JPH0268367A - 繊維糸条用ストレート型油剤 - Google Patents

繊維糸条用ストレート型油剤

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JPH0268367A
JPH0268367A JP21589088A JP21589088A JPH0268367A JP H0268367 A JPH0268367 A JP H0268367A JP 21589088 A JP21589088 A JP 21589088A JP 21589088 A JP21589088 A JP 21589088A JP H0268367 A JPH0268367 A JP H0268367A
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JP
Japan
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oil
fiber
lubricant
scattering
polymer
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JP21589088A
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English (en)
Inventor
Hideya Narutaki
鳴滝 英也
Toshihiro Kanzawa
神沢 敏広
Hiroshi Yoshida
宏 吉田
Teruo Sakai
坂井 暉夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に合成繊維の製糸工程、仮撚加工工程、製
編織準備工程などで、高速走行下の繊維に対し給油をす
る際に、油剤の飛散が少なく良好な作業環境のもとで、
安全且つ効率的に付与するのに適した繊維糸条用ストレ
ート型油剤に関する。
[従来の技術] 近年、繊維製造工程では、高生産性、合理化を目的に糸
の走行速度が著しくアップしてきた。特にポリエステル
、ナイロン等の合成繊維の紡糸工程では、従来1000
〜1500m/分の捲き取り速度であったが、プロセス
の違いはあるが3500〜7000m/分へ、POY−
DTY仮撚加工工程では、従来方式の150〜200+
n/分から600〜800m/分、更に将来は、100
0〜+200+n/分を越えることが予想されている。
かかる高速化は製糸工程のみならず整経、撚糸、編立な
との置火加工工程でも同様に進められている。
ところで、この様な各種加工工程で操業性を円滑に進め
、糸の品質を向上させるため、紡糸、仮撚、整経、捲き
返し工程などで繊維処理剤がローラータッチ法、ノズル
給油法等の方法でストレートで給油される。
このストレート型油剤は繊維糸条に平滑性、制電性など
の性能を付与するものであるが、前述のごとく高速加工
が進むにつれ、所望の性能を得るために必要な油剤量を
付着させることによって、紡糸直後の給油ローラーやノ
ズルガイドがらのオイル飛散、糸を集束させるインター
レーサーでのオイル飛散、捲き取り直後のトラバースガ
イドでのオイル飛散、DTY機の機上オイリングローラ
−でのオイル飛散など従来問題とならなかったオイル飛
散が著しく増大し、作業環境を悪化させるばかりでなく
作業者の安全面からも大きな問題となってきた。
このため各繊維メーカーから高速走行下で繊維糸条にス
トレート給油する際、所望の性能が得られ且つオイル飛
散の少ない、油剤損失の少ない油剤開発が切望されてい
る。
一般にストレート型油剤は、鉱物油、天然油脂または合
成エステル油などを平滑剤成分として含有し、更に必要
に応じて乳化剤、制電剤としての各種界面活性剤や酸化
防止剤、防錆剤などの添加剤を含有するものである。従
来からストレート型油剤でオイル飛散を防止するために
、いくつかの提案がなされている。
例えば平滑剤成分に粘度の低い鉱物油や合成エステル油
を使用し繊維への浸透性を良くする方法や、各種非イオ
ン活性剤、シリコーン、フッ素系活性剤などで表面張力
を下げ繊維への親和力を向」二させ飛散を防止する試み
、また特開昭60−14608号公報にみられる親水性
シリコーンを添加した油剤などかある。
[発明か解決しようとする問題点] しかし上記油剤は高速走行下での繊維糸条からのオイル
飛散防止において明らかに不十分である。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、」−記のごとき実情に鑑み、高速走行下
の繊維糸条に対しオイル飛散防止性を発揮するストレー
ト型油剤を得るへく鋭意検討した結果、本発明に達した
すなわち本発明は、脂肪族炭化水素単量体の(共)重合
体(たたし分子量は2万ないし100万)を含有するこ
とを特徴とする繊維糸条用ストレート型油剤である。
本発明による(共)重合体を形成する脂肪族炭化水素単
量体としては、炭素数か2〜20のもの、例えば、エチ
レン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、
ジイソブチレン、オクテン、ドデセン、オフタデ七ン、
ブタジェン、ペンタジェンおよびイソプレンなとが挙け
られる。このうち好ましいものは、エチレン、プロピレ
ン、ブテンおよびインブチレンである。
(共)重合体の分子量は、2万ないし100万で、好ま
しくは2万〜50万、更に好ましくは3万〜30万であ
る。分子量が、2万未禍では、高速走行下での繊維糸条
からのオイル飛散防止性が不充分であり、分子量力月0
0万を越えると、ベースオイルと相溶性か悪くなり、又
粘度が高くなることで糸条とガイドとの平滑性が悪くな
り糸切れが多くなる。分子量は、重量平均分子量で、G
PC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)で測
定することができる。
(共)重合体の具体例としては、エチレン(40)プロ
ピレン(60)共重合体(MW 5万)、エチレン(4
0)−プロピレン(60)共重合体(Ml+ 12万)
、インブチレン重合体(MY 5万)なとである。ここ
で()内の数字は、単量体の全重量に対する重量%を表
す。
以下同様の記載を用いる。
(共)重合体は通常油溶性ないしは油分散性のものであ
る。
(共)重合体は、公知の方法で製造できる。例えば、ベ
ンゾイルパーオキサイドやアゾビスイソブチロニトリル
などを開始剤とするラジカル重合、トリクロロアルミニ
ウムやンクロロエチルアルミニウムなどを開始剤とする
カチオン重合、ノルマルブチルリチウムなどを開始剤と
するアニオン重合’t  ’リクロロチタソートリエチ
ルアルミニウムなとのチーグラー・す、り触媒を用いる
配位重合なとか挙けられる。これらの重合法は、 (共
)重合する単量体の種類によって選択される。又、重合
温度、圧力、時間も同様に単量体の種類によって選択さ
れる。
本発明において(共)重合体は、平滑剤を含有し、更に
必要に応じて、乳化剤、帯電防止剤などを含有するベー
スオイルに含有される。
平滑剤としては、鉱物油(精製スピンドル油、流動パラ
フィンなど)、天然油脂(ヤシ油、ヒマシ油など)又は
、合成エステル油[イソステアリルラウレート、ブチル
ステアレート、2−エチルへキシルパルミテート、ラウ
リルアルコールエチレンオギサイド(以下、エチレンオ
キサイドをEOと略記)2モル付加物ラウレート、ビス
フェノールプロピレンオキサイド(以下、プロピレンオ
キサイドをPOと略記)2モルE02モル付加物ジラウ
レートなどの飽和脂肪酸のエステルコおよびポリエーテ
ル[炭S 数1〜6の一価アルコールのEO。
P O(=J加物;例えばブタノールのEO/POラン
ダムイ」加物(分子量: 1400) 、多価アルコー
ルのEOとPOの共重合物またはその低級アルキルエー
テル;例えばトリメチロールプロパンのEO/POラン
ダム(=J加物(分子Wr: 2000)など]か挙げ
られる。
その他、乳化剤、帯電防止剤の成分としては、ノニオン
界面活性剤(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、
ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル、ポリ
オキシアルキレン脂肪酸エステルなと)、アニオン界面
活性剤(アルキルサルフェート、アルキルスルホネート
、脂肪酸石ケン、アルキルリン酸エステル(塩)など)
などが挙げられる。
更に必要に応じて、酸化防止剤、防腐剤、金属摩耗防止
剤なとの添加剤が加えられる。
本発明のストレート型油剤において、本発明における(
共)重合体の含有量は油剤の重量に基づいて通常0.1
〜10%、好ましくは0.5〜5%である。
この(共)重合体の含を量が0.1%未満では、高速走
行下での繊維糸条からのオイル飛散防止性が充分てはな
く、10%を越えるとストレート型油剤の粘度が高くな
り、糸−カイド間の平滑性が悪くなり糸切れが多(なる
その他の成分の配合量については、本発明の効果を阻害
しない限り制約はなく、油剤の目的に応じて任意である
。すなわち通常のストレート型油剤の配合量と同様でよ
い。
本発明のストレート型油剤は、合成繊維(例えばポリア
ミド繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポ
リアクリロニトリル繊維)、再生繊維(例えばレーヨン
)および天然繊維(例えば綿)に適用することかでき、
累月に限定されるものではない。
繊維の形態としては、フィラメント糸およびスパン糸に
適用できる。
本発明のストレート型油剤の付着量は、繊維の種類、形
態、太さなどて変わるが、繊維の重量に対して通常0.
2〜5.0%(純分)、好ましくはO,G〜3.0%で
ある。
本発明のストレート型油剤は、繊維製造工程での給油剤
として、紡糸、仮燃、整経、捲き返しなどの工程で用い
られる。給油方法については特に限定はなく、ローラー
給油法、ノズル給油法、スプレー給油法等いずれても良
い。
[実施例] 以下実施例及び比較例により本発明を更に説明するが、
本発明は、これに限定されるものではない。
実施例及び比較例で使用した油剤成分の詳細は下記の通
りである。
共重合体1: エチレン(40)−プロピレン(60)
コポリマー MW=5万 共重合体2: エチレン(40)−プロピレン(60)
コポリマー MW=12万 重合体3: ポリイソブチレン MW=5万重合体重合
体4リブテン MW= 1000平滑剤1:精製スピン
ドル浦(60秒)平?[l12:2−エチルへギシルス
テアレ−1・活性剤1: オレイルアルコールEO(5
)付加物(オレイルアルコールEO5モル付加物を示す
。以下同様の記載を用いる。) 活性剤2: ラウリルアルコールEO(3)付加物活性
剤3: ブタノールPO(+o)付加物活性剤4: ラ
ウリルホスフェートトリエタノールアミン塩 添加剤1: ンメチルボリンロキサンのポリエーテル変
性物[5H3771:  )−レシリコーン(株)製]
(特開昭[1O−148083号公報記載の化合物)実
施例1〜4  比較例1〜5 表1に示すような組成で本発明の油剤及び比較油剤を得
た。 (表中の数字は、配合量(重量%)を示す。 ) 表 (続き) 表1の本発明の油剤及び比較油剤を市販のポリエステル
加工糸(150de 48fil追油なし)にローラー
給油し、給油時の油剤飛散量を測定した。
また給油後の加工糸について、油剤付着量(原系油剤は
除く)、繊維−金属間摩擦係数および繊維−繊維間摩擦
係数を測定した。それらの結果を表 (続き) 表2に示す。
摩擦係数1: 繊維 金属間摩擦係数 末摩擦係数2=繊維−繊維間摩擦係数 (1)油剤飛散量 オイリングローラ−から捲き取り(糸速700+n/分
、10分間)までの糸道下に重量既知のろ紙の重量増加
を油剤飛散量とした。
(2)油剤付着量 給油後の加工糸的2gをサンプリングし、東海計器(株
)製の迅速残脂抽出装置を用いて、エーテル20m1に
て付着油剤を抽出した。なお数値は、給油前の加工糸に
付着していた紡糸油剤(0,4%)を差し引いたもので
ある。
(3)繊維−金属間摩擦係数 エイコー測器(株)製の走行宗法摩擦試験装置を用いて
、試料糸を初張力(T + ) 2og、  走行速度
300m/分で、直径50mmの金属ピン(硬質クロム
メツキ梨地仕上げ)に摩擦走行させ、摩擦後の糸張力(
T2)を測定した。次式より摩擦係数を算出した。
繊維−金属間摩擦係数= [ln (Tl/ T2) 
] /θθ;摩擦角度 (4)繊維−繊維間摩擦係数 英光産業(株)製POY用繊維間摩擦係数測定装置(F
M−1)を用いて、初荷重(T’+)3g、  摩擦速
度0.00][imm/秒で摩擦させ、糸張力(T2)
を測定し、摩擦係数を算出した。
試験例2 ポリエステル未延伸糸(250de 48fN)を外接
式摩擦仮撚装置(ウレタンディスク)を用いて延伸倍率
1.67倍、ヒーター温度225°C1加工速度70Q
+n/分で仮撚加工を行い、捲き取り直前に表1の本発
明の油剤および比較油剤を油剤付着量が約1.5重量%
になるようにローラー給油した。その際、120分間に
ローラーおよび糸から飛散した油剤の量を測定した。そ
れらの結果を表3に示す。
表         3 表2および表3の結果から、本発明の油剤は、いずれも
油剤飛散量が非常に少なく、また繊維金属間摩擦係数、
繊維−繊維間摩擦係数に関しては、比較油剤と同等もし
くは良好な性能を有していることがわかる。
[発明の効果] 本発明のストレート型油剤は、特に高速走行下における
繊維糸上からの飛散を抑え、油剤の損失や作業環境悪化
などの問題を生じさせず、安全且つ効率的に付与するの
に適している。また、繊維金属間摩擦係数および繊維−
繊維間摩擦係数も従来のストレート型油剤と同様もしく
は良好な性能を有している。
上記効果を奏することから本発明の油剤は特に合成繊維
の高速仮撚加工時の追油剤およびストレート型高速紡糸
用油剤として有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、脂肪族炭化水素単量体の(共)重合体(ただし分子
    量は2万ないし100万)を含有することを特徴とする
    繊維糸条用ストレート型油剤。
JP21589088A 1988-08-30 1988-08-30 繊維糸条用ストレート型油剤 Pending JPH0268367A (ja)

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JP21589088A JPH0268367A (ja) 1988-08-30 1988-08-30 繊維糸条用ストレート型油剤

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JP21589088A JPH0268367A (ja) 1988-08-30 1988-08-30 繊維糸条用ストレート型油剤

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JPH0268367A true JPH0268367A (ja) 1990-03-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6204353B1 (en) 1991-03-07 2001-03-20 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Spinning finishes for synthetic filament fibers
JP2009013553A (ja) * 2007-06-08 2009-01-22 Takemoto Oil & Fat Co Ltd 合成繊維用ストレート型処理剤、これを用いる合成繊維仮撚加工糸の処理方法及び合成繊維仮撚加工糸

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US6204353B1 (en) 1991-03-07 2001-03-20 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Spinning finishes for synthetic filament fibers
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