JP2007279831A - 情報処理装置および情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007279831A
JP2007279831A JP2006102089A JP2006102089A JP2007279831A JP 2007279831 A JP2007279831 A JP 2007279831A JP 2006102089 A JP2006102089 A JP 2006102089A JP 2006102089 A JP2006102089 A JP 2006102089A JP 2007279831 A JP2007279831 A JP 2007279831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drawing object
laid out
information processing
objects
selection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006102089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4881048B2 (ja
JP2007279831A5 (ja
Inventor
Kazufumi Kobashi
和文 小橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006102089A priority Critical patent/JP4881048B2/ja
Priority to US11/684,477 priority patent/US8056004B2/en
Priority to EP07105484A priority patent/EP1843297A1/en
Priority to CN2007100916681A priority patent/CN101051257B/zh
Priority to KR1020070032937A priority patent/KR20070099485A/ko
Publication of JP2007279831A publication Critical patent/JP2007279831A/ja
Publication of JP2007279831A5 publication Critical patent/JP2007279831A5/ja
Priority to US13/243,881 priority patent/US8788936B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4881048B2 publication Critical patent/JP4881048B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/103Formatting, i.e. changing of presentation of documents
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 複数の描画オブジェクトが重なっている状態において、ユーザが所望とする描画オブジェクトを容易に選択することができなかった。
【解決手段】 複数の描画オブジェクトの重なり状態に基づいて、描画オブジェクトが他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定し、その判定結果に基づいて選択すべき描画オブジェクトを決定する。
【選択図】 図39

Description

本発明はパーソナルコンピュータなどの情報処理装置で、電子データを編集する情報処理装置に関するものである。
従来、紙の文書をスキャナで読み取り、読み取った画像データに対して修正指示、両面またはステイプル、パンチ穴等の加工指示を付加して印刷装置へ出力する処理が一般的に行われている。
また、情報処理装置に記憶されているアプリケーションを用いて作成した文書データを、作成したアプリケーションに依存しない電子データに変換し、両面またはステイプル、パンチ穴等の加工指示を付加して印刷装置へ出力することが一般的に行われている。
さらに、複数のアプリケーションソフトウェアで作成した複数の文書データを取り込み、作成したアプリケーションに依存しない電子データに変換する技術も一般的に行われている。電子データには、複数の描画オブジェクトが含まれており、ユーザは、所望とする描画オブジェクトに対して、削除等の編集処理を実行することができる。
この編集処理を実行する際、作業の効率化を図るため、複数の描画オブジェクトをまとめて編集することが行われている。一般的な技術として、ユーザは、マウス等の入力機器を用いて選択範囲を指定すると、この選択範囲に含まれる複数の描画オブジェクトがまとめて選択される。そして、ユーザが、選択状態を保ったまま所望の編集処理を実行することにより、複数の描画オブジェクトをまとめて編集することが可能となる。
また、描画オブジェクトを編集する際に、描画オブジェクトの重なり順序を変更する処理も一般的に行われている。一般的に行われている処理方法は、重なり順序を変更したいオブジェクトを選択して、そのオブジェクトを他のオブジェクトより前面に移動させるか、背面に移動するかを選択する方法である。さらに、一番前面に移動させる「最前面に移動」や、一番背面に移動させる「最背面に移動」といった機能も一般的に行われている。
また、オブジェクト同士が重なりを持っているときに、背面にあるオブジェクトが完全に隠れている場合、表示上は背面にあるオブジェクトが見えない状態になる。このような状態での編集作業を効率化する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1の情報処理装置は、オブジェクト同士が重なりを持っている場合、見えていない描画オブジェクトが存在する位置でマウスをクリックすると、見えていないオブジェクトを選択して、一番上に表示する。
特開平08−272993 特開2003−91518
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、多数のオブジェクトが重なっている場合、ユーザが望んでいないオブジェクトを選択してしまい、所望としないオブジェクトが一番上に表示される恐れがある。
また、複数の描画オブジェクトをまとめて編集する際の問題点の一例として図33を挙げて説明する。図33では表形式の表オブジェクト群が重なっている様子を示している。しかし、表オブジェクト群は、一般アプリケーションのプレビュー上においては1つのオブジェクトに見えるが、実際は、矩形オブジェクト3302、テキストオブジェクト3303など、複数の描画オブジェクトによって形成されている。つまり、一般アプリケーションは、例えば表のように描画関数を用いて表現できないオブジェクトをプリンタドライバ等に出力する場合、複数の描画オブジェクトの集合体を出力してくる。
特許文献2には、本願の図1に記述するシステムについて記載されている。一般アプリケーションは、出力先として電子原稿ライタを選択し、一般アプリケーションが作成した描画データは電子原稿ライタを介して製本アプリケーションに出力されることが記載されている。このシステムにおいても、一般アプリケーションは、描画関数を用いて表現できないオブジェクトについて複数の描画オブジェクトの集合体を出力する。そのため、電子原稿ライタは、描画オブジェクトの集合体を構成する個々の描画オブジェクトを製本アプリケーション用のデータに変換して、製本アプリケーションへ出力する。その結果、製本アプリケーションが、電子原稿ライタが作成した製本アプリケーション用のデータを編集する場合、図33に示すように描画オブジェクトを個別に編集しなければならない。この際に、編集作業を効率的に行うために、ユーザが意図する表オブジェクト群を選択して、まとめて編集する処理が考えられる。
ユーザが表オブジェクト群3300を選択して編集を行う場合、ユーザは、表オブジェクト群3300を全て包含するように選択範囲3305を指定する。選択範囲3305によって囲まれた表オブジェクト群3300の矩形オブジェクトおよびテキストオブジェクトは選択状態になり、選択ハンドルが表示される。この選択状態を保ったまま編集処理を実行すると、選択状態となっている矩形オブジェクトおよびテキストオブジェクトに対して編集処理が反映される。例えば、編集処理の一例として移動処理を実行すると、選択状態となっている矩形オブジェクトおよびテキストオブジェクトは全て編集対象となるため、編集結果は3307および3308となる。つまり、ユーザが指定した選択範囲である3305内に、ユーザが選択対象として意図していない表オブジェクト群3301を形成する矩形オブジェクトおよびテキストオブジェクトが含まれる。そのため、ユーザが意図しない矩形オブジェクトおよびテキストオブジェクトまでも選択状態3306になってしまう。従って、移動処理を行った結果、ユーザが意図していない矩形オブジェクトおよびテキストオブジェクトも一緒に移動されてしまう。よって、複数の描画オブジェクト群が重なっている状態で所望とする描画オブジェクトを選択する場合、ユーザは、表示上は認識できない背面の描画オブジェクトを認識しながら選択しなければならず、操作性を著しく悪化させる恐れがある。
本願は、上述した問題点を解決することを目的としており、複数の描画オブジェクトが重なっている状態であっても、ユーザが所望とする描画オブジェクトを容易に選択可能とする技術を提供する。
本発明は、上述した問題点を踏まえてなされてものであり、複数の描画オブジェクトに対する編集処理を実行可能な情報処理装置であって、選択範囲を指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された選択範囲に含まれる描画オブジェクトについて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるかを複数の描画オブジェクトの重なり状態に基づいて判定する判定手段と、前記判定手段により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する決定手段を有することを特徴とする。
以上、本発明を用いることによって、複数のオブジェクト群が重なっている状態であっても、ユーザは所望とする描画オブジェクトを容易に選択することが可能となり、操作性の向上を図ることが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
[システム概要]
まず、本発明に係る文書処理システムの概要について、図1乃至図12を参照して以下に説明する。尚、この文書処理システムは、一般のアプリケーションによって作成されたデータファイルを電子原稿ファイルに変換する電子原稿ライタと、その電子原稿ファイルを編集する機能を提供する製本アプリケーションとを含む。製本アプリケーションは、作成されたデータを1つにまとめた文書の作成及び編集を可能とし、その操作性を向上させて文書編集の効率化を図る。
[システム構成及び動作]
図1は、本実施形態の文書処理システムのソフトウェア構成を示す。文書処理システムは、本発明の情報処理装置に好適な実施形態であるデジタルコンピュータ101(以下、ホストコンピュータとも呼ぶ)によって実現されている。図1に示す一般アプリケーション101は、ワードプロセシングやスプレッドシート、フォトレタッチ、ドロー、あるいはペイント、プレゼンテーション、テキスト編集などの機能を提供するアプリケーションプログラムであり、OSに対する印刷機能を有している。これらのアプリケーションは、作成された文書データや画像データなどのアプリケーションデータ(描画データ)を印刷する際に、オペレーティングシステム(OS)によって提供される所定のインタフェース(一般に、GDIと呼ばれる)を利用する。即ち、アプリケーション101は、作成した描画データを印刷するために、上述のインタフェースに依存する形式の出力コマンド(GDI関数と呼ばれる)を送信する。一方、出力コマンドを受けた出力モジュールは、その出力コマンドをプリンタドライバが処理可能な形式に変換して、変換されたコマンド(DDI関数と呼ばれる)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式は、デバイスの種類やメーカなどによって異なるため、デバイスごとにデバイスドライバが提供されている。デバイスドライバは、出力されたコマンド(例えばDDI関数)を変換して、プリンタが解釈可能な印刷データを生成し、JL(Job Language)でくくることにより印刷ジョブを生成する。OSとしてマイクロソフト社のウインドウズを利用する場合、前述した出力モジュールはGDI(Graphic Device Interface)と呼ばれるモジュールが相当する。
電子原稿ライタ102は、上述のデバイスドライバを改良したものであり、本文書処理システム実現のために提供されるソフトウェアモジュールである。但し、電子原稿ライタ102は、特定の出力デバイスを目的としておらず、詳細は後述する製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式に出力コマンドを変換する。この電子原稿ライタ102による変換後の形式(以後電子原稿形式と呼ぶ)は、ページ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば良い。実質的な標準形式のうち、例えばアドビシステムズによるPDF形式やSVG形式などが電子原稿形式として採用できる。
一般アプリケーション101が電子原稿ライタ102を利用する場合には、出力に使用するデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してから印刷を実行する。但し、電子原稿ライタ102によって作成された電子原稿ファイルは、電子原稿ファイルとして完全な形式を備えていない。そのため、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定するのは製本アプリケーション104であり、その管理下でアプリケーションデータの電子原稿ファイルへの変換が実行される。そして、製本アプリケーション104は電子原稿ライタ102が生成した電子原稿ファイルを後述する形式を備えた電子原稿ファイルとして完成させる。以下、この点を明瞭に識別する必要がある場合、電子原稿ライタ102によって作成されたファイルを「電子原稿ファイル」と呼び、製本アプリケーション104によって構造を与えられた電子原稿ファイルを「ブックファイル」と呼ぶ。また、特に区別する必要がない場合は、アプリケーションにより生成されるドキュメントファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルをいずれも文書ファイル(または文書データ)と呼ぶ。
このように、製本アプリケーション104は、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定し、一般アプリケーション101によりデータを印刷させる。その結果、アプリケーションデータはアプリケーション101によって定義されたページ(以後論理ページあるいは原稿ページと呼ぶ)を単位とする電子原稿形式に変換され、電子原稿ファイル103としてハードディスクなどの記憶媒体に格納される。尚、ハードディスクは、本実施形態の文書処理システムを実現するコンピュータが備えているローカルドライブであっても良く、ネットワークに接続されている場合にはネットワーク上に提供されるドライブであっても良い。
製本アプリケーション104は電子原稿ファイル(あるいはブックファイル)103を読み込み、それを編集するための機能を利用者に提供する。但し、製本アプリケーション104は、各ページの内容を編集する機能は提供しておらず、ページを最小単位として構成される後述の章やブックの構造を編集するための機能を提供している。
製本アプリケーション104によって編集されたブックファイル103を印刷する際、製本アプリケーション104によって電子原稿デスプーラ105が起動される。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーションと共にコンピュータ内にインストールされるプログラムモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーションによって生成されたドキュメント(ブックファイル)を印刷する際に、プリンタドライバへ描画データを出力するために使用されるモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、指定されたブックファイルをハードディスクから読み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを印刷するために、前述したOSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、不図示の出力モジュールに出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ107用のプリンタドライバ106がデバイスドライバとして指定される。上述の出力モジュールは、受信した出力コマンドをデバイスコマンドに変換して指定されたプリンタ107用のプリンタドライバ106に出力し、そのプリンタドライバ106がプリンタ107で解釈実行可能なページ記述言語等のコマンドに変換する。そして、変換されたコマンドはプリンタドライバ106から不図示のシステムスプーラを介してプリンタ107に送信され、プリンタ107によってコマンドに応じた画像が印刷される。
図2は、コンピュータ100のハードウェアブロック図である。図2において、CPU201は、ROM203のプログラム用ROMに記憶された、あるいはハードディスク211からRAM202にロードされたOSやアプリケーションなどのプログラムを実行する。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード209や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、CRTディスプレイ210の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)207は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、後述する編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)211やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等とのアクセスを制御する。PRTC208は、接続されたプリンタ107との間の信号の交換を制御する。NC212はネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
[電子原稿データの形式]
製本アプリケーション104の詳細を言及する前に、ブックファイルのデータ形式について説明する。ブックファイルは紙媒体の書物を模倣した3層の層構造を有する。まず、上位層は「ブック」と呼ばれ、1冊の本を模倣しており、その本全般に係る属性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章毎の属性が定義できる。そして、下位層は「ページ」であり、アプリケーションプログラムで定義された各ページに相当する。尚、各ページについてもページ毎の属性が定義できる。更に、一つのブックは複数の章を含んでいてよく、また一つの章は複数のページを含むこともできる。
図3に示す(A)は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。図示するように、この例では、ブックファイルにおけるブック,章,ページは、それぞれに相当するノードにより示されている。一つのブックファイルは一つのブックを含む。ブック、章は、ブックとしての構造を定義するための概念であるから、定義された属性値と下位層へのリンクとをその実体として含む。ページは、アプリケーションプログラムによって出力されたページ毎のデータを実体として有する。そのため、ページは、その属性値のほかに、原稿ページの実体(原稿ページデータ)と各原稿ページデータへのリンクを含む。
尚、紙媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表示されず、ブック、章、ページ各階層における属性として表示される。
図3において、ブック301には、ブック属性が定義されていると共に、2つの章302A,302Bがリンクされている。このリンクにより、章302A,302Bがブック301に包含されていることが表示される。章302Aには、ページ303A,303Bがリンクされ、これらページが含まれることが示されている。各ページ303A,303Bにはそれぞれ属性値が定義され、その実体である原稿ページデータ(1)、(2)へのリンクが含まれる。これらリンクは、図3に示す(B)のように原稿ページデータ304のデータ(1),(2)を指し示し、ページ303A、303Bの実体が原稿ページデータ(1)、(2)であることを表示している。
図4は、ブック属性のリストである。下位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属性値が優先的に採用される。そのため、ブック属性にのみ含まれる項目に関しては、ブック属性に定義された値はブック全体を通して有効な値となる。しかし、下位層と重複する項目については、下位層において定義されていない場合における既定値としての意味を有する。尚、図示された各項目は具体的に1項目に対応するのではなく、関連する複数の項目を含むものもある。
図5は章属性の、図6はページ属性のリストである。章属性とページ属性との関係もブック属性と下位層の属性との関係と同様である。
図4〜図6から明らかなように、ブック属性に固有の項目は、印刷方法、製本詳細、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りの6項目である。これらはブックを通して定義される項目である。印刷方法の属性としては、片面印刷、両面印刷、製本印刷の3つの値を指定できる。ここで、製本印刷とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式で印刷する方法である。製本詳細属性としては、製本印刷が指定されている場合に、見開き方向や、束になる枚数等が指定できる。
表紙/裏表紙属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙及び裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。インデックス紙属性は、章の区切りとして、印刷装置に別途用意される耳付きのインデックス紙の挿入の指定及びインデックス(耳)部分への印刷内容の指定を含む。この属性は、印刷用紙とは別に用意された用紙を所望の位置に挿入するインサート機能を持ったインサータが使用する印刷装置に備えられている場合か、あるいは、複数の給紙カセットを使用可能である場合に有効となる。これは合紙属性についても同様である。
合紙属性は、章の区切りとして、インサータから、あるいは給紙カセットから供給される用紙の挿入の指定、及び合紙を挿入する場合には、給紙元の指定などを含む。
章区切り属性は、章の区切り目において、新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用するか、特に何もしないか等の指定を含む。片面印刷時には、新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意味を持つ。両面印刷時には、「新たな用紙の使用」を指定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得る。
章属性に関しては、章に固有の項目はなく、全てブック属性と重複する。従って、章属性における定義とブック属性における定義とが異なれば、章属性で定義された値が優先する。ブック属性と章属性とにのみ共通する項目は、用紙サイズ、用紙方向、N−up印刷指定、拡大縮小、排紙方法の5項目である。これらのうち、N−up印刷指定属性は1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可能な配置としては、1×1、1×2、2×2、3×3、4×4などがある。排紙方法属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。
ページ属性に固有の項目には、ページ回転属性、ズーム、配置指定、アノテーション、ページ分割などがある。ページ回転属性は、原稿ページを印刷ページに配置する際の回転角度を指定するための項目である。ズーム属性は、原稿ページの変倍率を指定するための項目である。変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズを100%として指定される。仮想論理ページ領域とは、原稿ページを、Nup等の指定に応じて配置した場合に、1原稿ページが占める領域である。例えば、1×1であれば、仮想論理ページ領域は1印刷(物理)ページに相当する領域となり、1×2であれば、仮想論理ページ領域は1印刷(物理)ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。
ブック、章、ページについて共通な属性としては、ウォーターマーク属性及びヘッダ・フッタ属性がある。ここで、ウォーターマークとは、アプリケーションで作成されたデータに重ねて印刷される、別途指定される画像や文字列などである。ヘッダ・フッタは、それぞれ各ページの上余白及び下余白に印刷されるウォーターマークである。但し、ヘッダ・フッタには、ページ番号や日時など変数により指定可能な項目が用意されている。尚、ウォーターマーク属性およびヘッダ・フッタ属性において指定可能な内容は、章とページとは共通であるが、ブックはそれらと異なっている。ブックにおいてはウォーターマークやヘッダ・フッタの内容を設定できるし、また、ブック全体を通してどのようにウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するかを指定することができる。一方、章やページでは、その章やページにおいて、ブックで設定されたウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するか否かを指定できる。
[ブックファイルの生成手順]
ブックファイルは上述したような構造及び内容を有している。次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によるブックファイルの作成手順について説明する。ブックファイルの作成手順は、製本アプリケーション104によるブックファイルの編集操作の一環として実現される。
図7は、製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の手順を示すフローチャートである。なお、本願のフローチャートの各ステップは、CPU201によって実行される。まず、製本アプリケーション104は、開こうとするブックファイルが、新規作成すべきものであるか、それとも既存のものであるか判定する(ステップS701)。新規作成であると判定された場合、製本アプリケーション104は、章を含まないブックファイルを新規に作成する(ステップS702)。新規に作成されるブックファイルは、図3の例で示せば、ブックノード301のみ有し、章のノードに対するリンクが存在しないブックのノードとなる。ブック属性は、新規作成用としてあらかじめ用意された属性のセットが適用される。そして、製本アプリケーション104は、新規ブックファイルを編集するためのユーザインタフェース(UI)画面を表示する(ステップS703)。図11は、新規にブックファイルが作成された際のUI画面の一例である。この場合は、ブックファイルは実質的な内容を持たないため、UI画面1100には何も表示されない。
一方、製本アプリケーション104は、既存のブックファイルがあると判定した場合、指定されたブックファイルを開き(ステップS703)、そのブックファイルの構造、属性、内容に従ってユーザインタフェース(UI)画面を表示する。図10は、既存のブックファイルから指定されたブックファイルを表示するUI画面の一例である。UI画面1100は、ブックの構造を示すツリー部1101と、印刷された状態を表示するプレビュー部1102とを含む。ツリー部1101には、ブックに含まれる章、各章に含まれるページが図3に示す(A)のような木構造で表示される。ツリー部1101に表示されるページは原稿ページである。またプレビュー部1102には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序はブックの構造を反映したものとなっている。
さて、開かれたブックファイルには、電子原稿ライタ102によって電子原稿ファイルに変換されたアプリケーションデータを、新たな章として追加することができる。この機能を電子原稿インポート機能と呼ぶ。図7に示す手順によって新規に作成されたブックファイルに電子原稿ファイルをインポートすることで、製本アプリケーション104は、インポートされた電子原稿ファイルを含むブックファイルを生成する。この機能は、図10の画面にアプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作することで起動される。
図8に電子原稿インポートの手順を示す。まず、製本アプリケーション104は、指定されたアプリケーションデータを生成したアプリケーションプログラムを起動し、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してアプリケーションデータを出力する。その結果、製本アプリケーション104は、アプリケーションデータを電子原稿データに変換する(ステップS801)。変換を終えたなら、製本アプリケーション104は、変換されたデータが画像データであるか否かを判定する(ステップS802)。この判定は、ウインドウズOSの下であれば、アプリケーションデータのファイル拡張子に基づいて行われる。例えば、拡張子が「bmp」であればウインドウズビットマップデータであり、「jpg」であればjpeg圧縮された画像データ、「tiff」であればtiff形式の画像データであると判定できる。また、このような画像データの場合はS801のようにアプリケーションを起動せずに、画像データから直接電子原稿ファイルを生成することが可能である。
ここで、画像データでなかった場合、製本アプリケーション104は、ステップS801で生成された電子原稿ファイルを、現在開かれているブックファイルのブックに、新たな章として追加する(ステップS803)。章属性としては、ブック属性と共通するものについてはブック属性の値がコピーされ、そうでないものについては、予め用意された規定値に設定される。
また、ステップS802で画像データであると判定された場合、製本アプリケーション104は、原則として新たな章を追加せず、指定されている章に、ステップS801で生成された電子原稿ファイルに含まれる各原稿ページを追加する(ステップS804)。但し、ブックファイルが新規作成されたファイルであれば、新たな章が作成されて、その章に属するページとして電子原稿ファイルの各ページが追加される。ページ属性は、上位層の属性と共通のものについてはその属性値が与えられ、アプリケーションデータにおいて定義された属性を電子原稿ファイルに引き継いでいるものについてはその値が与えられる。例えば、Nup指定などがアプリケーションデータにおいて指定されていた場合には、その属性値が引き継がれる。このようにして、新規なブックファイルが作成、あるいは、新規な章が追加される。
図9は、図8に示すステップS801において、電子原稿ライタ102により電子原稿ファイルを生成させる手順のフローチャートである。まず、製本アプリケーション104は、新たな電子原稿ファイルを作成して開く(ステップS901)。製本アプリケーション104は、指定したアプリケーションデータに対応するアプリケーションを起動し、電子原稿ライタをデバイスドライバとしてOSの出力モジュールに対して出力コマンドを送信させる。出力モジュールは、受信した出力コマンドを電子原稿ライタ102によって電子原稿形式のデータに変換され、出力される(ステップS902)。電子原稿形式のデータの出力先はステップS901で開いた電子原稿ファイルである。製本アプリケーション104は、指定されたデータ全てについて変換が終了したか判定し(ステップS903)、終了していれば電子原稿ファイルを閉じる(ステップS904)。電子原稿ライタ102によって生成される電子原稿ファイルは、図3の(B)に示される原稿ページデータの実体を含むファイルである。
[ブックファイルの編集]
以上のようにして、アプリケーションデータからブックファイルを作成することができる。ユーザは、製本アプリケーションを利用して、生成されたブックファイルの章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙挿入
(10)合紙挿入
(11)インデックス紙挿入
(12)各原稿ページに対するページレイアウト。
このほか、製本アプリケーション104は、一旦行った編集操作を取り消す操作や、更に取り消した操作をやり直す操作が可能である。これら編集機能により、製本アプリケーション104は、例えば複数のブックファイルの統合、ブックファイル内で章またはページの再配置、または削除、原稿ページのレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入などの編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、図4、図5に示す属性に操作結果が反映される、あるいはブックファイルの構造に反映される。例えば、ブランクページの新規追加操作を行えば、指定された箇所にブランクページが挿入される。このブランクページは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りといった属性に反映される。
[ブックファイルの出力]
以上のように作成・編集されるブックファイルは、印刷出力を最終目的とするものである。ここで、利用者が図10に示した製本アプリケーションのUI画面1100からファイルメニューを選択し、そこから印刷を選択すると、ブックファイルは指定した出力デバイスにより印刷出力される。この際、まず製本アプリケーション104は、現在開かれているブックファイルからジョブチケットを作成し、そのジョブチケットを電子原稿デスプーラ105に渡す。一方、電子原稿デスプーラ105は、ジョブチケットをOSの出力コマンド、例えばウインドウズのGDI関数に変換し、それを出力モジュール、例えばGDIに送信する。出力モジュールによって出力されたコマンドは、指定されたプリンタドライバ106によってデバイスに適したコマンドに変換され、そのデバイスに送信される。
ここで、ジョブチケットは原稿ページを最小単位とする構造を有するデータである。ジョブチケットにおける構造は、用紙上における原稿ページのレイアウトを定義している。ジョブチケットは1ジョブにつき1つ発行される。そのため、まず最上位にドキュメントというノードがあり、文書全体の属性、例えば両面印刷/片面印刷などが定義されている。その下には、用紙ノードが属し、用いるべき用紙の識別子やプリンタにおける給紙口の指定などの属性が含まれる。各用紙ノードには、その用紙で印刷されるシートのノードが属する。1シートは1枚の用紙に相当する。各シートには、印刷ページ(物理ページ)が属する。片面印刷ならば1シートには1物理ページが属し、両面印刷ならば1シートに2物理ページが属する。各物理ページには、その上に配置される原稿ページが属する。また物理ページの属性として、原稿ページのレイアウトが含まれる。
電子原稿デスプーラ105は、上述のジョブチケットを、出力モジュールへの出力コマンドに変換する。
[そのほかのシステム構成]
本実施形態の文書処理システムの概要は以上のようなものである。これはスタンドアロン型のシステムであるが、これを拡張したサーバクライアントシステムでもほぼ同様の構成・手順でブックファイルを作成・編集できる。但し、ブックファイルや印刷処理はサーバによって管理される。
図12は、サーバクライアント型文書処理システムの構成を示すブロック図である。クライアント文書処理システムは、スタンドアロン型システムに、クライアントモジュールであるDOMSドライバ109及びDOMSプリントサービスモジュール110、DS(文書サービス)クライアントモジュール108を加えた構成を有する。なお、DOMSとは、Document Output Management Service(文書出力管理サービス)を指す。このクライアント文書処理システム1200に文書管理サーバ1201、印刷集中管理サーバ1202及びプリントサーバ1203が接続されている。これらサーバは、通常ネットワークによってクライアント文書処理システムと接続されるが、サーバが同時にクライアントとしても機能する場合には、ネットワーク間の通信をシミュレートするプロセス間通信によって接続される。
尚、図12に示す例では、文書管理サーバ1201と印刷集中管理サーバ1202の両方のサーバがクライアントに接続されているが、何れか一方のみネットワーク上に存在する場合もあり得る。
文書管理サーバ1201は、製本アプリケーション104により作成・編集されたブックファイルを格納するサーバである。文書管理サーバ1201によってブックファイルを管理する場合、ブックファイルはクライアントPCのローカルHDに代わって、あるいはそれに加えて、文書管理サーバ1201のデータベース1211に保存される。製本アプリケーション104と文書管理サーバ1201との間のブックファイルの保存及び読み出しは、DSクライアント108及びDSコア1212を介して行われる。
印刷集中管理サーバ1202は、クライアント文書管理システム1200に格納された、あるいは文書管理サーバ1201に格納されたブックファイルの印刷を管理するサーバである。クライアントにおける印刷要求は、DOMSドライバ109およびDOMSプリントサービスモジュール110を介して印刷集中管理サーバ1202のDOMSWGサーバモジュール1221に送信される。集中印刷管理サーバ1202は、クライアントのプリンタで印刷する場合にはクライアントのDOMSプリントサービスモジュール110を介して電子原稿デスプーラ105に電子原稿データを渡す。そして、プリントサーバ1203により印刷する場合、集中印刷管理サーバ1202は、プリントサーバ1203のDOMSプリントサービスモジュール1203に送信する。集中印刷管理サーバは、例えば保存されているブックファイルに対して印刷要求を発行した利用者の資格などについてセキュリティチェックを行ったり、印刷処理のログを保存したりする。このように、文書処理システムは、スタンドアロンとしても、クライアントサーバシステムとしても実現できる。
[プレビュー表示の内容]
既に説明した通り、ブックファイルが製本アプリケーションによって開かれると、図10に示したユーザインタフェース画面1100が表示される。ツリー部1101には、開いているブック(以下、「注目ブック」と呼ぶ)の構造を示すツリーが表示される。プレビュー部には、利用者の指定に応じて、3通りの表示方法が用意されている。まず、第1は原稿ページをそのまま表示する原稿ビューと呼ばれるモードである。この原稿ビューモードでは、注目ブックに属する原稿ページの内容が縮小されて表示される。尚、プレビュー部1102の表示にレイアウトは反映されない。次に、第2は印刷ビューモードである。この印刷ビューモードでは、プレビュー部1102には原稿ページのレイアウトが反映された形で原稿ページが表示される。そして、第3は簡易印刷ビューモードである。この簡易印刷ビューモードでは、各原稿ページの内容はプレビュー部の表示には反映されず、レイアウトのみが反映される。
[ステイプル制御]
次に、ステイプル機能を有するプリンタと接続するコンピュータ100の製本アプリケーション104によって行われるステイプル制御について説明する。
図13は、ステイプル制御システムの構成を示すブロック図である。図示するように、ステイプル制御システムは、図2に示したホストコンピュータ100とステイプル機能を有するプリンタ107とで構成される。
以下、プリンタ107の構成について説明する。尚、本発明の機能が実現されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続がなされ、処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。
図示するように、プリンタ107において、1301はプリンタCPUである。CPU1301は、ROM1302内または外部メモリ1303に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス1304に接続される印刷部I/F1305を介して、印刷部(プリンタエンジン)1306に出力情報としての画像信号を出力する。ROM1302内のプログラムROMには、CPU1301の制御プログラム等が記憶される。また、ROM1302内のフォント用ROMには、出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶される。ROM1302内のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ1303がないプリンタの場合、ホストコンピュータ100上で利用される情報等が記憶されている。
また、CPU1301は、入力部1307を介してホストコンピュータ100との通信処理が可能となっており、プリンタ107内の情報等をホストコンピュータ100に通知できる。RAM1308は、CPU1301の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
尚、RAM1308は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。上述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ1303は、メモリコントローラ(MC)1309によりアクセスを制御される。外部メモリ1303は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、操作パネル1311は操作のためのスイッチ及びLED表示器等で構成されている。
また、上述の外部メモリ1303は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1311からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
[ブックファイル編集機能]
製本アプリケーション104は、生成されたブックファイルに対して、文章・画像の編集を行うことを可能とする原稿エディタを備える。前記原稿エディタは、製本アプリケーションから起動し、ブックファイルを論理ページ毎に編集することが可能である。図15はエディタの起動フローを示している。まず製本アプリケーションは、選択された原稿ファイルに対してメニューを表示する(1501)。製本アプリケーション104は、前記メニューより“原稿エディタ”が選択されたことを認識する(1502)。製本アプリケーション104は、原稿エディタを起動し、メイン画面を表示する(1503)。図14は製本アプリケーションから、前記原稿エディタを起動するUI例を示している。1401は製本アプリケーションによって表示されたメイン画面であり、1402はインポートされた原稿ファイルを示す。1403は図15の1502において原稿ファイル選択時に表示されるポップアップメニュー、1404はマウスポインタを示している。原稿エディタの起動は、インポートされた原稿ファイルをマウスポインタで選択し、ポップアップメニューを表示させ、メニュー内の“原稿エディタ”を選択することで実行される。ここではポップアップメニューからの起動であったが、その他(たとえばツールボタン、メニューアイテム)を利用した起動方法であっても良い。
次に、原稿エディタで行える編集機能について説明をする。図16は原稿エディタの全体UIを示している。1601は原稿エディタの画面を表しているまた、原稿エディタの画面は、メニューバー1602、ツールボタン1603、ページ移動ボタン1604、ズーム指定ボックスが含まれている。さらに、1601の原稿エディタの画面に表示されている1606は編集対象の原稿ファイル、1607はテキストオブジェクト、1608・1609は図形オブジェクト、1610は直線オブジェクトを示している。これらを元に各編集機能について説明を行う。
[テキスト編集機能]
図17はテキストオブジェクトの選択の例を示しており、図16で示した原稿ファイル1606を詳細に示した図である。1701はテキストオブジェクト、1702はオブジェクトのコントロールハンドル、1703はマウスポインタを示している。マウスポインタで原稿ファイル内のテキスト上を選択すると、選択されたテキストがオブジェクトとしてマッチングされ、選択状態となる。選択状態になったオブジェクトには1702で示した、コントロールハンドルが表示され、選択されたことをユーザに示す。この例では、コントロールハンドルが表示されたが、テキストオブジェクトの外接矩形を表示するようにしても良い。テキストオブジェクトは、選択して移動・削除・テキスト属性の変更・テキストの追加・削除などの操作を行うことができる。
図18はテキスト編集のフローを示している。まず原稿エディタは、マウスポインタで選択された原稿ファイル内のテキストを、テキストオブジェクトとして抽出する(1801)。原稿エディタは、抽出されたテキストオブジェクトに対して、テキストの追加、削除、属性の変更、移動・削除などの編集を施して(1802−1806)、編集を終了する。図19はテキスト追加の例を示している。図17のテキストオブジェクト1701についてテキストの追加を行う。選択状態になっているテキストオブジェクトを再度マウスポインタ1903で選択すると、テキストオブジェクトが矩形1901で囲まれ、編集カーソル1902が表示される。テキストを追加する位置に編集カーソルを移動させ、文字を入力すると、テキストオブジェクトに入力した文字が追加される。図19では、“日本語のテスト”のテストの前に“テスト”を追加したときの例を示している。
図20はテキスト削除の例を示している。図17のテキストオブジェクト1701についてテキストの削除を行う。テキスト追加と同様の方法でテキストオブジェクトが矩形で囲まれ、編集カーソル2001が表示されている状態にする。その状態で、バックスペースキーや削除を実行すると、編集カーソルの前の文字が削除される。図20では、“日本語のテスト”の“テスト”を削除したときの例を示している。
テキスト属性の編集について、各テキストオブジェクト内のテキストは属性を持っており、その属性についても編集することが可能である。テキスト属性には、フォント・スタイル・サイズ・色・文字装飾・文字間隔・水平スケーリング率・単語間隔などがある。それぞれの意味、設定方法については、公知であるため説明は省略する。
[テキストボックス編集機能]
前述したテキストオブジェクトは1行に限定された編集であったが、原稿エディタは複数行のテキストを新規に作成する機能を有する。複数行のテキストを作成する際には、テキストボックスを用いる。図22はテキストボックス編集のフローを示している。まず原稿エディタは、テキストボックス作成モードへ遷移し(2201)、マウスドラッグの矩形でテキストボックスを生成する(2202)。次に、作成したテキストボックスに対して、テキストオブジェクトの編集(この編集は前述した1行テキストの編集操作と同じ)、テキストボックス属性の編集、テキストボックスの移動・削除などの編集を施し(2203−2206)、編集を終了する。図21はテキストボックス作成の例を示している。原稿ファイル1606上にテキストボックス作成モードで、マウスポインタ1903を用いて矩形を描画すると、テキストボックス2101が作成される。作成されたテキストボックスには、新規作成時およびボックスを選択時に、コントロールハンドル2102が表示される。コントロールハンドルをマウスポインタでドラッグすることにより、ボックスのリサイズが可能である。
図23は前述したテキストボックス内にテキストを追加する例を示している。選択状態のテキストボックスを再度マウスポインタで選択すると、テキストオブジェクト編集の時と同様に、ボックス内に編集カーソルが表示される。その状態で、テキストを入力することにより、テキストボックスにテキストを追加することが可能である。また、テキストの削除についてもテキストオブジェクトの時と同様の方法で、行うことが可能である。図23はテキストボックス2101に“テキストボックステスト。複数行”というテキストを追加した例を示している。前述したとおり、テキストボックスは複数行のテキストをサポートする。右端までに収まらないテキストは改行されて表示される(2301)。
テキストボックスおよびテキストボックス内のテキストについてもテキストオブジェクトと同様に属性を編集することが可能である。テキストボックスの属性には、線種・線幅・線の色・塗りつぶし・不透明度などがある。テキストボックス内のテキストの属性は、テキストオブジェクトと同様である。それぞれの意味、設定方法については、公知であるため説明は省略する。
[イメージ編集機能]
次に、原稿エディタにおけるイメージの編集機能について説明をする。イメージの編集機能には、“イメージの挿入”と“イメージの書き出し”がある。
イメージの挿入について説明する。図27はイメージ挿入および回転・移動・削除の全体フローを示している。まず、原稿エディタは、イメージ挿入モードに遷移し、イメージ選択ダイアログを表示する(2701)。原稿エディタは、S2701にて表示したダイアログで選択されたイメージをエディタ上に表示する(2702)。原稿エディタは、表示されたイメージに対して、回転や移動・削除などの編集を施し(2703−2705)、終了する。図24はイメージの挿入モードへ遷移するためのUI例を示している。2401は原稿エディタによって表示される画面、2402はメニュー、2403はイメージ挿入モードメニューを示している。原稿エディタのメニューバーより、イメージの挿入が選択されると、イメージの挿入ダイアログが表示される。イメージ挿入ダイアログで挿入するイメージファイルを選択することで、原稿上にイメージオブジェクトとして挿入する。図25はイメージ挿入が挿入された例を示している。原稿エディタによって表示される画面からイメージ挿入を選択すると、原稿ファイル1606にイメージ2501が挿入される。イメージの挿入される位置については、原稿ファイルの中心となる。ただし、位置については、中心に限定せずに原稿ファイルの左上基準、左下基準などユーザビリティを考慮して変更できるようにしても良い。また、挿入の方法についても、メニューからの挿入だけでなく、ツールボタンなどで行えるようにしても良い。
挿入したイメージ、もしくは原稿ファイルに配置されたイメージオブジェクトに対しては、回転、移動、削除等の編集を行うことができる。図26はイメージを回転した例を示している。2601はイメージを時計回りに90度回転されたものを示している。移動・削除については、公知であるため説明は省略する。
次にイメージの書き出しについて説明する。図29はイメージの書き出しの全体フローを示している。まず原稿エディタは、書き出す対象のイメージを選択することにより抽出する(2901)。次に、原稿エディタは、ポップアップメニューなどからイメージ書き出しダイアログを表示する(2902)。そして、原稿エディタは、書き出し先(場所)や書き出すイメージのファイル名などを入力して、入力を確定させ、指定された場所にイメージを保存する(2903−2904)。図28はイメージの書き出しの例を示している。書き出すイメージ2601を選択し、ポップアップメニュー2801を表示させ、イメージの書き出し1903を指定する。イメージの書き出し1903を指定すると、原稿エディタは、イメージの書き出しダイアログを表示する。原稿エディタは、表示したダイアログ内で設定した書き出し場所・イメージファイル名を適用させイメージの書き出しを行う。
[オブジェクト編集機能]
次に、原稿エディタにおけるオブジェクトの編集機能について説明をする。オブジェクトの種類には、四角形・楕円・角丸四角形・直線・オートシェイプ・その他任意図形が存在する。原稿エディタは、それらのオブジェクトの新規作成および編集を行うことが可能である。原稿エディタは、原稿ファイルに描画されているオブジェクトに対して選択すること、および編集を加えることもできる。オブジェクトの新規作成、および編集操作については、移動・削除や各属性(色・線種など)の変更など公知の技術であるため、個々の説明は省略する。図32は、オブジェクトの編集フローを示している。まず、原稿エディタは、オブジェクト作成フローに遷移し(3201)、マウスドラッグで描画された矩形により、オブジェクトを作成する(3202)。原稿エディタは、オブジェクトに対する編集(属性の編集や移動・削除など)を実行し(3203−3205)、編集を終了する。次に、原稿エディタが実行するオブジェクト編集機能の一例として楕円の新規作成について説明をする。
図30は楕円オブジェクトの新規作成モードに遷移するためのUI例を示している。3001は原稿エディタによって表示される画面、3002はメニュー、3003は楕円作成モード遷移メニューを示している。原稿エディタは、ユーザによる3003の楕円作成モード遷移メニューの選択処理を認識し、原稿エディタの画面3001上でマウスを用いた移動処理を認識して、楕円オブジェクトを作成できる。図31は楕円オブジェクトが作成された例を示している。作成された楕円オブジェクト3101は、選択状態になるとコントロールハンドル3102を表示し、選択されたことをユーザに認識させる。
[全体処理ステップ]
図34は、本願が想定する課題の一例を示す図である。図34も図33と同じく表形式のオブジェクトが重なっている様子を示している。個々のオブジェクトも図33と同様であるとする。図34では、背面の表オブジェクト群3201を選択対象とするため、選択範囲3400が指定されている。しかしながら、選択範囲3400には、今回の選択対象として意図していない前面の表オブジェクト群3300の一部も選択範囲3400に含まれている。その結果、ユーザが背面の表オブジェクト群3201を3401のように移動した結果、前面の表オブジェクト群の一部である描画オブジェクト3402も移動している。つまり、従来技術の選択方法を用いると、選択範囲に入るオブジェクトが選択対象となるため、ユーザの意図しない描画オブジェクト(図34では3402)までも選択対象となり、編集処理が反映されてしまう。本願は、このように重なりをもったオブジェクトであっても、ユーザが所望とするオブジェクトを容易に選択することを目的としている。
図35は本発明の実施例1の全体処理ステップを示しているフローチャートである。それぞれの処理ステップについて説明する。S3500において、製本アプリケーションは、選択方法の取得を行う。なお、本実施例1における選択方法の取得とは、製本アプリケーションが本発明の前面に見えているオブジェクトを選択する選択方法と、背面に隠れているオブジェクトを選択する選択方法と、通常の選択方法のいずれかを取得することである。選択方法を製本アプリケーションに設定する方法としては、図39(1)で示している選択方法切り替えダイアログを用いる方法が考えられる。3900は選択方法切り替えダイアログを示している。3901は各種選択方法を選択するためのコントロールに対するタイトルを示している。3902は、本発明を適用しない場合の通常選択方法である。3903は、前面に見えているオブジェクトのみを選択する選択方法である。3904は、背面に隠れているオブジェクトのみを選択する選択方法である。3902〜3904の各コントロールは、互いに排他的に設定可能にする必要がある。排他的に設定することが可能であれば、各コントロールは図39(1)で示しているようなラジオボタン形式に限らず、他の形式であってもかまわない。3905は3902〜3904で指定された選択方法をシステムに適用させるためのOKボタンを示している。3906は、指定した選択方法を適用せずにダイアログを閉じるキャンセルボタンを示している。このように、図39(1)では、前面にレイアウトされている描画オブジェクトを選択する第1選択方法3903、または、背面にレイアウトされている描画オブジェクトを選択する第2選択方法3904を設定できる。そして、製本アプリケーションは、第1選択方法3903が設定されていた場合、他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する。一方、第2選択方法3904が設定されていた場合、他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する。
なお、図39(1)にて「前面オブジェクト選択モード」3903が選択されOKボタンが押された場合、図39(2)のUIが表示される。図39(2)では、「見えているオブジェクトを編集する」または「実描画範囲でオブジェクトの領域を判定する」が選択できる。図39(2)において選択することにより後述する図37(A)から(D)の重なり状態検出処理にて実行される処理ステップが変わる。詳細は、図37にて後述する。一方、図39(1)において、「背面オブジェクト選択モード」3904が選択され、OKボタンが押された場合、図39(3)のUIが表示される。なお、図39(3)において「実描画範囲でオブジェクトの領域を判定する」を選択することにより、後述する図38(C)の処理が実行される。
S3501は、製本アプリケーションが範囲選択されたという情報を、取得するステップである。範囲選択とは、図33の3305で示したように、ユーザがマウスドラッグを行って矩形を描画して、その矩形内に包含されるオブジェクトを選択状態にする方法等である。S3502では、製本アプリケーションが本発明のオブジェクト選択手段を実行する。なお、S3502のオブジェクト選択手段の詳細については、図36、図37、図38に後述する。オブジェクト選択手段によって、製本アプリケーションが所定のオブジェクトを選択状態にしたところで図35の全体処理は終了となる。このように、図35の全体処理を実行することで、製本アプリケーションはユーザに指定された選択方法、判定方法に基づき、所望のオブジェクトのみを選択状態にすることが可能になる。
[オブジェクトテーブル作成方法]
図44に後述するオブジェクト毎の情報を記憶したオブジェクトテーブルの作成方法について図49を用いて説明する。
製本アプリケーションは、電子原稿ライタから電子原稿ファイルを受信したか否かを判定する(S4901)。なお、製本アプリケーションは、電子原稿ファイルを一時的にRAM202に保存する。
製本アプリケーションは、電子原稿ライタから電子原稿ファイルを受信した場合、電子原稿ファイルを解析する(S4902)。製本アプリケーションは、電子原稿ファイルを解析することにより、オブジェクト毎の実描画領域、オブジェクト毎の実データ領域、オブジェクト毎の表示属性情報を取得する。また、製本アプリケーションは、オブジェクトに関する情報の記述順序から各オブジェクトの作成順序を解析できる。つまり、製本アプリケーションは、電子原稿ファイルにおいて先頭に記述されているオブジェクト情報ほど、先に作成されたオブジェクトとして解析する。なお、実データ領域とは、電子原稿ライタがデータ領域として指定した領域である。例えば、四角形の描画オブジェクトの半分がクリッピングの対象であり、半分が表示されるような描画オブジェクトの場合、四角形の描画オブジェクト全体が実データ領域となる。一方、実描画領域とは、実際に表示部に表示される領域である。例えば、四角形の描画オブジェクトの半分がクリッピングの対象であり、半分が表示されるような描画オブジェクトの場合、四角形の描画オブジェクトからクリッピング対象の領域を除いた領域が実描画領域となる。
製本アプリケーションは、電子原稿ファイルの解析結果に基づいて、図44に示すようなオブジェクトテーブルを作成する(S4903)。なお、作成されたオブジェクトテーブルは、RAM202に保存される。製本アプリケーションは、このオブジェクトテーブルを用いて図37および図38にて後述する重なり状態検出処理を実行する。
[オブジェクト選択手段]
図36は、図35の全体処理ステップのS3502で説明したオブジェクト選択手段の詳細処理ステップを示しているフローチャートである。各処理ステップについて説明する。
製本アプリケーションは、ユーザにより範囲選択された矩形情報(位置、サイズ等)を取得する(S3600)。詳細には、ユーザがりマウスを用いてドラッグ処理を実行することにより、範囲選択が実行される。CPU201は、マウスの動きを認識することにより、範囲選択された矩形情報を認識して、RAM202に保存する。S3601は、製本アプリケーションがページ上に描画されているオブジェクトの情報を格納するためのオブジェクトリストObList[]を定義して、ObList[0]にNULLを格納する処理である。つまり、S3601の処理は、ObList[]の初期化処理となる。S3602は、製本アプリケーションがS3600にて取得した矩形情報に含まれるページ上に描画されているオブジェクトをObList[]に格納する処理である。製本アプリケーションは、ページ上に描画されているオブジェクトが、S3600にて取得した矩形情報に包含されるか否かを判定する。そして、製本アプリケーションは、矩形情報に包含されるオブジェクトを一つずつObList[]に格納する。また製本アプリケーションは、ObList[]の末尾に、オブジェクトリストの終了を示すNULLを格納する。例えば、矩形情報に含まれるオブジェクトが5つ存在する場合、製本アプリケーションは、ObList[0]〜ObList[4]に5つのオブジェクトの情報を格納し、ObList[5]にNULLを格納する。S3603では、製本アプリケーションがObList[0]がNULLと等しいかどうかを判定する。ObList[0]がNULLであるということは、ページ上に矩形情報に包含されるオブジェクトが存在しないことを意味する。従って、製本アプリケーションがObList[0]==NULL(オブジェクトリスト[0]にオブジェクト情報がない)と判定した場合、選択すべきオブジェクトが存在しないことを意味するため、図36のオブジェクト選択手段の処理ステップを終了する。一方、製本アプリケーションがObList[0]!=0と判定した場合(つまり、オブジェクトリスト[0]にオブジェクト情報があると判定した場合)は、S3604に進む。S3604は、製本アプリケーションが選択対象となるオブジェクトを格納するための選択オブジェクトリストSelectObList[]を定義して、SelectObList[0]にNULLを代入する処理ステップである。つまり、S3604の処理は、SelectObList[]の初期化処理となる。S3605は、製本アプリケーションがオブジェクトの重なり状態検出手段を実行する処理ステップである。重なり状態検出手段の詳細については図37または図38で後述するが、重なり状態検出手段が終了すると、製本アプリケーションは、選択オブジェクトリストSelectObList[]に選択状態にすべきオブジェクトの情報を格納する。S3606は、製本アプリケーションが変数iを定義して、0を代入する処理ステップである。つまり、変数iの初期化処理である。S3607は、製本アプリケーションが選択オブジェクトリストSelectObList[i]がNULLと等しいかどうかを判定する。つまり、S3607は、製本アプリケーションが選択状態とすべきオブジェクトがあるか否かを判定する処理である。S3607において、SelectObList[i]がNULLであると判定された場合、製本アプリケーションは、選択状態にすべき描画オブジェクトがないと認識して、図36の処理を終了する。つまり、製本アプリケーションがSelectObList[i]==0と判定した場合は、オブジェクトの選択処理は終了しているので、図36の処理を終了する。システムがSelectObList[i]!=0(選択状態にすべき描画オブジェクトがある)と判定した場合、S3608に進む。S3608は、製本アプリケーションが選択オブジェクトリストのSelectObList[i]に格納されているオブジェクトを選択状態にする処理である。選択状態にする処理が終了したら、S3609に進む。S3609は、製本アプリケーションが変数iをインクリメントする処理である。インクリメント処理が終了したら、S3607へ進む。製本アプリケーションはS3607〜S3609を繰り返し処理し、選択オブジェクトSelectObList[]に格納されているオブジェクトを全て選択状態にしたら、図36のオブジェクト選択手段の処理を終了する。
[重なり状態検出手段]
図37(A)から(D)は、図36のS3605の重なり状態検出手段の詳細処理を示しているフローチャートである。図37(A)から(D)は、図39において「前面に見えているオブジェクトのみ」が選択方法として設定された場合の処理を示している。
製本アプリケーションは、表示すべき選択オブジェクトリストとして変数Nを定義して、0を代入する(S3700)。つまり、製本アプリケーションは、変数Nに代入されたオブジェクトを選択対象とする。製本アプリケーションは、重なり状態検出の基準となるオブジェクトとして変数Kを定義して、0を代入する(S3701)。つまり、製本アプリケーションは、図37の場合、変数Kに該当するオブジェクトと重なっており、かつ、変数Kのオブジェクトよりも前面に配置されているオブジェクトがあるか否かを判定する。
製本アプリケーションは、前面にあるオブジェクトの識別番号を管理するためのリストOver[]を定義して、Over[0]にNULLを代入する(S3702)。製本アプリケーションは、判定対象となるオブジェクトとして変数Jを定義する。つまり、製本アプリケーションは、変数Jに該当するオブジェクトと変数Kに該当するオブジェクトの重なり状態を判定する。さらに製本アプリケーションは、重なり状態検出の基準となる変数Kに該当するオブジェクトよりも前面で重なっているオブジェクトとして変数Mを定義する。そして、製本アプリケーションは、変数JおよびMのそれぞれに0を代入する(S3703)。製本アプリケーションは、変数Kと変数Jが等しいかを判定する(S3704)。製本アプリケーションが変数Kと変数Jが等しいと判定した場合は、重なり状態検出の基準となるオブジェクトと重なり判定対象となるオブジェクトが同一であるため、重なり状態を判定する必要はない。よって、製本アプリケーションは、S3708に進む。一方、製本アプリケーションが変数Kと変数Jが等しくないと判定した場合は、S3705に進む。製本アプリケーションは、オブジェクトObList[J]と、基準オブジェクトであるObList[K]の重なり状態を判定する(S3705)。製本アプリケーションは、オブジェクトObList[J]の実データ領域範囲が、オブジェクトObList[K]の実データ領域範囲の前面に重なりを持っているか否かを判定する。従って、製本アプリケーションは、ObList[J]の表示順序がObList[K]より上に位置し、且つ、ObList[J]の実データ領域が、ObList[K]の実データ領域の一部に重なっていれば、重なっていると判定する(S3705−Yes)。なお、各オブジェクトの実データ領域は、図44に示すようにオブジェクトテーブルにて管理されている。図43(1)は、オブジェクトの重なりの例を示している図例である。図43(1)の4300と4301と4302は、四角形オブジェクトを示している。オブジェクトの重なり状態は、4300が一番下に位置して、4301、4302が上に位置する。4303は、ユーザが範囲指定した矩形領域を示している。S3705のObList[K]が四角形オブジェクト4300である場合、四角形オブジェクト4301と4302の実データ領域は、四角形オブジェクト4300の実データ領域よりも前面で重なっているので、S3705で重なりを持っていると判定される。
製本アプリケーションがS3705において重なっていると判定した場合、S3706に進む。S3706において、製本アプリケーションが、重なり状態にあるオブジェクトを管理するために、管理リストOver[M]にJを代入する。S3707は、製本アプリケーションが変数Mをインクリメントして、Over[M]にNULLを代入する処理ステップである。続いて、製本アプリケーションは、重なり判定対象となるオブジェクトである変数Jをインクリメントする(S3708)。製本アプリケーションは、オブジェクトObList[J]がNULLと等しいかどうかを判定する(S3709)。製本アプリケーションがObList[J]==NULLと判定したら(S3709−Yes)、S3710に進む。システムがObList[J]がNULLではないと判定した場合、S3704に進む。S3704〜S3709を繰り返すことによって、ObList[K]の前面に位置し、重なると判定されたオブジェクトの管理番号がOver[]に格納される。
製本アプリケーションは、最終的にオブジェクトの選択状態を判定するために用いる選択フラグSelectFlgを定義する。製本アプリケーションは、初期値として基準オブジェクトに対する設定フラグSelectFlgにTrueを代入する(S3710)。
製本アプリケーションは図39(2)において「実描画範囲でオブジェクトの領域を判定」3909がチェックされているか否かを判定する(S3711)。なお、図39におけるチェック結果は、RAM202に一時的に保存されているので、製本アプリケーションが、RAMを参照することにより実現できる。製本アプリケーションが「実描画範囲でオブジェクトの領域を判定」3909がチェックされていると判定した場合、S3719へ進み、チェックされていないと判定した場合、S3712へ進む。
製本アプリケーションは、オブジェクトObList[K]が前面に位置するオブジェクトによって、完全に覆い隠されているかを実データ領域に基づいて判定する(S3712)。つまり、製本アプリケーションは、描画オブジェクトの実データ領域が他の描画オブジェクトの実データ領域に包含されるかを判定する。その判定結果によって、製本アプリケーションは、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定する。製本アプリケーションは、オブジェクトObList[K]の前面に位置するオブジェクトの管理番号をOver[]に格納している。製本アプリケーションは、オブジェクトObList[Over[0]]〜ObList[Over[M−1]]の各実データ領域のOR領域を求めて、そのOR領域が、基準オブジェクトObList[K]の実データ領域を完全に覆い隠すかを判定する。もし、製本アプリケーションが、ObList[K]が前面に配置されているオブジェクトによって完全に隠されていると判定した場合、基準オブジェクトObList[K]は前面に見えていないオブジェクトと認識される。なお、各オブジェクトの実データ領域は図44に示すオブジェクトテーブルに格納されているので、製本アプリケーションがオブジェクトテーブルを参照することによりS3712の処理が実現される。
図37(A)から(D)では、隠れているオブジェクトは選択対象から外すため、S3712により基準オブジェクトが隠れていると判定された場合、製本アプリケーションは、選択フラグSelectFlgにFalseと設定する(S3713)。一方、製本アプリケーションが、ObList[K]が前面に配置されているオブジェクトによって完全に隠されていない判定した場合、S3718へ進む。
S3713の処理後、製本アプリケーションは、図39(2)のUIを用いて「見えているオブジェクトを編集する」3908が設定されているか否かを判定する(S3714)。製本アプリケーションが、S3714−Yesと判定した場合、[Over[0]]〜ObList[Over[M−1]]の情報の中で、塗りつぶし属性が「なし」または「透明色」に設定されているオブジェクトが含まれているかを判定する(S3715)。なお、各オブジェクトの塗りつぶし属性は、図44に示すとおり表示属性情報として保持されているので、製本アプリケーションは図44に示すオブジェクトテーブルを参照することによりS3715を判定できる。
製本アプリケーションは、S3715において塗りつぶし設定「なし」または「透明色」が設定されたオブジェクトが含まれていると判定されたオブジェクトを[Over[0]]〜ObList[Over[M−1]]から削除する。そして、製本アプリケーションは、塗りつぶし設定「なし」または「透明色」が設定されているオブジェクトが除かれたObList[Over[0]]〜ObList[Over[M−1]]の実データ領域とObList[K]の実データ領域を比較する。その結果を用いて、基準オブジェクトObList[K]が隠れるか否かを判定する(S3716)。つまり、製本アプリケーションは、各描画オブジェクトの実データ領域情報および各描画オブジェクトの表示属性情報とに基づいて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定する。
S3716によりObList[K]のオブジェクトが隠れていると判定された場合、S3718へ進む。一方、ObList[K]のオブジェクトが隠れていないと判定された場合、製本アプリケーションは設定フラグSelectFlgをTrueにセットする(S3717)。つまり、製本アプリケーションは、他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された第1描画オブジェクトの前面の第2描画オブジェクトに特定の表示属性情報が設定されている場合、第1描画オブジェクトは背面にレイアウトされないと判定する。なお、特定の表示属性情報とは、塗りつぶし設定なし、または、塗りつぶし色が透明であることは上述した通りである。
続いて、S3711において製本アプリケーションが「実描画範囲でオブジェクトの領域を判定」がチェックされていると判定した場合の処理について説明する。
製本アプリケーションは、オブジェクトObList[K]の実描画領域が前面に位置するオブジェクトの実描画領域によって、完全に覆い隠されているかを判定する(S3719)。なお、各オブジェクトの実描画領域および実データ領域も図44に示すオブジェクトテーブルに格納されているため、製本アプリケーションがオブジェクトテーブルを参照することにより、S3719の処理を実現できる。このようにS3712またはS3719より、製本アプリケーションは、指定された選択範囲に含まれる描画オブジェクトについて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるかを複数の描画オブジェクトの重なり状態に基づいて判定することができる。
S3719においてオブジェクトObList[K]の実描画領域が隠れていると判定した場合、製本アプリケーションは、オブジェクトObList[K]について選択フラグSelectFlg=Falseと設定する(S3720)。
一方、製本アプリケーションが、ObList[K]が前面に配置されているオブジェクトの実データ領域によって完全に隠されていない判定した場合、S3725へ進む。なお、S3725とS3718の処理は同じ処理である。
S3720の処理後、製本アプリケーションは、図39(2)のUIを用いて「見えているオブジェクトを編集する」3908が設定されているか否かを判定する(S3721)。ここで、設定されていると判定した場合、製本アプリケーションは、S3715と同様の判定処理を実行する(S3722)。そして、製本アプリケーションは、S3722の判定結果に基づいてS3716と類似した処理を実行する(S3723)。なお、S3716とS3723の違いは、S3716が実データ領域に基づいて比較処理を行っているのに対し、S3723は、実描画領域に基づいて比較処理を行っている点である。
ここで、ObList[K]の実描画領域が隠れると判定された場合、S3725へ進む。一方、ObList[K]の実描画領域が隠れないと判定された場合、製本アプリケーションは設定フラグSelectFlgをTrueにセットする(S3724)。なお、S3721からS3724の処理は、S3714からS3717の処理と同等である。
製本アプリケーションは、選択オブジェクトリストSelectObList[N]に、ObList[K]を代入し(S3726)、変数Nをインクリメントして、選択オブジェクトリストSelectObList[N]にNULLを代入する(S3727)。製本アプリケーションは、選択オブジェクトリストSelectObList[]の末尾には、常にNULLが格納されるようにする。NULLの代入が終了したら、製本アプリケーションは、変数Kをインクリメントする(S3728)。製本アプリケーションは、オブジェクトリストObList[K]とNULLが等しいか判定し(S3729)オブジェクトリストObList[K]がNULLと等しくなければ、重なり状態を検出するオブジェクトは終了していないことを意味する。よって、製本アプリケーションは、S3703に進み、処理を繰り返す。一方、オブジェクトリストObList[K]がNULLと等しければ(S3728−Yes)、重なり状態検出手段は終了していることを意味するので、本フローチャートは終了となる。
このように図37の処理を実行することにより、製本アプリケーションは選択フラグに「True」が設定されている基準オブジェクトを選択オブジェクトリストに追加する。その結果、表示されるオブジェクトが選択対象となる。また、図37Cのように実描画領域に基づいて重なっているか否かの判定処理を行うことにより、例えば、実データとしては重なりあっているがトリミング処理により表示上は重ならないケースも考えられる(図41の描画オブジェクトの実データ4008と描画オブジェクト4006は、実データでは重なっているが実描画領域では重なっていない)。このようなケースであっても、図37Cの処理を実行することに例えばトリミング処理を考慮して重なりが生じているのか否かを判定することができる。よって、図37の場合、製本アプリケーションは、他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する。
続いて、図37のS3712の処理について、図43(1)、43(2)を使って具体的に説明する。なお、図43(1)では、表示順序が前面から4301、4302、4300とする。つまり、四角形オブジェクト4300が最背面に位置している。一方、図43(2)では、表示順序が、前面から4307、4306、4305、4304とする。つまり、四角形オブジェクト4304が最背面に位置している。図43(1)の場合、ObList[K]は四角形オブジェクト4300であり、ObList[Over[0]]〜ObList[Over[M−1]]は四角形オブジェクト4301と4302とする。このとき、四角形オブジェクト4301と4302の実データ領域のOR領域は、四角形オブジェクト4300の実データ領域を完全に隠していない。したがって、製本アプリケーションは、図43(1)の場合、S3712において隠れていない(S3712−No)と判定する。一方、図43(2)の場合、ObList[K]は四角形オブジェクト4304になり、ObList[Over[0]]〜ObList[Over[M−1]]は四角形オブジェクト4305と4306、4307になる。このとき、四角形オブジェクト4305と4306と4307の実データ領域のOR領域に、四角形オブジェクト4304の実意データ領域が覆い隠されている。したがって、製本アプリケーションは、ObList[K]がObList[Over[0]]〜ObList[Over[M−1]]のオブジェクト群によって覆い隠されていると判定する。
また、ユーザは、図39(2)に示すとおり「見えているオブジェクトを編集する」を選択できる。この場合、図43(2)の選択範囲4308のように指定した場合、基準オブジェクト4304は、他のオブジェクト群によって覆い隠されていると判定された。しかし、四角形オブジェクト4305から4307の少なくとも1つのオブジェクトの塗りつぶし属性が「透明色」または「なし」であれば、基準オブジェクトの一部が表示されることになる。この場合、四角形オブジェクト4303は選択対象となる。製本アプリケーションは、このように表示順としては背面に隠れていると判定されても、表示されているオブジェクトを選択対象として決定することができる。
続いて、図38(A)から(D)について説明する。図38(A)から(D)は、図36のS3605の重なり状態検出手段の詳細処理を示しているフローチャートである。図38(A)から(D))は、選択方法が『背面オブジェクト選択モード』3904に設定されているときの処理を示している。各処理ステップについて説明するが、図37(A)から(D)と異なる部分のみ説明する。S3800〜S3809は、図37(1)のS3700〜S3709と同じ処理を行う処理ステップであるため詳細な説明は省略する。
製本アプリケーションは、選択フラグSelectFlgを定義して、Falseを代入する(S3810)。
S3811およびS3812も、S3711およびS3712と同様の処理ステップである。このS3812の処理により製本アプリケーションが、基準オブジェクトが背面に隠れていると判定した場合、選択フラグSelectFlgをTrueにセットする(S3813)。また、S3815の処理もS3719の処理と同じである。このS3815により、基準オブジェクトの実描画領域が隠れると判定された場合、製本アプリケーションは、選択フラグをTrueにセットする(S3817)。また、S3818からS3820は、S3726からS3729と同様の処理である。図38の場合、製本アプリケーションは、他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する。
図38(A)から(D)の処理を実行することにより、例えば背面に隠れている描画オブジェクト群を容易にまとめて選択し、消去することができる。背面に隠れている描画オブジェクトは、表示されないにも係わらずデータとしては存在するため、描画データのデータ量を増大させるというデメリットが生じる。このような場面で、図38の処理を実行することにより、容易に背面にある表示されない描画オブジェクトをまとめて選択して、消去することが可能となる。その結果、表示されないことによりユーザが消去したいと考えるオブジェクトを容易に消去可能となるため、データ量の効率化を測れる。
図40から図42は、本発明の適用例を説明するための例を示している。図40(2)は、判定方法が特に指定していない通常時の場合の図例を示している。図40(3)は、「前面オブジェクト選択モード」であり、判定方法が「見えるオブジェクトを編集する」が設定されている場合の、選択結果を示している。図40(4)は、判定方法が「実描画範囲でオブジェクトの領域を判定する」の場合の図例を示している。各図について説明をする。
図40(1)の4000、4003、4004は四角形オブジェクトを示している。4001は回転された三角形オブジェクトを示している。4002は4001の三角形オブジェクトの実データ領域を示している。4001は、三角形オブジェクトの実描画範囲でもある。破線4005はユーザに範囲選択された矩形範囲を示している。4005の範囲選択矩形は、レイアウトされているオブジェクトの実データ領域を全て含むような範囲であるため、レイアウトされているオブジェクトは全て選択されうる可能性がある。また、4003と4004の四角形オブジェクトは、4000の四角形オブジェクトと4001の三角形オブジェクトより重なり状態が上に位置している。図40(2)は、本発明の選択方法が「通常選択モード」時の場合であるが、このレイアウト例では、オブジェクト4000、4002〜4004が選択対象となっている。なお、図40(2)および(3)でも、どのオブジェクトの実データも重なり状態が上にあるオブジェクトによって、覆い隠されていない。そのため、全てのオブジェクトが選択状態になる。
図41(1)の4006、4009は四角形オブジェクトを示している。4007は回転された三角形オブジェクトを示している。4008は4007の三角形オブジェクトの実データ領域を示している。4007は、三角形オブジェクトの実描画範囲でもある。破線4010はユーザに範囲選択された矩形範囲を示している。4010の範囲選択矩形は、レイアウトされているオブジェクトの実データ領域を全て含むような範囲であるため、レイアウトされているオブジェクトは全て選択されうる可能性がある。また、4009の四角形オブジェクトは、4006の四角形オブジェクトと4007の三角形オブジェクトより重なり状態が上に位置している。さらに、4009の四角形オブジェクトは塗りつぶし属性が「なし」に設定されているとする。つまり、図41では、表示上はオブジェクト4006、4007、4009は表示されているが、オブジェクト4006、4007は、オブジェクト4009の描画領域および実データ領域内に包含されていることが示されている。図41(2)は、本発明の選択方法が「通常モード」時の場合である。このとき、選択範囲4010に含まれるオブジェクトは全て選択対象となる。そのため、オブジェクト4006、4008、4009が選択対象となり、選択状態を示す選択ハンドルが表示される。図41(3)は、「前面オブジェクト選択モード」であり、本発明の判定方法が「見えているオブジェクトを編集する」が選択されている場合の例である。このレイアウト例では、4006の四角形オブジェクトの実データ領域が、4009の四角形オブジェクトの実意データ領域によって、覆い隠されている。そのため、四角形オブジェクト4006は、前面オブジェクトではないため選択対象とはならない。しかし、四角形オブジェクト4009は塗りつぶし属性『なし』が設定されているため、4006の四角形オブジェクトは表示される。よって、製本アプリケーションは、オブジェクト4006も選択対象であると判定して、オブジェクト4006、4007、4009を選択対象として決定する。
図41(4)は、「前面オブジェクト選択モード」であり、本発明の判定方法が「実描画範囲でオブジェクトの領域を判定する」の場合である。このレイアウト例では、4006の四角形オブジェクトと4007の三角形オブジェクトの実描画範囲が、4009の四角形オブジェクトの実描画範囲によって、覆い隠されているため、選択対象外のオブジェクトとなる。したがって、四角形オブジェクト4009が選択対象となり、選択状態を示す選択ハンドルが表示される。
図42(1)の4011、4014、4015、4016は四角形オブジェクトを示している。4012は回転された三角形オブジェクトを示している。4013は4012の三角形オブジェクトの実データ領域を示している。4012は、三角形オブジェクトの実描画範囲でもある。4017はユーザに範囲選択された矩形範囲を示している。4017の範囲選択矩形は、レイアウトされているオブジェクトの実データ領域を全て含むような範囲であるため、レイアウトされているオブジェクトは全て選択されうる可能性がある。また、4014、4015、4016の四角形オブジェクトは、4011の四角形オブジェクトと4012の三角形オブジェクトより重なり状態が上に位置している。さらに、4014、4015、4016の四角形オブジェクトは塗りつぶし属性が『なし』に設定されているとする。図42(2)は、本発明の選択方法が「通常モード」時の場合である。このとき、製本アプリケーションは、選択範囲4017に含まれる描画オブジェクト(4011、4013〜4016)は全て選択対象となる。図42(3)は、「前面オブジェクト選択モード」であり、本発明の判定方法が「見えているオブジェクトを編集する」が設定されている場合の選択結果である。製本アプリケーションは、4011の四角形オブジェクトの実データ領域が、4014、4015、4016の四角形オブジェクトの実データ領域によって、覆い隠されていると判定する。しかし、4014、4015、4016の四角形オブジェクトは塗りつぶし属性が『なし』に設定されている。そのため製本アプリケーションは、四角形オブジェクト4011を覆うオブジェクトはないと判定するため、四角形オブジェクト4011は選択対象として決定される。図42(4)は、「前面オブジェクト選択モード」であり、本発明の判定方法が「実描画範囲でオブジェクトの領域を判定する」の場合である。4011の四角形オブジェクトと4012の三角形オブジェクトの実描画範囲が、4014、4015、4016の四角形オブジェクトの実描画範囲によって、覆い隠されている。そのため、製本アプリケーションは、四角形オブジェクト4011と三角形オブジェクト4012を選択対象外のオブジェクトとして決定する。続いて、図37、図41、図44を用いて図39の「前面オブジェクト選択モード」が選択された場合の具体的な処理について説明する。図44は、RAM202に保存されている図41に示すオブジェクト4006、4007、4009のオブジェクトの描画情報である。
図44に示すとおり、オブジェクトテーブルには、各オブジェクトの実描画領域、実データ領域、表示属性、作成順序に関する情報が保持されている。なお、本願ではオブジェクト情報として図44に示す3種類の情報を示したが、その他に各オブジェクトの色属性情報などが保存されていても良い。また、作成順序は、少ない順位ほど背面に配置されていることとなる。つまり図44の例では、オブジェクト4009の下にオブジェクト4007が配置され、さらにオブジェクト4009および4007の下にオブジェクト4006が配置されていることを示している。
製本アプリケーションは、S3700からS3704までで、判定処理の準備を行う。なお、この説明ではオブジェクトはオブジェクト4006、4007、4009の順で選択されるものとする。そのため、最初の基準オブジェクトは4006となる。製本アプリケーションは、S3705において、オブジェクト4007は、オブジェクト4006の前面であり、かつ、重なっているかを判定する。この場合、製本アプリケーションは、図44のオブジェクト情報を参照することにより、S3705の判定処理を実現できる。つまり、製本アプリケーションは、図44から、オブジェクト4007は、オブジェクト4006よりも前面に配置され、かつ、実データ領域が重なると認識できるため、S3705においてYesと判定する。よって、製本アプリケーションは、対象オブジェクト4007をOver[0]=オブジェクト4007と設定する。
続いて製本アプリケーションは、S3708において対象オブジェクトをインクリメントして、オブジェクト4009とオブジェクト4006を比較する。上述したS3705と同様に、製本アプリケーションは、図44からオブジェクト4009は、オブジェクト4006よりも前面に配置され、かつ、重なると判定できる。よって、製本アプリケーションは、対象オブジェクト4009をOver[1]=オブジェクト4009と設定し、基準オブジェクト4006の選択フラグ「True」を設定する。
続いて、S3711において、実描画範囲でオブジェクトの領域を判定することが設定されているか否かを判定する。今回は、実描画範囲での判定処理は設定されていないとして説明を続ける。
S3706により、基準オブジェクトよりも前面に配置されるオブジェクトとして抽出されたオブジェクトの実データ領域のOR領域を算出する。製本アプリケーションは、基準オブジェクトよりも前面に配置されるオブジェクトとして、オブジェクト4007および4009を抽出した。よって、製本アプリケーションは、図44のオブジェクト情報を用いて、オブジェクト4007および4009の両者の実データ領域によって構成されるOR領域を特定する。そして、製本アプリケーションは、S3712において、基準オブジェクト4006が、基準オブジェクトよりも前面に配置され、実データ領域が重なると判定されたオブジェクト4007および4009によって構成されるOR領域に隠れるか否かを判定する。製本アプリケーションは、選択対象オブジェクトには、設定フラグが「True」と設定する。基準オブジェクト4006は、オブジェクト4007および4009によって構成されるOR領域に隠れると判定されるため、基準オブジェクト4006は、選択対象外となり、設定フラグが「False」と設定される。以上の処理を、全オブジェクトについて繰り返すことにより、製本アプリケーションは選択すべきオブジェクトを特定できる。
続いて、製本アプリケーションは「見えているオブジェクトを編集する」が選択されているか否かを判定する。今回は、「見えているオブジェクトを編集する」が選択されているとして説明を続ける。図44から四角形オブジェクト4007には、表示属性として「塗りつぶしなし」、四角形オブジェクト4009には「透明色」が設定されていることが分かる。よって、製本アプリケーションは、基準オブジェクトよりも前面に配置されるオブジェクトとして抽出した四角形オブジェクト4007および4009は、存在しないオブジェクトとして取り扱う。よって、Over[]から四角形オブジェクト4007および4009を削除する。その後、製本アプリケーションは、再度基準オブジェクトの実データ領域が隠れるか否かを判定する(S3716)。図41では、重なるとオブジェクトとして抽出された四角形オブジェクト4007および4009が削除されているため、基準オブジェクト4006を隠すオブジェクトはなくなる。よって、製本アプリケーションは、基準オブジェクト4006に対する選択フラグにTureと設定する(S3717)。
このような処理を選択範囲に入る描画オブジェクトに対して繰り返すことにより、製本アプリケーションは選択対象となる描画オブジェクトを決定する。
なお、本願では、図44のオブジェクトテーブルを用いて重なりを判定すると記載したが、次のような方法で重なりを判定しても良い。例えば、製本アプリケーションは、現在選択されている基準オブジェクトの外接矩形領域を算出し、基準オブジェクトよりも前面に位置されているオブジェクトの外接矩形領域を算出する。製本アプリケーションは、両者の外接矩形領域を比較して、基準オブジェクトの外接矩形領域において重ならない領域があるかを判定する。重ならない領域があると判定された場合、重ならない部分を示す領域を保持しておく。この比較処理を前面に配置されているオブジェクトについて実行することにより、重ならない部分を示す領域が空であれば、見えていないと判断し、空でなければ見えていると判断する。よって、図39において「前面オブジェクト選択モード」が選択されている場合、製本アプリケーションは、現在基準としているオブジェクトの重ならない部分を示す領域が空でなければ、その基準オブジェクトを選択する。一方、「背面オブジェクト選択モード」が選択されている場合、製本アプリケーションは、基準オブジェクトの重ならない部分を示す領域が空となったオブジェクトを選択対象とする。
(実施例2)
[全体処理ステップ]
図45は本発明の実施例2の全体処理ステップを示しているフローチャートである。実施例1との処理の違いとして、製本アプリケーションは、あらかじめページ全体に存在しているオブジェクトの内、選択対象となり得るオブジェクトを抽出する。そして、ユーザが範囲選択を行ったときには、その抽出されたオブジェクトを判定対象とする。それぞれの処理ステップについて説明する。S4200において、製本アプリケーションは選択方法を取得する。なお、S4200の処理は、実施例1の図35のS3500と同様の処理である。製本アプリケーションは本発明のオブジェクト選択手段を実行する(S4201)。オブジェクトの選択手段は、実施例1で説明した処理とは異なるため、オブジェクトの選択手段2とする。オブジェクトの選択手段2については、後述する。製本アプリケーションは、ユーザによってページ上にレイアウトされているオブジェクトに対して、各種編集が行われたかどうかをチェックする(S4202)。図44に上述したように各オブジェクトのオブジェクト情報はRAM202に保持されている。製本アプリケーションは、現在の各オブジェクトのオブジェクト情報と図44のようのRAM202に保持されているオブジェクト情報を比較し、変更されている点があれば編集が行われたと判定する。
製本アプリケーションは、オブジェクトに対して実行された編集操作が、プロパティ変更、位置/サイズの変更、重なり順序の変更のいずれかであるかどうかを判定する(S4203)。S4203に示した各種操作が実行された場合、選択対象となるオブジェクトが変更される可能性がある。よって、製本アプリケーションが、S4203に記載した編集操作が行われたと判定した場合、再度オブジェクト選択手段を処理する必要がある。したがって、S4203においてプロパティ変更、または位置/サイズの変更、重なり順序の変更のいずれかの編集操作が行われたと判定された場合、S4201に進む。それ以外の編集操作であった場合は、S4204に進む。S4203で判定する編集操作は、前述した操作に限らず、S4201のオブジェクト選択手段による選択対象オブジェクトが変更される可能性のある編集操作が実行された場合もS4201へ戻ることになる。
S4204は、製本アプリケーションがユーザによって範囲選択が行われたかどうかを判定する処理ステップである。範囲選択が行われたと判定された場合は、S4205に進む。範囲選択が行われていないと判定された場合は、本発明の処理は適用されないので、図45の全体処理フローは終了となる。
S4202、S4203、S4204の各判定処理ステップは、ユーザからの操作イベントによって分岐されるものである。したがって製本アプリケーションがユーザからのイベントを認識した段階で処理ステップを実行する形で良い。S4205では、ユーザによって範囲選択された矩形情報(位置、サイズ等)を製本アプリケーションが取得する。S4206は、製本アプリケーションが変数iを定義して、0を代入する処理ステップである。変数iの初期化が終了したら、S4207に進む。S4207において、製本アプリケーションは、選択オブジェクトSelectObList[i]==NULLであるかどうかを判定する。SelectObList[i]==NULLであった場合、オブジェクトを選択状態にする処理は終了していることを意味するので、図45の全体処理フローは終了となる。SelectObList[i]!=NULLであった場合は、オブジェクトを選択状態にする処理は終了していないことを意味するので、S4208に進む。製本アプリケーションは、選択オブジェクトSelectObList[i]の実データ領域、または実描画範囲が、範囲選択矩形内に完全に包含されているかどうかを判定する(S4208)。選択オブジェクトSelectObList[i]の実データ領域または実描画範囲が、範囲選択矩形内に完全に包含されていると判定された場合(S4208−Yes)、製本アプリケーションは、そのオブジェクトを選択状態にする(S4209)。一方、選択オブジェクトSelectObList[i]の実データ領域または実描画範囲が、範囲選択矩形内に完全に包含されていないと判定された場合、製本アプリケーションは、選択オブジェクトを選択対象外にする。そのため、製本アプリケーションは、選択オブジェクトを選択状態にすることなく選択オブジェクト[i]をインクリメントする(S4210)。製本アプリケーションは、S4207〜S4210を繰り返して、選択対象となるオブジェクトを選択状態にする処理を行う。このように、図45の全体処理ステップを実行することで、製本アプリケーションはユーザに指定された選択方法、判定方法に基づき、所望のオブジェクトのみを選択状態にすることが可能になる。
[オブジェクト選択手段2]
図46は、図45のS4201で説明したオブジェクト選択手段2の詳細処理を示しているフローチャートである。各処理ステップについて説明する。S4300において、製本アプリケーションが描画オブジェクトリストObList[]を定義して、ページ上に存在する全てのオブジェクトをObList[]に順に格納する。また、製本アプリケーションはページ上に存在する全てのオブジェクトを格納し終わったObList[]の末尾に、NULLを格納する。S4301において、製本アプリケーションはObList[0]==NULLかどうかを判定する。ObList[0]==NULLであった場合は、ページ上に存在するオブジェクトがひとつもないことを意味するので、図46処理フローは終了となる。ObList[0]=NULLでなかった場合は、S4302に進む。S4302において、製本アプリケーションが選択オブジェクトSelectObList[]を定義して、SelectObList[0]にNULLを代入する。選択オブジェクトSelectObList[]の初期化処理が終了したら、S4303に進む。S4303において、製本アプリケーションは、各オブジェクトについて重なり状態検出手段を実行する。なお、S4303の重なり状態検出手段の処理フローは、実施例1の図37および図38で説明した処理フローと同様であるため、説明は省く。
(実施例3)
[全体処理ステップ]
実施例3は、すでにユーザによって範囲選択などが実行されて、オブジェクトが選択状態になっている場合に、本発明のオブジェクトの選択方法、判定方法を適用させて、所望のオブジェクトのみを選択状態にする方法である。図47は、本実施例3の全体処理ステップを示しているフローチャートである。それぞれの処理ステップについて説明する。
S4400において、製本アプリケーションは描画オブジェクトリストObList[]を定義して、現在選択状態になっている全てのオブジェクトをObList[]に順に格納する。また、製本アプリケーションは選択状態となっている全てのオブジェクトを格納し終わったObList[]の末尾に、NULLを格納する。S4401において、製本アプリケーションは、ObList[0]==NULLかどうかを判定する。ObList[0]==NULLであった場合は、現在選択状態であったオブジェクトがひとつもないことを意味するので、本発明の選択処理は実行されない。よって、図44の処理フローは終了となる。一方、ObList[0]=NULLでなかった場合は、S4402に進む。S4402において、製本アプリケーションは選択オブジェクトSelectObList[]を定義して、SelectObList[0]にNULLを代入する。S4403において、製本アプリケーションはユーザによって指定されたオブジェクトの選択方法と判定方法を取得する。選択方法と判定方法の種類については、図39にて上述したとおりである。選択方法と判定方法のユーザによる指定方法は、実施例1で説明したダイアログ形式でも良いが、実施例3ではオブジェクトが選択状態になっているときに指定するので、図48で示すメニュー形式でも良い。4500、4503は四角形オブジェクトを示している。4501は三角形オブジェクトであり、実描画範囲を示している。また、4502は4501の三角形オブジェクトの実データ範囲を示している。4500〜4503は、現在選択状態になっているオブジェクトである。4504は、ユーザが各種操作を行うマウスポインタを示している。4505は、製本アプリケーションが表示するメニューリストを示す。メニューリスト4505は、オブジェクトが選択状態になっているときに、マウスポインタ4504の右クリックで表示される方法等の所定の操作が実行された場合に表示されるものとする。4506は、前面に見えているオブジェクトのみを選択する方法であり、4507は、背面に隠れているオブジェクトのみを選択する選択方法を示している。4506、4507のメニュー項目を4504マウスポインタで選択することで、製本アプリケーションに各選択方法を指定できる。判定方法については、図48(2)の4508で示しているような製本アプリケーションのメニューバーから指定できても良い。
製本アプリケーションがユーザに指定された選択方法と判定方法を取得したらS4404に進む。S4404において、製本アプリケーションは、図38および図39にて上述した重なり状態検出手段を実行する。S4405において、製本アプリケーションは、変数iを定義して、0を代入する。変数iの初期化が終了したら、S4406に進む。S4406において、製本アプリケーションは、選択オブジェクトSelectObList[i]==NULLであるかどうかを判定する処理ステップである。SelectObList[i]==NULLであった場合は、オブジェクトを選択状態にする処理は終了していることを意味するので、図44の全体処理フローは終了となる。SelectObList[i]!=NULLであった場合は、S4407に進む。S4407は、製本アプリケーションが選択オブジェクトSelectObList[i]を選択状態にする処理ステップである。
選択状態にする処理が終了すると、S4408に進む。S4408は、製本アプリケーションが変数iをインクリメントする処理ステップである。変数iのインクリメント処理が終了したら、S4406に進む。製本アプリケーションは、S4406〜S4408を繰り返して、選択対象となるオブジェクトを選択状態にする処理を行う。このように、この全体処理ステップを実行することで、製本アプリケーションはユーザに範囲選択されたオブジェクトの中から、指定された選択方法、判定方法に基づき、所望のオブジェクトのみを選択状態にすることが可能になる。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスクがある。また、更に、記録媒体としては、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、その接続先のホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。また、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本実施形態のスタンドアロン型の文書処理システムのソフトウェア構成例を示すブロック図である。 本実施形態の文書処理システムを実現するハードウェア構成例を示すブロック図である。 ブックファイルの構造の一例を示す図である。 ブック属性の一覧を示す図である。 章属性の一覧を示す図である。 ページ属性の一覧を示す図である。 ブックファイルを開く手順例を示すフローチャートである。 電子原稿ファイルをブックファイルにインポートする手順例を示すフローチャートである。 図8のステップ801に示すアプリケーションデータを電子原稿ファイルに変換する手順例を示すフローチャートである。 製本アプリケーションのUI画面である。 新規にブックファイルが作成された際のUI画面である。 クライアントサーバ型の文書処理システムのソフトウェア構成例を示すブロック図である。 ステイプル制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の原稿エディタの起動の例を示すUI画面である。 原稿エディタの起動手順を示すフローチャートである。 原稿エディタのメインUI画面を示している。 テキスト編集におけるテキストオブジェクトの選択を示す図である。 テキスト編集を実行する手順を示すフローチャートである。 テキスト編集におけるテキストの追加を示す図である。 テキスト編集におけるテキストの削除を示す図である。 テキスト編集におけるテキストボックス作成を示す図である。 テキストボックスの編集手順を示すフローチャートである。 テキストボックスへのテキスト追加を示す図である。 イメージ編集におけるイメージ挿入メニューの例を示す図である。 イメージ編集におけるイメージの挿入の例を示す図である。 イメージ編集におけるイメージの回転の例を示す図である。 イメージの挿入手順を示すフローチャートである。 イメージ編集におけるイメージ書き出しメニューの例を示す図である。 イメージの書き出し手順を示すフローチャートである。 オブジェクト編集における楕円作成メニューの例を示す図である。 オブジェクト編集における楕円作成の例を示す図である。 オブジェクト編集における新規作成順を示すフローチャートである。 本願の課題の一例を示している、説明図である。 本願の課題の一例を示している、説明図である。 本願の実施例1における、全体処理を示しているフローチャートである。 本願の実施例1における、オブジェクト選択手段の各処理を詳細に示しているフローチャートである。 本願の「前面オブジェクト選択モード」時の重なり状態検出手段のフローチャートである。 本願の「背面オブジェクト選択モード」時の重なり状態検出手段のフローチャートである。 本願の選択方法の切り替えを指定する切り替えダイアログのUI例((1))と、判定方法を指定する指定ダイアログのUI例(2、3)の一例を示している。 本願におけるオブジェクトの選択結果の一例を示す図である。 本願におけるオブジェクトの選択結果の一例を示す図である。 本願におけるオブジェクトの選択結果の一例を示す図である。 本願におけるオブジェクトの選択結果の一例を示す図である。 本願におけるオブジェクト情報の一例を示す図である。 本願の実施例2における全体処理を示すフローチャートである。 本願の実施例2におけるオブジェクト選択手段2のフローチャートである。 本願の実施例3における、全体処理を示すフローチャートである。 本願の実施例3における、選択方法の切り替えを指定する切り替えメニューのUI例(1)と、判定方法を指定するメニューのUI例(2)の一例を示す図である。 本願におけるオブジェクトテーブル作成のフローチャートである。
符号の説明
100 ホストコンピュータ
107 プリンタ
201 CUP
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
207 ディスクコントローラ

Claims (24)

  1. 複数の描画オブジェクトに対する編集処理を実行可能な情報処理装置であって、
    選択範囲を指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定された選択範囲に含まれる描画オブジェクトについて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるかを描画オブジェクトの重なり状態に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する決定手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前面にレイアウトされている描画オブジェクトを選択する第1選択方法、または、背面にレイアウトされている描画オブジェクトを選択する第2選択方法を設定する設定手段を有し、
    前記決定手段は、前記選択方法として第1選択方法が設定されていた場合、前記判定手段により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定し、前記選択方法として第2選択方法が設定されていた場合、前記判定手段により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、描画オブジェクトの実データ領域が他の描画オブジェクトの実データ領域に包含されるかを判定することによって、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記各描画オブジェクトの実データ領域情報および前記各描画オブジェクトの表示属性情報とに基づいて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記各描画オブジェクトの実データ領域情報に基づいて他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された第1描画オブジェクトについて、当該第1描画オブジェクトの前面にレイアウトされる第2描画オブジェクトに対して特定の表示属性情報が設定されている場合、前記判定手段は、前記第1描画オブジェクトは他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされる描画オブジェクトではないと判定することを特徴とする請求項4に情報処理装置。
  6. 前記特定の表示属性情報とは、前記第2描画オブジェクトに対する塗りつぶし設定なし、または、塗りつぶし色が透明であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、描画オブジェクトの実描画領域が他の描画オブジェクト群の実描画領域に包含されるかを判定することによって、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 複数の描画オブジェクトに対する編集処理を実行可能な情報処理装置であって、
    選択範囲を指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定された選択範囲に含まれる描画オブジェクトについて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるかを複数の描画オブジェクトの重なり状態に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する決定手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 複数の描画オブジェクトに対する編集処理を実行可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
    選択範囲を指定する指定工程と、
    前記指定工程によって指定された選択範囲に含まれる描画オブジェクトについて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるかを描画オブジェクトの重なり状態に基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する決定工程を有することを特徴とする情報処理方法。
  10. 前面にレイアウトされている描画オブジェクトを選択する第1選択方法、または、背面にレイアウトされている描画オブジェクトを選択する第2選択方法を設定する設定工程を有し、
    前記決定工程は、前記選択方法として第1選択方法が設定されていた場合、前記判定工程により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定し、前記選択方法として第2選択方法が設定されていた場合、前記判定工程により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定することを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 前記判定工程は、描画オブジェクトの実データ領域が他の描画オブジェクトの実データ領域に包含されるかを判定することによって、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項9または10に記載の情報処理方法。
  12. 前記判定工程は、前記各描画オブジェクトの実データ領域情報および前記各描画オブジェクトの表示属性情報とに基づいて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  13. 前記各描画オブジェクトの実データ領域情報に基づいて他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された第1描画オブジェクトについて、当該第1描画オブジェクトの前面にレイアウトされる第2描画オブジェクトに対して特定の表示属性情報が設定されている場合、前記判定工程は、前記第1描画オブジェクトは他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされる描画オブジェクトではないと判定することを特徴とする請求項12に情報処理方法。
  14. 前記特定の表示属性情報とは、前記第2描画オブジェクトに対する塗りつぶし設定なし、または、塗りつぶし色が透明であることを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  15. 前記判定工程は、描画オブジェクトの実データ領域が他の描画オブジェクト群の実データ領域に包含されるかを判定することによって、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  16. 複数の描画オブジェクトに対する編集処理を実行可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
    選択範囲を指定する指定工程と、
    前記指定工程によって指定された選択範囲に含まれる描画オブジェクトについて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるかを描画オブジェクトの重なり状態に基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する決定工程を有することを特徴とする情報処理方法。
  17. 複数の描画オブジェクトに対する編集処理を実行可能な情報処理装置において実行可能な情報処理プログラムであって、
    選択範囲を指定する指定工程と、
    前記指定工程によって指定された選択範囲に含まれる描画オブジェクトについて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるかを描画オブジェクトの重なり状態に基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する決定工程を有することを特徴とする情報処理装置で実行可能な情報処理プログラム。
  18. 前面にレイアウトされている描画オブジェクトを選択する第1選択方法、または、背面にレイアウトされている描画オブジェクトを選択する第2選択方法を設定する設定工程を有し、
    前記決定工程は、前記選択方法として第1選択方法が設定されていた場合、前記判定工程により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象とせず、前面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定し、前記選択方法として第2選択方法が設定されていた場合、前記判定工程により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定することを特徴とする請求項17に記載の情報処理プログラム。
  19. 前記判定工程は、描画オブジェクトの実データ領域が他の描画オブジェクトの実データ領域に包含されるかを判定することによって、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項17または18に記載の情報処理プログラム。
  20. 前記判定工程は、前記各描画オブジェクトの実データ領域情報および前記各描画オブジェクトの表示属性情報とに基づいて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項17乃至19のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
  21. 前記各描画オブジェクトの実データ領域情報に基づいて他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された第1描画オブジェクトについて、当該第1描画オブジェクトの前面にレイアウトされる第2描画オブジェクトに対して特定の表示属性情報が設定されている場合、前記判定工程は、前記第1描画オブジェクトは他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされる描画オブジェクトではないと判定することを特徴とする請求項20に情報処理プログラム。
  22. 前記特定の表示属性情報とは、前記第2描画オブジェクトに対する塗りつぶし設定なし、または、塗りつぶし色が透明であることを特徴とする請求項21に記載の情報処理プログラム。
  23. 前記判定工程は、描画オブジェクトの実データ領域が他の描画オブジェクト群の実データ領域に包含されるかを判定することによって、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるか否かを判定することを特徴とする請求項17乃至22のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
  24. 複数の描画オブジェクトに対する編集処理を実行可能な情報処理装置において実行可能な情報処理プログラムであって、
    選択範囲を指定する指定工程と、
    前記指定工程によって指定された選択範囲に含まれる描画オブジェクトについて、描画オブジェクト毎に他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされるかを描画オブジェクトの重なり状態に基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程により他の描画オブジェクトの背面にレイアウトされると判定された描画オブジェクトを選択対象として決定する決定工程を有することを特徴とする情報処理装置において実行可能な情報処理プログラム。
JP2006102089A 2006-04-03 2006-04-03 情報処理装置および情報処理方法および情報処理プログラム Expired - Fee Related JP4881048B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006102089A JP4881048B2 (ja) 2006-04-03 2006-04-03 情報処理装置および情報処理方法および情報処理プログラム
US11/684,477 US8056004B2 (en) 2006-04-03 2007-03-09 Information processing apparatus and method
EP07105484A EP1843297A1 (en) 2006-04-03 2007-04-02 Information processing apparatus and method
KR1020070032937A KR20070099485A (ko) 2006-04-03 2007-04-03 정보 처리 장치 및 방법
CN2007100916681A CN101051257B (zh) 2006-04-03 2007-04-03 信息处理设备和方法
US13/243,881 US8788936B2 (en) 2006-04-03 2011-09-23 Information processing apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006102089A JP4881048B2 (ja) 2006-04-03 2006-04-03 情報処理装置および情報処理方法および情報処理プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007279831A true JP2007279831A (ja) 2007-10-25
JP2007279831A5 JP2007279831A5 (ja) 2009-05-14
JP4881048B2 JP4881048B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=38180205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006102089A Expired - Fee Related JP4881048B2 (ja) 2006-04-03 2006-04-03 情報処理装置および情報処理方法および情報処理プログラム

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8056004B2 (ja)
EP (1) EP1843297A1 (ja)
JP (1) JP4881048B2 (ja)
KR (1) KR20070099485A (ja)
CN (1) CN101051257B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022676A (ja) * 2010-06-30 2012-02-02 Konica Minolta Laboratory Usa Inc 正しいzオーダーでのデータのレンダリング
JP2015197795A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 日本電気株式会社 端末装置、電子ホワイトボードシステム、電子ホワイトボードの入力支援方法、及びプログラム
WO2017130734A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 ブラザー工業株式会社 ミシン及び縫製データ編集プログラム
US11977791B2 (en) 2022-01-21 2024-05-07 Casio Computer Co., Ltd. Editing method for editing layout of displayed objects including function for enabling switching of selection condition defining objects to be selected based on selection operation, and corresponding recording medium, information processing apparatus, and printing apparatus

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102196158B (zh) * 2010-03-09 2015-02-18 新奥特(北京)视频技术有限公司 一种快捷选择图元的方法和装置
CN102314223B (zh) * 2010-06-30 2018-11-13 百度在线网络技术(北京)有限公司 一种供用户在非输入场景进行自适应输入的方法与设备
JP5658552B2 (ja) * 2010-12-20 2015-01-28 キヤノン株式会社 表示制御装置及びその制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP2013077284A (ja) 2011-09-12 2013-04-25 Canon Inc 情報処理装置及びプログラム、制御方法
JP6143446B2 (ja) 2012-12-05 2017-06-07 キヤノン株式会社 印刷設定装置及びその制御方法、並びにプログラム
US11341383B2 (en) * 2019-08-18 2022-05-24 Kyocera Document Solutions Inc. Methods and apparatus to detect effective tiling area and fill tiles efficiently

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08123972A (ja) * 1994-10-28 1996-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd オブジェクト文書編集装置
JPH08272993A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Hitachi Electron Service Co Ltd 図形オブジェクトの深さ制御方法および深さ表示方法
JP2001117918A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Sharp Corp 文書編集処理装置
JP2003091518A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Canon Inc 文書処理方法及びそのシステム
JP2004038437A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Hitachi Eng Co Ltd 文書作成装置
JP2004295577A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Kureo:Kk オブジェクト選択装置、オブジェクト選択方法及びオブジェクト選択プログラム
WO2006001629A1 (en) * 2004-06-23 2006-01-05 Nhn Corporation Image resource loading system and method which carries out loading of object for removal of game screen

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4974194A (en) * 1986-04-04 1990-11-27 International Business Machines Corporation Method for modifying intermingled text object and graphic object within an object set individually or correspondingly
US5721959A (en) * 1988-07-01 1998-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus for pattern editing using logic relationship representative patterns
US5278946A (en) * 1989-12-04 1994-01-11 Hitachi, Ltd. Method of presenting multimedia data in a desired form by comparing and replacing a user template model with analogous portions of a system
US5442742A (en) * 1990-12-21 1995-08-15 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for the manipulation of text on a computer display screen
DE69333096T2 (de) * 1992-04-15 2004-02-12 Xerox Corp. Vorrichtungen und Verfahren zum graphischen Zeichnen und Ausgabe
US5459832A (en) * 1993-08-18 1995-10-17 Ast Research, Inc. Method and apparatus for editing groups of graphic images
US5768607A (en) * 1994-09-30 1998-06-16 Intel Corporation Method and apparatus for freehand annotation and drawings incorporating sound and for compressing and synchronizing sound
JPH08166870A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Canon Inc 情報処理装置
JPH08171646A (ja) 1994-12-20 1996-07-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 図形作成装置
US5669006A (en) * 1995-02-23 1997-09-16 International Business Machines Corporation Method for automatically obtaining spatial layout for multimedia presentations
JP3378900B2 (ja) * 1996-06-25 2003-02-17 富士通株式会社 オブジェクト編集方法,オブジェクト編集システム及び記録媒体
US6018774A (en) * 1997-07-03 2000-01-25 Yobaby Productions, Llc Method and system for creating messages including image information
JPH11259278A (ja) * 1998-03-09 1999-09-24 Sony Corp データ生成方法および記録媒体
JP2000194476A (ja) 1998-12-28 2000-07-14 Nec Corp 重ね合わせ表示システムと重ね合わせ表示方法および重ね合わせ表示プログラムを記録した記録媒体
EP1054321A3 (en) * 1999-05-21 2002-06-19 Sony Corporation Information processing method and apparatus
US7139557B2 (en) * 1999-11-15 2006-11-21 Pango Networks, Inc. Systems, devices and methods for providing services in a proximity-base environment
US7000197B1 (en) * 2000-06-01 2006-02-14 Autodesk, Inc. Method and apparatus for inferred selection of objects
JP3856211B2 (ja) * 2001-12-14 2006-12-13 オムロンエンタテインメント株式会社 画像印刷装置および方法、プログラム
US7350142B2 (en) * 2003-03-27 2008-03-25 Microsoft Corporation Method and system for creating a table version of a document
US7511718B2 (en) * 2003-10-23 2009-03-31 Microsoft Corporation Media integration layer
JP4971594B2 (ja) * 2004-03-31 2012-07-11 キヤノン株式会社 プログラム及び表示制御装置
US7503015B2 (en) * 2004-09-21 2009-03-10 Microsoft Corporation System and method for editing ink objects
WO2006105655A1 (en) * 2005-04-06 2006-10-12 March Networks Corporation Method and system for counting moving objects in a digital video stream
JP5247311B2 (ja) * 2008-08-29 2013-07-24 キヤノン株式会社 電子文書処理装置および電子文書処理方法
JP2011166403A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Seiko Epson Corp 画像処理装置、方法及びコンピュータプログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08123972A (ja) * 1994-10-28 1996-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd オブジェクト文書編集装置
JPH08272993A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Hitachi Electron Service Co Ltd 図形オブジェクトの深さ制御方法および深さ表示方法
JP2001117918A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Sharp Corp 文書編集処理装置
JP2003091518A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Canon Inc 文書処理方法及びそのシステム
JP2004038437A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Hitachi Eng Co Ltd 文書作成装置
JP2004295577A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Kureo:Kk オブジェクト選択装置、オブジェクト選択方法及びオブジェクト選択プログラム
WO2006001629A1 (en) * 2004-06-23 2006-01-05 Nhn Corporation Image resource loading system and method which carries out loading of object for removal of game screen

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022676A (ja) * 2010-06-30 2012-02-02 Konica Minolta Laboratory Usa Inc 正しいzオーダーでのデータのレンダリング
US8762830B2 (en) 2010-06-30 2014-06-24 Konica Minolta Laboratory U.S.A, Inc. Rendering data in the correct z-order
JP2015197795A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 日本電気株式会社 端末装置、電子ホワイトボードシステム、電子ホワイトボードの入力支援方法、及びプログラム
WO2017130734A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 ブラザー工業株式会社 ミシン及び縫製データ編集プログラム
US10662564B2 (en) 2016-01-29 2020-05-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing machine and non-transitory computer-readable medium
US11977791B2 (en) 2022-01-21 2024-05-07 Casio Computer Co., Ltd. Editing method for editing layout of displayed objects including function for enabling switching of selection condition defining objects to be selected based on selection operation, and corresponding recording medium, information processing apparatus, and printing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US8056004B2 (en) 2011-11-08
US20120013636A1 (en) 2012-01-19
CN101051257B (zh) 2010-10-06
CN101051257A (zh) 2007-10-10
JP4881048B2 (ja) 2012-02-22
US20070234204A1 (en) 2007-10-04
KR20070099485A (ko) 2007-10-09
EP1843297A1 (en) 2007-10-10
US8788936B2 (en) 2014-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4881048B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法および情報処理プログラム
JP5049515B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法および情報処理プログラム
JP4817556B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置における文書処理方法およびプログラム
JP3970137B2 (ja) 文書処理方法及びその装置
US8089653B2 (en) Document processing apparatus, method and program for variable printing with document file dividing
JP4136634B2 (ja) 文書処理装置及び方法
US8218190B2 (en) Document processing apparatus and method
JP4564693B2 (ja) 文書処理装置及び方法
US7188311B2 (en) Document processing method and apparatus, and print control method and apparatus
JP4059488B2 (ja) 文書処理方法および装置
JP3950657B2 (ja) 情報処理システム及びその表示方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2006107033A (ja) フォント情報の埋め込み機能を備える情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム並びに記憶媒体
JP2006107142A (ja) 文書処理装置及び方法
JP2009176068A (ja) 文書処理装置、文書処理方法、及びプログラム
JP2006293598A (ja) 文書処理システム
JP5882850B2 (ja) 文書処理装置、文書処理方法及びプログラム
JP2007280124A (ja) 情報処理装置及びその処理方法
JP5063785B2 (ja) 文書処理装置、文書処理方法及びプログラム
JP2006107038A (ja) 情報処理装置および原稿編集方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP2003091528A (ja) 文書処理装置及びそのシステム及び方法
JP2006139561A (ja) 文書処理方法及びそのシステム
JP2012083930A (ja) 文書処理システム
JP2006099400A (ja) 文書処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090331

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111202

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4881048

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees