JP2000118077A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2000118077A
JP2000118077A JP10298452A JP29845298A JP2000118077A JP 2000118077 A JP2000118077 A JP 2000118077A JP 10298452 A JP10298452 A JP 10298452A JP 29845298 A JP29845298 A JP 29845298A JP 2000118077 A JP2000118077 A JP 2000118077A
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JP10298452A
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Inventor
Chika Osakama
親 大坂間
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体にあらかじめ記載されている記録範
囲情報に基づいて記録範囲を簡単に設定することのでき
るプリンタを提供すること。 【解決手段】 記録媒体16にあらかじめ記載されてい
る記録範囲情報16eを読み取るセンサ27と、このセ
ンサ27が読み取った記録範囲情報16eに基づいて記
録媒体16の記録範囲を設定し、この記録媒体16の記
録範囲内にのみに記録情報を記録するように記録ヘッド
20を制御する制御部30とを有し、センサ27が読み
取った記録範囲情報に基づいて記録媒体16の記録範囲
を制御部30が自動的に設定し、この記録媒体16の記
録範囲内にのみに記録情報を記録するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された記録情
報に基づいて記録媒体に記録ヘッドにより記録を行うプ
リンタに係り、特に、記録媒体の特定の記録範囲にのみ
記録を行うことのできるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタには、サーマルプリン
タ、インクジェットプリンタ、静電式プリンタなど種々
のものがある。
【0003】このようなプリンタは、入力された記録情
報に基づいて記録媒体に記録を行うようになっている。
【0004】そして、前述した一般的なプリンタにおい
ては、プリンタあるいはプリンタへ記録情報を出力する
パソコンなどの情報作成機器において記録書式を設定
し、この記録書式に基づいて記録媒体に記録を行うよう
になっている。
【0005】また、近年、プリンタには多種多様の記録
書式が要求されるようになっており、特に、各種のラベ
ルやタックシールなどのように記録可能領域があらかじ
め規制されている特殊な用紙に記録を行うためには複雑
な記録書式を細かく設定しなければならなかった。
【0006】しかしながら、このような記録書式を作業
者がいちいちプリンタや情報作成機器において設定する
のは、煩雑で間違いも多く、作業者にとって大きな負担
であった。
【0007】前述した点に鑑み特殊用紙のような記録媒
体にあらかじめ記録書式をバーコードにより記載してお
き、プリンタに設けられているバーコードリーダにより
記録書式を読み取って記録書式を自動設定するものが特
開平7−137354号公報に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た公報記載のプリンタにおいて設定できるのは、一般的
な記録書式のみであった。
【0009】ところで、近年、デジタルカメラあるいは
デジタルビデオカメラに接続あるいは内蔵されているプ
リンタにいわゆるプリクラシールへの画像などの記録を
可能としたものがある。そして、この種のプリンタにお
いては、ハート形、菱形、円形などの特殊な形状の切断
線に囲繞された記録範囲があらかじめ設定されており、
この記録範囲内にのみ画像などを記録することがある。
【0010】本発明は、このような点に鑑み、記録媒体
にあらかじめ記載されている記録範囲情報に基づいて記
録範囲を簡単に設定することのできるプリンタを提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に係る本発明のプリンタの特徴は、記録媒
体にあらかじめ記載されている記録範囲情報を読み取る
センサと、このセンサが読み取った記録範囲情報に基づ
いて記録媒体の記録範囲を設定し、この記録媒体の記録
範囲内にのみに前記記録情報を記録するように記録ヘッ
ドを制御する制御部とを有する点にある。そして、この
ような構成を採用したことにより、センサが読み取った
記録範囲情報に基づいて記録媒体の記録範囲を制御部が
自動的に設定し、この記録媒体の記録範囲内にのみに前
記記録情報を記録することができる。
【0012】請求項2に係る本発明のプリンタの特徴
は、記録媒体を、表面を記録面とされ裏面に粘着材層が
形成された受像紙と、この受像紙の裏面に粘着されてい
る剥離紙とにより構成し、受像紙の記録範囲を、受像紙
に形成された切断線により囲繞するようにした点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、画
像情報や文字情報などが記録された後の受像紙を簡単に
剥離紙から分離して、所望の場所に接着することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るプリンタに使用され
る複数枚の記録媒体を重積収納した記録媒体カセットC
は、要部の横断面図である図1に示すように、インクリ
ボンを収納した第1ケーシング11と、前記記録媒体を
収納した第2ケーシング12とが一体に形成されてお
り、このうち前記第1ケーシング11は前記第2ケーシ
ング12より平面形状が大きく形成され、前記第1ケー
シング11は前記第2ケーシング12の一側に突出した
形状とされている。
【0014】前記第1ケーシング11は、その内部を遮
蔽する側壁11aが底板11bから所定の高さで突出し
て形成され、前記側壁11aに上蓋(図示せず)が被着
されて、内部が空洞に形成されている。また、前記第2
ケーシング12より突出している第1ケーシング11の
端部にはほぼコ字状の切り欠き部11cが形成されてお
り、この切り欠き部11cの隣接位置にはリボン搬送口
11dが開口状態で形成されている。
【0015】前記切り欠き部11cの右側上部には、前
記側壁11aの端面により構成されたリボン排出部11
eが形成されている。また、前記第1ケーシング11の
右側の側壁11aには、ほぼL字状の段部11fが形成
されており、この段部11fの基部にはリボン巻取り口
11gが開口状態で形成されている。
【0016】前記第1ケーシング11の空洞内部には、
左側に巻取りリール収納部11hが形成され、右側の前
記切り欠き部11cには、供給リール収納部11jが形
成されている。そして、前記巻取りリール収納部11h
の空間を前記供給リール収納部11jの空間より広くし
た構成となっている。
【0017】また、前記リボン巻取り口11gの下方の
第1ケーシング11の内部には、リボンガイド11k
が、回転自在となるように第1ケーシング11の底板1
1bと上蓋(図示せず)とに軸支されている。さらに、
第1ケーシング11内部の前記巻取りリール収納部11
hには巻取りリール13が、また、前記供給リール収納
部11jには供給リール14が、それぞれ回転自在とな
るように第1ケーシング11の底板11bと上蓋とに軸
支されている。さらにまた、前記巻取リール13の回転
中心には、ボビン孔13aが貫通して形成されている。
また、前記第1ケーシング11の内部には、両端部から
それぞれ前記巻取りリール13と供給リール14とに巻
回されたインクリボン15が収納されている。
【0018】そして、前記インクリボン15には複数種
類の色のインクが長手方向に順番に等しい長さずつ繰り
返し塗布され、本実施形態においては例えば図4に示す
ように、イエローY、マゼンタM、シアンCの色のイン
クが順番に繰り返し塗布されている。
【0019】また、前記複数種類の色のインクは、少な
くとも後述する記録媒体16の記録幅と同等の幅で、長
手方向においては記録媒体16の印刷領域と同等以上の
長さに塗布されている。すなわち、前記複数種類の色の
インクの塗布面積は、記録媒体16の記録領域と同等以
上の面積を有している。
【0020】さらに、前記複数種類の色のインクの先頭
部には、それぞれの色が識別できるように、それぞれ異
なる幅を有する検出マーカ15a、15b、15cが形
成されている。また、インクリボン15の終端には終端
マーカ(図示せず)が形成されている。
【0021】また、前記インクリボン15の搬送経路
は、前記切り欠き部11cのリボン搬送口11dから外
部の切り欠き部11cに引き出されて、後述する本発明
のプリンタにより所望の記録が行われると、記録後のイ
ンクリボン15が、切り欠き部11cのリボン排出部1
1eにガイドされて、リボン排出部11eを形成されて
いる右側の側壁11aの外面に沿って段部11fに導か
れる。そして、この段部11fに形成されているリボン
巻取り口11gから、供給リール11jに再び引き込ま
れ、回転自在とされているリボンガイド11kに案内さ
れて、第1ケーシング11の図示下方側の側壁11aの
内面に沿って案内されて、左方向に引き回しされ、巻取
りリール13に巻取られるようになっている。
【0022】前記第1ケーシング11の上方に位置する
前記第2ケーシング12は、その内部を遮蔽する側壁1
2aが底板12bから所定の高さで突出して形成され
て、前記側壁12aに上蓋(図示せず)が被着され、内
部が空洞に形成されている。
【0023】また、第2ケーシング12の右側の側壁1
2aの第1ケーシング11に対向する部位が外側に拡開
するように形成されており、第2ケーシング12の第1
ケーシング11に対向する隅部に、後述する記録媒体1
6を排出可能な受像紙排出口12cが形成されている。
【0024】さらに、前記第2ケーシング12の空洞内
部には、横長の短冊状に形成された紙などからなる複数
の記録媒体16が、底板12bと直交する方向に起立状
態で、かつ、前記第1ケーシング11と第2ケーシング
12とを仕切る側壁12aと平行方向に平坦な状態で整
列されて複数収納されている。
【0025】前記記録媒体16は、例えば図6および図
7に示すように、表面に紙等からなる受像紙16aが配
設され、この受像紙16aの裏面に粘着材層16bが形
成され、この粘着材層16bに剥離紙16cを粘着した
状態で短冊状に形成されている。
【0026】前記記録媒体16の受像紙16aの外周縁
より内側には、例えば外形がほぼ矩形の切断線16dが
形成されており、この切断線16dからその内側に位置
するシール状の受像紙16aを剥離できるようになって
いる。
【0027】また、前記切断線16dの切断探さは少な
くとも粘着材層16bまで達しており、切断線16dの
内側の受像紙16aを剥離紙16cから剥離したとき、
受像紙16aの裏面に粘着材層16bが一緒に接着され
た状態で受像紙16aが剥離紙16cから剥離されるよ
うになっている。
【0028】また、前記切断線16dは外形が矩形に限
定されるものではなく、例えばハート菱形、円形など自
由にデザインしたものにすることも可能である。
【0029】さらに、前記記録媒体16の受像紙16a
の一隅には、前記切断線16dにより規制されるプリン
タによる記録範囲情報を示すバーコード情報16eがあ
らかじめ記載されており、このバーコード情報16e
は、前記切断線16dの内側が記録範囲となるようにプ
リンタの後述する制御部であるCPU30に記録範囲を
伝達する役割を果たすようになっている。
【0030】また、前記複数の記録媒体16と、前記第
1ケーシング11に対する背部となる前記第2ケーシン
グ12の側壁12aとの間には空隙12dが形成されて
おり、この空隙12dには板ばねなどからなるばね部材
17が配設されており、前記記録媒体16をその後方か
ら常に第1ケーシング11側の前方に所定の庄カにより
押圧するようになっている。
【0031】前記第1ケーシング11の切り欠き部11
cの近傍の底板11bと第2ケーシングの底板12bと
にかけて、前記記録媒体16を外部に供給するための後
述するプリンタの給紙ローラ24を挿入する給紙ローラ
挿入部18が開口状態で形成されている。
【0032】前述した記録媒体カセットCを用いて、前
記記録媒体16の受像紙16aに画像を記録する本実施
形態のプリンタには、所望の画像を入力することができ
るキー入力部(図示せず)、および前記本実施形態の記
録媒体カセットCを載置するカセット載置部が形成され
ている。
【0033】前記カセット載置部には、図2に示すよう
に、前記記録媒体16に所望の画像を記録するための発
熱部20aを有するサーマルヘッドからなる記録ヘッド
20と、円筒状のプラテンローラ21とがそれぞれ配設
されている。
【0034】前記記録ヘッド20の記録幅は、少なくと
も前記記録媒体16の幅方向の記録領域と同等に形成さ
れている。
【0035】また、前記カセット載置部に記録媒体カセ
ットCを載置すると、図2に示すように、前記記録ヘッ
ド20に前記第1ケーシング11の切り欠き部11cが
位置し、この切り欠き部11cの近傍の記録ヘッド20
の発熱部20aが対向する位置に回転自在のプラテンロ
ーラ21が配設されている。
【0036】そして、前記記録ヘッド20は、その発熱
部20aが前記プラテンローラ21に対して接離しうる
ように回動可能とされている。
【0037】また、前記記録ヘッド20よりさらに下流
側で、かつ、前記プラテンローラ21の隣位の位置に
は、図示しないモータのような駆動源(図示せず)によ
り左右両方向に回転可能な搬送ローラ22が配設されて
いる。また、前記撒送ローラ22の外周面には従動ロー
ラ23が圧接するように配設されており、この従動ロー
ラ23は前記搬送ローラ22の回転に追従して回転でき
るようになっている。そして、前記搬送ローラ22と従
動ローラ23との間に前記記録媒体16を扶持して、前
記記録部材16を前記搬送ローラ22の上流側およぴ下
流側の両方向に搬送するようになっている。
【0038】また、前記カセット載置部には、前記記録
媒体カセットCに収納されている記録媒体16を下流側
の前記記録へッド20に供給する給紙ローラ24が、モ
ータなどの駆動源(図示せず)により回転可能に配設さ
れている。
【0039】そして、この給紙ローラ24は円筒状の外
形の一部が平坦状にカットされたカット面24aを有す
るD字状に形成されており、外周部に摩擦抵抗の大きい
ゴム被膜などが被着されている。
【0040】本実施形態のプリンタのカセット載置部に
記録媒体カセットCを載置すると、前記給紙ローラ24
が記録媒体カセットCの給紙ローラ挿入部18に挿入さ
れ、給紙ローラ24のDカット面24aが記録媒体16
から離れた対向状態に位置する。
【0041】そして、前記カット面24aと記録媒体1
6との間に所定の間隙が形成されて、給紙ローラ24が
回転駆動される前の待機状態になる。
【0042】また、前記給紙ローラ24の図示下方の左
側には、カセット載置面から直立する回転可能な巻取り
ボビン25が配設されており、この巻取りボビン25に
前記巻取りリール13のボビン孔13aが係合するよう
になっている。
【0043】また、インクリボン15の巻取りは、巻取
りポビン25を時計方向に回転させる図示しない騒動源
により、巻取りリール13を回転させて、供給リール1
4に巻回されているインクリボン15を巻取ることがで
きる。
【0044】また、前記搬送ローラ22の隣位の位置に
は、記録媒体検出センサ27が配設されており、この記
録媒体検出センサ27は、前記記録媒体16が搬送され
てきたことを検出するとともに、記録媒体16にあらか
じめ記載されている記録範囲情報である前記バーコード
情報16eを読み取って、その内容をプリンタの各種制
御をつかさどる制御部であるCPU30に出力するよう
になっている。このCPU30のメモリには、各記録媒
体16の受像紙16aにあらかじめ記載されている各バ
ーコード情報16eに対応するそれぞれの記録範囲につ
いてのデータが入力されており、前記CPU30は、記
録媒体検出センサ27が読み取ったバーコード情報16
eに基づいて記録媒体16の記録範囲を自動的に設定
し、記録ヘッド20、搬送ローラ22などを記録範囲の
みに記録が行われるように制御するようになっている。
【0045】前記従動ローラ23の近傍で、記録媒体カ
セットCをカセット載置部に載置したときの第1ケーシ
ング11の段部11fの近傍にはリボンセンサ28が配
設されており、このリボンセンサ28により前記インク
リボン15の色ごとに形成されている検出マーカ15
a,15b,15cおよびリボンエンドマーカ(図示せ
ず)を検出できるようになっている。前記それぞれのセ
ンサ27,28は反射型フォトセンサにより形成されて
いる。
【0046】つぎに、本発明の記録媒体カセットCを用
いたプリンタの記録動作について説明する。
【0047】図2は、プリンタのカセット載置部に記録
媒体カセットCを載置した状態を説明する概略図で、記
録開始前の待機状態を示している。
【0048】そして、図2の状態においてプリンタのC
PU30から記録開始指令が出力されると、給紙ローラ
24がモータなどの駆動源(図示せず)により時計方向
である矢印A方向に回転し、Dカット面24aの左端部
が記録媒体16を押圧する。
【0049】すると、記録媒体16はばね部材17の作
用により後方の間隙12dが狭められる方向に移動す
る。そして、給紙ローラ24をさらに時計方向に回動さ
せると、図3に示すように、給紙ローラ24の円筒状の
外周面に圧接された最前部の1枚の記録媒体16が、他
の複数の記録媒体16から離間されて下流側の記録ヘッ
ド20に搬送される。そして、この記録媒体16の先端
が前記搬送ローラ22と従動ローラ23と間に挟持さ
れ、搬送ローラ22の反時計方向の回転により記録媒体
16の先端は用紙検出センサ27側の下流側に搬送され
る。
【0050】つぎに、給紙ローラ24が360度回動し
て1回転すると、給紙ローラ24の円筒状の外周面が前
記最前部の1枚の記録媒体16から離間して、前記Dカ
ット面24aが第2ケーシング12に収納されている記
録媒体16と対向する状態に戻り、給紙ローラ24の記
録媒体材16に対する押圧負荷がなくなる。
【0051】また、前記記録媒体検出センサ27が、搬
送されてきた記録媒体16を検出してON状態になる
と、さらに所定距離記録媒体16を搬送し、この記録媒
体16の後端部が第2ケーシング12の記録媒体押圧部
材12eからはずれると、搬送ローラ22を時計方向に
反転させて、記録媒体検出センサ27がOFF状態にな
るまで記録媒体16を上流側の第2ケーシング12の下
側の間隙部12fに戻す。
【0052】なお、前記搬送ローラ22による記録媒体
16の搬送中に、前記記録媒体検出センサ27が記録媒
体16のバーコード情報16eを読み取ってその内容を
CPU30に出力するので、CPU30は、読み取った
バーコード情報16eの内容をそのメモリに記憶されて
いる各種記録範囲情報と対比して、一致した記録範囲で
の記録を行うように各種制御をなすようになっている。
【0053】そして、記録媒体検出センサ27が記録媒
体16を検出しなくなりOFF状態になると、搬送ロー
ラ22の反転をストップさせる。
【0054】つぎに、図3に示すように、巻取りリール
13が係合している巻取りボビン25を時計方向である
B方向に回転駆動させて、前記リボンセンサ28が所望
の色のインク、例えばイエロー(カラー印刷の場合に
は、通常最初の印刷をイエローから行う)の検出マーク
15aを検出すると、巻取りリール13の回転を停止さ
せてリボン巻取り動作を一時停止する。
【0055】そして、記録ヘッド20を回動させて、そ
の発熱部20aをブラテンローラ21側に移動し、この
プラテンローラ21との間に前記記録媒体16とインク
リボン15とを圧接する。この状態において、前記搬送
ローラ22を反時計方向に回転させて、記録媒体16を
下流側の記録媒体検出センサ27まで搬送する。
【0056】また、このとき同時にインクリボン15も
記録媒体16と一緒に下流側に送られて巻取りリール1
3に巻取られる。
【0057】そして、前記記録媒体検出センサ27が記
録媒体16の先端を検出してONになった時点を基準と
し、この時点から記録ヘッド20の発熱部20aを発熱
制御して、例えばイエローYの色の記録を開始し、同時
に搬送ローラ22を回転させて記録媒体16を所定の速
度で下流側に搬送させながら、記録媒体16の設定され
た記録範囲内にイエローYの色のインクを転写して所望
の画像を記録する。
【0058】その後、使用済みのインクリボン15は、
巻取りボビン25を回転駆動させることにより巻取りリ
ール13に巻取られてイエローYの色の記録が終了す
る。
【0059】つぎに、記録ヘッド20をプラテンローラ
21から離間し、搬送ローラ22をこれまでと逆方向の
時計方向に回動させて、記録媒体検出センサ27が記録
媒体を検出できずOFFになるまで前記記録媒体16を
再度上流側の第2ケーシング12の下側の間隙部12f
に戻す。
【0060】そして、用紙センサ27がOFFになる
と、リボン巻取り動作により巻取りリール13を矢印B
方向に回動させて、イエローYのつぎの色、例えばマゼ
ンタMの検出マーカ15bをリボンセンサ28が検出す
るまでインクリボン15を巻取る。そして、リボンセン
サ28が、マゼンタMの検出マーカ15bを検出する
と、再度記録ヘッド20をプラテンローラ21に圧接す
る。
【0061】その後、搬送ローラ22を反時計方向に回
動させて記録媒体16の先端の頭出しを行い、前述した
イエローYと同様の記録動作で記録媒体16の設定され
た記録範囲内にマゼンタMの色を転写して繰り返し記録
を行なう。
【0062】また、前記イエローYあるいはマゼンタM
と同様の記録動作により記録媒体16の設定された記録
範囲内にシアンCの色を転写して繰り返し記録を行な
う。
【0063】このような記録動作により、記録媒体16
の設定された記録範囲内に所望の色のカラー画像の記録
を行うと、搬送ローラ22をさらに反時計方向に回転駆
動させて、記録後の記録媒体16をプリンタの外部に排
出して本実施形態のプリンタによる記録動作が終了す
る。
【0064】つぎの2枚目の記録媒体16に対しても、
前述したと同様の動作を繰り返すことにより所望のカラ
ー画像の記録を行うことができる。
【0065】前述したような記録動作により所望の画像
が記録された記録媒体16が、例えば図6に示すような
ものであると、切断線16dの内側のみに画像が形成さ
れた受像紙16aの切断線16dに沿ってシール状の受
像紙16aを剥離面に粘着材層16bが付着した状態の
まま剥離紙16cから容易に分離することができること
になる。
【0066】この剥離紙16cから剥離されたシール状
の受像紙16aを、所望の場所に貼り付けると、粘着材
層16bの粘着力により前記シール状の受像紙16aを
接着面に密着した状態で貼り付けることができる。
【0067】なお、記録媒体16の長手方向のサイズ
が、前述したものより長い、図5に示すようなさらに長
尺状の記録媒体16′になった場合には、この長尺状の
記録媒体16′に合わせて、第2ケーシング12′だけ
を大きくするだけで、前述した実施形態のプリンタを使
用してパノラマ記録を行うこともできる。この場合に
は、インクリボン15の各色のインクの塗布面積は、長
尺状の記録媒体16′の記録領域と同等以上の面積を有
するようにしたものを使用すればよい。
【0068】また、図8に示すように、記録媒体16の
切断線16dの内側にさらにハート形をなす記録範囲1
6fを形成し、この記録範囲内のみに記録されるよう
に、バーコード情報16eを形成すれば、切断線16d
の内側でかつハート形の記録範囲16fの外側の受像紙
16aの表面にあらかじめ模様を形成しておいて、記録
範囲16f内の記録をさらに引き立たせることができ
る。
【0069】以上説明したように、本実施形態のプリン
タによれば、記録範囲情報を示すバーコード情報16e
を記録媒体検出センサ27が読み取り、この読み取った
内容をCPU30に出力して自動的に記録範囲を設定す
ることができるので、いちいち作業者が記録範囲を設定
することなく、特殊形状の記録範囲を自動的に設定して
記録を行うことができる。
【0070】なお、本発明は、前述した実施の形態に限
定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能
である。例えば、本発明のプリンタは、実施形態により
説明したシール作成用のみでなく通常の文書や画像記録
用のものにも適用できることはもちろんである。また、
記録媒体にあらかじめ記載されている記録範囲情報とし
て、前記実施形態においてはバーコード情報により説明
したが、記録範囲情報は前述したバーコード情報に限る
ものではなく、数字情報、ドット情報、その他の各種の
情報が使用可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリンタに
よれば、記録媒体にあらかじめ記載されている記録範囲
情報に基づいて記録範囲を簡単に設定することができ
る。
【0072】すなわち、記録媒体にあらかじめ記載され
ている記録範囲情報を読み取るセンサと、このセンサが
読み取った記録範囲情報に基づいて記録媒体の記録範囲
を設定し、この記録媒体の記録範囲内にのみに前記記録
情報を記録するように記録ヘッドを制御する制御部とを
有しているので、センサが読み取った記録範囲情報に基
づいて記録媒体の記録範囲を制御部が自動的に設定し、
この記録媒体の記録範囲内にのみに記録情報を記録する
ことができる。
【0073】また、記録媒体を、表面を記録面とされ裏
面に粘着材層が形成された受像紙と、この受像紙の裏面
に粘着されている剥離紙とにより構成し、受像紙の記録
範囲を、受像紙に形成された切断線により囲繞すれば、
画像情報や文字情報などが記録された後の受像紙を簡単
に剥離紙から分離して、所望の場所に接着することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリンタの実施形態に使用され
る記録媒体カセットの実施形態を示す横断面平面図
【図2】 図1のカセットを使用した本発明に係るプリ
ンタの実施形態を示す横断面平面図
【図3】 図2とは異なる動作状態を示す本発明に係る
プリンタの実施形態を示す横断面平面図
【図4】 図2および図3のプリンタに使用されるイン
クリボンの実施形態を示す要部の平面図
【図5】 図2および図3のプリンタに使用される記録
媒体カセットの他の実施形態を示す横断面平面図
【図6】 図2および図3のプリンタに使用される記録
媒体の実施形態を示す平面図
【図7】 図2および図3のプリンタに使用される記録
媒体の実施形態を示す正面図
【図8】 図2および図3のプリンタに使用される記録
媒体の他の実施形態を示す平面図
【符号の説明】
C 記録媒体カセット 11 第1ケーシング 12 第2ケーシング 13 巻取りリール 14 供給リール 15 インクリボン 16 記録媒体 16a 受像紙 16c 剥離紙 16d 切断線 16e バーコード情報 20 記録ヘッド 21 プラテンローラ 22 搬送ローラ 23 従動ローラ 24 給紙ローラ 27 記録媒体検出センサ 28 リボンセンサ 30 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された記録情報に基づいて記録媒体
    に記録を行うプリンタであって、 前記記録媒体にあらかじめ記載されている記録範囲情報
    を読み取るセンサと、 このセンサが読み取った記録範囲情報に基づいて記録媒
    体の記録範囲を設定し、この記録媒体の記録範囲内にの
    みに前記記録情報を記録するように記録ヘッドを制御す
    る制御部とを有することを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体を、表面を記録面とされ裏
    面に粘着材層が形成された受像紙と、この受像紙の裏面
    に粘着されている剥離紙とにより構成し、 前記受像紙の記録範囲を、受像紙に形成された切断線に
    より囲繞するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のプリンタ。
JP10298452A 1998-10-20 1998-10-20 プリンタ Withdrawn JP2000118077A (ja)

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