JP4947796B2 - 合成繊維用ストレート型処理剤、これを用いる合成繊維仮撚加工糸の処理方法及び合成繊維仮撚加工糸 - Google Patents

合成繊維用ストレート型処理剤、これを用いる合成繊維仮撚加工糸の処理方法及び合成繊維仮撚加工糸 Download PDF

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Description

本発明は、合成繊維用ストレート型処理剤、これを用いる合成繊維仮撚加工糸の処理方法及び合成繊維仮撚加工糸に関する。合成繊維の製造乃至加工においては、例えば合成繊維の仮撚加工においては、合成繊維相互の摩擦や合成繊維とガイド類との摩擦等によって合成繊維が静電気を帯び易く、かかる静電気に起因して集束不良、張力変動、断糸等を生じ、更にはこれらが相まって染色時に染色斑を生じることが知られている。かかる不都合が生じるのを防止するため、合成繊維の製造乃至加工においては、合成繊維に平滑性や帯電防止性等を付与する処理剤が用いられている。本発明は、かかる処理剤のうちで合成繊維用ストレート型処理剤、これを用いる合成繊維仮撚加工糸の処理方法及びこの処理方法によって得られる合成繊維仮撚加工糸に関する。
従来、合成繊維に平滑性や帯電防止性等を付与する処理剤として、1)脂環式ポリカルボン酸と、炭素数1〜18の直鎖状のアルコール、炭素数3〜18の分岐状のアルコール又は炭素数3〜10の脂環式アルコールとの脂環式ポリカルボン酸エステルであって、末端直鎖率が50%以上である脂環式ポリカルボン酸エステルを含有するもの(例えば特許文献1参照)、2)脂肪族炭化水素単量体を共重合した分子量2万〜100万の共重合体を含有するもの(例えば特許文献2参照)、3)潤滑油、スタウディンガー粘度平均分子量100万〜700万の油溶性重合物及び界面活性剤を含有するもの(例えば特許文献3参照)、4)分子中に炭素数6〜24の1,2−エポキシアルカン又はそれと炭素数2〜4のアルキレンオキシドとの重合残基を有するポリエーテル化合物を含有するもの(例えば特許文献4参照)、5)高級脂肪酸と高級アルコールとから得られる炭素数25以上のエステル化合物を30重量%以上及び曇点が40℃以上で80℃以下の乳化剤を20重量%以上含有するもの(例えば特許文献5参照)等が知られている。
しかし、これら従来の処理剤には、それ自体の貯蔵安定性が悪いために実際の使用に制約があり、またとりわけ合成繊維が静電気を帯びるのを充分に防止できず、結果としてそのような合成繊維から作製した織物等の染色時に染色斑を生じるという問題がある。
特開平10−265789号公報 特開平2−68367号公報 特開2001−89975号公報 特開平5−9873号公報 特開平5−321058号公報
本発明が解決しようとする課題は、それ自体が貯蔵安定性に優れ、またとりわけそれを付着することにより合成繊維が静電気を帯びるのを充分に防止でき、結果として染色斑の発生を防止できる合成繊維用ストレート型処理剤、これを用いる合成繊維仮撚加工糸の処理方法及びこの処理方法によって得られる合成繊維仮撚加工糸を提供する処にある。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく研究した結果、合成繊維用ストレート型処理剤としては、特定の平滑剤及び特定の機能付与剤をそれぞれ特定割合で含有しており、且つ機能付与剤の少なくとも一部として特定の有機スルホン酸金属化合物を特定割合で含有して成るものを用いるのが正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、平滑剤及び機能付与剤から成る合成繊維用ストレート型処理剤であって、下記の平滑剤を全体の70〜90質量%及び機能付与剤を全体の10〜30質量%の割合で含有し、且つ機能付与剤の少なくとも一部として下記の化1で示される有機スルホン酸金属化合物を全体の1〜10質量%含有していて、有機スルホン酸金属化合物以外の機能性付与剤が非イオン性界面活性剤であることを特徴とする合成繊維用ストレート型処理剤に係る。
平滑剤:炭素数17〜60の脂肪族エステル化合物、30℃の粘度が2×10−6〜2×10−4/sの鉱物油及び30℃の粘度が1×10−6〜2×10−3/sの線状ポリオルガノシロキサンから選ばれる一つ又は二つ以上。
Figure 0004947796
化1において、
,R:炭素数6〜22のアルキル基、炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルフェニル基又は炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルナフチル基
M:カルシウム又はマグネシウム
また本発明は、前記の本発明に係る合成繊維用ストレート型処理剤を、仮撚加工後の合成繊維仮撚加工糸に対し0.1〜5質量%となるよう付着させることを特徴とする合成繊維仮撚加工糸の処理方法に係る。
更に本発明は、前記の本発明に係る合成繊維仮撚加工糸の処理方法によって得られる合成繊維仮撚加工糸に係る。
先ず、本発明に係る合成繊維用ストレート型処理剤(以下単に本発明の処理剤という)について説明する。本発明の処理剤は、平滑剤及び機能付与剤から成る処理剤であって、機能付与剤の少なくとも一部として、化1で示される有機スルホン酸金属化合物を含有するものである。
化1で示される有機スルホン酸金属化合物において、化1中のR及びRはそれぞれが同時に同一の基であってもよく、また別の基であってもよい。かかるR及びRとしては、1)ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基等の炭素数6〜22のアルキル基、2)オクチルフェニル基、ノニルフェニル基、デシルフェニル基、ウンデシルフェニル基、ドデシルフェニル基、テトラデシルフェニル基、ペンタデシルフェニル基、ヘキサデシルフェニル基、ヘプタデシルフェニル基、オクタデシルフェニル基等の炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルフェニル基、3)オクチルナフチル基、ノニルナフチル基、デシルナフチル基、ウンデシルナフチル基、ドデシルナフチル基、テトラデシルナフチル基、ペンタデシルナフチル基、ヘキサデシルナフチル基、ヘプタデシルナフチル基、オクタデシルナフチル基等の炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルナフチル基が挙げられる。
また化1で示される有機スルホン酸金属化合物において、化1中のMは2価の原子価を有する金属である。かかるMとしては、カルシウム又はマグネシウムが挙げられる。化1で示される有機スルホン酸金属化合物は単独で又は二つ以上を混合して使用することができる。
化1で示される有機スルホン酸金属化合物それ自体は、例えば特開2000−204193号公報等に記載されているような公知の方法で合成できる。
本発明の処理剤において、化1で示される有機スルホン酸金属化合物以外の機能付与剤は、合成繊維糸条を束ねるための集束剤、合成繊維糸条から不純物を除去するための助剤、化1で示される有機スルホン酸金属化合物と平滑剤とを均質化するための相溶化剤等として機能するものである。かかる機能付与剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキルアミノエーテルソルビタンモノラウラート、ソルビタントリオラート、グリセリンモノラウラート、ジグリセリンジラウラート、3〜6価のアルコールと脂肪酸との部分エステルにアルキレンオキサイドを付加したもの、アルキレンオキサイドを付加した3〜6価のアルコールと脂肪酸との部分エステル又は完全エステル、3〜6価のアルコールとヒドロキシ脂肪酸とのエステルにアルキレンオキサイドを付加したもの等のポリオキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル型の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
本発明の処理剤において、平滑剤としては、脂肪族1価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とから得られる炭素数17〜60の脂肪族エステル化合物、脂肪族多価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とから得られる炭素数17〜60の脂肪族完全エステル化合物、脂肪族多価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とから得られる炭素数17〜60の脂肪族部分エステル化合物等の炭素数17〜60の脂肪族エステル化合物、30℃の粘度が2×10−6〜2×10−4/sの鉱物油、30℃の粘度が1×10−6〜2×10−3/sの線状ポリジメチルシロキサンが挙げられる。かかる平滑剤は、単独で又は二つ以上を混合して使用することができる。
本発明の処理剤は、以上説明した平滑剤と、化1で示される有機スルホン酸金属化合物を含む機能付与剤とから成るものであって、平滑剤を全体の70〜90質量%、化1で示される有機スルホン酸金属化合物を含む機能付与剤を全体の10〜30質量%、化1で示される有機スルホン酸金属化合物を全体の1〜10質量%含有して成るものである。
本発明に係る処理剤を合成繊維に付着させるに際しては、本発明の処理剤と共に、例えば外観調整剤、酸化防止剤、耐熱向上剤、消泡剤、防腐剤、防錆剤等を併用することができるが、その併用量は可及的に少量とする。
次に、本発明に係る合成繊維仮撚加工糸の処理方法(以下単に本発明の処理方法という)について説明する。本発明の処理方法は、以上説明した本発明の処理剤を、仮撚加工後の合成繊維仮撚加工糸に対し0.1〜5質量%となるよう付着させる方法である。
本発明の処理方法では、本発明の処理剤を、仮撚加工後の合成繊維仮撚加工糸に対し0.1〜5質量%、好ましくは0.5〜3質量%となるよう、ローラー給油法、計量ポンプを用いたガイド給油法、浸漬給油法又はスプレー給油法等の公知の方法によりニート給油して付着させる。
本発明の処理方法において、仮撚加工の条件は特に制限されない。仮撚加工に用いるヒータには接触式と非接触式とがあり、その組合わせには一段式と二段式とがあるので、これらを任意に組合わせた方式で行なうことができ、また接触式ヒータを用いる場合、その表面温度は通常70〜240℃、好ましくは100〜220℃、非接触式ヒータを用いる場合、その表面温度は通常100〜600℃、好ましくは150〜500℃で行なわれ、更にいずれの場合も加工速度は通常100〜1500m/分、好ましくは200〜1200m/分で行なわれるので、これらの範囲内の任意の条件下で行なうことができるのであるが、本発明の処理方法における仮撚加工としては、表面温度100〜220℃の接触式ヒータを用いて、200〜1200m/分の加工速度で行なう場合が好ましい。
最後に、本発明に係る合成繊維仮撚加工糸(以下単に本発明の仮撚加工糸という)について説明する。本発明の仮撚加工糸は、以上説明した本発明の処理方法によって得られるものである。
本発明の仮撚加工糸に供する合成繊維としては、1)ポリエチレンテレフタラート、ポリプロピレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート、ポリテトラエチレンテレフタラート等のポリエステル系合成繊維、2)ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系合成繊維、3)ポリアクリル、モダアクリル等のポリアクリル系合成繊維、4)ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系合成繊維、5)ポリウレタン系合成繊維及び6)ポリ乳酸系合成繊維等が挙げられるが、なかでもポリエステル系合成繊維、ポリアミド系合成繊維又はポリ乳酸系合成繊維に適用する場合に本発明の効果の発現が高い。
本発明の処理剤は、それ自体が貯蔵安定性に優れ、またとりわけそれを付着することにより合成繊維が静電気を帯びるのを充分に防止でき、結果としてそのような合成繊維から作製した織物等の染色時における染色斑の発生を充分に防止できる。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、部は質量部を、また%は質量%を意味する。
試験区分1(化1で示される有機スルホン酸金属化合物の合成)
・有機スルホン酸金属化合物(S−1)の合成
温度計、攪拌機及び還流冷却器を備えた底排弁付きの四つ口フラスコに、プロピルスルホン酸248部(2.0モル)及びイオン交換水1000部を入れ、攪拌しながら70〜90℃まで加温して溶解した。その後、その溶液を攪拌しながら、水酸化カルシウム74部(1.0モル)を10分間かけて投入し、70〜90℃まで加温した後、同温度で1時間攪拌して中和反応を行なった。攪拌を止め、同温度で30分間静置して、プロピルスルホン酸カルシウム塩を含む下層の画分を沈降分離した。プロピルスルホン酸カルシウム塩を含む画分に水500部を加えて、70〜90℃に加温し、1時間攪拌した後、攪拌を止め、同温度で3時間静置して、下層の画分を残しつつ上層の水溶液を上部より排液した後、水洗処理した。同様の水洗処理を更に1回繰り返した後、脱水、乾燥してプロピルスルホン酸カルシウム塩257部(0.9モル)を得た。これを有機スルホン酸金属化合物(S―1)とした。
・有機スルホン酸金属化合物(S−2)〜(S−35)及び(T−1)〜(T−3)の合成
有機スルホン酸金属化合物(S−1)と同様にして、表1に記載の有機スルホン酸金属化合物(S−2)〜(S−35)及び(T−1)〜(T−3)を合成した。






































Figure 0004947796
表1において、
,R,M:化1中のR,R,Mに相当
T−1:ドデシルスルホン酸ナトリウム
T−2:ドデシルフェニルスルホン酸ナトリウム
T−3:ドデシルナフチルスルホン酸カリウム
試験区分2(処理剤の調製)
・参考例1{処理剤(P−1)の調製}
平滑剤として30℃の粘度が3.5×10−5/sの鉱物油(A−1)82部及び試験区分1で合成した有機スルホン酸金属化合物(S−1)5部を、60℃にて加温撹拌しながら溶解した。完全に溶解したことを目視で確認した後、有機スルホン酸金属化合物以外の機能付与剤としてα−ドデシル−ω−ヒドロキシポリ(オキシエチレン)(n=15)(B−1)13部を撹拌しながら混合して溶解し、更に1時間撹拌した。撹拌を停止し、常温下で冷却して処理剤(P−1)を調製した。
・実施例又は参考例2〜35及び比較例1〜10{処理剤(P−2)〜(P−35)及び(R−1)〜(R−10)の調製}
処理剤(P−1)の調製と同様にして、処理剤(P−2)〜(P−35)及び(R−1)〜(R−10)を調製した。各例の処理剤の内容を表2及び表3に示した。
試験区分3(貯蔵安定性の評価)
試験区分2で調製した各例の処理剤を、透明ビーカーへ移し、室温下で7日間静置した後、外観を目視で観察して、以下の基準で判定した。結果を表2及び表3に示した。
A:外観が均一透明である。
B:外観が不均一でやや白濁が認められる。
C:白濁が激しい又は液相分離が認められる。






























Figure 0004947796



Figure 0004947796
表2及び表3において、
A−1:30℃の粘度が3.5×10−5/sの鉱物油
A−2:イソプロピルパルミタート
A−3:30℃の粘度が7.0×10−5/sのポリジメチルシロキサン
A−4:α−ブチル−ω−ヒドロキシポリ(オキシエチレン)(n=3)とドデカン酸とのエステル化合物
A−5:ベンジルラウラート
A−6:ブチルアルコールにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを65/35(質量比)の割合でランダム状に付加した数平均分子量1000のポリエーテルモノオール
B−1:α−ドデシル−ω−ヒドロキシポリ(オキシエチレン)(n=15)(非イオン性界面活性剤)
B−2:ヒマシ油にエチレンオキサイドを20モル付加したもの(非イオン性界面活性剤)
B−3:グリセリンモノラウラート(非イオン性界面活性剤)
B−4:α−ラウリル−ω−ヒドロキシジオキシエチレンのリン酸エステルカリウム塩(アニオン性界面活性剤)
B−5:ラウリルトリメチルアンモニウムエトサルフェート(カチオン性界面活性剤)
B−6:オクチルジメチルアンモニオアセタート(両性界面活性剤)
試験区分4(仮撚加工糸の製造と処理)
(A)ポリエチレンテレフタラート仮撚加工糸の製造と処理
固有粘度0.64、酸化チタン含有量0.2%のポリエチレンテレフタラートチップを常法により乾燥した後、エクストルーダーを用いて295℃で紡糸し、口金から吐出して冷却固化した後の走行糸条に、合成繊維用紡糸油剤(竹本油脂社製の商品名デリオンF−168)の10%水性液を、計量ポンプを用いたガイド給油法にて、紡糸油剤としての付着量が0.3%となるよう付着させた後、ガイドで集束させ、機械的な延伸を伴うことなく3000m/分の速度で巻き取り、128デシテックス36フィラメントの部分延伸糸を10kg捲きケークとして得た。このケークを用い、コンタクトヒータ式仮撚機(帝人製機社製の商品名SDS1200)を使用して、700m/分の加工速度で、延伸倍率=1.525、施撚方式=3軸デイスク外接式摩擦方式(入り側ガイドデイスク1枚、出側ガイドデイスク1枚、硬質ポリウレタンデイスク4枚)、加撚側ヒータ=長さ2.5mで表面温度212℃、解撚側ヒータ=なし、3300T/mの条件で、仮撚加工を行なった。かかる仮撚加工時に、紙管に巻き取る前の仮撚加工糸に対し、ローラー給油法にて、試験区分2で調製した処理剤(P−1)を表4記載の付着量となるようニート給油し、参考例36のポリエチレンテレフタラート仮撚加工糸を得た。同様にして、表4に記載した実施例又は参考例37〜72及び比較例11〜20のポリエチレンテレフタラート仮撚加工糸を得た。各例の内容を表4に示した。
(B)ナイロン6,6仮撚加工糸の製造と処理
硫酸相対粘度(ηr)2.4、酸化チタン含有量0.1%のナイロン6,6チップを常法により乾燥した後、エクストルーダーを用いて290℃で紡糸し、口金から吐出して冷却固化した後の走行糸条に、合成繊維用紡糸油剤(竹本油脂社製の商品名デリオンF−168)の10%水性液を、計量ポンプを用いたガイド給油法にて、紡糸油剤としての付着量が0.4%となるよう付着させた後、ガイドで集束させ、機械的な延伸を伴うことなく4000m/分の速度で巻き取り、70デシテックス24フィラメントの部分延伸糸を10kg捲きケークとして得た。このケークを用い、コンタクトヒータ式仮撚機(帝人製機社製の商品名SDS1200)を使用して、700m/分の加工速度で、延伸倍率=1.220、施撚方式=3軸デイスク外接式摩擦方式(入り側ガイドデイスク1枚、出側ガイドデイスク1枚、硬質ポリウレタンデイスク4枚)、加撚側ヒータ=長さ2.5mで表面温度230℃、解撚側ヒータ=なし、3000T/mの条件で、仮撚加工を行なった。かかる仮撚加工時に、紙管に巻き取る前の仮撚加工糸に対し、ローラー給油法にて、試験区分2で調製した処理剤(P−1)を表5記載の付着量となるようニート給油し、参考例73のナイロン6,6仮撚加工糸を得た。同様にして、表5に記載した実施例又は参考例74〜109及び比較例21〜30のナイロン6,6仮撚加工糸を得た。各例の内容を表5に示した。
(C)ポリ乳酸仮撚加工糸の製造と処理
平均分子量120000、メルトフロート(210℃)25g/10分、ガラス転移点60℃、比重1.26の乳酸重合体チップをエクストルーダーを用いて210℃で紡糸し、口金から吐出して冷却固化した後の走行糸条に、合成繊維用紡糸油剤(竹本油脂社製の商品名デリオンF−168)の10%水性液を、計量ポンプを用いたガイド給油法にて、紡糸油剤としての付着量が0.5%となるよう付着させた後、ガイドで集束させ、機械的な延伸を行ない、3800m/分の速度で巻き取り、100デシテックス36フィラメントの延伸糸を10kg捲きケークとして得た。得られた延伸糸は、強度=4.6g/dtx、伸度=30%であった。このケークを用い、コンタクトヒータ式仮撚機(帝人製機社製の商品名SDS1200)を使用して、500m/分の加工速度で、延伸倍率=1.25、施撚方式=3軸デイスク外接式摩擦方式(入り側ガイドデイスク1枚、出側ガイドデイスク1枚、硬質ポリウレタンデイスク4枚)、加撚側ヒータ=長さ2.5mで表面温度130℃、解撚側ヒータ=なし、2500T/mの条件で、仮撚加工を行なった。かかる仮撚加工時に、紙管に巻き取る前の仮撚加工糸に対し、ローラー給油法にて、試験区分2で調製した処理剤(P−1)を表6記載の付着量となるようニート給油し、参考例110のポリ乳酸仮撚加工糸を得た。同様にして、表6に記載した実施例又は参考例111〜146及び比較例31〜40のポリ乳酸仮撚加工糸を得た。各例の内容を表6に示した。
試験区分5(仮撚加工糸の評価等)
試験区分4で製造し、処理した各例の仮撚加工糸について、次のように、処理剤の付着量を測定し、また帯電防止性及び染色性を評価した。結果を表4〜表6に示した。
・処理剤の付着量の測定
JIS−L1073(合成繊維フィラメント糸試験方法)に準拠し、抽出溶剤としてノルマルヘキサン/エタノール(50/50容量比)混合溶剤を用いて、各例の仮撚加工糸について処理剤の付着量を測定した。
・帯電防止性の評価
各例の100本の仮撚加工糸を、クリールに並べて整経機に掛け、経糸用ビームとして100m/分の速度で10000m巻き取った。このとき、金属との摩擦発生電気を春日式集電式電位測定器で測定し、次の基準で評価した。
A:帯電圧0.1kV未満
B:帯電圧0.1kV以上0.5kV未満
C:帯電圧0.5kV以上1.0kV未満
D:帯電圧1.0kV以上2.0kV未満
E:帯電圧2.0kV以上
・ポリエチレンテレフタラート仮撚加工糸の染色性の評価
経糸用ビームに巻き付けた前記の帯電防止性の評価に供したポリエチレンテレフタラート仮撚加工糸を糊付け・乾燥して経糸準備を行ない、ウオータージェット織機のオサに通した。得られたポリエチレンテレフタラート仮撚加工糸を緯糸に打ち込んで平織物を製織した。この平織物を80℃で精練し、リラックス処理した後、分散染料(日本化薬社製の商品名カヤロンポリエステルブルーEBL−E)を用いて高圧染色法により染色した。染色した平織物を、常法にしたがい水洗し、還元洗浄及び乾燥した後、直径70mm、長さ1mの鉄製の筒に装着して、平織物表面の濃染部分の点数を肉眼で数えるという評価を5回実施し、得られた評価結果から平織物1枚当たりの点数を求め、次の基準で評価した。
A:平織物表面が均一な平織り組織状態となっており、染色筋がない。
B:平織物表面が均一な平織り組織状態となっているが、染色筋が1点ある。
C:平織物表面が均一な平織り組織状態となっているが、染色筋が2〜3点ある。
D:平織物表面が不均一な平織り組織状態となっており、染色筋が3〜10点ある。
E:平織物表面が不均一な平織り組織状態となっており、長短の明瞭な染色筋が一面に10点以上ある。
・ナイロン6,6仮撚加工糸の染色性の評価
経糸用ビームに巻き付けた前記の帯電防止性の評価に供したナイロン6,6仮撚加工糸を糊付け・乾燥して経糸準備を行ない、ウオータージェット織機のオサに通した。得られたナイロン6,6仮撚加工糸を緯糸に打ち込んで平織物を製織した。この平織物を80℃で精練し、リラックス処理した後、酸性染料(クラリアント社製の商品名サンドランブルーE−HRLN)を用いて常圧染色法により染色した。染色した平織物を、常法にしたがい水洗し、乾燥した後、直径70mm、長さ1mの鉄製の筒に装着して、平織物表面の濃染部分の点数を肉眼で数えるという評価を5回実施し、得られた評価結果から平織物1枚当たりの点数を求め、ポリエチレンテレフタラート仮撚加工糸の染色性の評価と同様の基準で評価した。
・ポリ乳酸仮撚加工糸の染色性の評価
経糸用ビームに巻き付けた前記の帯電防止性の評価に供したポリ乳酸仮撚加工糸を糊付け・乾燥して経糸準備を行ない、ウオータージェット織機のオサに通した。得られたポリ乳酸仮撚加工糸を緯糸に打ち込んで平織物を製織した。この平織物を90℃で精錬し、リラックス処理した後、分散染料(日本化薬社製の商品名カヤロンポリエステルブルーEBL−E)を用いて100℃×40分の処理条件の染色法により染色した。染色した平織物を、常法にしたがい水洗し、還元洗浄及び乾燥した後、直径70mm、長さ1mの鉄製の筒に装着して、平織物表面の濃染部分の点数を肉眼で数えるという評価を5回実施し、得られた評価結果から平織物1枚当たりの点数を求め、ポリエチレンテレフタラート仮撚加工糸の染色性の評価と同様の基準で評価した。
Figure 0004947796






Figure 0004947796








Figure 0004947796

Claims (5)

  1. 平滑剤及び機能付与剤から成る合成繊維用ストレート型処理剤であって、下記の平滑剤を全体の70〜90質量%及び機能付与剤を全体の10〜30質量%の割合で含有し、且つ機能付与剤の少なくとも一部として下記の化1で示される有機スルホン酸金属化合物を全体の1〜10質量%含有していて、有機スルホン酸金属化合物以外の機能性付与剤が非イオン性界面活性剤であることを特徴とする合成繊維用ストレート型処理剤。
    平滑剤:炭素数17〜60の脂肪族エステル化合物、30℃の粘度が2×10 −6 〜2×10 −4 /sの鉱物油及び30℃の粘度が1×10 −6 〜2×10 −3 /sの線状ポリオルガノシロキサンから選ばれる一つ又は二つ以上。
    Figure 0004947796
    (化1において
    ,R:炭素数6〜22のアルキル基、炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルフェニル基又は炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルナフチル
    M:カルシウム又はマグネシウム
  2. 請求項1記載の合成繊維用ストレート型処理剤を、仮撚加工後の合成繊維仮撚加工糸に対し0.1〜5質量%となるよう付着させることを特徴とする合成繊維仮撚加工糸の処理方法。
  3. 仮撚加工が、表面温度100〜220℃の接触式ヒータを用いて、200〜1200m/分の加工速度で行われる請求項記載の合成繊維仮撚加工糸の処理方法。
  4. 請求項又は記載の合成繊維仮撚加工糸の処理方法によって得られる合成繊維仮撚加工糸。
  5. 合成繊維がポリエステル系合成繊維、ポリアミド系合成繊維又はポリ乳酸系合成繊維である請求項記載の合成繊維仮撚加工糸。
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