JP2003266855A - 不定形の印刷媒体への印刷 - Google Patents
不定形の印刷媒体への印刷Info
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Abstract
を印刷する技術を提供する。 【解決手段】 印刷可能領域の形状が異なる複数種類の
印刷媒体を少なくとも一枚装着可能なトレイを用いて前
記トレイ上に装着された印刷媒体に印刷することが可能
な印刷装置である。本発明の印刷装置によれば、トレイ
に装着された印刷媒体に関連する情報を取得することに
よって、トレイに装着された印刷媒体の印刷可能領域の
形状が決定されるので、不定形の輪郭形状を有する印刷
媒体上に画像を印刷することができる。
Description
いて印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を
行う技術に関する。
数色のインクを印刷ヘッドから吐出するタイプのカラー
プリンタが普及し、日常的に広く用いられるようになっ
てきている。また、光ディスクその他のデータ記録媒体
の表面上に印刷可能なカラープリンタも販売されてい
る。このようなプリンタでは、データ記録媒体の輪郭形
状に応じた印刷制御が行われている。
記録媒体として様々な形状を有するものが販売されるよ
うになっている。このような種々の形状のデータ記録媒
体に印刷を行うためには、これらの形状に応じた印刷制
御が求められるが、形状を表す情報をプリンタに取り込
むのが困難であるという問題が生じていた。また、この
ような問題はデータ記録媒体に限られず、広く不定形の
印刷媒体に印刷する場合に生ずる。
されたものであり、不定形の輪郭形状を有する印刷媒体
上に画像を印刷する技術を提供することを目的とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、
印刷可能領域の形状が異なる複数種類の印刷媒体を少な
くとも一枚装着可能なトレイを用いて前記トレイ上に装
着された印刷媒体に印刷することが可能な印刷装置であ
って、前記トレイに装着された印刷媒体に関連する情報
を取得することによって、前記トレイに装着された前記
印刷媒体の印刷可能領域の形状を決定する印刷可能領域
決定部と、前記決定された印刷可能領域内で印刷を実行
する印刷部とを備えることを特徴とする。
された印刷媒体に関連する情報を取得することによっ
て、トレイに装着された前記印刷媒体の印刷可能領域の
形状が決定されるので、不定形の輪郭形状を有する印刷
媒体上に画像を印刷することができる。なお、本明細書
では、大きさのみが異なる相似形も「異なる形状」に含
まれる。
前記印刷媒体の印刷可能領域の形状を特定するための読
み取り可能な可読情報を表しており、前記印刷可能領域
決定部は、前記可読情報を読み取るセンサを備えるとと
もに、前記センサで読み取られた可読情報に応じて前記
印刷可能領域の形状を決定するようにしても良い。な
お、前記可読情報は、たとえばバーコードであっても良
い。
決定部は、前記印刷媒体の表面に光を照射するととも
に、前記印刷媒体からの反射光を受光可能な光センサを
備え、前記光センサによる検出結果に応じて前記印刷媒
体の印刷可能領域の形状を決定するようにしても良い。
決定部は、前記印刷可能領域の形状が回転対称でないと
きに、前記計測に応じて前記印刷可能領域の前記トレイ
に対する方位を決定し、前記印刷装置は、前記データ媒
体上に印刷すべき印刷対象画像を前記印刷可能領域の方
位に沿って傾けた状態で印刷することが可能であるよう
にするのが好ましい。
態で取り付けられていても、この傾きに合わせて印刷画
像を傾けることができるので、印刷媒体をトレイに取り
付ける際における印刷媒体の傾きを除去するためのユー
ザの負担を軽減することができる。
数種類の登録印刷媒体の中から1つを選択することをユ
ーザに許容する選択画面を表示部に表示するとともに、
ユーザによる前記選択を受け取ることが可能なユーザイ
ンターフェース部を備え、前記印刷可能領域決定部は、
前記複数種類の登録印刷媒体のそれぞれの印刷可能領域
の形状を表す複数の登録情報を有し、前記複数の登録情
報の中から前記印刷媒体の選択に応じて選択された登録
情報に基づいて前記印刷可能領域の形状を決定するよう
にするのが好ましい。
能領域の中から1つを選択することにより印刷可能領域
が決定されるので、簡易な構成で本発明を適用すること
ができる。
の前記トレイに対する方位を規制できるように、前記ト
レイ上に方位規制部材を備えるようにするのが好まし
い。
刷媒体の向きをトレイに合わせることができるので、ユ
ーザによる印刷媒体の装着の負担を軽減することができ
る。
とが可能であり、たとえば、印刷方法および印刷装置、
印刷制御方法および印刷制御装置、それらの方法または
装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、
そのコンピュータプログラムに機能を追加するプラグイ
ンプログラム、そのコンピュータプログラムやプラグイ
ンプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプ
ログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、可
読情報を表示する印刷媒体等の態様で実現することがで
きる。
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.実施例の概要: B.装置の構成: C.本発明の第1実施例: D.本発明の第2実施例: E.本発明の第3実施例: F.本発明の第4実施例: G.本発明の第5実施例: H.本発明の第6実施例: I.変形例:
例における印刷装置の一例を示す斜視図である。この印
刷装置は、筐体101と、印刷ヘッドユニット60と、
給紙トレイ105とを備えている。筐体101は、手差
し用の給紙口103を有している。給紙口103は、折
り曲げることのできない厚紙やコンパクトディスクその
他のデータ記録媒体を印刷する際に使用される。データ
記録媒体に印刷を行う場合には、図に示すように、デー
タ記録媒体はデータ記録媒体用トレイTに装着された状
態で給紙口103に挿入される。
ための印刷モードを備えている。この印刷モードでは、
データ記録媒体の表面に印刷を行うことが可能な領域
(本明細書では、印刷可能領域と呼ばれる。)にのみイ
ンクが吐出され、他の領域にはインクが吐出されないよ
うに印刷処理が行われる。本印刷装置では、様々な形状
の印刷可能領域を有するデータ記録媒体の印刷が行われ
るので、データ記録媒体毎に印刷可能領域の設定が行わ
れる。
下の方法で行われる。すなわち、(1)光センサを用い
た実測(第1実施例)、(2)予め登録された複数の印
刷可能領域からのユーザによる選択(第2実施例)、
(3)データ記録媒体に添付されたプラグインソフトウ
ェアのインストール(第3実施例)、あるいは(4)デ
ータ記録媒体に貼付されたマイクロバーコードの読み取
り(第4実施例)、を含む複数の方法のうちのいずれか
である。本発明では、これらの例に示されるような方法
でデータ記録媒体の印刷可能領域が設定可能なので、種
々の輪郭形状を有するデータ記録媒体上に画像を印刷す
ることができる。
例としての印刷システムの構成を示すブロック図であ
る。この印刷システムは、印刷制御装置としてのコンピ
ュータ90と、印刷部としてのカラープリンタ20と、
を備えている。なお、カラープリンタ20とコンピュー
タ90の組み合わせを、広義の「印刷装置」と呼ぶこと
ができる。
ィングシステムの下で、データ記録媒体印刷用グラフィ
ックソフト95が動作している。オペレーティングシス
テムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96
が組み込まれており、データ記録媒体印刷用グラフィッ
クソフト95からは、これらのドライバを介して、カラ
ープリンタ20に転送するための印刷データPDが出力
されることになる。データ記録媒体印刷用グラフィック
ソフト95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行
い、また、ビデオドライバ91を介して表示部21に画
像を表示する。
95が印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリン
タドライバ96が、画像データをデータ記録媒体印刷用
グラフィックソフト95から受け取り、これをカラープ
リンタ20に供給するための印刷データPDに変換す
る。図2に示した例では、プリンタドライバ96の内部
には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール
98と、ハーフトーンモジュール99と、印刷データ生
成モジュール100と、色変換テーブルLUTと、が備
えられている。
媒体印刷用グラフィックソフト95が扱っているカラー
画像データの解像度(即ち、単位長さ当りの画素数)
を、プリンタドライバ96が扱うことができる解像度に
変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像
データは、まだRGBの3色からなる画像情報である。
色変換モジュール98は、色変換テーブルLUTを参照
しつつ、各画素ごとに、RGB画像データを、カラープ
リンタ20が利用可能な複数のインク色の多階調データ
に変換する。
56階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュー
ル99は、インクドットを分散して形成することによ
り、カラープリンタ20でこの階調値を表現するための
ハーフトーン処理を実行する。ハーフトーン処理された
画像データは、印刷データ生成モジュール100により
カラープリンタ20に転送すべきデータ順に並べ替えら
れ、最終的な印刷データPDとして出力される。なお、
印刷データPDは、各主走査時のドットの記録状態を示
すラスタデータと、副走査送り量を示すデータと、を含
んでいる。
タPDを生成する機能を実現するためのプログラムに相
当する。プリンタドライバ96の機能を実現するための
プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録された形態で供給される。このような記録媒体とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読み取り可能
な種々の媒体を利用できる。
である。カラープリンタ20は、紙送りモータ22によ
って印刷用紙Pを副走査方向に搬送する副走査送り機構
と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプ
ラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動させる主走
査送り機構と、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッド
ユニット60(「印刷ヘッド集合体」とも呼ぶ)を駆動
してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆
動機構と、これらの紙送りモータ22,キャリッジモー
タ24,印刷ヘッドユニット60および操作パネル32
との信号のやり取りを司る制御回路40とを備えてい
る。制御回路40は、コネクタ56を介してコンピュー
タ90に接続されている。
は、印刷用紙Pの代わりにデータ記録媒体用トレイTに
装着されたデータ記録媒体が副走査送り機構によって副
走査方向に搬送されることになる。
り機構は、紙送りモータ22の回転をプラテン26と用
紙搬送ローラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを
備える(図示省略)。プラテン26には、印刷用紙Pや
トレイTの位置を計測するための媒体位置センサ37が
設けられている。
機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ
30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモ
ータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプー
リ38と、キャリッジ30の原点位置を検出するキャリ
ッジ位置センサ39とを備えている。なお、キャリッジ
30には、さらにデータ記録媒体の輪郭形状を計測する
ためのフォトセンサ80が搭載されている。
プリンタ20の構成を示すブロック図である。制御回路
40は、CPU41と、プログラマブルROM(PRO
M)43と、RAM44と、文字のドットマトリクスを
記憶したキャラクタジェネレータ(CG)45とを備え
た算術論理演算回路として構成されている。この制御回
路40は、さらに、外部のモータ等とのインタフェース
を専用に行なうI/F専用回路50と、このI/F専用
回路50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動して
インクを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモー
タ22およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆
動回路54と、フォトセンサ80を制御するフォトセン
サ制御回路55とを備えている。I/F専用回路50
は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネ
クタ56を介してコンピュータ90から供給される印刷
データPDを受け取ることができる。カラープリンタ2
0は、この印刷データPDに従って印刷を実行する。な
お、RAM44は、ラスタデータを一時的に格納するた
めのバッファメモリとして機能する。
8を有しており、また、インクカートリッジを搭載可能
である。なお、印刷ヘッドユニット60は、1つの部品
としてカラープリンタ20に着脱される。すなわち、印
刷ヘッド28を交換しようとする際には、印刷ヘッドユ
ニット60を交換することになる。
ォトセンサ80と印刷ヘッド28の配置を示す説明図で
ある。フォトセンサ80には、発光素子80aと受光素
子80bとが同一面に配置されている。フォトセンサ8
0の前面にデータ記録媒体が存在するときに発光素子8
0aが光を発すると、この光はデータ記録媒体によって
反射される。この反射光を受光素子80bが検出するこ
とにより、フォトセンサ80は、その位置におけるデー
タ記録媒体の存在を検知することができる。
クを吐出するためのブラックインクノズル群KD と、濃
シアンインクを吐出するための濃シアンインクノズル群
CDと、淡シアンインクを吐出するための淡シアンイン
クノズル群CL と、濃マゼンタインクを吐出するための
濃マゼンタインクノズル群MD と、淡マゼンタインクを
吐出するための淡マゼンタインクノズル群ML と、イエ
ローインクを吐出するためのイエローインクノズル群Y
D とが形成されている。
のアルファベットの大文字はインク色を意味しており、
また、添え字の「D 」は濃度が比較的高いインクである
ことを、添え字の「L 」は濃度が比較的低いインクであ
ることを、それぞれ意味している。
滴を吐出させるための駆動素子としてのピエゾ素子(図
示せず)が設けられている。印刷時には、印刷ヘッド2
8が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズルからインク
滴が吐出される。
装着されるトレイTを示す説明図である。このトレイT
は、データ記録媒体装着用の溝TDと、センサ較正用の
白色パッドCALと、を備えている。較正の対象となる
センサは、フォトセンサ80、媒体位置センサ37、お
よびキャリッジ位置センサ39である。フォトセンサ8
0による検知精度を向上させるため、トレイTの色は白
色パッドCALを除いてつや消しの黒色にしてある。な
お、白色パッドCALを用いた較正方法については後述
する。
記録媒体を装着するためのトレイT上の円形の凹部であ
る。この凹部は、データ記録媒体Dの表面をトレイTの
表面と一致させるためのものである。これにより、印刷
時における印刷ヘッド28とデータ記録媒体の表面との
間の隙間は、他のデータ記録媒体を印刷する場合と同一
にすることができる。
の線Mが縦横に凹凸として描かれている。升目状の線M
は、様々な形状のデータ記録媒体をトレイに装着する際
に、トレイに対してデータ記録媒体の角度を合わせ易く
するためのものである。
ドCALを基準に設定される。具体的には、副走査方向
において白色パッドCALの前端TFから距離Bsだけ
シフトした位置であって、主走査方向において白色パッ
ドCALの左横端TSに一致する位置Sを中心として、
データ記録媒体の外形のほぼ全体が印刷可能領域として
設定される。
制御は、以下のようにして行われる。データ記録媒体を
装着したトレイTが給紙口103(図1)に装着される
とともに副走査方向に送られると、トレイTの白色パッ
ドCALの前端TFがプリンタ20が有するフォトセン
サ80に検知される。次に、キャリッジ30が主走査方
向に送られると、白色パッドCALの左横端TSがプリ
ンタ20が有するフォトセンサ80に検知される。プリ
ンタ20は、これらの検知位置を基準としてトレイTの
副走査方向の位置を制御することができる。なお、主走
査方向のトレイTの位置は、トレイTを給紙口103の
幅一杯の大きさとすることにより決定することもでき
る。
ラープリンタ20は、紙送りモータ22によりトレイT
や印刷用紙Pを搬送しつつ、キャリッジ30をキャリッ
ジモータ24により往復動させ、同時に印刷ヘッド28
のピエゾ素子を駆動して、各色インク滴の吐出を行い、
インクドットを形成してデータ記録媒体上や印刷用紙P
上に多色多階調の画像を形成する。
状のCD−Rとして星形のデータ記録媒体DSが装着さ
れたトレイTを示す説明図である。星形のデータ記録媒
体DSは、升目上の線Mに沿ってユーザが意図する向き
に装着されている。この例では、星形のデータ記録媒体
DS上の部位DSTが印刷画像の上端となるように星形
のデータ記録媒体DSの向きが設定されている。なお、
円Lの内側は印刷不能領域である。
を有するデータ記録媒体印刷用グラフィックソフト95
の画面の例を示す説明図である。この画面には、「CD
−Rの形状」の選択肢をユーザに許容するメニューが含
まれている。この選択肢には、コンパクトディスク(1
2cm)、コンパクトディスク(8cm)、および任意
形状の3つがある。この画面で、コンパクトディスク
(12cm)が選択されると、印刷装置は、そのコンパ
クトディスクが印刷可能な状態となる。コンパクトディ
スク(12cm)の印刷可能領域は予め分かっているか
らである。一方、「任意形状」が選択されると以下に示
される方法でデータ記録媒体の印刷可能領域が実測され
る。
タ記録媒体の印刷処理のための準備手順を示すフローチ
ャートである。この準備手順は、データ記録媒体をトレ
イTに装着して印刷装置にセットした状態で、データ記
録媒体印刷用グラフィックソフト95の画面において
「CD−Rの形状」の選択肢から「任意形状」が選択さ
れると開始される(S110)。
とを用いてセンサの較正が行われる。較正の対象となる
センサは、フォトセンサ80、媒体位置センサ37、お
よびキャリッジ位置センサ39である。白色パッドCA
Lは、データ記録媒体の印刷可能領域を模擬するため
に、データ記録媒体の印刷可能領域とほぼ同一の色を有
している。また、データ記録媒体の装着位置と白色パッ
ドCALとの間の位置関係が予めデータ記録媒体印刷用
グラフィックソフト95に格納されている。
ず、フォトセンサ80を白色パッドCAL上をキャリッ
ジ30の主走査や副走査により通過させつつ、受光素子
80b、媒体位置センサ37、およびキャリッジ位置セ
ンサ39の3つの出力が取得される。次に、この3つの
出力に応じてデータ記録媒体とトレイTの黒色部との間
の境界を検知するための閾値やトレイT上において印刷
可能領域を決定するための基準位置が設定される。この
ような較正を行うことにより、白色パッドCALの位置
を基準として印刷領域に対してより正確な位置に印刷を
行うことができる。
の主走査と副走査とを行いつつ印刷可能領域の形状デー
タの取得が行われる。この形状データ取得は、たとえば
1mmピッチで主走査方向と副走査方向に離散的に行わ
れる。取得された形状データは、制御回路40を経由し
てコンピュータ90に送られる。
上のデータ記録媒体印刷用グラフィックソフト95は、
受信した形状データに応じて印刷可能領域を設定する。
この印刷可能領域は、トレイに装着されたデータ記録媒
体の印刷可能領域の形状として設定される。この設定
は、離散データをたとえば直線やスプライン曲線で結合
することにより行われる。このようにして設定された印
刷可能領域は、データ記録媒体印刷用グラフィックソフ
ト95上に表示される(ステップS150)。
対象画像との重畳画像を表示するデータ記録媒体印刷用
グラフィックソフト95の画面の例を示す説明図であ
る。この画面には、データ記録媒体の表面に印刷しよう
とする印刷対象画像IMと、データ記録媒体の印刷可能
領域を表す2本の点線B1,B2と、データ記録媒体の
中心位置を表す点Pとが表示されている。この画面上
で、ユーザは、印刷可能領域を表す2本の点線B1,B
2を参照しつつ、画像IMの大きさや位置を調整するこ
とができる。
ると、図2に示すようにデータ記録媒体印刷用グラフィ
ックソフト95からプリンタドライバ96に画像データ
が送られる。この際、データ記録媒体としてデータ記録
媒体を印刷するための印刷モードが自動的に選択されて
いる。なお、この実施例では、グラフィックソフトの画
面が特許請求の範囲における「ユーザインターフェース
部」として機能している。
位置を表す点Pを原点とする座標系のデータとして生成
される。プリンタドライバ96は、白色パッドCALの
位置を基準として、主走査方向に距離Bs(図6)だけ
座標系をシフトした位置に印刷できるような構成を有す
る印刷データPDを生成する。このような印刷データP
Dがプリンタ20に送られるので、印刷可能領域内での
み印刷が実行されることになる。
体の反射光に応じて、その輪郭を検知する光センサを用
いてデータ記録媒体の輪郭形状を計測するとともに、こ
の計測された形状に応じて印刷可能領域が決定されるの
で、任意の形状の印刷可能領域を有するデータ記録媒体
上に画像を印刷することができる。
れた印刷可能領域の輪郭線と、データ記録媒体の中心位
置とを表す印刷画像を印刷用紙Pにテスト印刷できるよ
うにすることが好ましい。ユーザは、この印刷画像をデ
ータ記録媒体に合わせることにより、設定された印刷可
能領域がデータ記録媒体上の現実の印刷可能領域に一致
していることを確認できるからである。
明の第2実施例におけるデータ記録媒体印刷用グラフィ
ックソフト95の画面の例を示す説明図である。本実施
例は、データ記録媒体がトレイTに傾いて装着された場
合における印刷を容易にする機能を第1実施例に対して
付加したものである。図11には、傾いて装着されたデ
ータ記録媒体の印刷可能領域がそのまま表示されてい
る。印刷可能領域には中心線CLが付されている。この
中心線CLは、離散データである形状データの解析によ
って求められた複数の中心線のうち、画像データの上下
方向に最も平行な線として選択されたものである。
「オート」を選択すると、中心線CLが画像データの上
下方向と平行になるように画像の傾きが補正される。具
体的には、データ記録媒体印刷用グラフィックソフト9
5からビデオドライバ91に送られる画像データにおい
ては、対象画像データIMはそのままでデータ記録媒体
の印刷可能領域の画像データがデータ記録媒体の傾きに
沿った状態に傾けられる。この結果、グラフィックソフ
トの画面には、図10に示されるような印刷対象画像に
向きが揃った印刷可能領域を有する画面が表示される。
モジュール97に送られる画像データにおいては、対象
画像データIMが逆方向に傾けられる。この結果、傾い
たデータ記録媒体の傾きに合った印刷画像がデータ記録
媒体の表面に印刷されることになる。
から「マニュアル」を選択すると、角度を入力するため
の図示しない画面が表示される。この画面で角度を入力
すると、その角度だけ傾きが手動で補正される。
媒体がトレイTに傾いた状態で取り付けられていても、
この傾きに合わせて印刷画像を傾けることができるの
で、データ記録媒体をトレイTに取り付ける際における
データ記録媒体の傾きを除去するためのユーザの負担を
軽減することができる。
明の第3実施例におけるデータ記録媒体印刷用グラフィ
ックソフト95の画面の例を示す説明図である。本実施
例では、データ記録媒体印刷用グラフィックソフト95
に予め複数の印刷可能領域が登録してあり、その中から
1つを選択することにより印刷可能領域が決定される。
このため本実施例では、データ記録媒体印刷用グラフィ
ックソフト95の画面において、「CD−Rの形状」の
選択肢として「登録形状」が第1実施例における選択肢
に加えられている。
ータ記録媒体印刷処理のための準備手順を示すフローチ
ャートである。ステップS210では、ユーザは、図1
2に示される画面上で「CD−Rの形状」の選択肢の中
から「登録形状」を選択する。「登録形状」がユーザに
よって選択されると、CD−Rの選択をユーザに許容す
る選択画面(図14)が現れる。
択画面上でたとえばCD−Rのパッケージに記載されて
いる登録番号を入力する。登録番号が入力されると、そ
の右側に選択されたCD−Rの印刷可能領域の輪郭形状
が現れる。
に現れた輪郭形状とCD−Rの実際の輪郭形状とが一致
していることを確認する。輪郭形状の確認後、この画面
上で「はい」をクリックすると、ステップS240に処
理が進む。
刷用グラフィックソフト95は、選択された登録データ
に基づいて印刷可能領域を設定する。このようにして設
定された印刷可能領域は、データ記録媒体印刷用グラフ
ィックソフト95上に第1実施例と同様に表示される
(ステップS250)。
れた複数の印刷可能領域の中から1つを選択することに
より印刷可能領域が決定されるので、簡易な構成で本発
明を印刷装置に適用することができる。
明の第4実施例におけるデータ記録媒体印刷処理のため
の準備手順を示すフローチャートである。本実施例は、
プラグインソフトを利用してデータ記録媒体印刷用グラ
フィックソフト95に機能を追加する点で上述の各実施
例と異なる。ここでプラグインソフトとは、アプリケー
ションに特定の機能を追加するソフトウェアをいう。こ
のプラグインソフトで追加される機能は、特定のデータ
記録媒体を印刷するための機能である。プラグインソフ
トは、たとえば特定のデータ記録媒体自体に格納するこ
とによりユーザに配布することができる。
ば星形のデータ記録媒体を図示しないデータ記録媒体を
読み取り可能なデータ記録媒体ドライブに挿入する。デ
ータ記録媒体ドライブに挿入されたデータ記録媒体から
プラグインソフトが読み込まれると、プラグインソフト
をインストールするための画面がディスプレイ21上に
現れる。
の画面に従ってプラグインソフトをインストールする。
これにより、データ記録媒体印刷用グラフィックソフト
95に、星形のデータ記録媒体を印刷するための機能が
追加される。機能追加後に、ユーザがデータ記録媒体印
刷用グラフィックソフト95を起動すると、「CD−R
の形状」の選択肢として「星形形状」が追加されている
(図16)。
に示される画面上で「CD−Rの形状」の選択肢の中か
ら「星形形状」を選択する。星形形状が選択されると、
プラグインソフトにより印刷可能領域が設定される(ス
テップS350)。このようにして設定された印刷可能
領域は、データ記録媒体印刷用グラフィックソフト95
上に第1実施例と同様に表示される(ステップS36
0)。
ソフトのインストールで特定のデータ記録媒体を印刷す
るための機能を追加することにより印刷可能領域が決定
されるので、データ記録媒体印刷用グラフィックソフト
95に対応したプラグインソフトを配布することにより
任意の形状のデータ記録媒体の印刷を行うことができ
る。
るデータ記録媒体として書き換え可能な光ディスクを想
定し、これに格納することによりプラグインソフトをユ
ーザに配布しているが、書き換え不可能なデータ記録媒
体にプラグインソフトを格納した記録媒体を添付するこ
とによりプラグインソフトをユーザに配布するようにし
ても良い。さらに、たとえばインターネットを介してプ
ラグインソフトをユーザに配布するようにしても良い。
形サンプル画像」のメニューも追加されている。このメ
ニューは、星形形状のデータ記録媒体の印刷領域に適し
たサンプル画像を選択するためのものである。これらの
サンプル画像は、プラグインソフトのインストールにお
いて同時にインストールされたものである。これらを用
いて、ユーザは、印刷可能領域に適した印刷画像を容易
に作成することができる。このように、プラグインソフ
トは、データ記録媒体の印刷可能領域に適した印刷画像
を配布するものであることが好ましい。
クロバーコードを有するデータ記録媒体とマイクロバー
コードの記録内容を示す説明図である。図17(a)
は、マイクロバーコードMBCを表すシールが貼付され
た長方形のデータ記録媒体を示している。マイクロバー
コードとは、通常、商品に付されているバーコードの面
積比で30分の1から20分の1のサイズを有する比較
的小さなバーコードであり、たとえば商品カタログ等で
商品の特定のために使用されている。なお、マイクロバ
ーコードMBCを表すシールを貼付するようにしている
のは、印刷後にデータ記録媒体からマイクロバーコード
MBCを容易に消せるようにするためである。
性を向上させる白色の塗料が塗布されている印刷領域を
有している。この印刷領域は、図17(a)に示される
ように、58mmの高さと86mmの幅を有し、3mm
の半径で角が丸められている。なお、円Lの内側は、図
7に示されるものと同様に印刷不能領域である。
Cに符号化されて記録されたデータの内容である。デー
タは13桁の10進数の数値として記録されている。最
初の2桁のデータF(01)は形状フラグである。
3〜12列目までのデータの利用方法とを決定するため
のデータである。たとえば形状フラグが「01」の場合
には、形状が長方形であることと、所定の桁のデータで
長方形の寸法が決定されること、が予め定められてい
る。なお、13列目のデータは、チェックデータであ
り、第1〜12列目までのデータを用いた所定の演算の
結果と対比される。この対比の結果、一致すれば読みと
りが正しいことが確認される。
さの寸法を表しており、また、第6〜8列目のデータD
2は幅の寸法を、第9、10列目のデータD3は角の半
径を、それぞれ表している。なお、第11、12列目の
データBLKは不使用のデータである。これらのデータ
に基づいてコンピュータ90では、図17(a)に示さ
れる印刷可能領域が決定される。
BCから読み取られた2進数の情報10進数に変換する
ことにより得ることができる。また、マイクロバーコー
ドMBCの読みとりは、たとえばフォトセンサ80を用
いて行うことができる。
データに応じて印刷可能領域を決定するようにしても、
様々な形状の印刷領域を有するデータ記録媒体に印刷を
行うことができる。
形のデータ記録媒体がアダプタを用いて装着されたトレ
イTを示す説明図である。本実施例は、アダプタを用い
て強制的にデータ記録媒体の方向をトレイTに合わせる
ことができる点で前述の各実施例と異なる。
DCとこのデータ記録媒体を装着するための穴AHを有
するアダプタAを示している。図18(b)は、長方形
のデータ記録媒体DCがこのデータ記録媒体用のアダプ
タAを用いて装着された様子を示している。トレイTは
嵌合用の雌キーTDKを有しており、アダプタAは嵌合
用の雄キーAKを有している。この例では、両キーを嵌
合させることにより、データ記録媒体DCが装着された
アダプタAの向きを位置決めすることができる。なお、
本発明で使用されるアダプタは、キーを嵌合させる方式
ものに限られず、印刷可能領域のトレイに対する方位を
規制するためのものであれば良い。
いて強制的にデータ記録媒体の向きをトレイTに合わせ
ることができるので、ユーザによるデータ記録媒体の装
着の負担を軽減することができる。また、データ記録媒
体の装着の向きをより正確にトレイTに合わせることが
できるという利点もある。
の実測を前提としない第3〜5実施例において顕著な効
果を奏する。また、アダプタは、特許請求の範囲におけ
る「方位規制部材」に相当する。
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、たとえば次のような変形も可能である。
媒体の印刷可能領域を特定するための読み取り可能な情
報としてマイクロバーコードを用いているが、たとえば
磁気テープやICリーダーを用いるようにしても良い。
一般に、データ記録媒体の印刷可能領域を特定するため
の読み取り可能な情報であれば良い。
ータ記録媒体としてデータ記録媒体が用いられている
が、たとえばコースターに印刷することも可能である。
本発明は、一般に、不定形のデータ記録媒体への印刷に
適用することができる。
ンサは反射型フォトインタラプタであるが、たとえばラ
インセンサを用いても良い。本発明で用いられる光セン
サは、データ記録媒体の表面に光を照射するとともに、
このデータ記録媒体からの反射光を受光可能なものであ
れば良い。
装置と別体であるが、一体となっていても良い。
モノクロ印刷にも適用できる。また、1画素を複数のド
ットで表現することにより多階調を表現する印刷にも適
用できる。また、ドラムプリンタにも適用できる。尚、
ドラムプリンタでは、ドラム回転方向が主走査方向、キ
ャリッジ走行方向が副走査方向となる。また、この発明
は、インクジェットプリンタのみでなく、一般に、複数
のノズル列を有する記録ヘッドを用いてデータ記録媒体
の表面に記録を行うドット記録装置に適用することがで
きる。
て実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換え
るようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現
されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるよう
にしてもよい。たとえば、図1に示したプリンタドライ
バ96の機能の一部または全部を、プリンタ20内の制
御回路40が実行するようにすることもできる。この場
合には、印刷データを作成する印刷制御装置としてのコ
ンピュータ90の機能の一部または全部が、プリンタ2
0の制御回路40によって実現される。
ェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピ
ュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記
録媒体に格納された形で提供することができる。この発
明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携
帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコ
ンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコ
ンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでい
る。
斜視図。
示すブロック図。
成を示すブロック図。
す説明図。
レイを示す説明図。
体が装着されたトレイを示す説明図。
面の例を示す説明図。
刷処理のための準備手順を示すフローチャート。
重畳画像を表示するデータ記録媒体印刷用グラフィック
ソフトの画面の例を示す説明図。
印刷用グラフィックソフトの画面の例を示す説明図。
印刷用グラフィックソフトの画面の例を示す説明図。
印刷処理のための準備手順を示すフローチャート。
を示す説明図。
印刷処理のための準備手順を示すフローチャート。
印刷用グラフィックソフトの画面の例を示す説明図。
た長方形のデータ記録媒体とマイクロバーコードの記録
内容を示す説明図。
装着されたトレイを示す説明図。
Claims (21)
- 【請求項1】 印刷可能領域の形状が異なる複数種類の
印刷媒体を少なくとも一枚装着可能なトレイを用いて前
記トレイ上に装着された印刷媒体に印刷することが可能
な印刷装置であって、 前記トレイに装着された印刷媒体に関連する情報を取得
することによって、前記トレイに装着された前記印刷媒
体の印刷可能領域の形状を決定する印刷可能領域決定部
と、 前記決定された印刷可能領域内で印刷を実行する印刷部
と、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記印刷媒体は、前記印刷媒体の印刷可能領域の形状を
特定するための読み取り可能な可読情報を表しており、 前記印刷可能領域決定部は、前記可読情報を読み取るセ
ンサを備えるとともに、前記センサで読み取られた可読
情報に応じて前記印刷可能領域の形状を決定する、印刷
装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の印刷装置であって、 前記可読情報は、バーコードである、印刷装置。
- 【請求項4】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記印刷可能領域決定部は、前記印刷媒体の表面に光を
照射するとともに、前記印刷媒体からの反射光を受光可
能な光センサを備え、前記光センサによる検出結果に応
じて前記印刷媒体の印刷可能領域の形状を決定する、印
刷装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の印刷装置であって、 前記印刷可能領域決定部は、前記印刷可能領域の形状が
回転対称でないときに、前記計測に応じて前記印刷可能
領域の前記トレイに対する方位を決定し、 前記印刷装置は、前記データ媒体上に印刷すべき印刷対
象画像を前記印刷可能領域の方位に沿って傾けた状態で
印刷することが可能である、印刷装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の印刷装置であって、さら
に、 予め登録された複数種類の登録印刷媒体の中から1つを
選択することをユーザに許容する選択画面を表示部に表
示するとともに、ユーザによる前記選択を受け取ること
が可能なユーザインターフェース部を備え、 前記印刷可能領域決定部は、前記複数種類の登録印刷媒
体のそれぞれの印刷可能領域の形状を表す複数の登録情
報を有し、前記複数の登録情報の中から前記印刷媒体の
選択に応じて選択された登録情報に基づいて前記印刷可
能領域の形状を決定する、印刷装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の印
刷装置であって、 前記トレイは、前記印刷可能領域の前記トレイに対する
方位を規制するための方位規制部材を前記トレイ上に備
える、印刷装置。 - 【請求項8】 印刷可能領域の形状が異なる複数種類の
印刷媒体に印刷することが可能な印刷装置であって、 前記複数種類の印刷媒体を少なくとも一枚装着可能なト
レイと、 前記トレイ上に装着された印刷媒体上の予め定められた
印刷可能領域内で印刷を実行する印刷部と、を備え、 前記トレイは、前記印刷可能領域の前記トレイに対する
方位を規制するための方位規制部材を前記トレイ上に備
えることを特徴とする、印刷装置。 - 【請求項9】 印刷媒体上にインクドットを形成する印
刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御装置で
あって、 前記印刷部は、印刷可能領域の形状が異なる複数種類の
印刷媒体を少なくとも一枚装着可能なトレイを用いて前
記トレイ上に装着された印刷媒体に印刷することが可能
であり、 前記印刷制御装置は、 前記トレイに装着された印刷媒体に関連する情報を取得
することによって、前記トレイに装着された前記印刷媒
体の印刷可能領域の形状を決定する印刷可能領域決定部
と、 前記決定された印刷可能領域内で、前記印刷部に印刷を
実行させるための印刷データを生成する印刷データ生成
部と、 を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の印刷制御装置であっ
て、 前記印刷媒体は、前記印刷媒体の印刷可能領域の形状を
特定するための読み取り可能な可読情報を表しており、 前記印刷可能領域決定部は、前記可読情報を読み取るセ
ンサで読み取られた可読情報に応じて前記印刷可能領域
の形状を決定する、印刷制御装置。 - 【請求項11】 請求項9記載の印刷制御装置であっ
て、さらに、 予め登録された複数種類の登録印刷媒体の中から1つを
選択することをユーザに許容する選択画面を表示部に表
示するとともに、ユーザによる前記選択を受け取ること
が可能なユーザインターフェース部を備え、 前記印刷可能領域決定部は、前記複数種類の登録印刷媒
体のそれぞれの印刷可能領域の形状を表す複数の登録情
報を有し、前記複数の登録情報の中から前記印刷媒体の
選択に応じて選択された登録情報に基づいて前記印刷可
能領域の形状を決定する、印刷制御装置。 - 【請求項12】 請求項11記載の印刷制御装置であっ
て、 前記ユーザインターフェース部は、特定の印刷媒体を前
記登録印刷媒体に追加することが可能であり、 前記印刷可能領域決定部は、前記特定の印刷媒体の印刷
可能領域の形状を表す登録情報を追加することが可能で
ある、印刷制御装置。 - 【請求項13】 印刷可能領域の形状が異なる複数種類
の印刷媒体を少なくとも一枚装着可能なトレイを用いて
前記トレイ上に装着された印刷媒体に印刷する印刷方法
であって、(a)前記トレイに装着された印刷媒体に関
連する情報を取得することによって、前記トレイに装着
された前記印刷媒体の印刷可能領域の形状を決定する工
程と、(b)前記決定された印刷可能領域内で印刷を実
行する工程と、を備えることを特徴とする印刷方法。 - 【請求項14】 印刷媒体上にインクドットを形成する
印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御方法
であって、 前記印刷部は、印刷可能領域の形状が異なる複数種類の
印刷媒体を少なくとも一枚装着可能なトレイを用いて前
記トレイ上に装着された印刷媒体に印刷することが可能
であり、 前記印刷制御方法は、(a)前記トレイに装着された印
刷媒体に関連する情報を取得することによって、前記ト
レイに装着された前記印刷媒体の印刷可能領域の形状を
決定する工程と、(b)前記決定された印刷可能領域内
で、前記印刷部に印刷を実行させるための印刷データを
生成する工程と、を備えることを特徴とする印刷制御方
法。 - 【請求項15】 印刷媒体上にインクドットを形成する
印刷部に供給すべき印刷データを生成させるためのコン
ピュータプログラムであって、 前記印刷部は、印刷可能領域の形状が異なる複数種類の
印刷媒体を少なくとも一枚装着可能なトレイを用いて前
記トレイ上に装着された印刷媒体に印刷することが可能
であり、 前記コンピュータプログラムは、 前記トレイに装着された印刷媒体に関連する情報を取得
することによって、前記トレイに装着された前記印刷媒
体の印刷可能領域の形状を決定する機能と、 前記決定された印刷可能領域内で、前記印刷部に印刷を
実行させるための印刷データを生成する機能と、を前記
コンピュータに実現させるプログラムを備えることを特
徴とする、コンピュータプログラム。 - 【請求項16】 請求項15記載のコンピュータプログ
ラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。 - 【請求項17】 印刷媒体上にインクドットを形成する
印刷部に供給すべき印刷データを生成させるための印刷
制御プログラムに機能を追加するプラグインプログラム
であって、 前記印刷制御プログラムは、 予め登録された複数種類の登録印刷媒体の中から1つを
選択することをユーザに許容する選択画面を表示部に表
示するとともに、ユーザによる前記選択を受け取るユー
ザインターフェース機能と、 前記複数種類の登録印刷媒体のそれぞれの印刷可能領域
の形状を表す複数の登録情報を有し、前記複数の登録情
報の中から前記選択に応じて1つの登録情報を選択する
登録情報選択機能と、 前記選択された登録情報に基づいて、前記トレイに装着
された前記印刷媒体の印刷可能領域の形状を決定する印
刷可能領域決定機能と、 前記決定された印刷可能領域内で、前記印刷部に印刷を
実行させるための印刷データを生成する印刷データ生成
機能と、を前記コンピュータに実現させるプログラムを
備え、 前記プラグインプログラムは、 前記ユーザインターフェース機能において選択可能な登
録印刷媒体に特定の印刷媒体を追加する機能と、 前記登録情報選択機能が有する複数の登録情報に、前記
特定の印刷媒体の印刷可能領域の形状を表す登録情報を
追加する機能と、を前記コンピュータに実現させるプロ
グラムを備えることを特徴とする、プラグインプログラ
ム。 - 【請求項18】 請求項17記載のプラグインプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項19】 請求項18記載の記録媒体であって、 前記記録媒体は、前記特定の印刷媒体である、記録媒
体。 - 【請求項20】 請求項18記載の記録媒体と前記特定
の印刷媒体の組合せ。 - 【請求項21】 印刷可能領域の形状が異なる複数種類
の印刷媒体を少なくとも一枚装着可能なトレイを用いて
前記トレイ上に装着された印刷媒体に印刷する印刷装置
で印刷可能な特定の印刷媒体であって、 表面に前記印刷媒体の印刷可能領域を特定するための可
読情報を表している、印刷媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078176A JP2003266855A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 不定形の印刷媒体への印刷 |
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JP2002078176A JP2003266855A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 不定形の印刷媒体への印刷 |
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JP2002078176A Withdrawn JP2003266855A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 不定形の印刷媒体への印刷 |
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