JP6888317B2 - 立体画像データ作成システム、画像編集方法、造形物の製造方法およびプログラム - Google Patents

立体画像データ作成システム、画像編集方法、造形物の製造方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、立体画像データ作成システム、画像編集方法、造形物の製造方法およびプログラムに関する。
従来、吸収した熱量に応じて膨張する膨張層を一方の面上に有する媒体(例えば、熱膨張性シート)上に、電磁波を熱に変換する電磁波熱変換層を印刷により形成し、膨張層のうち媒体に電磁波熱変換層が形成された部位を電磁波の照射によって膨張させて盛り上げることにより、立体画像を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開昭64−28660号公報 特開2001−150812号公報
JIS T0921:2006「高齢者・障害者配慮設計指針−点字の表示原則及び点字表示方法−公共施設・設備」
立体画像用として作成される立体画像コンテンツは、絵柄データと濃淡データの組合せで構成される。作成済みの立体画像コンテンツを編集・再利用して、新しい立体画像コンテンツを作成する際には、元の立体画像コンテンツの全体または一部に対して、平面方向のサイズを任意に拡大または縮小可能とさせたい。そのような場合、立体画像コンテンツを拡大する場合には発泡高さを高くし、縮小する場合には発泡高さを低くして、バランスをとるとよい。
JIS規格(非特許文献1)において、点字を構成する各点の中心の高さは0.3〜0.5mmと規定され、底面の直径は1.3〜1.7mmと規定されている。点字の1単位である3行2列(6点)の点相互の中心間距離は縦2.2〜2.5mm、横2.0〜2.5mmと規定されている。点字の文字間隔は5.1〜6.3mmと規定され、点字の行間隔は11.0〜15.0mmと規定されている。更に点字の横間隔と、点字の文字間隔との関係は細かく規定されている。この規格は、視覚障碍者が誤りなく点字を読み取れるようにするためのものである。
しかし、上記したように、点字を含む立体画像コンテンツを拡大または縮小すると、点字が規格サイズから逸脱し、よって視覚障碍者が点字を読み取りにくくなったり、読み取れなくなったりするおそれがある。
そこで、本発明は、点字を含む立体画像コンテンツを編集した場合であっても、この立体画像コンテンツによって形成される点字を判読しやすいものとする立体画像データ作成システム、画像編集方法、造形物の製造方法およびプログラムを提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る立体画像データ作成システムは、熱膨張性シートの部分的な熱膨張に伴わせて前記熱膨張性シートの表面に凸部を生じさせるための画像を前記熱膨張性シートに、照射された光を熱に変換可能な材料で、印刷するための画像データを編集する編集手段を備え、前記編集手段は、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記凸部の高さに寄与する濃淡レベルを、前記画像データのうち点字用データに対しては維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して変更する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る画像編集方法は、立体画像データ作成システムが実行する画像編集方法であって、熱膨張性シートの部分的な熱膨張に伴わせて前記熱膨張性シートの表面に凸部を生じさせるための画像を前記熱膨張性シートに、照射された光を熱に変換可能な材料で、印刷するための画像データを編集する編集ステップを有し、前記編集ステップは、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記凸部の高さに寄与する濃淡レベルを、前記画像データのうち点字用データに対しては維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して変更する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る造形物の製造方法は、照射された光を熱に変換可能な材料で熱膨張性シートに画像を印刷する印刷ステップと、前記印刷ステップで印刷された画像に対して前記光を照射することにより前記画像に対応させて前記熱膨張性シートの表面に凸部を形成する照射ステップと、前記印刷ステップに先立って前記画像を印刷するための画像データを編集する編集ステップと、を有し、前記編集ステップは、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記凸部の高さに寄与する濃淡レベルを、前記画像データのうち点字用データに対しては維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して変更する、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、熱膨張性シートの部分的な熱膨張に伴わせて前記熱膨張性シートの表面に凸部を生じさせるための画像を前記熱膨張性シートに、照射された光を熱に変換可能な材料で、印刷するための画像データを編集する編集手段として機能させ、前記編集手段は、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記凸部の高さに寄与する濃淡レベルを、前記画像データのうち点字用データに対しては維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して変更する、ことを特徴とする。
本発明によれば、点字を含む立体画像コンテンツを編集した場合であっても、この立体画像コンテンツによって形成される点字を判読しやすいものとすることができる。
立体画像形成システムの概略を示す構成図である。 第1の実施形態における立体画像コンテンツのデータ構造を示す図である。 立体画像コンテンツの編集画面例を示す図である。 立体画像コンテンツをA3サイズにリサイズしたときの編集画面例を示す図である。 第1の実施形態における立体画像のリサイズ処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における立体画像の印刷処理と発泡処理を示すフローチャートである。 印刷前の媒体の断面図である。 表面用濃淡データ印刷後における媒体の断面図である。 裏面用濃淡データ印刷後における媒体の断面図である。 絵柄データ印刷後における媒体の断面図である。 表面の発泡工程後における媒体の断面図である。 裏面の発泡工程後における媒体の断面図である。 立体画像コンテンツの縮小リサイズ時の変換関数を示すグラフと立体画像コンテンツの濃度ヒストグラムである。 リサイズ前の立体画像を示す図である。 縮小リサイズ後の立体画像を示す図である。 立体画像コンテンツの拡大リサイズ時の変換関数を示すグラフと立体画像コンテンツの濃度ヒストグラムである。 拡大リサイズ後の立体画像を示す図である。 立体画像コンテンツの高さ強調処理を示すフローチャートである。 立体画像コンテンツの高さ強調処理時の変換関数を示すグラフと立体画像コンテンツの濃度ヒストグラムの一例を示すグラフである。 高さ強調処理を行わずに形成した立体画像の例を示す断面図である。 高さ強調処理を行って形成した立体画像の例を示す断面図である。 第2の実施形態における立体画像コンテンツのデータ構造を示す図である。 第2の実施形態における立体画像コンテンツのリサイズ処理を示すフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1は、立体画像形成システム1の概略を示す構成図である。
立体画像形成システム1(立体画像データ作成システム)は、コンピュータ3に、タッチパネルディスプレイ2と、印刷装置41と、発泡装置42とが接続されて構成される。立体画像形成システム1は、後記する熱膨張性シートに濃淡画像としてカーボンブラックを印刷したのち、この熱膨張性シートに向けて近赤外光や可視光を照射する。これにより、立体画像形成システム1は、この熱膨張性シートのカーボンブラックが印刷された領域を膨張させて、立体画像を形成させることができる。本実施形態において熱膨張性シートは、用紙または媒体に含まれる概念である。
コンピュータ3は、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、記憶部34を備え、印刷装置41や発泡装置42を制御する。記憶部34には、熱膨張性シートに立体画像を形成するための立体画像コンテンツ5と、熱膨張性シートから立体画像を作成するための立体画像作成プログラム341が格納されている。CPU31は、立体画像作成プログラム341を実行することにより、立体画像コンテンツ5の編集や、印刷装置41の制御、発泡装置42の制御を行う。
タッチパネルディスプレイ2は、タッチパネルに液晶表示パネルが張り合わされて構成され、この立体画像形成システム1の操作に用いられる。これらコンピュータ3とタッチパネルディスプレイ2は、印刷装置41または発泡装置42の操作手順を案内表示させる表示ユニットとして機能する。
印刷装置41は、インクジェット方式の印刷装置であり、媒体である熱膨張性シートの表面または/および裏面に、カーボンブラック(所定の印刷材)のインクによる濃淡画像を印刷する。なお、印刷装置41は、インクジェット方式の印刷装置に限定されず、レーザ方式の印刷装置でもよく、所定の印刷材はトナーと現像剤の組合せであってもよい。
発泡装置42は、熱膨張性シートを搬送しながら、この熱膨張性シートに可視光および近赤外光を照射し、カーボンブラックによる濃淡画像(電磁波熱変換層)が形成されている部分に熱を発生させるものである。この発泡装置42は、例えば不図示のハロゲンヒータと搬送部を備え、熱膨張性シートの片面に光エネルギを照射する。
印刷装置41への媒体の挿入手順において、タッチパネルディスプレイ2には、印刷装置41への媒体の挿入操作のガイド画面が表示される。このガイド画面には、媒体に対応する画像と立体画像形成システム1に対応する画像が案内表示される。
発泡装置42への媒体の挿入手順において、タッチパネルディスプレイ2には、発泡装置42への媒体の挿入操作のガイド画面が表示される。このガイド画面には、媒体に対応する画像と立体画像形成システム1に対応する画像が、印刷装置41への媒体の挿入操作のガイド画面に対して表示位置関係が反転するように案内表示される。
本実施形態では、立体画像形成システム1で使用可能な用紙サイズ種類に応じた立体画像コンテンツ5を予め作成しておく。これら立体画像コンテンツ5は、記憶部34に格納されるか、またはネットワーク経由でアクセス可能なサーバ(不図示)にアップロードされていてもよい。
立体画像形成システム1において、ユーザは、タッチパネルディスプレイ2上で、使用可能な用紙サイズを選択可能である。また、ユーザは予め用意されている複数の立体画像コンテンツ5をタッチパネルディスプレイ2上に表示でき、その中から任意の立体画像コンテンツ5を選択できる。ユーザに選択された立体画像コンテンツ5は、ユーザに選択された用紙サイズを表す紙面エリア上の任意の位置にコピーまたは貼付けられる。但し、A4の用紙サイズの紙面エリアに対しては、A4サイズ用の立体画像コンテンツ5からのみ選択可能となっている。
更には、紙面エリア上にコピー貼付けされた立体画像コンテンツ5は、貼付け後に任意のサイズに拡大・縮小することもできる。このようにして出来上がった新たな立体画像コンテンツ5は、印刷用データに変換されて印刷装置41に出力される。
この立体画像コンテンツ5をリサイズする際、CPU31は、絵画データを構成する絵柄データについて、元データからのサイズ変更情報に基づいてリサイズする。濃淡データについては、元データからのサイズ変更情報に基づいて平面方向のリサイズを行うと共に、サイズ変更比率に基づいて濃淡を変更する。その後CPU31は、立体画像コンテンツ5を印刷用データに変換して印刷装置41にて用紙に印刷を行い、濃淡画像を形成する。CPU31は、濃淡画像が印刷された用紙を発泡装置42で発泡させることで所望の結果を得ることができる。
なお、上記選択、決定され、紙面エリア上の貼付けられた立体画像コンテンツ5の任意の一部分を更に選択拡大して紙面上に印刷表示させる等の仕様も可能である。その際の印刷用データは、選択されたエリアと更なる拡大表示エリアとのサイズ比率に応じて濃淡データを変更することで作成される。
更にCPU31は、平面方向のリサイズを行うことなく、濃淡を変更してもよい。このような濃淡の変更に関しては、後記する図19〜図21などで詳細に説明する。その後CPU31は、立体画像コンテンツ5を印刷用データに変換して印刷装置41にて用紙に印刷を行い、濃淡画像を形成する。CPU31は、濃淡画像が印刷された用紙を発泡装置42で発泡させることで所望の結果を得ることができる。
(第1の実施形態)
以下、図2から図21を参照しつつ第1の実施形態を説明する。第1の実施形態は、点字を形成するための点字用データと、点字を除く図形を形成するための図形用データとが分離されている。
図2は、第1の実施形態における立体画像コンテンツ5のデータ構造を示す図である。
立体絵画用として作成される立体画像コンテンツ5は、表面用濃淡データ51、裏面用濃淡データ52、絵柄データ53、点字用データ54を含んで構成される。表面用濃淡データ51は、用紙を発泡させて所定の領域を隆起させるために用紙の表面に所定サイズで印刷される濃淡データ(画像データ)である。裏面用濃淡データ52は、用紙を発泡させて所定の領域を隆起させるために用紙の裏面に所定サイズで印刷される濃淡データ(画像データ)である。絵柄データ53は、絵柄に係るものであり、用紙の表面に印刷されるカラーデータである。
点字用データ54は、用紙を発泡させて点字として隆起させるためのものであり、用紙の表面に印刷される濃淡データ542と、その位置情報541とを含んでいる。このように、表面用濃淡データ51と点字用データ54とを分離しているので、表面用濃淡データ51にリサイズや高さ調整を掛け、点字用データ54にはこれらの処理を掛けないようにすることができる。
図3は、立体画像コンテンツ5の編集画面6の一例を示す図である。
編集画面6は、左側にコンテンツ表示領域7bを備え、右側にはコンテンツ表示領域7bに表示されるコンテンツを編集する各種操作要素を表示している。このコンテンツ表示領域7bは、A4サイズであり、凸領域である点字領域71,73と、ランドマーク72,74と、方位マーク75と、道路76を含んでいる。この編集画面6は、発泡高さに寄与する濃淡データを含む所定サイズの立体画像コンテンツ5(画像データ)の編集を行う編集手段として機能する。
編集画面6の右側1列目には、「編集」が表示され、その右側には、保存ボタン60、A5指定ボタン611、A4指定ボタン612、A3指定ボタン613が表示されている。
保存ボタン60は、コンテンツ表示領域7bに表示されているコンテンツを記憶部34(図1参照)に保存するボタンである。
A5指定ボタン611は、コンテンツ表示領域7bに表示されているコンテンツの平面方向のサイズをA5サイズに指定するボタンである。A4指定ボタン612は、コンテンツ表示領域7bに表示されているコンテンツの平面方向のサイズをA4サイズに指定するボタンである。A3指定ボタン613は、コンテンツ表示領域7bに表示されているコンテンツの平面方向のサイズをA3サイズに指定するボタンである。ここでは、A4指定ボタン612が強調表示されており、A4サイズが指定されていることを示している。
編集画面6の右側2列目は、タイトル領域62である。タイトル領域62には、コンテンツのタイトル“点字図書館への経路”が表示されている。
編集画面6の右側3列目は、オブジェクト選択ボタン群63である。オブジェクト選択ボタン群63は、左側から順に線選択ボタン、円選択ボタン、矩形選択ボタン、文字選択ボタン、点字選択ボタン、スタンプ選択ボタンを含んでいる。
線選択ボタンは、編集対象として線を選択するボタンである。円選択ボタンは、編集対象として円を選択するボタンである。矩形選択ボタンは、編集対象として矩形を選択するボタンである。文字選択ボタンは、編集対象として文字列を選択するボタンである。点字選択ボタンは、編集対象として点字を選択するボタンである。スタンプ選択ボタンは、編集対象として各種記号を選択するボタンである。オブジェクト選択ボタン群63は、択一的に選択されて、選択結果が強調表示される。オブジェクト選択ボタン群63の下の領域には、選択したオブジェクトの属性を設定する領域が表示される。
ここでは、矩形選択ボタンが強調表示されており、ユーザによって選択されていることを示している。更にその下の領域には、矩形を構成する線を設定する線属性領域64と、矩形を塗りつぶす際の属性を設定する塗りつぶし領域65とが表示されている。
線属性領域64は、色選択メニューと、線の種類メニューと、線の太さを細くするボタンおよび太くするボタンと、発泡高さを設定する「なし」、「低」、「中」、「高」のボタンを有している。
発泡高さ「なし」ボタンがタップされると、濃淡データ中の線の濃度は0%となる。発泡高さ「低」ボタンがタップされると、濃淡データ中の線の濃度は30%となる。発泡高さ「中」ボタンがタップされると、濃淡データ中の線の濃度は60%となる。発泡高さ「高」ボタンがタップされると、濃淡データ中の線の濃度は90%となる。
塗りつぶし領域65は、「なし」、「単色」、「パターン」ラジオボタンを有している。「なし」ラジオボタンが選択されると、線で区切られた内側の領域を塗りつぶさない。「単色」ラジオボタンが選択されると、線で区切られた内側の領域を単色で塗りつぶす。「パターン」ラジオボタンが選択されると、CPU31は、線で区切られた内側の領域をディザパターン等で塗りつぶす。ここでは、「なし」ラジオボタンが選択されている。
塗りつぶし領域65の下側には、編集ボタン群66が配置されている。編集ボタン群66は、「元に」、「前面」、「背面」、「切取」、「コピー」、「貼付」、「削除」ボタンを有している。
「元に」ボタンは、直前の編集動作を取り消して元に戻すボタンである。「前面」ボタンは、当該オブジェクトを他のオブジェクトよりも優先表示させるボタンである。「背面」ボタンは、他のオブジェクトを当該オブジェクトよりも優先表示させるボタンである。
「切取」ボタンは、当該オブジェクトをコンテンツから切り取って消去し、一時的な記憶領域(例えば、クリップボードなど)に格納するボタンである。「コピー」ボタンは、当該オブジェクトを一時的な記憶領域に格納するボタンである。「貼付」ボタンは、一時的な記憶領域に格納されたオブジェクトを貼り付けるボタンである。「削除」ボタンは、当該オブジェクトを削除するボタンである。
編集ボタン群66の下側には、発泡高さ強調に関するボタンが配置されている。発泡高さ強調に関するボタンは、線形強調ボタン671、非線形強調ボタン672である。
ユーザが線形強調ボタン671をタップすると、CPU31は、コンテンツの発泡高さを線形で強調する。非線形強調ボタン672をタップすると、CPU31は、コンテンツの発泡高さを非線形で強調する。
図4は、立体画像コンテンツをA3サイズにリサイズしたときの編集画面6の一例を示す図である。
編集画面6において、A3指定ボタン613が強調表示されており、A3サイズが指定されていることを示している。コンテンツ表示領域7aに表示されているコンテンツは、図3に示したA4サイズからA3サイズにリサイズされている。リサイズに伴う拡大率は、およそ140%である。この処理について、後記する図5で詳細に説明する。
図5は、第1の実施形態における立体画像コンテンツのリサイズ処理を示すフローチャートである。
最初、CPU31は、裏面用濃淡データ52を平面方向にリサイズし(ステップS10)、更に裏面用濃淡データ52を立体画像が形成できる範囲で補正する(ステップS11)。CPU31は、平面方向の拡大・縮小率を参照して裏面用濃淡データ52の濃度を調整して、出来上がる立体画像が高さ方向にリサイズされるようにする。更にCPU31は、濃度が飽和するなどにより、高さ方向に立体画像が形成できないときには、飽和した値でリミットする。この処理については、後記する図16で詳細に説明する。
次にCPU31は、表面用濃淡データ51を平面方向にリサイズし(ステップS12)、更に表面用濃淡データ51を立体画像が形成できる範囲で補正する(ステップS13)。CPU31は、平面方向の拡大・縮小率を参照して表面用濃淡データ51の濃度を調整して、出来上がる立体画像が高さ方向にリサイズされるようにする。更にCPU31は、表面用濃淡データ51の濃度飽和、裏面用濃淡データ52の濃度飽和、表面用濃淡データ51と裏面用濃淡データ52とを合わせたときの発泡高さの飽和などにより、高さ方向に立体画像が形成できないときには、飽和した値でリミットする。このようにCPU31は、濃淡データのうち点字用データ54の濃淡データ542に対して濃淡を変更せず、かつ点字用データ54を除く他の表面用濃淡データ51と裏面用濃淡データ52に対して濃淡を変更する。
CPU31は、点字用データ54の位置情報541を修正する(ステップS14)。CPU31は、点字用データ54の濃淡データ542について平面方向の大きさを変更せず、かつ印刷領域中の相対的位置である位置情報541を維持するように修正する。CPU31は、点字を示す凹凸を、平面方向にも高さ方向にもリサイズしないので、立体画像における点字を判読し易くすることができる。
CPU31は、点字用データ54に含まれる濃淡データ542が印刷領域のうち位置情報541に配置可能か否かを判断し(ステップS15)、配置できなければ(ステップS15→No)、その旨の警告を表示する(ステップS16)。点字用データ54が印刷領域に配置できない場合とは、例えば濃淡データ542が印刷領域からはみ出す場合や、複数の点字用データ54が相互に干渉する場合をいう。この警告によりユーザは、点字用データ54の長さや位置の調整を要することを認知可能である。CPU31は、表示した警告メッセージにおいてユーザが中止を選択したと判定したならば(ステップS17→Yes)、図5の処理を終了する。CPU31は、ユーザが中止を選択しなかったと判定したならば(ステップS17→No)、ステップS18の処理に進む。
ステップS18において、CPU31は、点字用データ54を高さ0に相当する濃度領域に配置できるか否かを判断する。高さ0に相当する濃度領域は、濃度レベルが低く用紙が隆起しない領域である。CPU31は、点字用データ54が高さ0に相当する濃度領域に配置できないならば(ステップS18→No)、その旨の警告を表示する(ステップS19)。CPU31は、表示した警告メッセージにおいてユーザが中止を選択したと判定したならば(ステップS20→Yes)、図5の処理を終了する。CPU31は、ユーザが中止を選択しなかったと判定したならば(ステップS20→No)、点字の周囲に高さ0に相当する濃度領域を作成する(ステップS21)。この警告によりユーザは、立体画像コンテンツ5の位置調整を要することを認知可能である。
最後にCPU31は、絵柄データ53を平面方向にリサイズし(ステップS22)、図5のリサイズ処理を終了する。
このようにCPU31は、表面用濃淡データ51と裏面用濃淡データ52に対して、濃度階調の分布に応じた補正を行う補正手段として機能する。
図6は、第1の実施形態における立体画像コンテンツの印刷処理と発泡処理を示すフローチャートである。
最初、CPU31は、表面用濃淡データ51と点字用データ54とを合成して印刷装置41に出力し、用紙8A(図7参照)の表面に印刷させる(ステップS30)。これにより、図8に示す用紙8Bが形成される。
次にCPU31は、裏面用濃淡データ52を印刷装置41に出力し、用紙8B(図8参照)の裏面に印刷させる(ステップS31)。これにより、図9に示す用紙8Cが形成される。
更にCPU31は、絵柄データ53を印刷装置41に出力し、用紙8C(図9参照)の表面に印刷させる(ステップS32)。これにより、図10に示す用紙8Dが形成される。
ユーザが用紙8Dの表面を上にして発泡装置42に設置し(ステップS33)、発泡装置42が用紙8Dの表面側に光を照射して発泡させる(ステップS34)。これにより、図11に示す用紙8Eが形成される。
更にユーザが用紙8Eの裏面を上にして発泡装置42に設置し(ステップS35)、発泡装置42が用紙8Eの裏面側に光を照射して発泡させる(ステップS36)。これにより、図12に示す用紙8Fが形成される。この用紙8Fは、立体画像である。
以下、図7から図12を参照して、印刷処理と発泡処理について説明する。
図7は、印刷前の媒体の断面図である。
用紙8Aは、基材81と発泡樹脂層82とインク受容層83とが順に積層されている。この用紙8Aは、立体画像形成システム1における工程を経ていない媒体の例である。
基材81は、紙、キャンバス地などの布、プラスチックなどのパネル材などからなり、材質は特に限定されるものではない。
発泡樹脂層82には、基材81上に設けられた熱可塑性樹脂であるバインダ内に熱発泡剤(熱膨張性マイクロカプセル)が分散配置されている。これにより、発泡樹脂層82は、吸収した熱量に応じて発泡膨張する。
インク受容層83は、発泡樹脂層82の上面全体を覆うように、例えば、10μmの厚さに形成されている。インク受容層83は、インクジェット方式プリンタのインク、レーザ方式プリンタのトナー、ボールペンや万年筆のインク、鉛筆の黒鉛などを受容し、表面に定着させるために好適な材料で構成される。
図8は、表面用濃淡データ51の印刷後における媒体の断面図である。
用紙8Bは、図7に示す用紙8Aの表面(インク受容層83側)に対して電磁波熱変換層84が印刷されている。この用紙8Bは、立体画像形成システム1において、表面用濃淡データ51の印刷工程を経た媒体の例である。
電磁波熱変換層84は、例えばカーボンブラックを含むインクで印刷された層であり、可視光や近赤外光(電磁波)を熱に変換する。
図9は、裏面用濃淡データ52の印刷後における媒体の断面図である。
用紙8Cは、図8に示す用紙8Bの裏面(基材81側)に電磁波熱変換層86が印刷されている。この用紙8Cは、立体画像形成システム1において、表面用濃淡データ51の印刷工程と、裏面用濃淡データ52の印刷工程を経た媒体の例である。
電磁波熱変換層86は、例えばカーボンブラックを含むインクで印刷された層であり、可視光や近赤外光(電磁波)を熱に変換する。
図10は、絵柄データ53の印刷後における媒体の断面図である。
用紙8Dは、図9に示す用紙8Cの表面(インク受容層83側)にカラーインク層85a,85bが印刷されている。この用紙8Dは、立体画像形成システム1において、表面用濃淡データ51の印刷工程と、裏面用濃淡データ52の印刷工程と、絵柄データ53の印刷工程を経た媒体の例である。
用紙8Dは、発泡樹脂層82を加熱により膨張させる前の状態なので、この発泡樹脂層82の厚さは一様である。用紙8Dは、発泡装置42の用紙ガイドに、電磁波熱変換層84が印刷されたインク受容層83を上に向けてセットされる(図6のステップS33参照)。そののち用紙8Dは、搬送路で可視光や近赤外光(電磁波)を照射される(図6のステップS34参照)ことで発泡樹脂層82が加熱により膨張し、図11に示した用紙8Eが形成される。
図11は、表面の発泡工程後における媒体の断面図である。
用紙8Eは、立体画像形成システム1において、表面発泡工程を経た媒体の例である。
電磁波熱変換層84は、発泡装置42による第1回目の搬送において、図の上側から光の照射を受けて熱に変換する、この電磁波熱変換層84は、用紙8Eに細かな立体パターンを形成するために設けられている。この電磁波熱変換層84の下側の発泡樹脂層82は、熱を受けて発泡膨張する。インク受容層83、電磁波熱変換層84、カラーインク層85bは、それぞれ伸縮性を有し、発泡樹脂層82の発泡膨張に追従して変形する。このようにして図11に示した用紙8Eが形成される。
用紙8Eは更に、発泡装置42の用紙ガイドに、電磁波熱変換層86が印刷された基材81を上に向けてセットされたのち(図6のステップS35参照)、搬送路で可視光や近赤外光(電磁波)を照射される(図6のステップS36参照)。これにより発泡樹脂層82が加熱されて膨張し、図12に示した用紙8Fが形成される。
図12は、裏面の発泡工程後における媒体の断面図である。
用紙8Fは、立体画像形成システム1において、裏面発泡工程を経た媒体の例である。
電磁波熱変換層86は、発泡装置42による第2回目の搬送において、図の下側から光の照射を受けて熱に変換する、この電磁波熱変換層86は、粗い立体パターンを形成するために設けられている。この電磁波熱変換層86の近傍の発泡樹脂層82は、熱を受けて発泡膨張する。インク受容層83、電磁波熱変換層84、カラーインク層85aは、それぞれ伸縮性を有し、発泡樹脂層82の発泡膨張に追従して変形する。このようにして、立体画像を含む用紙8Fが形成される。
以下、図13から図15を参照して、立体画像コンテンツ5の縮小リサイズについて説明する。
図13は、立体画像コンテンツ5の縮小リサイズ時の濃度変換関数を示すグラフと立体画像コンテンツ5の濃度ヒストグラムである。ここでは、A4サイズからA5サイズへの縮小時の変換関数が表示されている。
立体画像コンテンツ5は、平面方向のリサイズにより、70%に縮小される。よって、高さ方向にも70%縮小することにより、平面方向と高さ方向とがバランスするように発泡高さを適切に調整することができる。
変換関数のグラフの下には、立体画像の濃度ヒストグラムが表示されている。この濃度ヒストグラムが示すように、発泡高さ「なし」と、発泡高さ「低」と、発泡高さ「中」と、発泡高さ「高」とに、それぞれ画素が分布している。
拡大リサイズの場合と異なり、縮小リサイズの場合、濃度階調は、立体画像を形成できる濃度範囲に必ず収まる。
図14は、A4サイズで形成した立体画像9bを示す外観図である。この立体画像9bは、例えば、図3のコンテンツ表示領域7bに表示されている立体画像コンテンツ5を用いて形成されている。
この立体画像9bは、A4サイズであり、点字領域91,93と、ランドマーク92,94と、方位マーク95と、道路96とを含んでいる。点字領域91は、ランドマーク92の右側に位置しており、このランドマーク92の説明が点字で示されている。点字領域93は、ランドマーク94の右側に位置しており、このランドマーク94の説明が点字で示されている。
方位マーク95は、点字領域91,93の右側に配置されている。道路96は、点字領域93の下側に配置されている。
図15は、A5サイズで形成した場合の立体画像9cを示す概念図である。
この立体画像9cは、A5サイズであり、点字領域91,93と、ランドマーク92,94と、道路96とを含んでいる。
点字領域91は、ランドマーク92の右側に位置しており、このランドマーク92の説明の一部が点字で示されているが、立体画像9cから逸脱している部分は形成されていない。図15では、立体画像9cから逸脱している部分を含めて破線で示している。
点字領域93は、ランドマーク94の右側に位置しており、このランドマーク94の説明の一部が点字で示されている。点字領域93のうち、立体画像9cから逸脱している部分は形成されていない。
点字領域91と点字領域93とは殆ど距離なく隣接している。よって、立体画像9cに対応する立体画像コンテンツ5を更に縮小リサイズすると、点字領域91と点字領域93とが相互に干渉して、配置できなくなる。
方位マーク領域951は、方位マーク95がリサイズされて配置される領域である。この方位マーク領域951は、点字領域93および点字領域91と重なる位置であるため、方位マーク95としての凹凸が形成されておらず、代わりに、高さ0の領域に点字の凹凸が形成されている。
道路96は、点字領域93の下側に配置されている。
以下、図16と図17を参照して、立体画像コンテンツ5の拡大リサイズについて説明する。
図16は、立体画像コンテンツ5の拡大リサイズ時の濃度変換関数と立体画像コンテンツ5の濃度ヒストグラムを示すグラフである。ここでは、A4サイズからA3サイズへの拡大時の濃度変換関数が表示されている。
立体画像コンテンツ5は、平面方向のリサイズにより、140%に拡大される。よって、高さ方向にも140%拡大することにより、平面方向と高さ方向とがバランスするように発泡高さを適切に調整することができる。
変換関数のグラフの下には、立体画像の濃度ヒストグラムが表示されている。この濃度ヒストグラムが示すように、発泡高さ「なし」と、発泡高さ「低」と、発泡高さ「中」と、発泡高さ「高」とに、それぞれ画素が分布している。
発泡高さ「高」は、濃度90%に相当する。濃度90%を140%に拡大すると、100%を超えてしまい、濃度階調が立体画像を形成できる濃度範囲に収らなくなる。よって、CPU31は、濃度を100%でリミットして、濃淡データ全体が立体画像を形成できる濃度範囲に収まるように補正する。
図17は、A3サイズで形成した立体画像9aを示す外観図である。この立体画像9aは、例えば、図4のコンテンツ表示領域7aに表示されている立体画像コンテンツ5を用いて形成されている。
この立体画像9aは、A3サイズであり、点字領域91,93と、ランドマーク92,94と、方位マーク95と、道路96とを含んでいる。点字領域91は、ランドマーク92の右側に位置しており、このランドマーク92の説明が点字で示されている。点字領域93は、ランドマーク94の右側に位置しており、このランドマーク94の説明が点字で示されている。
方位マーク95は、点字領域91,93の右側かつ所定間隔だけ離れた位置に配置されている。道路96は、点字領域93の下側に配置されている。
なお、本発明は、拡大リサイズに伴って濃度補正した場合に限定されない。理由の如何に依らず、作成・変換・編集・取込したデータが、立体画像を形成できる濃度範囲に収まっていない場合に濃淡補正する場合や、濃淡補正により発泡高さを強調する場合も含まれる。以下、リサイズを伴わない濃淡補正の実施形態について説明する。
図13〜図17に示す実施形態では、立体画像コンテンツ5を拡大・縮小等サイズ変更する場合において、このサイズ変更情報に基づき、平面方向にリサイズし、かつ発泡高さがリサイズされるように濃淡レベルを変更している。これによりユーザは、立体画像コンテンツ5を作り直す手間が省け、サイズが変更されても違和感がなくなり、凹凸を生かした表現が可能となる。更に、点字用データ54に対して濃淡レベルを維持し、点字用データ54を除く他の濃淡データ(表面用濃淡データ51と裏面用濃淡データ52)に対して濃淡レベルを変更しているので、リサイズされた立体画像に含まれる点字を、視覚障碍者にとって判読しやすいものとすることができる。
次に、図18から図21を参照しつつ、濃度データの濃度ヒストグラムが濃度範囲全体に分布するように補正する実施形態について説明する。なお、この実施形態において、濃度データは、10%単位で指定可能であるものとする。
立体画像の発泡高さは、「低」「中」「高」という離散的な設定だけでなく、グラデーションなども含む多様な階調表現が可能である。また、理想的には、濃度0%から100%に対応して、発泡高さ0%から100%までの立体画像を形成できる。立体画像の形成において、濃度範囲を0%から100%まで使い切ることにより、発泡高さのダイナミックレンジを広げて、メリハリある立体画像を得ることができる。
図18は、立体画像コンテンツの高さ強調処理を示すフローチャートである。
最初、CPU31は、裏面用濃淡データ52と表面用濃淡データ51の濃度ヒストグラムを取得する(ステップS40)。この濃度ヒストグラムの例を、後記する図19に示す。
次にCPU31は、取得した濃度ヒストグラムが濃度領域の一部にだけ分布するか否かを判断する。CPU31は、濃度ヒストグラムが濃度領域の一部にだけ分布するならば(ステップS41→Yes)、濃度ヒストグラムが濃度範囲全体に分布するように、裏面用濃淡データ52と表面用濃淡データ51を補正する(ステップS42)。このときの濃度ヒストグラムと、補正に係る変換関数を図19に示す。更にCPU31は、ステップS32の処理が終了すると、図18の高さ強調処理を終了する。
CPU31は、濃度ヒストグラムが濃度領域の全体に分布するならば(ステップS41→No)、図19の高さ強調処理を終了する。
このようにCPU31は、表面用濃淡データ51と裏面用濃淡データ52に対して、濃度階調の分布に応じた補正を行う補正手段として機能する。
このように、立体画像コンテンツ5を、好ましい凹凸コントラストになるよう編集した場合であっても、同一画像に混在する点字に関しては高さを維持する(無変更)ようにすることで、判読しやすい点字を含んだ立体画像を得られる。
図19は、立体画像コンテンツの高さ強調処理時の濃度変換関数と立体画像コンテンツの濃度ヒストグラムの一例を示すグラフである。
この例において、立体画像の濃度ヒストグラムは、0%以上60%未満の間に分布している。濃度ヒストグラムは、濃度範囲全体(0%〜100%)のうち一部にだけ分布しているので、濃度範囲全体に分布するような線形の変換関数に基づき、濃度を変換する。これにより、立体画像の形成への充分な考慮のない人が作成した立体画像コンテンツ5でも、メリハリある立体画像を得ることができる。
図20は、高さ強調処理を行わずに形成した立体画像9dを示す断面図である。
立体画像9dには、凸部97d,98dと、点字99dが形成されている。発泡高さの飽和値を2mmとしたとき、凸部97dの高さは1mmであり。凸部98dと点字99dの高さは0.5mmである。凸部97dは、立体画像9dにおいて発泡高さが最も高い部位である。立体画像の形成への充分な考慮のない人が作成した場合、立体画像9dのようにメリハリに欠ける。
図21は、高さ強調処理を行って形成した立体画像9eを示す断面図である。
立体画像9eには、凸部97e,98eと、点字99eが形成されている。発泡高さの飽和値を2mmとしたとき、凸部97eの高さは2mmであり。凸部98eの高さは1mmである。このように、これにより、立体画像の形成への充分な考慮のない人が作成した立体画像コンテンツ5でも、メリハリある立体画像9eを得ることができる。
更に、点字99eの高さは、0.5mmであり、規格値の範囲内である。このように、点字用データ54に対して濃度変換していないので、点字99eの高さは変化しない。これにより、リサイズされた立体画像9eに含まれる点字を、視覚障碍者にとって判読しやすくすることが可能である。
(第2の実施形態)
以下、図22から図23を参照しつつ第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、表面用濃淡データに、点字を形成するための点字領域と点字を除く図形を形成するための図形領域とが含まれている。
図22は、第2の実施形態における立体画像コンテンツのデータ構造を示す図である。
立体絵画用として作成される立体画像コンテンツ5Aは、表面用濃淡データ51A、裏面用濃淡データ52、絵柄データ53を含んで構成される。第2の実施形態の立体画像コンテンツ5Aは、第1の実施形態の立体画像コンテンツ5とは異なり、点字用データ54を含んでいない。
表面用濃淡データ51Aは、用紙を発泡させて所定の領域を隆起させるために用紙の表面に所定サイズで印刷される濃淡データである。表面用濃淡データ51Aは、印刷領域(所定の領域)を隆起させるための濃淡データであり、点字として隆起させるための点字領域511と、点字以外の図形を隆起させるための図形領域512を含んでいる。裏面用濃淡データ52は、用紙を発泡させて所定の領域を隆起させるために用紙の裏面に所定サイズで印刷される濃淡データである。絵柄データ53は、絵柄に係るものであり、用紙の表面に印刷されるカラーデータである。
図1に示した立体画像形成システム1のCPU31が編集プログラムを実行することにより、用紙の所定の領域を隆起させるための表面用濃淡データ51Aのうち、点字として隆起させるための点字領域511を検出する検出手段を具現化する。更にCPU31が編集プログラムを実行することにより、用紙の所定の領域を隆起させた場合の、この所定の領域内での相対的な高低差が変更されるように表面用濃淡データ51Aと裏面用濃淡データ52をリサイズ(拡大編集または縮小編集)する。CPU31は、点字領域511を用紙に印刷して隆起させた場合の各点の高低差が、リサイズ前の濃淡データとリサイズ後の濃淡データとの間で同じになるように、この濃淡データをリサイズする。このリサイズ処理について、後記する図23で詳細に説明する。
図23は、第2の実施形態における立体画像コンテンツのリサイズ処理を示すフローチャートである。ここでリサイズ処理とは、所定の領域を隆起させた場合の当該所定の領域内での相対的な高低差が変更され、かつ平面サイズがリサイズされる処理をいう。
最初、CPU31は、裏面用濃淡データ52を平面方向にリサイズし(ステップS50)、更に裏面用濃淡データ52を立体画像が形成できる範囲で補正する(ステップS51)。CPU31は、平面方向の拡大・縮小率を参照して裏面用濃淡データ52の濃度を調整して、この裏面用濃淡データ52を用紙に印刷して出来上がる立体画像が高さ方向にリサイズされるようにする。更にCPU31は、濃度が飽和するなどにより、高さ方向に立体画像が形成できないときには、飽和した値でリミットする。
次にCPU31は、表面用濃淡データ51Aから点字領域511を検出する(ステップS52)。点字領域511の検出は、例えば点字パターンとの照合によって行われる。
CPU31は、検出した点字領域511とその位置を点字領域データ(不図示)としてRAM33に保存する(ステップS53)。CPU31は、表面用濃淡データ51Aから点字領域511を消去してRAM33に保存し(ステップS54)、点字領域511を消去した表面用濃淡データを平面方向にリサイズする(ステップS55)。CPU31は、表面用濃淡データ51Aから点字領域511に該当する領域を濃度0で消去してもよく、表面用濃淡データ51Aに係る領域から点字領域511に該当する領域を消去してもよい。
更にCPU31は、表面用濃淡データ51Aを立体画像が形成できる範囲で補正する(ステップS56)。CPU31は、平面方向の拡大・縮小率を参照して表面用濃淡データ51Aの濃度を調整して、この表面用濃淡データ51Aを用紙に印刷して出来上がる立体画像が高さ方向にリサイズされるようにする。更にCPU31は、表面用濃淡データ51Aの濃度飽和、裏面用濃淡データ52の濃度飽和、表面用濃淡データ51Aと裏面用濃淡データ52とを合わせたときの発泡高さの飽和などにより、高さ方向に立体画像が形成できないときには、飽和した値でリミットする。このようにCPU31は、表面用濃淡データ51Aのうち、点字領域511を除く図形領域512について濃淡レベルを変更する。
更にCPU31は、点字領域データの位置を修正する(ステップS57)。CPU31は、点字領域データの平面方向の大きさを変更せず、かつ印刷領域中の相対的位置を維持するように修正する。CPU31は、点字を示す凹凸を、平面方向にも高さ方向にもリサイズしないので、立体画像の点字を判読し易くすることができる。
CPU31は、点字領域データが印刷領域に配置可能か否かを判断し(ステップS58)、配置できなければ(ステップS58→No)、その旨の警告を表示する(ステップS59)。点字領域データが印刷領域に配置できない場合とは、例えば点字領域データが印刷領域からはみ出す場合や、複数の点字領域データが相互に干渉する場合をいう。この警告表示の例は、「点字を印刷領域に配置できません。この配置で確定しますか。」である。
この警告によりユーザは、このリサイズによって点字が配置できなくなることを認知可能である。CPU31は、表示した警告メッセージにおいてユーザが中止を選択したと判定したならば(ステップS60→Yes)、図23の処理を強制終了する。CPU31は、ユーザが中止を選択しなかったと判定したならば(ステップS60→No)、ステップS61の処理に進む。
なお、CPU31は、点字領域データが印刷領域に配置可能と判断したならば(ステップS58→Yes)、ステップS61の処理に進む。
ステップS61において、CPU31は、点字領域データを高さ0に相当する濃度領域に配置できるか否かを判断する。高さ0に相当する濃度領域は、濃度レベルが低く用紙が隆起しない領域である。CPU31は、点字領域データが高さ0に相当する濃度領域に配置できるならば(ステップS61→Yes)、ステップS65の処理に進む。CPU31は、点字領域データが高さ0に相当する濃度領域に配置できないならば(ステップS61→No)、その旨の警告を表示する(ステップS62)。この警告表示の例は、「点字と他の凹凸とが干渉しています。点字を優先して配置しますか。」である。この警告によりユーザは、立体画像コンテンツ5Aの位置調整を要することを認知可能である。CPU31は、表示した警告メッセージにおいてユーザが中止を選択したと判定したならば(ステップS63→Yes)、図23の処理を強制終了する。CPU31は、ユーザが中止を選択しなかったと判定したならば(ステップS63→No)、点字の周囲に高さ0に相当する濃度領域を作成する(ステップS64)。
最後にCPU31は、絵柄データ53を平面方向にリサイズし(ステップS65)、図23の処理を終了する。
このように、第2の実施形態では、点字用データと図形用データとが分離されていなくても、この点字領域を検出して、この点字領域の平面サイズと相対位置と濃淡レベルがリサイズの前後で維持されるようにする。これにより、第1の実施形態と同様に、点字を含む立体画像コンテンツを編集した場合であっても、この立体画像コンテンツによって形成される点字を判読しやすいものとすることができる。また、この立体画像コンテンツによって形成される絵柄または点字が意図せず損なわれることを防ぐことができる。
なお、第2の実施形態の点字領域511を用紙に印刷して隆起させると、高さ0の領域に規格値の高さで隆起した点字が形成される。しかし、これに限られず、点字領域511を用紙に印刷して隆起させたとき、一様な所定高さの領域に規格値の高さで相対的に隆起した点字が形成されてもよい。このとき点字領域511を用紙に印刷して隆起させた場合の各点の相対的な高低差は、一様な所定高さと各点の隆起高さとの差となる。
よって、CPU31は、リサイズ処理において、点字領域511を用紙に印刷して隆起させた場合の各点の相対的な高低差が維持できればよく、点字領域511の各点を隆起させる濃度データや、一様な所定高さで隆起させる濃度データを変化させてもよい。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 濃淡データ中に存在する濃度階調が、立体画像形成できる濃度範囲に収まっていない場合とは、拡大リサイズに伴って濃度補正した場合が含まれる。しかし、理由の如何に依らず、作成・変換・編集・取込したデータが、立体画像形成できる濃度範囲に収まっていない場合であってもよい。
(b) 上記実施形態の立体画像コンテンツ5は、いずれも表面用濃淡データ51、裏面用濃淡データ52、絵柄データ53を含んでいる。しかし、これに限られず、表面用濃淡データ51単体、裏面用濃淡データ52単体、表面用濃淡データ51と絵柄データ53の組合せ、裏面用濃淡データ52と絵柄データ53の組合せであってもよく、限定されない。
(c) 上記実施形態では、点字データと点字以外の図形データとを分離して、図形データに限ってリサイズを行っている。しかし、これに限られず、点字と図形とを含む画像データ全体にリサイズを掛けたのち、点字の領域にリサイズの逆変換を掛けて元に戻してもよく、限定されない。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
《請求項1》
発泡高さに寄与する濃淡データを含む所定サイズの画像データの編集を行う編集手段と、
前記濃淡データのうち点字用データに対して濃淡レベルを維持し、かつ前記点字用データを除く他の濃淡データに対して濃淡レベルを変更する高さ調整手段と、
を備えることを特徴とする立体画像データ作成システム。
《請求項2》
前記高さ調整手段は、前記他の濃淡データに対して、発泡高さのダイナミックレンジを向上させるように濃淡レベルを変更し、かつ点字用データに対して濃淡レベルを維持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像データ作成システム。
《請求項3》
前記編集手段が前記画像データのサイズ変更を伴う編集を行ったならば、サイズ変更情報に基づき前記濃淡データのうち前記他の濃淡データに対して平面方向にリサイズする平面サイズ変更手段と、を備え、
前記平面サイズ変更手段は、前記点字用データの印刷位置を変更し、かつ前記点字用データの平面方向のサイズを維持する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の立体画像データ作成システム。
《請求項4》
前記高さ調整手段は、
前記濃淡データに対する平面方向のリサイズに伴い、前記濃淡データのうち前記他の濃淡データに対して濃淡レベルを変更し、前記点字用データに対して濃淡レベルを維持する、
ことを特徴とする請求項3に記載の立体画像データ作成システム。
《請求項5》
所定の領域を隆起させるための濃淡データのうち、点字として隆起させるための点字領域を検出する検出手段と、
前記所定の領域を隆起させた場合の前記所定の領域内での相対的な高低差が変更されるように前記濃淡データを拡大編集または縮小編集する編集手段と、
を備え、
前記編集手段は、前記検出手段により検出された前記点字領域を隆起させた場合の前記点字領域内での相対的な高低差が拡大編集前の濃淡データと拡大編集後の濃淡データとの間で同じになるように、または、縮小編集前の濃淡データと縮小編集後の濃淡データとの間で同じになるように、前記濃淡データを拡大編集または縮小編集することを特徴とする立体画像データ作成システム。
《請求項6》
コンピュータに、
発泡高さに寄与する濃淡データを含む所定サイズの画像データの編集を行わせる手順、
前記濃淡データのうち点字用データに対して濃淡レベルを維持し、かつ前記点字用データを除く他の濃淡データに対して濃淡レベルを変更する手順、
を実行させるための立体画像データ作成プログラム。
《請求項7》
コンピュータに、
所定の領域を隆起させるための濃淡データのうち、点字として隆起させるための点字領域を検出する手順、
前記所定の領域を隆起させた場合の前記所定の領域内での相対的な高低差が変更されるように前記濃淡データを拡大編集または縮小編集し、かつ前記点字領域を隆起させた場合の前記点字領域内での相対的な高低差が拡大編集前の濃淡データと拡大編集後の濃淡データとの間で同じになるように、または、縮小編集前の濃淡データと縮小編集後の濃淡データとの間で同じになるように、前記濃淡データを拡大編集または縮小編集する手順、
を実行させるための立体画像データ作成システム。
1 立体画像形成システム (立体画像データ作成システム)
2 タッチパネルディスプレイ
3 コンピュータ
31 CPU (編集手段、平面サイズ変更手段、検出手段)
32 ROM
33 RAM
34 記憶部
41 印刷装置
42 発泡装置
5,5A 立体画像コンテンツ (画像データ)
51 表面用濃淡データ (他の濃淡データ、画像データ)
511 点字領域
512 図形領域
52 裏面用濃淡データ (他の濃淡データ)
53 絵柄データ
54 点字用データ
541 位置情報
542 濃淡データ
6 編集画面
60 保存ボタン
611 A5指定ボタン
612 A4指定ボタン
613 A3指定ボタン
62 タイトル領域
63 オブジェクト選択ボタン群
64 線属性領域
65 塗りつぶし領域
66 編集ボタン群
671 線形強調ボタン
672 非線形強調ボタン
7a,7b コンテンツ表示領域
8A〜8F 用紙
81 基材
82 発泡樹脂層
83 インク受容層
84,86 電磁波熱変換層
85a,85b カラーインク層
9a〜9c 立体画像

Claims (6)

  1. 熱膨張性シートの部分的な熱膨張に伴わせて前記熱膨張性シートの表面に凸部を生じさせるための画像を前記熱膨張性シートに、照射された光を熱に変換可能な材料で、印刷するための画像データを編集する編集手段を備え、
    前記編集手段は、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記凸部の高さに寄与する濃淡レベルを、前記画像データのうち点字用データに対しては維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して変更する、
    ことを特徴とする立体画像データ作成システム。
  2. 前記編集手段は、前記画像の平面サイズの変更に伴なわせて前記点字用データを除く他の画像データに対して前記濃淡レベルを変更する場合には、前記高さの方向のダイナミックレンジを向上させるように、前記濃淡レベルを変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体画像データ作成システム。
  3. 前記編集手段は、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記画像データのうち点字用データに対しては平面サイズを維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して平面サイズを変更する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の立体画像データ作成システム。
  4. 立体画像データ作成システムが実行する画像編集方法であって、
    熱膨張性シートの部分的な熱膨張に伴わせて前記熱膨張性シートの表面に凸部を生じさせるための画像を前記熱膨張性シートに、照射された光を熱に変換可能な材料で、印刷するための画像データを編集する編集ステップを有し、
    前記編集ステップは、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記凸部の高さに寄与する濃淡レベルを、前記画像データのうち点字用データに対しては維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して変更する、
    ことを特徴とする画像編集方法。
  5. 照射された光を熱に変換可能な材料で熱膨張性シートに画像を印刷する印刷ステップと、
    前記印刷ステップで印刷された画像に対して前記光を照射することにより前記画像に対応させて前記熱膨張性シートの表面に凸部を形成する照射ステップと、
    前記印刷ステップに先立って前記画像を印刷するための画像データを編集する編集ステップと、
    を有し、
    前記編集ステップは、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記凸部の高さに寄与する濃淡レベルを、前記画像データのうち点字用データに対しては維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して変更する、
    ことを特徴とする造形物の製造方法。
  6. コンピュータを、
    熱膨張性シートの部分的な熱膨張に伴わせて前記熱膨張性シートの表面に凸部を生じさせるための画像を前記熱膨張性シートに、照射された光を熱に変換可能な材料で、印刷するための画像データを編集する編集手段として機能させ、
    前記編集手段は、前記画像の平面サイズを変更する場合には、前記凸部の高さに寄与する濃淡レベルを、前記画像データのうち点字用データに対しては維持したままで前記点字用データを除く他の画像データに対して変更する、
    ことを特徴とするプログラム。
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