JPH0390675A - 合成繊維用油剤 - Google Patents

合成繊維用油剤

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JPH0390675A
JPH0390675A JP22813789A JP22813789A JPH0390675A JP H0390675 A JPH0390675 A JP H0390675A JP 22813789 A JP22813789 A JP 22813789A JP 22813789 A JP22813789 A JP 22813789A JP H0390675 A JPH0390675 A JP H0390675A
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JP
Japan
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fiber
fatty acid
oil
lubricant
lanolin fatty
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Pending
Application number
JP22813789A
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English (en)
Inventor
Hironobu Fukagi
深木 浩伸
Tetsuo Doi
土肥 哲男
Takeshi Munekiyo
宗清 武史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は合成繊維の製造および加工工程において、ガイ
ド、ローラー、編針、織機筬羽等の材質と繊維糸条とが
接触することにより、該材質に摩耗が生じるのを有効に
防止し、摩耗による種々の障害を軽減させるのに適した
新規な繊維用油剤に関する。
従来の技術 ポリエステル、ナイロン等の合成繊維は、通常、紡糸工
程で繊維用油剤を付着せしめたのち延伸される。これら
の延伸糸は更に撚糸、整経、編立、製織、嵩高加工等の
高次加工工程を経て、繊維製品となるが、これらの製造
工程や加工工程は日を追うごとに高速度となり、しかも
、特殊糸、差別化糸の生産増大など複雑多岐になってき
ている。
特に繊維の製造、加工の高速化により、ガイド、ローラ
ー、編針、筬羽等の摩耗による糸の損傷、作業性低下は
益々深刻な問題になっている。
これらの問題の軽減に対して、従来から金属摩耗防止に
有効な成分として用いられてきた脂肪酸、アルケニルコ
ハク酸、脂肪酸、ザルコシンまたは該成分のアルカリ金
属塩、有機アミン塩等を添加した油剤では不十分である
ことが指摘されている。
発明が解決しようとする課題 本発明は高速処理条件下においても、ガイド、ローラー
、編針、織機筬羽等の摩耗防止に有効な油剤を提供する
ことによって、作業効率と糸品質が著しく低下するとい
う問題を解決するためになされたものである。
課題を解決するための手段 本発明はラノリン脂肪酸および/またはその塩を3〜3
0重量%含有する合成繊維用油剤に関する。
本発明のラノリン脂肪酸はウールグリースを精製シて得
られたラノリンをアルカリでケン化分解することにより
得られるもので、イソ脂肪酸、アンチイソ脂肪酸、ヒド
ロキシ脂肪酸を主成分とする平均分子量が約320の混
合脂肪酸である。工業的に入手し得るラノリン脂肪酸と
しては、吉川製油(株)製の「ラノリン脂肪酸L I 
VJ、「ラノリン脂肪酸DOJ、rYOFco  CL
E−SJ等がある。
上記ラノリン脂肪酸はこれをそのまま使用してもよいが
、必要ならば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウム、アルカノールアミン、アルキルアルカノール
アミン、含窒素異項環式化合物、芳香族アミン、脂肪族
アミン等で中和して用いてもよい。
ラノリン脂肪酸および/またはその塩は油剤組成物全量
の3〜30重量%、より好ましくは5〜15重量%用い
る。
本発明のラノリン脂肪酸およびその塩の添加量が3重量
%、より少ない場合は耐金属摩耗防止効果が不十分、3
0重量%を越えると粘性により摩擦が増大するので好ま
しくない。
本発明合成繊維用油剤に配合される他の成分は、従来、
合成繊維用油剤として公知の成分をその目的に応じて適
宜配合する。配合される代表的成分は潤滑剤、界面活性
剤、防錆剤、防腐剤、酸化防止剤等である。
潤滑剤としては、鉱物油、動植物油、シリコーン油、変
性シリコーン油、各種合成油、例えば−価アルコールと
m個カルボン酸のエステル、例えば、高級アルコールと
高級脂肪酸のエステル;多価アルコールと一価カルポン
酸とのエステル、例えばアルキレングリコール、ペンタ
エリスリトール、ソルビトール、トリメチロールプロパ
ンのごとき脂肪族多価アルコール、ビスフェノール類等
の多価フェノール類またはその酸化アルキレン付加物と
一価カルポン酸とのエステル; 多価カルボン酸と一価
アルコールとのエステル、例えばマレイン酸、7マール
酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族多価カルボン酸
と高級脂肪族アルコールとのエステル; フタル酸、ト
リメリット酸等の芳香族多価カルボン酸と高級アルコー
ルまたはその酸化アルキレン付加物とのエステル; 多
価アルコールまたはその酸化アルキレン付加物と多価カ
ルボン酸とのポリエステル; 前記のアルコールやカル
ボン酸に代えてチオールやチオカルボン酸を用いたエス
テル: チオエーテル類; アルキレンオキシド共重合
体またはそれらの末端ヒドロキシル基のエーテル化物、
シリル化物等の誘導体等が例示される。シリコーン油と
しては、ポリジメチルシロキサン、メチルフェニルポリ
シロキサン、ポリエポキシシロキサン、アミノ変性シリ
コーン、ポリグリコール変性シリコーン、高級アルコー
ル変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、ポリエーテ
ル変性シリコーン等が例示される。
これらの潤滑剤は2種以上併用してもよい。配合量は限
定的ではないが、通常、油剤全量の20〜95重量%程
度が好ましい。
本発明に用いる界面活性剤は、乳化剤、帯電防止剤、集
束剤等としての作用を目的に用いられる。
その作用は必ずしも独立して発現されるものではないが
、概括的には乳化剤として、アニオン系およびノニオン
系の界面活性剤が、帯電防止剤としてはりん酸エステル
型、硫酸エステル型、長鎖アルキルアミン酸化エチレン
付加物、アルキルイミダシリン系、ベタイン系界面活性
剤等が、集束剤としてノニオン界面活性剤やシリコーン
系界面活性剤が、あるいは特殊な目的、例えば処理剤を
繊維糸条に高速で付与する際の付着斑を少なくするため
に含フツ素界面活性剤が用いられる。
この様な界面活性剤の特に好ましい具体的な例はノニオ
ン界面活性剤としてポリオキシエチレンCI2−Cll
1アルキルエーテル、ポリオキシエチレンC1〜C1,
アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンフェニ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン0
1□〜C1,アルキルエステル、ポリオキシエチレンペ
ンタエリスリトールCI2〜C1,アルキルエステル、
ポリオキシエチレンひまし油エーテル、ポリオキシエチ
レンCI2〜CI8アルキルアミン、ポリオキシエチレ
ンC42〜C1,アルキルアミド、オキシエチレン鎖の
一部がオキシプロピレン鎖である上述の各ノニオン界面
活性剤、ポリエチレングリコールCOX〜C□8脂肪酸
エステル、ソルビタンCI2〜C(B脂肪酸エステル、
ペンタエリスリトールC12〜C+6脂肪酸エステル、
ポリグリセリンC12〜C18脂肪酸エステル、CI2
〜C1s脂肪酸モノグリセリド、01□〜C0,脂肪酸
アルカノールアミド、エチレンオキシド/プロピレンオ
キシド共重合体;アニオン界面活性剤としてC1□〜C
16アルキルホスフエート(未中和、部分中和、完全中
和物)、C+Z〜C1,アルキルサルフェート、ポリオ
キシエチレンC12〜C1gアルキルサルフェート、石
油スルホン酸、01□〜Ctaアルキルベンゼンスルホ
ネート; カチオン界面活性剤としてC+Z〜C,アル
キルトリ低級アルキルアンモニウムハライド、シリコー
ン系界面活性剤として、ポリオキシエチレンまたはポリ
プロピレン変性ポリシロキサン等が例示される。これら
の界面活性剤は通常全油剤の5〜80重量%、より一般
的には20〜50重量%配合される。
前記の成分の他に各種添加剤、例えば防錆剤、防腐剤、
酸化防止剤等を配合してもよい。
本発明はポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等の
合成繊維に適用されるが、特にポリエステルおよびナイ
ロンフィラメントの織物または編物用途の紡糸、延伸油
剤として好適である。特に高速紡糸、高速整経、高速編
立工程等の高速走行下での耐金属摩耗性および高速ウォ
ータージェットルーム製織における高湿潤状態での耐金
属摩耗性において優れた効果が発現する。
本発明油剤はエマルジョン給油方式で用いるのが特に好
ましい。給油量は対繊維1kg当り6〜129(有効成
分)が適当である。
以下、実施例をあげて本発明を説明する。
実施例1および2、比較例1〜4 表−1に示す配合処方によって、ナイロンフィラメント
用紡糸延伸油剤(実施例1および実施例2、比較例1〜
4)を調製した。これらの油剤の10%エマルションを
6ナイロンフイラメント(70d/24f脱脂糸)に付
着量(有効成分)が0.8重量%(対繊維重量)になる
ようにノズル給油した。
次に、油剤付着糸を20℃×65%RHの環境下で24
時間調湿した後、以下に示す方法で金属摩耗度を評価し
た。
金属摩耗度の評価法 第1図に示すごとく油剤給油糸(1)を2個のフィード
ローラー(2)および(3)を介して糸の張力を安定さ
せながら毎分500++で巻取る。フィードローラー(
2)および(3)の間にローラーガイド(4)、(5)
および(6)を設け(4)および(5)間に、糸の走行
にともなって回転可能でかつ上下運動し得る荷重(7)
159を給油糸にかけ、さらにローラーガイド(5)お
よび(6)間で給油糸を固定編針に掛け、固定編針上に
給油ポンプ(9)で水を滴下しながら、および滴下しな
いで糸を走行しt;。
水を滴下したときは30分後、水を滴下しないときは2
時間後に編針の摩耗痕を顕微鏡により観察し、以下の基
準により評価した。
5級:摩耗が認められない。
4級:極く僅かに摩耗している。
3級:かなり摩耗しているのが判る。
2級:かなり激しい摩耗が認められる。
1級:肉眼でも判る程度の激しい摩耗痕が認められる。
結果を表−1に示す。
(以下、余白) 実施例3および4、比較例5〜9 表−2に示す配合処方によってポリエステルフィラメン
ト用紡糸延伸油剤(実施例3および実施例4、比較例5
〜7)を調製した。これらの油剤の10%エマルション
をポリエステル7ルダルフイラメント 分)が0.8重量%(対繊維重量)になるように7ズル
オイリング方式にて給油し、実施例1および実施例2と
同様の方法および条件にて摩耗評価をおこなった。
結果を表−2に示す。
(以下、余白) 発明の効果 本発明ラノリン脂肪酸および/またはその塩を含む繊維
処理剤は高速紡糸、高速整経、高速編立工程などの高速
走行下での耐金属摩耗性および高速ウォータージェット
ルーム製織等の高湿潤状態での耐金属摩耗性において優
れた結果を与える。
さらに本発明油剤は、ラノリン脂肪酸および/またはそ
の塩を含まない油剤に比べ耐水性および集束性が向上し
その結果、ウォータージェットルームによる無糊製織に
おける稼動率の向上が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は耐金属摩耗性評価に用いた装置の概要図である
。 (1)給油糸 (2)および(3)フィードローラー (4)、(5)および(6)ローラーガイド(7)荷重 (8)編針 (9)給水ボンブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ラノリン脂肪酸および/またはその塩を3〜30重
    量%含有する合成繊維用油剤。
JP22813789A 1989-09-01 1989-09-01 合成繊維用油剤 Pending JPH0390675A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013545838A (ja) * 2010-10-21 2013-12-26 イーストマン ケミカル カンパニー リボン繊維を有する不織品
US9303357B2 (en) 2013-04-19 2016-04-05 Eastman Chemical Company Paper and nonwoven articles comprising synthetic microfiber binders
US9598802B2 (en) 2013-12-17 2017-03-21 Eastman Chemical Company Ultrafiltration process for producing a sulfopolyester concentrate
US9605126B2 (en) 2013-12-17 2017-03-28 Eastman Chemical Company Ultrafiltration process for the recovery of concentrated sulfopolyester dispersion

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