する方法がないためである。

【０００６】例えば、特開平３−３００４９号公報に
は、書式設定時に、予め用紙のサイズ印字装置への用紙
挿入方向、１行の文字数、１頁に収納しうる行数、基本
文字サイズ等の情報を個別に入力してから、当該用紙の
イメージを表示手段に表示させ、その後に印刷したい情
報の印字位置を当該用紙との関連で設定し、その際、印
字位置、文字間隔、改行ピッチ、余白の大きさ等を自動
的に計算させる様に構成した印刷書式設定方法が開示さ
れているが、相当の手間が係る事は明らかであり、効率
的に且つ簡易に印刷書式を設定する事は困難である。

【０００７】又、特開平９−５８０８６号公報には、文
書作成装置に関して記載されているが、本公報には、プ
リンタと兼用して設けられたスキャナを使用して印刷情
報を読み込むに際して、スキャナ部を横方向に移動させ
ながら横方向のイメージを入力する手段と、当該横方向
イメージ手段によって入力されたイメージを基にシリア
ルプリンタにセットされた用紙の横サイズを判別する技
術が開示されているのみで、印刷書式を自動的に設定す
る方法に関しては何等の記載もない。

【０００８】更に、特開平１１−１６１４８９号公報に
於いては、所定のフォーマット印刷において、レイアウ
トの自動作成方法に関して記載されているが、当該公報
に於いては、用紙に所定の位置に所定の情報を印刷する
為の位置決めに際し、データ項目名等を含むオブジェク
ト定義ファイル、オブジェクトを定義する辞書ファイ
ル、改行情報、書式情報を含む環境ファイル、及びレイ
アウトファイルを用意して、それぞれの情報を基にレイ
アウトを作成する方法が開示されているが、その処理方
法は複雑であり、効率的に且つ簡易に印刷書式を設定す
る事は困難である。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記した従来技術の欠点を改良し、どのようなフォ
ーマットの用紙に対しても、印刷するデータの位置を容
易に設定することができる印刷書式設定方法及び印刷書
式設定装置を提供するものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成する為、以下に示す様な基本的な技術構成を採用す
るものである。即ち、本発明に於ける第１の態様は、印
刷用用紙の形状、大きさに関する情報を検出するイメー
ジリーダ、表示手段、入力手段、印刷手段、当該イメー
ジリーダと接続され、当該イメージリーダが検出した印
刷用用紙に関する情報を分析する用紙イメージ情報分析
手段、当該用紙イメージ情報分析手段の分析結果を記憶
する用紙情報記憶手段、当該入力手段と当該用紙情報記
憶手段と接続され、当該入力手段から入力された、当該
表示手段に表示されている当該用紙イメージに対する印
刷すべき所定の情報の印刷位置或いはその印刷領域を設
定する為の情報に応答して、印刷すべき情報の印刷位置
及び印刷領域を演算するデータ位置設定手段、当該デー
タ位置設定手段の演算結果を格納するデータ位置情報記
憶手段、当該入力手段及び当該データ位置情報記憶手段
に接続され、当該入力手段から入力された印刷すべき情
報に対して、当該入力手段の指示に応答して、印刷すべ
き情報の編集を実行するデータ編集手段、当該データ編
集手段に接続されたデータサイズ記憶手段、当該用紙イ
メージ情報分析手段、当該データ位置設定手段及び当該
データ編集手段に接続された表示手段及び当該用紙情報
記憶手段、当該データ位置情報記憶手段及び当該データ
サイズ記憶手段の少なくとも一つの記憶手段に接続され
た印刷手段とから構成されている印刷書式設定装置であ
り、又、本発明に係る第２の態様としては、使用される
印刷用紙の大きさ或いは形状をイメージリーダで読み取
り、当該用紙に関する情報を第１の演算手段を介して確
定し、その結果を第１の記憶手段に記録すると共に当該
用紙のイメージを適宜の表示手段に表示する第１の工
程、当該表示手段に表示されている当該用紙のイメージ
に対して、適宜の入力手段を介して、所望の印刷すべき
情報を配置させる印刷位置情報或いは印刷領域情報を設
定すると共に当該印刷位置情報或いは印刷領域情報を第
２の演算手段を介して確定し、その結果を第２の記憶手
段に記憶する第２の工程、当該表示手段に表示されてい
る当該印刷位置或いは印刷領域に対して、当該入力手段
を介して、印刷したい情報を入力すると共に当該入力さ
れた当該印刷したい情報を第３の演算手段を介して確定
し、その結果を第３の記憶手段に記録する第３の工程、
及び当該第１乃至第３の記憶手段の少なくとも一つの記
憶手段に記憶されている情報を使用して印刷処理を行う
第４の工程とから構成されている印刷書式設定方法であ
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明に係る当該印刷書式設定方
法或いは印刷書式設定装置は、上記した様な技術構成を
採用しているので、印刷する用紙に対する文字や図形な
どのデータの位置、およびサイズを容易に設定できる。

【００１２】つまり、本発明に於いては、その一例とし
て、データを印刷する用紙のイメージを、イメージリー
ダから読み込み、用紙イメージ分析手段で用紙サイズを
算出し、用紙情報記憶部に情報記憶し、表示装置に用紙
イメージ表示する。

【００１３】その後、入力装置から表示装置に表示され
ている用紙イメージに対し、データを印刷する位置と領
域を入力すると、データ位置設定手段で、用紙に対する
データの位置、および領域の大きさを算出し、データ位
置情報記憶部に情報を記憶する。

【００１４】次いで、入力装置から文字が入力される
と、データ編集手段は、データ位置情報記憶部に格納さ
れている情報をもとに、文字間隔、行間隔、文字サイズ
を算出し、データサイズ記憶部に記憶し、表示装置に表
示する。

【００１５】最後に、用紙情報記憶部と、データ位置情
報記憶部と、データサイズ記憶部とに記憶されている情
報をもとに、印刷書式を生成して印刷が実行される。

【００１６】このようにして、本発明に於いては、あら
ゆる用紙に対して、印刷するデータの位置、およびサイ
ズを容易に設定することを可能にする。

【００１７】

【実施例】以下に、本発明に係る印刷書式設定方法及び
印刷書式設定装置に関する一具体例の構成を図面を参照
しながら詳細に説明する。

【００１８】即ち、図１は、本発明に係る印刷書式設定
装置の基本的な構成を説明するブロックダイアグラムで
あり、図中、印刷用用紙の形状、大きさに関する情報を
検出するイメージリーダ２、表示手段４、入力手段１、
印刷手段６、当該イメージリーダ２と接続され、当該イ
メージリーダ２が検出した印刷用用紙１１に関する情報
を分析する用紙イメージ情報分析手段３１、当該用紙イ
メージ情報分析手段３１の分析結果を記憶する用紙情報
記憶手段５１、当該入力手段１と当該用紙情報記憶手段
５１と接続され、当該入力手段１から入力された、当該
表示手段４に表示されている当該用紙イメージに対する
印刷すべき所定の情報の印刷位置或いはその印刷領域を
設定する為の情報に応答して、印刷すべき情報の印刷位
置及び印刷領域を演算するデータ位置設定手段３２、当
該データ位置設定手段３２の演算結果を格納するデータ
位置情報記憶手段５２、当該入力手段１及び当該データ
位置情報記憶手段５２に接続され、当該入力手段１から
入力された印刷すべき情報に対して、当該入力手段１の
指示に応答して、印刷すべき情報の編集を実行するデー
タ編集手段３３、当該データ編集手段３３に接続された
データサイズ記憶手段５３、当該用紙イメージ情報分析
手段３１、当該データ位置設定手段３２及び当該データ
編集手段３３に接続された表示手段４及び当該用紙情報
記憶手段５１、当該データ位置情報記憶手段５２及び当
該データサイズ記憶手段５３の少なくとも一つの記憶手
段に接続された印刷手段６とから構成されている印刷書
式設定装置１００が示されている。

【００１９】本発明における当該印刷書式設定装置１０
０に於いては、印刷すべき情報７０を予めイメージスキ
ャナー、イメージリーダ等の読み取り手段２０を介して
イメージ情報として取り込み、当該イメージ情報を記憶
しておく、例えばフロッピー（登録商標）、パソコンの
ハードディスク等からなる印刷データ記憶手段６０が更
に設けられている事も望ましい。

【００２０】又、本発明に於ける当該印刷書式設定装置
１００に於いては、当該データサイズ記憶手段５３と当
該データ位置情報記憶手段５２及び当該用紙情報記憶手
段５１等から構成される記憶装置５と当該印刷装置６と
の間に更に印刷書式生成手段５４が設けられていてもよ
い。

【００２１】つまり、本発明に於ける当該記憶装置５に
於けるそれぞれの記憶手段５１〜５３が、それぞれ個別
的に所定の情報を記憶している機能を有している場合に
は、当該印刷書式生成手段５４によって、それぞれの記
憶手段に記憶されているそれぞれの情報を加算して最終
的な印刷情報を生成する事が必要であるが、又当該記憶
装置５に於けるそれぞれの記憶手段５１〜５３に於て、
当該データ位置情報記憶手段５２は、データ位置設定手
段３２からの情報と当該用紙情報記憶手段５１の情報と
を加算した形の情報を記憶する機能を有しており、又当
該データ位置情報記憶手段５３がデータ編集手段３３の
情報と当該データ位置情報記憶手段５２の情報とを加算
した形の情報を記憶する機能を有している場合には、当
該データサイズ記憶手段５３の情報が直接印刷データを
形成しているので、その情報を直接印刷装置６の送り込
んで印刷する事が可能である。

【００２２】係る場合には、当該印刷書式生成手段５４
は必要がない。

【００２３】図１から明らかな様に、当該用紙イメージ
情報分析手段３１とデータ位置設定手段３２及びデータ
編集手段３３とで、データ処理装置３を形成している。

【００２４】本発明に係る当該印刷書式設定装置１００
の構成とその機能に付いて更に詳細に説明するならば、
本発明に係る当該入力手段１としては、キーボード、マ
ウス等が使用されるものであり、又本発明に係る当該イ
メージリーダ２は、イメージスキャナとも称されるもの
であっても良く、印刷しようとする用紙の形状、サイズ
等をデジタル的に読み取り、用紙イメージ情報分析手段
３１に入力する機能を有するものである。

【００２５】従って、本発明に於ける当該印刷書式設定
装置１００に於て使用される印刷用用紙１１としては、
矩形、円形、楕円形、三角形、台形を含む如何なる形状
の用紙でも使用する事が可能であり、又その大きさ、サ
イズも任意に設定する事が可能である。

【００２６】本発明に於ける当該印刷書式設定装置１０
０に於いては、当該入力装置１と、イメージリーダ２
と、プログラム制御により動作するデータ処理装置３
と、表示装置４と、情報を記憶する記憶装置５と、印刷
装置６とから構成されている。

【００２７】データ処理装置３は、上記した様に、用紙
イメージ情報分析手段３１と、データ位置設定手段３２
と、データ編集手段３３と、必要により印刷書式生成手
段３４とを備える。

【００２８】記憶装置５は、用紙情報記憶部５１と、デ
ータ位置情報記憶部５２と、データサイズ記憶部５３と
を備える。

【００２９】用紙イメージ情報分析手段３１は、イメー
ジリーダ２より読み込まれた用紙イメージから用紙サイ
ズを算出し、用紙情報記憶部５１に算出結果を保存し、
図３（Ａ）に示す様に表示装置４に用紙イメージ４１と
して表示する。

【００３０】又、本発明に於ける当該データ位置設定手
段３２は、表示装置４に表示されている用紙イメージ４
１に対し、印刷したい情報を印刷すべき当該用紙上の位
置を決定する為に入力装置１から所望の印刷位置情報或
いは印刷領域情報４２、４３を入力し、当該入力手段１
から与えられたデータの印刷位置４２、および印刷領域
４３の大きさと、用紙情報記憶部５１に格納されている
用紙サイズの情報から、データの印刷位置、および印刷
領域の大きさを算出し、データ位置情報記憶部５２に算
出結果を保存し、且つ図３（Ｂ）に示す様に、当該表示
装置４に印刷領域４３を表示する。

【００３１】本発明に於ける当該データの印刷位置４２
は、通常点情報として与えられるものであり、当該印刷
領域４３は、面積情報を示す。

【００３２】本発明に於いては、上記により設定された
印刷したい情報の印刷領域に対して、印刷したい情報を
書き込む事が必要となるが、当該印刷したい情報は、例
えば当該入力手段１のキーボード等を使用して文字情報
を入力する事が出来る。

【００３３】この場合には、当該情報データ編集手段３
３は、入力装置１から与えられた文字データについて、
データ位置情報記憶部５２に格納されている情報をもと
に、文字間隔、行間隔、文字サイズを算出し、データサ
イズ記憶部５３に算出結果を保存し、文字データを算出
した文字間隔、行間隔、文字サイズで編集し、その結果
を、図３（Ｃ）に示す様に表示装置４に表示する。

【００３４】又、本発明に於ける他の例としては、印刷
したい文字情報或いは画像情報７０を予め用意してお
き、当該文字情報或いは画像情報７０を当該イメージリ
ーダ２或いは別途に用意されたイメージスキャナ２０を
使用してイメージ情報として取込み、そのイメージ情報
をフロッピーディスク、或いはコンピュータのハードデ
ィスク等の記憶手段６０に格納させておき、必要に応じ
て当該入力手段１の操作によって、当該イメージ情報７
０を当該記憶手段６０から読みだして当該データ編集手
段３３を介して、当該用紙イメージ４１の印刷領域４３
にはめ込む操作を行う。

【００３５】その際、当該イメージ情報７０は、当該印
刷領域４３のサイズに合わせて任意に拡大・縮小処理を
行う事によって、容易に当該印刷領域４３のサイズに合
わる事が可能である。

【００３６】印刷書式生成手段３４は、用紙情報記憶部
５１と、データ位置情報記憶部５２と、データサイズ記
憶部５３とに格納された情報をもとに、印刷書式情報を
生成し、印刷装置６にデータを出力し印刷する。

【００３７】次に、本発明に係る印刷書式設定方法の具
体例に付いて、その具体例を詳細に説明する。

【００３８】即ち、本発明に於ける当該印刷書式設定方
法に於いては、基本的には、使用される印刷用紙の大き
さ或いは形状をイメージリーダで読み取り、当該用紙に
関する情報を第１の演算手段３１を介して確定し、その
結果を第１の記憶手段５１に記録すると共に当該用紙の
イメージ４１を適宜の表示手段４に表示する第１の工
程、当該表示手段４に表示されている当該用紙のイメー
ジ４１に対して、適宜の入力手段１を介して、所望の印
刷すべき情報を配置させる印刷位置情報４２或いは印刷
領域情報４３を設定すると共に当該印刷位置情報４２或
いは印刷領域情報４３を第２の演算手段５２を介して確
定し、その結果を第２の記憶手段５２に記憶する第２の
工程、当該表示手段４に表示されている当該印刷位置４
２或いは印刷領域４３に対して、当該入力手段１を介し
て、印刷したい情報を入力すると共に当該入力された当
該印刷したい情報を第３の演算手段３３を介して確定
し、その結果を第３の記憶手段５３に記録する第３の工
程、及び当該第１乃至第３の記憶手段５１乃至５３の少
なくとも一つの記憶手段に記憶されている情報を使用し
て印刷処理を行う第４の工程とから構成されているもの
である。

【００３９】又、本発明に係る印刷書式設定方法に於
て、当該第２の工程に於いては、当該入力手段から印刷
したい情報を直接当該表示手段に表示された当該印刷位
置或いは印刷領域内に書き込む様に構成されていても良
く、又、文字情報或いは画像情報を予めイメージデータ
として読み込んだファイルを準備しておき、当該イメー
ジデータファイルから印刷したい情報を当該入力手段を
介して選択し、当該表示手段に表示された当該印刷位置
或いは印刷領域内に配置する様に構成されているもので
有っても良い。

【００４０】又、本発明に於ける当該第１の演算手段
は、用紙イメージ情報を分析する機能を有している事が
望ましく、更には本発明に於ける当該第２の演算手段
は、データ配置位置、或いはデータ配置領域を設定する
機能を有している事が好ましい。

【００４１】一方、本発明に於ける当該第３の演算手段
は、印刷したい情報を編集する機能を有している事が好
ましい。

【００４２】又、本発明に於ける当該第４の工程に於い
ては、当該第１から第３の記憶手段にそれぞれ個別に記
憶されている情報群から、必要な情報を抽出して印刷書
式を生成する印刷書式生成機能を持つ第４の演算手段３
４が付加されている事も好ましい。

【００４３】更に、本発明に於ける当該第２の記憶手段
５２は、当該第２の記憶手段５２に記憶されている情報
と当該第１の記憶手段５１に記憶されている情報を加算
した情報を記憶する機能を有しているも望ましく、更に
は、当該第３の記憶手段５３は、当該第３の記憶手段５
３に記憶されている情報と当該第１及び第２の記憶手段
５１、５２にそれぞれ記憶されている情報とを加算した
情報を記憶する機能を有している事も好ましい。

【００４４】一方、本発明に於ける当該第３の記憶手段
５３が、当該第１乃至第３の記憶手段５１、５２に記憶
されている情報を加算した状態で記憶する機能を有する
場合には、当該第３の記憶手段５３の情報のみを使用し
て直接印刷処理する様に構成されている事も可能であ
る。

【００４５】又、本発明に使用されている当該第３の演
算手段３３は、情報の切り出し、張りつけ、コピー、文
字情報に対する文字間隔、行間隔、文字サイズの調整、
イメージ情報に対する拡大・縮小処理等を実行する様に
構成されている事が望ましい。

【００４６】次に、上記した本発明に係る当該印刷書式
設定方法の具体的操作手順を図２のフローチャートを参
照しながら説明する。

【００４７】即ち、図１及び図２のフローチャートを参
照して本実施例の全体の動作について詳細に説明する。

【００４８】まず、スタート後、ステップ（Ｓ１）に於
て、印刷用用紙１１の選択が実行され、ステップ（Ｓ
２）に於て、当該印刷用用紙１１をイメージリーダ２で
読み込み、ステップ（Ｓ３）に進み、イメージリーダ２
から読み込まれた当該選択された印刷用用紙１１の用紙
イメージは、用紙イメージ情報分析手段３１に供給さ
れ、そこで、当該用紙イメージ情報分析手段３１は、用
紙イメージを解析し、用紙サイズを算出する。当該算出
結果は、用紙情報記憶部５１に格納し、用紙イメージを
表示装置４に表示する。

【００４９】次に、ステップ（Ｓ４）に進み、当該表示
装置４に表示されている用紙イメージ４１に対し、入力
装置１から印刷データの位置、および印刷データの領域
に関する情報を入力し、ステップ（Ｓ５）に於て、デー
タ位置設定手段３２が、入力されたデータの位置、領
域、および用紙情報記憶部５１に既に格納された情報か
ら、データの印刷位置４２、および印刷領域４３の大き
さを算出すると共に、当該算出結果を、データ位置情報
記憶部５２に格納し、且つ当該データ領域４３を表示装
置４に表示する。

【００５０】次に、ステップ（Ｓ６）に進み、当該入力
装置１から、印刷したい情報を当該用紙イメージ４１の
当該印刷領域４３に配置させる為に入力する。

【００５１】係る工程に於いては、ステップ（Ｓ７）に
於て、当該印刷したい情報が文字情報であるかイメージ
情報であるかが判断され、当該印刷したい情報が文字情
報である場合には、ステップ（Ｓ８）に進み、当該入力
手段１であるキーボードを使用して当該印刷領域４３の
内部に所定の文字を打ち込む事が可能となる。

【００５２】次いで、ステップ（Ｓ９）に於て、入力さ
れた当該文字データは、データ編集手段３３に供給され
る。当該データ編集手段３３は、データ位置情報記憶部
５２に格納された情報から、文字データの文字間隔、行
間隔、文字サイズを算出し、ステップ（Ｓ１２）に於
て、その算出結果は、データサイズ記憶部５３に格納さ
れると同時に、算出結果で編集した文字データ４４を、
表示装置４に表示する。

【００５３】又、ステップ（Ｓ７）で当該印刷したい情
報がイメージ情報である場合には、ステップ（Ｓ１０）
に進み、上記した様に、別途用意されたイメージ情報記
憶手段６０から所望のイメージ情報７０を当該入力手段
１を介して選択し、ステップ（Ｓ１１）に於て、当該選
択されたイメージ情報７０と当該印刷領域４３のサイズ
を考慮して適宜の拡大・縮小処理を実行した後、ステッ
プ（Ｓ１２）に於て、その算出結果を、データサイズ記
憶部５３に格納されると同時に、算出結果で編集したイ
メージデータ４５を、表示装置４に表示する。

【００５４】次いで、ステップ（Ｓ１３）に進み、他に
印刷したいデータがあるか否かが判断され、他に印刷し
たいデータがある場合には、ステップ（Ｓ４）に戻っ
て、上記した各工程が繰り返され、他に印刷したいデー
タがない場合には、ステップ（Ｓ１４）に於て印刷書式
生成手段３４は、用紙情報記憶部５１と、データ位置情
報記憶部５２と、データサイズ記憶部５３とに格納され
ている情報から印刷書式情報を生成するか、或いは当該
データサイズ記憶部５３のみの情報を使用して、ステッ
プ（Ｓ１５）に於て印刷データを印刷装置４に出力す
る。

【００５５】

【発明の効果】本発明に係る当該印刷書式設定装置及び
印刷書式設定方法は、上記した様な技術構成を採用して
いるので、どのようなフォーマットの用紙に対しても、
印刷するデータの位置を容易に設定することができるこ
とになる。この結果、文書等の作成効率が向上する。

【００５６】その理由は、表示装置に表示された用紙イ
メージ上に、データ位置設定手段により任意の位置にデ
ータの印刷位置を設定することができ、データ編集手段
により文字データの文字間隔と、行間隔と、文字サイズ
とが設定され、表示装置に表示されるためである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明による印刷書式設定装置の一具
体例の構成の概要を示すブロックダイアグラムである。

【図２】図２は、本発明による印刷書式設定方法の一具
体例に於ける操作手順を説明するフローチャートであ
る。

【図３】図３（Ａ）乃至図３（Ｃ）は、本発明による印
刷書式設定方法に於ける表示手段の表示内容の例を示す
図である。

【符号の説明】

１…入力手段２…イメージリーダ３…データ処理装置４…表示手段５…記憶装置６…印刷手段１１…印刷用用紙３１…用紙イメージ情報分析手段３２…データ位置設定手段３３…データ編集手段４１…用紙イメージ４１４２…印刷位置情報４３…印刷領域情報４４…文字情報４５…イメージ情報５２…データ位置情報記憶手段５３…データサイズ記憶手段６０…印刷データ記憶手段７０…印刷すべき情報１００…印刷書式設定装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2C087 AB01 BB10 BD06 BD53 CA03 CA08 CB20 5B021 AA01 BB01 BB02 BB06 GG03 KK02 QQ04 5C062 AB17 AB22 AB42 AC07 AC24 AC67 AF10 BA00 9A001 BB02 BB03 BB04 DD07 JJ35 KK42 KK54

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印刷用用紙の形状、大きさに関する情報
を検出するイメージリーダ、表示手段、入力手段、印刷
手段、当該イメージリーダと接続され、当該イメージリ
ーダが検出した印刷用用紙に関する情報を分析する用紙
イメージ情報分析手段、当該用紙イメージ情報分析手段
の分析結果を記憶する用紙情報記憶手段、当該入力手段
と当該用紙情報記憶手段と接続され、当該入力手段から
入力された、当該表示手段に表示されている当該用紙イ
メージに対する印刷すべき所定の情報の印刷位置或いは
その印刷領域を設定する為の情報に応答して、印刷すべ
き情報の印刷位置及び印刷領域を演算するデータ位置設
定手段、当該データ位置設定手段の演算結果を格納する
データ位置情報記憶手段、当該入力手段及び当該データ
位置情報記憶手段に接続され、当該入力手段から入力さ
れた印刷すべき情報に対して、当該入力手段の指示に応
答して、印刷すべき情報の編集を実行するデータ編集手
段、当該データ編集手段に接続されたデータサイズ記憶
手段、当該用紙イメージ情報分析手段、当該データ位置
設定手段及び当該データ編集手段に接続された表示手段
及び当該用紙情報記憶手段、当該データ位置情報記憶手
段及び当該データサイズ記憶手段の少なくとも一つの記
憶手段に接続された印刷手段とから構成されている事を
特徴とする印刷書式設定装置。
【請求項２】印刷すべき情報を予めイメージスキャナ
ー手段を介してイメージ情報として取り込み、当該イメ
ージ情報を記憶しておく印刷データ記憶手段が更に設け
られている事を特徴とする請求項１記載の印刷書式設定
装置。
【請求項３】当該データサイズ記憶手段と当該印刷手
段との間に更に印刷書式生成手段が設けられている事を
特徴とする請求項１又は２に記載の印刷書式設定装置。
【請求項４】使用される印刷用紙の大きさ或いは形状
をイメージリーダで読み取り、当該用紙に関する情報を
第１の演算手段を介して確定し、その結果を第１の記憶
手段に記録すると共に当該用紙のイメージを適宜の表示
手段に表示する第１の工程、当該表示手段に表示されて
いる当該用紙のイメージに対して、適宜の入力手段を介
して、所望の印刷すべき情報を配置させる印刷位置情報
或いは印刷領域情報を設定すると共に当該印刷位置情報
或いは印刷領域情報を第２の演算手段を介して確定し、
その結果を第２の記憶手段に記憶する第２の工程、当該
表示手段に表示されている当該印刷位置或いは印刷領域
に対して、当該入力手段を介して、印刷したい情報を入
力すると共に当該入力された当該印刷したい情報を第３
の演算手段を介して確定し、その結果を第３の記憶手段
に記録する第３の工程、及び当該第１乃至第３の記憶手
段の少なくとも一つの記憶手段に記憶されている情報を
使用して印刷処理を行う第４の工程とから構成されてい
る事を特徴とする印刷書式設定方法。
【請求項５】当該第２の工程に於いては、当該入力手
段から印刷したい情報を直接当該表示手段に表示された
当該印刷位置或いは印刷領域内に書き込む事を特徴とす
る請求項４記載の印刷書式設定方法。
【請求項６】当該第２の工程に於いては、文字情報或
いは画像情報を予めイメージデータとして読み込んだフ
ァイルを準備しておき、当該イメージデータファイルか
ら印刷したい情報を当該入力手段を介して選択し、当該
表示手段に表示された当該印刷位置或いは印刷領域内に
配置する様に構成されている事を特徴とする請求項４記
載の印刷書式設定方法。
【請求項７】当該第１の演算手段は、用紙イメージ情
報を分析する機能を有している事を特徴とする請求項４
記載の印刷書式設定方法。
【請求項８】当該第２の演算手段は、データ配置位
置、或いはデータ配置領域を設定する機能を有している
事を特徴とする請求項４記載の印刷書式設定方法。
【請求項９】当該第３の演算手段は、印刷したい情報
を編集する機能を有している事を特徴とする請求項４記
載の印刷書式設定方法。
【請求項１０】当該第４の工程に於いては、当該第１
から第３の記憶手段にそれぞれ個別に記憶されている情
報群から、必要な情報を抽出して印刷書式を生成する印
刷書式生成機能を持つ第４の演算手段が付加されている
事を特徴とする請求項４記載の印刷書式設定方法。
【請求項１１】当該第２の記憶手段は、当該第２の記
憶手段に記憶されている情報と当該第１の記憶手段に記
憶されている情報を加算した情報を記憶する機能を有し
ている事を特徴とする請求項４記載の印刷書式設定方
法。
【請求項１２】当該第３の記憶手段は、当該第３の記
憶手段に記憶されている情報と当該第１及び第２の記憶
手段にそれぞれ記憶されている情報とを加算した情報を
記憶する機能を有している事を特徴とする請求項４記載
の印刷書式設定方法。
【請求項１３】当該第３の記憶手段が、当該第１乃至
第３の記憶手段に記憶されている情報を加算した状態で
記憶する機能を有する場合には、当該第３の記憶手段の
情報のみを使用して直接印刷処理する様に構成されてい
る印刷書式設定方法。
【請求項１４】当該第３の演算手段は、情報の切り出
し、張りつけ、コピー、文字情報に対する文字間隔、行
間隔、文字サイズの調整、イメージ情報に対する拡大・
縮小処理等を実行する様に構成されている事を特徴とす
る請求項４記載の印刷書式設定方法。