JP2003136645A - 印刷適性を有するガスバリアコートフィルム及びその製造方法 - Google Patents
印刷適性を有するガスバリアコートフィルム及びその製造方法Info
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Abstract
刷画像にピンホール等の発生がなく印刷適性を有するガ
スバリアコートフィルムとその製造方法の提供にある。 【解決手段】基材フィルム10の片面に、モンモリロナ
イトの無機層状化合物とポリビニルアルコールの水溶性
高分子化合物とを混合したバリアコート剤のバリアコー
ト層20が塗布されてなるガスバリアコートフィルム1
において、前記バリアコート剤は、レーザー回折式粒度
分析計による測定での粒度で、98%以上がメジアン径
1.8μm以下に、及び/又は遠心沈降式粒度分析計に
よる測定での粒度で、メジアン径0.20μm以下に調
整されている印刷適性を有するガスバリアコートフィル
ムとその製造方法とするものである。
Description
子部材、電子機器等が酸素や水蒸気により劣化すること
を防止するための包装に用いるガスバリアフィルムに関
するものであり、特にガスバリア剤が塗布されているコ
ート層面が印刷適性を有するガスバリアコートフィルム
とその製造方法に関するものである。
包装に用いられる包装材には、これら内容物が外気の酸
素や水蒸気により劣化したり変質したりすることを防止
するためのガスバリア性が求められていて、従来、基材
フィルムの裏面にポリ塩化ビニリデン系樹脂でなるコー
ト剤が塗布されたガスバリアコートフィルムが一般的に
用いられていた。
樹脂が塗布されたガスバリアコートフィルムは、廃棄処
理での焼却に際しダイオキシン等有害ガスが発生すると
いう問題から、この問題点を解決するガスバリアコート
フィルムとして、例えば特開平11−165369号公
報に提案されているように、基材の少なくとも片面にポ
リビニルアルコール系樹脂とモンモリロナイトなどでな
る無機層状化合物との混合体を塗布したガスバリアコー
トフィルムがある。
用いて食品や医薬品、電子部品等を包装する包装材とす
るには、上記混合体の塗布層面に絵柄や文字等の印刷を
施し、その印刷面上にシーラント層を施して包装材と
し、この包装材のシーラント層同志をシールして意匠性
とガスバリア性を有する包装袋としているのが一般的で
ある。
ようなガスバリアコートフィルムでは、混合体の塗布層
面への絵柄や文字等の印刷に際し、この混合体の塗布層
面が無機層状化合物の粒径等に起因すると思われる平滑
性に欠けるため、その印刷画像、特に網点で階調を再現
している印刷画像にピンホールやムラ等が発生し、印刷
適性に欠けるという問題点があった。
するものであり、その課題とするところは、基材フィル
ムの裏面に無機層状化合物と水溶性高分子化合物との混
合体の塗布でなる環境に配慮された(廃棄に際し有害ガ
スの発生のない)ガスバリアコートフィルムにおいて、
その混合体の塗布層面が平滑性に優れ、その塗布層面の
印刷画像にピンホール等の発生がなく印刷適性を有する
ガスバリアコートフィルムとその製造方法を提供するこ
とにある。
を達成するために、まず請求項1の発明では、基材フィ
ルムの片面に、無機層状化合物と水溶性高分子化合物と
を混合したバリアコート剤が塗布されてなるガスバリア
コートフィルムにおいて、前記バリアコート剤は、レー
ザー回折式粒度分析計による測定での粒度で、98%以
上がメジアン径1.8μm以下に、および/または遠心
沈降式粒度分析計による測定での粒度で、メジアン径
0.20μm以下に調整されていることを特徴とする印
刷適性を有するガスバリアコートフィルムとしたもので
ある。
折式粒度分析計による測定での粒度で、98%以上がメ
ジアン径1.8μm以下に、および/または遠心沈降式
粒度分析計による測定での粒度で、メジアン径0.20
μm以下に調整されているバリアコート剤を基材フィル
ムの裏面に塗布されたガスバリアコートフィルムとする
ことによって、この平滑な塗布層面とすることができ、
その面への印刷画像にピンホールやムラの発生のない印
刷適性を有するガスバリアコートフィルムとすることが
できる。
化合物が、モンモリロナイトである請求項1記載のガス
バリアコートフィルムとしたものである。
合物をモンモリロナイトとすることによって、適度な層
間を有し、その層間に水溶性高分子化合物が入り込み易
くしてガスバリア性をより高め、さらに水溶性高分子化
合物の溶液中での分散性に安定でより塗布適性のあるバ
リアコート剤とすることができる。
分子化合物が、ポリビニルアルコール、もしくはエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体である請求項1または2
記載のガスバリアコートフィルムとしたものである。
子化合物を、ポリビニルアルコール、もしくはエチレン
−ビニルアルコール共重合体とすることによって、ガス
バリア性に優れ、かつ無機層状化合物であるモンモリロ
ナイトの層間に入り易いのでよりガスバリア性のある印
刷適性を有するガスバリアコートフィルムとすることが
できる。
ィルムの片面に、無機層状化合物と水溶性高分子化合物
とを混合したバリアコート剤を塗布するガスバリアコー
トフィルムの製造方法において、前記無機層状化合物を
水溶性高分子化合物の溶液に分散させ、所定時間加温混
練し、レーザー回折式粒度分析計による測定での粒度
を、98%以上がメジアン径1.8μm以下に、および
/または遠心沈降式粒度分析計による測定での粒度を、
メジアン径0.20μm以下に調整してバリアコート剤
とすることを特徴とする印刷適性を有するガスバリアコ
ートフィルムの製造方法としたものである。
合物を水溶性高分子化合物の溶液に分散させ、所定時間
加温しながら混練し、レーザー回折式粒度分析計による
測定での粒度を、98%以上がメジアン径1.8μm以
下に、および/または遠心沈降式粒度分析計による測定
での粒度を、メジアン径0.20μm以下に調整し管理
されたバリアコート剤を用いて、基材フィルムの裏面へ
塗布することによって、平滑な塗布層面の形成を、塗布
事前に管理することを可能にし、よって表面が粗く、印
刷適性に欠けるガスバリアコートフィルムの製造を事前
に防止できる印刷適性を有するガスバリアコートフィル
ムの製造方法とすることができる。
る。本発明の印刷適性を有するガスバリアコートフィル
ムは、図1の側断面図に示すように、例えば基材フィル
ム(10)の裏面に、アンカーコート層(12)を介し
て、無機層状化合物としてのモンモリロナイトと水溶性
高分子化合物としてのポリビニルアルコールとを混合
し、水と低級アルコールに溶融・分散させたバリアコー
ト剤でバリアコート層(20)を形成したガスバリアコ
ートフィルム(1)であり、このバリアコート剤が、レ
ーザー回折式粒度分析計による測定での粒度で、98%
以上がメジアン径1.8μm以下に、および/または遠
心沈降式粒度分析計による測定での粒度で、メジアン径
0.20μm以下に調整されていて、前記バリアコート
層(20)面が平滑性に優れた印刷適性を有するガスバ
リアコートフィルム(1)とするものである。
アコートフィルム(1)のバリアコート層(20)面に
絵柄や文字等の印刷層(30)を形成し、さらに接着剤
層(32)を介してシーラントフィルム(34)を積層
して、酸素や水蒸気のバリア性と意匠性とを有する包装
材(2)とし、食品や医薬品あるいは電子部品等が酸素
や水蒸気により劣化したり変質したりすることを防ぐた
めの包装に使用されるものである。
レーザー式粒度分析計による測定で98%以上がメジア
ン径1.8μm以下に、または遠心沈降式粒度分析計に
よる測定で、メジアン径0.20μm以下に調整されて
いればよく、あるいは両者での粒度が前記の範囲内に調
整されていればより好適である。しかし、レーザー回折
式粒度分析計による測定で98%未満がメディアン(中
央値)径1.8μm以下に、および遠心沈降式粒度分析
計による測定でメディアン径0.20μmを越えたバリ
アコート剤とすると、即ち両者での粒度が上記範囲外で
のバリアコート剤を用いて得られるバリアコート層(2
0)の面が、平滑性に欠け、この面への印刷画像にピン
ホールやムラが発生する危惧があるので好ましくない。
ートフィルム(1)を構成する基材フィルム(10)と
しては、例えば厚さ12〜25μmの二軸延伸ポリプロ
ピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸
延伸ポリアミドフィルム等が挙げられ、用途等に応じて
適宜選定することができる。
ルム(10)に強力に密着させるために設けられるアン
カーコート層(12)としては、例えばポリウレタン系
樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂を主成分とした
コート剤か、あるいはこのアンカーコート層(12)に
代え、コロナ放電処理、プラズマ処理などで基材フィル
ム(10)の表面改質を行い、密着性の向上を図っても
よい。
無機層状化合物と水溶性高分子化合物との混合でなるバ
リアコート剤として、その無機層状化合物としては、例
えばモンモリロナイト、ヘクトライト、サポナイト等が
挙げられ、その中でも、溶液中の安定性や塗工性等の点
からモンモリロナイトが好適なものとして挙げることが
できる。
の無機層状化合物と容易に混合してその無機層状化合物
の層間に入り込み易いものが好ましく、例えばポリビニ
ルアルコール系樹脂、セルロース系樹脂、アクリル系樹
脂が挙げられ、これらのうちで特にガスバリア性に優れ
ている点から、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体が好適なものとして挙げられる。
子化合物とを用い、例えば水と少々の低級アルコール
(プロピルアルコール等)でなる溶媒に溶解した水溶性
高分子化合物に、粒状の無機層状化合物を分散させ、ボ
ールミル、あるいはサンドミル等で混練してバリアコー
ト剤としたものをグラビアコート法やロールコート法に
より塗布量0.1〜1g/m2 (ドライ)のバリアコー
ト層(20)とするものである。
水溶性高分子化合物とを所定時間加熱混練し、レーザー
回折式粒度分析計による測定での粒度を、98%以上が
メジアン径1.8μm以下に、および/または遠心沈降
式粒度分析計による測定での粒度を、メジアン径0.2
0μm以下に調整してバリアコート剤とし、このバリア
コート剤を、例えば図1に示すようにアンカーコート層
(12)を介して基材フィルム(10)の裏面に塗布し
てバリアコート層(20)とする印刷適性を有するガス
バリアコートフィルム(1)の製造方法としたものであ
る。
剤の製造は、例えば粉末状のポリビニルアルコール樹脂
と粒状のモンモリロナイトとの重量比を99:1〜1
0:90の範囲で混合するもので、水とイソピルアルコ
ールを溶媒として粉末状のポリビニルアルコール樹脂溶
液に上記重量比の粒状のモンモリロナイトを分散させ、
ボールミル、サンドミル等で加温しながら充分に混練り
し、さらに水を加えてコート法(グラビアコート、ロー
ルコート)に応じた粘度に調整してバリアコート剤の塗
布液とする。この時の加熱温度や混練りの時間は、無機
層状無機層状化合物と水溶性高分子化合物の比率、ミル
の種類やサイズ、あるいは添加する分散剤等によって異
なるので、それぞれの条件に基づいて設定しておき、上
記粒度のバリアコート剤とするものである。
塗布液の管理と選定をすることによって、バリアコート
層の表面が粗く、印刷適性に欠けるガスバリアコートフ
ィルムの製造を事前に防止でき、製造コストの低減に寄
与する印刷適性を有するガスバリアコートフィルムの製
造方法とすることができる。
る。 〈実施例1〉粉末状のポリビニルアルコール樹脂と粒状
のモンモリロナイトを重量比で50:50で混合し、水
とプロピルアルコールの混合溶液に分散させ、ボールミ
ルで加温しながら1時間混練りしてバリアコート剤を得
た。このバリアコート剤の粒度を、レーザー回折式粒度
分析計と遠心沈降式粒度分析計で測定した結果を表1に
示した。
伸ポリプロピレンフィルムを基材フィルム(10)と
し、その裏面に、ポリウレタン系のアンカーコート剤:
バイロン50AS(東洋紡績社製)/コロネートL(日
本ポリウレタン工業社製)でなるアンカーコート層(1
2)を介して、水で粘度を調整した上記で得られたバリ
アコート剤をドライで0.5g/m2 になるようにグラ
ビアコート方式で塗布しバリアコート層(20)を形成
してガスバリアコートフィルム(1)とした。
ィルム(1)のバリアコート層(20)面に、網点で5
%から100%までの階調を有するカラー画像(黄
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、墨(B)の4
色)をグラビア印刷方式で印刷層(30)を形成し、さ
らにポリウレタン系のドライラミネーション用接着剤:
A−969v/A−5(武田薬品工業社製)でなる接着
剤層(32)を介して厚さ30μmの無延伸ポリプロピ
レンでシーラント層(34)を積層して包装材(2)を
得た。
0)のピンホール等の有無の程度をY、M、C、Bの4
色につき目視で評価し、さらに酸素透過度をMOCON
法で30℃70%RHの条件下で測定してガスバリア性
を評価し、表1に示した。
2時間とした以外は、実施例1と同様にしてバリアコー
ト剤、バリアコートフィルムおよび包装材を得た。この
時使用したバリアコート剤の粒度とバリアコートフィル
ムの印刷適性、包装材のガスバリア性の評価結果を表1
に示した。
4時間とした以外は、実施例1と同様にしてバリアコー
ト剤、バリアコートフィルムおよび包装材を得た。この
時使用したバリアコート剤の粒度とバリアコートフィル
ムの印刷適性、包装材のガスバリア性の評価結果を表1
に示した。
時間を4時間とした以外は、実施例1と同様にしてバリ
アコート剤、バリアコートフィルムおよび包装材を得
た。この時使用したバリアコート剤の粒度とバリアコー
トフィルムの印刷適性、包装材のガスバリア性の評価結
果を表1に示した。
20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムとし、その
裏面に直接印刷層を形成し、アンカーコート層(12)
とバリアコート層(20)を除外した以外は、実施例1
と同様にして包装材を得た。この時使用した基材フィル
ム(10)の裏面の印刷適性、包装材のガスバリア性の
評価結果を表1に示した。
時間〜4時間ボールミルで混練され、粒度がレーザー回
折式粒度分析計による測定で、98%以上がメジアン径
1.8μm以下、かつ遠心沈降式粒度分析計による測定
で、メジアン径0.20μm以下に調整されてバリアコ
ート剤を用いたガスバリアコートフィルムでは、その印
刷層のY、M、C、Bともピンホールやムラがほとんど
なく、良好な印刷適性を示すもので、包装材としても充
分なガスバリア性を有するものであった。このことは、
ポリビニルアルコール樹脂とモンモリロナイトの重量比
やミルの種類等上記の条件下では、混練時間が1時間で
充分な印刷適性を有するガスバリアコートフィルムとす
ることができた。それに対し、比較例1のように常温で
混練時間を20分としたものでは、その粒度が、レーザ
ー回折式粒度分析計による測定で、98%未満がメジア
ン径1.8μm以下に、かつ遠心沈降式粒度分析計によ
る測定で、メジアン径0.20μmを越えているバリア
コート剤では、各4色に、特に網点が5%〜20%のラ
イト部にピンホールが数多く見られ、包装材としてのガ
スバリア性は良好であったが、印刷適性には欠けるもの
であった。また、比較例2のように基材フィルムの裏面
にバリアコート層がなく平滑なので、ピンホール等がな
く良好な印刷適性を示すが、ガスバリア性に欠けるもの
であった。
示す如き効果がある。即ち、基材フィルムの片面に、無
機層状化合物と水溶性高分子化合物とを混合したバリア
コート剤が塗布されてなるガスバリアコートフィルムに
おいて、レーザー回折式粒度分析計による測定での粒度
で、98%以上がメジアン径1.8μm以下に、および
/または遠心沈降式粒度分析計による測定での粒度で、
メジアン径0.20μm以下に調整されているバリアコ
ート剤を用いたガスバリアコートフィルムとすることに
よって、平滑な塗布層面とすることができ、その面への
印刷画像にピンホールやムラの発生のない印刷適性を有
するガスバリアコートフィルムとすることができる。
とすることによって、適度な層間を有し、その層間に水
溶性高分子化合物が入り込み易くしてガスバリア性をよ
り高め、さらに水溶性高分子化合物の溶液中での分散性
に安定なため、より塗布適性のあるバリアコート剤とす
ることができる。
アルコール、もしくはエチレン−ビニルアルコール共重
合体とすることによって、ガスバリア性に優れ、かつ無
機層状化合物であるモンモリロナイトの層間に入り易い
のでよりガスバリア性のある印刷適性を有するガスバリ
アコートフィルムとすることができる。
子化合物の溶液に分散させ、所定時間加温しながら混練
し、レーザー回折式粒度分析計による測定での粒度を、
98%以上がメジアン径1.8μm以下に、および/ま
たは遠心沈降式粒度分析計による測定での粒度を、メジ
アン径0.20μm以下に調整し管理されたバリアコー
ト剤を用いて、基材フィルムの裏面へ塗布することによ
って、平滑な塗布層面の形成を、塗布事前に管理するこ
とを可能にし、よって表面が粗く、印刷適性に欠けるガ
スバリアコートフィルムの製造を事前に防止できる印刷
適性を有するガスバリアコートフィルムの製造方法とす
ることができる。
材、電子機器等が酸素や水蒸気により劣化することを防
止するための包装に用いるガスバリアフィルムで、特に
ガスバリア剤が塗布されているコート層面が印刷適性を
有するガスバリアコートフィルムとその製造方法とし
て、優れた実用上の効果を発揮する。
ィルムを用いた包装材の一実施の形態を側断面で表した
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】基材フィルムの片面に、無機層状化合物と
水溶性高分子化合物とを混合したバリアコート剤が塗布
されてなるガスバリアコートフィルムにおいて、前記バ
リアコート剤は、レーザー回折式粒度分析計による測定
での粒度で、98%以上がメジアン径1.8μm以下
に、および/または遠心沈降式粒度分析計による測定で
の粒度で、メジアン径0.20μm以下に調整されてい
ることを特徴とする印刷適性を有するガスバリアコート
フィルム。 - 【請求項2】前記無機層状化合物が、モンモリロナイト
である請求項1記載の印刷適性を有するガスバリアコー
トフィルム。 - 【請求項3】前記水溶性高分子化合物が、ポリビニルア
ルコールもしくはエチレン−ビニルアルコール共重合体
である請求項1または2記載の印刷適性を有するガスバ
リアコートフィルム。 - 【請求項4】基材フィルムの片面に、無機層状化合物と
水溶性高分子化合物とを混合したバリアコート剤を塗布
するガスバリアコートフィルムの製造方法において、前
記無機層状化合物を水溶性高分子化合物の溶液に分散さ
せ、所定時間加熱混練し、レーザー回折式粒度分析計に
よる測定での粒度を、98%以上がメジアン径1.8μ
m以下に、および/または遠心沈降式粒度分析計による
測定での粒度を、メジアン径0.20μm以下に調整し
てバリアコート剤とすることを特徴とする印刷適性を有
するガスバリアコートフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001332047A JP2003136645A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 印刷適性を有するガスバリアコートフィルム及びその製造方法 |
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