JP2003138485A - 生分解性合成繊維フィラメント用油剤及び生分解性合成繊維フィラメントの処理方法 - Google Patents
生分解性合成繊維フィラメント用油剤及び生分解性合成繊維フィラメントの処理方法Info
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Abstract
ィラメントに優れた平滑性及び集束性等を付与し、よっ
てかかる生分解性合成繊維フィラメントの紡糸から加工
に至る各工程、とりわけ仮撚加工工程における毛羽や断
糸の発生を抑えると共に捲縮性を向上して、優れた機械
的物性を有する繊維糸条を安定して製造することができ
る生分解性合成繊維フィラメント用油剤及び生分解性合
成繊維フィラメントの処理方法を提供する。 【解決手段】乳酸重合体から製造される生分解性合成繊
維フィラメント用の油剤として、特定の機能付与剤を
0.1〜30重量%含有しており、潤滑剤及び界面活性
剤を合計で70重量%以上含有していて、且つ油性指数
が0.04〜0.35の範囲内にあるものを用いた。
Description
ィラメント用油剤及び生分解性合成繊維フィラメントの
処理方法に関する。漁業用、農業用或は土木用等の産業
資材用の繊維としては、強度及び耐候性の優れたものが
要求されるため、主にポリアミド、ポリエステル、ビニ
ロン、ポリオレフィン等から製造された合成繊維が使用
されている。しかし、これらの合成繊維は自己分解性が
なく、使用後、野山や海に放置されると、景観を損なう
ばかりでなく、鳥や海洋生物、ダイバー等に絡み付いて
殺傷したり、船のスクリューに絡み付いて船舶事故を起
こすという問題がある。この問題は、使用後の合成繊維
を、焼却、埋め立て或は回収再生により処理すれば解決
されるが、かかる処理には多大な手間や費用を要するた
め、現実には野山や海に放置されているのが実情であ
る。そこで、このような問題を解決する方法として、生
分解性の重合体から製造された合成繊維を用いることが
考えられ、種々の生分解性合成繊維の開発が盛んに行な
われるようになっている。なかでも乳酸重合体は、比較
的安価で、実用的な機械的物性と耐熱性を有する成形体
を製造することが可能な生分解性重合体であり、これを
繊維化することが種々試みられている。本発明は、乳酸
重合体から製造される生分解性合成繊維フィラメント用
の油剤及び乳酸重合体から製造される生分解性合成繊維
フィラメントの処理方法の改良に関する。
性合成繊維フィラメント用の油剤として、1)水、エチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、シリコーン
オイル等を用いる例(特開平10−110332、特開
2000−154425)、2)潤滑剤として石油系潤
滑油を用いる例(特開2000−192370)、3)
ラウリルホスフェートカリウム塩等のアニオン性界面活
性剤、四級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤、
脂肪族高級アルコールや高級脂肪酸のエチレンオキサイ
ド付加物等のノニオン性界面活性剤、ポリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリ
コールブロック共重合体等のポリアルキレングリコー
ル、ジメチルシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン
オイル、高級アルコキシ変性シリコーン等のシリコーン
オイル類を用いる例(特開平7−118922、特開平
7−126970)等が提案されている。ところが、こ
れらの従来提案されている油剤には、乳酸重合体から製
造される生分解性合成繊維フィラメントに充分な平滑性
及び集束性等を付与できず、そのためかかる生分解性合
成繊維フィラメントの紡糸から加工に至る各工程、とり
わけ仮撚加工工程において毛羽や断糸の発生が多く、ま
た捲縮性が悪く、これらが複合的に作用して、機械的物
性の良い繊維糸条を安定して製造することができないと
いう問題がある。
する課題は、乳酸重合体から製造される生分解性合成繊
維フィラメントに優れた平滑性及び集束性等を付与し、
よってかかる生分解性合成繊維フィラメントの紡糸から
加工に至る各工程、とりわけ仮撚加工工程における毛羽
や断糸の発生を抑えると共に捲縮性を向上して、優れた
機械的物性を有する繊維糸条を安定して製造することが
できる生分解性合成繊維フィラメント用油剤及び生分解
性合成繊維フィラメントの処理方法を提供する処にあ
る。
上記の課題を解決するべく研究した結果、乳酸重合体か
ら製造される生分解性合成繊維フィラメント用の油剤と
しては、特定の機能付与剤を所定割合で含有し且つ油性
指数が所定範囲内にあるものを用いるのが正しく好適で
あることを見出した。
れる生分解性合成繊維フィラメント用の油剤であって、
下記の機能付与剤を0.1〜30重量%含有しており、
潤滑剤及び界面活性剤を合計で70重量%以上含有して
いて、且つ下記の油性指数が0.04〜0.35の範囲
内にあることを特徴とする生分解性合成繊維フィラメン
ト用油剤に係る。また本発明は、かかる生分解性合成繊
維フィラメント用油剤を水性液となし、この水性液を乳
酸重合体から製造される生分解性合成繊維フィラメント
に対し該生分解性合成繊維フィラメント用油剤として
0.1〜3重量%となるよう付着させることを特徴とす
る生分解性合成繊維フィラメントの処理方法に係る。
00の下記の式1で示されるポリエーテル化合物、平均
分子量3000〜50000の下記のポリエーテルポリ
エステル化合物及び平均分子量1000〜10000の
ポリオレフィンワックスから選ばれる一つ又は二つ以上
するポリオキシアルキレン基を有するポリオキシアルキ
レングリコールから全ての水酸基の水素を除いた残基 T:1〜4価の炭化水素基又は水素 n:Tが1〜4価の炭化水素基の場合は1〜4の整数、
Tが水素の場合は1
成分Dと下記の成分Eとを縮重合反応させて得られるポ
リエーテルポリエステル化合物及び下記の成分Dと下記
の成分Eと下記の成分Fとを縮重合反応させて得られる
ポリエーテルポリエステル化合物から選ばれる一つ又は
二つ以上 成分D:炭素数4〜22の脂肪族ジカルボン酸、炭素数
4〜22の脂肪族ジカルボン酸のエステル形成性誘導
体、芳香族ジカルボン酸及び芳香族ジカルボン酸のエス
テル形成性誘導体から選ばれる一つ又は二つ以上 成分E:いずれも炭素数2〜4のオキシアルキレン単位
を構成単位とするポリオキシアルキレン基を有する、ポ
リオキシアルキレンモノオール、ポリオキシアルキレン
ジオール及びポリオキシアルキレントリオールから選ば
れる一つ又は二つ以上 成分F:炭素数2〜6のアルキレンジオール
て、25℃で相対湿度65%の雰囲気下に、荷重40g
/80gの条件で測定したときの値
ト用油剤に用いる機能付与剤には、1)平均分子量30
00〜20000の式1で示されるポリエーテル化合
物、2)成分Dと成分Eとを縮重合反応させて得られる
平均分子量3000〜50000のポリエーテルポリエ
ステル化合物、3)成分Dと成分Eと成分Fとを縮重合
反応させて得られる平均分子量3000〜50000の
ポリエーテルポリエステル化合物、4)平均分子量10
00〜10000のポリオレフィンワックスが含まれ
る。
リエーテル化合物には、1)式1中のAの全てが水素で
ある場合のポリエーテル化合物(以下、ポリエーテル化
合物aという)、2)式1中のAの一部が水素であり、
残部が1価の炭化水素基である場合のポリエーテル化合
物(以下、ポリエーテル化合物bという)、3)式1中
のAの全てが1価の炭化水素基である場合のポリエーテ
ル化合物(以下、ポリエーテル化合物cという)、4)
式1中のAの一部が水素であり、残部がアシル基である
場合のポリエーテル化合物(以下、ポリエーテル化合物
dという)、5)式1中のAの全てがアシル基である場
合のポリエーテル化合物(以下、ポリエーテル化合物e
という)、6)式1中のAの一部が水素であり、残部が
炭化水素基とアシル基とである場合のポリエーテル化合
物(以下、ポリエーテル化合物fという)、7)式1中
のAの一部が炭化水素基であり、残部がアシル基である
場合のポリエーテル化合物(以下、ポリエーテル化合物
gという)が含まれる。
知の方法で合成できる。例えば、ポリエーテル化合物a
は、式1中のTに相当する炭化水素基を有する1〜4価
のヒドロキシ化合物に炭素数2〜4のアルキレンオキサ
イドを逐次付加反応させることにより合成できる。また
ポリエーテル化合物b及びcは、ポリエーテル化合物a
の末端水酸基の一部又は全部をエーテル化反応によって
式1中のAに相当する炭化水素基で封鎖することにより
合成できる。更にポリエーテル化合物d及びeは、ポリ
エーテル化合物aの末端水酸基の一部又は全部をアシル
化反応によって式1中のAに相当するアシル基で封鎖す
ることにより合成できる。更にまたポリエーテル化合物
f及びgは、ポリエーテル化合物aの末端水酸基の一部
又は全部をエーテル化反応によって式1中のAに相当す
る炭化水素基で封鎖すると共にアシル化反応によって式
1中のAに相当するアシル基で封鎖することにより合成
できる。
4価のヒドロキシ化合物としては、1)メタノール、ブ
タノール、オクタノール、ラウリルアルコール、ステア
リルアルコール、セリルアルコール、イソブタノール、
2−エチルヘキサノール、イソドデシルアルコール、イ
ソヘキサデシルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、イソテトラコサニルアルコール、2−プロパノー
ル、2−ヘキサノール、12−エイコサノール、ビニル
アルコール、ブテニルアルコール、ヘキサデセニルアル
コール、オレイルアルコール、エイコセニルアルコー
ル、2−メチル−2−プロピレン−1−オール、6−エ
チル−2−ウンデセン−1−オール、2−オクテン−5
−オール、15−ヘキサデセン−2−オール等の炭素数
1〜40の1価の脂肪族ヒドロキシ化合物、2)フェノ
ール、プロピルフェノール、オクチルフェノール、トリ
デシルフェノール等の芳香環を有する1価のヒドロキシ
化合物、3)エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリトリット等の2〜4価の脂肪族ヒドロキシ化合
物が挙げられるが、なかでも炭素数1〜6の1価の脂肪
族ヒドロキシ化合物、炭素数2〜4の2価の脂肪族ヒド
ロキシ化合物が好ましく、プロピルアルコール、ブチル
アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリメチロールプロパンが更に好ましい。
炭素数2〜4のアルキレンオキサイドとしては、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、1,2−ブチレ
ンオキサイド、1,4−ブチレンオキサイド等が挙げら
れる。これらのアルキレンオキサイドは単独で或は混合
で使用できる。混合で用いる場合、ヒドロキシ化合物へ
のアルキレンオキサイド付加形態としてはランダム付
加、ブロック付加、ブロック・ランダム付加が挙げられ
る。
1中のAに相当する1価の炭化水素基としては、1)メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル
基、ビニル基、ブテニル基、ヘキサデセニル基等の炭素
数1〜8の1価の脂肪族炭化水素基、3)フェノキシ
基、プロピルフェノキシ基、オクチルフェノキシ基、ベ
ンジル基等の芳香環を有する1価の炭化水素基等が挙げ
られるが、メチル基が好ましい。かかるポリエーテル化
合物b及びcの合成には公知の方法を適用できる。例え
ば、ポリエーテル化合物aの金属錯塩にアルキルハライ
ドを反応させる方法が挙げられる。
1中のAに相当するアシル基としては、1)アセチル
基、プロパノイル基、ブタノイル基、ヘキサノイル基、
ヘプタノイル基、オクタノイル基、ノナノイル基、デカ
ノイル基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、
ヘキサデセノイル基、エイコセノイル基、オクタデセノ
イル基等の炭素数2〜22の脂肪族アシル基、3)ベン
ゾイル基、トルオイル基、ナフトイル基等の芳香環を有
するアシル基等が挙げられるが、なかでもデカノイル
基、オクタデセノイル基が好ましい。かかるポリエーテ
ル化合物d及びeの合成には公知の方法を適用できる。
例えば、ポリエーテル化合物aの金属錯塩にアシルハラ
イドを反応させる方法が挙げられる。
1中のAに相当する炭化水素基は、ポリエーテル化合物
b及びcについて前記したことと同様であり、また式1
中のAに相当するアシル基はポリエーテル化合物d及び
eについて前記したことと同様である。かかるポリエー
テル化合物f及びgの合成には公知の方法を適用でき
る。例えば、ポリエーテル化合物aの金属錯塩にアルキ
ルハライドを反応させ、更にアシルハライドを反応させ
る方法が挙げられる。
化合物は、いずれも平均分子量3000〜20000の
ものとするが、3500〜18000のものとするのが
好ましい。
エステル化合物には、1)成分Dと成分Eとを縮重合反
応させて得られるポリエーテルポリエステル化合物、
2)成分Dと成分Eと成分Fとを縮重合反応させて得ら
れるポリエーテルポリエステル化合物が含まれる。
供する成分Dとしては、1)コハク酸、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、α、ω−ドデカンジカルボン
酸、ドデセニルコハク酸、オクタデセニルジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の炭素数4〜22の
脂肪族ジカルボン酸、2)フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、5−スルホイソフタル酸塩、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカル
ボン酸、3)コハク酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、
アゼライン酸ジメチル、セバシン酸ジメチル等の前記
1)のエステル形成性誘導体、4)フタル酸ジメチル、
イソフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル、5−ス
ルホイソフタル酸ジメチル塩、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸ジメチル、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジ
エチル、1,4−ナフタレンジカルボン酸ジメチル等の
前記2)のエステル形成性誘導体が挙げられる。なかで
もアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の炭素数6
〜12の脂肪族ジカルボン酸、フタル酸、テレフタル
酸、5−スルホイソフタル酸塩等の芳香族ジカルボン
酸、それらのエステル形成性誘導体が好ましい。かかる
有機ジカルボン酸及び有機ジカルボン酸のエステル形成
性誘導体を縮合重合反応に供する場合、1種類を用いて
も、或は2種類以上を用いてもよい。
成分Eには、いずれも炭素数2〜4のオキシアルキレン
単位を構成単位とするポリオキシアルキレン基を有す
る、ポリオキシアルキレンモノオール、ポリオキシアル
キレンジオール、ポリオキシアルキレントリオール、こ
れらの任意の混合物が含まれる。
は、例えば後述するようなポリオキシアルキレンジオー
ルの片末端を1価の炭化水素基で封鎖したものが挙げら
れる。かかる1価の炭化水素基としては、1)メチル
基、エチル基、ブチル基、n−オクチル基、ラウリル
基、ステアリル基、イソプロピル基、2−エチルヘキシ
ル基等の炭素数1〜22の脂肪族炭化水素基、2)フェ
ニル基、モノブチルフェニル基、オクチルフェニル基、
ノニルフェニル基等の芳香環を有する炭化水素基等が挙
げられるが、なかでもフェニル基が好ましい。
エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,
3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等の炭
素数2〜6のアルキレンジオールに炭素数2〜4のアル
キレンオキサイドを付加反応させたものが挙げられる。
なかでも平均分子量500〜5000のものが好まし
く、かかる平均分子量のものであって、オキシアルキレ
ン単位がオキシエチレン単位又はオキシエチレン単位と
オキシプロピレン単位とから成り且つオキシエチレン単
位/オキシプロピレン単位=100/0〜50/50
(モル%)の割合で有するものがより好ましい。
は、グリセリン、トリメチロールプロパン等の炭素数2
〜6のアルキレンジオールに炭素数2〜4のアルキレン
オキサイドを付加反応させたものが挙げられる。なかで
も平均分子量500〜5000のものが好ましく、かか
る平均分子量のものであって、オキシアルキレン単位が
オキシエチレン単位又はオキシエチレン単位とオキシプ
ロピレン単位とから成り且つオキシエチレン単位/オキ
シプロピレン単位=100/0〜50/50(モル%)
の割合で有するものがより好ましい。
成分Fとしては、エチレングリコール、1,2−プロパ
ンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール等の炭素数2〜6のアルキレンジオールが挙
げられるが、なかでもエチレングリコール、1,2−プ
ロパンジオール、1,3−プロパンジオールが好まし
い。
エステル化合物において、それが成分Dと成分Eとの縮
重合反応により得られるものの場合、成分Dから形成さ
れる構成単位を40〜60モル%、好ましくは48〜5
2モル%、成分Eから形成される構成単位を40〜60
モル%、好ましくは48〜52モル%の割合で有するも
のが好ましい。また成分Dと成分Eと成分Fとの縮重合
反応により得られるものの場合、成分Dから形成される
構成単位を20〜40モル%、好ましくは20〜25モ
ル%、成分Eから形成される構成単位を5〜30モル
%、好ましくは15〜20モル%、成分Fから形成され
る構成単位を40〜70モル%、好ましくは50〜60
モル%の割合で有するものが好ましい。
エステルの合成には公知の方法が適用できる。例えば、
1)成分Dである有機ジカルボン酸と、成分Eであるポ
リオキシアルキレンジオールと、成分Fであるアルキレ
ンジオールとを、公知のアニオン重合触媒、カチオン重
合触媒、配位アニオン重合触媒等の存在下で高温高真空
下に低分子量化合物を留去しながら重縮合反応させてポ
リエーテルポリエステル化合物とする直接重縮合反応に
よる方法が挙げられる。
合物は、成分Dと成分Eから得られるポリエーテルポリ
エステル化合物及び成分Dと成分Eと成分Fから得られ
るポリエーテルポリエステル化合物共に、平均分子量3
000〜50000のものとするが、3500〜400
00のものとするのが好ましい。
ックスとしては、酸化ポリエチレンワックス、α−オレ
フィンと不飽和脂肪酸との共重合体等が挙げられる。か
かる共重合体の合成に用いるα−オレフィンとしては、
エチレン、1,2−プロピレン、1,2−ブテン、1,
2−デセン、1,2−ドデセン、1,2−オクタドデセ
ン等が挙げられる。また不飽和脂肪酸としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、4−ペンテノイック酸、5−ヘキ
セノイック酸等が挙げられる。ポリオレフィンワックス
としては、酸化ポリエチレンワックス、エチレン及び/
又は1,2−プロピレンとアクリル酸及び/又はメタク
リル酸との共重合体が好ましい。これらはいずれも、平
均分子量1000〜10000のものを用いる。
ト用油剤は、機能付与剤として、以上説明したようなポ
リエーテル化合物、ポリエーテルポリエステル化合物及
びポリオレフィンワックスから選ばれる一つ又は二つ以
上を用いるものであるが、平均分子量3500〜180
00のポリエーテル化合物及び平均分子量3500〜4
0000のポリエーテルポリエステル化合物から選ばれ
る一つ又は二つ以上を用いるのが好ましい。
ト用油剤は、以上説明した機能付与剤の他に、潤滑剤及
び界面活性剤を含有するものである。かかる潤滑剤とし
ては、脂肪族エステル、ポリエーテル化合物、鉱物油、
これらの任意の混合物等、それ自体は公知のものが適用
できる。
は、脂肪族アルコールと脂肪酸とのエステル化反応によ
り得られるものであって、脂肪族アルコール部分の炭化
水素基の炭素数と脂肪酸部分の炭化水素基の炭素数との
和が17〜60になるものが好ましく、22〜36にな
るものがより好ましい。かかる脂肪族エステルの合成に
用いる脂肪族アルコールとしては、1)メタノール、エ
タノール、ブタノール、2−エチルヘキサノール、ラウ
リルアルコール、パルミチルアルコール、パルミトレイ
ルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリル
アルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール
等の脂肪族1価アルコール、2)エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ソルビト
ール、ペンタエリトリット等の脂肪族多価アルコールが
挙げられる。また脂肪酸としては、1)酢酸、酪酸、カ
プロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラ
ウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラ
キジン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリ
シン酸等の飽和脂肪族モノカルボン酸、2)リンデル
酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、バ
クセン酸等の脂肪族モノエンモノカルボン酸、3)リノ
ール酸、リノレン酸、アラキドン酸等の脂肪族非共役ポ
リエンモノカルボン酸、4)琥珀酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸等の脂肪族ジカルボン酸等が挙げられる。具体的
に、脂肪族1価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とか
ら得られる脂肪酸エステルとしては、ラウリルオレアー
ト、ステアリルオレアート、オレイルオレアート、オク
チルオレアート、トリデシルオレアート、メチルオレア
ート、ブチルオレアート、2−エチルヘキシルオレアー
ト、オクチルステアラート、オレイルステアラート、オ
レイルパルミタート、オレイルラウラート、オレイルイ
ソステアラート、オレイルオクタノアート等が挙げられ
るが、なかでもラウリルオレアート、オクチルステアラ
ートが好ましい。また脂肪族多価アルコールと脂肪族モ
ノカルボン酸とから得られる脂肪酸エステルの具体例と
しては、エチレン=ジラウラート、プロピレン=ジステ
アラート、ブタン=パルミタート、ヘキサン=ジラウラ
ート、グリセリン=トリ(12−ヒドロキシステアラー
ト)、グリセリン=トリオレアート、グリセリン=パル
ミタート=ジステアラート、トリメチロールプロパン=
トリパルミタート、ソルビタン=テトラオレアート、ペ
ンタエリトリト=テトララウラート等が挙げられるが、
なかでもグリセリン=トリ(12−ヒドロキシステアラ
ート)、ソルビタン=テトラオレアートが好ましい。更
に脂肪族1価アルコールと脂肪族ジカルボン酸とから得
られる脂肪酸エステルの具体例としては、琥珀酸ジステ
アリル、グルタル酸ジステアリル、アジピン酸ジセチ
ル、ピメリン酸ジベヘニル、スベリン酸ジベヘニル、ア
ゼライン酸ジステアリル、セバシン酸ジステアリル等が
挙げられるが、なかでもアジピン酸ジセチルが好まし
い。
しては、前記した式1で示されるポリエーテル化合物で
あって、平均分子量が700〜2900の範囲内にある
ポリエーテル化合物が好ましい。
℃の粘度が2×10−6〜2×10 −4m2/sのもの
が好ましく、30℃の粘度が2×10−6〜2×10
−5m 2/sのものがより好ましい。かかるより好まし
い鉱物油としては流動パラフィンオイルが有利に使用で
きる。
剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両
性界面活性剤、これらの任意の混合物等、それ自体は公
知のものが適用できる。
数6〜22の脂肪族1価アルコールのオキシアルキレン
付加物、2)炭素数6〜22の脂肪族1価アルコールの
オキシアルキレン付加物の脂肪酸エステル、3)炭素数
2〜6の脂肪族多価アルコールの脂肪酸エステル、4)
炭素数2〜6の脂肪族多価アルコールのオキシアルキレ
ン付加物の脂肪酸エステル、5)炭素数6〜22の脂肪
族アミンのオキシアルキレン付加物、6)炭素数6〜2
2の脂肪族アミドのオキシアルキレン付加物が挙げられ
る。
6〜22の脂肪族1価アルコールのオキシアルキレン付
加物において、その合成原料として用いる炭素数6〜2
2の脂肪族1価アルコールとしては、ヘキシルアルコー
ル、オクチルアルコール、ノニルアルコール、デカニル
アルコール、ウンデカニルアルコール、ドデカニルアル
コール、トリデカニルアルコール、テトラデカニルアル
コール、ペンタデカニルアルコール、ヘキサデカニルア
ルコール、ヘキサデセニルアルコール、ヘプタデカニル
アルコール、オクタデカニルアルコール、オクタデセニ
ルアルコール、ノナデカニルアルコール、エイコサニル
アルコール、エイコセニルアルコール、ドコサニルアル
コール、2−エチルヘキシルアルコール、3,5,5−
トリメチルヘキシルアルコール等が挙げられるが、なか
でも炭素数8〜18の脂肪族1価アルコールが好まし
く、2−エチルヘキシルアルコール、ドデカニルアルコ
ールが特に好ましい。かかる炭素数6〜22の脂肪族1
価アルコールのオキシアルキレン付加物としては、オキ
シエチレン付加物、オキシプロピレン付加物、オキシエ
チレンオキシプロピレン付加物等が挙げられ、更にはこ
れらの付加物の任意の混合物が挙げられるが、炭素数6
〜22の脂肪族1価アルコール1モル当たりオキシアル
キレンを3〜30モルの割合で付加したものが好まし
い。
6〜22の脂肪族1価アルコールのオキシアルキレン付
加物の脂肪酸エステルにおいて、その一方の合成原料と
して用いる炭素数6〜22の脂肪族1価アルコールのオ
キシアルキレン付加物については前記したことと同様で
ある。但し、この場合には、炭素数6〜22の脂肪族1
価アルコール1モル当たりオキシアルキレンを1〜10
モルの割合で付加したものが好ましい。他方の合成原料
として用いる脂肪酸としては、1)酢酸、酪酸、カプロ
ン酸、カプリル酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリ
ン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキジ
ン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン
酸等の炭素数2〜22の飽和脂肪酸、2)リンデル酸、
パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、バクセ
ン酸等の脂肪族モノエン酸、3)リノール酸、リノレン
酸、アラキドン酸等の炭素数18〜22の脂肪族非共役
ポリエン酸、3)琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ア
ジピン酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸等の脂肪族ジカルボン酸等が挙げられる。
2〜6の脂肪族多価アルコールの脂肪酸エステルにおい
て、その一方の合成原料として用いる炭素数2〜6の脂
肪族多価アルコールとしては、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ソルビトー
ル、ペンタエリトリト等が挙げられる。他方の合成原料
として用いる脂肪酸については前記したことと同様であ
る。かかる多価アルコールの脂肪酸部分エステルの具体
例としては、エチレン=モノラウラート、プロピレン=
モノステアラート、ブタン=モノパルミタート、ヘキサ
ン=モノラウラート、グリセリン=ジ(12−ヒドロキ
システアラート)、グリセリン=ジオレアート、グリセ
リン=モノパルミタート=モノステアラート、トリメチ
ロールプロパン=ジパルミタート、ソルビタン=モノオ
レアート、ペンタエリトリト=ジラウラート等が挙げら
れるが、なかでもグリセリン=ジ(12−ヒドロキシス
テアラート)、ソルビタン=モノオレアートが好まし
い。
2〜6の脂肪族多価アルコールのオキシアルキレン付加
物の脂肪酸エステルにおいて、その一方の合成原料とし
て用いる炭素数2〜6の脂肪族多価アルコールについて
は前記したことと同様である。かかる炭素数2〜6の脂
肪族多価アルコールのオキシアルキレン付加物として
は、オキシエチレン付加物、オキシプロピレン付加物、
オキシエチレンオキシプロピレン付加物等が挙げられ、
更にはこれらの付加物の任意の混合物が挙げられるが、
炭素数2〜6の脂肪族多価アルコール1モル当たりオキ
シアルキレンを3〜40モルの割合で付加したものが好
ましい。他方の合成原料として用いる脂肪酸については
前記したことと同様である。かかる炭素数2〜6の脂肪
族多価アルコールのオキシアルキレン付加物の脂肪酸エ
ステルの具体例としては、ポリオキシエチレン=ジラウ
ラート、ポリオキシプロピレン=ジステアラート、1,
4−ジ(ポリオキシエチレン)ブタン=パルミタート、
1,6−ジ(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ン)ヘキサン=ジラウラート、1,2,3−トリ(ポリ
オキシエチレン)グリセリン=トリ(12−ヒドロキシ
ステアラート)等が挙げられるが、なかでもポリオキシ
エチレン=ジラウラート、1,2,3−トリ(ポリオキ
シエチレン)グリセリン=トリ(12−ヒドロキシステ
アラート)が好ましい。
6〜22の脂肪族アミンのオキシアルキレン付加物にお
いて、その合成原料として用いる炭素数6〜22の脂肪
族アミンとしては、ヘキシルアミン、オクチルアミン、
ノニルアミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、セ
チルアミン、ステアリルアミン、アラキニルアミン等の
飽和脂肪族アミン、2)2−テトラデセニルアミン、2
−ペンタデセニルアミン、2−オクタデセニルアミン、
15−ヘキサデセニルアミン、オレイルアミン、リノレ
イルアミン、エレオステアリルアミン等の不飽和脂肪族
アミン等が挙げられる。なかでもラウリルアミン、パル
ミチルアミン、ステアリルアミン等が好ましい。かかる
炭素数6〜22の脂肪族アミンのオキシアルキレン付加
物としては、オキシエチレン付加物、オキシプロピレン
付加物、オキシエチレンオキシプロピレン付加物等が挙
げられ、更にはこれらの付加物の任意の混合物が挙げら
れるが、炭素数6〜22の脂肪族アミン1モル当たりオ
キシアルキレンを2〜20モルの割合で付加したものが
好ましい。
6〜22の脂肪族アミドのオキシアルキレン付加物にお
いて、その合成原料として用いる炭素数6〜22の脂肪
族アミドとしては、ポリアルキレンポリアミンと脂肪酸
とのアミド化反応から得られる脂肪族アミドが挙げられ
る。かかるアミド化反応において、ポリアルキレンポリ
アミンに対する脂肪酸の割合は、ポリアルキレンポリア
ミンの末端アミノ基を少なくとも1個アミド化するに必
要な割合とするが、ポリアルキレンポリアミンの両末端
のアミノ基がアミド化される割合とするのが好ましい。
かかる脂肪族アミドを形成することとなるポリアルキレ
ンポリアミンとしては、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、ジトリメチレントリアミン、トリト
リメチレンテトラミン等が挙げられるが、ジエチレント
リアミンが好ましい。また脂肪酸としては、カプロン
酸、カプリル酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン
酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキジン
酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン
酸、リンデル酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エラ
イジン酸、バクセン酸等が挙げられるが、なかでもラウ
リン酸、オレイン酸が好ましい。かかる炭素数6〜22
の脂肪族アミドのオキシアルキレン付加物としては、オ
キシエチレン付加物、オキシプロピレン付加物、オキシ
エチレンオキシプロピレン付加物等が挙げられ、更には
これらの付加物の任意の混合物が挙げられるが、炭素数
6〜22の脂肪族アミド1モル当たりオキシアルキレン
を1〜15モルの割合で付加したものが好ましい。
塩、有機スルホン酸塩、有機硫酸塩、有機リン酸エステ
ル塩等が挙げられる。アニオン性界面活性剤として用い
る脂肪酸塩としては、1)炭素数6〜22の脂肪酸のア
ルカリ金属塩、2)炭素数6〜22の脂肪酸のアミン塩
が挙げられる。かかる炭素数6〜22の脂肪酸として
は、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイ
ン酸、エルシン酸、リノール酸、ドデセニルコハク酸等
が挙げられる。かかる炭素数6〜22の脂肪酸のアルカ
リ金属塩を構成することと成るアルカリ金属としては、
ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられ、またア
ミン塩を構成することとなるアミンとしては、1)メチ
ルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチル
アミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ブチルア
ミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、オクチルア
ミン等の脂肪族アミン類、2)アニリン、ピリジン、モ
ルホリン、ピペラジン又はこれらの誘導体等の芳香族ア
ミン類又は複素環アミン類、3)モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソ
プロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリ
イソプロパノールアミン、ブチルジエタノールアミン、
オクチルジエタノールアミン、ラウリルジエタノールア
ミン等のアルカノールアミン類、4)アンモニア等が挙
げられる。これらの脂肪酸塩のうちでは特にドデセニル
コハク酸カリウム塩が好ましい。
ルホン酸塩としては、1)デシルスルホン酸ナトリウ
ム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、テトラデシルスル
ホン酸リチウム、ヘキサデシルスルホン酸カリウム等の
アルキルスルホン酸アルカリ金属塩、2)ブチルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、オクタデシルベンゼンスルホン酸カリウ
ム、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム等のアル
キルアリールスルホン酸アルカリ金属塩、3)1,2−
ビス(ジオクチルオキシカルボニル)−エタンスルホン
酸ナトリウム、1,2−ビス(ジブチルオキシカルボニ
ル)−エタンスルホン酸リチウム、ドデシルスルホ酢酸
エステルナトリウム、ノニルフェノキシポリエチレング
リコールスルホ酢酸エステルカリウム等のエステルスル
ホン酸アルカリ金属塩が挙げられるが、これらのうちで
はアルキルスルホン酸アルカリ金属塩、アルキルアリー
ルスルホン酸アルカリ金属塩が好ましく、特に炭素数1
2〜18のものが好ましい。
酸塩としては、1)硫酸デシル=ナトリウム、硫酸ドデ
シル=ナトリウム、硫酸テトラデシル=リチウム、硫酸
ヘキサデシル=カリウム等の硫酸アルキル=アルカリ金
属塩、2)牛脂硫酸化油、ひまし油硫酸化油等の天然油
脂の硫酸化物のアルカリ金属塩等が挙げられる。なかで
も硫酸ドデシル=ナトリウムが好ましい。
ン酸エステル塩には、1)アルキル基の炭素数が4〜2
2であるアルキルリン酸エステル塩、2)アルキル基の
炭素数が4〜22であり且つ(ポリ)オキシアルキレン
基を構成するオキシアルキレン単位の数が1〜5個であ
る(ポリ)オキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エ
ステル塩が挙げられる。
キルリン酸エステル塩としては、ブチルリン酸エステル
塩、ペンチルリン酸エステル塩、ヘキシルリン酸エステ
ル塩、オクチルリン酸エステル塩、イソオクチルリン酸
エステル塩、2−エチルヘキシルリン酸エステル塩、デ
シルホスフェートアルカリ金属塩、ラウリルホスフェー
トアルカリ金属塩、トリデシルリン酸エステル塩、ミリ
スチルリン酸エステル塩、セチルリン酸エステル塩、ス
テアリルリン酸エステル塩、エイコシルリン酸エステル
塩、ベヘニルリン酸エステル塩等が挙げられる。これら
のアルキルリン酸エステル塩には、モノエステル体の単
独物、ジエステル体の単独物、モノエステル体とジエス
テル体との混合物が含まれ、ジエステル体には、同一の
アルキル基を有するジエステル体(対称形のジエステ
ル)と、異なるアルキル基を有するジエステル体(非対
称形のジエステル)とが含まれる。以上説明したアルキ
ルリン酸エステル塩は、酸性アルキルリン酸エステルと
塩基とから形成されるが、かかる塩基としては、アルカ
リ金属水酸化物、有機アミン化合物、アンモニウム化合
物等が挙げられる。
(ポリ)オキシアルキレン基を構成するオキシアルキレ
ン単位の数が1〜5個である(ポリ)オキシアルキレン
アルキルエーテルリン酸エステル塩としては、ポリオキ
シアルキレンブチルエーテルリン酸エステル塩、ポリオ
キシアルキレンヘキシルエーテルリン酸エステル塩、ポ
リオキシアルキレンオクチルエーテルリン酸エステル
塩、ポリオキシアルキレンイソオクチルエーテルリン酸
エステル塩、ポリオキシアルキレンデシルエーテルリン
酸エステル塩、ポリオキシアルキレンラウリルエーテル
リン酸エステル塩、ポリオキシアルキレントリデシルエ
ーテルホスフェートアルカリ金属塩、ポリオキシアルキ
レンミリスチルエーテルホスフェートアルカリ金属塩、
ポリオキシアルキレンセチルエーテルリン酸エステル
塩、ポリオキシアルキレンステアリルエーテルリン酸エ
ステル塩、ポリオキシアルキレンベヘニルエーテルリン
酸エステル塩等が挙げられる。かかる(ポリ)オキシア
ルキレンアルキルエーテルリン酸エステル塩において、
(ポリ)オキシアルキレン基としては、(ポリ)オキシ
エチレン基、(ポリ)オキシプロピレン基、(ポリ)オ
キシエチレンオキシプロピレン基等が挙げられる。これ
らのポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エス
テル塩には、モノエステル体の単独物、ジエステル体の
単独物、モノエステル体とジエステル体との混合物が含
まれ、ジエステル体には、同一のアルキル基を有するジ
エステル体(対称形のジエステル)と、異なるアルキル
基を有するジエステル体(非対称形のジエステル)とが
含まれる。以上説明した(ポリ)オキシアルキレンアル
キルエーテルリン酸エステル塩は、酸性(ポリ)オキシ
アルキレンアルキルエーテルリン酸エステルと塩基とか
ら形成されるが、かかる塩基としては、アルカリ金属水
酸化物、有機アミン化合物、アンモニウム化合物等が挙
げられる。
ンモニウム塩、有機アミンオキサイドが挙げられる。カ
チオン性界面活性剤として用いる第4級アンモニウム塩
としては、テトラメチルアンモニウム塩、トリエチルメ
チルアンモニウム塩、トリプロピルエチルアンモニウム
塩、トリブチルメチルアンモニウム塩、テトラブチルア
ンモニウム塩、トリイソオクチルエチルアンモニウム
塩、トリメチルオクチルアンモニウム塩、ジラウリルジ
メチルアンモニウム塩、トリメチルステアリルアンモニ
ウム塩ジブテニルジエチルアンモニウム塩、ジメチルジ
オレイルアンモニウム塩、トリメチルオレイルアンモニ
ウム塩、トリブチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、
ジ(ヒドロキシエチル)ジプロピルアンモニウム塩、ト
リ(ヒドロキシエチル)オクチルアンモニウム塩、トリ
(ヒドロキシプロピル)メチルアンモニウム塩等が挙げ
られる。
ミンオキサイドには、ヘキシルアミンオキサイド、オク
チルアミンオキサイド、ノニルアミンオキサイド、ラウ
リルアミンオキサイド、ミリスチルアミンオキサイド、
セチルアミンオキサイド、ステアリルアミンオキサイ
ド、アラキニルアミンオキサイド、ジヘキシルアミンオ
キサイド、ジオクチルアミンオキサイド、ジノニルアミ
ンオキサイド、ジラウリルアミンオキサイド、ジミリス
チルアミンオキサイド、ジセチルアミンオキサイド、ジ
ステアリルアミンオキサイド等が挙げられる。
タイン型両性界面活性剤が好ましく、これには、オクチ
ルジメチルアンモニオアセタート、デシルジメチルアン
モニオアセタート、ドデシルジメチルアンモニオアセタ
ート、ヘキサデシルジメチルアンモニオアセタート、オ
クタデシルジメチルアンモニオアセタート、ノナデシル
ジメチルアンモニオアセタート、オクタデセニルジメチ
ルアンモニオアセタート等が挙げられる。
ト用油剤では、界面活性剤として、以上説明した非イオ
ン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界
面活性剤、両性界面活性剤等を単独で用いても或は二つ
以上を混合して用いてもよいが、非イオン性界面活性剤
とアニオン性界面活性剤とを混合して用いるのが好まし
く、アニオン性界面活性剤として脂肪酸塩及び/又は有
機スルホン酸塩を用いるのがより好ましい。
ト用油剤は、機能付与剤を0.1〜30重量%、好まし
くは0.5〜20重量%、潤滑剤及び界面活性剤を合計
で70重量%以上、好ましくは80重量%以上含有する
ものであるが、かかる範囲内において、潤滑剤を20〜
80重量%、界面活性剤を10〜70重量%含有するも
のがより好ましく、機能付与剤を1〜18重量%、潤滑
剤を34〜75重量%、界面活性剤を15〜65重量%
含有するものが特に好ましい。
ト用油剤は、以上説明した機能付与剤、潤滑剤及び界面
活性剤の他に、合目的的に他の成分、例えば抗酸化剤、
防腐剤、防錆剤等を含有することもできるが、その含有
量は可及的に少量とする。
メント用油剤は、その油性指数が0.04〜0.35の
範囲内、好ましくは0.05〜0.16の範囲内にある
ものである。ここで油性指数とは、振り子型油性摩擦試
験機を用いて、25℃で相対湿度65%の雰囲気下に、
荷重40g/80gの条件で測定したときの値である。
トの処理方法は、以上説明した本発明に係る生分解性合
成繊維フィラメント用油剤を水性液となし、この水性液
を乳酸重合体から製造される生分解性合成繊維フィラメ
ントに対し、該生分解性合成繊維フィラメント用油剤と
して0.1〜3重量%、好ましくは0.5〜1.5重量
%となるよう付着させる方法である。付着方法として
は、ローラー給油法、計量ポンプを用いたガイド給油
法、浸漬給油法、スプレー給油法等、公知の方法が適用
できる。また付着工程としては、乳酸重合体から製造さ
れる生分解性合成繊維フィラメントの紡糸工程、紡糸と
延伸とを同時に行なう工程等が挙げられるが、いずれに
しても仮撚加工に供される生分解性合成繊維フィラメン
トに適用する場合に効果の発現が高い。
ト用油剤及び生分解性合成繊維の処理方法において、対
象となる生分解性合成繊維としては、1)乳酸単独重合
体であるポリ乳酸、2)乳酸とε−カプロラクトン、γ
−ブチロラントン、γ−バレロラクトン等の環状ラクト
ンとから得られる乳酸共重合体、3)乳酸とヒドロキシ
酪酸、ヒドロキシイソ酪酸、ヒドロキシ吉草酸等のヒド
ロキシ酸とから得られる乳酸共重合体、4)エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール等のグリコールとから得られる乳酸共重合体、5)
乳酸と琥珀酸、セバシン酸、アジピン酸等のジカルボン
酸とから得られる乳酸共重合体、6)前記1)〜5)の
2つ以上の混合物等が挙げられる。
ィラメント用油剤の実施形態としては、次の1)〜8)
が挙げられる。 1)乳酸重合体から製造される生分解性合成繊維フィラ
メント用の油剤であって、下記の機能付与剤(K−1)
を10重量%、下記の潤滑剤(L−1)を75重量%、
下記の界面活性剤(S−1)を15重量%含有してお
り、且つ油性指数が0.09である生分解性合成繊維フ
ィラメント用油剤。 機能付与剤(K−1):エチレングリコールにエチレン
オキサイドとプロピレンオキサイドとをエチレンオキサ
イド/プロピレンオキサイド=50/50(モル比)の
割合でランダム状に付加した平均分子量10000のポ
リエーテル化合物 潤滑剤(L−1):ブチルアルコールにエチレンオキサ
イドとプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/
プロピレンオキサイド=60/40(モル比)の割合で
ランダム状に付加した平均分子量1100のポリエーテ
ルモノオール/ブチルアルコールにエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/プロ
ピレンオキサイド=75/25(モル比)の割合でラン
ダム状に付加した数平均分子量2400のポリエーテル
モノオール=1/1(重量比)の混合物 界面活性剤(S−1):ポリオキシエチレン(オキシエ
チレン単位の繰り返し数5、以下n=5とする)ラウリ
ルエーテル/ソルビタンモノオレアート/ドデシルスル
ホン酸ナトリウム=67/27/6(重量比)の混合物
成繊維フィラメント用の油剤であって、下記の機能付与
剤(K−2)を16重量%、下記の潤滑剤(L−2)を
62重量%、前記の界面活性剤(S−1)を21重量
%、下記のその他の成分(E−1)を1重量%含有して
おり、且つ油性指数が0.07である生分解性合成繊維
フィラメント用油剤。 機能付与剤(K−2):トリメチロールプロパンにエチ
レンオキサイドとプロピレンオキサイドとをエチレンオ
キサイド/プロピレンオキサイド=70/30(モル
比)の割合でランダム状に付加して得られるポリエーテ
ルトリオールの全ての水酸基の水素をメチル基で置換し
た平均分子量6000のポリエーテル化合物 潤滑剤(L−2):ドデシルアルコールにエチレンオキ
サイドとプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド
/プロピレンオキサイド=40/60(モル比)の割合
でランダム状に付加した平均分子量2500のポリエー
テルモノオール/エチレングリコールにエチレンオキサ
イドとプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/
プロピレンオキサイド=80/20(モル比)の割合で
ランダム状に付加した数平均分子量1000のポリエー
テルジオール=1/2(重量比)の混合物 その他の成分(E−1):ポリエーテル変性シリコーン
成繊維フィラメント用の油剤であって、下記の機能付与
剤(K−3)を11重量%、前記の潤滑剤(L−1)を
74重量%、前記の界面活性剤(S−1)を15重量%
含有しており、且つ油性指数が0.10である生分解性
合成繊維フィラメント用油剤。 機能付与剤(K−3):エチレングリコールにエチレン
オキサイドとブチレンオキサイドとをエチレンオキサイ
ド/ブチレンオキサイド=70/30(モル比)の割合
でランダム状に付加して得られるポリエーテルジオール
の全ての水酸基の水素をデカノイル基で置換した平均分
子量3500のポリエーテル化合物
成繊維フィラメント用の油剤であって、前記の機能付与
剤(K−3)を5重量%、前記の潤滑剤(L−1)を4
0重量%、下記の界面活性剤(S−2)を55重量%含
有しており、且つ油性指数が0.11である生分解性合
成繊維フィラメント用油剤。 界面活性剤(S−2):ポリオキシエチレン(n=5)
ラウリルエーテル/ポリオキシエチレン(n=4)ラウ
リルエーテルのデカン酸エステル/ドデセニルコハク酸
ジカリウム=14/85/2(重量比)の混合物
成繊維フィラメント用の油剤であって、下記の機能付与
剤(K−6)を1重量%、前記の潤滑剤(L−1)を4
2重量%、前記の界面活性剤(S−2)を57重量%含
有しており、且つ油性指数が0.08である生分解性合
成繊維フィラメント用油剤。 機能付与剤(K−6):テレフタル酸ジメチル/平均分
子量1000のポリエチレングリコール=1/1(モル
比)から得られる平均分子量20000のポリエーテル
ポリエステル化合物
成繊維フィラメント用の油剤であって、前記の機能付与
剤(K−6)を3重量%、前記の潤滑剤(L−2)を6
6重量%、前記の界面活性剤(S−1)を30重量%、
前記のその他の成分(E−1)を1重量%含有してお
り、且つ油性指数が0.06である生分解性合成繊維フ
ィラメント用油剤。
成繊維フィラメント用の油剤であって、下記の機能付与
剤(K−7)を5重量%、前記の潤滑剤(L−1)を7
4重量%、前記の界面活性剤(S−1)を19重量%、
下記のその他の成分(E−2)を2重量%含有してお
り、且つ油性指数が0.08である生分解性合成繊維フ
ィラメント用油剤。 機能付与剤(K−7):テレフタル酸ジメチル/5−ス
ルホイソフタル酸ジメチル/平均分子量600のポリエ
チレングリコール/エチレングリコール=0.95/
0.05/0.9/0.1(モル比)から得られる平均
分子量8000のポリエーテルポリエステル化合物 その他の成分(E−2):エチレングリコール
成繊維フィラメント用の油剤であって、前記の機能付与
剤(K−7)を5重量%、下記の潤滑剤(L−3)を4
0重量%、前記の界面活性剤(S−2)を55重量%含
有しており、且つ油性指数が0.10である生分解性合
成繊維フィラメント用油剤。 潤滑剤(L−3):オクチルステアラート
メントの処理方法の実施形態としては、次の9)が挙げ
られる。 9)前記1)〜8)のうちでいずれかの生分解性合成繊
維フィラメント用油剤を10重量%水性液となし、この
水性液を乳酸重合体から紡糸した生分解性合成繊維フィ
ラメントに対し該生分解性合成繊維フィラメント用油剤
として0.8重量%となるよう付着させる生分解性合成
繊維フィラメントの処理方法。
にするため、実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実
施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施
例等において、部は重量部を、また%は重量%を意味す
る。
用油剤の調製) ・実施例1 下記の機能付与剤(K−1)10重量部、下記の潤滑剤
(L−1)75重量部、下記の界面活性剤(S−1)1
5重量部を均一混合して、下記の油性指数が0.09の
生分解性合成繊維フィラメント用油剤(P−1)を調製
した。 機能付与剤(K−1):エチレングリコールにエチレン
オキサイドとプロピレンオキサイドとをエチレンオキサ
イド/プロピレンオキサイド=50/50(モル比)の
割合でランダム状に付加した平均分子量10000のポ
リエーテルジオール 潤滑剤(L−1):ブチルアルコールにエチレンオキサ
イドとプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/
プロピレンオキサイド=60/40(モル比)の割合で
ランダム状に付加した平均分子量1100のポリエーテ
ルモノオール/ブチルアルコールにエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/プロ
ピレンオキサイド=75/25(モル比)の割合でラン
ダム状に付加した数平均分子量2400のポリエーテル
モノオール=1/1(重量比)の混合物 界面活性剤(D−1):オキシエチレン単位の繰り返し
数5のポリオキシエチレン基及び炭素数12のアルキル
基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル/ソル
ビタンモノオレアート/ラウリルスルホン酸ナトリウム
=10/4/1(重量比)の混合物
造機株式会社社製)を用いて、25℃で相対湿度65%
の雰囲気下に、荷重40g/80gの条件で測定した値
3の各生分解性合成繊維フィラメント用油剤(P−2〜
P−19及びR−1〜R−3)を調製した。実施例1も
含め、各例で調製した生分解性合成繊維フィラメント用
油剤の内容を表1にまとめて示した。
ロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/プロピレ
ンオキサイド=50/50(モル比)の割合でランダム
状に付加した平均分子量10000のポリエーテルジオ
ール K−2:トリメチロールプロパンにエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/プロ
ピレンオキサイド=70/30(モル比)の割合でラン
ダム状に付加して得られたポリエーテルトリオールの全
ての水酸基の水素をメチル基で置換した平均分子量60
00のポリエーテル化合物 K−3:エチレングリコールにエチレンオキサイドとブ
チレンオキサイドとをエチレンオキサイド/ブチレンオ
キサイド=70/30(モル比)の割合でランダム状に
付加して得られたポリエーテルジオールの全ての水酸基
の水素をデカノイル基で置換した平均分子量3500の
ポリエーテル化合物 K−4:ブチルアルコールにエチレンオキサイドとブチ
レンオキサイドとをエチレンオキサイド/ブチレンオキ
サイド=70/30(モル比)の割合でランダム状に付
加して得られた平均分子量3300のポリエーテル化合
物 K−5:トリメチロールプロパンにエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/プロ
ピレンオキサイド=75/25(モル比)の割合でラン
ダム状に付加して得られたポリエーテルトリオールの全
ての水酸基の水素をオクタデカノイル基で置換した平均
分子量19000のポリエーテル化合物 K−6:テレフタル酸ジメチル/平均分子量1000の
ポリエチレングリコール=1/1(モル比)から得られ
る平均分子量20000のポリエーテルポリエステル化
合物 K−7:テレフタル酸ジメチル/5−スルホイソフタル
酸ジメチル/平均分子量600のポリエチレングリコー
ル/エチレングリコール=0.95/0.05/0.9
/0.1(モル比)から得られる平均分子量8000の
ポリエーテルポリエステル化合物 K−8:テレフタル酸/アジピン酸/平均分子量100
0のポリエチレングリコール/平均分子量1000のポ
リエチレングリコールモノフェニルエーテル=1/1/
2/1(モル比)から得られる平均分子量15000の
ポリエーテルポリエステル化合物 K−9:テレフタル酸ジメチル/平均分子量600のポ
リエチレングリコールモノフェニルエーテル/グリセリ
ンにエチレンオキサイドを付加して得られる平均分子量
500のポリオキシエチレングリコールトリオール=3
/3/1(モル比)から得られる平均分子量45000
のポリエーテルポリエステル化合物 K−10:平均分子量2400の酸化ポリエチレンワッ
クス
サイドとプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド
/プロピレンオキサイド=60/40(モル比)の割合
でランダム状に付加した平均分子量1100のポリエー
テルモノオール/ブチルアルコールにエチレンオキサイ
ドとプロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/プ
ロピレンオキサイド=75/25(モル比)の割合でラ
ンダム状に付加した数平均分子量2400のポリエーテ
ルモノオール=1/1(重量比)の混合物 L−2:ドデシルアルコールにエチレンオキサイドとプ
ロピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/プロピレ
ンオキサイド=40/60(モル比)の割合でランダム
状に付加した平均分子量2500のポリエーテルモノオ
ール/エチレングリコールにエチレンオキサイドとプロ
ピレンオキサイドとをエチレンオキサイド/プロピレン
オキサイド=80/20(モル比)の割合でランダム状
に付加した数平均分子量1000のポリエーテルジオー
ル=1/2(重量比)の混合物 L−3:オクチルステアラート L−4:グリセリン=トリ(12−ヒドロキシステアラ
ート)/5×10−6m2/秒鉱物油=60/40(重
量比)の混合物
レン単位の繰り返し数5、以下n=5とする)ラウリル
エーテル/ソルビタンモノオレアート/ドデシルスルホ
ン酸ナトリウム=67/27/6(重量比)の混合物 S−2:ポリオキシエチレン(n=5)ラウリルエーテ
ル/ポリオキシエチレン(n=4)ラウリルエーテルの
デカン酸エステル/ドデセニルコハク酸ジカリウム=1
4/85/2(重量比)の混合物 S−3:ポリオキシエチレン(n=4)ラウリルアミノ
エーテル/ラウリルジメチルアンモニオアセタート/ラ
ウリルリン酸エステル・オクチルトリメチルアンモニウ
ム=70/10/20(重量比)の混合物 S−4:ポリオキシエチレン(n=5)ラウリルエーテ
ル/ポリオキシアルキレン(n=20)硬化ひまし油/
ポリオキシエチレン(n=3)ラウリルエーテルリン酸
エステルカリウム=27/67/6(重量比)の混合物 S−5:ポリオキシエチレン(n=5)ラウリルエーテ
ル/ポリオキシアルキレン(n=4)ジエチレントリア
ミンイソステアリルアミド/ラウリルジメチルアミンオ
キサイド=40/40/20(重量比)の混合物
ントへの各生分解性合成繊維フィラメント用油剤の付着
及び評価) ・生分解性合成繊維フィラメントへの各生分解性合成繊
維フィラメント用油剤の付着 平均分子量100000、メルトフロート(210℃)
25g/10分、ガラス転移点64℃、比重1.26の
乳酸重合体チップをエクストルーダー型溶融紡糸機に供
給して210℃で溶融し、口金から吐出して冷却固化し
た後の走行糸条に、試験区分1で調製した生分解性合成
繊維フィラメント用油剤を水で希釈した10%水性液
を、計量ポンプを用いたガイド給油法にて、生分解性合
成繊維フィラメント用油剤としての付着量が表2記載の
付着量となるよう付着させた後、ガイドで集束させ、機
械的な延伸を伴うことなく2800m/分の速度で巻き
取り、154デシテックス36フィラメントの部分延伸
糸を10kg捲きケークとして複数得た。得られた部分延
伸糸は、強度=2.8g/dtx、伸度=78%であっ
た。
付着量の測定 JIS−L1073(合成繊維フィラメント糸試験方
法)に準拠し、抽出溶剤としてノルマルヘキサン/エタ
ノール(50/50容量比)混合溶剤を用いて、生分解
性合成繊維フィラメントに対する生分解性合成繊維フィ
ラメント用油剤の付着量を測定した。結果を表2にまと
めて示した。
ンゴムディスク使用)を用いて、糸条走行速度=400
m/分、延伸倍率=1.5倍、加撚側ヒーター=長さ2
mで表面温度100℃及び140℃、解撚側ヒーター=
なし、目標撚数=2800T/mで延伸仮撚した。得ら
れた100デシテックス/36フィラメントの仮撚加工
糸を巻き取る前に、撚数測定装置(東レエンジニアリン
グ株式会社製)にて撚数を測定し、捲縮性を次の基準で
評価した。結果を表2にまとめて示した。 ◎:目標撚数通り、2800T/m ○:2700T/m以上2800T/m未満 △:2500T/m以上2700T/m未満 ×:2500T/m未満
加工糸を巻き取る前に、毛羽計数装置(東レエンジニア
リング株式会社製のDT−105)にて1時間当たりの
毛羽数を測定し、次の基準で評価した。結果を表2にま
とめて示した。 ◎:発生せず ○:5個以下発生 △:5以上10個未満発生 ×:10個以上発生
断糸数を1時間当たりの数に換算し、次の基準で評価し
た。結果を表2にまとめて示した。 ◎:発生せず ○:1回/時間発生 △:3回/時間発生 ×:5回/時間以上発生
て、引張強伸度特性として評価した。結果を表2にまと
めて示した。 ◎:強度が5.4g/dtx以上 ○:強度が5.0g/dtx以上5.4g/dtx未満 △:強度が4.0g/dtx以上5.0g/dtx未満 ×:強度が4.0g/dtx未満
分解性合成繊維フィラメント用油剤の付着量(%) 条件1:ヒーター温度100℃ 条件2:ヒーター温度140℃
明には、乳酸重合体から製造される生分解性合成繊維フ
ィラメントに優れた平滑性及び集束性等を付与し、よっ
てかかる生分解性合成繊維フィラメントの紡糸から加工
に至る各工程、とりわけ仮撚加工工程における毛羽や断
糸の発生を抑えると共に捲縮性を向上して、優れた機械
的物性を有する繊維糸条を安定して製造することができ
るという効果がある。
Claims (11)
- 【請求項1】 乳酸重合体から製造される生分解性合成
繊維フィラメント用の油剤であって、下記の機能付与剤
を0.1〜30重量%含有しており、潤滑剤及び界面活
性剤を合計で70重量%以上含有していて、且つ下記の
油性指数が0.04〜0.35の範囲内にあることを特
徴とする生分解性合成繊維フィラメント用油剤。機能付
与剤:平均分子量3000〜20000の下記の式1で
示されるポリエーテル化合物、平均分子量3000〜5
0000の下記のポリエーテルポリエステル化合物及び
平均分子量1000〜10000のポリオレフィンワッ
クスから選ばれる一つ又は二つ以上 【式1】(A−B)nT (式1において、 A:水素、1価の炭化水素基又はアシル基 B:炭素数2〜4のオキシアルキレン単位を構成単位と
するポリオキシアルキレン基を有するポリオキシアルキ
レングリコールから全ての水酸基の水素を除いた残基 T:1〜4価の炭化水素基又は水素 n:Tが1〜4価の炭化水素基の場合は1〜4の整数、
Tが水素の場合は1)ポリエーテルポリエステル化合
物:下記の成分Dと下記の成分Eとを縮重合反応させて
得られるポリエーテルポリエステル化合物及び下記の成
分Dと下記の成分Eと下記の成分Fとを縮重合反応させ
て得られるポリエーテルポリエステル化合物から選ばれ
る一つ又は二つ以上 成分D:炭素数4〜22の脂肪族ジカルボン酸、炭素数
4〜22の脂肪族ジカルボン酸のエステル形成性誘導
体、芳香族ジカルボン酸及び芳香族ジカルボン酸のエス
テル形成性誘導体から選ばれる一つ又は二つ以上 成分E:いずれも炭素数2〜4のオキシアルキレン単位
を構成単位とするポリオキシアルキレン基を有する、ポ
リオキシアルキレンモノオール、ポリオキシアルキレン
ジオール及びポリオキシアルキレントリオールから選ば
れる一つ又は二つ以上 成分F:炭素数2〜6のアルキレンジオール 油性指数:振り子型油性摩擦試験機を用いて、25℃で
相対湿度65%の雰囲気下に、荷重40g/80gの条
件で測定したときの値 - 【請求項2】 機能付与剤を0.5〜20重量%含有し
ており、潤滑剤及び界面活性剤を合計で80重量%以上
含有する請求項1記載の生分解性合成繊維フィラメント
用油剤。 - 【請求項3】 潤滑剤を20〜80重量%、界面活性剤
を10〜70重量%含有する請求項1又は2記載の生分
解性合成繊維フィラメント用油剤。 - 【請求項4】 機能付与剤を1〜18重量%、潤滑剤を
34〜75重量%、界面活性剤を15〜65重量%含有
する請求項1又は2記載の生分解性合成繊維フィラメン
ト用油剤。 - 【請求項5】 油性指数が0.05〜0.16の範囲内
にある請求項1〜4のいずれか一つの項記載の生分解性
合成繊維フィラメント用油剤。 - 【請求項6】 機能付与剤が、平均分子量3500〜1
8000のポリエーテル化合物及び平均分子量3500
〜40000のポリエーテルポリエステル化合物から選
ばれる一つ又は二つ以上である請求項1〜5のいずれか
一つの項記載の生分解性合成繊維フィラメント用油剤。 - 【請求項7】 潤滑剤が、炭素数17〜60の脂肪族エ
ステル、平均分子量700〜2900のポリエーテル化
合物及び30℃の粘度が2×10−6〜2×10−4m
2/sの鉱物油から選ばれる一つ又は二つ以上である請
求項1〜6のいずれか一つの項記載の生分解性合成繊維
フィラメント用油剤。 - 【請求項8】 界面活性剤が、非イオン性界面活性剤と
イオン性界面活性剤とから成るものである請求項1〜7
のいずれか一つの項記載の生分解性合成繊維フィラメン
ト用油剤。 - 【請求項9】 イオン性界面活性剤が、有機スルホン酸
塩及び脂肪酸塩から選ばれるアニオン性界面活性剤であ
る請求項8記載の生分解性合成繊維フィラメント用油
剤。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一つの項記載
の生分解性合成繊フィラメント用油剤を水性液となし、
この水性液を乳酸重合体から製造される生分解性合成繊
維フィラメントに対し該生分解性合成繊フィラメント用
油剤として0.1〜3重量%となるよう付着させること
を特徴とする生分解性合成繊維フィラメントの処理方
法。 - 【請求項11】 生分解性合成繊維フィラメントが仮撚
加工に供されるものである請求項10記載の生分解性合
成繊維フィラメントの処理方法。
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