JP5729950B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5729950B2
JP5729950B2 JP2010195064A JP2010195064A JP5729950B2 JP 5729950 B2 JP5729950 B2 JP 5729950B2 JP 2010195064 A JP2010195064 A JP 2010195064A JP 2010195064 A JP2010195064 A JP 2010195064A JP 5729950 B2 JP5729950 B2 JP 5729950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent ink
ink
image data
image
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010195064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012051211A5 (ja
JP2012051211A (ja
Inventor
関 聡
聡 関
田鹿 博司
博司 田鹿
矢澤 剛
剛 矢澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010195064A priority Critical patent/JP5729950B2/ja
Priority to US13/216,723 priority patent/US8807698B2/en
Priority to CN201110254142.7A priority patent/CN102431288B/zh
Publication of JP2012051211A publication Critical patent/JP2012051211A/ja
Publication of JP2012051211A5 publication Critical patent/JP2012051211A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5729950B2 publication Critical patent/JP5729950B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • B41J2/2114Ejecting transparent or white coloured liquids, e.g. processing liquids

Description

本発明は、色材を含むインクと色材を含まない透明インクとを用いて記録を行う画像処理装置および画像処理方法に関する。
近年、インクジェット記録装置に対して、様々な記録媒体に対して高品位な画像を形成することが強く求められている。特に、写真画質も求められており、銀塩写真と同等な画質と風合いを実現できる光沢紙が広く用いられている。
光沢紙において、記録される画像についての要求には様々なものがある。その1つとして、ポスタ等において、写真の上に文字や図形の装飾を行う場合がある。従来、装飾を行う場合には、文字や図形が最前面にくるので、その文字や図形の下になる写真の部分は、塗りつぶされて見えなくなってしまっていた。その場合に、例えば、広告においては、商品と宣伝文句を両方ともアピールしたいが、文字や図形を入れてしまうと、せっかくの商品の一部が見えなくなってしまっていた。また、文字や図形に被らないように写真を入れると写真のサイズを小さくしなければならず、商品をアピールできないという課題があった。
そこで、同一記録媒体中に光沢の高い領域と低い領域とを混在させて、光沢性の違いを利用した特殊な効果を演出した画像を印刷するという要求がある。例えば、全面に写真画像が光沢の高い状態で印刷されている中に、文字画像が一部の領域に光沢の低い状態で印刷される場合である。そのような場合には、印刷物を見る角度を変えると、あたかも文字が浮かび上がって見えるような効果が得られるので、カタログやグラフィックアート向けの「装飾印刷」という用途に用いられることが多い。
特許文献1及び2には、そのような用途を実現するために、光沢を制御するために無色透明な透明インクを用いることが記載されている。特許文献1及び2によると、その透明インクを印刷する際の走査回数や各走査の間引きデータを変更することで表面を荒らして光沢度を制御することで、印刷物内に複数段階の光沢感を表現すると記載されている。
米国特許第6193361号 特開2004−122496号公報
特許文献1及び2に開示されている方法では、いずれも画像の表面を荒らすことにより、光沢度を変化させている。しかしながら、そのような方法では、光の反射である光沢度も下がるがヘイズ(写像性)も悪化するので、装飾を行った部分は、表面が曇った写真となってしまう。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。本発明は、透明インクを用いる装飾印刷においてヘイズの低下を抑制しつつ、高光沢の画像記録を行うことのできる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
そこで、上記の点に鑑み、本発明に係る画像処理装置は、色材を有する有色インクと透明インクとを吐出する記録ヘッドを用いて画像を記録するために、前記有色インクと前記透明インクとの記録媒体への吐出量を決定可能な画像処理装置であって、前記記録媒体に形成すべき画像のデータに基づく、前記有色インクと前記透明インクの吐出量を示す第1の画像データを取得する第1の取得手段と、前記第1の画像データと別の、前記第1の画像データによって示される前記透明インクの付与領域のうちの一部の領域を指定する第2の画像データを取得する第2の取得手段と、前記第2の画像データで指定された領域への前記透明インクの吐出量が前記透明インクの付与領域のうちの前記指定された領域外への前記透明インクの吐出量と異なるように、前記第1の画像データが示す前記透明インクの吐出量について、前記第2の画像データで指定された領域への前記透明インクの吐出量を変更する変更手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、透明インクを用いる装飾印刷においてヘイズの低下を抑制しつつ、高光沢の画像記録を行うことができる。
画像データ処理の流れを説明するための図である。 記録データの構成例を示す図である。 ドット配置パターン化処理において変換する入力レベル0〜8に対する出力パターンを示す図である。 記録ヘッドおよび記録パターンを模式的に示す図である。 適用可能なマスクパターンの一例を示す図である。 インクジェット記録装置の外観を示す斜視図である。 インクジェット記録装置内部を示す斜視図である。 インクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 光沢度とヘイズを説明する図である。 有色インクと透明インクの重なり方の違いによる記録表面の状態の差を示す図である。 光沢度およびヘイズの変化を示す図である。 ルックアップテーブル(LUT)を模式的に示す図である。 6パスで完成するマスクの一例を示す図である。 装飾印刷処理の手順を説明する図である。 装飾印刷処理の全体のイメージを示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳しく説明する。尚、以下の実施例は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施例で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
[1.基本構成]
[1.1 記録システムの概要]
図1は、本実施例における記録システムにおける画像データ処理の流れを説明するための図である。この記録システムJ0011は、PC等のホスト装置J0012と記録装置J0013とを含む。ホスト装置J0012は、記録すべき画像を示す画像データの生成や、そのデータ生成のためのUI(ユーザインタフェース)の設定等を行う。記録装置J0013は、ホスト装置J0012において生成された画像データに基づいて、記録媒体に記録を行う。
本記録装置は、シアン(C)、ライトシアン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lm)、イエロー(Y)、レッド(R)、第1ブラック(K1)、第2ブラック(K2)、グレー(Gray)、透明インク(CL)の、1種類以上の有色インクを含む10色インクにより記録を行う。そのために、これら10色のインクを吐出する記録ヘッドH1001が用いられる。これら10色のインクは、色材として顔料を含有する顔料インクである。
ホスト装置J0012のオペレーティングシステムにおいて動作するプログラムとして、アプリケーションやプリンタドライバがある。アプリケーションJ0001は、記録装置における記録のための画像データの作成処理(第1の生成の一例)を実行する。この画像データもしくはその編集等がなされる前のデータは、種々の媒体を介してホスト装置J0012に取り込まれる。ホスト装置J0012は、デジタルカメラによって撮像した例えばJPEG形式の画像データをCFカードを介して取り込む。また、ホスト装置J0012は、スキャナによって読み取った例えばTIFF形式の画像データおよびCD−ROMに格納される画像データを取り込む。さらに、ホスト装置J0012は、インターネットを介してウェブ上のデータを取り込む。これらの取り込まれたデータは、ホスト装置J0012のモニタに表示され、そしてアプリケーションJ0001を介した編集、加工等の処理が行われて、例えばsRGB規格の画像データR、G、Bが作成される。ホスト装置J0012のモニタに表示されるUI画面において、ユーザは、記録に使用する記録媒体の種類や記録の品位等の設定を行うと共に記録指示を出す。この記録指示に応じて、画像データR、G、Bがプリンタドライバに渡される。
プリンタドライバにおける処理は、前段処理J0002、後段処理J0003、γ補正処理J0004、ハーフトーン処理J0005および記録データ作成処理J0006を含む。以下、プリンタドライバにおいて行われる各処理J0002〜J0006について簡単に説明する。
(A)前段処理J0002
前段処理J0002では、色域(Gamut)のマッピングが行われる。本実施例では、sRGB規格の画像データR、G、Bによって再現される色域を、記録装置J0013によって再現される色域内に写像するためのデータ変換が行われる。具体的には、R、G、Bのそれぞれが8ビットで表現された256階調の画像データR、G、Bが、3次元LUTを用いることにより、記録装置J0013の色域内の8ビットデータR、G、Bに変換される。
(B)後段処理J0003
後段処理J0003では、色域のマッピングがなされた8ビットデータR、G、Bに基づき、このデータが表す色を再現するインクの組み合わせに対応した8ビット/10色の色分解データY、M、Lm、C、Lc、K1、K2、R、Gray、CLを求める。ここで、CLは透明インクである。本実施例においては、前段処理J0002と同様に、3次元LUTに補間演算を併用して色分解データが求められる。
(C)γ補正処理J0004
γ補正処理J0004では、後段処理J0003によって求められた色分解データの各色のデータ毎に、その濃度値(階調値)変換が行われる。具体的には、記録装置J0013における各色インクの階調特性に応じた1次元LUTを用いることにより、色分解データがプリンタの階調特性に線形的に対応付けられるような変換が行われる。
(D)ハーフトーン処理J0005
ハーフトーンJ0005では、γ補正処理J0004がなされた8ビットの色分解データY、M、Lm、C、Lc、K1、K2、R、Gray、CL(透明インク)のそれぞれについて、4ビットのデータに変換する量子化を行う。本実施例においては、誤差拡散法を用いて256階調の8ビットデータを9階調の4ビットデータに変換する。この4ビットデータは、記録装置におけるドット配置のパターン化処理において、配置パターンを示すためのインデックスとなる。
(E)記録データ作成処理J0006
プリンタドライバで行う処理の最後として、記録データ作成処理J0006では、上記4ビットのインデックスデータを内容とする記録画像データに、記録制御情報を加えた記録データが作成される。
図2は、記録データの構成例を示す図である。記録データは、記録の制御を司る記録制御情報、および記録すべき画像を示す記録画像情報(上述の4ビットのインデックスデータ)によって構成される。記録制御情報は、「記録媒体情報」、「記録品位情報」、および給紙方法等のような「その他制御情報」を含む。記録媒体情報には、記録の対象となる記録媒体の種類が記述されており、普通紙、光沢紙、はがき、プリンタブルディスクなどの内、いずれか1種類の記録媒体が規定されている。記録品位情報には、記録の品位が記述されており、「きれい」、「標準」、「はやい」等の内、いずれか1種の品位が規定されている。これらの記録制御情報は、ホスト装置J0012のモニタに表示されるUI画面において、ユーザが指定した内容に基づいて形成される。また、記録画像情報には、前述のハーフトーン処理J0005によって生成された画像データが記述されている。以上のようにして生成された記録データが、ホスト装置J0012から記録装置J0013へ供給される。
記録装置J0013は、ホスト装置J0012から供給された記録データに対して、後述するドット配置パターン化処理J0007およびマスクデータ変換処理J0008が行われる。
(F)ドット配置パターン化処理J0007
ハーフトーン処理J0005では、256値の多値濃度情報(8ビットデータ)の階調レベル数が、9値の階調値情報(4ビットデータ)まで下げられる。しかしながら、実際に記録装置J0013が記録できるデータは、インクドットを記録するか否かの2値データ(1ビットデータ)である。そこで、ドット配置パターン化処理J0007では、ハーフトーン処理J0005からの出力値である階調レベル0〜8の4ビットデータで表現される各画素毎に、その画素の階調値(レベル0〜8)に対応したドット配置パターンを割当てている。これにより、1画素内の複数のエリア各々にインクドットの記録の有無(ドットのオン/オフ)を定義し、1画素内の各エリア毎に、「1」または「0」の1ビットの2値データを配置する。ここで、「1」はドットの記録を示す2値データであり、「0」は非記録を示す2値データである。
図3は、本例のドット配置パターン化処理J0007において変換する、入力レベル0〜8に対する出力パターンを示している。図の左に示した各レベル値は、ホスト装置J0012側のハーフトーン処理J0005からの出力値であるレベル0〜レベル8に相当する。右側に配列した縦2エリア×横4エリアで構成される領域は、ハーフトーン処理J0005で出力される1画素の領域に対応するものである。また、1画素内の各エリアは、ドットのオン/オフが定義される最小単位に相当するものである。なお、本明細書において「画素」とは、階調表現可能な最小単位のことであり、複数ビットの多値データの画像処理(前段処理J0002〜ハーフトーン処理J0005等の処理)の対象となる最小単位である。
図3において、丸印を記入したエリアがドットの記録を行うエリアを示しており、レベル数が上がるにしたがって、記録するドット数も1つずつ増加している。本実施例においては、最終的に、このような形でオリジナル画像の濃度情報が反映される。図3に示す「(4n)」〜「(4n+3)」は、nに1以上の整数を代入することにより、記録すべき画像データの左端からの横方向の画素位置を示す。その「(4n)」〜「(4n+3)」の下に示した各パターンは、同一の入力レベルにおいても画素位置に応じて互いに異なる複数のパターンが用意されていることを示す。即ち、同一のレベルが入力された場合にも、記録媒体上では、「(4n)」〜「(4n+3)」に示した4種類のドット配置パターンが巡回されて割り当てられる。
図3においては、縦方向を記録ヘッドの吐出口が配列する方向、横方向を記録ヘッドの走査方向としている。このように同一レベルに対して、複数の異なるドット配置を用いて記録する構成は、ドット配置パターンの上段に位置するノズルとその下段に位置するノズルとにおいて、インクの吐出回数を分散させる効果がある。さらに、記録装置J0013特有の様々なノイズを分散させるという効果もある。ドット配置パターン化処理J0007を終了した段階において、記録媒体に対するドットの配置パターンが全て決定される。
(G)マスクデータ変換処理J0008
ドット配置パターン化処理J0007により、記録媒体上の各エリアに対するドットの有無が決定される。従って、そのドットの配置を示す2値データを記録ヘッドH1001の駆動回路J0009に入力すれば、所望の画像を記録することができる。この場合、記録媒体上の同一の走査領域に対する記録を1回の走査によって完成させれば、いわゆる1パス記録を実行することができる。しかしながら、ここでは、記録媒体上の同一の走査領域に対する記録を複数回の走査によって完成させる、いわゆるマルチパス記録の例として説明する。
図4は、マルチパス記録方法を説明するために、記録ヘッドおよび記録パターンを模式的に示したものである。本実施例における記録ヘッドH1001は、実際には768個のノズルを含んだノズル列を有するが、ここでは説明の簡略化のために、16個のノズルを有するものとして説明する。ノズルは、図4のように第1〜第4の4つのノズル群に分割され、各ノズル群には、4つずつのノズルが含まれている。マスクパターンP0002は、第1〜第4のマスクパターンP0002a〜P0002dで構成される。第1〜第4のマスクパターンP0002a〜P0002dは、それぞれ、第1〜第4のノズル群が記録可能なエリアを定義している。マスクパターンにおける黒塗りエリアは記録許容エリアを示し、白塗りエリアは非記録エリアを示している。第1〜第4のマスクパターンP0002a〜P0002dは互いに補完の関係にあり、これら4つのマスクパターンを重ね合わせると、4×4のエリアに対応した領域の記録が完成される。
P0003〜P0006で示した各パターンは、記録走査を重ねていくことによって画像が完成されていく様子を示す。各記録走査が終了する度に、記録媒体は、図の矢印方向にノズル群の幅分(図4では4ノズル分)ずつ搬送される。よって、記録媒体の同一領域(各ノズル群の幅に対応する領域)は、4回の記録走査によって初めて画像が完成される。以上のように、記録媒体の各同一領域を複数回の走査でかつ複数のノズル群によって形成することは、ノズル特有のばらつきや記録媒体の搬送精度のばらつき等を低減させる効果がある。
図5は、本実施例において実際に適用可能なマスクパターンの一例を示したものである。本例において適用する記録ヘッドH1001は768個のノズルを有しており、4つのノズル群には、それぞれ192個ずつのノズルが属している。マスクパターンの大きさは、縦方向がノズル数と同等の768エリア、横方向は256エリアとなっており、4つのノズル群それぞれに対応する4つのマスクパターンで互いに補完の関係を保つような構成とされている。
ところで、インクジェット記録ヘッドから多数の小液滴を高周波数で吐出するには、記録動作時に記録部近傍に気流が生じ、それが特に記録ヘッドの端部に位置するノズルにおけるインクの吐出方向に影響を与えることが知られている。よって、本実施例のマスクパターンは、図5からも分かるように、各ノズル群または同一のノズル群の中でも領域によっては、記録許容率の分布に偏りを持たせている。図5に示すように、端部のノズルの記録許容率を中央部の記録許容率よりも小さくした構成のマスクパターンを適用することにより、端部のノズルにより吐出されるインク滴の着弾位置ずれによる弊害を目立たなくすることが可能となる。
マスクパターンで定められる記録許容率は、記録許容エリア(図4のマスクパターンP0002の黒塗りエリア)と非記録許容エリア(図4のマスクパターンP0002の白塗りエリア)とによって表わされる。即ち、記録許容率は、マスクパターンを構成する記録許容エリアと非記録許容エリアの合計数に対する記録許容エリアの数の割合を、百分率で表したものである。具体的には、マスクパターンの記録許容エリアをM個、非記録許容エリアをN個とすると、そのマスクパターンの記録許容率(%)は、M÷(M+N)×100となる。
本実施例においては、図5に示したようなマスクデータが記録装置本体内のメモリに格納されている。マスクデータ変換処理J0008では、そのマスクデータと、上述したドット配置パターン化処理J0007で得られた2値データとの間にてAND処理をかけることにより、各記録走査での記録対象となる2値データが決定される。そして、その2値データがヘッド駆動処理J0009へ送られる。これにより、記録ヘッドH1001が駆動され、2値データに従ってインクが吐出される。
なお、図1においては、前段処理J0002、後段処理J0003、γ補正処理J0004、ハーフトーン処理J0005および記録データ作成処理J0006がホスト装置J0012において実行される。また、ドット配置パターン化処理J0007およびマスクデータ変換処理J0008が記録装置J0013において実行される。しかしながら、例えば、ホスト装置J0012で実行している処理J0002〜J0005の一部を記録装置J0013において実行しても良いし、全てをホスト装置J0012において実行しても良い。あるいは、処理J0002〜J0008を記録装置J0013において実行するようにしても良い。
[1.2 装置構成]
図6は、本実施例におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜視図であり、図7は、インクジェット記録装置内部を示す斜視図である。
本実施例においては、給紙トレイ12から図6の矢印で示す方向に記録媒体を挿入後、間欠的に搬送して画像形成し、排紙トレイ22から排紙する。
図7において、キャリッジ5に搭載された記録ヘッド1は、矢印A1、A2方向にガイドレール4に沿って往復移動しながらノズルからインクを吐出し、記録媒体S2上に画像を形成する。記録ヘッド1は、例えば、それぞれ異なった色のインクと画質向上液に対応した複数のノズル列を有している。例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック1(K1)、ブラック2(K2)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、レッド(R)、グレー(Gray)、透明(CL)とを吐出するためのノズル列群である。これら各色のインクと画質向上液は、インクタンク(不図示)に貯留され、そのインクタンクを介して記録ヘッド1に供給される。
本実施例においては、インクタンクと記録ヘッド1とは一体となってヘッドカートリッジ6を構成し、ヘッドカートリッジ6がキャリッジ5に搭載される構成となっている。また、キャリッジモータ11の駆動力をタイミングベルト17によってキャリッジ5に伝えることにより、キャリッジ5を矢印A1、A2方向(主走査方向)にガイド軸3とガイドレール4に沿って往復移動させる。このキャリッジ移動の際に、キャリッジ位置は、キャリッジ5に設けられたエンコーダセンサ21によりキャリッジの移動方向に沿って備えられたリニアスケール19を読み取ることにより検出される。そして、この往復移動により記録媒体上への記録が開始される。この時、記録媒体S2は、給紙トレイ12より供給され、搬送ローラ16とピンチローラ15とにより挟持され、プラテン2まで搬送される。
次に、キャリッジ5がA1方向に1走査分の記録を行うと、搬送モータ13によってリニアホイール20を介して搬送ローラ16が駆動される。そして、記録媒体S2が副走査方向である矢印B方向に所定量搬送される。その後、キャリッジ5がA2方向に走査しながら、記録媒体S2に記録が行なわれる。ホームポジションには、ヘッドキャップ10と回復ユニット14が備えられ、必要に応じて間欠的に記録ヘッド1の回復処理が行われる。上記説明した動作を繰り返すことにより、記録媒体の1枚分の記録が終了すると、記録媒体は排紙され、1枚分の記録が完了する。
図8は、本実施例におけるインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図を示す。コントローラ100は主制御部であり、例えばマイクロ・コンピュータ形態のASIC101、ROM103、RAM105を含む。ROM103は、ドット配置パターン、マスクパターン、その他の固定データを格納している。RAM105は、画像データを展開する領域や作業用の領域等を有する。ASIC101は、ROM103からプログラムを読み出して画像データを記録媒体へ記録するまでの一連の処理を実行する。詳しくは、インク打ち込み量に対応する情報からマスクパターンを選択して画像データを分割し、各パスの記録データを生成する。ホスト装置110は、後述する画像データの供給源(印刷する画像データ等の作成、処理等を行うコンピュータとする他、画像読み取り用のリーダ部等の形態であってもよい)である。画像データ、その他のコマンド、ステータス信号等は、インタフェース(I/F)112を介してコントローラ100と送受信される。ヘッドドライバ140は、印刷データ等に応じて記録ヘッド1を駆動するドライバである。モータドライバ150は、キャリッジモータ11を駆動し、モータドライバ160は、搬送モータ13を駆動する。
[1.3光沢度と写像性の関係]
<光沢度と写像性の評価方法>
本実施例において、画像中の光沢均一性を評価するための基準となる記録媒体表面の光沢度と写像性について説明する。記録媒体や画像の光沢感を評価する指標には、光沢度と写像性がある。以下に、光沢度と写像性の評価方法、及びこれらと写像性の関係を説明する。
図9(a)〜(d)は、この光沢度とヘイズを説明する図である。図9(a)に示すように、20°鏡面光沢度(以下、光沢度という)およびヘイズは、印刷物表面で反射した反射光を一般的な検出器によって検出することにより、それらの値を求めることができる。反射光は、その正反射光の軸を中心にある角度で分布しており、図9(d)に示すように、光沢度は、例えば検出器中心の開口幅1.8°で検出され、ヘイズは、その外側の例えば±2.7°までの範囲で検出される。即ち、反射光が観察される場合、その分布の中心軸をなす正反射光の入射光に対する反射率が光沢度と定義される。また、反射光の分布において正反射光の近傍に生じている散乱光を測定したものがヘイズもしくはヘイズ値と定義される。なお、上記検出器により測定される光沢度およびヘイズの単位は無次元で、光沢度はJIS規格のK5600に、ヘイズはISO規格のDIS13803に準拠している。写像性は、例えば、JIS H8686「アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の写像性測定方法」やJIS J7105「プラスチックの光学的特性試験方法」を用いて測定され、記録媒体に映り込んだ像の鮮明さを表す。例えば、記録媒体に映り込んだ照明像がぼやけている場合は、写像性の値が低いといえる。
図9(b)および(c)は、印刷画像表面の粗さに応じて反射光の量や向きが異なることを示す図である。これらの図に示されるように、一般に、表面が粗くなるほど反射光が拡散し正反射光の量が減るため、写像性と光沢度がより小さく測定される。以下、本実施例においては、目標の写像性に対して、測定した写像性の測定値が小さいことを、写像性が低いという。また、目標の光沢度に対して、測定した光沢度の測定値が小さいことを、光沢度が低いという。
<光沢度と写像性の関係>
有彩色インクや無彩色インクと共に透明インクを同時に記録すると、これらの重なり方に応じて、さらに写像性や光沢度が変化する。図10は、透明インクの重なり方の違いによる記録表面の状態の差を示す図である。図10(a)は、有彩色インクのみが記録され、透明インクが記録されない場合を示す。図10(b)(c)は、それぞれ、後述する同時記録とオーバーコート記録で、透明インクを記録する場合を示す。
比較的ランダムな記録方法(以後、同時記録という)では、有彩色インクと透明インクが同時に記録される。その際、記録のタイミングがランダムなため、有彩色インクの上に透明インクが記録される場合と、透明インクの上に有彩色インクが記録される場合とが発生し、記録表面の凹凸が増加してしまう。その結果、光の散乱が起こるため、写像性と光沢度が下がりやすい傾向にある(図10(b))。
また、有彩色インク及び無彩色インクと透明インクとの記録のタイミングが分かれている記録方法では、写像性は低下しにくく、光沢度のみが透明インクの量に応じて大きく変化する傾向がある(図10(c))。特に、透明インクを後に塗布する記録方法は(以下、オーバーコート記録という)、画像の光沢度が効率的に下がる。つまり、光沢度が低い領域の上に透明インクを記録すると、その透明インクの量に応じて光沢度は下がる。
例えば、図11(a)は、Bkインクの記録Dutyに対する光沢度の関係を一般的な検出器にて測定した結果示している。詳しくは後述するが、本例における記録Dutyは、約3.5plのインクを600dpi×600dpiの画素に8発記録した場合を100%としている。こちらに示すように、Bkインクの記録Dutyの高い部分では、光沢度が高くなっている。この領域に透明インクをオーバーコート印字すると、透明インクの付与量(0%、10%、20%)が増えるにしたがって、光沢度が下がっていくことが、図11(b)に示されている。これは、Bkインクよりも、屈折率の低い透明インクをオーバーコートすることにより、図10(c)に示すように、透明インクの層がBkインク層の上にでき、最表面における光の反射を減らしているためである。実際には、図10のように透明インクで完全に埋まっていなくても良い。
また、この時のヘイズに関しては、図11(c)に示すように、どの透明インクの付与量の場合でも、大きくヘイズが変化することはなかった。しかし、同時記録の場合では、図11(d)に示すように、インク付与量が増えるにしたがって、ヘイズが悪くなっており、表面が曇ったような状態になってしまっている。これは、図10(c)に示すように、同時記録をすることで、表面の凹凸が増えたためと考えられる。従って、透明インクを付与する際は、有色インクの上に透明インクが付与されるように、オーバーコート記録する。
[実施例1]
[装飾印刷データの生成と保存]
以下、本実施例におけるインクジェット記録装置における装飾印刷処理の手順を説明する。また、図15(a)は、装飾印刷処理の全体のイメージを示す図である。
図14(b)は、装飾印刷を行うための装飾印刷データ(第2の印刷データ、若しくは、第2の記録データとも表記する)を生成する処理(第2の生成の一例)の手順を示す図である。ユーザが任意のアプリケーションを用いて装飾したい部分を指定し、その部分に文字や図形を描く。図1に示すホスト装置J0012のモニタに表示されるUI画面上において、ユーザは、装飾印刷データ作成処理を選択し、第2の印刷データ作成の処理を開始する(S1511)。
次に、S1512において、第2の印刷データにページヘッダを書き込む。ページヘッダは、ページID、印刷設定、ページサイズ、幅および高さ、ページデータ位置等を含んでいる。ここで、ページIDは、そのページを一意に識別するために用いられる。印刷設定は、フォームファイル作成モードで印刷実行時における各種の印刷設定である。用紙サイズや印刷の向きに関する情報等が印刷設定に含まれる。ページサイズは、ページヘッダが参照するページのサイズをバイト単位で表している。幅および高さは、その透明インクの付与量変更領域(装飾部分)の幅と高さをピクセル単位で表している。ページデータ位置は、その透明インクの付与量変更領域の、第2の印刷データの先頭からのオフセット位置を格納している。
S1512においてページヘッダが第2の印刷データに書き込まれた後、S1513において、現在のページの印刷ジョブを元にして、第2の印刷データのラスタライズを行い、多値のラスタデータを作成する。S1514において、作成された多値のラスタデータを二値化する。二値化においては、純白の領域を「1」とし、純白以外の領域を「0」として、多値のラスタデータを二値化する。二値化されたラスタデータは、現在のページにおける透明インクの付与量変更領域情報を表している。本実施例においては、後述する装飾印刷時に、二値化において「0」とされた領域における透明インクの付与量が変更される。S1515において、二値化されたラスタデータを元の第2の印刷データに書き込み、S1516において、その第2の印刷データをPC等の外部記憶装置(不図示)の所定の記憶領域に保存する。
[装飾印刷処理の手順]
図14(a)は、本実施例における装飾印刷処理の手順を示すフローチャートである。図1に示すホスト装置J0012のモニタに表示されるUI画面上において、ユーザは、装飾印刷処理を選択し、予め作成された第2の印刷データ(装飾印刷データ)を選択し、元画像の第1の印刷データ(第1の記録データ)の装飾印刷処理を開始する。
まず、S1501〜S1503において、第1の印刷データについて、前段処理(J0002)、後段処理(J0003)、γ補正処理(J0004)を行う。それらの処理は、図1における説明と同じである。S1503で8ビットの多値のデータまで変換されており、その時点で、透明インクCLは、第1の印刷データの印刷範囲全体に渡って8ビットの多値データとして予め何らかの値を有している。透明インクCLの値は、印刷範囲全体にわたって一律の所定の値でもよいし、有色インクの多値データの値(階調値)に応じて変更されるようになっていてもよい。
次に、S1504において、予め保存されている第2の印刷データを読み込み、S1505において、第2の印刷データに書き込まれているページヘッダを参照する。S1506において、そのページヘッダから、装飾印刷を行う領域を指定するための領域情報をRAM105に読み込む。ここで、装飾印刷を行なう領域を指定するための領域情報とは、図14(b)で二値化において「0」とされた領域(透明インクの付与量変更領域)の情報である。
S1507において、S1503のγ補正処理後の透明インクプレーン情報(透明インクデータ)を第1の印刷データから読み込む。次に、第2の印刷データからの透明インクの付与量変更領域の情報に基づいて、第1の印刷データでの装飾印刷を行う領域における透明インクの付与量を、透明インクの付与量変更領域において設定された付与量に変更する。具体的には、二値化において「0」とされた領域の画素に対応する、γ補正処理後の透明インクプレーンの画素値を、予め指定された付与量に変更する(小さくする)。一方、二値化において「1」とされた領域または透明インクの付与量変更領域が存在しない領域については、透明インクの付与量は変更しない。次に、S1508においてハーフトーン処理を行い、第1の印刷データをインクジェット記録装置に送信し、S1509において印刷処理して本装飾印刷処理を完了する。
また、装飾印刷をする場合に、光沢度を保ちつつ装飾の効果を出すために、透明インクはオーバーコート印刷により印刷される。これは、前述したように、オーバーコート印刷を行うと、写像性が低下し難いからである。透明インクと有色インクとを同時に印刷すると表面がより荒れるので、表面で反射する光が乱反射し、表面が曇ったようになる。よって、本実施例においては、写像性を低下させずに、光沢度のみを有色インクと透明インクとの量に応じて大きく変化させることができるオーバーコート印刷により、透明インクを印刷する。
本実施例においては、透明インクのオーバーコート印刷を実現するために、例えば、図13に示すような実質6パスで完成するマスクを用いる。有色インクのインクグループと、透明インクのインクグループとに分け、それぞれのインクグループ毎に、図13(a)又は(b)のマスクを選択する。図13(a)は、有色インクのインクグループに使うマスクで、6パス中、前半の3パスで印刷を完成させる。後半の白い部分に関しては、マスク(記録許容画素)がないので印刷されない。図13(b)は、透明インクのインクグループに用いられるマスクで、オーバーコート印刷をするためのマスクである。図13(a)とは逆で、6パス中、後半の3パスで印刷を完成させる。前半の白い部分に関しては、マスク(記録許容画素)がないので印刷されない。図13(a)及び(b)に示すように、有色インク印刷走査よりも相対的に後で、透明インクの印刷走査が行われる。その結果、図10(c)に示すように、透明インクをオーバーコート印刷することができる。尚、本実施例では、有色インクの記録が完了した後に透明インクを記録するようにしているが、一部のパスで有色インクと透明インクの両方が記録される形態であってもよい。また、一例として6パスマスクを例に挙げたが、有色インク、透明インクのパス数が、他のパス数で実現されても良い。
本実施例においては、画像中の装飾したい部位に応じて透明インクの付与量を変化させることにより、光沢度の差を出し、装飾効果を表すことができる。また、透明インクをオーバーコート印刷することで、印刷物表面の凹凸を増やさないようにし、できるだけ印刷物表面での乱反射を起こさないようにする。その結果、写像性の悪化を低減し、装飾効果と光沢写真の両立を実現することができる。
[実施例2]
図14(c)は、本実施例における装飾印刷処理の手順を示すフローチャートである。装飾印刷をする場合には、図1に示すホスト装置J0012のモニタに表示されるUI画面上において、ユーザが装飾印刷処理を選択し、予め作成された第2の印刷データを選択して、元画像の第1の印刷データの装飾印刷処理を開始する。
まず、S1521〜S1523において、前段処理(J0002)、後段処理(J0003)、γ補正処理(J0004)を行う。それらの処理は、図1における説明と同じである。S1523で8ビットの多値のデータまで変換されており、その時点で、透明インクCLは、印刷範囲全体に渡って予め何らかの値を有している。
S1524において、予め保存されている第2の印刷データを読み込み、S1525において、第2の印刷データに書き込まれているページヘッダを参照する。次に、S1526において、そのページヘッダから、装飾印刷を行う領域を指定するための領域情報をRAM105に読み込む。
次に、S1527において、ページヘッダの印刷設定情報から、装飾パターンが指定されているか否かを判定する。ここで、装飾パターンとは、透明インクの付与量変更領域に対して、繰り返し適用される模様を表す画像をいい、透明インクの付与量変更領域と同じく「0」と「1」の二値で構成される。装飾パターンは、「パターンなし」、「丸」、「四角」、「ひし形」等のパターンの種類と、「大」「中」「小」などのサイズとによって指定される。プリンタドライバは、予めそれらの組み合わせに対応するパターン画像を複数、有している。
S1527において装飾パターンが指定されていると判定された場合には、S1528に進み、装飾パターンの画像をRAM105に読み込む。次に、S1529に進み、RAM105に読み込んだ装飾パターンの画像を透明インクの付与量変更領域情報に対して、繰り返し合成する。その合成は、透明インクの付与量変更領域に対して、繰り返しOR計算されることにより行なわれる。その結果、二値化された値が「0」である領域(透明インクの付与量が変更される領域)にパターン画像が重ねられる。
図15(c)は、装飾印刷をする特定の部分を用意された複数種類の装飾パターン(パターンなし、丸、四角、ひし形など)から一つをユーザに選択させ、透明インクの付与量を変化させる領域をパターン化した結果の一例を示している。図15(c)では、装飾する部分において黒で表されている箇所が透明インクの付与量を変化する領域として示されている。図15(c)は、装飾効果を出す部分(ハートマーク部分)について、四角の千鳥パターンを選択した場合を示している。このようにすることにより、装飾効果を出す部分(ハートマーク部分)内で、光沢度の高い部分と低い部分が隣り合い、ハートマークがキラキラと光る効果が得られる。また、装飾パターンサイズを「大」「中」「小」と変化させても、違う光沢度による効果が得られる。例えば、装飾パターンの一辺のサイズを2〜3mmとすることにより装飾パターンサイズによる装飾の効果を最も実現することができる。
再び、S1527を参照する。S1527において装飾パターンが指定されていないと判定された場合には、S1530に進む。これは、ユーザが「パターンなし」を選択した場合であり、図15(b)に示すように、装飾印刷をする部分(ハートマーク部分)の透明インクの付与量を一律に変更した場合である。S1530で、S1523のγ補正処理後の透明インクプレーンを第1の印刷データから読み込み、透明インクの付与量変更領域の情報に基づき、第1の印刷データの装飾印刷を行う領域における透明インクの付与量を、予め指定された付与量に一律に変更する。具体的には、二値化された値が「0」である領域の画素に対応する、透明インクプレーンの画素値を変更する処理を行う。一方、二値化された値が「1」である領域の画素または透明インクの付与量変更領域が存在しない領域については、透明インクプレーンの値は変更しない。次に、S1531において、ハーフトーン処理を行い、第1の印刷データをインクジェット記録装置に送信し、S1532において印刷を行い、本装飾印刷処理を完了する。
本実施例においては、装飾印刷する場合に、光沢度を保ちつつ装飾の効果を出すために、透明インクはオーバーコート印刷される。これは、前述した通り、オーバーコート印刷を行うと、写像性が低下し難いと言う効果があるからである。一方、透明インクと有色インクとを同時に印刷すると、表面がより荒れるため、表面で反射する光が乱反射し、表面が曇ったようになる。よって、写像性を低下させずに、光沢度のみを有色インクと透明インクとの量に応じて大きく変化させることができるオーバーコート印刷により、透明インクを印刷する。
本実施例においては、透明インクのオーバーコート印刷を実現するために、例えば、図13に示すような実質6パスで完成するマスクを用いる。有色インクのインクグループと、透明インクのインクグループとに分け、それぞれのインクグループ毎に、図13(a)又は(b)に示すマスクを選択する。図13(a)は、有色インクのインクグループに使うマスクで、6パス中、前半の3パスで印刷を完成させる。後半の白い部分に関しては、マスクがないので印刷されない。図13(b)は、透明インクのインクグループに用いられるマスクで、オーバーコート印刷をするためのマスクである。図13(a)とは逆で、6パス中、後半の3パスで印刷を完成させる。図13(a)及び(b)で、有色インク印刷走査よりも相対的に後で、透明インクの印刷走査が行われる。その結果、図10(c)に示すように、透明インクをオーバーコート印刷することができる。また、一例として6パスマスクを例に挙げたが、有色インク、透明インクのパス数が、他のパス数で実現されても良い。
[実施例3]
実施例1と実施例2においては、第1の印刷データの装飾印刷を行う領域における透明インクの付与量を、予め指定された付与量に変更している。その変更する透明インク付与量は、例えば、元の第1の印刷データにおける透明インクの付与量よりも「相対的に少ない値」でも良いし、0としても良い。よって、透明インクの付与量を少なくする又は0とすることにより、図11(b)に示すように、装飾する部分のみ光沢度を上げることができる。その結果、光沢度に差が発生して装飾効果が実現でき、文字や画像が浮かんで見える。
また、ユーザが透明インクの付与量を決定できるようにしても良い。例えば、第1の印刷データの透明インクプレーンにおける透明インクの付与量に対して、「50%、30%、10%、0%」のいずれかの付与量に変更するためのユーザインタフェース画面を表示する。そのユーザインタフェース画面において、いずれかの付与量をユーザに選択させることによって、光沢度を変化させるようにしても良い。つまり、元の第1の印刷データの透明インクプレーンにおける透明インクの付与量が「100」だった場合は、装飾効果を出す領域の透明インクの付与量は、それぞれ「50」、「30」、「10」、「0」となる。
さらに、元の第1の印刷データの透明インクプレーンにおける透明インクの付与量よりも、透明インクの付与量を相対的に増やしても良い。その場合には、図11(b)に示すように光沢度が低くなる。また、その場合には、既に透明インクは付与されているので、透明インクの付与量を増やしすぎるとビーディングやあふれの原因となる場合があるので、付与量には注意する。
[実施例4]
図12は、図1に示す本実施例の色変換処理で用いるルックアップテーブル(LUT)を模式的に示す図である。以下、LUTの一例として、ある色相のWhite〜Col〜Bkライン(Colは、C、M、Y、R等のいずれかの色相を表す)のテーブルにおいての透明インクの使い方を説明する。横軸は画像データのRGB階調値を表しており、一番左が白点(255、255、255)であり、一番右が黒点(0、0、0)を示している。また、縦軸は、各信号値に対するインクの付与量(記録Duty)を表している。実際には、画像データの各RGB値に対して複数色のColインクを有するので、より複雑な色の使い方になる。しかしながら、本実施例においては、説明上、一例として1色のみのColインクを使用する場合で説明しているが、インクの使用の仕方はこれに限られない。通常、White〜Colラインでは、まず、最大彩度までColのインク付与量(記録Duty)を増やしていく。本実施例においては、約3.5plのインクを600dpi×600dpiの画素に8発、印刷した場合を100%としている。そして、Col〜Bkにつなぐために明度を下げていく必要があるが、一般的にブラックカーボンインクを含んだインク(Gray、Bkなど)が主に使われる。本実施例においては、黒の入りだしの粒状感を考慮して、Grayを最初に使い出し、さらにBkを使って明度を下げている。
透明インクの付与量は、印刷物の目的によって、図12(a)〜(c)に示すように異なる。例えば、図12(a)に示すように、白点(255、255、255)に、透明インクを付与せず、有色印刷を行っている部分に透明インクを多く付与している。図12(a)は、有色インクが印刷されている部分における光沢度を低くすることで、光沢度が低い白点との光沢度の差をなくしている場合を示している。また、図12(a)と逆に、図12(b)に示すように、白点(255、255、255)には透明インクを多く付与して、記録媒体の白地が有色インクでほぼ埋まっているような部分では、透明インクの付与を少なくしている。図12(b)は、記録媒体の白地での光沢度を上げることで、有色インクが印刷されている部分との光沢度の差をなくしている場合を示している。また、図12(c)に示すように、いずれの入力RGB値においても、一律に透明インクが付与されている。図12(c)は、記録媒体の白地の光沢度も上げつつ、有色インクが印刷されている部分の高すぎる光沢度を抑制することにより、光沢度の差をなくしている場合を示している。
通常の印刷において、透明インクは、光沢を均一にするために、図12(a)や(b)のように用いられる。勿論、図12(c)の使い方でも良いが、透明インクの消費量を考えると、通常の印刷において透明インクの付与量を最適化する方が良いので、図12(a)や(b)の使い方が多い。しかしながら、その場合には、透明インクを使用しない部分について、本実施例のような装飾印刷による効果を得ることができなくなってしまう。それを解決するために、2度通し(2度印刷)して、透明インクのみを付与することが考えられる。しかしながら、2度通し印刷をする前に顔料インクが定着してしまうと2度目に印刷する透明インクが記録媒体に吸収され難くなるので、ビーディングやあふれなどの画像弊害を起こしてしまう場合があった。さらに、2度通しするので、印刷時間も2倍になってしまう。従って、装飾印刷モードでは、記録媒体のあらゆる場所において透明インクによる装飾効果を出すために、図12の(c)のように白点(255、255、255)は勿論、画像のない印刷可能領域においても、透明インクを付与する方が良い。そのようにすると、2度通しの必要がなくなり、前述のような透明インクが記録媒体に吸収され難いという問題がなくなる。従って、本実施例における装飾印刷モードを使用する場合には、記録媒体の印刷可能な記録領域の全域に、透明インクを付与する。これにより、例えば記録媒体の白地等、どのような入力値の画像がある場所においても、装飾効果を出すことができる。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、上記の実施例では有色インクとして顔料インクを用いる形態にて説明を行ったが、使用するインクの種類は染料インクであってもよい。

Claims (33)

  1. 色材を有する有色インクと透明インクとを吐出する記録ヘッドを用いて画像を記録するために、前記有色インクと前記透明インクとの記録媒体への吐出量を決定可能な画像処理装置であって、
    前記記録媒体に形成すべき画像のデータに基づく、前記有色インクと前記透明インクの吐出量を示す第1の画像データを取得する第1の取得手段と、
    前記第1の画像データと別の、前記第1の画像データによって示される前記透明インクの付与領域のうちの一部の領域を指定する第2の画像データを取得する第2の取得手段と、
    前記第2の画像データで指定された領域への前記透明インクの吐出量が前記透明インクの付与領域のうちの前記指定された領域外への前記透明インクの吐出量と異なるように、前記第1の画像データが示す前記透明インクの吐出量について、前記第2の画像データで指定された領域への前記透明インクの吐出量を変更する変更手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変更手段は、前記指定された領域外への前記透明インクの吐出量を変更せずに、前記指定された領域への前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記記録媒体に形成すべき画像のデータに基づく前記第1の画像データを生成する生成手段、をさらに備え、
    前記第1の取得手段は、前記生成手段により生成された前記第1の画像データを取得する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記変更手段は、前記指定された領域に前記透明インクが吐出されないように前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記変更手段は、前記透明インクの吐出量を複数通りの量に変更することが可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. ユーザーにより入力される前記透明インクの吐出量を前記複数通りの量のいずれの量に変更するかを示す変更量情報を受け付ける変更量情報受付手段、をさらに備え、
    前記変更手段は、前記変更量情報受付手段が受け付けた前記変更量情報が示す量に応じて前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記変更手段は、前記有色インクを吐出しない領域に前記透明インクを吐出するように前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の画像データは、前記記録ヘッドが記録可能な前記第1の画像データの記録領域全域に、前記透明インクを吐出することを示し
    前記変更手段は、前記指定された領域外に吐出される前記透明インクの吐出量を変更せず、前記指定された領域に吐出される前記透明インクの吐出量を当該吐出量から低減させることにより、前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記透明インクは、前記記録媒体上に付与された有色インクを覆うように吐出されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記有色インクおよび前記透明インクは、前記記録媒体と前記記録ヘッドとの相対的な走査を行いながら吐出され、
    前記記録媒体の単位領域に複数回の走査によって記録が行われる場合に、前記透明インクは、前記有色インクが吐出される走査より後で行われる走査において、前記単位領域に吐出されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを前記記録媒体に対して相対的に走査する走査手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. ユーザーから領域情報の入力を受け付ける領域情報受付手段、をさらに備え、
    前記変更手段は、前記第2の画像データにおいて前記領域情報受付手段が受け付けた前記領域情報に基づいて、前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. ユーザーにより、前記指定された領域の画像の光沢度に関する光沢度情報を受けける光沢度情報受付手段、をさらに備え、
    前記変更手段は、前記光沢度情報受付手段が受け付けた光沢度情報に応じて、前記指定された領域への前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記第2の画像データにより指定された領域の形状は、前記第1の画像データに基づく画像の形状と異なり、かつ、前記第1の画像データに基づく画像に装飾効果を与える模様の形状であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記第2の画像データは、前記第1の画像データによって示される前記透明インクの付与領域のうちの一部の領域を指定するための二値化データであることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 前記第2の画像データで指定された領域内に所定パターンの装飾効果を与えるための第3の画像データを前記二値化データに合成する合成手段、をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記第3の画像データは、予め用意された複数種類の装飾パターンからユーザーにより選択された装飾パターンに対応する画像データであることを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
  18. 色材を有する有色インクと透明インクとを吐出する記録ヘッドを用いて画像を記録するために、前記有色インクと前記透明インクとの記録媒体への吐出量を決定可能な画像処理装置において実行される画像処理方法であって、
    前記記録媒体に形成すべき画像のデータに基づく、前記有色インクと前記透明インクの吐出量を示す第1の画像データを取得する第1の取得工程と、
    前記第1の画像データと別の、前記第1の画像データによって示される前記透明インクの付与領域のうちの一部の領域を指定する第2の画像データを取得する第2の取得工程と、
    前記第2の画像データで指定された領域への前記透明インクの吐出量が前記透明インクの付与領域のうちの前記指定された領域外への前記透明インクの吐出量と異なるように、前記第1の画像データが示す前記透明インクの吐出量について、前記第2の画像データで指定された領域への前記透明インクの吐出量を変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  19. 前記変更工程は、前記指定された領域外への前記透明インクの吐出量を変更せずに、前記指定された領域への前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
  20. 前記記録媒体に形成すべき画像のデータに基づく前記第1の画像データを生成する生成工程、をさらに有し、
    前記第1の取得工程において、前記生成工程において生成された前記第1の画像データを取得する、ことを特徴とする請求項18又は19に記載の画像処理方法。
  21. 前記変更工程において、前記指定された領域に前記透明インクが吐出されないように前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項18乃至20のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  22. 前記変更工程において、前記透明インクの吐出量を複数通りの量に変更することが可能であることを特徴とする請求項18乃至20のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  23. ユーザーにより入力される前記透明インクの吐出量を前記複数通りの量のいずれの量に変更するかを示す変更量情報を受け付ける変更量情報受付工程、をさらに有し、
    前記変更工程において、前記変更量情報受付工程で受け付けた前記変更量情報が示す量に応じて前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項22に記載の画像処理方法。
  24. 前記変更工程において、前記有色インクを吐出しない領域に前記透明インクを吐出するように前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項18乃至23のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  25. 前記第1の画像データは、前記記録ヘッドが記録可能な前記第1の画像データの記録領域全域に、前記透明インクを吐出することを示し
    前記変更工程において、前記指定された領域外に吐出される前記透明インクの吐出量を変更せず、前記指定された領域に吐出される前記透明インクの吐出量を当該吐出量から低減させることにより、前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項18乃至24のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  26. 前記透明インクは、前記記録媒体上に付与された有色インクを覆うように吐出されることを特徴とする請求項18乃至25のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  27. 前記有色インクおよび前記透明インクは、前記記録媒体と前記記録ヘッドとの相対的な走査を行いながら吐出され、
    前記記録媒体の単位領域に複数回の走査によって記録が行われる場合に、前記透明インクは、前記有色インクが吐出される走査より後で行われる走査において、前記単位領域に吐出されることを特徴とする請求項18乃至26のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  28. ユーザーから領域情報の入力を受け付ける領域情報受付工程、をさらに有し、
    前記変更工程において、前記第2の画像データにおいて前記領域情報受付工程で受け付けた前記領域情報に基づいて、前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項18乃至27のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  29. ユーザーにより、前記指定された領域の画像の光沢度に関する光沢度情報を受けける光沢度情報受付工程、をさらに有し、
    前記変更工程は、前記光沢度情報受付工程で受け付けた光沢度情報に応じて、前記指定された領域への前記透明インクの吐出量を変更することを特徴とする請求項18乃至28のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  30. 前記第2の画像データにより指定された領域の形状は、前記第1の画像データに基づく画像の形状と異なり、かつ、前記第1の画像データに基づく画像に装飾効果を与える模様の形状であることを特徴とする請求項18乃至29のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  31. 前記第2の画像データは、前記第1の画像データによって示される前記透明インクの付与領域のうちの一部の領域を指定するための二値化データであることを特徴とする請求項18乃至30のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  32. 前記第2の画像データで指定された領域内に所定パターンの装飾効果を与えるための第3の画像データを前記二値化データに合成する合成工程、をさらに有することを特徴とする請求項31に記載の画像処理方法。
  33. 前記第3の画像データは、予め用意された複数種類の装飾パターンからユーザーにより選択された装飾パターンに対応する画像データであることを特徴とする請求項32に記載の画像処理方法。
JP2010195064A 2010-08-31 2010-08-31 画像処理装置および画像処理方法 Active JP5729950B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010195064A JP5729950B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 画像処理装置および画像処理方法
US13/216,723 US8807698B2 (en) 2010-08-31 2011-08-24 Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
CN201110254142.7A CN102431288B (zh) 2010-08-31 2011-08-31 喷墨打印装置和喷墨打印方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010195064A JP5729950B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 画像処理装置および画像処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012051211A JP2012051211A (ja) 2012-03-15
JP2012051211A5 JP2012051211A5 (ja) 2013-10-17
JP5729950B2 true JP5729950B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=45696620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010195064A Active JP5729950B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 画像処理装置および画像処理方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8807698B2 (ja)
JP (1) JP5729950B2 (ja)
CN (1) CN102431288B (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5539122B2 (ja) * 2010-08-31 2014-07-02 キヤノン株式会社 画像処理方法および画像処理装置
JP5539117B2 (ja) * 2010-08-31 2014-07-02 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5539120B2 (ja) * 2010-08-31 2014-07-02 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5468633B2 (ja) * 2012-03-08 2014-04-09 富士フイルム株式会社 インクジェット記録装置、画像処理装置及び方法、並びにプログラム
JP5988679B2 (ja) * 2012-05-08 2016-09-07 キヤノン株式会社 画像処理装置、インクジェット記録装置および画像処理方法
JP5943698B2 (ja) * 2012-05-08 2016-07-05 キヤノン株式会社 画像処理装置
JP5988680B2 (ja) * 2012-05-08 2016-09-07 キヤノン株式会社 画像処理装置およびインクジェット記録方法
JP5955088B2 (ja) * 2012-05-08 2016-07-20 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
KR101451232B1 (ko) * 2014-03-31 2014-10-15 황용운 한지 인쇄 방법
JP6355419B2 (ja) * 2014-05-14 2018-07-11 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
CN104833423B (zh) * 2015-04-21 2017-05-10 中山火炬职业技术学院 一种用于纸基3d彩色打印的曲面测色图标及制作方法
JP6821324B2 (ja) * 2015-05-22 2021-01-27 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP6660127B2 (ja) * 2015-09-15 2020-03-04 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法、並びに、画像形成装置
US9712722B2 (en) * 2015-09-28 2017-07-18 Xerox Corporation Patterning clear marking material based on color darkness
KR20200118288A (ko) * 2019-04-04 2020-10-15 삼성디스플레이 주식회사 표시 패널 제조 장치 및 표시 패널 제조 방법
KR20190091230A (ko) 2019-07-15 2019-08-05 엘지전자 주식회사 전자 장치 및 그의 구동 방법
JP7447667B2 (ja) * 2020-05-01 2024-03-12 コニカミノルタ株式会社 ジョブデータを生成するためのプログラム、方法および装置
CN115476587B (zh) * 2020-06-09 2023-09-08 森大(深圳)技术有限公司 基于羽化模板的喷墨打印方法、装置、设备及存储介质

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6102537A (en) 1995-02-13 2000-08-15 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for ink-jet printing
US6193361B1 (en) 1999-06-03 2001-02-27 Eastman Kodak Company Apparatus for forming textured layers over images
JP2004090323A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Seiko Epson Corp 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム
JP4040417B2 (ja) 2002-09-30 2008-01-30 キヤノン株式会社 印刷物製造方法および印刷物製造装置
US7121660B2 (en) 2002-09-30 2006-10-17 Canon Kabushiki Kaisha Print producing method and print producing apparatus
US7527345B2 (en) * 2003-06-16 2009-05-05 Seiko Epson Corporation Print controller, method and program for print control, color conversion table, and method for determining ink quantity
US7510277B2 (en) * 2004-03-01 2009-03-31 Fujifilm Corporation Image forming apparatus and method
JP2006088529A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 画像記録システム及び画像記録方法
JP2008059504A (ja) 2006-09-04 2008-03-13 Seiko Epson Corp 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、記録媒体、及び当該印刷制御装置を備えた印刷装置
CN101518994A (zh) 2008-02-26 2009-09-02 精工爱普生株式会社 打印控制装置、打印请求终端、打印装置、及打印控制方法
JP5347351B2 (ja) 2008-07-08 2013-11-20 セイコーエプソン株式会社 インクセット、インクジェット記録方法およびその記録物、並びにインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012051211A (ja) 2012-03-15
CN102431288A (zh) 2012-05-02
US20120050369A1 (en) 2012-03-01
CN102431288B (zh) 2015-02-18
US8807698B2 (en) 2014-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5729950B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP4669249B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録システムおよびインクジェット記録装置
US8651609B2 (en) Color processing device for determining colorless material recording amount data
JP5560681B2 (ja) 記録方法、記録物、記録装置及び動作制御プログラム
US8931872B2 (en) Printing apparatus, color conversion method, program, and recording medium
JP4590231B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5072349B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2012218412A (ja) 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム
US8508797B2 (en) Image processing device and image processing method
JP2001138555A (ja) 印刷制御装置、印刷装置、印刷制御方法、印刷方法、記録媒体、および色変換テーブルの設定方法
JP2010120291A (ja) インクジェット記録装置
JP2001105632A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2008229864A (ja) インクジェット記録方法および画像処理装置
JP6755739B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5165130B6 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US20170034393A1 (en) Print control apparatus and print control method
JP5084159B2 (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム
US7101009B2 (en) Ejection control of quality-enhancing ink
JP2007069574A (ja) 記録方法、記録装置および記録システム
JP2012111183A (ja) 記録装置及び記録方法
JP6021345B2 (ja) 画像記録装置および画像記録方法
JP2016221834A (ja) 記録装置および記録方法
JP4433140B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム、色変換テーブルおよびインク量決定方法
JP2008162096A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2006224616A (ja) 記録方法および記録システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130902

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150407

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5729950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151