JP4691429B2 - 不織布製造用合成繊維の処理剤及び処理方法並びに不織布製造用合成繊維 - Google Patents

不織布製造用合成繊維の処理剤及び処理方法並びに不織布製造用合成繊維 Download PDF

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Description

本発明は不織布製造用合成繊維の処理剤及び処理方法並びに不織布製造用合成繊維に関し、更に詳しくは近年における不織布製造の高速化に充分対応することができ、しかも初期親水性及び耐久親水性に優れた不織布を得ることができる不織布製造用合成繊維の処理剤及び処理方法並びに不織布製造用合成繊維に関する。
従来、親水性の要求される不織布を製造するための合成繊維の処理剤として、1)ポリオキシアルキレン変性ポリオルガノシロキサン(例えば特許文献1参照)、2)ポリオキシアルキレン変性ポリオルガノシロキサンとアルキロールアミド型化合物との配合物(例えば特許文献2参照)、3)ポリグリセリン脂肪酸エステル又はこれとポリオキシアルキレン変性ポリオルガノシロキサンとの配合物(例えば特許文献3参照)、4)ポリエーテルポリエステルブロック共重合体又はこれとポリオキシアルキレン変性ポリオルガノシロキサンとの配合物(例えば特許文献4参照)、5)ポリオキシアルキレン変性ポリオルガノシロキサンと炭素数28以上の炭化水素基を有する界面活性剤との配合物(例えば特許文献5参照)、6)長鎖アルキル基を有する非イオン界面活性剤と炭素数12〜22のアルキルホスフェート塩との配合物(例えば特許文献6参照)、7)ポリグリセリンエステルと長鎖アルキル基を有する非イオン界面活性剤との配合物(例えば特許文献7参照)等が提案されている。
ところが、これらの従来提案されている処理剤には近年における不織布製造の高速化に対応する上で、また得られる不織布に優れた初期親水性及び耐久親水性を付与する上で著しく不充分という問題がある。
特開平1−148879号公報 特開平1−148880号公報 特開平2−216265号公報 特開平8−226082号公報 特開平2−080672号公報 特開2001−3271号公報 特開2001−89976号公報
本発明が解決しようとする課題は、近年における不織布製造の高速化に充分対応することができ、具体的には、不織布の製造において、用いる合成繊維に優れたカード通過性を付与すると同時に得られるカードウェッブに優れた地合の均一性を付与することができ、しかも得られる不織布に優れた初期親水性及び耐久親水性を付与することができる不織布製造用合成繊維の処理剤及び処理方法並びに不織布製造用合成繊維を提供する処にある。
前記の課題を解決する本発明は、不織布製造用合成繊維の処理剤であって、下記のA成分、B成分及びC成分を合計で90質量%以上含有しており、且つ該A成分を25〜60質量%、該B成分を20〜40質量%及び該C成分を20〜30質量%含有して成ることを特徴とする合成繊維用処理剤に係る。
A成分:下記の化1で示される非イオン界面活性剤、下記の非イオン界面活性剤D及び下記の非イオン界面活性剤Eから選ばれる一つ又は二つ以上であって、化1中のRが炭素数30〜50のアルキル基、Rが水素原子、Xが酸素原子及びYが10〜90個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合の化1で示される非イオン界面活性剤をA成分中に25質量%以上含有するもの



Figure 0004691429
化1において、
:炭素数8〜50の脂肪族炭化水素基又は炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルフェニル基
:水素原子又は炭素数1〜22のアシル基
X:酸素原子又はカルボニルオキシ基
Y:合計5〜100個のオキシエチレン単位及び/又はオキシプロピレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
非イオン界面活性剤D:下記のアルキレンオキサイド付加物J及び下記のアルキレンオキサイド付加物Kから選ばれるもの
アルキレンオキサイド付加物J:3〜6価の脂肪族アルコールと炭素数8〜18の脂肪酸との部分エステル化合物、ヒマシ油及び硬化ヒマシ油から選ばれるものにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物
アルキレンオキサイド付加物K:3〜6価の脂肪族アルコールにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物を炭素数8〜18の脂肪酸でエステル化したもの
非イオン界面活性剤E:炭素数8〜18のアシル基を有する脂肪族アミドにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物
B成分:下記の有機スルホン酸系アニオン界面活性剤、下記の有機リン酸系アニオン界面活性剤及び下記の有機硫酸エステル系アニオン界面活性剤から選ばれる一つ又は二つ以上であって、該有機スルホン酸系アニオン界面活性剤をB成分中に60質量%以上含有するもの
有機スルホン酸系アニオン界面活性剤:炭素数8〜16のアルキルスルホン酸塩、炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩及び炭素数4〜12のアルキル基を有する1,2−ビス(ジアルキルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸塩から選ばれるもの
有機リン酸系アニオン界面活性剤:炭素数8〜14の直鎖アルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩、炭素数8〜24の分岐アルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩、炭素数8〜16のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩及び炭素数8〜12のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩から選ばれるもの
有機硫酸エステル系アニオン界面活性剤:炭素数8〜16のアルキル硫酸エステル塩、炭素数8〜12のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩及び炭素数8〜16のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれるもの
C成分:縮合度3〜12のポリグリセリンと、炭素数12〜18の飽和脂肪族モノカルボン酸及び/又は炭素数12〜18の飽和脂肪族モノカルボン酸の低級アルキルエステルとをエステル化反応させたポリグリセリン脂肪酸エステル
また本発明は、不織布製造用合成繊維の処理方法であって、前記した本発明に係る処理剤を0.1〜15質量%の水性液となし、該水性液を不織布製造用の合成繊維に対し該処理剤として0.1〜0.8質量%となるよう付着させることを特徴とする処理方法に係る。
更に本発明は、前記した本発明に係る処理方法によって得られる不織布製造用合成繊維に係る。
先ず、本発明に係る不織布製造用合成繊維の処理剤(以下単に本発明の処理剤という)について説明する。本発明の処理剤に供するA成分は、化1で示される非イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤D及び非イオン界面活性剤Eから選ばれる一つ又は二つ以上である。
化1で示される非イオン界面活性剤において、化1中のRは、1)オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基、ヘントリアコンチル基、ドトリアコンチル基、トリトリアコンチル基、テトラコンチル基、ヘンテトラコンチル基、ドテトラコンチル基、トリテトラコンチル基、ペンタコンチル基、2−メチル−ペンチル基、2−エチル−ヘキシル基、2−プロピル−ヘプチル基、2−ブチル−オクチル基、2−ペンチル−ノニル基、2−ヘキシル−デシル基、2−ヘプチル−ウンデシル基、2−オクチル−ドデシル基、2−ノニル−トリデシル基、2−デシル−テトラデシル基、2−ウンデシル−ペンタデシル基、2−ドデシル−ヘキサデシル基、10−ウンデセニル基、9c−オクタデセニル基、9t−オクタデセニル基、9c,12c−オクタデカジエニル基、9c,12c,15c−オクタデカトリエニル基、9c−エイコセニル基、5,8,11,14−エイコサテトラエニル基、13c−ドコセニル基及び13t−ドコセニル基等の炭素数8〜50の脂肪族炭化水素基、2)オクチルフェニル基、ノニルフェニル基、ドデシルフェニル基等の炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルフェニル基である。これらのなかでも、Rとしては炭素数30〜50のアルキル基が好ましい。
化1中のRは、1)水素原子、2)ホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、ノナノイル基、デカノイル基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、ヘキサデセノイル基、エイコセノイル基、オクタデセノイル基等の炭素数1〜22のアシル基である。これらのなかでも、Rとしては水素原子、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基等の炭素数1〜4のアシル基が好ましく、水素原子がより好ましい。また化1中のXは、酸素原子又はカルボニルオキシ基であるが、酸素原子が好ましい。更に化1中のYは、合計5〜100個のオキシエチレン単位及び/又はオキシプロピレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基であるが、なかでも10〜90個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基が好ましい。
以上説明した化1で示される非イオン界面活性剤の具体例としては、α−トリアコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン、α−テトラコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン、α−ペンタコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン、α−トリアコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシプロピレン、α−テトラコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシプロピレン、α−ペンタコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシプロピレン、α−トリアコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、α−テトラコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、α−ペンタコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、α−トリアコンチル−ω−アセチルオキシ−ポリオキシエチレン、α−テトラコンチル−ω−プロパノイルオキシ−ポリオキシエチレン、α−ペンタコンチル−ω−ブタノイルオキシ−ポリオキシエチレン、α−トリアコンチル−ω−アセチルオキシ−ポリオキシプロピレン、α−テトラコンチル−ω−プロパノイルオキシ−ポリオキシプロピレン、α−ペンタコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシプロピレン、α−トリアコンチル−ω−アセチルオキシ−ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、α−テトラコンチル−ω−プロパノイルオキシ−ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、α−ペンタコンチル−ω−ブタノイルオキシ−ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、α−ノニルフェニル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレン、α−ノニルフェニル−ω−ヒドロキシ−ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、α−ノニルフェニル−ω−アセチルオキシ−ポリオキシエチレン、α−ノニルフェニル−ω−プロパノイルオキシ−ポリオキシプロピレン、α−ノニルフェニル−ω−アセチルオキシ−ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン等が挙げられる。
非イオン界面活性剤Dには、1)アルキレンオキサイド付加物J、2)アルキレンオキサイド付加物K、3)これらの混合物が含まれる。
アルキレンオキサイド付加物Jとしては、1)3〜6価の脂肪族アルコールと炭素数8〜18の脂肪酸との部分エステル化合物にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物J−1、2)ヒマシ油にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物J−2、3)硬化ヒマシ油にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物J−3が挙げられる。
アルキレンオキサイド付加物J−1において、原料として用いる3〜6価の脂肪族アルコールには、グリセリン、トリメチロールプロパン、ソルビタン、ジグリセリン、ジトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、トリグリセリン、ソルビトール、ジペンタエリスリトール等が挙げられるが、なかでもグリセリン、トリメチロールプロパン、ソルビタン、ペンタエリスリトール、トリグリセリン等の3〜5価の脂肪族アルコールが好ましい。また他の原料として用いる炭素数8〜18の脂肪酸としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪族モノカルボン酸、リンデル酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、バクセン酸等の脂肪族モノエンモノカルボン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等の脂肪族非共役ポリエンモノカルボン酸等が挙げられる。以上例示したような3〜6価の脂肪族アルコールと炭素数8〜18の脂肪酸との部分エステル化合物としては、1)グリセリンやトリメチロールプロパンのような3価の脂肪族アルコール1モルと脂肪族モノカルボン酸1〜2モルとから得られる、3価の脂肪族アルコールの脂肪酸モノ若しくはジエステル又はこれらの混合エステル、2)ペンタエリスリトールのような4価の脂肪族アルコール1モルと脂肪族モノカルボン酸1〜3モルとから得られる、4価の脂肪族アルコールの脂肪酸モノ〜トリエステル又はこれらの混合エステル、3)トリグリセリンのような5価の脂肪族アルコール1モルと脂肪族モノカルボン酸1〜4モルとから得られる、5価の脂肪族アルコールの脂肪酸モノ〜テトラエステル又はこれらの混合エステル、4)ソルビトールのような6価の脂肪族アルコール1モルと脂肪族モノカルボン酸1〜5モルとから得られる、6価の脂肪族アルコールの脂肪酸モノ〜ペンタエステル又はこれらの混合エステル等が挙げられる。
アルキレンオキサイド付加物J−1は、以上説明したような部分エステル化合物にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したものである。エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドの付加モル数は特に制限されないが、部分エステル化合物1モル当たりエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを合計8〜60モルとするのが好ましく、これらのうちで8〜40モルをエチレンオキサイドとするのがより好ましい。
アルキレンオキサイド付加物J−2は、ヒマシ油にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したものである。エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドの付加モル数は特に制限されないが、ヒマシ油1モル当たりエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを合計8〜60モルとするのが好ましく、これらのうちで8〜40モルをエチレンオキサイドとするのがより好ましい。
アルキレンオキサイド付加物J−3は、硬化ヒマシ油にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したものである。エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドの付加モル数は、ヒマシ油にこれらを付加する場合について前記したことと同じである。
アルキレンオキサイド付加物Kとしては、1)3〜6価の脂肪族アルコールにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物の全ての水酸基を炭素数8〜18の脂肪酸でエステル化した完全エステル化物、2)3〜6価の脂肪族アルコールにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物の一部分の水酸基を炭素数8〜18の脂肪酸でエステル化した部分エステル化物が挙げられる。ここで3〜6価の脂肪族アルコールや炭素数8〜18の脂肪酸は、アルキレンオキサイド付加物J−1について前記したことと同じである。
アルキレンオキサイド付加物Kについて前記の完全エステル化物としては、1)グリセリンやトリメチロールプロパンのような3価の脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加した3価のアルキレンオキサイド付加物1モルを炭素数8〜18の脂肪酸3モルで完全エステル化したもの、2)ペンタエリスリトールのような4価の脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加した4価のアルキレンオキサイド付加物1モルを炭素数8〜18の脂肪酸4モルで完全エステル化したもの、3)トリグリセリンのような5価の脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加した5価のアルキレンオキサイド付加物1モルを炭素数8〜18の脂肪酸5モルで完全エステル化したもの、4)ジペンタエリスリトールのような6価の脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加した6価のアルキレンオキサイド付加物1モルを炭素数8〜18の脂肪酸6モルで完全エステル化したものが挙げられる。
アルキレンオキサイド付加物Kについて前記の部分エステル化物としては、1)グリセリンやトリメチロールプロパンのような3価の脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加した3価のアルキレンオキサイド付加物1モルを炭素数8〜18の脂肪酸1又は2モルで部分エステル化したもの、2)ペンタエリスリトールのような4価の脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加した4価のアルキレンオキサイド付加物1モルを炭素数8〜18の脂肪酸1〜3モルで部分エステル化したもの、3)トリグリセリンのような5価の脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加した5価のアルキレンオキサイド付加物1モルを炭素数8〜18の脂肪酸1〜4モルで部分エステル化したもの、4)ジペンタエリスリトールのような6価の脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加した6価のアルキレンオキサイド付加物1モルを炭素数8〜18の脂肪酸1〜5モルで部分エステル化したもの等が挙げられる。
以上説明したアルキレンオキサイド付加物Kにおいて、3〜6価の脂肪族アルコールに対するエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドの付加モル数は特に制限されないが、3〜6価の脂肪族アルコール1モル当たりエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを合計8〜60モルとするのが好ましく、これらのうちで8〜40モルをエチレンオキサイドとするのがより好ましい。
非イオン界面活性剤Eは、炭素数8〜18のアシル基を有する脂肪族アミドにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物である。炭素数8〜18のアシル基を有する脂肪族アミドとしては、オクタンアミド、ノナンアミド、デカンアミド、ウンデカンアミド、ドデカンアミド、トリデカンアミド、テトラデカンアミド、ペンタデカンアミド、ヘキサデカンアミド、ヘプタデカンアミド、オクタデカンアミド等が挙げられるが、なかでも炭素数12〜18のアシル基を有する脂肪族アミドが好ましい。脂肪族アミドに対するエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドの付加モル数は特に制限されないが、脂肪族アミド1モル当たりエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを合計5〜30モルとするのが好ましく、これらのうちで5〜20モルをエチレンオキサイドとするのがより好ましい。非イオン界面活性剤Eの具体例としては、N,N−ビス[ポリ(オキシエチレン)]アルカンアミド、N,N−ビス[ポリ(オキシプロピレン)]アルカンアミド、N,N−ビス[ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)]アルカンアミド、N,N−ビス[ポリ(オキシエチレン)]アルケンアミド、N,N−ビス[ポリ(オキシプロピレン)]アルケンアミド、N,N−ビス[ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)]アルケンアミド等が挙げられる。
本発明の処理剤に供するA成分は、以上説明したものであって、化1中のRが炭素数30〜50のアルキル基、Rが水素原子、Xが酸素原子及びYが10〜90個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合の化1で示される非イオン界面活性剤をA成分中に25質量%以上含有するものである。
本発明の処理剤に供するB成分は、有機スルホン酸系アニオン界面活性剤、有機リン酸系アニオン界面活性剤及び有機硫酸エステル系アニオン界面活性剤から選ばれる一つ又は二つ以上である。
有機スルホン酸系アニオン界面活性剤としては、1)オクチルスルホン酸ナトリウム、デシルスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、テトラデシルスルホン酸リチウム、ヘキサデシルスルホン酸カリウム等の炭素数8〜16のアルキルスルホン酸塩、2)オクチルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、3)1,2−ビス(ジブチルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸ナトリウム、1,2−ビス(ジペンチルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸カリウム、1,2−ビス(ジヘキシルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸リチウム、1,2−ビス(ジヘプチルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸ナトリウム、1,2−ビス(ジオクチルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸ナトリウム、1,2−ビス(ジノニルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸リチウム、1,2−ビス(ジデシルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸ナトリウム、1,2−ビス(ジウンデシルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸ナトリウム、1,2−ビス(ジドデシルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸ナトリウム等の炭素数4〜12のアルキル基を有する1,2−ビス(ジアルキルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸塩が挙げられるが、なかでも炭素数10〜15のアルキルスルホン酸塩、炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数8〜12のアルキル基を有する1,2−ビス(ジアルキルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸塩が好ましい。
有機リン酸系アニオン界面活性剤としては、1)オクチルリン酸エステル塩、イソオクチルリン酸エステル塩、デシルリン酸エステル塩、ドデシルリン酸エステル塩、トリデシルリン酸エステル塩、テトラデシルリン酸エステル塩等の炭素数8〜14の直鎖アルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩、2)イソオクチルリン酸エステル塩、2−エチルヘキシルリン酸エステル塩、イソトリデシルリン酸エステル塩、イソヘキサデシルリン酸エステル塩等の炭素数8〜24の分岐アルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩、3)ポリオキシエチレンオクチルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンイソオクチルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレン−2−エチルヘキシルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンデシルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンドデシルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレントリデシルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンテトラデシルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンヘキサデシルエーテルリン酸エステル塩等の炭素数8〜16のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩、4)ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンイソオクチルフェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンデシルフェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテルリン酸エステル塩等の炭素数8〜12のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩が挙げられるが、なかでも炭素数8〜14の直鎖アルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩、炭素数8〜14のアルキル基を有し且つオキシエチレン単位の数が1〜10個であるポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩が好ましい。以上のような各リン酸エステル塩には、モノエステル体の単独物、ジエステル体の単独物、モノエステル体とジエステル体との混合物が含まれ、ジエステル体には同一のアルキル基を有するジエステル体(対称形のジエステル)と異なるアルキル基を有するジエステル体(非対称形のジエステル)とが含まれる。
有機硫酸エステル系アニオン界面活性剤としては、1)硫酸オクチル塩、硫酸デシル塩、硫酸ドデシル塩、硫酸テトラデシル塩、硫酸ヘキサデシル塩等の炭素数8〜16のアルキル硫酸エステル塩、2)ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンデシルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンテトラデシルフェニルエーテル硫酸エステル塩等の炭素数8〜12のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、3)ポリオキシエチレンオクチルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンデシルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンドデシルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンテトラデシルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンヘキサデシルエーテル硫酸エステル塩等の炭素数8〜16のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が挙げられるが、なかでも炭素数8〜14の直鎖アルキル基を有するアルキル硫酸エステル塩、オキシエチレン単位の数が1〜10個である(ポリ)オキシエチレンアルキルリン酸エステル塩が好ましい。
以上説明したB成分において、それを構成する塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等が挙げられるが、なかでもアルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。
本発明の処理剤に供するB成分は、以上説明したものであって、有機スルホン酸系アニオン界面活性剤をB成分中に60質量%以上含有するものである。
本発明の処理剤に供するC成分は、ポリグリセリンと、脂肪酸及び/又は脂肪酸のエステル形成性化合物とをエステル化反応させたポリグリセリン脂肪酸エステルである。かかるポリグリセリン脂肪酸エステルには、1)ポリグリセリン中の全水酸基が完全にエステル化された完全エステル、2)ポリグリセリン中の全水酸基のうちで一部がエステル化された部分エステルが含まれるが、該ポリグリセリンの水酸基の10〜85モル%がエステル化された部分エステルが好ましく、10〜60モル%がエステル化された部分エステルがより好ましい。
原料としてのポリグリセリンは、触媒存在下におけるグリセリンの脱水縮合反応やグリセリンとグリシドールとの開環付加反応等により得ることができる。触媒存在下にグリセリンを脱水縮合反応させると、得られるポリグリセリン中には、副生物として環状ポリグリセリンが一部含まれてくるが、本発明ではかかる環状ポリグリセリンを一部含有するポリグリセリンも原料として用いることができる。本発明では、ポリグリセリンとして、縮合度が3〜12のものを用いる。
また原料としての脂肪酸としては、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の炭素数12〜18の飽和脂肪族モノカルボン酸を用いる。
更に原料としての脂肪酸のエステル形成性化合物としては、ラウリン酸メチル、ラウリン酸エチル、パルミチン酸メチル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸エチル等の炭素数12〜18の飽和脂肪族モノカルボン酸の低級アルキルエステルを用いる。
以上説明したポリグリセリン脂肪酸エステルは、公知の合成方法、例えば特開平5−140037号公報や特開平5−140038号公報に記載されている合成方法で合成できる。かかるポリグリセリン脂肪酸エステルの具体例としては、1)トリグリセリンモノラウラート、トリグリセリンモノミリスタート、トリグリセリンモノパルミタート、トリグリセリンモノステアラート、トリグリセリンジラウラート、トリグリセリンジミリスタート、トリグリセリンジパルミタート、トリグリセリンジステアラート、トリグリセリンラウロミリスタート、トリグリセリンミリストパルミタート、トリグリセリンパルミトステアラート、トリグリセリントリラウラート、トリグリセリントリミリスタート、トリグリセリントリパルミタート、トリグリセリントリステアラート、トリグリセリンジラウロミリスタート、トリグリセリンラウロジミリスタート等の、トリグリセリンの部分エステルが挙げられる。
本発明の処理剤は、以上説明したようなA成分、B成分及びC成分の3成分を合計で90質量%以上含有しており、且つA成分を25〜60質量%、B成分を20〜40質量%及びC成分を20〜30質量%含有して成るものとする。
本発明の処理剤は、前記した3成分以外に、他の成分を10質量%未満の範囲内で含有することができる。かかる他の成分としては、動植物油、鉱物油、脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコール等の潤滑補助剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、粘度調整剤等が挙げられる。
本発明の処理剤は、以上説明したように、A成分、B成分及びC成分を所定割合で含有して成るものであるが、なかでもその1質量%水性液のpHが6〜9の範囲にあるものが好ましい。
本発明の処理剤を適用する不織布製造用の合成繊維としては、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリオレフィン系繊維、これらの2種以上を用いた複合合成繊維等が挙げられるが、なかでもポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリブテン繊維、芯鞘構造の複合繊維であって鞘部がポリオレフィン系繊維である複合繊維、例えば鞘部がポリエチレン繊維であるポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン/ポリエステル複合繊維等のポリオレフィン系繊維が好ましい。
次に、本発明に係る不織布製造用合成繊維の処理方法(以下単に本発明の処理方法という)について説明する。本発明の処理方法は、以上説明した本発明の処理剤を0.1〜15質量%の水性液となし、該水性液を不織布製造用の合成繊維に対し該処理剤として0.1〜0.8質量%となるよう付着させる処理方法である。付着方法としては、浸漬法、スプレー法、ローラー給油法、計量ポンプを用いたガイド給油法等の給油法等が挙げられ、また付着工程としては、紡糸工程、延伸工程、更には延伸後の各工程等が挙げられるが、なかでも捲縮工程の直前が好ましい。本発明の処理剤を付着させた合成繊維は、通常付着直後に、60〜120℃で5〜30分間の乾燥・熱処理に供される。
最後に、本発明に係る不織布製造用合成繊維について説明する。本発明に係る不織布製造用合成繊維は、以上説明した本発明の処理方法によって得られる不織布製造用合成繊維である。かかる不織布製造用合成繊維としては、前記したポリオレフィン系繊維が好ましく、なかでも単繊維の繊度が10デシテックス以下、より具体的には0.5〜7デシテックスのポリオレフィン系繊維が好ましい。
本発明に係る不織布製造用合成繊維は、周知の様々な分野に利用される。これには例えば、おむつ(紙おむつ、おむつカバー)、生理用品(ナプキン、タンポン)、救急用品(ガーゼ、救急絆創膏、綿棒)、洗浄用品(ウェットティッシュ、化粧綿、母乳パット)、おしぼり、マスク等の衛生材等が挙げられる。
本発明の処理剤及び処理方法によると、近年における不織布製造の高速化に充分対応することができ、具体的には、不織布の製造において、用いる合成繊維に優れたカード通過性を付与すると同時に得られるカードウェッブに優れた地合の均一性を付与することができ、しかも得られる不織布に優れた初期親水性及び耐久親水性を付与することができるという効果がある。
試験区分1(処理剤の水性液の調製)
・実施例1の処理剤(P−1)の水性液の調製
下記の非イオン界面活性剤(A−1)20g、非イオン界面活性剤(A−4)15g、非イオン界面活性剤(A−7)10g、有機スルホン酸系アニオン界面活性剤(B−1)30g及びポリグリセリン脂肪酸エステル(C−1)25gを50℃の温水100gと混合して、均一溶解した後、室温まで冷却して、実施例1の処理剤(P−1)の50質量%水性液を調製した。
非イオン界面活性剤(A−1):α−テトラコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=50、nはオキシエチレン単位の数、以下同じ)
非イオン界面活性剤(A−4):α−ヘキサデシル−ω−ヒドロキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=10)
非イオン界面活性剤(A−7):α−オクタデセノイル−ω−オクタデセノイルオキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=9)
有機スルホン酸系アニオン界面活性剤(B−1):ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
ポリグリセリン脂肪酸エステル(C−1):ポリグリセリン(縮合度4)モノステアラート
・実施例又は参考例2〜22の処理剤(P−2)〜(P−22)及び比較例1〜16の処理剤(R−1)〜(R−16)の水性液の調製
実施例1の処理剤(P−1)の水性液と同様にして、表1〜3に記載した実施例又は参考例2〜22の処理剤(P−2)〜(P−22)及び比較例1〜16の処理剤(R−1)〜(R−16)の50%水性液を調製した。
Figure 0004691429













Figure 0004691429












Figure 0004691429
表1〜3において、
*1:処理剤中のA成分、B成分及びC成分の合計割合(質量%)
*2:A成分中において、化1中のRが炭素数30〜50のアルキル基、Rが水素原子、Xが酸素原子及びYが10〜90個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合の化1で示される非イオン界面活性剤の割合(質量%)
*3:B成分中において、有機スルホン酸系アニオン界面活性剤と有機リン酸系アニオン界面活性剤との合計割合(質量%)
*4:B成分中において、有機スルホン酸系アニオン界面活性剤の割合(質量%)
A−1:α−テトラコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=50)
A−2:α−トリアコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=30)
A−3:α−ペンタコンチル−ω−ヒドロキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=75)
A−4:α−ヘキサデシル−ω−ヒドロキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=10)
A−5:α−テトラコンチル−ω−アセチルオキシ−ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)(n=50,m=10)
A−6:α−テトラコンチル−ω−ブタノイルオキシ−ポリ(オキシプロピレン)(m=15)
A−7:α−オクタデセノイル−ω−オクタデセノイルオキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=9)
A−8:α−ドデシル−ω−オクタノイルオキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=15)
A−9:α−ノニルフェニル−ω−ヒドロキシ−ポリ(オキシエチレン)(n=10)
A−10:ソルビタンモノオレアート1モルにエチレンオキサイド15モルを付加したもの
A−11:ヒマシ油1モルにエチレンオキサイド9モルとプロピレンオキサイド9モルとを付加したもの
A−12:硬化ヒマシ油1モルにエチレンオキサイド30モルを付加したもの
A−13:トリメチロールプロパン1モルにエチレンオキサイド20モルとプロピレンオキサイド10モルとを付加したアルキレンオキサイド付加物1モルをステアリン酸2モルで部分エステル化したもの
A−14:ペンタエリスリトール1モルにエチレンオキサイド20モルとプロピレンオキサイド4モルとを付加したアルキレンオキサイド付加物1モルをイソステアリン酸4モルで完全エステル化したもの
A−15:N,N−ビス[ポリ(オキシエチレン)(n=4)]オクタデカンアミド
a−1:数平均分子量400のポリエチレングリコール
B−1:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
B−2:テトラデカンスルホン酸ナトリウム
B−3:1,2−ビス(ジオクチルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸ナトリウム
B−4:オクチルリン酸エステル=カリウム
B−5:イソトリデシルリン酸エステル=カリウム
B−6:ポリオキシエチレン(n=5)ドデシルエーテルリン酸エステル=カリウム
B−7:ポリオキシエチレン(n=4)ノニルフェニルエーテルリン酸エステル=カリウム
B−8:硫酸ドデシル=ナトリウム
B−9:硫酸ドデシルポリオキシエチレン(n=3)=ナトリウム
B−10:硫酸ノニルフェニルポリオキシエチレン(n=5)=トリエタノールアミン
C−1:ポリグリセリン(縮合度4)モノステアラート
C−2:ポリグリセリン(縮合度6)ジパルミタート
C−3:ポリグリセリン(縮合度2)ジオレアート
D−1:ステアリルステアラート
D−2:30℃の粘度が320×10−5/sの鉱物油
D−3:オキシエチレン単位/オキシプロピレン単位=20/80(モル比)の割合から成る数平均分子量6000のポリアルキレングリコール
試験区分2(不織布製造用ポリオレフィン系繊維への処理剤の付着とその評価)
・不織布製造用ポリオレフィン系繊維への処理剤の付着
鞘部がポリエチレンであり、芯部がポリエステルであるポリオレフィン系複合繊維綿(2.0デニール×51mmカット長)を、表1及び表2に記載した水性液を水で希釈して浴濃度を目標付着量となるようにした処理浴(浴温25℃、浴比1:30)に、5分間浸漬し、絞り率50質量%で遠心脱水した後、60℃×60分間送風乾燥して下記の評価用の処理綿とした。尚、処理綿への処理剤付着量は、該処理綿をソックスレー抽出器を用いてメタノール/ベンゼン=50/50(容量比)混合溶剤で抽出することにより測定した。評価結果及び測定結果を表4にまとめて示した。
・スカム及びフライの評価
上記で得た処理綿2000gを25℃×60%RHの温湿度で24時間調湿し、同条件下に、開繊機で開繊した後、小型ローラーカード(1山タイプ)を通してカードウェッブを調製した。スカムを針布の汚れについて下記の評価基準で評価し、またフライを小型ローラーカードの側面に黒色のスクリーンを立てて下記の評価基準で評価した。結果を表4にまとめて示した。尚、スカム及びフライが少ない程、カード通過性が良く、操業性が良いことを示す。
・・スカムの評価基準
◎:針布にスカムが全く認められない
○:針布に僅かにスカムが認められる
△:針布にやや多くのスカムが認められる
×:針布にスカムが堆積し、掃除をする必要がある
・・フライの評価基準
◎:フライが全く認められない
○:フライが僅かに認められる
△:フライがやや多く認められる
×:フライが多く認められ、掃除をする必要がある
・カードウェッブの地合いの均一性の評価
スカム及びフライの評価の場合と同じ条件で目付24g/mのカードウェッブを調製し、その地合いの均一性を下記の評価基準で評価した。
・・カードウェッブの地合いの均一性の評価基準
◎:斑が全くなく、均一である
○:僅かな斑が認められるが、問題にならない
△:斑が少し確認でき、やや問題である
×:広範囲にはっきりと斑が確認でき、製品とならない
・初期親水性の評価
前記のカードウェッブから20cm×20cmの大きさの試料を調製し、この試料を45度に固定した傾斜板上に置き、試料面より10mmの高さから0.4mlの水滴を落下させた。水滴の落下地点から該水滴が完全に吸収された点までの距離を測定し、下記の評価基準で評価した。
・・初期親水性の評価基準
◎:吸収点までの距離が15mm未満
○:吸収点までの距離が15mm以上30mm未満
△:吸収点までの距離が30mm以上40mm未満
×:吸収点までの距離が40mm以上
・耐久親水性の評価
前記のカードウェッブから10cm×10cmの大きさの試料を調製し、この試料を水平に置き、試料面より10mmの高さから0.4mlの水滴1滴を20カ所に滴下し、2秒以内に吸収される水滴の数を測定した。測定後、同試料を40℃で90分間乾燥し、再度、同様の測定操作を繰り返した。吸収される水滴数が5未満になる繰り返し回数を求め、下記基準で評価した。
・・耐久親水性の評価基準
◎:繰り返し回数が10回以上
○:繰り返し回数が6〜9回
△:繰り返し回数が3〜5回
×:繰り返し回数が2回以下
・長期保管評価
前記のカードウェッブから同様の大きさの試料を調製し、これを40℃で1ヶ月保管した後、保管した試料を用いて前記の初期親水性及び耐久親水性を同様に評価した。
Figure 0004691429
表4において、
付着量:ポリオレフィン系複合繊維綿に対する処理剤の付着量(質量%)
pH:処理剤の1%水性液のpH
均一性:カードウェッブの地合いの均一性

Claims (5)

  1. 不織布製造用合成繊維の処理剤であって、下記のA成分、B成分及びC成分を合計で90質量%以上含有しており、且つ該A成分を25〜60質量%、該B成分を20〜40質量%及び該C成分を20〜30質量%含有して成ることを特徴とする処理剤。
    A成分:下記の化1で示される非イオン界面活性剤、下記の非イオン界面活性剤D及び下記の非イオン界面活性剤Eから選ばれる一つ又は二つ以上であって、化1中のR が炭素数30〜50のアルキル基、R が水素原子、Xが酸素原子及びYが10〜90個のオキシエチレン単位で構成されたポリオキシエチレン基を有するポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基である場合の化1で示される非イオン界面活性剤をA成分中に25質量%以上含有するもの
    Figure 0004691429
    (化1において、
    :炭素数8〜50の脂肪族炭化水素基又は炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルフェニル基
    :水素原子又は炭素数1〜22のアシル基
    X:酸素原子又はカルボニルオキシ基
    Y:合計5〜100個のオキシエチレン単位及び/又はオキシプロピレン単位で構成されたポリオキシアルキレン基を有するポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
    非イオン界面活性剤D:下記のアルキレンオキサイド付加物J及び下記のアルキレンオキサイド付加物Kから選ばれるもの
    アルキレンオキサイド付加物J:3〜6価の脂肪族アルコールと炭素数8〜18の脂肪酸との部分エステル化合物、ヒマシ油及び硬化ヒマシ油から選ばれるものにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物
    アルキレンオキサイド付加物K:3〜6価の脂肪族アルコールにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物を炭素数8〜18の脂肪酸でエステル化したもの
    非イオン界面活性剤E:炭素数8〜18のアシル基を有する脂肪族アミドにエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加したアルキレンオキサイド付加物
    B成分:下記の有機スルホン酸系アニオン界面活性剤、下記の有機リン酸系アニオン界面活性剤及び下記の有機硫酸エステル系アニオン界面活性剤から選ばれる一つ又は二つ以上であって、該有機スルホン酸系アニオン界面活性剤をB成分中に60質量%以上含有するもの
    有機スルホン酸系アニオン界面活性剤:炭素数8〜16のアルキルスルホン酸塩、炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩及び炭素数4〜12のアルキル基を有する1,2−ビス(ジアルキルオキシカルボニル)−エタンスルホン酸塩から選ばれるもの
    有機リン酸系アニオン界面活性剤:炭素数8〜14の直鎖アルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩、炭素数8〜24の分岐アルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩、炭素数8〜16のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩及び炭素数8〜12のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩から選ばれるもの
    有機硫酸エステル系アニオン界面活性剤:炭素数8〜16のアルキル硫酸エステル塩、炭素数8〜12のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩及び炭素数8〜16のアルキル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩から選ばれるもの
    C成分:縮合度3〜12のポリグリセリンと、炭素数12〜18の飽和脂肪族モノカルボン酸及び/又は炭素数12〜18の飽和脂肪族モノカルボン酸の低級アルキルエステルとをエステル化反応させたポリグリセリン脂肪酸エステル
  2. 1質量%水性液のpHが6〜9の範囲にある請求項1記載の処理剤。
  3. 不織布製造用合成繊維の処理方法であって、請求項1又は2記載の処理剤を0.1〜15質量%の水性液となし、該水性液を不織布製造用の合成繊維に対し該処理剤として0.1〜0.8質量%となるよう付着させることを特徴とする処理方法。
  4. 合成繊維がポリオレフィン系繊維である請求項記載の処理方法。
  5. 請求項又は記載の処理方法によって得られる不織布製造用合成繊維。
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