JP4093931B2 - 仮撚加工に供する合成繊維用の処理剤及び合成繊維の処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は仮撚加工に供する合成繊維用の処理剤及び合成繊維の処理方法に関する。近年、合成繊維の紡糸工程や加工工程、なかでも仮撚加工においては、高速化が更に一段と進み、これに伴って毛羽や糸切れがますます発生し易くなっている。かかる毛羽や糸切れの発生を防止するため、合成繊維に付着させる合成繊維用処理剤として毛羽や糸切れの発生を防止するための機能性向上剤の含有割合を増加させたものを使用したり、合成繊維に対する合成繊維用処理剤の付着量を上げることが行われているが、依然として近年の高速化には充分に対応できていない。本発明は、合成繊維の紡糸工程や加工工程、なかでも仮撚加工における近年の高速化にも対応して、毛羽や糸切れの発生を充分に防止できる、仮撚加工に供する合成繊維用の処理剤及び合成繊維の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、合成繊維用の処理剤として一般に、潤滑剤及び機能性向上剤を含有するものが使用されている。かかる合成繊維用の処理剤には、毛羽や糸切れの発生を防止するための機能性向上剤を含有するものも各種が知られている(例えば特許文献1〜3参照)。ところが、これら従来の合成繊維用処理剤には、近年の高速化された紡糸工程や加工工程、なかでも仮撚加工において、毛羽や糸切れの発生を充分に防止できないという問題がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−310241号公報
【特許文献2】
特開平8−325949号公報
【特許文献3】
特開平11−61646号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、近年における合成繊維の紡糸工程や加工工程、なかでも仮撚加工での高速化にも対応して、毛羽や糸切れの発生を充分に防止できる、仮撚加工に供する合成繊維用の処理剤及び合成繊維の処理方法を提供する処にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明者らは、前記の課題を解決するべく研究した結果、仮撚加工に供する合成繊維用の処理剤としては、機能性向上剤の少なくとも一部として、特定のイオウ化合物を所定量含有して成るものが正しく好適であり、またかかる合成繊維用処理剤を仮撚加工に供する合成繊維に対し所定量付着させることが正しく好適であることを見出した。
【0006】
すなわち本発明は、潤滑剤及び機能性向上剤を含有する加撚加工に供する合成繊維用の処理剤において、機能性向上剤の少なくとも一部として、下記の式1で示されるイオウ化合物を0.8〜15重量%含有して成ることを特徴とする合成繊維用の処理剤に係る。また本発明は、前記の本発明に係る合成繊維用の処理剤を仮撚加工に供する合成繊維に対し0.1〜3重量%となるよう付着させることを特徴とする合成繊維の処理方法に係る。
【0007】
【式1】
【0008】
式1において、
R1:炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数2〜24のアルケニル基
R2:水素原子、炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数2〜24のアルケニル基
A:合計1〜50個の炭素数2〜4のオキシアルキレン単位で構成された(ポリ)オキシアルキレン基を有する(ポリ)アルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
【0009】
先ず、本発明に係る仮撚加工に供する合成繊維用の処理剤(以下単に本発明の処理剤という)について説明する。本発明の処理剤は、潤滑剤と機能性向上剤とを含有し、且つ該機能性向上剤の少なくとも一部として式1で示されるイオウ化合物を含有して成るものである。
【0010】
式1で示されるイオウ化合物において、式1中のR1は、炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数2〜24のアルケニル基である。かかるR1としては、1)メチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、2−メチル−ペンチル基、2−エチル−ヘキシル基、2−プロピル−ヘプチル基、2−ブチル−オクチル基、2−ペンチル−ノニル基、2−ヘキシル−デシル基、2−ヘプチル−ウンデシル基、2−オクチル−ドデシル基、2−ノニル−トリデシル基、2−デシル−テトラデシル基、2−ウンデシル−ペンタデシル基、2−ドデシル−ヘキサデシル基等の炭素数1〜24のアルキル基、2)10−ウンデセニル基、9c−オクタデセニル基、9t−オクタデセニル基、9c,12c−オクタデカジエニル基、9c,12c,15c−オクタデカトリエニル基、9c−エイコセニル基、5,8,11,14−エイコサテトラエニル基、13c−ドコセニル基、13t−ドコセニル基等の炭素数2〜24のアルケニル基が挙げられる。
【0011】
また式1で示されるイオウ化合物において、式1中のR2は、水素原子、炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数2〜24のアルケニル基である。炭素数1〜24のアルキル基及び炭素数2〜24のアルケニル基は、式1中のR1について前記したことと同様であるが、式1で示されるイオウ化合物としては、式1中のR2が水素原子である場合のものが好ましい。
【0012】
更に式1で示されるイオウ化合物において、式1中のAは、合計1〜50個の炭素数2〜4のオキシアルキレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である。かかる式1中のAには、1)1個の炭素数2〜4のオキシアルキレン単位を有するアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基、2)合計2〜50個の炭素数2〜4のオキシアルキレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基が含まれるが、式1中のAとしては、合計2〜50個の炭素数2〜4のオキシアルキレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基が好ましい。かかるポリオキシアルキレン基を構成する炭素数2〜4のオキシアルキレン単位としては、オキシエチレン単位、オキシプロピレン単位、オキシブチレン単位が挙げられるが、オキシエチレン単位、オキシプロピレン単位が好ましく、オキシエチレン単位がより好ましい。またかかるオキシアルキレン単位の繰り返し数は合計2〜15個が好ましい。ポリオキシアルキレン基が二つ以上の異なるオキシアルキレン単位で構成されている場合、その結合様式は、ランダム結合、ブロック結合、これらの双方のいずれでもよい。
【0013】
したがって、式1で示されるイオウ化合物としては、式1中のAが合計2〜15個の炭素数2又は3のオキシアルキレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合のものが好ましく、かかるポリアルキレングリコールがポリエチレングリコールである場合のものがより好ましい。
【0014】
以上説明した式1で示されるイオウ化合物は、公知の方法で合成できる。例えば、米国特許2208581号公報に開示された方法で合成できる。
【0015】
本発明の処理剤は、潤滑剤及び機能性向上剤を含有しており、且つ該機能性向上剤の少なくとも一部として、以上説明したような式1で示されるイオウ化合物を、0.8〜15重量%含有するものであるが、3〜15重量%含有するものが好ましい。
【0016】
式1で示されるイオウ化合物以外の他の機能性向上剤としては、公知のものを適用できる。これには例えば、1)有機スルホン酸塩、有機脂肪酸塩等のアニオン性界面活性剤、ラウリルトリメチルアンモニウムエトサルフェート等のカチオン性界面活性剤、オクチルジメチルアンモニオアセタート等の両性界面活性剤等の帯電防止剤、2)有機リン酸塩、脂肪酸等の油性向上剤、3)主鎖として平均分子量1500〜3000のポリジメチルシロキサン鎖を有し且つ側鎖として平均分子量700〜5000のポリオキシアルキレン鎖を有するポリエーテル変性シリコーン、ペルフルオロアルキル基を有する界面活性剤等の浸透性向上剤、4)ポリエーテルポリエステル等の集束性向上剤、5)有機チタン系化合物、有機リン系化合物等の極圧添加剤、6)フェノール系、ホスファイト系、チオエーテル系、アミン系等の抗酸化剤、7)防錆剤等が挙げられる。
【0017】
以上説明したような他の機能性向上剤を用いる場合、かかる他の機能性向上剤は合成繊維用処理剤中において0.2〜15重量%となるように用いるのが好ましく、1〜12重量%となるように用いるのがより好ましい。
【0018】
本発明の処理剤において、潤滑剤としては、公知のものを適用できる。これには例えば、1)ポリエーテル化合物、2)脂肪族エステル化合物、3)芳香族エステル化合物、4)(ポリ)エーテルエステル化合物、5)鉱物油、6)シリコーン油等が挙げられる。
【0019】
前記のポリエーテル化合物としては、いずれも分子中にポリオキシアルキレン基を有する、ポリエーテルモノオール、ポリエーテルジオール、ポリエーテルトリオール等が挙げられるが、なかでも平均分子量700〜10000のポリエーテル化合物が好ましく、炭素数1〜18の1〜3価のヒドロキシ化合物に炭素数2〜4のアルキレンオキサイドをブロック状又はランダム状に付加した平均分子量700〜10000のポリエーテル化合物がより好ましい。
【0020】
前記の脂肪族エステル化合物としては、1)ブチルステアレート、オクチルステアレート、オレイルラウレート、オレイルオレート、イソペンタコサニルイソステアレート等の、脂肪族1価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とをエステル化したエステル化合物、2)1,6−ヘキサンジオールジデカノエート、トリメチロールプロパンモノオレートモノラウレート等の、脂肪族多価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とをエステル化したエステル化合物、3)ジラウリルアジペート、ジオレイルアゼレート等の、脂肪族1価アルコールと脂肪族多価カルボン酸とをエステル化したエステル化合物等が挙げられるが、なかでも炭素数17〜60の脂肪族エステル化合物が好ましく、脂肪族1価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とを又は脂肪族多価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とをエステル化した炭素数17〜60の脂肪族エステル化合物がより好ましい。
【0021】
前記の芳香族エステル化合物としては、1)ベンジルステアレート、ベンジルラウレート等の、芳香族アルコールと脂肪族モノカルボン酸とをエステル化したエステル化合物、2)ジイソステアリルイソフタレート、トリオクチルトリメリテート等の、脂肪族1価アルコールと芳香族カルボン酸とをエステル化したエステル化合物等が挙げられるが、なかでも脂肪族1価アルコールと芳香族カルボン酸とをエステル化したエステル化合物が好ましい。
【0022】
前記の(ポリ)エーテルエステル化合物としては、1)炭素数4〜26の1〜3価の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した(ポリ)エーテル化合物と、炭素数4〜26の脂肪族カルボン酸とをエステル化した(ポリ)エーテルエステル化合物、2)1〜3価の芳香族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した(ポリ)エーテル化合物と、炭素数4〜26の脂肪族カルボン酸とをエステル化した(ポリ)エーテルエステル化合物、3)炭素数4〜26の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した(ポリ)エーテル化合物と、芳香族カルボン酸とをエステル化した(ポリ)エーテルエステル化合物等が挙げられる。
【0023】
前記の鉱物油としては、様々な粘度を有する各種の鉱物油が挙げられるが、なかでも30℃の粘度が1×10−6〜1.3×10−1m2/sのものが好ましく、1×10−6〜5×10−5m2/sのものがより好ましい。かかる好ましい鉱物油には流動パラフィンオイルがある。
【0024】
前記のシリコーン油としては、様々な粘度を有する各種のシリコーン油が挙げられるが、なかでも30℃の粘度が1×10−3〜1m2/sである線状ポリオルガノシロキサンが好ましい。かかる線状ポリオルガノシロキサンには、いずれも30℃の粘度が1×10−3〜1m2/sである、線状ポリジメチルシロキサン、変性基を有する線状ポリジメチルシロキサン等があり、この場合の変性基としては、エチル基、フェニル基、フロロプロピル基、アミノプロピル基、カルボキシオクチル基、ポリオキシエチレンオキシプロピル基、ω−メトキシポリエトキシ・ポリプロポキシプロピル基等が挙げられるが、なかでも線状ポリジメチルシロキサンがより好ましい。
【0025】
本発明の処理剤としては、以上説明したような潤滑剤を50〜90重量%及び前記したような機能性向上剤を1〜30重量%含有して成るものが好ましく、且つ該機能性向上剤の少なくとも一部として、前記したような式1で示されるイオウ化合物を3〜15重量%含有して成るものがより好ましい。
【0026】
本発明の処理剤は更に乳化剤を含有することができる。かかる乳化剤としては公知のものを適用できる。これには例えば、1)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキルアミノエーテル等の、分子中にポリオキシアルキレン基を有する非イオン性界面活性剤、2)ソルビタンモノラウレート、ソルビタントリオレート、グリセリンモノラウレート、ジグリセリンジラウレート等の、多価アルコール部分エステル型の非イオン性界面活性剤、3)3〜6価のアルコールと脂肪酸との部分エステルにアルキレンオキサイドを付加したもの、アルキレンオキサイドを付加した3〜6価のアルコールと脂肪酸との部分エステル又は完全エステル、3〜6価のアルコールとヒドロキシ脂肪酸とのエステルにアルキレンオキサイドを付加したもの等の、ポリオキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル型の非イオン性界面活性剤等が挙げられる。これらのなかでも、分子中に3〜10個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基及び炭素数8〜18のアルキル基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。
【0027】
以上説明したような乳化剤を用いる場合、かかる乳化剤は処理剤中において2〜30重量%となるように用いるのが好ましい。
【0028】
本発明の処理剤が乳化剤を含有するものである場合、かかる処理剤としては、以上説明したような潤滑剤、機能性向上剤及び乳化剤から成り、潤滑剤を50〜90重量%、機能性向上剤を1〜30重量%及び乳化剤を2〜30重量%含有して成るものが好ましく、且つ該機能性向上剤の少なくとも一部として、前記したような式1で示されるイオウ化合物を3〜15重量%含有して成るものがより好ましい。
【0029】
次に、本発明に係る合成繊維の処理方法(以下単に本発明の処理方法という)について説明する。本発明の処理方法は、以上説明したような本発明の処理剤を仮撚加工に供する合成繊維に対し0.1〜3重量%、好ましくは0.3〜1.2重量%となるよう付着させる方法である。本発明の処理剤を合成繊維に付着させる工程としては、紡糸工程、紡糸と延伸とを同時に行なう工程等が挙げられる。また本発明の処理剤を合成繊維に付着させる方法としては、ローラー給油法、計量ポンプを用いたガイド給油法、浸漬給油法、スプレー給油法等が挙げられる。更に本発明の処理剤を合成繊維に付着させる際の形態としては、ニート、有機溶剤溶液、水性液等が挙げられるが、水性液が好ましい。本発明の処理剤の水性液を付着させる場合も、合成繊維に対し合成繊維用処理剤として0.1〜3重量%、好ましくは0.3〜1.2重量%となるよう付着させる。
【0030】
本発明の処理方法の適用対象となる合成繊維としては、1)ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリ乳酸エステル
等のポリエステル系繊維、2)ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系繊維、3)ポリアクリル、モダアクリル等のポリアクリル系繊維、4)ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリウレタン系繊維等が挙げられるが、なかでもポリエステル系繊維又はポリアミド系繊維に適用する場合に本発明の効果の発現が高い。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の処理剤の実施形態としては、次の1)〜10)が挙げられる。
1)下記の潤滑剤(A−1)を85重量%、機能性向上剤として下記のイオウ化合物(B−1)を5重量%、下記の乳化剤(C−1)を5重量%、他の機能性向上剤として下記の機能性向上剤(D−1)を2重量%及び下記の機能性向上剤(E−1)を3重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
潤滑剤(A−1):ブチルアルコールにエチレンオキサイド(以下、EOという)とプロピレンオキサイド(以下、POという)とをEO/PO=50/50(重量比)の割合でランダム状に付加した数平均分子量3000のポリエーテルモノオール/ブチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=50/50(重量比)の割合でランダム状に付加した数平均分子量1000のポリエーテルモノオール/オクチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=35/65(重量比)の割合でブロック状に付加した数平均分子量1000のポリエーテルモノオール=30/50/20(重量比)の混合物
イオウ化合物(B−1):ドデシルスルホ=ω−ヒドロキシポリ(オキシエチレン)(オキシエチレン基の繰り返し数が3、以下n=3という){式1中のR1がドデシル基、R2が水素原子、Aがポリエチレングリコール(n=3)から全ての水酸基を除いた残基である場合の式1で示されるイオウ化合物}
乳化剤(C−1):α−ドデシル−ω−ヒドロキシポリ(n=7)(オキシエチレン)
機能向上剤(D−1):デカンスルホン酸カリウム/α−ラウリル−ω−ヒドロキシトリオキシエチレンの燐酸エステルカリウム塩=42/58(重量比)の混合物
機能向上剤(E−1):主鎖として平均分子量2300のポリジメチルシロキサン鎖を有し且つ側鎖として平均分子量3000のポリオキシアルキレン鎖を有するポリエーテル変性シリコーン/エチレングリコール=33/67(重量比)の混合物
【0032】
2)下記の潤滑剤(A−2)を77重量%、機能性向上剤として前記のイオウ化合物(B−1)を11重量%、前記の乳化剤(C−1)を10重量%及び他の機能性向上剤として前記の機能性向上剤(D−1)を2重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
潤滑剤(A−2):α−ブチル−ω−ヒドロキシポリ(n=8)(オキシエチレン)とドデカン酸とのエステル/ブチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=50/50(重量比)の割合でランダム状に付加した数平均分子量3000のポリエーテルモノオール/オクチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=35/65(重量比)の割合でブロック状に付加した数平均分子量1000のポリエーテルモノオール=18/29/53(重量比)の混合物
【0033】
3)前記の潤滑剤(A−1)を84重量%、機能性向上剤として下記のイオウ化合物(B−2)を5重量%、前記の乳化剤(C−1)を10重量%及び他の機能性向上剤として下記の機能性向上剤(D−2)を1重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
イオウ化合物(B−2):オクタデシルスルホ=ω−ヒドロキシポリ(n=9)(オキシエチレン){式1中のR1がオクタデシル基、R2が水素原子、Aがポリエチレングリコール(n=9)から全ての水酸基を除いた残基である場合の式1で示されるイオウ化合物}
機能向上剤(D−2):トリブチルメチルアンモニウム=ジエチルホスフェート
【0034】
4)前記の潤滑剤(A−2)を85重量%、機能性向上剤として前記のイオウ化合物(B−2)を3重量%、前記の乳化剤(C−1)を8重量%及び他の機能性向上剤として前記の機能性向上剤(D−1)を4重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
【0035】
5)前記の潤滑剤(A−2)を68重量%、機能性向上剤として下記のイオウ化合物(B−3)を15重量%、前記の乳化剤(C−1)を15重量%及び他の機能性向上剤として下記の機能性向上剤(D−4)を2重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
イオウ化合物(B−3):オクタデセニルスルホ=ω−ヒドロキシポリ(n=3)(オキシエチレン){式1中のR1がオクタデセニル基、R2が水素原子、Aがポリエチレングリコール(n=3)から全ての水酸基を除いた残基である場合の式1で示されるイオウ化合物}
【0036】
6)前記の潤滑剤(A−2)を75重量%、機能性向上剤として下記のイオウ化合物(B−4)を10重量%、前記の乳化剤(C−1)を10重量%、他の機能性向上剤として前記の機能性向上剤(D−1)を2重量%及び前記の機能性向上剤(E−1)を3重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
イオウ化合物(B−4):オクチルスルホ=ω−ヒドロキシポリ(オキシプロピレン)(オキシプロピレン基の繰り返し数が3、以下m=3という){式1中のR1がオクチル基、R2が水素原子、Aがポリプロピレングリコール(m=3)から全ての水酸基を除いた残基である場合の式1で示されるイオウ化合物}
【0037】
7)前記の潤滑剤(A−2)を68重量%、機能性向上剤として下記のイオウ化合物(B−5)を12重量%、前記の乳化剤(C−1)を18重量%及び他の機能性向上剤として前記の機能性向上剤(D−1)を2重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
イオウ化合物(B−5):ドデシルスルホ=ω−ヒドロキシポリ(n=3)(オキシエチレン)ポリ(m=3)(オキシプロピレン){式1中のR1がドデシル基、R2が水素原子、Aがポリエチレン(n=3)ポリプロピレン(m=3)グリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合の式1で示されるイオウ化合物}
【0038】
8)前記の潤滑剤(A−1)を83重量%、機能性向上剤として前記のイオウ化合物(B−5)を3重量%、前記の乳化剤(C−1)を12重量%及び他の機能性向上剤として前記の機能性向上剤(D−2)を2重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
【0039】
9)下記の潤滑剤(A−3)を59重量%、機能性向上剤として下記のイオウ化合物(B−6)を10重量%、下記の乳化剤(C−2)を20重量%、他の機能性向上剤として前記の機能性向上剤(D−1)を6重量%及び下記の機能性向上剤(E−2)を5重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
潤滑剤(A−3):ラウリルオクタナート/30℃の粘度が1.3×10−5m2/sの鉱物油=69/31(重量比)の混合物
イオウ化合物(B−6):ブチルスルホ=ω−ヒドロキシポリ(n=20)(オキシエチレン){式1中のR1がブチル基、R2が水素原子、Aがポリエチレングリコール(n=20)から全ての水酸基を除いた残基である場合の式1で示されるイオウ化合物}
乳化剤(C−2):硬化ヒマシ油にEOを20モル付加したもの/ポリエチレングリコール(平均分子量600)1モルとラウリン酸2モルとのジエステル=80/20(重量比)の混合物
機能向上剤(E−2):オレイン酸/プロピレングリコール=67/33(重量比)の混合物
【0040】
10)前記の潤滑剤(A−1)を78重量%、機能性向上剤として下記のイオウ化合物(B−7)を10重量%、前記の乳化剤(C−1)を10重量%及び他の機能性向上剤として前記の機能性向上剤(D−2)を2重量%(合計100重量%)含有して成る処理剤。
イオウ化合物(B−7):ブチルスルホ=ω−ヒドロキシポリ(n=40)(オキシエチレン){式1中のR1がブチル基、R2が水素原子、Aがポリエチレングリコール(n=40)から全ての水酸基を除いた残基である場合の式1で示されるイオウ化合物}
【0041】
また本発明の処理方法の実施形態としては、次の11)が挙げられる。
11)前記1)〜10)のうちでいずれかの処理剤を水性液となし、この水性液を紡糸したポリエチレンテレフタレート繊維に対し処理剤として0.5重量%又は0.9重量%となるよう付着させる処理方法。
【0042】
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例等において、部は重量部を、また%は重量%を意味する。
【0043】
【実施例】
試験区分1(式1で示されるイオウ化合物の合成)
・イオウ化合物(B−1)の合成
ドデシルスルホン酸250g(1モル)をオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を窒素ガスで置換した後、80℃に加温し、エチレンオキサイド132g(3モル)を圧入して、反応させた。1時間の熟成反応後、反応物を得た。得られた反応物を分析したところ、ドデシルスルホ=ω−ヒドロキシポリオキシエチレン(n=3){式1中のR1がドデシル基、R2が水素原子、Aがポリエチレングリコール(n=3)から全ての水酸基を除いた残基である場合の式1で示されるイオウ化合物(B−1)}であった。
【0044】
・イオウ化合物(B−2)〜(B−7)の合成
イオウ化合物(B−1)と同様にして、イオウ化合物(B−2)〜(B−7)を合成した。以上で合成した各イオン化合物の内容を表1にまとめて示した。
【0045】
【表1】
【0046】
試験区分2(合成繊維用処理剤の調製)
・実施例1
表2に記載の潤滑剤(A−1)85部、機能性向上剤としてイオウ化合物(B−1)5部、乳化剤(C−1)5部、他の機能性向上剤として機能性向上剤(D−1)2部及び機能性向上剤(E−1)3部を均一混合して処理剤(実施例1)を調製した。
【0047】
・実施例2〜10及び比較例1,2
実施例1と同様にして、実施例2〜10及び比較例1,2の各処理剤を調製した。実施例1も含め、各例で調製した処理剤の内容を表2にまとめて示した。
【0048】
【表2】
【0049】
表2において、
A−1:ブチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=50/50(重量比)の割合でランダム状に付加した数平均分子量3000のポリエーテルモノオール/ブチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=50/50(重量比)の割合でランダム状に付加した数平均分子量1000のポリエーテルモノオール/オクチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=35/65(重量比)の割合でブロック状に付加した数平均分子量1000のポリエーテルモノオール=30/50/20(重量比)の混合物
A−2:α−ブチル−ω−ヒドロキシポリ(n=8)(オキシエチレン)とドデカン酸とのエステル/ブチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=50/50(重量比)の割合でランダム状に付加した数平均分子量3000のポリエーテルモノオール/オクチルアルコールにEOとPOとをEO/PO=35/65(重量比)の割合でブロック状に付加した数平均分子量1000のポリエーテルモノオール=18/29/53(重量比)の混合物
A−3:ラウリルオクタナート/30℃の粘度が1.3×10−5m2/sの鉱物油=69/31(重量比)の混合物
【0050】
B−1〜B−9:試験区分1で合成した表1に記載のイオウ化合物
【0051】
C−1:α−ドデシル−ω−ヒドロキシポリ(n=7)(オキシエチレン)
C−2:硬化ヒマシ油にEOを20モル付加したもの/ポリエチレングリコール(平均分子量600)1モルとラウリン酸2モルとのジエステル=80/20(重量比)の混合物
【0052】
D−1:デカンスルホン酸カリウム/α−ラウリル−ω−ヒドロキシトリオキシエチレンの燐酸エステルカリウム塩=42/58(重量比)の混合物
D−2:トリブチルメチルアンモニウム=ジエチルホスフェート
D−3:オレイン酸テトラエチルアンモニウム塩
D−4:ラウリルジメチルベタイン
【0053】
E−1:主鎖として平均分子量2300のポリジメチルシロキサン鎖を有し且つ側鎖として平均分子量3000のポリオキシアルキレン鎖を有するポリエーテル変性シリコーン/エチレングリコール=33/67(重量比)の混合物
E−2:オレイン酸/プロピレングリコール=67/33(重量比)の混合物
【0054】
試験区分3(合成繊維への処理剤の付着、仮撚加工及び評価)
・合成繊維への処理剤の付着
試験区分2で調製した各処理剤と希釈水とを均一混合して10%水性液とした。固有粘度0.64、酸化チタン含有量0.2%のポリエチレンテレフタレートチップを常法により乾燥した後、エクストルーダーを用いて295℃で紡糸し、口金から吐出して冷却固化した後の走行糸条に、調製した10%水性液を、計量ポンプを用いたガイド給油法にて、処理剤としての付着量が表3記載の付着量となるよう付着させた後、ガイドで集束させ、機械的な延伸を伴うことなく3000m/分の速度で巻き取り、128デシテックス36フィラメントの部分延伸糸を10kg捲きケークとして得た。
【0055】
・仮撚加工
前記で得たケークを用いて、下記のコンタクトヒーター式仮撚機による仮撚加工条件で仮撚加工を行なった。
・・コンタクトヒーター式仮撚機による仮撚加工条件:
コンタクトヒーター式仮撚機(帝人製機社製のSDS1200)を使用して、加工速度=800m/分、延伸倍率=1.652、施撚方式=3軸デイスク外接式摩擦方式(入り側ガイドデイスク1枚、出側ガイドデイスク1枚、硬質ポリウレタンデイスク7枚)、加撚側ヒーター=長さ2.5mで表面温度210℃、解撚側ヒーター=なし、目標撚り数=3300T/mの条件で、25日間連続運転による仮撚加工を行なった。
【0056】
・毛羽の評価
前記の仮撚加工において、仮撚加工糸を巻き取る前に、毛羽計数装置(東レエンジニアリング社製のDT−105)にて1時間当たりの毛羽数を測定し、次の基準で評価した。結果を表3にまとめて示した。
AAA:測定された毛羽数が0個
AA:測定された毛羽数が1個
A:測定された毛羽数が2〜5個
B:測定された毛羽数が6〜9個
C:測定された毛羽数が10個以上
【0057】
・糸切れの評価
前記の仮撚加工において、連続運転の25日間に発生した糸切れ回数を1時間当たりの回数に換算し、次の基準で評価した。結果を表3にまとめて示した。
AAA:発生した糸切れ回数が0
AA:発生した糸切れ回数が1未満(但し、0を含まない)
A:発生した糸切れ回数が1以上2未満
B:発生した糸切れ回数が2以上3未満
C:発生した糸切れ回数が3以上
【0058】
【表3】
【0059】
表3において、
付着量:合成繊維に対する合成繊維用処理剤としての付着%
【0060】
【発明の効果】
既に明らかなように、以上説明した本発明には、近年における合成繊維の紡糸工程や加工工程、なかでも仮撚加工での高速化にも対応して、毛羽や糸切れの発生を充分に防止できるという効果がある。
Claims (10)
- 式1で示されるイオウ化合物が、式1中のR2が水素原子である場合のものである請求項1記載の合成繊維用の処理剤。
- 式1で示されるイオウ化合物が、式1中のAが合計2〜15個の炭素数2又は3のオキシアルキレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合のものである請求項1又は2記載の合成繊維用の処理剤。
- 式1で示されるイオウ化合物が、式1中のAがポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合のものである請求項1〜3のいずれか一つの項記載の合成繊維用の処理剤。
- 潤滑剤が、平均分子量700〜10000のポリエーテル化合物、炭素数17〜60の脂肪族エステル化合物及び30℃の粘度が1×10−6〜5×10−5m2/sの鉱物油から選ばれる一つ又は二つ以上である請求項1〜4のいずれか一つの項記載の合成繊維用の処理剤。
- 潤滑剤を50〜90重量%及び機能性向上剤を1〜30重量%含有する請求項1〜5のいずれか一つの項記載の合成繊維用の処理剤。
- 更に乳化剤を含有しており、潤滑剤、機能性向上剤及び乳化剤から成っていて、潤滑剤を50〜90重量%、機能性向上剤を1〜30重量%及び乳化剤を2〜30重量%含有する請求項1〜6のいずれか一つの項記載の合成繊維用の処理剤。
- 請求項1〜7のいずれか一つの項記載の合成繊維用の処理剤を仮撚加工に供する合成繊維に対し0.1〜3重量%となるよう付着させることを特徴とする合成繊維の処理方法。
- 合成繊維用処理剤を水性液となし、該水性液を合成繊維に対し該合成繊維用の処理剤として0.1〜3重量%となるよう付着させる請求項8記載の合成繊維の処理方法。
- 合成繊維がポリエステル系繊維又はポリアミド系繊維である請求項8又は9記載の合成繊維の処理方法。
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