JP2007074295A - 画像形成装置及びその画像処理方法並びにプログラム - Google Patents

画像形成装置及びその画像処理方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 一部領域が有効期限が設定された状態でマスキング処理された電子文書とその印刷物の融合を容易にすることができる画像形成装置及びその画像処理方法並びにプログラムを提供する。
【解決手段】 画像処理システム100は、クライアントPC102及びMFP101を備え、これらはネットワーク106を介して互いに接続する。クライアントPC102から受信したPDLデータの画像を表示装置205にプレビュー表示し、そのプレビュー表示された画像のうちユーザ選択された領域をマスキング領域に設定し、ユーザ入力された日時を上記設定されたマスキング領域をマスキングする有効期限として設定し、設定されたマスキング領域中の画像をマスキング対象画像として切り出し、この切り出したマスキング対象画像を暗号化して暗号画像を作成し、これを上記有効期限を表現する有効期限画像と合成したマスキング画像を生成し、このマスキング画像が上記PDLデータの画像中のマスキング領域にはめ込まれた画像を印刷し、マスキング原稿600を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置及びその画像処理方法並びにプログラムに関し、特に、画像にマスキング処理を行う画像形成装置及びその画像処理方法並びにプログラムに関する。
近年、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)上で文書作成用のアプリケーションを使用して電子的な文書が作成されることが多い。
このようにして作成した電子文書を会議で使用する場合、会議に参加した各人がPCのディスプレイ上でその電子文書を閲覧することも増えてきているものの、電子文書のままで閲覧すると、紙の印刷物に比べて視認性が悪く、また視覚的なインターフェイス特性も悪いため、紙に印刷される場合が多い。
一方、紙文書に対して、電子透かし技術などをハードコピーに応用して偽造や改ざん防止を行う技術が研究されている。
例えば、紙に印刷された視認可能な情報以上の情報を加えるべく、主情報の一部もしくは全部をセキュリティ情報として紙に埋め込んだり、紙から情報を復元したりする発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、元の電子文書にある決算情報や社外秘の情報など秘匿すべき情報を紙文書に印刷される情報から削除し、元の電子文書の情報の一部を印刷した紙文書では視認できなくする技術が研究されている。
ここでいう削除とは、例えば、一旦印刷したものをペンなどで黒く塗りつぶしてコピーしたり、電子データに黒い矩形を追加したり、その部分を削除したりして出力することをいう。
特開2000−270197号公報
しかしながら、上述したセキュリティ情報や秘匿すべき情報は、時間の経過によりセキュリティとしての機能がなくなったり、秘匿しなくてもよい情報となったりすることが多い。
特に、一度マスキングされた情報は、元の情報から一部の情報を削除しているため、時間の経過により、秘匿する必要がなくなったとしても情報は削られたままであるため、削られた情報を入手したい場合は、情報の作成者に問い合わせ、新たに印刷物を作成してもらう必要があり、手数がかかるという問題があった。
一方、電子文書に複数の秘匿しなければいけない情報があり、その情報毎に秘匿しなければならない期間が異なる場合は、上述のような問い合わせを受けた作成者は、現在秘匿しなければならない期間内にある情報を調べ、その情報のみマスキングして、印刷を行わなければならず、処理が煩雑であるという問題があった。
本発明の目的は、一部領域を有効期限付きで暗号化した電子文書とその印刷物の融合を容易にすることができる画像形成装置及びその画像処理方法並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、電子文書をユーザが領域指定可能な画像として表示する表示手段と、前記表示された画像の一の領域がユーザにより領域指定されたときに当該一の領域の画像をマスキングするマスキング手段と、前記マスキングの有効期限を設定する有効期限設定手段と、前記有効期限を表示する有効期限表示画像を生成する有効期限画像生成手段と、前記有効期限表示画像と前記マスキングされた画像を合成する画像合成手段と、前記表示された画像の前記一の領域に前記合成した画像をはめ込んだはめ込み画像を生成するはめ込み画像生成手段と、前記有効期限を設定したときに、前記はめ込み画像を印刷するはめ込み画像印刷手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6記載の画像処理方法は、電子文書をユーザが領域指定可能な画像として表示する表示ステップと、前記表示された画像の一の領域がユーザにより領域指定されたときに当該一の領域の画像をマスキングするマスキングステップと、前記マスキングの有効期限を設定する有効期限設定ステップと、前記有効期限を表示する有効期限表示画像を生成する有効期限画像生成ステップと、前記有効期限表示画像と前記マスキングされた画像を合成する画像合成ステップと、前記表示された画像の前記一の領域に前記合成した画像をはめ込んだはめ込み画像を生成するはめ込み画像生成ステップと、前記有効期限を設定したときに、前記はめ込み画像を印刷するはめ込み画像印刷ステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載のプログラムは、画像形成をコンピュータにより実行するプログラムであって、電子文書をユーザが領域指定可能な画像として表示する表示モジュールと、前記表示された画像の一の領域がユーザにより領域指定されたときに当該一の領域の画像をマスキングするマスキングモジュールと、前記マスキングの有効期限を設定する有効期限設定モジュールと、前記有効期限を表示する有効期限表示画像を生成する有効期限画像生成モジュールと、前記有効期限表示画像と前記マスキングされた画像を合成する画像合成モジュールと、前記表示された画像の前記一の領域に前記合成した画像をはめ込んだはめ込み画像を生成するはめ込み画像生成モジュールと、前記有効期限を設定したときに、前記はめ込み画像を印刷するはめ込み画像印刷モジュールとを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ指定された期限に設定された有効期限を表示する有効期限表示画像を生成し、この有効期限表示画像と電子文書を表示する画像のうちユーザ指定された一の領域の画像をマスキングした画像とを合成し、表示された画像の一の領域に上記合成した画像をはめ込んだはめ込み画像を生成し、上記有効期限を設定したときに、上記はめ込み画像を印刷するので、このはめ込み画像が印刷された印刷物を所有するユーザがその印刷物から上記一の領域の暗号化の有効期限を視認でき、一部領域を有効期限付きで暗号化した電子文書とその印刷物の融合を容易にすることができる。
好ましくは、上記はめ込み画像が印刷された印刷物を複写する際、そのはめ込み画像が印刷された印刷物からはめ込み画像を取得し、複写を開始したときの時刻を現在時刻として取得し、この取得した現在時刻が上記設定された有効期限を過ぎているときにマスキングされた画像のマスキングを解除し、はめ込み画像の上記一の領域にこのマスキング解除された画像をはめ込んだ他のはめ込み画像を生成して印刷することにより、上記はめ込み画像が印刷された印刷物を所有するユーザは、本発明の画像形成装置でこの印刷物の複写を行うだけで、有効期限が切れた部分については元画像が復元されている印刷物を入手することができる。
好ましくは、上記マスキングをする際、そのマスキングされた一の領域に設定された有効期限の情報を埋め込み、上記マスキング解除をする際、上記取得したはめ込み画像からその一の領域に埋め込まれた有効期限の情報を抽出することにより、上記はめ込み画像が印刷された印刷物中の各マスキング領域の有効期限の情報を簡易且つ確実に入手することができる。
好ましくは、上記マスキングをする際、上記表示された画像の一の領域の画像を暗号化し、上記マスキングされた一の領域にその暗号化された画像を埋め込み、上記マスキング解除をする際、上記取得したはめ込み画像からその一の領域に埋め込まれた暗号化された画像を抽出し、その抽出された画像を復号化することにより、電子文書の情報のセキュリティを高くすることができると共に、上記はめ込み画像が印刷された印刷物中のマスキング領域のうち有効期限がきれている部分については元画像の復元を確実に行うことができる。
好ましくは、画像形成装置は、上記生成されたはめ込み画像の印刷を行う外部装置に送信することにより、本発明の画像形成装置が印刷機能を有しないときでも、上記はめ込み画像が印刷された印刷物をユーザに提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのMFPを含む画像処理システム全体の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、画像処理システム100は、MFP(マルチファンクション複合機)101及びクライアントPC102が接続されたネットワーク106と、MFP104が接続されたネットワーク107と、タイムサーバ103とを備え、これらはインターネット105を介して互いに接続する。
MFP101,104は、紙原稿のデータを読み取り、そのデータの画像処理を行い、その画像処理したデータを紙を印刷する複写機能を有する。また、ネットワーク106等を介してクライアントPC102から印刷用データであるPDL(page-description language)データを受信し、そのデータの画像形成を行い、その画像形成されたデータを紙に印刷する印刷機能を有する。
タイムサーバ103は、現在時刻を電子証明書として発行するサーバであり、MFP101やクライアントPC102からの要求に応じて、現在時刻の電子証明書を発行する。また、特定の時刻における暗号化のための鍵(以下「暗号化鍵」という。)と復号化のための鍵(以下「復号化鍵」という。)のペアを生成・保持する。さらに、タイムサーバ103は、MFP101やクライアントPC102からの要求を受けて、暗号化鍵や復号化鍵を発行する。
ただし、タイムサーバ103は、現在時刻が特定の時刻を過ぎていないときは、復号化鍵を発行しない。
図2は、図1におけるMFP101の構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、MFP101は、不図示のオートドキュメントフィーダ(ADF)及び固体撮像素子を有する画像読み取り部202と、画像読み取り部202から出力されたイメージデータを画像処理して記録信号に変換するデータ処理装置201と、記録信号やPDLデータを記録保持する記憶装置203と、印刷機能を有する記録装置204と、LAN106との接続のためのネットワークIF207と、操作入力の状態及び処理すべきイメージデータを表示する表示装置205と、不図示のキーボードや表示装置205上のタッチパネルから成る入力装置206とを備える。
画像読み取り部202は、ADFで給紙された束状の或いは1枚の紙原稿の画像を光源で照射し、その反射画像をレンズで固体撮像素子上に結像する。
固体撮像素子は、その素子上に上記反射画像が結像されると、所定解像度(例えば600dpi)および所定濃度レベル(例えば8ビット)の画像読み取り信号を生成する。
さらに、画像読み取り部202は、この生成された画像読み取り信号からラスターデータよりなる画像データを生成する。
MFP101が複写機能を実行する際には、画像読み取り部202から出力されたイメージデータがデータ処理装置201で記録信号に変換されて記録装置204に出力される。
このとき、画像読み取り部202で複数枚複写が行われた場合は、1頁分の記録信号を一旦記憶装置203に記憶保持した後、記録装置204に順次出力される。
ネットワークIF207は、クライアントPC102が出力したPDLデータをLAN106を介して受信する。このとき、記憶装置203は、ネットワークIF207からデータ処理装置201を介してPDLデータを受信したときに、その受信したPDLデータを一旦記録してもよい。
MFP101が印刷機能を実行する際には、ネットワークIF207又は記憶装置203から出力されたPDLデータが、データ処理装置201で記録可能な記録信号に変換され、記録装置204に出力される。
また、入力装置206を通じてユーザ操作がされたとき、データ処理装置201は、不図示の内部の制御部によって所定の制御を実行する。
ここで、図2ではMFP101のハードウェア構成を説明したが、MFP104についてもMFP101と同様の構成を持つ。従って、以下、MFP104の構成要素のうち図1の構成要素と同じものには同一の符号を付して重複した説明を省略する。
次に、MFP101により実行される画像処理方法について説明する。本処理は、後述する図3の電子文書のマスキング印刷処理と、図7のマスキング原稿複写処理により構成される。
図3は、図1のMFP101により実行される電子文書印刷処理の手順を示すフローチャートである。
図3において、まず、クライアントPC102から電子文書としてPDLデータを受信する(ステップS301)。この受信したPDLデータは一旦、記憶装置203に保存される。
次に、上記受信したPDLデータを記憶装置203から読み出し、データ処理装置201で解析し、画像データとして画像を形成し(ステップS302)、この形成された画像を記憶装置203に記憶すると共に、表示装置205にプレビュー表示する(ステップS303)。このとき、ステップS302で形成された画像が表示装置205の大きさより大きいとき、データ処理装置201は、記憶装置203で記録された画像を読み込み、表示装置205で表示できる大きさまで画像を圧縮した後、この圧縮画像を表示装置205に出力するか、あるいは、表示装置205にステップS302で形成された画像の一部を表示すると共に不図示のタッチパネルに画像のスクロールを可能とするボタンを表示する。これにより、表示装置205でPDLデータの画像全体のプレビュー表示をすることができる。
ステップS303でプレビュー表示された画像の一部の領域のユーザ選択があったとき、その選択された領域をマスキング領域として設定する(ステップS304)。ここで、ユーザによる領域選択には、入力装置206で矩形領域の頂点を2箇所入力させる方法や、表示装置205と一体となったタッチパネルを用いてプレビュー表示された画像上の位置を指定させる方法が用いられる。
また、この設定されたマスキング領域は、マスキングブロック情報として記憶装置203に記憶される。
尚、本実施の形態では、矩形でマスキング領域のユーザ選択がされるが、閉じた2次元図形ならばこれに限定されるものでなく、ユーザ選択される形状は問わない。
次に、日時がユーザ入力されると、その入力された日時をステップS304で設定されたマスキング領域をマスキングする有効期限として設定する(ステップS305)。ここで、ユーザによる日時入力には、入力装置206で入力させる方法や、表示装置205にカレンダーを表示し、それをタッチパネルで選択させる方法が用いられる。
また、有効期限として設定された日時は、ステップS304で設定したマスキング領域に対応する有効期限として、記憶装置203のマスキングブロック情報に追加される。このときマスキングで指定された領域が重なった場合、重なった部分の有効期限には長い方の有効期限が設定され、重なってない部分の有効期限には、夫々の領域に対して設定されている有効期間が設定される。
その後、マスキング設定を終了する旨のユーザ入力があるまでは(ステップS306でNO)、ステップS303の処理に戻り、他のマスキング領域の設定やその有効期限の設定を行い、マスキング設定を終了する旨のユーザ入力があったときは(ステップS306でYES)、ステップS307の処理に進む。
ステップS307において、マスキングブロック情報から1のマスキング領域の情報を取り出し、そのマスキング領域中の画像をマスキング対象画像として切り出す。
次に、マスキングブロック情報からステップS307で矩形領域の情報が取り出されたマスキング設定の有効期限を取り出し、タイムサーバ103にその有効期限における暗号化鍵の取得要求を行うことで、その矩形領域に対する暗号化鍵を取得する(ステップS308)。
尚、MFP101は、予めタイムサーバ103から電子証明書を受信・保持しており、ステップS308の取得要求に応じて暗号化鍵が送信されてきたとき、その暗号化鍵と電子証明書を照合ができたときにステップS309の処理に進んでもよい。これにより、受信した暗号化鍵のうち、タイムサーバ103で作成されたものであることを確認でき、マスキング領域に対する暗号化鍵の安全を確保することができる。
また、マスキング領域に対する暗号化鍵の安全を確保できるのであれば、予めタイムサーバ103からの電子証明書と暗号化鍵を照合するという本実施の形態に限定されるわけでなく、例えば、タイムサーバ103との通信をセキュリティ機能のある通信方式を用いて行うようにしてもよい。
さらに、暗号化鍵と復号化鍵の鍵のペアをMFP101の内部で乱数を発生させて生成するようにしてもよい。この場合、復号化鍵と有効期限をタイムサーバ103に送り、タイムサーバ103は有効期限を過ぎたときに、その復号化鍵を公開する。
次に、ステップS308で取得した暗号化鍵で、ステップS307で切り出したマスキング対象画像を暗号化し、有効期限情報と共に地紋パターンに埋め込み、暗号画像を作成する(ステップS309)。
本実施の形態では、地紋パターンに暗号化された画像情報を埋め込んでいるが、画像情報を埋め込むことができるものであれば、地紋パターンに限定されるものではなく、透かしなどの技術を用いても構わない。また、暗号化する画像情報の情報量が多い場合は、マスキング対象画像をベクトル情報に変換したり、画像を圧縮したりして情報量を少なくしてから、地紋パターンに埋め込んでもよい。
その後、有効期限画像を作成する(ステップS310)。ここで、有効期限画像とは、マスキングブロック情報から取り出した有効期限を表現する画像をいう。
本実施の形態では、MFP101が保持するフォント情報から、有効期限がわかる文字画像を作成する。また、画像の大きさはマスキングブロック情報に含まれている矩形に収まる大きさになるようにフォントの大きさを選び作成する。
次に、マスキング画像を生成する(ステップS311)。
具体的には、まず、ステップS310の有効期限画像の背景として、ステップS309の地紋パターンを入れた地紋付き画像を合成する。この際、地紋パターンから情報が復元できなくならないように、冗長にパターンを合成する。また、復元ミスが起きないようにエラーチェックコードを地紋パターンに入れてもよい。
その後、上記合成された地紋付き画像を、ステップS302で形成した画像中のマスキング領域にマスキング画像としてはめ込む。このマスキング画像がはめ込まれた画像は記憶装置203に記憶される。
その後、ステップS306で終了したマスキング設定中に設定されたマスキング領域の全てのマスキング画像が生成されるまで(ステップS312でNO)、ステップS307からの処理を行い、上記マスキング領域の全てのマスキング画像が生成されたときに(ステップS312でYES)、ステップS313の処理に進む。
ステップS313において、上記全てのマスキング画像がはめ込まれた画像を記憶装置203から読み出し、記録装置204を用いて紙上に印刷することにより、ユーザに後述する図6のマスキング原稿を提供する。このとき、マスキングブロック情報の全てを透かし印刷で埋め込んでもよい。これにより、後述する図7のマスキング画像解読・出力処理を行う際、この透かし印刷された情報から復元すべきマスキング位置を読み取ることができ、精度よくマスキング領域の復元を行うことができる。
図3の処理によれば、クライアントPC102から受信したPDLデータの画像を表示装置205にプレビュー表示し(ステップS303)、そのプレビュー表示された画像のうちユーザ選択された領域をマスキング領域に設定し(ステップS304)、ユーザ入力された日時を上記設定されたマスキング領域をマスキングする有効期限として設定し(ステップS305)、設定されたマスキング領域中の画像をマスキング対象画像として切り出し(ステップS307)、この切り出したマスキング対象画像を暗号化して暗号画像を作成し(ステップS309)、これを上記有効期限を表現する有効期限画像と合成したマスキング画像を生成し(ステップS311)、このマスキング画像が上記PDLデータの画像中のマスキング領域にはめ込まれた画像を印刷し、この印刷により得られるマスキング原稿600をユーザに提供するので(ステップS313)、マスキング原稿を所有するユーザがその原稿からマスキング領域の有効期限を視認でき、一部領域を有効期限付きでマスキングしたPDLデータとその印刷物であるマスキング原稿の融合を容易にすることができる。
さらに、マスキングされた部分の画像情報は、地紋パターンに埋め込まれているため可視化された情報として認識することはできない上に、たとえ地紋パターンに埋め込まれた情報を解読装置で解読したとしても、解読した情報に含まれる画像情報は暗号化鍵により暗号化がなされているため、その復号化鍵を用いない限り簡単に解読されないので、マスキングされた部分の画像情報の秘匿性を確保できる。さらに、暗号化鍵の強度を高めることで、セキュリティを高くすることができる。
図4は、図3のステップS306でマスキング設定が終了したときのマスキング領域を示す図である。
図4において、マスキング設定がされたPDLデータ400は、その一部の領域がマスキング領域としてユーザ選択されており、その領域は点線で囲まれた矩形401,402a,402b,402c,402d,402e,402f,403である。各矩形は、ステップS305でユーザが入力した日時がマスキングの有効期限として設定される。
図5は、図4における各マスキング領域のマスキングブロック情報を示す図である。
図5において、マスキングブロック情報500は、記憶装置203に保持され管理される情報であって、各矩形がマスキング領域として設定された順番を示す設定番号欄501と、PDLデータ400におけるその矩形の紙面向かって左上の頂点のX座標を示す座標X表示欄502と、上記左上の頂点のY座標を示す座標Y表示欄503と、その矩形の幅を示す幅W欄504と、その矩形の高さを示す高さH欄505と、各マスキング領域の有効期限を示す有効期限欄506とを備える。
本実施の形態において、図4のPDLデータ400における矩形401,402a,402b,402c,402d,402e,402f,403は、記載順にマスキング領域として設定されており、マスキングブロック情報500としてそれらの情報が上から順に記録されている。
図6は、図3におけるステップS313の印刷によりユーザに提供されるマスキング原稿を示す図である。
図6において、マスキング原稿600は、図4に示す各矩形401,402a,402b,402c,402d,402e,402f,403に対して作成された地紋付き画像をステップS302で形成した画像中のマスキング領域にマスキング画像として埋め込んで印刷したものであり、その有効期限を示す日時がマスキング領域として設定された各矩形の内部に透かし印刷されている。
本実施の形態では、クライアントPC102からPDLデータがMFP101に入力されたときに図3の処理を開始したが、MFP101が紙原稿の複写を開始したときに図3の処理を開始するようにしてもよい。
この場合、図3のステップS301、ステップS302の処理の代わりに、MFP101の画像読み取り部202を動作させて、上記マスキングされていない画像が印刷されている紙原稿をラスター状に走査し、所定解像度および所定濃度レベルの画像読み取り信号を取得し、その画像読み取り信号をデータ処理装置201によって処理し、画像のイメージデータとして記憶装置203に保存させるという処理を行い、その後、図3のステップS303以降の処理を行う。
さらに、記憶装置203にラスターデータやその符号化データよりなるイメージデータが格納されている場合や、LAN106を介してイメージデータが供給されている場合に、これらのデータに対して有効期限付きのマスキング画像を付した画像の印刷を行うようにしてもよい。
次に、図3の処理により得られた図6のマスキング原稿600をネットワーク107にあるMFP104で複写する際に行われる処理について説明する。
図7は、図1のMFP104により実行されるマスキング原稿600の複写処理の手順を示すフローチャートである。
図7において、まず、MFP104は、ユーザがMFP104の画像読み取り部202(図2)にマスキング原稿600をセットして、複写開始命令の入力を行ったことを検知すると、画像読み取り部202を動作させて、マスキング原稿600をラスター状に走査して上記マスキング画像がはめ込まれた画像を読み込む(ステップS701)。このとき、所定解像度および所定濃度レベルの画像読み取り信号を取得し、この取得した画像読み取り信号をデータ処理装置201によって処理した後に、画像のイメージデータとして記憶装置203に保存する。
ステップS701で作成されたイメージデータのマスキング領域を検出し、その検出されたマスキング領域中の情報を解析する(ステップS702)。この解析の際、原稿にマスキングブロック情報が透かし印刷されている場合は、その透かし印刷で埋め込まれた情報からマスキング設定の有無や設定されたマスキング領域の位置・範囲を読み取る。
また、この解析の際、MFP104上の表示装置205にステップS701で読み込んだ画像をプレビュー表示し、ユーザがその画像中の一定領域を指定したときに、その一定領域をマスキング領域として検出するようにしてもよい。
次に、ステップS702の解析の結果、マスキング領域が検出されなかったときは(ステップS703でNO)、ステップS701で読み込んだ画像を印刷して(ステップS711)、本処理を終了する。
一方、ステップS702の解析の結果、マスキング領域が検出されたときは、タイムサーバ103に現在時刻を問い合わせて、現在の日時を取得し(ステップS704)、ステップS702で検出されたマスキング画像の1つについて、その地紋パターンの中に含まれる情報から有効期限を抽出する(ステップS705)。これにより、マスキング原稿600中の各マスキング領域の有効期限の情報を簡易且つ確実に入手することができる。
その後ステップS705で取得したマスキングの有効期限が、ステップS704で取得した現在の日時を過ぎているとき(ステップS706でYES)、ステップS702で検出されたマスキング画像の1つについて、地紋パターンの中に含まれる情報から暗号化された画像を抽出すると共にステップS707の処理に進む。一方、有効期限を現在時刻が過ぎていなければ(ステップS706でNO)、ステップS710の処理に進む。
ステップS707において、タイムサーバ103にステップS705で取得した有効期限の情報を送信すると共に、その有効期限に対応する復号化鍵を要求することにより、復号化鍵を取得する。この処理でMFP104から有効期限の情報及び上記要求を受信したとき、タイムサーバ103は、上記有効期限が現在の日時を過ぎていることを確認したときに、復号化鍵を公開するよう構成されているので、MFP104に対して、上記有効期限に対応する復号化鍵を送信する。
次に、ステップS707で取得した復号化鍵を使用し、上記抽出したマスキング領域の暗号化された画像を復号化する(ステップS708)。ここで、暗号化の際に画像が圧縮されていた場合、復号化されたデータをさらに展開して、画像を取得する。また、復号化されたデータがベクトルデータであれば、ベクトルデータを描画し画像データに変換する。これにより、PDLデータの情報のセキュリティを高くすることができると共に、マスキング原稿600の有効期限がきれている部分については元画像の復元を確実に行うことができる。
その後、ステップS708で取得した画像を記憶装置203内で保管されていたマスキング原稿から読み取った画像と合成する(ステップS709)。この合成の際には、検出されたマスキング領域にステップS708の画像を上書きするようにして合成を行う。合成されたデータは、MFP104内の記憶装置203内に記憶される。
次に、ステップS702で検出したマスキング領域の有効期限の全てがチェックされたとき(ステップS710でYES)、ステップS711の処理に進み、一方、有効期限のチェックされていないマスキング領域がまだあるときは(ステップS710でNO)、ステップS705の処理に戻り、残りのマスキング領域の有効期限のチェックを行う。
ステップS711において、記憶装置203に記憶されている最新の合成データを、記録装置204を用いて紙上に印刷する。このとき、ステップS706で、まだ有効期限が過ぎていない判別されたマスキング領域については、マスキングブロックの情報を透かしとして埋め込んでもよい。これによりさらに後の復元の処理でのマスキング位置の判別のミスが少なくなる。
また、図8に示すように、L1年M1日N1時は過ぎていないが、L2年M2日N2時とL3年M3日N3時は過ぎている時刻において、図6のマスキング処理された原稿について、図7の処理が行われたとき、矩形401の部分のマスキングは外れないが、矩形402a,402b,402c,402d,402e,402f,403の部分のマスキングは解除され、図4に示すその矩形領域における元画像が復元される。これにより、秘匿されている情報の位置と有効期限を視覚的にわかるようにできる。
以上、図7の処理によれば、マスキング原稿600を複写する際、マスキング原稿600から上記マスキング画像がはめ込まれた画像を読み込み(ステップS701)、タイムサーバ103から現在時刻を取得し(ステップS704)、この取得した現在時刻がマスキング原稿600中のマスキング領域に設定された有効期限を過ぎているときに(ステップS706でYES)、マスキング領域の暗号化された画像を復号化し(ステップS708)、この復号化された画像を上記マスキング原稿600から読み込んだ画像のマスキング領域に上書きするように合成し(ステップS709)、紙上に印刷するので(ステップS711)、マスキング原稿600を所有するユーザは、MFP104でこのマスキング原稿600の複写を行うだけで、有効期限が切れた部分については元画像が復元されている印刷物を入手することができる。
尚、本実施の形態では、MFP104において図7のマスキング画像解読・出力処理が行われたが、MFP101において同様の処理を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、タイムサーバ103をMFP101とは別に設けていたが、タイムサーバ103の機能をMFP101が有するように構成した場合でも、本発明は実現できる。
この場合、図3のマスキング画像作成・出力処理において、MFP101は、ステップS308における暗号化鍵取得をMFP101内部で現在時刻における暗号化鍵を生成する。また、ステップS313で原稿を印刷するときにMFP101に暗号化鍵があることを透かしやバーコード等で記録するようにしてもよい。
さらに、この場合、図7のマスキング画像解読・出力処理において、図7のステップS704における現在時刻問い合わせや、ステップS707における復号化鍵の取得要求は、MFP104からMFP101に対して行う。この際、どのMFPに問い合わせすればよいのかは、読み取った画像の透かし、バーコード等で記録されている情報を読み取ることで行われる。
このように、タイムサーバ103の有する現在時刻を電子証明書として発行する機能をMFP101が有するように構成することにより、図3、図7と同様の処理を行うことができるシステム全体の大きさをコンパクトにすることができる。
さらに、本実施の形態では、図3のステップS308で取得する暗号化鍵及びそのペアとなる復号化鍵をタイムサーバ103で生成していたが、ステップS309の暗号画像を作成するMFP101がその作成の前に、上記暗号化鍵や復号化鍵の代わりに、作成する暗号画像に対する秘密の鍵をその有効期限毎に生成・保持するようにしてもよい。
この場合、ステップS313で原稿を印刷するときにMFP101にその暗号画像に対する秘密の鍵があることを透かし、バーコード等で記録する。
またこの場合、MFP104は、現在時刻の問い合わせを、図7のステップS704のようにタイムサーバ103に対して行うのでなく、MFP101に対して行う。また、ステップS707において、MFP104は、タイムサーバ103に有効期限や復号鍵の取得要求を行うのでなく、原稿の読み取りデータをMFP101に送信する。さらに、ステップS708において、MFP104が取得した復号化鍵で画像を復号化するのでなく、MFP101が上記秘密の鍵を用いて復号化処理を行い、その復号化処理を行った後のデータをMFP104に送信する。
この際、どのMFPに問い合わせすればよいのかは、ステップS702のマスキング解析において、MFP104が原稿から読み取った画像における透かし、バーコード等で記録されている情報を読み取ることで行われる。
これにより、タイムサーバ103の有する暗号化鍵及びその復号化鍵を生成する機能の代わりに、MFP101が秘密の鍵を生成するように構成することで、図3、図7と同様の処理を行うことができるシステム全体の大きさをコンパクトにすることができる。
また、本実施の形態では、クライアントPC102から送られたPDLデータをMFP101で受信し、MFP101が図3の処理を実行するように構成されているが、クライアントPC102が図3の処理の代わりに、後述する図9の電子文書印刷処理を行うように構成してもよい。
図9は、クライアントPC102により実行される図3の電子文書印刷処理の変形例の手順を示すフローチャートである。
図9の処理は、図3の処理と基本的に同じであり、図3のステップと同一のステップには同一符号を付して重複した説明は省略し、以下に図3の処理と異なる部分についてのみ説明する。
図9において、まず、クライアントPC102の本処理を実行するアプリケーション(以下単に「アプリケーション」という。)は、プリンタドライバのユーザ選択があったときに、そのプリンタドライバをマスキング画像印刷用のプリンタドライバに設定した後(ステップS900)、描画命令をプリンタドライバに送信する(ステップS901)。
プリンタドライバは、アプリケーションから描画命令を受信すると、その命令に基づき複数の描画オブジェクトから成るPDLデータを作成する(ステップS902)。この受信したPDLデータは、クライアントPC102上の不図示の記憶装置に保存される。
次に、アプリケーションは、ステップS302,S303と同様の処理により、上記PDLデータの画像の形成を行うと共に、不図示の表示装置205にプレビュー表示する。
その後、アプリケーションは、ステップS303,S304の処理をマスキング設定を終了する旨のユーザ入力があるまで行い(ステップS306でNO)、マスキング設定を終了する旨のユーザ入力があったときは(ステップS306でYES)、ステップS905の処理に進む。ここで、設定されたマスキング領域や有効期限は図3の処理と同様にマスキングブロック情報として記憶装置に記憶される。
ステップS905において、マスキングブロック情報から1のマスキング領域の情報を取り出し、そのマスキング領域を描画するPDLデータの描画オブジェクトを記憶装置から切り出す。ここで、取り出された描画オブジェクトがマスキング領域とそうでない領域にまたがる場合は、その描画オブジェクトをマスキング領域のオブジェクトとそうでない領域のオブジェクトの2つのオブジェクトに分解し、マスキング領域のオブジェクトのみを記憶装置から取り出す。
次に、図3のステップS308と同様の処理により、タイムサーバ103から暗号鍵を取得すると、その取得した暗号化鍵でステップS905で切り出された描画オブジェクトを暗号化し、有効期限情報と共に地紋パターンに埋め込み、暗号画像を作成する(ステップS907)。
その後、有効期限オブジェクトを作成する(ステップS908)。ここで、有効期限オブジェクトとは、マスキングブロック情報から取り出した有効期限を表現するPDLデータの描画オブジェクトをいう。
具体的には、マスキングブロック情報から有効期限を取り出し、印刷先のMFP101が保持するフォントで、その有効期限がわかる文字を描画する描画オブジェクトを作成する。また、描画オブジェクトの大きさはマスキングブロック情報に含まれている矩形に収まる大きさになるようにフォントの大きさを選び作成する。
次に、暗号画像と有効期限オブジェクトから合成される描画オブジェクトを生成し、これを上記マスキング対象画像が切り出されたマスキング領域の描画オブジェクト(以下「マスキングオブジェクト」という。)とする(ステップS909)。このマスキングオブジェクトは記憶装置に記憶される。
その後、ステップS306で終了したマスキング設定中に設定されたマスキング領域の全てのマスキングオブジェクトが生成されるまで(ステップS910でNO)、ステップS905からの処理を行い、上記マスキング領域の全てのマスキングオブジェクトが生成されたときに(ステップS910でYES)、ステップS911の処理に進む。
ステップS911において、上記生成されたマスキングオブジェクトを有するPDLデータを記憶装置から読み出し、MFP101に送信して、本処理を終了する。
図9の処理によれば、クライアントPC102のアプリケーションから描画命令を受信したプリンタドライバが生成したPDL画像に基づき、暗号画像と有効期限オブジェクトから合成される描画オブジェクトであるマスキングオブジェクトを生成し(ステップS909)、この生成されたマスキングオブジェクトを有するPDLデータをMFP101に送信するので(ステップS911)、印刷機能を有しないクライアントPC102で図3のマスキング原稿600と同様の印刷物をユーザに提供することができる。
また、本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのMFPを含む画像処理システム全体の構成を概略的に示すブロック図である。 図1におけるMFPの構成を概略的に示すブロック図である。 図1のMFPにより実行される電子文書印刷処理の手順を示すフローチャートである。 図3のステップS306でマスキング設定が終了したときのマスキング領域を示す図である。 図4における各マスキング領域のマスキングブロック情報を示す図である。 図3におけるステップS313の印刷によりユーザに提供されるマスキング原稿を示す図である。 図1のMFPにより実行されるマスキング原稿の複写処理の手順を示すフローチャートである。 有効期限が過ぎたマスキング領域についてマスキングが解除された画像を示す図である。 クライアントPCにより実行される図3の電子文書印刷処理の変形例の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像処理システム
101,104 MFP
102 クライアントPC
103 タイムサーバ
105 インターネット
106,107 ネットワーク

Claims (9)

  1. 電子文書をユーザが領域指定可能な画像として表示する表示手段と、
    前記表示された画像の一の領域がユーザにより領域指定されたときに当該一の領域の画像をマスキングするマスキング手段と、
    前記マスキングの有効期限を設定する有効期限設定手段と、
    前記有効期限を表示する有効期限表示画像を生成する有効期限画像生成手段と、
    前記有効期限表示画像と前記マスキングされた画像を合成する画像合成手段と、
    前記表示された画像の前記一の領域に前記合成した画像をはめ込んだはめ込み画像を生成するはめ込み画像生成手段と、
    前記有効期限を設定したときに、前記はめ込み画像を印刷するはめ込み画像印刷手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記はめ込み画像が印刷された印刷物を複写するはめ込み画像複写手段を備え、
    前記はめ込み画像複写手段は、
    前記はめ込み画像が印刷された印刷物から前記はめ込み画像を取得するはめ込み画像取得手段と、
    前記複写を開始したときの時刻を現在時刻として取得する現在時刻取得手段と、
    前記取得した現在時刻が前記設定された有効期限を過ぎているとき、前記マスキングされた画像のマスキングを解除するマスキング解除手段と、
    前記はめ込み画像の前記一の領域に前記マスキング解除された画像をはめ込んだ他のはめ込み画像を生成する他のはめ込み画像生成手段と、
    前記他のはめ込み画像を印刷する他のはめ込み画像印刷手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記マスキング手段は、前記マスキングされた一の領域に前記設定された有効期限の情報を埋め込む有効期限埋込手段を備え、
    前記マスキング解除手段は、前記取得したはめ込み画像から前記一の領域に埋め込まれた前記有効期限の情報を抽出する有効期限情報抽出手段を備えることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記マスキング手段は、前記表示された画像の一の領域の画像を暗号化する暗号化手段と、前記マスキングされた一の領域に前記暗号化された画像を埋め込む暗号化画像埋込手段とを備え、
    前記マスキング解除手段は、前記取得したはめ込み画像から前記一の領域に埋め込まれた前記暗号化された画像を抽出する暗号化画像抽出手段と、前記抽出された画像を復号化する復号化手段とを備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記はめ込み画像印刷手段は、前記画像形成装置と接続される外部装置であり、
    前記画像形成装置は、前記生成されたはめ込み画像を前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 電子文書をユーザが領域指定可能な画像として表示する表示ステップと、
    前記表示された画像の一の領域がユーザにより領域指定されたときに当該一の領域の画像をマスキングするマスキングステップと、
    前記マスキングの有効期限を設定する有効期限設定ステップと、
    前記有効期限を表示する有効期限表示画像を生成する有効期限画像生成ステップと、
    前記有効期限表示画像と前記マスキングされた画像を合成する画像合成ステップと、
    前記表示された画像の前記一の領域に前記合成した画像をはめ込んだはめ込み画像を生成するはめ込み画像生成ステップと、
    前記有効期限を設定したときに、前記はめ込み画像を印刷するはめ込み画像印刷ステップとを有することを特徴とする画像形成方法。
  7. 画像形成をコンピュータにより実行するプログラムであって、電子文書をユーザが領域指定可能な画像として表示する表示モジュールと、
    前記表示された画像の一の領域がユーザにより領域指定されたときに当該一の領域の画像をマスキングするマスキングモジュールと、
    前記マスキングの有効期限を設定する有効期限設定モジュールと、
    前記有効期限を表示する有効期限表示画像を生成する有効期限画像生成モジュールと、
    前記有効期限表示画像と前記マスキングされた画像を合成する画像合成モジュールと、
    前記表示された画像の前記一の領域に前記合成した画像をはめ込んだはめ込み画像を生成するはめ込み画像生成モジュールと、
    前記有効期限を設定したときに、前記はめ込み画像を印刷するはめ込み画像印刷モジュールとを有することを特徴とするプログラム。
  8. 文書画像を表示する表示手段と、
    当該表示された文書画像においてユーザにより指定された領域を、マスキング対象領域に設定するマスキング対象領域設定手段と、
    前記マスキングの有効期限を設定する有効期限設定手段と、
    前記文書画像と前記マスキング対象領域と前記有効期限とに基づいて、当該有効期限が過ぎるまで当該マスキング対象領域のマスキングが解除されないようにしたマスキング済み文書画像を生成するマスキング済み文書画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 文書画像を表示する表示ステップと、
    当該表示された文書画像においてユーザにより指定された領域を、マスキング対象領域に設定するマスキング対象領域設定ステップと、
    前記マスキングの有効期限を設定する有効期限設定ステップと、
    前記文書画像と前記マスキング対象領域と前記有効期限とに基づいて、当該有効期限が過ぎるまで当該マスキング対象領域のマスキングが解除されないようにしたマスキング済み文書画像を生成するマスキング済み文書画像生成ステップと、
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
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